JP2004206278A - 機械制御装置 - Google Patents

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実 遠藤
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Abstract

【課題】先端の重量物の質量および長尺の伸縮自在のアームの長さが変化する場合でも、停止時の振動を抑制しつつ目標位置に停止させるような機械制御装置を提供する。
【解決手段】補正ブロック手段20にパラメータ変更手段50を接続し、制御対象機械40の重量物41の質量・アーム42の長さが変化したときに第1パラメータ521,第2パラメータ522,・・・,第nパラメータ52nの中から最適なパラメータを選択することにより、変化に拘わらずに極零相殺を行うようにして重量物41を振動させることなく停止させる機械制御装置とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御対象機械を目標位置へ移動させて停止させるための機械制御装置に関し、特に、停止時の慣性力による制御対象機械の振動を抑制するようにした機械制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動を伴う機械装置は従来からも各種存在しているが、このうち図9で示すような長尺のアームの先端に搭載された重量物を搬送する機械を制御する機械制御装置には特有の問題がある。以下、このような問題点について説明する。
ここで、図9は従来技術の機械制御装置の構成図である。図10は機械制御装置の動作を説明する説明図であり、図10(a)は時間−速度線図、図10(b)は時間−位置線図である。
【0003】
図9で示す機械制御装置では、位置指令装置10、補正ブロック手段20、位置制御装置30、制御対象機械40を備えている。
位置指令装置10、補正ブロック手段20および位置制御装置30は、この制御対象機械40に対して位置制御を行うために設けられている。
この制御対象機械40は、重量物41、アーム42、スライド移動部43、スライドレール部44、モータ45、カップリング46、および、送りねじ47を備えている。
【0004】
続いて各部の動作・機能について概略説明する。
スライドレール部44は、スライド移動部43が図9の左右の移動方向にのみ移動するように拘束する。さらに、スライドレール部44とスライド移動部43との接触部は低摩擦であり、スライド移動部43がスライドレール部44上を滑らかに移動できるようになされている。
また、モータ45はカップリング46を介して送りねじ47と連結され、この送りねじ47は、スライド移動部43に取り付けられた図示しないねじ部内に回転自在に螺挿されている。
【0005】
このモータ45が送りねじ47を回転駆動することにより、スライド移動部43が図9の左右方向へ移動する。このモータ45には後述する位置制御装置30が接続されており、この位置制御装置30は位置指令装置10・補正ブロック手段20から送信される指令値に応じて位置制御を行う。
このような位置制御がなされるスライド移動部43には、長尺のアーム42が取り付けられており、このアーム42の先端には重量物41が取り付けられている。スライド移動部43の位置制御によりアーム42の先端の重量物41も位置制御されることとなる。
【0006】
続いてこのような機械制御装置における制御方法について説明する。なお、理解を深めるため、まず、図9において補正ブロック手段20がないような制御系を想定して説明する。
スライド移動部43を移動させる場合、図10(a)で示すように、時間a〜時間bでは、所定加速度でスライド移動部43の移動速度を増大させ、時間b〜時間cでは一定速度でスライド移動部43を移動させ、時間c〜時間dでは所定減速度でスライド移動部43の移動速度を低下させ、最終的に時間dで目標位置に達したスライド移動部43を移動停止させる。
【0007】
位置指令装置10は、スライド移動部43がこのような速度で移動するように時々刻々と変化する位置指令値U(s)を出力する。なお、U(s)はラプラス変換変数を用いる関数として表現する。
このような位置指令値U(s)は、位置制御装置30へ入力される。スライド移動部43の位置をXm(s)と表し、また、位置制御装置30からモータ45、送りねじ47、スライド移動部43までを含む伝達関数をG(s)とすると、Xm(s)は次式のように表される。
【0008】
【数1】
Figure 2004206278
【0009】
このような機械制御装置では、スライド移動部43は、位置指令値U(s)に応じて図10(a)で示したような移動速度で移動して時間dで移動が停止することとなり、重量物41が所定の目標位置に搬送されることとなる。
従来技術の制御対象機械40は、位置制御装置30によって上記のように制御される。
【0010】
このような機械制御装置では、位置制御装置30及び制御対象機械40の伝達関数G(s)を最適に設計することで目標位置へスライド移動部43を正確に移動させる制御を実現可能であるが、スライド移動部43に取り付けられたアーム42はたわみが生じた状態で移動し、スライド移動部43が目標位置で停止した場合でも、アーム42の先端にある重量物41は自らの慣性力によりアーム42をたわませて指令位置より先に進み、スライド移動部43が目標位置で停止した後も、即座に停止せずに振動する場合がある。このため、アーム42の先端に取り付けられた重量物41の位置を制御することはこのままでは難しかった。
【0011】
具体的には、図10(a)で示すように、所定減速度で減速させて最終的に時間dで目標位置で停止させるようにスライド移動部43を制御すると、スライド移動部43は図10(b)の斜め方向に降りる実線で示すように指令位置で停止するにも拘わらず、重量物41は図10(b)の斜め方向に降りる点線で示すように目標位置を中心とした振動を生じてしまう。このような重量物41の位置であるXw(s)は、スライド移動部43の位置であるXm(s)を用いて伝達関数として表示すると次式のようになる。
【0012】
【数2】
Figure 2004206278
【0013】
ここでK はアーム42のバネ定数であり、Wは重量物41の質量である。
以上の数式1,2をまとめて、機械制御装置の全体システムを表すと次式のようになる。
【0014】
【数3】
Figure 2004206278
【0015】
この重量物41の移動に関する伝達関数は、ラプラス平面上で以下に示すような極を有している。
【0016】
【数4】
Figure 2004206278
【0017】
伝達関数が数式4のような極を有する場合、重量物41の位置は正弦波状の振動波形で移動することが知られ、次式で示すような周波数で振動する。
【0018】
【数5】
Figure 2004206278
【0019】
このように、重量物41は図10(b)の点線で示すように目標位置に到達した後も振動し、すぐには整定しない。
従って、スライド移動部43が目標位置で停止したときに、スライド移動部43の元位置は指令通りに停止するが、アーム42の先端位置にある重量物41は、目標位置を中心とした振動を生じてしまうという問題があった。つまり、重量物41が直ちに停止しないため、停止するまでの時間が損失時間となっていた。
【0020】
このような振動を抑制するため、図11で示すような補正ブロック手段20が接続されている。続いて補正ブロック手段20について図を用いて説明する。図11は補正ブロック手段の構成図、図12は機械制御装置の動作を説明する説明図であり、図12(a)は時間−速度線図、図12(b)は時間−位置線図である。
補正ブロック手段20は、詳しくは図11で示すように、微分手段20aと、ゲイン手段20bと、加算手段20cとを備えている。
【0021】
微分手段20aは、位置指令値U(s)に対して2階微分を施して2階微分値s・U(s) を出力するための手段である。
ゲイン手段20bは、微分手段20aから出力された2階微分値s・U(s)に対してゲイン定数Kを乗算して、出力値K・s・U(s)を出力するための手段である。
加算手段20cは、このゲイン手段20bから出力された出力値K・U(s)・sと位置指令値U(s)を加算して補正位置指令値U(s)+K・U(s)・sを出力するための手段である。
この補正ブロック手段20が出力する補正位置指令値は(1+K・s)・U(s)となる。このゲイン定数をK=W/Kとすると、以下の式で表される補正位置指令値U’(s)が出力される。
【0022】
【数6】
Figure 2004206278
【0023】
このような位置指令値U(s)は、補正ブロック手段20へ入力されて補正位置指令値U’(s)に変換され、位置制御装置30へ入力される。スライド移動部43の位置をXm(s)と表し、また、位置制御装置30からモータ45、送りねじ47、スライド移動部43までを含む伝達関数をG(s)とすると、Xm(s)は次式のように表される。
【0024】
【数7】
Figure 2004206278
【0025】
さらに、アーム42のたわみを考慮した重量物41の位置Xw(s)は、スライド移動部43の位置をXm(s)を用いた伝達関数として表示すると次式のようになる。
【0026】
【数8】
Figure 2004206278
【0027】
これら数式からXm(s)、U’(s)を消去して、機械制御装置の全体システムを表すと次式のようになる。
【0028】
【数9】
Figure 2004206278
【0029】
このような補正ブロック手段20により、分母部分にあったWs+K を消去する極零相殺を行って、振動要素をなくしている。したがって、図12(b)の実線で示すスライド移動部43の元位置および図12(b)の点線で示す重量物41の位置は、振動することなく目標位置で停止し、整定する。このように、スライド移動部43の元位置とともにアーム42の先端位置にある重量物41は振動することなく停止するため、従来の損失時間を無くし、高速な制御を実現している。
従来技術はこのようなものであった。
【0030】
上記したような機械制御装置は、ゲイン定数K=W/Kが一定値に維持されるときにアーム42の先端では振動が抑制される。しかしながら、制御対象機械40のアーム42が、例えば、質量の異なる多数種類の重量物を握持する伸縮自在のロボットアームである場合、振動が発生するおそれがあった。この点について図を参照しつつ説明する。
【0031】
図13は重量物またはアームの変化による制御系への影響を説明する説明図である。
例えば、図13(a)で示すように重量物41(質量W )およびアーム42(長さL)のときにゲイン手段20bに最適なゲイン定数K=W/Kが設定されているような機械制御装置40で、図13(b)で示すように、アーム42の先端が重量物41’(質量W)となった場合、最適なゲイン定数K=W2/Kと変化するが、ゲイン手段20bのゲイン定数が依然もとのままであると極零相殺ができなくなり、先端に振動が生じるおそれがある。
【0032】
また、図13(a)で示すように重量物41(質量W )およびアーム42(長さL)のときにゲイン手段20bに最適なゲイン定数K=W/Kが設定されているような機械制御装置で、図13(c)で示すように長さがLのアーム42となった場合、長さの変化に伴ってばね定数K がK’ に変化し、最適なゲイン定数K=W/K’と変化するが、ゲイン手段20bのゲイン定数が依然もとのままであると極零相殺ができなくなり、先端に振動が生じるおそれがある。
このように従来技術では、アーム長の変化・重量物の質量変化に対応できず、振動するおそれがあるという問題があった。
【0033】
また従来技術の他の例として、このような制御対象機械の変化に対応して制御系を調整するような位置決め装置が、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の位置決め制御装置は、質量推定手段により質量の変化に対応するような装置である。
【0034】
【特許文献1】
特開平6−187045号公報([0017]〜[0046],図1)
【0035】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来技術では、重量物41の質量およびアーム42の長さに変化が生じたような場合、ゲイン定数の変化によりアーム42の先端に振動が発生するおそれがあるという問題があった。振動抑制の調整パラメータとしてゲイン定数を1つ設定するのみであったため、機械の各動作状態において、振動抑制の適合条件が変化した場合に、各動作状態における振動抑制の効果の協調が難しかった。また、特許文献1に記載の発明では、質量の変化に対応できるが、長尺のアームの存在によりフルクローズド制御ができないような機械制御装置に対して単純に適用できないという問題があった。
【0036】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、先端の重量物の質量および長尺の伸縮自在のアームの長さが変化する場合でも、停止時の振動を抑制しつつ目標位置に停止させるような機械制御装置を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、
位置指令値を出力する位置指令装置と、
機械振動を抑制するように位置指令値を補正して補正位置指令値を出力する補正ブロック手段と、
補正位置指令値に基づいて位置制御を行う位置制御装置と、
前記位置制御装置の制御により目標位置へ移動する制御対象機械と、
位置補正に用いられる複数パラメータの中から切換選択により1のパラメータを選択して補正ブロック手段へ出力するパラメータ変更手段と、
を備えることを特徴とする。
【0038】
また、請求項2に記載した発明は、
位置指令値を出力する位置指令装置と、
機械振動を抑制するように位置指令値を補正して補正位置指令値を出力する補正ブロック手段と、
補正位置指令値に基づいて位置制御を行う位置制御装置と、
前記位置制御装置の制御により目標位置へ移動する制御対象機械と、
位置補正に用いられるパラメータを伝送媒体を介して送受信し、補正ブロック手段へ出力するパラメータ変更手段と、
を備えることを特徴とする。
【0039】
また、請求項3に記載した発明は、
位置指令値を出力する位置指令装置と、
機械振動を抑制するように位置指令値を補正して補正位置指令値を出力する補正ブロック手段と、
補正位置指令値に基づいて位置制御を行う位置制御装置と、
前記位置制御装置の制御により目標位置へ移動する制御対象機械と、
ある位置から他の位置までの位置指令値と、この二点の位置間の移動時の位置補正に用いられるパラメータと、が関連づけて登録され、位置指令装置へ位置指令値を、および、補正ブロック手段へパラメータをそれぞれ出力するデータテーブル記憶手段と、
を備えることを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の機械制御装置の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1実施形態の構成図であり、請求項1に記載した発明の実施形態に相当する。
この第1実施形態に係る機械制御装置は、図1に示すように、基本的には従来技術の構成要素である位置指令装置10と、補正ブロック手段20と、位置制御装置30と、制御対象機械40とを備え、さらにパラメータ変更手段50が新たに備えられたものである。
【0041】
この制御対象機械40は、図9で示した重量物41、アーム42、スライド移動部43、スライドレール部44、モータ45、カップリング46、及び送りねじ47を含む点は従来技術と同様である。また、この機械制御装置でも、長尺のアーム42の先端に重量物41が搭載されており、スライド移動部43に取り付けられたアーム42の移動によってたわみが生じる点も従来と同様である。
これら位置指令装置10、補正ブロック手段20、位置制御装置30、制御対象機械40は従来技術で説明したものと同じであるため、説明を省略するものとし、以下新規な構成であるパラメータ変更手段50について説明する。
【0042】
パラメータ変更手段50は、図1に示すように、パラメータ選択書込手段51と、第1パラメータ521,第2パラメータ522,・・・,第nパラメータ52nと、を備えている。
これら第1パラメータ521,第2パラメータ522,・・・,第nパラメータ52nは、制御対象機械40の重量物41の質量・アーム42の長さに対し極零相殺できるようにするためのパラメータである。
【0043】
これらパラメータは、例えば、重量物41の質量・アーム42の長さに基づいて決定されたゲイン定数であっても良い。
また、パラメータは、重量物41の質量・アーム42の長さとし、補正ブロック手段20の図示しない演算部で演算してゲインに換算してもよい。
このように各種のパラメータを採用することができる。
切換選択信号を受信したパラメータ選択書込手段51は、パラメータを一つ選択し、補正ブロック手段20へ送信する。
【0044】
切り換えは、(1)制御対象機械の各種の動作状態に応じて外部操作により切り換え操作する方法がある。この動作状態とは、重量物41の質量変化に応じて機械振動変化するときの重量物41の振動状態などであり、例えば振動の周波数として検知できる。
また、切り換えは、(2)制御対象機械内部の各種の信号状態に応じて自動的に切り換える方法などが挙げられる。この信号状態とは、経年変化によって機械摩擦が変化し、それにより機械の振動周波数が変わるような制御対象機械において、内部で「装置の稼働時間」を演算し、演算結果によって出力される信号状態であり、例えば単なる数値信号である。
これら信号に基づいて切り換えが必要と判断された場合に切換選択信号が出力されるというものである。
【0045】
続いて本発明の機械制御装置の第1実施形態をより具体的に構成した例について説明する。
図2は本発明の第1実施形態を具体的に構成した例の構成図、図3は機械振動の検出を説明する説明図である。
この第1実施形態に係る機械制御装置も、図1で示した機械制御装置と同様に、位置指令装置10と、補正ブロック手段20と、位置制御装置30と、制御対象機械40を備えているが、パラメータをゲインに限定し、補正ブロック手段20にゲイン変更手段50’が接続されている点が新規な点である。
【0046】
これら位置指令装置10、補正ブロック手段20、位置制御装置30、制御対象機械40は図9を用いて従来技術として説明したものと同じであるため、説明を省略するものとし、以下ではゲイン変更手段50’について説明する。
ゲイン変更手段50’は、図1に示すように、ゲイン選択書込手段51’と、ゲイン定数K521’,ゲイン定数K522’,・・・,ゲイン定数K52n’を備えている。
【0047】
これらゲイン定数K521’,ゲイン定数K522’,・・・,ゲイン定数K52n’は、重量物41の質量・アーム42の長さに基づいて決定されたゲイン定数である。
切換選択信号を受信したパラメータ選択書込手段51’は、ゲインを一つ選択し、補正ブロック手段20のゲイン手段20bへ送信する。
【0048】
例えば、図13(a)で示すように重量物41(質量W )およびアーム42(長さL)のときに最適なゲイン定数K=W/Kが設定されているような機械制御装置で、図13(b)で示すように、アーム42の先端が重量物41’(質量W)となった場合、最適なゲイン定数K2 522’(=W2/K)をゲイン選択書込手段51が選択してゲイン手段20bに書き込む。これにより極零相殺を行いアーム先端での振動を抑制する。
【0049】
また、図13(a)で示すように重量物41(質量W )およびアーム42(長さL)のときに最適なゲイン定数K=W/Kが設定されているような機械制御装置で、図13(c)で示すように伸びて長さがLのアーム42となった場合、長さの変化に伴ってばね定数K がK’ に変化した場合、最適なゲイン定数K3 523’(=W/K’)をゲイン選択書込手段51’が選択してゲイン手段20bに書き込む。これにより極零相殺を行いアーム先端での振動を抑制する。
【0050】
なお、選択切換信号の出力は、(1)制御対象機械の各種の動作状態に応じて外部操作により切り換え操作する方法、(2)制御対象機械内部の各種の信号状態に応じて自動的に切り換える方法、(3)操作員の判断により切り換える方法、などが挙げられる。
【0051】
(1)制御対象機械の各種の動作状態に応じて外部操作により切り換え操作する方法
この動作状態とは、重量物41の質量変化に応じて機械振動の周波数が変化するときの重量物41の振動状態であって、周波数を検出することで状態観察を行う。
機械振動の周波数の変化は、例えば、第1の例として重量物41の振動を測定(例えばレーザ変位計などによる変位の測定や、加速度計による加速度の変化の測定)し、図3(a)で示すような振幅信号から、振動の周期を測定して機械振動の周波数を測定し、変化が確認されたような場合に切り換えるというものである。
そこで、このようなシステムは、重量物41の振動を測定するセンサ(図示せず)、センサから出力される検出信号の処理を行い周波数の変化に基づいて選択切換信号を出力する信号処理部(例えば図示しないコンピュータ)を設けることで実現する。
【0052】
また機械振動の周波数の変化の第2の例として、機械制御装置の挙動をサーボアナライザで測定し、図3(b)で示すような周波数特性から、機械振動の振動周波数を測定し、変化が確認されたような場合に切り換えるというものである。
図3(b)で示す共振点は、アーム42先端にある重量物41が振動しないでモータ45のモータ軸が振動する周波数であり、また、反共振点は、モータ45のモータ軸が振動しないでアーム42先端にある重量物41先端が振動する周波数であり、この反共振点を計測する。そして、反共振点の周波数(以下反共振周波数という)の変化に応じて切り換えるというものである。
【0053】
そこで、このようなシステムは、周波数特性を測定する個所に取り付けられるプルーブ、プルーブから出力される検出信号の処理を行い反共振周波数の変化に基づいて選択切換信号を出力する信号処理部(例えばコンピュータ)を設けることで実現する。
なお、サーボアナライザは、(a)摩擦が大きい機械、(b)減速機やボールねじ機構など機械的な損失が比較的大きい機械では、反共振周波数が観測できないような場合もあり、その場合には第1の例により選択切り換えを行うこととなる。
【0054】
(2)制御対象機械内部の各種の信号状態に応じて自動的に切り換える方法
この信号状態とは、経年変化によって機械摩擦が変化し、それにより機械の振動周波数が変わるような機械において、装置内部で「装置の稼働時間」を演算し、演算結果によって切り換えられる信号の状態であり、例えばフラグのような信号である。
このような切り換えは、稼働時間を演算し所定時間経過時に最適なゲインを選択するような選択切換信号を出力する信号処理部を設けることで実現する。
【0055】
(3)操作員の判断により切り換える方法
重量物41の質量・アーム42の長さの変化が数種に限られるような場合、予め操作員が最適なゲイン定数を登録しておき、重量物41・アーム42を確認して選択切換信号を出力するように操作しても良い。この場合、操作員の入力に応じて選択切換信号を出力する信号処理部(例えば図示しないコンピュータ)をゲイン変更手段50’のゲイン切換手段51’に接続することで実現する。
【0056】
続いて本発明の機械制御装置の第1実施形態の具体的に構成した他の例について説明する。図4は、本発明の第1実施形態をより具体的に構成した例の構成図である。
例えば、アーム42をロボットアームとし、先端にあるロボットハンド部により、重量物41である搬送物を握時して搬送するものとする。そして、それぞれ質量が異なる複数種類の搬送物A,B,Cを運ぶならば、パラメータとしては、例えば、図4で示すように、第1パラメータ521をロボットアームが搬送物Aを搬送するときに搬送物に振動が発生しないように最適となるように調整されたパラメータとし、第2パラメータ522を搬送物B専用に調整されたパラメータとし、第3パラメータ523を搬送物C専用に調整されたパラメータとし、第4パラメータ524を搬送物がない状態でロボットアームが移動するときにロボットアーム先端に振動が発生しないように最適となるように調整されたパラメータとする。なお、パラメータはゲインに限られず、例えば、搬送物A,B,C別の反共振周波数をパラメータとし、補正ブロック手段20でゲインを演算するようにしても良い。
【0057】
この例では、搬送物の質量・ロボットアームの長さの変化が数種に限られれており、操作員が最適なパラメータをパラメータ変更手段50に予め登録しておき、最適なパラメータが選択されるように選択切換信号を出力するように操作する。この場合、操作員の入力に応じて選択切換信号を出力する信号処理部(例えば図示しないコンピュータ)をパラメータ変更手段50のパラメータ選択書込手段51に接続することで実現する。
【0058】
続いて本発明の機械制御装置の他の実施形態について説明する。
図5は本発明の第2実施形態の構成図であり、請求項2に記載した発明の実施形態に相当する。
この第2実施形態に係る機械制御装置は、図5に示すように、基本的には従来技術の構成要素である位置指令装置10と、補正ブロック手段20と、位置制御装置30と、制御対象機械40とを備え、さらにパラメータ変更手段60が新たに備えられたものである。
【0059】
これら位置指令装置10、補正ブロック手段20、位置制御装置30、制御対象機械40は従来技術で説明したものと同じであるため、説明を省略するものとし、以下新規な構成であるパラメータ変更手段60について説明する。
パラメータ変更手段60は、図5に示すように、パラメータ送信装置61と、パラメータ書込手段62とを備えている。
パラメータ送信装置61は制御対象機械40が配置されている個所から離れた個所に配置されており、例えば、有線・無線の伝送媒体(ネットワークなど)に接続されたコンピュータ端末などである。このパラメータ送信装置61は械振動状況(周波数、振幅等)に応じた複数のパラメータを登録し、または最適なパラメータを算出できるようになされており、所望のパラメータを送信する。なお、通信方式としてパラレル通信・シリアル通信等任意の方式を採用することができる。
【0060】
パラメータ書込手段62は、上記伝送媒体と補正ブロック手段20とにそれぞれ接続されており、例えば、コンピュータ端末や書き込み専用に構成されたマイコンなどである。
パラメータ送信手段61から送信されたパラメータを補正ブロック手段20へ送信する。
【0061】
パラメータの切り換えは、上記したような(1)制御対象機械の各種の動作状態に応じて外部操作により切り換え操作する方法、(2)制御対象機械内部の各種の信号状態に応じて自動的に切り換える方法などが挙げられる。
これら切り換えが必要と判断された場合にパラメータ送信装置61からパラメータが送信されるというものである。
【0062】
続いて本発明の機械制御装置の第2実施形態をより具体的に構成した例について説明する。図6は本発明の第2実施形態をより具体的に構成した例の構成図である。
この機械制御装置も、図5で示した機械制御装置と同様に、位置指令装置10と、補正ブロック手段20と、位置制御装置30と、制御対象機械40を備えているが、パラメータをゲインに限定し、補正ブロック手段20にゲイン変更手段60’が接続されている点が新規な点である。
【0063】
これら位置指令装置10、補正ブロック手段20、位置制御装置30、制御対象機械40は図9を用いて従来技術として説明したものと同じであるため、説明を省略するものとし、以下ではゲイン変更手段60’について説明する。
ゲイン変更手段60’は、図6に示すように、ゲイン送信装置61’と、ゲイン書込手段62’とを備えている。
【0064】
ゲイン送信装置61’は、ゲイン定数K,ゲイン定数K,・・・,ゲイン定数Kという機械振動状況に応じたパラメータを登録したり、あるいはゲインを算出できるような演算機能を備えており、例えば操作員による操作入力により決定されたゲインに係るデータを伝送媒体を介してゲイン書込手段62’へ送信する。
ゲイン書込手段62’は、このゲインデータに基づいて補正ブロック手段20のゲイン手段20bにゲイン定数を書き込む。これにより極零相殺が行われ、アーム42の先端の振動を抑制する。
【0065】
このゲインの書換タイミングは、例えば、操作員が目視等で確認したり、また、上記したような(1)制御対象機械の各種の動作状態に応じて外部操作により切り換え操作する方法、(2)制御対象機械内部の各種の信号状態に応じて自動的に切り換える方法などがを採用してもよい。
【0066】
続いて本発明の機械制御装置の第2実施形態の具体的に構成した他の例について説明する。図5の機械制御装置は、例えば、ロボットアームがアーム先端で搬送物を握時して搬送するものとし、アームの長さはLminからLmaxまで無断階に可変し、また、搬送物の質量もMminからMmaxまで無断階に可変する場合を想定する。
【0067】
この場合ロボットアームの長さLと反共振周波数fuは反比例の関係にあり、また、搬送物の質量Mと反共振周波数fuも反比例の関係にある。これら関係を利用し、反共振周波数fuの算出式を次式のように表す。
【0068】
【数10】
Figure 2004206278
【0069】
ここに、Cは数10による式を成立させるための定数である。
これにより上記数5やゲイン定数がK=W/Kであることを考慮すると、最適なゲイン定数Kを算出することができる。
パラメータ送信手段61は、ロボットアームの長さおよび搬送物の質量を得て、上記演算を行ってゲイン定数Kを算出してこのKについてパラメータを書込手段62へ送信する。パラメータ書込手段62はこのパラメータを用いて補正ブロック手段に20書き込むため、極零相殺を行うことができる。
なお、ロボットアームの長さおよび搬送物の質量はセンサ等によりパラメータ送信装置61へ入力されるようにしたり、また、数値をパラメータ送信装置61へ入力するようにしても良い。
【0070】
続いて本発明の機械制御装置の他の実施形態について説明する。
図7は本発明の第3実施形態の構成図であり、請求項3に記載した発明の実施形態に相当する。
この第3実施形態に係る機械制御装置は、図7に示すように、基本的には従来技術の構成要素である位置指令装置10と、補正ブロック手段20と、位置制御装置30と、制御対象機械40とを備え、さらにデータテーブル記憶手段70を新たに備えるものである。
【0071】
これら位置指令装置10、補正ブロック手段20、位置制御装置30、制御対象機械40は従来技術で説明したものと同じであるため、説明を省略するものとし、以下新規な構成であるデータテーブル記憶手段70について説明する。
【0072】
データテーブル記憶手段70は、図7に示すように、位置データテーブル71と、パラメータテーブル72という領域を備えている。
位置データテーブル71とパラメータテーブル72とは関連づけられて登録されており、図7で示すように、位置がa点→b点→c点→d点→・・・→x点→z点を通過するように位置指令装置10に位置データを出力し、また、補正ブロック手段20ではa点→b点では第1パラメータ1を,b点→c点では第2パラメータを,・・・,x点→z点では第nパラメータを利用することとなる。
これによりある点から他の点までにおいて、最適となるようなパラメータが選択されるため、極零相殺がなされ振動が抑制される。
【0073】
続いて、本発明の機械制御装置の第3実施形態をより具体的に構成した例について説明する。図8は本発明の第3実施形態の具体的な構成図である。
この第3実施形態に係る機械制御装置も、図7で示した機械制御装置と同様に、位置指令装置10と、補正ブロック手段20と、位置制御装置30と、制御対象機械40を備えているが、パラメータをゲインに限定し、補正ブロック手段20にデータテーブル記憶手段70’が接続されている点が新規な点である。
【0074】
これら位置指令装置10、補正ブロック手段20、位置制御装置30、制御対象機械40は従来技術で説明したものと同じであるため、説明を省略するものとし、以下ではデータテーブル記憶手段70’について説明する。
データテーブル記憶手段70’は、図8に示すように、位置データテーブル71’と、ゲインテーブル72’という領域を備えている。
【0075】
位置データテーブル71’とゲインテーブル72’とは関連づけられて登録されており、図8で示すように、位置がa点→b点→c点→d点→・・・→x点→z点を通過するように位置指令装置に位置データを出力し、また、補正ブロック手段20のゲイン手段20bにゲイン定数K,K,・・・,K を出力する。ブロック補正手段20のゲイン手段20bは、a点→b点ではゲイン定数Kを,b点→c点ではゲイン定数Kを,・・・,x点→z点ではゲイン定数Kを乗算することとなる。
これによりある点から他の点までにおいて、最適となるようなゲインが選択されるため、効果的に極零相殺がなされ振動が抑制される。
【0076】
続いて本発明の機械制御装置の第3実施形態の具体的に構成した他の例について説明する。図7の機械制御装置において、往路または復路で反共振周波数が異なる場合や、搬送する位置で重量物の質量が異なるような場合にフレキシブルに対応できるようにした例である。
【0077】
例えば、アーム41をロボットアームとし、このロボットアーム先端に重量物41として搬送物を握時して搬送するものとし、それぞれ質量が異なる複数種類の搬送物A,B,Cについて、a点→b点で搬送物Aを搬送し、b点→c点で搬送物Bを搬送し、c点→d点で搬送物Cを搬送し、d点→a点で搬送物なしで戻るような搬送を行うものとする。
【0078】
例えば、a点→b点での第1パラメータをロボットアームが搬送物Aを搬送するときにロボットアーム先端に振動が発生しないように最適となるよう調整されたパラメータとし、第2パラメータを搬送物B専用に調整されたパラメータとし、第3パラメータを搬送物B専用に調整されたパラメータとし、第4パラメータ4を搬送物がない状態でロボットアームが移動するときに最適となるように調整されたパラメータとすれば、搬送物A,B,Cの質量の相違に拘わらず、往路・復路ともに振動等が抑制された状態で搬送することができる。なお、パラメータはゲインに限られず、例えば、反共振周波数をそのまま出力し、補正ブロック手段20の図示しない演算装置によりゲイン等を演算するようにしても良い。
【0079】
以上、本発明の第1,第2,第3実施形態について説明した。
なお、本実施形態では、説明の具体化のため、送りねじとスライドレール装置とを用いる制御対象機械について説明した。しかしながら、制御対象機械はこのような機械に限定する趣旨ではなく、例えば、回転駆動用のモータにボールねじを連結したスライドレール装置を移動させ、アーム先端の重量物を移動させる制御対象機械、同様に回転駆動用モータとベルトを用いる制御対象機械、ラック・ピニオンを用いる制御対象機械、リニアモータを用いる制御対象機械などに適用することができる。これらは、数式9のG(s)内に包含される個所であり、これらの機構が変化しても、G(s)が変化するのみであって極零相殺させる点では変わりなく、本願発明の効果を奏しうる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、先端の重量物の質量および長尺の伸縮自在のアームの長さが変化する場合でも、停止時の振動を抑制しつつ目標位置に停止させるような機械制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態を具体的に構成した例の構成図である。
【図3】機械振動の検出を説明する説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態をより具体的に構成した例の構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態の構成図である。
【図6】本発明の第2実施形態を具体的に構成した例の構成図である。
【図7】本発明の第3実施形態の構成図である。
【図8】本発明の第3実施形態を具体的に構成した例の構成図である。
【図9】従来技術の機械制御装置の構成図である。
【図10】機械制御装置の動作を説明する説明図である。
【図11】補正ブロック手段の構成図である。
【図12】機械制御装置の動作を説明する説明図である。
【図13】重量物またはアームの変化による制御系への影響を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 位置指令装置
20 補正ブロック手段
20a 微分手段
20b ゲイン手段
20c 加算手段
30 位置制御装置
40 制御対象機械
41 重量物
41’ 重量物
42 アーム
42’ アーム
43 スライド移動部
44 スライドレール部
45 モータ
46 カップリング
47 送りねじ
50 パラメータ変更手段
51 パラメータ選択書込手段
521 第1パラメータ
522 第2パラメータ
523 第3パラメータ
524 第4パラメータ
52n 第nパラメータ
50’ ゲイン変更手段
51’ ゲイン選択書込手段
521’ ゲイン定数K1
522’ ゲイン定数K2
52n’ ゲイン定数Kn
60 パラメータ変更手段
61 パラメータ送信装置
62 パラメータ書込手段
60’ ゲイン変更手段
61’ ゲイン送信装置
62’ ゲイン書込手段
70 データテーブル記憶手段
71 位置データテーブル
72 パラメータテーブル
70’ データテーブル記憶手段
71’ 位置データテーブル
72’ ゲインテーブル

Claims (3)

  1. 位置指令値を出力する位置指令装置と、
    機械振動を抑制するように位置指令値を補正して補正位置指令値を出力する補正ブロック手段と、
    補正位置指令値に基づいて位置制御を行う位置制御装置と、
    前記位置制御装置の制御により目標位置へ移動する制御対象機械と、
    位置補正に用いられる複数パラメータの中から切換選択により1のパラメータを選択して補正ブロック手段へ出力するパラメータ変更手段と、
    を備えることを特徴とする機械制御装置。
  2. 位置指令値を出力する位置指令装置と、
    機械振動を抑制するように位置指令値を補正して補正位置指令値を出力する補正ブロック手段と、
    補正位置指令値に基づいて位置制御を行う位置制御装置と、
    前記位置制御装置の制御により目標位置へ移動する制御対象機械と、
    位置補正に用いられるパラメータを伝送媒体を介して送受信し、補正ブロック手段へ出力するパラメータ変更手段と、
    を備えることを特徴とする機械制御装置。
  3. 位置指令値を出力する位置指令装置と、
    機械振動を抑制するように位置指令値を補正して補正位置指令値を出力する補正ブロック手段と、
    補正位置指令値に基づいて位置制御を行う位置制御装置と、
    前記位置制御装置の制御により目標位置へ移動する制御対象機械と、
    ある位置から他の位置までの位置指令値と、この二点の位置間の移動時の位置補正に用いられるパラメータと、が関連づけて登録され、位置指令装置へ位置指令値を、および、補正ブロック手段へパラメータをそれぞれ出力するデータテーブル記憶手段と、
    を備えることを特徴とする機械制御装置。
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