JP2004206629A - 異種データソース統合検索サーバシステム - Google Patents

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竜一 津田
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Abstract

【課題】異種のデータベースやデータソースのデータの所在情報あるいは所望の情報を保持している検索サーバへの接続情報を意識することなく、検索キーワードに対する情報に高速にアクセスする。
【解決手段】事前に登録した事前サーチのための事前キーワード及び該キーワードを用いて事前サーチを行った結果を格納するリポジトリ6と、前記事前キーワード及び事前サーチの対象となる異種のデータベースあるいはデータソースを備えた複数のサーバの所在情報を格納したサーバアクセス情報テーブルをもとに前記事前キーワードに関連するデータの検索方法を含むインデックスを生成し、生成したインデックスを事前サーチ結果として前記リポジトリに格納する自動収集制御部9と、前記事前サーチのための事前キーワード定義する管理者定義部10を備え、ユーザが入力した検索キーワード3をもとにリポジトリ6の情報テーブルを検索することを特徴とする異種データソース統合検索サーバシステム。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は異種データソース統合検索サーバシステムに係り、特に異種のデータベースあるいはデータソースに対して高速かつ透過的にアクセスすることのできる異種データソース統合検索サーバシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
データベースのデータ、Webサイト上のデータ、あるいはドキュメントデータなどのデータソースに対して検索を行うときには、専用の検索エンジンを使用する必要があり、また、検索者はその所在情報及び使用法を意識しておく必要がある。例えばWeb上の検索を行うときはサーチエンジンを用い、RDB(Relational DataBase)上の検索を行うときには任意のDBMS(DataBase Management System)の検索アプリケーションを用い、ファイルサーバ上の検索を行うときにはファイル検索エンジンを用いるなど、それぞれのデータソースに対応する検索手段を選択する必要がある。また、検索者は、検索サーバへの接続情報、データの所在情報、あるいはデータ検索方法等の各検索サーバ固有の情報を意識しておく必要がある。
【0003】
また、統合的なフロントの仮想的なレイヤーを使用して、例えば、Web上の検索データの検索結果ならURL(Uniform Resource Locators)等の情報、RDB上のデータの検索結果ならデータを保持するサーバのIP等の情報、ファイルサーバ上のデータの検索結果ならパス名等の情報といった情報を検索結果として出力している検索手段が知られている。しかし、例えばRDB上のデータ等はデータ自体の所在情報を示すものではないため、検索者にとっては、データの所在情報を意識しなけばならないものとなる。このため異種のデータベースやデータソースへの十分な情報をマージした透過的な検索結果といえない。また、この手段は、検索方法を保持していないため、統合的に異種のデータベースやデータソースへ高速にアクセスすることはできない。例えば、Web上のデータへ検索を行う場合には検索結果として得た情報であるURLにリンクをはることで高速にアクセスを行うことができる。しかし、RDB上のデータへの検索を行う場合には、サーバへの接続及びデータ検索という処理があるため、サーバのIP等の情報のみではRDB上のデータ自体に高速にアクセスすることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、データベースあるいはデータソースが備える検索エンジンに対して検索処理を依頼することになるため、検索結果の出力を得るまでに時間がかかる。また、異種データソース間の検索情報はマージされた情報となっていないため、目的の情報を的確かつ高速に得ることができない。また、統合的なフロントの仮想的なレイヤーを使用して異種データソース間の情報をマージした情報を出力している場合においても、検索者にとって、データの所在情報までを意識しない情報であるとはいえない。また、データの所在に至るまでの検索方法を保持していないため、検索者が得たいデータを保持する異種のデータソースの全ての情報に高速にアクセスすることはできない。また、従来技術においては、利用する検索エンジンが対象とするデータソースが限られるため、異なるデータソースの情報を同時に閲覧することはできない。
【0005】
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたもので、異種のデータベースやデータソースのデータの所在情報あるいは所望の情報を保持している検索サーバへの接続情報を意識することなく、検索キーワードに対する情報に高速にアクセスすることのできる異種データソース統合検索サーバシステムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を採用した。
【0007】
事前に登録した事前サーチのための事前キーワード及び該キーワードを用いて事前サーチを行った結果を格納するリポジトリと、前記事前キーワード及び事前サーチの対象となる異種のデータベースあるいはデータソースを備えた複数のサーバの所在情報を格納したサーバアクセス情報テーブルをもとに前記事前キーワードに関連するデータの検索方法を含むインデックスを生成し、生成したインデックスを事前サーチ結果として前記リポジトリに格納する自動収集制御部と、前記事前サーチのための事前キーワード定義する管理者定義部を備え、ユーザが入力した検索キーワードをもとにリポジトリの情報テーブルを検索する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態である異種データソース統合検索サーバシステムの構成例を示す図である。図に示すように、インターネット11を介してユーザ端末1,統合サーバ5、Webサーバ12,RDBサーバ16及びファイルサーバ20が接続される。
【0009】
統合サーバ5には、管理者が事前サーチを行うために登録した情報を保持するテーブル群及び事前サーチの結果を保持するテーブルを備えた(すなわち、データベースあるいはデータソースをアクセスするに必要な情報を格納した)リポジトリ6、検索者からの問い合わせ処理を制御する検索処理制御部8、事前サーチを自動で行い、事前サーチの結果をリポジトリ6へ格納する自動収集制御部9、及び管理者が事前サーチを行うための登録キーワード等を定義する管理者定義部10が割り当てられる。
【0010】
ユーザ端末1における検索アプリケーション2には、検索者(ユーザ)がキーワードを登録するキーワード入力部3、検索者が登録したキーワードを統合サーバ5の検索処理制御部8へ問い合わせ発行する問い合わせ発行部4、登録したキーワード、類義語情報、及び統合サーバの情報テーブルから取得したグループナンバーの情報を格納する検索情報テーブル7、前記登録したキーワードに関連する類義語情報の結果を取得したいときに、統合サーバの情報テーブルから、グループナンバーの情報を取得するグループナンバー取得部24が割り当てられている。
【0011】
インターネット11には、Webサイト上のデータソース15に対して検索を行うWebサーバ12、データベース19に対して検索を行うRDBサーバ16、ドキュメントデータなどのデータソース23に対して検索を行うファイルサーバ20などが接続される。Webサーバ12にはデータソース15へ検索処理を行うサーチエンジン13及び検索者から発行された問い合わせを受け取る問い合わせ入力部14が割り当てられる。RDBサーバ16にはデータベース19へ検索処理を行うデータ検索部17及び検索者から発行された問い合わせを受け取る問い合わせ入力部18が割り当てられる。ファイルサーバ21にはデータソース23へ検索処理を行うデータ検索部21及び検索者から発行された問い合わせを受け取る問い合わせ入力部22が割り当てられる。この例では検索サーバとして、3つの検索サーバ12、16、20を示したが、検索サーバこれらに限定されるものではない。
【0012】
図2は、統合サーバ5の詳細を説明する図である。検索処理制御部8は、検索者が検索アプリケーション2の問い合わせ発行部4を介して発行した問い合わせを受け取る問い合わせ入力部81、及び統合サーバ5のリポジトリ6に検索処理を行う問い合わせ処理部82を備える。
【0013】
自動収集制御部9は、管理者が事前検索処理の命令を発行した場合において、登録された指定の検索サーバに対して事前キーワードを用いて検索処理を行うための情報を生成する自動収集情報生成部93、事前サーチを行うために管理者が登録した情報及び登録された指定の検索サーバが事前検索処理を行った結果から統合サーバ5のリポジトリ6の情報テーブル66に格納する情報を抽出するリポジトリ入力用ファイル生成部92、統合サーバ5のリポジトリ6の情報66テーブルに格納する情報をファイル単位で制御するファイル管理部94、及び統合サーバ5のリポジトリ6の情報テーブル66に情報を格納するリポジトリ情報格納部91を備える。
図3、図4は、統合サーバ5のリポジトリ6が保持するテーブル群の詳細を説明する図である。
【0014】
図3は、事前サーチを行うために管理者が登録した情報を保持するテーブルであり、図3に示すように、事前キーワードテーブル61、Webサーバアクセス情報テーブル63、RDBサーバアクセス情報テーブル64、ファイルサーバアクセス情報テーブル65からなる。図4は、事前サーチの結果を保持するテーブルであり、図4に示すように情報テーブル66からなる。
【0015】
図3に示す事前キーワードテーブル61は、管理者が割り当てた事前サーチを行う際のキーワード情報を格納するキーワード611カラム、キーワード611にグループを割り当てる際のグループ情報を格納するグループ612カラムを備える。
【0016】
Webサーバアクセス情報テーブル63には、事前サーチの対象となるWebサーバの所在情報(IP)を格納するIP631カラム、対象となるサーバにアクセスするためにユーザIDとパスワードが必要な時にはユーザIDを格納するUID632カラムとパスワードを格納するPASS633カラムを備える。
【0017】
RDBサーバアクセス情報テーブル64には、事前サーチの対象となるRDBサーバの所在情報(IP)を格納するIP641カラム、対象となるサーバにアクセスするためにユーザIDとパスワードSIDが必要な時にはユーザIDを格納するUID642カラム、パスワードを格納するPASS643カラム、及びSIDを格納するSID644カラムを備える。
【0018】
ファイルサーバアクセス情報テーブル65には、事前サーチの対象となるファイルサーバの所在情報(IP)を格納するIP651カラム、対象となるサーバにアクセスするためにユーザIDとパスワードが必要な時にはユーザIDを格納するUID652カラム、及びパスワードを格納するPASS653カラムを備える。
【0019】
図4に示す事前サーチの結果を保持する情報テーブル66には、事前キーワードテーブル61から抽出した情報を格納するキーワード661カラム、グループ662カラム、前記各アクセス情報テーブル(Webサーバアクセス情報テーブル63、RDBサーバアクセス情報テーブル64、ファイルサーバアクセス情報テーブル65)から抽出した情報を格納する接続情報663カラム、事前サーチを行った結果ファイルから抽出される情報を格納する所在情報664カラム、検索方法665カラム、更新日時666カラムを備える。
【0020】
図5は、図1に示す検索アプリケーション2の検索情報テーブル7を詳細を説明する図である。検索情報テーブル7には、検索者が検索処理を行う際に登禄する検索キーワードを格納する検索キーワード71カラム、検索キーワードの検索結果として類義語の結果も出力したいときに設定するフラグ情報である類義語フラグ72、類義語フラグがONのとき検索アプリケーション2のグループナンバー取得部24より検索キーワードを含むグループのナンバーを取得して格納するグループナンバー73カラムを備える。
【0021】
図6は、本実施形態の異種データソース統合検索サーバシステムの事前検索処理を説明するフローチャートである。また、図7は図6に示す事前検索処理(図6の左側に示す処理)による自動収集制御における情報の流れを示す図である。以下、図7を参照しながら、図6を説明する。
【0022】
まず、管理者は事前検索処理による自動収集処理を行うために必要な情報である事前キーワードテーブル61の情報、Webサーバアクセス情報テーブル63の情報、RDBサーバアクセス情報テーブル64の情報、及びファイルサーバアクセス情報テーブル65の情報を入力する(ステップS1)。リポジトリ入力用ファイル生成部92は事前キーワードテーブル61をもとにリポジトリ入力用ファイルの1つであるキーワード及びグループファイル101を生成する。キーワード及びグループファイル101は、検索キーワードと該キーワードのグループの情報を保持するファイルである(ステップS2)。同様に、アクセス情報テーブル61をもとにリポジトリ入力用ファイルの1つである接続情報ファイル102を生成する。接続情報ファイル102は、接続情報を保持するファイルであり、接続情報はサーバへアクセスする際のインデクス情報となる(ステップS3)。
【0023】
自動収集情報生成部93は、生成されたキーワード及びグループファイル101と接続情報ファイル102をもとに各検索サーバへアクセスするための情報及び検索するキーワードに対する検索方法の情報を含んだ検索処理情報ファイル103を実行ファイルの形式で生成する(ステップS4)。生成された検索処理情報ファイルを実行し、検索処理情報ファイルの接続情報に該当する検索サーバ12、16、あるいは20の問い合わせ入力部13、17、21に検索処理情報ファイルの検索キーワード及び検索方法の情報を引渡し、検索処理14、18、あるいは22を実行する(ステップS5)。
【0024】
検索結果から、事前キーワードに関連するデータの所在情報、前記データを検索するための検索方法、前記データを検索した日時の情報を含む検索処理結果ファイル104を生成する(ステップS6)。リポジトリ入力用ファイル生成部92は、検索処理結果ファイル104からリポジトリ入力用ファイルの1つである所在情報、検索方法、更新日時ファイル105を生成する。データの所在情報、検索方法はインデクス情報として抽出することができる(ステップS7)。ファイル管理部94はキーワード及びグループファイル101、接続情報ファイル102、並びに所在情報、検索方法及び更新日時ファイル105をマージして、情報テーブル66に格納する形で入力ファイル106を生成する。リポジトリ情報格納部91は入力ファイル106の情報(キーワード、グループ、接続情報、所在情報、検索方法、更新日時)を情報テーブル66に格納する(ステップS8)。
【0025】
入力ファイル106の情報をリポジトリの情報テーブル66に格納するとき、情報テーブル66に最新の情報を格納するため、情報テーブル66のキーワード661カラムの値、接続情報663カラムの値及び所在情報664カラムの値と、入力ファイル106の内容であるキーワード、接続情報及び所在情報とを比較する(ステップS9〜S11)。全ての値が同じとき、入力ファイル66の更新日時と情報テーブル66の更新日時カラムの値を比較して(ステップS12)、入力ファイル66の更新日時が情報テーブル66の更新日時カラムの値よりも新しい情報である時には、情報テーブル66の該当する行を更新する(ステップS13)。前記ステップS9〜S11の処理において1つでも値が違う場合、あるいは全ての値が同じでも入力ファイル106の更新日時と情報テーブル66の更新日時666カラムの値を比較(ステップS12)した結果、入力ファイル106の更新日時が情報テーブル66の更新日時666カラムの値よりも古い情報である場合には、情報テーブル66の新規行に入力ファイルの内容を挿入する(ステップS14)。
【0026】
リポジトリ入力ファイル生成に使用していないカラムが事前キーワードテーブル61の情報、Webサーバアクセス情報テーブル63の情報、RDBサーバアクセス情報テーブル64の情報、あるいはファイルサーバアクセス情報テーブル65の情報に存在する場合はステップS2に戻る(ステップS15)。
【0027】
このように、本実施形態によれば、管理者が事前検索処理による自動収集処理を行うために必要な情報である事前キーワード等の事前情報を登録し、該前記事前情報をもとに事前検索処理を自動実行して、前記登録したキーワードに関連するデータの所在情報及びデータへのアクセス手段情報を保持したリポジトリを統合サーバ5の情報テーブル66に生成することができる。これにより、検索者は情報テーブル66を検索処理することにより、所望の情報に対する接続情報、所在情報、あるいは検索方法をインデックス情報として得ることができる。このため検索者は異種のデータベースやデータソースの情報に高速にアクセスすることができる。
【0028】
図8は、異種データソース統合検索サーバシステムの検索者が行う検索処理を説明するフローチャートである。まず、検索者は検索アプリケーション2のキーワード入力部3を介して検索情報テーブル7の検索キーワード71カラムに検索キーワードの登録する(ステップS21)。検索キーワードの検索結果として類義語の結果を出力する場合は、類義語フラグ72カラムにON、類義語の結果を出力しない場合はOFFを登録する(ステップS22〜S24)。
【0029】
類義語フラグがONの場合は、検索アプリケーション2のグループナンバー取得部24より統合サーバ5のリポジトリ6の事前キーワードテーブル61のキーワード611カラムと検索キーワード71カラムの照合を行い、マッチしたグループ612カラムの情報を検索グループナンバーとして取得する(ステップS25)。検索アプリケーション2の問合せ発行部4は、統合サーバ5の検索処理制御部8の問合せ入力部81に問い合わせ処理を発行する(ステップS26)。統合サーバ5の検索処理制御部8の問い合わせ処理部82は、類義語フラグがONかOFFかを判定する(ステップS27)。
【0030】
類義語フラグがONのときは、リポジトリ6の情報テーブル66のグループ662カラムの値と、検索グループナンバーを比較する(ステップS28)。一致する値があるときは、情報テーブル66の該当する列を検索結果として出力する(ステップS29)。
【0031】
類義語フラグがOFFのときは、リポジトリ6の情報テーブル66のキーワード661カラムの値(キーワード)と検索キーワードを比較する(ステップS30)。一致する値があるときは情報テーブル66の該当する列を検索結果として出力する(ステップS31)。
【0032】
上記ステップS28あるいはステップS30の処理において一致する値がないときは、「該当する結果なし」を出力する(ステップS32)。
【0033】
該当する結果がない場合、検索者は検索キーワードを事前キーワードとして保存するかどうかを選択する(ステップS33)。検索キーワードを事前キーワードとして保存する場合には、統合サーバ5の検索処理制御部8の問い合わせ入力部81は、前記検索キーワードとグループナンバーを情報テーブル66の事前キーワードテーブル61に格納する(ステップS34)。これにより、事前検索処理の検索対象のキーワードとして情報が保存され、事前検索処理が行われたとき、前記キーワードに関連するデータの接続情報及び所在情報はリポジトリに自動収集されることになる。
【0034】
このように、本実施形態によれば、検索者が統合サーバ5のリポジトリ6の情報テーブル66に検索処理を行い、接続情報663及び所在情報664を得ることによって、異種のデータベースやデータソースの検索サーバ及びサーバが保持する情報に透過的にアクセスすることができる。また、検索方法665のインデックス情報を得ることから異種のデータベースやデータソースの情報に高速にアクセスすることが可能である。
【0035】
図9は、検索アプリケーション2による検索結果を示す図である。検索キーワードを景気回復201として類義語検索ボタン202を選択して類義語検索を行った結果を検索結果203としてテーブルで示す。検索キーワード景気回復201の類義語検索の結果として、同じグループ(グループ1)に属する高度成長204のキーワードも出力している。
【0036】
また、図9では高速アクセスする1つの手段として、検索結果203の検索方法205カラムのインデックス情報の1つである「Select * from経済」206という情報に、各検索サーバへアクセスするための情報及び検索するキーワードに対する検索方法の情報を含む実行ファイルである検索処理情報ファイル103にリンクを張っている例である。検索者は検索方法のインデックス情報をダブルクリックすることにより、検索キーワードを保持する異種の検索サーバへの接続情報、データの所在情報、データ検索方法等を意識することなくすなわち、透過的に異種のデータベースやデータソースの情報に高速にアクセスすることができる。
【0037】
以上説明したように、本実施形態によれば、インターネットまたはイントラネットを介して異種のデータベースあるいはデータソースに対して事前検索処理を行い、必要とする情報(キーワード、グループ、更新日時、所在情報、検索方法、接続情報)を統合サーバのリポジトリの情報テーブルに自動収集して登録する。 検索者は、リポジトリに格納されている情報テーブルにのみ検索処理を行い、異種の検索サーバの接続情報あるいはデータの所在情報を得ることできる。これにより、検索者は異種のデータソースやデータベースに対して透過的にアクセスすることができる。また、事前検索処理により自動収集する所在情報、検索方法、接続情報をインデクス情報として格納するため、検索者は異種のデータソースやデータベースに対して高速にアクセスすることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、異種のデータベースやデータソースのデータの所在情報あるいは所望の情報を保持している検索サーバへの接続情報を意識することなく、検索キーワードに対する情報に高速にアクセスすることのできる異種データソース統合検索サーバシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である異種データソース統合検索サーバシステムの構成例を示す図である。
【図2】統合サーバ5の詳細を説明する図である。
【図3】事前サーチを行うために管理者が登録した情報を保持するテーブルである。
【図4】事前サーチの結果を保持するテーブルである。
【図5】図1に示す検索アプリケーション2の検索情報テーブル7を詳細を説明する図である。
【図6】本実施形態の異種データソース統合検索サーバシステムの事前検索処理を説明するフローチャートである。
【図7】図6に示す事前検索処理による自動収集制御における情報の流れを示す図である。
【図8】異種データソース統合検索サーバシステムの検索者が行う検索処理を説明するフローチャートである。
【図9】検索アプリケーション2による検索結果を示す図である。
【符号の説明】
1 ユーザ端末
2 検索アプリケーション
3 検索アプリケーションのキーワード入力部
4 検索アプリケーションの問合せ発行部
5 統合サーバ
6 リポジトリ
7 検索情報テーブル
8 検索処理制御部
9 自動収集部
10 管理者定義部
11 インターネット
12 Webサーバ
13 Webサーバのサーチエンジン
14 Webサーバの問合せ入力部
15 データソース
16 RDBサーバ
17 RDBサーバのデータ検索部
18 RDBサーバの問合せ入力部
19 RDBサーバのデータベース
20 ファイルサーバ
21 ファイルサーバのデータ検索部
22 ファイルサーバの問合せ入力部
23 ファイルサーバのデータベース
24 グループナンバー取得部
61 事前キーワードテーブル
63 Webアクセス情報テーブル
64 RDBサーバアクセス情報テーブル
65 ファイルサーバアクセス情報テーブル
66 情報テーブル
71 検索キーワード
72 類義語フラグ
73 グループナンバー
81 検索処理制御部の問合せ入力部
82 検索処理制御部の問合せ処理部
91 自動収集制御部のリポジトリ情報格納部
92 自動収集制御部のリポジトリ入力用ファイル生成部
93 自動収集制御部の自動収集情報生成部
94 自動収集制御部のファイル管理部
101 キーワード、グループファイル
102 接続情報ファイル
103 検索処理情報ファイル
104 検索処理結果ファイル
105 所在情報、検索方法、更新日時ファイル
106 入力ファイル

Claims (5)

  1. 事前に登録した事前サーチのための事前キーワード及び該キーワードを用いて事前サーチを行った結果を格納するリポジトリと、
    前記事前キーワード及び事前サーチの対象となる異種のデータベースあるいはデータソースを備えた複数のサーバの所在情報を格納したサーバアクセス情報テーブルをもとに前記事前キーワードに関連するデータの検索方法を含むインデックスを生成し、生成したインデックスを事前サーチ結果として前記リポジトリに格納する自動収集制御部と、
    前記事前サーチのための事前キーワード定義する管理者定義部を備え、ユーザが入力した検索キーワードをもとにリポジトリの情報テーブルを検索することを特徴とする異種データソース統合検索サーバシステム。
  2. 事前に登録した事前サーチのための事前キーワード及び該キーワードを用いて事前サーチを行った結果を格納するリポジトリと、
    ユーザが入力した検索キーワードをもとに前記リポジトリの情報テーブルを検索する検索処理制御部と、
    前記事前キーワード及び事前サーチの対象となる異種のデータベースあるいはデータソースを備えた複数のサーバの所在情報を格納したサーバアクセス情報テーブルをもとに前記事前キーワードに関連するデータの検索方法を含むインデックスを生成し、生成したインデックスを事前サーチ結果として前記リポジトリに格納する自動収集制御部と、
    前記事前サーチのための事前キーワード定義する管理者定義部を備え、ユーザが入力した検索キーワードをもとにリポジトリの情報テーブルを検索することを特徴とする異種データソース統合検索サーバシステム。
  3. 請求項1ないし請求項2の何れか1の記載において、
    前記自動収集制御部は、前記事前キーワード、該事前キーワードのグループ情報及び事前サーチの対象となる異種のデータベースあるいはデータソースを備えた複数のサーバの所在情報を格納したサーバアクセス情報テーブルをもとに前記事前キーワードに関連するデータの検索方法を含むインデックスを生成することを特徴とする異種データソース統合検索サーバシステム。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1の記載において、
    ユーザが検索キーワードを登録するキーワード入力部、及び登録した検索キーワード及び該検索キーワードに関連する類義語を取得し、取得した検索キーワード及び類義語を前記検索処理制御部に送信するユーザ端末を備えたことを特徴とする異種データソース統合検索サーバシステム。
  5. コンピュータを、事前サーチのための事前キーワード定義する管理者定義手段、前記事前キーワード及び事前サーチの対象となる異種のデータベースあるいはデータソースを備えた複数のサーバの所在情報を格納したサーバアクセス情報テーブルをもとに事前サーチを行い、事前キーワードに関連するデータの検索方法を含むインデックスを生成する手段、及び生成したインデックスを事前サーチ結果としてリポジトリに格納する手段として機能させるためのプログラム。
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