JP2004194916A - 内視鏡システム収納ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】内規鏡システムから内視鏡を切り離し、この内視鏡を除く内規鏡システムを一つにして収納する。
【解決手段】内視鏡システム収納ケース2は、左右の半体21,22を蝶番23,23で接続した構造になっている。左右の半体21,22は、180度まで開くとともに閉じることができるように構成されている。内視鏡システム収納ケース2の右の半体22のケース内側面には、コネクタユニット装着部24と、操作パネル25と、アングル操作リモコン26が取り付けられている。コネクタユニット装着部24は内視鏡4と接続可能になっている。内視鏡システム収納ケース2の左の半体21には、内視鏡画像を表示するテレビジョンモニタ31を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】内視鏡システム収納ケース2は、左右の半体21,22を蝶番23,23で接続した構造になっている。左右の半体21,22は、180度まで開くとともに閉じることができるように構成されている。内視鏡システム収納ケース2の右の半体22のケース内側面には、コネクタユニット装着部24と、操作パネル25と、アングル操作リモコン26が取り付けられている。コネクタユニット装着部24は内視鏡4と接続可能になっている。内視鏡システム収納ケース2の左の半体21には、内視鏡画像を表示するテレビジョンモニタ31を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡システムを収納する内視鏡システム収納ケースに係り、特に在宅での内視鏡検査に好適な内視鏡システム収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体腔内臓器等を観察する医療用内視鏡が広く用いられている。
【0003】
医療用内視鏡で内視鏡検査を行う場合には、内視鏡の挿入部を体腔内に挿入して、例えば光源装置からの照射光を内視鏡に内蔵されたライトガイドを経由して被写体に照射し、照射光が照射された被写体からの反射光による観察像を観察するようになっている。
【0004】
このような内視鏡の観察像から映像信号を形成する方法としては、主に以下の2種類の方法がある。
【0005】
1つ目の方法は、ファイバースコープによる内視鏡を用いた方法である。この1つ目の方法では、内視鏡の先端に配置された対物レンズにより結像した被写体の像をイメージファイバーバンドルを用いて接眼部まで伝送し、接眼部に着脱自在のカメラを取り付け、接眼部の像をカメラ内の撮像素子に再結像させ、その出力信号から映像信号を作成する。
【0006】
2つ目は、電子内視鏡を用いた方法である。電子内視鏡は、内視鏡先端部の対物レンズの後方に固体撮像素子を配設し、前記対物レンズにより結像した被写体画像を前記固体撮像素子が電気信号に変換し、この電気信号を電気コードを介してカメラコントロールユニットのビデオプロセッサに導く。このビデオプロセッサは、前記固体撮像素子からの電気信号を映像信号処理して映像信号を作成し、テレビジョンモニタに内視鏡画像として表示させる。
【0007】
ここで、近年、老齢化が進み、在宅医療が重要になりつつある。内視鏡検査は通常病院の内視鏡室等で施行されるが、術後の経過観察、痰の吸引等を自宅で行いたいケースもある。しかしながら、従来の電子内視鏡システムは大型であり、持ち運びが困難であった。
【0008】
一方、ファイバースコープは、内視鏡本体と光源があれば診察が可能であり、バッテリー光源式の内視鏡も開発されている。しかしながら、ファイバースコープを用いた内視鏡から映像信号を形成する場合には、全体のシステムの規模が電子内視鏡を用いたものと同程度になってしまう。
【0009】
このことに対応して、工業用の内視鏡システムにおいては、トランク型の収納ケースに内視鏡や光源装置、制御装置、テレビジョンモニタ等を収納する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−57299号公報(第2−4頁、図1−5)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の工業用の内視鏡を収納するトランク型の収納ケースにおいては、内視鏡の挿入部は収納ケースに設けたドラムに巻いて収納されている。ここで、医療用の内視鏡は、検査後内視鏡の洗浄・消毒を行う必要があるが、往診先では困難であるため、使用後の内視鏡の取り扱い・運搬が問題となる。即ち、前記内視鏡を収納するトランク型の収納ケースをそのまま医療用に転用すると、内視鏡検査後、内視鏡の汚染された挿入部が収納ケースに収められたしまうため、収納ケース自体が汚染され、内視鏡を除く他の機器まで汚染してしまうという問題があった。
【0012】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、内規鏡システムから内視鏡を切り離し、この内視鏡を除く内規鏡システムを一つにして収納できる内視鏡システム収納ケースを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の内視鏡システム収納ケースは、少なくとも先端に固体撮像素子を有する内視鏡を着脱自在に設ける内視鏡接続部と、前記内視鏡の固体撮像素子からの撮像信号をビデオ信号処理をする制御装置と、この制御装置がビデオ信号処理することにより生成した画像を表示するテレビジョンモニタと、を具備することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図3は本発明の内視鏡システム収納ケースの第1の実施の形態に係り、図1は内視鏡システムの全体構成を示す斜視図、図2は内視鏡とシステム収納ケースを接続した状態を示すブロック図、図3はアングルワイヤー操作ユニットの構造を示す説明図である。
【0015】
(構成)
まず、図1を用いて内視鏡システムの全体構成を説明する。
内視鏡システム1は、内視鏡システム収納ケース2と、内視鏡4とを含んで構成されている。
【0016】
内視鏡システム収納ケース2は、左右の半体21,22を蝶番23,23で接続した構造になっている。左右の半体21,22は、蝶番23,23により180度まで開くとともに閉じることができるように構成されている。
【0017】
内視鏡システム収納ケース2の右の半体22のケース内側面には、コネクタユニット装着部24と、操作パネル25と、アングル操作リモコン26が取り付けられている。さらに、右の半体22のケース内側面には、凹部27が形成されている。
【0018】
コネクタユニット装着部24は内視鏡4と接続可能になっている。
操作パネル25は、光量等の内視鏡4の各種操作を行うためのものである。
アングル操作リモコン26は、内視鏡4のアングル操作を行うためのものである。
【0019】
アングル操作リモコン26はケーブル28を介して内視鏡システム収納ケース2の右の半体22の凹部27の壁面に接続されるとともに、ケーブル28とともに凹部27に挿入してシステム収納ケース2に格納できるようになっている。
【0020】
内視鏡システム収納ケース2の左の半体21には、内視鏡画像を表示するテレビジョンモニタ31を有する。左の半体21のケース内側面には、凹部32,33が形成されている。
【0021】
テレビジョンモニタ31は内視鏡画像を表示するものである。テレビジョンモニタ31はアーム34により左の半体21に形成された凹部32の底面に保持されている。テレビジョンモニタ31は、アーム34を折り畳み凹部32に入れることで、システム収納ケース2に格納できるようになっている。
【0022】
一方、内視鏡4は挿入部41とコネクタユニット42とを含んで構成される。挿入部41は、先端側から先端部43、湾曲部44、可撓管部45を連接したものである。
【0023】
挿入部41の先端部43には図示しない対物レンズ、照明レンズ、吸引チャンネル開口部を有している。挿入部41の後ろにはアングル操作リモコン26によって湾曲可能な湾曲部44を有する。湾曲部44の基端側は、可撓管部45の先端側に接続されている。可撓管部45は体腔内に挿入するための適度な可撓性を有している。可撓管部45の基端側は、コネクタユニット42に接続されている。
【0024】
コネクタユニット42は、ライトガイドコネクタ46と、ビデオコネクタ47と、アングルコネクタ48とを有する。
【0025】
ライトガイドコネクタ46は、挿入部41内に設けた図2に示す照明用のライトガイド87に光学的に接続される。
【0026】
図1に示すビデオコネクタ47は、挿入部41の先端43に設けられた図2に示すCCD固体撮像素子85に電気的に接続される。
【0027】
図1に示すアングルコネクタ48は、図2に示すアングルワイヤ操作ユニット81に機械的に接続される。アングルワイヤ操作ユニット81は、湾曲部44の湾曲操作を行う操作ワイヤ83,84に接続される。
【0028】
図1に示す前記コネクタユニット42は、ライトガイドコネクタ46と、ビデオコネクタ47とアングルコネクタ48により、システム収納ケース2のコネクタユニット装着部24に着脱可能になっている。
【0029】
また、コネクタユニット42は、吸引チャンネルに接続される吸引口金49を有する。吸引口金49には吸引チューブ51を介して吸引ボトル52が接続される。
【0030】
吸引チューブ51には、吸引口金49と吸引ボトル52の間の吸引操作を可能にする吸引操作ボタン53が設けられている。
【0031】
そして、吸引ボトル52には吸引源の吸引ポンプ54が接続されている。
吸引ボトル52には吸引ポンプ54の代わりに家庭用掃除機55が吸引源として利用できるようになっている。この場合、吸引ボトル52には、掃除機用吸引チューブ56及び掃除機用接続口金57を介して家庭用掃除機55の吸引口に接続される。
【0032】
掃除機用吸引チューブ56の一端は吸引ボトル52に着脱自在になっている。掃除機用吸引チューブ56の他端は、掃除機用接続口金57により家庭用掃除機55の吸引口に着脱自在になっている。
【0033】
掃除機用吸引チューブ56の中途には吸引圧力制御装置58が設けられている。
【0034】
内視鏡4は、通常、内視鏡収納ケース6に収められ、運搬される。内視鏡収納ケース6は消毒・滅菌可能な材質より構成されている。
【0035】
さらに詳細に説明すると、内視鏡収納ケース6は、本体61と蓋体62を蝶番63,63で接続した構造になっている。
【0036】
本体61と蓋体62は、180度まで開くとともに閉じることができるように構成されている。本体61のケース内側面には、凹部64が形成されている。内視鏡4は凹部64に挿入して内視鏡収納ケース6に格納できるようになっている。
【0037】
次に、図2を用いて内視鏡4とシステム収納ケース2を接続した状態を詳細に説明する。
【0038】
図2に示すように、システム収納ケース2には、CCU(カメラコントロールユニット)71、テレビジョンモニタ6、照明用の光源72、モータ73及びモータ駆動ユニット74を有している。
【0039】
また、システム収納ケース2は、電源として、家庭用電源70を用いるだけでなく、バッテリ75も内蔵している。内視鏡4のコネクタユニット42にはアングルワイヤ操作ユニット81が設けられている。アングルワイヤ操作ユニット81は、内視鏡4をシステム収納ケース2に接続した際にモータ73と連結されるようになっている。モータ73及びモータ駆動ユニット74は、内視鏡4のアングル操作を行うためのものである。
【0040】
内視鏡4の湾曲部44は複数の関節用湾曲駒82より構成され、最先端の関節用湾曲駒82に固定された2本の操作ワイヤ83,84を押し引きすることで上下2方向の湾曲操作を可能としている。前記操作ワイヤ83,84は前記アングルワイヤ操作ユニット81に連結されている。
【0041】
内視鏡4の先端部43のCCD固体撮像素子85は、内視鏡4の内部に配設した配線86及び図1に示したビデオコネクタ47を介してCCU71に接続される。CCU71は固体撮像素子85からの撮像信号をビデオ信号処理をする。
【0042】
光源72は体腔内の照明用である。光源72からの光は、図1に示したライトガイドコネクタ46からライトガイド87及び先端部43に設けた図示しない照明レンズを介して体腔内の観察対象に照射される。
【0043】
次に、図3を用いてアングルワイヤ操作ユニット81の構造について詳細に説明する。
【0044】
アングルワイヤ操作ユニット81は、アングルコネクタ48の内部に設けられており、プーリ91とギア小92とギア大93から構成されている。
【0045】
2本のワイヤ83,84はプーリ91に巻き付けられている。プーリ91にはギア小92が同軸で設けられている。
【0046】
更に、ギア小92にはギア大93が噛合している。ギア大93はアングルコネクタ48に回動自在に設けられている。ギア大93の一部はアングルコネクタ48の端面から突出している。
【0047】
一方、システム収納ケース2側にはモータ73とそれに接続されるモータ73のギア94が設けられている。第1の実施の形態では、内視鏡4のアングルコネクタ48をシステム収納ケース2のコネクタユニット装着部24に装着すると、ギア大93とモータ73のギア94が噛み合うようになっている。
【0048】
このような構造により、コネクタユニット装着部24は、少なくとも先端に固体撮像素子85を有する内視鏡4を着脱自在に設ける内視鏡接続部となっている。
【0049】
CCU71は、前記内視鏡4の固体撮像素子85からの撮像信号をビデオ信号処理をする制御装置となっている。
【0050】
テレビジョンモニタ31は、CCU71がビデオ信号処理することにより生成した画像を表示する。
【0051】
(作用)
このような第1の実施の形態において、往診で内視鏡検査をする場合、内視鏡システム収納ケース2と消毒済の内視鏡4を収納した内視鏡収納ケース6を往診先に持参する。検査時は内視鏡システム収納ケース2を開け、テレビジョンモニタ31を引き上げ、適切な高さ、向きにセットする。そして、家庭用電源に接続するか、内視鏡システム収納ケース2のバッテリ75のスイッチを入れる。この後、内視鏡収納ケース6から取り出した内視鏡4のコネクタユニット42をシステム収納ケース2のコネクタユニット装着部24に接続し、更に内視鏡4の吸引口金49には吸引チューブ51、吸引ボトル52、吸引ポンプ54を接続する。
【0052】
吸引ポンプ54がない場合には家庭用の掃除機55を掃除機用吸引チューブ56を介して接続する。吸引操作は吸引チューブ51に設けた吸引操作釦53により操作を行う。その場合は吸引圧力制御装置58を操作して適切な吸引圧力に設定する。
【0053】
検査時に湾曲部44を操作する場合はアングル操作リモコン26を操作する。アングル操作リモコン26の操作によりモータ73が駆動し、このモータ73の動力がギア94とギア大93とギア小92とを介してプーリ91に伝達し、プーリ91が回動することで湾曲部44の湾曲が可能になる。検査終了後、内視鏡4をシステム収納ケース2から取り外し、内視鏡用収納ケース6に格納する。往診終了後には内視鏡収納ケース6及び内視鏡4を消毒する。
【0054】
(効果)
第1の実施の形態によれば、内規鏡システム1から内視鏡4を切り離し、この内視鏡4を除く内規鏡システム1を一つにして内視鏡システム収納ケース2に収納できるので、往診時に内視鏡検査を行っても、内視鏡4以外の内視鏡システム1を構成する機器の汚染を防止でき、持ち運びが容易であり、収納スペースをとらない等、その実用性が極めて向上する。
【0055】
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡システム収納ケースのアングルコネクタ部の上方から見た断面図である。
【0056】
図4を用いた第2の実施の形態の説明において、図1乃至図3に示した第1の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
【0057】
(構成)
図4に示すように、内視鏡104において、アングルワイヤ操作ユニット181は、アングルコネクタ148の内部に設けられており、プーリ191とギア192,193と、シャフト195から構成されている。
【0058】
プーリ91には同軸にギア192が設けられている。ギア193は、シャフト195の一端に取り付けられ、ギア192の回転を垂直方向に変換する。シャフト195はアングルコネクタ148に回動自在に設けられている。
【0059】
シャフト195の他端はアングルコネクタ148の端面より延出し、別のギア196が設けられている。
【0060】
システム収納ケース102側にはモータ173とそれに接続されるギア194が設けられている。
【0061】
第2の実施の形態では、内視鏡104のアングルコネクタ148をシステム収納ケース102のコネクタユニット装着部124に装着した場合には、ギア196とモータ173のギア194が噛み合うようになっている。
【0062】
(作用)
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なるのは、モータ173の回転がギア194、ギア196、シャフト195、ギア193、ギア192及びプーリ191を介して操作ワイヤ83,84に伝わるだけで、他の作用は第1の実施の形態と全く同じである。
【0063】
(効果)
第2の実施の形態によれば、アングルコネクタ148の端面からギア196のシャフト195軸が延出する構造なので、アングルコネクタ148の水密構造が取りやすい。
【0064】
(第3の実施の形態)
図5は本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡とシステム収納ケースを接続した状態を示すブロック図である。
【0065】
(構成)
第3の実施の形態の内視鏡システム201の内視鏡204では、第1の実施の形態のライトガイドファイバー87の代わりに、配線287と発光ダイオード(LED)288を設け、内視鏡システム201の内視鏡システム収納ケース202では、第1の実施の形態の光源72の代わりにLED駆動ユニット272が設けている。
【0066】
配線287は、内視鏡204の挿入部241の内部に配設されている。挿入部241の先端部243には、LED288が設けられている。LED288は配線287の一端と接続する。配線287の他端側は、コネクタユニット242に接続され、コネクタユニット242を介してLED駆動ユニット272に接続するようになっている。
【0067】
(作用)
第3実施の形態の作用は、LED288で照明を行う以外は、第1実施の形態と同様である。
【0068】
(効果)
照明にLED288を使用するため、システム収納ケース202に光源が不要となり、システム収納ケース202を小型、軽量にできる。
【0069】
[付記]
以上詳述したような本発明の実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0070】
(付記項1) 少なくとも先端に固体撮像素子を有する内視鏡を着脱自在に設ける内視鏡接続部と、
前記内視鏡の固体撮像素子からの撮像信号をビデオ信号処理をする制御装置と、
この制御装置がビデオ信号処理することにより生成した画像を表示するテレビジョンモニタと、
を具備することを特徴とする内視鏡システム収納ケース。
【0071】
(付記項2) 前記内視鏡接続部が接続する内視鏡は先端側に湾曲部を有し、前記内視鏡接続部には、前記内視鏡の湾曲部を湾曲操作するためのモータを設け、該モータの動力は前記内視鏡接続部側のギアと前記内視鏡側のギアを介して前記内視鏡の湾曲部に伝達することを特徴とする付記項1に記載の内視鏡システム収納ケース。
【0072】
(付記項3) 前記内視鏡の内部にはライトガイドが配設され、前記内視鏡接続部には光源が設けられ、この光源からの光が前記ライトガイドを介して前記内視鏡の先端部から出射されることを特徴とする内視鏡システム収納ケース。
【0073】
(付記項4) 前記内視鏡の内部には配線と発光ダイオードが配設され、前記内視鏡接続部から前記配線を介して前記発光ダイオードを駆動する発光ダイオード駆動ユニットを有することを特徴とする内視鏡システム収納ケース。
【0074】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、内規鏡システムから内視鏡を切り離し、この内視鏡を除く内規鏡システムを一つにして内視鏡システム収納ケースに収納できるので、往診時に内視鏡検査を行っても、内視鏡以外の内視鏡システムを構成する機器の汚染を防止でき、持ち運びが容易であり、収納スペースをとらない等、その実用性が極めて向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡システム及びシステム収納ケースを示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡とシステム収納ケースを接続した状態を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るアングルワイヤー操作ユニットの構造を示す説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るアングルコネクタ部の上方から見た断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡とシステム収納ケースを接続した状態を示すブロック図。
【符号の説明】
1 …内視鏡システム
2 …内視鏡システム収納ケース
4 …内視鏡
6 …内視鏡収納ケース
24 …コネクタユニット装着部
25 …操作パネル
26 …アングル操作リモコン
31 …テレビジョンモニタ
41 …挿入部
42 …コネクタユニット
51 …吸引チューブ
52 …吸引ボトル
54 …吸引ポンプ
55 …家庭用掃除機
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡システムを収納する内視鏡システム収納ケースに係り、特に在宅での内視鏡検査に好適な内視鏡システム収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、体腔内臓器等を観察する医療用内視鏡が広く用いられている。
【0003】
医療用内視鏡で内視鏡検査を行う場合には、内視鏡の挿入部を体腔内に挿入して、例えば光源装置からの照射光を内視鏡に内蔵されたライトガイドを経由して被写体に照射し、照射光が照射された被写体からの反射光による観察像を観察するようになっている。
【0004】
このような内視鏡の観察像から映像信号を形成する方法としては、主に以下の2種類の方法がある。
【0005】
1つ目の方法は、ファイバースコープによる内視鏡を用いた方法である。この1つ目の方法では、内視鏡の先端に配置された対物レンズにより結像した被写体の像をイメージファイバーバンドルを用いて接眼部まで伝送し、接眼部に着脱自在のカメラを取り付け、接眼部の像をカメラ内の撮像素子に再結像させ、その出力信号から映像信号を作成する。
【0006】
2つ目は、電子内視鏡を用いた方法である。電子内視鏡は、内視鏡先端部の対物レンズの後方に固体撮像素子を配設し、前記対物レンズにより結像した被写体画像を前記固体撮像素子が電気信号に変換し、この電気信号を電気コードを介してカメラコントロールユニットのビデオプロセッサに導く。このビデオプロセッサは、前記固体撮像素子からの電気信号を映像信号処理して映像信号を作成し、テレビジョンモニタに内視鏡画像として表示させる。
【0007】
ここで、近年、老齢化が進み、在宅医療が重要になりつつある。内視鏡検査は通常病院の内視鏡室等で施行されるが、術後の経過観察、痰の吸引等を自宅で行いたいケースもある。しかしながら、従来の電子内視鏡システムは大型であり、持ち運びが困難であった。
【0008】
一方、ファイバースコープは、内視鏡本体と光源があれば診察が可能であり、バッテリー光源式の内視鏡も開発されている。しかしながら、ファイバースコープを用いた内視鏡から映像信号を形成する場合には、全体のシステムの規模が電子内視鏡を用いたものと同程度になってしまう。
【0009】
このことに対応して、工業用の内視鏡システムにおいては、トランク型の収納ケースに内視鏡や光源装置、制御装置、テレビジョンモニタ等を収納する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−57299号公報(第2−4頁、図1−5)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の工業用の内視鏡を収納するトランク型の収納ケースにおいては、内視鏡の挿入部は収納ケースに設けたドラムに巻いて収納されている。ここで、医療用の内視鏡は、検査後内視鏡の洗浄・消毒を行う必要があるが、往診先では困難であるため、使用後の内視鏡の取り扱い・運搬が問題となる。即ち、前記内視鏡を収納するトランク型の収納ケースをそのまま医療用に転用すると、内視鏡検査後、内視鏡の汚染された挿入部が収納ケースに収められたしまうため、収納ケース自体が汚染され、内視鏡を除く他の機器まで汚染してしまうという問題があった。
【0012】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、内規鏡システムから内視鏡を切り離し、この内視鏡を除く内規鏡システムを一つにして収納できる内視鏡システム収納ケースを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載の内視鏡システム収納ケースは、少なくとも先端に固体撮像素子を有する内視鏡を着脱自在に設ける内視鏡接続部と、前記内視鏡の固体撮像素子からの撮像信号をビデオ信号処理をする制御装置と、この制御装置がビデオ信号処理することにより生成した画像を表示するテレビジョンモニタと、を具備することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1乃至図3は本発明の内視鏡システム収納ケースの第1の実施の形態に係り、図1は内視鏡システムの全体構成を示す斜視図、図2は内視鏡とシステム収納ケースを接続した状態を示すブロック図、図3はアングルワイヤー操作ユニットの構造を示す説明図である。
【0015】
(構成)
まず、図1を用いて内視鏡システムの全体構成を説明する。
内視鏡システム1は、内視鏡システム収納ケース2と、内視鏡4とを含んで構成されている。
【0016】
内視鏡システム収納ケース2は、左右の半体21,22を蝶番23,23で接続した構造になっている。左右の半体21,22は、蝶番23,23により180度まで開くとともに閉じることができるように構成されている。
【0017】
内視鏡システム収納ケース2の右の半体22のケース内側面には、コネクタユニット装着部24と、操作パネル25と、アングル操作リモコン26が取り付けられている。さらに、右の半体22のケース内側面には、凹部27が形成されている。
【0018】
コネクタユニット装着部24は内視鏡4と接続可能になっている。
操作パネル25は、光量等の内視鏡4の各種操作を行うためのものである。
アングル操作リモコン26は、内視鏡4のアングル操作を行うためのものである。
【0019】
アングル操作リモコン26はケーブル28を介して内視鏡システム収納ケース2の右の半体22の凹部27の壁面に接続されるとともに、ケーブル28とともに凹部27に挿入してシステム収納ケース2に格納できるようになっている。
【0020】
内視鏡システム収納ケース2の左の半体21には、内視鏡画像を表示するテレビジョンモニタ31を有する。左の半体21のケース内側面には、凹部32,33が形成されている。
【0021】
テレビジョンモニタ31は内視鏡画像を表示するものである。テレビジョンモニタ31はアーム34により左の半体21に形成された凹部32の底面に保持されている。テレビジョンモニタ31は、アーム34を折り畳み凹部32に入れることで、システム収納ケース2に格納できるようになっている。
【0022】
一方、内視鏡4は挿入部41とコネクタユニット42とを含んで構成される。挿入部41は、先端側から先端部43、湾曲部44、可撓管部45を連接したものである。
【0023】
挿入部41の先端部43には図示しない対物レンズ、照明レンズ、吸引チャンネル開口部を有している。挿入部41の後ろにはアングル操作リモコン26によって湾曲可能な湾曲部44を有する。湾曲部44の基端側は、可撓管部45の先端側に接続されている。可撓管部45は体腔内に挿入するための適度な可撓性を有している。可撓管部45の基端側は、コネクタユニット42に接続されている。
【0024】
コネクタユニット42は、ライトガイドコネクタ46と、ビデオコネクタ47と、アングルコネクタ48とを有する。
【0025】
ライトガイドコネクタ46は、挿入部41内に設けた図2に示す照明用のライトガイド87に光学的に接続される。
【0026】
図1に示すビデオコネクタ47は、挿入部41の先端43に設けられた図2に示すCCD固体撮像素子85に電気的に接続される。
【0027】
図1に示すアングルコネクタ48は、図2に示すアングルワイヤ操作ユニット81に機械的に接続される。アングルワイヤ操作ユニット81は、湾曲部44の湾曲操作を行う操作ワイヤ83,84に接続される。
【0028】
図1に示す前記コネクタユニット42は、ライトガイドコネクタ46と、ビデオコネクタ47とアングルコネクタ48により、システム収納ケース2のコネクタユニット装着部24に着脱可能になっている。
【0029】
また、コネクタユニット42は、吸引チャンネルに接続される吸引口金49を有する。吸引口金49には吸引チューブ51を介して吸引ボトル52が接続される。
【0030】
吸引チューブ51には、吸引口金49と吸引ボトル52の間の吸引操作を可能にする吸引操作ボタン53が設けられている。
【0031】
そして、吸引ボトル52には吸引源の吸引ポンプ54が接続されている。
吸引ボトル52には吸引ポンプ54の代わりに家庭用掃除機55が吸引源として利用できるようになっている。この場合、吸引ボトル52には、掃除機用吸引チューブ56及び掃除機用接続口金57を介して家庭用掃除機55の吸引口に接続される。
【0032】
掃除機用吸引チューブ56の一端は吸引ボトル52に着脱自在になっている。掃除機用吸引チューブ56の他端は、掃除機用接続口金57により家庭用掃除機55の吸引口に着脱自在になっている。
【0033】
掃除機用吸引チューブ56の中途には吸引圧力制御装置58が設けられている。
【0034】
内視鏡4は、通常、内視鏡収納ケース6に収められ、運搬される。内視鏡収納ケース6は消毒・滅菌可能な材質より構成されている。
【0035】
さらに詳細に説明すると、内視鏡収納ケース6は、本体61と蓋体62を蝶番63,63で接続した構造になっている。
【0036】
本体61と蓋体62は、180度まで開くとともに閉じることができるように構成されている。本体61のケース内側面には、凹部64が形成されている。内視鏡4は凹部64に挿入して内視鏡収納ケース6に格納できるようになっている。
【0037】
次に、図2を用いて内視鏡4とシステム収納ケース2を接続した状態を詳細に説明する。
【0038】
図2に示すように、システム収納ケース2には、CCU(カメラコントロールユニット)71、テレビジョンモニタ6、照明用の光源72、モータ73及びモータ駆動ユニット74を有している。
【0039】
また、システム収納ケース2は、電源として、家庭用電源70を用いるだけでなく、バッテリ75も内蔵している。内視鏡4のコネクタユニット42にはアングルワイヤ操作ユニット81が設けられている。アングルワイヤ操作ユニット81は、内視鏡4をシステム収納ケース2に接続した際にモータ73と連結されるようになっている。モータ73及びモータ駆動ユニット74は、内視鏡4のアングル操作を行うためのものである。
【0040】
内視鏡4の湾曲部44は複数の関節用湾曲駒82より構成され、最先端の関節用湾曲駒82に固定された2本の操作ワイヤ83,84を押し引きすることで上下2方向の湾曲操作を可能としている。前記操作ワイヤ83,84は前記アングルワイヤ操作ユニット81に連結されている。
【0041】
内視鏡4の先端部43のCCD固体撮像素子85は、内視鏡4の内部に配設した配線86及び図1に示したビデオコネクタ47を介してCCU71に接続される。CCU71は固体撮像素子85からの撮像信号をビデオ信号処理をする。
【0042】
光源72は体腔内の照明用である。光源72からの光は、図1に示したライトガイドコネクタ46からライトガイド87及び先端部43に設けた図示しない照明レンズを介して体腔内の観察対象に照射される。
【0043】
次に、図3を用いてアングルワイヤ操作ユニット81の構造について詳細に説明する。
【0044】
アングルワイヤ操作ユニット81は、アングルコネクタ48の内部に設けられており、プーリ91とギア小92とギア大93から構成されている。
【0045】
2本のワイヤ83,84はプーリ91に巻き付けられている。プーリ91にはギア小92が同軸で設けられている。
【0046】
更に、ギア小92にはギア大93が噛合している。ギア大93はアングルコネクタ48に回動自在に設けられている。ギア大93の一部はアングルコネクタ48の端面から突出している。
【0047】
一方、システム収納ケース2側にはモータ73とそれに接続されるモータ73のギア94が設けられている。第1の実施の形態では、内視鏡4のアングルコネクタ48をシステム収納ケース2のコネクタユニット装着部24に装着すると、ギア大93とモータ73のギア94が噛み合うようになっている。
【0048】
このような構造により、コネクタユニット装着部24は、少なくとも先端に固体撮像素子85を有する内視鏡4を着脱自在に設ける内視鏡接続部となっている。
【0049】
CCU71は、前記内視鏡4の固体撮像素子85からの撮像信号をビデオ信号処理をする制御装置となっている。
【0050】
テレビジョンモニタ31は、CCU71がビデオ信号処理することにより生成した画像を表示する。
【0051】
(作用)
このような第1の実施の形態において、往診で内視鏡検査をする場合、内視鏡システム収納ケース2と消毒済の内視鏡4を収納した内視鏡収納ケース6を往診先に持参する。検査時は内視鏡システム収納ケース2を開け、テレビジョンモニタ31を引き上げ、適切な高さ、向きにセットする。そして、家庭用電源に接続するか、内視鏡システム収納ケース2のバッテリ75のスイッチを入れる。この後、内視鏡収納ケース6から取り出した内視鏡4のコネクタユニット42をシステム収納ケース2のコネクタユニット装着部24に接続し、更に内視鏡4の吸引口金49には吸引チューブ51、吸引ボトル52、吸引ポンプ54を接続する。
【0052】
吸引ポンプ54がない場合には家庭用の掃除機55を掃除機用吸引チューブ56を介して接続する。吸引操作は吸引チューブ51に設けた吸引操作釦53により操作を行う。その場合は吸引圧力制御装置58を操作して適切な吸引圧力に設定する。
【0053】
検査時に湾曲部44を操作する場合はアングル操作リモコン26を操作する。アングル操作リモコン26の操作によりモータ73が駆動し、このモータ73の動力がギア94とギア大93とギア小92とを介してプーリ91に伝達し、プーリ91が回動することで湾曲部44の湾曲が可能になる。検査終了後、内視鏡4をシステム収納ケース2から取り外し、内視鏡用収納ケース6に格納する。往診終了後には内視鏡収納ケース6及び内視鏡4を消毒する。
【0054】
(効果)
第1の実施の形態によれば、内規鏡システム1から内視鏡4を切り離し、この内視鏡4を除く内規鏡システム1を一つにして内視鏡システム収納ケース2に収納できるので、往診時に内視鏡検査を行っても、内視鏡4以外の内視鏡システム1を構成する機器の汚染を防止でき、持ち運びが容易であり、収納スペースをとらない等、その実用性が極めて向上する。
【0055】
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡システム収納ケースのアングルコネクタ部の上方から見た断面図である。
【0056】
図4を用いた第2の実施の形態の説明において、図1乃至図3に示した第1の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
【0057】
(構成)
図4に示すように、内視鏡104において、アングルワイヤ操作ユニット181は、アングルコネクタ148の内部に設けられており、プーリ191とギア192,193と、シャフト195から構成されている。
【0058】
プーリ91には同軸にギア192が設けられている。ギア193は、シャフト195の一端に取り付けられ、ギア192の回転を垂直方向に変換する。シャフト195はアングルコネクタ148に回動自在に設けられている。
【0059】
シャフト195の他端はアングルコネクタ148の端面より延出し、別のギア196が設けられている。
【0060】
システム収納ケース102側にはモータ173とそれに接続されるギア194が設けられている。
【0061】
第2の実施の形態では、内視鏡104のアングルコネクタ148をシステム収納ケース102のコネクタユニット装着部124に装着した場合には、ギア196とモータ173のギア194が噛み合うようになっている。
【0062】
(作用)
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なるのは、モータ173の回転がギア194、ギア196、シャフト195、ギア193、ギア192及びプーリ191を介して操作ワイヤ83,84に伝わるだけで、他の作用は第1の実施の形態と全く同じである。
【0063】
(効果)
第2の実施の形態によれば、アングルコネクタ148の端面からギア196のシャフト195軸が延出する構造なので、アングルコネクタ148の水密構造が取りやすい。
【0064】
(第3の実施の形態)
図5は本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡とシステム収納ケースを接続した状態を示すブロック図である。
【0065】
(構成)
第3の実施の形態の内視鏡システム201の内視鏡204では、第1の実施の形態のライトガイドファイバー87の代わりに、配線287と発光ダイオード(LED)288を設け、内視鏡システム201の内視鏡システム収納ケース202では、第1の実施の形態の光源72の代わりにLED駆動ユニット272が設けている。
【0066】
配線287は、内視鏡204の挿入部241の内部に配設されている。挿入部241の先端部243には、LED288が設けられている。LED288は配線287の一端と接続する。配線287の他端側は、コネクタユニット242に接続され、コネクタユニット242を介してLED駆動ユニット272に接続するようになっている。
【0067】
(作用)
第3実施の形態の作用は、LED288で照明を行う以外は、第1実施の形態と同様である。
【0068】
(効果)
照明にLED288を使用するため、システム収納ケース202に光源が不要となり、システム収納ケース202を小型、軽量にできる。
【0069】
[付記]
以上詳述したような本発明の実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0070】
(付記項1) 少なくとも先端に固体撮像素子を有する内視鏡を着脱自在に設ける内視鏡接続部と、
前記内視鏡の固体撮像素子からの撮像信号をビデオ信号処理をする制御装置と、
この制御装置がビデオ信号処理することにより生成した画像を表示するテレビジョンモニタと、
を具備することを特徴とする内視鏡システム収納ケース。
【0071】
(付記項2) 前記内視鏡接続部が接続する内視鏡は先端側に湾曲部を有し、前記内視鏡接続部には、前記内視鏡の湾曲部を湾曲操作するためのモータを設け、該モータの動力は前記内視鏡接続部側のギアと前記内視鏡側のギアを介して前記内視鏡の湾曲部に伝達することを特徴とする付記項1に記載の内視鏡システム収納ケース。
【0072】
(付記項3) 前記内視鏡の内部にはライトガイドが配設され、前記内視鏡接続部には光源が設けられ、この光源からの光が前記ライトガイドを介して前記内視鏡の先端部から出射されることを特徴とする内視鏡システム収納ケース。
【0073】
(付記項4) 前記内視鏡の内部には配線と発光ダイオードが配設され、前記内視鏡接続部から前記配線を介して前記発光ダイオードを駆動する発光ダイオード駆動ユニットを有することを特徴とする内視鏡システム収納ケース。
【0074】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、内規鏡システムから内視鏡を切り離し、この内視鏡を除く内規鏡システムを一つにして内視鏡システム収納ケースに収納できるので、往診時に内視鏡検査を行っても、内視鏡以外の内視鏡システムを構成する機器の汚染を防止でき、持ち運びが容易であり、収納スペースをとらない等、その実用性が極めて向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡システム及びシステム収納ケースを示す斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡とシステム収納ケースを接続した状態を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るアングルワイヤー操作ユニットの構造を示す説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るアングルコネクタ部の上方から見た断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡とシステム収納ケースを接続した状態を示すブロック図。
【符号の説明】
1 …内視鏡システム
2 …内視鏡システム収納ケース
4 …内視鏡
6 …内視鏡収納ケース
24 …コネクタユニット装着部
25 …操作パネル
26 …アングル操作リモコン
31 …テレビジョンモニタ
41 …挿入部
42 …コネクタユニット
51 …吸引チューブ
52 …吸引ボトル
54 …吸引ポンプ
55 …家庭用掃除機
Claims (1)
- 少なくとも先端に固体撮像素子を有する内視鏡を着脱自在に設ける内視鏡接続部と、
前記内視鏡の固体撮像素子からの撮像信号をビデオ信号処理をする制御装置と、
この制御装置がビデオ信号処理することにより生成した画像を表示するテレビジョンモニタと、
を具備することを特徴とする内視鏡システム収納ケース。
Priority Applications (1)
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2002
- 2002-12-18 JP JP2002367173A patent/JP2004194916A/ja not_active Withdrawn
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