JP2004201162A - Cdma基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びcdma基地局システム - Google Patents

Cdma基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びcdma基地局システム Download PDF

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Abstract

【課題】SHO(ソフトハンドオーバー)開始時に、他の装置の支援によらず、ハードウェア的に送信開始タイミングを決定できるCDMA基地局システムの通信制御装置を提供する。
【解決手段】制御部10と、送信信号処理部9と、拡散部2a、2bとを具備するCDMA基地局システムの通信制御装置を用いる。制御部10は、第1セクタで通信中の移動局におけるその第1セクタ及びその第1セクタと異なる第2セクタによるソフトハンドオーバーの開始を示す第1送信開始信号を出力する。送信信号処理部9は、第1送信開始信号(及び同期確立信号)に基づいて第1タイミングを決定し、その第1タイミングでそのソフトハンドオーバーの開始を示す第2送信開始信号を出力する。拡散部2は、第2送信開始信号に基づいて、その通信の送信ベースバンド信号に拡散処理を行った拡散信号を生成し、通信を開始する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びCDMA基地局システムに関し、特に、ソフトハンドオーバーに関わる通CDMA基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びCDMA基地局システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
符号分割多元接続(Code Division Multiple Access:以下、「CDMA」)無線伝送方式において、サービスエリアを複数のセルに分割し、セルの中心に基地局を配置するセルラー方式が知られている。そのセルラー方式は、セルをセクタと呼ばれる領域に分割して、各セクタに対応してアンテナを配置して送信を行う。そして、移動局が同時に同一の基地局の複数のセクタと無線リンクを接続して行うソフトハンドオーバー(以下、「SHO」)を行うことで、受信品質の向上ならびに無瞬断通信を実現している。
【0003】
移動局が、基地局の特定のセクタ及びその特定のセクタと異なる他のセクタから無線リンクを接続する場合、送信セットアップに要する時間差により、基地局側が先に送信を開始する。基地局側では移動局からの上り無線リンクが確立しない場合、送信電力制御により基地局からの送信電力値を徐々に上げて送信を行う。そのため、基地局側から送信を開始して移動局からの受信信号の同期が確立するまでの間、基地局より送信される無線信号は、他の移動局にとって干渉成分となり、通信品質を劣化させる。この干渉成分を減少させるため、基地局側は、SHO時に送信開始タイミングを一定時間遅らせて送信する必要がある。
【0004】
図8は、従来のCDMA基地局装置の回路構成の一例を示すブロック図である。
アンテナ105aより上り下り無線リンクが接続されていて、アンテナ105bでSHOを行う場合、制御部110は、送信開始タイミングを制御する必要がある。制御部110は、内部カウンタ109をソフトウェアによるポーリング処理で参照しており、内部カウンタ109からの読み出し値と外部から入力される送信開始タイミング値とから送信開始タイミングを算出して送信開始信号を拡散部102bへ出力し、送信を開始する。このとき、制御部110は、送信開始タイミング値を上位装置により通知してもらう必要があるため、ソフト間でのインターフェースを必要とする。
【0005】
この図8に示す従来の構成では次のような問題点がある。
第一の問題点は、この回路は、送信開始タイミングの算出に必要な送信開始タイミング値を、SHO開始前に上位装置より通知してもらう必要があることである。その理由は、この回路が、アンテナ105aによる無線リンクでの送信開始時間と受信信号の同期確立時間を測定していないため、送信開始タイミングを算出するためには、予め、予想される送信開始タイミング値を知る必要があるからである。
第二の問題点は、ソフトウェアによる処理の増加である。その理由は、この回路は、内部カウンタ109をソフトウェアによるポーリング処理で参照し、送信開始タイミングのカウンタ値を算出する必要があり、また、送信開始制御もソフトウェアが判断してこれを実行する必要があるからである。
【0006】
CDMA基地局装置において、SHO開始時に他の装置の支援によらずに送信開始タイミングを決定可能な技術が求められている。SHO開始時に上位装置からの送信開始タイミング値によらずに送信開始タイミングを決定可能な技術が求められている。SHO開始時にソフトウェアによる処理の負担のより少ない技術が望まれている。SHO開始時にソフトウェアによる送信開始タイミング値の授受、送信開始タイミングの算出、タイマの監視、送信開始制御のような制御を行う必要のない技術が求められている。
【0007】
関連する技術として、特表2001−517892号公報(PCT/US98/19467:特許文献1)に、CDMA通信システムにおけるタイミング同期を支援された移動局の技術が開示されている。この技術は、第1の基地局を基準基地局に時間同期させる方法である。
この方法は、(a)〜(d)ステップを具備する。(a)ステップは、基準基地局から基準基地局と通信中の移動局への送信と、移動局から基準基地局への返信との往復遅延時間間隔を測定する。(b)ステップは、第1の基地局からの順方向リンク信号の受信時点と、基準基地局からの順方向リンク信号の受信時点との間の第1の時間差を移動局において測定する。(c)ステップは、移動局からの逆方向リンク信号の受信時点と第1の基地局からの順方向リンク信号の送信時点との間の第2の時間差を第1の基地局において測定する。(d)ステップは、測定された往復遅延時間間隔と第1の時間差と第2の時間差とに従って、タイミング補正値を計算する。タイミング補正値は、第1の基地局のタイミングの調整に用いる。
【0008】
【特許文献1】
特表2001−517892号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、SHO(ソフトハンドオーバー)開始時に、他の装置の支援によらずに送信開始タイミングを決定可能な通信制御装置、CDMA基地局システム及び通信制御方法を提供することである。
【0010】
また、本発明の他の目的は、SHO開始時に上位装置からの送信開始タイミング値によらずに送信タイミングを決定可能なCDMA基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びCDMA基地局システムを提供することである。
【0011】
本発明の更に他の目的は、SHO開始時にソフトウェアによる処理の負担のより少ないCDMA基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びCDMA基地局システムを提供することである。
【0012】
本発明の別の目的は、SHO開始時にソフトウェアによる送信開始タイミング値の授受、送信タイミングの算出、タイマの監視、送信開始制御のような制御を行う必要のないCDMA基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びCDMA基地局システムを提供することである。
【0013】
本発明の更に別の目的は、装置内のハードウエアによりSHO開始時の送信開始タイミングを決定可能なCDMA基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びCDMA基地局システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0015】
従って、上記課題を解決するために、本発明のCDMA基地局システムの通信制御装置は、制御部(10)と、送信信号処理部(9)と、拡散部(2:2a、2b)とを具備する。
制御部(10)は、第1セクタで通信中の移動局におけるその第1セクタ及びその第1セクタと異なる第2セクタによるソフトハンドオーバーの開始を示す第1送信開始信号(ST1)を出力する。送信信号処理部(9)は、第1送信開始信号(ST1)に基づいて第1タイミングを決定し、その第1タイミングでそのソフトハンドオーバーの開始を示す第2送信開始信号(ST2)を出力する。拡散部(2:2a、2b)は、第2送信開始信号(ST2)に基づいて、その通信の送信ベースバンド信号に拡散処理を行った拡散信号を生成する。
【0016】
上記のCDMA基地局システムの通信制御装置において、その移動局から受信した受信信号に基づいて、同期検出を行い同期確立信号(SD)を出力する逆拡散処理部(7)を更に備える。
そして、送信信号処理部(9)は、第1送信開始信号(ST1)に加えて同期確立信号(SD)に基づいて、その第1タイミングを決定する。
【0017】
上記のCDMA基地局システムの通信制御装置において、送信信号処理部(9)は、メモリ(9g)と、送信制御信号生成部(9a)と、タイミング生成部(9h)とを備える。
メモリ(9g)は、複数の送信タイミング値(Δ)を格納する。送信制御信号生成部(9a)は、第1送信開始信号(ST1)の入力に対応してメモリ(9g)から読み出された送信タイミング値(Δ)に基づいて、送信タイミング値(Δ)の全加算としての送信開始タイミング値(TM)を出力する。ここで、送信タイミング値(Δ)は、その移動局に対応する値が読み出される。タイミング生成部(9h)は、第1カウンタを含み、第1カウンタのカウンタ値(C0)と送信開始タイミング値(TM)とが一致したとき、第2送信開始信号(ST2)を出力する。
そして、送信制御信号生成部(9a)は、第2送信開始信号(ST2)を受信して、拡散部(2)へ第2送信開始信号(ST2)を出力する。
【0018】
上記のCDMA基地局システムの通信制御装置において、送信信号処理部は、メモリ(9g)と、送信制御信号生成部(9a)と、タイミング生成部(9h)と、送信タイミングカウンタ(9d)と、同期タイミングカウンタ(9c)と、タイミング測定部(9e)とを更に備える。
メモリ(9g)は、複数の送信タイミング値(Δ)を格納する。送信制御信号生成部(9a)は、第1送信開始信号(ST1)の入力に対応してメモリ(9g)から読み出された送信タイミング値(Δ)に基づいて、送信タイミング値(Δ)の全加算としての送信開始タイミング値(TM)を出力する。ここで、送信タイミング値(Δ)は、その移動局に対応する値が読み出される。タイミング生成部(9h)は、第1カウンタを含み、その第1カウンタのカウンタ値(C0)と送信開始タイミング値(TM)とが一致したとき、第2送信開始信号(ST2)を出力する。送信タイミングカウンタ(9d)は、第2カウンタを含み、第2送信開始信号(ST2)が入力されたときのその第2カウンタの第2カウンタ値(C1)を保持する。同期タイミングカウンタ(9c)は、第3カウンタを含み、同期確立信号(SD)が入力されたときのその第3カウンタの第3カウンタ値(C2)を保持する。タイミング測定部(9e)は、同期確立信号(SD)の入力に対応して、送信タイミングカウンタ(9d)から第2カウンタ値(C1)を、及び同期タイミングカウンタ(9c)から第3カウンタ値(C2)をそれぞれ読み出し、第2カウンタ値(C1)と第3カウンタ値(C2)との差分(Δ)を算出する。
そして、送信制御信号生成部(9a)は、第2送信開始信号(ST2)を受信して、拡散部(2)へ第2送信開始信号(ST2)を出力する。また、差分(Δ)を送信タイミング値(Δ)の一つとしてメモリ(9g)に格納する。
【0019】
上記のCDMA基地局システムの通信制御装置において、送信信号処理部は、メモリ(9g)と、送信制御信号生成部(9a)と、タイミング生成部(9i)と、タイミング測定部(9e)とを更に備える。
メモリ(9g)は、複数の送信タイミング値(Δ)を格納する。送信制御信号生成部(9a)は、第1送信開始信号(ST1)の入力に対応してメモリ(9g)から読み出された送信タイミング値(Δ)に基づいて、送信タイミング値(Δ)の全加算としての送信開始タイミング値(TM)を出力する。ここで、送信タイミング値(Δ)は、その移動局に対応する値が読み出される。タイミング生成部(9h)は、第1カウンタを含み、その第1カウンタのカウンタ値(C0)と送信開始タイミング値(TM)とが一致したとき、第2送信開始信号(ST2)を出力する。
そして、タイミング生成部(9i)は、その第1カウンタのカウンタ値と送信開始タイミング値(TM)とが一致したときの第1カウンタの値としての送信第1カウンタ値(C01)をタイミング測定部(9e)へ出力する。加えて、同期確立信号(SD)が入力されたときのその第1カウンタの値としての同期第1カウンタ値(C02)をタイミング測定部(9e)へ出力し、
タイミング測定部(9e)は、同期確立信号(SD)の入力に対応して、送信第1カウンタ値(C01)と同期第1カウンタ値(C02)との差分(Δ)を算出する。送信制御信号生成部(9a)は、第2送信開始信号(ST2)を受信して、拡散部(2)へ第2送信開始信号(ST2)を出力する。加えて、差分(Δ)を送信タイミング値(Δ)の一つとしてメモリ(9g)に格納する
【0020】
上記のCDMA基地局システムの通信制御装置において、送信信号処理部(9)は、タイミング測定部(9e)から出力された差分(Δ)が、予め設定された基準値(P)以下の場合、差分(Δ)を送信制御信号生成部(9a)へ出力するタイミング比較部(9f)を更に備える。
【0021】
上記課題を解決するために、本発明のCDMA基地局システムは、上記のいずれか一項に記載の通信制御装置(20)と、通信制御装置(20)に接続され、移動局と通信を行うアンテナ(5a、5b)とを具備する。
【0022】
上記課題を解決するために、本発明のCDMA基地局システムの通信制御方法は、(a)〜(c)ステップを具備する。
(a)ステップは、第1セクタで通信中の移動局におけるその第1セクタ及びその第1セクタと異なる第2セクタによるソフトハンドオーバーの開始を示す第1送信開始信号(ST1)を出力する。(b)ステップは、第1送信開始信号(ST1)に基づいて第1タイミングを決定し、その第1タイミングでそのソフトハンドオーバーの開始を示す第2送信開始信号(ST2)を出力する。(c)ステップは、第2送信開始信号(ST2)に基づいて、その通信の送信ベースバンド信号に拡散処理を行った拡散信号を出力する。
【0023】
上記のCDMA基地局システムの通信制御方法において、(b)ステップは、(b1)〜(b3)ステップをを備える。
(b1)ステップは、その移動局に対応する送信タイミング値(Δ)を読み出す。(b2)ステップは、第1送信開始信号(ST1)の入力に対応して、送信タイミング値(Δ)の全加算としての送信開始タイミング値(TM)を算出する。(b3)ステップは、第1カウンタのカウンタ値(C0)と送信開始タイミング値(TM)とが一致したとき、第2送信開始信号(ST2)を出力する。
【0024】
上記のCDMA基地局システムの通信制御方法において、(d)〜(e)ステップを更に具備する。
(d)ステップは、その第2セクタでその移動局と通信を行う。(e)ステップは、移動局から受信した受信信号に基づいて、同期検出を行い同期確立信号(SD)を出力する。(f)ステップは、第1送信開始信号(ST1)に加えて同期確立信号(SD)に基づいてその第1タイミングを決定し、その第1タイミングでそのソフトハンドオーバーの開始を示す第2送信開始信号(ST2)を出力する。
【0025】
上記のCDMA基地局システムの通信制御方法において、(f)ステップは、(f01)〜(f04)ステップを備える。
(f01)ステップは、第2送信開始信号(ST2)が入力されたときの第2カウンタの第2カウンタ値(C1)を保持する。(f02)ステップは、同期確立信号(SD)が入力されたときの第3カウンタの第3カウンタ値(C2)を保持する。(f03)ステップは、同期確立信号(SD)の入力に対応して、第2カウンタ値(C1)と第3カウンタ値(C2)とをそれぞれ読み出し、第2カウンタ値(C1)と第3タイミング値(C2)との差分(Δ)を算出する。(f04)ステップは、差分(Δ)を送信タイミング値(Δ)の一つとしてメモリ(9g)に格納する。
【0026】
上記のCDMA基地局システムの通信制御方法において、(f)ステップは、(f11)〜(f14)ステップを備える。
(f11)ステップは、その第1カウンタのカウンタ値(C0)と送信開始タイミング値(TM)とが一致したときの第1カウンタの値としての送信第1カウンタ値(C01)を出力する。(f12)ステップは、同期確立信号(SD)が入力されたときの第1カウンタの値(C0)としての同期第1カウンタ値(C02)を出力する。(f13)ステップは、同期確立信号(SD)の入力に対応して、送信第1カウンタ値と(C01)同期第1カウンタ値(C02)との差分(Δ)を算出する。(f14)ステップは、差分(Δ)を送信タイミング値(Δ)の一つとしてメモリ(9g)に格納する。
【0027】
上記のCDMA基地局システムの通信制御方法において、メモリ(9g)は、差分(Δ)が、予め設定された基準値(P)以下の場合に差分(Δ)を格納する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置、その通信制御方法及びCDMA基地局システムの実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
まず、本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置の実施の形態の構成について説明する。
図1は、本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置の実施の形態の構成を説明する図である。通信制御装置は、符号生成部1、拡散部2a、2b、無線送信部3a、3b、送受信分離部4a、4b、アンテナ5a、5b、無線受信部6a、6b、逆拡散部7aと7bとを含む逆拡散処理部7、復調部8、送信信号処理部9及び制御部10を具備する。
ここでは、一例としてセクタが二つの場合の通信制御装置を示しているが、本発明はこの例に制限されるものではない。図1における添え字a及びbは、それぞれ二つのセクタの一方に対応する。
【0029】
符号生成部1は、送信ベースバンド信号を生成する。そして、その送信ベースバンド信号を各セクタに対応する拡散部2a、2bへ出力する。
拡散部2a、2bは、入力された送信ベースバンド信号を各セクタ及びユーザ(ただし、ユーザ毎の(送信)セクタ及びユーザ毎の識別は、上位装置から通知される)に対応した符号を用いて符号分割多元接続方式(CDMA)のスペクトラム拡散技術により拡散処理を行う。そして、拡散部2a、2bは、それぞれ拡散信号a、bを生成し、それらの拡散信号を、それぞれ無線送信部3a、3bへ出力する。ただし、その拡散処理は、送信信号処理部9より入力される第2送信開始信号ST2の入力されたタイミングに基づいて開始される。
無線送信部3a、3bは、入力された拡散信号の直交変調、無線周波数変換、送信電力制御及びD/A変換を行い、送受信分離部4a、4bへ出力する。
送受信分離部4a、4bは、入力された送信無線信号をアンテナ5a、5bへ出力する。また、アンテナ5a、5bより受信した受信信号を無線受信部6a、6bへ出力する。
【0030】
無線受信部6a、6bは、入力された受信信号の周波数変換、レベル補正及びA/D変換を行った後、逆拡散処理部7へ出力する。
逆拡散処理部7は、各セクタに応じた逆拡散部7a、7bを備える。逆拡散部7a、7bは、それぞれのセクタの位相推定に使用する共通パイロットチャネルの逆拡散、移動局の受信ユーザデータの逆拡散、及び受信ユーザデータ内のパイロットシンボルを用いた同期検出を行う。逆拡散部7a、7bは、逆拡散された受信ユーザデータを復調部8へ送信する。また、パイロットシンボルの同期検出により同期が確立すると、同期確立信号SDを生成して、送信信号制御部9へ送信する。
復調部8は、入力された逆拡散後の受信データの復調処理を行う。復調された受信データは、所定の処理を施され、送信相手側のユーザの移動局を管轄するCDMA基地局へ送信される。
制御部10は、上位装置より通知されたユーザ毎の送信セクタに基づいて、各セクタに対応した拡散部2a、2bを制御するための第1送信開始信号ST1を生成して、送信信号処理部9へ出力する。
送信信号処理部9は、制御部10より生成された第1送信開始信号ST1(送信制御信号)と逆拡散処理部7より入力された同期確立信号SDとに基づいて、第2送信開始信号ST2を生成する。そして、その第2送信開始信号ST2を、それぞれの拡散部2a、2bへ出力して送信の制御を行う。
【0031】
次に、送信信号処理部9について説明する。
図2は、本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置に適用される送信信号処理部9の実施の形態の構成を説明する図である。送信信号処理部9は、送信タイミングカウンタ9d、タイミング生成部9h、クロック生成部9e、同期タイミングカウンタ9c、タイミング測定部9b、タイミング比較部9f、送信制御信号生成部9a、タイミングメモリ9g及び送信制御信号生成部9aを備える。これらは、電子回路でハードウェア的に構成されている。
【0032】
送信タイミングカウンタ9dは、タイミング生成部9hより入力される第2送信開始信号ST2をトリガとして、クロック生成部9eより生成したクロックを用いてカウンタ値をラッチする。そのときのカウンタ値を送信タイミングカウンタ値C1ともいう。
【0033】
同期タイミングカウンタ9cは、逆拡散処理部7より入力される同期確立信号SDをトリガとして、クロック生成部9eより生成したクロックを用いてカウンタ値をラッチする。そのときのカウンタ値を同期タイミングカウンタ値C2ともいう。
【0034】
タイミング測定部9bは、逆拡散処理部7より入力される同期確立信号SDをトリガとして、送信タイミングカウンタ9dから送信タイミングカウンタ値C1を、及び、同期タイミングカウンタ9cから同期タイミングカウンタ値C2をそれぞれ読み出す。そして、読み出した送信タイミングカウンタ値C1と同期タイミングカウンタ値C2との差分Δ(以下、送信タイミング値Δ)を算出して、タイミング比較部9fへ送信タイミング値Δを出力する。それと同時に、送信タイミングカウンタ9d及び同期タイミングカウンタ9cのカウンタの再スタートを行う。
【0035】
タイミング比較部9fは、予め送信タイミング値Δの許容範囲であるタイミング範囲をしきい値Pとして保持している。そして、送信タイミング値Δ≦しきい値P、の場合、送信タイミング値Δを送信制御信号生成部9aへ出力する。送信タイミング値Δ>しきい値P、の場合、送信制御信号生成部9aへ出力しない。
【0036】
送信制御信号生成部9aは、制御部10より入力される第1送信開始信号ST1をトリガとして、対象とする移動局に関わる送信タイミング値Δを、タイミングメモリ9gより全て読み出す。そして、それらを全加算して送信開始タイミング値TMを生成し、タイミング生成部9hへ設定する。また、タイミング生成部9hより入力される第2送信開始信号ST2を受信し、拡散部2a、2bへその第2送信開始信号ST2を出力する。更に、同一移動局(ユーザ)ごとに、送信タイミング値Δをタイミングメモリ9gへ格納する。
【0037】
タイミングメモリ9gは、送信制御信号生成部9aが、同一移動局(ユーザ)ごとに送信タイミング値Δを書き込み、及び、読み出すことが可能なメモリである。
【0038】
タイミング生成部9hは、カウンタ回路で構成され、送信制御信号生成部9aより設定された送信開始タイミング値TMまでのカウンタ値をクロック生成部9eより入力されるクロックでカウントする。そして、カウントした値が送信開始タイミング値TMと一致した場合、送信タイミングカウンタ9dへカウンタをラッチさせる第2送信開始信号ST2を送信する。それと同時に、送信制御信号生成部9aへも第2送信開始信号ST2を送信する。
【0039】
次に、本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置の実施の形態の動作(通信制御方法)について図1、図2、図3、図4及び図5を参照して説明する。
移動局が、通信制御装置20のアンテナ5aと、上り下り無線リンクを接続している状態で、SHOによりアンテナ5bとも上り下り無線リンクを接続する場合を以下に示す。
【0040】
ここで、図3は、通信制御装置における信号及びカウンタ値の時間変化を示すグラフである。横軸は時間変化である。(a)は、クロック生成部9eの生成するクロック信号CLである。(b)は、制御部10から送信制御信号生成部9aへ出力される第1送信開始信号ST1である。(c)は、タイミング生成部9hで設定される送信開始タイミング値TMである。(d)は、タイミング生成部9hでカウントされるカウント値C0である。(e)は、タイミング生成部9hで生成される第2送信開始信号ST2である。(f)は、送信タイミングカウンタ9dにおける送信タイミングカウンタ値C1である。(g)は、逆拡散部7で生成される同期確立信号SDである。(h)は、同期タイミングカウンタ9cにおける同期タイミングカウンタ値C2である。
図4及び図5は、本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置の実施の形態の動作(通信制御方法)を示すフロー図である。図4及び図5は一繋がりである。
【0041】
(1)ステップS01
アンテナ5bを介した拡散部2bの送信を開始するため、制御部10は、第1送信開始信号ST1を送信信号処理部9へ入力する。送信信号処理部9内の送信制御信号生成部9aは、制御部10より入力された第1送信開始信号ST1を受信する(図3、時刻t01)。
(2)ステップS02
送信制御信号生成部9aは、第1送信開始信号ST1をトリガとして、対象とする移動局のタイミングメモリ9g内の送信タイミング値Δを全て読み出し、それらの全加算としての送信開始タイミング値TMとする。ここでは、読み出した第1タイミング値が0であったと仮定する(図3、時刻t02)。
(3)ステップS03
送信制御信号生成部9aは、送信開始タイミング値TM=0をタイミング生成部9hへ出力する。
(4)ステップS04
タイミング生成部9hは、入力された送信開始タイミング値TM=0に基づいて、タイミング生成部9h内で送信開始タイミング値TM=0を設定する(図3、時刻t03)。
(5)ステップS05
タイミング生成部9hは、送信開始タイミング値TMの設定と共に、内部のカウンタを動作させる。カウンタは、0から順番にカウントを開始する。
(6)ステップS06
タイミング生成部9hは、カウンタの値と送信開始タイミング値TM(タイミング設定値)とが等しいか否かを判定する。
(7)ステップS07
タイミング生成部9hは、カウンタの値と送信開始タイミング値TMとが等しくなった場合、送信タイミングカウンタ9dへ第2送信開始信号ST2を出力する。
ここでは、送信開始タイミング値TMが0なので、カウンタの動作開始と同時にカウンタの値と送信開始タイミング値TMとが等しくなる。そして、第2送信開始信号ST2を送信タイミングカウンタ9dへ出力する(図3、時刻t04)。
(8)ステップS08
タイミング生成部9hは、カウンタの値と送信開始タイミング値TMとが等しくなった場合、送信制御信号生成部9aへも第2送信開始信号ST2を出力する。これは、ステップS07と同時に行われる。
(9)ステップS09
送信制御信号生成部9aは、入力された第2送信開始信号ST2を拡散部2bへ送信してアンテナ5bを介した拡散部2bの送信を開始する。
(10)ステップS10
送信タイミングカウンタ9dは、第2送信開始信号ST2が入力された時点でのカウンタ値(送信タイミングカウンタ値C1)をラッチする。図3では、送信タイミングカウンタ値C1=2である(図3、時刻t04)。
(11)ステップS11
一方、逆拡散部7bは、アンテナ5bを介した通信により送受信分離部4b−無線受信部6bで受信した受信信号の逆拡散処理及び同期検出を行う。このとき、移動局からは送信が開始されていないため、同期タイミングカウンタ9cは、クロック生成部9eによりカウントアップされる。そして、逆拡散部7bは、上り無線リンクの同期確立により同期確立信号SDを生成し、同期タイミングカウンタ9cに入力する。同期タイミングカウンタ9cは、同期確立信号SDを受信する。
(12)ステップS12
同期タイミングカウンタ9cは、同期確立信号SDが入力された時点でのカウンタ値(同期タイミングカウンタ値C2)をラッチする。図3では、同期タイミングカウンタ値C2=n+2である(図3、時刻t05)。
(13)ステップS13
タイミング測定部9bは、同期タイミングカウンタ9cと同様に、同期確立信号SDを受信する。
(14)ステップS14
タイミング測定部9bは、同期タイミングカウンタ9cでラッチされたカウンタ値(同期タイミングカウンタ値C2=n+2)を、同期確立信号をトリガとして、同期タイミングカウンタ9cから読み出す。
(15)ステップS15
タイミング測定部9bは、送信タイミングカウンタ9dでラッチされたカウンタ値(送信タイミングカウンタ値C1=2)を、同期確立信号SDをトリガとして、送信タイミングカウンタ9dから読み出す。
(16)ステップS16
タイミング測定部9bは、両カウンタ値の差分Δ=(n+2)−2=nを算出する。
(17)ステップS17
タイミング測定部9bは、差分Δとしての送信タイミング値Δ(=n)をタイミング比較部9fへ出力する。タイミング比較部9fは、送信タイミング値Δを受信する。
(18)ステップS18
タイミング比較部9fは、予め保持しているしきい値Pと送信タイミング値Δ(差分Δ)とを比較する。
(19)ステップS19
送信タイミング値Δ≦しきい値P、の場合、送信タイミング値Δを送信制御信号生成部9aへ出力する。(送信タイミング値Δ>しきい値P、の場合、送信制御信号生成部9aへ出力しない。)
(20)ステップS20
送信制御信号生成部9aは、送信タイミング値Δ=差分Δ=nをタイミングメモリ9gに書き込む。次回の送信開始タイミング値TMは、タイミングメモリ9gに書き込まれた送信タイミング値Δの全加算値である。この場合、nである。その値(送信開始タイミング値TM)は、次回の同一の移動局(ユーザ)のSHOのタイミング調整に使用する。
【0042】
続いて、上記説明を行ったものと同一の移動局(ユーザ)が、再び(同一の通話の中における時間的に連続的な状態で)通信制御装置20のアンテナ5aと、上り下り無線リンクを接続している状態で、SHOによりアンテナ5bとも上り下り無線リンクを接続する場合を図1、図2、図4、図5及び図6を参照して以下に示す。
ここで、図6は、通信制御装置における信号及びカウンタ値の時間変化を示すグラフである。横軸は時間変化である。(a)〜(h)は、図3と同様である。
【0043】
(1)ステップS01
アンテナ5bを介した拡散部2bの送信を開始するため、制御部10は、第1送信開始信号ST1を送信信号処理部9へ入力する。送信信号処理部9内の送信制御信号生成部9aは、制御部10より入力された第1送信開始信号ST1を受信する(図6、時刻t11)。
(2)ステップS02
送信制御信号生成部9aは、第1送信開始信号ST1をトリガとして、対象とする移動局のタイミングメモリ9g内の送信タイミング値Δを全て読み出し、それらの全加算としての送信開始タイミング値TMとする。ここで、読み出した第1タイミング値は、前回(上記説明)、タイミングメモリ9gに書き込まれたnを使用する(図6、時刻t12)。
(3)ステップS03
送信制御信号生成部9aは、送信開始タイミング値TM=nをタイミング生成部9hへ出力する。
(4)ステップS04
タイミング生成部9hは、入力された送信開始タイミング値TM=nに基づいて、タイミング生成部9h内で送信開始タイミング値TM=0を設定する(図6、時刻t13)。
(5)ステップS05
タイミング生成部9hは、送信開始タイミング値TMの設定と共に、内部のカウンタを動作させる。カウンタは、0から順番にカウントを開始する。
(6)ステップS06
タイミング生成部9hは、カウンタの値と送信開始タイミング値TM(タイミング設定値)とが等しいか否かを判定する。
(7)ステップS07
タイミング生成部9hは、カウンタの値と送信開始タイミング値TMとが等しくなった場合、送信タイミングカウンタ9dへ第2送信開始信号ST2を出力する。
ここでは、送信開始タイミング値TMがnなので、カウンタの値がnにカウントアップした時点で、第2送信開始信号ST2を送信タイミングカウンタ9dへ出力する(図6、時刻t14)。
(8)ステップS08
タイミング生成部9hは、カウンタの値と送信開始タイミング値TMとが等しくなった場合、送信制御信号生成部9aへも第2送信開始信号ST2を出力する。これは、ステップS07と同時に行われる。
(9)ステップS09
送信制御信号生成部9aは、入力された第2送信開始信号ST2を拡散部2bへ送信してアンテナ5bを介した拡散部2bの送信を開始する。
(10)ステップS10
送信タイミングカウンタ9dは、第2送信開始信号ST2が入力された時点でのカウンタ値(送信タイミングカウンタ値C1)をラッチする。図6では、送信タイミングカウンタ値C1=mである(図6、時刻t14)。
(11)ステップS11
一方、逆拡散部7bは、アンテナ5bを介した通信により送受信分離部4b−無線受信部6bで受信した受信信号の逆拡散処理及び同期検出を行う。このとき、移動局からは送信が開始されていないため、同期タイミングカウンタ9cは、クロック生成部9eによりカウントアップされる。そして、逆拡散部7bは、上り無線リンクの同期確立により同期確立信号SDを生成し、同期タイミングカウンタ9cに入力する。同期タイミングカウンタ9cは、同期確立信号SDを受信する。
(12)ステップS12
同期タイミングカウンタ9cは、同期確立信号SDが入力された時点でのカウンタ値(同期タイミングカウンタ値C2)をラッチする。図5では、同期タイミングカウンタ値C2=m+αである(図6、時刻t15)。
(13)ステップS13
タイミング測定部9bは、同期タイミングカウンタ9cと同様に、同期確立信号SDを受信する。
(14)ステップS14
タイミング測定部9bは、同期タイミングカウンタ9cでラッチされたカウンタ値(同期タイミングカウンタ値C2=m+α)を、同期確立信号をトリガとして、同期タイミングカウンタ9cから読み出す。
(15)ステップS15
タイミング測定部9bは、送信タイミングカウンタ9dでラッチされたカウンタ値(送信タイミングカウンタ値C1=m)を、同期確立信号SDをトリガとして、送信タイミングカウンタ9dから読み出す。
(16)ステップS16
タイミング測定部9bは、両カウンタ値の差分Δ=(m+α)−m=αを算出する。
(17)ステップS17
タイミング測定部9bは、差分Δとしての送信タイミング値Δ(=α)をタイミング比較部9fへ出力する。タイミング比較部9fは、送信タイミング値Δを受信する。
(18)ステップS18
タイミング比較部9fは、予め保持しているしきい値Pと送信タイミング値Δ(差分Δ)とを比較する。
(19)ステップS19
送信タイミング値Δ≦しきい値P、の場合、送信タイミング値Δを送信制御信号生成部9aへ出力する。(送信タイミング値Δ>しきい値P、の場合、送信制御信号生成部9aへ出力しない。)
(20)ステップS20
送信制御信号生成部9aは、送信タイミング値Δ=差分Δ=αをタイミングメモリ9gに書き込む。次回の送信開始タイミング値TMは、タイミングメモリ9gに書き込まれた送信タイミング値Δの全加算値である。この場合、n+αである。その値(送信開始タイミング値TM)は、次回の同一の移動局(ユーザ)のSHOのタイミング調整に使用する。
これにより上位装置より通知されることなく、送信タイミングを決定することが可能となる。そして、送信タイミング値Δのサンプル数が増加するにつれ、送信タイミングは最適値へと収束可能である。
【0044】
本発明により、SHO開始時に、下り送信開始タイミングと上り受信時の同期確立タイミングの差分をハードウェアにより検出し、フィードバックすることで、上りと下りの送信タイミング時間差を短縮することが出来る。そして、SHOの送信開始タイミングを、上位装置から通知されること無く、通信制御装置20自体が決定可能となる。
【0045】
また、本発明により、ハードウェアの構成により送信開始タイミングを決定できるので、上位装置からの送信開始タイミング通知、送信タイマの監視、演算によるタイミング決定、送信開始制御等のソフトウェア処理を行う必要が無く、ソフトウェアによる処理負荷を軽減させることが可能となる。
【0046】
上記実施の形態において、送信タイミングカウンタ9d及び同期タイミングタウンタ9cの機能をタイミング生成部9hに含ませても良い。それを示したのが、図6である。
【0047】
図7は、本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置に適用される送信信号処理部9の実施の形態の他の構成を説明する図である。
タイミング生成部9iは、図2における送信タイミングカウンタ9d、同期タイミングタウンタ9c及びタイミング生成部9hの機能を併せたものである。
タイミング生成部9iは、クロック生成部9eより生成したクロックを用いて常時カウンタを動作させている。また、送信制御信号生成部9aより入力される送信開始タイミング値TMを設定する。そして、カウンタ値と送信開始タイミング値TMとが一致したとき、送信制御信号生成部9aに第2送信開始信号ST2を出力する。それと同時に、タイミング測定部9eへカウンタ値C01(送信タイミングカウンタ値に相当)を通知する。
タイミング生成部9iは、また、逆拡散部7からの同期確立信号SDが入力したとき、そのときのカウンタ値C02(同期タイミングカウンタ値に相当)をタイミング測定部9eへ通知する。
その他は、上記の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0048】
図7の場合、タイミング測定で使用するカウンタ回路を一つの回路に削減することで、回路規模の縮小が可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明により、CDMA基地局システムによるSHO(ソフトハンドオーバー)開始時に、他の装置の支援によらずに送信開始タイミングを決定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置の実施の形態の構成を説明する図である。
【図2】本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置に適用される送信信号処理部の実施の形態の構成を説明する図である。
【図3】(a)〜(h)通信制御装置における信号及びカウンタ値の時間変化を示すグラフである。
【図4】本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置の実施の形態の動作を示すフロー図である。
【図5】本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置の実施の形態の動作を示すフロー図である。
【図6】(a)〜(h)通信制御装置における信号及びカウンタ値の時間変化を示すグラフである。
【図7】本発明であるCDMA基地局システムの通信制御装置に適用される送信信号処理部の実施の形態の他の構成を説明する図である。
【図8】従来のCDMA基地局装置の回路構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 符号生成部
2a、2b 拡散部
3a、3b 無線送信部
4a、4b 送受信分離部
5a、5b アンテナ
6a、6b 無線受信部
7 逆拡散処理部
7a、7b 逆拡散部
8 復調部
9 送信信号処理部
9a 送信制御信号生成部
9b タイミング測定部
9c 同期タイミングカウンタ
9d 送信タイミングカウンタ
9e クロック生成部
9f タイミング比較部
9g タイミングメモリ
9h タイミング生成部
9i タイミング生成部
10 制御部
20 通信制御装置
101 符号生成部
102a、102b 拡散部
103a、103b 無線送信部
104a、104b 送受信分離部
105a、105b アンテナ
106a、106b 無線受信部
107 逆拡散処理部
107a、107b 逆拡散部
108 復調部
109 内部カウンタ
110 制御部
120 通信制御装置

Claims (13)

  1. 第1セクタで通信中の移動局における前記第1セクタ及び前記第1セクタと異なる第2セクタによるソフトハンドオーバーの開始を示す第1送信開始信号を出力する制御部と、
    前記第1送信開始信号に基づいて第1タイミングを決定し、前記第1タイミングで前記ソフトハンドオーバーの開始を示す第2送信開始信号を出力する送信信号処理部と、
    前記第2送信開始信号に基づいて、前記通信の送信ベースバンド信号に拡散処理を行った拡散信号を生成する拡散部と
    を具備する
    CDMA基地局システムの通信制御装置。
  2. 請求項1に記載のCDMA基地局システムの通信制御装置において、
    前記移動局から受信した受信信号に基づいて、同期検出を行い同期確立信号を出力する逆拡散処理部を更に備え、
    前記送信信号処理部は、前記第1送信開始信号に加えて前記同期確立信号に基づいて、前記第1タイミングを決定する
    CDMA基地局システムの通信制御装置。
  3. 請求項1に記載のCDMA基地局システムの通信制御装置において、
    送信信号処理部は、
    複数の送信タイミング値を格納するメモリと、
    前記第1送信開始信号の入力に対応して前記メモリから読み出された前記送信タイミング値に基づいて、前記送信タイミング値の全加算としての送信開始タイミング値を出力する送信制御信号生成部と、ここで、前記送信タイミング値は、前記移動局に対応する値が読み出され、
    第1カウンタを含み、前記第1カウンタのカウンタ値と前記送信開始タイミング値とが一致したとき、前記第2送信開始信号を出力するタイミング生成部と
    を備え、
    前記送信制御信号生成部は、前記第2送信開始信号を受信して、前記拡散部へ前記第2送信開始信号を出力する
    CDMA基地局システムの通信制御装置。
  4. 請求項2に記載のCDMA基地局システムの通信制御装置において、
    送信信号処理部は、
    複数の送信タイミング値を格納するメモリと、
    前記第1送信開始信号の入力に対応して前記メモリから読み出された前記送信タイミング値に基づいて、前記送信タイミング値の全加算としての送信開始タイミング値を出力する送信制御信号生成部と、ここで、前記送信タイミング値は、前記移動局に対応する値が読み出され、
    第1カウンタを含み、前記第1カウンタのカウンタ値と前記送信開始タイミング値とが一致したとき、前記第2送信開始信号を出力するタイミング生成部と
    第2カウンタを含み、前記第2送信開始信号が入力されたときの前記第2カウンタの第2カウンタ値を保持する送信タイミングカウンタと、
    第3カウンタを含み、前記同期確立信号が入力されたときの前記第3カウンタの第3カウンタ値を保持する同期タイミングカウンタと、
    前記同期確立信号の入力に対応して、前記送信タイミングカウンタから前記第2カウンタ値を、及び前記同期タイミングカウンタから前記第3カウンタ値をそれぞれ読み出し、前記第2カウンタ値と前記第3カウンタ値との差分を算出するタイミング測定部と
    を備え、
    前記送信制御信号生成部は、前記第2送信開始信号を受信して、前記拡散部へ前記第2送信開始信号を出力し、前記差分を前記送信タイミング値の一つとして前記メモリに格納する
    CDMA基地局システムの通信制御装置。
  5. 請求項2に記載のCDMA基地局システムの通信制御装置において、
    送信信号処理部は、
    複数の送信タイミング値を格納するメモリと、
    前記第1送信開始信号の入力に対応して前記メモリから読み出された前記送信タイミング値に基づいて、前記送信タイミング値の全加算としての送信開始タイミング値を出力する送信制御信号生成部と、ここで、前記送信タイミング値は、前記移動局に対応する値が読み出され、
    第1カウンタを含み、前記第1カウンタのカウンタ値と前記送信開始タイミング値とが一致したとき、前記第2送信開始信号を出力するタイミング生成部と
    タイミング測定部と
    を備え、
    前記タイミング生成部は、前記第1カウンタのカウンタ値と前記送信開始タイミング値とが一致したときの第1カウンタの値としての送信第1カウンタ値を前記タイミング測定部へ出力し、前記同期確立信号が入力されたときの前記第1カウンタの値としての同期第1カウンタ値を前記タイミング測定部へ出力し、
    前記タイミング測定部は、前記同期確立信号の入力に対応して、前記送信第1カウンタ値と前記同期第1カウンタ値との差分を算出し、
    前記送信制御信号生成部は、前記第2送信開始信号を受信して、前記拡散部へ前記第2送信開始信号を出力し、前記差分を前記送信タイミング値の一つとして前記メモリに格納する
    CDMA基地局システムの通信制御装置。
  6. 請求項4又は5に記載のCDMA基地局システムの通信制御装置において、
    送信信号処理部は、
    前記タイミング測定部から出力された前記差分が、予め設定された基準値以下の場合、前記差分を前記送信制御信号生成部へ出力するタイミング比較部を更に備える
    CDMA基地局システムの通信制御装置。
  7. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信制御装置と、
    前記通信制御装置に接続され、移動局と通信を行うアンテナと
    を具備する
    CDMA基地局システム。
  8. (a)第1セクタで通信中の移動局における前記第1セクタ及び前記第1セクタと異なる第2セクタによるソフトハンドオーバーの開始を示す第1送信開始信号を出力するステップと、
    (b)前記第1送信開始信号に基づいて第1タイミングを決定し、前記第1タイミングで前記ソフトハンドオーバーの開始を示す第2送信開始信号を出力するステップと、
    (c)前記第2送信開始信号に基づいて、前記通信の送信ベースバンド信号に拡散処理を行った拡散信号を出力するステップと、
    を具備する、
    CDMA基地局システムの通信制御方法。
  9. 請求項8に記載のCDMA基地局システムの通信制御方法において、
    前記(b)ステップは、
    (b1)前記移動局に対応する送信タイミング値を読み出すステップと、
    (b2)前記第1送信開始信号の入力に対応して、前記送信タイミング値の全加算としての送信開始タイミング値を算出するステップと、
    (b3)第1カウンタのカウンタ値と前記送信開始タイミング値とが一致したとき、前記第2送信開始信号を出力するステップと、
    を備える
    CDMA基地局システムの通信制御方法。
  10. 請求項9に記載のCDMA基地局システムの通信制御方法において、
    (d)前記第2セクタで前記移動局と通信を行うステップと、
    (e)前記移動局から受信した受信信号に基づいて、同期検出を行い同期確立信号を出力するステップと、
    (f)前記第1送信開始信号に加えて前記同期確立信号に基づいて前記第1タイミングを決定し、前記第1タイミングで前記ソフトハンドオーバーの開始を示す第2送信開始信号を出力するステップと
    を更に具備する
    CDMA基地局システムの通信制御方法。
  11. 請求項10に記載のCDMA基地局システムの通信制御方法において、
    前記(f)ステップは、
    (f01)前記第2送信開始信号が入力されたときの第2カウンタの第2カウンタ値を保持するステップと、
    (f02)前記同期確立信号が入力されたときの第3カウンタの第3カウンタ値を保持するステップと、
    (f03)前記同期確立信号の入力に対応して、前記第2カウンタ値と前記第3カウンタ値とをそれぞれ読み出し、前記第2カウンタ値と前記第3タイミング値との差分を算出するステップと、
    (f04)前記差分を前記送信タイミング値の一つとして前記メモリに格納するステップと
    を備える
    CDMA基地局システムの通信制御方法。
  12. 請求項10に記載のCDMA基地局システムの通信制御方法において、
    前記(f)ステップは、
    (f11)前記第1カウンタのカウンタ値と前記送信開始タイミング値とが一致したときの第1カウンタの値としての送信第1カウンタ値を出力するステップと、
    (f12)前記同期確立信号が入力されたときの前記第1カウンタの値としての同期第1カウンタ値を出力するステップと、
    (f13)前記同期確立信号の入力に対応して、前記送信第1カウンタ値と前記同期第1カウンタ値との差分を算出するステップと、
    (f14)前記差分を前記送信タイミング値の一つとして前記メモリに格納するステップと
    を備える
    CDMA基地局システムの通信制御方法。
  13. 請求項11又は12に記載のCDMA基地局システムの通信制御方法において、
    前記メモリは、前記差分が、予め設定された基準値以下の場合に前記差分を格納する
    CDMA基地局システムの通信制御方法。
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