JP2004195611A - 製袋機における製品排出装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】袋5の上流側及び下流側切断位置において、袋用材料3を部分切断する切断装置2と、切断装置2の適当距離下流の位置に配置された袋5とカス1を、上下で挟圧する挟圧装置7と、さらに適宜距離下流の位置に配置された袋5とカス1を切り取る上、下、左、右動できるようにした切り取り装置4とからなる製袋機における製品排出装置。
【効果】製品とカス等、大小の製品を確実に切り取り排出することができ、特にプラスチック袋の場合、静電気等の要因でカスが袋にくっつき、これがそのまま排出されることがないようにしたものである。また、カスの出ないような大、小の袋が連続で交互に製造される製袋機にも活用できる。さらに、切り取り装置の左右動の距離を変更するだけで、製品の大きさが変更されても簡単に対応できるものである。
【選択図】 図1
【効果】製品とカス等、大小の製品を確実に切り取り排出することができ、特にプラスチック袋の場合、静電気等の要因でカスが袋にくっつき、これがそのまま排出されることがないようにしたものである。また、カスの出ないような大、小の袋が連続で交互に製造される製袋機にも活用できる。さらに、切り取り装置の左右動の距離を変更するだけで、製品の大きさが変更されても簡単に対応できるものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック袋等を製造する製袋機における、袋とカス、大きい袋と小さい袋を切断して排出する製袋機における製品排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、送り機構によってプラスチックフィルムが間欠送りされ、前記プラスチックフィルムによってプラスチック袋が製造され、そのかすが生じる製袋機であって、前記かすの上流側および下流側切断位置において、前記プラスチックフィルムを部分切断する切断機構と、前記切断機構の適当距離下流の位置に配置されたかす取り機構と、前記かす取り機構の適当距離下流の位置に配置された排出機構とからなり、前記プラスチックフィルムの間欠送り毎に、前記切断機構によって前記プラスチックフィルムが部分切断され、その後、前記プラスチックフィルムの間欠送りにともない、その切断部分が前記かす取り機構の設置位置に達し、その後、前記かすの下流側切断位置において、前記排出機構によって前記プラスチックフィルムが引きちぎられ、排出され、前記かすの上流側切断装置において、前記かす取り機構によって前記かすが引きちぎられ、排除され、その後、前記プラスチックフィルムが再度部分切断され、部分切断後、前記プラスチックフィルムが再度間欠送りされるようにしたことを特徴とする製袋機(例えば、特許文献1参照)が従来から知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−67194号公報(特許請求の範囲、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の製袋機では、かす取り機構と、引きちぎりを行う排出機構と、この排出機構に製品排出機能を持たすために大変複雑な機構構成が必要で、しかも制御する上でも難しい制御になるという問題点があった。
【0005】
本発明は、前記問題点の解決を図ったものであり、切り取り装置を上、下、左、右に移動できるように構成することで、シンプルな構成で上下の動きは上下回転体間に袋用材料を挟み込めるようにし、左右の動きは、その袋とカスをつかむ位置を変えることで、極めて正確に切り取ることができるようにしたものであり、送り機構によって袋用材料が間欠送りされ、前記袋用材料によって袋が製造され、その袋とカスが生じる製袋機であって、前記袋の上流側及び下流側切断位置において、前記袋用材料を部分切断する切断装置と、該切断装置の適当距離下流の位置に配置された袋とカスを、上下で挟圧する挟圧装置と、さらに適宜距離下流の位置に配置された袋とカスを切り取る上、下、左、右動できるようにした切り取り装置とからなり、前記袋用材料の間欠送り毎に、前記切断装置によって前記袋用材料が部分切断され、その後、前記袋用材料の間欠送りに伴い、袋が前記切り取り装置位置に到達すると切り取り装置が袋を挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされ、次に前記切り取り装置が若干上流側に移動してカスを挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされると前記切り取り装置は元の下流側に移動して袋が到達するのを待機して、袋が到達する前記と同様の作動を繰り返すようにした製袋機における製品排出装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題の解決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。請求項1記載の発明においては、送り機構によって袋用材料が間欠送りされ、前記袋用材料によって袋が製造され、その袋にはカスができる製袋機であって、前記袋の上流側及び下流側切断位置において、前記袋用材料を部分切断する切断装置と、該切断装置の適当距離下流の位置に配置された袋とカスを、上下で挟圧する挟圧装置と、さらに適宜距離下流の位置に配置された袋とカスを切り取る上、下、左、右動できるようにした切り取り装置とからなり、前記袋用材料の間欠送り毎に、前記切断装置によって前記袋用材料が部分切断され、その後、前記袋用材料の間欠送りに伴い、袋が前記切り取り装置位置に到達すると切り取り装置が袋を挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされ、次に前記切り取り装置が若干上流側に移動してカスを挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされると前記切り取り装置は元の下流側に移動して袋が到達するのを待機して、袋が到達する前記と同様の作動を繰り返すという技術手段を採用した。
【0007】
請求項2記載の発明においては、請求項1記載の発明に加えて、前記製品の切り取り装置は、上側及び下側回転体からなり、袋用材料の上側及び下側に配置され、前記上、下回転体の上下により袋が挟まれ、この上下回転体の挟圧回転により前記袋を引きちぎり排出するもので、回転体は袋用材料を挿通できる程度に上下に移動できると共に、上下回転体が一体的に左右動できるようにするという技術手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】
ここで、図1、図2に基づいてさらに詳細に説明する。
本発明は、小さい製品の一実施例はカス1であるが、このカス1の上流側及び下流側切断位置において、切断装置2によって袋用材料3が完全に切断されるのではなく、部分切断される。さらに、切り取り装置4が前記切断装置2の適当距離下流の位置に配置され、袋5とカス1の大小製品を上下のローラーで挟圧する挟圧装置7と、さらに適当距離下流の位置に配置され、袋5とカス1等の大小製品を切り取る上下のローラーを上下動させ、上下のローラーを一緒に左右動させるようにした切り取り装置4を配置し、袋用材料3の間欠送り毎に、切断装置2によって袋用材料3が部分切断される。その後、袋用材料3の間欠送りに伴い、その切断部分で切断する。
【0009】
例えば、袋5が切り取り装置4に達する。これと略同時に上流側の次の袋を前記挟圧装置7の上ローラー6を下降させて押えるように構成されているので、上流側の次の袋8を挟圧している状態になるので、切り取り装置4に達している袋5が引っ張られ、結果的に切り取り装置4で引くことになって下流側の袋5と上流側の次の袋8(この場合はカス1等があると、上流側の次の袋8と一緒の状態でカス1は残る)が引き裂かれて、下流側の袋5は引きちぎられる。
【0010】
次に、前記切り取り装置4は図2に示すように上流側(図面上では右側)に若干移動してカス1を挟圧するようにして、回転させて引っ張るようにカス1を引きちぎる。この状態の時は前記袋5を引きちぎると同様に前記挟圧装置7の上ローラー6は下降したままで上流側の次の袋8を押えているので、カス1は引きちぎられる。そしてこのカス1は排出される。
【0011】
次に、切り取り装置4は上側のローラーは若干上動して隙間を空けながら袋5を引きちぎる時と同じ位置に戻る(図1の状態に戻る)。そして、上流側の次の袋8が間欠送り装置9により間欠送りされる。この際は、挟圧装置7は間欠送りと同期させるか、上ローラー6を上動させてフリーにすることで次の袋8が入り込むまで送られると切り取り装置4の上側のローラーは若干下動して上流側の次の袋8を図1のように挟圧しながら回転させて引きちぎる。これを順次繰り返すことで袋を製造するものである。
【0012】
以上の説明は、袋5と袋8との間にカス1が存するものの実施例について記述したが、カス1の存在しない大きい袋と小さい袋(前記実施例ではカスに相当)とが交互に作られる製袋機にも同様の作動で可能になるものである。
【0013】
なお、切断装置2は、トムソン刃からなるものが好適である。また、袋とカスを引きちぎる際は、間欠送り装置9が停止している時に行われるものである。
【0014】
袋の形状としては、正方形、長方形、コーナーがカットされたもの、両側縁を湾曲させた変形袋を製造するものに採用できる。
【0015】
間欠送り装置9は、一対の送りローラからなり袋用材料3は各送りローラ間に挟まれ、一定長さずつ間欠送りされるように駆動を制御する。
【0016】
前記切断装置2で部分切断されると記述されているが、この部分切断とは、袋用材料3が完全に切断され、切り離されるのではなく、部分的に切断されるだけであり、その切断線が部分的に接続された状態に保たれることを意味する。
【0017】
切り取り装置4の具体的な実施例としては、上下にローラーを設け、下ローラーを常時駆動し回転させ、リンク機構等によって上ローラーを押し下げ、袋5、カス1を上ローラー及び下ローラー間に挟むようにするか、反対に上ローラーを常時回転させ、リンク機構等によって下ローラーを押し下げ、袋5、カス1を上ローラー及び下ローラー間に挟むようにしても良い。また、上ローラー及び下ローラーを常時回転させ、リンク機構等によって上ローラーを押し下げ、下ローラーを押し上げるようにしても良い。
【0018】
切り取り装置4の上ローラー及び下ローラーについては、全長に渡って均一の直径のものを使用しても良いが、上ローラー及び下ローラーの直径を部分的に増大させ、カス1をその部分間に挟み、これによってカス1を引きちぎり、排除するようにしても良い。
【0019】
さらに、切断装置2の部分切断について説明したが、必ずしもその必要はない。例えば、袋用材料3を一定深さ切断し、いわゆるハーフカットすることでも可能である。また、各装置の駆動機構は、駆動モーター、例えばサーボモータと制御装置で制御駆動することが制御上は最適である。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成を採用した結果、次のような効果を得ることができる。(1)製品とカス等、大小の製品を確実に切り取り排出することができ、特にプラスチック袋の場合、静電気等の要因でカスが袋にくっつき、これがそのまま排出されることがないようにしたものである。
(2)カスの出ないような大、小の袋が連続で交互に製造される製袋機にも活用できる。
(3)切り取り装置の左右動の距離を変更するだけで、製品の大きさが変更されても簡単に対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である袋を切り取り装置で挟圧して切り取る状態を示す正面図(a)と平面図(b)である。
【図2】本発明のカスを切り取り装置で挟圧して切り取る状態を示す正面図(a)と平面図(b)である。
【符号の説明】
1‥‥カス 2‥‥切断装置
3・・・・袋用材料 4・・・・切り取り装置
5・・・・袋 6・・・・上ローラー
7・・・・挟圧装置 8・・・・次の袋
9・・・・間欠送り装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック袋等を製造する製袋機における、袋とカス、大きい袋と小さい袋を切断して排出する製袋機における製品排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、送り機構によってプラスチックフィルムが間欠送りされ、前記プラスチックフィルムによってプラスチック袋が製造され、そのかすが生じる製袋機であって、前記かすの上流側および下流側切断位置において、前記プラスチックフィルムを部分切断する切断機構と、前記切断機構の適当距離下流の位置に配置されたかす取り機構と、前記かす取り機構の適当距離下流の位置に配置された排出機構とからなり、前記プラスチックフィルムの間欠送り毎に、前記切断機構によって前記プラスチックフィルムが部分切断され、その後、前記プラスチックフィルムの間欠送りにともない、その切断部分が前記かす取り機構の設置位置に達し、その後、前記かすの下流側切断位置において、前記排出機構によって前記プラスチックフィルムが引きちぎられ、排出され、前記かすの上流側切断装置において、前記かす取り機構によって前記かすが引きちぎられ、排除され、その後、前記プラスチックフィルムが再度部分切断され、部分切断後、前記プラスチックフィルムが再度間欠送りされるようにしたことを特徴とする製袋機(例えば、特許文献1参照)が従来から知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−67194号公報(特許請求の範囲、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の製袋機では、かす取り機構と、引きちぎりを行う排出機構と、この排出機構に製品排出機能を持たすために大変複雑な機構構成が必要で、しかも制御する上でも難しい制御になるという問題点があった。
【0005】
本発明は、前記問題点の解決を図ったものであり、切り取り装置を上、下、左、右に移動できるように構成することで、シンプルな構成で上下の動きは上下回転体間に袋用材料を挟み込めるようにし、左右の動きは、その袋とカスをつかむ位置を変えることで、極めて正確に切り取ることができるようにしたものであり、送り機構によって袋用材料が間欠送りされ、前記袋用材料によって袋が製造され、その袋とカスが生じる製袋機であって、前記袋の上流側及び下流側切断位置において、前記袋用材料を部分切断する切断装置と、該切断装置の適当距離下流の位置に配置された袋とカスを、上下で挟圧する挟圧装置と、さらに適宜距離下流の位置に配置された袋とカスを切り取る上、下、左、右動できるようにした切り取り装置とからなり、前記袋用材料の間欠送り毎に、前記切断装置によって前記袋用材料が部分切断され、その後、前記袋用材料の間欠送りに伴い、袋が前記切り取り装置位置に到達すると切り取り装置が袋を挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされ、次に前記切り取り装置が若干上流側に移動してカスを挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされると前記切り取り装置は元の下流側に移動して袋が到達するのを待機して、袋が到達する前記と同様の作動を繰り返すようにした製袋機における製品排出装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題の解決を図ったもので、次のような技術手段を採用した。請求項1記載の発明においては、送り機構によって袋用材料が間欠送りされ、前記袋用材料によって袋が製造され、その袋にはカスができる製袋機であって、前記袋の上流側及び下流側切断位置において、前記袋用材料を部分切断する切断装置と、該切断装置の適当距離下流の位置に配置された袋とカスを、上下で挟圧する挟圧装置と、さらに適宜距離下流の位置に配置された袋とカスを切り取る上、下、左、右動できるようにした切り取り装置とからなり、前記袋用材料の間欠送り毎に、前記切断装置によって前記袋用材料が部分切断され、その後、前記袋用材料の間欠送りに伴い、袋が前記切り取り装置位置に到達すると切り取り装置が袋を挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされ、次に前記切り取り装置が若干上流側に移動してカスを挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされると前記切り取り装置は元の下流側に移動して袋が到達するのを待機して、袋が到達する前記と同様の作動を繰り返すという技術手段を採用した。
【0007】
請求項2記載の発明においては、請求項1記載の発明に加えて、前記製品の切り取り装置は、上側及び下側回転体からなり、袋用材料の上側及び下側に配置され、前記上、下回転体の上下により袋が挟まれ、この上下回転体の挟圧回転により前記袋を引きちぎり排出するもので、回転体は袋用材料を挿通できる程度に上下に移動できると共に、上下回転体が一体的に左右動できるようにするという技術手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】
ここで、図1、図2に基づいてさらに詳細に説明する。
本発明は、小さい製品の一実施例はカス1であるが、このカス1の上流側及び下流側切断位置において、切断装置2によって袋用材料3が完全に切断されるのではなく、部分切断される。さらに、切り取り装置4が前記切断装置2の適当距離下流の位置に配置され、袋5とカス1の大小製品を上下のローラーで挟圧する挟圧装置7と、さらに適当距離下流の位置に配置され、袋5とカス1等の大小製品を切り取る上下のローラーを上下動させ、上下のローラーを一緒に左右動させるようにした切り取り装置4を配置し、袋用材料3の間欠送り毎に、切断装置2によって袋用材料3が部分切断される。その後、袋用材料3の間欠送りに伴い、その切断部分で切断する。
【0009】
例えば、袋5が切り取り装置4に達する。これと略同時に上流側の次の袋を前記挟圧装置7の上ローラー6を下降させて押えるように構成されているので、上流側の次の袋8を挟圧している状態になるので、切り取り装置4に達している袋5が引っ張られ、結果的に切り取り装置4で引くことになって下流側の袋5と上流側の次の袋8(この場合はカス1等があると、上流側の次の袋8と一緒の状態でカス1は残る)が引き裂かれて、下流側の袋5は引きちぎられる。
【0010】
次に、前記切り取り装置4は図2に示すように上流側(図面上では右側)に若干移動してカス1を挟圧するようにして、回転させて引っ張るようにカス1を引きちぎる。この状態の時は前記袋5を引きちぎると同様に前記挟圧装置7の上ローラー6は下降したままで上流側の次の袋8を押えているので、カス1は引きちぎられる。そしてこのカス1は排出される。
【0011】
次に、切り取り装置4は上側のローラーは若干上動して隙間を空けながら袋5を引きちぎる時と同じ位置に戻る(図1の状態に戻る)。そして、上流側の次の袋8が間欠送り装置9により間欠送りされる。この際は、挟圧装置7は間欠送りと同期させるか、上ローラー6を上動させてフリーにすることで次の袋8が入り込むまで送られると切り取り装置4の上側のローラーは若干下動して上流側の次の袋8を図1のように挟圧しながら回転させて引きちぎる。これを順次繰り返すことで袋を製造するものである。
【0012】
以上の説明は、袋5と袋8との間にカス1が存するものの実施例について記述したが、カス1の存在しない大きい袋と小さい袋(前記実施例ではカスに相当)とが交互に作られる製袋機にも同様の作動で可能になるものである。
【0013】
なお、切断装置2は、トムソン刃からなるものが好適である。また、袋とカスを引きちぎる際は、間欠送り装置9が停止している時に行われるものである。
【0014】
袋の形状としては、正方形、長方形、コーナーがカットされたもの、両側縁を湾曲させた変形袋を製造するものに採用できる。
【0015】
間欠送り装置9は、一対の送りローラからなり袋用材料3は各送りローラ間に挟まれ、一定長さずつ間欠送りされるように駆動を制御する。
【0016】
前記切断装置2で部分切断されると記述されているが、この部分切断とは、袋用材料3が完全に切断され、切り離されるのではなく、部分的に切断されるだけであり、その切断線が部分的に接続された状態に保たれることを意味する。
【0017】
切り取り装置4の具体的な実施例としては、上下にローラーを設け、下ローラーを常時駆動し回転させ、リンク機構等によって上ローラーを押し下げ、袋5、カス1を上ローラー及び下ローラー間に挟むようにするか、反対に上ローラーを常時回転させ、リンク機構等によって下ローラーを押し下げ、袋5、カス1を上ローラー及び下ローラー間に挟むようにしても良い。また、上ローラー及び下ローラーを常時回転させ、リンク機構等によって上ローラーを押し下げ、下ローラーを押し上げるようにしても良い。
【0018】
切り取り装置4の上ローラー及び下ローラーについては、全長に渡って均一の直径のものを使用しても良いが、上ローラー及び下ローラーの直径を部分的に増大させ、カス1をその部分間に挟み、これによってカス1を引きちぎり、排除するようにしても良い。
【0019】
さらに、切断装置2の部分切断について説明したが、必ずしもその必要はない。例えば、袋用材料3を一定深さ切断し、いわゆるハーフカットすることでも可能である。また、各装置の駆動機構は、駆動モーター、例えばサーボモータと制御装置で制御駆動することが制御上は最適である。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成を採用した結果、次のような効果を得ることができる。(1)製品とカス等、大小の製品を確実に切り取り排出することができ、特にプラスチック袋の場合、静電気等の要因でカスが袋にくっつき、これがそのまま排出されることがないようにしたものである。
(2)カスの出ないような大、小の袋が連続で交互に製造される製袋機にも活用できる。
(3)切り取り装置の左右動の距離を変更するだけで、製品の大きさが変更されても簡単に対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である袋を切り取り装置で挟圧して切り取る状態を示す正面図(a)と平面図(b)である。
【図2】本発明のカスを切り取り装置で挟圧して切り取る状態を示す正面図(a)と平面図(b)である。
【符号の説明】
1‥‥カス 2‥‥切断装置
3・・・・袋用材料 4・・・・切り取り装置
5・・・・袋 6・・・・上ローラー
7・・・・挟圧装置 8・・・・次の袋
9・・・・間欠送り装置
Claims (2)
- 送り機構によって袋用材料が間欠送りされ、前記袋用材料によって袋が製造され、その袋にはカスができる製袋機であって、前記袋の上流側及び下流側切断位置において、前記袋用材料を部分切断する切断装置と、該切断装置の適当距離下流の位置に配置された袋とカスを、上下で挟圧する挟圧装置と、さらに適宜距離下流の位置に配置された袋とカスを切り取る上、下、左、右動できるようにした切り取り装置とからなり、前記袋用材料の間欠送り毎に、前記切断装置によって前記袋用材料が部分切断され、その後、前記袋用材料の間欠送りに伴い、袋が前記切り取り装置位置に到達すると切り取り装置が袋を挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされ、次に前記切り取り装置が若干上流側に移動してカスを挟み付けながら引きちぎり、下流側に間欠送りされると前記切り取り装置は元の下流側に移動して袋が到達するのを待機して、袋が到達する前記と同様の作動を繰り返すようにしたことを特徴とする製袋機における製品排出装置。
- 前記製品の切り取り装置は、上側及び下側回転体からなり、袋用材料の上側及び下側に配置され、前記上、下回転体の上下により袋が挟まれ、この上下回転体の挟圧回転により前記袋を引きちぎり排出するもので、回転体は袋用材料を挿通できる程度に上下に移動できると共に、上下回転体が一体的に左右動できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の製袋機における製品排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002368884A JP2004195611A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 製袋機における製品排出装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002368884A JP2004195611A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 製袋機における製品排出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004195611A true JP2004195611A (ja) | 2004-07-15 |
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ID=32765328
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002368884A Pending JP2004195611A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 製袋機における製品排出装置 |
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---|---|
JP (1) | JP2004195611A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102514231A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-27 | 吴江市英力达塑料包装有限公司 | 一种塑料膜切制袋车导向装置 |
JP2015128880A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 東洋製罐株式会社 | 樹脂フィルムの切断加工方法 |
JP7527227B2 (ja) | 2021-03-04 | 2024-08-02 | レンゴー株式会社 | 鮮度保持袋用フィルム、及びその製造方法、製造装置 |
-
2002
- 2002-12-19 JP JP2002368884A patent/JP2004195611A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102514231A (zh) * | 2011-12-15 | 2012-06-27 | 吴江市英力达塑料包装有限公司 | 一种塑料膜切制袋车导向装置 |
JP2015128880A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | 東洋製罐株式会社 | 樹脂フィルムの切断加工方法 |
JP7527227B2 (ja) | 2021-03-04 | 2024-08-02 | レンゴー株式会社 | 鮮度保持袋用フィルム、及びその製造方法、製造装置 |
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