JP2004194718A - 医療用コネクター - Google Patents
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Abstract
【課題】ジョイントの着脱が簡単であり、かつ安全な接続を確保する構造を有する医療用コネクターを提供する。
【解決手段】2個以上の分岐ポート、分岐ポートと貫通した出口を有するポート、チューブに接続し分岐ポートに着脱可能な長さ方向に貫通したジョイント、及び分岐ポートに取り付け可能なキャップを有する医療用コネクターにおいて、分岐ポートは外周に雄ねじを有し、ジョイントは分岐ポートの雄ねじに嵌合する雌ねじを有する医療用コネクター。
【選択図】 図6
【解決手段】2個以上の分岐ポート、分岐ポートと貫通した出口を有するポート、チューブに接続し分岐ポートに着脱可能な長さ方向に貫通したジョイント、及び分岐ポートに取り付け可能なキャップを有する医療用コネクターにおいて、分岐ポートは外周に雄ねじを有し、ジョイントは分岐ポートの雄ねじに嵌合する雌ねじを有する医療用コネクター。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体内に留置したカテーテルと体外の体液吸引集液器もしくは体液吸引集液器までの経路を延長するチューブに接続するための医療用コネクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人体創腔からの体液を吸引排出するために体液吸引集液器を用いることは、従来からよく知られている。この場合、体液を排出誘導するためのカテーテルが創腔内挿入されて吸引集液器に接続されており、吸引集液器内に発生させた陰圧によって創腔内の体液が吸引集液器内に集積、貯留される。
【0003】
カテーテルと体液吸引集液器を接続する医療用コネクターとしては、2本以上のカテーテルに接続可能であり、体外側の雌コネクターに対してカテーテルに雄嵌合するジョイントを介在するタイプのものがある。このタイプの医療用コネクターでは種々のサイズのカテーテルに対して、ジョイントを交換するだけで体外側の雌コネクターに接続できるため、コスト面で大変有利である。また、2本以上のカテーテルを接続する場合には、それぞれの抜去時期が異なるため抜去後にジョイントを外し、雌コネクターにキャップを嵌めるようにした既製品がある。この既製品では雌コネクターの内側にリブを設けることで気密性を維持し、かつジョイントと雌コネクターの接触面積を減らすことにより手で抜き差しできる接続強度を実現している。しかし、使用時の負荷でその接続部分が外れてしまう可能性が残り、吸引不良の不具合や感染を引き起こす危険性も否定できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の医療用コネクターのこのような欠点を解決するもので、その目的とするところは、ジョイントの着脱が簡単であり、かつ安全な接続を確保する構造を有する医療用コネクターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
2個以上の分岐ポート、分岐ポートと貫通した出口を有するポート、チューブに接続し分岐ポートに着脱可能な長さ方向に貫通したジョイント、分岐ポートに取り付け可能なキャップを有する医療用コネクターにおいて、及び分岐ポートは外周に雄ねじを有し、ジョイントは分岐ポートの雄ねじに嵌合する雌ねじを有することを特徴とする医療用コネクター、
である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明を具体的に説明する。図1は本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートの正面図であり、図2は本発明の一実施例となる医療用コネクターのジョイントの外観図であり、図3は本発明の一実施例となる医療用コネクターのジョイントの断面図であり、図4は本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートとジョイントの接続状態を示す正面図であり、図5は本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートとジョイントの接続状態から片方のジョイントを引き抜いた状態を示す外観図であり、図6は本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートの片方にジョイント、もう片方にキャップを取り付けた状態を示す外観図である。
【0007】
本発明による医療用コネクターはポート(1)、ジョイント(7)、及びキャップ(13)からなっている(図1〜3)。ポート(1)はキャップ(13)と繋がっていても良い。ポート(1)はジョイント(7)を接続する2個以上の分岐ポート(2)、本体(3)、及び出口(4)からなっている(図1)。出口(4)には直接体液吸引集液器に接続する場合と、延長チューブ(5)を介して体液吸引集液器に接続する場合がある。
分岐ポート(2)の外周には雄ねじ(6)が設けられている(図1)。ジョイント(7)は中子(8)、回転カラー(9)、チューブ接続部(10)、ポート接続部(11)、及び雌ねじ(12)からなっている(図2、3)。チューブ接続部(10)にはチューブ(14)が取り付けられる。中子(8)と回転カラー(9)は一体化していても良い。
【0008】
使用方法としては、手術後の血液・滲出液のドレナージに使用する2本のドレーンチューブを接続する場合、まず、ジョイント(7)をポート(1)の分岐ポート(2)に接続する。この時、ジョイント(7)の雌ねじ(12)と分岐ポート(2)の雄ねじ(6)とをねじ嵌合させて抜けない状態となる。次にジョイント(7)にチューブ(14)を接続し、ドレナージを開始する(図4)。接続されたチューブ(14)の片方を抜去する際には、ジョイント(7)と分岐ポート(2)の互いのねじ嵌合を緩めて、ジョイント(7)を抜くことができる(図5)。このように片方のジョイント(7)を抜去した後にドレナージを継続するために開いた分岐ポート(2)にキャップ(13)を嵌めて封止する(図6)。はじめから片方にキャップを嵌めた状態でドレナージを行う場合もある。
【0009】
【発明の効果】
本発明の医療用コネクターはジョイントの着脱が簡単であり、かつ安全な接続を確保する構造を有する有用な医療用コネクターである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートの正面図である。
【図2】本発明の一実施例となる医療用コネクターのジョイントの外観図である。
【図3】本発明の一実施例となる医療用コネクターのジョイントの断面図である。
【図4】本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートとジョイントの接続状態を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートとジョイントの接続状態から片方のジョイントを引き抜いた状態を示す外観図である。
【図6】本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートの片方にジョイント、もう片方にキャップを取り付けた状態を示す外観図である。
【符号の説明】
1 ポート
2 分岐ポート
3 本体
4 出口
5 延長チューブ
6 雄ねじ
7 ジョイント
8 中子
9 回転カラー
10 チューブ接続部
11 ポート接続部
12 雌ねじ
13 キャップ
14 チューブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、体内に留置したカテーテルと体外の体液吸引集液器もしくは体液吸引集液器までの経路を延長するチューブに接続するための医療用コネクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人体創腔からの体液を吸引排出するために体液吸引集液器を用いることは、従来からよく知られている。この場合、体液を排出誘導するためのカテーテルが創腔内挿入されて吸引集液器に接続されており、吸引集液器内に発生させた陰圧によって創腔内の体液が吸引集液器内に集積、貯留される。
【0003】
カテーテルと体液吸引集液器を接続する医療用コネクターとしては、2本以上のカテーテルに接続可能であり、体外側の雌コネクターに対してカテーテルに雄嵌合するジョイントを介在するタイプのものがある。このタイプの医療用コネクターでは種々のサイズのカテーテルに対して、ジョイントを交換するだけで体外側の雌コネクターに接続できるため、コスト面で大変有利である。また、2本以上のカテーテルを接続する場合には、それぞれの抜去時期が異なるため抜去後にジョイントを外し、雌コネクターにキャップを嵌めるようにした既製品がある。この既製品では雌コネクターの内側にリブを設けることで気密性を維持し、かつジョイントと雌コネクターの接触面積を減らすことにより手で抜き差しできる接続強度を実現している。しかし、使用時の負荷でその接続部分が外れてしまう可能性が残り、吸引不良の不具合や感染を引き起こす危険性も否定できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の医療用コネクターのこのような欠点を解決するもので、その目的とするところは、ジョイントの着脱が簡単であり、かつ安全な接続を確保する構造を有する医療用コネクターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
2個以上の分岐ポート、分岐ポートと貫通した出口を有するポート、チューブに接続し分岐ポートに着脱可能な長さ方向に貫通したジョイント、分岐ポートに取り付け可能なキャップを有する医療用コネクターにおいて、及び分岐ポートは外周に雄ねじを有し、ジョイントは分岐ポートの雄ねじに嵌合する雌ねじを有することを特徴とする医療用コネクター、
である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明を具体的に説明する。図1は本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートの正面図であり、図2は本発明の一実施例となる医療用コネクターのジョイントの外観図であり、図3は本発明の一実施例となる医療用コネクターのジョイントの断面図であり、図4は本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートとジョイントの接続状態を示す正面図であり、図5は本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートとジョイントの接続状態から片方のジョイントを引き抜いた状態を示す外観図であり、図6は本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートの片方にジョイント、もう片方にキャップを取り付けた状態を示す外観図である。
【0007】
本発明による医療用コネクターはポート(1)、ジョイント(7)、及びキャップ(13)からなっている(図1〜3)。ポート(1)はキャップ(13)と繋がっていても良い。ポート(1)はジョイント(7)を接続する2個以上の分岐ポート(2)、本体(3)、及び出口(4)からなっている(図1)。出口(4)には直接体液吸引集液器に接続する場合と、延長チューブ(5)を介して体液吸引集液器に接続する場合がある。
分岐ポート(2)の外周には雄ねじ(6)が設けられている(図1)。ジョイント(7)は中子(8)、回転カラー(9)、チューブ接続部(10)、ポート接続部(11)、及び雌ねじ(12)からなっている(図2、3)。チューブ接続部(10)にはチューブ(14)が取り付けられる。中子(8)と回転カラー(9)は一体化していても良い。
【0008】
使用方法としては、手術後の血液・滲出液のドレナージに使用する2本のドレーンチューブを接続する場合、まず、ジョイント(7)をポート(1)の分岐ポート(2)に接続する。この時、ジョイント(7)の雌ねじ(12)と分岐ポート(2)の雄ねじ(6)とをねじ嵌合させて抜けない状態となる。次にジョイント(7)にチューブ(14)を接続し、ドレナージを開始する(図4)。接続されたチューブ(14)の片方を抜去する際には、ジョイント(7)と分岐ポート(2)の互いのねじ嵌合を緩めて、ジョイント(7)を抜くことができる(図5)。このように片方のジョイント(7)を抜去した後にドレナージを継続するために開いた分岐ポート(2)にキャップ(13)を嵌めて封止する(図6)。はじめから片方にキャップを嵌めた状態でドレナージを行う場合もある。
【0009】
【発明の効果】
本発明の医療用コネクターはジョイントの着脱が簡単であり、かつ安全な接続を確保する構造を有する有用な医療用コネクターである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートの正面図である。
【図2】本発明の一実施例となる医療用コネクターのジョイントの外観図である。
【図3】本発明の一実施例となる医療用コネクターのジョイントの断面図である。
【図4】本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートとジョイントの接続状態を示す正面図である。
【図5】本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートとジョイントの接続状態から片方のジョイントを引き抜いた状態を示す外観図である。
【図6】本発明の一実施例となる医療用コネクターのポートの片方にジョイント、もう片方にキャップを取り付けた状態を示す外観図である。
【符号の説明】
1 ポート
2 分岐ポート
3 本体
4 出口
5 延長チューブ
6 雄ねじ
7 ジョイント
8 中子
9 回転カラー
10 チューブ接続部
11 ポート接続部
12 雌ねじ
13 キャップ
14 チューブ
Claims (1)
- 2個以上の分岐ポート、分岐ポートと貫通した出口を有するポート、チューブに接続し分岐ポートに着脱可能な長さ方向に貫通したジョイント、及び分岐ポートに取り付け可能なキャップを有する医療用コネクターにおいて、分岐ポートは外周に雄ねじを有し、ジョイントは分岐ポートの雄ねじに嵌合する雌ねじを有することを特徴とする医療用コネクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002363657A JP2004194718A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 医療用コネクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002363657A JP2004194718A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 医療用コネクター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004194718A true JP2004194718A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32761740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002363657A Pending JP2004194718A (ja) | 2002-12-16 | 2002-12-16 | 医療用コネクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004194718A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011218157A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-11-04 | Jms Co Ltd | 圧力調整用補助具 |
JP2014530687A (ja) * | 2011-10-14 | 2014-11-20 | アルコン リサーチ, リミテッド | カラーコネクタ |
-
2002
- 2002-12-16 JP JP2002363657A patent/JP2004194718A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011218157A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-11-04 | Jms Co Ltd | 圧力調整用補助具 |
JP2014530687A (ja) * | 2011-10-14 | 2014-11-20 | アルコン リサーチ, リミテッド | カラーコネクタ |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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