JP2004195631A - オイルミスト回収装置 - Google Patents

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JP2004195631A
JP2004195631A JP2002383280A JP2002383280A JP2004195631A JP 2004195631 A JP2004195631 A JP 2004195631A JP 2002383280 A JP2002383280 A JP 2002383280A JP 2002383280 A JP2002383280 A JP 2002383280A JP 2004195631 A JP2004195631 A JP 2004195631A
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oil mist
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recovering
washing
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Kinji Matsumoto
錦是 松本
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Abstract

【課題】工作機械から発生するオイルミストを、フィルター目詰まりを生ずることなく回収することができるオイルミスト回収装置を提供する。
【解決手段】ケーシング1内に吸気ファン7と通気口3と光触媒物質を備えた回転板2を備えオイルミストを回転板2に付着させ洗浄水吐出ノズル6からの洗浄水で洗い落としオイルミスト回収口8より排出する。また光触媒物質の親水性を維持するための光源4を設ける。回転板2が回転することでオイルミスト回収率が改善され、光がすべての回転板2両面に照射されるので親水性が保持され回転板2に付着したオイルミストを短時間で洗い落とすことができる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は工作機械の加工時に発生するオイルミストを回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
切削加工により発生したオイルミストを回収する方式としては、静電気方式、遠心回転方式、エアフィルター方式等あるが、いずれの方式でも共通の問題点はフィルターの目詰まりによる回収性能の低下であり、それに伴うメンテナンス作業のコストアップの低減が求められている。そのためフィルター目詰まり損失を考慮した容量の機器を使用し無駄なエネルギーを消費している。
【0003】
フィルターメンテナンス作業を必要としない回収装置はフィルター洗浄装置を要する。フィルター洗浄装置として高圧水、薬品等の噴射機構が必要となり装置全体のコストアップとなる。機構が複雑になれば付属装置のエネルギー消費もあり、メンテナンスも不可欠になってくる。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】
従来のオイルミスト回収装置ではフィルターのメンテナンスが最大の問題点であった。オイルミストを回収するためにフィルターを使用しているがオイルミストが付着すると液状化し濃度の薄いものは自然落下し目詰まりの原因にならないが固形物は徐々に堆積していく。液状化したものでも濃度の濃いものは固形化していき目詰まりの原因となる。
【0005】
本発明は以上の問題点を解決するために提案されたものであり,その目的はオイルミスト回収部位を簡素化しフィルター目詰まりを解消することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、オイルミストを取り込む吸気口とオイルミストを除去した空気を排気する排気口を設けたケーシング内に吸気ファンと回転板が収納され、この回転板に通気口と光触媒物質を備えたオイルミスト回収装置において回転板に備えた光触媒物質の親水性を維持するための光源と回転板に付着したオイルミスト液状化物質及び固形化物質を洗い落とすための洗浄水ノズルを設けたことを特徴とする。
【0007】
この構成において吸気口から送り込まれたオイルミストは低速回転する回転板に衝突し液状化し、固形物はそのまま付着する。回転板には通気口が設けてありオイルミストの一部は通過していく。
【0008】
この回転板は親水性の光触媒物質を両面に備えている。これにより回転板に衝突したオイルミストの付着率が向上する。
【0009】
さらに回転板に付着したオイルミストを洗い落とすための洗浄水を回転板の上部より流出するノズルを設けている。回転板に親水性光触媒物質を備えているため少量の洗浄水で付着したオイルミストを洗い落とすことができる。
この洗浄水には水道水、工業用水、さらに本発明のオイルミスト回収装置を設けた設備の切削水も使用できる。
回転板に備えた光触媒物質の親水性を維持するための光源を回転板の上部に設け、回転板上部のケーシングは紫外線を透過する板を設けている。光触媒物質を備えた回転板は1回転することで全ての板の両面を照射することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図1,図2、図3を参照して本発明に係わる実施の形態の一例について説明する。図1において吸気口9、排気口10を設けたケーシング1の内部には通気口3と光触媒物質を両面に備えた回転板2が配置され低速回転する減速駆動モーターが接続されている。
回転板2に備えた光触媒物質の親水性効果を維持するため回転板2の上部に紫外線等を発する光源ランプ4を設け、さらに回転板2に付着したオイルミストを洗い落とすために洗浄水ノズル6を設けている。
回転板2下部のケーシング1に回収されたオイルミスト及び洗浄水を切削水タンクに戻すようにオイルミスト回収口8を設けている。
【0011】
本発明のオイルミスト回収装置の設置例を図3にて説明する。
オイルミスト回収装置20の吸気口9をダクト21でミスト発生源の工作機械22の上部カバーに接続し、排気口10をカバー下部に接続する。オイルミスト回収口8は切削水タンク23にオイルミストと回転板2の洗浄水が戻る位置に設置してある。
【0012】
【作用効果】上記のように構成されたオイルミスト回収装置の作用効果を説明する。吸気口9に送り込まれたオイルミストは回転板2に衝突しオイルミストは液状化し固形物はそのまま付着する。オイルミストの一部は通気口3を通過し次の回転板2に衝突し前記同様に液状化、固形化により回転板2に付着しオイルミストを回収する。
浄化された空気は吸気ファン7によって排気口10より外部に排出される。
【0013】
液状化、固形化し回転板2に付着したオイルミストを洗い落とし、回転板2を常時清浄な状態に保持するため回転板2は親水性の光触媒物質を塗布等により備えている。
親水性により回転板2に衝突したオイルミストは速やかに液状化し、付着し液状化,固形化したオイルミストは少量の洗浄水によって洗い落とされる。
そのために回転板2を洗浄する洗浄水吐出ノズル6を回転板2の上部に設けている。
回転板2の親水性効果は時間経過により減衰していくので紫外線ランブ等の光源4を備え回転板2に常時照射している。回転することで回転板2全面に光を照射できるので親水性が保持される。
回転板2の枚数か毎分回転数を増せばオイルミスト回収率を向上できる。
【0014】
洗い落とされ回収されたオイルミストはオイルミスト回収口8より排出され切削水タンク23に戻す。
【0015】
【発明の効果】
フィルターの目詰まりが発生しないので従来のフィルターのメンテナンスコストは低減され、目詰まりによる性能低下が無いので、それを見込んだ容量のオイルミスト回収装置を設置しなくて良く、その分コスト低減になる。
【0016】
光触媒物質は殺菌効果、抗菌効果があるので水溶性切削水の腐食防止になり切削水を長期間使用でき、この面でもコスト低減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイルミスト回収装置の構成図
【図2】回転板 斜視図
【図3】オイルミスト回収装置設置図
【符号の説明】
1 ケーシング
2 回転板
3 通気口
4 光源
5 光照射窓
6 洗浄水吐出ノズル
7 吸気ファン
8 オイルミスト回収口
9 吸気口
10 排気口
20 オイルミスト回収装置
21 ダクト
22 工作機械
23 切削水タンク

Claims (1)

  1. オイルミストを取り込む吸気口とオイルミストを除去した空気を排気する排気口を設けたケーシング内に吸気ファンと回転板が収納され、この回転板に通気口と光触媒物質を備えたオイルミスト回収装置において回転板に備えた光触媒物質の親水性を維持するための光源と回転板に付着したオイルミスト液状化物質及び固形化物質を洗い落とすための洗浄水ノズルを設けたことを特徴とするオイルミスト回収装置
JP2002383280A 2002-12-13 2002-12-13 オイルミスト回収装置 Pending JP2004195631A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100685436B1 (ko) 2006-03-18 2007-02-22 주식회사 청우네이처 가이드베인에 의하여 회전하는 유입공기의 원심력과회전력으로 집진효율이 향상된 물을 이용한 음이온 발생공기청정기
JP2016010766A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 リサイクル ファクトリー株式会社 異物吸込み防止型吸気装置及び異物吸込み防止式吸気方法
JP2016097361A (ja) * 2014-11-21 2016-05-30 片柳 良和 空気清浄機
WO2016134953A1 (de) * 2015-02-27 2016-09-01 Dürr Systems GmbH Abscheidevorrichtung zum abscheiden von partikeln
JP2018134641A (ja) * 2018-05-24 2018-08-30 株式会社クボタ ガス処理設備及びガス処理設備の運転方法

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