JP2004192820A - 燃料電池自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】改質触媒を暖機するための電気触媒加熱ヒータの絶縁性を高めることなく安定した電源供給を行うことのできる改良技術を提案する。
【解決手段】電圧変換部(41)は、燃料電池(23)から供給される高電圧を第1のDC/DCコンバータ(41b)を介して低電圧に変換し、これを電気触媒加熱ヒータ(25)に供給する一方で、燃料電池(23)から供給される高電圧を第2のDC/DCコンバータ(41a)を介して低電圧に変換し、これを補機類(26)に供給する。電気触媒加熱ヒータ(25)への供給電圧を低電圧とすることで、リーク電流の漏洩防止のため絶縁性を高める必要がなく、コスト低下を図ることができる上に、電気触媒加熱ヒータ(25)での消費電力が増大しても、補機類(26)への電圧変動を抑制でき、補機類(26)の安定した回路動作を実現できる。
【選択図】 図4

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は車両に搭載される補機類への電力供給技術に関し、特に、燃料電池自動車に搭載される改質触媒を暖機するための電気触媒加熱ヒータへの電力供給技術に関する。
【従来の技術】
燃料電池システムをオンボード発電機として運用する燃料電池自動車においては、液体燃料であるメタノール又は炭化水素系の原燃料(改質原料)をタンクに貯蔵し、これを車上で水素リッチな燃料ガスに改質する方式が知られている。液体燃料であれば、車上の搭載性及び可搬性に優れている上に、エネルギー密度の点においても、水素ガスを貯蔵する方式よりも優れている。液体の原燃料から燃料ガスを生成するには、所定の熱量を投入してこれを気化し、改質触媒の触媒作用を受けて改質する必要がある。改質反応を良好に進行させるには、改質触媒を活性触媒温度まで暖機する必要があるため、特開平11−130405号公報(特許文献1)では、電気触媒加熱ヒータで改質触媒を暖機する構成が提案されている。また、特開平5−187225号公報(特許文献2)及び特開平7−71236号公報(特許文献3)では、エンジン始動用の電源や走行用バッテリとは別に電気触媒加熱ヒータ用の電源を用意する技術が提案されている。
【特許文献1】
特開平11−130405号公報
【特許文献2】
特開平5−187225号公報
【特許文献3】
特開平7−71236号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電気触媒加熱ヒータの暖機性の向上を考えると、燃料電池などの高電圧電源から供給される高電圧で電気触媒加熱ヒータを加熱するのが望ましいが、高電圧端子間のリーク電流の漏洩を防止するために絶縁性を確保しなければならず、コストが高くなる。また、電気触媒加熱ヒータと他の補機類を並列接続して補機用電源から電源供給を行うと、電気触媒加熱ヒータでの消費電力が大きいため、これと並列接続される補機類への電源供給が不安定となり、誤動作の原因となる。
そこで、本発明は、原燃料ガスを燃料ガスに改質する改質触媒を暖機するための電気触媒加熱ヒータの絶縁性を高めることなく安定した電源供給を行うことのできる改良技術を提案することを課題とする。また、本発明は、車両に搭載される補機類の動作を安定させつつ、補機類と電気触媒加熱ヒータに電源供給を行う改良技術を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の燃料電池自動車は、車両駆動用の高電圧電源と、原燃料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する改質器での改質反応を促進する改質触媒を暖機するための電気触媒加熱ヒータと、前記電気触媒加熱ヒータの電源供給源となる低電圧電源を備える。
電気触媒加熱ヒータへの供給電圧を低電圧とすることで、リーク電流の漏洩防止のため絶縁性を高める必要がなく、コスト低下を図ることができる。また、改質器本体を車体アースしても安全であるため、接地インピーダンスの低抵抗化を実現できる。
好ましくは、前記低電圧電源は、高電圧電源の出力電圧を前記電気触媒加熱ヒータの動作電圧に降圧する電圧変換器である。かかる構成により、車両に高電圧電源と低電圧電源の二種類の電圧源を用意する必要がない。
好ましくは、車両搭載用の低電圧で動作する補機類と、前記高電圧電源から供給される高電圧を前記補機類の動作電圧に降圧する電圧変換器と、をさらに備え、前記補機類に電源供給を行う電圧変換器と、前記電気触媒加熱ヒータに電源供給を行う電圧変換器は、別異の電圧変換器である。高電圧源から電気触媒加熱ヒータへの電力供給系統と、高電圧電源から補機類への電力供給系統とを別系統とすることで、電気触媒加熱ヒータでの消費電力が増大しても、補機類への電圧変動を抑制でき、補機類の安定した回路動作を実現できる。
好ましくは、前記高電圧電源は、燃料電池又は二次電池である。車両走行電源として機能する燃料電池又は二次電池を高電圧電源とし、その出力電圧を降圧することで、補機用電源を得ることができる。
本発明の燃料電池自動車は、燃料ガスと酸化ガスの供給を受けて発電する燃料電池と、原燃料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する改質器と、前記改質器での原燃料ガスの改質反応を促進する改質触媒を暖機する電気触媒加熱ヒータと、低電圧で動作する車両搭載用の補機類と、前記燃料電池から供給される高電圧を低電圧に降圧して前記電気触媒加熱ヒータに供給する第1の電圧変換器と、前記燃料電池から供給される高電圧を低電圧に降圧して前記補機類に供給する第2の電圧変換器を備える。
電気触媒加熱ヒータへの供給電圧を低電圧とすることで、リーク電流の漏洩防止のため絶縁性を高める必要がなく、コスト低下を図ることができる上に、高電圧源から電気触媒加熱ヒータへの電力供給系統と、前記高電圧電源から補機類への電力供給系統とを別系統とすることで、電気触媒加熱ヒータでの消費電力が増大しても、補機類への電圧変動を抑制でき、補機類の安定した回路動作を実現できる。
好ましくは、前記電気触媒加熱ヒータに供給される電圧は、12V〜42Vの範囲である。電気触媒加熱ヒータに供給される電圧を12Vから42Vの範囲に設定することで、リーク電流の漏洩防止のため絶縁性を高める必要がなく、コスト低下を図ることができる。
【発明の実施の形態】
以下、各図を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態の燃料電池システムを搭載した燃料電池自動車(FCEV)10の主要ブロック図である。同図に示すように、燃料電池自動車10は、主に、オンボード発電機として機能する燃料電池システム20と、補助電力源として機能する二次電池30と、電力変換制御を行うパワーコントロールユニット40と、パワーコントロールユニット40を介して燃料電池システム20又は二次電池30から供給される電力で駆動輪45,46を駆動するモータ44とを備えて構成されている。燃料電池自動車10は前輪駆動方式を採用しており、車両後部には被駆動輪47,48が配置されている。
燃料電池システム20は、メタノールや天然ガスなどの炭化水素系の原燃料と水をそれぞれ別途貯蔵するタンク21と、タンク21から供給された原燃料と水の混合溶液を改質して水素リッチな燃料ガスを生成する燃料改質装置22と、燃料改質装置22から供給された燃料ガスが有する化学エネルギーを電気エネルギーに変換する燃料電池23と、燃料電池システム20全体を制御する制御部24とを備えて構成されている。燃料改質装置22には、原燃料ガスを燃料ガスに改質する改質反応を促進する改質触媒を電気ヒータで加熱可能に構成した電気触媒加熱ヒータ(EHC)25が配設されている。電気触媒加熱ヒータ25の詳細については後述する。
制御部24は後述するシステムコントローラ43と通信を行うことで、燃料電池システムの制御を行い、燃料電池23に供給される燃料ガス及び酸化ガスの供給量を調整し、燃料電池23での発電量がシステムコントローラ43の要求する電力を満たすように調整する。燃料電池システム20のエア流路には、エアクリーナ28、及びエアポンプ27が配設されており、エアクリーナ28で濾過された発電用エア(酸化ガス)はエアポンプ27で加圧され、燃料電池23の酸素極に供給される。
燃料電池23は固体高分子電解質型の燃料電池であり、単セルを複数積層したスタック構造を備えている。高分子電解質型の燃料電池は、常温で起動できるために起動時間が短い、常温で高い電流密度が得られる、低負荷運転が可能、小型軽量化が可能といったメリットがあり、車両搭載用の燃料電池として優れた特性を備えている。
パワーコントロールユニット40は、燃料電池23又は二次電池30から供給される直流電圧を電気触媒加熱ヒータ25及び補機類26の動作電圧に降圧するための電圧変換部41と、直流電流を交流電流に変換してモータ44に供給するインバータ42と、アクセル開度、車速、ブレーキ踏み込み量などから走行負荷を検出してモータ44への供給電力量を演算するシステムコントローラ43を備えて構成されている。補機類26には、エアポンプなどの低電圧で作動する電子機器類が含まれる。インバータ42は、パワースイッチ素子を主要回路素子として構成されており、直流電流を三相交流に変換する。三相交流の振幅及び周波数はシステムコントローラ43によって制御される。システムコントローラ43はアクセルペダルポジションセンサ49に接続しており、同センサ49からの出力信号によりアクセル開度を検出する。システムコントローラ43は、さらに、図示しない車速センサなどに接続し、車両の走行状況を検出することができる。
二次電池30は燃料電池システム20の起動用電源、ブレーキ回生時の回生エネルギー貯蔵源、燃料電池自動車10の加速又は減速に伴う負荷変動時のエネルギーバッファとしての役割を担うものであり、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池、リチウム二次電池などが好適である。二次電池30の容量は、燃料電池自動車10の走行条件、走行性能(最高速度、走行距離など)、車重などに応じて適宜設定できる。モータ44としては、三相同期モータが好適である。
図2は、燃料改質装置22を構成する主要ブロックの説明図である。同図に示すように、燃料改質装置22は、原燃料を気化させて原燃料ガスを生成するための蒸発器22aと、原燃料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する改質器22bと、燃料ガス中に含まれている一酸化炭素(CO)を除去するCO低減器22cとを備えて構成されている。蒸発器22aは加熱媒体としての燃焼ガスと被加熱媒体としての原燃料との間で熱交換を行い、原燃料を蒸気化する熱交換装置である。蒸発器22aには、メタノールなどの燃焼燃料と、エアポンプ52の圧送力で加圧された燃焼エアが供給され、加熱触媒の作用で燃焼ガスとなる。原燃料との間で熱交換を終えた燃焼排ガスは外部に放出される。
原燃料ガスは改質器22bに供給され、水蒸気改質と部分酸化改質を併用したオートサーマル方式によって水素リッチな燃料ガスに改質される。改質器22bの内部には、銅−亜鉛系触媒(Cu−Zn系触媒)、銅−亜鉛−クロム系触媒(Cu−Zn−Cr系触媒)、銅−亜鉛−アルミニウム系触媒(Cu−Zn−Al系触媒)、亜鉛−クロム系触媒(Zn−Cr系触媒)などの改質触媒が充填されており、併用改質に適した温度範囲(200〜600℃)に保たれている。部分酸化改質に必要な酸素(改質用エア)は改質エア用遮断弁53の開弁作動により改質器22b内に導入できる。
改質器22bにおいて生成された水素リッチな燃料ガスはCO低減器22cに供給される。CO低減器22cには、COの選択酸化触媒である白金触媒、ルテニウム触媒、パラジウム触媒、金触媒、或いはこれらを第1元素とした合金触媒を担持した担体が充填されている。COの選択酸化反応に要する酸素を含有する精製用エアは精製用エア遮断弁54の開弁作動によりCO低減器22c内に導入できる。燃料電池23における電池反応を良好に促進するには、燃料ガス中のCO濃度は数ppm程度以下が望ましい。
図3は、改質器22bの内部構成図である。改質器22bは、装置本体を構成する触媒ケース50と、触媒ケース50内に配された触媒層51及び電気触媒加熱ヒータ25から構成されている。触媒ケース50は原燃料ガスの改質反応室を構成するものであり、水蒸気改質反応又は部分酸化改質反応に適した適度な耐熱性、耐久性、耐食性のある金属材質で構成されている。触媒層51及び電気触媒加熱ヒータ25は触媒ケース50内に密閉された状態で所定位置に配されている。触媒層51には、上述したCu−Zn系触媒などの改質触媒がビーズ、ペレット、粒子状、ハニカム状、板状などの形状で充填されている。
改質反応を円滑に進行させるには、触媒層51を触媒活性温度まで均一に昇温させる必要がある。特に、水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、燃焼反応のように反応速度はそれほど速くなく、比較的大きな触媒体積を要するため、触媒層51を効率的に暖機する必要がある。触媒ケース50内における電気触媒加熱ヒータ25の配設位置は、同図に示すように、触媒ケース50内に適度に分散させて配置してもよく、さらには、触媒ケース50の内壁に筒状に配してもよい。また、原燃料ガスの上流付近に配置してもよく、原燃料ガスの下流付近に配置してもよい。また、触媒ケース50内に配される電気触媒加熱ヒータ25の個数は一つに限らず、複数であってもよい。
電気触媒加熱ヒータ25の両端には一対の電極25a,25bが形成されており、同電極間に所定電圧を通電することで、発熱可能に構成されている。電気触媒加熱ヒータ25の材質としては、通電により発熱抵抗特性を示す発熱体であれば特に限定されるものではなく、例えば、正的抵抗特性を示すチタン酸バリウム、SiC、MoSiなどの炭化物、YやBi系の超伝導酸化物、負的抵抗特性を示すペロブスカイト結晶やZrOなどの酸素イオン伝導体、イオン導電性ガラス、Fe−Cr−Alなどのフェライト組成やNi−Cr,Fe−Alなどの合金組成を有する金属質体などが好適である。また、電気触媒加熱ヒータ25の構造としては、板状体、多孔質体、布状体、フィルタ状体、ハニカム構造体などが好適である。電気触媒加熱ヒータ25は、発熱体のみから構成されるものでもよいが、水蒸気改質反応又は部分酸化改質反応を促進する触媒を発熱体表面に被覆担持させ、改質器22bの暖機性向上を図るように構成してもよい。また、触媒層51を効率よく暖機する必要上、電気触媒加熱ヒータ25はできるだけ高容量のものが望ましい。
図4は燃料電池自動車10における給電系統の説明図である。同図において、燃料電池23は車両走行用の直流電源として機能するものであり、400以上の単セルを積層したセルスタック構造を具備することにより、高電圧(例えば、288V)の直流電圧を出力する。このため、燃料電池23のマイナス端子を車体アースと接続せずに、フローティング状態としている。一方、電気触媒加熱ヒータ25及び補機類26は低電圧(例えば、12V〜42V)で作動する直流負荷である。燃料電池23の出力電圧はそのままでは補機類26及び電気触媒加熱ヒータ25には供給できないため、電圧変換部41にて低電圧に降圧している。
電圧変換部41は電力供給先となる電源負荷毎にDC/DCコンバータ(電圧変換器)を備え、個々の電源負荷の作動電圧に適した電圧に変換している。本実施形態では、消費電力の変動が大きい電気触媒加熱ヒータ25と、消費電力の変動が小さい補機類26への電力供給系統を分割し、それぞれ異なるDC/DCコンバータから電源供給を行っている。具体的には、同図に示すように、補機類26への電力供給は燃料電池23からDC/DCコンバータ41aを介して行われるのに対し、電気触媒加熱ヒータ41bへの電力供給は燃料電池23からDC/DCコンバータ41bを介して行われる。
このように、電気触媒加熱ヒータ専用のDC/DCコンバータ41bを設置し、これを電気触媒加熱ヒータ25の補機用電源とすることで、電気触媒加熱ヒータ25での消費電力が急激に増加しても、補機類26へ供給される電源電圧が変動することはなく、個々の電源負荷に対して安定した電力供給を行うことができる。特に、電気触媒加熱ヒータ25は、システム起動時に触媒層51を暖機する必要上、消費電流が100A以上となる。仮に、補機類26を電気触媒加熱ヒータ25と並列に接続して同一のDC/DCコンバータ41bから電源供給を受けると、電気触媒加熱ヒータ25への電源供給開始とともに、補機類26へ供給される電圧が3V〜5V低下し、動作不良の原因となる。これに対し、本実施形態の構成によれば、個々の電源負荷に対応付けられてDC/DCコンバータ(補機用電源)が独立して設置されているため、一方の電源負荷での消費電量の変動が他方の電源負荷への電力供給の変動を与えることがなく、システムの安定した動作を確保できる。
また、電気触媒加熱ヒータ25の一方の電極25aはDC/DCコンバータ41bのプラス端子に接続し、他方の電極25bは同コンバータ41bのマイナス端子に接続している。電気触媒加熱ヒータ25を収容する触媒ケース50は、車体アースに接続している。このように、触媒ケース50を車体アースに接続しても、電気触媒加熱ヒータ25に供給される電圧はDC/DCコンバータ41bを介して高電圧から低電圧に降圧されているため、電極25a,25b間のリーク電流の漏洩を防止してシステムの安全性を確保する観点から電気触媒加熱ヒータ25の絶縁性を高める必要がなく、コスト低下を図ることができる。
もとより、補機類26のマイナス端子は触媒ケース50と同様に車体アースに接続することで、接地インピーダンスの低下を図ることも可能であるが、車体アースにはノイズ成分としての電気信号が重畳されやすいため、補機類26用に別途用意したアースに接地してもよい。また、上記の説明では、高電圧電源として燃料電池23を例示したが、本発明はこれに限られるものではなく、二次電池30を高電圧電源として上述の構成を採用してもよい。
【発明の効果】
本発明によれば、電気触媒加熱ヒータへの供給電圧を低電圧とすることで、リーク電流の漏洩防止のため絶縁性を高める必要がなく、コスト低下を図ることができる。また、高電圧源から電気触媒加熱ヒータへの電力供給系統と、高電圧電源から補機類への電力供給系統とを別系統とすることで、電気触媒加熱ヒータでの消費電力が増大しても、補機類への電圧変動を抑制でき、補機類の安定した回路動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の燃料電池自動車の主要ブロック図である。
【図2】本実施形態の燃料改質装置を構成する主要ブロック図である。
【図3】本実施形態の改質器の構成図である。
【図4】本実施形態の燃料電池自動車における給電系統の説明図である。
【符号の説明】
10…燃料電池自動車
20…燃料電池システム
22…燃料改質装置
22b…改質器
23…燃料電池
25…電気触媒加熱ヒータ
25a,25b…電極
26…補機類
30…二次電池
41…電圧変換部
41a,41b…DC/DCコンバータ
50…触媒ケース

Claims (6)

  1. 車両駆動用の高電圧電源と、
    原燃料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する改質器での改質反応を促進する改質触媒を暖機するための電気触媒加熱ヒータと、
    前記電気触媒加熱ヒータの電源供給源となる低電圧電源を備える、燃料電池自動車。
  2. 前記低電圧電源は、前記高電圧電源の出力電圧を前記電気触媒加熱ヒータの動作電圧に降圧する電圧変換器である、請求項1に記載の燃料電池自動車。
  3. 低電圧で動作する車両搭載用の補機類と、
    前記高電圧電源から供給される高電圧を前記補機類の動作電圧に降圧する電圧変換器と、をさらに備え、
    前記補機類に電源供給を行う電圧変換器と、前記電気触媒加熱ヒータに電源供給を行う電圧変換器は、別異の電圧変換器である、請求項2に記載の燃料電池自動車。
  4. 前記高電圧電源は、燃料電池又は二次電池である、請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の燃料電池自動車。
  5. 燃料ガスと酸化ガスの供給を受けて発電する燃料電池と、
    原燃料ガスを水素リッチな燃料ガスに改質する改質器と、
    前記改質器での原燃料ガスの改質反応を促進する改質触媒を暖機する電気触媒加熱ヒータと、
    低電圧で動作する車両搭載用の補機類と、
    前記燃料電池から供給される高電圧を低電圧に降圧して前記電気触媒加熱ヒータに供給する第1の電圧変換器と、
    前記燃料電池から供給される高電圧を低電圧に降圧して前記補機類に供給する第2の電圧変換器を備える、燃料電池自動車。
  6. 前記電気触媒加熱ヒータに供給される電圧は、12V〜42Vの範囲である、請求項1乃至請求項5のうち何れか1項に記載の燃料電池自動車。
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