JP2004200267A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の膜が露出する面に対しバッファードフッ酸を用いてウエット処理する工程において、各膜のエッチング速度の差異を低減することにより、設計通りの形状・寸法の素子構造を安定的に得る。
【解決手段】シリコン基板101上に素子分離膜102を形成した後、素子形成領域にシリコン犠牲酸化膜104を成長させる。このシリコン犠牲酸化膜104を介してウエル形成およびトランジスタの閾値制御用の不純物を注入した後、バッファードフッ酸によりシリコン犠牲酸化膜104を除去する。このとき、バッファードフッ酸中のフッ化アンモニウムを20重量%以上とし、フッ化水素酸の濃度を1重量%以上とする。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッファードフッ酸を用いるウェット処理工程を含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造プロセスにおいて、膜のエッチングや洗浄等、様々な局面においてウエットプロセスが行われる。バッファードフッ酸はこうしたウエットプロセスで頻繁に利用される薬液の一つであり、フッ酸(フッ化水素酸)およびフッ化アンモニウムを含んでいる。
【0003】
従来、この薬液を用いてシリコン酸化膜のエッチング等を行った場合、反応生成物(NH4)2SiF6が生成することが知られている。この(NH4)2SiF6が不溶分として析出するとプロセスの歩留まりが著しく低下するため、析出を抑制することが重要な技術的課題となる。
【0004】
非特許文献1は、こうした課題に対する解決策を示唆する実験結果を提示するものである。図1は、同文献に記載された実験結果を示す図であり、バッファードフッ酸中のフッ化アンモニウム濃度を変化させたときの反応生成物(NH4)2SiF6の溶解度の変化を示す。フッ化アンモニウム濃度を高くするにつれ反応生成物(NH4)2SiF6の溶解度が低下することがわかる。この実験結果が発表された後、バッファードフッ酸を用いる場合、反応生成物(NH4)2SiF6の析出を抑制する観点から、フッ化アンモニウム濃度を低濃度とすることが一般的に行われていた。通常、バッファードフッ酸中のフッ化アンモニウム濃度は、17重量%以下の範囲内で使用されていた。
【0005】
しかしながら、こうした低濃度フッ化アンモニウムを含むバッファードフッ酸では、微細化された素子を形成する際に、従来認識されていなかったプロセス上の課題が発生することがある。以下、STI(Shallow Trench Isolation)により素子分離されたCMOSの製造工程を例に挙げて説明する。このCMOSは、コア領域とI/O領域とでゲート酸化膜厚みが異なるように設計されている。
【0006】
図2から図7は、従来のCMOS半導体装置の製造方法を示す図である。はじめに、図2に示すように、半導体基板101上に半導体基板101に埋設された部分と半導体基板101表面から突出した部分とを有する形態の素子分離用シリコン酸化膜102を形成する。図2(a)は、このような素子分離用シリコン酸化膜が形成された状態を示す。
【0007】
続いて、図2(b)に示すように、各素子分離用シリコン酸化膜102間に形成される素子形成領域の表面に犠牲酸化膜104を成長させる。
【0008】
次に図3(c)に示すように、ウエル形成およびトランジスタの閾値(Vt)を制御するため、NMOS領域に対してはボロンを注入し、PMOS領域に対してはリン、ヒ素を注入する。このイオン注入は犠牲酸化膜104を介して基板表面にイオンが注入される形態で行われる。
【0009】
つづいて図3(d)に示すように、犠牲酸化膜104を除去する。このとき除去処理にはバッファードフッ酸を用いる。バッファードフッ酸は17重量%以下のフッ化アンモニウムおよび0.1重量%のフッ化水素酸を含むものを用いる。この処理により、素子分離用シリコン酸化膜102の側面と、半導体基板101表面との界面において凹部106が発生する。
【0010】
次に図4(e)に示すように、基板全体を酸素含有雰囲気中で加熱処理することにより、素子分離用シリコン酸化膜102で分離された各素子形成領域に熱酸化膜108を成長させる。
【0011】
その後、図4(f)に示すように、PMOSおよびNMOSのI/O領域をレジスト110で覆い、つづいて、図5(g)に示すようにPMOSおよびNMOSのコア領域の熱酸化膜108をウェット処理により除去する。このウェット処理は、前述したバッファードフッ酸と同じものを用いる。この処理により、素子分離用シリコン酸化膜102の側面と、半導体基板101表面との界面において、凹部106のエッチングがさらに進行し、凹部106よりも深い凹部107が発生する。
【0012】
レジスト110をレジスト除去液により除去した後、図5(h)に示すように、各素子形成領域に再び熱酸化膜を成長させる。このとき、PMOSおよびNMOSのI/O領域では、すでに図4(e)の段階で形成されていた熱酸化膜108にくわえて、さらに熱酸化膜が成長することとなる。この結果、I/O領域では、コア領域(素子形成領域)よりも厚膜の酸化膜が得られる。
【0013】
以上説明したプロセスでは、図3(d)および図5(g)に示すバッファードフッ酸を用いたウエットエッチング工程により、素子分離用シリコン酸化膜102の側面と、半導体基板101表面との界面において、凹部が発生する(図5(h)のd)。このため、この凹部を介してリーク電流が生じることがある。
【0014】
また、NMOS領域およびPMOS領域とで、素子分離用シリコン酸化膜102の基板表面から突出した部分の高さ(図5(h)のd)にばらつきが生じ、これにより、その後の酸化膜形成およびホールエッチングの工程において、膜平坦性の低下に伴うリソグラフィー精度の低下が引き起こされることがあった。
【0015】
図6(a)は、図3(d)あるいは図5(g)の状態における素子分離用シリコン酸化膜102の側面と半導体基板101表面との界面近傍の様子を示す図である。素子分離用シリコン酸化膜102と半導体基板101とが接する界面では、凹部120が形成される。これは、バッファードフッ酸によるエッチング速度が、素子分離用シリコン酸化膜102とそれ以外の部分とで相違することによるものである。こうした凹部が形成されると、その後熱酸化された状態においても凹部の形態が残り、図6(b)に示すように凹部122が発生する。ここで素子形成領域における基板表面の高さを基準とし、凹部の深さをd、前記基準より上部に突出した素子分離用シリコン酸化膜102の部分の高さをdとする。dは、すでに述べたように、膜平坦性の低下およびこれによって引き起こされるリソグラフィー精度の低下の原因となる。一方、dは、その値が大きくなると、出来上がりのトランジスタにおいてリーク電流が大きくなる。
【0016】
図7は、上述した製造方法により形成されるトランジスタの概略図であり、以下、この図に基づいて上記凹部の発生によりリーク電流が大きくなる理由について説明する。ここでは説明の便宜のため、前述した製造方法の工程断面図と一部形態を変えている。
【0017】
このトランジスタは、犠牲酸化膜104によって囲まれた素子領域135において、ソース領域132、ドレイン領域133およびこれらの間に配置されたゲート電極131を備える。ゲート電極131は、素子分離用シリコン酸化膜134および基板表面の上にまたがるように形成されている。図中左のA−A'断面図はその様子を示す。ここで、ソース領域132およびドレイン領域133を含む素子領域135と、素子分離用シリコン酸化膜134との界面では、前述した製造方法により、凹部136および凹部137が発生する。この凹部はVtの著しく低い予期しないトランジスタを拡散層側面に形成することになり電流リークパスを形成する(図6(b))。これにより、リーク電流(トランジスタのオフ電流)が増大することとなる。この現象は、ゲート電極延在方向のソース・ドレイン電極の長さWが小さくなると、より顕著となる。すなわち、微細化された素子においては、上記リーク電流が無視できない程度に大きくなる。
【0018】
【非特許文献1】
J. Electrochem. Soc., Vol.139, No.2, February 1992
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、複数の膜が露出する面に対しバッファードフッ酸を用いてウエット処理する工程において、各膜のエッチング速度の差異を低減することにより、設計通りの形状・寸法の素子構造を安定的に得ることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、半導体基板上に、第一のシリコン酸化膜および第二のシリコン酸化膜を、それぞれ異なる成膜方法により形成する工程と、前記第一のシリコン酸化膜の表面および前記第二のシリコン酸化膜の表面が露出した状態で、バッファードフッ酸を用いたウェット処理を行う工程と、を含み、前記バッファードフッ酸は、20重量%以上のフッ化アンモニウムを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0021】
シリコン酸化膜はバッファードフッ酸によりエッチングされる。そのエッチング速度は、本発明者の検討によれば、成膜方法の相違によりそれぞれ異なる値をとることが明らかになった。素子形成プロセスにおいては、こうしたエッチング速度の差異が原因となって設計通りの素子の形状や寸法が得られない場合がある。こうした問題に対応するため、本発明者はバッファードフッ酸中のフッ化アンモニウム濃度に着目し、シリコン酸化膜のエッチング速度との関係を調べ、フッ化アンモニウム濃度を20重量%以上とすることによりエッチング速度の差異を低減できることを見いだした。本発明はこうした新たな知見に基づくものであり、ウェット処理に際しフッ化アンモニウム濃度を20重量%以上とすることにより素子の信頼性を向上し、歩留まりを改善するものである。
【0022】
また、本発明によれば、半導体基板上に、N型不純物含有シリコン酸化膜と、P型不純物含有シリコン酸化膜とを形成する工程と、前記N型不純物含有シリコン酸化膜の表面および前記P型不純物含有シリコン酸化膜の表面が露出した状態で、バッファードフッ酸を用いたウェット処理を行う工程と、を含み、前記バッファードフッ酸は、20重量%以上のフッ化アンモニウムを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0023】
本発明者の検討によれば、N型不純物含有シリコン酸化膜と、P型不純物含有シリコン酸化膜とでは、バッファードフッ酸によるエッチング速度が相違することが明らかになった。半導体装置の製造プロセスでは、こうした導電型の異なるシリコン酸化が形成される場合があり、こうしたエッチング速度の差異が生じると、当初の設計から外れた形状・寸法の素子構造となり、素子の信頼性が著しく低下し、あるいは歩留まりが大きく悪化することがある。こうした問題に対し、本発明者はバッファードフッ酸中のフッ化アンモニウム濃度に着目し、シリコン酸化膜のエッチング速度との関係を調べたところ、フッ化アンモニウム濃度を20重量%以上とすることにより、不純物の導電型にかかわらずエッチング速度が一定値に近づくことを見いだした。本発明はこうした新たな知見に基づくものであり、ウェット処理に際しフッ化アンモニウム濃度を20重量%以上とすることにより素子の信頼性を向上し、歩留まりを改善するものである。
【0024】
また、本発明によれば、半導体基板に溝部を形成した後、該溝部を埋め込むように複数の素子分離用シリコン酸化膜を形成する工程と、前記素子分離用シリコン酸化膜によって分離された複数の素子形成領域に、シリコン熱酸化膜を形成する工程と、バッファードフッ酸を用いて少なくとも一部の前記シリコン熱酸化膜を除去する工程と、を含み、前記バッファードフッ酸は、20重量%以上のフッ化アンモニウムを含有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0025】
本発明によれば、フッ化アンモニウム濃度を20重量%以上とすることにより、素子分離用シリコン酸化膜とシリコン熱酸化膜のエッチング速度の差異を低減できる。これにより、従来問題となっていた素子分離用シリコン酸化膜の周辺で発生するリーク電流(オフ電流)を顕著に低減できる。
【0026】
さらに本発明によれば、半導体基板に溝部を形成した後、該溝部を埋め込むように複数の素子分離用シリコン酸化膜を形成する工程と、一部の素子分離用シリコン酸化膜を含む第一の領域に対しP型不純物を導入し、他の素子分離用シリコン酸化膜を含む第二の領域に対しN型不純物を導入する工程と、第一および第二の領域に含まれる前記素子分離用シリコン酸化膜の表面が露出した状態で、バッファードフッ酸を用いたウェット処理を行う工程と、を含み、前記バッファードフッ酸は、20重量%以上のフッ化アンモニウムを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
【0027】
本発明の製造方法では、第一の領域に含まれる素子分離用シリコン酸化膜にはP型不純物が導入され、第二の領域に含まれる素子分離用シリコン酸化膜にはN型不純物が導入される。前述したように、N型不純物含有シリコン酸化膜と、P型不純物含有シリコン酸化膜とでは、バッファードフッ酸によるエッチング速度が相違する。本発明においては、こうしたエッチング速度の差異を、フッ化アンモニウム濃度を20重量%以上とすることにより低減している。こうすることによって、素子分離用シリコン酸化膜の上部のエッチング量を均一にすることができ、その上部に積層される絶縁膜等の平坦性が良好にすることができる。この結果、その後の工程において歩留まりを改善することができる。
【0028】
この製造方法において、素子分離用シリコン酸化膜は、半導体基板中に埋設された部分と、半導体基板表面より突出した部分とを含む構成とすることができる。この場合、バッファードフッ酸による処理終了後において、半導体基板表面より突出した部分の高さが均一となり、その上部に積層される絶縁膜等の平坦性を一層良好にすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明において、バッファードフッ酸中のフッ化アンモニウムの濃度は、20重量%以上、好ましくは30重量%以上とする。こうすることにより、ウェット処理の対象となる各膜のエッチング速度の差異をより顕著に低減することができる。フッ化アンモニウムの濃度の上限は、安定な溶液が得られる限り特に制限がないが、たとえば50重量%以下とする。
【0030】
本発明において、バッファードフッ酸中のフッ化水素酸の濃度は、0.5重量%以上、好ましくは1重量%以上とする。こうすることにより、ウェット処理の対象となる膜のラフネスを低減することができる。これにより、たとえばトランジスタの形成工程に本発明を適用した場合、トランジスタのオン電流を増加させることが可能となる。フッ化水素酸の濃度の上限は特に制限がないが、濃度が高すぎるとエッチングの制御が困難になる場合がある。こうした観点から、フッ化水素酸の濃度は5重量%以下とすることが好ましい。
【0031】
本発明の半導体装置の製造方法において、上記バッファードフッ酸を用いたウェット処理を、枚葉式処理により行う構成としてもよい。また、このウェット処理を、半導体基板を回転させながら該半導体基板の表面にバッファードフッ酸を噴射する工程を含む構成とすることができる。後述するように、バッチ式処理では、バッファードフッ酸によるウェーハ処理時間のばらつきが生じ、設計通りの素子構造を安定的に得ることが困難になる場合がある。本発明によれば、こうした処理時間のばらつきを低減し、製品信頼性の向上および歩留まりの向上を図ることができる。この枚葉処理は、特にフッ化水素酸を高濃度で用いるとき効果的である。前述したようにフッ化水素酸を高濃度で用いると表面ラフネスが向上し製品特性の向上を図ることが可能となる。ところが、かかる構成を採用した場合、処理対象となる、膜のバッファードフッ酸によるエッチング速度が増大するため、ウェーハ処理時間のばらつきを極力小さくすることが重要な技術的課題となる。上記構成によれば、こうした課題を有効に解決することができる。
【0032】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、実施の形態における成分濃度の「%」は、特にことわりがないかぎり重量%とする。
【0033】
(第一の実施の形態)
本実施形態は、コア領域(参照する図面では「core領域」と表示)とI/O領域とでゲート酸化膜の厚みの異なるCMOSを作製する、いわゆるマルチオキサイドプロセスの例である。このCMOSはSTI(Shallow Trench Isolation)により素子分離された構造となっている。
【0034】
まず、従来技術の項で説明した図2(a)〜(b)の工程を実施することにより、図8(c)の状態とする。すなわち、シリコン基板101上にSTIを構成する素子分離膜102を形成するとともに、各素子分離膜102間の素子形成領域に犠牲酸化膜104を成長させる。素子分離膜102は、シリコン基板101に埋設された部分とシリコン基板101表面から突出した部分とを有する形態を有する。この素子分離膜102は、シリコン基板101に溝部を形成した後、この溝を埋め込むように、ライナー膜および高密度プラズマCVD膜を順次成膜することで形成する。ライナー膜および高密度プラズマCVD膜はいずれもシリコン酸化膜とする。犠牲酸化膜104は、基板を酸素含有雰囲気中で加熱処理することによって形成される。
【0035】
図8(c)の状態で、ウエル形成およびトランジスタの閾値(Vt)を制御するため、NMOS領域に対してはボロンを注入し、PMOS領域に対してはリン、ヒ素を注入する。このイオン注入は犠牲酸化膜104を介して基板表面にイオンが注入される形態で行われる。犠牲酸化膜104の厚みを適宜設計することにより、それぞれのイオンの注入プロファイルが調整される。
【0036】
次に図8(d)に示すように犠牲酸化膜104を除去する。この除去は、バッファードフッ酸を用いた枚葉処理により行う。バッファードフッ酸中のフッ化アンモニウム濃度は35重量%、フッ酸濃度は1重量%とする。
【0037】
枚葉処理は、シリコン基板101を回転させながらその表面にバッファードフッ酸を噴射することにより行う。図11は、この処理の方法を説明するための図である。シリコンウェーハ37は、ウェーハ載置台40の上に設置される。ウェーハ載置台40は高速に回転する。回転数はたとえば数100rpmとする。供給ノズル36の先端からはシリコンウェーハ37の表面中心近傍に向けてバッファードフッ酸が供給される。供給されたバッファードフッ酸はシリコンウェーハ37表面を覆い、シリコンウェーハ37表面に形成された前述の犠牲酸化膜104を除去する。その後、溶解成分とともにバッファードフッ酸は遠心力により振り切られる。このとき、前述した反応生成物(NH4)2SiF6が析出した場合は、この反応生成物もバッファードフッ酸とともにシリコンウェーハ37外部に取り除かれる。
【0038】
以上説明した処理を行うことにより、素子分離膜102の側面とシリコン基板101表面との界面に凹部が発生することが抑制される。この理由については後述する。
【0039】
次に図9(e)に示すように、基板全体を酸素含有雰囲気中で加熱処理することにより、素子分離膜102で分離された各素子形成領域に熱酸化膜108を成長させる。
【0040】
その後、図9(f)に示すように、PMOSおよびNMOSのI/O領域をレジスト110で覆い、つづいて、図10(g)に示すようにPMOSおよびNMOSのコア領域の熱酸化膜108をウェット処理により除去する。このウェット処理は、図8(d)の工程と同様にして行う。すなわち、バッファードフッ酸を用いた枚葉処理とする。バッファードフッ酸中のフッ化アンモニウム濃度は35重量%、フッ酸濃度は1重量%とする。この処理を行うことにより、素子分離膜102の側面とシリコン基板101表面との界面において、凹部が発生することが抑制される。この理由については後述する。
【0041】
レジスト除去液によりレジスト110を除去した後、図10(h)に示すように、各素子形成領域に再び熱酸化膜を成長させる。このとき、PMOSおよびNMOSのI/O領域では、すでに図8(e)の段階で形成されていた熱酸化膜108にくわえて、さらに熱酸化膜が成長することとなる。この結果、I/O領域では、コア領域(素子形成領域)よりも厚膜の酸化膜が得られる。その後、各領域にMOSFETを形成するとともに、その上部に配線層を形成し、CMOS(相補型MOS)を完成する。
【0042】
次に、本実施形態のプロセスで得られた素子の評価結果を、従来技術の項で説明した方法により得られた素子の評価結果と比較しながら説明する。
本実施形態のプロセスによれば、図8(d)および図10(g)に示すバッファードフッ酸を用いたウエットエッチング工程において、素子分離膜102の側面と、シリコン基板101表面との界面における凹部の発生が抑制される。すなわち、図5(h)におけるNMOS、PMOS領域のd寸法(STIディポット)を浅くすることができる。図12は、本実施形態の方法により得られた素子のd寸法と、従来技術の項で説明した方法により得られた素子のd寸法の比較を示す。本実施形態の方法によれば、d寸法が顕著に低減できることがわかる。本実施形態の方法によれば、このようにd寸法が低減されることで、トランジスタのリーク電流(オフ電流)を低減することができる。特に図6(a)におけるWが小さくなったときのリーク電流を効果的に低減することができる。
【0043】
また、本実施形態のプロセスによれば、NMOS領域およびPMOS領域とで、素子分離膜102の基板表面から突出した部分の高さにばらつきが生じることが抑制される。すなわち、図5(h)におけるNMOS、PMOS領域のd寸法のばらつきを低減することができる。図13は、本実施形態の方法により得られた素子のd寸法と、従来技術の項で説明した方法により得られた素子のd寸法の比較を示す。本実施形態の方法によれば、d寸法のばらつきを顕著に低減できることがわかる。これにより、その後の工程で層間絶縁膜のCMPを行う際のプロセスマージンを広くすることができ、歩留まりが向上する。
【0044】
さらに本実施形態のプロセスによれば、基板表面ラフネスを低減できる。図16は、ゲート酸化膜(図10(h)の熱酸化膜112および熱酸化膜114)と基板界面のラフネスと、フッ化水素酸(HF)濃度との関係を示す図である。従来技術の項で説明した方法により得られた素子では、表面ラフネスRMS(RootMean Square: 自乗平均値)が4.5オングストロームであったのに対し、本実施形態で得られた素子では、RMSが3.2オングストロームであった。このように表面ラフネスを改善できるため、本実施形態によれば、トランジスタのオン電流を向上させることができる。
【0045】
くわえて本実施形態のプロセスによれば、基板表面のエッチング均一性が向上する。図14は、本実施形態の方法および従来技術の項で説明した方法によりそれぞれ得られた素子のd寸法およびd寸法のばらつきの程度を示す図である。図中、縦軸の「データのばらつき指数」は、以下の式により算出される。
【0046】
(データのばらつき指数)=(最大値−最小値)*100/(2*平均値)
ここで、最大値、最小値および平均値とは、当該CMOSに含まれるd寸法およびd寸法の最大値、最小値および平均値をいう。
【0047】
図示した結果からわかるように、本実施形態によれば、d寸法およびd寸法のばらつきが顕著に低減される。これにより、設計通りの素子を安定的に作製することが可能となる。
【0048】
以上説明したように本発明によれば、d寸法の低減、NMOSd寸法とPMOSd寸法のばらつきの低減が図られるとともに、エッチング均一性向上によりd寸法およびd寸法のばらつきが低減される。この理由について、以下、説明する。
【0049】
図15(a)は、
(i)フッ化アンモニウム濃度と、イオン、分子種濃度との関係、および
(ii)フッ化アンモニウム濃度と、各種シリコン酸化膜のエッチングレートとの関係
を示す。(ii)は本発明者による実験結果に基づくものである。
【0050】
ここで、バッファードフッ酸に含まれる化学種については、以下の平衡が成り立っている。
【0051】
【化1】
Figure 2004200267
【0052】
バッファードフッ酸(以下、適宜BHFと略記する)による膜のエッチング速度は、HF濃度およびHF 濃度に依存する。図15(a)に示すように、フッ化アンモニウム濃度を高くすると、HF 濃度は増加し、一定値に飽和する。一方、HF濃度は次第に減少していく。
【0053】
こうした化学種濃度の変化に対応させて、各膜のエッチング速度について考察すると以下のようなる。CVD酸化膜のエッチング速度はHF 濃度だけでなくHF濃度にも依存する為、NHF濃度に対して5〜10%程度にピークを持ちその後減少する。一方、熱酸化膜のエッチング速度はほとんどHF 濃度にのみ依存する為、NHF濃度に対して5〜10%前後までは増加しその後はほぼ一定となる。したがって、NHF濃度が大きいほど、CVD酸化膜と熱酸化膜のエッチング選択比は1に近づく。本実施形態では、NHF濃度を35重量%と高濃度に設定しているため、CVD酸化膜と熱酸化膜のエッチング速度の差異が顕著に低減される。このため、d寸法、すなわち、STIディポットが効果的に低減される。
【0054】
一方、CVD酸化膜のエッチング速度は、N型不純物を含む場合とP型不純物を含む場合とで、エッチング速度が異なることが明らかになった。この事実は本発明者による新たな知見である。図15(a)に示すように、N型不純物を含むCVD酸化膜は、P型不純物を含むCVD酸化膜よりも、HF濃度依存性が大きい。このため、低NHF濃度BHFではNP間のエッチング速度差が大きいが、高NHF濃度BHFではHF濃度が下がり、ともに熱酸化膜エッチング速度に近づくのでNP間差が縮まる。すなわち、本実施形態のように、高NHF濃度BHFを用いることで、NP間のCVD酸化膜エッチング速度差が低減できる。この結果、d寸法、すなわち、STI突き出し量のNP間格差を低減できる。
【0055】
また、本実施形態によれば、高HF濃度BHFを用いるため、Si基板/熱酸化膜エッチング選択比が小さくなる。図15(b)は、この様子を示す図である。従来技術の項で説明したプロセスではHF濃度が0.1重量%であるのに対し、本実施形態ではHF濃度を1.0重量%としていることから、Si基板/熱酸化膜エッチング選択比が1に近い値をとる。このため、基板エッチングが進行しにくく、ラフネスの程度が低減される。
【0056】
さらに、本実施形態では、枚葉式の処理を行うため、エッチングの制御性が良好である。従来行われていたバッチ式の処理では、ウェーハをBHF槽に浸漬した後、引き上げる際、BHF槽の液面上部に先に引き出された部分は、後から引き出された部分に比べ、処理時間が短くなる。また、BHFエッチング処理後、純水リンス槽までの搬送中に、ウェーハ表面に残存したBHFにより余剰なエッチングが発生する。この余剰エッチングの程度はウェーハ中の場所によって異なるため、素子間の性能のばらつきを生ずる原因となる。本実施形態によれば、こうした余剰なエッチングの発生を防止することができる。また、枚葉式の処理を行う本実施形態では、バッファードフッ酸処理により生じた反応生成物や余分な成分を好適に除去することができる。ウェーハ回転の遠心力により、BHFとともにこれらの成分が取り去られるからである。
【0057】
本実施形態で得られた素子と、従来技術の項で説明した素子について、オン電流およびオフ電流を測定したところ、図17に示す結果が得られた。本実施形態によれば、従来技術に比べ、オン電流が増大するとともにオフ電流が低減していることが確認された。
【0058】
(第二の実施の形態)
図18は、本実施形態によるゲート電極の製造方法を示す工程断面図である。
【0059】
まず、図18(a)に示すように、シリコン基板302上にゲート絶縁膜306およびゲート電極308からなるゲート電極を形成すると共に、基板表面にエクステンション領域304を形成する。さらにこれらを覆うように、CVD法によりシリコン酸化膜310を形成する。
【0060】
続いてドライエッチングによりシリコン酸化膜310をエッチバックし、図18(b)に示すように、サイドウォール312を形成する。このとき、シリコン基板302表面の自然酸化膜307が露出する。この自然酸化膜307を除去するため、バッファードフッ酸によるウェット処理を行う。
【0061】
こうしたバッファードフッ酸処理を行う際、その組成が適切でないと、サイドウォール312が著しく後退し、設計値から外れた値となる。シリコン基板302表面の自然酸化膜307とサイドウォール312を構成するCVD酸化膜とでは、バッファードフッ酸によるエッチング速度が異なるからである。このようにサイドウォール312が著しく後退すると、その後、サイドウォール312をマスクとして不純物のイオン注入をしたとき、所望のプロファイルを得ることが困難となる。
【0062】
そこで本実施形態では、バッファードフッ酸中のフッ化アンモニウム濃度を20重量%以上にすると共に、フッ化水素酸の含有率を1%程度とする。こうすることにより、サイドウォール312の膜厚を高い精度で制御することができ、その結果、イオン注入により、所望の分布の不純物拡散層を形成することができる。
【0063】
以上、本発明を実施例をもとに説明した。これらの実施例は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば第一の実施の形態において、ゲート酸化膜を2段階で成長させて異なる膜厚のゲート酸化膜を得ているが、3段階以上の成長工程としてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の膜が露出する面に対しバッファードフッ酸を用いてウエット処理する工程において、各膜のエッチング速度の差異を低減することにより、設計通りの形状・寸法の素子構造を安定的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バッファードフッ酸中のフッ化アンモニウム濃度を変化させたときの反応生成物(NH4)2SiF6の溶解度の変化を示す図である。
【図2】CMOS半導体装置の製造方法を示す図である。
【図3】CMOS半導体装置の製造方法を示す図である。
【図4】CMOS半導体装置の製造方法を示す図である。
【図5】CMOS半導体装置の製造方法を示す図である。
【図6】CMOS半導体装置の製造方法を示す図である。
【図7】トランジスタのリーク電流の発生する機構を説明するための図である。
【図8】実施の形態に係るCMOS半導体装置の製造方法を示す図である。
【図9】実施の形態に係るCMOS半導体装置の製造方法を示す図である。
【図10】実施の形態に係るCMOS半導体装置の製造方法を示す図である。
【図11】枚葉式によるウェーハ処理方法を説明するための図である。
【図12】実施の形態で評価したd寸法を示す図である。
【図13】実施の形態で評価したd寸法を示す図である。
【図14】実施の形態で評価したd寸法およびd寸法のばらつきを示す図である。
【図15】図15(a)は、フッ化アンモニウム濃度と化学種濃度との関係、および、フッ化アンモニウム濃度と各種シリコン酸化膜のエッチングレートとの関係を示す図である。
図15(b)は、フッ化水素酸の濃度とSi基板/熱酸化膜エッチング選択比との関係を示す図である。
【図16】フッ化水素酸濃度と基板表面ラフネスの関係を示す図である。
【図17】実施の形態で評価したトランジスタのオン電流およびオフ電流を示す図である。
【図18】実施の形態によるゲート電極の製造方法を示す工程断面図である。
【符号の説明】
36 供給ノズル
37 シリコンウェーハ
40 ウェーハ載置台
101 シリコン基板
102 素子分離膜
104 犠牲酸化膜
106 凹部
108 熱酸化膜
110 レジスト
112 熱酸化膜
114 熱酸化膜
120 凹部
122 凹部
131 ゲート電極
132 ソース領域
133 ドレイン領域
134 素子分離用シリコン酸化膜
135 素子領域
136 凹部
137 凹部
302 シリコン基板
304 エクステンション領域
306 ゲート絶縁膜
307 自然酸化膜
308 ゲート電極
310 シリコン酸化膜
312 サイドウォール

Claims (11)

  1. 半導体基板上に、第一のシリコン酸化膜および第二のシリコン酸化膜を、それぞれ異なる成膜方法により形成する工程と、
    前記第一のシリコン酸化膜の表面および前記第二のシリコン酸化膜の表面が露出した状態で、バッファードフッ酸を用いたウェット処理を行う工程と、
    を含み、
    前記バッファードフッ酸は、20重量%以上のフッ化アンモニウムを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板上に、N型不純物含有シリコン酸化膜と、P型不純物含有シリコン酸化膜とを形成する工程と、
    前記N型不純物含有シリコン酸化膜の表面および前記P型不純物含有シリコン酸化膜の表面が露出した状態で、バッファードフッ酸を用いたウェット処理を行う工程と、
    を含み、
    前記バッファードフッ酸は、20重量%以上のフッ化アンモニウムを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、前記バッファードフッ酸は、0.5重量%以上のフッ化水素酸を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記バッファードフッ酸を用いたウェット処理を、枚葉式処理により行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ウェット処理は、半導体基板を回転させながら該半導体基板の表面に前記バッファードフッ酸を噴射する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 半導体基板に溝部を形成した後、該溝部を埋め込むように複数の素子分離用シリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記素子分離用シリコン酸化膜によって分離された複数の素子形成領域に、シリコン熱酸化膜を形成する工程と、
    バッファードフッ酸を用いて少なくとも一部の前記シリコン熱酸化膜を除去する工程と、
    を含み、
    前記バッファードフッ酸は、20重量%以上のフッ化アンモニウムを含有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板に溝部を形成した後、該溝部を埋め込むように複数の素子分離用シリコン酸化膜を形成する工程と、
    一部の素子分離用シリコン酸化膜を含む第一の領域に対しP型不純物を導入し、他の素子分離用シリコン酸化膜を含む第二の領域に対しN型不純物を導入する工程と、
    第一および第二の領域に含まれる前記素子分離用シリコン酸化膜の表面が露出した状態で、バッファードフッ酸を用いたウェット処理を行う工程と、
    を含み、
    前記バッファードフッ酸は、20重量%以上のフッ化アンモニウムを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項6または7に記載の半導体装置の製造方法において、前記素子分離用シリコン酸化膜は、前記半導体基板中に埋設された部分と、前記半導体基板表面より突出した部分とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項6乃至8いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記バッファードフッ酸は、0.5重量%以上のフッ化水素酸を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項6乃至9いずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
    前記バッファードフッ酸を用いたウェット処理を、枚葉式処理により行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項10に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ウェット処理は、半導体基板を回転させながら該半導体基板の表面に前記バッファードフッ酸を噴射する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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