JP2016009425A - データ仮想化サーバ、データ仮想化サーバにおけるクエリ処理方法及びクエリ処理プログラム - Google Patents

データ仮想化サーバ、データ仮想化サーバにおけるクエリ処理方法及びクエリ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定の条件下で複数のデータソースに分割配置されたデータセットに対して効率的にクエリ処理するデータ仮想化サーバを得る。【解決手段】複数のデータソース3に分割配置されたデータセットを利用してクエリ処理を行うデータ仮想化サーバであって、仮想スキーマ情報を記憶する仮想スキーマ情報記憶部11と、データソース3へ投稿するクエリの原型とデータ仮想化サーバ上で処理するクエリを生成するクエリ評価部12と、前記データセットの分割条件に関する分割情報を記憶する分割情報記憶部13と、該分割情報を利用してクエリ評価部12で生成した各データソースへのクエリの原型を選択又は修正する分割条件適用部14と、各データソース3への接続情報を記憶するデータソース情報記憶部15と、各データソース3で実行可能となる各クエリを生成し各データソースに投稿した後にその結果を受信して結合した上で送信するクエリ実行部16を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、異なる複数のデータソースを仮想的に一つのデータベースシステムに見せるデータ仮想化システムにおいて、特定の条件下で複数のデータソースに分割配置されたデータを効率的にクエリ処理するデータ仮想化サーバ、データ仮想化サーバにおけるクエリ処理方法及びクエリ処理プログラムに関する。
データベースシステムにおいては、大規模なデータを効率的に管理するために、様々な種類のデータソースが利用される。このデータソースには、一般的に利用されるデータベースシステムだけでなく、大規模データを蓄積するための分散ファイルシステムや、時系列データの利用を目的としたデータウェアハウスなど、特徴に応じて様々なシステムが存在する。
各システムにはそれぞれ特徴が有り、用途やコスト等に応じて使い分けることが可能である。特に、大規模なデータを管理する上では、コストと性能がトレードオフ関係となるため、複数の異なるデータソースを組み合わせて利用することも少なくない。
データベースシステムにおいて、複数の異なるデータソースを組み合わす例として高速検索を目的とした高速なデータソースと、大容量保存が可能なデータソースの併用が考えられる。
前者の高速なデータソースは、オンメモリデータベースシステムや、専用ハードウェアを利用した超並列処理データベースシステムなど、データ処理速度が高速であるが、データ容量に比例してコストが大きく上昇する。
一方、後者のデータソースは、例えば分散ファイルシステムやテープストレージなど、前者のデータソースと比較して低コストで大容量化を容易とするシステムである。
このような環境下でデータソースを併用した場合、対象データセットの利用頻度の高い部分データを前者の高速なデータソースに保存し、利用頻度の低い大規模データを後者の大容量なデータソースに保存することで、コストを抑えつつ高速利用が可能となる。
このような複数のデータソースを使い分ける上で、これらを利用するユーザやアプリケーションに対して余計な手間を発生させることから、仮想的に単一のデータソースに見せるためにデータ仮想化システムが利用できる。
データベースシステムを対象としたデータ仮想化システムに関しては、特許文献1に示すように、複数の階層的なデータベースシステムを、データマッピングにより仮想的なスキーマに統合し、クエリ実行時において処理対象となるデータを保持するデータベースシステムにクエリを分配するシステムが提案されている。このシステムによれば、各データベースシステムで実行されたクエリの結果は中央に収集され、一つに統合して結果を出力することが行われる。
データ仮想化システムを用いて、複数データソースに一定の条件下で分割配置されたデータセットに対するクエリ処理を実行する場合、ユーザのクエリ処理要求を各データソースに分配し、結果をデータ仮想化システム上で結合することで分割されたデータセットを仮想的に一つのデータセットとすることが可能である。
また、特許文献2に記載されるように,通常の分散データベースシステムは、ユーザクエリを受け取るマスターサーバがクエリを処理する各スレーブノードの情報を保持していることから、分割されたデータセットがどのノードに存在するかを把握することができる。そのため、分散データベースシステムが利用しているクエリ処理手法を適用することで、分割配置されたデータセットに対する効率的なクエリ処理が可能であると考えられる。
特開平07−141399号公報 特開2013−003695号公報
しかしながら、特許文献1に記載のデータ仮想化システムは、全てのデータセットの中身を理解していないため、データセットの分割条件を意識したクエリの分配をすることができない。例えば、高速なデータソース側にのみ保持されたデータセットへのクエリでああっても、データ仮想化システムでは何れのデータソースに当該データセットが記憶されているかを把握していないため、全てのデータソースに対してクエリ処理が行われる。
その結果、例え高速なデータソース側にのみ保持されたデータセットへのクエリであったとしても、低速なデータソースのクエリ処理完了を待つ必要があり、性能の異なる複数のデータソースを複合的に利用する利点を享受できないという課題が存在した。
また、特許文献2に記載の分散データベースシステムは、予め決められたインタフェース(XML等で作られたクエリ実行プラン情報)を利用してスレーブノードにクエリ実行の指示を出すため、異なるデータベースシステムを組み合わせた環境において、そのままでは利用できないという課題が存在した。
本発明は上記実情に鑑みて提案されたものであり、異なる複数のデータソースを仮想的に一つのデータベースシステムに見せるデータ仮想化システムおいて、特定の条件下で複数のデータソースに分割配置されたデータセットに対して効率的にクエリ処理するデータ仮想化サーバ、データ仮想化サーバにおけるクエリ処理方法及びクエリ処理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の請求項1は、クライアントから投稿されたユーザクエリに対し、複数のデータソースに分割配置されたデータセットを利用してクエリ処理を行うデータ仮想化サーバであって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記クライアントに対して提供するスキーマと物理モデルのマッチング情報である仮想スキーマ情報を記憶する仮想スキーマ情報記憶部。
該仮想スキーマ情報と前記ユーザクエリを利用して前記データソースへ投稿するクエリの原型とデータ仮想化サーバ上で処理するクエリを生成するクエリ評価部。
前記各データソースに分割配置されているデータセットの分割条件に関する分割情報を記憶する分割情報記憶部。
該分割情報を利用して前記クエリ評価部で生成した各データソースへのクエリの原型を選択又は修正する分割条件適用部。
前記各データソースへの接続に関する接続情報を記憶するデータソース情報記憶部。
前記接続情報を利用して前記各データソースでそれぞれ実行可能となる各クエリを生成し、各データソースに投稿した後に、その結果を受信して結合した上で、前記ユーザクエリに対する応答として前記クライアントに送信するクエリ実行部。
請求項2は、請求項1のデータ仮想化サーバにおいて、前記複数のデータソースは、データ読み出しの高速化が図れる高速データベース、記憶容量が大きい大容量データベースを含んで構成されることを特徴としている。
請求項3は、データ仮想化サーバにおけるクエリ処理方法であり、
ユーザクエリの評価によって得られた各データソースで実行されるクエリの情報を基に、対象となるデータソースの分割条件を分割情報より取得する手順と、
前記ユーザクエリに分割基準となる属性が含まれていた場合に、対象のデータソースへのクエリに対して分割条件を適用し、前記クエリを投稿するデータソースが複数である場合に、データソース情報を適用した各クエリをそれぞれのデータソース毎に生成する手順と、
前記クエリの投稿対象となる複数のデータソースに各クエリを投稿する手順と、
各データソースからの結果を結合する手順と
を含むことを特徴としている。
請求項4は、データ仮想化サーバにおけるクエリ処理プログラムであり、請求項3に記載された各手順をコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明によれば、一つのデータセットを分割して複数の異なるデータソースに配置されている場合のクエリ処理において、異なる複数のデータソースに分割配置されたデータセットの配置条件をデータ仮想化システム上で定義し、物理モデル及び配置条件をユーザクエリに適用し、クエリ実行先の物理モデルを適切に選択するので、従来のデータ仮想化システムに比較して効率的なクエリ処理を実現することが可能となる。
そして、複数のデータソースについて、データ読み出しの高速化が図れる高速データベース、記憶容量が大きい大容量データベースを含んだ種類の異なるデータソースで構成することで、各データソースに適したデータをそれぞれ記憶させてクエリ処理を行うことができる。
また、分割したデータセットの配置を一元的に管理することができ、データセットの活用及び保守を容易にすることができる。
データ仮想化システムにおける複数のデータソースに対する分割配置を実現するモデル構成図である 複数のデータソースに対して特定の条件下で分散配置されたデータセットに対するクエリ処理を実現するための物理構成図である。 データ仮想化システムにおける分割条件適用部及びクエリ実行部のクエリ処理を示すフローチャートである。 データセット例のスキーマ構成を示すデータ表である。 データソースAにおける分割情報の登録例を示すデータ表である。 クエリとデータソースに分割配置されたデータの関係を示すモデル図である。
本発明の実施形態に係るデータ仮想化システムにおけるデータ仮想化サーバについて、図面を参照しながら説明する。図1は、データ仮想化システムにおいて、複数のデータソースに対する分割配置を実現するモデル構成図である。
データ仮想化システムは、データ仮想化サーバ1を利用する一つ以上のクライアント2が存在し、かつ複数のデータソース3に接続されている。クライアント2は、データ仮想化サーバ1に対して、クエリ処理を要求するソフトウエア及びこれを実装したハードウェアを指している。
図1は、ある一つのデータセットをX及びYという条件で2つのデータソースA、Bに分割配置した場合のモデルを表している。この例の場合、データソースA及びデータソースBが対象のデータセットを表す共通のスキーマSを持ち、データソースAはXという条件のデータセットを、データソースBはYの条件のデータセットをそれぞれ保持している。
データ仮想化サーバ上では、データソースA及びデータソースBが持つスキーマSを物理モデルとして表し、それぞれを結合(Union)することでユーザには仮想的に一つのデータセット(仮想スキーマS)として提供する。
ここで、各データソース3が持つデータセットの条件を分割条件として仮想スキーマS上に持たせることで、データ仮想サーバ1が分割条件に対応したクエリ処理を選択することが可能となる。
図2は、複数のデータソース3に対して特定の条件下で分散配置されたデータセットに対するクエリ処理を実現するためのデータ仮想化システムの物理構成図を示している。
本発明に係るデータ仮想化システムは、分割配置されたデータセットの効率的利用を実現するデータ仮想化サーバ1と、ユーザクエリを投稿する一つ以上のクライアント2と、分割されたデータセットを持つ複数のデータソース3から構成されている。データ仮想化サーバ1は、クライアント2及び各データソース3に対して、ネットワークを介して接続されている。
また、各データソース3は、データを記憶するためのストレージ4をそれぞれ備え、データ読み出しの高速化が図れる高速データベース、記憶容量が大きい大容量データベースなど、性質が異なる複数種のデータソースから構成されうる。複数のデータソース3について、種類の異なるデータソースで構成することで、各データソースに適したデータをそれぞれ記憶させてクエリ処理を行うことができ、より効率的なクエリ処理が可能となる。
データ仮想化サーバ1は、記録媒体に格納されたクエリ処理プログラムや、インターネットを介したソフトウエアのダウンロードによるインストールが行われることで、コンピュータ上に構築されている。
データ仮想化サーバ1が構築されるコンピュータは、オペレーティングシステム(OS)を含む基本プログラムや各種の基本デバイスが記憶されたROMと、各種のプログラムションやデータが記憶されるハードディスクドライブ装置(HDD)と、CR−ROMやDVD等の記憶媒体からプログラムやデータを読み出すメディアドライブ装置と、プログラムを実行するCPUと、このCPUにワークエリアを提供するRAMと、入出力インターフェース(I/F)を介して接続されたディスプレイ、キーボードおよびマウス等のポインティングデバイスと、外部装置と通信するパラレル/シリアルI/Fとを主要部分とする一般的な構成を備えている。
データ仮想化サーバ1は、各種の情報が予め記憶される仮想スキーマ情報記憶部11、分割情報記憶部13及びデータソース情報記憶部15と、これらの情報を使用してクエリ処理を行うためのクエリ評価部12、分割条件適用部14及びクエリ実行部16とから構成されている。
仮想スキーマ情報記憶部11は、仮想スキーマを構成する物理モデル及び当該物理モデルが持つデータに対する加工処理に関する情報を含む仮想スキーマ情報を保持している。
クエリ評価部12は、仮想スキーマ情報とクライアント2から投稿されたユーザクエリを利用してデータソース3へ投稿するクエリの原型とデータ仮想化システム上で処理するクエリを生成する。例えば、最新データを利用するクエリ処理である場合には、最新データが記憶されているデータソース3のみへのクエリを作成する。
分割情報記憶部13は、各データソース3に分割配置されているデータセットの分割条件に関する情報を保持している。
分割条件適用部14は、分割情報を利用してクエリ評価部12で生成した各データソース3へのクエリの原型を選択(生成)する。また、各データソース3側に分割配置されているデータ同士が、データセットの分割条件で重複して存在するような場合は、クエリの原型の修正(分割条件の修正)が行われる。
データソース情報記憶部15は、接続されているデータソース3への接続に関する情報を保持している。
クエリ実行部16は、データソース情報を利用して各データソース3で実行可能となる各クエリを生成し、各データソース3に投稿後、その結果を受信及び仮想スキーマに従った処理を実行する。すなわち、クエリ実行部16は、生成した各クエリを各データソース3に投稿した結果を受信し、それらを結合した上で、ユーザクエリに対する応答としてクライアント2に送信する。
仮想スキーマ情報記憶部11に記憶される仮想スキーマ情報は、クライアント2に対して提供する仮想スキーマと物理モデル同士のマッピングを提供する情報であり、ユーザクエリを各物理モデル向けに変換して当該データソースに投稿するクエリと、データ仮想化システム上で処理するクエリを生成するために必要な情報となる。これには、仮想スキーマを構成する一つ以上の物理モデル又は仮想スキーマ、物理モデル又は仮想スキーマに対する変換/集計処理、物理モデル又は仮想スキーマ間の結合処理、これらの処理と処理対象となる物理モデル又は仮想スキーマの一連の流れを表すトポロジ、出力する属性を含んでいる。
分割情報記憶部13に記憶される分割情報は、各データソース3に分割配置されたデータセットに対するクエリの投稿条件を適用し、投稿先を選択するために必要な情報となる。これには、対象となる仮想スキーマ及び物理モデル(テーブル情報、データベースシステム情報等)、元のデータセットに対する分割方法(水平分割、垂直分割、範囲分割、ハッシュ分割等)、分割基準となる条件(対象の属性等)、対象データソースが持つデータセットの条件(値の範囲、ハッシュキー、優先度等)を含んでいる。
データソース情報記憶部15に記憶されるデータソース情報は、データソース3が持つインタフェースの情報、インタフェースに合わせたクエリ変換に関する情報、データソース3の持つスキーマ情報、データソース3のリソース情報を含んでいる。
データソース3は、接続されたクライアント2又はデータベースシステムに対して要求されたデータをそのまま又は加工して提供するシステムであり、実際のデータセットを保持するストレージ4と、接続されたクライアント2またはデータベースシステムに対してインタフェースを提供し、インタフェースに沿った処理を行うエンジン5を含んでいる。
エンジン5は、データベースシステムにおけるDBMS(Data Base Management System)6、データセットをファイルとして提供するFTP(File Transfer Protocl)サーバ7、XML等の標準化された形式でデータセットを提供するNoSQLサーバ、HTML等のWebページを提供するWebサーバなどの、ネットワークを経由してデータセットを提供するインタフェースを含んでいる。
次に、データ仮想化システムのデータ仮想化サーバ1における分割条件適用部14及びクエリ実行部16のクエリ処理について、図3を参照して説明する。
分割対象であるか否かの判断を行うユーザクエリの評価(ステップ30)によって得られた各データソース3で実行されるクエリの情報を基に、対象となるデータソース3の分割条件を分割情報より取得する(ステップ31)。
次に、ユーザクエリにおける分割対象属性(日付、ID等)への選択処理の有無を確認し(ステップ32)、ユーザクエリに分割対象属性が含まれていない場合は、従来のデータ仮想化システム同様に、対象のデータソース情報に基づいてクエリを生成し、クエリを投稿する(ステップ37〜39)。
ステップ32においてユーザクエリに分割対象となる属性が含まれていた場合、対象のデータソース3へのクエリに対して分割条件を適用し(ステップ33)、対象となるデータが含まれている対象データソースの数を検出する(ステップ34)。
対象データソース数の検出する(ステップ34)において、クエリを投稿するデータソース3が一つのみの場合、対象データソースのデータソース情報に従ってクエリを生成(必要に応じて修正)し(ステップ35)、対象データソースに投稿する(ステップ36)。
クエリを投稿するデータソース3が複数存在する場合は、データソース情報を適用したクエリをそれぞれのデータソース毎に生成(必要に応じて修正)する(ステップ37)。そして、各データソース3にそれぞれクエリを投稿後(ステップ38)、各データソース3での結果を結合(Union処理)する(ステップ39)。
対象データソースが無い場合は、データソース情報に従ったクエリを生成せず、該当がないことを結果とする。
以上の最終結果を、クライアント2又はデータ仮想化サーバ1上での別のスキーマとの処理に利用するために渡すことで、クエリ処理が終了となる(ステップ40)。
具体例として、図4で示すデータセットに関し、SQLのインタフェースを持つ3つのデータソース3に分割配置した環境におけるクエリ処理について説明する。
図4に示すデータセットのスキーマ構成について、仮想スキーマtable_xに対してdate列の値を条件に、分割配置されている例を考える。データソースAに対して「2012/12/31以前」の部分データが、データソースBに対して「2013/1/1から2014/12/31まで」の部分データが、データソースCに対して「2014/1/1以降」の部分データが分割配置されているとする。
このときのデータソースAにおける分割情報の登録例を図5に示す。すなわち、図5の登録例では、分割情報に関して、対象となる仮想スキーマがtable_xであり、対象の物理モデルがtable_aであり、分割方法としては水平分割及び範囲分割であり、分割基準となる属性がdate(日付)であり、分割条件式が「2013/1/1」までであることが示されている。
ここで、以下のユーザクエリ(2013年10月1日までのデータをtable_xから選択する)が投稿された場合を想定する。
ユーザクエリ:SELECT * FROM table_x WHERE date <'2013/10/1'
このクエリと各データソース3に分割配置されたデータの関係が図6に示すような場合、データ仮想化サーバ1は、ユーザクエリから対象となる分割条件であるWHERE句の対象属性(date)とその条件(<'2013/10/1')を抽出し、この条件に含まれる部分データを3つのデータソース(物理モデル)3の分割情報から検索し、これにマッチしたデータソース3に対するクエリを選択/修正して作成する。
この場合、データソースAは、2013年1月1日までのデータを保持し、データソースBは、2014年1月1日までのデータを保持しているので、データソースA及びデータソースBに対して、以下の2つのクエリが生成される。
(1)データソースAに対するクエリ(2013年1月1日(1月1日は含まず)までのデータをtable_aから選択する):
SELECT * FROM table_a WHERE date < '2013/1/1'
(2)データソースBに対するクエリ(2013年1月1日から2013年10月1日までのデータをtable_bから選択する):
SELECT * FROM table_b WHERE date ≧ '2013/1/1' AND date < '2013/10/1'
なお、table_aは、データソースAが持つ実際のテーブル名で、table_bは、同様にデータソースBが持つテーブル名であり、仮想スキーマtable_xと同じスキーマ情報を持っている。
また、ユーザクエリの条件が「2013年10月1日まで」であるので、2014年1月1日以降のデータを保持しているデータソースCは範囲対象外となるため、クエリは生成されない。
次に、データ仮想化サーバ1は、これらのクエリを各データソース3に投稿し、結果を結合した上でクライアント2に返すことで、クエリ処理を完了する。
上述したデータ仮想化サーバ1によれば、複数の各データソース3に記憶されているデータについて分割情報記憶部13が把握しているので、分割条件適用部14において、クエリ評価部12で生成した各データソースへのクエリの原型を選択又は修正するに際して、データセットの分割条件を意識した各データソース3へのクエリの分配を行うことができる。
そのため、一つのデータセットを分割して複数のデータソースに配置されている場合のクエリ処理において、効率的なクエリ処理を実現することが可能となる。
また、複数のデータソース3について、種類の異なるデータソース(高速データベース、大容量データベース)で構成することで、各データソースに適したデータをそれぞれ記憶させてクエリ処理を行うことができ、より効率的なクエリ処理が可能となる。
また、データ仮想化サーバ1において、分割したデータセットの配置を一元的に管理することができ、データセットの活用及び保守を容易にすることができる。
1…データ仮想化サーバ、 2…クライアント、 3…データソース、 11…仮想スキーマ情報記憶部、 12…クエリ評価部、 13…分割情報記憶部、 14…分割条件適用部、 15…データソース情報記憶部、 16…クエリ実行部。

Claims (4)

  1. クライアントから投稿されたユーザクエリに対し、複数のデータソースに分割配置されたデータセットを利用してクエリ処理を行うデータ仮想化サーバであって、
    前記クライアントに対して提供するスキーマと物理モデルのマッチング情報である仮想スキーマ情報を記憶する仮想スキーマ情報記憶部と、
    該仮想スキーマ情報と前記ユーザクエリを利用して前記データソースへ投稿するクエリの原型とデータ仮想化サーバ上で処理するクエリを生成するクエリ評価部と、
    前記各データソースに分割配置されているデータセットの分割条件に関する分割情報を記憶する分割情報記憶部と、
    該分割情報を利用して前記クエリ評価部で生成した各データソースへのクエリの原型を選択又は修正する分割条件適用部と、
    前記各データソースへの接続に関する接続情報を記憶するデータソース情報記憶部と、
    前記接続情報を利用して前記各データソースでそれぞれ実行可能となる各クエリを生成し、各データソースに投稿した後に、その結果を受信して結合した上で、前記ユーザクエリに対する応答として前記クライアントに送信するクエリ実行部と
    を具備することを特徴とするデータ仮想化サーバ。
  2. 前記複数のデータソースは、データ読み出しの高速化が図れる高速データベース、記憶容量が大きい大容量データベースを含んで構成される請求項1に記載のデータ仮想化サーバ。
  3. ユーザクエリの評価によって得られた各データソースで実行されるクエリの情報を基に、対象となるデータソースの分割条件を分割情報より取得する手順と、
    前記ユーザクエリに分割基準となる属性が含まれていた場合に、対象のデータソースへのクエリに対して分割条件を適用し、前記クエリを投稿するデータソースが複数である場合に、データソース情報を適用した各クエリをそれぞれのデータソース毎に生成する手順と、
    前記クエリの投稿対象となる複数のデータソースに各クエリを投稿する手順と、
    各データソースからの結果を結合する手順と
    を含むことを特徴とするクエリ処理方法。
  4. 請求項3に記載された各手順をコンピュータに実行させることを特徴とするクエリ処理プログラム。
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