JP2004201219A - 通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】中継装置下の端末の数が増えても代理装置の負荷が増加せず、中継装置におけるセキュリティ上の危険度が増加しない通信システムを提供する。
【解決手段】コンピュータ11は、ビデオデッキ12に接続を要求する場合、プロキシサーバ20に、To:ゲートウエイ、Content−Type:ビデオデッキを含む接続要求を送信する。プロキシサーバ20は、ゲートウエイ50のと接続するためにはGIPアドレスが12.12.13のポート番号100の装置と通信する必要を知り、ルータ40に接続要求を行なう。ルータ40は、対応テーブルで、ポート番号が100に対応するPIPアドレスが10.10.1のゲートウエイに接続要求を渡す。ゲートウエイ50は、Content−Type:ビデオデッキはPIPアドレス10.10.2のビデオデッキ12である事を対応テーブルで知り、ビデオデッキ12に接続要求を渡す。
【選択図】 図1
【解決手段】コンピュータ11は、ビデオデッキ12に接続を要求する場合、プロキシサーバ20に、To:ゲートウエイ、Content−Type:ビデオデッキを含む接続要求を送信する。プロキシサーバ20は、ゲートウエイ50のと接続するためにはGIPアドレスが12.12.13のポート番号100の装置と通信する必要を知り、ルータ40に接続要求を行なう。ルータ40は、対応テーブルで、ポート番号が100に対応するPIPアドレスが10.10.1のゲートウエイに接続要求を渡す。ゲートウエイ50は、Content−Type:ビデオデッキはPIPアドレス10.10.2のビデオデッキ12である事を対応テーブルで知り、ビデオデッキ12に接続要求を渡す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプロキシサーバ(代理装置)を用いた通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信システムは、図5〜図7に示す様に、例えばコンピュータ11と、インターネット30を介してコンピュータ11と通信するプロキシサーバ(代理装置)21と、インターネット30を介してプロキシサーバ21と通信するルータ(中継装置)41と、ルータ41と接続され、ローカルアドレスを有するビデオデッキ12、エアコン13とを備えている。
【0003】
そして、例えば、コンピュータ11のグローバル・インターネット・プロトコル・アドレス(以下GIPアドレスという)は12.12.12であり、プロキシサーバ21は図6(a)のプロキシサーバ対応テーブルに示す装置の名称とGIPアドレスとポート番号との関係情報を有し、ビデオデッキ12とエアコン13は、GIPアドレスが12.12.13である装置、すなわちルータ41のポート番号100と101であるとする。
【0004】
そして、ルータ41は図6(b)のルータ対応テーブルに示すポート番号とプライベート・インターネット・プロトコル・アドレス(以下PIPアドレスという)との関係情報を有し、ビデオデッキ12のPIPアドレスは10.10.2であり、エアコンのPIPアドレスは10.10.3であるとする。
【0005】
コンピュータ11は、ルータ41を介してネットワーク30に接続されているビデオデッキ12に接続を要求する場合、プロキシサーバ21に、To:ビデオデッキ、From:コンピュータを含むヘッダを持つ接続要求を送信する。
【0006】
コンピュータ11からの接続要求を受信したプロキシサーバ21は、図6(a)のプロキシサーバ対応テーブルを参照し、ビデオデッキ12と接続するためにはGIPアドレスが12.12.13のポート番号100の装置と通信する必要があることを知り、GIPアドレスが12.12.13であるルータ41に接続要求を行なう。
【0007】
プロキシサーバ21からの接続要求を受信したルータ41は、図6(b)のルータ対応テーブルを参照し、ポート番号が100に対応するPIPアドレスが10.10.2であり、該当するPIPアドレスを有するビデオデッキ12に接続要求を渡すことができる(例えば特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−9846号公報(第4−6頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の通信システムでは、中継装置の下に接続されるビデオデッキやエアコンといった端末の数が増えると、代理装置の対応表に登録する端末の数が増え、代理装置の負荷が増える。また、中継装置は端末ごとにポートを開いているため、中継装置の下に接続される端末の数が増えると、外部からそれらのポートを介して不正にアクセスされるというセキュリティ上の危険度が増加するという問題を有している。
【0010】
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、中継装置の下に接続される端末の数が増えても代理装置の負荷が増えることなく、中継装置におけるセキュリティ上の危険度が増加することのない通信システムを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信システムは、第1の端末と、第1の端末の通信相手先となる第2の端末と、第1の端末と第2の端末との間の通信の中継を行なう中継装置と、第1の端末からの、通信相手先として中継装置の名称と通信の内容形式として第2の端末との関連を示す情報とを少なくとも含む通信要求を受信し、第1の端末の代理として中継装置との通信を行なう代理装置とを含む通信システムであって、内容形式に示される情報に基づいて、中継装置が通信の相手先となる第2の端末を選択する構成を有している。
【0012】
この構成により、中継装置の下に接続される端末の数が増えても代理装置はその情報を記憶する必要がないので代理装置の負荷が増えることなく、中継装置の下に接続される端末ごとに中継装置の代理装置への接続口を設けていないので、端末の数が増えても中継装置におけるセキュリティ上の危険度が増加することが無い。
【0013】
また、本発明の通信システムは、中継装置が、代理装置からの通信要求を受信する前に、内容形式と中継装置の通信相手先との対応情報を有しており、対応情報に基づいて第2の端末を選択する構成を有している。この構成により、中継装置は速やかに通信の相手先を選択することができる。
【0014】
また、本発明の通信システムは、中継装置が代理装置からの通信要求を受信した後、中継装置が中継装置の通信相手先に内容形式に適合するかを問い合わせ、問い合わせに対する中継装置の通信相手先からの応答に基づいて第2の端末を選択する構成を有している。この構成により、中継装置は現在接続されている端末の中に通信の相手先が有るかを確認に、有ればそれを選択することができる。
【0015】
また、本発明の通信システムは、第1の端末が広域アドレスを有し、第2の端末が狭域アドレスを有している構成を有している。この構成により、中継装置の下に接続される端末の数が増えてもルータにおけるセキュリティ上の危険度が増加すること無く、広域アドレスを有する端末は、ルータの下の狭域アドレスを有する端末と通信することができる。
【0016】
さらに、本発明の通信システムは、第1の端末と第2の端末が共に広域アドレスを有している構成を有している。この構成により、中継装置の下に接続される端末の数が増えてもルータにおけるセキュリティ上の危険度が増加すること無く、広域アドレスを有する端末は、ルータの下の広域アドレスを有する端末と通信することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施の形態における通信システムの概略ブロック図である。
【0019】
本発明の一実施の形態における通信システムは、図1に示すように、コンピュータ11と、インターネット30を介してコンピュータ11と通信するプロキシサーバ20と、インターネット30を介してプロキシサーバ20と通信するルータ40と、PIPアドレスを有するビデオデッキ12、エアコン13と、ビデオデッキ12およびエアコン13とルータ40との間の通信制御を行なうゲートウエイ50とを備えている。ルータ40、ゲートウエイ50、ビデオデッキ12およびエアコン13は家庭内ネットワークシステム70にある。
【0020】
そして、例えば、コンピュータ11のGIPアドレスは12.12.12であり、ルータ40のGIPアドレスは12.12.13であるとする。
【0021】
次に、本発明の一実施の形態における通信システムについて、その動作を詳細に説明する。図2は本発明の一実施の形態における通信システムのプロキシサーバ20、ルータ40及びゲートウエイ50のそれぞれが備える対応テーブルを示す図であり、図3は本発明の一実施の形態における通信システムの接続要求遷移図であり、図4は本発明の一実施の形態における通信システムの接続要求ヘッダを示す図である。
【0022】
ゲートウエイ50は、起動時にユーザ名「ゲートウエイ」とルータ40より取得したルータ40のGIPアドレス「12.12.13」とポート番号「100」とをルータ40とインターネット30とを介してプロキシサーバ20に登録する。
【0023】
また、ビデオデッキ12とエアコン13は起動時に、ゲートウエイ50からそれぞれPIPアドレスとして、例えば「10.10.2」と「10.10.3」が付与される。ビデオデッキ12とエアコン13は起動時に、それぞれが提供するサービス名「ビデオデッキ」「エアコン」をゲートウエイ50に知らせる。
【0024】
コンピュータ11は、ルータ40およびゲートウエイ50を介してネットワーク30に接続されているビデオデッキ12を遠隔制御する為に接続を要求する場合、プロキシサーバ20に、図4で示すような、「To:ゲートウエイ」で中継装置の名称を、「From:コンピュータ」で送信元の端末の名称を、「Content−Type:ビデオデッキ」で通信の相手先との関連を示す情報を少なくとも含むヘッダを持つ接続要求を送信する(S11)。
【0025】
コンピュータ11からの接続要求を受信したプロキシサーバ20は、内部に記憶している、図2(a)で示すプロキシサーバ対応テーブルを参照し、ゲートウエイ50と接続するためにはGIPアドレスが12.12.13のポート番号100の装置と通信する必要があることを知り、GIPアドレスが12.12.13であるルータ40に接続要求を行なう(S12)。プロキシサーバ20からの接続要求を受信したルータ40は、内部に記憶している、図2(b)で示すルータ対応テーブルを参照し、ポート番号が100に対応するPIPアドレスが10.10.1の装置、すなわちゲートウエイ50に接続要求を渡す(S13)。
【0026】
ルータ40から接続要求を受け取ったゲートウエイ50は、内部に記憶している、図2(c)で示す対応テーブルにより接続要求のヘッダのContent−Type:ビデオデッキはPIPアドレス10.10.2のビデオデッキ12であると認識し、該当するPIPアドレスを有するビデオデッキ12に接続要求を渡すことができる(S14)。
【0027】
以上説明したように、本実施の形態では、プロキシサーバ20はプロキシサーバ対応テーブルにビデオデッキ12とエアコン13それぞれの対応データを登録する必要がないので、端末の数が増加してもプロキシサーバの処理負荷は増えることがなく、また、ルータ40はPIPアドレスを有する端末ごとにポートを開くことをしていないのでセキュリティ上の危険度が増加することなく端末の数を増加することができる。
【0028】
なお、ゲートウエイ50が、あらかじめゲートウエイ対応テーブルを有している場合で説明したが、ルータ40からの接続要求を受信した後に、ゲートウエイ50に接続されているビデオデッキ12とエアコン13に対して、それぞれContent−Type:ビデオデッキに適合するを問い合わせ、ビデオデッキ12からの適合応答に基づいてゲートウエイ50は、ビデオデッキ12に接続要求を渡すようにしても良い。
【0029】
また、ゲートウエイの下に接続されるビデオデッキ12やエアコン13といった端末がPIPアドレスを有する場合で説明したが、コンピュータ11と同様にGIPアドレスを有していても同様の効果が得られる。また、ゲートウエイの下に接続される端末がビデオデッキとエアコンの場合で説明したが、本発明はこれらに限定されることなく同様の効果が得られる。
【0030】
また、ゲートウエイ50に接続されるエアコンが1つの場合で説明したが、居間と寝室にエアコンがある場合、それぞれを「居間のエアコン」、「寝室のエアコン」としてContent−Typeで指定することにより、通信相手先を特定することができる。
【0031】
また、ゲートウエイ50はルータ40と分離されている場合で説明したが、これらが一体化されていても同様の効果が得られる。またインターネットを介してプロキシサーバに接続要求を送る端末が1つ、プロキシサーバが1つ、ルータが1つ、ゲートウエイが1つ、ゲートウエイの下に接続される端末が2つの場合で説明したが、本発明はこれらの数に限定されるものではなく、同様の効果が得られる。
【0032】
また、広域アドレスはグローバル・インターネット・プロトコル・アドレス、狭域アドレスはプライベート・インターネット・プロトコル・アドレスの場合で説明したが、本発明はこれらに限定されることなく、通信システム上に割当てられる広域および狭域アドレスであれば、同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は第1の端末から、中継装置の名称と通信の内容形式として第1の端末の通信相手先となる第2の端末との関連を示す情報とを少なくとも含む通信要求を代理装置が受信し、代理装置は受信した通信要求に示される中継装置に通信要求を渡し、通信要求を受信した中継装置が、通信要求に含まれる通信の内容形式に示される情報に基づいて、通信の相手先となる端末を選択することにより、端末の数が増えても代理装置の処理負荷が増加することがなく、中継装置におけるセキュリティ上の危険度が増加することがないという優れた効果を有する通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における通信システムを示す概略ブロック図
【図2】本発明の一実施の形態における通信システムの対応テーブルを示す図
【図3】本発明の一実施の形態における通信システムの接続要求遷移図
【図4】本発明の一実施の形態における通信システムの接続要求ヘッダを示す図
【図5】従来の通信システムを示す概略ブロック図
【図6】従来の通信システムの対応テーブルを示す図
【図7】従来の通信システムの接続要求遷移図
【符号の説明】
11 コンピュータ
12 ビデオデッキ
13 エアコン
20 プロキシサーバ
30 インターネット
40 ルータ
50 ゲートウエイ
70 家庭内ネットワークシステム
【発明の属する技術分野】
本発明はプロキシサーバ(代理装置)を用いた通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信システムは、図5〜図7に示す様に、例えばコンピュータ11と、インターネット30を介してコンピュータ11と通信するプロキシサーバ(代理装置)21と、インターネット30を介してプロキシサーバ21と通信するルータ(中継装置)41と、ルータ41と接続され、ローカルアドレスを有するビデオデッキ12、エアコン13とを備えている。
【0003】
そして、例えば、コンピュータ11のグローバル・インターネット・プロトコル・アドレス(以下GIPアドレスという)は12.12.12であり、プロキシサーバ21は図6(a)のプロキシサーバ対応テーブルに示す装置の名称とGIPアドレスとポート番号との関係情報を有し、ビデオデッキ12とエアコン13は、GIPアドレスが12.12.13である装置、すなわちルータ41のポート番号100と101であるとする。
【0004】
そして、ルータ41は図6(b)のルータ対応テーブルに示すポート番号とプライベート・インターネット・プロトコル・アドレス(以下PIPアドレスという)との関係情報を有し、ビデオデッキ12のPIPアドレスは10.10.2であり、エアコンのPIPアドレスは10.10.3であるとする。
【0005】
コンピュータ11は、ルータ41を介してネットワーク30に接続されているビデオデッキ12に接続を要求する場合、プロキシサーバ21に、To:ビデオデッキ、From:コンピュータを含むヘッダを持つ接続要求を送信する。
【0006】
コンピュータ11からの接続要求を受信したプロキシサーバ21は、図6(a)のプロキシサーバ対応テーブルを参照し、ビデオデッキ12と接続するためにはGIPアドレスが12.12.13のポート番号100の装置と通信する必要があることを知り、GIPアドレスが12.12.13であるルータ41に接続要求を行なう。
【0007】
プロキシサーバ21からの接続要求を受信したルータ41は、図6(b)のルータ対応テーブルを参照し、ポート番号が100に対応するPIPアドレスが10.10.2であり、該当するPIPアドレスを有するビデオデッキ12に接続要求を渡すことができる(例えば特許文献1参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−9846号公報(第4−6頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の通信システムでは、中継装置の下に接続されるビデオデッキやエアコンといった端末の数が増えると、代理装置の対応表に登録する端末の数が増え、代理装置の負荷が増える。また、中継装置は端末ごとにポートを開いているため、中継装置の下に接続される端末の数が増えると、外部からそれらのポートを介して不正にアクセスされるというセキュリティ上の危険度が増加するという問題を有している。
【0010】
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、中継装置の下に接続される端末の数が増えても代理装置の負荷が増えることなく、中継装置におけるセキュリティ上の危険度が増加することのない通信システムを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信システムは、第1の端末と、第1の端末の通信相手先となる第2の端末と、第1の端末と第2の端末との間の通信の中継を行なう中継装置と、第1の端末からの、通信相手先として中継装置の名称と通信の内容形式として第2の端末との関連を示す情報とを少なくとも含む通信要求を受信し、第1の端末の代理として中継装置との通信を行なう代理装置とを含む通信システムであって、内容形式に示される情報に基づいて、中継装置が通信の相手先となる第2の端末を選択する構成を有している。
【0012】
この構成により、中継装置の下に接続される端末の数が増えても代理装置はその情報を記憶する必要がないので代理装置の負荷が増えることなく、中継装置の下に接続される端末ごとに中継装置の代理装置への接続口を設けていないので、端末の数が増えても中継装置におけるセキュリティ上の危険度が増加することが無い。
【0013】
また、本発明の通信システムは、中継装置が、代理装置からの通信要求を受信する前に、内容形式と中継装置の通信相手先との対応情報を有しており、対応情報に基づいて第2の端末を選択する構成を有している。この構成により、中継装置は速やかに通信の相手先を選択することができる。
【0014】
また、本発明の通信システムは、中継装置が代理装置からの通信要求を受信した後、中継装置が中継装置の通信相手先に内容形式に適合するかを問い合わせ、問い合わせに対する中継装置の通信相手先からの応答に基づいて第2の端末を選択する構成を有している。この構成により、中継装置は現在接続されている端末の中に通信の相手先が有るかを確認に、有ればそれを選択することができる。
【0015】
また、本発明の通信システムは、第1の端末が広域アドレスを有し、第2の端末が狭域アドレスを有している構成を有している。この構成により、中継装置の下に接続される端末の数が増えてもルータにおけるセキュリティ上の危険度が増加すること無く、広域アドレスを有する端末は、ルータの下の狭域アドレスを有する端末と通信することができる。
【0016】
さらに、本発明の通信システムは、第1の端末と第2の端末が共に広域アドレスを有している構成を有している。この構成により、中継装置の下に接続される端末の数が増えてもルータにおけるセキュリティ上の危険度が増加すること無く、広域アドレスを有する端末は、ルータの下の広域アドレスを有する端末と通信することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施の形態における通信システムの概略ブロック図である。
【0019】
本発明の一実施の形態における通信システムは、図1に示すように、コンピュータ11と、インターネット30を介してコンピュータ11と通信するプロキシサーバ20と、インターネット30を介してプロキシサーバ20と通信するルータ40と、PIPアドレスを有するビデオデッキ12、エアコン13と、ビデオデッキ12およびエアコン13とルータ40との間の通信制御を行なうゲートウエイ50とを備えている。ルータ40、ゲートウエイ50、ビデオデッキ12およびエアコン13は家庭内ネットワークシステム70にある。
【0020】
そして、例えば、コンピュータ11のGIPアドレスは12.12.12であり、ルータ40のGIPアドレスは12.12.13であるとする。
【0021】
次に、本発明の一実施の形態における通信システムについて、その動作を詳細に説明する。図2は本発明の一実施の形態における通信システムのプロキシサーバ20、ルータ40及びゲートウエイ50のそれぞれが備える対応テーブルを示す図であり、図3は本発明の一実施の形態における通信システムの接続要求遷移図であり、図4は本発明の一実施の形態における通信システムの接続要求ヘッダを示す図である。
【0022】
ゲートウエイ50は、起動時にユーザ名「ゲートウエイ」とルータ40より取得したルータ40のGIPアドレス「12.12.13」とポート番号「100」とをルータ40とインターネット30とを介してプロキシサーバ20に登録する。
【0023】
また、ビデオデッキ12とエアコン13は起動時に、ゲートウエイ50からそれぞれPIPアドレスとして、例えば「10.10.2」と「10.10.3」が付与される。ビデオデッキ12とエアコン13は起動時に、それぞれが提供するサービス名「ビデオデッキ」「エアコン」をゲートウエイ50に知らせる。
【0024】
コンピュータ11は、ルータ40およびゲートウエイ50を介してネットワーク30に接続されているビデオデッキ12を遠隔制御する為に接続を要求する場合、プロキシサーバ20に、図4で示すような、「To:ゲートウエイ」で中継装置の名称を、「From:コンピュータ」で送信元の端末の名称を、「Content−Type:ビデオデッキ」で通信の相手先との関連を示す情報を少なくとも含むヘッダを持つ接続要求を送信する(S11)。
【0025】
コンピュータ11からの接続要求を受信したプロキシサーバ20は、内部に記憶している、図2(a)で示すプロキシサーバ対応テーブルを参照し、ゲートウエイ50と接続するためにはGIPアドレスが12.12.13のポート番号100の装置と通信する必要があることを知り、GIPアドレスが12.12.13であるルータ40に接続要求を行なう(S12)。プロキシサーバ20からの接続要求を受信したルータ40は、内部に記憶している、図2(b)で示すルータ対応テーブルを参照し、ポート番号が100に対応するPIPアドレスが10.10.1の装置、すなわちゲートウエイ50に接続要求を渡す(S13)。
【0026】
ルータ40から接続要求を受け取ったゲートウエイ50は、内部に記憶している、図2(c)で示す対応テーブルにより接続要求のヘッダのContent−Type:ビデオデッキはPIPアドレス10.10.2のビデオデッキ12であると認識し、該当するPIPアドレスを有するビデオデッキ12に接続要求を渡すことができる(S14)。
【0027】
以上説明したように、本実施の形態では、プロキシサーバ20はプロキシサーバ対応テーブルにビデオデッキ12とエアコン13それぞれの対応データを登録する必要がないので、端末の数が増加してもプロキシサーバの処理負荷は増えることがなく、また、ルータ40はPIPアドレスを有する端末ごとにポートを開くことをしていないのでセキュリティ上の危険度が増加することなく端末の数を増加することができる。
【0028】
なお、ゲートウエイ50が、あらかじめゲートウエイ対応テーブルを有している場合で説明したが、ルータ40からの接続要求を受信した後に、ゲートウエイ50に接続されているビデオデッキ12とエアコン13に対して、それぞれContent−Type:ビデオデッキに適合するを問い合わせ、ビデオデッキ12からの適合応答に基づいてゲートウエイ50は、ビデオデッキ12に接続要求を渡すようにしても良い。
【0029】
また、ゲートウエイの下に接続されるビデオデッキ12やエアコン13といった端末がPIPアドレスを有する場合で説明したが、コンピュータ11と同様にGIPアドレスを有していても同様の効果が得られる。また、ゲートウエイの下に接続される端末がビデオデッキとエアコンの場合で説明したが、本発明はこれらに限定されることなく同様の効果が得られる。
【0030】
また、ゲートウエイ50に接続されるエアコンが1つの場合で説明したが、居間と寝室にエアコンがある場合、それぞれを「居間のエアコン」、「寝室のエアコン」としてContent−Typeで指定することにより、通信相手先を特定することができる。
【0031】
また、ゲートウエイ50はルータ40と分離されている場合で説明したが、これらが一体化されていても同様の効果が得られる。またインターネットを介してプロキシサーバに接続要求を送る端末が1つ、プロキシサーバが1つ、ルータが1つ、ゲートウエイが1つ、ゲートウエイの下に接続される端末が2つの場合で説明したが、本発明はこれらの数に限定されるものではなく、同様の効果が得られる。
【0032】
また、広域アドレスはグローバル・インターネット・プロトコル・アドレス、狭域アドレスはプライベート・インターネット・プロトコル・アドレスの場合で説明したが、本発明はこれらに限定されることなく、通信システム上に割当てられる広域および狭域アドレスであれば、同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は第1の端末から、中継装置の名称と通信の内容形式として第1の端末の通信相手先となる第2の端末との関連を示す情報とを少なくとも含む通信要求を代理装置が受信し、代理装置は受信した通信要求に示される中継装置に通信要求を渡し、通信要求を受信した中継装置が、通信要求に含まれる通信の内容形式に示される情報に基づいて、通信の相手先となる端末を選択することにより、端末の数が増えても代理装置の処理負荷が増加することがなく、中継装置におけるセキュリティ上の危険度が増加することがないという優れた効果を有する通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における通信システムを示す概略ブロック図
【図2】本発明の一実施の形態における通信システムの対応テーブルを示す図
【図3】本発明の一実施の形態における通信システムの接続要求遷移図
【図4】本発明の一実施の形態における通信システムの接続要求ヘッダを示す図
【図5】従来の通信システムを示す概略ブロック図
【図6】従来の通信システムの対応テーブルを示す図
【図7】従来の通信システムの接続要求遷移図
【符号の説明】
11 コンピュータ
12 ビデオデッキ
13 エアコン
20 プロキシサーバ
30 インターネット
40 ルータ
50 ゲートウエイ
70 家庭内ネットワークシステム
Claims (6)
- 第1の端末と、前記第1の端末の通信相手先となる第2の端末と、前記第1の端末と前記第2の端末との間の通信の中継を行なう中継装置と、前記第1の端末からの、通信相手先として前記中継装置の名称と通信の内容形式として前記第2の端末との関連を示す情報とを少なくとも含む通信要求を受信し、前記第1の端末の代理として前記中継装置との通信を行なう代理装置とを含む通信システムであって、前記内容形式に示される前記情報に基づいて、前記中継装置が通信の相手先となる前記第2の端末を選択することを特徴とする通信システム。
- 前記中継装置が、前記代理装置からの通信要求を受信する前に、前記内容形式と中継装置の通信相手先との対応情報を有しており、前記対応情報に基づいて前記第2の端末を選択することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記中継装置が前記代理装置からの通信要求を受信した後、前記中継装置が中継装置の通信相手先に前記内容形式に適合するかを問い合わせ、前記問い合わせに対する前記中継装置の通信相手先からの応答に基づいて前記第2の端末を選択することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
- 前記第1の端末は広域アドレスを有し、前記第2の端末は狭域アドレスを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信システム。
- 前記第1の端末と前記第2の端末は共に広域アドレスを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信システム。
- 第1の端末から送信された通信要求に含まれる内容形式が示す前記第1の端末の通信相手テントとなる第2の端末との関連を示す情報に基づいて前記第2の端末を選択して前記通信要求を転送することを特徴とする中継装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002370352A JP2004201219A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 通信システム |
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