JP2004193103A - マグネトロン、電子レンジ及び高周波加熱装置 - Google Patents

マグネトロン、電子レンジ及び高周波加熱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一つの磁石のみを使用しながらも作用空間での磁束密度を均一にするマグネトロンと、このマグネトロンを装着した電子レンジ及び高周波加熱装置を提供する。
【解決手段】前記マグネトロンは、多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片と、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導する下部磁極片と、前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークとを含む。
【選択図】図3

Description

本発明はマグネトロンと、これを採用する電子レンジ及び高周波加熱装置に係り、より詳しくはマグネトロンの内部の永久磁石から発生する磁束を作用空間に誘導する上部及び下部磁極片に関するものである。
マグネトロンは磁電管とも言われるもので、図1に示すように、一般に、熱電子を放出するフィラメント101を含む陰極部が軸心に配置され、多数の共振回路を形成するベーン102及び陽極本体103を含む陽極部が前記陰極部の外側に設けられ、前記陰極部と前記陽極部との間には、前記陰極部から放出された熱電子が運動する作用空間104が形成される。一方、前記熱電子が一定の運動形態を有するようにするため、外部電力の印加により前記陰極部と陽極部間で発生する所定の電圧差による電界が前記作用空間104に形成されて電子の直進運動を制御し、前記陽極部の上下側にそれぞれ上部永久磁石105a及び下部永久磁石105bが対称的に配置されて前記作用空間に磁束を印加することにより熱電子の回転運動を制御する。この際、前記二つの永久磁石105a、105bから生成される磁束を前記作用空間104に誘導するため(磁石のN極→S極方向への回転性は便宜上無視)、上部磁極片106a及び下部磁極片106bが前記永久磁石105と陽極部間に設けられる。このような構成により、熱電子は前記作用空間104で電磁気力による螺旋運動を行い、陽極部に到達する。この際、前記陰極部の周囲には電子による回転電磁極が生じ、陽極部の共振回路には誘導電流が生じることにより、振動が刺激されて持続する。このようなマグネトロンは、主に高周波加熱装置、粒子加速器、レーダー装置などの産業応用機器を始めとして、電子レンジのような家庭用機器の部品として広く使用される。
ところが、このように陽極部の上下側に設けられる二つの永久磁石105a、105bは、作用空間に均一な磁束密度及び対称性を有するようにして電子の運動を均一にすることで、無駄なノイズの発生を抑制するためのものである。これはマグネトロンの高さを増大させるだけでなく、マグネトロンの総重量及び体積を増大させる。また、二つの磁石を設けることによる組立工程の追加により、マグネトロンの生産単価が上昇する原因となった。
したがって、前記陽極部の上側に一つの永久磁石のみを設ける構成が提起されたが、これは、図2のグラフから分かるように、前記作用空間に印加される磁束密度の不均一により電子の運動が均一でなくて多くの無駄なノイズが発生して発振効率を低減させるため、小容量のマグネトロンに一部採用されているばかりであった。図2において、X軸は磁石に近くに接するマグネトロンの上側に設けられる上部磁極片を0地点として下部磁極片までの距離をmm単位で示し、Y軸は前記X軸の各地点での磁束密度をT(tesla)単位で示している。一方、このような問題点を改善するため、日本国特開平5−41173に開示されたように、上部及び下部磁極片のテーパー角度を異に構成するか、又は上部及び下部磁極片の中央に形成される孔の大きさを異に構成して、磁束密度を均一にしようとする努力があったが、これは、上部及び下部磁極片のテーパー面の端部で、陽極部の軸心に垂直な方向の部分を維持させることにより、全体として磁束の分散を引き起こすため、磁石が有する磁束容量に比べてマグネトロンの発振効率が低下する問題点があった。
したがって、本発明は前記のような問題点を解決するためのもので、その目的は、マグネトロンの上側又は下側に一つの磁石のみを設け、前記磁石側の磁極片は磁束を分散させる形状を、前記磁石の反対側の磁極片は磁束を集中させる形状を具現することにより、作用空間での磁束密度が均一なマグネトロンを提供し、かつこのマグネトロンを装着した電子レンジ及び高周波加熱装置を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明は、多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片と、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導する下部磁極片と、前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークとを含んでなるマグネトロンを提供する。
前記上部磁極片は、前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、前記収容された磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部とを含み得る。
また、本発明は、多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導する上部磁極片と、少なくとも一つのヨークと、前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含む下部磁極片とを含んでなり、前記少なくとも一つのヨークは前記永久磁石を前記下部磁極片に連結するマグネトロンを提供する。
また、本発明は、多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片と、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、磁束集中構造を有する下部磁極片と、前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークとを含んでなるマグネトロンを提供する。
前記上部磁極片は、前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、前記収容された磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部とを含み得る。
前記下部磁極片は、前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含み得る。
また、本発明は、多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、前記陽極部の下側に設けられる環状の永久磁石と、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片と、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導する下部磁極片と、前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークとを含んでなるマグネトロンを提供する。
前記下部磁極片は、前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、前記収容された磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部とを含み得る。
また、本発明は、多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、少なくとも一つのヨークと、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導する下部磁極片と、前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含む上部磁極片とを含んでなり、前記少なくとも一つのヨークは前記永久磁石を前記下部磁極片に連結するマグネトロンを提供する。
また、本発明は、多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する下部磁極片と、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、磁束集中構造を有する上部磁極片と、前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークとを含んでなるマグネトロンを提供する。
前記下部磁極片は、前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、前記収容された磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部とを含み得る。
前記上部磁極片は、前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含み得る。
前記のような構成的特徴を有する本発明によると、一つの磁石のみを備えていながらも作用空間の磁束密度を均一にする構造を有するので、マグネトロンの体積を減少させ、よってマグネトロンの生産単価の節減を実現することができる。
また、マグネトロンの熱的上昇による減磁を相当の部分低減させて、マグネトロンの発振効率を上昇させることができる。
また、このような効果を有するマグネトロンを装着する電子レンジ及び高周波加熱装置においても、前記効果に相応する生産単価の節減及び作動効率の上昇をもたらすことができる効果がある。
以下では、簡潔な説明のため、従来の技術と同一の構成及び作用についての説明及び図示はなるべく省くか又は圧縮することにし、同一作用を有する同一構成に対して同一符号を付ける。
以下、本発明による好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここで、永久磁石のN極とS極の分極と、これによるN極からS極への磁束回転方向は、説明の明確のために考慮しないで、N極及びS極が共に磁束を発散するものと想定する。
図3は、本発明の第1実施形態によるマグネトロンの側断面図である。同図に示すように、環状の陽極本体301とともに陽極部を構成する複数のベーン302が共振回路を形成するため、軸心方向に等間隔で配置され、その一つのベーン302には、外部へ高調波を誘導するアンテナ303が接続されている。また、前記陽極本体301の軸心にはコイルスプリング状のフィラメント304が設けられ、このフィラメント304と前記ベーン302の先端部との間には作用空間305が形成される。
前記作用空間305に磁束を印加させるため、前記陽極部の上側には環状の永久磁石306が設けられ、この永久磁石306により発生する磁束を前記作用空間305に誘導するため、上部磁極片307及び下部磁極片308が設けられる。前記上部磁極片307は前記永久磁石306に磁気的に直接接しているので、前記作用空間305に十分な磁束を誘導することができ、前記下部磁極片308は前記磁石306の反対側、つまり前記陽極部の下側に位置し、上部及び下部ヨーク309a、309bを介して前記永久磁石306に連結されるので、前記永久磁石306から上部及び下部ヨーク309a、309bを介して案内される磁束を前記作用空間305の下側に誘導する。
したがって、本実施形態においては、永久磁石306−上部磁極片307−作用空間305−下部磁極片308−下部ヨーク309b−上部ヨーク309a−永久磁石306からなる閉磁気回路が形成される(永久磁石の上側をN極であると想定し、N極からS極への磁束回転方向を例外的に考慮したものである)。一方、前記下部磁極片308から前記作用空間305の下側に印加される磁束は、前記永久磁石306から前記上部及び下部ヨーク309に移動する間に漏洩する量が存在するので、前記作用空間305に均一な磁束密度が形成されない問題点が発生し得る。
このような現象を克服するため、本実施形態においては、前記上部磁極片307の形状を、図3及び図4に示すように、磁束を分散させ得る構造にした。すなわち、前記永久磁石306と陽極部間で前記永久磁石306から磁束を収容する環状の磁束収容部307aと、収容された磁束を前記作用空間305の上側に誘導するため、前記磁束収容部307aの内側縁部から前記作用空間305の上側に斜めに延長されるテーパー部307bと、前記テーパー部307bの内側縁部から上側に所定角度で折曲され、磁束を一部分散させ得る磁束分散部307cとを有する。
このような図3及び図4の形状を有する上部磁極片307により磁束が分散される現象を図5に矢印で示す。すなわち、a方向への矢印は、作用空間305の上側に誘導される磁束を示し、b方向への矢印は前記磁束分散部307cの影響により分散される磁束を示す。
一方、前記下部磁極片308は、前記永久磁石306から上部及び下部ヨーク309を介して移動してきた磁束が最大限分散されずに前記作用空間305の下側に誘導されるように、磁束が集中する磁束集中構造を有する。すなわち、図3及び図6に示すように、本実施形態による下部磁極片308は、前記上部及び下部ヨーク305を介して前記磁石306から移動してきた磁束を収容する磁束収容部308aと、収容された磁束を前記作用空間305の下側に集中して誘導するため、所定の傾斜角を有し、前記自走収容部308aの内側縁部から前記作用空間305の下側に延長され、その端部が前記作用空間305の下側に向かう(図3)テーパー部308bとを有する。このような構成により、前記テーパー部308bの端部から前記作用空間305の下側に磁束が集中するので、前記上部磁極片307から印加される磁束量にほぼ比例する磁束を前記作用空間305に印加することができ、よって前記作用空間305の磁束密度を均一にすることができる。
このような下部磁極片308の形状による磁束の集中現象を図7に矢印で示す。ここで、c方向の矢印は作用空間の下側に誘導される磁束を示す。このように、図4の上部磁極片307及び図6の下部磁極片308を有することにより、マグネトロンの作用空間305には、作用空間305の上中下部にかかわらず、ほぼ均一の磁束密度が維持されるので、電子運動が均一になり、よって無駄なノイズの発生を抑制させることができる。図4及び図6に示すように、前記下部磁極片308の磁束収容部308aとテーパー部308b間の角度(θ)は前記上部磁極片307の磁束収容部307aとテーパー部307b間の角度(θ)より大きいことが分かる。これは本発明のさらに一つの特徴であって、磁石の反対側の下部磁極片の磁束収容部308aから延長されるテーパー部308bを急に折曲することにより、磁束の漏洩を最大限抑制するためのものである。
前記のような構成を有するマグネトロンにおいて、フィラメントに外部電源が印加されると、前記フィラメント304に提供される動作電流によりフィラメント304が加熱されて熱電子を放出し、放出された熱電子群は、前記作用空間305に形成される電界及び磁界の影響で直進及び回転運動を行いながら前記ベーン302の先端部に接することにより、前記隣接ベーン302間に電位差を交番に印加させる。こうして、前記熱電子群が回転する速度に相応する高調波が発生し、この高調波は前記アンテナ303を介して外部へ送出される。この際、図8のグラフのa線は、電子の運動に影響を及ぼす作用空間305での磁束密度が作用空間の上下側にわたって比較的均一に維持されるので、電子の運動が均一になることを示す。図8のグラフのb線は、既存の、上側及び下側に永久磁石を備えた構造のマグネトロンの作用空間での磁束密度を示す。図8において、X軸は上部ヨーク309aを0地点として下部ヨーク309bの下面までの距離をmm単位で示し、Y軸は前記X軸の各地点に対応する磁束密度をT単位で示している。図8に、既存の上下側に二つの永久磁石を備えたマグネトロンと、本実施形態によるマグネトロンを比較して示すように、本実施形態によるマグネトロンと、既存の上下側に二つの磁石を備えたマグネトロンの作用空間での磁束密度分布がほぼ類似する。したがって、本実施形態によっても、電子の運動が均一になるので、無駄なノイズの発生を抑制することができる。
一方、電子が陽極部を構成するベーンの先端部に衝突して吸収されることにより、前記陽極部は高温状態を維持し、よって陽極部の熱は永久磁石に伝導されて永久磁石の減磁を引き起こすので、マグネトロンの発振効率が低減する。一般に、従来には上側及び下側の両方に永久磁石を設けたため、陽極部の上下側に発散する熱を上部及び下部永久磁石が全部吸収して減磁を引き起こしたが、本実施形態においては、同じ磁束量を発生させるため、より大きな磁石を陽極部の上側に位置させても、陽極部の下側に発散する熱はそのまま外気として発散し、上側の熱のみを磁石が吸収するので、永久磁石の減磁率が相対的に低下し、よってマグネトロンの発振効率が上昇する効果がある。したがって、同一発振効率のマグネトロンを生産する場合であっても、既存のように上下側に設けられた二つの永久磁石を合わせた大きさより多少小さい永久磁石でも構成することができる。
図9は、前記第1実施形態とは異なり、陽極部の下側に永久磁石が設けられた構成を有する本発明の第2実施形態によるマグネトロンの側断面図である。この実施形態においても、図1ないし図7の実施形態と同様に、永久磁石306が存在する側の下部磁極片308は磁束分散構造を有し、その反対側の上部磁極片307は磁束集中構造を有するようにして、作用空間での磁束密度を均一にすることができる。
前記のような構成を有するマグネトロンは、マグネトロンを必要とする各種の装置に適用できるが、特に一般に広く使用される高周波加熱装置又は電子レンジに採用することにより、高周波加熱装置又は電子レンジの生産単価の節減と、作動効率の上昇をもたらすことができる。
本発明のマグネトロンは、電子レンジに用いることができる。図10に示すように、電子レンジ1000は通常制御部1002と、調理室1004と、加熱部1006とを含むが、前記加熱部はマグネトロンを含む。一般に、制御部1002は、飲食物を前記調理室1004内で調理し得るように、使用者の入力により動作して、前記加熱部1006のマグネトロンにより伝達される熱の量を制御することになる。電子レンジに用いられる多様な制御部が知られているので、制御部についてのこれ以上の説明は省く。
本発明のマグネトロンは、例えば高周波加熱装置、粒子加速器及びレーダー装置などの産業応用機器に適用することができる。図11のブロック図に示すように、本発明による、高周波加熱装置、粒子加速器又はレーダー装置などの高周波装置1100は、前述したように、通常高周波粒子ビームを発生させるマグネトロン1102と、高周波粒子ビームの強度を制御する制御部1104とを含む。高周波装置に用いられる多様な制御部が知られているので、制御部についてのこれ以上の説明は省く。
従来のマグネトロンの縦断面図である。 一つの永久磁石を備えたマグネトロンの作用空間での磁束密度分布を示すグラフである。 本発明の実施形態によるマグネトロンの要部を示す縦断面図である。 図3の上部磁極片を示す斜視図及び側断面図である。 図3の上部磁極片の磁束分散現象を示す側断面図である。 図3の下部磁極片を示す斜視図及び側断面図である。 図3の下部磁極片の磁束集中現象を示す側断面図である。 従来のマグネトロンと本発明の実施形態によるマグネトロンの作用空間での磁束密度分布を示すグラフである。 本発明のほかの実施形態によるマグネトロンの要部を示す縦断面図である。 本発明の実施形態によるマグネトロンを有する電子レンジの概略図である。 本発明の実施形態によるマグネトロンを有する高周波装置のブロック図である。
符号の説明
301 陽極本体
302 ベーン
303 アンテナ
304 フィラメント
305 作用空間
306 永久磁石
307 上部磁極片
307a 磁束収容部
307b テーパー部
307c 磁束分散部
308 下部磁極片
309a 上部ヨーク
309b 下部ヨーク

Claims (35)

  1. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、
    前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、
    前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、
    前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片と、
    前記磁束を前記所定空間の下部に誘導する下部磁極片と、
    前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークと
    を含んでなることを特徴とするマグネトロン。
  2. 前記上部磁極片は、
    前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、
    前記収容された磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のマグネトロン。
  3. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、
    前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、
    前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、
    前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導する上部磁極片と、
    少なくとも一つのヨークと、
    前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含む下部磁極片と
    を含んでなり、
    前記少なくとも一つのヨークは前記永久磁石を前記下部磁極片に連結することを特徴とするマグネトロン。
  4. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、
    前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、
    前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、
    前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片と、
    前記磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、磁束集中構造を有する下部磁極片と、
    前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークと
    を含んでなることを特徴とするマグネトロン。
  5. 前記上部磁極片は、
    前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、
    前記収容された磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、
    前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部と
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のマグネトロン。
  6. 前記下部磁極片は、
    前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含むことを特徴とする請求項5に記載のマグネトロン。
  7. 前記下部磁極片の前記磁束収容部とテーパー部間の角度は、前記上部磁極片の磁束収容部とテーパー部間の角度より大きいことを特徴とする請求項6に記載のマグネトロン。
  8. 前記下部磁極片は、前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含むことを特徴とする請求項4に記載のマグネトロン。
  9. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、
    前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、
    前記陽極部の下側に設けられる環状の永久磁石と、
    前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片と、
    前記磁束を前記所定空間の下部に誘導する下部磁極片と、
    前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークとを含んでなることを特徴とするマグネトロン。
  10. 前記下部磁極片は、
    前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、
    前記収容された磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、
    前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部と
    を含むことを特徴とする請求項9に記載のマグネトロン。
  11. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、
    前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、
    前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、
    少なくとも一つのヨークと、
    前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導する下部磁極片と、
    前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含む上部磁極片と
    を含んでなり、
    前記少なくとも一つのヨークは前記永久磁石を前記下部磁極片に連結することを特徴とするマグネトロン。
  12. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部と、
    前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部と、
    前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、
    前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する下部磁極片と、
    前記磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、磁束集中構造を有する上部磁極片と、
    前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークと
    を含んでなることを特徴とするマグネトロン。
  13. 前記下部磁極片は、
    前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、
    前記収容された磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、
    前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部と
    を含むことを特徴とする請求項12に記載のマグネトロン。
  14. 前記上部磁極片は、前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含むことを特徴とする請求項13に記載のマグネトロン。
  15. 前記上部磁極片の前記磁束収容部とテーパー部間の角度は、前記下部磁極片の磁束収容部とテーパー部間の角度より大きいことを特徴とする請求項14に記載のマグネトロン。
  16. 前記上部磁極片は、前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部、及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部を含むことを特徴とする請求項12に記載のマグネトロン。
  17. 請求項1に記載のマグネトロンを含む電子レンジ。
  18. 請求項1に記載のマグネトロンを含む高周波加熱装置。
  19. 内部に置かれた飲食物を調理する調理室と、
    多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導する上部磁極片、少なくとも一つのヨーク、及び前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部からなり、前記少なくとも一つのヨークにより前記永久磁石に磁気的に連結される下部磁極片を有するマグネトロンを含み、前記飲食物を加熱する加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットにより生成される熱の量を制御する制御部と
    を含んでなることを特徴とする電子レンジ。
  20. 内部に置かれた飲食物を調理する調理室と、
    多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、磁束集中構造を有する下部磁極片、及び前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークを有するマグネトロンを含み、前記飲食物を加熱する加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットにより生成される熱の量を制御する制御部と
    を含んでなることを特徴とする電子レンジ。
  21. 内部に置かれた飲食物を調理する調理室と、
    多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の下側に設けられる環状の永久磁石、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導する下部磁極片、及び前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークを有するマグネトロンを含み、前記飲食物を加熱する加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットにより生成される熱の量を制御する制御部と
    を含んでなることを特徴とする電子レンジ。
  22. 内部に置かれた飲食物を調理する調理室と、
    多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石、少なくとも一つのヨーク、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導し、前記少なくとも一つのヨークにより前記永久磁石に磁気的に連結される下部磁極片、及び前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部からなる上部磁極片を有するマグネトロンを含み、前記飲食物を加熱する加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットにより生成される熱の量を制御する制御部と
    を含んでなることを特徴とする電子レンジ。
  23. 内部に置かれた飲食物を調理する調理室と、
    多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する下部磁極片、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、磁束集中構造を有する上部磁極片、及び前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークを有するマグネトロンを含み、前記飲食物を加熱する加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットにより生成される熱の量を制御する制御部と
    を含んでなることを特徴とする電子レンジ。
  24. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部から陰極部が空間を置いて離隔してなる同心状の陰極部−陽極部対と、
    前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石と、
    前記永久磁石により発生される磁束を前記空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片と、
    前記磁束を前記空間の下部に誘導する下部磁極片と、
    前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークと
    を含んでなることを特徴とするマグネトロン。
  25. 前記上部磁極片は、
    前記永久磁石により発生される磁束を収容するため、前記永久磁石と前記陽極部間に配置される環状の磁束収容部と、
    前記収容された磁束を前記空間の上部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記空間の上部側に、下方に斜めに延長されるテーパー部と、
    前記収容された磁束を分散させるため、前記テーパー部の内側縁部から上方に斜めに延長される磁束分散部と
    を含むことを特徴とする請求項24に記載のマグネトロン。
  26. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導する上部磁極片、少なくとも一つのヨーク、及び前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部からなり、前記少なくとも一つのヨークにより前記永久磁石に磁気的に連結される下部磁極片を有し、高周波粒子ビームを発生させるマグネトロンを含む高周波粒子加速ユニットと、
    前記高周波粒子ビームの強度を制御する制御部とを含んでなることを特徴とする高周波装置。
  27. 前記高周波装置は、高周波加熱装置、粒子加速器、及びレーダーユニットのなかの一つであることを特徴とする請求項26に記載の高周波装置。
  28. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、磁束集中構造を有する下部磁極片、及び前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークを有するマグネトロンを含む高周波粒子加速ユニットと、
    前記高周波粒子ビームの強度を制御する制御部とを含んでなることを特徴とする高周波装置。
  29. 前記高周波装置は、高周波加熱装置、粒子加速器、及びレーダーユニットのなかの一つであることを特徴とする請求項28に記載の高周波装置。
  30. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の下側に設けられる環状の永久磁石、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する上部磁極片、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導する下部磁極片、及び前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークを有し、高周波粒子ビームを発生させるマグネトロンを含む高周波粒子加速ユニットと、
    前記高周波粒子ビームの強度を制御する制御部とを含んでなることを特徴とする高周波加熱装置。
  31. 前記高周波加熱装置は、高周波加熱装置、粒子加速器、及びレーダーユニットのなかの一つであることを特徴とする請求項30に記載の高周波加熱装置。
  32. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石、少なくとも一つのヨーク、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導し、前記少なくとも一つのヨークにより前記永久磁石に磁気的に連結される下部磁極片、及び前記永久磁石から前記少なくとも一つのヨークを介して誘導される磁束を収容する環状の磁束収容部及び前記収容された磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、前記環状の磁束収容部の内側縁部から前記所定空間の下部側に、上方に斜めに延長されるテーパー部からなる上部磁極片を有し、高周波粒子ビームを発生させるマグネトロンを含む高周波粒子加速ユニットと、
    前記高周波粒子ビームの強度を制御する制御部とを含んでなることを特徴とする高周波加熱装置。
  33. 前記高周波加熱装置は、高周波加熱装置、粒子加速器、及びレーダーユニットのなかの一つであることを特徴とする請求項32に記載の高周波加熱装置。
  34. 多数の共振回路を形成する環状の陽極部、前記陽極部から所定空間を置いて前記陽極部の軸心に配置され、熱電子を放出する陰極部、前記陽極部の上側に設けられる環状の永久磁石、前記永久磁石により発生される磁束を前記所定空間の上部に誘導するため、磁束分散構造を有する下部磁極片、前記磁束を前記所定空間の下部に誘導するため、磁束集中構造を有する上部磁極片、及び前記永久磁石を前記下部磁極片に磁気的に連結する少なくとも一つのヨークを有し、高周波粒子ビームを発生させるマグネトロンを含む高周波粒子加速ユニットと、
    前記高周波粒子ビームの強度を制御する制御部とを含んでなることを特徴とする高周波加熱装置。
  35. 前記高周波加熱装置は、高周波加熱装置、粒子加速器、及びレーダーユニットのなかの一つであることを特徴とする請求項34に記載の高周波加熱装置。

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