JP2004194432A - ヒュージブルリンクユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒューズ回路構成体をハウジング内の適正な位置に容易に挿入する。
【解決手段】連結プレート部6、16とこの連結プレート部6、16連鎖上に連結された複数の雌端子部8、18及びビス止め用端子部9、19とを有する第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3と、この第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3を挿入する回路体収容室27を有するハウジング4とを備えたヒュージブルリンクユニット1であって、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3にはサイドフランジ部15、23をそれぞれ設け、ハウジング4には第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の挿入の際に各サイドフランジ部15、23をガイドするガイド溝28をそれぞれ設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の端子部が連鎖状に連結されたヒューズ回路構成体を有するヒュージブルリンクユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、剛性の高いブスバーより複数の端子部を連鎖状に連結したヒューズ回路構成体を形成し、このヒューズ回路構成体をハウジング内に収容する電気接続箱が種々提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
【0003】
図9及び図10に示すように、従来のヒュージブルリンクユニット100は、第1及び第2ヒューズ回路構成体101、102とこれらヒューズ回路構成体101、102が組み込まれるハウジング103とを備えている。
【0004】
第1ヒューズ回路構成体101は、図11に詳しく示すように、連結プレート部104と、この連結プレート部104に各可溶体部105を介して連結された複数の雌端子部106a及びビス止め用端子部106bと、連結プレート部104の一端側より延設されたバッテリ接続用のビス止め用端子部107と、連結プレート部104の他端側に可溶体105aを介して連結された共通端子部108とを有し、導電性を有する平面プレート材のプレス加工により形成される。各ビス止め用端子部106b、107の先端部分にはサイドフランジ部122がそれぞれ突設されている。このサイドフランジ部122は、第1ヒューズ回路構成体101の剛性アップとビス止め時の廻り止め防止のために設けられている。
【0005】
第2ヒューズ回路構成体102は、図12に詳しく示すように、連結プレート部109と、この連結プレート部109に各可溶体部110を介して連結された複数の雌端子部111a及びビス止め用端子部111bと、連結プレート部109の他端側より延設された共通端子部112とを有し、導電性を有する平面プレート材のプレス加工により形成される。各ビス止め用端子部111bの先端部分にはサイドフランジ部122がそれぞれ突設されている。このサイドフランジ部122は、第1ヒューズ回路構成体101の剛性アップとビス止め時の廻り止め防止のために設けられている。
【0006】
ハウジング103は、略直方体形状を有し、上方に開口部113を有する回路体収容室114が内部に形成されている。回路体収容室114の下方には複数のコネクタハウジング部115と複数の端子支持部116が設けられている。
【0007】
上記構成において、図9に示すように、第1ヒューズ回路構成体101及び第2ヒューズ回路構成体102をそのフラット面方向を挿入方向とし、且つ、複数の端子部106a、106b、111a、111bを挿入先端としてハウジング103の開口部113より回路体収容室114に挿入する。第1ヒューズ回路構成体101及び第2ヒューズ回路構成体102が完全に挿入されると、図10に示すように、第1及び第2ヒューズ回路構成体101、102の各連結プレート部104、109が回路体収容室114に配置されると共に、各端子部106a、106b、111a、111bがコネクタハウジング部115内や端子支持部116の所定位置にセットされる。
【0008】
次に、第1及び第2ヒューズ回路構成体101、102の互いの共通端子部108、112をボルト117でハウジング103に共締めする。これによって第1ヒューズ回路構成体101と第2ヒューズ回路構成体102が電気的に接続され、第1ヒューズ回路構成体101及び第2ヒューズ回路構成体102によって所望のヒューズ回路が構成される。各コネクタハウジング部115内の各雌端子部106a、111aには相手側コネクタ(図示せず)の各端子が接続される。
【0009】
又、図10及び図13に示すように、バッテリ用端子107と端子支持部116の各ビス止め用端子部106b、107、111bには圧入されたナット部材118とビス121によって相手側のビス止め端子119がそれぞれ接続される。このビス止めの際に、端子支持部116の側壁部123に当接したサイドフランジ部122が廻り止めを阻止する。相手側コネクタ(図示せず)の各端子及び各ビス止め端子119はケーブル120を介して各負荷にそれぞれ接続され、これら各負荷にバッテリからの電源がヒューズ回路を介して分配供給される。そして、負荷側の短絡事故などによって可溶体105、110に所定以上の電流が通電されると、可溶体105、110が発熱によって溶断し、過電流に基づく事故が防止される。
【0010】
上記ヒュージブルリンクユニット100にあっては、平板状の第1及び第2ヒューズ回路構成体101、102をハウジング103に組み込むことによりユニットを構成するため、多くの可溶体(ヒューズ箇所)105、110を有するヒューズ回路を非常にコンパクトに作成できるものである。
【0011】
【特許文献1】
特開平9−284951号公報、第2頁、図1
【0012】
【特許文献2】
特許第3175638号公報、第1頁、図1
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ヒュージブルリンクユニット100にあっては、第1及び第2ヒューズ回路構成体101、102をハウジング103の開口部113より回路体収容室114の適正な位置に挿入しなければならないが、第1及び第2ヒューズ回路構成体101、102の挿入先端部分を目視できない等の理由により挿入作業を容易に行うことができないという問題がある。回路体収容室114内への挿入過程で第1及び第2ヒューズ回路構成体101、102が適正な位置に挿入されないと、第1及び第2ヒューズ回路構成体101、102の雌端子部106a、111aやビス止め用端子部106b、111bがハウジング103に突き当たる。すると、これら端子部が容易に変形し、挿入作業のやり直しを強いられることになる。
【0014】
そこで、本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、ヒューズ回路構成体をハウジング内の適正な位置に容易に挿入できるヒュージブルリンクユニットを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、連結プレート部とこの連結プレート部に連鎖状に連結された複数の端子部とを有するヒューズ回路構成体と、このヒューズ回路構成体を挿入する回路体収容室を有するハウジングとを備えたヒュージブルリンクユニットであって、前記ヒューズ回路構成体にはサイドフランジ部を設け、前記ハウジングには前記ヒューズ回路構成体の挿入の際に前記サイドフランジ部をガイドするガイド溝を設けたことを特徴とする。
【0016】
このヒュージブルリンクユニットでは、ヒューズ回路構成体をハウジングの回路体収容室に挿入する際に、ヒューズ回路構成体のサイドフランジ部をガイド溝内に配置した状態としてヒューズ回路構成体を挿入すると、サイドフランジ部がガイド溝にガイドされることによって回路体収容室に挿入される。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1記載のヒュージブルリンクユニットであって、前記サイドフランジ部は、ビスによって相手側のビス止め端子が締結されるビス止め用端子部に設けられ、ビス止め用端子部が端子支持部に配置された状態では前記サイドフランジ部が側壁部に当接する位置に配置されることを特徴とする。
【0018】
このヒュージブルリンクユニットでは、請求項1の発明の作用に加え、サイドフランジ部がヒューズ回路構成体の剛性アップとビス止め時の廻り止め防止に寄与する。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のヒュージブルリンクユニットであって、前記ヒューズ回路構成体は、第1ヒューズ回路構成体と第2ヒューズ構成体の2枚であり、この第1及び第2ヒューズ回路構成体が共に同じ開口部より回路体収容室に挿入されることを特徴とする。
【0020】
このヒュージブルリンクユニットでは、請求項1又は請求項2の発明の作用に加え、第1ヒューズ回路構成体と第2ヒューズ回路構成体のサイドフランジ部の位置が異なる場合には、第1ヒューズ回路構成体と第2ヒューズ回路構成体の挿入位置を間違えるとサイドフランジ部とガイド溝の位置が一致しない。
【0021】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載されたヒュージブルリンクユニットであって、前記連結プレート部の挿入後端部を2枚折りに形成し、この2枚折りにした挿入後端部に治具係止用切欠き部を設けたことを特徴とする。
【0022】
このヒュージブルリンクユニットでは、請求項1〜請求項3の発明の作用に加え、治具の押さえ部を治具係止用切欠き部に挿入した状態でヒューズ回路構成体をハウジング内に押し込むと、治具の押さえ部は治具係止用切欠き部の2つの端面に当接する状態で支持される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
(第1実施形態)
図1〜図6は本発明の第1実施形態を示し、図1はヒュージブルリンクユニット1の分解斜視図、図2はヒュージブルリンクユニット1の正面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5は図2のC−C線断面図、図6は図2のD−D線断面図である。
【0025】
ヒュージブルリンクユニット1は、図1〜図6に示すように、ブスバーより形成された第1ヒューズ回路構成体(ヒューズ回路構成体)2と、同じくブスバーより形成された第2ヒューズ回路構成体(ヒューズ回路構成体)3と、これらヒューズ回路構成体2、3が互いに所定の間隔を開けて組み込まれるハウジング4と、このハウジング4の上面を塞ぐ透明カバー5とを備えている。
【0026】
第1ヒューズ回路構成体2は、図1に詳しく示すように、細長い長方形状の連結プレート部6と、この連結プレート部6の短手方向に可溶体部7を介して連結されたものと可溶体を介することなく連結された2本の雌端子部(端子部)8と、連結用プレート部6の短手方向に可溶体部7を介して連結されたものと可溶体を介することなく連結された3本のビス止め用端子部(端子部)9と、連結プレート部6の長手方向に可溶体部10を介して連結された差し込み係止部11とを有し、導電性の平面プレート材をプレス加工することにより一体に形成されている。
【0027】
各可溶体部7は、細幅でクランク状を有し、そのクランク形状の途中に低融点金属が加締め固定されるものであり、それぞれに所定値以上の電流が通電されると溶断する。
【0028】
複数の雌端子部8と複数のビス止め用端子部9は、隣接するもの同士が間隔を置いて連鎖状に配置されている。差し込み係止部11の一部は垂直方向に折曲され、この折曲部分が共通端子部12として形成されている。
【0029】
3本の各ビス止め用端子部9にはビス挿通孔14が形成されていると共にその挿入先端部分にはサイドフランジ部15がそれぞれ突設されている。
【0030】
第2ヒューズ回路構成体3は、図1に詳しく示すように、細長い長方形状の連結プレート部16と、この連結プレート部16の短手方向に各可溶体部17を介して連結された複数の雌端子部(端子部)18と、連結用プレート部16の短手方向に各可溶体部17を介して連結されたものと可溶体を介することなく連結された複数のビス止め用端子部(端子部)19と、連結プレート部16の長手方向に延設され、且つ、ビス止め用端子部19に一体的に連結された差し込み係止部20とを有し、導電性の平面プレート材をプレス加工することにより一体に形成されている。
【0031】
各可溶体17は、第1ヒューズ回路構成体2の可溶体部7と同様に、細幅でクランク状を有し、そのクランク形状の途中に低融点金属が加締め固定されるものであり、それぞれに所定値以上の電流が通電されると溶断する。
【0032】
複数の雌端子部18と複数のビス止め用端子部19は、第1ヒューズ回路構成体2のものと同様に、隣接するもの同士が間隔を置いて連鎖状に配置されている。差し込み係止部20の一部は、第1ヒューズ回路構成体2のものと同じく垂直方向に折曲され、この折曲部分が共通端子部21として形成されている。
【0033】
2本の各ビス止め用端子部19及び差し込み係止部20にはビス挿通孔22が形成されていると共にその挿入先端部分にはサイドフランジ部23がそれぞれ突設されている。
【0034】
又、第1ヒューズ回路構成体2の共通端子部12と第2ヒューズ回路構成体3の共通端子部21とは、ハウジング4に装着された状態にあってボルト25の締結によって密着状態とされ、この双方の共通端子部12、21によってオルタネータ用端子26が形成される。
【0035】
ハウジング4は、図1〜図6に示すように、略直方体形状を有し、上方に開口部27aを有する回路体収容室27が内部に形成されている。ハウジング4の両側には、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の各サイドフランジ部15、23をガイドするガイド溝28がそれぞれ設けられている。
【0036】
回路体収容室27の下方には複数のコネクタハウジング部29と複数の端子支持部30とが設けられている。
【0037】
各コネクタハウジング部29内は、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の各雌端子部8、18を所定位置で支持するようになっている。
【0038】
各箇所の端子支持部30は、図2及び図5に詳しく示すように、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の各ビス止め用端子部9、19の裏面側と側端側を支持するようになっており、各端子支持部30の両外側には上下方向に沿って側壁部31がそれぞれ突設されている。
【0039】
透明カバー5は、図1及び図2に示すように、ハウジング4の上方に装着され、この透明カバー5によって開口部27aが塞がれる。
【0040】
次に、上記ヒュージブルリンクユニット1の組み付けを簡単に説明する。第1ヒューズ回路構成体2及び第2ヒューズ回路構成体3をその平面方向を挿入方向とし、且つ、複数の雌端子部8、18等を挿入先端としてハウジング4の開口部27aより回路体収容室27に挿入する。第1ヒューズ回路構成体2及び第2ヒューズ回路構成体3が互いに所定の間隔を開けて完全に挿入されると、図2〜図6に示すように、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の各連結プレート部6、16が回路体収容室27に配置されると共に、各端子部8、9、18、19がコネクタハウジング部29内や端子支持部30の所定位置にセットされる。
【0041】
又、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の互いの共通端子部12、21は、ボルト25で締結され、双方の共通端子部12、21によってオルタネータ用端子26が形成される。共通端子部12、21を介して第1ヒューズ回路構成体2と第2ヒューズ回路構成体3が電気的に接続されることによって所望のヒューズ回路が構成される。
【0042】
次に、各端子部8、9、18、19に対して相手側端子(図示せず)の接続作業を行う。ここで、各端子支持部30のビス止め用端子部9、19にはナット部材32とビス(図示せず)によって相手側ビス止め端子(図示せず)をそれぞれ接続する。このビス(図示せず)の締結作業の際に、従来例でも説明したように、端子支持部30の側壁部31に当接したサイドフランジ部15、23が廻り止めを阻止する。
【0043】
このように作製されたヒュージブルリンクユニット1において、各負荷にバッテリ(図示せず)やオルタネータ(図示せず)からの電源がヒュージブルリンクユニット1のヒューズ回路を介して分配供給される。又、バッテリ(図示せず)の電源が少なくなると、オルタネータ(図示せず)よりバッテリ(図示せず)に電源が供給されることによって充電が行われる。そして、負荷側の短絡事故などによっていずれかの可溶体部7、10、17に所定以上の電流が通電されると、可溶体部7、10、17が発熱によって溶断し、過電流に基づく事故が防止される。
【0044】
以上、このヒュージブルリンクユニット1では、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3をハウジング4の回路体収容室27に挿入する際に、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3のサイドフランジ部15、23をガイド溝28内に配置した状態として第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3をそれぞれ挿入するため、サイドフランジ部15、23がガイド溝28にガイドされることによって回路体収容室27に挿入される。従って、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3をハウジング4内の適正な位置に容易に挿入できる。第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3が適正な位置に挿入されるため、挿入過程で第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の各端子部8、9、18、19がハウジング4の内壁に突き当たって変形したりする不具合を未然に防止できる。
【0045】
第1実施形態では、サイドフランジ部15、23は、ビス(図示せず)によって相手側ビス止め端子(図示せず)が締結されるビス止め用端子部9、19に設けられる。そして、ビス止め用端子部9、19が端子支持部30に配置された状態ではサイドフランジ部15、23が側壁部32に当接する位置に配置されるため、サイドフランジ部15、23が第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の剛性アップとビス止め時の廻り止め防止に寄与する。従って、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3に既にサイドフランジ部15、23が設けられている場合には、ハウジング4にガイド溝28を形成するという簡単な設計変更によって第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3のスムーズな挿入を可能にできる。
【0046】
又、第1実施形態では、ヒューズ回路構成体は、第1ヒューズ回路構成体2と第2ヒューズ構成体3の2枚であり、この第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3が共に同じ開口部27aより回路体収容室27に挿入される。従って、第1実施形態のように、第1ヒューズ回路構成体2と第2ヒューズ回路構成体3の各サイドフランジ部15、23の位置が異なる場合には、第1ヒューズ回路構成体2と第2ヒューズ回路構成体3の挿入位置を間違えるとサイドフランジ部15、23とガイド溝28の位置が一致しない。これにより、第1ヒューズ回路構成体2と第2ヒューズ回路構成体3の入れ間違いを挿入の初期段階で認識でき、挿入ミスを防止できる。
【0047】
(第2実施形態)
図7及び図8は本発明の第2実施形態を示し、図7は第1ヒューズ回路構成体2Aの斜視図、図8は第2ヒューズ回路構成体3Aの斜視図である。
【0048】
この第2実施形態の第1ヒューズ回路構成体2A及び第2ヒューズ回路構成体3Aは、前記第1実施形態のものと比較して、各連結プレート部6、16の挿入後端部6a、16aが2枚折りに形成され、この2枚折りにした挿入後端部6a、16aに治具係止用切欠き部40が2箇所に設けられている。それ以外の第1及び第2ヒューズ回路構成体2A、3Aの構成は、端子部の配置・数などが異なるものの概略同様であるため、図面に同一符号を付してその説明を省略する。又、ハウジング(図示せず)等の構成も第1実施形態のものと略同様に構成されている。
【0049】
この第2実施形態によれば、治具(図示せず)の押さえ部を治具係止用切欠き部40に挿入した状態で第1及び第2ヒューズ回路構成体2A、3Aをハウジング内にそれぞれ押し込むと、治具(図示せず)の押さえ部は治具係止用切欠き部40の2つの端面に当接する状態で支持される。従って、第1及び第2ヒューズ回路構成体2A、3Aより外れることなく確実に押圧力を伝達でき、第1及び第2ヒューズ回路構成体2A、3Aの挿入作業性が向上する。
【0050】
つまり、第1及び第2ヒューズ回路構成体2A、3Aのブスバー容量を大きくして温度上昇低減を図るために、上述したように連結プレート部6、16の部分を2枚折りにすると、治具(図示せず)の押さえ部によって連結プレート部6、16のアール形状の挿入後端部6a、16aを押圧することになり、スムーズに押し込むことができない。第2実施形態では、このような不具合を防止して、組み付け性を向上させたものである。
【0051】
尚、前記第1及び第2実施形態によれば、第1及び第2ヒューズ回路構成体2、3の2枚でヒューズ回路を形成したが、本発明は、ヒューズ回路構成体を1枚のみで形成する場合にも、3枚以上で形成する場合にも同様に適用できる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ヒューズ回路構成体をハウジングの回路体収容室に挿入する際に、ヒューズ回路構成体のサイドフランジ部をガイド溝内に配置した状態としてヒューズ回路構成体を挿入すると、サイドフランジ部がガイド溝にガイドされることによって回路体収容室に挿入される。従って、ヒューズ回路構成体をハウジング内の適正な位置に容易に挿入できる。ヒューズ回路構成体が適正な位置に挿入されるため、挿入過程でヒューズ回路構成体の端子部がハウジングに突き当たって変形したりする不具合を未然に防止できる。
【0053】
請求項2の発明によれば、サイドフランジ部がヒューズ回路構成体の剛性アップとビス止め時の廻り止め防止に寄与する。そして、このような目的のためにヒューズ回路構成体に既にサイドフランジ部が設けられている場合には、ハウジングにガイド溝を形成するという簡単な設計変更によってヒューズ回路構成体のスムーズな挿入を可能にできる。
【0054】
請求項3の発明によれば、第1ヒューズ回路構成体と第2ヒューズ回路構成体のサイドフランジ部の位置が異なる場合には、第1ヒューズ回路構成体と第2ヒューズ回路構成体の挿入位置を間違えるとサイドフランジ部とガイド溝の位置が一致しない。これにより、第1ヒューズ回路構成体と第2ヒューズ回路構成体の入れ間違いを挿入の初期段階で認識でき、挿入ミスを防止できる。
【0055】
請求項4の発明によれば、治具の押さえ部を治具係止用切欠き部に挿入した状態でヒューズ回路構成体をハウジング内に押し込むと、治具の押さえ部は治具係止用切欠き部の2つの端面に当接する状態で支持される。従って、ヒューズ回路構成体より外れることなく確実に押圧力を伝達でき、ヒューズ回路構成体の挿入作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、ヒュージブルリンクユニットの分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、ヒュージブルリンクユニットの正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、図3のB−B線断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示し、図3のC−C線断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態を示し、図3のD−D線断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示し、第1ヒューズ回路構成体の斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示し、第2ヒューズ回路構成体の斜視図である。
【図9】従来例を示し、ヒュージブルリンクユニットの分解斜視図である。
【図10】従来例を示し、ヒュージブルリンクユニットの斜視図である。
【図11】従来例を示し、第1ヒューズ回路構成体の正面図である。
【図12】従来例を示し、第2ヒューズ回路構成体の正面図である。
【図13】従来例を示し、端子支持部の斜視図である。
【符号の説明】
1 ヒュージブルリンクユニット
2 第1ヒューズ回路構成体(ヒューズ回路構成体)
2A 第1ヒューズ回路構成体(ヒューズ回路構成体)
3 第2ヒューズ回路構成体(ヒューズ回路構成体)
3A 第2ヒューズ回路構成体(ヒューズ回路構成体)
4 ハウジング
5 透明カバー
6 連結プレート部
6a 挿入後端部
7、10、17 可溶体部
8 雌端子部(端子部)
9 ビス止め用端子部(端子部)
11、20 差し込み部
12、21 共通端子部
14、22 ビス挿通孔
15 サイドフランジ部
16 連結プレート部
16a 挿入後端部
18 雌端子部(端子部)
19 ビス止め用端子部(端子部)
23 サイドフランジ部
25 ボルト
26 オルタネータ用端子
27 回路体収容室
27a 開口部
28 ガイド溝
29 コネクタハウジング部
30 端子支持部
31 側壁部
32 ナット部材
40 治具係止用切欠き部

Claims (4)

  1. 連結プレート部とこの連結プレート部に連鎖状に連結された複数の端子部とを有するヒューズ回路構成体と、このヒューズ回路構成体を挿入する回路体収容室を有するハウジングとを備えたヒュージブルリンクユニットであって、
    前記ヒューズ回路構成体にはサイドフランジ部を設け、前記ハウジングには前記ヒューズ回路構成体の挿入の際に前記サイドフランジ部をガイドするガイド溝を設けたことを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
  2. 請求項1記載のヒュージブルリンクユニットであって、
    前記サイドフランジ部は、ビスによって相手側ビス止め端子が締結されるビス止め用端子部に設けられ、ビス止め用端子部が端子支持部に配置された状態では前記サイドフランジ部が側壁部に当接する位置に配置されることを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたヒュージブルリンクユニットであって、
    前記ヒューズ回路構成体は、第1ヒューズ回路構成体と第2ヒューズ構成体の2枚であり、この第1及び第2ヒューズ回路構成体が共に同じ開口部より回路体収容室に挿入されることを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載されたヒュージブルリンクユニットであって、
    前記連結プレート部の挿入後端部を2枚折りに形成し、この2枚折りにした挿入後端部に治具係止用切欠き部を設けたことを特徴とするヒュージブルリンクユニット。
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