JP2004205876A - 万華鏡 - Google Patents

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JP2004205876A
JP2004205876A JP2002375930A JP2002375930A JP2004205876A JP 2004205876 A JP2004205876 A JP 2004205876A JP 2002375930 A JP2002375930 A JP 2002375930A JP 2002375930 A JP2002375930 A JP 2002375930A JP 2004205876 A JP2004205876 A JP 2004205876A
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Toshio Katsura
利夫 桂
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】外部から見やすく、しかも子供が遊びながら楽しむことができる安価な万華鏡を提供する。
【解決手段】被照射体3を載せる透光性板4を上面に有し透光性板4の下方に光源5を有する基体1と、ハーフミラーで構成した三角筒体であってその一端部を透光部8として透光部8が透光性板4に対向するように配置されたミラー筒部2とを備え、透光性板4と透光部8との間に被照射体3を挿入するための隙間9を形成している。ミラー筒部2と基体1とが断面において同形の多角筒体であり、それぞれの各コーナ部の外角に沿って円柱部10、6を有し、ミラー筒部2の円柱部10と基体1の円柱部6が凹凸嵌合している。被照射体3は、棒状部材や先端が鉤状の部材などがある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特に幼児や子供の遊びに利用される万華鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶パネルの前方に反射鏡を配置し、反射鏡の上方に拡散透明プリズムを配置し、拡散透明プリズムを半透明乳白色のピラミッド状の蓋体で覆ったものがあった(特許文献参照)。液晶パネルに表示した画像を光源からの光で蓋体の内面に投射することにより様々な色彩や模様を映し出すことが可能となり万華鏡のような映出効果を実現する。
【0003】
【特許文献】
特開平2-234304号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、子供が遊びながら楽しむ玩具には必ずしも適さずしかも高価であった。一方一般の万華鏡は筒状の上端から内部を覗くため見にくいという欠点があった。
【0005】
したがって、この発明の目的は、外部から見やすく、しかも子供が遊びながら楽しむことができる安価な万華鏡を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の万華鏡は、被照射体を載せる透光性板を上面に有し前記透光性板の下方に光源を有する基体と、内面が鏡面となった多角筒体であって前記内面の少なくとも一面をハーフミラーで構成しかつ前記多角筒体の一端部を透光部として前記透光部が前記透光性板に対向するように配置されたミラー筒部とを備え、前記透光性板と前記透光部との間に前記被照射体を挿入するための隙間を形成したものである。
【0007】
請求項1記載の万華鏡によれば、隙間より被照射体を挿入することにより、被照射体が多角形に配置された鏡面に映し出され、これをハーフミラーを通して外部から見ることができる。このため、子供が被照射体を隙間に挿入したり動かすという遊びとともに、これらの行為により鏡面に写し出された様々な形状、模様および色彩を楽しむことができ、また鏡面に映された模様等をハーフミラーより見ることができるため外部からみやすく、しかも従来と比べて安価にすることができる。
【0008】
請求項2記載の万華鏡は、請求項1において、前記ミラー筒部が前記基体の上部に凹凸嵌合して保持されている。
【0009】
請求項2記載の万華鏡によれば、請求項1と同様な効果のほか、組み立て容易であり、収納保管に便利である。
【0010】
請求項3記載の万華鏡は、請求項2において、前記ミラー筒部と前記基体とが断面において同形の多角筒体であり、それぞれの各コーナ部の外角に沿って円柱部を有し、前記ミラー筒部の前記円柱部と前記基体の前記円柱部が凹凸嵌合している。
【0011】
請求項3記載の万華鏡によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0012】
請求項4記載の万華鏡は、請求項3において、前記多角筒体が三角筒体である。
【0013】
請求項4記載の万華鏡によれば、請求項3と同様な効果がある。
【0014】
請求項5記載の万華鏡は、請求項4において、前記被照射体が、棒状部材である。
【0015】
請求項5記載の万華鏡によれば、請求項4と同様な効果がある。
【0016】
請求項6記載の万華鏡は、請求項4において、前記被照射体が、少なくとも先端が鉤状の部材である。
【0017】
請求項6記載の万華鏡によれば、請求項4と同様な効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態の図1から図11に基づいて説明する。この万華鏡は、基体1と、ミラー筒部2とを有する。
【0019】
基体1は、被照射体3を載せる透光性板4を上面に有し、透光性板4の下方に光源5を有する。実施の形態の基体1は、高さの小さい三角形筒体であり、各コーナ部の外角に沿って円柱部6を設け、上端部に凹部7を形成している。透光性板4は拡散性を有するものが好ましく、例えば乳白透過パネルを用いる。光源5は照明灯として例えば環形蛍光ランプや片口金蛍光ランプを用い、その点灯装置(図示せず)を基体1の内部に配置している。
【0020】
ミラー筒部2は、内面が鏡面となった多角筒体であって多角筒体の一端部を透光部8として、透光部8が透光性板4に対向するように配置されている。この際、透光性板4と透光部8との間に被照射体3を挿入するための隙間9を形成している。実施の形態において、ミラー筒部2は、ハーフミラー11を基体1の断面と同形状の三角柱状に構成したものであり、その各コーナ部分は円柱部10を設けている。これは、ハーフミラー11の固定あるいは、基体1との固定ならびに子供がけがをしないことを目的に設置している。図7に示すように各円柱部10に略V字形の縦溝21を形成し、ハーフミラー11の両側部を一対の円柱部10の縦溝21に挿着する。19はハーフミラー11の上端部を押える三角形状の押さえ部材であり、円柱部10の上端部に固定される。20は円柱部10間の連結部である。基体1との固定のため、円柱部10の下端部に凹部7に嵌合する凸部12を有する。凸部12が凹部7に嵌合することによりミラー筒部2が基体1に保持されて立設されている。隙間9は凸部12が凹部5に納まることにより例えば5mm〜10mm程度形成されるように設定している。なお上端は開口しているが閉じる蓋を設けてもよい。
【0021】
被照射体3は例えば色のついた透光性の樹脂製であって、幅や長さの異なる複数の棒状部材13(図8)、大きさの異なる一端が鉤状の複数の部材14(図9)、円弧状部材15(図10)や半径の異なる丸形の部材16(図11)などがある。これらを隙間9より透光性板4上に載置する。
【0022】
遊び方は、光源5を点灯し、色のついた棒状や鈎状の透光性樹脂の被照射体3を隙間9内に差し入れ透光性板4上に配置し、ミラー筒部2の表面に現れる様々な形状模様を見て楽しむものである。その際、多角柱で構成されたハーフミラー11の効果により、被照射体3が平面上で無限に拡がっているように見えたり、器具内の照明により照らされた被照射体3の色や形状がよりいっそう際立ち幻想的な風景が目の前に現れる。被照射体3の配置組み合わせにより見える模様、風景は無限であり繰り返し何度でも遊ぶことができる。
【0023】
この実施の形態によれば、上記のようにハーフミラー11に囲まれた多角筒体のミラー面に、多角筒体と基体1との隙間9に被照射体3を挿入したものが、ミラー効果で被照射体3が多数映り込んで見える。この場合、一般的な万華鏡は多角筒体の平面方向の一方から見るのに対し、本品は外郭から見ることを特徴としている。ただし、上端を開口した場合には上から見ることも可能であり、また上から被照射体3を挿入することも可能である。
【0024】
上記のようにハーフミラー11は多角筒体にすることで、被照射体3を映り込ませる効果が生まれる。さらに、ハーフミラー11であるため、全反射ミラーに比べ多角筒体の外郭から、被照射体3の写り込みが確認できる。この場合、ハーフミラー11は、外郭の全般光が強いと外郭面に色々な外部の物体が写り込んで、多角筒体の内部の被照射体3が確認できない。それを解決するために、基体1の中に光源5を設けている。光源5の光は外郭の全般光に負けない明るさにするか、やや暗い空間で使用することが必要になる。
【0025】
また、基体1と多角筒体との間の隙間9の部分に被照射体3を挿入し、多角筒体の外郭部分から内部を見ることで、被照射体3の無限に写り込んだ状態が確認できる。被照射体3は透過する色のついた樹脂製であり、基体1の部分の照明灯の光が、乳白パネルを通して透過してくる光を通しミラー面に美しく浮かび上がる。この際、被照射体3は、様々な形状のものにすることで、ハーフミラーに写り込んだ状態がさらにおもしろい形状に見ることができる。また被照射体3を多角筒体の上面部から挿入することで、隙間9から入れた状態の平面的な写り込みに対し、立体的な写り込みをさせることができる。さらに被照射体3を色々組み合わせて挿入することで、より様々なパターンを写り込ませることが可能で無限である。
【0026】
なお、ハーフミラーは多角筒体の内面の少なくとも一面のみ形成され、他は通常の鏡を使用することができる。また多角筒体の内面の全体が鏡面であったが、一部は鏡面でなくてもよい。さらに多角筒体は一部が断面円弧状ないし曲面状であってもよい。また円柱部10に凸部を形成したが、これと反対に凹部を形成し、円柱部6に凸部を形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の万華鏡によれば、隙間より被照射体を挿入することにより、被照射体が多角形に配置された鏡面に映し出され、これをハーフミラーを通して外部から見ることができる。このため、子供が被照射体を隙間に挿入したり動かすという遊びとともに、これらの行為により鏡面に写し出された様々な形状、模様および色彩を楽しむことができ、また鏡面に映された模様等をハーフミラーより見ることができるため外部からみやすく、しかも従来と比べて安価にすることができる。
【0028】
請求項2記載の万華鏡によれば、請求項1と同様な効果のほか、組み立て容易であり、収納保管に便利である。
【0029】
請求項3記載の万華鏡によれば、請求項2と同様な効果がある。
【0030】
請求項4記載の万華鏡によれば、請求項3と同様な効果がある。
【0031】
請求項5および請求項6記載の万華鏡によれば、請求項4と同様な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】正面図である。
【図4】(a)は基体の平面図、(b)はその正面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】(a)はミラー筒部の平面図、(b)はその正面図である。
【図7】図6(a)のB−B線断面図である。
【図8】被照射体が棒状体である場合のそれぞれ幅が異なる平面図である。
【図9】被照射体が鉤形になっている場合のそれぞれ大きさが異なる平面図である。
【図10】被照射体が円弧形になっている場合の平面図である。
【図11】被照射体が丸形になっている場合のそれぞれ大きさが異なる平面図である。
【符号の説明】
1 基体
2 ミラー筒部
3 被照射体
4 透光性板
5 光源
6 円柱部
7 凹部
8 透光部
9 隙間
10 円柱部
11 ハーフミラー
12 凸部

Claims (6)

  1. 被照射体を載せる透光性板を上面に有し前記透光性板の下方に光源を有する基体と、内面が鏡面となった多角筒体であって前記内面の少なくとも一面をハーフミラーで構成しかつ前記多角筒体の一端部を透光部として前記透光部が前記透光性板に対向するように配置されたミラー筒部とを備え、前記透光性板と前記透光部との間に前記被照射体を挿入するための隙間を形成した万華鏡。
  2. 前記ミラー筒部は前記基体の上部に凹凸嵌合して保持されている請求項1記載の万華鏡。
  3. 前記ミラー筒部と前記基体とが断面において同形の多角筒体であり、それぞれの各コーナ部の外角に沿って円柱部を有し、前記ミラー筒部の前記円柱部と前記基体の前記円柱部が凹凸嵌合している請求項2記載の万華鏡。
  4. 前記多角筒体は三角筒体である請求項3記載の万華鏡。
  5. 前記被照射体は、棒状部材である請求項4記載の万華鏡。
  6. 前記被照射体は、少なくとも先端が鉤状の部材である請求項4記載の万華鏡。
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JP2007033974A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Art Print Japan:Kk 万華鏡
JP4736600B2 (ja) * 2005-07-28 2011-07-27 株式会社アートプリントジャパン 万華鏡

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