JP2004192942A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エゼクタ切り替え時の吸引効率の変化を抑制するとともに、切替時の制御ハンチングを回避する。
【解決手段】コントローラ21は、要求電力Pdに応じて、要求水素流量Qを算出し、この要求水素流量Qが小流量域用のエゼクタA−7と大流量域用のエゼクタB−9との切替付近の時に、一時的に要求水素流量を固定して、過不足する発電電力を2次電池15の充放電電力とするように、コンバータ13を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システムに係り、特に、アノードオフガスと新たな水素とを混合して燃料電池に供給するエゼクタを備えた燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池は、水素ガスなどの燃料ガスと酸素を有する酸化ガスとを電解質を介して電気化学的に反応させ、電解質両面に設けた電極間から電気エネルギを直接取り出すものである。特に固体高分子電解質を用いた固体高分子型燃料電池は、動作温度が低く、取り扱いが容易なことから電動車両用の電源として注目されている。すなわち、燃料電池車両は、高圧水素タンク、液体水素タンク、水素吸蔵合金タンクなどの水素貯蔵装置を車両に搭載し、そこから供給される水素と、酸素を含む空気とを燃料電池に送り込んで反応させ、燃料電池から取り出した電気エネルギで駆動輪につながるモータを駆動するものであり、排出物質は水だけであるという究極のクリーン車両である。
【0003】
このような車両用の燃料電池は、アイドリング時から高速走行時まで運転範囲が広く、燃料電池へ供給すべき水素流量が大幅に変化する。ところが、アノードオフガスと新たな水素ガスとを混合して燃料電池に供給する流体ポンプであるエゼクタは、ノズルから噴出される水素流量Qaに対するディフューザから流出する水素流量Qtの比(Qt/Qa)である吸引効率は、水素流量に対して一定ではなく、小口径のものほど低流量域で吸引効率が高く、大口径のものほど高流量域で吸引効率が高い傾向にある。
【0004】
このため、従来の燃料電池車両では、例えば特許文献1に記載のような、大流量域と小流量域においてそれぞれ高い吸引効率を確保できる複数のエゼクタを組み合わせて、運転領域全域において高い吸引効率を実現するようなシステムが提案されている。
【0005】
尚、燃料電池が定常状態である場合、ノズルから供給される水素流量Qaは、燃料電池で消費される水素流量に等しいので、上記吸引効率Qt/Qaは、燃料電池に対する水素過剰供給率(ストイキ比)に等しくなるので、吸引効率をストイキと慣用的に呼ぶことがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−56870号公報(第4ページ、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術にあっては、小流量域用エゼクタと高流量域用エゼクタの特性の一致点で切り替えるように制御していたため、切換点付近で頻繁に切り替えが発生するハンチング現象が生じるという問題点があった。
【0008】
ハンチング防止のためにヒステリシスを与えると、水素流量が特性一致点から外れ、二つのエゼクタを切り替える際に、同一のノズル流量であっても吸引効率が異なるために、ディフューザから流出する水素流量の急激な変化が生じ、安定した発電ができないという問題点を生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点を解決するため、水素タンクからの水素を第1流体として噴出する一つのノズルと、そのノズルの軸線方向に設けられ前記第1流体の噴射により発生する負圧によって燃料電池から排出された未使用水素を第2流体として吸引し前記第1流体に合流させて燃料電池へ送出する一つのディフューザと、をそれぞれ組み合わせてなる複数のエゼクタと、前記複数のエゼクタのノズルへの流路をいずれか一つを選択切り替え可能に形成したエゼクタ切替手段と、少なくとも燃料電池から充電される2次電池と、を備えた燃料電池システムにおいて、エゼクタ切り替え時に要求水素流量を一時固定し、この固定した水素流量に対応する燃料電池の発電電力が要求電力に達しない場合、不足電力を前記2次電池から補うことを要旨とする。
【0010】
また本発明は、上記問題点を解決するため、水素タンクからの水素を第1流体として噴出する一つのノズルと、そのノズルの軸線方向に設けられ前記第1流体の噴射により発生する負圧によって燃料電池から排出された未使用水素を第2流体として吸引し前記第1流体に合流させて燃料電池へ送出する一つのディフューザと、をそれぞれ組み合わせてなる複数のエゼクタと、前記複数のエゼクタのノズルへの流路をいずれか一つを選択切り替え可能に形成したエゼクタ切替手段と、少なくとも燃料電池から充電される2次電池と、を備えた燃料電池システムにおいて、エゼクタ切り替え時に要求水素流量を一時固定し、この固定した水素流量に対応する発電可能電力が要求電力を上回る場合、余剰電力で前記2次電池を充電することを要旨とする。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、エゼクタ切り替え時に水素流量が変化しないため、切り替え時にストイキの変化を小さくでき、安定した燃料電池の制御ができるという効果がある。
【0012】
また、エゼクタ切替中に要求電力に対する発電電力の過不足が生じるが、不足電力を2次電池で補う一方、余剰電力で2次電池を充電することで、要求電力を満たしつつ安定した発電制御ができるという効果がある。
【0013】
また、エゼクタ切替の前後で要求電力が変化しても制御ハンチングを防止できるという効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る燃料電池システムの一実施形態の構成を説明する概念図であり、燃料電池車両用等の広範囲の負荷変動に対応可能な燃料電池システムである。
【0015】
図1において、燃料電池システム1は、高圧水素ガスを貯蔵する水素タンク3と、水素タンク3からの水素ガス圧力及び流量を調整するバルブ5と、小流量域用のエゼクタA−7と、大流量域用のエゼクタB−9と、燃料電池11と、コンバータ13と、2次電池15と、コンバータ13を介して燃料電池11及び又は2次電池15から電力供給を受ける負荷装置17と、エゼクタA−7及びエゼクタB−9を切り替えるエゼクタ切替手段19と、燃料電池システム全体を制御するとともにエゼクタ切替手段19に制御信号を出力してエゼクタ切替を制御するコントローラ21とを備えている。
【0016】
尚、図1では、燃料電池11に酸化剤として空気を供給する空気供給系、燃料電池11の温度を制御する冷却系、及び燃料電池11に供給する水素及び空気を加湿する純水系は、図示を省略している。
【0017】
エゼクタA−7及びエゼクタB−9は、それぞれ、水素タンク3からの水素を第1流体として噴出する一つのノズルと、そのノズルの軸線方向に設けられ第1流体の噴射により発生する負圧によって燃料電池11から排出された未使用水素を第2流体として吸引し第1流体に合流させて燃料電池11へ送出する一つのディフューザとを備えている。
【0018】
エゼクタ切替手段19は、コントローラ21からの制御信号により、エゼクタA−7とエゼクタB−9とを切り替える装置であり、エゼクタA−7、エゼクタB−8、及びエゼクタ切替手段19は、一つの筐体に一体構造として構成されるのが好ましい。
【0019】
コントローラ21は、図示しない要求電力情報入力装置から要求電力に関する情報を入力し、この情報に基づいて、燃料電池11に対する要求電力Pdを算出し、要求電力に応じた水素流量となるようにバルブ5を制御する。燃料電池車両の場合、要求電力情報入力装置は、例えば、アクセルペダル開度検出器及び車速検出器となる。
【0020】
また、コントローラ21は、要求電力Pdに応じて、要求水素流量Qを算出し、この要求水素流量Qが小流量域用のエゼクタA−7と大流量域用のエゼクタB−9との切替付近の時に、一時的に要求水素流量を固定して、過不足する発電電力を2次電池15の充放電電力とするように、コンバータ13を制御する。
【0021】
図2は、エゼクタA−7、エゼクタB−9、及びエゼクタ切替手段19の一体筐体による構成例を説明する断面図である。
【0022】
図2に示すように、小流量域用のエゼクタA−7は、小口径のノズル41と、小口径のディフューザ43と、ディフューザ43の出口に設けられた逆流防止用のリードバルブ45とを備えている。
【0023】
また、大流量域用のエゼクタB−9は、大口径のノズル51と、大口径のディフューザ53と、ディフューザ53の出口に設けられた逆流防止用のリードバルブ55とを備えている。
【0024】
エゼクタ切替手段19は、ノズル41及びノズル51の上流に設けられた切替室31と、切替室31の内部を左右に滑動可能な弁体33と、弁体33を左右に駆動する切替ロッド35と、弁体33と切替室31との間を密閉するシールリング37とを備えている。
【0025】
切替ロッド35は、例えば図示しないソレノイドに接続され、このソレノイドは、図1のコントローラ21からの制御信号により切替ロッド35を左右に駆動することができるようになっている。この切替ロッド35の駆動により、弁体33が切替室31の内部を左右に移動して、バルブ5からの水素流路を選択的にノズル41に連通させたり、ノズル51に連通させたりすることにより、エゼクタA−7とエゼクタB−9とを切替可能となっている。
【0026】
これらのエゼクタA−7と、エゼクタB−9の吸引効率(ストイキ)特性は、図3に示すようになっている。小流量域用のエゼクタAと大流量域用エゼクタBの特性の交点における水素流量Q2において切り替えると、ストイキ変化がなく切り替えられる。
【0027】
しかしながら、一つの切換点Q2を設定するだけでは、Q2付近で切替のハンチングが発生するため、本発明では、エゼクタBからエゼクタAへ切り替える流量をQ1(Q1<Q2)とし、エゼクタAからエゼクタBへ切り替える流量をQ3(Q2<Q3)とするとともに、切替中の水素流量を一定とし、過不足する燃料電池の発電電力を2次電池の充放電電力としている。これにより、ハンチングを発生することなく安定して燃料電池を制御することができる。
【0028】
図4は、要求発電量が増加して、小流量域用のエゼクタAから大流量域用のエゼクタBに切り替えるときの制御タイムチャートである。このように要求発電量が時間とともに順次増加して、これに応じて水素供給量も増加させていった場合、要求水素流量が2つのエゼクタの特性の交点となる水素流量Q2に到達したときから要求水素流量がQ3に達するまでの期間、水素供給量を一定値Q2に保持する。これと同時に、この間に要求発電量に対して不足している燃料電池の発電電力分を2次電池15から放電させて供給する。
【0029】
そして、この要求水素流量がQ2からQ3までの期間に、エゼクタ切替手段19によりエゼクタA−7からエゼクタB−9へ切り替えることにより、エゼクタ特性の交点付近でハンチングを生じることなく、また負荷に供給する電力が不足することなくエゼクタを切り替えることができる。
【0030】
これとは逆の動きとして、図5に示すように要求発電量が減少してきたときには、要求水素流量が2つのエゼクタ特性の交点Q2に到達したときからQ1に達するまでの期間は、水素供給量を一定値Q2に保持し、この間、余剰となった電力は2次電池15に充電され、エゼクタ切り替えが終了した時点で通常の要求発電量に比例した水素供給量に戻す制御を行う。
【0031】
次に、図6の制御フローチャート及び図7、8の制御マップを用いて、コントローラ21によるエゼクタ切替制御動作を説明する。図7は、要求電力Pdと水素流量Qの関係を示すマップである。図8は、水素流量Qと燃料電池スタック発電量Pの関係を示すマップである。
【0032】
図6において、まず、ステップ(以下、ステップをSと略す)10にて、要求発電量Pdを算出する。燃料電池車両の場合には、例えばアクセルペダル踏込量と車両速度から要求発電量Pdを算出する方法が公知である。
次いで、S12にて、要求発電量Pdより要求水素流量Qを算出する。この水素量の算出には、図7に示すマップより算出する。
【0033】
S14にて、2値のフラグfの値が1かどうかの判定を行う。このフラグf=1とは、それまでエゼクタAを使っていたことを示し、逆にフラグf=2は、それまでエゼクタBを使っていたことを示す。
【0034】
S14でフラグfが1である場合、S16に進み、要求水素流量Qが、Q1<Q<Q2の範囲にあるか否かを判定する。この範囲にある場合、S18に進み、図8のマップを参照して、要求水素流量Qからスタック発電量Pを算出して設定する。
次いで、S20にて、エゼクタAをONにするとともに、エゼクタBをOFFにする制御信号を出力して、リターンする。
【0035】
S16にてNoと判定された場合には、S22へと進み、要求水素流量Qが、Q2<Q<Q3の範囲か否かを判定する。この条件を満たすとき、S24へと進み、スタック発電量Pを一定値P0にセットし、S20へ進む。
【0036】
また、S22にて条件を満たさなかった場合にはS26へと進み、要求水素流量QがQ3より大きいか否かの判定を行なう。QがQ3より大きいと判定された場合には、S28へと進み、スタック発電量Pを図8に示すマップより算出して設定するとともに、フラグfを2にセットする。次いでS30へ進み、エゼクタAをOFFとするとともに、エゼクタBをONとする制御信号を出力して、リターンする。
【0037】
S26にて条件を満たさなかった場合にはS32へと進み、スタック発電量Pを図8に示すマップより算出して設定するとともに、フラグfを1にセットする。次いでS34へ進み、エゼクタAをON、エゼクタBをOFFとする制御信号を出力して、リターンする。
【0038】
一方、S14にて条件を満たさなかった場合(f=2)には、S36にて要求水素流量QがQ1より小さいか否かの判定を行なう。S36にて、QがQ1より小さい場合にはS38へと進み、スタック発電量Pを図8に示すマップより算出して設定するとともに、フラグfを1にセットする。次いで、S40へ進み、エゼクタAをON、エゼクタBをOFFとする制御信号を出力して、リターンする。
【0039】
またS36にてQがQ1より小さくなければ、S42へと進み、要求水素流量Qが、Q1<Q<Q2の範囲にあるか否かを判定する。要求水素流量Qがこの範囲にあった場合には、S44へと進み、スタック発電量Pを一定値P0にセットする。そして、S46へと進み、エゼクタAをOFF、エゼクタBをONにする制御信号を出力して、リターンする。
【0040】
S42にて要求水素流量Qが条件を満たさなかった場合には、S48へと進み、図8よりスタック発電量Pを算出して設定し、次いでS46へ進む。
【0041】
上記フローと並行して、スタック発電量をP0にするスタック発電量保持制御を行っているときには、要求発電量に対して不足する分を2次電池15からの放電により補い、コンバータ13から負荷装置17へ供給する電力は、要求発電量となる。
【0042】
また、要求発電量Pdに対してスタック発電量が過剰になる分は、燃料電池11からコンバータ13を介して2次電池15へ充電する。
また、コントローラ21は、2次電池15の容量を検出し、容量が放電可能下限値に到達していたときには、ただちに放電制御を中止し、エゼクタをエゼクタA−7からエゼクタB−9へと切り替えて、スタック発電量保持制御を中断する。
【0043】
逆に、2次電池15の容量が充電可能上限値に到達していたときには、ただちに充電制御を中止し、エゼクタをエゼクタB−9からエゼクタA−7へと切り替えて、スタック発電量保持制御を中断する。
【0044】
以上説明したように本実施形態によれば、エゼクタ切り替え時に水素流量が変化しないため、切り替え時にストイキ変化を小さくでき、その前後で要求電力が変化しても制御ハンチングを防止できるという効果がある。
【0045】
また、エゼクタ切替時に、要求電力に対する発電電力の過不足分を2次電池の充放電でまかなうため、要求電力通りの電力を負荷装置に供給することができるという効果がある。
【0046】
また、燃料電池車両に適用した場合、出力増加によるエゼクタ切り替え点近傍で、2次電池放電ができるため、十分なエネルギー回生量を2次電池へ充電することができるという効果がある。
【0047】
さらに、燃料電池車両に適用した場合、出力低下によるエゼクタ切り替え点近傍で、2次電池充電が行われるため、その後高出力を必要とする加速要求時に燃料電池発電電力に加えて2次電池の放電電力でアシストが可能となるので、より加速性能が高い車両を提供することができるという効果がある。
【0048】
尚、以上の実施形態では、複数のエゼクタとして、2つのエゼクタを備えた場合を説明したが、3以上のエゼクタの場合でも、流量域が互いに隣接するN個のエゼクタ同士のN−1個の吸引効率特性の交点それぞれについて、上記実施形態で説明した切り替え制御を行えばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池システムの実施形態の構成を説明する構成図である。
【図2】実施形態の燃料電池システムに用いられる複数エゼクタ及びエゼクタ切替手段を説明する模式断面図である。
【図3】複数エゼクタの吸引効率特性(ストイキ)を示す図である。
【図4】小流量域用エゼクタAから大流量域用エゼクタBへ切り替える際のタイムチャートである。
【図5】大流量域用エゼクタBから小流量域用エゼクタAへ切り替える際のタイムチャートである。
【図6】実施形態におけるコントローラの制御フローチャートである。
【図7】要求電力Pdから水素流量Qを求めるマップの例である。
【図8】水素流量Qとスタック発電量Pとの関係を示すマップの例である。
【符号の説明】
1…燃料電池システム
3…水素タンク
5…バルブ
7…エゼクタA
9…エゼクタB
11…燃料電池
13…コンバータ
15…2次電池
17…負荷装置
19…エゼクタ切替手段
21…コントローラ

Claims (5)

  1. 水素タンクからの水素を第1流体として噴出する一つのノズルと、そのノズルの軸線方向に設けられ前記第1流体の噴射により発生する負圧によって燃料電池から排出された未使用水素を第2流体として吸引し前記第1流体に合流させて燃料電池へ送出する一つのディフューザと、をそれぞれ組み合わせてなる複数のエゼクタと、前記複数のエゼクタのノズルへの流路をいずれか一つを選択切り替え可能に形成したエゼクタ切替手段と、少なくとも燃料電池から充電される2次電池と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    エゼクタ切り替え時に要求水素流量を一時固定し、この固定した水素流量に対応する燃料電池の発電電力が要求電力に達しない場合、不足電力を前記2次電池から補うことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 水素タンクからの水素を第1流体として噴出する一つのノズルと、そのノズルの軸線方向に設けられ前記第1流体の噴射により発生する負圧によって燃料電池から排出された未使用水素を第2流体として吸引し前記第1流体に合流させて燃料電池へ送出する一つのディフューザと、をそれぞれ組み合わせてなる複数のエゼクタと、前記複数のエゼクタのノズルへの流路をいずれか一つを選択切り替え可能に形成したエゼクタ切替手段と、少なくとも燃料電池から充電される2次電池と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    エゼクタ切り替え時に要求水素流量を一時固定し、この固定した水素流量に対応する発電可能電力が要求電力を上回る場合、余剰電力で前記2次電池を充電することを特徴とする燃料電池システム。
  3. 前記2次電池容量が切り替え用放電下限値に到達したとき、前記エゼクタの切り替えを行うことを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  4. 前記2次電池容量が切り替え用充電上限値に到達したとき、前記エゼクタの切り替えを行うことを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
  5. 要求発電量に応じて前記複数のエゼクタを切換え、切換判定の要求発電量にヒステリシスを設定し、
    ヒステリシス内では要求水素流量を固定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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