JP2004204439A - 流水導管の途中にピットを造成する工法と筧部材 - Google Patents

流水導管の途中にピットを造成する工法と筧部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2004204439A
JP2004204439A JP2002371039A JP2002371039A JP2004204439A JP 2004204439 A JP2004204439 A JP 2004204439A JP 2002371039 A JP2002371039 A JP 2002371039A JP 2002371039 A JP2002371039 A JP 2002371039A JP 2004204439 A JP2004204439 A JP 2004204439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conduit
pit
gutter
main body
shaped main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002371039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3692476B2 (ja
Inventor
Hideo Kurotani
秀夫 黒谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Kiko Inc
Original Assignee
Daido Kiko Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Kiko Inc filed Critical Daido Kiko Inc
Priority to JP2002371039A priority Critical patent/JP3692476B2/ja
Publication of JP2004204439A publication Critical patent/JP2004204439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3692476B2 publication Critical patent/JP3692476B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

【課題】工期が短く、工事費が安価で済む流水導管の途中のピット造成工法を提供することを課題とするものである。
【解決手段】ピット造成部の導管1の周囲に空間Aを設けた後、先ず前記導管1のピット3の内法以下の長さの上半分1aをカットして除去し、次に下面が導管1の内面に密接し、且つ後部にストッパー26を設けた樋状の筧部材2を導管1の未カット部1b内に装着し、ピットの下半分3aを造成した後、前記導管1の未カット部1bを筧部材2の受部1c、1cを残してカットして除去し、次いで筧部材2を撤去した後,ピットの上半分3aを造成して流水導管1の途中にピット3を造成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上下水道の流水導管の途中に、流水を活かした侭ピットを造成する工法とその工法の実施や,既設ピット内の工事に用いる筧部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
長距離推進工法の進歩により、上下水道管の敷設計画において、点検用マンホールや分岐管路を設けるためのピット間の間隔が次第に長距離化しつつあるが、敷設後、導管の途中にピットを設ける必要を生じることがある。
【0003】
その場合、▲1▼バイパス工法、▲2▼ポンプアップ工法、▲3▼土嚢積上工法、▲4▼〆切付替工法などが考えられるが、前記▲1▼及び▲2▼の工法は流水導管の場合、ピット造成完了までの工期が長期間になると共に、厖大な工事費を必要とし、▲2▼の工法は、更に騒音公害の問題もある。
【0004】
また▲3▼及び▲4▼の工法は、流量が少ない場合は使えるが、幹線管路のように、流量が多い場合には使用することができない。
【0005】
なお、上記▲1▼〜▲4▼の工法について記載すべき先行技術文献情報は所有していないため先行技術文献情報については記載できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、工期が短く、工事費が安価で済む流水導管の途中のピット造成工法とその工法の実施や、ピット内の工事に有用な筧部材を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、第1の発明は、ピット造成部の導管の周囲に空間を設けた後、先ず前記導管のピットの内法以下の長さの上半分をカットして除去し、次に下面が導管の内面に密接し、且つ後部にストッパーを設けた樋状の筧部材を導管の未カット部内に装着し、少なくとも下半分のピットを造成した後、前記導管の未カット部を筧部材の受部を残してカットして除去し、次いで筧部材を撤去して流水導管の途中にピットを造成する工法である。
【0008】
第2の発明は、前記第1の発明を実施する際や、既設ピット内の作業に用いられる筧部材の構成に関するもので、樋状本体の下面に導管に密接する水密ゴムを設けると共に、前縁に流水物を前記樋状本体上面に案内するベルマウスを設け、後縁に導管と係合するストッパーを設けた筧部材である。
【0009】
また、第3の発明は第1の発明の実施等に使用する筧部材の装着・撤去を容易にするため、分割組立式とした筧部材であり、第4の発明は樋状本体を流れの方向又は巾方向に伸縮する構成とした筧部材である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した実施例のピット造成工程を示す説明図で、この図により、作業手順を説明すると次の通りである。
【0011】
図1において、1は汚水等が流れているヒューム管を用いた導管、2は筧部材、3はピットで、先ず(a)に示すように導管1のピット3を造成する部分に空間Aを設ける。
【0012】
次にピット3の内法以下の長さの導管1の上半分1aを(b)のようにカットした後、残った下半分の導管1内に(c)に示すように樋状の筧部材2をセットする。なお、筧部材2の構造については、図2〜図5に示す拡大図により後述する。
【0013】
ピット3の下半分3aを(d)に示すように造成した後、図(e)に示すように造成したピット周辺の埋戻しを行う。
【0014】
ピット3の下半分3aの造成が終了したならば、(f)のように筧部材2の受部1c、1cを残して導管1の末カット部1bをワイヤーカット機でカットして除去し、次いで、(g)のように筧部材2を撤去した後、ピットの上半分3bを(h)のように造成してピット造成を完了する。
【0015】
上記ピット造成工程においては、ピット3の造成を筧部材2を導管1内に装着してから行うようにしたが、ピット3を造成してから筧部材2を装着してもよい。しかし乍ら、図面に示したように先に筧部材を装着する手順の方が作業が容易であり好ましい。
【0016】
以上の説明から容易に理解されるように、本発明に係る工法によると、流水導管であっても前記▲1▼の工法のように、厖大な工事と日数を要するバイパス路を設けたり、前記▲2▼の工法のように大容量あるいは多数のポンプを必要とすることなく、ピット造成部周辺の工事だけで済む。従って工期及び工費が少なくて済むという土木工事上格別な効果が得られるものである。
【0017】
図2〜図5は、図1で示す実施例で使用した筧部材2の詳細を示す拡大図で、図2は平面図、図3は縦断面図、図4は側面図、図5は前後縁の構成を示す断面図である。
【0018】
この実施例の筧材部2は、樋状本件を下面周縁に枠21aを設けた4枚のパネル21,21,21,21と、2枚のパネル22a,22aから成る継足しパネル22,22と、前縁に設けたベルマウス23と、補強並びに吊上げ吊下げ用のガーダー24とから成り、ボルト及びナット等の連結具によって組立てる構造としたものである。
【0019】
そして、樋状本件の下面には流水導管1の内面に密着するように水密ゴム25が取付けられ、継足しパネル22の下流側には流水導管1のカット部と係合するストッパー26が設けられている。
【0020】
以上のように構成された筧部材2は、流水の水圧によって流水導管1の内面に密着し、流水導管1の下半分の未カット部1bをワイヤーカット機でカット中、流水が漏れることはないが、流量が少なく水圧が小さい場合は、例えば図3において想像線で示したように抑止用支保工4を設けるようにすればよい。
【0021】
以上の説明から明らかなように、本発明は導管1中を流れる流水の水圧を利用して、ピット造成部に筧部材2を架設密着させるという新しいアイデアを導入することにより、流水中の導管、例えば下水道導管の途中に、流れを活かした侭ピットの造成を可能にしたもので、従来考えられている工法に比し、遥かに少ない工事費で施行することを可能にしたもので、実用上土木工事上貢献するところ極めて大である。
【0022】
図2〜図5で示した筧部材は分割組立式としたものであるが、導管内に敷設し、撤去を容易にするものとして流れの方向や巾方向に伸縮する形式のものとしてもよい。
【0023】
ここでは筧部材を流水導管の途中にピットを造成する場合に使用した例を示したが、既設ピット内の工事、例えば、分岐路を持つピットにおいて、分岐路導管の入り口に水門を構築する場合等に使用することができる。
【0024】
【発明の効果】
流水導管の途中に、ピットの造成を短期間に行うことを可能にし、工事費の低減に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における施工手順を示す説明図。
【図2】ハーフカットした流水導管に挿入した筧部材の平面図。
【図3】図2の縦断面図。
【図4】図2の一部截断側面図。
【図5】筧部材の下部構造の詳細を示す拡大縦断面図。
【符号の説明】
1 導管
2 筧部材
3 ピット
4 支保工
21 パネル
21a 枠
22 継足しパネル
23 ベルマウス
24 ガーダー
25 水密ゴム
26 ストッパー

Claims (4)

  1. ピット造成部の導管の周囲に空間を設けた後、先ず前記導管のピットの内法以下の長さの上半分をカットして除去し、次に下面が導管の内面に密接し、且つ後部にストッパーを設けた樋状の筧部材を導管の未カット部内に装着し、少なくとも下半分のピットを造成した後、前記導管の未カット部を筧部材の受部を残してカットして除去し、次いで筧部材を撤去することを特徴とする流水導管の途中にピットを造成する工法。
  2. 樋状本体の下面に導管に密接する水密ゴムを設けると共に、前縁に流水物を前記樋状本体上面に案内するベルマウスを設け、且つ後縁に導管と係合するストッパーを設けたことを特徴とする筧部材。
  3. 樋状本体を分割組立式としたことを特徴とする請求項2記載の筧部材。
  4. 樋状本体を流れの方向又は巾方向に伸縮する構成としたことを特徴とする請求項2記載の筧部材。
JP2002371039A 2002-12-20 2002-12-20 流水導管の途中にピットを造成する工法と筧部材 Expired - Fee Related JP3692476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002371039A JP3692476B2 (ja) 2002-12-20 2002-12-20 流水導管の途中にピットを造成する工法と筧部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002371039A JP3692476B2 (ja) 2002-12-20 2002-12-20 流水導管の途中にピットを造成する工法と筧部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004204439A true JP2004204439A (ja) 2004-07-22
JP3692476B2 JP3692476B2 (ja) 2005-09-07

Family

ID=32810032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002371039A Expired - Fee Related JP3692476B2 (ja) 2002-12-20 2002-12-20 流水導管の途中にピットを造成する工法と筧部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3692476B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013119869A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Takahashi-Shuwa Construction Co Ltd 2方向締切機能付きバイパス工法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05163890A (ja) * 1991-12-17 1993-06-29 Sekisui Chem Co Ltd 非開削推進工法による管路敷設方法
JP2002030720A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Ebara Corp 汚水槽設置方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05163890A (ja) * 1991-12-17 1993-06-29 Sekisui Chem Co Ltd 非開削推進工法による管路敷設方法
JP2002030720A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Ebara Corp 汚水槽設置方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013119869A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Takahashi-Shuwa Construction Co Ltd 2方向締切機能付きバイパス工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3692476B2 (ja) 2005-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106640154A (zh) 隧道衬砌环向施工缝裂缝渗水处治方法及结构
CN110645418B (zh) 一种大直径管道安装的连接方法
CN108591614B (zh) 燃气旧管道内多管穿越施工方法
JP2004204439A (ja) 流水導管の途中にピットを造成する工法と筧部材
KR101637507B1 (ko) 하천횡단 관로 매설구조물 및 이를 이용한 관로 매설방법
CN211815675U (zh) 一种双通道的箱涵通道及污水临时排放用的临时钢箱涵
CN210013303U (zh) 新旧污水管道连接结构
KR100494356B1 (ko) 조립식 가물막이 수밀재를 이용한 관로의 물돌리기 공법
JP2007023545A (ja) 推進管の発進用エントランス、発進用エントランスの構造および発進用エントランスの止水工法
CN113124258A (zh) 一种大型箱涵不断水封堵装置及使用该装置的修复方法
JP5854808B2 (ja) 既設管路の更生方法
CN217923980U (zh) 一种用于沉井拖管施工的止浆套筒
JPH10205270A (ja) 立抗ブロック、立抗掘削方法及び管渠推進方法
CN210013307U (zh) 新老污水管道深井点检查井
CN220451030U (zh) 一种便于清淤的混凝土污水管道系统
CN212107451U (zh) 一种大型箱涵不断水封堵装置
JP7421334B2 (ja) 接続管
JP2006112137A (ja) 分岐トンネル分合流部構造およびその構築方法
JPH1054045A (ja) マンホール壁兼用筒状体を用いた立坑構築方法並びに掘削用刃口体、掘削用滑剤供給装置及びマンホール兼用沈設筒状体
US8684104B1 (en) Detachable pipe ramming head with efficient lubrication dispersal
KR100735063B1 (ko) 관로갱생공법 및 그 보수재
JPS5914667B2 (ja) 管路の敷設方法
KR20010025497A (ko) 터널의 누수방지용 보수재 및 보수공법
KR970009186B1 (ko) 다분활 세그멘트 및 그 제조 장치
JP2953843B2 (ja) 非開削推進工法による管路敷設方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050607

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080701

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090701

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100701

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110701

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees