JP2004206299A - 自車位置特定システムおよびこれに用いる端末装置、サーバ装置、自車位置特定方法 - Google Patents

自車位置特定システムおよびこれに用いる端末装置、サーバ装置、自車位置特定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが複数の報知パターンを覚えておかなくても自車位置を容易に特定できるようにする。
【解決手段】任意の報知パターンを決定する報知パターン決定部22と、当該決定した報知パターンに従って車両を制御する第1のパターン動作制御部23と、上記決定した報知パターンを無線電話機1に通知する報知パターン通知部24とを車両内の端末装置2に設け、無線電話機1からユーザの操作に基づき送られた車両探索要求に応答して、端末装置2が何れかの報知パターンを決定して車両を制御するとともに、当該決定した報知パターンをユーザの無線電話機1に通知するようにすることにより、ユーザが複数の報知パターンをあらかじめ記憶しておかなくても、端末装置2からの通知によってそのときの車両における動作パターンを認識して、自車を特定することができるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自車位置特定システムおよびこれに用いる端末装置、サーバ装置、自車位置特定方法に関し、例えば、大規模な駐車場などで同型の車両がたくさん駐車されている場合に、その中から自車を探す際に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、広い駐車場などで同型の車がたくさん並んでいる場合、その中から目的の車(例えば自車)を探すためには、1台ずつ順に確かめていく必要があった。また、車両に搭載される無線装置(キーレスエントリシステムのアンサーバック機能やエンジンスタータ機能など)を利用して送信機から信号を送り、その反応を見ることで自車を探すことも可能である。
【0003】
キーレスエントリシステムやエンジンスタータは、ユーザの操作により送信機が出力する識別コードを車両に設けた受信機で受信し、正常と判断した場合に、車両のドアロックの開閉操作やエンジン始動等の動作を制御するものである。キーレスエントリシステムの中には、送信機からの識別コードを受信機で正常に受信した場合に、そのことをユーザにホーンや各種ランプで知らせるアンサーバック機能を備えたものも存在する。これらのアンサーバック機能やエンジンスタータ機能を自車位置の発見や確認のために利用することも可能である。
【0004】
また、アンサーバック機能が2種以上の報知パターンを備え、ユーザが所望のパターンを選択して利用することができるようにした技術も提案されている(例えば特許文献1参照)。このように2種以上の報知パターンが備えられている場合には、近くで同様の操作を行う人が複数いても、ユーザが異なるパターンを意図的に選択することで、自車を容易に探すことが可能である。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−224668号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記無線装置を用いた従来の技術では、ユーザが所望の報知パターンを任意に選択するためには、2種以上の報知パターンをユーザ自身が覚えておかなくてはならないという問題があった。特にパターン数が多くなると、その全てを覚えておくことは困難であり、実用的でない。
【0007】
また、無線装置を利用するためには、送信機からの信号が届くエリアまで自車に近づかないと受信機が反応しないため、広大な敷地の中であらかじめエリアの絞り込みをしないと使うことができないという問題もあった。
【0008】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ユーザが複数の報知パターンを覚えておかなくても自車位置を容易に特定できるようにすることを目的とする。
また、本発明は、あらかじめエリアの絞り込みをしなくても自車位置を特定できるようにすることも目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明の自車位置特定システムでは、ユーザが無線電話機を操作して車両探索を要求すると、車両内に設置された端末装置またはセンタに設置されたサーバ装置がこれに応答して複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを決定し、当該決定した報知パターンに従ってパターン動作を行うように車両を制御する。また、端末装置またはサーバ装置はこれに連動して、決定した報知パターンをユーザの無線電話機に通知する。
【0010】
このように構成した本発明によれば、報知パターンはユーザ自身でなく端末装置またはサーバ装置により任意に決定され、その決定された報知パターンに従って車両のパターン動作が行われる。このとき、ユーザの無線電話機には、決定された報知パターンが端末装置またはサーバ装置から通知されるので、自車で実際に動作している報知パターンを認識することができる。したがって、ユーザは複数の報知パターンを記憶しておく必要がなくなる。また、ユーザ端末として無線電話機を用いているので、あらかじめエリアの絞り込みをしなくても自車位置を特定することが可能である。
【0011】
また、本発明の他の態様では、端末装置からサーバ装置に自車位置情報を送信するとともに、サーバ装置がその自車位置情報に基づいて自車位置から所定範囲内に存在する他車と異なる報知パターンを決定する。このように構成した発明によれば、近くで同様の操作を行う人が複数いても、他車とは必ず異なる報知パターンで自車がパターン動作するので、他車の報知パターンと容易に区別して迷うことなく自車を探すことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態による自車位置特定システムの全体構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の自車位置特定システムは、ユーザが使用する無線電話機1と、車両内に設置される端末装置2とを備えて構成されている。
【0013】
端末装置2は、通信部21、報知パターン決定部22、第1のパターン動作制御部23および報知パターン通知部24を備えて構成されている。第1のパターン動作制御部23には、車両インタフェース25を介してホーン26、室内灯やハザードランプ等の表示ランプ27が接続されている。
【0014】
通信部21は、無線電話機1との間で通信を行うものであり、当該無線電話機1よりかけられてきた電話を受信する機能や、後述する報知パターンの情報を無線電話機1に送信する機能等を有している。この通信部21は、図1のように端末装置2自身が備えるほか、図示しない無線電話機が備えてこれを端末装置2に接続して使用するようにしても良い。
【0015】
報知パターン決定部22は、無線電話機1から通信部21を通じて与えられる要求に応答して、あらかじめ用意してある複数種の報知パターンの中から何れかを任意に決定する。複数種の報知パターンは、車両のホーン26を鳴らしたり表示ランプ27を点灯したりする際のリズム、テンポ、メロディ等を異ならせたものである。同じリズム等であっても、そのパターンの出力先がホーン26であるか表示ランプ27であるかによって異なる報知パターンとして扱っても良い。
【0016】
第1のパターン動作制御部23は、報知パターン決定部22により決定された報知パターンに従って、実際にパターン動作を行うように車両を制御する。具体的には、車両インタフェース25にパターン動作を行うための制御信号を出力することにより、ホーン26を鳴らしたり、表示ランプ27を点灯したりするパターン動作を実行する。車両インタフェース25は、第1のパターン動作制御部23から与えられた制御信号に従って、ホーン26や表示ランプ27を駆動する。
【0017】
報知パターン通知部24は、報知パターン決定部22により決定された報知パターンを、通信部21を介して無線電話機1に通知する。この通知は、例えば、決定された報知パターンで無線電話機1を動作させるための制御信号を送信することによって行う。
【0018】
一方、無線電話機1は、通信部11、操作部12、第2のパターン動作制御部13、表示部14、音声出力部15および振動部16を備えて構成されている。通信部11は、端末装置2との間で通信を行うものであり、当該端末装置2に対して電話をかける機能や、上述した報知パターン通知部24により通知される報知パターンの情報を端末装置2から受信する機能等を有している。
【0019】
操作部12は、無線電話機1に対してユーザが種々の操作を行う際に使用するための各種操作子を備えている。第2のパターン動作制御部13は、端末装置2より通知された報知パターン(無線電話機1を動作させるための制御信号)に基づいて、当該報知パターンに従ってパターン動作を行うように無線電話機1を制御する。具体的には、LED等の表示部14を点灯したり、スピーカ等の音声出力部15を鳴らしたり、バイブレータ等の振動部16を振動したりするパターン動作を実行する。
【0020】
図2は、第1の実施形態による自車位置特定システムの動作を示すフローチャートである。図2において、まずユーザは、無線電話機1の操作部12を操作して車両探索の要求を端末装置2に送信する(ステップS1)。この車両探索要求は、無線電話機1から端末装置2の電話番号に電話をかけるだけで行うことも可能である。
【0021】
端末装置2がこの車両探索要求を受けると、報知パターン決定部22は、あらかじめ用意されている複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを決定する(ステップS2)。本実施形態では、報知パターンの決定方法は特に限定しない。例えば、複数の報知パターンを昇順にリスト化しておき、無線電話機1から要求がある度に順番に報知パターンを決定するようにしても良いし、その都度ランダムに決定するようにしても良い。
【0022】
報知パターン決定部22により報知パターンが決定されると、次に第1のパターン動作制御部23は、その決定された報知パターンに従ってパターン動作を行うように、車両インタフェース25を通じてホーン26や表示ランプ27を制御する(ステップS3)。ここでは、報知パターン決定部22により三三七拍子でハザードランプを点滅させるパターンAが決定されたものとしている。
【0023】
次に、報知パターン通知部24は、報知パターン決定部22により決定された報知パターンAを、通信部21を介して無線電話機1に通知する(ステップS4)。この通知を通信部11で受けた無線電話機1では、第2のパターン動作制御部13が表示部14や音声出力部15、振動部16を制御して、通知された報知パターンAに従って無線電話機1のパターン動作を実行する(ステップS5)。ここでは、報知パターンAに従って表示部14のLEDを点滅させている。
【0024】
図3は、自車および無線電話機1にて実行されるパターン動作の例を示す図である。図2のフローチャートに従って動作した場合、自車において三三七拍子でハザードランプが点滅するとともに、無線電話機1においても同じ三三七拍子でLEDが点滅する。これにより、ユーザは、自分が使っている無線電話機1に出力されているパターンと同じパターンで動作している車両を探すことにより、自車位置を容易に特定することができる。
【0025】
なお、ここではハザードランプやLEDを用いてパターン動作する例について説明しているが、自車においてハザードランプの代わりに室内灯を三三七拍子で点滅させたり、ホーン26を三三七拍子で鳴らしたりしても良い。また、これらを組み合わせて適用しても良い。一方、無線電話機1においてLEDの代わりにスピーカから三三七拍子で音を鳴らしたり、バイブレータを三三七拍子で振動させたりしても良い。また、これらを組み合わせて適用しても良い。
【0026】
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、端末装置2によって複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを自動的に決定し、その決定した報知パターンに従って車両のパターン動作を行うとともに、決定した報知パターンを無線電話機1に通知して無線電話機1も同じパターンで動作させるようにしている。
【0027】
これにより、ユーザは、無線電話機1と同じパターンで動作している車両を探すことによって、自車位置を容易に特定することができる。このとき、無線電話機1の操作によって報知パターンをユーザ自ら選択する必要はなく、自車で動作している報知パターンも端末装置2から通知されるので、ユーザは複数の報知パターンを記憶しておく必要がなくなる。また、あらかじめエリアの絞り込みをしなくても無線電話機1を使うことができ、比較的遠方からでも自車位置を探すことができる。
【0028】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態による自車位置特定システムの全体構成例を示すブロック図である。なお、図4において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0029】
図4に示すように、本実施形態の自車位置特定システムは、ユーザが使用する無線電話機1と、車両内に設置される端末装置2と、サービスセンタに設置されるサーバ装置3とを備えて構成されている。
【0030】
本実施形態において無線電話機1は、図1に示した第1の実施形態と同様の機能を備えて構成されている。ただし、通信部11は、端末装置2ではなくサーバ装置3との間で通信を行う。すなわち、サーバ装置3に対して電話をかけるとともに、サーバ装置3から報知パターンの通知を受ける。この点で第1の実施形態と異なっている。
【0031】
端末装置2は、通信部21、第1のパターン動作制御部23および自車位置測定部28を備えて構成されている。本実施形態において通信部21は、無線電話機1ではなくサーバ装置3との間で通信を行う。例えば、サーバ装置3から送信される後述のパターン動作要求信号を受信したり、自車位置測定部28で測定した自車位置に関する情報をサーバ装置3に送信したりする。
【0032】
端末装置2からサーバ装置3に対する自車位置情報の送信は、例えば、サーバ装置3が報知パターンを決定するときにサーバ装置3から送られてくる要求に応じて行う。端末装置2はバックアップ電源(図示せず)を備え、あるいは、車両のバッテリ(図示せず)に接続されている。そのため、車両が停車中でアクセサリ(ACC)がオフになっていても、自車位置情報をサーバ装置3に送信することが可能である。
【0033】
なお、自車位置情報の送信タイミングは上述の例に限定されるものではない。例えば、サーバ装置3からの要求と関係なく、車両を停車してアクセサリ(ACC)をオフにしたタイミングで行うようにしても良いし、一定の時間間隔で常に送信するようにしても良い。
【0034】
自車位置測定部28は、車両の現在位置を測定するものであり、例えばGPS(Global Positioning System)受信機を備えて構成されている。GPS受信機は、複数のGPS衛星から送られてくる電波をGPSアンテナで受信して、3次元測位処理あるいは2次元測位処理を行って車両の絶対位置を計算する。
【0035】
なお、自車位置の測定方法はこれに限定されるものではない。例えば、自立航法センサと位置計算用CPUとにより構成しても良い。自立航法センサは、所定走行距離毎に1個のパルスを出力して車両の移動距離を検出する車速センサと、車両の回転角度を検出する振動ジャイロ等の角速度センサとを含んでいる。自立航法センサは、これらの車速センサおよび角速度センサによって車両の相対位置を検出する。位置計算用CPUは、自立航法センサから出力される自車の相対位置のデータに基づいて、絶対的な自車位置(推定車両位置)を計算する。
【0036】
また、サーバ装置3は、通信部31、報知パターン決定部32、パターン動作要求部33および報知パターン通知部34を備えて構成されている。通信部31は、無線電話機1および端末装置2との間で通信を行うものである。例えば、無線電話機1よりかけられてきた電話を受信したり、報知パターンの情報を無線電話機1に送信したりする。また、端末装置2に対して後述するパターン動作要求信号を送信したり、端末装置2から車両の現在位置情報を受信したりする。
【0037】
報知パターン決定部32は、図1に示した報知パターン決定部22とほぼ同様の機能を有する。ただし、報知パターンの決定方法で異なっている。すなわち、本実施形態の報知パターン決定部32は、ある車両に対して報知パターンを決定するときに、端末装置2から送られてくる車両の自車位置情報に基づいて、当該ある車両の自車位置から所定範囲内に存在する他車に対して既に決定されている報知パターンと異なる報知パターンを採用するようにする。
【0038】
このためにサーバ装置3は、各車両の現在位置を端末装置2からの通知を受けて管理するとともに、どの車両に対してどの報知パターンを決定したのかを管理している。これは、例えば無線電話機1の電話番号と端末装置2の電話番号とをあらかじめサーバ装置3に登録しておき、双方の電話番号に対応付けて自車位置情報と報知パターンとを記憶することによって実現できる。
【0039】
すなわち、無線電話機1のユーザは自車の使用者でもあることから、無線電話機1よりかけられた電話に応じてサーバ装置3が自車に対する報知パターンを決定したときに、その無線電話機1の電話番号と報知パターンとを対応付けて記憶することにより、どの車両に対してどの報知パターンを決定したのかを管理することが可能である。
【0040】
一方、端末装置2からサーバ装置3に自車位置情報を送信するときには、当該端末装置2の電話番号が使われる。したがって、サーバ装置3がその端末装置2の電話番号と自車位置情報とを対応付けて記憶することにより、各車両の現在位置を管理することが可能である。この端末装置2の電話番号と無線電話機1の電話番号とが互いに関連付けて登録されているので、どの位置にある車両に対してどの報知パターンを決定したのかを管理することが可能である。
【0041】
なお、ここでは無線電話機1の電話番号と端末装置2の電話番号とを用いて各車両の現在位置と決定済みの報知パターンとを管理する例について説明しているが、これは単なる例に過ぎず、他の方法により管理するようにしても良い。
【0042】
パターン動作要求部33は、報知パターン決定部32により決定された報知パターンに従って車両にパターン動作を行わせるためのパターン動作要求信号を発生し、通信部31を介して端末装置2に送信する。本実施形態において第1のパターン動作制御部23は、サーバ装置3から送られてきたパターン動作要求信号に基づいて、当該サーバ装置3において決定された報知パターンに従ってパターン動作を行うように車両を制御する。
【0043】
図5は、第2の実施形態による自車位置特定システムの動作を示すフローチャートである。図5において、まずユーザは、無線電話機1の操作部12を操作して車両探索の要求をサーバ装置3に送信する(ステップS11)。この車両探索要求は、無線電話機1からサーバ装置3の電話番号に電話をかけるだけで行うことも可能である。
【0044】
サーバ装置3がこの車両探索要求を受けると、自動的に端末装置2に電話をかけて、車両探索を実行する(ステップS12)。端末装置2は、サーバ装置3から電話がかけられてくると、自車位置情報を送信することによって応答する(ステップS13)。サーバ装置3は、この自車位置情報を受信することにより、目的とする車両を発見することができる(ステップS14)。
【0045】
サーバ装置3が目的の車両を発見すると、次に報知パターン決定部32は、あらかじめ用意されている複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを決定する(ステップS15)。このとき報知パターン決定部32は、上記ステップS13で端末装置2から送られてきた自車位置情報と、サーバ装置3が管理している他車の現在位置および当該他車に対して既に決定済みの報知パターンとに基づいて、近くにいる他車と重複しないように報知パターンを決定する。
【0046】
報知パターン決定部32により報知パターンが決定されると、パターン動作要求部33は、その決定された報知パターンに従って車両がパターン動作を行うように、端末装置2に対してパターン動作要求信号を送る(ステップS16)。ここでは、報知パターン決定部32により三三七拍子でハザードランプを点滅させるパターンAが決定されたものとしている。
【0047】
このパターン動作要求信号を受けて第1のパターン動作制御部23は、その要求された報知パターンに従ってパターン動作を行うように、車両インタフェース25を通じてホーン26や表示ランプ27を制御する(ステップS17)。次に、報知パターン通知部34は、報知パターン決定部32により決定された報知パターンAを、通信部31を介して無線電話機1に通知する(ステップS18)。
【0048】
この通知を通信部11で受けた無線電話機1では、第2のパターン動作制御部13が表示部14や音声出力部15、振動部16を制御して、通知された報知パターンAに従って無線電話機1のパターン動作を実行する(ステップS19)。ここでは、報知パターンAに従って表示部14のLEDを点滅させている。
【0049】
図6は、自車とその近くにいる同機能を持つ他車および無線電話機1にて実行されるパターン動作の例を示す図である。図5のフローチャートに従って動作した場合、自車において三三七拍子でハザードランプが点滅するとともに、無線電話機1においても同じ三三七拍子でLEDが点滅する。この三三七拍子は、自車の近くにいる同機能を持つ他車に対して決定された報知パターンと異なるパターンとなっている。
【0050】
これにより、ユーザは、自分が使っている無線電話機1に出力されているパターンと同じパターンで動作している車両を探すことにより、自車位置を容易に特定することができる。このとき、近くで同様の操作を行う人が複数いても、他車とは必ず異なる報知パターンで自車がパターン動作することとなるので、他車の報知パターンと容易に区別して迷うことなく自車位置を特定することが可能となる。
【0051】
なお、ここでもハザードランプやLEDを用いてパターン動作する例について説明しているが、自車においてハザードランプの代わりに室内灯を三三七拍子で点滅させたり、ホーン26を三三七拍子で鳴らしたりしても良い。また、これらを組み合わせて適用しても良い。一方、無線電話機1においてLEDの代わりにスピーカから三三七拍子で音を鳴らしたり、バイブレータを三三七拍子で振動させたりしても良い。また、これらを組み合わせて適用しても良い。
【0052】
以上詳しく説明したように、第2の実施形態では、サーバ装置3によって複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを自動的に決定し、その決定した報知パターンに従って車両のパターン動作を行うとともに、決定した報知パターンを無線電話機1に通知して無線電話機1も同じパターンで動作させるようにしている。また、報知パターンを決定するときに、近くにいる他車と異なるパターンを採用するようにしている。
【0053】
これにより、ユーザは、無線電話機1と同じパターンで動作している車両を探すことによって、自車位置を容易に特定することができる。このとき、無線電話機1の操作によって報知パターンをユーザ自ら選択する必要はなく、自車で動作している報知パターンも端末装置2から通知されるので、ユーザは複数の報知パターンを記憶しておく必要がなくなる。また、あらかじめエリアの絞り込みをしなくても無線電話機1を使うことができ、比較的遠方からでも自車位置を探すことができる。
【0054】
なお、上記第1および第2の実施形態では、車両のパターン動作と同じ態様で無線電話機1もパターン動作させる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1の例で報知パターン通知部24が報知パターンの種類を表す文字情報を無線電話機1に送信することにより、無線電話機1の表示部14(例えば液晶表示画面など)に報知パターンの種類を文字で表示するようにしても良い。ただし、上記実施形態のように無線電話機1でもパターン動作させた場合には、ユーザが報知パターンを感覚的に把握することができるというメリットを有する。
【0055】
その他、上記各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明は上述したように、車両内に設置された端末装置またはセンタに設置されたサーバ装置が複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを決定し、当該決定した報知パターンに従ってパターン動作を行うように車両を制御するとともに、当該決定した報知パターンをユーザの無線電話機に通知するようにしたので、ユーザは、複数の報知パターンをあらかじめ記憶しておかなくても、端末装置等からの通知によって車両におけるそのときの動作パターンを認識することができ、目的の車両を容易に特定することができる。また、ユーザ端末として無線電話機を用いているので、あらかじめエリアの絞り込みをしなくても自車位置を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による自車位置特定システムの全体構成例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態による自車位置特定システムの動作を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態において自車および無線電話機にて実行されるパターン動作の例を示す図である。
【図4】第2の実施形態による自車位置特定システムの全体構成例を示すブロック図である。
【図5】第2の実施形態による自車位置特定システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施形態において自車とその近くにいる同機能を持つ他車および無線電話機にて実行されるパターン動作の例を示す図である。
【符号の説明】
1 無線電話機
2 端末装置
3 サーバ装置
11 通信部
12 操作部
13 第2のパターン動作制御部
14 表示部
15 音声出力部
16 振動部
21 通信部
22 報知パターン決定部
23 第1のパターン動作制御部
24 報知パターン通知部
25 車両インタフェース
26 ホーン
27 表示ランプ
28 自車位置測定部
31 通信部
32 報知パターン決定部
33 パターン動作要求部
34 報知パターン通知部

Claims (10)

  1. ユーザが使用する無線電話機と車両内に設置される端末装置とを備えたシステムであって、
    上記端末装置は、上記無線電話機からの要求に応答して、複数種の報知パターンの中から決定した報知パターンに従ってパターン動作を行うように車両を制御するパターン動作制御手段と、
    上記決定した報知パターンを上記無線電話機に通知するパターン通知手段とを備えることを特徴とする自車位置特定システム。
  2. ユーザが使用する無線電話機とセンタに設置されるサーバ装置と車両内に設置される端末装置とを備えたシステムであって、
    上記サーバ装置は、上記無線電話機からの要求に応答して、複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを決定し、決定した報知パターンに従って車両にパターン動作を行わせるための要求を上記端末装置に対して行うパターン動作要求手段と、
    上記決定した報知パターンを上記無線電話機に通知するパターン通知手段とを備え、
    上記端末装置は、上記サーバ装置からの要求に応答して、上記決定した報知パターンに従ってパターン動作を行うように車両を制御するパターン動作制御手段を備えることを特徴とする自車位置特定システム。
  3. 上記端末装置は、自車位置に関する情報を上記サーバ装置に送信する自車位置送信手段を備え、
    上記サーバ装置は、上記端末装置から送信された自車位置情報を受信する自車位置受信手段を備え、
    上記パターン動作要求手段は、上記自車位置受信手段で受信した上記自車位置情報に基づいて、自車位置から所定範囲内に存在する他車と異なる報知パターンを決定することを特徴とする請求項2に記載の自車位置特定システム。
  4. 上記無線電話機は、上記パターン通知手段により通知された報知パターンに基づいて、当該報知パターンに従ってパターン動作を行うように上記無線電話機を制御する第2のパターン動作制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の自車位置特定システム。
  5. 車両内に設置される端末装置であって、
    ユーザが使用する無線電話機から当該ユーザの操作に基づき与えられた要求に応答して、複数種の報知パターンの中から決定した報知パターンに従ってパターン動作を行うように車両を制御するパターン動作制御手段と、
    上記決定した報知パターンを上記無線電話機に通知するパターン通知手段とを備えることを特徴とする端末装置。
  6. センタに設置されるサーバ装置であって、
    ユーザが使用する無線電話機から当該ユーザの操作に基づき与えられた車両探索要求に応答して、複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを決定し、決定した報知パターンに従って車両にパターン動作を行わせるための要求を上記車両内に設置される端末装置に対して行うパターン動作要求手段と、
    上記決定した報知パターンを上記無線電話機に通知するパターン通知手段とを備えることを特徴とするサーバ装置。
  7. 上記端末装置から送られてくる自車位置に関する情報を受信する自車位置受信手段を備え、
    上記パターン動作要求手段は、上記自車位置受信手段で受信した上記自車位置情報に基づいて、自車位置から所定範囲内に存在する他車と異なる報知パターンを決定することを特徴とする請求項6に記載のサーバ装置。
  8. ユーザが使用する無線電話機から当該ユーザの操作に基づき与えられた要求に応答して、車両内に設置された端末装置が複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを決定し、当該決定した報知パターンに従ってパターン動作を行うように車両を制御するとともに、上記決定した報知パターンを上記無線電話機に通知するようにしたことを特徴とする自車位置特定方法。
  9. ユーザが使用する無線電話機から当該ユーザの操作に基づき与えられた車両探索要求に応答して、センタに設置されたサーバ装置が複数種の報知パターンの中から何れかのパターンを決定し、当該決定した報知パターンに従って車両にパターン動作を行わせるための動作要求を上記車両内に設置された端末装置に送信するとともに、上記決定した報知パターンを上記無線電話機に通知するようにしたことを特徴とする自車位置特定方法。
  10. 上記端末装置から自車位置情報を上記サーバ装置に送信するとともに、上記サーバ装置が上記自車位置情報に基づいて、自車位置から所定範囲内に存在する他車と異なる報知パターンを決定するようにしたことを特徴とする請求項9に記載の自車位置特定方法。
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