JP2004205317A - 表示装置及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】時刻情報の表示形態を変えることにより、スケジュール或いは他の機能情報を知ることが出来るようにした表示装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】時刻計数部8で計時される現在時刻情報を表示部18でそれぞれ異なる複数種類の表示形態で表示できるようにすると共に、任意のスケジュール時刻を設定した時には、現在時刻情報をどのような表示形態で表示させるかも同時に設定する。表示部18では、次のスケジュール情報を表示させることが可能で、このとき、次のスケジュールのスケジュール時刻の設定時に設定された表示形態で現在時刻情報を表示させることにより、次に来るスケジュールがどのようなスケジュールであるかが表示部18を視認するだけで認識し得るものである。
【選択図】 図1
【解決手段】時刻計数部8で計時される現在時刻情報を表示部18でそれぞれ異なる複数種類の表示形態で表示できるようにすると共に、任意のスケジュール時刻を設定した時には、現在時刻情報をどのような表示形態で表示させるかも同時に設定する。表示部18では、次のスケジュール情報を表示させることが可能で、このとき、次のスケジュールのスケジュール時刻の設定時に設定された表示形態で現在時刻情報を表示させることにより、次に来るスケジュールがどのようなスケジュールであるかが表示部18を視認するだけで認識し得るものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時刻情報を表示する表示装置及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子時計においては、時刻を表示させるだけでなくアニメーションなども表示させるようにして装飾的要素を持たせるようにすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。また、スケジュールなどの付加機能を備えたものにあっては、そのスケジュール時刻に至った際にスケジュール内容をアニメーションで表示させるようにすることも考えられている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭53−93931号公報
【特許文献2】
実開昭60−90693号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの電子時計は、通常は時刻をデジタル表示或いはアナログ表示させるだけなので、時刻表示をみただけではどのようなスケジュールが設定されているのかを知ることが出来ず、或いは、時計に備えられている他の機能情報の内容などにつき知ることが出来なかった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、時刻情報の表示形態を変えることにより、スケジュール或いは他の機能情報を知ることが出来るようにした表示装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明による表示装置は、現在時刻情報を計時する計時手段と、この計時手段で計時される現在時刻情報をそれぞれ異なる複数種類の表示形態で表示可能な時刻表示手段と、任意の時刻情報を設定する時刻情報設定手段と、この時刻情報設定手段によって設定された時刻情報に対応させて前記時刻表示制御手段によって表示される表示態様の種類を設定する表示態様設定手段と、前記計時手段で計時される現在時刻情報が前記時刻情報設定手段で設定された時刻情報に至った際に前記現在時刻情報を前記表示態様設定手段で設定された表示態様で表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、現在時刻情報が予め設定された表示形態で表示されるため、どのようなスケジュールであるかが時刻情報を視認するだけで認識し得るものである。
【0007】
また、請求項4に記載の表示装置は、外部から取得した外部情報を記憶する外部情報記憶手段と、この外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容それぞれに対応する複数の画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、現在時刻情報を計時する計時手段と、この計時手段で計時される現在時刻情報を前記外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容に対応する前記画像記憶手段の画像情報と共に表示する時刻表示手段とを備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、取得した外部情報を時刻表示手段を視認するだけで認識し得るものである。
【0008】
更に、請求項9に記載のプログラムは、コンピュータを、現在時刻情報を計時させる計時手段、この計時手段で計時される現在時刻情報をそれぞれ異なる複数種類の表示形態で表示させる時刻表示手段、任意の時刻情報を設定させる時刻情報設定手段、この時刻情報設定手段によって設定された時刻情報に対応させて前記時刻表示制御手段によって表示される表示態様の種類を設定させる表示態様設定手段、前記計時手段で計時される現在時刻情報が前記時刻情報設定手段で設定された時刻情報に至った際に前記現在時刻情報を前記表示態様設定手段で設定された表示態様で表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とするもので、現在時刻情報を予め設定された表示形態で表示させ、どのようなスケジュールであるかが時刻情報を視認するだけで認識し得るものである。
【0009】
更にまた、請求項10のプログラムは、コンピュータを、外部から取得した外部情報を記憶させる外部情報記憶手段、この外部情報記憶手段によって取得した外部情報の内容それぞれに対応する複数の画像情報を記憶させる画像情報記憶手段、現在時刻情報を計時させる計時手段、この計時手段で計時される現在時刻情報を前記外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容に対応する前記画像記憶手段の画像情報と共に表示させる時刻表示手段として機能させるもので、取得した外部情報を時刻表示手段を視認するだけで認識し得るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態による電子機器、例えば携帯電話1の回路ブロック図である。図において、制御部(CPU)2は、プログラムメモリ3に予め記憶されている各種処理プログラムに従って後述する各部の動作を制御するものであり、各部とはバスライン4を介して接続されている。
【0012】
バスライン4に接続された媒体制御部5は、着脱可能な記憶媒体6への情報の書き込み及び記憶媒体6からの情報の読み出しを行い、入力部7は、ダイアル番号入力キー、文字入力キー、後述する各種の命令キー及びペン入力キー(いずれも図示せず)などを備え、情報の入力と各種命令の入力とを行うものである。時刻計時部8は、基準信号を計時して現在の日付時刻などの現在時刻情報を得るものであり、通信制御部9は、通信基地局10を介して電話機能の音声の送受信を無線で行ったり、後述する天気予報データをネットワーク11を介して天気予報送信サービス会社のサーバ12から受信したりするものである。
【0013】
位置センサ13は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星14からの情報を受信して、携帯電話1自体が存在する位置の位置情報(緯度・経度情報)を得るものであり、音声入力部15はマイクを備えていて外部からの音声が入力され、音声出力部16はスピーカを備えていて通話用の音声の出力や報知音の出力を行うものである。
【0014】
記憶部17は、詳細は後述するが、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)等から構成される記憶部とフラッシュメモリなどから構成される記憶部とから構成されている。即ち記憶部17は、表示部18に表示される表示情報を記憶する表示メモリ部19と、詳細を後述する表示モード情報Mを記憶するモードメモリ部20と、前記時刻計時部8で得られた現在時刻情報を複数の表示形態のうちのいずれの表示形態で表示するかの種類情報Nを記憶する種類情報メモリ部21とが設けられている。前記モードメモリ部20に記憶される表示モード情報Mは、Mの値が「0」の時が現在時刻情報のみを表示する通常時刻表示モードとされ、Mの値が「1」の時が後述するスケジュール画像情報を表示するスケジュール表示モードとされ、Mの値が「2」の時が気象情報(お天気情報)を表示するお天気表示モード、Mの値が「3」の時がストップウオッチ或いはタイマー情報を表示するストップウオッチ・タイマー(以下ST・Tと略称する)表示モードとされている。
【0015】
また、種類情報メモリ部21に記憶される種類情報Nは、前記通常時刻表示モードにおいて、Nの値が「0」の時には、図6(a)に画像T0で示すように、表示部18に時刻計時部8で得られた日付時刻をデジタル表示させるものであり、Nの値が「1」の時には、図6(b)に画像T1で示すように、日付時刻のうち時及び分のみをアナログ(指針)させるものである。また、Nの値が「2」の時には図6(c)に画像T2で示すように矩形枠の中に時分秒を表示させ、Nの値が「3」の時には図6(d)に画像T3示すように楕円枠の中に時分秒を表示させ、Nの値が「4」の時には図6(e)に画像T4で示すように、時分秒及び次のスケジュール時刻を表示させ、更に、Nの値が「5」の時には図6(f)に画像T5で示すように時及び分のみを変形したアナログ時刻表示体で表示させるものである。
【0016】
図1に戻り、記憶部17には、上述した表示メモリ部19、モードメモリ部20及び種類情報メモリ部21以外に、スケジュール情報を記憶するスケジュール記憶メモリ部22と、お天気情報メモリ部23と、ST・Tメモリ部24と、画像情報記憶メモリ部25とが設けられている。
【0017】
スケジュ−ル記憶メモリ部21は、図2に詳細が示されているように、各行に一つのスケジュール情報が記憶されているもので、各スケジュールの日付時刻を記憶するスケジュール時刻記憶領域30と、詳細は後述するが画像情報記憶メモリ部25に記憶されている複数のスケジュール画像の中から選択したスケジュール画像が記憶されている領域のアドレス情報を記憶する画像アドレス記憶領域31と、現在時刻を含むスケジュール画像をどのような表示形態で表示させるかの種類情報を記憶する種類情報記憶領域32と、スケジュールの内容を記憶するスケジュール内容記憶領域33とから構成されている。また、各スケジュールのうち現在時刻の次に来る次回スケジュールに対してのみ値「1」が記憶される次回フラッグ記憶領域Fも設けられている。
【0018】
お天気情報メモリ部23には、図1のネットワーク11を介して送られてくるサービス会社のサーバ12からの天気予報データが記憶されるもので、晴れ、曇り、雨、・・・等の天気予報データに対応してそれぞれ「0」、「1」、「2」、・・・のデータが記憶される。また、ST・Tメモリ部24は、加算及び減算カウンタとして機能するもので、時間データが設定された後に動作の開始指令が与えられた場合には減算タイマーとして、時間データが設定されずに動作開始指令が与えられた場合にはストップウオッチとして機能するものである。
【0019】
上述した各メモリ部19乃至24は、揮発性のRAMUで構成されているが画像情報記憶メモリ部25は、不揮発性のフラッシュメモリで構成されているもので、画像情報記憶メモリ部25には、図3に示すスケジュール画像記憶部34と図4に示すお天気画像記憶部35とが設けられている。スケジュール画像記憶部34には、スケジュールの目的或いは用途別にそれぞれ複数の画像データが予め記憶されているもので、例えば、仕事関連の記憶領域36には、仕事に関連する画像A0、A1、・・・が記憶されており、食事関連の記憶領域37には食事に関する画像B0、B1、・・・が記憶され、趣味関連の記憶領域38には趣味に関する画像C0、C1、・・・が記憶されている。仕事関連の画像A0は、例えば図5(a)に示すように仕事の打ち合わせ風景の画像であったり、図示していないが人が働いている画像などである。また、食事関連の画像B0、B1は、料理やレストランなどの画像であり、趣味関連の画像C0、C1、・・・は、例えば、図5(b)、(c)、(d)に示すように、サッカーや、スキー、犬など趣味をあらわす画像である。
【0020】
図4のお天気画像記憶部35には、それぞれ「晴れ」、「曇り」、「雨」、「雪」、・・・等の画像を予め記憶した記憶領域40、41、42、43、・・・が設けられている。
【0021】
上記の如く構成された本実施の形態の動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。まずステップS1では、入力部7からのキー入力の有無が判断される。入力部7には、前述した如くダイアル番号入力キー、文字入力キー、各種命令キー等が設けられ(これらは図示していないがケース本体に押釦スイッチとして設けられる。)、また、表示部18を覆って透明タッチキーも設けられており、ステップS1では、いずれかのキーから入力が有ったか否かが判断される。
【0022】
ステップS1でキー入力があった(Yes、以下Yと記してある。)と判断された場合はステップS2に進み、そのキー入力が命令キーのうちの一つであるモード切替キーの入力か否かが判断される。モード切替キーの入力であった場合には、ステップS3に進みモード切替処理が実行されるもので、この処理は、モードメモリ部20に記憶されているモード情報Mの値を「+1」させて一つ進めるものである。即ち、モード切替キーのキー入力がなされる毎に、モード情報Mの値は「0」、「1」、「2」、「3」、「0」、・・・と順次切り替えられるものである。
【0023】
ステップS2で、モード切替キーの入力でない(N)と判断された場合には、ステップS4に進み設定キーの入力か否かが判断され、設定キーの入力の場合にはステップS5に進んで設定処理がなされる。上記ステップS4、S5では、説明を容易にするためそれぞれ一つのステップしか示していないが、実際の設定処理としては時刻計時部7で計時される現在時刻の設定、種類情報メモリ部21に記憶される種類情報の設定、スケジュール記憶メモリ部22に記憶されるスケジュール情報の設定、ST・Tメモリ部24のタイマー時間の設定などがあり、上記ステップS4及びS5は、これらの設定キーの検出と設定処理とを含むものである。
【0024】
ここでは、図8を参照してスケジュール情報の設定処理について説明する。まず、命令キーの一つであるスケジュール情報設定の開始キーが入力されると、表示部18には、図8(a)に示すようにスケジュール設定モードの表示がなされ、スケジュール記憶メモリ部22のスケジュール時刻記憶領域30に記憶すべきスケジュール時刻と内容記憶領域33に記憶すべきスケジュールの内容情報との設定モードになる。
【0025】
この状態で文字入力キーを用いてスケジュールの日付時刻と内容とを設定すると図8(b)の時刻画像の選択モードとなり、図6に示したそれぞれ表示態様の異なる時刻画像T0乃至T5が縮小されて表示され選択を促す文字が表示される。この状態で任意の時刻画像の上をタッチ入力して選択すると、選択された表示画像を示す情報がスケジュール記憶メモリ部22の種類記憶領域32に記憶される。尚、選択された表示画像を示す情報とは、スケジュール記憶メモリ部22の種類情報メモリ部21に記憶される種類情報Nと同様に「0」乃至「5」のうちのいずれかの情報である。
【0026】
しかして時刻画像の選択が終わると図8(c)のスケジュール画像の選択画面に切り替わる。このスケジュール画像の選択画面では、図3に示したスケジュール画像記憶部34に記憶されている項目毎の画像A0、A1、・・・が項目と共に縮小表示される。ここで、この状態で任意の画像の上をタッチ入力して選択すると、選択された画像が記憶されているスケジュール画像記憶部34のアドレス情報がスケジュール記憶メモリ部22の画像記憶領域31に記憶されてスケジュール情報の設定が終了する。
【0027】
このスケジュール情報の設定終了時には、スケジュール情報記憶領域30に記憶されている全てのスケジュール時刻情報と現在時刻情報との比較が行われ、現在時刻の次に来るスケジュール情報に対しては対応して設けられている次回フラッグに「1」が記憶される。
【0028】
図7に戻り、ステップS4で設定キーの入力ではないことが検知されるとステップS6に進み上記モード切替及び各種設定以外のキー処理がなされる。ステップS1でキー入力がない時にはステップS7に進みスケジュール時刻の一致の有無が判断される。このスケジュール時刻の一致の有無判断は、時刻計時部8で計時されている現在の日付時刻が、次回フラッグFに「1」が記憶されているスケジュールのスケジュール時刻記憶領域30に記憶されているスケジュールの日付時刻と一致するか否かを判断するもので、一致した場合にはステップステップS8に進み、音声出力部16から報知音を出力させると共にスケジュール時刻及び内容の表示を一定時間行わせる。そして、一致したスケジュールの次回フラッグFの値をクリアすると共に、次のスケジュールの次回フラッグに「1」を設定するものである。
【0029】
ステップS8で一定時間の表示が行われた後、或いはステップS7でスケジュール時刻の一致が検出されなかった時にはステップS9に進み無線受信の有無検出を行ない、受信があった場合には次のステップS10で送受信処理を行う。この受信の有無検出及び送受信処理は、大きく分けて3つあり、一つは通信制御部9による携帯電話機能の処理であり、ステップS9で着信が検出された場合には次のステップS10でオフフック処理及び通話の送受信処理を行う。また、もう一つは一定時間毎に位置センサ13を動作させてGPS衛星からの情報の受信を検出し、情報が検出された際にはステップS10で受信した情報に基づいて位置情報を算出し、算出された位置情報を通信基地局10及びネットワーク11を介してサーバ12に送るものである。更に最後の一つは、通信基地局10を介して送られてくる、サーバ12からの送った位置情報の天気予報データを受信し、受信した天気予報データをお天気情報メモリ部23に格納する処理である。
【0030】
前記ステップS10の受信処理が終了した後或いはステップS9で受信が検出されなかった場合には、ステップS11に進みモード判別がなされる。このステップS11のモード判別は、モードメモリ部20に記憶されている表示モード情報Mの値を判別するもので、モード情報Mの値が「0」の時にはステップS12に進み、Mの値が「1」、「2」及び「3」の時にはそれぞれステップS13、S14及びS15に進む。
【0031】
即ち、モード情報Mの値が「0」に設定された時はステップS2のモード切替キーの入力によって表示モードが通常時刻表示モードに設定されている場合であり、このときには次のステップS12で、表示部18に時刻計時部8で計時されている現在の時刻情報を、種類情報メモリ部21に記憶されている種類情報Nに従った表示形態で表示させるものである。例えば、Nが「0」に設定されている場合には、現在時刻情報は、図6(a)に示すようにデジタル形式の画像T0で表示され、Nが「1」に表示されている場合には、時及び分のみが図6(b)の画像T1に示すようにアナログ表示されるものである。
【0032】
また、モード情報Mの値が「1」の時はステップS2のモード切替キーの入力によって表示モードがスケジュール表示モードに設定されている場合であり、このときには次のステップS13で、現在時刻情報の表示画像とスケジュール画像との合成を行って表示部18に表示させるものである。この合成は、次回フラッグFが「1」に設定されている次回スケジュールの画像情報、即ち、次のスケジュール時刻に対応して設定記憶されている画像アドレス記憶領域31の画像アドレスでアドレス指定されるスケジュール画像記憶部34の画像情報と、種類情報記憶領域32に設定記憶されている種類情報で指定される表示態様による現在時刻情報とを合成して表示するものである。
【0033】
例えば、現在時刻が2003年2月15日のAM10時12分30秒であり、スケジュール時刻記憶メモリ部22に図2に示すように次のスケジュール時刻として2003年2月15日のAM3時00分、画像情報のアドレスとして図5(b)の画像のアドレス△△、種類情報Nとして図6(e)の画像T4を指定する「4」(矩形枠の中に現在時刻と次のスケジュール時刻を表示する表示形態)が記憶されていた場合、図9に示すように図5(b)の画像と図6(e)で示される表示形態の画像とが合成された画像が表示されるものである。
【0034】
また、モード情報Mの値が「2」の時はステップS2のモード切替キーの入力によって表示モードがお天気表示モードに設定されている場合であり、このときには次のステップS14で、現在時刻情報の表示画像と図4のお天気画像記憶部35に記憶されているお天気画像との画像合成を行って表示部18に表示させるものである。この場合、お天気情報メモリ部23には、前記ステップS10によってサーバ12から送られてきた現在位置の天気予報情報が記憶されており、前記ステップS14では、お天気情報メモリ23に記憶された天気予報情報に該当するお天気画像をお天気画像記憶部35から読み出して、時刻情報と合成して表示するものである。
【0035】
図10は、それぞれ異なったお天気画像による表示形態を示しており、同図A、B及びCはそれぞれ晴れ、雨、曇りの画像と現在時刻とが合成されて表示されている状態である。
【0036】
更に、モード情報Mの値が「3」の時ST・T(ストップウオッチ・タイマー)モードであり、次のステップS15で、経過時間或いは減算時間が表示される。
図11は、ST・Tモードにおいて、表示部18でストップウオッチの経過時間を表示している状態を示しており、上方に現在時刻10時27分30秒が表示され、下方にストップウオッチの経過時間、例えばスタートしてから2分後の時間情報が光学的指針表示体50によってアナログ表示されている。この場合、アナログ文字盤の表示は、表示内容に関連する部分のみが表示されるもので、即ち、スタートした時刻が10時台なので「10」と次の「11」の時字、スタートした分台が25分台なので「5」と「6」の時字のみが表示され、時間が経過して指針が「6」の時字超えると次の「7」の時字が表示されるようになっている。また、指針51は時間の経過と共に移動するが、もう一つの指針52はスタートした位置に停止した状態で表示される。
【0037】
このように、上記の実施の形態では、スケジュールの設定時に表示部18で表示される現在時刻の表示態様を任意に選択できるので、例えば、表示モードをスケジュール表示モードに設定しておけば、時刻表示をみることによって次のスケジュール内容を知ることが出来るものである。また、時刻の表示態様を外部から受信した情報、即ちお天気情報に従って表示させているため、時刻をみるだけでその情報を知ることが出来るものである。
【0038】
尚、上記に実施の形態では、本発明を携帯電話に適用した例について述べたが、本発明は携帯電話に限定されるものではなく、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタンツ)、カメラ、パーソナルコンピュータなど時刻情報を表示する電子機器一般にも適用できるものである。
【0039】
また、画像情報は、予め画像情報記憶メモリ25に記憶されている例について述べたが、例えば記憶媒体6に画像情報を記憶させ、媒体制御部5で画像情報を読みとって画像情報記憶メモリ25に記憶させてもよく、また、通信制御部9を介して外部から画像情報を受信してこれを画像情報記憶メモリ25に記憶させても良いものである。
【0040】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、スケジュールの時刻設定時に表示部で表示される現在時刻の表示態様を任意に選択できるので、時刻表示をみることによって次の設定時刻の内容を知ることが出来るものである。また、時刻の表示態様を外部から受信した情報に従って表示させているため、時刻をみるだけでその情報を知ることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わる携帯電話の回路構成図である。
【図2】図2は、図1に示したスケジュール記憶メモリ部22の詳細な構成図である。
【図3】図3は、図1に示したスケジュール記憶メモリ部22に設けられたスケジュール画像記憶部34の詳細な構成図である。
【図4】図4は、同じく図1に示したスケジュール記憶メモリ部22に設けられたお天気画像記憶部35の詳細な構成図である。
【図5】図5は、スケジュール画像記憶部34に記憶されている画像の内容を示す図である。
【図6】図6は、現在時刻の表示態様を示す図である。
【図7】図7は、動作を説明する為のフローチャート図である。
【図8】図8は、スケジュール設定を説明するための表示状態図である。
【図9】図9は、スケジュール表示モードにおける表示状態図である。
【図10】図10は、お天気表示モードにおける表示状態図である。
【図11】図11は、ストップウオッチ・タイマーモードにおける表示状態図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 制御部
3 プログラムメモリ
7 入力部
8 時刻計数部
9 通信制御部
10 通信基地局
12 サーバ
13 位置センサ
14 GPS衛星
17 記憶部
18 表示部
20 モードメモリ部
21 種類情報メモリ部
22 スケジュール記憶目メモリ部
25 画像記憶メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、時刻情報を表示する表示装置及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子時計においては、時刻を表示させるだけでなくアニメーションなども表示させるようにして装飾的要素を持たせるようにすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。また、スケジュールなどの付加機能を備えたものにあっては、そのスケジュール時刻に至った際にスケジュール内容をアニメーションで表示させるようにすることも考えられている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭53−93931号公報
【特許文献2】
実開昭60−90693号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの電子時計は、通常は時刻をデジタル表示或いはアナログ表示させるだけなので、時刻表示をみただけではどのようなスケジュールが設定されているのかを知ることが出来ず、或いは、時計に備えられている他の機能情報の内容などにつき知ることが出来なかった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、時刻情報の表示形態を変えることにより、スケジュール或いは他の機能情報を知ることが出来るようにした表示装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明による表示装置は、現在時刻情報を計時する計時手段と、この計時手段で計時される現在時刻情報をそれぞれ異なる複数種類の表示形態で表示可能な時刻表示手段と、任意の時刻情報を設定する時刻情報設定手段と、この時刻情報設定手段によって設定された時刻情報に対応させて前記時刻表示制御手段によって表示される表示態様の種類を設定する表示態様設定手段と、前記計時手段で計時される現在時刻情報が前記時刻情報設定手段で設定された時刻情報に至った際に前記現在時刻情報を前記表示態様設定手段で設定された表示態様で表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、現在時刻情報が予め設定された表示形態で表示されるため、どのようなスケジュールであるかが時刻情報を視認するだけで認識し得るものである。
【0007】
また、請求項4に記載の表示装置は、外部から取得した外部情報を記憶する外部情報記憶手段と、この外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容それぞれに対応する複数の画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、現在時刻情報を計時する計時手段と、この計時手段で計時される現在時刻情報を前記外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容に対応する前記画像記憶手段の画像情報と共に表示する時刻表示手段とを備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、取得した外部情報を時刻表示手段を視認するだけで認識し得るものである。
【0008】
更に、請求項9に記載のプログラムは、コンピュータを、現在時刻情報を計時させる計時手段、この計時手段で計時される現在時刻情報をそれぞれ異なる複数種類の表示形態で表示させる時刻表示手段、任意の時刻情報を設定させる時刻情報設定手段、この時刻情報設定手段によって設定された時刻情報に対応させて前記時刻表示制御手段によって表示される表示態様の種類を設定させる表示態様設定手段、前記計時手段で計時される現在時刻情報が前記時刻情報設定手段で設定された時刻情報に至った際に前記現在時刻情報を前記表示態様設定手段で設定された表示態様で表示させる表示制御手段として機能させることを特徴とするもので、現在時刻情報を予め設定された表示形態で表示させ、どのようなスケジュールであるかが時刻情報を視認するだけで認識し得るものである。
【0009】
更にまた、請求項10のプログラムは、コンピュータを、外部から取得した外部情報を記憶させる外部情報記憶手段、この外部情報記憶手段によって取得した外部情報の内容それぞれに対応する複数の画像情報を記憶させる画像情報記憶手段、現在時刻情報を計時させる計時手段、この計時手段で計時される現在時刻情報を前記外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容に対応する前記画像記憶手段の画像情報と共に表示させる時刻表示手段として機能させるもので、取得した外部情報を時刻表示手段を視認するだけで認識し得るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態による電子機器、例えば携帯電話1の回路ブロック図である。図において、制御部(CPU)2は、プログラムメモリ3に予め記憶されている各種処理プログラムに従って後述する各部の動作を制御するものであり、各部とはバスライン4を介して接続されている。
【0012】
バスライン4に接続された媒体制御部5は、着脱可能な記憶媒体6への情報の書き込み及び記憶媒体6からの情報の読み出しを行い、入力部7は、ダイアル番号入力キー、文字入力キー、後述する各種の命令キー及びペン入力キー(いずれも図示せず)などを備え、情報の入力と各種命令の入力とを行うものである。時刻計時部8は、基準信号を計時して現在の日付時刻などの現在時刻情報を得るものであり、通信制御部9は、通信基地局10を介して電話機能の音声の送受信を無線で行ったり、後述する天気予報データをネットワーク11を介して天気予報送信サービス会社のサーバ12から受信したりするものである。
【0013】
位置センサ13は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星14からの情報を受信して、携帯電話1自体が存在する位置の位置情報(緯度・経度情報)を得るものであり、音声入力部15はマイクを備えていて外部からの音声が入力され、音声出力部16はスピーカを備えていて通話用の音声の出力や報知音の出力を行うものである。
【0014】
記憶部17は、詳細は後述するが、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)等から構成される記憶部とフラッシュメモリなどから構成される記憶部とから構成されている。即ち記憶部17は、表示部18に表示される表示情報を記憶する表示メモリ部19と、詳細を後述する表示モード情報Mを記憶するモードメモリ部20と、前記時刻計時部8で得られた現在時刻情報を複数の表示形態のうちのいずれの表示形態で表示するかの種類情報Nを記憶する種類情報メモリ部21とが設けられている。前記モードメモリ部20に記憶される表示モード情報Mは、Mの値が「0」の時が現在時刻情報のみを表示する通常時刻表示モードとされ、Mの値が「1」の時が後述するスケジュール画像情報を表示するスケジュール表示モードとされ、Mの値が「2」の時が気象情報(お天気情報)を表示するお天気表示モード、Mの値が「3」の時がストップウオッチ或いはタイマー情報を表示するストップウオッチ・タイマー(以下ST・Tと略称する)表示モードとされている。
【0015】
また、種類情報メモリ部21に記憶される種類情報Nは、前記通常時刻表示モードにおいて、Nの値が「0」の時には、図6(a)に画像T0で示すように、表示部18に時刻計時部8で得られた日付時刻をデジタル表示させるものであり、Nの値が「1」の時には、図6(b)に画像T1で示すように、日付時刻のうち時及び分のみをアナログ(指針)させるものである。また、Nの値が「2」の時には図6(c)に画像T2で示すように矩形枠の中に時分秒を表示させ、Nの値が「3」の時には図6(d)に画像T3示すように楕円枠の中に時分秒を表示させ、Nの値が「4」の時には図6(e)に画像T4で示すように、時分秒及び次のスケジュール時刻を表示させ、更に、Nの値が「5」の時には図6(f)に画像T5で示すように時及び分のみを変形したアナログ時刻表示体で表示させるものである。
【0016】
図1に戻り、記憶部17には、上述した表示メモリ部19、モードメモリ部20及び種類情報メモリ部21以外に、スケジュール情報を記憶するスケジュール記憶メモリ部22と、お天気情報メモリ部23と、ST・Tメモリ部24と、画像情報記憶メモリ部25とが設けられている。
【0017】
スケジュ−ル記憶メモリ部21は、図2に詳細が示されているように、各行に一つのスケジュール情報が記憶されているもので、各スケジュールの日付時刻を記憶するスケジュール時刻記憶領域30と、詳細は後述するが画像情報記憶メモリ部25に記憶されている複数のスケジュール画像の中から選択したスケジュール画像が記憶されている領域のアドレス情報を記憶する画像アドレス記憶領域31と、現在時刻を含むスケジュール画像をどのような表示形態で表示させるかの種類情報を記憶する種類情報記憶領域32と、スケジュールの内容を記憶するスケジュール内容記憶領域33とから構成されている。また、各スケジュールのうち現在時刻の次に来る次回スケジュールに対してのみ値「1」が記憶される次回フラッグ記憶領域Fも設けられている。
【0018】
お天気情報メモリ部23には、図1のネットワーク11を介して送られてくるサービス会社のサーバ12からの天気予報データが記憶されるもので、晴れ、曇り、雨、・・・等の天気予報データに対応してそれぞれ「0」、「1」、「2」、・・・のデータが記憶される。また、ST・Tメモリ部24は、加算及び減算カウンタとして機能するもので、時間データが設定された後に動作の開始指令が与えられた場合には減算タイマーとして、時間データが設定されずに動作開始指令が与えられた場合にはストップウオッチとして機能するものである。
【0019】
上述した各メモリ部19乃至24は、揮発性のRAMUで構成されているが画像情報記憶メモリ部25は、不揮発性のフラッシュメモリで構成されているもので、画像情報記憶メモリ部25には、図3に示すスケジュール画像記憶部34と図4に示すお天気画像記憶部35とが設けられている。スケジュール画像記憶部34には、スケジュールの目的或いは用途別にそれぞれ複数の画像データが予め記憶されているもので、例えば、仕事関連の記憶領域36には、仕事に関連する画像A0、A1、・・・が記憶されており、食事関連の記憶領域37には食事に関する画像B0、B1、・・・が記憶され、趣味関連の記憶領域38には趣味に関する画像C0、C1、・・・が記憶されている。仕事関連の画像A0は、例えば図5(a)に示すように仕事の打ち合わせ風景の画像であったり、図示していないが人が働いている画像などである。また、食事関連の画像B0、B1は、料理やレストランなどの画像であり、趣味関連の画像C0、C1、・・・は、例えば、図5(b)、(c)、(d)に示すように、サッカーや、スキー、犬など趣味をあらわす画像である。
【0020】
図4のお天気画像記憶部35には、それぞれ「晴れ」、「曇り」、「雨」、「雪」、・・・等の画像を予め記憶した記憶領域40、41、42、43、・・・が設けられている。
【0021】
上記の如く構成された本実施の形態の動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。まずステップS1では、入力部7からのキー入力の有無が判断される。入力部7には、前述した如くダイアル番号入力キー、文字入力キー、各種命令キー等が設けられ(これらは図示していないがケース本体に押釦スイッチとして設けられる。)、また、表示部18を覆って透明タッチキーも設けられており、ステップS1では、いずれかのキーから入力が有ったか否かが判断される。
【0022】
ステップS1でキー入力があった(Yes、以下Yと記してある。)と判断された場合はステップS2に進み、そのキー入力が命令キーのうちの一つであるモード切替キーの入力か否かが判断される。モード切替キーの入力であった場合には、ステップS3に進みモード切替処理が実行されるもので、この処理は、モードメモリ部20に記憶されているモード情報Mの値を「+1」させて一つ進めるものである。即ち、モード切替キーのキー入力がなされる毎に、モード情報Mの値は「0」、「1」、「2」、「3」、「0」、・・・と順次切り替えられるものである。
【0023】
ステップS2で、モード切替キーの入力でない(N)と判断された場合には、ステップS4に進み設定キーの入力か否かが判断され、設定キーの入力の場合にはステップS5に進んで設定処理がなされる。上記ステップS4、S5では、説明を容易にするためそれぞれ一つのステップしか示していないが、実際の設定処理としては時刻計時部7で計時される現在時刻の設定、種類情報メモリ部21に記憶される種類情報の設定、スケジュール記憶メモリ部22に記憶されるスケジュール情報の設定、ST・Tメモリ部24のタイマー時間の設定などがあり、上記ステップS4及びS5は、これらの設定キーの検出と設定処理とを含むものである。
【0024】
ここでは、図8を参照してスケジュール情報の設定処理について説明する。まず、命令キーの一つであるスケジュール情報設定の開始キーが入力されると、表示部18には、図8(a)に示すようにスケジュール設定モードの表示がなされ、スケジュール記憶メモリ部22のスケジュール時刻記憶領域30に記憶すべきスケジュール時刻と内容記憶領域33に記憶すべきスケジュールの内容情報との設定モードになる。
【0025】
この状態で文字入力キーを用いてスケジュールの日付時刻と内容とを設定すると図8(b)の時刻画像の選択モードとなり、図6に示したそれぞれ表示態様の異なる時刻画像T0乃至T5が縮小されて表示され選択を促す文字が表示される。この状態で任意の時刻画像の上をタッチ入力して選択すると、選択された表示画像を示す情報がスケジュール記憶メモリ部22の種類記憶領域32に記憶される。尚、選択された表示画像を示す情報とは、スケジュール記憶メモリ部22の種類情報メモリ部21に記憶される種類情報Nと同様に「0」乃至「5」のうちのいずれかの情報である。
【0026】
しかして時刻画像の選択が終わると図8(c)のスケジュール画像の選択画面に切り替わる。このスケジュール画像の選択画面では、図3に示したスケジュール画像記憶部34に記憶されている項目毎の画像A0、A1、・・・が項目と共に縮小表示される。ここで、この状態で任意の画像の上をタッチ入力して選択すると、選択された画像が記憶されているスケジュール画像記憶部34のアドレス情報がスケジュール記憶メモリ部22の画像記憶領域31に記憶されてスケジュール情報の設定が終了する。
【0027】
このスケジュール情報の設定終了時には、スケジュール情報記憶領域30に記憶されている全てのスケジュール時刻情報と現在時刻情報との比較が行われ、現在時刻の次に来るスケジュール情報に対しては対応して設けられている次回フラッグに「1」が記憶される。
【0028】
図7に戻り、ステップS4で設定キーの入力ではないことが検知されるとステップS6に進み上記モード切替及び各種設定以外のキー処理がなされる。ステップS1でキー入力がない時にはステップS7に進みスケジュール時刻の一致の有無が判断される。このスケジュール時刻の一致の有無判断は、時刻計時部8で計時されている現在の日付時刻が、次回フラッグFに「1」が記憶されているスケジュールのスケジュール時刻記憶領域30に記憶されているスケジュールの日付時刻と一致するか否かを判断するもので、一致した場合にはステップステップS8に進み、音声出力部16から報知音を出力させると共にスケジュール時刻及び内容の表示を一定時間行わせる。そして、一致したスケジュールの次回フラッグFの値をクリアすると共に、次のスケジュールの次回フラッグに「1」を設定するものである。
【0029】
ステップS8で一定時間の表示が行われた後、或いはステップS7でスケジュール時刻の一致が検出されなかった時にはステップS9に進み無線受信の有無検出を行ない、受信があった場合には次のステップS10で送受信処理を行う。この受信の有無検出及び送受信処理は、大きく分けて3つあり、一つは通信制御部9による携帯電話機能の処理であり、ステップS9で着信が検出された場合には次のステップS10でオフフック処理及び通話の送受信処理を行う。また、もう一つは一定時間毎に位置センサ13を動作させてGPS衛星からの情報の受信を検出し、情報が検出された際にはステップS10で受信した情報に基づいて位置情報を算出し、算出された位置情報を通信基地局10及びネットワーク11を介してサーバ12に送るものである。更に最後の一つは、通信基地局10を介して送られてくる、サーバ12からの送った位置情報の天気予報データを受信し、受信した天気予報データをお天気情報メモリ部23に格納する処理である。
【0030】
前記ステップS10の受信処理が終了した後或いはステップS9で受信が検出されなかった場合には、ステップS11に進みモード判別がなされる。このステップS11のモード判別は、モードメモリ部20に記憶されている表示モード情報Mの値を判別するもので、モード情報Mの値が「0」の時にはステップS12に進み、Mの値が「1」、「2」及び「3」の時にはそれぞれステップS13、S14及びS15に進む。
【0031】
即ち、モード情報Mの値が「0」に設定された時はステップS2のモード切替キーの入力によって表示モードが通常時刻表示モードに設定されている場合であり、このときには次のステップS12で、表示部18に時刻計時部8で計時されている現在の時刻情報を、種類情報メモリ部21に記憶されている種類情報Nに従った表示形態で表示させるものである。例えば、Nが「0」に設定されている場合には、現在時刻情報は、図6(a)に示すようにデジタル形式の画像T0で表示され、Nが「1」に表示されている場合には、時及び分のみが図6(b)の画像T1に示すようにアナログ表示されるものである。
【0032】
また、モード情報Mの値が「1」の時はステップS2のモード切替キーの入力によって表示モードがスケジュール表示モードに設定されている場合であり、このときには次のステップS13で、現在時刻情報の表示画像とスケジュール画像との合成を行って表示部18に表示させるものである。この合成は、次回フラッグFが「1」に設定されている次回スケジュールの画像情報、即ち、次のスケジュール時刻に対応して設定記憶されている画像アドレス記憶領域31の画像アドレスでアドレス指定されるスケジュール画像記憶部34の画像情報と、種類情報記憶領域32に設定記憶されている種類情報で指定される表示態様による現在時刻情報とを合成して表示するものである。
【0033】
例えば、現在時刻が2003年2月15日のAM10時12分30秒であり、スケジュール時刻記憶メモリ部22に図2に示すように次のスケジュール時刻として2003年2月15日のAM3時00分、画像情報のアドレスとして図5(b)の画像のアドレス△△、種類情報Nとして図6(e)の画像T4を指定する「4」(矩形枠の中に現在時刻と次のスケジュール時刻を表示する表示形態)が記憶されていた場合、図9に示すように図5(b)の画像と図6(e)で示される表示形態の画像とが合成された画像が表示されるものである。
【0034】
また、モード情報Mの値が「2」の時はステップS2のモード切替キーの入力によって表示モードがお天気表示モードに設定されている場合であり、このときには次のステップS14で、現在時刻情報の表示画像と図4のお天気画像記憶部35に記憶されているお天気画像との画像合成を行って表示部18に表示させるものである。この場合、お天気情報メモリ部23には、前記ステップS10によってサーバ12から送られてきた現在位置の天気予報情報が記憶されており、前記ステップS14では、お天気情報メモリ23に記憶された天気予報情報に該当するお天気画像をお天気画像記憶部35から読み出して、時刻情報と合成して表示するものである。
【0035】
図10は、それぞれ異なったお天気画像による表示形態を示しており、同図A、B及びCはそれぞれ晴れ、雨、曇りの画像と現在時刻とが合成されて表示されている状態である。
【0036】
更に、モード情報Mの値が「3」の時ST・T(ストップウオッチ・タイマー)モードであり、次のステップS15で、経過時間或いは減算時間が表示される。
図11は、ST・Tモードにおいて、表示部18でストップウオッチの経過時間を表示している状態を示しており、上方に現在時刻10時27分30秒が表示され、下方にストップウオッチの経過時間、例えばスタートしてから2分後の時間情報が光学的指針表示体50によってアナログ表示されている。この場合、アナログ文字盤の表示は、表示内容に関連する部分のみが表示されるもので、即ち、スタートした時刻が10時台なので「10」と次の「11」の時字、スタートした分台が25分台なので「5」と「6」の時字のみが表示され、時間が経過して指針が「6」の時字超えると次の「7」の時字が表示されるようになっている。また、指針51は時間の経過と共に移動するが、もう一つの指針52はスタートした位置に停止した状態で表示される。
【0037】
このように、上記の実施の形態では、スケジュールの設定時に表示部18で表示される現在時刻の表示態様を任意に選択できるので、例えば、表示モードをスケジュール表示モードに設定しておけば、時刻表示をみることによって次のスケジュール内容を知ることが出来るものである。また、時刻の表示態様を外部から受信した情報、即ちお天気情報に従って表示させているため、時刻をみるだけでその情報を知ることが出来るものである。
【0038】
尚、上記に実施の形態では、本発明を携帯電話に適用した例について述べたが、本発明は携帯電話に限定されるものではなく、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタンツ)、カメラ、パーソナルコンピュータなど時刻情報を表示する電子機器一般にも適用できるものである。
【0039】
また、画像情報は、予め画像情報記憶メモリ25に記憶されている例について述べたが、例えば記憶媒体6に画像情報を記憶させ、媒体制御部5で画像情報を読みとって画像情報記憶メモリ25に記憶させてもよく、また、通信制御部9を介して外部から画像情報を受信してこれを画像情報記憶メモリ25に記憶させても良いものである。
【0040】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、スケジュールの時刻設定時に表示部で表示される現在時刻の表示態様を任意に選択できるので、時刻表示をみることによって次の設定時刻の内容を知ることが出来るものである。また、時刻の表示態様を外部から受信した情報に従って表示させているため、時刻をみるだけでその情報を知ることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わる携帯電話の回路構成図である。
【図2】図2は、図1に示したスケジュール記憶メモリ部22の詳細な構成図である。
【図3】図3は、図1に示したスケジュール記憶メモリ部22に設けられたスケジュール画像記憶部34の詳細な構成図である。
【図4】図4は、同じく図1に示したスケジュール記憶メモリ部22に設けられたお天気画像記憶部35の詳細な構成図である。
【図5】図5は、スケジュール画像記憶部34に記憶されている画像の内容を示す図である。
【図6】図6は、現在時刻の表示態様を示す図である。
【図7】図7は、動作を説明する為のフローチャート図である。
【図8】図8は、スケジュール設定を説明するための表示状態図である。
【図9】図9は、スケジュール表示モードにおける表示状態図である。
【図10】図10は、お天気表示モードにおける表示状態図である。
【図11】図11は、ストップウオッチ・タイマーモードにおける表示状態図である。
【符号の説明】
1 携帯電話
2 制御部
3 プログラムメモリ
7 入力部
8 時刻計数部
9 通信制御部
10 通信基地局
12 サーバ
13 位置センサ
14 GPS衛星
17 記憶部
18 表示部
20 モードメモリ部
21 種類情報メモリ部
22 スケジュール記憶目メモリ部
25 画像記憶メモリ
Claims (10)
- 現在時刻情報を計時する計時手段と、この計時手段で計時される現在時刻情報をそれぞれ異なる複数種類の表示形態で表示可能な時刻表示手段と、任意の時刻情報を設定する時刻情報設定手段と、この時刻情報設定手段によって設定された時刻情報に対応させて前記時刻表示制御手段によって表示される表示態様の種類を設定する表示態様設定手段と、前記計時手段で計時される現在時刻情報が前記時刻情報設定手段で設定された時刻情報に至った際に前記現在時刻情報を前記表示態様設定手段で設定された表示態様で表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
- 更に、複数の画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、この画像情報記憶手段に記憶された複数の画像情報のうちのいずれかの画像情報を前記時刻情報設定手段で設定された時刻情報に対応させて登録する画像情報登録手段と、前記表示制御手段によって前記現在時刻情報が前記設定された表示態様で表示された際に前記画像情報登録手段で登録された画像情報を同時に表示させる画像情報表示手段とを具備したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 更に、前記画像情報記憶手段に記憶される画像情報を外部から受信する画像情報受信手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 外部から取得した外部情報を記憶する外部情報記憶手段と、この外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容それぞれに対応する複数の画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、現在時刻情報を計時する計時手段と、この計時手段で計時される現在時刻情報を前記外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容に対応する前記画像記憶手段の画像情報と共に表示する時刻表示手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
- 前記外部情報記憶手段に記憶される外部情報は位置情報であり、前記画像情報記憶手段には前記位置情報に対応する位置画像情報が記憶されており、前記時刻表示手段は前記現在時刻情報と共に取得した位置情報に対応する位置画像情報を表示することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 前記外部情報記憶手段に記憶される外部情報は気象情報であり、前記画像情報記憶手段には前記気象情報に対応する気象画像情報が記憶されており、前記時刻表示手段は前記現在時刻情報と共に取得した気象情報に対応する気象画像情報を表示することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 前記外部情報記憶手段に記憶される外部情報は、通信ネットワークを介して受信した情報であることを特徴とする請求項4、5又は6に記載の表示装置。
- 更に、前記画像情報記憶手段に記憶される画像情報を外部から取得する画像情報取得手段を備えたことを特徴とする請求項4、5又は6に記載の表示装置。
- コンピュータを、現在時刻情報を計時させる計時手段、この計時手段で計時される現在時刻情報をそれぞれ異なる複数種類の表示形態で表示させる時刻表示手段、任意の時刻情報を設定させる時刻情報設定手段、この時刻情報設定手段によって設定された時刻情報に対応させて前記時刻表示制御手段によって表示される表示態様の種類を設定させる表示態様設定手段、前記計時手段で計時される現在時刻情報が前記時刻情報設定手段で設定された時刻情報に至った際に前記現在時刻情報を前記表示態様設定手段で設定された表示態様で表示させる表示制御手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、外部から取得した外部情報を記憶させる外部情報記憶手段、この外部情報記憶手段によって取得した外部情報の内容それぞれに対応する複数の画像情報を記憶させる画像情報記憶手段、現在時刻情報を計時させる計時手段、この計時手段で計時される現在時刻情報を前記外部情報記憶手段に記憶された外部情報の内容に対応する前記画像記憶手段の画像情報と共に表示させる時刻表示手段として機能させるためのプログラム。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006042199A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Kyocera Corp | 携帯端末装置および携帯端末装置の表示方法並びに無線通信システム |
KR101188565B1 (ko) * | 2011-05-03 | 2012-10-08 | 윤종식 | 일정관리 기능을 갖는 디지털시계 및 그의 일정관리 방법 |
JP2018112503A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | セイコーインスツル株式会社 | 時計および時計の制御方法 |
-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002373905A patent/JP2004205317A/ja active Pending
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