JP2004194144A - 映像信号処理システム、映像信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

映像信号処理システム、映像信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】映像信号の暗号化および復号において、同期のずれが発生する場合においても、常に安定した動作をすることができるようにする。
【解決手段】アンド回路134,153,173は、切換信号を取得し、映像信号の切り換え中である場合、アンド回路134は、垂直制御パルスをLFSRモジュール111に入力し、アンド回路153は、映像信号の切り換え中で、かつ垂直表示領域イネーブル信号がイネーブルの場合、水平制御パルスをLFSRモジュール112に入力する。アンド回路173は、映像信号の切り換え中で、かつ水平表示領域イネーブル信号がイネーブルの場合、ピクセルクロックをLFSRモジュール113に入力する。LFSR111乃至LFSR113は、暗号化用の乱数を生成する。本発明は、デジタルテレビジョンシステムに適用することができる。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号処理システム、映像信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、暗号化された映像信号の復号において、同期のずれに起因する不安定な暗号化処理を抑制することができるようにした映像信号処理システム、映像信号処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭内で確保することができる設置スペース等を考慮して、より迫力のある映像を得るために、大型、かつ、薄型で構成されるテレビジョン受像機や背面投射型プロジェクタ装置が普及してきている。
【0003】
これらのテレビジョン受像機および背面投射型プロジェクタ装置は、技術進歩に伴い、過去のものと比較してかなり薄型化されている。また、従来のCRT(Cathode Ray Tube)の代わりに、液晶またはPDP(Plasma Display Panel)のようなフラットディスプレイパネルを用いた表示装置も増加している。フラットディスプレイパネルにおいては、ディスプレイを壁に掛けて、TV(テレビジョン)チューナユニットは別体型として、その接続をケーブルで行なう方法が提案されている。
【0004】
さらに、HDTV(High Definition Television)用のDVD(Digital Versatile Disc)なども提案されている。
【0005】
しかしながら、HDTV用のDVD等においては、ディジタル信号処理が行なわれており、現状のD(Digital)端子のようなアナログ信号による接続方式では、一旦アナログ信号に戻した後、再度、ディスプレイ側でディジタル信号に変換して表示装置(例えば、HDTVの表示部分)の駆動を行なうことになり(例えば、特許文献1参照)、このD(Digital)/A(Analog)変換とA/D変換における信号劣化が発生することとなり好ましくない。
【0006】
そこで、現在のPC(Personal Computer)と液晶ディスプレイの接続で主流になっているディジタル信号による接続方式を、テレビジョン受像機などのコンスーマ機器においても採用することが提案されている。
【0007】
しかしながら、ディジタル信号接続においては、ディジタル信号のまま複製されてしまった場合、画質劣化が全くない状態で、高価な映画ソフトなどの複製物が簡単に作成できてしまうことになるため、このディジタル信号接続を実現するコネクタ部分の映像信号や音声信号を重畳した映像信号には、いわゆる著作権保護のための暗号化処理が必要となる。
【0008】
この暗号化処理では、最初に一般的な認証処理が行なわれる。すなわち、送信側と受信側のそれぞれにおいて、共通の秘密の暗号鍵として、例えば、数10ビットの秘密の数字列が数10組保持される。公開鍵により、その中の任意の約半分の数値列が選択されて、新たな乱数列が生成される。次に、送信機器は、この数値列を調べて、相手の受信機器が、これから伝送しようとする信号を受信する権限を持つか否かを確認し、正しく認定された受信機器であることを判定する。
【0009】
その後、送信機器は、映像信号の同期を取るための基準となる水平と垂直の同期信号を用いて、この数値列を乱数発生回路で巡回させ、この乱数列を用いてディジタル映像信号をランダムに反転させて暗号化し、伝送する。受信側は、同一の数値列を用いた乱数列を生成し、その映像信号を再び反転することにより、暗号化された信号を復号して、元の正しい映像信号の表示を行なう。
【0010】
このとき、送信側と受信側は、同一の数値列より暗号鍵を生成し、映像信号のピクセルクロックによる垂直同期信号期間の数10クロック分だけ本鍵により乱数列を巡回発生させて、一旦、その値をフレーム鍵値として記憶する。そして、その乱数列は、次に入ってくる映像ライン毎の水平同期信号期間の数10クロック分において、同様に巡回させて停止される。その後、その値は次段の巡回シフトレジスタ回路に導かれ、有効映像信号の表示期間分のピクセルクロックにより、暗号化用の乱数列として発生される。
【0011】
従って、有効映像信号の表示期間の開始点が、ESD(Electro-Static Discharge、すなわち、静電気放電)等の雑音により多少変動してエラーが発生したとしても、次のライン用の乱数生成においては、1つ前の水平同期信号期間に作られた乱数列が用いられることになるので、復号が継続して乱れるということはない。
【0012】
また、水平同期信号に雑音が混入したり、水平同期信号そのものが欠落した場合には、それぞれ乱数生成の数値列が1ライン分だけ余計に進んだり、逆に、送れたりするが、この場合においても、次のフレーム(インターレス信号の場合には、次のフィールド)では、1つ前の垂直同期信号期間に記憶されていた数値列を利用して乱数列生成動作が行なわれることになるので、画面上部で数ライン分が乱れたとしても、正常に復号できなくなることによる表示画像の乱れは最悪でも1フレーム(またはフィールド)以内に収まることになる。
【0013】
しかしながら、垂直同期信号に雑音が混入したり、垂直同期信号そのものが欠落した場合、一旦記憶されたフレーム鍵値である乱数列自体も同期が外れることになり、それにより、復号エラーによる表示画像の乱れが長時間継続することになる。ただし、一般的には、送信側は、128フレーム程度の周期で、受信側の接続機器が継続して正当であることを確認するために、乱数生成の基準値として用いられる秘密の値を常に検査して、乱数生成の基準値をリセットしているために、最長でも2秒(128フレーム)程度の復号エラーに収まる。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−36723号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スクランブルされたMPEG(Moving Picture Experts Group)2方式のディジタルテレビジョン放送等においては、チャンネル切り換え時などに数10フレーム分の圧縮された映像信号を取り込んでからデコードおよびディスクランブルが行なわれるために、約2秒間、無画無音状態が継続することがある。その結果、暗号化処理と復号処理のエラーが加わると、最長4秒間、無画無音状態、もしくは、暗号化された乱数(単なるノイズ信号に見える画像)状態が継続することとなり、好ましくないという課題があった。
【0016】
また、ディジタル放送においては、特に、コマーシャル番組で、高解像度信号の放送から通常信号の放送に、もしくは、逆方向に信号が切り換わる「まだら放送」と呼ばれる放送が行なわれることがあるが、このような場合においても、暗号の復号処理が送れた場合、「まだら放送」が表示されないという課題があった。
【0017】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、同期のずれに起因する不安定な暗号化の発生を抑制し、常に安定した復号を行なうことができるようにするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像信号処理システムは、映像信号の切り換えを検出する検出手段と、検出手段により検出された映像信号の切り換えを示す切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する第1の判定手段と、第1の判定手段により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する第1の生成手段と、映像信号を、第1の生成手段により生成された数値列を用いて暗号化する暗号化手段と、切換信号、垂直同期パルス、暗号化手段により暗号化された映像信号を送信する送信手段と、送信手段により送信された切換信号、垂直同期パルス、暗号化された映像信号を受信する受信手段と、受信手段により受信された切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する第2の判定手段と、第2の判定手段により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、受信手段により受信された垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する第2の生成手段と、第2の生成手段により生成された数値列を用いて、暗号化された映像信号を復号する復号手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
検出手段、第1の判定手段、第1の生成手段、暗号化手段、および送信手段は、第1の映像信号処理装置により構成され、受信手段、第2の判定手段、第2の生成手段、および復号手段は、第2の映像信号処理装置により構成されるようにすることができる。
【0020】
送信手段および受信手段による通信は、ディジタルインターフェースを介して行なわれるようにすることができる。
【0021】
本発明の第1の映像信号処理方法は、映像信号の切り換えを検出する検出ステップと、検出ステップの処理により検出された映像信号の切り換えを示す切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する第1の判定ステップと、第1の判定ステップの処理により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する第1の生成ステップと、映像信号を、第1の生成ステップの処理により生成された数値列を用いて暗号化する暗号化ステップと、切換信号、垂直同期パルス、暗号化ステップの処理により暗号化された映像信号を送信する送信ステップと、送信ステップの処理により送信された切換信号、垂直同期パルス、暗号化された映像信号を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信された切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する第2の判定ステップと、第2の判定ステップの処理により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、受信ステップの処理により受信された垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する第2の生成ステップと、第2の生成ステップの処理により生成された数値列を用いて、暗号化された映像信号を復号する復号ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】
本発明の第1の映像信号処理装置は、映像信号の切り換えを検出する検出手段と、検出手段により検出された映像信号の切り換えを示す切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定手段と、判定手段により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する生成手段と、映像信号を、生成手段により生成された数値列を用いて暗号化する暗号化手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
切換信号、垂直同期パルス、暗号化手段により暗号化された映像信号を送信する送信手段をさらに備えるようにすることができる。
【0024】
本発明の第2の映像信号処理方法は、映像信号の切り換えを検出する検出ステップと、検出ステップの処理により検出された映像信号の切り換えを示す切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する生成ステップと、映像信号を、生成ステップの処理により生成された数値列を用いて暗号化する暗号化ステップとを含むことを特徴とする。
【0025】
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、映像信号の切り換えを検出する検出ステップと、検出ステップの処理により検出された映像信号の切り換えを示す切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する生成ステップと、映像信号を、生成ステップの処理により生成された数値列を用いて暗号化する暗号化ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】
本発明の第1のプログラムは、映像信号の切り換えを検出する検出ステップと、検出ステップの処理により検出された映像信号の切り換えを示す切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する生成ステップと、映像信号を、生成ステップの処理により生成された数値列を用いて暗号化する暗号化ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
本発明の第2の映像信号処理装置は、映像信号の切り換えを示す切換信号、映像信号の垂直同期パルス、暗号化された映像信号を受信する受信手段と、受信手段により受信された切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定手段と、判定手段により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、受信手段により受信された垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する生成手段と、生成手段により生成された数値列を用いて、暗号化された映像信号を復号する復号手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
本発明の第3の映像信号処理方法は、映像信号の切り換えを示す切換信号、映像信号の垂直同期パルス、暗号化された映像信号を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信された切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、受信ステップの処理により受信された垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された数値列を用いて、暗号化された映像信号を復号する復号ステップとを含むことを特徴とする。
【0029】
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラムは、映像信号の切り換えを示す切換信号、映像信号の垂直同期パルス、暗号化された映像信号を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信された切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、受信ステップの処理により受信された垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された数値列を用いて、暗号化された映像信号を復号する復号ステップとを含むことを特徴とする。
【0030】
本発明の第2のプログラムは、映像信号の切り換えを示す切換信号、映像信号の垂直同期パルス、暗号化された映像信号を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信された切換信号により、映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、受信ステップの処理により受信された垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された数値列を用いて、暗号化された映像信号を復号する復号ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0031】
第1の本願発明においては、映像信号の切り換えが検出され、映像信号の切り換え中ではない場合、垂直同期パルスに同期して数値列が生成され、生成された数値列を用いて、映像信号が暗号化される。そして、映像信号の切り換えを示す切換信号、映像信号の垂直同期パルス、および暗号化された映像信号が送信され、受信される。切換信号により映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、受信された垂直同期パルスに同期して数値列が生成され、生成された数値列を用いて、暗号化されている映像信号が復号される。
【0032】
第2の本願発明においては、映像信号の切り換えが検出され、映像信号の切り換え中ではない場合、垂直同期パルスに同期して数値列が生成され、生成された数値列を用いて、映像信号が暗号化される。
【0033】
第3の本願発明においては、映像信号の切り換えを示す切換信号、映像信号の垂直同期パルス、および暗号化された映像信号が受信され、受信された切換信号により、映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、受信された垂直同期パルスに同期して数値列が生成され、生成された数値列を用いて、暗号化されている映像信号が復号される。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した映像信号処理システム1の構成例を表わしている。
【0035】
この構成例においては、例えば、液晶ディスプレイやPDPなど、壁掛け型の表示装置の形態を考えた場合、送信装置11(送信側)は、DTV(Digital Television)チューナ21、暗号化処理部22、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ23、および、暗号化処理部24により構成され、表示装置12(受信側)は、セレクタ31、復号処理部32、映像信号処理部33、映像信号駆動部34、走査部35、および表示パネル36により構成される。なお、図中、ステップを表わす記号は、後述する図2と図3のフローチャートの処理のステップを表わしている。
【0036】
DTVチューナ21は、図示せぬアンテナにより受信されたMPEG2の方式のディジタル放送信号を受信して、復調し、復調して得られた映像信号を、暗号化処理部22に供給する。また、DTVチューナ21は、ユーザによりチャンネルが切り換えられている最中であるか否かを検出し、チャンネルの切り換えを示す切換信号を暗号化処理部22に供給する。
【0037】
DVDプレーヤ23は、図示せぬDVDを再生し、取得したディジタルビデオ信号(映像信号)を、暗号化処理部24に供給する。また、DVDプレーヤ23は、ユーザにより映像信号が切り換えられて(再生場面が変化して)いる最中であるか否かを検出し、切換信号を暗号化処理部24に供給する。
【0038】
暗号化処理部22と暗号化処理部24は、DTVチューナ21により供給された映像信号、または、DVDプレーヤ23により供給された映像信号をそれぞれ暗号化する。この暗号化処理は、図4乃至図6を参照して後述する。
【0039】
暗号化処理部22と暗号化処理部24は、ディジタルインターフェース25により、表示装置12のセレクタ31と接続されており、暗号化された映像信号は、このディジタルインターフェース25を介して、セレクタ31に供給される。ディジタルインターフェース25では、ディジタル映像信号およびブランキング期間に重畳された音声信号が暗号化されており、この信号の状態では、このラインを経由したVTR(Video Tape Recorder)等への違法コピーができない(コピーしても復号できないので、利用できない)ようになっている。
【0040】
暗号化処理部22と暗号化処理部24は、後述するH/V制御信号と切換信号を、映像信号とともに送信する。前記2者は暗号化されないが、後者は暗号化される。
【0041】
セレクタ31は、暗号化処理部22からの信号または暗号化処理部24からの信号の一方を、ユーザからの指示に基づいて選択し、復号処理部32に供給する。復号処理部32は、入力された信号のうち、H/V制御信号に含まれる垂直制御パルスに同期して、暗号化されている映像信号の復号処理を実行する。この復号処理は、図7を参照して後述する。
【0042】
映像信号処理部33は、復号された映像信号を処理し、ユーザからの指示に基づくブライト(輝度)、カラー、ヒュー(色相)、および、コントラスト(色彩)の調整の他、ホワイトバランスの調整を行ない、表示パネル(表示素子)36に最適な信号レベルに変換し、水平(ライン)方向の映像信号駆動部34に供給する。
【0043】
映像信号駆動部34は、映像信号処理部33から供給された映像信号に基づいて、表示パネル36を駆動する。
【0044】
また、映像信号処理部33は、復号された映像信号から同期を取るための水平同期信号および垂直同期信号を取得し、これを、表示パネル36の走査部35に供給する。走査部35は、1水平ライン方向の駆動毎に垂直方向のライン数を順次下げていき、1フレーム分の映像信号に対応する画像を表示するように制御する。
【0045】
表示パネル36は、映像信号駆動部34と走査部35の制御に基づいて、供給された映像信号に基づく表示を行なう。
【0046】
次に、図2と図3を参照して、図1の映像信号処理システム1における映像表示処理を説明する。なお、この処理は、ユーザにより、DTVチューナ21またはDVDプレーヤ23に、再生処理が指令されたとき、開始される。
【0047】
ステップS1において、DTVチューナ21は、ユーザによってチャンネルが切り換えられている最中であるか否か(クロック再生用の不図示のPLL(Phase Locked Loop)の引きこみ動作が完了したか否か)を検出し、切り換え中である場合、切換信号を暗号化処理部22に供給する。この切換信号は、チャンネルの切り換え中である場合、論理L(0)とされ、チャンネルの切り換え中でない場合、論理H(1)とされる。
【0048】
ステップS2において、DTVチューナ21は、図示せぬアンテナにより受信されたMPEG2の方式のディジタル放送信号を受信して、復調し、復調して得られた映像信号を、暗号化処理部22に供給する。
【0049】
ステップS3において、暗号化処理部22は、切換信号に応じて生成された乱数列(詳細は、図11乃至図13を用いて後述する)を用いて、DTVチューナ21により供給された映像信号を暗号化し、H/V制御信号と切換信号とともに、ディジタルインターフェース25を介して、セレクタ31に供給する。なお、この暗号化処理の詳細は、図5と図6のフローチャートを参照して後述する。
【0050】
ステップS4において、DVDプレーヤ23は、ユーザによって映像信号が切り換えられて(再生場面が変化して)いる最中であるか否かを検出し、切り換え中である場合、切換信号を暗号化処理部24に供給する。この切換信号は、映像信号の切り換え中である場合、論理L(0)とされ、映像信号の切り換え中ではない場合、論理H(1)とされる。この切換信号に基づいて、切り換え時における乱れた乱数列を用いて、映像信号が暗号化されることを禁止することができる。
【0051】
ステップS5において、DVDプレーヤ23は、図示せぬDVDを再生し、取得したディジタルビデオ信号(映像信号)を、暗号化処理部24に供給する。ステップS6において、暗号化処理部24は、切換信号に応じて生成された乱数列を用いて、DVDプレーヤ23により供給された映像信号を暗号化し、H/V制御信号と切換信号とともに、ディジタルインターフェース25を介して、セレクタ31に供給する。
【0052】
なお、実際には、ステップS1乃至ステップS3の処理、または、ステップS4乃至ステップS6の処理のうち、ユーザに指令された方の処理が実行される。
【0053】
ステップS7において、セレクタ31は、ユーザからの指示に基づいて、暗号化処理部22からの信号、または暗号化処理部24からの信号の一方を選択し、復号処理部32に供給する。
【0054】
ステップS8において、復号処理部32は、セレクタ31により供給されたH/V制御信号に含まれる垂直制御パルスに同期して、切換信号に応じて生成された乱数列(詳細は、図15と図16を用いて後述する)を用いて、暗号化されている映像信号を復号する。なお、この復号処理の詳細は、図7のフローチャートを参照して後述する。
【0055】
ステップS9において、復号処理部32は、復号した映像信号を映像信号処理部33に供給する。ステップS10において、映像信号処理部33は、供給された映像信号に対して、所定の信号処理を行なう。具体的には、映像信号処理部33は、映像信号に対して、ブライト(輝度)、カラー、ヒュー(色相)、および、コントラスト(色彩)などのユーザコントロールに基づく調整と、ホワイトバランスの調整を行ない、表示パネル(表示素子)36に最適な信号レベルに変換する。
【0056】
ステップS11において、映像信号処理部33は、処理した映像信号を映像信号駆動部34に供給する。ステップS12において、映像信号処理部33は、映像信号処理を行なった映像信号から同期を取るための水平同期信号および垂直同期信号を取得し、これを、表示パネル36の走査部35に供給する。
【0057】
ステップS13において、映像信号駆動部34は、映像信号処理部33から供給された映像信号に基づいて、表示パネル36を駆動する。ステップS14において、走査部35は、供給された水平同期信号および垂直同期信号に基づいて、1水平ライン方向の駆動毎に垂直方向のライン数を順次下げていき、1フレーム分の映像信号に対応する画像を表示するように制御する。
【0058】
ステップS15において、表示パネル36は、映像信号駆動部34と走査部35の制御に基づいて、供給された映像信号に基づく映像を表示し、処理を終了する。
【0059】
次に、図4乃至図7を参照して、図1の暗号化処理部22と復号処理部32における処理を説明する。最初に、図4を参照して、図1の暗号化処理部22と復号処理部32の機能的構成を説明する。なお、暗号化処理部24における処理は、暗号化処理部22における場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0060】
暗号化処理部22は、暗号化用乱数生成部41と排他的論理和回路42により構成されており、復号処理部32は、復号用乱数生成部51と排他的論理和回路52により構成されている。また、図4の例の場合、ディジタルインターフェース25とセレクタ31を省略している。なお、図中、ステップを表わす記号は、後述する図5乃至図7のフローチャートの処理を表わしている。
【0061】
次に、図5と図6のフローチャートを参照して、暗号化処理部22における暗号化処理について説明する。このフローチャートは、上述した図2のステップS3の処理を詳細に説明するものである。なお、この処理は、暗号化処理部22に、DTVチューナ21から映像信号と切換信号が供給されてきたとき開始される。
【0062】
ステップS51において、暗号化用乱数生成部41は、図2のステップS1でDTVチューナ21から供給された切換信号を取得する。ステップS52において、暗号化用乱数生成部41は、図2のステップS2でDTVチューナ21から供給された暗号化する映像信号(例えば、映像信号のストリームデータ)を取得する。
【0063】
ステップS53において、暗号化用乱数生成部41は、取得した映像信号に含まれる垂直同期信号、水平同期信号、および画素信号に同期して、垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックを生成する。
【0064】
ステップS54において、暗号化用乱数生成部41は、切換信号に応じて、送信側(送信装置11)の秘密鍵(暗号化用乱数生成部41は、送信側の秘密鍵を保持している)に基づいて、乱数列を生成する。具体的には、秘密鍵から初期化用の数値列が生成され、垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックに基づく巡回駆動により、乱数列(乱数としての数値列)が生成される。
【0065】
ステップS55において、暗号化用乱数生成部41は、生成した乱数列を排他的論理和回路42に供給する。なお、ステップS51乃至ステップS55の暗号化用乱数列生成処理は、図11乃至図13のフローチャートを参照して後述する。
【0066】
ステップS56において、排他的論理和回路42は、暗号化する映像信号を取得するとともに、ステップS55の処理により暗号化用乱数生成部41から供給された乱数列を取得する。
【0067】
ステップS57において、排他的論理和回路42は、暗号化用乱数生成部41から供給された乱数列(ステップS54の処理により、暗号化用乱数生成部41により生成された乱数列)と映像信号の排他的論理和を演算することで、映像信号を暗号化する。
【0068】
ステップS58において、排他的論理和回路42は、暗号化した映像信号を、受信側(表示装置12)の復号処理部32に送信する。
【0069】
ステップS59において、暗号化用乱数生成部41は、ステップS51の処理で取得した切換信号を、復号処理部32に送信する。ステップS60において、暗号化用乱数生成部41は、映像信号の垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックからなるH/V制御信号を、復号処理部32に送信する。以上の処理は、映像信号が全て送信されるまで実行される。
【0070】
次に、図7のフローチャートを参照して、図4の暗号化処理部22の処理に対応する復号処理部32における復号処理について説明する。このフローチャートは、上述した図2のステップS8の処理を詳細に説明するものである。なお、この処理は、復号処理部32に、暗号化処理部22から暗号化された映像信号、H/V制御信号、および切換信号が供給されてきたとき、開始される。
【0071】
ステップS101において、復号用乱数生成部51は、暗号化処理部22により供給された(図6のステップS59の処理)切換信号を取得する。ステップS102において、復号用乱数生成部51は、暗号化処理部22により供給された(図6のステップS60の処理)H/V制御信号(垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックからなる信号)を取得する。
【0072】
ステップS103において、復号用乱数生成部51は、取得した切換信号(ステップS101)に応じて、取得した垂直制御パルス(ステップS102)と保持している鍵に基づいて、乱数列を生成する。上述した暗号化用乱数生成部41と同様に、復号用乱数生成部51は、送信側の秘密鍵に対応する鍵を保持しており、この鍵から生成した同一の初期値を、映像信号の垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックに基づき巡回駆動することで、乱数列を生成する。このとき、生成された乱数列は、送信側の暗号化用乱数生成部41が生成した乱数列と同じものとなる。
【0073】
ステップS104において、復号用乱数生成部51は、生成した乱数列を排他的論理和回路52に供給する。なお、ステップS101乃至ステップS104の復号用乱数列生成処理は、図15と図16のフローチャートを参照して後述する。ステップS105において、排他的論理和回路52は、暗号化処理部22により供給された(図6のステップS58の処理により送信された)暗号化されている映像信号を取得する。
【0074】
ステップS106において、排他的論理和回路52は、暗号化されている映像信号と、復号用乱数生成部51から供給された乱数列(ステップS104)の排他的論理和を演算することで、暗号化された映像信号を復号する(暗号化用乱数生成部41により生成される乱数列と復号用乱数生成部51により生成される乱数列は、同一であるので、暗号化された映像信号は、暗号化前の映像信号に戻すことができる)。
【0075】
ステップS107において、排他的論理和回路52は、復号した映像信号を映像信号処理部33に出力する。以上の処理は、全ての映像信号を復号するまで実行される。
【0076】
次に、図8を参照して、暗号化用乱数生成部41および復号用乱数生成部51が乱数列生成のために有するLFSR(Linear Feedback Shift Register)の原理的構成について説明する。
【0077】
図8のLFSR80は、フリップフロップ81乃至フリップフロップ84、並びに、排他的論理和回路90により構成されている。フリップフロップ81乃至84は、出力が後段に入力されるように縦属接続されており、フリップフロップ81の出力81Qと、フリップフロップ84の出力84Qが、排他的論理和回路90に入力されている。また、排他的論理和回路90の出力が、乱数列として出力されるとともに、スイッチ91を介してフリップフロップ81に入力されている。
【0078】
LFSR80は、M系列(線形最大周期列)の乱数を発生する回路であり、例えば、図8に示されるように、4ビットの乱数を発生する場合には、1番目(フリップフロップ81)と4番目(フリップフロップ84)のラッチ出力を排他的論理和回路90に入力させることにより、x4+x+1の式に基づく、2の4乗、すなわち、15クロック周期の乱数列を発生することが可能となる。このとき、LFSR80の各フリップフロップ(フリップフロップ81乃至フリップフロップ84)において出力される乱数列を図9に示す。
【0079】
図9において、縦軸はクロック数を示しており、横軸は、各フリップフロップの出力を示している。すなわち、81Qは、フリップフロップ81の出力であり、82Qは、フリップフロップ82の出力であり、83Qは、フリップフロップ83の出力であり、84Qは、フリップフロップ84の出力である。リセット時において、81Q乃至84Qの値が全て1とされた後、クロックが入力される毎にフリップフロップ81乃至84の出力81Q乃至84Qは、図9に示される値を出力する。
【0080】
クロックが入力される毎に、排他的論理和回路90が出力する値が乱数となる。この値は、フリップフロップ81によりラッチされ、以後、後段のフリップフロップ82乃至84に順次転送されるので、各フリップフロップ81乃至84の出力(例えば、フリップフロップ81の出力81Q)が、乱数列となる。ラッチ回路(フリップフロップ81乃至フリップフロップ84)の段数を増やすことにより、乱数列の周期を長くすることができる。例えば、10個のラッチ回路(フリップフロップ)を用いた場合、2の10乗、すなわち、1023クロックの周期の乱数を生成することができる。
【0081】
また、LFSR80において、スイッチ91を端子92側に切り換え、端子92から初期値を入力することで、フリップフロップ81乃至84に任意の初期値を設定することができる。
【0082】
フリップフロップ81乃至84として、セット・リセット型のラッチ回路を用いれば、任意の乱数列の初期値をロードすることができる。これにより、一周期のうちの、任意のタイミングで始まる出力乱数列を発生することができる。
【0083】
図10は、暗号化用乱数生成部41の基本的な構成例を示す図である。実際には、暗号化用乱数生成部41は、各種ビットをシャッフリングして、よりランダム性の高い乱数を発生しているが、その部分の説明は省略する。
【0084】
暗号化用乱数生成部41は、図8に示されるような構成のLFSRを有するLFSRモジュールを複数個(図10の例の場合、LFSRモジュール111、LFSRモジュール112、およびLFSRモジュール113の3個)備えている。
【0085】
LFSRモジュール111は、ロードパルス生成部133からロードパルスが入力されたとき、初期化用数値列生成部131から供給される初期値をロードする。アンド回路134は、切換信号が論理H(1)である(チャンネルの切り換え(映像信号の切り換え)中ではない)とき導通し、垂直制御パルス生成部132からフレーム周期で入力される垂直制御パルスを、LFSRモジュール111に供給する。LFSRモジュール111は、初期値をロードした後、垂直制御パルス生成部132から、アンド回路134を介して、垂直制御パルスがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を発生して、LFSRモジュール112に初期値として供給する。
【0086】
LFSRモジュール112は、水平制御パルス生成部151から、アンド回路153を介して、水平走査周期で水平制御パルスがクロックとして入力される毎に、LFSRモジュール111から供給される数値列を初期値として数値列(乱数)を発生し、LFSRモジュール113に初期値として供給する。アンド回路153は、垂直表示領域イネーブル信号生成部152からイネーブル信号が入力され、かつ切換信号が論理H(1)であるとき導通し、水平制御パルス生成部151が生成する水平制御パルスをLFSRモジュール112に供給する。
【0087】
LFSRモジュール113は、ピクセルクロック生成部171から、アンド回路173を介して、ピクセル周期でピクセルクロックが入力される毎に、LFSRモジュール112から供給される数値列を初期値とする数値列(乱数)を生成し、排他的論理和回路42に出力する。アンド回路173は、水平表示領域イネーブル信号生成部172よりイネーブル信号が入力され、かつ切換信号が論理H(1)であるとき導通して、ピクセルクロック生成部171より出力されたピクセルクロックをLFSRモジュール113に供給する。
【0088】
垂直制御パルス生成部132は、DTVチューナ21より入力された映像信号(送信する映像信号)に含まれる垂直同期信号に同期して垂直制御パルスを生成する。垂直制御パルス生成部132により生成された垂直制御パルスは、アンド回路134を介してLFSRモジュール111に供給される他、ロードパルス生成部133、および垂直表示領域イネーブル信号生成部152に入力される。ロードパルス生成部133は、垂直制御パルス生成部132から供給された垂直制御パルスを、128フレームを1サイクルとして計数し、計数したフレーム数が128フレーム(約2秒)から1フレームに戻るとき(計数値が128に達したとき)、ロードパルスを生成し、LFSRモジュール111に供給する。
【0089】
垂直表示領域イネーブル信号生成部152は、垂直制御パルス生成部132から供給された垂直制御パルスの位置を基準にして、有効な垂直表示領域に対応する垂直表示領域イネーブル信号を生成し、アンド回路153に供給する。
【0090】
水平制御パルス生成部151は、DTVチューナ21により入力された映像信号に含まれる水平同期信号に同期して、水平制御パルスを生成する。水平制御パルス生成部151により生成された水平制御パルスは、アンド回路153を介してLFSRモジュール112に供給される他、水平表示領域イネーブル信号生成部172に入力される。水平表示領域イネーブル信号生成部172は、水平制御パルスの位置を基準にして、有効な水平表示領域に対応する水平表示領域イネーブル信号を生成し、アンド回路173に供給する。
【0091】
ピクセルクロック生成部171は、DTVチューナ21により入力された映像信号に含まれる画素信号に同期して、ピクセルクロックを生成する。ピクセルクロックは、アンド回路173を介してLFSRモジュール113に入力される。
【0092】
H/V制御信号生成部141は、垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックを合成し、H/V制御信号を生成する。
【0093】
このように、切換信号が論理H(1)である(チャンネルの切り換え(映像信号の切り換え)中ではない)とき、LFSRモジュール111乃至LFSRモジュール113を動作させ、乱数を生成し、切換信号が論理L(0)である(チャンネルの切り換え(映像信号の切り換え)中である)とき、LFSRモジュール111乃至LFSRモジュール113にクロックを供給しないようにして動作させず、乱数を生成させないようにすることができる。したがって、チャンネル切り換え時、映像信号の切り換え時等の同期ズレが生じるとき、乱数が生成されないので、不用な乱数発生を抑圧し、安定した暗号化と復号を行うことができる。
【0094】
次に、図11と図12のフローチャートを参照して、図10の暗号化用乱数生成部41における乱数生成処理を説明する。このフローチャートは、図5のステップS51乃至ステップS55の処理を詳細に説明するものである。なお、この処理は、暗号化用乱数生成部41に対して、暗号化する映像信号と切換信号が入力されたとき開始される。
【0095】
ステップS151において、垂直制御パルス生成部132は、DTVチューナ21により入力された映像信号(送信する映像信号)に含まれる垂直同期信号に同期して、垂直制御パルスを生成する。垂直制御パルス生成部132は、生成した垂直制御パルスをアンド回路134、ロードパルス生成部133、および垂直表示領域イネーブル信号生成部152に供給する。
【0096】
ステップS152において、水平制御パルス生成部151は、DTVチューナ21より入力された映像信号に含まれる水平同期信号に同期して、水平制御パルスを生成する。水平制御パルス生成部151は、生成した水平制御パルスを、アンド回路153と水平表示領域イネーブル信号生成部172に供給する。
【0097】
ステップS153において、ピクセルクロック生成部171は、DTVチューナ21により入力された映像信号に含まれる画素信号に同期して、ピクセルクロックを生成する。ピクセルクロック生成部171は、生成したピクセルクロックを、アンド回路173に供給する。
【0098】
ステップS154において、ロードパルス生成部133は、垂直制御パルスを、128フレームを1サイクルとして計数し、計数したフレーム数が128フレーム(約2秒)から1フレームに戻ったとき(1サイクルの周期が経過したとき)、ロードパルス(初期化パルス)を生成して、LFSRモジュール111に供給する。なお、この乱数生成処理の開始時には、初期値はLFSRモジュール111にあらかじめセットされている。
【0099】
ステップS155において、アンド回路134は、図5のステップS51で取得された切換信号が論理H(1)のとき(チャンネルの切り換え(映像信号の切り換え)中ではないとき)導通し、論理L(0)のとき(チャンネルの切り換え(映像信号の切り換え)中であるとき)、非導通となる。具体的には、アンド回路134は、論理H(1)の切換信号が取得されたとき導通し、垂直制御パルス生成部132からフレーム周期で入力される垂直制御パルス(ステップS151)を、LFSRモジュール111に供給する。論理L(0)の切換信号が取得されたとき、アンド回路134は、非導通となる。
【0100】
ステップS156において、初期化用数値列生成部131は、あらかじめ設定記億されている秘密鍵に基づいて、初期化用の数値列を生成し、LFSRモジュール111に供給する。ステップS157において、LFSRモジュール111は、ステップS154の処理によりロードパルス生成部133からロードパルスが入力されたとき、初期化用数値列生成部131から供給される(ステップS156の処理)初期値をロードする(初期化する)。
【0101】
ステップS158において、LFSRモジュール111は、ステップS157の処理によりロードした初期値に基づいて、数値列(乱数)を生成する。以後、LFSRモジュール111は、垂直制御パルス生成部132から、アンド回路を介して、垂直制御パルスがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を生成する。この数値列は、切換信号が論理H(1)の場合にのみ生成され、切換信号が論理L(0)信号の場合、生成されない。
【0102】
ステップS159において、LFSRモジュール111は、生成した数値列をLFSRモジュール112に供給する。
【0103】
ステップS160において、垂直表示領域イネーブル信号生成部152は、ステップS151の処理により垂直制御パルス生成部132から供給された垂直制御パルスに基づいて、垂直表示領域イネーブル信号を生成する。具体的には、入力された垂直制御パルスの位置を基準にして、いま対象としているラインが、有効な垂直表示領域であるか否かが判定され、垂直表示領域内である場合には論理H(1)の信号が出力され、垂直表示領域内でない場合には論理L(0)の信号が出力される。垂直表示領域イネーブル信号生成部152は、生成した垂直表示領域イネーブル信号をアンド回路153に供給する。
【0104】
ステップS161において、アンド回路153は、垂直表示領域イネーブル信号生成部152から供給された垂直表示領域イネーブル信号と取得した切換信号の両方が論理H(1)のとき導通し、垂直表示領域イネーブル信号がアンイネーブル信号(論理L(0)のイネーブル信号)、または切換信号が論理L(0)のとき、非導通となる。具体的には、アンド回路153は、垂直表示領域イネーブル信号生成部152からイネーブル信号(論理H(1))が入力され、論理H(1)の切換信号が取得されたとき導通し、水平制御パルス生成部151が生成する水平制御パルス(ステップS152)をLFSRモジュール112に供給する。アンイネーブル信号(論理L(0)のイネーブル信号)が入力されたとき、または論理L(0)の切換信号が取得されたとき、アンド回路153は、非導通となる。
【0105】
ステップS162において、LFSRモジュール112は、水平制御パルス生成部151から、アンド回路153を介して、水平制御パルスがクロックとして入力される(ステップS152とステップS161)と、LFSRモジュール111から供給される数値列(ステップS159の処理)を初期値として数値列(乱数)を生成する。以後、LFSRモジュール112は、水平制御パルスがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を生成する。この数値列は、切換信号が論理H(1)の場合、生成され、切換信号が論理L(0)の場合、生成されない。
【0106】
ステップS163において、LFSRモジュール112は、生成した数値列をLFSRモジュール113に供給する。
【0107】
ステップS164において、水平表示領域イネーブル信号生成部172は、ステップS152の処理により水平制御パルス生成部151から供給された水平制御パルスに基づいて、水平表示領域イネーブル信号を生成する。具体的には、入力される水平制御パルスの位置を基準にして、有効な水平表示領域内のタイミングのとき、H(1)の信号が出力され、有効な水平表示領域のタイミングでないとき、L(0)の信号が出力される。水平表示領域イネーブル信号生成部172は、生成した水平表示領域イネーブル信号をアンド回路173に供給する。
【0108】
ステップS165において、アンド回路173は、水平表示領域イネーブル信号生成部172から供給された水平表示領域イネーブル信号と取得された切換信号に基づいて導通する。具体的には、アンド回路173は、水平表示領域イネーブル信号生成部172からイネーブル信号(論理H(1))が入力され、かつ論理H(1)の切換信号が取得されたとき導通し、ピクセルクロック生成部171が生成するピクセルクロック(ステップS153)をLFSRモジュール113に供給する。アンドイネーブル信号(論理L(0))のイネーブル信号)が入力されたとき、または論理L(0)の切換信号が取得されたとき、アンド回路173は非導通となる。
【0109】
ステップS166において、LFSRモジュール113は、ピクセルクロック生成部171から、アンド回路173を介して、ピクセルクロックがクロックとして入力される(ステップS153とステップS165)と、LFSRモジュール112から供給される数値列(ステップS163の処理)を初期値として数値列(乱数)を生成する。以後、LFSRモジュール113は、ピクセルクロックがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を生成する。この数値列は、切換信号が論理H(1)の場合、生成され、切換信号が論理L(0)の場合、生成されない。
【0110】
ステップS167において、LFSRモジュール113は、生成した数値列(乱数)を、排他的論理和回路42に出力する。
【0111】
ステップS168において、H/V制御信号生成部141は、垂直制御パルス生成部132で生成された(ステップS151)垂直制御パルス、水平制御パルス生成部151で生成された(ステップS152)水平制御パルス、およびピクセルクロック生成部171で生成された(ステップS153)ピクセルクロックを合成して、H/V制御信号を生成し、暗号化せずに、表示装置12に送信する。
【0112】
ステップS169において、暗号化用乱数生成部41は、図5のステップS51で取得した切換信号を、暗号化せずに、表示装置12に送信する。
【0113】
以上のようにして、チャンネルの切り換え中ではない場合、LFSRモジュール113は、ピクセルクロック生成部171からピクセルクロックがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を生成する。このときの初期値、すなわち、各ラインの左端(先頭)のピクセルの数値列は、LFSRモジュール112が出力する数値列(乱数)に基づいて設定される。LFSRモジュール113が、ピクセルクロック生成部171からのピクセルクロックに基づいて、1ライン分の数値列を生成し終えると、LFSRモジュール112から、次のラインの左端(先頭)のピクセルの初期値が入力される。それにより、再び、LFSRモジュール113は、ピクセルクロック生成部171からピクセルクロックがクロックとして入力される毎に数値列を生成する。
【0114】
LFSRモジュール112が、水平制御パルス生成部151からの水平制御パルスに基づいて、1フレーム分の各ラインの左端(先頭)の数値列を生成し終えると、垂直制御パルスがLFSRモジュール111から、次のフレームの第1ライン(先頭)の初期値が入力される。その初期値に基づいて、再び、LFSRモジュール112は、水平制御パルス生成部151から水平制御パルスがクロックとして入力される毎に数値列を生成する。
【0115】
LFSRモジュール111は、初期化用数値列生成部131が出力した値を初期として、水平制御パルス生成部151から水平制御パルスがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を生成する。そして、LFSRモジュール111は、128フレーム毎にロードパルス生成部133からロードパルスが入力されたとき、初期化用数値列生成部131から供給される初期値を再びロードする。
【0116】
このように、1ライン毎、1フレーム毎、または128フレーム毎に、初期値が設定されるので、発生する乱数にエラーが発生したとしても、1ライン毎、1フレーム毎、または128フレーム毎に乱数が初期化される。従って、エラーが後方に伝搬することが抑制される。
【0117】
また、チャンネルの切り換え中であるとき等の同期のずれが生じる場合、クロックの供給を禁止することで乱数を生成しないようにしたので、不用な乱数の生成を抑制し、安定した暗号化を行うことができる。
【0118】
送信側(送信装置11)の暗号化用乱数生成部41においては、各ラインの開始点毎、各フレームの開始点毎、並びに、128フレーム毎に乱数列の更新がなされているが、受信側の復号用乱数生成部51も同様に、それに応じて、ラインの開始点毎、フレームの開始点毎、並びに、128フレーム毎の同期化を行ない、暗号化の場合と全く同じ乱数列を生成するようにしている。また、送信側の暗号化用乱数生成部41においては、チャンネルの切り換え中である場合、乱数列を生成しないようにしているが、受信側の復号用乱数生成部51も同様に、乱数列を生成しない。その構成は、図14を参照して説明する。
【0119】
図14は、復号用乱数生成部51の基本的な構成例を示す図である。上述したように、送信側(送信装置11)の排他的論理和回路42から出力された暗号化された映像信号は、受信側(表示装置12)の排他的論理和回路52に受信される。また、送信側の暗号化用乱数生成部41から出力された垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックからなるH/V制御信号、並びに切換信号は、受信側の復号用乱数生成部51により受信される。
【0120】
図14を図10と比較して明らかなように、図14の復号用乱数生成部51は、図10の暗号化用乱数生成部41と、基本的に同様の構成とされている。
【0121】
すなわち、図10の暗号化用乱数生成部41の初期化用数値列生成部131、LFSRモジュール111乃至113、ロードパルス生成部133、垂直表示領域イネーブル信号152、水平表示領域イネーブル信号生成部172、並びに、アンド回路134,153,173に対応して、復号用乱数生成部51は、初期化用数値列生成部331、LFSRモジュール301乃至303、ロードパルス生成部332、垂直表示領域イネーブル信号生成部353、水平表示領域イネーブル信号生成部355、並びに、アンド回路352,354,356を有している。対応する名称のものは対応する機能を有している。
【0122】
ただし、暗号化用乱数生成部41のH/V制御信号生成部141に対応する生成部は必要がないので、図14の復号用乱数生成部51には設けられていない。また、H/V制御信号として、垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックが暗号化用乱数生成部41から供給され、垂直制御パルス生成部132、水平制御パルス生成部151、およびピクセルクロック生成部171に対応する生成部は必要がないので、図14の復号用乱数生成部51には設けられず、代わりに抽出部351が設けられている。抽出部351は、供給されたH/V制御信号から、垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックを抽出し、各部に供給する。
【0123】
即ち、垂直制御パルスは、アンド回路352を介してLFSRモジュール301に供給される他、ロードパルス生成部332、垂直表示領域イネーブル信号生成部353に供給される。水平制御パルスは、アンド回路354を介して、LFSRモジュール302に供給される他、水平表示領域イネーブル信号生成部355に供給される。ピクセルクロックは、アンド回路356を介してLFSRモジュール303に供給される。アンド回路352,354,356にはまた、暗号化処理部22から送信されてきた切換信号が入力されている。
【0124】
次に、図15と図16のフローチャートを参照して、図14の復号用乱数生成部51における乱数生成処理を説明する。このフローチャートは、図7のステップS101乃至ステップS104の処理を詳細に説明するものである。なお、この処理は、復号用乱数生成部41に対して、H/V制御信号と切換信号が入力されたとき開始される。
【0125】
ステップS181において、抽出部351は、図13のステップS168の処理で、暗号化用乱数生成部41から送信されたH/V制御信号(垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックからなる信号)を取得する。抽出部351は、取得したH/V制御信号から垂直制御パルスを抽出し、ロードパルス生成部332、アンド回路352、および垂直表示領域イネーブル信号生成部353に供給する。また、抽出部351は、水平制御パルスを抽出し、アンド回路354と水平表示領域イネーブル信号生成部355に供給する。さらに、抽出部351は、ピクセルクロックを抽出し、アンド回路356に供給する。
【0126】
ステップS182において、復号用乱数生成部51は、図13のステップS169の処理で、暗号化用乱数生成部41から送信された切換信号を取得する。切換信号は、アンド回路352,354,356に供給される。
【0127】
ステップS183において、ロードパルス生成部332は、供給された垂直制御パルス(ステップS181)を、128フレームを1サイクルとして計数し、計数したフレーム数が128フレーム(約2秒)から1フレームに戻ったとき(1サイクルの周期が経過したとき)、ロードパルス(初期化パルス)を生成し、LFSRモジュール301に供給する。なお、この乱数生成処理の開始時には、初期値は、LFSRモジュール301にあらかじめセットされている。
【0128】
ステップS184において、アンド回路352は、ステップS182で取得された切換信号が論理H(1)のとき(チャンネルの切り換え(映像信号の切り換え)中ではないとき)導通し、論理L(0)のとき(チャンネルの切り換え(映像信号の切り換え)中であるとき)、非導通となる。具体的には、アンド回路352は、論理H(1)の切換信号が取得されたとき導通し、ステップS181で取得された垂直制御パルスを、LFSRモジュール301に供給する。論理L(0)の切換信号が取得されたとき、アンド回路352は、非導通となる。
【0129】
ステップS185において、初期化用数値列生成部331は、復号用乱数生成部51にあらかじめ設定記億されている秘密鍵に基づいて、初期化用の数値列を生成し、LFSRモジュール301に供給する。
【0130】
ステップS186において、LFSRモジュール301は、ステップS183の処理により、ロードパルス生成部332からロードパルスが入力されたとき、初期化用数値列生成部331から供給される(ステップS185の処理)初期値をロードする。
【0131】
ステップS187において、LFSRモジュール301は、ステップS186の処理によりロードした初期値に基づいて、数値列(乱数)を生成する。以後、LFSRモジュール301は、垂直制御パルスがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を生成する。この数値列は、切換信号が論理H(1)の場合にのみ生成され、切換信号が論理L(0)の場合、生成されない。
【0132】
ステップS188において、LFSRモジュール301は、生成した数値列をLFSRモジュール302に供給する。
【0133】
ステップS189において、垂直表示領域イネーブル信号生成部353は、ステップS181の処理により取得された垂直制御パルスに基づいて、垂直表示領域イネーブル信号を生成する。具体的には、入力された垂直制御パルスの位置を基準にして、いま対象としているラインが、有効な垂直表示領域であるか否かが判定され、垂直表示領域内である場合には論理H(1)の信号が出力され、垂直表示領域内でない場合には論理L(0)の信号が出力される。垂直表示領域イネーブル信号生成部353は、生成した垂直表示領域イネーブル信号をアンド回路354に供給する。
【0134】
ステップS190において、アンド回路354は、垂直表示領域イネーブル信号生成部353から供給された垂直表示領域イネーブル信号と、取得した切換信号(ステップS182)が論理H(1)のとき導通し、論理L(0)のとき、非導通となる。具体的には、アンド回路354は、垂直表示領域イネーブル信号生成部353からイネーブル信号(論理H(1))が入力され、論理H(1)の切換信号が取得されたとき導通し、取得された水平制御パルス(ステップS181)をLFSRモジュール302に供給する。アンイネーブル信号(論理L(0)のイネーブル信号)が入力されたとき、または論理L(0)の切換信号が取得されたとき、アンド回路354は、非導通となる。
【0135】
ステップS191において、LFSRモジュール302は、水平制御パルスがクロックとして入力される(ステップS181とステップS190)と、LFSRモジュール301から供給される数値列(ステップS188の処理)を初期値として数値列(乱数)を生成する。以後、LFSRモジュール302は、水平制御パルスがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を生成する。この数値列は、切換信号が論理H(1)の場合にのみ生成され、切換信号が論理L(0)の場合、生成されない。
【0136】
ステップS192において、LFSRモジュール302は、生成した数値列をLFSRモジュール303に供給する。
【0137】
ステップS193において、水平表示領域イネーブル信号生成部355は、ステップS181の処理により取得された水平制御パルスに基づいて、水平表示領域イネーブル信号を生成する。具体的には、入力される水平制御パルスの位置を基準にして、有効な水平表示領域内のタイミングのとき、H(1)の信号が出力され、有効な水平表示領域のタイミングでないとき、L(0)の信号が出力される。水平表示領域イネーブル信号生成部355は、生成した水平表示領域イネーブル信号をアンド回路356に供給する。
【0138】
ステップS194において、アンド回路356は、水平表示領域イネーブル信号生成部355から供給された水平表示領域イネーブル信号と、取得された切換信号に基づいて導通する。具体的には、アンド回路356は、水平表示領域イネーブル信号生成部355からイネーブル信号(論理H(1))が入力され、論理H(1)の切換信号が取得されたとき導通し、ステップS181の処理で取得されたピクセルクロックをLFSRモジュール303に供給する。アンドイネーブル信号(論理L(0))のイネーブル信号)が入力されたとき、または論理L(0)の切換信号が取得されたとき、アンド回路356は非導通となる。
【0139】
ステップS195において、LFSRモジュール303は、取得されたピクセルクロックがクロックとして入力される(ステップS181とステップS194)と、LFSRモジュール302から供給される数値列(ステップS192の処理)を初期値として数値列(乱数)を生成する。以後、LFSRモジュール303は、取得されたピクセルクロックがクロックとして入力される毎に数値列(乱数)を生成する。この数値列は、切換信号が論理H(1)の場合、生成され、切換信号が論理L(0)の場合、生成されない。
【0140】
ステップS196において、LFSRモジュール303は、生成した数値列(乱数)を、排他的論理和回路52に出力する。
【0141】
このように、H/V制御信号(垂直制御パルス、水平制御パルス、およびピクセルクロックからなる信号)、切換信号、および秘密鍵は、暗号化用乱数生成部41と復号用乱数生成部51で同一であるので、生成される乱数列は同一となる。また、切換信号を復号用乱数生成部51に送信したので、乱数生成の有無を暗号化側と確実に同じにすることができる。したがって、暗号化された映像信号を、確実に復号することができる。
【0142】
チャンネルの切り換え中等の同期のずれが生じる場合において、乱数を生成しないようにしたので、不用な乱数の生成を抑制し、安定した暗号化と復号を行うことができる。
【0143】
さらに、128フレーム毎に乱数生成部(暗号用乱数生成部41および復号用乱数生成部51)をリセットするようにしたので、暗号化された映像信号の復号において、同期のずれに起因して復号不可能となる状態をより迅速に回復することができる。
【0144】
以上、本発明を送信装置11と表示装置12からなるデジタルテレビジョンシステムとしての映像信号処理システムに適用した場合について説明したが、送信側の装置は、DVTチューナやDVDプレーヤに限らず、各種の信号を送信する機能を有する装置で構成することができ、受信側の装置も、表示装置に限らず、記録装置、その他の信号を受信する機能を有する装置で構成することができる。
【0145】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、上述した処理は、図17に示されるようなパーソナルコンピュータ600により実行される。
【0146】
図17において、CPU(Central Processing Unit)601は、ROM(Read Only Memory)602に記憶されているプログラム、または、記憶部608からRAM(Random Access Memory)603にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM603にはまた、CPU601が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0147】
CPU601、ROM602、およびRAM603は、内部バス604を介して相互に接続されている。この内部バス604にはまた、入出力インターフェース605も接続されている。
【0148】
入出力インターフェース605には、キーボード、マウスなどよりなる入力部606、CRT,LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部607、ハードディスクなどより構成される記憶部608、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部609が接続されている。通信部609は、電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介しての通信処理を行なう。
【0149】
入出力インターフェース605にはまた、必要に応じてドライブ610が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア621が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部608にインストールされる。
【0150】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0151】
この記録媒体は、図17に示されるように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア621よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM602や記憶部608が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0152】
なお、本明細書において、コンピュータプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0153】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0154】
【発明の効果】
以上の如く、第1の本発明によれば、暗号化された映像信号を復号するシステムを実現することができる。特に、映像信号の切り換えにより同期のずれが発生する場合であっても、不用な乱数発生を抑制し、常に確実に安定して動作するシステムを実現することができる。
【0155】
第2の本発明によれば、送信する暗号化された映像信号を、受信側で確実に復号させることができる。特に、映像信号の切り換えにより同期のずれが発生する場合、不用な暗号化用の乱数発生を抑制することが可能となる。
【0156】
第3の本発明によれば、暗号化された映像信号を復号する装置を実現することができる。特に、映像信号の切り換えにより同期のずれが発生する場合、不用な復号化用の乱数発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した映像信号処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の映像信号処理システムにおける映像表示処理を説明するフローチャートである。
【図3】図1の映像信号処理システムにおける映像表示処理を説明するフローチャートである。
【図4】図1の暗号化処理部と復号処理部の機能的構成を示すブロック図である。
【図5】図4の暗号化処理部における暗号化処理を説明するフローチャートである。
【図6】図4の暗号化処理部における暗号化処理を説明するフローチャートである。
【図7】図4の復号処理部における復号処理を説明するフローチャートである。
【図8】LFSRの原理的構成を示すブロック図である。
【図9】図8のLFSRの各フリップフロップにおいて出力される乱数列を示す図である。
【図10】図4の暗号化用乱数生成部の基本的な構成例を示すブロック図である。
【図11】図10の暗号化用乱数生成部における乱数生成処理を説明するフローチャートである。
【図12】図10の暗号化用乱数生成部における乱数生成処理を説明するフローチャートである。
【図13】図10の暗号化用乱数生成部における乱数生成処理を説明するフローチャートである。
【図14】図4の復号用乱数生成部の基本的な構成例を示すブロック図である。
【図15】図14の復号用乱数生成部における乱数生成処理を説明するフローチャートである。
【図16】図14の復号用乱数生成部における乱数生成処理を説明するフローチャートである。
【図17】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
22 暗号化処理部, 24 暗号化処理部, 32 復号処理部, 33 映像信号処理部, 41 暗号化用乱数生成部, 42 排他的論理和回路, 51 復号用乱数生成部, 52 排他的論理和回路, 80 LFSR, 111LFSRモジュール, 112 LFSRモジュール, 113 LFSRモジュール, 131 初期化用数値列生成部, 132 垂直制御パルス生成部, 133 ロードパルス生成部, 134 アンド回路, 141 H/V制御信号生成部,151 水平制御パルス生成部, 152 垂直表示領域イネーブル信号生成部, 153 アンド回路, 171 ピクセルクロック生成部, 172 水平表示領域イネーブル信号生成部, 173 アンド回路, 301 LFSRモジュール, 302 LFSRモジュール, 303 LFSRモジュール, 331 初期化用数値列, 332 ロードパルス生成部, 351 抽出部, 352 アンド回路, 353 垂直表示領域イネーブル信号生成部, 354 アンド回路, 355 水平表示領域イネーブル信号生成部, 356 アンド回路

Claims (13)

  1. 映像信号を処理する映像信号処理システムにおいて、
    前記映像信号の切り換えを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記映像信号の切り換えを示す切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する第1の生成手段と、
    前記映像信号を、前記第1の生成手段により生成された前記数値列を用いて暗号化する暗号化手段と、
    前記切換信号、前記垂直同期パルス、前記暗号化手段により暗号化された前記映像信号を送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された前記切換信号、前記垂直同期パルス、暗号化された前記映像信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記受信手段により受信された前記垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する第2の生成手段と、
    前記第2の生成手段により生成された前記数値列を用いて、暗号化された前記映像信号を復号する復号手段と
    を備えることを特徴とする映像信号処理システム。
  2. 前記検出手段、前記第1の判定手段、前記第1の生成手段、前記暗号化手段、および前記送信手段は、第1の映像信号処理装置により構成され、
    前記受信手段、前記第2の判定手段、前記第2の生成手段、および前記復号手段は、第2の映像信号処理装置により構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理システム。
  3. 前記送信手段および前記受信手段による通信は、ディジタルインターフェースを介して行なわれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理システム。
  4. 映像信号を処理する映像信号処理システムの映像信号処理方法において、
    前記映像信号の切り換えを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理により検出された前記映像信号の切り換えを示す切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記第1の判定ステップの処理により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する第1の生成ステップと、
    前記映像信号を、前記第1の生成ステップの処理により生成された前記数値列を用いて暗号化する暗号化ステップと、
    前記切換信号、前記垂直同期パルス、前記暗号化ステップの処理により暗号化された前記映像信号を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの処理により送信された前記切換信号、前記垂直同期パルス、暗号化された前記映像信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記第2の判定ステップの処理により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記受信ステップの処理により受信された前記垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する第2の生成ステップと、
    前記第2の生成ステップの処理により生成された前記数値列を用いて、暗号化された前記映像信号を復号する復号ステップと
    を含むことを特徴とする映像信号処理方法。
  5. 映像信号を処理する映像信号処理装置において、
    前記映像信号の切り換えを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記映像信号の切り換えを示す切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する生成手段と、
    前記映像信号を、前記生成手段により生成された前記数値列を用いて暗号化する暗号化手段と
    を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  6. 前記切換信号、前記垂直同期パルス、前記暗号化手段により暗号化された前記映像信号を送信する送信手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項5に記載の映像信号処理装置。
  7. 映像信号を処理する映像信号処理装置の映像信号処理方法において、
    前記映像信号の切り換えを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理により検出された前記映像信号の切り換えを示す切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する生成ステップと、
    前記映像信号を、前記生成ステップの処理により生成された前記数値列を用いて暗号化する暗号化ステップと
    を含むことを特徴とする映像信号処理方法。
  8. 映像信号を処理するプログラムであって、
    前記映像信号の切り換えを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理により検出された前記映像信号の切り換えを示す切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する生成ステップと、
    前記映像信号を、前記生成ステップの処理により生成された前記数値列を用いて暗号化する暗号化ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  9. 映像信号を処理するプログラムであって、
    前記映像信号の切り換えを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップの処理により検出された前記映像信号の切り換えを示す切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記映像信号の垂直同期パルスに同期して数値列を生成する生成ステップと、
    前記映像信号を、前記生成ステップの処理により生成された前記数値列を用いて暗号化する暗号化ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 映像信号を処理する映像信号処理装置において、
    前記映像信号の切り換えを示す切換信号、前記映像信号の垂直同期パルス、暗号化された前記映像信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記受信手段により受信された前記垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記数値列を用いて、暗号化された前記映像信号を復号する復号手段と
    を備えることを特徴とする映像信号処理装置。
  11. 映像信号を処理する映像信号処理装置の映像信号処理方法において、
    前記映像信号の切り換えを示す切換信号、前記映像信号の垂直同期パルス、暗号化された前記映像信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記受信ステップの処理により受信された前記垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記数値列を用いて、暗号化された前記映像信号を復号する復号ステップと
    を含むことを特徴とする映像信号処理方法。
  12. 映像信号を処理するプログラムであって、
    前記映像信号の切り換えを示す切換信号、前記映像信号の垂直同期パルス、暗号化された前記映像信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記受信ステップの処理により受信された前記垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記数値列を用いて、暗号化された前記映像信号を復号する復号ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  13. 映像信号を処理するプログラムであって、
    前記映像信号の切り換えを示す切換信号、前記映像信号の垂直同期パルス、暗号化された前記映像信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記切換信号により、前記映像信号の切り換え中であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により、前記映像信号の切り換え中ではないと判定された場合、前記受信ステップの処理により受信された前記垂直同期パルスに同期して、数値列を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記数値列を用いて、暗号化された前記映像信号を復号する復号ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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