JP2004207147A - 電池用パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】現状の設備を使用しながら、電池を容易につまむことができ、電池を補聴器等の機器に入れ易くすることで容易に電池を交換できる電池用パッケージを提供する。
【解決手段】複数の電池収納部12が形成され且つ各々の電池収納部12に第1タブ部を有する第1シール11が貼り付けらた空気電池7を収納する収納部材1aと、第1シール11の第1タブ部よりも大きい第2タブ部22を有する第2シール21が電池収納部12内の第1シール11に対応して設けられ且つ第2シール21の外周にミシン目が設けられた第3シール2とからなり、第3シール2は、第2シール21が第1シール11と重なるように収納部材1aの凸部10aに貼り付けられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型ボタン型電池などを収納する電池用パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に小型ボタン型電池は、電卓、腕時計等に使用され、通常、一度電池を交換すると、2,3年間は交換する必要がないことが多い。小型ボタン型電池のうち、空気亜鉛電池(以下、空気電池と称する。)は、特に補聴器用の電源として用いられることが多い。しかし、空気電池は、補聴器に使用した場合、2,3週間程で、電流が取出せなくなる。小型ボタン型電池を使用する機器としては、補聴器は、電池交換の作業が最も多い機器の一つである。
【0003】
また、補聴器は比較的高年齢者が使用することが多いので、バリアフリーの観点から機器側の交換のしやすさも当然ながら、補聴器等の機器の小型化に伴い、小型の空気電池を交換しやすくするという点も市場からの大きな要望として課題となっている。
【0004】
上述した空気電池には、金属缶に空気中の酸素を取り入れるための穴が設けられており、電池未使用時に穴からの酸素の進入と湿気を防ぐために電池表面にシールが貼り付けられている。このシールは、電池使用時に剥がし易くするために、タブ部が形成されている。そして、空気電池を使用する時に、タブ部を掴んでシールを剥がすことにより穴から金属缶に酸素を取り入れ、化学反応を開始させることにより電流を取り出すことができる。
【0005】
しかし、タブ部が十分な大きさではなかったので、電池が持ち難く、電池の交換が困難であった。また、電池からシールを剥がし難かった。
【0006】
また、従来、電池を収納するプラスチックケースと台紙とをハトメで固定したダイヤルパックと呼ばれる包装容器に空気電池を入れて、市場で販売されている。図15に従来のボタン型電池の包装容器の正面図を示す(特許文献1)。図15に示すボタン型電池の包装容器は、プラスチックで成型されたボタン型電池を収納する複数の室を設けた円形状の透明カバー101とボタン型電池を取り出す蓋付の取り出し穴を設けたケース110と、取り出し穴と対応した切欠きを有するつり下げ用台紙120とからなり、ケース110の中央部に設けたピンとカバー中心部に設けた穴106とを嵌合してつり下げ用台紙120を挟んで固定し、カバー101を回転させることにより、取り出し穴よりボタン電池を取り出すことができる。
【0007】
しかし、図15に示す包装容器にあっては、包装容器に収納された空気電池を、補聴器等の機器に入れ易くするための特別な機能を備えていなかった。
【0008】
また、電池を収納するプラスチックケースと台紙とを接着したブリスターパックと呼ばれる包装容器に空気電池を入れて、市場で販売されている。図16に従来のボタン型電池の包装の側面断面図を示す(特許文献2)。図16に示すボタン型電池の包装容器は、プラスチックで形成されたボタン型電池を収納する複数の室を設けた透明カバー201と複数のボタン型電池の穴を1枚の接着層を有するシート片202を台紙203に接着してなるものであり、空気電池を取り出す際は台紙203の背面にある切り欠き(図示せず)によりミシン目(図示せず)を剥ぎ取ると飛び出した空気電池がシート片に付着したままぶら下がった状態となる。その後、シート片から空気電池を引き剥がすことで空気電池を包装容器から完全に取り出すことができる。
【0009】
しかし、図16に示す包装容器にあっては、空気電池が取り出された後も包装容器の一体部分としてシート片が台紙に残ったままであり、取り出された空気電池はタブ付きシートが全く付着していないため補聴器等の機器に入れやすくするための機能を備えていなかった。
【0010】
なお、包装容器に関連するブリスター包装体の従来技術として、例えば、特許文献2がある。
【0011】
【特許文献1】
実公昭62−1111号公報
【0012】
【特許文献2】
特開平5−213368号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
また、前記シールのタブ部は小さく、つまみにくかったため、空気電池を持ちやすくするために、タブ部を十分に長く伸ばして大きくしたシールを空気電池に貼り付けたものが開発されている。
【0014】
しかしながら、タブ部を大きくすると、シールを貼るための設備やシールに合せたエージングトレイの改造、あるいは、タブ部が大きくなった分のエージング場所の確保等の問題が発生してしまう。
【0015】
本発明は、現状の設備を使用しながら、電池を容易につまむことができ、電池を補聴器等の機器に入れ易くすることで容易に電池を交換できる電池用パッケージを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電池用パッケージは、複数の電池収納部が形成され且つ各々の電池収納部に第1タブ部を有する第1シールが貼り付けらた空気電池を収納する収納部材と、前記第1シールの第1タブ部よりも大きい第2タブ部を有する第2シールが前記電池収納部内の前記第1シールに対応して設けられ且つ前記第2シールの外周にミシン目が設けられた台紙とからなり、前記台紙は、前記第2シールが前記第1シールと重なるように前記収納部材に貼り付けられることを特徴とする。
【0017】
本発明の電池用パッケージによれば、空気電池を使用するときには、収納部材に貼り付けられた台紙の第2シールの第2タブ部を掴んで第2シールのミシン目をちぎると、第2シールに貼り付いた第1シールも一体となって第2シールとして取り出すことができ、また第1シールに貼り付いた空気電池も同時に取り出すことができる。また、第2タブ部は十分な大きさを有しているので、第2タブ部をつまむことで電池を容易につまむことができ、電池を補聴器等の機器に入れ易くなる。また、第2シールを剥がすことで第2シールと一体となって第1シールを空気電池から剥がすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電池用パッケージを図面を参照しながら説明する。
【0019】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態の電池用パッケージの正面図である。図2は図1に示すパッケージ本体のA−A間の断面図である。図3は図1に示すパッケージ本体のB−B間の断面図である。図4は図1に示すパッケージ本体のC−C間の断面図である。図5は図1に示すパッケージ本体のD−D間の断面図である。図6は図1に示すパッケージ本体のE−E間の断面図である。
【0020】
図1に示す電池用パッケージは、クラムシェルパックと呼ばれる図1(a)に示すパッケージ本体1と、図1(c)に示す台紙としての第3シール2とから構成されている。パッケージ本体1は、空気電池(以下、電池と略称する。)を収納する収納部材1aと、この収納部材1aを開閉する蓋部材1bと、収納部材1aと蓋部材1bとを連結させるヒンジ部1cとで構成されている。
【0021】
収納部材1aには、外周近傍に形成された平坦部5aと、この平坦部5aに対して図6に示すように、凸状に形成された凸部10aとが設けられている。この凸部10aには、6つの電池収納部12、一時電池収納部14、凹状穴部13aが形成されている。
【0022】
各々の電池収納部12は、図2に示すように、電池7の径と高さに合せて窪みを形成し、この窪みに電池7を収納する。一時電池収納部14は、図3に示すように、電池7の径と高さに合せて窪みを形成し、この窪みに使用済みの電池7を一時的に収納する。凹状穴部13aは、図4に示すように、凹状に形成されており、パッケージ本体1をつり下げる。
【0023】
ボタン型の6個の電池7の各々の表面には、図1(b)に示すように、電池未使用時に穴からの酸素の進入と湿気を防ぐために、粘着剤により第1シール11が貼り付けられおり、この第1シール11が貼り付けられた電池7が電池収納部12に収納されている。第1シール11は、小径のタブ部を有し、電池7を電池収納部12に収納する際に、第1シール11のタブ部が外側を向くように電池7を配置する。
【0024】
蓋部材1bには、平坦部5bと、凹部10bと、凸状穴部13bとが形成されている。平坦部5bは、収納部材1aを閉じた時に収納部材1aの平坦部5aと対向する。凹部10bは、図2及び図5に示すように凹状に形成されており、収納部材1aを閉じた時に収納部材1aの凸部10aと嵌合する。凸状穴部13bは、図4に示すように、凸状に形成されており、収納部材1aを閉じた時に収納部材1aの凹状穴部13aと嵌合する。
【0025】
第3シール2は、収納部材1aの凸部10aの大きさ及び形状と略同一大きさ及び形状をなし、収納部材1aの凸部10a上に粘着剤により貼り付けられるようになっている。第3シール2には、6つの電池収納部12内の6つの第1シール11の位置に対応した位置に設けられた6つの第2シール21と、一時電池収納部14の位置に対応した位置に設けられたシール24と、凹状穴部13aの位置に対応した位置に設けられた穴部23とが形成されている。シール24にはミシン目が形成されている。6つの第2シール21とシール24との間にはミシン目25が形成されている。
【0026】
6つの第2シール21は、纏まって第3シール2を構成し、6つの第2シール21の各々の外周にはミシン目が形成され、第2シール21のミシン目をちぎると、個々の第2シール21が第3シール2から分離されるようになっている。
【0027】
各々の第2シール21は、対応する第1シール11上に貼り付けられるようになっている。各々の第2シール21の電池対応部分は、電池7の径に合わせて同径かあるいは電池7よりも一回り大きく、第2シール21の電池対応部分以外の部分には手でつまみ易く十分な大きさのタブ部22が形成されている。
【0028】
第2シール21は、第1シール11の粘着剤よりも同等以上の粘着力を有している。第2シール21に形成されたタブ部22は、粘着剤を塗布しないか、粘着剤の上に樹脂シートを貼り付けるか、粘着剤を印刷、あるいは薬剤等で機能させないように処理する。
【0029】
第2シール21(第3シール2)の粘着剤としては、パッケージから電池7を容易に取出すため、再剥離タイプのものを使用する。粘着剤としては、例えば、ポリアクリル酸エステル、塩素化ポリエチレン、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、ポリイソブチレンなどを用いることができる。
【0030】
第3シール2は、図7に示すように、粘着剤26と、この粘着剤26上に積層された基材27と、この基材27上に積層された印刷層28とを有して構成されている。基材27は、PET(ポリエチレンテレフタレートで透明)からなり、厚みが50μmである。
【0031】
第1シール11,第3シール2は、PET、あるいはPVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)等の樹脂からなる。このため、パッケージ本体1の材質を第1シール11,第3シール2の材質と同じものに選択すれば、全て同じ材質のものになるから、分別が不要な環境に配慮した電池用パッケージとなる。
【0032】
以上のように構成された第1の実施の形態に係る電池用パッケージによれば、図1(a)に示すように、第1シール11が表面に揃って6個配置されているので、図8に示すように、第3シール2上の第2シール21部分が第1シール11と重なるように、第3シール2を収納部材1aの凸部10aに貼り合せる。このため、第3シール2が収納部材1aの表面のほとんどを覆うことから、電池7が収納部材1aからこぼれ落ちるのを防止できる。
【0033】
また、電池7を使用するときには、収納部材1aに貼り付けられた第3シール2上の第2シール21のタブ部22を掴んで第2シール21のミシン目をちぎると、第2シール21に貼り付いた第1シール11も一体となって第2シール21として取り出すことができ、また第1シール11に貼り付いた電池7も同時に取り出すことができる。また、タブ部22は十分な大きさを有しているので、タブ部22をつまむことで電池7を容易につまむことができ、電池7を補聴器等の機器に入れ易くなる。また、第2シール21を剥がすことで第2シール21と一体となって第1シール11を電池7から剥がすことができる。また、現状の設備を使用できるので、コストを低減できる。
【0034】
また、第2シール21の粘着剤は、第1シール11の粘着剤の粘着力と同等以上の粘着力を有しているので、第2シール21と同時に第1シール11も一体となって、また、第1シール11に貼り付いた電池7も同時に取り出すことができる。
【0035】
このとき、第3シール2(第2シール21)の粘着剤としては、電池収納部12から電池7を取出すときには、大きな粘着力は必要としないので、永久接着タイプの粘着剤よりも、容易に剥がしやすい再剥離タイプの粘着剤が適している。
【0036】
また、第2シール21が纏まって例えば6個含んだ一回り大きい第3シール2を形成し、第3シール2の6つの第2シール21部分に、同時に電池7の第1シール11を接着させているので、個々に第2シール21と第1シール11とを貼り付けるよりも大幅に作業性を改善することができる。
【0037】
また、収納部材1aの凸部10aに第3シール2を貼り付けた際に、タブ部22の真下には、凸部10aに形成された切欠部15,16が対向配置されているので(図8に示す斜線部分)、タブ部22が掴みやすくなる。また、タブ部22には粘着剤が塗布されていない。
【0038】
(第2の実施の形態)
図10は本発明の第2の実施の形態の電池用パッケージの正面図である。図11は図10に示す収納部材のA−A間の断面図である。図12は図10に示す収納部材のB−B間の断面図である。図13は図10に示す収納部材のC−C間の断面図である。図14は台紙を貼り付けた収納部材の正面図である。
【0039】
図10に示す電池用パッケージは、ブリスターパックと呼ばれるものであり、図10(a)に示す収納部材3と、図10(b)に示す台紙4とから構成されている。収納部材3には、外周近傍に形成された平坦部5と、6つの電池収納部32、一時電池収納部34、穴部33が形成されている。
【0040】
各々の電池収納部32は、図11及び図13に示すように、電池7の径と高さに合せて窪みを形成し、この窪みに電池7を収納する。一時電池収納部34は、図12及び図13に示すように、電池7の径と高さに合せて窪みを形成し、この窪みに使用済みの電池7を一時的に収納する。穴部33は、収納部材3をつり下げる。
【0041】
ボタン型の6個の電池7の各々の表面には、第1シール11が貼り付けられおり、第1シール11が貼り付けられた電池7が電池収納部32に収納されている。第1シール11は、小径のタブ部を有し、電池7を電池収納部32に収納する際に、第1シール11のタブ部が外側を向くように電池7を配置する。
【0042】
台紙4は、収納部材3の大きさ及び形状と略同一大きさ及び形状をなし、収納部材3上に粘着剤により貼り付けられるようになっている。台紙4には、6つの電池収納部32内の6つの第1シール11の位置に対応した位置に設けられた6つの第2シール41と、一時電池収納部34の位置に対応した位置に設けられたシール44と、穴部33の位置に対応した位置に設けられた穴部43とが形成されている。シール44にはミシン目が形成されている。
【0043】
6つの第2シール41は、纏まって台紙4を構成し、6つの第2シール41の各々の外周にはミシン目が形成され、第2シール41のミシン目をちぎると、個々の第2シール41が台紙4から分離されるようになっている。
【0044】
各々の第2シール41は、対応する第1シール11上に貼り付けられるようになっている。各々の第2シール41の電池対応部分は、電池7の径に合わせて同径かあるいは電池7よりも一回り大きく、第2シール41の電池対応部分以外の部分には手で掴み易く十分な大きさのタブ部42が形成されている。
【0045】
第2シール41は、第1シール11の粘着剤よりも同等以上の粘着力を有している。第2シール41に形成されたタブ部42は、粘着剤を塗布しないか、粘着剤の上に樹脂シートを貼り付けるか、粘着剤を印刷、あるいは薬剤等で機能させないように処理する。
【0046】
第2シール41(台紙4)の粘着剤としては、パッケージから電池7を容易に取出すため、再剥離タイプのものを使用する。粘着剤としては、例えば、ポリアクリル酸エステル、塩素化ポリエチレン、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、ポリイソブチレンなどを用いることができる。
【0047】
台紙4は、第3シール2と同様に構成され、図7に示すように、粘着剤26と、この粘着剤26上に積層された基材27と、この基材27上に積層された印刷層28とを有して構成されている。基材27は、PET(ポリエチレンテレフタレートで透明)からなり、厚みが50μmである。
【0048】
第1シール11,台紙4は、PET、あるいはPVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)等の樹脂からなる。このため、収納部材3の材質を第1シール11,台紙4の材質と同じものに選択すれば、全て同じ材質のものになるから、分別が不要な環境に配慮した電池用パッケージとなる。
【0049】
以上のように構成された第2の実施の形態に係る電池用パッケージによれば、図10(a)に示すように、第1シール11が表面に揃って6個配置されているので、図14に示すように、台紙4上の第2シール41部分が第1シール11と重なるように、台紙4を収納部材3に貼り合せる。このため、台紙4が収納部材3の表面のほとんどを覆うことから、電池7が収納部材3からこぼれ落ちるのを防止できるので、ブリスターパックの台紙として機能を果たす。
【0050】
また、電池7を使用するときには、収納部材3に貼り付けられた台紙4の第2シール41のタブ部42を掴んで第2シール41のミシン目をちぎると、第2シール41に貼り付いた第1シール11も一体となって第2シール41として取り出すことができ、また第1シール11に貼り付いた電池7も同時に取り出すことができる。また、タブ部42は十分な大きさを有しているので、タブ部42をつまむことで電池7を容易につまむことができ、電池7を補聴器等の機器に入れ易くなる。また、第2シール41を剥がすことで第2シール41と一体となって第1シール11を電池7から剥がすことができる。また、現状の設備を使用できるので、コストを低減できる。
【0051】
また、第2シール41の粘着剤は、第1シール11の粘着剤の粘着力と同等以上の粘着力を有しているので、第2シール41と同時に第1シール11も一体となって剥がすことができ、また、第1シール11に貼り付いた電池7も同時に取り出すことができる。
【0052】
このとき、台紙4(第2シール41)の粘着剤としては、電池収納部32から電池7を取出すときには、大きな粘着力は必要としないので、永久接着タイプの粘着剤よりも、容易に剥がしやすい再剥離タイプの粘着剤が適している。
【0053】
また、第2シール41が纏まって例えば6個含んだ一回り大きい台紙4を形成し、台紙4の6つの第2シール41部分に、同時に電池7の第1シール11を接着させているので、個々に第2シール41と第1シール11とを貼り付けるよりも大幅に作業性を改善することができる。
【0054】
また、収納部材3に台紙4を貼り付けた際に、タブ部42の真下には、平坦部5に形成された切欠部35,36が対向配置されているので(図14に示す斜線部分)、タブ部42が掴みやすくなる。また、タブ部42には粘着剤が塗布されていない。
【0055】
なお、本発明の実施例では、台紙の大きさが収納部材と略同一の大きさとしたが、台紙の長さを収納部材の1.5倍〜2倍程度に伸ばして折畳み式にし、折畳みされる台紙に説明書や注意文書を印刷等してもよい。
【0056】
また、本発明では、空気電池として空気亜鉛電池を用いたが、負極の亜鉛の代わりにアルミニウム、マグネシウム、リチウム等の金属を用いた空気電池にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、現状の設備を使用しながら、電池を容易につまむことができ、電池を補聴器等の機器に入れ易くすることで容易に電池を交換できる電池用パッケージを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電池用パッケージの正面図である。
【図2】図1に示すパッケージ本体のA−A間の断面図である。
【図3】図1に示すパッケージ本体のB−B間の断面図である。
【図4】図1に示すパッケージ本体のC−C間の断面図である。
【図5】図1に示すパッケージ本体のD−D間の断面図である。
【図6】図1に示すパッケージ本体のE−E間の断面図である。
【図7】図1に示す第3シールの材料構成を示す図である。
【図8】第3シールを貼り付けたパッケージ本体に対して蓋部材が開けられた状態を示す図である。
【図9】第3シールを貼り付けたパッケージ本体に蓋部材を閉じた状態を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の電池用パッケージの正面図である。
【図11】図10に示す収納部材のA−A間の断面図である。
【図12】図10に示す収納部材のB−B間の断面図である。
【図13】図10に示す収納部材のC−C間の断面図である。
【図14】台紙を貼り付けた収納部材の正面図である。
【図15】従来のボタン型電池の包装容器の正面図である。
【図16】従来のボタン型電池の包装容器の側面断面図である。
【符号の説明】
1 …パッケージ本体、1a,3…収納部材、1b…蓋部材、2 …第3シール(台紙)、4…台紙、5,5a,5b…平坦部、7…空気電池、10a…凸部、11…第1シール、12,32…電池収納部、13a…凹状穴部、13b…凸状穴部、14,34…一時電池収納部、15,16,35,36…切欠部、21,41…第2シール、22,42…タブ部、23,33,43…穴部、24,44…シール、25…ミシン目、26…粘着剤、27…基材、28…印刷層。

Claims (6)

  1. 複数の電池収納部が形成され且つ各々の電池収納部に第1タブ部を有する第1シールが貼り付けらた空気電池を収納する収納部材と、前記第1シールの第1タブ部よりも大きい第2タブ部を有する第2シールが前記電池収納部内の前記第1シールに対応して設けられ且つ前記第2シールの外周にミシン目が設けられた台紙とからなり、前記台紙は、前記第2シールが前記第1シールと重なるように前記収納部材に貼り付けられることを特徴とする電池用パッケージ。
  2. 前記収納部材を開閉する蓋部材と、この蓋部材と前記収納部材とを連結するヒンジ部とを有することを特徴とする請求項1記載の電池用パッケージ。
  3. 前記収納部材には、前記第2シールの前記第2タブ部に対向する位置に切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電池用パッケージ。
  4. 前記第2シールの粘着剤の粘着力は、前記第1シールの粘着剤の粘着力以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の電池用パッケージ。
  5. 前記粘着剤は、ポリアクリル酸エステル、塩素化ポリエチレン、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレンのいずれか1つであることを特徴とする請求項4記載の電池用パッケージ。
  6. 前記第1シールと前記第2シールと前記収納部材との全てが、同一材質からなることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の電池用パッケージ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012191546A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Panasonic Corp 補聴器システムと、その交換電池の収納方法
WO2014017103A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 パナソニック株式会社 電池保持ケース及びそれを収容する収容室を備えた電池包装体

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