JP2004199225A - クライアント装置、通知源サーバ装置、イベント通知メッセージ管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通知収集サーバの存在を意識することなくイベント通知メッセージの送信先を通知源サーバ装置に自動設定する。
【解決手段】画像処理装置2へジョブの実行を要求するとき、通知収集サーバ検出部16は、ネットワーク4上に複数の通知収集サーバ3を検出したとき、それぞれの属性を参照に選択条件に従い一の通知収集サーバ3を選択する。通知先設定部151は、画像処理装置2へジョブ実行要求と同時に送信する通知要求に、クライアント装置1に代わってイベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ3のアドレスをイベント通知メッセージの送信先として設定する。画像処理装置2では、ジョブの実行に伴いイベントが発生したときに通知要求に設定されている送信先へイベント通知メッセージを送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像処理装置2へジョブの実行を要求するとき、通知収集サーバ検出部16は、ネットワーク4上に複数の通知収集サーバ3を検出したとき、それぞれの属性を参照に選択条件に従い一の通知収集サーバ3を選択する。通知先設定部151は、画像処理装置2へジョブ実行要求と同時に送信する通知要求に、クライアント装置1に代わってイベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ3のアドレスをイベント通知メッセージの送信先として設定する。画像処理装置2では、ジョブの実行に伴いイベントが発生したときに通知要求に設定されている送信先へイベント通知メッセージを送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イベント通知機能を有する画像処理装置等の通知源サーバ装置及び通知源サーバ装置に対してネットワークを介して画像処理等の実行および通知の配信予約を行うクライアント装置を含むネットワークシステムにおいて、通知源サーバ装置がイベントを検出したときに送信されるイベント通知メッセージの通知先の設定の便宜を図る装置構成及びメッセージ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィス等において、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、ユーザがPC等のクライアント装置からプリンタ等の画像処理装置に対して画像処理等の処理の実行を要求するシステムが一般に使用されている。このようなシステムに使用される画像処理装置として、印刷処理の開始、終了や装置の異常発生、状態変化等のイベントをユーザに対して通知することが可能なイベント通知機能を含む画像処理装置が知られている。
【0003】
このような画像処理装置は、装置内でのイベントを検知すると、予めユーザによって登録された通知先に対してイベント通知メッセージを送信する。多くの場合、通知先としてジョブの処理を要求したユーザや管理者等が登録される。これにより、登録されたユーザは、ジョブが終了したというイベントの発生を直ちに知ることができるので、出力結果を入手することができる。また、装置内でトラブルが発生したというイベントの発生を直ちに知ることができるので、トラブルを取り除くなどの処置を迅速かつ円滑に行うことができる。このように、イベント通知機能はユーザにとって大変有益である。
【0004】
しかしながら、装置において頻繁に状態変化が生じた場合や、多くの印刷処理を実行した場合などにおいては、ユーザや管理者に大量の通知メッセージが送られてくることになる。これにより、ネットワークの負荷の増加、通信料の増加、ユーザの手間の増加等の問題が発生することが考えられる。
【0005】
そこで、前述のシステムのネットワーク上にイベント通知メッセージを収集する通知収集サーバを設置することで問題を軽減することができる。通知収集サーバは、装置から受信した通知メッセージを一旦保存するものであり、複数の通知メッセージをある程度まとめて設定された通知先に送信したり、クライアント装置からの通知メッセージの閲覧を可能にしたりするものである。例えば、従来には、障害監視システムにおいて、管理システムは管理対象の機器から送られた障害メッセージのうち緊急度の低いメッセージを管理システムのメッセージ保存部に一旦保存しておき、緊急度の高いメッセージを受信した時に緊急度の低い物とまとめて通知先に対して送信するという技術がある(特許文献1参照)。
【0006】
このように、前述した従来のシステムにおいて、ネットワークに通知収集サーバが接続されている場合、ユーザは、クライアント装置から画像処理装置に対して通知先として通知収集サーバを登録することによって、画像処理装置から送信された通知メッセージを通知収集サーバに一旦蓄積し、複数の通知メッセージをまとめて所定のタイミングで送信してもらったり、あるいはクライアント装置から通知メッセージの閲覧を可能にしたりすることで、ネットワーク負荷や通信料の未然防止、ユーザの便宜を図ることができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−91219号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した通知収集サーバを利用する前には、ユーザがクライアント装置から画像処理装置に対して通知先として異なる宛先、つまり通知収集サーバのアドレスを登録しなければならず、その処理操作が煩雑である。
【0009】
また、画像処理装置に通知先として登録すべき通知収集サーバのアドレスを知らなければ、何らかの手段により自らそのアドレスを見つけださなければならなかった。
【0010】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、通知収集サーバの存在を意識することなくイベント通知メッセージの送信先を通知源サーバ装置に自動登録でき、また、通知収集サーバが存在する場合にはイベント通知メッセージの送信先として通知収集サーバを自動選択できるようにするクライアント装置、通知源サーバ装置、イベント通知メッセージ管理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明に係るクライアント装置は、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置とネットワークを介して接続されたクライアント装置において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出手段と、前記通知源サーバ装置でイベントが発生したときにイベント通知メッセージの送信を前記通知源サーバ装置に対して要求する通知要求手段と、前記通信要求手段が要求するイベント通知メッセージの送信先として、前記通知収集サーバ検出手段により検出された通知収集サーバ装置を設定する通知先設定手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、前記通知要求手段は、前記通知源サーバ装置へ送信されるジョブ実行要求と同時にイベント通知メッセージの送信を要求することを特徴とする。
【0013】
また、前記通知収集サーバ検出手段は、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とする。
【0014】
また、前記通知収集サーバ検出手段は、入力された、又は予め設定されているネットワーク上の範囲を通知収集サーバ装置の探索範囲とすることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る通知源サーバ装置は、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出手段と、前記通知収集サーバ検出手段により検索された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するメッセージ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
また、前記通知収集サーバ検出手段は、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とする。
【0017】
また、前記通知収集サーバ検出手段は、入力された、又は予め設定されているネットワーク上の範囲を通知収集サーバ装置の探索範囲とすることを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係るイベント通知メッセージ管理方法は、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知源サーバ装置と、前記通知源サーバ装置に対してジョブの実行を要求するクライアント装置とを有するネットワークシステムにおけるイベント通知メッセージ管理方法において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出ステップと、前記通知源サーバ装置において、前記通知収集サーバ検出ステップにより検出された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するメッセージ送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
また、前記メッセージ送信ステップは、前記通知収集サーバ検出ステップを実行した前記クライアント装置からジョブ実行要求と同時に送信されてくる情報に設定されている通知収集サーバ装置をイベント通知メッセージの送信先とすることを特徴とする。
【0020】
また、前記通知収集サーバ検出ステップは、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とする。
【0021】
また、本発明に係るコンピュータに実行されるプログラムは、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置とネットワークを介して接続されたクライアント装置において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出するステップと、前記通知源サーバ装置でイベントが発生したときにイベント通知メッセージの送信を前記通知源サーバ装置に対して要求するステップと、前記通信要求手段が要求するイベント通知メッセージの送信先として、前記通知収集サーバ検出手段により検出された通知収集サーバ装置を設定するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0022】
また、他の発明に係るコンピュータに実行されるプログラムは、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出するステップと、前記通知収集サーバ検出手段により検索された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0024】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成図であり、本発明に係るクライアント装置及び通知源サーバ装置の一実施の形態のブロック構成が示されている。本実施の形態におけるネットワークシステムは、図1に示すように、クライアント装置1、画像処理装置2、通知収集サーバ3a,3bが、ネットワーク4を介して接続されている。
【0025】
本実施の形態におけるクライアント装置1は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、ワークステーション、PDA(携帯情報端末)などに代表されるように有線又は無線にてネットワーク接続可能な端末である。本実施の形態におけるクライアント装置1は、制御部11、通信処理部12、UI(User Interface)部13、通知受信部14、通知要求部15及び通知収集サーバ検出部16を有している。制御部11は、装置1に内蔵されたCPU、ROM及びRAMなどから構成されるマイクロコンピュータで、搭載されたアプリケーション等を実行することによって後述する処理動作を行いクライアント装置1全体の制御を司る。通信処理部12は、ネットワーク4を介して接続された画像処理装置2や通知収集サーバ3a,3bなどの外部装置との間でジョブ実行要求の送信やイベント通知メッセージの受信等情報の授受を行うためのインターフェースである。UI部13は、ユーザがジョブの実行やイベント通知メッセージの閲覧等を行う場合に用いられる入力装置およびディスプレイ装置である。通知受信部14は、通信処理部12を介して通知収集サーバ3a,3bから送られてきたイベント通知メッセージを受信し、またUI部13に表示させる。イベント通知メッセージを受信するためには、メッセージ送信者が送信に使用するプロトコルに対応する必要がある。本実施の形態においては、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いて電子メールで通知メッセージを受信する機能を備えるものとする。通知要求部15は、画像処理装置2でイベントが発生したときにイベント通知メッセージの送信を画像処理装置2に対して要求する。通知要求部15は、通知先設定部151を有する。通知先設定部151は、通知要求部15が要求するイベント通知メッセージの送信先として、通知収集サーバ検出部16により検出された通知収集サーバ装置を設定する。通知収集サーバ検出部16は、検索機能によりネットワーク4上に存在する通知収集サーバを検出すると共に、検出した通知収集サーバに関する情報を取得する。
【0026】
一方、本実施の形態における画像処理装置2は、例えば、プリンタ、スキャナ、複合機等に代表される装置である。画像処理装置2は、制御部21、通信処理部22、画像処理部23、画像記録部24、UI部25及び通知部26を有している。制御部21は、装置2に内蔵されたCPU、ROM及びRAMなどから構成されるマイクロコンピュータで、搭載されたアプリケーション等を実行することによって後述する処理動作を行い画像処理装置2全体の制御を司る。通信処理部22は、ネットワーク4を介して接続されたクライアント装置1や通知収集サーバ3a,3bなどの外部装置に対してジョブ実行要求の受信やイベント通知メッセージの送信等情報の授受を行うためのインターフェースである。画像処理部23は、外部装置から入力された画像データについて各種の処理を行う。画像記録部24は、外部装置から入力された画像データを一時的に保存する。UI部25は、ユーザが画像処理装置2に対して指示を行うときに用いられる入力装置およびディスプレイ装置である。通知部26は、画像処理装置2の内部で処理の終了、装置状態の変化等のイベントが発生したときに設定されている通知先へイベント通知メッセージを送信する。本実施の形態における通知部26は、通知要求受信部261、イベント検出部262、通知先登録部263及び通知送信部264を有している。通知要求受信部261は、クライアント装置1からの通知要求を通信処理部22を介して受信する。イベント検出部262は、画像処理装置2の内部で発生したイベントを検出する。通知先登録部263は、イベント通知メッセージの受領者、すなわちイベント通知メッセージの送信先アドレスの指定を行う。通知送信部264は、発生したイベントに関する情報を含んだイベント通知メッセージを作成し、通知先登録部263によって指定された通知先アドレスへイベント通知メッセージを送信する。イベント通知メッセージに含まれる情報には、例えば、イベントが発生した装置2の名称、発生したイベントの名称、イベントに関連するジョブの識別子、イベントが発生した日時、イベントに関するジョブの持ち主(ジョブ実行要求発信元)であるユーザの名前、ユーザが使用したクライアント装置1のアドレス等が含まれる。遊佐に関する情報は、ジョブ実行要求に含まれている情報から取得できる。イベント通知メッセージの送信には、任意のプロトコルを使用してかまわないが、本実施の形態ではSMTPを用いて電子メールで通知メッセージを送信することにする。
【0027】
なお、本実施の形態においては、通知源サーバ装置として画像処理装置2を用いた構成を例示しているが、例えばファイル記憶装置などのその他の情報処理装置を用いてシステムを構成してもよい。
【0028】
通知収集サーバ3a,3bは、ネットワーク4を介して接続された画像処理装置2からのイベント通知メッセージを受信し、一時的に蓄積し、そして、所定のタイミングで最終的な通知先となるユーザが使用するクライアント装置1へ送信するサーバである。本実施の形態において最終的な通知先となるユーザは、イベント発生の原因となるジョブ実行要求を画像処理装置2へ送信したユーザである。本実施の形態における全ての通知収集サーバ3a,3bの装置構成は同じでよい。この通知収集サーバの構成を図2を用いて説明する。
【0029】
通知収集サーバ3は、制御部31、情報管理部32、通知メッセージ記録部33、通信処理部34及び通知部35を有している。制御部31は、サーバ3に内蔵されたCPU、ROM及びRAMなどから構成されるマイクロコンピュータで、搭載されたアプリケーション等を実行することによって後述する処理動作を行い通知収集サーバ3全体の制御を司る。情報管理部32は、通知収集サーバ3に関する様々な情報を持つ管理テーブルを持ち、クライアント装置1からの情報の閲覧、変更等に対応する。通知メッセージ記録部33は、通知部35が受信したイベント通知メッセージを一時的に保管しておくための記憶装置である。通信処理部34は、ネットワーク4を介して接続されたクライアント装置1や画像処理装置2などの外部装置との間で情報の授受を行うインターフェースである。通知部35は、通知受信部351、通知作成部352及び通知送信部353を有している。通知受信部351は、画像処理装置2からのイベント通知メッセージを受信する。イベント通知メッセージの受信には、任意のプロトコルを使用してかまわないが、本実施の形態ではSMTPを用いて電子メールで通知メッセージの受信を行うものとする。受信した通知メッセージは通知メッセージ記録部33に保存される。通知作成部352は、通知メッセージ記録部33に保存されている受信済みの複数のイベント通知メッセージを一つにまとめて送信するための編集機能を有している。なお、通知作成部352が編集することにより作成されたメッセージを特に統括メッセージと称することにする。また、イベント通知メッセージには、イベント発生原因となるジョブの実行要求送信元のクライアント装置1のアドレスが設定されているので、通知作成部352は、そのクライアント装置1のアドレスを統括メッセージの送信先として指定する。通知送信部353は、新たに作成された統括メッセージを通知作成部352により指定された送信先、すなわちイベント通知メッセージが本来送信されるべきクライアント装置1へ送信する。通知メッセージの送信には、任意のプロトコルを用いてかまわないが、本実施の形態ではSMTPを用いて電子メールで通知メッセージの送信を行う。また、送り先は、通知作成部352で指定された通知先に対して送信を行う。
【0030】
なお、図1においては2台の通知収集サーバ3a,3bが示されているが、通知収集サーバはネットワーク4にいくつ接続されていてもかまわない。また、一つも接続されていなくても本実施の形態は実施可能である。クライアント装置1を操作するユーザは、通知収集サーバがネットワーク上に存在するか否か、また、存在するのであればいくつ存在するのかを事前に把握しておく必要はない。
【0031】
次に、クライアント装置1が画像処理装置2に対してジョブ実行要求を送信する際の動作を、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0032】
まず、クライアント装置1は、ユーザからの要求に応じてジョブ送信処理を開始すると、通知収集サーバ検出部16は、ユーザからの要求を認識した制御部11による実行制御に従いネットワーク4上に存在する通知収集サーバを検索する(S101)。ところで、ネットワーク4に接続された保存先外部記憶装置の検索方法としては、例えばSLP(Service Location Protocol)やUPnP(Universal Plug and Play)ディスカバリが挙げられる。
【0033】
SLPは、ネットワーク上で提供されるサービスの情報を管理するためのプロトコルであり、ユーザエージェント、サービスエージェント、ディレクトリエージェントの3種類のエージェント間で通信を行う。つまり、ユーザエージェントは、ネットワーク4上で利用可能なサービス情報が必要なときに、ディレクトリエージェントに対してサービス情報を要求する。サービスエージェントは、自らが提供するサービス情報をディレクトリエージェントに登録する。ディレクトリエージェントは、サービス情報の一覧を保持するデータベースを持ち、ユーザエージェントからのサービス情報の要求があると、条件に該当するサービス情報がデータベースに登録されているか否かを調べる。登録されている場合には、そのサービス情報をユーザエージェントに提供する。また、サービスエージェントからのサービス情報登録の要求があると、データベースへサービス情報を追加する。なお、ネットワーク上にディレクトリエージェントが存在しない場合でも動作可能であり、この場合、ユーザエージェントはマルチキャストを用いて複数のサービスエージェントに対してサービス情報要求を行う。サービスエージェントは、ユーザエージェントからのサービス情報要求があると、要求されたサービスを提供している場合のみサービス情報をユーザエージェントに提供する。要求されたサービスを提供していない場合には何も応答しない。
【0034】
また、UPnPディスカバリは、ネットワーク4に接続されたデバイスやサービスの検出および制御をするための規格である。すなわち、新しいデバイスやサービスがネットワーク4に追加されると、各デバイスおよびサービスはそれぞれコントロールポイントにマルチキャストでアドバタイズ(告知)する。新しいコントロールポイントがネットワーク4に追加されると、コントロールポイントは条件を設定しネットワーク4上のデバイスおよびサービスをマルチキャストで検索する。デバイスおよびサービスは、検索メッセージを受信し、条件が合致した場合は応答しなければならない。このような規格によって、ネットワーク4上のデバイスやサービスを自動的に検索できるようになる。
【0035】
上記方法等で通知収集サーバ3を検索することができたかを次のステップで判断する(S102)。通知収集サーバ3が存在した場合は、更にいくつの通知収集サーバ3が検出されたかを判断する(S103)。通知収集サーバ検出部16は、複数の通知収集サーバ3a,3bを検出した場合、更に各通知収集サーバ3a,3bの属性を取得する(S104)。ここで、属性には、例えば通知収集サーバ3a,3bのネットワーク4上の位置(ドメイン)等の情報が含まれている。その後、取得した属性に基づいてクライアント装置1に代わってイベント通知メッセージを収集する1つの通知収集サーバを決定する(S105)。通知収集サーバの決定は、UI部13により表示された各通知収集サーバ3a,3bを参照にユーザが行ってもよいし、予め設定された選択条件に基づいてクライアント装置1が自動的にできるようにしてもよい。自動決定させるには、ユーザがUI部13を介してクライアント装置1に選択条件を予め設定できるような構成を設けておく必要がある。
【0036】
選択条件としては、通知収集サーバ3a,3bのドメインに基づく方法がある。例えば、クライアント装置1、画像処理装置2、通知収集サーバ3a、3bが、ネットワーク4に対して図4に示すように異なるドメインのサブネットワーク5a,5bを介して接続されている場合がある。図4に示すネットワークの例では、クライアント装置1と通知収集サーバ3aがサブネットワーク5aに、画像処理装置2と情報収集サーバ3bがサブネットワーク5bにそれぞれ接続され、サブネットワーク5a,5bがそれぞれネットワーク4に接続されている。このような場合、クライアント装置1が同じドメインの通知収集サーバを利用するという選択条件を設定しておけば、複数の通知収集サーバ3a,3bの中からサブネットワーク5aに接続された通知収集サーバ3aが自動的に選択されることになる。
【0037】
通知収集サーバ検出部16がネットワーク4に接続された1台の通知収集サーバのみを検出した、あるいは上記のように複数の通知収集サーバの中から所定の選択条件に基づき一つの通知収集サーバを決定した後、通知先設定部151は、画像処理装置2へ送信するジョブ実行要求と同時に、イベント通知メッセージの通知を要求するための通知要求の中に、通知収集サーバのアドレスをイベント通知メッセージの送信先アドレスとして設定登録する(S106)。通知要求部15は、送信先アドレスを含む通知要求をジョブ実行要求と同時に通信処理部12を介して画像処理装置2へ送信する(S108)。なお、本実施の形態では、既存のジョブ実行要求の仕様を変更しなくてすむように通知要求をジョブ実行要求と共に送信できるようにしたが、ジョブ実行要求の仕様を変更して通知要求と合体させ、ジョブ実行要求の中にイベント通知メッセージの送信先を指定できるようにしてもよい。
【0038】
通知収集サーバ検出部16が検索した結果、通知収集サーバ3を一つも検出できなかった場合、通知先設定部151は、自装置1のアドレスを通知先アドレス、すなわちイベント通知メッセージの送信先アドレスとして通知要求に設定する(S107)。通知要求部15は、この通知要求をジョブ実行要求と共に通信処理部12を介して画像処理装置2へ送信する(S108)。自装置1のアドレスを通知先アドレスとすれば従来技術と同じように作用することになるが、通知収集サーバ3の存在を事前に把握しなくてもイベント通知メッセージを受信できるように自動設定することができる。
【0039】
画像処理装置2では、送られてきたジョブ実行要求に従いジョブを実行することになるが、そのジョブの実行に伴い何らかのイベントが発生すると、通知送信部264は、通知先登録部263により指定された通知先へイベント通知メッセージを送信する。なお、通知先登録部263は、ジョブ実行要求と共に送られてきた通知要求に含まれている通知先をイベント通知メッセージの送信先として指定する。
【0040】
次に、送信先として通知収集サーバ3のアドレスが指定されていたときに実行される通知収集サーバ3の動作について図5に示したフローチャートを用いて説明する。
【0041】
通知収集サーバ3の通知受信部351は、画像処理装置2からのイベント通知メッセージを受信すると(S201)、受信したイベント通知メッセージを一旦通知メッセージ記録部33に保存する(S202)。このとき、通知収集サーバ3は、通知受信部351が受信したイベント通知メッセージと同じ最終通知先を持つイベント通知メッセージが、通知メッセージ記録部33にいくつ保存されているかを調べる。なお、最終通知先というのは、イベント通知メッセージが本来送信されるべきクライアント装置1のことである。前述したようにイベント通知メッセージにはクライアント装置1のアドレスが含まれているので、クライアント装置毎のメッセージ数は容易に把握できる。
【0042】
そして、通知メッセージ記録部33での保存数が一定数に達しているかを判断する(S203)。この一定数(閾値)は、情報管理部32により予め設定されるものであり、通知収集サーバ3の図示しないユーザインターフエース手段を介してシステム管理者によって設定されたり、システム管理者やクライアントによって外部装置からネットワークを介して収集サーバ3に設定され、ユーザ毎に設定された閾値であってもよいし、全てのユーザに共通に設定された閾値であってもよい。一定数に達していなかった場合は、そのまま終了する。
【0043】
一定数に達していた場合、通知作成部352は、最終通知先をイベント通知メッセージの送信先として指定する(S204)。最終通知先は、上記の通りイベント通知メッセージに記述されたジョブの持ち主のユーザが使用するクライアント装置1のアドレスとなる。その後、通知作成部352は、通知メッセージ記録部33に保存されている複数の通知メッセージを編集して、最終通知先に送信する統括メッセージを作成する(S205)。
【0044】
作成した統括メッセージの一例を図6に示す。本実施の形態においては、イベント通知メッセージを電子メールの形式で送信するので、クライアント装置12へ送信する通知メッセージを電子メールのヘッダ部と通知メッセージ部とで構成することによりこの形式に適合させる。ヘッダ部には、電子メールの宛先として、最終通知先のアドレスが記述される。通知メッセージ部は複数の通知から構成され、それぞれの通知にイベントの情報を示す属性が記述される。通知メッセージが作成されると、通知送信部353は、通知メッセージを該当するクライアント装置1へ送信し(S206)、処理を終了する。
【0045】
本実施の形態によれば、イベント通知メッセージの収集を依頼する通知収集サーバを自動的に検出し、クライアント装置1の代わりにその検出した通知収集サーバ3のアドレスをイベント通知メッセージの送信先として画像処理装置2に自動的に設定することができる。また、クライアント装置1の代わりとなる通知収集サーバ3の存在を意識することなくイベント通知メッセージの送信を画像処理装置2に要求することができる。
【0046】
なお、本実施の形態においては、ネットワーク負荷及び通信料の削減等のために通知収集サーバ3が蓄積したイベント通知メッセージを編集して統括メッセージを作成しクライアント装置1へ送信する構成としたが、この効果を期待しなければ、イベント通知メッセージを個々に送信するようにしてもよい。また、通知収集サーバ3からクライアント装置1へメッセージ送信をしなくても、通知収集サーバ3に蓄積されているイベント通知メッセージを閲覧可能な手段をクライアント装置1に設けても同様の効果を奏することができる。
【0047】
また、本実施の形態においては、通知収集サーバ検出部16が通知収集サーバ3を検索する場合に、ネットワーク4上における検索範囲を設定して検索させることも可能である。例えば、図4に示したネットワーク構成において、サブネットワーク5b内を検索するという検索条件が予め設定されていた場合、通知収集サーバ検出部16は、サブネットワーク5b内を検索して通知収集サーバ3bを検出する。なお、検索条件は、ユーザがジョブの送信の度に入力指定してもよいし、予め記憶手段に設定しておいてもよい。
実施の形態2.
【0048】
図7は、本実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成図であり、クライアント装置及び本発明に係る通知源サーバ装置の一実施の形態のブロック構成が示されている。本実施の形態におけるネットワークシステムは、図7に示すように、クライアント装置1、画像処理装置2、通知収集サーバ3a,3bが、ネットワーク4を介して接続されている。
【0049】
本実施の形態におけるクライアント装置1は、制御部11、通信処理部12、UI部13、通知受信部14及び通知要求部15を有している。各構成の詳細は、実施の形態1で述べたものと同様なので説明を省略する。
【0050】
本実施の形態における画像処理装置2は、制御部21、通信処理部22、画像処理部23、画像記録部24、UI部25、通知部26及び通知収集サーバ検出部27を有している。各構成の詳細のうち、制御部21、通信処理部22、画像処理部23、画像記録部24、UI部25及び通知部26に関しては、実施の形態1で述べたものと同様なので説明を省略する。通知収集サーバ検出部27は、検索機能によりネットワーク4上に存在する通知収集サーバを検出すると共に、検出した通知収集サーバに関する情報を取得する。
【0051】
通知収集サーバ3a、3bに関しては、実施の形態1と同じなので説明を省略する。なお、図7においては2台の通知収集サーバ3a,3bが示されているが、実施の形態1と同様にネットワーク4にいくつ接続されていてもかまわない。また、一つも接続されていなくても本実施の形態は実施可能である。クライアント装置1を操作するユーザは、通知収集サーバがネットワーク上に存在するか否か、また、存在するのであればいくつ存在するのかを事前に把握しておく必要はない。
【0052】
次に、クライアント装置1が画像処理装置2に対してジョブ実行要求を送信する際の動作を、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0053】
クライアント装置1は、実施の形態1と同様にジョブ実行要求と同時にイベント通知メッセージの通知を要求するための通知要求を送信するが、本実施の形態において通知要求に中に設定されるイベント通知メッセージの送信先アドレスは、通知収集サーバ検出部16が存在しないため無条件に自装置1のアドレスとなる。
【0054】
画像処理装置2において、通知要求受信部261がクライアント装置1から通知要求を含むジョブ実行要求を通信処理部22を介して受信すると(S301)、通知収集サーバ検出部27は、ネットワーク4上に存在する通知収集サーバを検索する(S302)。ここで、ネットワーク4上に通知収集サーバが存在するかどうかを判断し(S303)、存在しなかった場合は通知要求をそのまま通知部26に登録して(S308)、ジョブの実行処理に移行する。
【0055】
通知収集サーバ検出部27が通知収集サーバを検出した場合は、更にいくつの通知収集サーバが検出されたかを判断する(S304)。通知収集サーバ検出部27は、複数の通知収集サーバ3a,3bを検出した場合は、更に各通知収集サーバ3a,3bの属性を取得する(S305)。そして、取得した属性に基づいてクライアント装置1に代わってイベント通知メッセージを収集する1つの通知収集サーバを決定する(S306)。なお、通知収集サーバ検出部27における通知収集サーバを決定処理は、実施の形態1において説明した通知収集サーバ検出部16と同じでよいので、詳細は省略する。
【0056】
通知収集サーバ検出部27がネットワーク4に接続された1台の通知収集サーバのみを検出した、あるいは上記のように複数の通知収集サーバの中から所定の選択条件に基づき一つの通知収集サーバを決定した後、通知先登録部263は、通知要求に設定された通知先を、上記S306により特定した通知収集サーバのアドレスに変更し(S307)、通知部26に通知要求を登録して(S308)、ジョブの実行処理に移行する。
【0057】
これ以降に行われる通知収集サーバにおける処理は、実施の形態1と同じなので説明を省略する。
【0058】
上記実施の形態1では、通知収集サーバ検出手段をクライアント装置1に設けたのに対して、本実施の形態では画像処理装置2に設けたことを特徴としているが、本実施の形態のように通知収集サーバ検出手段を画像処理装置2に設けても実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
【0059】
なお、本実施の形態においては、実施の形態1と同様に、通知収集サーバ検出部27が通知収集サーバを検索する場合に検索範囲を予め設定してもよい。
【0060】
また、本実施の形態では、ジョブ実行要求を受信する度に通知収集サーバを検索するようにしたが、あるクライアント装置1から最初にジョブ実行要求を受信したときの検索結果、つまり通知収集サーバのアドレスを記憶しておき、そのクライアント装置1から次回以降にジョブ実行要求が送られてきたときには、検索を行わずに記憶しておいた通知収集サーバのアドレスへイベント通知メッセージを送信するようにしてもよい。これにより、毎回検索を行わなくてすむと共に、ネットワーク4へ通知収集サーバが新規に組み込まれたとしても一のクライアント装置1のためのイベント通知メッセージを分散されることなくまとめて保管することができる。もちろん、この場合はイベント通知メッセージを保管する通知収集サーバ自体がネットワークから離脱する場合を考慮する必要はある。
【0061】
また、以上の実施の形態1および2の説明では、通知メッセージの保存数が一定数に達すると統括メッセージを作成していたが、メッセージ内容の種類や緊急度を表わすメッセージの属性情報に基づいて特定の属性のメッセージは保存しないでそのまま送るようにすることにより、緊急度や重要度の高いメッセージを直ぐに送ることが出来るようにしてもよい。この場合、保存されないメッセージは保存数としてはカウントされないが、そのまま送られたメッセージも他のメッセージとともに保存し、統括メッセージを作成する際に、既に送られたメッセージであることを示して、他のメッセージとともに送るようにしてもよい。
【0062】
更に、統括メッセージをそのまま送らないで、保存されたメッセージの格納位置や保存されたメッセージに基づいて作成された統括メッセージの格納位置を示すURL等の格納位置情報を送るようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、イベント通知メッセージの収集を依頼する通知収集サーバを自動的に検出し、クライアント装置の代わりにその検出した通知収集サーバのアドレスをイベント通知メッセージの送信先として通知源サーバ装置に自動的に設定することができる。また、クライアント装置の代わりとなる通知収集サーバの存在を意識することなくイベント通知メッセージの送信を通知源サーバ装置2に要求することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクライアント装置を含むネットワークシステムの全体構成図、並びにクライアント装置及び画像処理装置のブロック構成図である。
【図2】本実施の形態における通知収集サーバのブロック構成図である。
【図3】実施の形態1におけるクライアント装置の処理の流れを示したフローチャートである。
【図4】本実施の形態におけるネットワークシステムのより詳細なネットワーク構成の一例を示した概略図である。
【図5】実施の形態1における通知収集サーバの処理の流れを示したフローチャートである。
【図6】実施の形態1における通知収集サーバが送信する統括メッセージの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る通知源サーバ装置の一実施の形態である画像処理装置を含むネットワークシステムの全体構成図、並びにクライアント装置及び画像処理装置のブロック構成図である。
【図8】実施の形態2における画像処理装置の処理の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 クライアント装置、2 画像処理装置、3,3a,3b 通知収集サーバ、4 ネットワーク、5a,5b サブネットワーク、11,21,31 制御部、12,22,34 通信処理部、13,25 UI部、14 通知受信部、15 通知要求部、16,27 通知収集サーバ検出部、23 画像処理部、24 画像記録部、26,35 通知部、32 情報管理部、33 通知メッセージ記録部、151 通知先設定部、261 通知要求受信部、262 イベント検出部、263 通知先登録部、264 通知送信部、351 通知受信部、352 通知作成部、353 通知送信部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、イベント通知機能を有する画像処理装置等の通知源サーバ装置及び通知源サーバ装置に対してネットワークを介して画像処理等の実行および通知の配信予約を行うクライアント装置を含むネットワークシステムにおいて、通知源サーバ装置がイベントを検出したときに送信されるイベント通知メッセージの通知先の設定の便宜を図る装置構成及びメッセージ管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィス等において、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、ユーザがPC等のクライアント装置からプリンタ等の画像処理装置に対して画像処理等の処理の実行を要求するシステムが一般に使用されている。このようなシステムに使用される画像処理装置として、印刷処理の開始、終了や装置の異常発生、状態変化等のイベントをユーザに対して通知することが可能なイベント通知機能を含む画像処理装置が知られている。
【0003】
このような画像処理装置は、装置内でのイベントを検知すると、予めユーザによって登録された通知先に対してイベント通知メッセージを送信する。多くの場合、通知先としてジョブの処理を要求したユーザや管理者等が登録される。これにより、登録されたユーザは、ジョブが終了したというイベントの発生を直ちに知ることができるので、出力結果を入手することができる。また、装置内でトラブルが発生したというイベントの発生を直ちに知ることができるので、トラブルを取り除くなどの処置を迅速かつ円滑に行うことができる。このように、イベント通知機能はユーザにとって大変有益である。
【0004】
しかしながら、装置において頻繁に状態変化が生じた場合や、多くの印刷処理を実行した場合などにおいては、ユーザや管理者に大量の通知メッセージが送られてくることになる。これにより、ネットワークの負荷の増加、通信料の増加、ユーザの手間の増加等の問題が発生することが考えられる。
【0005】
そこで、前述のシステムのネットワーク上にイベント通知メッセージを収集する通知収集サーバを設置することで問題を軽減することができる。通知収集サーバは、装置から受信した通知メッセージを一旦保存するものであり、複数の通知メッセージをある程度まとめて設定された通知先に送信したり、クライアント装置からの通知メッセージの閲覧を可能にしたりするものである。例えば、従来には、障害監視システムにおいて、管理システムは管理対象の機器から送られた障害メッセージのうち緊急度の低いメッセージを管理システムのメッセージ保存部に一旦保存しておき、緊急度の高いメッセージを受信した時に緊急度の低い物とまとめて通知先に対して送信するという技術がある(特許文献1参照)。
【0006】
このように、前述した従来のシステムにおいて、ネットワークに通知収集サーバが接続されている場合、ユーザは、クライアント装置から画像処理装置に対して通知先として通知収集サーバを登録することによって、画像処理装置から送信された通知メッセージを通知収集サーバに一旦蓄積し、複数の通知メッセージをまとめて所定のタイミングで送信してもらったり、あるいはクライアント装置から通知メッセージの閲覧を可能にしたりすることで、ネットワーク負荷や通信料の未然防止、ユーザの便宜を図ることができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−91219号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した通知収集サーバを利用する前には、ユーザがクライアント装置から画像処理装置に対して通知先として異なる宛先、つまり通知収集サーバのアドレスを登録しなければならず、その処理操作が煩雑である。
【0009】
また、画像処理装置に通知先として登録すべき通知収集サーバのアドレスを知らなければ、何らかの手段により自らそのアドレスを見つけださなければならなかった。
【0010】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、通知収集サーバの存在を意識することなくイベント通知メッセージの送信先を通知源サーバ装置に自動登録でき、また、通知収集サーバが存在する場合にはイベント通知メッセージの送信先として通知収集サーバを自動選択できるようにするクライアント装置、通知源サーバ装置、イベント通知メッセージ管理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明に係るクライアント装置は、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置とネットワークを介して接続されたクライアント装置において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出手段と、前記通知源サーバ装置でイベントが発生したときにイベント通知メッセージの送信を前記通知源サーバ装置に対して要求する通知要求手段と、前記通信要求手段が要求するイベント通知メッセージの送信先として、前記通知収集サーバ検出手段により検出された通知収集サーバ装置を設定する通知先設定手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
また、前記通知要求手段は、前記通知源サーバ装置へ送信されるジョブ実行要求と同時にイベント通知メッセージの送信を要求することを特徴とする。
【0013】
また、前記通知収集サーバ検出手段は、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とする。
【0014】
また、前記通知収集サーバ検出手段は、入力された、又は予め設定されているネットワーク上の範囲を通知収集サーバ装置の探索範囲とすることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る通知源サーバ装置は、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出手段と、前記通知収集サーバ検出手段により検索された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するメッセージ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
また、前記通知収集サーバ検出手段は、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とする。
【0017】
また、前記通知収集サーバ検出手段は、入力された、又は予め設定されているネットワーク上の範囲を通知収集サーバ装置の探索範囲とすることを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係るイベント通知メッセージ管理方法は、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知源サーバ装置と、前記通知源サーバ装置に対してジョブの実行を要求するクライアント装置とを有するネットワークシステムにおけるイベント通知メッセージ管理方法において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出ステップと、前記通知源サーバ装置において、前記通知収集サーバ検出ステップにより検出された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するメッセージ送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
また、前記メッセージ送信ステップは、前記通知収集サーバ検出ステップを実行した前記クライアント装置からジョブ実行要求と同時に送信されてくる情報に設定されている通知収集サーバ装置をイベント通知メッセージの送信先とすることを特徴とする。
【0020】
また、前記通知収集サーバ検出ステップは、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とする。
【0021】
また、本発明に係るコンピュータに実行されるプログラムは、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置とネットワークを介して接続されたクライアント装置において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出するステップと、前記通知源サーバ装置でイベントが発生したときにイベント通知メッセージの送信を前記通知源サーバ装置に対して要求するステップと、前記通信要求手段が要求するイベント通知メッセージの送信先として、前記通知収集サーバ検出手段により検出された通知収集サーバ装置を設定するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0022】
また、他の発明に係るコンピュータに実行されるプログラムは、検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置において、ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出するステップと、前記通知収集サーバ検出手段により検索された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0024】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成図であり、本発明に係るクライアント装置及び通知源サーバ装置の一実施の形態のブロック構成が示されている。本実施の形態におけるネットワークシステムは、図1に示すように、クライアント装置1、画像処理装置2、通知収集サーバ3a,3bが、ネットワーク4を介して接続されている。
【0025】
本実施の形態におけるクライアント装置1は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、ワークステーション、PDA(携帯情報端末)などに代表されるように有線又は無線にてネットワーク接続可能な端末である。本実施の形態におけるクライアント装置1は、制御部11、通信処理部12、UI(User Interface)部13、通知受信部14、通知要求部15及び通知収集サーバ検出部16を有している。制御部11は、装置1に内蔵されたCPU、ROM及びRAMなどから構成されるマイクロコンピュータで、搭載されたアプリケーション等を実行することによって後述する処理動作を行いクライアント装置1全体の制御を司る。通信処理部12は、ネットワーク4を介して接続された画像処理装置2や通知収集サーバ3a,3bなどの外部装置との間でジョブ実行要求の送信やイベント通知メッセージの受信等情報の授受を行うためのインターフェースである。UI部13は、ユーザがジョブの実行やイベント通知メッセージの閲覧等を行う場合に用いられる入力装置およびディスプレイ装置である。通知受信部14は、通信処理部12を介して通知収集サーバ3a,3bから送られてきたイベント通知メッセージを受信し、またUI部13に表示させる。イベント通知メッセージを受信するためには、メッセージ送信者が送信に使用するプロトコルに対応する必要がある。本実施の形態においては、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いて電子メールで通知メッセージを受信する機能を備えるものとする。通知要求部15は、画像処理装置2でイベントが発生したときにイベント通知メッセージの送信を画像処理装置2に対して要求する。通知要求部15は、通知先設定部151を有する。通知先設定部151は、通知要求部15が要求するイベント通知メッセージの送信先として、通知収集サーバ検出部16により検出された通知収集サーバ装置を設定する。通知収集サーバ検出部16は、検索機能によりネットワーク4上に存在する通知収集サーバを検出すると共に、検出した通知収集サーバに関する情報を取得する。
【0026】
一方、本実施の形態における画像処理装置2は、例えば、プリンタ、スキャナ、複合機等に代表される装置である。画像処理装置2は、制御部21、通信処理部22、画像処理部23、画像記録部24、UI部25及び通知部26を有している。制御部21は、装置2に内蔵されたCPU、ROM及びRAMなどから構成されるマイクロコンピュータで、搭載されたアプリケーション等を実行することによって後述する処理動作を行い画像処理装置2全体の制御を司る。通信処理部22は、ネットワーク4を介して接続されたクライアント装置1や通知収集サーバ3a,3bなどの外部装置に対してジョブ実行要求の受信やイベント通知メッセージの送信等情報の授受を行うためのインターフェースである。画像処理部23は、外部装置から入力された画像データについて各種の処理を行う。画像記録部24は、外部装置から入力された画像データを一時的に保存する。UI部25は、ユーザが画像処理装置2に対して指示を行うときに用いられる入力装置およびディスプレイ装置である。通知部26は、画像処理装置2の内部で処理の終了、装置状態の変化等のイベントが発生したときに設定されている通知先へイベント通知メッセージを送信する。本実施の形態における通知部26は、通知要求受信部261、イベント検出部262、通知先登録部263及び通知送信部264を有している。通知要求受信部261は、クライアント装置1からの通知要求を通信処理部22を介して受信する。イベント検出部262は、画像処理装置2の内部で発生したイベントを検出する。通知先登録部263は、イベント通知メッセージの受領者、すなわちイベント通知メッセージの送信先アドレスの指定を行う。通知送信部264は、発生したイベントに関する情報を含んだイベント通知メッセージを作成し、通知先登録部263によって指定された通知先アドレスへイベント通知メッセージを送信する。イベント通知メッセージに含まれる情報には、例えば、イベントが発生した装置2の名称、発生したイベントの名称、イベントに関連するジョブの識別子、イベントが発生した日時、イベントに関するジョブの持ち主(ジョブ実行要求発信元)であるユーザの名前、ユーザが使用したクライアント装置1のアドレス等が含まれる。遊佐に関する情報は、ジョブ実行要求に含まれている情報から取得できる。イベント通知メッセージの送信には、任意のプロトコルを使用してかまわないが、本実施の形態ではSMTPを用いて電子メールで通知メッセージを送信することにする。
【0027】
なお、本実施の形態においては、通知源サーバ装置として画像処理装置2を用いた構成を例示しているが、例えばファイル記憶装置などのその他の情報処理装置を用いてシステムを構成してもよい。
【0028】
通知収集サーバ3a,3bは、ネットワーク4を介して接続された画像処理装置2からのイベント通知メッセージを受信し、一時的に蓄積し、そして、所定のタイミングで最終的な通知先となるユーザが使用するクライアント装置1へ送信するサーバである。本実施の形態において最終的な通知先となるユーザは、イベント発生の原因となるジョブ実行要求を画像処理装置2へ送信したユーザである。本実施の形態における全ての通知収集サーバ3a,3bの装置構成は同じでよい。この通知収集サーバの構成を図2を用いて説明する。
【0029】
通知収集サーバ3は、制御部31、情報管理部32、通知メッセージ記録部33、通信処理部34及び通知部35を有している。制御部31は、サーバ3に内蔵されたCPU、ROM及びRAMなどから構成されるマイクロコンピュータで、搭載されたアプリケーション等を実行することによって後述する処理動作を行い通知収集サーバ3全体の制御を司る。情報管理部32は、通知収集サーバ3に関する様々な情報を持つ管理テーブルを持ち、クライアント装置1からの情報の閲覧、変更等に対応する。通知メッセージ記録部33は、通知部35が受信したイベント通知メッセージを一時的に保管しておくための記憶装置である。通信処理部34は、ネットワーク4を介して接続されたクライアント装置1や画像処理装置2などの外部装置との間で情報の授受を行うインターフェースである。通知部35は、通知受信部351、通知作成部352及び通知送信部353を有している。通知受信部351は、画像処理装置2からのイベント通知メッセージを受信する。イベント通知メッセージの受信には、任意のプロトコルを使用してかまわないが、本実施の形態ではSMTPを用いて電子メールで通知メッセージの受信を行うものとする。受信した通知メッセージは通知メッセージ記録部33に保存される。通知作成部352は、通知メッセージ記録部33に保存されている受信済みの複数のイベント通知メッセージを一つにまとめて送信するための編集機能を有している。なお、通知作成部352が編集することにより作成されたメッセージを特に統括メッセージと称することにする。また、イベント通知メッセージには、イベント発生原因となるジョブの実行要求送信元のクライアント装置1のアドレスが設定されているので、通知作成部352は、そのクライアント装置1のアドレスを統括メッセージの送信先として指定する。通知送信部353は、新たに作成された統括メッセージを通知作成部352により指定された送信先、すなわちイベント通知メッセージが本来送信されるべきクライアント装置1へ送信する。通知メッセージの送信には、任意のプロトコルを用いてかまわないが、本実施の形態ではSMTPを用いて電子メールで通知メッセージの送信を行う。また、送り先は、通知作成部352で指定された通知先に対して送信を行う。
【0030】
なお、図1においては2台の通知収集サーバ3a,3bが示されているが、通知収集サーバはネットワーク4にいくつ接続されていてもかまわない。また、一つも接続されていなくても本実施の形態は実施可能である。クライアント装置1を操作するユーザは、通知収集サーバがネットワーク上に存在するか否か、また、存在するのであればいくつ存在するのかを事前に把握しておく必要はない。
【0031】
次に、クライアント装置1が画像処理装置2に対してジョブ実行要求を送信する際の動作を、図3のフローチャートを用いて説明する。
【0032】
まず、クライアント装置1は、ユーザからの要求に応じてジョブ送信処理を開始すると、通知収集サーバ検出部16は、ユーザからの要求を認識した制御部11による実行制御に従いネットワーク4上に存在する通知収集サーバを検索する(S101)。ところで、ネットワーク4に接続された保存先外部記憶装置の検索方法としては、例えばSLP(Service Location Protocol)やUPnP(Universal Plug and Play)ディスカバリが挙げられる。
【0033】
SLPは、ネットワーク上で提供されるサービスの情報を管理するためのプロトコルであり、ユーザエージェント、サービスエージェント、ディレクトリエージェントの3種類のエージェント間で通信を行う。つまり、ユーザエージェントは、ネットワーク4上で利用可能なサービス情報が必要なときに、ディレクトリエージェントに対してサービス情報を要求する。サービスエージェントは、自らが提供するサービス情報をディレクトリエージェントに登録する。ディレクトリエージェントは、サービス情報の一覧を保持するデータベースを持ち、ユーザエージェントからのサービス情報の要求があると、条件に該当するサービス情報がデータベースに登録されているか否かを調べる。登録されている場合には、そのサービス情報をユーザエージェントに提供する。また、サービスエージェントからのサービス情報登録の要求があると、データベースへサービス情報を追加する。なお、ネットワーク上にディレクトリエージェントが存在しない場合でも動作可能であり、この場合、ユーザエージェントはマルチキャストを用いて複数のサービスエージェントに対してサービス情報要求を行う。サービスエージェントは、ユーザエージェントからのサービス情報要求があると、要求されたサービスを提供している場合のみサービス情報をユーザエージェントに提供する。要求されたサービスを提供していない場合には何も応答しない。
【0034】
また、UPnPディスカバリは、ネットワーク4に接続されたデバイスやサービスの検出および制御をするための規格である。すなわち、新しいデバイスやサービスがネットワーク4に追加されると、各デバイスおよびサービスはそれぞれコントロールポイントにマルチキャストでアドバタイズ(告知)する。新しいコントロールポイントがネットワーク4に追加されると、コントロールポイントは条件を設定しネットワーク4上のデバイスおよびサービスをマルチキャストで検索する。デバイスおよびサービスは、検索メッセージを受信し、条件が合致した場合は応答しなければならない。このような規格によって、ネットワーク4上のデバイスやサービスを自動的に検索できるようになる。
【0035】
上記方法等で通知収集サーバ3を検索することができたかを次のステップで判断する(S102)。通知収集サーバ3が存在した場合は、更にいくつの通知収集サーバ3が検出されたかを判断する(S103)。通知収集サーバ検出部16は、複数の通知収集サーバ3a,3bを検出した場合、更に各通知収集サーバ3a,3bの属性を取得する(S104)。ここで、属性には、例えば通知収集サーバ3a,3bのネットワーク4上の位置(ドメイン)等の情報が含まれている。その後、取得した属性に基づいてクライアント装置1に代わってイベント通知メッセージを収集する1つの通知収集サーバを決定する(S105)。通知収集サーバの決定は、UI部13により表示された各通知収集サーバ3a,3bを参照にユーザが行ってもよいし、予め設定された選択条件に基づいてクライアント装置1が自動的にできるようにしてもよい。自動決定させるには、ユーザがUI部13を介してクライアント装置1に選択条件を予め設定できるような構成を設けておく必要がある。
【0036】
選択条件としては、通知収集サーバ3a,3bのドメインに基づく方法がある。例えば、クライアント装置1、画像処理装置2、通知収集サーバ3a、3bが、ネットワーク4に対して図4に示すように異なるドメインのサブネットワーク5a,5bを介して接続されている場合がある。図4に示すネットワークの例では、クライアント装置1と通知収集サーバ3aがサブネットワーク5aに、画像処理装置2と情報収集サーバ3bがサブネットワーク5bにそれぞれ接続され、サブネットワーク5a,5bがそれぞれネットワーク4に接続されている。このような場合、クライアント装置1が同じドメインの通知収集サーバを利用するという選択条件を設定しておけば、複数の通知収集サーバ3a,3bの中からサブネットワーク5aに接続された通知収集サーバ3aが自動的に選択されることになる。
【0037】
通知収集サーバ検出部16がネットワーク4に接続された1台の通知収集サーバのみを検出した、あるいは上記のように複数の通知収集サーバの中から所定の選択条件に基づき一つの通知収集サーバを決定した後、通知先設定部151は、画像処理装置2へ送信するジョブ実行要求と同時に、イベント通知メッセージの通知を要求するための通知要求の中に、通知収集サーバのアドレスをイベント通知メッセージの送信先アドレスとして設定登録する(S106)。通知要求部15は、送信先アドレスを含む通知要求をジョブ実行要求と同時に通信処理部12を介して画像処理装置2へ送信する(S108)。なお、本実施の形態では、既存のジョブ実行要求の仕様を変更しなくてすむように通知要求をジョブ実行要求と共に送信できるようにしたが、ジョブ実行要求の仕様を変更して通知要求と合体させ、ジョブ実行要求の中にイベント通知メッセージの送信先を指定できるようにしてもよい。
【0038】
通知収集サーバ検出部16が検索した結果、通知収集サーバ3を一つも検出できなかった場合、通知先設定部151は、自装置1のアドレスを通知先アドレス、すなわちイベント通知メッセージの送信先アドレスとして通知要求に設定する(S107)。通知要求部15は、この通知要求をジョブ実行要求と共に通信処理部12を介して画像処理装置2へ送信する(S108)。自装置1のアドレスを通知先アドレスとすれば従来技術と同じように作用することになるが、通知収集サーバ3の存在を事前に把握しなくてもイベント通知メッセージを受信できるように自動設定することができる。
【0039】
画像処理装置2では、送られてきたジョブ実行要求に従いジョブを実行することになるが、そのジョブの実行に伴い何らかのイベントが発生すると、通知送信部264は、通知先登録部263により指定された通知先へイベント通知メッセージを送信する。なお、通知先登録部263は、ジョブ実行要求と共に送られてきた通知要求に含まれている通知先をイベント通知メッセージの送信先として指定する。
【0040】
次に、送信先として通知収集サーバ3のアドレスが指定されていたときに実行される通知収集サーバ3の動作について図5に示したフローチャートを用いて説明する。
【0041】
通知収集サーバ3の通知受信部351は、画像処理装置2からのイベント通知メッセージを受信すると(S201)、受信したイベント通知メッセージを一旦通知メッセージ記録部33に保存する(S202)。このとき、通知収集サーバ3は、通知受信部351が受信したイベント通知メッセージと同じ最終通知先を持つイベント通知メッセージが、通知メッセージ記録部33にいくつ保存されているかを調べる。なお、最終通知先というのは、イベント通知メッセージが本来送信されるべきクライアント装置1のことである。前述したようにイベント通知メッセージにはクライアント装置1のアドレスが含まれているので、クライアント装置毎のメッセージ数は容易に把握できる。
【0042】
そして、通知メッセージ記録部33での保存数が一定数に達しているかを判断する(S203)。この一定数(閾値)は、情報管理部32により予め設定されるものであり、通知収集サーバ3の図示しないユーザインターフエース手段を介してシステム管理者によって設定されたり、システム管理者やクライアントによって外部装置からネットワークを介して収集サーバ3に設定され、ユーザ毎に設定された閾値であってもよいし、全てのユーザに共通に設定された閾値であってもよい。一定数に達していなかった場合は、そのまま終了する。
【0043】
一定数に達していた場合、通知作成部352は、最終通知先をイベント通知メッセージの送信先として指定する(S204)。最終通知先は、上記の通りイベント通知メッセージに記述されたジョブの持ち主のユーザが使用するクライアント装置1のアドレスとなる。その後、通知作成部352は、通知メッセージ記録部33に保存されている複数の通知メッセージを編集して、最終通知先に送信する統括メッセージを作成する(S205)。
【0044】
作成した統括メッセージの一例を図6に示す。本実施の形態においては、イベント通知メッセージを電子メールの形式で送信するので、クライアント装置12へ送信する通知メッセージを電子メールのヘッダ部と通知メッセージ部とで構成することによりこの形式に適合させる。ヘッダ部には、電子メールの宛先として、最終通知先のアドレスが記述される。通知メッセージ部は複数の通知から構成され、それぞれの通知にイベントの情報を示す属性が記述される。通知メッセージが作成されると、通知送信部353は、通知メッセージを該当するクライアント装置1へ送信し(S206)、処理を終了する。
【0045】
本実施の形態によれば、イベント通知メッセージの収集を依頼する通知収集サーバを自動的に検出し、クライアント装置1の代わりにその検出した通知収集サーバ3のアドレスをイベント通知メッセージの送信先として画像処理装置2に自動的に設定することができる。また、クライアント装置1の代わりとなる通知収集サーバ3の存在を意識することなくイベント通知メッセージの送信を画像処理装置2に要求することができる。
【0046】
なお、本実施の形態においては、ネットワーク負荷及び通信料の削減等のために通知収集サーバ3が蓄積したイベント通知メッセージを編集して統括メッセージを作成しクライアント装置1へ送信する構成としたが、この効果を期待しなければ、イベント通知メッセージを個々に送信するようにしてもよい。また、通知収集サーバ3からクライアント装置1へメッセージ送信をしなくても、通知収集サーバ3に蓄積されているイベント通知メッセージを閲覧可能な手段をクライアント装置1に設けても同様の効果を奏することができる。
【0047】
また、本実施の形態においては、通知収集サーバ検出部16が通知収集サーバ3を検索する場合に、ネットワーク4上における検索範囲を設定して検索させることも可能である。例えば、図4に示したネットワーク構成において、サブネットワーク5b内を検索するという検索条件が予め設定されていた場合、通知収集サーバ検出部16は、サブネットワーク5b内を検索して通知収集サーバ3bを検出する。なお、検索条件は、ユーザがジョブの送信の度に入力指定してもよいし、予め記憶手段に設定しておいてもよい。
実施の形態2.
【0048】
図7は、本実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成図であり、クライアント装置及び本発明に係る通知源サーバ装置の一実施の形態のブロック構成が示されている。本実施の形態におけるネットワークシステムは、図7に示すように、クライアント装置1、画像処理装置2、通知収集サーバ3a,3bが、ネットワーク4を介して接続されている。
【0049】
本実施の形態におけるクライアント装置1は、制御部11、通信処理部12、UI部13、通知受信部14及び通知要求部15を有している。各構成の詳細は、実施の形態1で述べたものと同様なので説明を省略する。
【0050】
本実施の形態における画像処理装置2は、制御部21、通信処理部22、画像処理部23、画像記録部24、UI部25、通知部26及び通知収集サーバ検出部27を有している。各構成の詳細のうち、制御部21、通信処理部22、画像処理部23、画像記録部24、UI部25及び通知部26に関しては、実施の形態1で述べたものと同様なので説明を省略する。通知収集サーバ検出部27は、検索機能によりネットワーク4上に存在する通知収集サーバを検出すると共に、検出した通知収集サーバに関する情報を取得する。
【0051】
通知収集サーバ3a、3bに関しては、実施の形態1と同じなので説明を省略する。なお、図7においては2台の通知収集サーバ3a,3bが示されているが、実施の形態1と同様にネットワーク4にいくつ接続されていてもかまわない。また、一つも接続されていなくても本実施の形態は実施可能である。クライアント装置1を操作するユーザは、通知収集サーバがネットワーク上に存在するか否か、また、存在するのであればいくつ存在するのかを事前に把握しておく必要はない。
【0052】
次に、クライアント装置1が画像処理装置2に対してジョブ実行要求を送信する際の動作を、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0053】
クライアント装置1は、実施の形態1と同様にジョブ実行要求と同時にイベント通知メッセージの通知を要求するための通知要求を送信するが、本実施の形態において通知要求に中に設定されるイベント通知メッセージの送信先アドレスは、通知収集サーバ検出部16が存在しないため無条件に自装置1のアドレスとなる。
【0054】
画像処理装置2において、通知要求受信部261がクライアント装置1から通知要求を含むジョブ実行要求を通信処理部22を介して受信すると(S301)、通知収集サーバ検出部27は、ネットワーク4上に存在する通知収集サーバを検索する(S302)。ここで、ネットワーク4上に通知収集サーバが存在するかどうかを判断し(S303)、存在しなかった場合は通知要求をそのまま通知部26に登録して(S308)、ジョブの実行処理に移行する。
【0055】
通知収集サーバ検出部27が通知収集サーバを検出した場合は、更にいくつの通知収集サーバが検出されたかを判断する(S304)。通知収集サーバ検出部27は、複数の通知収集サーバ3a,3bを検出した場合は、更に各通知収集サーバ3a,3bの属性を取得する(S305)。そして、取得した属性に基づいてクライアント装置1に代わってイベント通知メッセージを収集する1つの通知収集サーバを決定する(S306)。なお、通知収集サーバ検出部27における通知収集サーバを決定処理は、実施の形態1において説明した通知収集サーバ検出部16と同じでよいので、詳細は省略する。
【0056】
通知収集サーバ検出部27がネットワーク4に接続された1台の通知収集サーバのみを検出した、あるいは上記のように複数の通知収集サーバの中から所定の選択条件に基づき一つの通知収集サーバを決定した後、通知先登録部263は、通知要求に設定された通知先を、上記S306により特定した通知収集サーバのアドレスに変更し(S307)、通知部26に通知要求を登録して(S308)、ジョブの実行処理に移行する。
【0057】
これ以降に行われる通知収集サーバにおける処理は、実施の形態1と同じなので説明を省略する。
【0058】
上記実施の形態1では、通知収集サーバ検出手段をクライアント装置1に設けたのに対して、本実施の形態では画像処理装置2に設けたことを特徴としているが、本実施の形態のように通知収集サーバ検出手段を画像処理装置2に設けても実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
【0059】
なお、本実施の形態においては、実施の形態1と同様に、通知収集サーバ検出部27が通知収集サーバを検索する場合に検索範囲を予め設定してもよい。
【0060】
また、本実施の形態では、ジョブ実行要求を受信する度に通知収集サーバを検索するようにしたが、あるクライアント装置1から最初にジョブ実行要求を受信したときの検索結果、つまり通知収集サーバのアドレスを記憶しておき、そのクライアント装置1から次回以降にジョブ実行要求が送られてきたときには、検索を行わずに記憶しておいた通知収集サーバのアドレスへイベント通知メッセージを送信するようにしてもよい。これにより、毎回検索を行わなくてすむと共に、ネットワーク4へ通知収集サーバが新規に組み込まれたとしても一のクライアント装置1のためのイベント通知メッセージを分散されることなくまとめて保管することができる。もちろん、この場合はイベント通知メッセージを保管する通知収集サーバ自体がネットワークから離脱する場合を考慮する必要はある。
【0061】
また、以上の実施の形態1および2の説明では、通知メッセージの保存数が一定数に達すると統括メッセージを作成していたが、メッセージ内容の種類や緊急度を表わすメッセージの属性情報に基づいて特定の属性のメッセージは保存しないでそのまま送るようにすることにより、緊急度や重要度の高いメッセージを直ぐに送ることが出来るようにしてもよい。この場合、保存されないメッセージは保存数としてはカウントされないが、そのまま送られたメッセージも他のメッセージとともに保存し、統括メッセージを作成する際に、既に送られたメッセージであることを示して、他のメッセージとともに送るようにしてもよい。
【0062】
更に、統括メッセージをそのまま送らないで、保存されたメッセージの格納位置や保存されたメッセージに基づいて作成された統括メッセージの格納位置を示すURL等の格納位置情報を送るようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、イベント通知メッセージの収集を依頼する通知収集サーバを自動的に検出し、クライアント装置の代わりにその検出した通知収集サーバのアドレスをイベント通知メッセージの送信先として通知源サーバ装置に自動的に設定することができる。また、クライアント装置の代わりとなる通知収集サーバの存在を意識することなくイベント通知メッセージの送信を通知源サーバ装置2に要求することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクライアント装置を含むネットワークシステムの全体構成図、並びにクライアント装置及び画像処理装置のブロック構成図である。
【図2】本実施の形態における通知収集サーバのブロック構成図である。
【図3】実施の形態1におけるクライアント装置の処理の流れを示したフローチャートである。
【図4】本実施の形態におけるネットワークシステムのより詳細なネットワーク構成の一例を示した概略図である。
【図5】実施の形態1における通知収集サーバの処理の流れを示したフローチャートである。
【図6】実施の形態1における通知収集サーバが送信する統括メッセージの一例を示す図である。
【図7】本発明に係る通知源サーバ装置の一実施の形態である画像処理装置を含むネットワークシステムの全体構成図、並びにクライアント装置及び画像処理装置のブロック構成図である。
【図8】実施の形態2における画像処理装置の処理の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 クライアント装置、2 画像処理装置、3,3a,3b 通知収集サーバ、4 ネットワーク、5a,5b サブネットワーク、11,21,31 制御部、12,22,34 通信処理部、13,25 UI部、14 通知受信部、15 通知要求部、16,27 通知収集サーバ検出部、23 画像処理部、24 画像記録部、26,35 通知部、32 情報管理部、33 通知メッセージ記録部、151 通知先設定部、261 通知要求受信部、262 イベント検出部、263 通知先登録部、264 通知送信部、351 通知受信部、352 通知作成部、353 通知送信部。
Claims (12)
- 検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置とネットワークを介して接続されたクライアント装置において、
ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出手段と、
前記通知源サーバ装置でイベントが発生したときにイベント通知メッセージの送信を前記通知源サーバ装置に対して要求する通知要求手段と、
前記通信要求手段が要求するイベント通知メッセージの送信先として、前記通知収集サーバ検出手段により検出された通知収集サーバ装置を設定する通知先設定手段と、
を備えることを特徴とするクライアント装置。 - 請求項1記載のクライアント装置において、
前記通知要求手段は、前記通知源サーバ装置へ送信されるジョブ実行要求と同時にイベント通知メッセージの送信を要求することを特徴とするクライアント装置。 - 請求項1記載のクライアント装置において、
前記通知収集サーバ検出手段は、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とするクライアント装置。 - 請求項1記載のクライアント装置において、
前記通知収集サーバ検出手段は、入力された、又は予め設定されているネットワーク上の範囲を通知収集サーバ装置の探索範囲とすることを特徴とするクライアント装置。 - 検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置において、
ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出手段と、
前記通知収集サーバ検出手段により検索された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するメッセージ送信手段と、
を備えることを特徴とする通知源サーバ装置。 - 請求項5記載の通知源サーバ装置において、
前記通知収集サーバ検出手段は、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とする通知源サーバ装置。 - 請求項5記載の通知源サーバ装置において、
前記通知収集サーバ検出手段は、入力された、又は予め設定されているネットワーク上の範囲を通知収集サーバ装置の探索範囲とすることを特徴とする通知源サーバ装置。 - 検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知源サーバ装置と、
前記通知源サーバ装置に対してジョブの実行を要求するクライアント装置と、
を有するネットワークシステムにおけるイベント通知メッセージ管理方法において、
ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出する通知収集サーバ検出ステップと、
前記通知源サーバ装置において、前記通知収集サーバ検出ステップにより検出された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するメッセージ送信ステップと、
を含むことを特徴とするイベント通知メッセージ管理方法。 - 請求項8記載のイベント通知メッセージ管理方法において、
前記メッセージ送信ステップは、前記通知収集サーバ検出ステップを実行した前記クライアント装置からジョブ実行要求と同時に送信されてくる情報に設定されている通知収集サーバ装置をイベント通知メッセージの送信先とすることを特徴とするイベント通知メッセージ管理方法。 - 請求項8記載のイベント通知メッセージ管理方法において、
前記通知収集サーバ検出ステップは、ネットワーク上に複数の通知収集サーバ装置を検出した場合、検出した各通知収集サーバ装置の属性に基づき一の通知源サーバ装置を選択することを特徴とするイベント通知メッセージ管理方法。 - 検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置とネットワークを介して接続されたクライアント装置において、
ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出するステップと、
前記通知源サーバ装置でイベントが発生したときにイベント通知メッセージの送信を前記通知源サーバ装置に対して要求するステップと、
前記通信要求手段が要求するイベント通知メッセージの送信先として、前記通知収集サーバ検出手段により検出された通知収集サーバ装置を設定するステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。 - 検出したイベントを通知するためのイベント通知メッセージを設定された通知先へ送信する通知手段を有する通知源サーバ装置において、
ネットワーク上に存在し、イベント通知メッセージを収集する通知収集サーバ装置を検出するステップと、
前記通知収集サーバ検出手段により検索された通知収集サーバ装置に対してイベント通知メッセージを送信するステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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WO2013145450A1 (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-03 | 富士通株式会社 | 情報提供プログラム、情報提供装置および情報提供方法 |
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