JP2004203577A - 昇降用キャリッジ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】油圧ユニットを搭載した昇降用キャリッジの小型化を達成する。
【解決手段】昇降用キャリッジ構造1は、マスト200に昇降自在に支持される昇降用キャリッジ2に、荷役フォーク3をマスト200の側方へ水平にスライドさせるシフト機構Aと、荷役フォーク3を旋回させるローテート機構Bとを内装し、更に、シフト機構A及びローテート機構Bを駆動する2個の油圧モータ4,40を、互いに並列させて昇降用キャリッジ2の上部に各々内装し、2個の油圧モータ4,40へ油圧を各々供給する油圧ポンプ5,50、該油圧ポンプ5,50を駆動する電動機6,60、及び方向制御弁Cを備える油圧ユニットDを、2個の油圧モータ4,40の下方に収納したことにある。
【選択図】 図1
【解決手段】昇降用キャリッジ構造1は、マスト200に昇降自在に支持される昇降用キャリッジ2に、荷役フォーク3をマスト200の側方へ水平にスライドさせるシフト機構Aと、荷役フォーク3を旋回させるローテート機構Bとを内装し、更に、シフト機構A及びローテート機構Bを駆動する2個の油圧モータ4,40を、互いに並列させて昇降用キャリッジ2の上部に各々内装し、2個の油圧モータ4,40へ油圧を各々供給する油圧ポンプ5,50、該油圧ポンプ5,50を駆動する電動機6,60、及び方向制御弁Cを備える油圧ユニットDを、2個の油圧モータ4,40の下方に収納したことにある。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷物の入出庫等に使用されるフォークリフト等の荷役車両に搭載される昇降用キャリッジの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車台に立設したマストで荷役フォークを支持した3方向スタッキングトラックが周知である。このような荷役フォークは、昇降(リフト)、車幅方向にスライド(シフト)、及び旋回(ローテート)の動作ができる。図6に、従来例の昇降用キャリッジ101を構成するシフト機構102及びローテート機構103を表している。図7に、当該昇降用キャリッジ101を装備したフォークリフト201の全体を表している。
【0003】
シフト機構102は、フォークリフト201のマスト200に支持部材104を連結し、支持部材104に、車幅方向に延びるガイドレール105を上下に2本固定し、更に、これらのガイドレール105に沿って水平ラック106を各々固定している。支持部材104はマスト200の伸縮動作に伴って昇降する。ガイドレール105には、ガイドローラ107を介してキャリッジ本体108を車幅方向に滑動自在に係合している。
【0004】
キャリッジ本体108は、2本の水平ラック106に各々噛み合うギア109を上下に固定したシフト用主軸110と、シフト用主軸110の一方のギア109に噛み合うピニオン111を主軸に設けた一の油圧モータ112とを、ハウジング128に収納している。車台に設けたスイッチ等(図示省略)を操作して一の油圧モータ112を起動すると、荷役フォーク113がキャリッジ本体108と共に車幅方向にスライドする。更に、ハウジング128には、ローテート機構103も一緒に収納されている。
【0005】
ローテート機構103は、荷役フォーク113の後端を固定したローテート用主軸114と、他の油圧モータ115と、これら間に回転力を伝達するギア列116とを備える。ギア列116は、ローテート用主軸114に固定したギア117、他の油圧モータ115の出力軸に設けたピニオン118、及びこれらの間に介在するギア群119から成る。車台に設けたスイッチ等を操作して他の油圧モータ115を起動すると、荷役フォーク113がローテート用主軸114の周りに旋回する。以上の技術は下記文献に開示されている。
【0006】
【特許文献1】
実開平2−72300号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
油圧モータ112,115に油圧を供給する油圧ユニットは、図示を省略しているが、車台側、即ちキャリッジ本体108の外部に設けられていた。このため、油圧ユニットと油圧モータ112,115とを接続する油圧ホース等の経路の全長が長くなり、作動油の圧力損失が著しく大きくなる等の諸問題が生じる。
【0008】
そこで、油圧ユニット、シフト機構102、及びローテート機構103をキャリッジ本体108に総て搭載し、油圧ユニットと油圧モータ112,115との間の経路を可能な限り短縮することが試みられているが、次のような技術的制約に阻まれている。
【0009】
即ち、3方向スタッキングトラックのマストを最大に伸長させると10m前後の高さに達するので、昇降用キャリッジ101自体の重量が増加すると車両全体の重心が高くなり不安定になる。また、昇降用キャリッジ101自体の重量が増加すると、その分、荷役フォーク103に積載できる荷物等の総重量が制限されることにもなる。
【0010】
更には、3方向スタッキングトラックは狭路において荷役手作業を行う必要性から、荷役フォーク103を大型化するのは困難であるので、荷物等の積載スペースを広く確保するためには、キャリッジ本体108のハウジング128を極力コンパクトに設計しなければならない。しかも、ハウジング128の形状は、荷役フォーク103の動作の邪魔にならないものでなければならない。
【0011】
以上のように限られたハウジング128内の狭い空間に、油圧ユニットをシフト機構102及びローテート機構103と一緒に収納するのは困難である。
【0012】
本発明の目的は、油圧ユニットを搭載した昇降用キャリッジの小型化を達成することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る昇降用キャリッジ構造は、マストに昇降自在に支持される昇降用キャリッジに、荷役フォークを前記マストの側方へスライドさせるシフト機構と、前記荷役フォークを旋回させるローテート機構とを内装したものであって、前記シフト機構及び前記ローテート機構を駆動する2個の油圧モータを、互いに並列させて前記昇降用キャリッジの上部に各々内装し、前記2個の油圧モータへ油圧を各々供給する油圧ポンプ、該油圧ポンプを駆動する電動機、方向制御弁、及び、前記油圧モータと前記油圧ポンプとを循環する作動油を貯留するリザーバタンクを備える油圧ユニットを、前記2個の油圧モータの下方に収納したものである。
【0014】
本発明に係る昇降用キャリッジ構造は、マストに昇降自在に支持される昇降用キャリッジに、荷役フォークを前記マストの側方へスライドさせるシフト機構と、前記荷役フォークを旋回させるローテート機構とを内装したものであって、前記シフト機構及び前記ローテート機構を駆動する2個の油圧モータを、互いに並列させて前記昇降用キャリッジの下部に各々内装し、前記2個の油圧モータへ油圧を各々供給する油圧ポンプ、該油圧ポンプを駆動する電動機、方向制御弁、及び、前記油圧モータと前記油圧ポンプとを循環する作動油を貯留するリザーバタンクを備える油圧ユニットを、前記2個の油圧モータの上方に収納したものである。
【0015】
更に、本発明に係る昇降用キャリッジ構造は、前記2個の油圧ポンプを前記リザーバタンク内に挿入した状態で、前記2個の油圧ポンプと前記リザーバタンクとを当該順に上下に配置したものである。
【0016】
更に、本発明に係る昇降用キャリッジ構造は、前記方向制御弁が、前記油圧モータに供給される油圧の上限を規定するブレーキ回路と、前記油圧ポンプから前記油圧モータへ圧送される作動油からパイロット圧力を受けて、前記作動油が前記油圧モータから前記油圧ポンプに戻ることを許容するパイロット操作逆止め弁と、 前記リザーバタンクから作動油を導入するチェック弁とを備える。前記ブレーキ回路及び前記パイロット操作逆止め弁を、前記2個の油圧モータのハウジングの間に配置し、前記チェック弁をリザーバタンクに収納する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジについて説明する。以下で、従来と同様の構成には同符号を付し、その図示又は説明は省略する。
【0018】
図1に示すように、本実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造1は、マスト200に昇降自在に支持される昇降用キャリッジ2のハウジング20に、荷役フォーク3をマスト200の側方へ水平にスライドさせるシフト機構Aと、荷役フォーク3を旋回させるローテート機構Bとを内装したものである。
【0019】
その特徴とするところは、シフト機構A及びローテート機構Bを駆動する2個の油圧モータ4,40を、互いに並列させて昇降用キャリッジ2のハウジング20の上部に各々内装し、2個の油圧モータ4,40へ油圧を各々供給する油圧ポンプ5,50、該油圧ポンプ5,50を駆動する電動機6,60、及び方向制御弁Cを備える油圧ユニットDを、2個の油圧モータ4,40の下方に収納したことにある。
【0020】
一方、マスト200は荷役車両の車台(図示省略)から立ち上げられている。電動機6,60の正転、逆転、又は停止は、この車台に乗り込んだオペレータ等が遠隔操作することにより行える。
【0021】
方向制御弁Dは、図2に示すように、リリーフ弁70,71を含むブレーキ回路7と、パイロット操作逆止め弁80,81を含むパイロットチェック回路8とを備える。ブレーキ回路7とパイロットチェック回路8は、油圧モータ4と油圧ポンプ5との工程の途中に各々設けられている。更に、油圧モータ4とブレーキ回路7との間には、油圧モータ4の回転速度を調節する2個の絞り弁9を設けられ、油圧ポンプ5とパイロットチェック回路8との間には、油圧回路の全体に必要量の作動油をリザーバタンクEから導入するチェック弁10が設けられている。
【0022】
尚、油圧モータ4がギア列116を介してローテート用主軸114に接続され、油圧モータ40がシフト用主軸110に接続される点を除いて、油圧モータ4,40の間に構成の差異は特にない。また、油圧ポンプ5,50の間、及び電動機6,60の間にも構成の差異は特にない。従って、以下の動作説明は、油圧モータ4に係る点のみ記し他は省略する。
【0023】
電動機6を正転(又は逆転)させると、油圧ポンプ5のポートA(又はB)から吐出された作動油は、管路a(又はb)を経て油圧モータ4のポートA(又はB)へ流入して油圧モータ4を正転(又は逆転)させる仕事に供した後、油圧モータ4のポートB(又はA)から流出する。この過程で、油圧ポンプ5のポートA(又はB)から吐出された作動油の順方向に配されたパイロット操作逆止め弁80が開放するのと同時に、パイロット操作逆止め弁81(又は80)は、管路aのパイロット操作逆止め弁80(又は81)の下流の圧力が所定値まで達したことを感知して開放する。これにより、油圧モータ4のポートB(又はA)から流出した作動油が管路b(又はa)のパイロット操作逆止め弁81(又は80)を逆方向に流れ、油圧ポンプ5のポートB(又はA)まで循環できる。
【0024】
電動機6を停止させると、油圧ポンプ5から油圧モータ4への油圧の供給も停止するので、荷役フォーク3が停止する。この状態で、パイロット操作逆止め弁80,81の下流の圧力は所定値を下回り、パイロット操作逆止め弁80,81の両方が逆方向の流れを規制するので、パイロット操作逆止め弁80,81より上流の作動油は油圧ポンプ5に戻ることはできない。従って、停止した荷役フォーク3が何らかの規定値内の外力を受けても、パイロット操作逆止め弁80,81より上流の作動油の圧力が上昇するに止まり、荷役フォーク3が不用意に動くことはない。つまり、パイロットチェック回路8が、荷役フォーク3を固定するブレーキの役割を果たす。
【0025】
また、停止させた荷役フォーク3に、これを無理に正転(又は逆転)させる方向に動かす程の過大な外力が加わり、パイロット操作逆止め弁80,81より上流の作動油の圧力が異常に上昇した場合、リリーフ弁70(又は71)が開くことにより、この異常に圧力が上昇した作動油を、管路b(又はa)へ逃がす事ができる。そして、荷役フォーク3がある程度動いてパイロット操作逆止め弁80(又は81)の上流の油圧が所定値よりも降下すれば、リリーフ弁70(又は71)が閉じるので、再び荷役フォーク3は固定される。つまり、ブレーキ回路7が、油圧回路及びギア列116等を過大な負荷から保護するトルクリミッターの役割を果す。
【0026】
以上に説明した回路及び弁は、図1に示すように、後述のマニホールド72及びリザーバタンクEに分けて納められ、相互に油圧配管12(主管路a,bを含む)を通して接続されている。
【0027】
即ち、ブレーキ回路7、絞り弁9、及びパイロット操作逆止め弁80,81は、それぞれ図3(a)の平面図に示すようなマニホールド72に納められて、油圧モータ4,40のハウジングに取付けられている。それぞれのマニホールド72は、油圧モータ4,40の間の空間を有効に利用するために、並列した油圧モータ4,40の間に配置されている。
【0028】
更に、油圧モータ4,40の間を詰める場合には、同図(b)に示すように、油圧モータ4,40の軸に対してマニホールド72を側方へオフセットして取付け、このようなマニホールド72同士を差し違えて配置する。これにより油圧モータ4,40を接近させられるので、昇降用キャリッジ2全体の一層の小型化及び軽量化を達成できる。
【0029】
チェック弁10は、2個の油圧ポンプ5,50と共にリザーバタンクEに収納されている。2個の油圧ポンプ5,50は、リザーバタンクEの内部に挿入された状態でリザーバタンクEに固定されている。更に、リザーバタンクE内において油圧ポンプ5,50に隣接して、チェック弁10が配置されている。
【0030】
上記のように構成することで、2個の油圧ポンプ5,50、この下方に配置したリザーバタンクE、パイロット操作逆止め弁80,81、及びチェック弁10を、単一の部品としてユニット化できる。しかも、作動油を貯留するためのリザーバタンクEの内部の空間を、油圧ユニットDの一部を構成する部品を収納するスペースとして積極的に利用できる。
【0031】
しかも、昇降用キャリッジ2のハウジング20の上部に2個の油圧モータ4,40を収納し、これら2個の油圧モータ4,40の下方に油圧ユニットDを収納しているので、昇降用キャリッジ2のハウジング20の内部を更に有効利用できる。これは以下の理由による。
【0032】
即ち、油圧モータ4を昇降用キャリッジ2の上部に配置することで、この油圧モータ4のピニオン118に噛み合うギア列116(図1)を、図4に示したハウジング20の頭部21内に収納できる。そして、幅広の部品であるギア列116をハウジング20の頭部21に収納することで、ハウジング20の頭部21以外の部分の幅寸法を小さく抑えられる。これにより荷役フォーク3の積載スペースを広く確保し、また荷役フォーク3の旋回範囲を最大限に広げられる。
【0033】
但し、ギア列116が特に邪魔にならない場合は、昇降用キャリッジ2のハウジング20の下部に2個の油圧モータ4,40を収納し、これら2個の油圧モータ4,40の上方に油圧ユニットDを収納しても良い。
【0034】
即ち、図5に示すように、本発明の他の実施の形態に係る昇降用キャリッジ30は、シフト機構A及びローテート機構Bを駆動する2個の油圧モータ4,40を、互いに並列させて昇降用キャリッジ2のハウジング20の下部に各々内装し、2個の油圧モータ4,40へ油圧を各々供給する油圧ポンプ5,50、該油圧ポンプ5,50を駆動する電動機6,60、及び方向制御弁Cを備える油圧ユニットDを、2個の油圧モータ4,40の下方に収納したものである。
【0035】
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良,修正,変形を加えた態様で実施できるものである。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る昇降用キャリッジ構造によれば、シフト機構及びローテート機構を駆動する2個の油圧モータを、互いに並列させて昇降用キャリッジの上部/下部に各々内装し、油圧ユニットを2個の油圧モータの下方/上方に収納しているので、油圧モータ、油圧ポンプ、電動機、及び方向制御弁を、互いに密接させて小さくまとめられるので、油圧ユニットをシフト機構とローテート機構との隙間に組み込める。従って、積載スペースを制限することなく、油圧ユニットを昇降用キャリッジに搭載することができる。
【0037】
更に、本発明に係る昇降用キャリッジ構造によれば、2個の油圧ポンプをリザーバタンク内に挿入した状態で、2個の油圧ポンプとリザーバタンクとを当該順に上下に配置しているので、作動油を貯留するためのリザーバタンクの内部の空間を、油圧ユニットの一部を構成する部品を収納するスペースとして積極的に利用することで、昇降用キャリッジ全体の小型化に貢献できる。
【0038】
更に、本発明に係る昇降用キャリッジ構造によれば、ブレーキ回路を2個の油圧モータの間に配置し、パイロット操作逆止め弁をリザーバタンクに収納しているので、昇降用キャリッジの構成部品の間に残された余地を有効に利用して、主要な油圧回路及びその配管類を収納できる。これにより、昇降用キャリッジ全体の更なる小型化及び軽量化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造の側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造に適用した油圧回路。
【図3】本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造の平面図及びその要部の変形例の平面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造を内装した昇降用キャリッジの端面図。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造を一部破断した側面図。
【図6】従来例の昇降用キャリッジ構造の側面図。
【図7】従来例の昇降用キャリッジ構造を適用したフォークリフトの全体斜視図。
【符号の説明】
1:昇降用キャリッジ構造
2:昇降用キャリッジ
3:荷役フォーク
4,40:油圧モータ
5,50:油圧ポンプ
6,60:電動機
7:ブレーキ回路
80,81:パイロット操作逆止め弁
200:マスト
A:シフト機構
B:ローテート機構
C:方向制御弁
D:油圧ユニット
E:リザーバタンク
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷物の入出庫等に使用されるフォークリフト等の荷役車両に搭載される昇降用キャリッジの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車台に立設したマストで荷役フォークを支持した3方向スタッキングトラックが周知である。このような荷役フォークは、昇降(リフト)、車幅方向にスライド(シフト)、及び旋回(ローテート)の動作ができる。図6に、従来例の昇降用キャリッジ101を構成するシフト機構102及びローテート機構103を表している。図7に、当該昇降用キャリッジ101を装備したフォークリフト201の全体を表している。
【0003】
シフト機構102は、フォークリフト201のマスト200に支持部材104を連結し、支持部材104に、車幅方向に延びるガイドレール105を上下に2本固定し、更に、これらのガイドレール105に沿って水平ラック106を各々固定している。支持部材104はマスト200の伸縮動作に伴って昇降する。ガイドレール105には、ガイドローラ107を介してキャリッジ本体108を車幅方向に滑動自在に係合している。
【0004】
キャリッジ本体108は、2本の水平ラック106に各々噛み合うギア109を上下に固定したシフト用主軸110と、シフト用主軸110の一方のギア109に噛み合うピニオン111を主軸に設けた一の油圧モータ112とを、ハウジング128に収納している。車台に設けたスイッチ等(図示省略)を操作して一の油圧モータ112を起動すると、荷役フォーク113がキャリッジ本体108と共に車幅方向にスライドする。更に、ハウジング128には、ローテート機構103も一緒に収納されている。
【0005】
ローテート機構103は、荷役フォーク113の後端を固定したローテート用主軸114と、他の油圧モータ115と、これら間に回転力を伝達するギア列116とを備える。ギア列116は、ローテート用主軸114に固定したギア117、他の油圧モータ115の出力軸に設けたピニオン118、及びこれらの間に介在するギア群119から成る。車台に設けたスイッチ等を操作して他の油圧モータ115を起動すると、荷役フォーク113がローテート用主軸114の周りに旋回する。以上の技術は下記文献に開示されている。
【0006】
【特許文献1】
実開平2−72300号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
油圧モータ112,115に油圧を供給する油圧ユニットは、図示を省略しているが、車台側、即ちキャリッジ本体108の外部に設けられていた。このため、油圧ユニットと油圧モータ112,115とを接続する油圧ホース等の経路の全長が長くなり、作動油の圧力損失が著しく大きくなる等の諸問題が生じる。
【0008】
そこで、油圧ユニット、シフト機構102、及びローテート機構103をキャリッジ本体108に総て搭載し、油圧ユニットと油圧モータ112,115との間の経路を可能な限り短縮することが試みられているが、次のような技術的制約に阻まれている。
【0009】
即ち、3方向スタッキングトラックのマストを最大に伸長させると10m前後の高さに達するので、昇降用キャリッジ101自体の重量が増加すると車両全体の重心が高くなり不安定になる。また、昇降用キャリッジ101自体の重量が増加すると、その分、荷役フォーク103に積載できる荷物等の総重量が制限されることにもなる。
【0010】
更には、3方向スタッキングトラックは狭路において荷役手作業を行う必要性から、荷役フォーク103を大型化するのは困難であるので、荷物等の積載スペースを広く確保するためには、キャリッジ本体108のハウジング128を極力コンパクトに設計しなければならない。しかも、ハウジング128の形状は、荷役フォーク103の動作の邪魔にならないものでなければならない。
【0011】
以上のように限られたハウジング128内の狭い空間に、油圧ユニットをシフト機構102及びローテート機構103と一緒に収納するのは困難である。
【0012】
本発明の目的は、油圧ユニットを搭載した昇降用キャリッジの小型化を達成することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る昇降用キャリッジ構造は、マストに昇降自在に支持される昇降用キャリッジに、荷役フォークを前記マストの側方へスライドさせるシフト機構と、前記荷役フォークを旋回させるローテート機構とを内装したものであって、前記シフト機構及び前記ローテート機構を駆動する2個の油圧モータを、互いに並列させて前記昇降用キャリッジの上部に各々内装し、前記2個の油圧モータへ油圧を各々供給する油圧ポンプ、該油圧ポンプを駆動する電動機、方向制御弁、及び、前記油圧モータと前記油圧ポンプとを循環する作動油を貯留するリザーバタンクを備える油圧ユニットを、前記2個の油圧モータの下方に収納したものである。
【0014】
本発明に係る昇降用キャリッジ構造は、マストに昇降自在に支持される昇降用キャリッジに、荷役フォークを前記マストの側方へスライドさせるシフト機構と、前記荷役フォークを旋回させるローテート機構とを内装したものであって、前記シフト機構及び前記ローテート機構を駆動する2個の油圧モータを、互いに並列させて前記昇降用キャリッジの下部に各々内装し、前記2個の油圧モータへ油圧を各々供給する油圧ポンプ、該油圧ポンプを駆動する電動機、方向制御弁、及び、前記油圧モータと前記油圧ポンプとを循環する作動油を貯留するリザーバタンクを備える油圧ユニットを、前記2個の油圧モータの上方に収納したものである。
【0015】
更に、本発明に係る昇降用キャリッジ構造は、前記2個の油圧ポンプを前記リザーバタンク内に挿入した状態で、前記2個の油圧ポンプと前記リザーバタンクとを当該順に上下に配置したものである。
【0016】
更に、本発明に係る昇降用キャリッジ構造は、前記方向制御弁が、前記油圧モータに供給される油圧の上限を規定するブレーキ回路と、前記油圧ポンプから前記油圧モータへ圧送される作動油からパイロット圧力を受けて、前記作動油が前記油圧モータから前記油圧ポンプに戻ることを許容するパイロット操作逆止め弁と、 前記リザーバタンクから作動油を導入するチェック弁とを備える。前記ブレーキ回路及び前記パイロット操作逆止め弁を、前記2個の油圧モータのハウジングの間に配置し、前記チェック弁をリザーバタンクに収納する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジについて説明する。以下で、従来と同様の構成には同符号を付し、その図示又は説明は省略する。
【0018】
図1に示すように、本実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造1は、マスト200に昇降自在に支持される昇降用キャリッジ2のハウジング20に、荷役フォーク3をマスト200の側方へ水平にスライドさせるシフト機構Aと、荷役フォーク3を旋回させるローテート機構Bとを内装したものである。
【0019】
その特徴とするところは、シフト機構A及びローテート機構Bを駆動する2個の油圧モータ4,40を、互いに並列させて昇降用キャリッジ2のハウジング20の上部に各々内装し、2個の油圧モータ4,40へ油圧を各々供給する油圧ポンプ5,50、該油圧ポンプ5,50を駆動する電動機6,60、及び方向制御弁Cを備える油圧ユニットDを、2個の油圧モータ4,40の下方に収納したことにある。
【0020】
一方、マスト200は荷役車両の車台(図示省略)から立ち上げられている。電動機6,60の正転、逆転、又は停止は、この車台に乗り込んだオペレータ等が遠隔操作することにより行える。
【0021】
方向制御弁Dは、図2に示すように、リリーフ弁70,71を含むブレーキ回路7と、パイロット操作逆止め弁80,81を含むパイロットチェック回路8とを備える。ブレーキ回路7とパイロットチェック回路8は、油圧モータ4と油圧ポンプ5との工程の途中に各々設けられている。更に、油圧モータ4とブレーキ回路7との間には、油圧モータ4の回転速度を調節する2個の絞り弁9を設けられ、油圧ポンプ5とパイロットチェック回路8との間には、油圧回路の全体に必要量の作動油をリザーバタンクEから導入するチェック弁10が設けられている。
【0022】
尚、油圧モータ4がギア列116を介してローテート用主軸114に接続され、油圧モータ40がシフト用主軸110に接続される点を除いて、油圧モータ4,40の間に構成の差異は特にない。また、油圧ポンプ5,50の間、及び電動機6,60の間にも構成の差異は特にない。従って、以下の動作説明は、油圧モータ4に係る点のみ記し他は省略する。
【0023】
電動機6を正転(又は逆転)させると、油圧ポンプ5のポートA(又はB)から吐出された作動油は、管路a(又はb)を経て油圧モータ4のポートA(又はB)へ流入して油圧モータ4を正転(又は逆転)させる仕事に供した後、油圧モータ4のポートB(又はA)から流出する。この過程で、油圧ポンプ5のポートA(又はB)から吐出された作動油の順方向に配されたパイロット操作逆止め弁80が開放するのと同時に、パイロット操作逆止め弁81(又は80)は、管路aのパイロット操作逆止め弁80(又は81)の下流の圧力が所定値まで達したことを感知して開放する。これにより、油圧モータ4のポートB(又はA)から流出した作動油が管路b(又はa)のパイロット操作逆止め弁81(又は80)を逆方向に流れ、油圧ポンプ5のポートB(又はA)まで循環できる。
【0024】
電動機6を停止させると、油圧ポンプ5から油圧モータ4への油圧の供給も停止するので、荷役フォーク3が停止する。この状態で、パイロット操作逆止め弁80,81の下流の圧力は所定値を下回り、パイロット操作逆止め弁80,81の両方が逆方向の流れを規制するので、パイロット操作逆止め弁80,81より上流の作動油は油圧ポンプ5に戻ることはできない。従って、停止した荷役フォーク3が何らかの規定値内の外力を受けても、パイロット操作逆止め弁80,81より上流の作動油の圧力が上昇するに止まり、荷役フォーク3が不用意に動くことはない。つまり、パイロットチェック回路8が、荷役フォーク3を固定するブレーキの役割を果たす。
【0025】
また、停止させた荷役フォーク3に、これを無理に正転(又は逆転)させる方向に動かす程の過大な外力が加わり、パイロット操作逆止め弁80,81より上流の作動油の圧力が異常に上昇した場合、リリーフ弁70(又は71)が開くことにより、この異常に圧力が上昇した作動油を、管路b(又はa)へ逃がす事ができる。そして、荷役フォーク3がある程度動いてパイロット操作逆止め弁80(又は81)の上流の油圧が所定値よりも降下すれば、リリーフ弁70(又は71)が閉じるので、再び荷役フォーク3は固定される。つまり、ブレーキ回路7が、油圧回路及びギア列116等を過大な負荷から保護するトルクリミッターの役割を果す。
【0026】
以上に説明した回路及び弁は、図1に示すように、後述のマニホールド72及びリザーバタンクEに分けて納められ、相互に油圧配管12(主管路a,bを含む)を通して接続されている。
【0027】
即ち、ブレーキ回路7、絞り弁9、及びパイロット操作逆止め弁80,81は、それぞれ図3(a)の平面図に示すようなマニホールド72に納められて、油圧モータ4,40のハウジングに取付けられている。それぞれのマニホールド72は、油圧モータ4,40の間の空間を有効に利用するために、並列した油圧モータ4,40の間に配置されている。
【0028】
更に、油圧モータ4,40の間を詰める場合には、同図(b)に示すように、油圧モータ4,40の軸に対してマニホールド72を側方へオフセットして取付け、このようなマニホールド72同士を差し違えて配置する。これにより油圧モータ4,40を接近させられるので、昇降用キャリッジ2全体の一層の小型化及び軽量化を達成できる。
【0029】
チェック弁10は、2個の油圧ポンプ5,50と共にリザーバタンクEに収納されている。2個の油圧ポンプ5,50は、リザーバタンクEの内部に挿入された状態でリザーバタンクEに固定されている。更に、リザーバタンクE内において油圧ポンプ5,50に隣接して、チェック弁10が配置されている。
【0030】
上記のように構成することで、2個の油圧ポンプ5,50、この下方に配置したリザーバタンクE、パイロット操作逆止め弁80,81、及びチェック弁10を、単一の部品としてユニット化できる。しかも、作動油を貯留するためのリザーバタンクEの内部の空間を、油圧ユニットDの一部を構成する部品を収納するスペースとして積極的に利用できる。
【0031】
しかも、昇降用キャリッジ2のハウジング20の上部に2個の油圧モータ4,40を収納し、これら2個の油圧モータ4,40の下方に油圧ユニットDを収納しているので、昇降用キャリッジ2のハウジング20の内部を更に有効利用できる。これは以下の理由による。
【0032】
即ち、油圧モータ4を昇降用キャリッジ2の上部に配置することで、この油圧モータ4のピニオン118に噛み合うギア列116(図1)を、図4に示したハウジング20の頭部21内に収納できる。そして、幅広の部品であるギア列116をハウジング20の頭部21に収納することで、ハウジング20の頭部21以外の部分の幅寸法を小さく抑えられる。これにより荷役フォーク3の積載スペースを広く確保し、また荷役フォーク3の旋回範囲を最大限に広げられる。
【0033】
但し、ギア列116が特に邪魔にならない場合は、昇降用キャリッジ2のハウジング20の下部に2個の油圧モータ4,40を収納し、これら2個の油圧モータ4,40の上方に油圧ユニットDを収納しても良い。
【0034】
即ち、図5に示すように、本発明の他の実施の形態に係る昇降用キャリッジ30は、シフト機構A及びローテート機構Bを駆動する2個の油圧モータ4,40を、互いに並列させて昇降用キャリッジ2のハウジング20の下部に各々内装し、2個の油圧モータ4,40へ油圧を各々供給する油圧ポンプ5,50、該油圧ポンプ5,50を駆動する電動機6,60、及び方向制御弁Cを備える油圧ユニットDを、2個の油圧モータ4,40の下方に収納したものである。
【0035】
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良,修正,変形を加えた態様で実施できるものである。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る昇降用キャリッジ構造によれば、シフト機構及びローテート機構を駆動する2個の油圧モータを、互いに並列させて昇降用キャリッジの上部/下部に各々内装し、油圧ユニットを2個の油圧モータの下方/上方に収納しているので、油圧モータ、油圧ポンプ、電動機、及び方向制御弁を、互いに密接させて小さくまとめられるので、油圧ユニットをシフト機構とローテート機構との隙間に組み込める。従って、積載スペースを制限することなく、油圧ユニットを昇降用キャリッジに搭載することができる。
【0037】
更に、本発明に係る昇降用キャリッジ構造によれば、2個の油圧ポンプをリザーバタンク内に挿入した状態で、2個の油圧ポンプとリザーバタンクとを当該順に上下に配置しているので、作動油を貯留するためのリザーバタンクの内部の空間を、油圧ユニットの一部を構成する部品を収納するスペースとして積極的に利用することで、昇降用キャリッジ全体の小型化に貢献できる。
【0038】
更に、本発明に係る昇降用キャリッジ構造によれば、ブレーキ回路を2個の油圧モータの間に配置し、パイロット操作逆止め弁をリザーバタンクに収納しているので、昇降用キャリッジの構成部品の間に残された余地を有効に利用して、主要な油圧回路及びその配管類を収納できる。これにより、昇降用キャリッジ全体の更なる小型化及び軽量化に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造の側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造に適用した油圧回路。
【図3】本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造の平面図及びその要部の変形例の平面図。
【図4】本発明の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造を内装した昇降用キャリッジの端面図。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る昇降用キャリッジ構造を一部破断した側面図。
【図6】従来例の昇降用キャリッジ構造の側面図。
【図7】従来例の昇降用キャリッジ構造を適用したフォークリフトの全体斜視図。
【符号の説明】
1:昇降用キャリッジ構造
2:昇降用キャリッジ
3:荷役フォーク
4,40:油圧モータ
5,50:油圧ポンプ
6,60:電動機
7:ブレーキ回路
80,81:パイロット操作逆止め弁
200:マスト
A:シフト機構
B:ローテート機構
C:方向制御弁
D:油圧ユニット
E:リザーバタンク
Claims (4)
- マストに昇降自在に支持される昇降用キャリッジに、荷役フォークを前記マストの側方へスライドさせるシフト機構と、前記荷役フォークを旋回させるローテート機構とを内装した昇降用キャリッジ構造であって、
前記シフト機構及び前記ローテート機構を駆動する2個の油圧モータを、互いに並列させて前記昇降用キャリッジの上部に各々内装し、
前記2個の油圧モータへ油圧を各々供給する油圧ポンプ、該油圧ポンプを駆動する電動機、方向制御弁、及び、前記油圧モータと前記油圧ポンプとを循環する作動油を貯留するリザーバタンクを備える油圧ユニットを、前記2個の油圧モータの下方に収納したことを特徴とする昇降用キャリッジ構造。 - マストに昇降自在に支持される昇降用キャリッジに、荷役フォークを前記マストの側方へスライドさせるシフト機構と、前記荷役フォークを旋回させるローテート機構とを内装した昇降用キャリッジ構造であって、
前記シフト機構及び前記ローテート機構を駆動する2個の油圧モータを、互いに並列させて前記昇降用キャリッジの下部に各々内装し、
前記2個の油圧モータへ油圧を各々供給する油圧ポンプ、該油圧ポンプを駆動する電動機、方向制御弁、及び、前記油圧モータと前記油圧ポンプとを循環する作動油を貯留するリザーバタンクとを備える油圧ユニットを、前記2個の油圧モータの上方に収納したことを特徴とする昇降用キャリッジ構造。 - 前記2個の油圧ポンプを前記リザーバタンク内に挿入した状態で、前記2個の油圧ポンプと前記リザーバタンクとを当該順に上下に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降用キャリッジ構造。
- 前記方向制御弁が、前記油圧モータに供給される油圧の上限を規定するブレーキ回路と、
前記油圧ポンプから前記油圧モータへ圧送される作動油からパイロット圧力を受けて、前記作動油が前記油圧モータから前記油圧ポンプに戻ることを許容するパイロット操作逆止め弁と、
前記リザーバタンクから作動油を導入するチェック弁とを備え、 前記ブレーキ回路及び前記パイロット操作逆止め弁を、前記2個の油圧モータのハウジングの間に配置し、前記チェック弁をリザーバタンクに収納したことを特徴とする請求項1乃至3に記載の昇降用キャリッジ構造。
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JP2002376225A JP2004203577A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 昇降用キャリッジ構造 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101847787B1 (ko) * | 2017-09-25 | 2018-04-10 | 박동규 | 지게차용 기능성 포크암 어셈블리 |
KR102125632B1 (ko) * | 2018-12-26 | 2020-06-22 | 박동규 | 틸팅 가능한 지게차용 기능성 포크암 어셈블리 |
CN116040533A (zh) * | 2023-03-30 | 2023-05-02 | 山东力达智能车辆产业技术研究院有限公司 | 一种用于房车窗体侧拓展的起重装置 |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002376225A patent/JP2004203577A/ja active Pending
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