JP2004202145A - エアガン用ピストンシリンダ装置及びエアガン - Google Patents

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山之内仁一
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Abstract

【課題】弾丸発射時のピストンとシリンダとの打撃音を解消したエアガン用ピストンシリンダ装置及びエアガンを提供すること。
【解決手段】ピストン11の一端に、ピストン12とシリンダ11間に一定の間隔を隔ながら前記シリンダ11の圧縮エアの噴出口112を覆うことができる突設蓋部122を可撓性部材により形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮空気によって弾丸を発射させるエアガン用ピストンシリンダ装置及びエアガンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
銃器を模し、その使用感覚を楽しむ玩具としてエアガン(空気銃)がある。
このエアガンにおける弾丸発射方式の一つとして、シリンダピストン装置を採用する方式があり、シリンダとシリンダ内に嵌挿されたピストンとを基本構造とし、弾丸発射の都度ピストンを往復作動させることにより作り出した圧縮空気によって弾丸を発射させる(例えば、特許文献1)。
【0003】
この際、図3に示すように、ピストンaを後退させてエアを吸引した後(図3(ii))、圧縮ばねcによりピストンを瞬時に前進させて圧縮した圧縮エアを噴出し、圧縮エアの噴出はピストンaとシリンダbの前壁eとの衝突によって終了する(図3(iii))。
【0004】
【特許文献1】
実公平7−22635号公報(第1図〜第3図)
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】
前記したエアガンのピストンシリンダ装置にあっては、以下の問題がある。
<イ>弾丸発射の際、シリンダ内の空気の圧縮は、ばね等の加圧部材の収縮伸張によりピストンを加圧することにより行われるが、圧縮の際、ピストンの端縁がシリンダの前壁に衝突することにより発生する打撃音が大きく、エアガンの使用感を害する。連射機能を備える場合には一層その弊害が顕著である。
<ロ>また、エア圧縮時の打撃音を軽減するためシリンダの前壁に緩衝材を取り付けたタイプもあるが、打撃音を根本的に解消するまでには至っていないばかりか経年疲労による緩衝材の崩落により圧縮エアの噴出口が詰まってしまい故障の原因となっている。
【0006】
【本発明の目的】
本発明は上記したような従来の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、弾丸発射時のピストンとシリンダとの衝突による打撃音を解消したエアガン用ピストンシリンダ装置及びエアガンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために本発明は、圧縮エアにより弾丸を発射させるエアガン用ピストンシリンダ装置であって、一端に圧縮エアの噴出口を有するシリンダと、前記シリンダ内へのエア吸引のために後退し、吸引エア圧縮のために前進するようにシリンダ内に嵌挿されたピストンとを備え、前記ピストンの一端に、ピストンとシリンダ間に一定の間隔を隔ながら前記シリンダの圧縮エアの噴出口を覆うことができる突設蓋部を可撓性部材により形成したことを特徴とした、エアガン用ピストンシリンダ装置を提供する。
又は、前記ピストンの突設蓋部はピストンとシリンダの間に所定の間隔を設ける長さの基部と、基部から開放方向末広がり状に展開した鍔部とからなることを特徴とする前記記載のエアガン用ピストンシリンダ装置を提供する。
又は、前記シリンダの圧縮エアの噴出口側の端部には、すり鉢形状の受撃部を形成したことを特徴とする前記いずれかに記載のエアガン用ピストンシリンダ装置を提供する。
又は、前記いずれかに記載のエアガン用ピストンシリンダ装置を備えたことを特徴とするエアガンを提供する。
【0008】
【本発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
<イ>エアガン(図1)
本発明のエアガン1は、ピストンシリンダ装置10により発生させた圧縮エアにより弾丸80を発射させる例えば電動式のエアガンある。
装弾部20より弾丸80がバレル30の端部に供給される構造となっており、バレル30の後方にピストンシリンダ装置を連結し、トリガ50を引くことにより図示しないモータ駆動回路スイッチと連動してモータ40を駆動させ、駆動ギヤ60を回転させることによりピストンシリンダ装置を作動させる方式を採用する。装弾方式は装弾部20とバレル30との間にピストンシリンダ装置と連動させたスライドシャッターを設け、ピストン12が一回前後するごとに一発づつ供給する方式など種々の公知手法を採用する。
【0010】
<ロ>ピストンシリンダ装置
ピストンシリンダ装置はその内部に取り入れた空気を圧縮し、この圧縮空気を噴出口112に連結したバレル30に供給するものである。
ピストンシリンダ装置は、一端に圧縮エアの噴出口112を有するシリンダ11と、前記シリンダ11内へのエア吸引のために後退し、吸引エア圧縮のために前進するようにシリンダ11内に嵌挿したピストン12とを有している。
【0011】
<ハ>シリンダ
シリンダ11は筒体121の一方に前壁111を設け、前壁111の一部にシリンダ11内部まで貫通した圧縮エアの噴出口112を形成する。
シリンダ11の下部には、ピストン12のラック123を嵌挿するための切り欠きを形成する。当該切り欠きはシリンダ11内にエアを吸引するための空間を抵触しないように形成する。
【0012】
シリンダ11内部の前壁111端には受撃部13を形成する。
受撃部13は開口部分が徐々に小さくなるように、すり鉢形状又は階段状の凹部を形成するのが好ましい。なお、シリンダ11の前壁111を受撃部13とすることもできる。
受撃部13には噴出口112に対応し、圧縮エアの経路となる貫通孔を形成する。
シリンダ11と受撃部13の間にはOリング等のシール部材131を取り付けてシリンダ11内のエアの流出を防止する。
【0013】
<ニ>ピストン
ピストン12はシリンダ11内へのエア吸引のために後退し、吸引エア圧縮のために前進するようにシリンダ11内に嵌挿可能に形成する。
ピストン12はシリンダ11に対応した形状に形成したの筒体121の一方に栓体124を取り付けて形成する。ピストン12の筒体121と栓体124との間にOリングなどのシール材125を取り付ける。
栓体124には突設蓋部122を一体に形成する。
ピストン12の内部には、ばね受け15により付勢された圧縮ばね14を内装する。
ピストン12の下方にはラック123を形成し、駆動ギヤ60から伝達されるモータ40の動力によりピストン12の後退を可能としている。駆動ギヤ60はピストン12を必要な距離だけ後退させることができる歯数の歯部と無歯部を形成する。
【0014】
<ホ>突設蓋部
ピストン12の栓体124に形成する突設蓋部122は、エア圧縮の際のピストン12前進時にシリンダ11の受撃部13に当接し、シリンダ11の噴出口112を覆う部分である。
突設蓋部122は、樹脂やゴム材などのエア圧縮の際に生じる衝撃に耐え得る強度を有する可撓性部材により形成する。
【0015】
本例における突設蓋部122は、ピストン12の直径よりも小さく栓体124から突出した基部122aと、基部122aから開放方向に末広がり状に出延した鍔部122bとから形成している。
基部122aはピストン12の栓体124とシリンダ11の受撃部13との間に所定の間隔を空けられる長さに形成する。
鍔部122bは少なくともピストン12の受撃部13の貫通孔又はシリンダ11の噴出口112を塞ぐことができる大きさに形成する。
突設蓋部は例えば図1に示すような円筒形の基部122aと、吸盤状の鍔部122bで形成すると好適である。なお、材質によっては基部122aを省略し、鍔部122bのみで突設蓋部122を構成することもできる。
【0016】
【作用】
次に本発明の作用を説明する。
トリガ50を引くと、トリガ50に連動した図示しないモータ駆動回路スイッチが入り電源70がモータ40と通じてモータ40が駆動し、伝達ギヤ61が駆動ギヤ60を回転させる。
駆動ギヤ60の歯部がピストン12のラック123と噛合いピストン12を後退させて圧縮ばね14を蓄圧すると共にシリンダ11内にエアを吸引する(図2(a))。駆動ギヤ60の無歯部に至るとピストン12が瞬時に前進しシリンダ11内の吸引エアを圧縮して噴出口112から噴射することにより、バレル30内に供給された弾丸80を発射する(図2(C))。
【0017】
この際、圧縮エア噴射時には、ピストン12の突設端部の鍔部122bがシリンダ11の受撃部13に当接し、噴出口112を遮蔽する。
すると、ピストン12の突設端部の鍔部122bが変形しようとするものの、ピストン12の突設端部と栓体124間の圧縮エアがブレーキとして作用して鍔部122bの変形を阻止するため、ピストン12の前進が止まる。
この結果、ピストン12とシリンダ11の前壁111の衝突を阻止して弾丸発射時のピストン12とシリンダ11との打撃音を解消することができる。
【0018】
また、受撃部13をすり鉢状に形成した場合には、受撃部13のすり鉢形状の傾斜によって、ピストン12の突設蓋部122の形成に多少の誤差があった場合でも突設蓋部122をシリンダ軸心上に誘導すると共に受撃時の突設蓋部122のブレを防止する。
この結果、ピストン12とシリンダ11の前壁111の衝突を阻止して弾丸発射時のピストン12とシリンダ11との打撃音を解消すると共に、弾丸発射時の振動を減少させることができる。
【0019】
また、受撃部13を階段状の凹部として形成した場合には、突設蓋部122を凹部に対応した形状に形成すると、凹部がピストン12の突設蓋部122を嵌め合せるようにしてピストン12の突設蓋部122をより一層ブレ無く確実に受け止めることができる。
この結果、ピストン12とシリンダ11の前壁111の衝突を阻止して弾丸発射時のピストン12とシリンダ11との打撃音を解消すると共に、弾丸発射時の振動を減少させることができる。
【0020】
【本発明の効果】
本発明は、以上説明したようになるから次の効果を得ることができる。
<イ>弾丸発射時のピストンとシリンダとの打撃音を解消し、快適な使用感を提供することができる。
<ロ>弾丸発射時の突設蓋部のブレを防止して弾丸発射時の振動を減少させることができる。
<ハ>ピストンシリンダ装置の耐久性を向上させ、併せてエアガン全体としての耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアガンの断面説明図。
【図2】ピストンシリンダ装置部分の説明図。
【図3】従来のエアガンの説明図。
【符号の説明】
1・・・・エアガン
10・・・ピストンシリンダ装置
11・・・シリンダ
111・・前壁
112・・噴出口
12・・・ピストン
121・・筒体
122・・突設蓋部
122a・基部
122b・鍔部
123・・ラック
124・・栓体
125・・シール材
13・・・受撃部
14・・・圧縮ばね
15・・・ばね受け
20・・・装弾部
30・・・バレル
40・・・モータ
50・・・トリガ
60・・・駆動ギヤ
61・・・伝達ギヤ
70・・・電源
80・・・弾丸

Claims (4)

  1. 圧縮エアにより弾丸を発射させるエアガン用ピストンシリンダ装置であって、
    一端に圧縮エアの噴出口を有するシリンダと、前記シリンダ内へのエア吸引のために後退し、吸引エア圧縮のために前進するようにシリンダ内に嵌挿されたピストンとを備え、
    前記ピストンの一端に、ピストンとシリンダ間に一定の間隔を隔ながら前記シリンダの圧縮エアの噴出口を覆うことができる突設蓋部を可撓性部材により形成したことを特徴とした、
    エアガン用ピストンシリンダ装置。
  2. 前記ピストンの突設蓋部はピストンとシリンダの間に所定の間隔を設ける長さの基部と、基部から開放方向末広がり状に展開した鍔部とからなることを特徴とする前記請求項1に記載のエアガン用ピストンシリンダ装置。
  3. 前記シリンダの圧縮エアの噴出口側の端部には、すり鉢形状の受撃部を形成したことを特徴とする前記請求項1又は請求項2に記載のエアガン用ピストンシリンダ装置。
  4. 前記請求項1乃至請求項4に記載のエアガン用ピストンシリンダ装置を備えたことを特徴とするエアガン。
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