JP2004202553A - 炉底貫通部の密封構造、及び、炉底貫通部の密封方法 - Google Patents

炉底貫通部の密封構造、及び、炉底貫通部の密封方法 Download PDF

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Abstract

【課題】確実に漏洩を防止すること。
【解決手段】原子炉の炉底2を貫通する計装筒3と炉底2との間に生じる漏洩を防止する原子炉貫通部の密封又はそれの補修構造である。炉底2の下面と計装筒3の周りに設けられた環状の第1溶接層11と、第1溶接層11の下面に形成される環状の第2溶接層12と、計装筒3のような貫通体の露出部位4を囲むキャップ1と、計装筒3の外側周面とキャップ1の上端部位と第2溶接層12とに接合する環状の第3溶接層14とから構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炉底貫通部の密封構造、及び、炉底貫通部の密封方法に関し、特に、既存原子炉の計装筒のような貫通体がその炉底に貫通する貫通部位の水の漏洩を防止する炉底貫通部の密封構造、及び、炉底貫通部の密封方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子炉容器の炉底には、中性子検出センサを装備させるための炉内計装筒、又は、炉内制御対象物体を駆動する駆動機構のような貫通体が貫通している。炉底と貫通体との貫通部位の水の漏洩は、取替工事のような補修工事が実行されるまで貫通体が持つ機能を保持することが求められる。その補修工事は、そのプラントの停止期間を短縮することができるために、短期間で終了することが更に求められる。そのような補修工事を無用にする密封構造を実現する技術の確立が求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、確実に漏洩を防止することができる炉底貫通部の密封構造、及び、炉底貫通部の密封方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、プラント停止期間を短縮することができる炉底貫通部の密封構造、及び、炉底貫通部の密封方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複数の形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
【0005】
本発明による炉底貫通部の密封構造は、原子炉の炉底(2)を貫通する貫通体(3)と、貫通体(3)と炉底(2)とが接合する接合部位を外側底面から被覆する被覆体とから構成されている。炉底に接合するが炉底とは物理的に非一体である被覆体は、接合部位の物理的変化に独立して存在し、万に1つもないが仮想的に考えられる漏洩を更に万全に防止することができる。被覆体のその非一体化は、具体的には貫通体(3)と炉底との間に閉じられた空間の存在により実現される。空間は、被覆体と貫通体との間の物理的接合を有効に無効化し、接合部位の物理的変化がキャップである被覆体に及ぶことを効果的に防止することができる。
【0006】
その被覆体は、その接合部位と炉底(2)の下側面とを直接に被覆する環状の第1溶接層(11)と、第1溶接層(11)を下側方向に貫通し第1溶接層(11)より下方に露出する貫通体(3)の露出部分(4)を囲むキャップ(1)と、第1溶接層(11)の下側面に接合する第2溶接層(12)と、キャップ(1)の上端部位の外側周面と第2溶接層(12)に接合する第3溶接層(14)と、露出部分(4)の下端部位の外側周面とキャップ(1)の下端部位の内側周面との間の環状空間に装着されるシールリング(15)とから形成されている。
【0007】
このような接合構造は、キャップ(1)の上端部位が第2溶接層(12)を介して第1溶接層(11)に接合し、従って、キャップ(1)が第2溶接層(12)と第1溶接層(11)とを介して炉底2の下面に接合する新規な接合構造を有している。貫通体(3)の下端部位とキャップ(1)の下端部位との間には、シールリング(15)が装着され、キャップ(1)と貫通体(3)との間の隙間(18)は密閉状態に維持される。万一にその貫通部位に漏洩の恐れがある場合にも、キャップ(1)は、そのような恐れがある部位の漏洩を有効に回避することができる。
【0008】
製造時に取り付けてある第1溶接層(11)を利用することにより、現地でのPWHTが不要になり、作業が容易である。
【0009】
第1溶接層(11)の材料が600合金であれば、第2溶接層(12)の材料として、600合金よりも応力腐食割れに対して強い690合金が用いられることは重要である。キャップ(1)と第2溶接層(12)との接合部位は、応力腐食割れに対してより強く構造化されている。
【0010】
キャップ(1)の上端部位の外周面に環状の第3溶接層(13)が接合されることは、690合金どうしの継手になって、構造を強化する。第2溶接層(12)は第3溶接層(14)の環状の上端面に接合することが好ましい。この場合に、第1溶接層(11)が既存の溶接層であれば、第1溶接層(11)の材料は600合金であり、第2溶接層(12)の材料は690合金であり、第3溶接層(14)の材料は690合金である。第2溶接層(12)と第3溶接層(14)との接合は、応力腐食割れに対して強い。
【0011】
貫通体(3)の下方部位の外側周面とシールリング(15)の下端面とは、第5溶接層(26)により接合され、シールリング(15)の外側周面とキャップ(1)の下端面とは、第6溶接層(27)により接合され、密閉効果が充実化する。貫通体(3)の下方部位は、セーフエンドとして構成される。この場合、シールリング(15)は、そのセーフエンドに外装されて溶接される。
【0012】
キャップ(1)に結合するガス供給管(16)の追加が好ましい。ガス供給管(16)の内部は、貫通体(3)とキャップ(1)の間の環状空間に接触している。ガス供給管(16)に、開閉弁(29)が介設されることが有効である。ガス供給管(16)を介して環状空間(18)に不活性ガス(例示:Arガス)が供給される。不活性ガスは、既述の溶接の工程の際の雰囲気として用いられる。
【0013】
本発明による炉底貫通部の密封方法は、原子炉の炉底(2)を貫通する貫通体(3)と炉底(2)との間に生じる漏洩を防止する炉底貫通部の密封方法であり、第1半割れキャップ(19)と第2半割れキャップ(12)との対を工場で製造する製造ステップと、第1半割れキャップ(19)と第2半割れキャップ(21)とで貫通体(3)を現場で包み込む包込ステップと、第1半割れキャップ(19)と第2半割れキャップ(21)とを溶接により接合して1つのキャップ(1)を形成する形成ステップと、蓋キャップ(1)を炉底(2)に対して溶接により接合する接合ステップと、キャップ(1)の下端部位と貫通体(3)との間の環状空間(18)にシールリング(15)を嵌め込むことにより貫通体(3)とキャップ(1)との間の環状空間(18)を密閉する密閉ステップとから構成されている。
【0014】
半割れキャップを接合してキャップ(1)により既設の貫通体構造に蓋をすることにより、短工期の密封又はその補修が可能である。キャップ(1)の下端部位と貫通体(3)との間の環状空間(18)にシールリング(15)を嵌め込むことにより貫通体(3)とキャップ(1)との間の環状空間(18)を密閉する工事を即応的に完了させることができる。
【0015】
炉底(2)には貫通体(3)と炉底(2)の下面とを接合する第1溶接層(11)が既に存在している。その接合ステップでは、第1溶接層(11)が第2溶接層(12)を介してキャップ(1)の上端部位と溶接される。炉底(2)には貫通体(3)と第1溶接層(11)とが既に存在していて、第1溶接層(11)の下面に貫通体(3)を環状に囲む第2溶接層(12)を接合する新規接合ステップが更に追加される。その接合ステップは、第2溶接層(12)とキャップ(1)の上端部位とを溶接する工程である。その新規接合ステップは、既述の製造ステップより時間的に先行している。その製造ステップは、第2溶接層(12)の内径寸法と形状を計測するステップと、第1円柱と第2円柱に対してそれぞれに全周的に一定厚み部分を旋削して第1小径部分と第2小径部分とをそれぞれに形成して第1第1半製品と第1第2半製品を形成するステップと、第1小径部分の半周領域に第1半周溶接層(37)を接合して第2第1半製品(34)を形成し、第2小径部分の半周領域に第2半周溶接層(38)を接合して第2第2半製品(35)を形成するステップと、第2第1半製品(34)と第2第2半製品(35)とにそれぞれに中心孔を形成して第3第1半製品(34’)と第3第2半製品(35’)とを形成するステップと、第3第1半製品(34’)と第3第2半製品(35’)とを半割りすることと、内径寸法(W1,W2)に適合する形状に調整することとにより、第1半割れキャップ(19)と第2半割れキャップ(21)とをそれぞれに形成するステップとから構成されている。その接合ステップは、第1半周溶接層(37)と第2半周溶接層(38)とをそれぞれに介して第2溶接層(12)とキャップ(1)の上端部位とを溶接する工程である。
【0016】
半割れキャップの中間品を工場で製作するので、短工期密封又はそれの補修がより促進される。
【0017】
環状空間(18)に不活性ガスを導入するガス導入管(16)をキャップ(1)に結合するステップが追加される。既述の新規接合ステップは、不活性ガスを環状空間(18)に導入するステップを有している。第1溶接層(11)は600合金で形成されていて、第2溶接層(12)と第1半周溶接層(37)と第2半周溶接層(38)とは690合金で形成されている。
【0018】
密閉ステップは、シールリング(15)を楔状に環状空間(18)に嵌め込む工程を含む。シールリング(15)の下面と貫通体(3)の外側周面とを溶接により接合するステップと、シールリング(15)の外側周面とキャップ(1)の下面とを溶接により接合するステップとが更に有効に追加される。
【0019】
炉底(2)の下面は炉心軸心線に対して傾斜する斜面であり、第1半周溶接層(37)と第2半周溶接層(38)とのそれぞれの端面は、楕円輪面に形成される。このような形状化が工場で行われ、短工期補修又は短工期密封に更に資することになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図に対応して、本発明による炉底貫通部の密封構造の実施の形態は、原子炉容器底(以下、炉底)を貫通する計装筒がキャップとともに配置されている。そのキャップ1は、図1に示されるように、炉底2を鉛直方向に貫通する計装筒3の炉底下面側部位4を炉底下面側で被覆している。炉内計装シンブル(図示されず)は、計装筒3の内部から炉内に配置されている。炉底2の環状周囲は、その鏡面5が円錐面状に斜めに形成されている。図示される計装筒3は、そのような炉底の斜面形成部分を貫通している。炉底2は、原子炉容器下部鏡といわれている。
【0021】
計装筒3は、炉底上面側で溶接合金6により炉底2に固着されて鉛直方向に支持されている。キャップ1は、補修により追加された漏洩保護筒である。計装筒3の下方部位である炉底下面側部位4は、キャップ1により取り囲まれている。炉底下面側部位4の下方側で、炉底下面側部位4にセーフエンド7が一体に連結し下方に延びている。セーフエンド7には、それの下方側から鉛直方向上側方向に、コンジットチューブ8が密着的に挿入されている。長いコンジットチューブ8の図示されない側の端部からキャップ1を通すことは困難であり実質的には不可能である。キャップ1は、それの装着前には2つ割れであり、溶接により図示される位置で1つの筒に組み立てられる。
【0022】
キャップ1と炉底2との間には、溶接固着多層構造9が介設されている。溶接固着多層構造9は、炉底2の炉底下側面に接合する第1金属製第1溶接層11と、第2金属製第2溶接層12と、第2金属製第3溶接層13と、第2金属製第4溶接層14から形成されて構造化されている。第1金属製第1溶接層11は、原子炉容器の初期製造時に設けられていて、補修工事開始時点で既に存在している。
【0023】
第1金属製第1溶接層11に使用されている第1金属は、600合金(本業界で確定的に金属材料を表す呼称)が用いられている。第2金属製第2溶接層12と第2金属製第3溶接層13と第2金属製第4溶接層14とに用いられている第2金属は、互いに同じである690合金(本業界で600合金との対比で確定的に金属材料を表す呼称)である。それらの溶接工程は、不活性ガス100%雰囲気中で実行される。その不活性ガス100%雰囲気は気体導入筒16から導入される不活性ガスがその溶接部位の周囲を囲むことにより形成される。
参照:
690合金:ASME Sec.IX Code Case2142 UNS NO6052FM
【0024】
図2に示されるように、第2金属製第2溶接層12は第1金属製第1溶接層11の環状下面に溶接的に固着し、第2金属製第3溶接層13はキャップ1の上方部位の円筒状外周面側に溶接的に固着し、第2金属製第4溶接層14は第2金属製第2溶接層12の環状下面と第2金属製第3溶接層13の円筒面状外周面に溶接的に固着している。第2金属製第4溶接層14は、すみ肉溶接部位である。
【0025】
キャップ1の下方部位の内側円筒面とセーフエンド7の上方部位の外側円筒面との間に、図1に示されるように、シールリング15が介設されている。キャップ1の下方部位で、気体導入筒16がキャップ1に接合している。気体導入筒16の気体導入通路17は、炉底下面側部位4とシールリング15と溶接固着多層構造9とキャップ1とにより囲まれて閉じられている環状空間18に導通している。環状空間18は、図3に示されるように、炉底下面側部位4の円筒状外周面とキャップ1の円筒状内周面との間に形成されている。
【0026】
キャップ1は、図3に示されるように、2つ割れに構造化され、第1半割れキャップ19と、第2半割れキャップ21と、2つの突合わせ溶接部位22とから形成されている。計装筒3の中心孔23には、炉内計装シンブル(図示されず)が案内される。
【0027】
図4は、第1半割れキャップ19と第2半割れキャップ21とが1円周上で対向する突合わせ部位を溶接して突合わせ結合する溶接部位22を示している。第1半割れキャップ19と第2半割れキャップ21のそれぞれの上端面から下側方向に向かう領域のうち規定された幅で、外側から内側に向く厚み方向に規定された厚み分は、キャップ1の基材からそれぞれに削り取られている。既述の第2金属製第3溶接層13は、削り取られている厚み分に相当するリング状空間を占めている。
【0028】
第2金属製第3溶接層13がともに形成されている第1半割れキャップ19と第2半割れキャップ21の突合わせ部位に、溶接部位22が溶接的に埋め込まれている。突合わせ溶接部位22は、上方側に位置する上側長手溶接部位(上側軸方向溶接部位)24と下側に位置する下側長手溶接部位(下側軸方向溶接部位)25とから形成されている。上側長手溶接部位24の材料は、第2金属製第3溶接層13の材料と同じ材料(690合金)である。下側長手溶接部位25の材料は、キャップ1の材料(SUS316)に相性がよい材料(SUS316L)である。
【0029】
図5は、シールリング15をセーフエンド7とキャップ1の下端部位とに固着する溶接構造を示している。シールリング15は、セーフエンド7とキャップ1との間で下側から上側に楔状に打ち込まれている。シールリング15は、セーフエンド7の外周面とシールリング15の下面とに跨る第1シール溶接部位26により更に強固にセーフエンド7に固着している。
【0030】
第1シール溶接部位26は、シールリング15とセーフエンド7との間の気体漏洩を防止している。シールリング15は、キャップ1の下面とシールリング15の外周面とに跨る第2シール溶接部位27によりキャップ1に固着している。第2シール溶接部位27は、シールリング15とキャップ1との間の漏洩を防止している。このような溶接の前には、シールリング15は2つ割れ構造を有し、図6に示されるように、長手溶接部位28により一体構造化される。
【0031】
気体導入通路17の途中には、図1に示されるように、封止用開閉弁29が介設されている。封止用開閉弁29を介して、不活性ガスが気体導入通路17に通され、環状空間18の中の空気はその不活性ガスで置換される。環状空間18の中の不活性ガスは、閉じられる封止用開閉弁29により非漏洩状態に封止される。不活性ガスは、溶接固着多層構造9の形成の際の溶接環境を形成するためとに用いられる。
【0032】
図7〜図26は、本発明による炉底貫通部の密封方法の実施の形態を示している。図7は、補修前既存の計装筒3と炉底2の取合いを示している。第1金属製第1溶接層(600合金肉盛座)11が炉底2に既に固着していることは既述の通りである。図8は、炉底2と計装筒3の間の隙間を埋めるシール材料挿入工程を示している。炉底2と計装筒3の間の隙間に漏洩が発見される場合には、シール材料31がその隙間に挿入される。
【0033】
図9は、第1金属製第1溶接層11の下面に第2金属製第2溶接層12を形成する溶接工程を示している。第2金属製第2溶接層12は、690合金が用いられて第1金属製第1溶接層11の下面に接合する690合金肉盛座として形成される。その溶接方法は、ティグ溶接である。その溶接姿勢は、上向きである。溶接工程で用いられるシールドガスは、不活性ガス100%である。溶接後には、第2金属製第2溶接層12の寸法検査と、超音波その他の探傷法により、欠陥存否検査のような健全性確認検査が実行される。
【0034】
図10は、第1金属製第1溶接層11の溶接盛りの引張残留応力の対策工程を示している。第1金属製第1溶接層11には残留応力対策を行い、その対策の処理方法として、バフ32によるバフかけが例示され、690合金肉盛りである第1金属製第1溶接層11の引張残留応力が除去される。
【0035】
図11は、第2金属製第2溶接層12の寸法を計測する計測工程を示している。その計測に基づいて、キャップ1が工場で製作される。基準面(計装筒の軸心線に直交する面:通常は水平面)33に対する第2金属製第2溶接層12の複数位置の高さと幅が計測される。更に、その形状が計測される。
【0036】
図12は、キャップ1を工場で製作する製作工程を示している。図12(a)に示されるように、2つの円柱が用意される。2つの円柱は、ともにSUS316で形成されている。一方の円柱に螺旋線36が引かれ、螺旋線36より上方部位で必要な厚み分が、一方の円柱から削り取られる。その削り取られた部分のうちの半周部分に、690合金が溶接的に接合される。その690合金肉盛37は、第2金属製第3溶接層13の半分に相当している。
【0037】
他の円柱に螺旋線36が引かれ、螺旋線36より上方部位で既述の厚み分が、他のその円柱から削り取られる。その削り取られた部分のうちの半周と縮み代になる部分37に、690合金が溶接的に接合される。その690合金肉盛38は、第2金属製第3溶接層13の他の半分に相当している。690合金肉盛37と690合金肉盛38の溶接工程は、不活性ガス100%雰囲気中で実施される。溶接前には開先面の検査が実行され、溶接後には溶接部位の検査が実行され、寸法検査が同時に行われる。
【0038】
図12(a)に示される第1加工により形成された第1半製品34に対して、図12(b)に示されるように、図11で示される工程で計測された寸法に対応するように、内径加工が施される。図12(a)に示される第1加工により形成された第1半製品34に対して、図12(b)に示されるように、図11で示される工程で計測された寸法に対応するように、内径加工が施される。図12(b)に示される第2加工により形成された第1半製品34’の上方部位は、図12(c)に示されるように、斜めに切断される。図12(b)に示される第2加工により形成された第2半製品35’の上方部位は、図12(c)に示されるように、斜めに切断される。
【0039】
図12(c)に示される第3加工により形成された第3半製品34”に対して、図12(d)に示されるように、溶接による縮み代を考慮した上で図11で示される工程で計測された寸法に対応するように、半割り加工と長手開先加工が施される。図12(c)に示される第3加工により形成された第3半製品35”に対して、図12(d)に示されるように、溶接による縮み代を考慮した上で図11で示される工程で計測された寸法に対応するように、半割り加工と長手開先加工)が施される。
【0040】
図13は、キャップ1を溶接により組み立てる組立工程を示している。図12(d)で示されるように加工された第4半製品39”,41”は、コンジットチューブ8を囲むように突き合わせられ、一方の第4半製品39”と他方の第4半製品41”は、コンジットチューブ8を囲む配置状態で、図14(a),(b)に示されるように、突合わせ長手溶接により溶接されて円筒体状のキャップ1に組み立てられる。その突合わせ長手溶接部位42に用いられている溶接材料は、キャップ1の本体材料に同じであるSUS316である。その溶接工程は、不活性ガス100%雰囲気中で実行される。その不活性ガス100%雰囲気は、気体導入筒16から導入される不活性ガスが溶接部位の周囲を囲むことにより形成される。
【0041】
図15は、第2金属製第3溶接層13の完成のための突合わせ溶接の溶接工程を示している。キャップ1の一部分である未完成・2分割状態の第2金属製第3溶接層13は、図16に示されるように、半割れ接合部位の突合わせ溶接により結合される。長手開先面どうしのその突合わせ長手溶接部位43に用いられている溶接材料は、第2金属製第3溶接層13の材料に同じである690合金である。その溶接工程は、不活性ガス100%雰囲気中で実行される。その不活性ガス100%雰囲気は、気体導入筒16から導入される不活性ガスが溶接部位の周囲を囲むことにより形成される。
【0042】
図17は、キャップ1を第2金属製第2溶接層12に仮接合する仮接合工程を示している。キャップ1が持ち上げられ、キャップ1の頂面と第2金属製第3溶接層13の頂面が第2金属製第2溶接層12の下面に接合する。第2金属製第3溶接層13と第2金属製第2溶接層12の下面に跨る仮溶接部44により、キャップ1は第2金属製第2溶接層12に仮接合される。
【0043】
図18は、シールリング15とキャップ1の一部分であるセーフエンド7との間にシールリング15を仮接合する仮接合工程を示している。半割れのシールリング形成半円筒15−1,15−2が、セーフエンド7とキャップ1との間に形成されている環状空間に装着される。シールリング形成半円筒15−1,15−2とキャップ1との間の仮接合は、仮溶接による接合である。それらの溶接工程は、不活性ガス100%雰囲気中で実行される。その不活性ガス100%雰囲気は、気体導入筒16から導入される不活性ガスがその溶接部位の周囲を囲むことにより形成される。この仮接合工程では、シールリング15は、半割れ状態であり、図19に示されるように、突合わせ溶接対象部位45は溶接されていない。
【0044】
図20は、第2金属製第2溶接層12とキャップ1との間の本接合工程を示している。図17に示される仮溶接部44により仮接合されたキャップ1は、第2金属製第2溶接層12に本接合される。第2金属製第2溶接層12の下面と第2金属製第3溶接層13の外周面とに跨る本溶接部位である第2金属製第4溶接層14に用いられている材料は、第2金属製第2溶接層12の材料と第2金属製第3溶接層13の材料とに同じである690合金である。
【0045】
その溶接工程は、不活性ガス100%雰囲気中で実行される。その不活性ガス100%雰囲気は、気体導入筒16から導入される不活性ガスがその溶接部位の周囲を囲み、又は、その溶接接合面に入り込むことにより形成される。シールリング15は、探傷試験と寸法検査が実施される。
【0046】
図21は、シールリング15をセーフエンド7とキャップ1に本接合する本接合工程を示している。図22に示されるように、図18に示される突合わせ溶接対象部位45に本溶接部位46が長手突合わせ溶接により埋め込まれる。この溶接は、不活性ガス100%雰囲気で実行される。本溶接部位46は、超音波探傷が実施される。そのような探傷検査は、後述される隅肉溶接が実行された後に、UT用接触媒質とPTの液が溶接部位に侵入しない状態になってから実行される。
【0047】
図23は、シールリング15とセーフエンド7との間の接合工程を示している。シールリング15の下面とセーフエンド7の外周面とに跨る隅肉溶接が不活性ガス100%雰囲気で行われ、図5に示されるように、第1シール溶接部位26が形成される。第1シール溶接部位26の材料は、SUS316l又はSUS316l相当である。図24は、セーフエンド7とシールリング15との間の接合工程を示している。キャップ1の下面とシールリング15の外周面とに跨る隅肉溶接が不活性ガス100%雰囲気で行われ、図5に示されるように、第2シール溶接部位27が形成される。第2シール溶接部位27の材料は、SUS316l又はSUS316l相当である。
【0048】
不活性ガス又は脱気水が、図25に示されるように、気体導入筒16を通されて環状空間18に導入され、封止用開閉弁29が閉じられて不活性ガス又は脱気水の封入が実行される。
【0049】
実働中の原子炉の炉底の検査の際に計装筒貫通部位(貫通体貫通部位)に漏洩が発見されれば、本発明による炉底貫通部の補修方法の工事が施工される。溶接対象部位の目視又は各種の探傷検査を行って、既述の溶接を行い、その溶接に関して、各種の探傷検査が確認のために実行され、その施工の健全性が確認される。
【0050】
【発明の効果】
本発明による炉底貫通部の密封構造、及び、炉底貫通部の密封方法は、漏洩防止が確実であり、且つ、短工期の密封又は密封補修を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による炉底貫通部の密封構造の実施の形態を示す斜軸投影図である。
【図2】図2は、図1の一部を示す断面図である。
【図3】図3は、図1の平面断面図である。
【図4】図4は、蓋筒を示す斜軸投影図である。
【図5】図5は、図1の一部を示す断面図である。
【図6】図6は、図5の一部を示す斜軸投影図である。
【図7】図7は、本発明による炉底貫通部の密封方法の実施の形態の初期工程を示す断面図である。
【図8】図8は、図7の次の工程を示す断面図である。
【図9】図9は、図8の次の工程を示す断面図である。
【図10】図10は、図9の次の工程を示す断面図である。
【図11】図11は、図10の次の工程を示す断面図である。
【図12】図12(a),(b),(c),(d)は、図11の次の複数工程をそれぞれに示す断面図である。
【図13】図13は、図12の次の工程を示す断面図である。
【図14】図14(a),(b)は、図13の2位置でそれぞれに切断する断面図である。
【図15】図15は、図13の次の工程を示す断面図である。
【図16】図16は、図15の断面図である。
【図17】図17は、図15の次の工程を示す断面図である。
【図18】図18は、図17の次の工程を示す断面図である。
【図19】図19は、図18の断面図である。
【図20】図20は、図19の次の工程を示す断面図である。
【図21】図21は、図20の次の工程を示す断面図である。
【図22】図22は、図21の断面図である。
【図23】図23は、図21の次の工程を示す断面図である。
【図24】図24は、図23の次の工程を示す断面図である。
【図25】図25は、図24の次の工程を示す断面図である。
【図26】図26は、原子炉容器の外観を示す斜軸投影図である。
【符号の説明】
1…キャップ
2…炉底
3…貫通体(計装筒)
4…露出部位
11…第1溶接層
12…第2溶接層
13…第4溶接層
14…第3溶接層
15…シールリング
16…ガス供給管
18…環状空間(隙間)
19…第1半割れキャップ
21…第2半割れキャップ
29…開閉弁
34…第2第1半製品
34’…第3第1半製品
35…第2第2半製品
35’…第3第2半製品
37…第1半周溶接層
38…第2半周溶接層

Claims (25)

  1. 原子炉の炉底を貫通する貫通体と、
    前記貫通体と前記炉底とが接合する接合部位を外側底面から被覆する被覆体
    とを構成する炉底貫通部の密封構造。
  2. 前記被覆体と前記貫通体との間に閉じられた空間が存在する
    請求項1の炉底貫通部の密封構造。
  3. 前記被覆体は、
    前記接合部位と前記炉底の下側面とを被覆する環状の溶接層と、
    前記溶接層を下側方向に貫通し前記溶接層より下方に露出する前記貫通体の露出部分を囲むキャップと、
    前記露出部分の下端部位の外側周面と前記キャップの下端部位の内側周面との間の環状空間に装着されるシールリングとを形成する
    請求項2の炉底貫通部の密封構造。
  4. 前記空間には不活性ガスが封入される
    請求項2又は3の炉底貫通部の密封構造。
  5. 前記被覆体は、
    前記接合部位と前記炉底の下側面とを直接に被覆する環状の第1溶接層と、
    前記第1溶接層を下側方向に貫通し前記第1溶接層より下方に露出する前記貫通体の露出部分を囲むキャップと、
    前記第1溶接層の下側面に接合する第2溶接層と、
    前記キャップの上端部位の外側周面と前記第2溶接層に接合する第3溶接層と、
    前記露出部分の下端部位の外側周面と前記キャップの下端部位の内側周面との間の環状空間に装着されるシールリングとを形成する
    請求項1の炉底貫通部の密封構造。
  6. 前記第1溶接層は既存の溶接層である
    請求項5の炉底貫通部の密封構造。
  7. 前記第1溶接層の材料は600合金であり、前記第2溶接層の材料は690合金であり、前記第4溶接層の材料は690合金である
    請求項5の炉底貫通部の密封構造。
  8. 前記被覆体は、前記キャップの上端部位の前記外側周面に直接に接合する第4溶接層を更に形成し、
    前記第3溶接層は前記第4溶接層を介して前記キャップの前記上端部位に接合し、
    前記第1溶接層は既存の溶接層であり、前記第1溶接層の材料は600合金であり、前記第2溶接層の材料は690合金であり、前記第3溶接層の材料は690合金であり、前記第4溶接層は690合金である
    請求項5の炉底貫通部の密封構造。
  9. 前記被覆体は、
    前記露出部分の前記下端部位の外側周面と前記シールリングの下端面とに接合する第5溶接層と、
    前記シールリングの外側周面と前記キャップの下端面とを接合する第6溶接層とを更に形成する
    請求項5〜8から選択される1請求項の炉底貫通部の密封構造。
  10. 前記キャップに結合するガス供給管を更に構成し、
    前記ガス供給管の内部は、前記環状空間に接続している
    請求項5の炉底貫通部の密封構造。
  11. 前記ガス供給管に介設される開閉弁
    を更に構成する請求項8の炉底貫通部の密封構造。
  12. 前記ガス供給管を介して前記環状空間に不活性ガスが供給される
    請求項10又は11の炉底貫通部の密封構造。
  13. 原子炉の炉底を貫通する貫通体と前記炉底との間に生じる漏洩を防止する炉底貫通部の密封方法であり、
    第1半割キャップと第2半割キャップとの対を工場で製造する製造ステップと、
    前記第1半割キャップと第2半割キャップとで前記貫通体を現場で包み込む包込ステップと、
    前記第1半割キャップと第2半割キャップとを溶接により接合して1つのキャップを形成する形成ステップと、
    前記キャップを前記炉底に対して溶接により接合する接合ステップと、
    前記キャップの下端部位と前記貫通体との間の環状空間を密閉する密閉ステップ
    とを構成する炉底貫通部の密封方法。
  14. 前記密閉ステップは、前記環状空間にシールリングを嵌め込むことである
    請求項13の炉底貫通部の密封方法。
  15. 前記密閉ステップは、前記シールリングを楔状に前記環状空間に嵌め込む工程である
    請求項14の炉底貫通部の密封方法。
  16. 前記接合ステップは、前記シールリングの下面と前記貫通体の外側周面とを溶接により接合するステップを更に形成する
    請求項14の炉底貫通部の密封方法。
  17. 前記環状空間に不活性ガスを導入するガス導入管を前記キャップに結合するステップを更に構成する
    請求項13の炉底貫通部の密封方法。
  18. 前記炉底には漏洩時の補修のための第1溶接層を形成するステップを更に構成し、
    前記貫通体は前記第1溶接層を貫通し、
    前記接合ステップは、前記キャップと前記第1溶接層との間に第2溶接層を接合するステップを形成する
    請求項13の炉底貫通部の密封方法。
  19. 前記炉底には漏洩時の補修のための第1溶接層を形成するステップを更に構成し、
    前記貫通体は前記第1溶接層を貫通し、
    前記接合ステップは、前記第1溶接層と前記キャップの上端部位とを第2溶接層により接合する新規ステップを形成する
    請求項13の炉底貫通部の密封方法。
  20. 前記第1溶接層の残留応力を低減する処理を実行する処理ステップ
    を更に構成する
    請求項18又は19の炉底貫通部の密封方法。
  21. 前記第2溶接層の残留応力を低減する処理を実行する処理ステップ
    を更に構成する
    請求項18又は19の炉底貫通部の密封方法。
  22. 前記処理ステップは、バフかけ又はショットピーニングから選択される1又は2の処理を含む
    請求項20又は21の炉底貫通部の密封方法。
  23. 前記新規ステップは、前記製造ステップより時間的に先行し、
    前記製造ステップは、
    前記第2溶接層の内径寸法と形状を計測するステップと、
    第1円柱と第2円柱に対してそれぞれに全周的に一定厚み部分を旋削して第1小径部分と第2小径部分とをそれぞれに形成して第1第1半製品と第1第2半製品を形成するステップと、
    前記第1小径部分の半周と縮み代になる領域に第1半周溶接層を接合して第2第1半製品を形成し、前記第2小径部分の半周と縮み代になる領域に第2半周溶接層を接合して第2第2半製品を形成するステップと、
    前記第2第1半製品と前記第2第2半製品とにそれぞれに中心孔を形成して第3第1半製品と第3第2半製品とを形成するステップと、
    前記第3第1半製品と前記第3第2半製品とを半割りすることと、前記内径寸法と形状に適合する形状に調整することとにより、前記第1半割キャップと前記第2半割キャップとをそれぞれに製造するステップとを形成し、
    前記接合ステップは、前記第1半周溶接層と前記第2半周溶接層とをそれぞれに介して前記第2溶接層と前記キャップの上端部位とを溶接する工程である請求項19の炉底貫通部の密封方法。
  24. 前記炉底の下面は炉心軸心線に対して傾斜する斜面であり、前記第1半周溶接層と前記第2半周溶接層とのそれぞれの端面は、楕円輪面に形成される
    請求項23の炉底貫通部の密封方法。
  25. 前記第1溶接層は600合金で形成され、前記第2溶接層と前記第1半周溶接層と前記第2半周溶接層とは690合金で形成されている請求項23の炉底貫通部の密封方法。
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