JP2004198574A - 演奏補助装置および演奏補助用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】初心者でも簡単に和音に合った音高のアルペジオ演奏ができる演奏補助装置および演奏補助用プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】音高変換部3は、演奏情報供給部1から、1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、入力された演奏情報よりも以前に、和音情報供給部2から入力された和音情報に適合する出力音高に変換し、アルペジオ演奏情報出力部4に供給する。その結果、演奏を条件付ける和音情報に適合する音高のみが、アルペジオ演奏情報出力部4に入力されることになる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子楽器などの電子音楽装置において、演奏者のアルペジオ演奏を支援する演奏補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鍵盤から1または複数の演奏音の発音を指示する演奏情報を入力し、各演奏音の音高を有する演奏音を、所定のアルペジオパターンに基づいて分散発音させる演奏情報を出力するアルペジオ演奏装置が、例えば、特許文献1等で知られている。
アルペジオ演奏は、鍵盤で操作されている1つの鍵、あるいは、和音となる音高の鍵など、複数の鍵に対応するノートの演奏音を、各鍵の押鍵中状態の間、所定のリズムで刻んで1音ずつ分散発音させるというものである。
【0003】
入力された演奏情報により指示される1または複数の音高は、そのまま、アルペジオ演奏を構成する音高として発音される。従って、演奏者は、曲の進行中に随時変化して行く適切な和音(コード)に合った、1または複数の音高を鍵盤から入力しなければならなかった。適切な和音(コード)に合わない間違った音高の鍵が弾かれると、不適切な音高でアルペジオ演奏がなされてしまう。
このように、和音に合った鍵を弾くには、ある程度の演奏技術が要求されるため、初心者がアルペジオ演奏装置を使いこなすことが難しい。
【0004】
一方、演奏者が鍵盤を弾いてメロディ演奏する際に、押鍵された音高が演奏曲の和音情報に適合していないときは、演奏を条件付ける和音情報に適合した音高に変換した上で演奏音を発音する電子楽器が知られている(例えば、特許文献2参照)。
従って、演奏者がアルペジオ演奏をする際に、演奏を和音情報で条件付ける上述した技術を適用して、初心者によるアルペジオ演奏を支援できることに着目した。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−288988号公報(第10段落,第14段落)
【特許文献2】
特開平5−27757号公報(第10段落,第27段落参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、初心者でも簡単に和音に合った音高のアルペジオ演奏ができる演奏補助装置および演奏補助用プログラムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、請求項1に記載の発明においては、1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報を入力し、アルペジオ演奏を指示する演奏情報を出力する演奏制御装置であって、演奏情報入力手段と、演奏を条件付ける和音情報を入力する和音情報入力手段と、前記1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、前記和音情報に適合する出力音高に変換する音高変換手段と、アルペジオパターン入力手段と、前記各出力音高の発音を指示する演奏情報を、入力されたアルペジオパターンに従って出力するアルペジオ演奏情報出力手段を有するものである。
従って、入力された演奏を条件付ける和音情報によって、入力された演奏情報により発音が指示される入力音高を和音情報に適合する音高に変換したものが、アルペジオ演奏を構成する音高となる。その結果、和音に適合した鍵を弾くのが困難な初心者であっても、和音に適合した音高でアルペジオ演奏することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載の演奏補助装置において、前記音高変換手段は、入力された前記演奏情報により、既に前記1または複数の入力音高の発音開始が指示されて発音中であるときに、新たな和音情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、前記新たな和音情報に適合する出力音高に変換するものである。
従って、発音中において新たな和音情報が入力されたとしても、音高変換手段は、各入力音高が新たな和音情報に適合するように変換した音高を出力するから、不自然なアルペジオ演奏音を発生させる演奏情報を出力することがない。
【0009】
請求項3に記載の発明においては、1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報を入力して、アルペジオ演奏を指示する演奏情報を出力することをコンピュータに実行させるための演奏補助用プログラムであって、演奏情報入力ステップと、演奏を条件付ける和音情報を入力する和音情報入力ステップと、前記1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、入力された前記和音情報に適合する出力音高に変換する音高変換ステップと、アルペジオパターン入力ステップと、前記各出力音高の発音を指示する演奏情報を、入力されたアルペジオパターンに従って出力するアルペジオ演奏情報出力ステップを有するものである。
従って、請求項1に記載の演奏補助装置をコンピュータに実現させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態を説明するための機能ブロック図である。
図1中、1は演奏情報供給部、2は和音情報供給部、3は音高変換部、4はアルペジオ演奏情報出力部、5はアルペジオパターン発生部である。
1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報を入力し、アルペジオ演奏を指示する演奏情報を出力する。
演奏情報供給部1は、演奏者の押鍵操作により演奏される鍵盤等の演奏操作子であり、演奏者の押鍵操作に基づいて演奏情報を供給する。この演奏情報は、操作された鍵に応じた演奏音の発音開始と音高を指示する。
【0011】
和音情報供給部2は、例えば、演奏しようとする曲の演奏に適した和音を、この曲の演奏進行に従って指示する和音情報を出力する。例えば、この和音情報を出力すべき時刻(演奏の時間進行とともに経過する時刻)がわかるような、シーケンスデータが記憶された和音情報記憶部である。
より具体的には、和音情報のシーケンスデータを含むソングデータを記憶している。演奏の経過に従って和音情報を再生して供給する。このソングデータは、和音情報のシーケンスデータの他に、ユーザが演奏するパートを含んでいたり、ユーザが演奏するパート以外のパートを含んでいたりする。
【0012】
音高変換部3は、演奏情報供給部1から、1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、入力された演奏情報よりも以前に、和音情報供給部2から入力された和音情報に適合する出力音高に変換し、アルペジオ演奏情報出力部4に供給する。
その結果、演奏を条件付ける和音情報に適合する音高のみが、アルペジオ演奏情報出力部4に入力されることになる。
また、入力された和音情報に適合する出力音高の発音を指示する演奏情報を、アルペジオ演奏情報出力部4以外の通常の出力先、例えば、音源等に出力することができる。
演奏者がアルペジオ演奏をしようとする場合は、通常、同時に複数の鍵を押して同時に複数の入力演奏音の発音開始と音高を指示される。その結果、入力された和音情報に適合し、入力演奏音と同数(または同数以下としてもよい)の音高が出力される。
【0013】
一方、演奏者がいずれかの鍵を押している期間に、和音情報の変更(コードチェンジ)が生じる場合がある。熟練した演奏者であれば、このような状況は考えにくいが、初心者では、和音情報が自動読出しされる場合は特に、新たな和音情報が読み出されるような区切りとなる演奏タイミングにおいても、押鍵していることがあり得る。
演奏音の音高は、通常、押鍵開始(キーオン)時に決定するから、押鍵中に新しい和音情報が入力されたとしても、音高変換部3は、これを無視して元の和音情報に適合した音高をそのまま続けてしまうと、新たな和音情報に基づけば不自然な音高を出力し続けてしまう。そうすると、不自然なアルペジオ演奏音を発生させる演奏情報を出力してしまう。
このような問題が生じないように、音高変換部3は、入力された前記演奏情報により、既に1または複数の入力音高の発音開始が指示されて発音中であるときに、新たな和音情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、新たな和音情報に適合する出力音高に変換してアルペジオ演奏情報出力部4に出力する。
【0014】
ここで、入力音高を、演奏を条件付ける和音情報に適合する音高、例えば、和音構成音、音階音、あるいは、ベース音に変換する方法としては、例えば、従来技術の特許文献2と同様に、変換テーブルを用いる。この変換テーブルは、和音情報に対応するコードタイプ毎に、入力された演奏音の音高に対して適合する音高の候補が示されている。この候補の中から入力音高に最も近い音高を出力音高とする。
より具体的には、入力音高の音名(1オクターブ内の12音分)をどの音名に変換するかを、コードタイプ毎に表す変換テーブルを用いればよい。あるいは、0〜127の全入力ノートナンバについて、どの音高に変換するかをコードタイプ毎に表す変換テーブルを用いればよい。コードタイプ毎に入力音高の音名に対して適合する音名の候補が示され、入力音高の音名から最も距離的に近い音名の候補に対応する音高を出力する。その際、変換テーブルのオクターブ上の音名および1オクターブ下の音名も候補に含めておいて、最も距離的に近い音名に対応する音高を出力すればよい。
【0015】
もともと、入力音高が適合する候補に含まれている場合には、入力音高自身が選択されて出力されることになる。本明細書では、このような場合を含めて音高変換という。
また、仮に、入力音高(あるいは音名)から最も距離的に近い音高(音名)が2つあった場合を考慮して、入力音高(あるいは音名)よりも、出力音高を上げるか下げるかを予め決めておくか、ランダムに上または下を選択するなど、どのような方法に決めておいてもよい。
【0016】
音高変換の手法は、上述したような変換テーブルを用いるものに限らない。変換テーブルのデータ構造は各種考えられるし、変換テーブルを用いないで演算により和音に合った音高に変換するものでもよい。また、入力演奏音の音高の音域に応じて、音高変換の規則を異ならせてもよい。例えば、低音部はベース音のみ、中音部は和音構成音のみ、高音部は音階音が出力されるというような変換でもよい。
複数の入力音高を変換した結果、同一音高になってしまう場合は、いずれかの音高を別の候補音に再変換してもよいし、発音させない(すなわち、音数が減る)ようにしてもよい。あるいは、同一音高にて再発音させてもよい。
いずれの手法の場合においても、和音情報の他に、調情報の供給を受けてもよい。調を考慮した音高変換が可能になり、より適切な音高を得ることができる。調情報自体を直接的に入力する他、曲中の和音進行から調情報を推定して入力するようにしてもよい。
アルペジオ演奏情報出力部4は、音高変換部3により変換された音高を有する1または複数の入力演奏音を、アルペジオパターン供給部5から入力されたアルペジオパターンに従って複数のアルペジオ演奏音に変換し、これを、順次、音源あるいは曲データ記憶装置等の処理装置に出力する。音源は、入力された演奏情報に基づいて楽音波形を生成する。
【0017】
図2は、ノート順位バッファおよびアルペジオパターンの一例を示す説明図である。
アルペジオ演奏情報出力部4は、音高変換部3から出力された音高情報を、図2(a)に示したノート順位バッファに格納する。このノート順位バッファには、格納順序に関する所定の規則に従って、音高変換部3から出力された音高情報を順に入力する。
図示の例では、音高変換部3に和音情報供給部2からCMajorが入力されたとして、音高変換部3から音高情報(C4),音高情報(E4),音高情報(G4)が入力されている。これら複数の音高情報の中で、音高が低いもの順に、音高情報(C4)をノート順位1に、音高情報(E4)をノート順位2に,音高情報(G4)をノート順位3にというように、ノート順位Nまでの領域に格納する。Nは入力された音高の総数であり、任意の正整数でよく、1つの場合も許容される。
格納順序としては、上述した低音順の他、高音順,音高変換部3からの一連の音高情報の入力順,ランダム(一連の音高情報が入力される毎に、順序を変更する)などの規則を採用することができる。
【0018】
アルペジオパターン供給部5は、図2(b)に一例を示すアルペジオパターンを供給する。このアルペジオパターンは、タイミングデータおよびノート順位データの一対のデータを時系列に記述したもので、例えば、1小節から数小節までの長さのパターンである。
タイミングデータは、アルペジオパターンの開始時刻からの絶対時間、あるいは、前のノート順位の音高の発音開始タイミングからの相対時間等で、対となるノート順位に対応する音高の発音開始を示す。すなわち、各タイミングデータによって、新たなノートデータの発音が開始され、それまで発音中であったノートデータがあれば、この発音を終了させる。
アルペジオパターンの最後のノート順位が読み出された後は、小節線タイミングまで待機し、その後、最初のノート順位に戻す。
【0019】
アルペジオ演奏情報出力部4は、各ノート順位データによって指定されるノート順位に相当する音高を、図2(a)のノート順位バッファを参照して決定する。
図2(b)の例では、ノート順位データが、1→3→2→……のように設定されている。図2(a)のノート順位バッファを参照し、各タイミングにおける音高がC4→G4→E4→……のように得られる。
アルペジオ演奏情報出力部4は、決定された各音高を発音開始させるための演奏情報として、例えば、MIDI規格では、「ノート・オン」メッセージを出力する。その際、それまで発音中であった音高の発音終了を指示する演奏情報として、MIDI規格では「ノート・オフ」メッセージを出力する。
なお、それまで発音中であった音高の発音終了後に休符期間を設けて次の順位の音高の発音を開始させるような演奏情報を出力してもよい。
「アルペジオパターン」の形式は、図2(b)に例示したものに限らない。
例えば、図2(b)に示すアルペジオパターン内のノート順位データには、ゲートタイム(音の長さ)やベロシティ(音の強さ)の情報を含んでいてもよく、アルペジオ音発生の際には、これらゲートタイムやベロシティに応じた音を発生させる。
また、全てのアルペジオ音が重ならずに発音されるものに限らず、複数音の発音期間が重なるようなアルペジオパターンとしてもよい。
【0020】
また、例えば、タイミングデータで指定される各発音タイミングにおいて、図2(a)に示した「ノート順位バッファ」を走査する方向(上方向,下方向)を規定する情報を有するものでもよいし、その他の形式でもよい。
タイミングデータbに対応して上方向を指示する情報があれば、タイミングデータbに対応するノート順位bの音高の演奏音を発音開始するとともに、その次には、1つ上の方向のタイミングデータaで指定される時間経過後において、タイミングデータaに対応するノート順位aの音高の演奏音を発音開始する。
【0021】
図2(a)に示したノート順位の規則、図2(b)に示したアルペジオパターンを任意に変更したり、両者の組み合わせを任意に変更したりすることができる。ユーザは、アルペジオ演奏の開始前あるいは、演奏途中に変更することができる。その結果、偶然性を意図したアルペジオ演奏をすることができる。
異なる「アルペジオパターン」を同時に再生し、同時に異なるアルペジオ演奏音を得るようにしてもよい。また、「アルペジオパターン」の選択は、演奏者が任意に行ってもよいし、演奏者等によって指定された「音色」に応じて、「アルペジオパターン」を自動選択してもよい。例えば、「音色」と「アルペジオパターン」が対になって記憶されている。
図1に示したアルペジオパターン供給部5から入力される「アルペジオパターン」や、和音情報供給部2から入力される「和音情報」(曲データ(ソング)ファイルと同様のシーケンスデータファイルから再生される)再生テンポは、それぞれに予め設定されたデフォルトのテンポであってもよいし、演奏者が任意に設定してもよい。あるいは、演奏情報供給部1における、演奏者の鍵盤等の演奏からその演奏のテンポを自動検出し、検出されたテンポで上述した「アルペジオパターン」や「和音情報」の再生テンポを制御してもよい。
【0022】
上述した説明において、図1に示した演奏情報供給部1は、鍵盤であったが、演奏者等が予め演奏したソングデータを記憶した記憶装置であってもよい。
また、アルペジオ演奏出力部4から出力される出力演奏情報を、演奏タイミングが付加されたものとすれば、ソングデータとして記憶装置に記憶させることができる。
演奏情報供給部1,和音情報供給部2がともに記憶装置であり、アルペジオ演奏出力部4が演奏情報を記憶装置に記憶する場合に、音高変換部3,アルペジオ演奏出力部4はリアルタイム演奏と同様に演奏の進行のテンポに従って処理をするほかに、演奏の時間軸上における上述したイベント発生の相対時間あるいは絶対時間に基づいた演奏タイミング情報に基づいて、入力演奏情報および和音情報の同期を取りながら処理することにより、リアルタイムの演奏時間よりも短時間で処理を完了できる。
【0023】
アルペジオ演奏情報出力部4が、音高変換部を有する装置の外部にある場合、音高変換部3が出力する演奏情報としては、ある出力音高の発音を指示する演奏情報として、上述したように、MIDI規格に従った「ノート・オン」メッセージを出力する。
しかし、音高変換部3とアルペジオ演奏情報出力部4が、同じ装置内にある場合は、MIDI規格に従う演奏情報を出力する必要はない。装置内で用いられる音源パラメータなどを出力して、「ノート・オン」機能を指示すればよい。
同様に、アルペジオ演奏情報出力部4が、音源と同じ装置内にある場合は、MIDI規格に従う演奏情報を出力する必要はない。音源回路やソフトウェア音源プログラムを制御する音源パラメータなどを出力して、「ノート・オン」機能を指示すればよい。
【0024】
図3は、本発明の実施の一形態を実現するハードウェア構成図である。
電子楽器において、プログラムを実行させることにより演奏補助機能を実現する場合を説明する。
図中、11はバス、12はCPU(Central Processing Unit)、13はROM(Read Only Memory)、14はRAM(Random Access Memory)、15はタイマである。
RAM14には、CPU12のワーキングエリアが設けられる。ROM13には、CPU12を動作させる制御プログラムのほか、プリセットデータが記憶されている。タイマ15は、CPU12の演算処理の周期を規定し、CPU12は、タイマ15からのタイマイベント信号を受けて、自動演奏等の処理を行う。
16は演奏操作子(鍵盤)であり、押鍵タイミング,鍵番号(音高),離鍵タイミング等のデータを有する演奏情報が出力される。演奏操作子(鍵盤)16の押鍵状態は検出回路17で検出される。なお、ROM13あるいは外部記憶装置25に記憶された曲データファイルから演奏情報がRAM14にロードされる場合もある。
18は設定操作子(スイッチ等)であって、例えば、パラメータ設定やソングデータの記録再生制御などの各種の選択,設定を行う操作子であり、操作状態は検出回路19で検出される。
20は表示回路であって、ディスプレイ21に画像データおよび画像制御データを出力する。
【0025】
22は音源回路、23は効果回路、24はサウンドシステムである。
音源回路22は、バス11を通じてCPU12から音高変換された演奏情報として、音源パラメータ等を入力し、演奏音を波形合成する。効果回路23は、演奏音にリバーブ等の効果の付加やミキシング処理を行い、サウンドシステム24に供給してスピーカから出力させる。
音源回路22は、専用のハードウェアを用いるものに限らず、DSP(Digital Signal Processor)とマイクロプログラムとを用いて構成するようにしてもよいし、ソフトウェア音源プログラムによってCPU12が波形合成を行うようにしてもよい。
25は、フラッシュメモリ,FDD(Flexible Disk Drive)等の外部記憶装置である。
26はMIDI(Musical Instrument Digital Interface)インターフェースであって、種々のMIDI機器27、例えば、外部音源装置、MIDI鍵盤等をバス11に接続する。専用のMIDIインターフェースに限らず、汎用のインターフェースを用いて直結あるいはLAN( Local Area Network)接続されてもよい。
28は通信インターフェースであって、インターネット等の通信ネットワーク29を介して、サーバ,パーソナルコンピュータ30等に接続されて、制御プログラムや演奏情報の入出力を行う。
【0026】
MIDI機器27として接続されたMIDI鍵盤から、演奏情報がリアルタイムで入力されてもよい。
ROM13あるいは外部記憶装置25には、和音情報が曲の演奏中において読み出すべきタイミング(演奏タイミング)がわかるようなシーケンスデータ形式で記憶されており、RAM14にロードされて用いられる。
MIDI機器27として接続された電子楽器等が、リアルタイムで和音情報を供給する場合もある。例えば、音楽教室において教師の電子楽器から和音情報が転送される。
この他、和音情報は、演奏操作子(鍵盤)16において、演奏者自身あるいは教師によって和音指定鍵域の鍵を操作するなどして手弾き入力され、押鍵された鍵の鍵番号に対応した和音情報が出力されるようにしてもよい。
アルペジオパターンは、ROM13にプリセットデータとして格納されているものをRAM14にロードして用いればよい。ノート順位バッファはRAM14上に領域が確保されている。アルペジオパターンやノート順位を、RAM14上の編集バッファ領域に展開し、ユーザにより編集されたり、編集結果を外部記憶装置25に保存したりする。
【0027】
CPU12は、ROM13に記憶された演奏補助用プログラムを含む電子楽器制御用プログラムをRAM14にロードし、各種制御を行う。プログラムや処理に利用する各種データは、外部記憶装置25にインストールされていたり、サーバからダウンロードされるようにしてもよい。
外部記憶装置25は、HDD(ハードディスクドライブ)、CD-ROM(コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ),MO(Magneto Optical Disk),DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体用のドライブでもよい。ROM13に制御プログラムが記憶されていない場合、このHDD内のハードディスクに制御プログラムを記憶させておき、それをRAM14に読み込む。
CPU12は、メロディ演奏情報、アルペジオ演奏情報、自動リズム情報等に応じて、楽音(ノート)の発音開始(ノート・オン),発音終了(ノート・オフ)、楽音の音高、その他、楽音の音色等の楽音パラメータを演奏情報として生成して、音源回路22に出力する。
【0028】
上述した説明では、図1に示した音高変換部3,アルペジオ演奏情報出力部4,アルペジオパターン供給部5が、1つの電子楽器本体あるいはパーソナルコンピュータに内蔵されているものとした。しかし、それぞれが別体の装置にあり、通信インターフェースを用いて各部を接続するものであってもよい。
パーソナルコンピュータにおいて、演奏補助用のプログラムをインストールして、同様の演奏補助機能を実現することもできる。キーボード,マウス等の操作子を設定操作子18とし、演奏操作子(鍵盤等)15は、MIDIインターフェース26を介して接続されるMIDI機器としてのMIDI鍵盤を用いればよい。
【0029】
図4は、本発明の実施の一形態の動作を説明するためのフローチャートである。演奏情報が鍵盤から入力され、和音情報が記憶装置から読み出される場合について説明する。
S41〜S51においては、和音情報および演奏情報の入力を検出し、音高変換を行う。S52,S53においては、ノート順位とアルペジオパターンに従って音高情報を出力する。
【0030】
S41において、入力された和音情報に変化(コードチェンジ)があれば、S42において、和音情報レジスタ(図3のRAM14)に格納されている和音情報を更新し、S43において、現在、押鍵中のノートがあるか否か、すなわち、既に入力されている演奏情報によって発音開始が指示されて発音中の音高があるか否かを判定する。
このような押鍵中のノートがあれば、S44において、元の和音情報に合うように音高変換された結果の1または複数の音高情報を、図2(a)に示したノート順位バッファから全て削除する。
同時に、アルペジオ演奏情報出力部4への出力ではなく、通常の演奏情報出力として、元の和音情報に合うように音高変換された結果の1または複数の音高情報に応じた音高の発音を終了させるために、演奏情報として「ノート・オフ」を出力する。
S45において、押鍵中の音高情報を、S42にて更新された新たな和音情報に合った音高情報に変換し、S46において、新たな和音情報に合った1または複数の音高情報を、図2(a)に示したノート順位バッファに格納する。
同時に、通常の演奏情報出力として、新たな和音情報に合った1または複数の音高情報に対応する音高を発音開始させるための演奏情報「ノート・オン」を出力する。
なお、通常の演奏情報出力に関しては、S44において「ノート・オフ」、S46において「ノート・オン」を出力することに代えて、発音状態は維持しながら、元の出力音高から新たな和音情報に合った出力音高への音高変換を指示する演奏情報を出力するようにしてもよい。例えば、「ポルタメントコントロール」メッセージを用いればよい。
【0031】
S47において、押鍵検出をする。少なくとも1つの押鍵があれば、S48において、押された鍵に対応する音高を検出し、既に和音レジスタ内に記憶されている和音情報に合った音高情報に変換し、S49において、変換後の音高情報を、図2(a)に示した「ノート順位バッファ」に格納する。その際、新たに格納された音高情報と既に格納されている音高情報を合わせた中で、所定の規則に従ってノート順位を決定する。そのため、既に格納されていた音高情報についてもノート順位が組み替えされる場合がある。
同時に、通常の演奏情報出力として、押鍵検出された音高を発音開始させるための演奏情報「ノート・オン」を出力する。
S50においては、離鍵検出をする。少なくとも1つの離鍵があれば、S51において、離鍵に対応するノートの音高から和音情報に適合するように変換されていた音高情報を、図2(a)に示した「ノート順位バッファ」から削除する。
同時に、通常の演奏情報出力として、離鍵検出された音高を発音終了させるための演奏情報「ノート・オフ」を出力する。
【0032】
S52においては、現在の演奏時刻が、図2(b)に示した「アルペジオパターン」内のいずれかの「ノート順位」の音高を発音開始させるべき時刻になったか否かを判定する。図2(b)に示した「アルペジオパターン」内の「タイミングデータ」に基づいて判定する。発音開始タイミングになったときには、対応する「ノート順位データ」に基づいて、図2(a)に示した「ノート順位バッファ」に格納された各ノート順位の音高情報を参照し、この音高の発音をさせるための演奏情報を出力する。
【0033】
なお、図2(b)に示した「アルペジオパターン」内の最後の発音開始タイミングになった後は、小節線タイミングまで待機し、その後、最初の発音開始タイミングに戻して、パターンを繰り返すようにすればよい。
ノート順位バッファに音高情報が1つも格納されない状態になれば、S52においてノート順位発生タイミングになったとしても、発生されるアルペジオ音はない。
S54においては、演奏終了であるか否かを判定し、終了でないときにはS41に処理を戻す。演奏終了は、演奏者が演奏終了スイッチを操作したことを検出したり、和音情報を出力するシーケンスデータの終了を検出したりして判定すればよい。
【0034】
上述した説明では、演奏補助装置が適用される対象を鍵盤楽器を例にして説明したが、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態をとる電子楽器でもよい。また、鍵盤等の演奏操作子、音源装置等を内蔵した電子楽器に限らず、それぞれが別体の装置であり、専用のMIDIインターフェース、各種通信ネットワークのインターフェース等を用いて各装置が相互接続されて構成される電子楽器システムに適用してもよい。
本発明は、電子楽器あるいはパーソナルコンピュータに適用した場合に限らず、カラオケ装置、ゲーム装置、携帯電話等の携帯型通信端末、自動演奏ピアノ等にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】
上述した説明から明らかなように、本発明によれば、和音にあった演奏をするのが困難な初心者であっても、簡単に和音にあった音高のアルペジオ演奏をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を説明するための機能ブロック図である。
【図2】ノート順位バッファおよびアルペジオパターンの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の一形態を実現するハードウェア構成図である。
【図4】本発明の実施の一形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…演奏情報供給部、2…和音情報供給部、3…音高変換部、4…アルペジオ演奏情報出力部、5…アルペジオパターン発生部

Claims (3)

  1. 1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報を入力し、アルペジオ演奏を指示する演奏情報を出力する演奏補助装置であって、
    入力音高の発音を指示する演奏情報を入力する演奏情報入力手段と、
    演奏を条件付ける和音情報を入力する和音情報入力手段と、
    前記演奏情報入力手段により前記1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、前記和音情報入力手段により入力された前記和音情報に適合する出力音高に変換する音高変換手段と、
    アルペジオパターン入力手段と、
    前記音高変換手段により変換された各出力音高の発音を指示する演奏情報を、前記アルペジオパターン入力手段により入力されたアルペジオパターンに従って出力するアルペジオ演奏情報出力手段、
    を有することを特徴とする演奏補助装置。
  2. 前記音高変換手段は、演奏情報入力手段により入力された前記演奏情報により、既に前記1または複数の入力音高の発音開始が指示されて発音中であるときに、前記和音情報入力手段により新たな和音情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、前記新たな和音情報に適合する出力音高に変換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の演奏補助装置。
  3. 1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報を入力して、アルペジオ演奏を指示する演奏情報を出力することをコンピュータに実行させるための演奏補助用プログラムであって、
    入力音高の発音を指示する演奏情報を入力する演奏情報入力ステップと、
    演奏を条件付ける和音情報を入力する和音情報入力ステップと、
    前記演奏情報入力ステップにより前記1または複数の入力音高の発音を指示する演奏情報が入力されたときは、各入力音高を、それぞれ、前記和音情報入力手段により入力された前記和音情報に適合する出力音高に変換する音高変換ステップと、
    アルペジオパターン入力ステップと、
    前記音高変換ステップにより変換された各出力音高の発音を指示する演奏情報を、前記アルペジオパターン入力手段により入力されたアルペジオパターンに従って出力するアルペジオ演奏情報出力ステップ、
    を有することを特徴とする演奏補助用プログラム。
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