JP2004196201A - ライセンスプレート照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源と、ライセンスプレートの前面側に配置され、前記光源の光を導入し、導入光をライセンスプレート側へと放射する導光板と、前記導光板の外縁部を被覆するように装着される意匠カバーと、を備える照明装置において、前記意匠カバーを装着したときに前記意匠カバーの意匠面と前記導光板の意匠面とが少なくとも両者の境界領域において面一となるように、前記導光板の外縁部に切り欠きを形成する。
【選択図】 図2
Description
【産業上の利用分野】
本発明は車両ライセンスプレートの照明に利用される照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のライセンスプレートにおいて、夜間などにおける視認性を高めるためにその表示面に光を照射することが行われる。このようなフロントライト式の照明方法ではライセンスプレートの上方あるいは下方や側方など周囲のいずれかに設置した光源からの光を直接ライセンスプレートに照射する方法が一般的であるが、光源の光を導光板(ライトガイド)を用いて面状光に変換した後に照明光として利用する方法も提案されている。例えば、ライセンスプレートの表示面を覆うようにしてライトガイドが設置され、そしてその上部から光源の光を導入することにより、ライセンスプレートに対向するライトガイドの面より面状の光を放射させてライセンスプレートの照明を行うライセンスプレート用照明装置が提案されている(特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第5150960号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなライトガイドを利用したライセンスプレート用照明装置では一般にライトガイドの外縁部を被覆するように意匠カバーが装着される。このような意匠カバーを用いることにより光源部の遮光や構造部の遮蔽等が行われ意匠性が向上する。ところが、このような構成では意匠カバーの表面と、意匠カバーに被覆されない導光板表面との間に段差が生まれ、照明装置全体の意匠に凹凸が出ることとなる。その結果ライセンスプレート部の装飾性が低下し、また車両との一体感を出すことができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の課題に鑑みなされたものであって、次の構成を提供する。
光源と、
ライセンスプレートの前面側に配置され、前記光源の光を導入し、導入光をライセンスプレート側へと放射する導光板であって、その外縁部に切り欠きを有する導光板と、
前記導光板の外縁部を被覆するように装着される意匠カバーと、を備え、
前記意匠カバーの意匠面と前記導光板の意匠面とが少なくとも両者の境界領域において面一となる、ライセンスプレート照明装置である。
【0006】
以上の構成によれば、導光板に対して意匠カバーを装着した際に、意匠カバーの意匠面と導光板の意匠面とが、両者の境界領域において面一となる。即ち、意匠カバーと導光板の境界に実質的な段差がなくなる。したがって、ライセンスプレート部の表面意匠において、意匠カバーを装着したことに起因する凹凸がなくなりライセンスプレート部の意匠性が格段に向上する。併せて、凹凸感が観察されなくなることによって、ライセンスプレート部と車両との一体感が高められることとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(光源)
光源としてはLED、電球(バルブ)、蛍光灯、冷陰極管などを用いることができる。中でもLEDを採用することが好ましい。LED光源は消費電力及び発熱量が小さくかつ長寿命であることから長時間連続的に点灯させることに適した光源である。また小型であるため光源用のスペースが少なくてすみ、本発明の照明装置の小型化、薄型化が可能となる。これにより照明装置のハンドリング性も向上する。またLEDは振動、衝撃に強いことから信頼性の高い照明装置を構成できるといった利点もある。
【0008】
LEDのタイプは特に限定されず、砲弾型、チップ型等、種々のものを採用できる。採用する光源の発光色も特に限定されず、白、赤、橙、緑、青等の可視領域の光を発光する光源を採用できる。好ましい光源としては白色光を発光するものを挙げることができる。白色光を発光する光源を採用すればライセンスプレートに表示された数字、文字、及びバックグラウンドを本来の色で観察(視認)されるように構成できるからである。一方、白色以外の色の光源を用いれば、例えばライセンスプレートを加色するなど、ライセンスプレートの意匠を変化させたり、意匠性を高めたりすることもできる。
【0009】
紫外領域の光を発光する光源を用いることもできる。この場合には紫外領域の光を受けて蛍光する蛍光体を併せて用いることができる。尚、可視領域及び紫外領域の光を発光可能な光源を用いてもよい。
蛍光体を用いる場合には、例えば蛍光体を含む層を導光板表面に設けることができる。このような蛍光体を含む層は蛍光体含有インク若しくは塗料の印刷、塗布などにより又は蛍光体を含むシートの貼着などによって形成することができる。また、蛍光体を導光板内に含有させることができる。このような構成では導光板内で蛍光が生じ、この蛍光が導光板の光放射面から放射することによって照明が行われる。蛍光体を導光板内に含有させる場合には特に有機系の蛍光体を用いることが好ましい。有機系の蛍光体を用いれば導光板の透明性を維持でき、クリアー感のある照明効果が得られるからである。
【0010】
蛍光体を導光板に含有させるのではなく、照明対象であるライセンスプレートに含有させることもできる。例えば蛍光体を含有した塗料ないしはインクを用いてライセンスプレートの表示部(数字、文字など)を形成したり、表示部の表面に別途蛍光体を含む層を設けたりすることができる。このような構成では光源から放出された紫外領域の光がライトガイドを介してライセンスプレートに照射し、表示部の蛍光体を励起させる。その結果ライセンスプレートの表示部が蛍光によって発光表示される。
【0011】
蛍光体の種類は特に限定されず、有機系、無機系を問わず採用することができる。有機系の蛍光体を用いることにより、上記のように、クリアー感のある蛍光色の光を得ることができる。他方、無機系の蛍光体を用いると艶消し感のある蛍光色の光を得ることができる。様々な蛍光色を有する蛍光体を採用することができ、例えば光の三原色である赤色、緑色、又は青色の蛍光色を有する蛍光体の他、それらの中間色を蛍光する蛍光体を用いることができる。複数の蛍光体を組み合わせて用いることもでき、例えば赤色系蛍光体、緑色系蛍光体、及び青色系蛍光体を混合して用いることができる。
【0012】
複数個のLED、バルブなど用いて本発明における光源を構成してもよい。この場合、同種の光源を複数用いることも、発光色などの異なる光源を組み合わせて用いることもできる。複数個の光源を用いることにより照度の増強あるいは光の混色による様々な発光色の照明といった効果を得ることができる。尚、光源の使用数は各光源の輝度、導光板の大きさ、求められる照度等を総合的に考慮して定めることができる。複数個の光源を用いる例として、赤色系LED、緑色系LED、及び青色系LEDの3種を併用するものを挙げることができる。このような光源によれば各LEDの混色によって白色光を得ることができる。また各LEDの発光状態、発光量を制御すれば所望の色の光を得ることもできる。
【0013】
使用時において導光板に光を導入できる位置(例えば導光板の一又は複数の端面)に対向して光源が配置される。使用時において導光板の端面に対向して光源が配置されることが好ましい。このようにすれば導入光は導光板内を良好に導光し、その結果導光板の光放射面のより広い範囲からの光の放射が可能となり、かつ照度ムラのより少ない状態で光の放射を行える。例えば導光板の上端面、下端面、左端面、及び/又は右端面に対向するように1又は複数の光源を配置することができる。中でも、導光板の上端面に対向するように光源を配置することが好ましい。即ち光源の光を導光板上方から下端方向へ照射することが好ましい。導光板の意匠面に後述するような光拡散処理を施した場合において、例えば光源の光を導光板の下端面から導入すれば、意匠面には裏面側より斜め上方に向かう光が多く入射し、その表面から外部に放射される光の多くは斜め上方ないし上方に向かう光となる。ここで、観察者(例えば、他の車両のドライバー)の視点は通常照明装置からみて斜め上方に位置することから、観察者の視点に向かって多くの光が進行することとなり、その結果ライセンスプレートよりも導光板意匠面が発光して観察され、ライセンスプレートが見づらくなる。一方、光源を導光板の上方に配し、導光板の上端部より光を導入すれば、導光板意匠面から放射される光の多くは斜め下方ないし下方に向かう光となり、即ち観察者の視点方向に進行する光は少なく、その結果、上記のように導光板の意匠面が発光してライセンスプレートが見づらくなるという現象の発生が防止される。尚、光源を導光板の側方(左右いずれかの端部、あるいは左右両端部)に配置した場合にも同様の効果が得られるが、上方に配置した場合の方が観察者の視点方向に放射される光の量は少なくなることから、光源の位置としては導光板の上方が最も好適といえる。
【0014】
光源の配置態様の具体的一例としては、複数のLEDが導光板の一の端面(好ましくは上端面)に対向した状態で直線的に配置されるような態様を挙げることができる。このような態様では、各LEDを点灯させるために使用する回路の構成を簡略化できるといった利点がある。
【0015】
ここで、光源の光量が十分でない場合や十分な導光作用が得られない場合などでは導光板内の光の分布にムラが生ずる惧れがある。例えば光源から離れた領域で光量が低下し、その結果導光板の光放射面から放射される光において照度ムラが発生する惧れがある。このような場合には導光板の上下又は左右の両端から光が導入されるように光源を配置することが好ましい。例えば板状の導光板の上端面に対向して一列のLEDを配置し、同様に導光板の下端面に対向して一列のLEDを配置する。又は、導光板の左端面及び右端面にそれぞれ対向するように一列ずつのLEDを用いる。尚、上下左右の各端面に対向するように四方にLEDを配置することもできる。さらに、左右端面及び上端面、又は左右端面及び下端面の三方にLEDを配置することもできる。
光の導入効率の面、及び装置のコンパクト化の観点から、導光板に近接して光源が配置されるように設計することが好ましい。
【0016】
(導光板)
導光板は、光源の光を導入し、導入光を面状光へと変換した後、ライセンスプレートの表示面上へと放射する。このように導光板は光源からの光を導入する光導入面、及び導入された光を外部に放射する光放射面を備える。尚、外部より観察される面、即ちライセンスプレート側と反対に位置する面(但し、意匠カバーに被覆される部分を除く)のことを、本明細書においては意匠面と呼ぶ。
【0017】
照明対象であるライセンスプレートの大きさを考慮して、ライセンスプレートの全体をカバーできる平面視面積の光放射面を有する導光板を用いることが好ましい。よりコンパクトに構成するために、その光放射面の平面視形状がライセンスプレートと略同一ないしは若干大きい導光板を用いることがさらに好ましい。導入光をライセンスプレートに照射するというライトガイドの作用が十分に得られ且つ強度的に問題がない限りにおいて、できるだけ薄い導光板を用いることが好ましい。例えば導光板として1mm〜15mm厚の導光板を用いることができる。これよりも薄いと機械的強度が十分に得られないため好ましくない。また、これより厚いと無用に設置スペースを必要として好ましくないことは勿論のこと、製造コストが上昇するため好ましくない。好ましくは2mm〜10mm厚、更に好ましくは2mm〜5mm厚の導光板を用いることができる。
【0018】
導光板の外縁部には意匠カバーを装着するための切り欠き(装着部)が形成される。この切り欠きを介して意匠カバーが装着され、その結果導光板の外縁部(一部又は全体)が意匠カバーによって被覆されることとなる。ここで、意匠カバーが装着されたときに意匠カバーの意匠面と導光板の意匠面とが少なくとも両者の境界領域において面一となるように、この切り欠きの形状、大きさ等が設計される。例えば、後述の実施例において例示するように、意匠カバーの厚さに相当する分だけ導光板の外縁部が一段下がった形状とすることにより、意匠カバーの意匠面と導光板の意匠面とを面一にすることができる。但し、導光板の外縁部に形成される切り欠きは、このような平坦な面のみからなるものに限らず、例えばその一部に凹部又は凸部が形成されたものであってもよい。このような構成を採用し、併せて意匠カバーの裏面側を当該凹部又は凸部に対応する形状とすれば、切り欠きに形成された凹部又は凸部と意匠カバーの裏面の一部が係合し、意匠カバーをより確実に固定することができる。また、意匠カバーの位置決めが容易となり作業効率の向上が望める。
【0019】
本発明の照明装置の使用時(ライセンスプレート部に取り付けた状態)において、導光板がライセンスプレートに近接していることが好ましい。ライセンスプレート部をより薄型に構成できるからである。例えば、使用時において導光板がライセンスプレートに密着するように照明装置を構成することが好ましい。但し、使用時において、導光板とライセンスプレートとの間に空間が形成されるような導光板を用いることもできる。このような導光板の内側にライセンスプレートの封印が収納される構成とすることで、封印部のシールが不要となるほか、封印を外すことなく導光板の開閉ができるようになる。また、導光板とライセンスプレートの間に、光の拡散を促進するための層などを介在させることもできる。例えばライセンスプレートに対向する面に光拡散材を含む層を形成した導光板を用いることができる。このような光拡散材を含む層は、光拡散材を分散させたシートの貼着や、光拡散材を含む樹脂の塗布などによって形成することができる。
【0020】
導光板の光導入面、光放射面、及び意匠面以外の面に光反射層を形成することが好ましい。当該面からの光の漏洩を防止することで光放射面からの効率的な光の放射を行うためである。尚、光反射層を設ければこれによって光の反射のみならず光の拡散も行われるため、導光板内での光の拡散を促進でき、もって光放射面からより均一な輝度の光を放射することができる。
【0021】
導光板の光放射面又は意匠面の表面に凹凸部を形成することができる。両面にそれぞれ凹凸部を形成することもできる。この凹凸部によって、導光板に導入された光源の光を反射させ、導光板内での光の乱反射、拡散を促進できる。
ここでの凹凸には三角溝、角溝、丸溝などの溝形状、及びピット形状などが含まれる。異なる形状の凹凸を複数組み合わせて用いても良い。このような凹凸を連続的に形成することもでき、またドット状など不連続的に形成することもできる。また、規則的に形成されていてもランダムに形成されていてもよい。
このような凹凸部は針状あるいは鋸歯状の加工具を用いて導光板の表面の一部を削り取ることや、導光板の表面にカッティング処理や研磨処理などを施すことにより形成することができる。または所望の凹凸部が形成されるような型を用いた型成形によって導光板を作製することによってもこのような凹凸部を形成することができる。
【0022】
光源から遠ざかるにつれて光放射面側にテーパーする面を導光板の意匠面に形成することができる。導光板の意匠面の全体をこのようなテーパー面とすることもできる。例えば、導光板の上端面に対向して光源を配置する場合において、導光板の意匠面を上端面から下端面に向かってテーパーする面とすることができる。導光板の意匠面をこのようなテーパー面とした場合において、例えば導光板の上端面から光源の光をその光軸が導光板の光放射面に平行となるようにして導入すれば導入光は効率的に導光板の意匠面に至り、続いてその表面に形成される光拡散層に至ることとなり、光拡散層による効率的な光の反射、拡散が生ずる。これにより導光板内での光の分布が一層均一化され、照度ムラのより少ない光を導光板の光放射面から放射することができる。
【0023】
導光板の材質は光源の光に対して透過性であれば特に限定されない。好ましくは透明(無色透明、有色透明を含む)な材料により導光板を構成する。また、加工が容易で耐久性に優れた材料により導光板を構成することが好ましい。導光板の材料としては、例えばアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、ガラス等を用いることができる。
【0024】
導光板内又は導光板外に光源が配置される。前者の場合には、例えば導光板の一部に光源を収納するための空間が設けられる。例えば、導光板の端面(上端面、下端面、或は左右端面)に光源を収納するための溝部を設けることができる。このような、導光板が光源を収納するための空間を備えた構成では、光源と導光板とが一体的に構成されるため密封性が向上し、防塵、防水効果の高い照明装置となる。また、良好な導光効率や組立工数の低減が期待できる。その一方で、光源部の防水対策をも考慮して導光板を設計する必要が生ずることから導光板の構成が複雑となる。他方、光源を導光板外に配置する構成、即ち光源部を導光板と別体とする構成によれば光源部及び導光板の設計自由度が高まり両者をコンパクトにできる。また、照明装置全体の構成も簡略化される。更には、光源部については簡易な構造によっても十分な防水・防塵効果を得ることができる。加えて、使用時において、光源部が車両側に固定され、導光板のスライド、開閉などによってライセンスプレートの取り付け作業を行うことができる構成を採用することが可能となる。このような構成ではライセンスプレートの装着あるいは脱着作業の際に光源部の移動が伴わず、当該作業時に光源部を破損する惧れが少なくなり、また光源部への配線が容易かつ単純となり、信頼性の向上及び照明装置全体の構造についての更なる簡略化が達成される。
【0025】
導光板の意匠面上には光拡散層を形成することが好ましい。かかる構成によれば光拡散層による作用によって導光板内の光の分布が均一化され、輝度ムラの一層少ない光を光放射面から放射することが可能となる。
この光拡散層は互いに異なる屈折率の2種以上の光透過性材料によって構成することができる。具体的には、例えば光透過性の基材の中に当該基材と異なる屈折率の材料からなる粒子を一種以上混ぜ込んだ材料によって光拡散層を形成することができる。このような2種以上の光透過性材料によって光拡散層を形成すればその透明性は高く、同時に構成成分同士の屈折率の差によって良好な光の反射、拡散を行うことができる。従って、フロントライト用に必要とされる透明性を確保しつつ、かつ均一化された光をその光放出面から放射可能なライトガイド部となる。さらに、このような光拡散層を形成することにより艶消し効果が奏され、導光板の意匠面表面において外部光によるグレアの発生を防止ないし低下させることができる。
【0026】
ここでの基材としては光透過率が高い材料を好適に用いることができる。例えばエポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、又はポリカーボネート樹脂が採用される。基材の材料として2種以上の材料を用いることもできる。一方、基材に混ぜ込む粒子の材料としては光透過率が高くかつ基材と異なる屈折率を有するものであれば特に限定されず、例えばアクリル樹脂又はガラス等を用いることができる。粒子の大きさ(粒径)は特に限定されないが、これが大きすぎると粒子が肉眼で直接観察されてライトガイドの表面意匠性が低下する惧れがある。したがって粒子の粒径は光拡散層厚より小さいことが好ましい。より具体的な粒子径としては、例えば平均粒子径が3μm〜20μm、好ましくは6μm〜12μmである。
【0027】
ここで、光拡散層中の粒子含有率は、必要とされる光拡散層の光透過率及び粒子の分散度や塗付性、基材及び粒子それぞれの光透過率、必要とされるグレア防止効果の程度等を考慮して定めることができ、例えば重量基準で基材:粒子が100:1〜100:60、好ましくは100:10〜100:50とする。
【0028】
光拡散層の厚さについても同様に、必要とされる光拡散層の光透過率やそれに含有される粒子の平均粒子径等を考慮して定めることができ、例えば1μm〜50μm、好ましくは5μm〜30μm、さらに好ましくは10μm〜20μmの厚さとする。ただし、光拡散層の厚さはそれに含有される粒子の平均粒子径より大きいことが好ましい。このようにすることで粒子が光拡散層内に埋設されやすくなり、光拡散層の表面がなだらかになる。また、光拡散層の厚さは平均粒子径の2倍よりも小さいことが好ましい。このような光拡散層の厚さ(t)と粒子の平均粒子径(r)との関係は次式のように表される。
【式1】
r<t<2r
光拡散層の厚さと平均粒子径の関係をこのようにすることで光拡散層中の粒子が横並びで一粒ずつ平面状に配列されることとなり、複数の粒子が多段に形成される場合に比較して光拡散層中での乱反射が抑えられ、その結果光放射面からの効率的な光の放射が行われる。即ち、より高輝度の光を得ることができる。
光拡散層は印刷等の工程で形成され、その厚さはほぼ均一とされる。一方、その厚さが導光板の光導入面から遠ざかるにつれて連続的又は段階的に増加するような光拡散層を採用することもできる。光導入面から遠ざかるにつれて光拡散層に到達する光の量が低下し、これに伴って導光板内での光の分布にムラが生ずることが予測されるところ、このような光拡散層を採用すれば到達する光量が不足する領域ほど反射及び拡散効率を増強でき、もって導光板内での光の分布を全体に均一化することができる。これと同様の目的で、上記のように光拡散層を基材及び粒子とから構成する場合においては、光拡散層における当該粒子の含有率を光導入面から遠ざかるにつれて連続的又は段階的に高くなるようにすることができる。
【0029】
光拡散層を形成する際における形成材料の粘度調節や基材中への粒子の良好な分散を促すことなどを目的として、光拡散層にシリカなどを添加することができる。例えばシリカなどを添加した場合には上記の効果に加えて光の拡散効果も得られ、即ち光拡散層の反射、拡散効果を増強することもできる。
【0030】
本発明の導光板は光透過率が例えば70%〜95%に調整される。フロントライト用のライトガイドとして必要とされる透明性を確保するためである。また、光拡散層の表面、即ち導光板の表面においてグレアが発生するのを効果的に抑制するためである。好ましくはその光透過率を80%〜90%に調整する。導光板の光透過率をこのような範囲とすれば透明性を充分に確保しつつグレアの発生をより効果的に防止できる。尚、光透過率は、使用する導光板材料の種類及び厚さ、光拡散層の構成(材料、厚さ等)等によって適宜調整することができる。
【0031】
光放射面からより照度ムラのない状態で光を放射するために導光板の意匠面の実質的な全面に光拡散層を形成することが好ましい。但し、平面視において所定のパターンが形成されるように、導光板の意匠面の一部に光拡散層を形成することもできる。ここでのパターンとしては不規則的なものでもよいが、光拡散層全体に亘って均一な光の反射及び拡散を行い、これによって光放射面から照度ムラのより少ない光を照射すべく、規則的なものを採用することが好ましい。規則的なパターンとしては所望の大きさのドットがマトリックス状に形成されるもの、スリット状のパターン、格子状のパターンなどを例示できる。この場合、意匠面に占める光拡散層の面積の割合は例えば20%〜70%とする。好ましくは30%〜50%とする。このように全面ではなく部分的に光拡散層を設けることにより、意匠面に外部から光が入射した際に意匠面が白く見えることを防ぐ効果が得られる。
【0032】
光拡散層の表面を光透過性材料でコーティングすることもできる。これによって光拡散層を汚れやキズなどから保護することができる。また、紫外線吸収性の材料をコーティングに用いれば光拡散層を紫外線による劣化、損傷から保護することもできる。
【0033】
(意匠カバー)
意匠カバーは導光板の外縁部を被覆する部材である。典型的には、導光板の外縁部に加えて光源及び光源をマウントする基板等を被覆する意匠カバーが用いられる。意匠カバーは主として照明装置の意匠性の向上を目的として備えられる。即ち、意匠カバーを用いることにより、それ自体のデザインによって、また光源部などが隠蔽されることによって照明装置の意匠性が高められる。意匠カバーを用いることによって、導光板の外縁部を外部衝撃から保護することもできる。尚、意匠カバーを導光板と一体的に構成してもよい。
【0034】
意匠カバーとして、導光板の外縁部の全体を被覆するものを採用することができる。この場合には枠状の意匠カバーとなる。導光板の一部の外縁部のみを被覆する意匠カバーを用いることもできる。例えば、導光板の上部外縁部のみ、或は導光板の上部外縁部及び左右外縁部を被覆する意匠カバーを用いることができる。
意匠カバーが、導光板外縁部の上面のみならず端面をも被覆することが好ましい。当該導光板端面からの光の漏洩を防止でき、照明装置の意匠性の向上が望めるからである。
上述のように導光板外縁部の切り欠き部分に凹部又は凸部を設けた場合には、意匠カバーの裏面側を当該凹部等に対応した形状とする。こうすることによって、上述したように意匠カバーの固定が容易となり、また位置決めも容易となる。
【0035】
意匠カバーの材質は特に限定されないが、例えばポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の合成樹脂、アルミ、鋼鉄の金属をその材料として用いることができる。これらの材料を所望の形状となるように加工することによって意匠カバーを作製することができる。表面に塗装、メッキ処理等を施してもよい。例えば、本発明の照明装置の設置対象である車両のボディーカラーと同色の塗装を施すことにより、車両との一体感に富んだ照明装置が構成されることとなる。
【0036】
意匠カバーにおいて、それを導光板に装着したときに導光板に対向する面に光反射処理が施されていることが好ましい。かかる構成によれば、導光板から外部に放射された光を当該光反射処理が施された面において反射し、再び導光板内に導入することができる。従って光の利用効率が向上し、照明効果の高い照明装置となる。尚、光の反射効率を考慮すれば、光反射処理が施された面が導光板表面にできるだけ近接していることが好ましい。
【0037】
導光板端面の加工処理の如何によっては漏洩する光をほとんど無視することができる場合もある。また、見方によっては導光板の端面(及び/又は縁部)から光が観察されることは装飾的効果を奏する。さらに、導光板端面(及び/又は縁部)にカッティング処理などを施してより装飾的な効果が得られるような発光態様を作り出すこともできる。即ち、導光板の端面(及び/又は縁部)から積極的に光を発光させ、これを照明対象の加飾に利用することもできる。このように、本発明の照明装置の使用目的や設計の如何によっては導光板の端面を隠す必要がない場合や、むしろ剥き出しの状態にした方が好ましい場合もある。このような場合においては導光板外縁部の全体ではなく一部のみを被覆する意匠カバーが好適に利用される。
【0038】
本発明の照明装置(但し、意匠カバーを含まない状態)を車両に取り付けた後に、意匠カバーが装着される構成としてもよい。即ち、意匠カバーと、本発明の照明装置を構成する他の部材とが別個に提供されてもよい。
【0039】
(シール部材)
本発明の照明装置を車両に取り付け、ライセンスプレートを装着した状態(使用時)において、照明装置内(即ちライセンスプレートが設置される空間)をシールする部材を備えることが好ましい。防水性及び防塵性を付与し、ライセンスプレートの高い視認性を長期間に亘って確保するためである。このようなシール部材として導光板の縁部と車両本体との間を直接シールするものを採用することができる。かかる構成では導光板がシール部材を介して直接車両本体と接続されることとなる。従って、照明装置の設置・固定に使用される支持板(ベースフレーム)を省略することができ、その結果部品点数の削減、それに伴う重量及び製造コストの低減が達成される。
シール部材にはシリコーンゴムなど、公知の材料により作製したものを用いることができる。また、シール部材の形状については、リブ形状など通常シールに用いる形状を採用することができる。
【0040】
(基部)
必要に応じて車両に固定して使用される部材(基部)が用いられる。このような基部を用いた場合には、基部に対して導光板が接続され、そして両者の間にライセンスプレートが挿入される。
【0041】
本発明の照明装置は、ライセンスプレート、又はライセンスプレートが設置されるバンパー若しくはトランクグリッドなどの車両ボディ後部に取付けられて使用される。
本発明の照明装置をライセンスプレートと一体的に構成することもでき、この場合には、ライセンスプレートを内蔵する本発明の照明装置がバンパー、トランクグリッドなどに取り付けられる。
【0042】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明の構成をより詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例であるライセンスプレート照明装置1(以下、「照明装置1」という)を示す斜視図である。図2は図1のA−A線断面図である。また、図3は照明装置1の取り付け態様を示す断面図である。
照明装置1は導光板10、基板25上に配置された複数のLED20、支持板30、及び意匠カバー40から概略構成される。
導光板10はアクリル樹脂系の材料からなる平板状部材であって、その外縁部13が意匠面(外部より観察される面)12側から光放射面11側に向かって全体に一段下がった形状をしている。本実施例においては、外縁部13の厚さが約2mm、その他の部分の厚さが約4mmの導光板10を用いた。図示されるように導光板10の意匠面12はライセンスプレート100と略同一の平面視形状及び面積を有する。尚、ライセンスプレート100は照明装置1に専用のものではなく、広く一般的に使用されているものである。即ち、照明装置1用に特別のライセンスプレートを用意する必要はない。
【0043】
導光板10の意匠面12には垂直方向に点線状に連なる略三角形状の溝が、水平方向において互い違いになるように無数形成されている。この無数の溝は上端面14から遠ざかる領域ほど密に形成されている。具体的には、上端面14側に最も近い領域においては垂直方向に約0.5mmピッチで長さ約1.77mm、幅約0.22mm、深さ約0.1mmの溝が形成されている。溝の横方向のピッチは約1.47mmである。一方、導光板10の中央付近では垂直方向に約0.49mmピッチで長さ約1.62mm、幅約0.21mm、深さ約0.08mmの溝が形成されている。溝の横方向のピッチは約1.16mmである。また、上端面14から最も遠い領域では垂直方向に約0.27mmピッチで長さ約1.26mm、幅約0.22mm、深さ約0.06mmの溝が形成されている。溝の横方向のピッチは約0.36mmである。
このような溝は、導光板意匠面12をその表面に無数の金属針を備えた加工具で引っ掻くように処理することによって形成することができる。
尚、ライセンスプレート100側の導光板表面(光放射面)11は鏡面状となっている。
【0044】
LED20は、基板25上に一列をなしてマウントされている。そして、基板25が後述の意匠カバー40の所定位置に固定されることによって、各LED20は導光板10の上端面14に対向して一列に配置される。また、LED20の光が効率的に導光板10内へと導入されるように、各LED20は導光板10の上端面14に近接した状態に配置される。
【0045】
基板25には、LED20の他に保護抵抗がマウントされており、また各LED20が直列接続されるような配線パターンが形成されている。尚、各LED20が並列接続されるようにしてもよい。
本実施例では砲弾型、白色発光のLED20が合計16個使用される。LED20には、図示しない配線を介して電流が供給される。
【0046】
支持板30はライセンスプレート100の位置を固定するために設けられる部材である。図2に示されるように、ライセンスプレート100はこの支持板30と導光板10との間に置かれる。そして、ライセンスプレート100をバンパー、トランクグリッドなどに取り付ける際にはネジ50及び51が用いられ(図1及び3を参照)、ライセンスプレート100は導光板10と支持板30に挟持されることによってその位置が固定される。尚、支持板30を後述の意匠カバー40と一体的に構成してもよい。
【0047】
導光板10の外縁部13を被覆するように枠状の意匠カバー40が装着される。意匠カバー40の厚さは、導光板10の外縁部13における段差と同じ約2mmであり、これによって意匠カバー40を装着した際、意匠カバー40の表面(意匠面)41と導光板10の意匠面12とがその境界で段差を生ずることなく面一となる。尚、図2及び図3に示されるように導光板10の外縁部13上面と意匠カバー40の裏面とが嵌合するような状態となることから、意匠カバー40の装着及び位置決めを容易に行うことができる。
【0048】
意匠カバー40の表面には、照明装置1が設置される車両と同色の塗装が施されている。このように表面処理することによって、照明装置1と車両との一体感が高められる。勿論、車両と異なる色(同系色を含む)による塗装やメッキ処理等を施して意匠カバー40の表面(意匠面)を際立たせることも可能である。
意匠カバー40の裏面において導光板10と対向する領域42は、光反射性のシールの貼着により鏡面化されている。光反射性のシールの他、光反射性のインクの塗付、印刷などによっても鏡面化することができる。
尚、導光板10の位置固定、防水、及び防塵などを目的として意匠カバー40と導光板10との間がシーリングされる(符号45)。
ライセンスプレート100を上方、下方、あるいは横から意匠カバー40内にスライドするようにして挿入できるように、意匠カバー40を構成することができる。例えば、意匠カバー40の上部にライセンスプレート挿入用の開口部を設けておく。
以上の構成からなる照明装置1は、ネジ50、51を利用して自動車のボディ70に設置、固定される(図3を参照)。
【0049】
次に、照明装置1の照明態様を説明する。まず、車幅灯(スモールランプ)の点灯に連動して各LED20に電流が供給され、各LED20から白色光が放出される。この白色光は、導光板10の上端面14から導光板10へと導入される。導光板10を導光する光は、導光板意匠面12に設けられた溝によって反射、拡散される。これによって、導光板光放射面11に向かう光が生じ、導光板光放射面11を介した光の放射が行われる。また、この溝の作用によって導光板10内での光の拡散が促進される。ここで、上記のように上端面14から遠ざかるにしたがって密度が高くなるように溝を形成したことから、上端面14から遠い領域ほど効率的な光の乱反射、拡散が行われ、導光板10内の光の分布が均一化される。よって、導光板光放射面11から放射される光は、全体に亘って光度のムラが極めて軽減されたものとなる。その結果、導光板光放射面11からは全体に亘って光度の均一化が図られた面状光が放射する。従って、ライセンスプレート表面が照度ムラの少ない面状光(白色光)によって照明されることとなり、そこに表示された文字、数字の視認性が効果的に高められる。
【0050】
ここで、照明装置1では意匠カバー40の表面と導光板10の意匠面12とが面一となり両者の境界において実質的な段差がない。従って照明装置1の表面意匠が凹凸感のないデザイン性に優れたものとなる。また、凹凸感がないことから車両との一体感が高まり、車両全体のデザイン性も向上する。このように、照明装置1の構成によれば、極めてデザイン性に優れ、また車両との一体感に富んだライセンスプレート部が構成される。
【0051】
以上の実施例では意匠面側の外縁部が一段下がった形状の導光板10を用いたが、例えば図4に示すような形状の導光板15を用いることもできる。尚、図4において図2における部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。この例では意匠面17側の外縁部18が一段下がっていることに加えて、光放射面16側の中央部が一段下がった形状の導光板15が用いられる。かかる導光板15を使用した場合には、導光板15の外縁部18がその他の領域(中央部)と直線的に接続されなくなり、外縁部18に進行する光の量が抑えられる。その結果、光放射面16が形成される導光板中央部における光密度が高まり、より輝度の高い光を光放射面16から放射することが可能となり、照明効果の向上が図られる。また、実質的な導光に関与する領域の端面、即ち段差面19の全体が、鏡面処理の施された意匠カバー40の裏面42によってカバーされることとなり、当該裏面42の反射作用による、導光板15への光の再導入が効果的に行われる。よって、この点からも照明効果の向上が期待できる。
【0052】
導光板15の形状についての更なる他の例を図5に示す。尚、図5において図2における部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。この例では導光板65の外縁部68の上面に凸部68aが形成されている。この凸部68aに対応するように意匠カバー60の裏面側に凹部62が形成される。以上のような導光板65および意匠カバー60の組合わせを用いれば導光板65の凸部68aと意匠カバー60の凹部62との嵌合によって意匠カバー60の位置決めが一層容易となり、また導光板65に対して意匠カバー60をより確実に固定することが可能となる。
【0053】
次に本発明の他の実施例であるライセンスプレート照明装置11(以下、「照明装置11」という)について図6〜図14を参照しながら説明する。照明装置11は基部110、ライトガイド120、及び光源ユニット130から概略構成される。基部110は略平板状の部材であって、そのほぼ中央には車両の固定に利用される孔115を二つ備え、またその上部にはライセンスプレート150の固定に利用される孔118を同じく二つ備える。基部110の上端部の両縁にはライトガイド120の固定に使用される係止爪112が各二つ形成されている。また、その下端部にはライトガイド120との接続に用いられる接続部(基部側接続部)111が左右に二つずつ形成されている。
【0054】
ライトガイド120は概略して、略平板状の導光板121とその周縁部を覆う意匠カバー129とからなる。導光板121は、外縁部121cを除いて厚さ約4mmの平板状であって、材質はアクリル系樹脂である。導光板121はその外縁部121cが意匠面(外部より観察される面)121a側から光放射面121b側に向かって全体に一段下がった形状をしている。尚、外縁部121cの厚さは約2mmである。
【0055】
導光板121の意匠面(観察面)121a上のほぼ全領域には光拡散層(図示せず)が形成されている。この光拡散層は平均粒子径約10μmのアクリルビーズがアクリル系樹脂からなる基材に分散された層であり、その厚さは約12μmである。光拡散層におけるアクリルビーズの含有量は重量基準で基材100に対してアクリルビーズが40となる量である。このような光拡散層はアクリルビーズを所望量含有したクリアインクを、導光板121の意匠面121aにおいて光拡散層を形成する領域に印刷又は塗布することにより形成することができる。尚、印刷によれば所望の平面視パターン(例えばドットマトリックス状)を有する光拡散層を容易に形成することができる。尚、導光板121の裏面(即ち基部110側の面)が光放射面121bとなる。この光放射面121bの表面は鏡面状となっており、また光源ユニット130からの光を導入する面以外の導光板端面の表面は粗面加工されている。
【0056】
導光板121の上端部122は左右方向に筒状に形成されており、当該部分に光源ユニット130が設置される。導光板121の下端部には基部110との接続に用いられる円柱状に成形された接続部(ライトガイド側接続部)123が左右にそれぞれ形成されている。この円柱状のライトガイド側接続部123の外周に沿うような形状に上記の基部側接続部111が成形されており、両接続部が摺動可能に接続されることによって回転軸部が構成されている。ここで、ライトガイド側接続部123の一部には、図9に示されるようにストッパ用突起部123aが形成されており、一方でこのストッパ用突起部123aに対応する位置の基部側接続部111には打ち抜き的な窓111aが形成されている。このストッパ用突起部123aは、ライトガイド20が閉じた状態(図9を参照)において基板側接続部11の窓111aのほぼ中央に位置している。そして、図12に示されるようにライトガイド120が所定量開かれると、このストッパ用突起部123aは基部側接続部111の窓111aの下端に当接する。このようにしてライトガイド120は予め定められた角度に開いた状態で保持される。換言すれば、予め定められた角度以上に開くことが防止される。
【0057】
一方、基部側接続部111の上方は開放されており(図9及び図12を参照)、ライトガイド側接続部123は基部側接続部111の内周面に沿って上方にスライド可能となっている。図13に示されるように、一定距離スライドすることによってライトガイド側接続部123のストッパ用突起部123aは基部側接続部111の窓111aの上端に当接する。これによりライトガイド120は予め定められた距離だけスライド可能となっている。また、ライトガイド120を上方にスライドさせた場合においてもライトガイド120と基部110との接続が保持される。即ち、ストッパ用突起部123aが保持手段として機能し、スライド時にライトガイド120が基部110から外れることが防止される。
【0058】
一方、ライトガイド120の上端には係止用の突起部127が設けられており、これに対応して基部110の上端には係止爪112が設けられている(図11を参照)。上記のようにライトガイド120をスライドさせればこの係止爪112はライトガイドからみて下方に移動し、これによって係止状態が解除される(図14を参照)。これとは逆にライトガイド120を閉じた状態で下方にスライドさせることにより、基部110の各係止爪112は対応するライトガイド120の突起部127とそれぞれ係合し、もってライトガイド120が基部110に固定される。このように、本実施例の照明装置11ではライトガイド120の上下方向のスライドによってライトガイド120の基部110への固定及びその解除が行われる。
【0059】
意匠カバー129は樹脂製の枠状部材であって導光板121の外縁部121cを被覆する。意匠カバー129の厚さは、導光板121の外縁部121cにおける段差と同じ約4mmであり、意匠カバー129の表面(意匠面)129aと導光板121の意匠面121aとがその境界で段差を生ずることなく面一となる。意匠カバー129の表面にメッキ処理や塗装処理(例えば設置対象である車両のボディーと同色)を施しても良い。また、金属材料を用いて意匠カバー129を製造することもできる。例えば、金属板を枠状に加工し、その表面に塗装を施したものを意匠カバー129とすることができる。
【0060】
ライトガイド120外縁部の内側には、図7に示すようにライセンスプレート150の位置調整用のガイド溝125及び突起部126が備えられている。このガイド溝125はライトガイド120の左右縁部の内側に形成されており、他方突起部126はライトガイド120の下端縁部の内側に形成されている。尚、このガイド溝125の内周面に沿うようにしてシール部材140が配置されている。
【0061】
光源ユニット130は、基板132上に一列に配列された複数のLED131を内蔵する。LED131にはレンズタイプ、白色発光のものを合計8個使用した。尚、使用するLEDのタイプ、発光色は特に限定されるものではない。
基板132にはLED131の他に保護抵抗(図示せず)及び制御回路(図示せず)がマウントされており、またその表面には各LED131が直列接続されるような配線パターン(図示せず)が形成されている。尚、各LED131が並列接続されるようにしてもよい。光源ユニット130には図示しない配線を介して電力が供給される。尚、本実施例では光源ユニット130を基部110及びライトガイド120と別体としているが、基部110又はライトガイド120と一体的に構成してもよい。また、本実施例の構成ではライトガイド120側に光源ユニット130を設置することとしているが基部110側に設置するようにしてもよい。
【0062】
照明装置11の使用にあたっては、まず基部110がその中央部分に設けられたネジ孔115を利用して自動車のボディに設置、固定される。そしてライセンスプレート150を装着する前においては、上記の基部110の係止爪112及びライトガイドの突起部127からなる係止機構によって基部110にライトガイド120が固定される。即ち、ライトガイド120が仮止めされた状態とされる。そしてライセンスプレート150を装着する際には、まずライトガイド120を上方にスライドさせてその固定を解除し、続いて照明装置11の下端に設けられた回転軸部を利用してライトガイド120の上端側を開く(図8を参照)。ライトガイド120が所定角度まで開かれると、上記のように、回転軸部におけるストッパ用突起部123aの作用によってライトガイド120が一時的に固定される(図8(B)の状態)。この状態においてライトガイド120の内側に設けられたガイド溝125に沿うようにしてライセンスプレート150を挿入し、続いて開いたときと逆の手順でライトガイド120を閉じ、そして基部110に固定する。最後にライトガイド120、ライセンスプレート150、及び基部110にそれぞれ設けられた固定用の孔(118、151、128)を利用してライセンスプレート150の固定及び封止を行う。この状態では、図9、図10に示されるように、ライトガイド120とライセンスプレート150の縁部同士がシール部材140によってシーリングされる。この実施例ではシール部材140がライトガイド120とライセンスプレート150によって挟まれることによりこれら両者の間がシーリングされることとしたが、シール部材140の設置位置をライセンスプレート150よりも外側とし、基部110の縁部とライトガイド120の縁部との間をシーリングしてもよい。このような構成ではシール部材によってライセンスプレート150の全体が密封されることとなる。
【0063】
以上の構成からなる照明装置11では、回転軸部によってライトガイド120が基部110に対して開閉可能なように接続されていることから、ライトガイド120を取り外すことなくその開閉といった簡便な方法によってライセンスプレート150を装着することができる。従って、高い作業効率でライセンスプレート150の装着を行うことができる。
また回転軸部が照明装置の下端部に設けられていることからライトガイド120の上端側が開閉することとなり、ライセンスプレート150の装着を一層容易に行うことができる。
さらには基部110の係止爪112及びライトガイドの突起部127からなる係止機構が備えられ、ライトガイド120が閉状態のときに基部110に対してライトガイド120を一時的に固定することができる。従って、ライセンスプレート150を装着する前においてライトガイド120をいわゆる仮止めした状態にしておくことが可能となり、新規出荷時などにおけるライセンスプレート150の取り扱いが容易となり、またライセンスプレート150を装着する際の作業性も向上する。
【0064】
また、ライトガイド120が閉状態のときにライトガイド120が基部110に対して上下又は左右にスライド可能であって、該スライドによって、ライトガイド120が閉状態で且つ基部110に固定された係止状態と、ライトガイド120が開閉可能な状態との間の変換が行われる。従って、ライトガイド120のスライドといった簡便な操作によってライトガイド120の係止状態と開閉可能な状態との変換を行うことができ、ライセンスプレート150を装着する際の作業性が極めてよい。
さらにストッパ用突起部123aによってライセンスプレートを装着する際のライトガイド120の脱落を防止できる。従って、作業性の向上は勿論のことライセンスプレート150の装着をより安全に行うことができる。
加えてガイド溝125が備えられることによってライセンスプレート装着時の位置調整を容易に行うことができ、作業性が良好となる。
【0065】
次に照明装置11の照明態様を説明する。まず車幅灯(スモールランプ)の点灯に連動して各LED131に電力が供給され、各LED131から白色光が放出される。この白色光はその上端部から導光板121内へと導入される。導入された光は導光板121を導光しつつその多くは意匠面121a上に形成された光拡散層に至る。光拡散層では入射した光が基材とアクリルビーズとの屈折率の差によって反射、拡散される。これによって光放射面121b方向の光が発生し、最終的に光放射面121bを介した光の放射が行われる。ここで、光拡散層において良好な光の反射、拡散作用が奏されることから、導光板121内における光の分布が均一化され、同時に光放射面からの効率的な光の放射が行われる。その結果、光放射面から放射される光は全体に亘って照度ムラが極めて小さくかつ高照度となる。従って、ライセンスプレート150表面が照度ムラの少ない高照度の面状光(白色光)によって照明されることとなり、そこに表示された文字、数字の視認性が効果的に高められる。また導光板121は透明度が高いため、LED131の消灯時(昼間)においてもライセンスプレート150上の文字、数字を視認する際の障害となることはない。従って、本実施例のライセンスプレート照明装置11を適用したライセンスプレート部は昼間及び夜間のいずれであっても視認度の高いものとなる。
【0066】
ここで、照明装置11では意匠カバー129の表面129aと導光板121の意匠面121aとが面一となり両者の境界において実質的な段差がない。従って照明装置11の表面意匠が凹凸感のないデザイン性に優れたものとなる。また、凹凸感がないことから車両との一体感が高まり、車両全体のデザイン性も向上する。このように、照明装置11の構成によれば、極めてデザイン性に優れ、また車両との一体感に富んだライセンスプレート部が構成される。
【0067】
以上のライセンスプレート照明装置1及び11では光源としてLEDを用いたが、これに代えてバルブ、冷陰極管などを用いることもできる。
【0068】
この発明は、上記発明の実施の形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
【0069】
【発明の効果】
本発明の照明装置では意匠カバーと導光板との境界に凹凸が観察されなくなり、意匠性に優れ且つ車両との一体感に富んだライセンス部を構成することが可能となる。また、本発明の照明装置は一般的なライセンスプレートに適用できることから汎用性が高い。さらに、ライセンスプレートの固定に通常使用されるネジのみによって本発明の照明装置の設置及び固定を行うことも可能であり、取り付けが容易であることは勿論のこと、既存の自動車に対して後付け部品として使用することもでき、その利用の幅が広い。
【0070】
以下、次の事項を開示する。
11.前記光源が前記導光板と別体として構成されている、請求項1〜6のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
12.使用時において、前記光源が車両側に固定され、前記導光板が車両に対して開閉可能な状態で接続される、11.に記載のライセンスプレート照明装置。
13.使用時において、前記導光板の外縁部と車両本体との間を直接シールするシール部材を更に備える、請求項1〜6、11.、及び12.のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
14.光源と、
基部と、
前記光源からの光を導入し、導入光を前記基部側へと放射する導光板であって、その外縁部に切り欠きを有する導光板、及び該導光板の外縁部を被覆するように装着される意匠カバーとを備えるライトガイド部と、
前記基部の上下左右いずれかの端部に設けられ、前記ライトガイド部を開閉可能な状態で前記基部に接続する回転軸部と、を備え、
前記意匠カバーの意匠面と前記導光板の意匠面とが少なくとも両者の境界領域において面一となる、ライセンスプレート照明装置。
15.ライセンスプレートを装着した状態において、前記ライトガイド部とライセンスプレートの縁部同士をシールする部材を備える、14.に記載のライセンスプレート照明装置。
16.ライセンスプレートを装着した状態において、前記基部と前記ライトガイド部の縁部同士をシールする部材を備える、14.に記載のライセンスプレート照明装置。
17.前記導光板において光を放射する光放射面の反対側に位置する意匠面上に、互いに異なる屈折率の2種以上の光透過性材料からなる光拡散層が形成されている、14.〜16.のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
18.前記光拡散層は、光透過性の基材の中に該基材と異なる屈折率の材料からなる粒子が含有されてなる、17.に記載のライセンスプレート照明装置。
19.前記粒子はアクリル樹脂からなる、18.に記載のライセンスプレート照明装置。
20.前記光反射層が印刷によって形成されたものである、18.に記載のライセンスプレート照明装置。
21.前記光拡散層が前記意匠面上においてドットマトリックス状に形成されている、17.に記載のライセンスプレート照明装置。
22.前記意匠面の面積に対する前記光拡散層の面積の占める割合が20%〜70%である、17.に記載のライセンスプレート照明装置。
23.前記光拡散層から前記光放射面方向の光透過率が70%〜95%である、17.〜22.のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
24.前記光拡散層がシリカを含有している、17.〜23.のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
25.前記光拡散層から前記光放射面方向の光透過率が80%〜90%である、17.〜24.のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
26.前記粒子の平均粒径は3μm〜20μmである、17.〜24のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
27.前記粒子の平均粒径は12μm〜16μmである、17.〜24のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
28.前記光拡散層における前記基材と前記粒子の含有比が重量基準で100:1〜100:60である、17.〜24.のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
29.前記光拡散層における前記基材と前記粒子の含有比が重量基準で100:10〜100:50である、17.〜24.のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるライセンスプレート照明装置1を示す斜視図である。
【図2】図2は図1のA−A線断面図である。
【図3】図3は照明装置1の取り付け態様を示す断面図である。
【図4】図4は実施例で使用される導光板の一例を示す断面図である。
【図5】図5は同じく導光板の他の例を示す断面図である。
【図6】図6は本発明の他の実施例であるライセンスプレート照明装置11を示す斜視図である。
【図7】図7は図6における矢印Aで示す矢視断面図である。
【図8】図8は図6における矢印Bで示す矢視断面図である。(A)はライトガイド20を閉じた状態、(B)は開いた状態を表す。
【図9】図9は図7における矢印Cで示す矢視断面図である。
【図10】図10は図7おける矢印Dで示す矢視断面図である。
【図11】図11は図7における矢印Eで示す矢視断面図である。
【図12】図12はライトガイド120を開いたときの回転軸部の状態を示す断面図である。
【図13】図13はライトガイド120を上方にスライドしたときの回転軸部の状態を示す断面図である。
【図14】図14はライトガイド120を上方にスライドしたときのライセンス照明装置11の上端縁部の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 11 ライセンスプレート照明装置
10 121 導光板
13 121c 導光板外縁部
20 131 白色LED
40 129 意匠カバー
45 140 シール部材
100 150 ライセンスプレート
110 基部
111 基部側接続部
112 係止爪
120 ライトガイド
123 ライトガイド側接続部
123a ストッパ用突起部
125 ガイド溝
127 係止用突起部
Claims (6)
- 光源と、
ライセンスプレートの前面側に配置され、前記光源の光を導入し、導入光をライセンスプレート側へと放射する導光板であって、その外縁部に切り欠きを有する導光板と、
前記導光板の外縁部を被覆するように装着される意匠カバーと、を備え、
前記意匠カバーの意匠面と前記導光板の意匠面とが少なくとも両者の境界領域において面一となる、ライセンスプレート照明装置。 - 前記意匠カバーにおいて、前記導光板に装着されたときに前記導光板に対向する面に光反射処理が施されている、請求項1に記載のライセンスプレート照明装置。
- 前記光源が前記導光板の端面に対向して配置される、請求項1又は2に記載のライセンスプレート照明装置。
- 前記光源がLEDからなる、請求項1〜3のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
- 前記光源が複数のLEDからなり、該複数のLEDが前記導光板の一の端面に対向した状態で直線的に配置される、請求項1〜3のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
- 前記光源が白色系の光を発光する、請求項1〜5のいずれかに記載のライセンスプレート照明装置。
Priority Applications (1)
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