JP2004201235A - デジタルデータの送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルデータの受信装置を小型化することが可能な技術を提供することである。
【解決手段】トランスポートストリーム形式のデジタルデータを分割し、該分割されたトランスポートストリーム形式のデジタルデータを複数のチャネルで分割伝送するデジタルデータの送信装置において、前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータと共に他のトランスポートストリーム形式のデジタルデータとを分割伝送する際に、分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数と、分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数とに基づいて、各トランスポートストリーム形式のデジタルデータを前記複数のチャネルに割り当てる手段を備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルデータの送信装置に関し、特に、衛星放送などの無線系伝送路で伝送されたデジタルデータをケーブルテレビ(以下、CATVという)の有線系伝送路を用いて周波数多重して伝送するケーブルテレビの送信装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルデータの送信装置ならびに受信装置には、特開2001−197028号公報(以下、文献1と記す)に開示される周波数多重データ伝送の送信装置ならびに受信装置があった。この文献1に記載の送信装置ならびに受信装置では、1トランスポンダ(中継器)当たり毎秒52.17メガビット(TSパケットの長さ、188バイトを基準)の伝送速度の複数TS(トランスポートストリーム)方式で伝送されるBSデジタル放送のTS形式のデジタルデータを、伝送速度が毎秒29.162メガビット(TSパケットの長さ、188バイトを基準)のデジタルCATVの2つの搬送波で送信装置から受信装置に伝送する構成となっていた。
【0003】
すなわち、文献1に記載の送信装置では、分離回路が例えばBSデジタル受信機からの衛星デジタル放送(以下、BSデジタル放送と記す)で伝送された高速度の複数TS形式のデジタルデータとTMCCとを分離した後に、デジタルデータについては、ケーブルテレビのデジタル伝送方式の一搬送波で伝送できるデータ速度以下である低速度の2つのデジタルデータに分離する。次に、パケット合成回路が分離されたデジタルデータのそれぞれにヌルデータを多重し、ケーブルテレビのデータ伝送速度に合致した速度の複数TS形式のデジタルデータを生成する。この後に、デジタル変調手段として機能する64QAM変調回路がパケット合成回路で生成されたそれぞれの複数TS形式のデジタルデータで搬送波をデジタル変調し、周波数多重回路が変調されたデジタルデータを周波数多重してケーブルテレビの伝送路に送出する構成となっていた。
【0004】
一方、受信装置では、周波数選択回路が、まず伝送路の信号から周波数多重された複数の変調後のデジタルデータを選択し、次に64QAM復調回路が選択された変調後のデジタルデータから複数TS形式のデジタルデータをデジタル復調する。次に、誤り訂正回路がデジタル復調されたそれぞれの複数TS形式のデジタルデータ毎に誤り訂正を行う。次に、データ合成回路がそれぞれの複数TS形式のデジタルデータからヌルデータを分離した後に、それぞれの複数TS形式のデジタルデータを合成し元の複数TS形式のデジタルデータすなわちBSデジタル受信機からのBSデジタル放送で伝送された複数TS形式のデジタルデータを生成する。この複数TS形式のデジタルデータは、TS分離回路に入力され、このTS分離回路からの出力がTSパケット分離回路に入力される構成となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、前記従来技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
従来のデジタルデータの受信装置では、送信装置から送出された周波数多重された信号から所望のTS形式のデジタルデータを取り出す、すなわちBSデジタル放送で伝送された複数TS形式のデジタルデータを生成するには、まずチャネル数に応じた周波数選択回路や64QAM復調回路により、伝送路の信号から周波数多重された複数の変調後のデジタルデータを選択し、この選択された変調後のデジタルデータから64QAM復調回路が複数TS形式のデジタルデータをデジタル復調する必要があった。このために、従来の受信装置を用いて、複数チャネル分の同時受信を可能とするためには、同時受信数に応じた周波数選択回路や64QAM復調回路が必要であった。
【0006】
一方、デジタルデータの送信装置からケーブルテレビの伝送路に送出された信号を受信する受信装置は、テレビ等の受信機とは別の筐体に納められ、受信機の近傍に配置することとなるので、さらなる小型化が要望されている。受信装置を小型化する方法としては、各処理回路の集積化等の他に、チャネル数に応じた周波数選択回路数等を低減させることが有効である。
【0007】
しかしながら、同時受信を可能とする周波数選択回路数は、前述するように、送信装置で決定されるTS形式のデジタルデータや複数TS形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数によって決定されてしまうので、受信装置側で周波数選択回路数を減少させることが困難であった。
【0008】
本発明の目的は、デジタルデータの受信装置を小型化することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)トランスポートストリーム形式のデジタルデータを分割し、該分割されたトランスポートストリーム形式のデジタルデータを複数のチャネルで分割伝送するデジタルデータの送信装置において、前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータと共に他のトランスポートストリーム形式のデジタルデータとを分割伝送する際に、分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数と、分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数とに基づいて、各トランスポートストリーム形式のデジタルデータを前記複数のチャネルに割り当てる手段を備えた。
【0010】
(2)前述した(1)に記載のデジタルデータの送信装置において、前記割り当て手段は、予め設定された分割手順に従って、各トランスポートストリーム形式のデジタルデータの前記複数のチャネルへの割り当て形態を演算する手段と、前記演算された割り当て形態から前記分割されるトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数、及び前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数に基づいて、前記演算された割り当て形態を評価する手段とを備えた。
【0011】
(3)前述した(1)に記載のデジタルデータの送信装置において、前記割り当て手段は、予め設定された2以上の分割手順に従って、各トランスポートストリーム形式のデジタルデータの前記複数のチャネルへの割り当て形態をそれぞれ演算する手段と、前記演算された複数の割り当て形態から、全てのトランスポートストリーム形式のデジタルデータが最小の分割数となると共に、前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数と、各チャネルの伝送容量より小さいトランスポートストリーム形式のデジタルデータ数との何れか小さい値が、前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数と一致する割り当て形態を選択する手段からなる。
【0012】
(4)前述した(3)に記載のデジタルデータの送信装置において、前記選択手段は、前記演算手段で演算された前記割り当て形態を一時的に格納する手段と、前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数、及び/又は前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数の許容値を格納する手段と、前記一致する割り当て形態が得られない場合に、前記一次的格納手段を検索して前記許容値内の割り当て形態を選択する手段とを備えた。
【0013】
(5)前述した(3)に記載のデジタルデータの送信装置において、前記選択手段は、前記演算手段で演算された前記割り当て形態を一時的に格納する手段と、前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数、及び/又は前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数の許容値を格納する手段と、前記一致する割り当て形態が得られない場合に、前記一次的格納手段を検索して前記許容値内の割り当て形態を表示させる手段とを備えた。
【0014】
(6)前述した(2)乃至(5)の内の何れかに記載のデジタルデータの送信装置において、前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータの容量と、前記チャネルの伝送容量との組み合わせに対応する、前記分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数、及び前記分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数をそれぞれ格納する手段を備え、前記演算手段もしくは前記評価手段は入力される前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータに応じて前記格納手段を検索し所望の割り当て形態を得る。
【0015】
(7)前述した(6)に記載のデジタルデータの送信装置において、前記格納手段は、前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータの容量と、前記チャネルの伝送容量との組み合わせに対応した、分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数、及び分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数を外部より取り込む手段を備えた。
【0016】
前述した手段によれば、トランスポートストリーム形式のデジタルデータと共に他のトランスポートストリーム形式のデジタルデータとを分割伝送する際に、分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数と、分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数とに基づいて、割り当て手段が各トランスポートストリーム形式のデジタルデータをそれぞれ複数のチャネルに割り当てることにより、トランスポートストリーム形式のデジタルデータを送信するためのチャネルの分割数(1を含む)を最小数に設定できるので、受信装置の側で放送条件の取得が可能となる可能性を向上させることができる。さらには、トランスポートストリーム形式のデジタルデータを送信するためのチャネルの分割数(1を含む)を最小数に設定できるので、同時受信を可能とするためのチューナ(周波数選択回路)数を低減させることが可能となり、受信装置を小型化することができる。
【0017】
特に、予め設定された2以上の分割手順に従って、各トランスポートストリーム形式のデジタルデータの複数のチャネルへの割り当て形態をそれぞれ演算する手段と、演算された複数の割り当て形態から全てのトランスポートストリーム形式のデジタルデータが最小の分割数となると共に、分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数と、各チャネルの伝送容量より小さいトランスポートストリーム形式のデジタルデータ数との何れか小さい値が、分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数と一致する割り当て形態を選択する構成とすることによって割り当て形態を直ちに得ることができるので、割り当て形態の決定に要する付加を低減することができる。
【0018】
このとき、チャネルの数をn、各チャネルの伝送容量(スロット数)よりも小さい分割を必要としないトランスポートストリームの数をmとした場合に、分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数が、nとmの内の何れか小さい方と一致するように設定することによって、放送条件の取得が可能となるSI取得可能チャネルを最大にしつつ、分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数を少なくできるので、少ないチャネルで効率よくトランスポートストリーム形式のデジタルデータを送信することができる。
【0019】
また、演算手段で演算された割り当て形態を一時的に格納しておくと共に、許容値格納手段に分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数、及び/又は分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数の許容値を格納しておき、一致する割り当て形態が得られない場合に、一次的に格納される割り当て形態から許容値内の割り当て形態を検索し選択することによって、最適な割り当て形態が得られない場合であっても、許容値内の割り当て形態を得ることができるので、入力信号の切り替えを防止できる。
【0020】
さらには、演算手段で演算された割り当て形態を一時的に格納しておくと共に、分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数、及び/又は前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数の許容値を格納しておき、一致する割り当て形態が得られない場合に、一次的に格納される割り当て形態から許容値内の割り当て形態を検索して表示させることによって、最適な割り当て形態が得られない場合であっても、操作者の判断により入力信号の切り替えを行うことなく、許容値内の割り当て形態を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について、発明の実施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明する。
なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図であり、特に、衛星デジタル放送をCATV伝送するケーブルテレビの送信装置に本発明を適用したものである。
【0023】
図1において、101は送信装置、102a〜102eは第1〜第Mの複数TSデータ部、103は複数TSデータ情報等入力部、104は複数TS分割多重化部、105は複数TS分割割付部、106はヌルパケット生成部、107は割付算出部、108は割付評価部、110a〜110dは64QAM変調部、111は周波数多重部を示す。なお、実施の形態1では、主要な機能部のみを示しており制御マイコンなどの周辺回路ブロックは略している。
【0024】
実施の形態1の送信装置では、M個(ただし、Mは1以上の自然数である)の第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eがCATV伝送の信号源となる。第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eは、デジタル放送の映像、音声、データ等をMPEG2により符号化したトランスポートストリーム(TS)が1以上多重化された信号を出力する。この多重化された信号は、MPEG−TS形式のパケット(デジタルデータ)である。なお、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eとしては、例えば図示しない衛星放送受信アンテナと、この衛星放送受信アンテナによって受信された衛星デジタル放送の変調信号から単一のMPEG−TS形式デジタルデータを変調/復号する図示しないデジタル復調/復号回路とから構成される衛星デジタル受信機がある。ただし、デジタル復調/復号回路による変調/復号処理では、選択されたチャネルのデジタル復調、及び誤り訂正、並びにエネルギー拡散等の衛星デジタル放送で規定される伝送路復号処理がなされる。特に、日本の衛星デジタル放送にはCSデジタル放送とBSデジタル放送とがあり、CSデジタル放送は単一のTSで放送されているので、CSデジタル放送波がデジタル復調/復号回路に入力された場合には、そのTSがデジタル復調/復号回路すなわち第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから出力されることを意味する。一方、BSデジタル放送は複数TSで放送されるので、BSデジタル放送波がデジタル復調/復号回路に入力された場合には、複数TSの内の1TSがデジタル復調/復号回路すなわち第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから出力されることを意味する。
【0025】
第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから出力されたMPEG−TS形式のデジタルデータは、それぞれ複数TS分割割付部105に入力されると共に、複数TSデータ情報等入力部103に入力される構成となっている。ここで、複数TSデータ情報等入力部103は、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから入力されたMPEG−TS形式のデジタルデータを観測する手段として機能する。複数TSデータ情報等入力部103は、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102e毎に、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから入力される1ないし複数のMPEG−TS形式のデジタルデータのパケット容量をそれぞれ取得する構成となっており、得られたパケット容量を割付算出部107に出力する。
【0026】
なお、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから入力される1ないし複数のMPEG−TS形式のデジタルデータでは、例えば、信号源がCSデジタル放送の場合には、信号は単一のMPEGトランスポートストリーム(MPEG−TS)である。また、BSデジタル放送の場合には、信号は複数のMPEG−TSが多重されフレーム化されている。従って、以下の説明では、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから入力される1ないし複数のMPEG−TS形式のデジタルデータを1以上のMPEG−TS形式のデータと記す。
【0027】
また、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから出力されるMPEG−TS形式のデジタルデータから、TSパケットの容量を取得する手順は、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから出力されるMPEG−TS形式のデジタルデータが自局の映像,音声,データ信号の場合には、MPEG2でエンコードする時の設定条件から容量を算出し、複数TSデータ情報等入力部103から周知のキーボード等の図示しない外部入力装置等から入力する。
【0028】
また、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから出力されるMPEG−TS形式のデジタルデータが衛星放送の放送波を受信した信号の場合には、TMCC信号に含まれる「相対TS/スロット情報」から相対TSに対応する各TSのスロット数を算出し、同じくTMCC信号に含まれる「相対TS/TSID表」から相対TSとTS IDの対応を得て、TSの容量を得る(110゜CS放送も同じである)。
【0029】
さらには、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eから出力されるMPEG−TS形式のデジタルデータがCS放送(110゜CS放送を除く)や、通信衛星により配信される番組を受信した信号の場合には、伝送容量が固定であるので、その伝送チャネルの容量を複数TSデータ情報等入力部103から周知のキーボード等の図示しない外部入力装置等から入力する。このように、事前にTSパケットの容量が判明している場合には、外部入力装置等からTSパケットの容量を直接に設定する構成としてもよいことはいうまでもない。
【0030】
複数TSデータ情報等入力部103で得られた第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102e毎のパケット容量は、割付算出部107に出力される。ここで、割付算出部107は、入力された第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102e毎のパケット容量、及び予め設定されている送信装置101の各チャネル(伝送チャネル)の伝送容量に基づいて、予め設定されたアルゴリズムに従ってTSパケットの伝送チャネルへの割り当て形態を算出する。割り当て形態を算出するアルゴリズムとしては、例えば、最大の未割当スロットを持つTSから順番に、最大の空き容量の伝送チャネルへTSパケットの伝送チャネルを割り当てるアルゴリズム(順次割当アルゴリズム)や、最大の容量のTSを空き容量のある伝送チャネル数に分割し、この分割されたTSを最大の空き容量を持つチャネルに順番に割り当てる(均等割当アルゴリズム)等が適用可能である。割当アルゴリズムの詳細について後述する。
【0031】
ただし、実施の形態1では、1搬送波で伝送可能な複数TS形式のデジタルデータの伝送速度に関係する割付単位をSスロットとして、搬送波による伝送チャネル数をn、M個の複数TS形式のデジタルデータの各データの伝送速度を複数TS形式のデジタルデータの伝送速度に関係する割付単位で割った値(余りがある場合には、1を加算する)のスロット数で表現して、X(1)スロット〜X(M)スロットとして、n×Sの中にX(1)〜X(M)の総合計が入る場合に、割付算出部107は所定のアルゴリズムに従って各搬送波のSスロットにM個の複数TS形式のデジタルデータの割り当て形態を算出する。
【0032】
割付算出部107で得られた割り当て形態は、直ちに割付評価部108に出力され、当該割付評価部108において、得られた割り当て形態が最適な割付であるか否かが判定される。ただし、本実施の形態の送信装置を構成する割付評価部108における判定(最適判定)では、1)全てのTSが最小の分割数(1を含む)で伝送チャネルに割り当てられており、2)伝送チャネル数をn、各伝送チャネルの伝送容量(Sスロット)より小さいTSパケットの数をmとしたときのnとmとの内で小さい方の数が、分割されないTSが割り当てられたチャネル数となる、何れの条件も満たす場合に、最適と判断する。なお、割付評価部108による割り当て結果(割り当て形態)に対する評価の詳細については、後述する。
【0033】
ここで、割付評価部108が割付算出部107の算出した割り当て形態を最適と判定しなかった場合には、割付評価部108は割付算出部107に、再度、割り当て形態の算出を指示する。以降、割付評価部108が割付算出部107の算出した割り当て形態を最適と判定するまで、割付評価部108は割付算出部107に割り当て形態の算出を指示する。
【0034】
一方、割付評価部108が割付算出部107の算出した割り当て形態を最適と判定した場合には、割付評価部108は入力された割り当て形態、すなわち最適と判定した割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0035】
割り当て形態が入力された複数TS分割割付部105は、入力された割り当て形態に従って、まず、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからそれぞれ入力されるMPEG−TS形式のデジタルデータをTSパケット単位で各伝送チャネルに割り当てる。このとき、分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータの場合には、複数TS分割割当部105に内蔵する図示しないデータ分割回路が入力された分割数に従ってMPEG−TS形式のデジタルデータを分割した後に、割り当て指示された伝送チャネルに対応する複数TS分割割当部105に内蔵する図示しない多重化回路に入力される。一方、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータは、そのまま割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。
【0036】
ここで、多重化回路に入力されたMPEG−TS形式のデジタルデータは、伝送チャネルの速度情報と、分割されたMPEG−TS形式のデジタルデータの速度情報との比較により、速度誤差信号を得て、その速度誤差に応じたヌルパケットをヌルパケット生成部106から得て規定の伝送速度のデジタルデータとして64QAM変調部110a〜110dに出力する。なお、分割されたMPEG−TS形式のデジタルデータからケーブルテレビ網に送信する複数TS形式のデジタルデータ及び規定の伝送速度のデジタルデータの生成手順は、周知の手順を適用可能となるので、詳細な説明は省略する。また、前述の記載から明らかなように、複数TS分割割付部105、ヌルパケット生成部106、割付算出部107、及び割付評価部108によって、複数TS分割多重化部104が構成される。
【0037】
この規定の伝送速度のデジタルデータは、64QAM変調部110a〜110dで64QAMの多値デジタル変調され、周波数多重部111によって他の被変調波と周波数多重されて図示しない伝送路に送信される。
【0038】
この伝送路に図示しない周知の受信装置が接続されており、この受信装置では、伝送路に送出された複数のデジタル変調された被変調波を入力とし、複数のデジタル変調された被変調波から複数の図示しない周波数選択回路によって必要な被変調波を選択し、その選択された64QAM被変調波を図示しない周知の64QAM復調回路で復調して、図示しない周知のMPEG−TS同期バイト時間差検出吸収回路で64QAM復調回路からの分割されたMPEG−TS形式のデジタルデータの内部にあるMPEG−TS同期バイトの到着時間差を検出して、その時間差を吸収することで送信側で分割されたMPEG−TS形式のデジタルデータを同期させて図示しない周知のMPEG−TSデータ合成回路に出力する。
【0039】
MPEG−TSデータ合成回路では、それらの分割されたMPEG−TS形式のデジタルデータを合成することで、送信側のデータ分割回路に入力されたのと同一データであるMPEG−TS形式のデジタルデータに戻すことができる。このMPEG−TS形式のデジタルデータ及び分割されていないMPEG−TS形式のデジタルデータは図示しない周知のMPEG−TSパケット分離回路に入力されて、MPEG−TSパケット分離回路が映像と音声のそれぞれのパケットを分離して、映像パケットデータは図示しない周知のMPEGビデオデコーダでデコードされ、音声パケットは図示しない周知のMPEGオーディオデコーダでデコードされて、映像信号と音声信号が得られて、図示しない表示装置に入力される。
【0040】
図7は実施の形態1の割付算出部における割当アルゴリズムの一例を説明するための図である。
以下、図7に基づいて、割当アルゴリズムの一例である順次割当アルゴリズムを説明する。ただし、図7で使用する変数は、作業用のスロット容量:cap、任意の自然数jで指定されるチャネル番号jに割り当てられたTS番号iのスロット数(スロット容量):located_slot(i,j)、チャネル番号j(ch(j))の未割当のスロット数:rem_ch(j)、TS番号i(TS(i))の未割当のスロット数:rem_TS(i)、選別したチャネルの番号のスロット数:selected_ch_cap、選別したTS番号のスロット数:selected_TS_cap、選別したチャネルの番号:selected_ch_Noである。
【0041】
本フローの開始は、複数TSデータ情報等入力部103で得られた第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれる各TSの容量の値の割付算出部107への入力である。
【0042】
複数TSデータ情報等入力部103で得られた第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれるTSのパケット容量が入力されると、maxTS_No処理として、最大の未割当のスロットを持つTS番号を変数であるselected_TS_Noに入れ、そのスロット数を変数であるselected_TS_capに入れる(ステップ701)。
【0043】
次に、最大の未割当のスロットを持つTS番号のTSの未割当のスロット数が0でないことをチェックした後に(ステップ702)、maxch_No処理として、最大の空き容量のチャネル番号をselected_ch_Noに入れ、そのスロット数をselected_ch_capに入れる(ステップ703)。ただし、最大の空き容量のチャネルの空き容量が0(空きがない)の場合には、全て割り当てられたこととなり、本フローは終了となる(ステップ704)。
【0044】
次に、最大の未割当のスロットを持つTS番号の未割当のスロット数と、最大の空き容量のチャネル番号の空いているスロット数とを比較し、最大の未割当のスロットを持つTS番号の未割当のスロット数が最大の空き容量を持つチャネルの空いているスロット数より大きい場合には、この最大の空き容量のチャネルに最大の未割当のスロットを持つTSのスロット数の内で割り当て可能なスロット数だけ割り当てる(ステップ706)。また、このステップ706では、割り当てられたTS番号の未割当のスロット数を割り当てたスロット数だけ減じ、割り当てられたチャネルの空き容量のスロット数を割り当てたスロット数だけ減じる。これらの処理の後に、ステップ703に戻り、maxch_No処理として、次に大きい空き容量のチャネル番号に対して前述する処理を行う。
【0045】
一方、ステップ705において、最大の未割当のスロットを持つTS番号の未割当のスロット数が最大の空き容量のスロット数より小さい場合には、割り当てる容量を最大の未割当のTSのスロット数とし(ステップ707)、最大の空き容量のチャネルに割り当てる(ステップ708)。このとき、ステップ708では割り当てたTS番号の未割当のスロット数を割り当てたスロット数だけ減じ、割り当てられたチャネルの空き容量のスロット数を割り当てたスロット数だけ減じる。これらの処理の後に、ステップ701に戻り、maxTS_No処理として、次に大きい未割当のスロットを持つTS番号に対して前述する処理を行う。
【0046】
次に、本実施の形態1の割付評価部108における評価について説明する。ただし、以下の説明では、第1と第2の複数TSデータ部102a,102bに含まれるTSをそれぞれTS1〜TS4と記す。
【0047】
(1)、伝送チャネルの伝送容量がそれぞれ52スロットで伝送チャネル数が3である時に、TS1=120スロット、TS2=24スロット、TS3=6スロット、TS4=4スロットを割り当てる場合。
【0048】
各伝送チャネルの最小分割数は、TS1=3チャネル、TS2=1チャネル、TS3=1チャネル、TS4=1チャネルとなり、SI取得可能チャネル数の最大理論値としては、各チャネルの伝送容量より小さいTSは、TS2からTS4の3TS、伝送チャネル数は3であるので、SI取得可能チャネルの数の最大理論値は3となる。
【0049】
従って、割付算出部107から例えば、伝送チャネル1にTS1の52スロット、伝送チャネル2にTS1の52スロット、伝送チャネル3にTS1の16スロット、TS2の24スロット、TS3の6スロット、TS4の4スロットの割り当て形態が算出された場合には、全てのTSが最小の分割数で割り当てられているが、SI取得可能チャネル数がチャネル3の1チャネルのみとなるので、割付評価部108は最適ではないと判定し、割付算出部107に再度割り当て形態の算出を行わせる。
【0050】
ここで、次に、伝送チャネル1にTS1の26スロット及びTS2の24スロット、伝送チャネル2にTS1の46スロット及びTS3の6スロット、伝送チャネル3にTS1の48スロット及びTS4の4スロットの割り当て形態が割付算出部107から算出された場合には、全てのTSが最小の分割数で割り当てられており、SI取得可能チャネル数が伝送チャネル1〜伝送チャネル3の3チャネル分となるので、割付評価部108は最適と判定して、この割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0051】
(2)、伝送チャネルの伝送容量がそれぞれ52スロットで伝送チャネル数が3である時に、TS1=52スロット、TS2=50スロット、TS3=27スロット、TS4=25スロットを割り当てる場合。
【0052】
各伝送チャネルの最小分割数は、TS1=1チャネル、TS2=1チャネル、TS3=1チャネル、TS4=1チャネルとなり、SI取得可能チャネル数の最大理論値としては、各チャネルの伝送容量より小さいTSは、TS1からTS4の4TS、伝送チャネル数は3であるので、SI取得可能チャネルの数の最大理論値は3となる。
【0053】
従って、割付算出部107から例えば、伝送チャネル1にTS2の50スロット、伝送チャネル2にTS1の25スロット及びTS3の27スロット、伝送チャネル3にTS1の27スロット及びTS4の25スロットの割り当て形態が算出された場合には、TS1は最小の分割数1に対して、分割数2で割り当てがなされている。また、SI取得可能チャネル数が伝送チャネル1〜伝送チャネル3の3チャネルとなるので最大理論値となる。従って、割付評価部108は最適ではないと判定し、割付算出部107に再度割り当て形態の算出を行わせる。
【0054】
ここで、次に、伝送チャネル1にTS1の52スロット、伝送チャネル2にTS2の50スロット、伝送チャネル3にTS3の27スロット及びTS4の25スロットの割り当て形態が割付算出部107から算出された場合には、全てのTSが最小の分割数で割り当てられており、SI取得可能チャネル数が伝送チャネル1〜伝送チャネル3の3チャネル分となるので、割付評価部108は最適と判定して、この割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0055】
以上説明したように、実施の形態1の送信装置では、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからそれぞれ入力されるMPEG−TS形式のデジタルデータを分割伝送する際に、TSデータ部102から出力するMPEG−TS形式のデジタルデータに含まれる分割を必要としないTSの数を観測し、そのTSの数と複数TS分割多重化部104が出力する分割されないTSを含む伝送チャネル数とを比較評価することにより、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータが分割されることを防ぐと共に、分割されないMPEG−TS形式のデジタルデータが割り当てられる伝送チャネルの数を最大に設定することができるので、受信装置の側でサービス・インフォメーション(SI情報/放送条件)の取得が可能となるチャネル数を最大とすることができる。すなわち、実施の形態1の送信装置では、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータが分割されることを防ぐと共に、分割されないMPEG−TS形式のデジタルデータが割り当てられる伝送チャネルの数を最大に設定することができるので、受信装置の側で無作為に選局した場合にサービス・インフォメーション(SI情報/放送条件)の取得が可能となる確率を向上させることができる。
【0056】
さらには、TSデータ部102から出力するMPEG−TS形式のデジタルデータに含まれる分割を必要とするTSのそれぞれの容量を観測して分割伝送に必要な最小の伝送チャネル数を算出し、その数(伝送チャネル数)と複数TS分割多重化部104が出力するデジタルデータの分割伝送に用いるチャネル数とを比較評価することにより、分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータが余剰に分割されることを防ぐことができる。これにより、MPEG−TS形式のデジタルデータを送信するための分割数を最小に設定でき、最小の伝送チャネルを用いた伝送ができるので、分割伝送される信号の同時受信を可能とするための受信装置側に必要となるチューナ(周波数選択回路)数を低減させることが可能となり、受信装置を小型化することができる。
【0057】
このとき、伝送チャネルの数をn、各伝送チャネルの伝送容量(スロット数)よりも小さい分割を必要としないTSの数をmとした場合に、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータ、すなわち分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータを出力する複数TSデータ部102に含まれるTSに割り当てられるチャネル数が、nとmの内の何れか小さい方と一致するように設定することによって、放送条件の取得が可能となるSI情報取得可能チャネルを最大にしつつ、分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータの分割数を少なくできるので、最大のチャネルでSI情報を受信機が取得できると共に、チューナーの必要数を最小とするTSの割り当てにより効率よくMPEG−TS形式のデジタルデータを送出することができる。
【0058】
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図であり、特に、衛星デジタル放送をCATV伝送するケーブルテレビの送信装置に本発明を適用したものである。
【0059】
図2において、201a,201bは第1〜第kの割付算出部、202は割付評価部を示す。なお、実施の形態2のデジタルデータの送信装置は、第1〜第kの割付算出部201a,201b、及び割付評価部202の構成が異なるのみで、他の構成は実施の形態1のデジタルデータの送信装置と同様となる。従って、以下の説明では、第1〜第kの割付算出部201a,201b、及び割付評価部202について詳細に説明する。
【0060】
図2において、第1〜第kの割付算出部201a,201bは、それぞれが異なる算出アルゴリズム(分割割当の算出方法)を備える構成となっている。特に、実施の形態2の第1〜第kの割付算出部201a,201bでは、全ての第1〜第kの割付算出部201a,201bに同じ入力値(複数TSデータに含まれるTSとそれぞれのパケット容量)が与えられる構成となっている。その結果、所望の(最適な)割り当て形態が1回の出力で得られる可能性を向上させることができる。
【0061】
割付評価部202は、第1の割付算出部201aからの割り当て形態が最適な割り当て形態であるか否かを判定し、この割り当て形態が最適な割り当て形態でないと判定した場合には、第2の割付算出部201で算出した割り当て形態が最適な割り当て形態であるか否かを判定し、この割り当て形態が最適な割り当て形態でないと判定した場合には、第3の割付算出部201で算出した割り当て形態が最適な割り当て形態であるか否かを判定するというように、最適な割り当てが得られるまで、順次第kの割付算出部201bで算出された割り当て形態までを判定すると共に、最適と判定された割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する手段として機能する手段である。
【0062】
次に、図2に基づいて、実施の形態2のデジタルデータの送信装置の動作を説明する。
実施の形態2のデジタルデータの送信装置では、複数TSデータ情報等入力部103で得られた第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれるTS毎のパケット容量が、第1〜第kの割付算出部201a,201bに出力される。ここで、各第1〜第kの割付算出部201a,201bは、入力される第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれるTS毎のパケット容量、及び予め設定されている送信装置101の各チャネル(伝送チャネル)の伝送容量に基づいて、予め各第1〜第kの割付算出部201a,201bに設定されたアルゴリズムに従ってTSパケットの伝送チャネルへの割り当て形態を算出する。
【0063】
第1〜第kの割付算出部201a,201bで得られた割り当て形態は、直ちに割付評価部202に出力され、当該割付評価部202において、得られた割り当て形態が最適な割付であるか否かが判定される。
【0064】
割付評価部202が第1〜第kの割付算出部201a,201bの算出した複数の割り当て形態の内から最適と判定した割り当て形態を選択し、その割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0065】
割り当て形態が入力された複数TS分割割付部105は、入力された割り当て形態に従って、まず、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからそれぞれ入力されるMPEG−TS形式のデジタルデータをTSパケット単位で各伝送チャネルに割り当てる。分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータは、入力された割当容量に従ってMPEG−TS形式のデジタルデータがTSパケット単位で分割され、割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。一方、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータは、そのまま割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。
【0066】
ここで、多重化回路に入力されたMPEG−TS形式のデジタルデータは、伝送速度誤差に応じたヌルパケットがヌルパケット生成部106で生成されて規定の伝送速度のデジタルデータとして64QAM変調部110a〜110dに出力される。規定の伝送速度のデジタルデータは、64QAM変調部110a〜110dにより64QAMの多値デジタル変調された後に、周波数多重部111によって他の被変調波と周波数多重されて伝送路に送信されるので、送信装置及び受信装置では、前述する実施の形態1の効果を得ることができる。
【0067】
さらには、実施の形態2のデジタルデータの送信装置では、第1〜第kの割付算出部201a,201bの複数個の割付算出部を設けることによって、割り当て形態の算出に要する時間を短縮することができる。
【0068】
なお、実施の形態2のデジタルデータの送信装置では、第1〜第kの割付算出部201a,201bの複数個の割付算出部を設ける構成としたが、これに限定されることはなく、例えば1個の割付算出部にそれぞれが異なる算出アルゴリズム(分割割当の方法)を備える構成とし、それぞれの算出アルゴリズムで算出した割り当て形態を割付評価部202に出力する構成としても、前述した効果を得られることはいうまでもない。
【0069】
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図であり、特に、衛星デジタル放送をCATV伝送するケーブルテレビの送信装置に本発明を適用したものである。
【0070】
図3において、301は割付制御部、302はテーブルデータを示す。なお、実施の形態3のデジタルデータの送信装置は、複数TS分割多重化部104を構成する割付制御部301及びテーブルデータ302の構成が異なるのみで、他の構成は実施の形態1や実施の形態2のデジタルデータの送信装置と同様となる。従って、以下の説明では、割付制御部301及びテーブルデータ302についてのみ詳細に説明する。
【0071】
図3に示すように、実施の形態3のデジタルデータの送信装置では、複数TSデータ情報等入力部103からの出力がテーブルデータ(テーブルデータ302を保持するテーブルデータ部)302に入力されると共に、テーブルデータ302からの出力(複数TSデータ情報等入力部103から入力された条件に応じた最適な割り当て形態)が割付制御部301に出力される構成となっている。すなわち、複数TS分割割当部105に入力する第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからの複数TSデジタルデータのTS数並びにそれぞれのTSの容量(スロット数)からなる入力条件、及び伝送チャネル数nと各伝送チャネルの伝送容量(Sスロット)とからなる出力条件をもとに、両者の組み合わせによる最適な分割と割り当てとの組み合わせをテーブルデータ302から取り出し、この取り出したデータにより割付制御部301は最適な割り当て形態で複数TS分割割当部105に制御信号を出力する構成となっている。
【0072】
なお、実施の形態3では、テーブルデータ302は、割付制御部301を実現する図示しない情報処理装置が有する内部の記憶装置に格納される構成となっている。また、テーブルデータ302の一例としては、複数TS分割割当部105に入力する第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからの複数TSデジタルデータのTS数並びにそれぞれのTSの容量(スロット数)からなる入力条件、及び伝送チャネル数nと各伝送チャネルの伝送容量(Sスロット)とからなる出力条件の値の組み合わせに対応した、各伝送チャネルでのTSの(最適な)割当容量(すなわち、TSの最適な分割とその割り当て容量)を表形式で格納する構成となっている。
【0073】
従って、実施の形態3の割付制御部301及びテーブルデータ302では、入力条件(第1〜第Mの複数TSデータに含まれるTSパケットの数とそれぞれのTSパケットの容量(スロット数))、及び装置からの出力条件(伝送チャネル数と各伝送チャネルの容量)が入力されると、この入力条件及び出力条件に該当する割り当て形態をテーブルデータ302から検索するのみで、最適な割り当て形態を得ることができる。すなわち、検索動作のみを最適な割り当て形態を得ることができるので、制御信号を得るために必要な時間を大幅に短縮するが可能となる。
【0074】
次に、図3に基づいて、実施の形態3のデジタルデータの送信装置の動作を説明する。
実施の形態3のデジタルデータの送信装置では、複数TSデータ情報等入力部103で得られた第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれるTS毎のパケット容量が、テーブルデータ302に出力される。ここで、テーブルデータ302には、入力される第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eにそれぞれ含まれるTS毎のパケット容量、及び割付制御部301から得られる送信装置101の各チャネル(伝送チャネル)の伝送容量に基づいて、予め算出・評価され、格納された値に従ってTSパケットの伝送チャネルへの割り当て形態を獲得し、得られた割り当て形態が直ちに割付制御部301に出力される。
【0075】
ここで、実施の形態3の割付制御部301は、テーブルデータ302で検索した、入力されたTSの数とそれぞれの容量と伝送チャネル数nと各伝送チャネルの容量とに対応する各TSの伝送チャネルへの分割した割り当て容量を得て、適合する割り当て形態を選択する。このとき、入力された割り当て形態に適合する(最適と判断できる)割り当て形態がない場合には、予めテーブルデータ302に格納されている最適解に近い条件の割り当て形態を得る。すなわち、入力条件と出力条件とをもとにテーブルデータ302からそれぞれのチャネルに最適な容量の割り当てを行う際に、最適解が得られない場合には、近似の割り当て形態を適用するものである。
【0076】
一方、割付制御部301がテーブルデータ302より引き出した割り当て形態が最適な割り当て形態である場合には、割付制御部301は最適の割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0077】
割り当て形態が入力された複数TS分割割付部105は、入力された割り当て形態に従って、まず、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからそれぞれ入力される1以上のMPEG−TS形式のデジタルデータをMPEG−TS単位で各伝送チャネルに割り当てる。分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータは、割付制御部301から入力されたチャネル毎の伝送容量に従ってMPEG−TS形式のデジタルデータが分割され、割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。一方、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータは、そのまま割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。
【0078】
ここで、多重化回路に入力されたMPEG−TS形式のデジタルデータは、伝送速度誤差に応じたヌルパケットがヌルパケット生成部106で生成されて規定の伝送速度のデジタルデータとして64QAM変調部110a〜110dに出力される。規定の伝送速度のデジタルデータは、64QAM変調部110a〜110dにより64QAMの多値デジタル変調された後に、周波数多重部111によって他の被変調波と周波数多重されて伝送路に送信されるので、送信装置及び受信装置では、前述する実施の形態1の効果を得ることができる。
【0079】
実施の形態3のデジタルデータの送信装置では、テーブルデータ302として備えるデータに、事前に演算処理と評価とを行うことにより最適の値となっている割り当て形態を保持させる構成となっているので、伝送の条件が入力されると、割付制御部はその割り当て形態を直ちに複数TS分割割付部105に出力できる。
【0080】
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図であり、特に、衛星デジタル放送をCATV伝送するケーブルテレビの送信装置に本発明を適用したものである。
【0081】
図4において、401は割付制御部、402は媒体管理部、403は記憶媒体を示す。なお、実施の形態4のデジタルデータの送信装置では、複数TS分割多重化部104を構成する媒体管理部402と割付制御部401の構成が異なるのみ、すなわち記憶媒体403に図示しないテーブルデータを備える媒体管理部402の構成が異なるのみで、他の構成は実施の形態1〜3のデジタルデータの送信装置と同様となる。従って、以下の説明では、割付制御部401及び媒体管理部402についてのみ詳細に説明する。
【0082】
図4に示すように、実施の形態4のデジタルデータの送信装置では、複数TSデータ情報等入力部103からの出力が媒体管理部402に入力されると共に、媒体管理部402からの出力(複数TSデータ情報等入力部103から入力された条件に応じた最適な割り当て形態)が割付制御部401に出力される構成となっている。このとき、実施の形態4のデジタルデータの送信装置では、媒体管理部402は、書き換え可能あるいは交換可能な記憶媒体403にテーブルデータを格納する構成となっており、実施の形態3と同様に、このテーブルデータには最適な割り当て形態である入力条件出力条件に対応した分割・割り当てを行うための各伝送チャネルに対する割当容量値が格納されている。なお、記憶媒体403としては、書き換えもしくは交換可能な媒体であるメモリカード、フロッピーディスク、MO、及びCD−ROM等であり、実施の形態4では記憶媒体403により外部からデータを交換あるいは取り入れることができる手段であれば良いことはいうまでもない。
【0083】
次に、図4に基づいて、実施の形態4のデジタルデータの送信装置の動作を説明する。
実施の形態4のデジタルデータの送信装置では、複数TSデータ情報等入力部103で得られた当該送信装置の複数TS分割割当部105に入力する第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからそれぞれ入力される1以上のTSデジタルデータに含まれるTSの数並びにそれぞれのTSの容量(スロット数)からなる入力条件、及び伝送チャネル数nと、各伝送チャネルの伝送容量(Sスロット)からなる出力条件をもとに両者の組み合わせによる割り当て形態が、テーブルデータ(事前に演算処理され評価された最適な分割並びに割り当ての組み合わせが格納される)から読み出され、直ちに割付制御部401に出力される。
【0084】
ここで、実施の形態4の割付制御部401は、記憶媒体403に格納されるテーブルデータを媒体管理部402を介して検索し、入力されたTSの数とそれぞれの容量と伝送チャネル数nと各伝送チャネルの容量とに対応する各TSの伝送チャネルへの分割した割り当て容量を得る。このとき、入力された割り当て形態に適合する(最適と判断できる)割り当て形態がない場合には、実施の形態3のテーブルデータ部302と同様に、記憶媒体403に予めテーブルデータとして格納されている最適解に近い条件の割り当て形態を得る。
【0085】
一方、割付制御部401に対し媒体管理部402が記憶媒体403より取り出し出力した割り当て形態が最適の割り当て形態である場合には、割付制御部401はその割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0086】
割り当て形態が入力された複数TS分割割付部105は、入力された割り当て形態に従って、まず、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからそれぞれ入力される1以上のMPEG−TS形式のデジタルデータをMPEG−TS単位で各伝送チャネルに割り当てる。分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータは、媒体管理部402から入力されたチャネル毎の伝送容量に従ってMPEG−TS形式のデジタルデータが分割・割り当てられ、割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。一方、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータは、そのまま割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。
【0087】
ここで、多重化回路に入力されたMPEG−TS形式のデジタルデータは、伝送速度誤差に応じたヌルパケットがヌルパケット生成部106で生成されて規定の伝送速度のデジタルデータとして64QAM変調部110a〜110dに出力される。規定の伝送速度のデジタルデータは、64QAM変調部110a〜110dにより64QAMの多値デジタル変調された後に、周波数多重部111によって他の被変調波と周波数多重されて伝送路に送信されるので、送信装置及び受信装置では、前述する実施の形態1の効果を得ることができる。
【0088】
さらには、実施の形態4のデジタルデータの送信装置では、書き換え可能あるいは交換可能な記憶媒体403にテーブルデータを格納する構成となっているので、前述する効果に加えて、送信装置101に演算条件を変更したときに最適なテーブルデータを設定することができ、また、新しいアルゴリズムにより演算処理した結果の導入も容易になる。
【0089】
なお、実施の形態4のデジタルデータの送信装置では、記憶媒体403にテーブルデータを格納する構成としたが、これに限定されることはなく、例えば、1)記憶媒体403を内部の書き換え可能なメモリとし、そのメモリに必要に応じたテーブルデータを外部の記憶装置から書き込む、2)記憶媒体403に基本的なテーブルデータを格納し、さらに必要に応じて追加のテーブルデータを外部の記憶装置から書き込む、3)外部に記憶装置を接続し、この記憶装置に格納されたテーブルデータを用いる構成の何れであっても、前述する効果を得られることはいうまでもない。
【0090】
(実施の形態5)
図5は本発明の実施の形態5のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図であり、特に、衛星デジタル放送をCATV伝送するケーブルテレビの送信装置に本発明を適用したものである。
【0091】
図5において、501は割付評価部、502は割付評価表示部を示す。なお、実施の形態5のデジタルデータの送信装置は、割付評価部501及び割付評価表示部502の構成が異なるのみで、他の構成は実施の形態1のデジタルデータの送信装置と同様となる。従って、以下の説明では、割付評価部501及び割付評価表示部502についてのみ詳細に説明する。
【0092】
図5において、割付評価部501は、割付算出部107からの割り当て形態が最適な割り当て形態であるか否かを判定し、最適な割り当て形態がないと判定した場合には割付算出部107に再度算出する指示する実施の形態1の割付算出部107と同様の手段として機能すると共に、所定回数再入力された割り当て形態の内に最適な割り当て形態が得られなかった場合には、最適な割り当て形態が得られなかったことを示す制御信号を割付評価表示部502に出力する構成となっている。
【0093】
割付評価表示部502は、割付評価部501からの最適な割り当て形態が得られなかったことを示す制御信号に基づいて、予め設定された表示(最適な割り当て形態が得られなかったことを示す表示)を行う周知の表示手段であり、例えば当該送信装置が備える表示装置と兼用することが可能である。
【0094】
次に、図5に基づいて、実施の形態5のデジタルデータの送信装置の動作を説明する。
実施の形態5のデジタルデータの送信装置では、複数TSデータ情報等入力部103で得られた第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれるMPEG−TS毎のパケット容量は、割付算出部107に出力される。ここで、割付算出部107は、入力される第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれるMPEG−TSの数と各MPEG−TS毎のパケット容量、及び予め設定されている送信装置101の伝送チャネルの数と各チャネルの伝送容量とに基づいて、割付算出部107に予め設定されたアルゴリズムに従ってTSパケットの伝送チャネルへの割り当て形態を算出し、得られた割り当て形態を直ちに割付評価部501に出力する。
【0095】
実施の形態5の割付評価部501は、得られた割り当て形態が最適な割り当て形態であるか否かを判定する。
割付評価部501が割付算出部107の算出した割り当て形態を最適と判定しなかった場合には、割付評価部501は割付算出部107に、再度、割り当て形態の算出を指示する。以降、割付評価部501は割付算出部107の算出した割り当て形態を最適と判定するまで、割付算出部107に割り当て形態の算出を指示する。
【0096】
ここで、割付算出部107に対する割り当て形態の算出指示が予め設定された所定数に達してしまった場合には、割付評価部501は割付算出部107に対する割り当て形態の算出指示の出力を停止させ、最適な割り当て形態が得られなかったことを示す制御信号を割付評価表示部502に出力する。制御信号が入力された割付評価表示部502は、予め設定された表示として、最適な割り当て形態が得られなかったことを示す表示を表示画面上に表示させる。
【0097】
一方、割付評価部501が割付算出部107の算出した割り当て形態を最適と判定した場合には、割付評価部501は最適と判定した割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0098】
割り当て形態が入力された複数TS分割割付部105は、入力された割り当て形態に従って、まず、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからそれぞれ入力される1以上のMPEG−TS形式のデジタルデータをMPEG−TS単位で各伝送チャネルに割り当てる。分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータは、割付評価部501から入力されたチャネル毎の伝送容量に従ってMPEG−TS形式のデジタルデータが分割・割り当てられ、割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。一方、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータは、そのまま割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。
【0099】
ここで、多重化回路に入力されたMPEG−TS形式のデジタルデータは、伝送速度誤差に応じたヌルパケットがヌルパケット生成部106で生成されて規定の伝送速度のデジタルデータとして64QAM変調部110a〜110dに出力される。規定の伝送速度のデジタルデータは、64QAM変調部110a〜110dにより64QAMの多値デジタル変調された後に、周波数多重部111によって他の被変調波と周波数多重されて伝送路に送信されるので、送信装置及び受信装置では、前述する実施の形態1の効果を得ることができる。
【0100】
さらには、実施の形態5のデジタルデータの送信装置では、割付評価部501が所定回数再入力された割り当て形態の内に最適な割り当て形態が得られなかった場合に、最適な割り当て形態が得られなかったことを示す制御信号を割付評価表示部502に出力し、割付評価表示部502に表示させる構成となっているので、前述する効果に加えて、最適な割り当て形態が得られるか否かを容易に確認し、操作者に対応を促すことができる。
【0101】
(実施の形態6)
図6は本発明の実施の形態6のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図であり、特に、衛星デジタル放送をCATV伝送するケーブルテレビの送信装置に本発明を適用したものである。
【0102】
図6において、601は割付評価部、602は近似値選択部を示す。なお、実施の形態6のデジタルデータの送信装置は、割付評価部601及び近似値選択部602の構成が異なるのみで、他の構成は実施の形態5のデジタルデータの送信装置と同様となる。従って、以下の説明では、割付評価部601及び近似値選択部602についてのみ詳細に説明する。
【0103】
図6において、割付評価部601は、割付算出部107からの割り当て形態が最適な割り当て形態であるか否かを判定し、最適な割り当て形態がないと判定した場合には割付算出部107に再度算出指示する実施の形態1の割付算出部107と同様の手段として機能する構成となっていると共に、近似値選択部602を有する構成となっている。
【0104】
近似値選択部602は、割付算出部107から演算出力される割り当て形態を一時的に内部もしくは外部の記憶装置に記憶しておくと共に、TSの分割数とSI取得可能チャネル数との何れかもしくは両方に対する許容値を当該の記憶装置に格納する構成となっている。また、近似値選択部602は所定回数再入力された割り当て形態の内に最適な割り当て形態が得られなかった場合には、前記の記憶装置を検索して一時的に記憶している割り当て形態の内から最適な割り当て形態に最も近い割り当て形態として、TSの分割数とSI取得可能チャネル数との何れかもしくは両方が許容値内であり、最適値に最も近い割り当て形態を選択し、この最も近い割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する手段として機能する。さらには、近似値選択部602は最適な割り当て形態に最も近い割り当て形態の選択した割り当て形態のTSの分割数及びSI取得可能チャネル数と、最適なTSの分割数及びSI取得可能チャネル数とを割付評価表示部502に出力する手段として機能する。ただし、最も近い割り当て形態を用いたこと、あるいは最適な割り当て形態が得られなかったことを示す制御信号を割付評価表示部502に出力する構成でもよいことはいうまでもない。また、割付評価部601が有する近似値選択部602は、最適と判断しなかった割り当て形態のみを一時的に格納する構成としてもよいことはいうまでもない。
【0105】
次に、図6に基づいて、実施の形態6のデジタルデータの送信装置の動作を説明する。
実施の形態6のデジタルデータの送信装置では、第1〜第Mの複数TSデータ情報等入力部103で得られた第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれるMPEG−TSの数と各MPEG−TS毎のパケット容量は、割付算出部107に出力される。ここで、割付算出部107は、入力される第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eに含まれるMPEG−TSの数と各MPEG−TS毎のパケット容量、及び予め設定されている送信装置101の伝送チャネルの数と各チャネルの伝送容量に基づいて、割付算出部107に予め設定されたアルゴリズムに従ってTSパケットの伝送チャネルへの割り当て形態を算出し、得られた割り当て形を直ちに割付評価部601に出力する。これは、例えば第1の複数TSデータ部102aに、3個等の複数のMPEG−TSが含まれるためである。
【0106】
実施の形態6の割付評価部601は、得られた割り当て形態が最適な割り当て形態であるか否かを判定する。
割付評価部601が有する近似値選択部602は、割付算出部107の算出した割り当て形態を一時的に記憶する。このとき、割付評価部601は、再度、割付算出部107に割り当て形態の算出を指示する。以降、近似値選択部602は割付算出部107の算出した割り当て形態を割付評価部601が最適と判定するまで、入力される割り当て形態(もしくは、最適と判定しなかった割り当て形態)を一時的に記憶すると共に、割付評価部601は割付算出部107に割り当て形態の算出を指示する。なお、近似値選択部602は前述するように全ての割り当て形態を記憶することなく、例えば予め許容範囲(許容値)を設定しておき、割付算出部107が算出した割り当て形態の内で前記許容範囲の割り当て形態のみを一時的に記憶する構成でもよいことはいうまでもない。
【0107】
ここで、割付算出部107に対する割り当て形態の算出指示が予め設定された所定数に達してしまった場合には、近似値選択部602は割付評価部601による割付算出部107に対する割り当て形態の算出指示の出力を停止させる。
【0108】
次に、近似値選択部602は、一時的に記憶している割り当て形態の内から最適な割り当て形態に最も近い割り当て形態を選択し、この最も近い割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。すなわち、近似値選択部602は記憶装置を検索して、一時的に記憶している割り当て形態の内から最適な割り当て形態に最も近い割り当て形態として、TSの分割数とSI取得可能チャネル数との何れかもしくは両方が許容値内であり、最適値に最も近い割り当て形態を選択し、この最も近い割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0109】
このとき、近似値選択部602は最適な割り当て形態に最も近い割り当て形態として選択した割り当て形態のTSの分割数及びSI取得可能チャネル数と、最適なTSの分割数及びSI取得可能チャネル数とを表示部502に出力する。制御信号が入力された割付評価表示部502は、予め設定された表示として、選択した割り当て形態のTSの分割数及びSI取得可能チャネル数と、最適なTSの分割数及びSI取得可能チャネル数とを表示画面上に表示させる。
【0110】
一方、割付評価部601が割付算出部107の算出した割り当て形態を最適と判定した場合には、割付評価部601は最適と判定した割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力する。
【0111】
割り当て形態が入力された複数TS分割割付部105は、入力された割り当て形態に従って、まず、第1〜第Mの複数TSデータ部102a〜102eからそれぞれ入力される1以上のMPEG−TS形式のデジタルデータをMPEG−TS単位で各伝送チャネルに割り当てる。分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータは、割付評価部601から入力されたチャネル毎の伝送容量に従ってMPEG−TS形式のデジタルデータが分割・割り当てられ、割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。一方、分割を必要としないMPEG−TS形式のデジタルデータは、そのまま割り当て指示された伝送チャネルに対応する多重化回路に入力される。
【0112】
ここで、多重化回路に入力されたMPEG−TS形式のデジタルデータは、ヌルパケットと多重合成される。このヌルパケットは伝送速度誤差に応じてヌルパケット生成部106で生成され、多重合成された信号は規定の伝送速度のデジタルデータとして64QAM変調部110a〜110dに出力される。規定の伝送速度のデジタルデータは、64QAM変調部110a〜110dにより64QAMの多値デジタル変調された後に、周波数多重部111によって他の被変調波と周波数多重されて伝送路に送信されるので、送信装置及び受信装置では、前述する実施の形態1の効果を得ることができる。
【0113】
さらには、実施の形態6のデジタルデータの送信装置では、割付評価部601は、最適な割り当て形態でない割り当て形態を一時的に記憶しておき、所定回数再入力された割り当て形態の内に最適な割り当て形態が得られなかった場合には、割り当て形態を一時的に記憶している割り当て形態の内から最適な割り当て形態に最も近い割り当て形態を選択し、この最も近い割り当て形態を複数TS分割割付部105に出力すると共に、最適な割り当て形態に最も近い割り当て形態と、最適な割り当て形態とを割付評価表示部502に出力する構成となっているので、最適な割り当て形態が得られない場合であっても、処理を続けることができるという格別の効果を得ることができる。
【0114】
ただし、実施の形態6のデジタルデータの送信装置において、最適な割り当て形態に近い許容値範囲の割り当て形態、あるいは許容値範囲の割り当て形態の内で所定数の割り当て形態を割付評価表示部502に表示させ、操作者が表示される割り当て形態を選択する構成としてもよいことはいうまでもない。すなわち、割付算出部107で算出された割り当て形態を一時的に格納しておき、TSの分割数及び/又はSI取得可能チャネル数が最適な分割形態に一致する割り当て形態が得られない場合には、一次的に格納される割り当て形態から許容値内の割り当て形態を検索して表示させ、操作者が表示される割り当て形態から選択する構成とすることより、操作者の判断により入力信号の切り替えを行うことなく、許容値内の割り当て形態を得ることができる。この動作は、例えば、割付評価表示部502に最適な割り当て形態がない旨の表示を行い、併せて最適な割り当て形態に最も近い割り当て形態を1乃至複数表示し、送信装置の操作者に近似の割り当て形態の内から任意の割り当て形態を選択させ、近似値選択部602から選択の結果を入力させ、その割り当て形態に対応する制御信号を割付評価部601から複数TS分割割付部105に出力する制御順序とすることにより実現可能である。
【0115】
なお、実施の形態1〜6のデジタルデータの送信装置では、本願発明をケーブルテレビの送信装置に適用した場合について説明したが、これに限定されることはなく、例えば衛星デジタル放送や地上デジタル放送にも適用可能なことはいうまでもない。ただし、この場合には、64QAM変調部110a〜110dや複数TS分割割付部105等も本願発明を適用する送信装置のパケット形式に変更する必要がある。
【0116】
以上、本発明者によってなされた発明を、前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0117】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)伝送チャネル数と、伝送容量より小さいトランスポートストリーム形式のデジタルデータの数との何れか小さい値が、分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数と一致するように設定できるので、受信装置の側で放送条件の可能となる可能性を向上させることができる。
(2)MPEG−TS形式のデジタルデータを送信するための伝送チャネルの分割数を最小数に設定できるので、同時受信を可能とするための受信装置側に必要となるチューナ(周波数選択回路)数を低減させることができる。
(3)同時受信を可能とするための受信装置側に必要となるチューナ(周波数選択回路)数を低減させることができるので、受信装置を小型化することができる。
(4)放送条件の取得が可能となるSI取得可能チャネルを最大にしつつ、分割を必要とするMPEG−TS形式のデジタルデータの分割数を少なくできるので、少ない伝送チャネルで効率よくMPEG−TS形式のデジタルデータを送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図である。
【図2】本発明の実施の形態2のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態3のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態4のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態5のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態6のデジタルデータの送信装置の概略構成を説明するための図である。
【図7】実施の形態1の割付算出部における割当アルゴリズムの一例を説明するための図である。
【符号の説明】
101…送信装置
102a〜102e…第1〜第Mの複数TSデータ部
103…複数TSデータ情報等入力部 104…複数TS分割多重化部
105…複数TS分割割付部 106…ヌルパケット生成部
107…割付算出部 108…割付評価部
110a〜110d…64QAM変調部
111…周波数多重部
201a,201b…第1〜第kの割付算出部
202…割付評価部
301…割付制御部 302…テーブルデータ
401…割付制御部 402…媒体管理部
403…記憶媒体
501…割付評価部 502…割付評価表示部
601…割付評価部 602…近似値選択部

Claims (7)

  1. トランスポートストリーム形式のデジタルデータを分割し、該分割されたトランスポートストリーム形式のデジタルデータを複数のチャネルで分割伝送するデジタルデータの送信装置において、
    前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータと共に他のトランスポートストリーム形式のデジタルデータとを分割伝送する際に、分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数と、分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数とに基づいて、各トランスポートストリーム形式のデジタルデータを前記複数のチャネルに割り当てる手段を備えたことを特徴とするデジタルデータの送信装置。
  2. 請求項1に記載のデジタルデータの送信装置において、
    前記割り当て手段は、予め設定された分割手順に従って、各トランスポートストリーム形式のデジタルデータの前記複数のチャネルへの割り当て形態を演算する手段と、前記演算された割り当て形態から前記分割されるトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数、及び前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数に基づいて、前記演算された割り当て形態を評価する手段とを備えたことを特徴とするデジタルデータの送信装置。
  3. 請求項1に記載のデジタルデータの送信装置において、
    前記割り当て手段は、予め設定された2以上の分割手順に従って、各トランスポートストリーム形式のデジタルデータの前記複数のチャネルへの割り当て形態をそれぞれ演算する手段と、前記演算された複数の割り当て形態から、全てのトランスポートストリーム形式のデジタルデータが最小の分割数となると共に、前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数と、各チャネルの伝送容量より小さいトランスポートストリーム形式のデジタルデータ数との何れか小さい値が、前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数と一致する割り当て形態を選択する手段からなることを特徴とするデジタルデータの送信装置。
  4. 請求項3に記載のデジタルデータの送信装置において、
    前記選択手段は、前記演算手段で演算された前記割り当て形態を一時的に格納する手段と、前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数、及び/又は前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数の許容値を格納する手段と、前記一致する割り当て形態が得られない場合に、前記一次的格納手段を検索して前記許容値内の割り当て形態を選択する手段とを備えたことを特徴とするデジタルデータの送信装置。
  5. 請求項3に記載のデジタルデータの送信装置において、
    前記選択手段は、前記演算手段で演算された前記割り当て形態を一時的に格納する手段と、前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数、及び/又は前記分割されないトランスポートストリーム形式のデジタルデータが割り当てられるチャネル数の許容値を格納する手段と、前記一致する割り当て形態が得られない場合に、前記一次的格納手段を検索して前記許容値内の割り当て形態を表示させる手段とを備えたことを特徴とするデジタルデータの送信装置。
  6. 請求項2乃至5の内の何れかに記載のデジタルデータの送信装置において、
    前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータの容量と、前記チャネルの伝送容量との組み合わせに対応する、前記分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数、及び前記分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数をそれぞれ格納する手段を備え、前記演算手段もしくは前記評価手段は入力される前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータに応じて前記格納手段を検索し所望の割り当て形態を得ることを特徴とするデジタルデータの送信装置。
  7. 請求項6に記載のデジタルデータの送信装置において、
    前記格納手段は、前記トランスポートストリーム形式のデジタルデータの容量と、前記チャネルの伝送容量との組み合わせに対応した、分割を必要とするトランスポートストリーム形式のデジタルデータの分割数、及び分割を必要としないトランスポートストリーム形式のデジタルデータに割り当てられるチャネル数を外部より取り込む手段を備えたことを特徴とするデジタルデータの送信装置。
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