JP2004194064A - 無線アクセスネットワーク及びその動作制御方法 - Google Patents

無線アクセスネットワーク及びその動作制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線基地局伝送装置(RNC)のCプレーン制御機能とUプレーン制御機能を物理的に複数の装置に分離させた構成において、制御系統を複雑にすることなく、プロトコルエンティティ間での制御情報のやり取りを迅速に行えるようにする。
【解決手段】RNC14は、ユーザデータの伝送制御を行う複数のユーザプレーンサーバ(UPS)22と、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うコントロールプレーンサーバ(CPS)21とに分離されている。CPS21には、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うCプレーン制御部42を設け、同様に各UPS22には、ユーザデータの伝送制御を行うUプレーン制御部47を設け、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42との間に、制御情報の送信のための論理コネクションを生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)及びその動作制御方法に関し、特に、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)セルラ方式における無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図17は、従来の無線アクセスネットワークを含む移動通信システムである、W−CDMA通信システムの構成を示す図である。
【0003】
図示されるように、無線アクセスネットワーク(RAN)1は、無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)4,5とノードB6〜9によって構成されており、移動機(ME:Mobile Equipment)2とはUuインタフェース(無線インタフェース)を介して、回線交換サービスあるいはパケット交換サービスを提供する交換機ネットワークであるコアネットワーク(CN)3とIuインタフェースを介して接続されている。ノードB6〜9とRNC4,5間のインタフェースはIubと称されており、RNC4,5間のインタフェースとしてIurインタフェースも規定されている。なお、図17の構成の詳細は3GPP(Third Generation Partnership Projects)に規定されている(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
ノードB6〜9は、無線送受信を行う論理的なノードを意味し、具体的には、無線基地局装置である。各ノードB6〜9は1つあるいは複数のセル10をカバーするものであり、移動機(ME)2と無線インタフェースUuを介して接続されて無線回線を終端する。
【0005】
RNCは、複数の無線基地局を制御することができ、無線リソースを管理し、ハンドオーバを制御するための役割を担っている。具体的にはRNC4,5は、ノードB6〜9の管理と、ソフトハンドオーバ時の無線パスの選択合成を行うものであり、その装置構成は、制御信号を転送するシグナリングのためのプロトコルであるC(Control)プレーンを制御する機能と、移動機(ME)2に関するユーザデータを転送するためのプロトコルであるU(User)プレーンを制御する機能との両制御機能が物理的に一体とされている。
【0006】
ME2とCN3との間の信号は、制御信号を転送制御するシグナリングのためのC(Control)プレーンとユーザデータを転送制御するU(User)プレーンプロトコルとを介してやりとりされ、物理レイヤ(PHY)を除くCプレーン制御機能とUプレーン制御機能は、物理的に1つのRNC上で実現されている。
【0007】
このようにCプレーン制御機能とUプレーン制御機能とが一体化された従来のRNCを有する無線アクセスネットワークにおいては、シグナリングの処理能力を向上させたい場合には、Cプレーンの制御機能のみを追加すれば良いにもかかわらず、RNCそのものを追加することが必要である。また、ユーザデータの転送速度を向上させたい場合にも、Uプレーンの制御機能のみを追加すれば良いにもかかわらず、RNCそのものを追加することが必要である。したがって、従来のRNCの構成では、拡張性(スケラビリティ)や柔軟性(フレキシビリティ)に富んだシステムを構築することが困難である。
【0008】
そこで、RANにおいて、Cプレーン制御機能とUプレーン制御機能とを複数の装置に分離する検討が進められており、Cプレーンを制御するCプレーン制御装置と、Uプレーンを制御するUプレーン制御装置とを別装置として物理的に分離して設けることが提案されている。この構成によれば、シグナリングの処理能力を向上させたい場合には、Cプレーン制御装置のみを追加すれば良く、また、ユーザデータの転送速度を向上させたい場合には、Uプレーン制御装置のみを追加すれば良いため、スケラビリティに富んだシステムを構築することが可能となる。具体的な構成としては、例えば、1個のCプレーン制御装置に対してn個のUプレーン制御装置を帰属させる構成や、n個のCプレーン制御装置に対してm個のUプレーン制御装置を帰属させる構成など、さまざまな構成が考えられる。さらに、n個のCプレーン制御装置に対してm個のUプレーン制御装置を帰属させる構成とする場合には、1個のUプレーン制御装置を2個以上のCプレーン制御装置の配下に置く構成とすることも可能である。
【0009】
例えば、既に本出願人は、特願2002−185417において、Cプレーンを制御するCプレーン制御装置とUプレーンを制御するUプレーン制御装置とを物理的に分離した別装置とするとともに、Cプレーン制御装置とUプレーン制御装置の間で論理コネクションを確立し、Uプレーン装置が制御する無線ベアラを利用して、Cプレーン情報をMEに提供するための方法を提案している。
【0010】
【非特許文献1】
3GPP TS 25.401 V5.4.0 (2002-09), "3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; UTRAN Overall Description (Release 5)"
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無線アクセスネットワークにおいてCプレーン制御装置とUプレーン制御装置とを物理的に分離した場合には、これまではRNC内に閉じていたプロトコルエンティティ間での制御情報のやり取りが、複数の装置間で行われることとなり、制御情報のやり取りに時間がかかったり、制御情報のやり取りのための制御系統が複雑になるなどの問題が生じる。例えば、MEがソフトハンドオーバの状態にある時に、新しい無線リンクの確立とこれまで接続していた無線リンクの解放とが迅速に行われず、ユーザの通信を遮断してしまう可能性が高くなるといった問題が生じる。
【0012】
そこで本発明の目的は、Cプレーン制御機能とUプレーン制御機能を物理的に複数の装置に分離させた構成において、制御系統を複雑にすることなく、プロトコルエンティティ間での制御情報のやり取りを迅速に行うことができる、無線アクセスネットワーク及び無線アクセスネットワークの動作制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線アクセスネットワーク(RAN)は、移動機(ME)に関するユーザデータの伝送制御を行う複数のユーザプレーンサーバ(UPS)と、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うコントロールプレーンサーバ(CPS)とから構成されている無線基地局制御装置(RNC)を有するRANにおいて、UPSは、MEに関するユーザデータの伝送制御を行うプロトコルエンティティと、Uプレーン制御手段とを含み、CPSは、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うプロトコルエンティティと、Cプレーン制御手段とを含み、Uプレーン制御手段とCプレーン制御手段との間に、制御情報の送信用の論理コネクションが生成されて、Uプレーン制御手段及びCプレーン制御手段は相互に送信の相手方となることを特徴とする。
【0014】
本発明の無線アクセスネットワークにおいては、制御情報は、好ましくは、制御するプロトコルエンティティをUPSとCPSとの間で一意に識別するプロトコルエンティティ識別子を含む1つ以上の制御コマンドと、そのコマンドに対する1つ以上の確認応答コマンドとの少なくとも一方を含み、Cプレーン制御手段及びUプレーン制御手段は、いずれも、受け取った要求と、制御するプロトコルエンティティと制御コマンドへの応答方法と応答時間との組とが1対1で対応付けられた第1のテーブルを備えることが好ましい。この場合、Cプレーン制御手段及びUプレーン制御手段は、第1のテーブルを参照して制御情報を生成して相手方に送信し、受信した制御情報からプロトコルエンティティ識別子と制御コマンドの組を抽出して受信した制御情報に含まれる各プロトコルエンティティへ抽出した制御コマンドを配信し、各プロトコルエンティティから受信した確認応答から制御情報を生成して相手方に返信するようにする。
【0015】
本発明の無線アクセスネットワークの動作制御方法は、無線基地局制御装置(RNC)と、複数の基地局と、基地局の各々が管轄するセル内に存在する移動機(ME)とを含み、RNCは、MEに関するユーザデータの伝送制御を行うプロトコルエンティティを有する複数のユーザプレーンサーバ(UPS)と、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うプロトコルエンティティを有するコントロールプレーンサーバ(CPS)とから構成される無線アクセスネットワークにおける動作制御方法において、制御情報には、制御するプロトコルエンティティをUPSとCPSとの間で一意に識別するプロトコルエンティティ識別子を含む1つ以上の制御コマンドと、そのコマンドに対する1つ以上の確認応答コマンドとの少なくとも一方が含まれており、UPS及びCPSの双方において、受け取った要求と、制御するプロトコルエンティティと制御コマンドへの応答方法と応答時間との組とが1対1で対応付けられた第1のテーブルが設けられており、UPSとCPSとの間に、相互に送信の相手方となるように、制御情報の送信のための論理コネクションを生成する段階と、第1のテーブルを参照して制御情報を生成して相手方に送信する段階と、受信した制御情報からプロトコルエンティティ識別子と制御コマンドの組を抽出して受信した制御情報に含まれる各プロトコルエンティティへ抽出した制御コマンドを配信する段階と、各プロトコルエンティティから受信した確認応答から制御情報を生成して相手方に返信する段階と、を有することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の無線アクセスネットワークを含む移動通信システムの構成を示したものである。
【0017】
この移動通信システムは、図17に示した従来のシステムと同様に、移動機(ME)12と接続する無線基地局16と、複数の基地局16を制御して無線リソースを管理しハンドオーバを制御する無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)14と、RNC14が接続し回線交換サービスやパケット交換サービスを提供するコアネットワーク(CN)13と備えている。RNC14と基地局16とによって、無線アクセスネットワーク(RAN)を構成している。ここでは、RNC14、基地局16及びME12はそれぞれ1つずつしか描かれていないが、一般には、いずれのものも複数個存在する。具体的には、CN13には複数のRNC14が接続し、各RNC14にはそれぞれ複数の基地局16が接続し、各基地局16が管轄するセル内には、一般には複数のME12が存在する。
【0018】
本実施形態では、RNC14は、ME12に関するユーザデータの伝送制御を行う複数のユーザプレーンサーバ(UPS:User Plane Server)22と、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うコントロールプレーンサーバ(CPS:Control Plane Server)21とに分離されている。CPS21は、UPS22の上位レイヤとして位置づけられたRRC(無線リソース制御:Radio Resource Control)レイヤにおいてRRCメッセージを生成、終端する機能を有しており、このRRCメッセージの生成、終端のために、RRC部41を備えている。一方、UPS22は、MAC(メディアアクセスコントロール:Media Access Control)+FP(フレームプロトコル:Frame Protocol)レイヤとRLC(無線リンク制御:Radio Link Control)レイヤを制御する機能を有している。このような機能を実現するために、UPS22には、FPレイヤを制御するFP部43と、MACレイヤを制御するMAC部44と、RLCレイヤのうちCプレーンに関する部分を制御するRLC/C部45と、RLCレイヤのうちUプレーンに関する部分を制御するRLC/U部46と、を備えている。各基地局16は、PHY(物理(PHYsical))レイヤを制御する機能を有しており、この制御を実行するためにPHY部61を備えている。コアネットワーク(CN)13には、回線交換機能を有するMSC(Mobile Switching Center)31と、パケット交換機能を有するSGSN(Serving GPRS (Global Packet Radio Service) Switching Node)32とが設けられている。
【0019】
なお、この移動通信システムでは、図1に示すように、ここで示した各レイヤは、下位レイヤ側から、PHYレイヤ、FPレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤとなっている。そして、各レイヤが有する機能を制御する実体を本発明ではプロトコルエンティティと称している。すなわち。プロトコルエンティティとは、RRC部41、FP部43、MAC部44、RLC/C部45、RLC/U部46及びPHY部61の総称である。CPS21に設けられるプロトコルエンティティは、主として、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行い、UPS22に設けられるプロトコルエンティティは、主として、ユーザデータの伝送制御を行う。
【0020】
さらに、RNC14をCPS21と複数のUPS22とから構成したことに関連して、CPS21は、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うC(Control)プレーン制御部42を備え、同様に各UPS22は、ME12に関するユーザデータの伝送制御を行うU(User)プレーン制御部47を備えている。そして、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42との間に、制御情報送信用の論理コネクションを生成されている。CPS21とUPS22との間でやり取りされる制御情報は、この論理コネクションを介して伝達される。ここで後述するように、制御情報は、制御するプロトコルエンティティをUPSとCPSとの間で一意に識別するプロトコルエンティティ識別子を含む1つ以上の制御コマンドを含んでいる。制御コマンドに対する1つ以上の確認応答コマンドも、制御情報の範疇に含まれる。
【0021】
以下、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42の基本的な機能について説明する。Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部42は、いずれも、ME12、基地局16あるいはCN13からの要求と、制御するプロトコルエンティティと制御コマンドへの応答方法と応答時間の組とが、1対1で対応付けられた第1のテーブルを備えている。そして、Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部42は、この第1のテーブルを参照して制御情報を生成し相手方となる制御部(Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部42のいずれか)に送信し、受信した制御情報からプロトコルエンティティ識別子と制御コマンドの組を抽出し、制御情報に含まれる各プロトコルエンティティに対して制御コマンドを配信するように構成されている。さらに、Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部42は、各プロトコルエンティティから受信した制御コマンドの確認応答から制御情報を生成し、相手方の制御部に対して返信するように構成されている。
【0022】
そして上述したようにUプレーン制御部47とCプレーン制御部42との間には制御情報送信用の論理コネクションが生成され、この論理コネクション上でプロトコルエンティティを制御するための情報が送受信される。さらに、RNC14と無線基地局16間のNBAP(Node B Application Part)シグナリング及びALCAP(Access Link Control Application Protocol)を制御するための情報は、基地局16のPHY部61からUプレーン制御部47を介して転送されるようになっている。
【0023】
なお、基地局16のPHY部61とUPS22のFP部43との間には物理チャネルが設定され、MAC部44とRLC/C部45の間にはトランスポート(Tr)チャネルが設定され、RLC/C部45とCPS21のRRC部41の間には論理チャネルが設定される。ME12とRNC14との間のRRCシグナリングに関しては、UPS22内においてMAC+FP及びRLCレイヤが提供する機能を利用した後、ME12及びCPS21内のRRC部41へ転送されることになる。
【0024】
RNC14とMSC31との間、RNC14とSGSN32との間のシグナリングは、Cプレーンシグナリングとして、CPS21において終端して処理される。また、ユーザデータは、UPS22を経由して、ME12とMSC31やSGSN22との間で、Uプレーンユーザデータとして送受信される。
【0025】
さらにこの移動通信システムでは、制御情報に、制御順に並べられた1つ以上の制御コマンドが含まれるようにしてもよい。この場合、Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部41は、受信した制御情報からプロトコルエンティティ識別子と制御コマンドの組をシーケンシャルに抽出し、抽出した制御情報に含まれる各プロトコルエンティティへ、抽出した順序にしたがって制御コマンドを配信し、また、制御コマンドに対する各プロトコルエンティティから受信した確認応答を制御コマンドを抽出した順序に並び替えて制御情報を生成し、その制御情報を相手方の制御部へ返信する。
【0026】
次に、この移動通信システムにおける無線アクセスネットワークの動作制御について、図2、図3及び図4を用いて説明する。図2は、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42と間での処理の流れを表わすフロー図であり、図3は、ME12、基地局16あるいはCN13からの要求と、制御コマンドへの応答方法と応答識別子と応答時間の組とを、1対1で対応付けた第1のテーブルの内容を示したものである。また、図4は、制御情報の一例を示している。
【0027】
Cプレーン制御部42は、ME12、基地局16あるいはCN13からの要求に応じて、図3に示した第1のテーブルを参照して制御情報を生成し(ステップS101)、Uプレーン制御部へ送信する(ステップS102)。なお、第1のテーブルは、Cプレーン制御部42とUプレーン制御部47の双方に設けられており、Uプレーン制御部47から制御コマンドを送信する場合においては、Uプレーン制御部42に設けられた第1のテーブルが参照される。1つの第1のテーブルをCプレーン制御部42と複数のUプレーン制御部47とが共用することも可能である。
【0028】
ここで制御情報では、図4で示すように、プロトコルエンティティ識別子(“ProtocolEntity”で始まる)と、コマンド名(例えば、セルセットアップ要求(Cell Setup Request)、共通トランスポートチャネルセットアップ要求(Common Transport Channel Setup Request))及びコマンド識別子(“Command:”で始まる)と、コマンドの引数をなす0個以上の情報要素(パラメータ:Parameters)からなる1つ以上の制御コマンドが、制御順に配置されている。各制御コマンドの先頭には、制御コマンドであることを識別するために、“Command-”が配置されている。
【0029】
Uプレーン制御部47は、受信した制御情報から、プロトコルエンティティ識別子と制御コマンドの組を予め決められた順に抽出し(ステップS103)、抽出した順に記憶領域へ記憶し(ステップS104)、最初に抽出したプロトコルエンティティへその制御コマンドを送信し(ステップS105)、そのプロトコルエンティティからの応答を待つ。
【0030】
その後、Uプレーン制御部47は、プロトコルエンティティから制御コマンドへの応答を受信すると(ステップS106)、図4で示すように、プロトコルエンティティ識別子と、コマンド名(例えば、セルセットアップ応答(Cell Setup Response)、共通トランスポートチャネルセットアップ応答(Common Transport Channel Setup Response))及びコマンド識別子と、受信した応答の内容からなる応答コマンドを生成し(ステップS107)、受信した順にUプレーン制御部47に付属する記憶領域へ記憶する(ステップS108)。その後、Uプレーン制御部47は、記憶領域から、続いて制御するプロトコルエンティティを検索する(ステップS109)。記憶領域にそのようなプロトコルエンティティ識別子が存在する場合には、ステップS105へ進む。ステップS109においてそのようなプロトコルエンティティ識別子が存在しない場合には、Uプレーン制御部47は、それまでに記憶領域へ記憶した応答コマンドから制御情報を生成し(ステップS110)、その制御情報をCプレーン制御部42へ送信して(ステップS111)、処理を終了する。
【0031】
ここでは、プロトコルエンティティ識別子と、コマンド識別子と、情報要素の有無と、情報要素の内容、応答の内容は、予めUPS22とCPS21との間で決められていて、一意に識別されるものとする。また、ここでは、説明を簡略化するためにCプレーン制御部42から制御コマンドを送信する場合の動作の説明のみを示したが、Uプレーン制御部47から制御コマンドを送信する場合においても同様の手順で行われ、Cプレーン制御部42から制御コマンドを送信する場合と同等の効果が得られる。
【0032】
以上説明したようにこの実施形態においては、Cプレーン制御機能とUプレーン制御機能をCPS21及びUPS22として物理的に複数の装置に分離させた無線アクセスネットワーク(RAN)において、CPS21にCプレーン制御部42を設け、UPS22にUプレーン制御部47を設け、これら両方の制御部42,47間に論理コネクション(リンク)を設定してその上で制御情報をやり取りするようにし、さらに、制御情報に含まれるコマンドに対してのアクションがまとめられた第1のテーブルを参照して応答するようにすることにより、制御情報のやり取りをすばやく行うことができて迅速な応答が可能となる。仮にCプレーン制御部42及びUプレーン制御部47を設けないこととすると、UPS22や基地局16内の各プロトコルエンティティ(FP部43、MAC部44、RLC/C部45、RLC/U部46及びPHY部61)はそれぞれ別個にCPS21との間で制御パス(リンク)を張ることとなり、その分、制御系統の構成が複雑になるとともに、迅速な応答が妨げられる。
【0033】
以上、本発明の第1の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の態様が可能である。以下、本発明の他の実施形態について説明する。
【0034】
本発明の第2の実施形態の無線アクセスネットワークでは、制御コマンドに、さらに応答識別子が含まれるようにしている。その結果、Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部42は受信した制御情報からプロトコルエンティティ識別子と応答識別子、制御コマンドの組をシーケンシャルに抽出し、抽出したプロトコルエンティティ識別子と応答識別子の組をその制御部47,42の記憶領域へ記憶し、制御情報に含まれる各プロトコルエンティティに対し、抽出した順序にしたがって制御コマンドを配信し、さらに、抽出した応答識別子にしたがい、制御コマンドに対して各プロトコルエンティティから受信した確認応答から制御情報を生成し、その制御コマンドを相手方の制御部へ返信する。
【0035】
また、制御情報がトランザクション識別子によりUPS22とCPS21との間で一意に識別されるようにしてもよい。このとき、制御情報は、トランザクション識別子と1つ以上の制御コマンドとを含んでおり、Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部42は、トランザクションを送信後、再送時間内に相手方の制御部からそのトランザクションに対する応答を受信できない場合に、トランザクションを再送するようにする。Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部42は、往復伝送時間と制御コマンドごとの応答時間の和をもとにトランザクションの再送時間を決定するようにすることが好ましい。
【0036】
次に、この第2の実施形態の動作を説明する。図5は、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42との間の処理を示すフロー図であり、図6は、制御情報の一例を示している。
【0037】
まず、Cプレーン制御部42は、ME12、基地局16あるいはCN13からの要求に応じて、トランザクション識別子を捕捉し、第1のテーブル(図3参照)を参照して制御情報を生成する(ステップS201)。その後、Cプレーン制御部42は、UPS22との間で任意サイズのデータを伝送する際の往復伝送時間と、第1のテーブルに記載される制御コマンドごとの応答時間との和から、トランザクション応答待ち時間を決定し(ステップS202)、このトランザクション応答待ち時間後に起動するトランザクション応答待ちタイマを設定する(ステップS203)。さらにCプレーン制御部42は、トランザクション識別子とそのトランザクションへの応答数を対応付けて、Cプレーン制御部42の記憶領域へ記憶し(ステップS204)、さきに生成した制御情報をUプレーン制御部47へ送信する(ステップS205)。
【0038】
ここで制御情報では、図6で示すように、トランザクション識別子(“Transaction”で始まる)と、プロトコルエンティティ識別子と、応答識別子(“ReplyControl:”で始まる)と、コマンド名乃至コマンド識別子と、コマンドの引数をなす0個以上の情報要素とからなる1つ以上の制御コマンドが、制御順に配置される。
【0039】
応答識別子は、例えば、(1)トランザクション内の全ての制御コマンドを処理した後に応答コマンドを含んだトランザクション応答を返す(Result-End)、(2)その制御コマンドを処理したタイミングで応答コマンドを含んだトランザクションを返す(Result-Soon)、(3)プロトコルエンティティからの応答は確認するが応答コマンドは生成しない(Reply)、(4)プロトコルエンティティからの応答の必要なし(Notify)、などを識別するものである。トランザクションに対して返されるトランザクション応答の数は、最後の応答識別子が“Result-Soon”の場合はトランザクションに含まれる“Result-Soon”の数、それ以外は“Result-Soon”の数に1加算したものとなる。
【0040】
Uプレーン制御部47は、上述したような制御情報からプロトコルエンティティ識別子と制御コマンドの組を予め決められた順に抽出して、Uプレーン制御部47記憶領域へ記憶し(ステップS206)、最初に抽出したプロトコルエンティティに対してその制御コマンドを送信し(ステップS207)、応答識別子を確認する(ステップS208)。もし応答識別子が“Notify”の場合には、ステップS207へ進み、応答識別子がそれ以外の場合には、プロトコルエンティティからの応答を待つ。
【0041】
その後、Uプレーン制御部47は、プロトコルエンティティからその制御コマンドへの応答を受信すると(ステップS209)、応答識別子が“Result-Soon”か否か確認し(ステップS210)、応答識別子が“Result-Soon”の場合には、ステップS211へ進む。ステップS210において応答識別子がそれ以外の場合には、ステップS212へ進む。ステップS211では、Uプレーン制御部47は、受信した応答の内容から制御情報を生成し、その制御情報をCプレーン制御部42へ送信し、ステップS214へ進む。ステップS212では、Uプレーン制御部47は、応答識別子が“Reply”か否か確認し、応答識別子が“Reply”の場合には、ステップS214へ進み、応答識別子がそれ以外の場合には、生成した応答コマンドを記憶領域へ記憶し(ステップS213)、そののちステップS214に進む。
【0042】
Uプレーン制御部47は、ステップS214において、続いて制御するプロトコルエンティティを記憶領域から検索する。ここで、記憶領域にそのようなプロトコルエンティティ識別子が存在する場合には、ステップS207へ戻り、そのようなプロトコルエンティティ識別子が存在しない場合には、Uプレーン制御部47は、それまでに記憶領域へ記憶した応答コマンドから制御情報を生成し、その制御情報をCプレーン制御部42へ送信する(ステップS215)。
【0043】
Cプレーン制御部42は、トランザクション応答数を確認する(ステップS216)。トランザクション応答数が2以上の場合には、そのトランザクション応答数から1を減算し(ステップS217)、次のトランザクション応答を待つ。一方、トランザクション応答数が2未満の場合には、記憶領域からそのトランザクション識別子とそのトランザクション応答数を消去して(ステップS218)、処理を終了する。
【0044】
なお、トランザクション応答を待つ間に、トランザクション応答待ちタイマが起動した場合すなわちタイムアウトとなった場合には、例えば、ステップS201からの処理を繰り返すことによりトランザクションを再送する。あるいは、CPS21とUPS22との間の伝送路が非常に信頼性が高いものであると考えられる場合には、トランザクションを再送せずに異常処理を行う、などが考えられる。また、CPS21とUPS22との間に設定される往復伝送時間を長くすることで、次回のトランザクション応答待ち時間を長くすることも考えられる。
【0045】
ここでは、トランザクション識別子、応答識別子は、予めシステムで決められ、一意に識別されるものとする。説明を簡略化するためにCプレーン制御部42から制御コマンドを送信する場合の動作の説明のみを示したが、Uプレーン制御部47から制御コマンドを送信する場合においても同様の手順で行われ、Cプレーン制御部42から制御コマンドを送信する場合と同等の効果が得られる。
【0046】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この実施形態では、上述の各実施形態において、制御情報には、トランザクション識別子と、プロトコルエンティティの制御対象(ME12、基地局16、基地局配下のセル)をUPS22とCPS21との間で一意に識別する1つ以上の制御対象識別子と、1つ以上の制御コマンドの組が含まれるものとする。この場合、UPS22が起動したタイミングで、Uプレーン制御部47は、制御対象識別子を捕捉して、その制御対象識別子とUPS22が管理するリソースとを対応付けてUプレーン制御部47の記憶領域へ記憶し、記憶した全ての制御対象識別子を含む制御情報をCプレーン制御部42へ送信する。また、Cプレーン制御部42は、受信した制御情報に含まれる制御対象識別子とCPS21が管理するリソースとを対応付けてCプレーン制御部42の記憶領域へ記憶する。さらに、Cプレーン制御部42及びUプレーン制御部47は、受け付けた要求に含まれる制御対象識別子と一致する制御対象識別子をその記憶領域から検索し、制御対象識別子単位で、その要求と第1のテーブルを参照して制御コマンドを組み立てて制御情報を生成し、その制御情報を相手方の制御部へ送信するように構成されている。
【0047】
次に、この第3の実施形態の動作を説明する。図7は、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42との間の処理を示すフロー図であり、図8は、捕捉した制御対象識別子をUプレーン制御部47が送信する際の制御情報の一例を示しており、図9は、UPS起動直後にCプレーン制御部42が基地局とセルを設定する際の制御情報の一例を示している。
【0048】
Uプレーン制御部47は、UPSが起動したタイミングで、プロトコルエンティティの制御対象を識別する制御対象識別子を捕捉し(ステップS301)、この制御対象識別子と、UPS22が管理するリソースを識別するリソース識別子とを対応付けてその記憶領域に記憶し(ステップS302)、さらに、捕捉した全ての制御対象識別子を含む制御情報をCプレーン制御部42へ送信する(ステップS303)。このときの制御情報の一例が図8に示されている。図8に示した制御情報は、トランザクション識別子、プロトコルエンティティ識別子(ここではプロトコルエンティティを指定しないために“None”が設定されている)、応答識別子、コマンド名及びコマンド識別子(ここでは、UPS起動表示(UPS Start Indication))を含むとともに、リソース識別子として、“LocalCell#1, LocalCell#2, Node B#1”が指定されている。
【0049】
Cプレーン制御部42は、受信した制御情報に含まれる制御対象識別子とCPS21が管理するリソースとを対応付け、その記憶領域へ記憶する(ステップS304)。そののち、Cプレーン制御部42は、ME12、基地局16あるいはCN13からの要求に応じて、その要求に含まれる制御対象識別子と一致する制御対象識別子をその記憶領域から検索し(ステップS305)、その制御対象識別子単位で制御コマンドを組み立て、制御情報を生成し(ステップS306)、生成した制御情報をUプレーン制御部47へ送信する(ステップS307)。このときの制御情報の一例が図9に示されている。この制御情報では、リソース識別子として、“Cell#1”が指定されている。
【0050】
ここで、UPS22内のプロトコルエンティティは、図1で示しまた上述したように、下位レイヤのエンティティに対して論理チャネル、トランスポートチャネル、物理チャネルを提供しており、伝送信号の機能や特性、転送される情報の内容により、チャネルの選択や設定を行う。それらチャネルには、基地局配下のセル単位で割り当てられる共通チャネルと、無線アクセスネットワーク(RAN)に接続するME12単位で割り当てられる個別チャネルとが存在する。基地局16内のプロトコルエンティティは、基地局16とME12との間の無線リンクの制御を行うとともに、基地局16を設定する機能も兼ね備えている。したがって、プロトコルエンティティが制御する対象は、ME12、基地局16、基地局配下のセルである。これらの制御対象を識別するために、この実施形態では、ME12、基地局16、基地局配下のセル単位で制御対象識別子を捕捉し、UPS22が管理するリソースを識別するリソース識別子(例えば、LocalCell(ローカルセル)#1,LocalCell#2,…,Node(ノード)B#1,…など)と対応付けて記憶する。また、CPS21が管理するリソースは、CPS21配下の全てのUPS22が管理するリソースであり、管理するリソースを識別するリソース識別子(例えば、Cell(セル)#1,Cell#2,…,Node B#1,…など)と対応付け記憶する。これにより、Cプレーン制御部42とUプレーン制御部47は、ME12、基地局16あるいはCN13からの要求に含まれる制御対象識別子から制御情報を生成することが可能である。
【0051】
この第3の実施形態の説明では、説明を簡略化するためにUPS22の起動後の動作の説明のみを示したが、同様の手順はCPS21の起動後の動作にも適用することができ、その場合であっても、上述したものと同様の効果が得られる。
【0052】
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。この実施形態では、上述の各実施形態において、制御コマンドには、要求、コマンド名及びコマンド識別子と情報要素との組、要求をUPS21とCPS22との間で一意に識別する要求識別子と情報要素キーワードとの組のいずれか、あるいはそれらの組合せが含まれるものとし、さらに、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42の少なくとも一方には、第2のテーブルが設けられるようにしている。ここで第2のテーブルは、要求識別子と情報要素キーワードの組と、情報要素とを1対Nで対応付けるものであり、この第2のテーブルを含む制御部(Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42の少なくとも一方)は、制御コマンドから要求識別子と情報要素キーワードとを抽出して制御コマンドを生成し、その制御コマンドを各プロトコルエンティティへ配信するように構成されている。
【0053】
次に、この第4の実施形態の動作を説明する。図10は、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42との間の処理を示すフロー図であり、図11は制御情報の一例を示しており、図12は第2のテーブルの内容の一例を示している。
【0054】
Cプレーン制御部42は、ME12、基地局16あるいはCN13からの要求に応じて、第2のテーブルがそのCプレーン制御部42自体に存在するかどうかを調べる(ステップS401)。第2のテーブルが存在しない場合、Cプレーン制御部42は、要求をそのまま挿入した制御情報を生成し(ステップS402)、ステップS406へ進む。第2のテーブルが存在する場合には、Cプレーン制御部42は、第2のテーブルを参照し、要求に含まれる情報要素キーワードを検索する(ステップS403)。ここで情報要素キーワードが存在しない場合には、Cプレーン制御部42は、要求識別子と情報要素キーワードとの組を含む制御情報を生成し(ステップS404)、ステップS406へ進む。一方、ステップS403において情報要素キーワードが存在する場合には、Cプレーン制御部42は、第1のテーブルを参照し、コマンド識別子と情報要素との組を含む制御情報を生成し(ステップS405)、その制御情報をUプレーン制御部47へ送信する(ステップS406)。
【0055】
このようにこの実施形態では、制御コマンドは、図11に示すように、(1)ME12、基地局16あるいはCN13からの要求、(2)コマンド名及びコマンド識別子と情報要素との組、(3)その要求を識別する要求識別子と情報要素キーワードとの組、のいずれかであるか、それらの組合わせからなっている。また第2のテーブルの内容の一例が図12に示されているが、ここに示したものでは、情報要素として、SF、アップリンクSIR目標値、PCアルゴリズムが含まれている。
【0056】
続いて、Uプレーン制御部47は、まず。受信した制御コマンドがコマンド識別子を含むか否か確認する(ステップS407)。コマンド識別子を含む場合には、ステップS411へ進む。コマンド識別子を含まない場合には、Uプレーン制御部47は、第2のテーブルがそのUプレーン制御部47自体に存在するかどうかを調べる(ステップS408)。ここで第2のテーブルが存在しない場合にはステップS410へ進み、第2のテーブルが存在する場合には、Uプレーン制御部47は、その第2のテーブルを参照し、要求に含まれる情報要素キーワードを検索する(ステップS409)。情報要素キーワードが存在しない場合には、Uプレーン制御部47は、エラー情報を含む制御情報を生成してCプレーン制御部42へ送信する(ステップS410)。これに対しステップS409において情報要素キーワードが存在する場合には、Uプレーン制御部47は、第1のテーブルを参照してコマンド識別子と情報要素の組を含む制御コマンドを生成し、プロトコルエンティティへその制御コマンドを送信する(ステップS411)。
【0057】
ここでは、説明を簡略化するためにCプレーン制御部42から制御コマンドを送信する場合の動作の説明のみを示したが、Uプレーン制御部47から制御コマンドを送信する場合においても同様の手順で行われ、Cプレーン制御部42から制御コマンドを送信する場合と同等の効果が得られる。また、移動通信システム内で第2のテーブルの所有者が予め定められている場合には、第2のテーブルの存在自体を探索するステップは省略することができる。
【0058】
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。この実施形態では、上述の第3あるいは第4の実施形態において、UPS22が起動したタイミングでUプレーン制御部47が制御対象識別子を連続した値で捕捉するとともに、Cプレーン制御部42は、受信した制御情報に含まれる制御対象識別子とCPS21が管理するリソースとを対応付けて、UPS単位でグループ化してCプレーン制御部42の記憶領域へ記憶する。ここで、Uプレーン制御部47及びCプレーン制御部42は、要求とUPS単位で一括制御するか否かを表わすフラグとが1対1で対応付けられた第3のテーブルを含んでおり、要求に含まれる制御対象識別子と一致する制御対象識別子を含むUPS単位グループをその記憶領域から検索し、UPSグループ単位で要求から制御コマンドを組み立てて制御情報を生成し、生成した制御情報を相手方の制御部へ送信する。
【0059】
次に、第5の実施形態の動作を説明する。図13は、Uプレーン制御部47とCプレーン制御部42との間の処理を示すフロー図であり、図14は第3のテーブルの内容の一例を示しており、図15は制御情報の一例を示している。
【0060】
Uプレーン制御部47は、UPS22が起動したタイミングで、プロトコルエンティティの制御対象を識別する制御対象識別子を制御種別ごと(例えば、UPS22の配下の基地局、UPS22が管理するセルなど)にシーケンシャルに捕捉し(ステップS501)、制御対象識別子とUPSが管理するリソースを識別するリソース識別子とを対応付けて、制御種別ごとにそのUプレーン制御部47の記憶装置へ記憶し(ステップS502)、制御種別と捕捉した全ての制御対象識別子との組を含む制御情報をCプレーン制御部42へ送信する(ステップS503)。
【0061】
Cプレーン制御部42は、受信した制御情報に含まれる制御対象識別子とCPS21が管理するリソースとを対応付け、上述したような制御種別ごとにCプレーン制御部42の記憶領域へ記憶する(ステップS504)。そしてCプレーン制御部42は、ME12、基地局16あるいはCN13からの要求に応じて第3のテーブルを参照し、フラグを確認する(ステップS505)。図14に示すように、第3のテーブルには、要求ごとに“Yes”または“No”のフラグが設定されており、“Yes”は一括制御を行うことを表わし、“No”は一括制御を行わないことを表わしている。ここでフラグが“No”の場合、Cプレーン制御部42は、要求に含まれる制御対象識別子と一致する制御対象識別子を記憶領域から検索し(ステップS506)、その制御対象識別子単位で制御コマンドを組み立てて制御情報を生成し(ステップS507)、その制御情報をUプレーン制御部47へ送信する(ステップS510)。また第3のテーブルにおけるフラグが“Yes”の場合、Cプレーン制御部42は、要求に含まれる制御対象識別子を含む制御種別を記憶領域から検索し(ステップS508)、その制御種別単位で制御コマンドを組み立てて制御情報を生成し(ステップS509)、ステップS510へ進んでその制御情報をUプレーン制御部47へ送信する。
【0062】
Uプレーン制御部47は、受信した制御コマンドが制御種別を含むか否か確認する(ステップS511)。制御種別を含まない場合には、Uプレーン制御部47は、制御対象識別子と対応付けられたリソース識別子をその記憶領域から検索し(ステップS512)、検索されたリソース識別子を含む制御コマンドを生成し(ステップS513)、プロトコルエンティティへその制御コマンドを送信する(ステップS516)。一方、ステップS511において制御種別を含む場合には、Uプレーン制御部47は、制御種別との組で記憶された全てのリソース識別子をその記憶領域から検索し(ステップS514)、検索された全てのリソース識別子を含む制御コマンドを生成し(ステップS515)、ステップS516へ進んでその制御コマンドをプロトコルエンティティに送信する。図15はここでの制御情報の一例を示している。
【0063】
以上、本発明の各実施形態について説明したが、無線アクセスネットワーク(RAN)が、CPS21と、基地局機能とユーザデータの伝送制御を行うUプレーン制御とが一体化されたUPSとからなる構成においても、上述した各実施形態を適用することができる。図16は、このようなRANの構成を示している。図16に示されるRANは、図1に示したものと同様のものであるが、基地局がUPS22から独立しては設けられておらず、UPS22が基地局機能を有してME(移動機)12と直接接続している点で相違する。このため、図1に示すシステムにおいては基地局内に設けられていたPHY部61は、図16に示すシステムにおいては、UPS22内に設けられている。図16に示したシステムにおいても、上述した各実施形態と同様の手順でCプレーン制御部42とUプレーン制御部47との間で制御情報がやり取りされ、その結果として、無線アクセスネットワークの動作制御が行われることになる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、制御系統を複雑にすることなく、プロトコルエンティティ間での制御情報のやり取りを迅速に行うことができるようになる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の無線アクセスネットワークを含む移動通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態での処理を示すフロー図である。
【図3】第1のテーブルの内容の一例を示す図である。
【図4】制御情報の一例を示す図である。
【図5】第2の実施形態での処理を示すフロー図である。
【図6】制御情報の一例を示す図である。
【図7】第3の実施形態での処理を示すフロー図である。
【図8】制御情報の一例を示す図である。
【図9】制御情報の一例を示す図である。
【図10】第4の実施形態での処理を示すフロー図である。
【図11】制御情報の一例を示す図である。
【図12】第2のテーブルの内容の一例を示す図である。
【図13】第5の実施形態での処理を示すフロー図である。
【図14】第3のテーブルの内容の一例を示す図である。
【図15】制御情報の一例を示す図である。
【図16】本発明の他の実施形態の無線アクセスネットワークを含む移動通信システムの構成を示すブロック図である。
【図17】従来の無線アクセスネットワークを含む移動通信システムである、W−CDMA通信システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 RAN(無線アクセスネットワーク)
2,12 ME(移動機)
3,13 コアネットワーク
4,5,14 RNC(無線基地局制御装置)
6〜9、16 無線基地局(ノードB)
10 セル
21 CPS(コントロールプレーンサーバ)
22 UPS(ユーザプレーンサーバ)
31 MSC
32 SGSN
41 RRC部
42 Cプレーン制御部
43 FP部
44 MAC部
45 RLC/C部
46 RLC/U部
47 Uプレーン制御部
61 PHY部

Claims (17)

  1. 移動機に関するユーザデータの伝送制御を行う複数のユーザプレーンサーバと、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うコントロールプレーンサーバとから構成される無線基地局制御装置を有する無線アクセスネットワークにおいて、
    前記ユーザプレーンサーバは、移動機に関する前記ユーザデータの伝送制御を行うプロトコルエンティティと、Uプレーン制御手段とを含み、
    前記コントロールプレーンサーバは、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うプロトコルエンティティと、Cプレーン制御手段とを含み、
    前記Uプレーン制御手段と前記Cプレーン制御手段との間に、制御情報の送信用の論理コネクションが生成されて、前記Uプレーン制御手段及び前記Cプレーン制御手段は相互に送信の相手方となることを特徴とする、無線アクセスネットワーク。
  2. 前記制御情報は、制御するプロトコルエンティティを前記ユーザプレーンサーバと前記コントロールプレーンサーバとの間で一意に識別するプロトコルエンティティ識別子を含む1つ以上の制御コマンドと、該コマンドに対する1つ以上の確認応答コマンドとの少なくとも一方を含み、
    前記Cプレーン制御手段及び前記Uプレーン制御手段は、いずれも、受け取った要求と、制御するプロトコルエンティティと制御コマンドへの応答方法と応答時間との組とが1対1で対応付けられた第1のテーブルを備え、
    前記Cプレーン制御手段及び前記Uプレーン制御手段は、前記第1のテーブルを参照して前記制御情報を生成して前記相手方に送信し、前記受信した制御情報からプロトコルエンティティ識別子と制御コマンドの組を抽出して前記受信した制御情報に含まれる各プロトコルエンティティへ前記抽出した制御コマンドを配信し、前記各プロトコルエンティティから受信した確認応答から制御情報を生成して前記相手方に返信する、請求項1に記載の無線アクセスネットワーク。
  3. 前記制御情報において前記制御コマンドは制御順に並べられており、
    前記Uプレーン制御手段及び前記Cプレーン制御手段は、前記プロトコルエンティティ識別子と前記制御コマンドの組を抽出する際にシーケンシャルに抽出し、前記制御情報に含まれる各プロトコルエンティティへ前記制御コマンドを配信する際に前記抽出した順序にしたがって配信し、前記各プロトコルエンティティから受信した前記確認応答から制御情報を生成して返信する際に、前記抽出した順序に並び替えて前記制御情報を生成する、請求項2に記載の無線アクセスネットワーク。
  4. 前記制御コマンドは、さらに応答識別子を含み、
    前記Uプレーン制御手段及び前記Cプレーン制御手段は、前記プロトコルエンティティ識別子と前記制御コマンドの組を抽出する際に、前記プロトコルエンティティと前記応答識別子と前記制御コマンドの組として抽出し、前記抽出したプロトコルエンティティ識別子と応答識別子の組を記憶領域へ記憶し、前記各プロトコルエンティティから受信した確認応答から制御情報を生成して返信する際に、前記応答識別子にしたがって前記制御情報を生成する、請求項2または3に記載の無線アクセスネットワーク。
  5. 前記制御情報は、該制御情報に含まれるトランザクション識別子により、前記ユーザプレーンサーバと前記コントロールプレーンサーバとの間で一意に識別され、
    前記Uプレーン制御手段及び前記Cプレーン制御手段は、トランザクションを送信後、再送時間内に前記相手方から前記トランザクションに対する応答を受信できない場合に当該トランザクションを再送し、往復伝送時間と制御コマンドごとの応答時間の和をもとに前記再送時間を決定する、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の無線アクセスネットワーク。
  6. 前記制御情報は、トランザクション識別子と、プロトコルエンティティの制御対象を前記ユーザプレーンサーバと前記コントロールプレーンサーバとの間で一意に識別する1つ以上の制御対象識別子と、1つ以上の制御コマンドとの組を含み、
    前記ユーザプレーンサーバが起動したタイミングで、前記Uプレーン制御手段は、前記制御対象識別子を捕捉し、前記捕捉した制御対象識別子と前記ユーザプレーンサーバが管理するリソースとを対応付けて前記Uプレーン制御手段の記憶領域へ記憶し、前記記憶した全ての制御対象識別子を含む制御情報を前記Cプレーン制御手段へ送信し、
    前記Cプレーン制御手段は、前記受信した制御情報に含まれる制御対象識別子と前記コントロールプレーンサーバが管理するリソースとを対応付けて前記Cプレーン制御手段の記憶領域へ記憶し、
    前記Uプレーン制御手段及び前記Cプレーン制御手段は、前記要求に含まれる制御対象識別子と一致する制御対象識別子を当該制御手段の記憶領域から検索し、制御対象識別子単位で、前記要求と前記第1のテーブルを参照して制御コマンドを組み立てて制御情報を生成し前記相手方に送信する、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の無線アクセスネットワーク。
  7. 前記制御コマンドは、要求、コマンド名及びコマンド識別子と情報要素との組、前記要求を前記ユーザプレーンサーバと前記コマンドプレーンサーバとの間で一意に識別する要求識別子と情報要素キーワードとの組のいずれか、あるいはそれらの組合せを含み、
    前記Uプレーン制御手段及び前記Cプレーン制御手段のいずれかは、前記要求識別子と情報要素キーワードの組と、前記情報要素とが1対Nで対応付けられた第2のテーブルを含み、前記制御コマンドから前記要求識別子と前記情報要素キーワードを抽出して制御コマンドを生成し、前記各プロトコルエンティティへ前記制御コマンドを配信する、請求項2乃至6のいずれか1項に記載の無線アクセスネットワーク。
  8. 前記ユーザプレーンサーバが起動したタイミングで、前記Uプレーン制御手段は、前記制御対象識別子を連続した値で捕捉し、
    前記Cプレーン制御手段は、前記受信した制御情報に含まれる制御対象識別子とコントロールプレーンサーバが管理するリソースとを対応付け、前記ユーザプレーンサーバ単位でグループ化して前記Cプレーン制御手段の記憶領域へ記憶し、
    前記Uプレーン制御手段及び前記Cプレーン制御手段は、要求と、ユーザプレーンサーバ単位で一括制御するか否かを表わすフラグとが1対1で対応付けられた第3のテーブルを含み、前記要求に含まれる制御対象識別子と一致する制御対象識別子を含むユーザプレーンサーバ単位グループを記憶領域から検索し、ユーザプレーンサーバグループ単位で前記要求から制御コマンドを組み立てて制御情報を生成し、前記相手方へ送信する、請求項6または7に記載の無線アクセスネットワーク。
  9. 複数の基地局を有し、前記基地局の各々は、移動機が所属し得るセルを管轄する、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の無線アクセスネットワーク。
  10. 前記ユーザプレーンサーバは、移動機が所属し得るセルを管轄する基地局機能を備える、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の無線アクセスネットワーク。
  11. 無線基地局制御装置と、複数の基地局と、前記基地局の各々が管轄するセル内に存在する移動機とを含み、前記無線基地局制御装置は、前記移動機に関するユーザデータの伝送制御を行うプロトコルエンティティを有する複数のユーザプレーンサーバと、ユーザデータを伝送するための制御信号の伝送制御を行うプロトコルエンティティを有するコントロールプレーンサーバとから構成される無線アクセスネットワークにおける動作制御方法において、
    前記制御情報には、制御するプロトコルエンティティを前記ユーザプレーンサーバと前記コントロールプレーンサーバとの間で一意に識別するプロトコルエンティティ識別子を含む1つ以上の制御コマンドと、該コマンドに対する1つ以上の確認応答コマンドとの少なくとも一方が含まれており、
    前記ユーザプレーンサーバ及び前記コントロールプレーンサーバの双方において、受け取った要求と、制御するプロトコルエンティティと制御コマンドへの応答方法と応答時間との組とが1対1で対応付けられた第1のテーブルが設けられており、
    前記ユーザプレーンサーバと前記コントロールプレーンサーバとの間に、相互に送信の相手方となるように、制御情報の送信のための論理コネクションを生成する段階と、
    前記第1のテーブルを参照して前記制御情報を生成して前記相手方に送信する段階と、
    前記受信した制御情報からプロトコルエンティティ識別子と制御コマンドの組を抽出して前記受信した制御情報に含まれる各プロトコルエンティティへ前記抽出した制御コマンドを配信する段階と、
    前記各プロトコルエンティティから受信した確認応答から制御情報を生成して前記相手方に返信する段階と、
    を有することを特徴とする動作制御方法。
  12. 前記制御情報において前記制御コマンドは制御順に並べられており、
    前記配信する段階は、前記プロトコルエンティティ識別子と前記制御コマンドの組をシーケンシャルに抽出し、前記制御情報に含まれる各プロトコルエンティティへ前記制御コマンドを配信する際に前記抽出した順序にしたがって配信する段階を含み、
    前記返信する段階は、前記抽出した順序に並び替えて前記制御情報を生成する段階を含む、請求項11に記載の動作制御方法。
  13. 前記制御コマンドは、さらに応答識別子を含んでおり、
    前記配信する段階は、前記プロトコルエンティティと前記応答識別子と前記制御コマンドの組として抽出し、前記抽出したプロトコルエンティティ識別子と応答識別子の組を記憶領域へ記憶する段階を含み、
    前記返信する段階は、前記応答識別子にしたがって前記制御情報を生成する段階を含む、請求項11または12に記載の動作制御方法。
  14. 前記制御情報は、該制御情報に含まれるトランザクション識別子により、前記ユーザプレーンサーバと前記コントロールプレーンサーバとの間で一意に識別されるものであり、
    前記ユーザプレーンサーバと前記コントロールプレーンサーバが、トランザクションを送信後、再送時間内に前記相手方から前記トランザクションに対する応答を受信できない場合に当該トランザクションを再送する段階と、
    往復伝送時間と制御コマンドごとの応答時間の和をもとに前記再送時間を決定する段階と、を有する、請求項11乃至13のいずれか1項に記載の動作制御方法。
  15. 前記制御情報は、トランザクション識別子と、プロトコルエンティティの制御対象を前記ユーザプレーンサーバと前記コントロールプレーンサーバとの間で一意に識別する1つ以上の制御対象識別子と、1つ以上の制御コマンドとの組を含んでおり、
    前記ユーザプレーンサーバが起動したタイミングで、前記ユーザプレーンサーバにおいて、前記制御対象識別子を捕捉し、前記捕捉した制御対象識別子と前記ユーザプレーンサーバが管理するリソースとを対応付けて前記ユーザプレーンサーバの記憶領域へ記憶し、前記記憶した全ての制御対象識別子を含む制御情報を前記コントロールプレーンサーバへ送信する段階と、
    前記コントロールプレーンサーバにおいて、前記受信した制御情報に含まれる制御対象識別子と前記コントロールプレーンサーバが管理するリソースとを対応付けて前記コントロールプレーンサーバの記憶領域へ記憶する段階と、
    前記要求に含まれる制御対象識別子と一致する制御対象識別子を当該サーバの記憶領域から検索し、制御対象識別子単位で、前記要求と前記第1のテーブルを参照して制御コマンドを組み立てて制御情報を生成し前記相手方に送信する段階と、を有する請求項11乃至14のいずれか1項に記載の動作制御方法。
  16. 前記制御コマンドは、要求、コマンド名及びコマンド識別子と情報要素との組、前記要求を前記ユーザプレーンサーバと前記コマンドプレーンサーバとの間で一意に識別する要求識別子と情報要素キーワードとの組のいずれか、あるいはそれらの組合せを含んでおり、
    前記ユーザプレーンサーバ及び前記コントロールプレーンサーバのいずれかは、前記要求識別子と情報要素キーワードの組と、前記情報要素とが1対Nで対応付けられた第2のテーブルを含んでおり、
    前記制御コマンドから前記要求識別子と前記情報要素キーワードを抽出して制御コマンドを生成し、前記各プロトコルエンティティへ前記制御コマンドを配信する段階をさらに有する、請求項11乃至15のいずれか1項に記載の動作制御方法。
  17. 要求と、ユーザプレーンサーバ単位で一括制御するか否かを表わすフラグとが1対1で対応付けられた第3のテーブルが設けられており、
    前記ユーザプレーンサーバが起動したタイミングで、前記ユーザプレーンサーバにおいて、前記制御対象識別子を連続した値で捕捉する段階と、
    前記コントロールプレーンサーバにおいて、前記受信した制御情報に含まれる制御対象識別子と前記コントロールプレーンサーバが管理するリソースとを対応付け、前記ユーザプレーンサーバ単位でグループ化して前記コントロールプレーンサーバの記憶領域へ記憶する段階と、
    前記要求に含まれる制御対象識別子と一致する制御対象識別子を含むユーザプレーンサーバ単位グループを記憶領域から検索し、ユーザプレーンサーバグループ単位で前記要求から制御コマンドを組み立てて制御情報を生成し、前記相手方へ送信する段階と、を有する、請求項15または16に記載の動作制御方法。
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