JP2004198164A - 目視検査台 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被検査透明板(1)を保持する透明ガラス板(2)、展開した白色フィルムまたは黒色フィルムを担持する透明ガラス板(3)および複数の光源(5)を配置した黒色板(4)を上から順に間隔を空けて積層し、白色フィルムまたは黒色フィルムを透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間で展開または撤収させるための白色ロールカーテン(8)および黒色ロールカーテン(9)を透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間の上端部に配置した検査板(6)を傾斜させて架台(7)に取り付けてなる目視検査台。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、透明板の欠陥を目視検査するための検査台に関する。特に表示装置の前面板等の寸法が大きくて重い透明板を、反射光や異なる透過光を使用して一台で検査するための目視検査台に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置やプラズマディスプレイなどの表示パネルは大型化してきており、それらに使用する前面板についても、大きさが約1000mm×約600mm、厚みが3mm、重さが約5kgのガラス板からなるものや、これ以上に大きく、重いものも使用されている。
このような前面板などの透明板の欠陥検査は、専用の検査装置を用いて行われているが、現在のところ全ての欠陥を完全に検査できる装置はなく、最終的には目視検査に頼らなければならい状況にある。
【0003】
大きく、重い基板を人間があまり移動することなく、視線を固定したままで目視検査できるように、基板を上下方向に移動させる昇降手段、基板の傾斜角度を自在に変化させる傾斜手段および透過照明用と反射照明用の照明装置を備えた検査台が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−332600号公報(段落番号「0007」、「0008」)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
透明板中のキズ、気泡、異物、ムラ等は単一の透過光だけでは全てを把握し難く、背景が面の透過又はゼブラ状の散乱光や更には反射光によって総合的に検査する必要があるが、特許文献1に記載の検査台は、単一の透過光と反射光を利用するものであり、これらを充足するものではない。
【0006】
本発明の目的は、比較的大きな透明板をあまり移動させることなく、透明板中のキズ、気泡、異物、ムラ等を、背景が白色または黒色の透過光や更には反射光によって総合的に一台で検査するための検査台を提供することにある。この検査台を用いることによって、被検査透明板の移動に伴う負担および危険の低減、検査時間の短縮、省スペース化が図られる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者はかかる課題を解決するために鋭意検討した結果、光源を配置した黒色板と被検査透明板を保持するガラス板との間にロールカーテンを用いて白色フィルムまたは黒色フィルムを展開する構造とすることによって、比較的大きな透明板をあまり移動させることなく、透明板中のキズ、気泡、異物、ムラ等を、背景が白色または黒色の透過光や更には反射光によって総合的に検査できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、被検査透明板(1)を保持する透明ガラス板(2)、展開した白色フィルムまたは黒色フィルムを担持する透明ガラス板(3)および複数の光源(5)を配置した黒色板(4)を上から順に間隔を空けて積層し、白色フィルムまたは黒色フィルムを透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間で展開または撤収させるための白色ロールカーテン(8)および黒色ロールカーテン(9)を透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間の上端部に配置した検査板(6)を傾斜させて架台(7)に取り付けてなる目視検査台である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の目視検査台の例を模式的に示す断面図である。図2は本発明の目視検査台の外観図である。
複数の光源(5)を配置した黒色板(4)の上方に白色フィルムまたは黒色フィルムを平らに担持するための透明ガラス板(3)および被検査透明板を保持するための透明ガラス板(2)が、間隔を空けて積層された検査板(6)が架台(7)に取り付けられている。光源としては、通常、直管型白色蛍光灯が用いられ、黒色板(4)上に複数の直管型白色蛍光灯が縦方向にそれぞれ水平に配列されている。なお、これらの蛍光灯は任意に点灯または消灯できるようにスイッチが設置および配線されているのが好ましいが、通常、一本おきに点灯または消灯できるように構成されている。
【0009】
透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間の上端部には、この間に白色フィルムを展開または撤収させるためのロールカーテン(白色ロールカーテンと呼ぶ)(8)および黒色フィルムを展開または撤収させるためのロールカーテン(黒色ロールカーテンと呼ぶ)(9)が配置されている。
ロールカーテンとしては、市販のものが使用でき、フィルムの出し入れ方法も特に限定されるものではない。スプリングドライブ方式、コードドライブ方式、チェーンドライブ方式、モータードライブ方式の何れの方式でも可能であるが、プルーコードを操作するだけで出し入れできるスプリングドライブ方式が簡易で好ましく用いられる。
白色フィルムとしては、白色不透明で破断し難く、透明ガラス板(3)上に平らに展開するものであれば特に制限されるものではないが、白色度が高く、低光沢のものが好ましい。厚さは、通常、約300〜500μmのもの使用される。黒色フィルムとしては、黒色で遮蔽性が高く、破断し難く、透明ガラス板(3)上に平らに展開するものであれば特に制限されるものではない。厚さは、通常、約300〜500μmのもの使用される。
黒色板(4)は基板に黒ペンキを塗布したもの、または基板上に上記の黒色フィルムもしくはつや消しの黒色アクリル板を敷設したものが用いられる。
【0010】
上記の検査板(6)は傾斜させて架台に取り付けられる。通常、これらは傾斜自在手段を介して架台に取り付けられる。傾斜自在手段としては特に限定されるものでなく、支持軸、ウォームギアとモーターからなる手段、支持軸と油圧シリンダーまたはエアーシリンダーからなる手段が挙げられる。
この傾斜自在手段の制御、光源の入り切り、モータードライブ方式のロールカーテンの制御は、検査者の手元に設けたスイッチボックス(10)から容易に行うことができる。
また、この検査台には反射光を用いて測定する場合の照明を上部に設けてもよい。
【0011】
次にこの目視検査台を使用して検査する方法について説明する。
先ず、検査者は被検査透明板(1)を検査台の透明ガラス板(2)の上に載せる。透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間に黒色ロールカーテン(9)から黒色フィルムを引き出し、被検査透明板の背後を黒色にする。この時、光源(5)は点灯しない。この状態で外部照明または検査台に付設した照明による被検査透明板からの反射光を観察して欠陥を目視検査する。 この検査では、被検査透明板の欠陥としてキズ、ムラ、気泡が検出され易い。
【0012】
次に、黒色フィルムを黒色ロールカーテンに巻上げ、被検査透明板の背後を透明ガラス板(3)透して光源が存在する黒色にする。光源(5)を点灯して、背景が黒色の状態で透過光によって被検査透明板の欠陥を目視検査する。この時、光源の点灯の数は見易いように調整する。
この検査では、被検査透明板の欠陥として打コン(打ちキズ)、気泡が検出され易い。
【0013】
更に、透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間に白色ロールカーテン(8)から白色フィルムを引き出し、被検査透明板の背後を白色にする。光源(5)を点灯し、この透過光によって被検査透明板の欠陥を目視検査する。
この検査では、被検査透明板の欠陥として異物、白ヌケ(少し着色した被検査透明板の白くなった部分)が検出され易い。
【0014】
上記の検査の際に、見易いように検査台(6)の傾斜角度を傾斜自在手段によって調整して行うのが好ましい。
また、上記の3種の検査順序は限定されるものではなく、どれから行ってもよい。
【0015】
【発明の効果】
本発明の目視検査台を使用することによって、比較的大きな透明板をあまり移動させることなく、透明板中のキズ、気泡、異物、ムラ等を、背景が白色または黒色の透過光や更には反射光によって総合的に一台で目視検査することができ、被検査透明板の移動に伴う負担および危険の低減、検査時間の短縮、省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目視検査台の例を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の目視検査台の概要を示す外観図である。
【符号の説明】
1:被検査透明板
2:透明ガラス板
3:透明ガラス板
4:黒色板
5:光源
6:検査板
7:架台
8:白色ロールカーテン
9:黒色ロールカーテン
10:スイッチボックス
Claims (3)
- 被検査透明板(1)を保持する透明ガラス板(2)、展開した白色フィルムまたは黒色フィルムを担持する透明ガラス板(3)および複数の光源(5)を配置した黒色板(4)を上から順に間隔を空けて積層し、白色フィルムまたは黒色フィルムを透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間で展開または撤収させるための白色ロールカーテン(8)および黒色ロールカーテン(9)を透明ガラス板(2)と透明ガラス板(3)の間の上端部に配置した検査板(6)を傾斜させて架台(7)に取り付けてなる目視検査台。
- 検査板(6)が傾斜自在手段を介して架台に取り付けられている請求項1記載の目視検査台。
- 白色ロールカーテン(8)および黒色ロールカーテン(9)がスプリングドライブ方式のロールカーテンである請求項1記載の目視検査台。
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JP2007093411A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Olympus Corp | 基板検査装置 |
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