JP2004192300A - 送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004192300A JP2004192300A JP2002358944A JP2002358944A JP2004192300A JP 2004192300 A JP2004192300 A JP 2004192300A JP 2002358944 A JP2002358944 A JP 2002358944A JP 2002358944 A JP2002358944 A JP 2002358944A JP 2004192300 A JP2004192300 A JP 2004192300A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- transmitting
- information
- destination
- recorded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Information Transfer Between Computers (AREA)
Abstract
【課題】簡単に情報を送受信することができるようにする。
【解決手段】データ転送装置12は、スロット22に半導体メモリが装着されおり、かつ、CD−Rドライブ21にデータが記録されているCD−Rが装着されていると判定されたとき、送信モードを設定し、CD−Rに記録されているデータを再生し、半導体メモリに記録されている送信先のアドレスに送信する。半導体メモリには、送信先のアドレスに対応するユーザの写真が貼付されている。データ転送装置13は、スロット32に半導体メモリが装着されておらず、CD−Rドライブ31に空のCD−Rが装着されている場合、受信モードを設定し、データ転送装置12からデータが送信されてきたとき、送信されてきたデータをCD−Rに記録させる。データを記録し終えると、データ転送装置13は、CD−Rをイジェクトさせる。本発明は、データを記録再生する装置に適用することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】データ転送装置12は、スロット22に半導体メモリが装着されおり、かつ、CD−Rドライブ21にデータが記録されているCD−Rが装着されていると判定されたとき、送信モードを設定し、CD−Rに記録されているデータを再生し、半導体メモリに記録されている送信先のアドレスに送信する。半導体メモリには、送信先のアドレスに対応するユーザの写真が貼付されている。データ転送装置13は、スロット32に半導体メモリが装着されておらず、CD−Rドライブ31に空のCD−Rが装着されている場合、受信モードを設定し、データ転送装置12からデータが送信されてきたとき、送信されてきたデータをCD−Rに記録させる。データを記録し終えると、データ転送装置13は、CD−Rをイジェクトさせる。本発明は、データを記録再生する装置に適用することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、情報を簡単に送信することができるようにした送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータやネットワークの発達により、音声、画像、文章、または動画などの様々な情報を遠隔地に送信することができるようになっている。
【0003】
例えば、ユーザが、画像を電子メールなどにより送信する場合、ユーザは、パーソナルコンピュータにインストールされている電子メールを送信するためのソフトウエアを起動して、送信先の電子メールアドレスを入力し、画像を添付して送信する操作を行なうことにより、画像データを電子メールにより送信することができる。
【0004】
また、例えば、特許文献1には、パーソナルコンピュータが、近接された電子機器の識別情報を取得し、その識別情報に基づいて、電子機器とネットワークを介して通信することにより、データを授受することが提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−204239号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されている、パーソナルコンピュータと電子機器との間のデータの授受では、データの授受を行なう2つの機器(いまの例の場合、パーソナルコンピュータと電子機器)を近接させることが必要であり、電子メールなどのように、遠くの機器に対してデータを送信することができないという課題があった。
【0007】
また、パーソナルコンピュータの操作、および、電子メールソフトを使用して送信先の電子メールアドレスを入力するなどの操作は、人間の物理的なデータ転送の直感(例えば、ケーブルを物理的に接続する)とはかけ離れており、送信先の電子メールアドレスの入力においても、抽象化されたものである。例えば、画像を送信したい送信先のユーザの顔や名前を覚えていたとしても、画像を送信するユーザは、送信先のユーザの電子メールアドレスを知らなければ電子メールを送信することができない。
【0008】
さらに、パーソナルコンピュータなどがネットワークに接続されていても、ビデオテープに録画した動画を転送する場合、ユーザは、例えば、パーソナルコンピュータに動画を取り込ませ、適切な閲覧ソフトウエアを起動し、転送ソフトウエアを起動し、さらに、転送先を指定する必要がある。そのため、知識が必要、かつ、手間がかかるという課題があった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、簡単に情報を送信できるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の送信装置は、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する第1の取得手段と、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報を取得する第2の取得手段と、第2の取得手段により取得された情報を、第1の取得手段により取得された宛先に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
前記第1の記録媒体には、宛先を判別するための画像が貼付されているようにすることができる。
【0012】
前記第1の記録媒体と第2の記録媒体は異なる記録媒体とされるようにすることができる。
【0013】
前記第1の記録媒体は、半導体メモリ、ICカード、バーコードが表示されている紙、手書きのアドレスが記載されている紙、名刺、または、写真であるようにすることができる。
【0014】
前記第2の記録媒体は、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ICカード、紙、ビデオテープ、オーディオカセットテープ、8mmデータ記録磁気テープ、または、DLTデータ磁気記録テープであるようにすることができる。
【0015】
本発明の送信方法は、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する第1の取得ステップと、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得された情報を、第1の取得ステップの処理により取得された宛先に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する第1の取得ステップと、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得された情報を、第1の取得ステップの処理により取得された宛先に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の第1のプログラムは、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する第1の取得ステップと、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得された情報を、第1の取得ステップの処理により取得された宛先に送信する送信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
本発明の送受信装置は、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する取得手段と、他の送受信装置から送信されてきた情報を第2の記録媒体に記録するか、または、第2の記録媒体に記録されている情報を再生する記録再生手段と、他の送受信装置に情報を送信するか、または、他の送受信装置から送信されてきた情報を受信する送受信手段と、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
前記記録再生手段は、他の送受信装置から情報が送信されてきた場合、送受信手段により受信された情報を、第2の記録媒体に記録した後、第2の記録媒体をイジェクトするようにすることができる。
【0020】
前記第1の記録媒体には、宛先を判別するための画像が貼付されているようにすることができる。
【0021】
前記第1の記録媒体と第2の記録媒体は異なる記録媒体とされるようにすることができる。
【0022】
前記第1の記録媒体は、半導体メモリ、ICカード、バーコードが表示されている紙、手書きのアドレスが記載されている紙、名刺、または、写真であるようにすることができる。
【0023】
前記第2の記録媒体は、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ICカード、紙、ビデオテープ、オーディオカセットテープ、8mmデータ記録磁気テープ、または、DLTデータ磁気記録テープであるようにすることができる。
【0024】
本発明の送受信方法は、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する取得ステップと、他の送受信装置から送信されてきた情報を第2の記録媒体に記録するか、または、第2の記録媒体に記録されている情報を再生する記録再生ステップと、他の送受信装置に情報を送信するか、または、他の送受信装置から送信されてきた情報を受信する送受信ステップと、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップとを含むことを特徴とする。
【0025】
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラムは、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する取得ステップと、他の送受信装置から送信されてきた情報を第2の記録媒体に記録するか、または、第2の記録媒体に記録されている情報を再生する記録再生ステップと、他の送受信装置に情報を送信するか、または、他の送受信装置から送信されてきた情報を受信する送受信ステップと、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】
本発明の第2のプログラムは、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する取得ステップと、他の送受信装置から送信されてきた情報を第2の記録媒体に記録するか、または、第2の記録媒体に記録されている情報を再生する記録再生ステップと、他の送受信装置に情報を送信するか、または、他の送受信装置から送信されてきた情報を受信する送受信ステップと、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
本発明の送信装置および方法、第1の記録媒体、並びに第1のプログラムにおいては、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先が取得され、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報が取得され、情報が宛先に送信される。
【0028】
本発明の送受信装置および方法、第2の記録媒体、並びに第2のプログラムにおいては、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードが設定され、装着されていないとき受信モードが設定される。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用したデータ転送システム1の全体の構成例を表わしている。
【0030】
この構成例においては、例えば、データ転送装置12は、インターネット11を介して、データ転送装置13にデータを転送する。
【0031】
データ転送装置12は、装着されたCD−R(Compact Disc Recordable)(後述する図3のCD−R80)に記録されているデータを再生したり、装着されたCD−Rにデータを記録させるCD−Rドライブ21、半導体メモリ(図4の半導体メモリ90)が装着されるスロット22、および、表示部23により構成されている。
【0032】
データ転送装置13は、データ転送装置12のCD−Rドライブ21、スロット22、および表示部23と同様に、CD−Rドライブ31、スロット32、および表示部33を有している。
【0033】
図2は、図1のデータ転送装置12の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0034】
CPU(Central Processing Unit)51は、ROM(Read Only Memory)52に記憶されいてるプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)53には、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。また、ROM52には、データ転送装置12に特有のアドレス(例えば、電子メールアドレス)が、あらかじめ記録されている。
【0035】
CPU51、ROM52、およびRAM53は、内部バス54を介して相互に接続されている。この内部バス54にはまた、入出力インターフェース55も接続されている。
【0036】
入出力インターフェース55には、CD−Rドライブ21、スロット22、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示部23、および、モデム、ターミナルアダプタなどにより構成される通信部56が接続されている。通信部56は、インターネット11を介して他の機器(例えば、図1のデータ転送装置13)と通信を行なう。
【0037】
CD−Rドライブ21には、図3に示されるようなCD−R80がユーザにより、必要に応じて装着される。ユーザが画像、または動画などのデータを転送する場合、転送するデータが記録されているCD−R80をCD−Rドライブ21に装着する。また、ユーザが、画像または動画などのデータを他のデータ転送装置(いまの例の場合、データ転送装置13)から受信する場合、何も記録されていない(空の)CD−R80をCD−Rドライブ21に装着する。
【0038】
スロット22には、図4に示されるような半導体メモリ90が装着される。半導体メモリ90は、例えば、メモリスティック(商標)、スマートメディア(商標)といったフラッシュメモリで構成される。この半導体メモリ90には、送信するユーザが保持するデータ転送装置(例えば、データ転送装置13)に特有のアドレス(宛先)が記憶されており、半導体メモリ90の表面には、記憶されいてるアドレスに対応するユーザ(いまの例の場合、データ転送装置13のユーザ)の写真91が貼付されている。ユーザのアドレスは、送信先をインターネット11を介して特定できるものであれば何でもよく、例えば、電子メールアドレスとされる。
【0039】
例えば、データ転送装置12のユーザ(ユーザA)が、画像データをデータ転送装置13のユーザ(ユーザB)に転送する場合、データ転送装置12のユーザAは、送信先としてのユーザBの写真91が表示されている半導体メモリ90をスロット22に外部から装着し、送信したい画像データが記録されているCD−R80をCD−Rドライブ21に外部から装着する。データ転送装置12のCPU51は、スロット22に、半導体メモリ90に記憶されている送信先のアドレス(いまの例の場合、ユーザBの電子メールアドレス)を読み取らせ、送信先のアドレスを取得する。そして、CPU51は、CD−Rドライブ21により再生されたCD−R80の画像データを、通信部56およびインターネット11を介して、送信先のアドレスに対応するデータ転送装置(いまの例の場合、データ転送装置13)に転送する。
【0040】
また、データ転送装置12のユーザが、他のデータ転送装置(例えば、データ転送装置13)から転送された画像データを受信する場合、ユーザは、データ転送装置12のCD−Rドライブ21に、何も記録されていない(空の)CD−R80を外部から装着する。データ転送装置12の通信部56にインターネット11を介して他のデータ転送装置から画像データが転送されてきた場合、CPU51は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80に、転送されてきた画像データを書き込ませる(記録させる)。
【0041】
入出力インターフェース55にはまた、必要に応じてドライブ60が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア61が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてRAM53にインストールされる。
【0042】
なお、データ転送装置13の構成は図2のデータ転送装置12と同一であるため、その説明は省略する。そして、以下においては、図2は、必要に応じてデータ転送装置13の構成としても引用する。
【0043】
データ転送装置12のソフトウエアを中心とした機能的構成は、図5に示されるようになる。
【0044】
半導体メモリ検出部111は、スロット22に、半導体メモリ90が装着されているか否かを検出する。モード設定部112は、半導体メモリ検出部111とCD−R検出部114の検出結果に基づいて、モード(送信モードまたは受信モード)を設定する。半導体メモリデータ読み出し部113は、スロット22に装着された半導体メモリ90に記録されているデータを読み出す。CD−R検出部114は、CD−Rドライブ21にCD−R80が装着されているか否かを検出する。CD−Rデータ再生部115は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80に記録されているデータを再生し、CD−R記録制御部120は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80にデータを記録するように制御する。
【0045】
送信制御部116は、CD−Rデータ再生部115により再生されたデータを、半導体メモリデータ読み出し部113から読み出された宛先(データ)に送信するように通信部56を制御する。表示制御部117は、表示部23の表示を制御する。CD−Rイジェクト部118は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80をイジェクトする。受信制御部119は、他のデータ転送装置(例えば、データ転送装置13)から送信されてきたデータを受信するように通信部56を制御する。
【0046】
なお、図示は省略するが、データ転送装置13も、図5に示したデータ転送装置12と同様の構成とされている。
【0047】
次に、図6のフローチャートを参照して、図2のデータ転送装置12における送受信処理を説明する。なお、この処理は、データ転送装置12の電源がオンされたとき開始される。
【0048】
ステップS1において、半導体メモリ検出部111は、スロット22に半導体メモリ90が装着されているか否かを判定する。半導体メモリ検出部111により半導体メモリ90が装着されているとの判定結果が入力された場合、ステップS2において、モード設定部112は、送信モードを設定する。
【0049】
ステップS3において、半導体メモリデータ読み出し部113は、モード設定部112から送信モードの通知の入力を受けたとき、スロット22に装着されている半導体メモリ90に記録されているアドレス(宛先)を読み出させ、これを取得する。例えば、半導体メモリ90にデータ転送装置13のユーザの写真が貼付されている場合、半導体メモリ90には、その写真のユーザのデータ転送装置13のアドレス(宛先)が記録されている。
【0050】
ステップS4において、CD−R検出部114は、CD−Rドライブ21にデータが記録されているCD−R80が装着されているか否かを判定する。
【0051】
ステップS4において、データが記録されているCD−R80が装着されていないと判定された場合、ステップS10において、表示制御部117は、いま送信モードが設定されているので、表示部23に、送信するCD−R80(データが記録されているCD−R80)の装着を促すメッセージを表示させる。例えば、ステップS3の処理により読み出された送信先のアドレスがユーザBのアドレスである場合、表示部23には、「ユーザBに送信したいデータが記録されているCD−Rを装着して下さい」などのメッセージが表示される。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。その結果、例えば、途中で半導体メモリ90が離脱された場合、後述するように受信モードが設定される。
【0052】
ステップS4において、データが記録されているCD−R80が装着されていると判定された場合、処理はステップS5に進み、CD−Rデータ再生部115は、CD−Rドライブ21にCD−R80を再生させ、再生データを取得する。
【0053】
ステップS6において、送信制御部116は、ステップS5の処理により再生された再生データを、ステップS3の処理により読み出されたアドレス(半導体メモリ90から読み出されたアドレス)に電子メールに添付する形式で送信する。
【0054】
ステップS7において、送信制御部116は、送信が終了したか否かを判定する。具体的には、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80に記録されていたデータを全て送信し終えたか否かを判定する。まだ送信が終了していないと判定された場合、送信が終了したと判定されるまで待機する。
【0055】
ステップS7において、送信が終了したと判定された場合、処理はステップS8に進み、表示制御部117は、表示部23に送信完了のメッセージを表示させる。このメッセージは、例えば、半導体メモリ90に貼付されている写真が、ユーザBの写真である場合、表示部23には、「ユーザBにデータを送信しました」などのメッセージが表示される。
【0056】
ステップS9において、CD−Rイジェクト部118は、CD−Rドライブ21に、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80をイジェクトさせる。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0057】
このように、ユーザは、スロット22に送信先のユーザの写真が貼ってある半導体メモリ90を装着し、CD−Rドライブ21に、転送するデータが記録されているCD−R80を装着するだけの簡単な操作で、以後、スタートボタン等の操作をせずとも、データが自動的に送信先に送信される。
【0058】
従って、電子機器の操作に不慣れな女性、子供、老人等でも、簡単、かつ、確実にデータを送信することができる。
【0059】
ステップS1において、半導体メモリ90がスロット22に装着されていないと判定された場合、処理はステップS11に進み、モード設定部112は、受信モードを設定する。
【0060】
ステップS12において、CD−R検出部114は、モード設定部112から受信モードの設定の通知を受けたとき、CD−Rドライブ21に空の(データが記録されていない)CD−R80が装着されているか否かを判定する。
【0061】
ステップS12において、空の(何も記録されていないか、未記録領域を有する)CD−R80が装着されていないと判定された場合、処理はステップS16に進み、表示制御部117は、いま、受信モードが設定されているので、空の(何も記録されていないか、未記録領域を有する)CD−R80の装着を促すメッセージを表示部23に表示させる。例えば、表示部23には、「空のCD−Rを装着して下さい」などのメッセージが表示される。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0062】
ステップS12で、空のCD−R80が装着されていると判定された場合、処理はステップS13に進み、受信制御部119は、通信部56がインターネット11を介して、他のデータ転送装置(いまの例の場合、データ転送装置13)からデータを受信したか否かを判定する。ステップS13において、データを受信していないと判定された場合、処理はステップS12に戻り、それ以降の処理が繰り返される。その結果、例えば、半導体メモリ90が途中で装着された場合、上述したように、モードは送信モードに変更される。
【0063】
ステップS13において、データを受信したと判定された場合、処理はステップS14に進み、CD−R記録制御部120は、CD−Rドライブ21に、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80に再生データを記録させるように制御する。この制御に基づいて、CD−Rドライブ21は、CD−Rドライブ21に装着されている(少なくとも一部が空の)CD−R80に受信データを記録する。
【0064】
ステップS15において、CD−R記録制御部120は、CD−R80への記録が完了したか否かを判定する。記録が完了していないと判定された場合、記録が完了したと判定されるまで待機される。
【0065】
ステップS15において、CD−R80への記録が完了したと判定された場合、処理はステップS9に進み、CD−Rイジェクト部118は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80をイジェクトさせる。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0066】
図6の処理により、半導体メモリ90がスロット22に装着されており(ステップS1においてYESとされ)、かつ、データが記録されているCD−R80がCD−Rドライブ21に装着されている場合(ステップS4においてYESとされた場合)、データ転送装置12は、自動的にCD−R80を再生し、半導体メモリ90に記録されているアドレスに再生データを送信するようにしたので、データの送信処理を簡単に行なうことができる。
【0067】
また、半導体メモリ90がスロット22に装着されておらず(ステップS1においてNOとされ)、空のCD−R80が装着されている状態で(ステップS12においてYESとされた状態で)、他のデータ転送装置(例えば、データ転送装置13)からデータが転送されてきた場合、データ転送装置12は、自動的に受信データを少なくとも一部が空のCD−R80に記録するようにしたので、データの受信処理を簡単に行なうことができる。
【0068】
以上の処理により、データ転送装置12に送信先のアドレスが記録されている記録媒体(いまの例の場合、半導体メモリ90)と送信するデータが記録されている記録媒体(いまの例の場合、CD−R80)をそれぞれ装着させることにより、自動的に(送信ボタンの操作など、さらに特別な操作を必要とすることなく)送信先にデータを送信させることができる。また、他のデータ転送装置からデータが送信されてきた場合、データ転送装置12に、データを記録する記録媒体(いまの例の場合、少なくとも一部が空のCD−R80)を装着させることにより、データを自動的に(特別な操作をすることなく)受信させ、記録させることができる。
【0069】
これにより、データの送受信処理(転送処理)を簡単にすることができる。
【0070】
また、データ転送装置12がデータを送信し終えた後、または、データを受信し、記録し終えた後、記録媒体(いまの例の場合、CD−R80)を自動的にイジェクトするようにしたので、送信し終えた記録媒体、または、記録し終えた記録媒体の取り出し忘れを防ぐことができる。また、送信側には、送信処理が完了したことを、さらに、受信側には、データが受信されたことを確実に認識させることができる。
【0071】
さらに、送信先のアドレスという抽象化された情報(ID情報)をユーザに入力させるのではなく、そのアドレスに対応するユーザ(そのアドレスを有する機器を保持しているユーザ)の写真が貼付されている物理的媒体(いまの例の場合、写真91が貼付されている半導体メモリ90)を選択させるようにしたので、ユーザは、直感的に、送信先のユーザを特定し、選択することができる。
【0072】
従って、ユーザは、アドレス入力を含む煩雑な操作を要求されることなく、より直感的に、郵便を出す感覚で、送信先にデータを送信することができる。これにより、将来的に、様々な機器がネットワークに接続されるようになった場合においても、より広い層のユーザ(子供からお年寄りまで)が、データを送受信できる。
【0073】
また、通常では、パーソナルコンピュータによる処理が必要な場合においても、ユーザは、特にその操作を行なう必要がなく、データを送受信することが可能である。
【0074】
さらに、アドレス(ID情報)は、特定の機器に特化したものではなく、異なる機器に共通して使用することができる。すなわち、例えば、電子メールアドレスと電話番号などの2つの抽象化された記号を機器によって使い分ける必要もない。
【0075】
なお、以上の例は、半導体メモリ90を、送信先のアドレスが記録されている記録媒体としたが、この記録媒体(以下、メディア1と称する)は、アドレスを書き込んだ、接触式または非接触式のICカード、アドレスを含むバーコードが表示されている紙、手書きのアドレスが記載されている紙、アドレスが印刷された名刺、または、アドレスが埋め込まれた写真とすることもできる。
【0076】
例えば、メディア1が図7に示されるようなICカード150とされる場合、スロット22には、接触式または非接触式のICカード読み取り部が設けられる。また、ICカード150の表面には、半導体メモリ90の場合と同様に、ユーザの写真151が貼付されている。ICカード150には、写真に対応するユーザが有するデータ転送装置13のアドレスが記録されている。
【0077】
また、例えば、メディア1がバーコードが表示されている紙とされる場合、スロット22には、バーコードリーダが設けられる。このバーコードは、勿論、ユーザのアドレスを含み、紙には、ユーザの写真が表示されている。
【0078】
さらに、例えば、メディア1が手書きのアドレスが記載されている紙とされる場合、スロット22には、OCR(Optical Character Recognition)が設けられる。OCRは、手書きのアドレスを読み込み、テキストデータに変換する。この紙には、勿論、ユーザの写真が貼付されている。名刺にアドレスが印刷されている場合においても、スキャナにより読み取ることができる。
【0079】
メディア1が写真とされた場合、スロット22には、写真の一部に、例えば、透かしにより埋め込まれたアドレスを読み取り、復号する復号装置が設けられる。
【0080】
このように、メディア1に送信先のユーザのアドレスを記録し、記録したアドレスに対応するユーザの写真を貼付させることにより、データを転送しようとするユーザは、アドレスを覚えていなくても、感覚的に(写真から)、送信先のユーザを判別することができる。
【0081】
また、メディア1は、データ転送装置12のユーザが、パーソナルコンピュータの操作方法を知らない場合においても、メーカ、または、パーソナルコンピュータを有する知人などに、データ転送装置12のアドレスをメディア1に記録してもらい、メディア1に写真を貼付するだけで、メディア1は容易に作成することができる。
【0082】
また、以上の例は、CD−R80を、送信するデータの記録媒体としたが、この記録媒体(以下、メディア2と称する)は、光ディスク(例えば、CD(Compact Disc)、CD−RW(Compact Disc ReWritble)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritble)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、DVD+R(Digital Versatile Disk Recordable)、DVD+RW(Digital Versatile Disc ReWritble))、光磁気ディスク(例えば、MD(Mini Disc)、MO(Magneto Optical)ディスク)、半導体メモリ、ICカード、紙、ビデオテープ、オーディオカセットテープ、8mmデータ記録磁気テープ、または、DLT(Digital Linear Tape)(商標)データ磁気記録テープとすることもできる。
【0083】
例えば、メディア2が、CD−RWとされる場合、CD−Rドライブ21は、CD−RWドライブとされる。
【0084】
また、例えば、メディア2が、原稿が記載されている紙とされる場合、CD−Rドライブ21は、スキャナとされる。スキャナは、紙に記載されている原稿を読み取り、CPU51は、読み取ったデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0085】
さらに、例えば、メディア2が、ビデオテープとされる場合、CD−Rドライブ21は、ビデオテープレコーダとされる。ビデオテープレコーダは、ビデオテープに記録されているデータを再生し、CPU51は、再生したデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0086】
また、例えば、メディア2が、オーティオカセットテープ(音楽データが記録されている記録媒体)とされる場合、CD−Rドライブ21は、オーディオカセットテープレコーダとされる。オーディオカセットテープレコーダは、オーディオカセットテープに記憶されているデータを再生し、CPU51は、再生したデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0087】
さらに、例えば、メディア2が、8mmデータ記録磁気テープ(バックアップストリームデータが記録されている記録媒体)とされている場合、CD−Rドライブ21は、8mmデータ記録磁気テープの記録再生装置とされる。この記録再生装置は、8mmデータ記録磁気テープに記憶されているデータを再生し、CPU51は、再生したデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0088】
また、例えば、メディア2が、DLTデータ磁気記録テープ(バックアップストリームデータが記録されている記録媒体)とされている場合、CD−Rドライブ21は、DLTデータ磁気記録テープの記録再生装置とされる。この記録再生装置は、8mmデータ記録磁気テープに記憶されているデータを再生し、CPU51は、再生したデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0089】
メディア2は記録再生できる記録媒体であればよく、メディア1は再生できる記録媒体であればよい。
【0090】
なお、メディア2とメディア1は、基本的には異なるメディアとされる。例えば、メディア2がICカードとされる場合、メディア1は、ICカードではない。メディア1とメディア2を同一のメディアとすることも可能であるが、その場合でも、データ転送装置12,13には、それぞれ専用の装着部(すなわち、2個の装着部)が一体的に設けられる。
【0091】
また、メディア2として複数種類(例えば、半導体メモリとCD−Rの2種類)のメディアが装着できるようにしてもよい。この場合、例えば、送信側のデータ転送装置12において、半導体メモリの再生データを送信する場合、受信側のデータ転送装置13は、送信側と同じ記録媒体、すなわち、いまの例の場合、半導体メモリに記録させるようにする。すなわち、同一のメディアに転送を行なうようにする。
【0092】
さらに、メディア1に、記録されているアドレスに対応するユーザの写真を貼付するようにしたが、これに限らず、名前、ニックネーム、キャラクター等、ユーザを迅速かつ確実に特定できる情報であれば何でも良い。
【0093】
また、以上の例では、メディア1にアドレスとして、例えば、電子メールアドレスを記録させるようにしたが、送信先を特定できるような情報であれば、他のものでも良い。
【0094】
さらに、送信するデータは、画像、文書、テキスト、それらの混合データ等、各種のデータとすることができる。
【0095】
なお、以上の例では、インターネット11を介して情報を送受信するようにしたが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、その他のネットワーク、または、それらを組み合わせたネットワークで送受信するようにしてもよい。この場合、サーバに負担をかけることなく、大きい容量の情報を送受信することも可能となる。
【0096】
メディア1とメディア2の装着部の少なくとも一方は、データ転送装置本体とは別体に構成することもできる。
【0097】
例えば、ビデオテープレコーダと送信先のアドレスが記録されているメディア1(例えば、半導体メモリ90)を読み取る装置をデータ転送装置12に接続させ、データ転送装置12に認識させることにより、ビデオテープレコーダにより再生された映像データ(ビデオテープに記録されている映像データ)を、メディア1に記録されている、送信先のデータ転送装置13に接続されるビデオテープレコーダに送信させ、ビデオテープレコーダに装着されているビデオテープに記録させることができる。
【0098】
他の例として、ビデオテープに記録させるだけでなく、ビデオテープレコーダに直接接続されているテレビジョン受像機に出力させることも可能である。この場合、受信側のデータ転送装置13は、ビデオテープレコーダに空のビデオテープが装着されていないとき、ビデオテープレコーダに接続されているテレビジョン受像機に出力させるようにする。これにより、例えば、孫が撮影されているビデオテープを、郵便などで送付することなく、かつ、簡単な操作で、おじいさんの家のテレビジョン受像機に出力させることができる。
【0099】
また、例えば、コピースキャナと、送信先のアドレスが記録されているメディア1(例えば、半導体メモリ90)を読み取る装置を、データ転送装置12に接続させ、データ転送装置12に認識させることにより、コピースキャナによりスキャンされた画像データは、メディア1に記録されている、送信先のデータ転送装置13に接続されているコピースキャナに送信される。データ転送装置13に接続されているコピースキャナは、受信した画像データをプリントして出力する。これにより、例えば、孫が撮影されている写真を、郵便などで送付することなく、かつ、簡単な操作で、おじいさんの家のコピースキャナに写真を出力させることができる。
【0100】
さらに、受信側のデータ転送装置13は、パーソナルコンピュータとすることもできる。この場合、送信側のデータ転送装置12は、受信側のパーソナルコンピュータにより使用されている電子メールソフトのアドレスに対して、データを送信する。また、受信側のパーソナルコンピュータには、あらかじめ、データ転送装置12から送信された電子メールを受信した場合、自動的にCD−Rなどのメディア2に記録するソフトが設けられる。
【0101】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。
【0102】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0103】
この記録媒体は、図2に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア61よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM52やハードディスクなどで構成される。
【0104】
なお、本明細書において、コンピュータプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0105】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0106】
【発明の効果】
以上の如く、第1の本発明によれば、情報を送信することができる。特に、本発明によれば、情報を簡単に送信することができる。
【0107】
第2の本発明によれば、情報を送受信することができる。特に、本願発明によれば、情報の送受信を簡単に行なうことができる。また、送信されてきた情報を簡単に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ転送システムの全体の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ転送装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のCD−Rドライブに装着されるCD−Rを説明する図である。
【図4】図2のスロットに装着される半導体メモリを説明する図である。
【図5】図2データ転送装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図6】図2のデータ転送装置における送受信処理を説明するフローチャートである。
【図7】ICカードを説明する図である。
【符号の説明】
1 データ転送システム, 11 インターネット, 12 データ転送装置, 13 データ転送装置, 21 CD−Rドライブ, 22 スロット, 23表示部, 51 CPU, 52 ROM, 53 RAM, 80 CD−R, 90 半導体メモリ, 91 写真, 111 半導体メモリ検出部, 112 モード設定部, 113 半導体メモリデータ読み出し部, 114 CD−R検出部,115 CD−Rデータ再生部, 116 送信制御部, 117 表示制御部,118 CD−Rイジェクト部, 119 受信制御部, 120 CD−R記録制御部, 150 ICカード, 151 写真
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、情報を簡単に送信することができるようにした送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータやネットワークの発達により、音声、画像、文章、または動画などの様々な情報を遠隔地に送信することができるようになっている。
【0003】
例えば、ユーザが、画像を電子メールなどにより送信する場合、ユーザは、パーソナルコンピュータにインストールされている電子メールを送信するためのソフトウエアを起動して、送信先の電子メールアドレスを入力し、画像を添付して送信する操作を行なうことにより、画像データを電子メールにより送信することができる。
【0004】
また、例えば、特許文献1には、パーソナルコンピュータが、近接された電子機器の識別情報を取得し、その識別情報に基づいて、電子機器とネットワークを介して通信することにより、データを授受することが提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−204239号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されている、パーソナルコンピュータと電子機器との間のデータの授受では、データの授受を行なう2つの機器(いまの例の場合、パーソナルコンピュータと電子機器)を近接させることが必要であり、電子メールなどのように、遠くの機器に対してデータを送信することができないという課題があった。
【0007】
また、パーソナルコンピュータの操作、および、電子メールソフトを使用して送信先の電子メールアドレスを入力するなどの操作は、人間の物理的なデータ転送の直感(例えば、ケーブルを物理的に接続する)とはかけ離れており、送信先の電子メールアドレスの入力においても、抽象化されたものである。例えば、画像を送信したい送信先のユーザの顔や名前を覚えていたとしても、画像を送信するユーザは、送信先のユーザの電子メールアドレスを知らなければ電子メールを送信することができない。
【0008】
さらに、パーソナルコンピュータなどがネットワークに接続されていても、ビデオテープに録画した動画を転送する場合、ユーザは、例えば、パーソナルコンピュータに動画を取り込ませ、適切な閲覧ソフトウエアを起動し、転送ソフトウエアを起動し、さらに、転送先を指定する必要がある。そのため、知識が必要、かつ、手間がかかるという課題があった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、簡単に情報を送信できるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の送信装置は、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する第1の取得手段と、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報を取得する第2の取得手段と、第2の取得手段により取得された情報を、第1の取得手段により取得された宛先に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
前記第1の記録媒体には、宛先を判別するための画像が貼付されているようにすることができる。
【0012】
前記第1の記録媒体と第2の記録媒体は異なる記録媒体とされるようにすることができる。
【0013】
前記第1の記録媒体は、半導体メモリ、ICカード、バーコードが表示されている紙、手書きのアドレスが記載されている紙、名刺、または、写真であるようにすることができる。
【0014】
前記第2の記録媒体は、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ICカード、紙、ビデオテープ、オーディオカセットテープ、8mmデータ記録磁気テープ、または、DLTデータ磁気記録テープであるようにすることができる。
【0015】
本発明の送信方法は、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する第1の取得ステップと、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得された情報を、第1の取得ステップの処理により取得された宛先に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する第1の取得ステップと、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得された情報を、第1の取得ステップの処理により取得された宛先に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の第1のプログラムは、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する第1の取得ステップと、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報を取得する第2の取得ステップと、第2の取得ステップの処理により取得された情報を、第1の取得ステップの処理により取得された宛先に送信する送信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】
本発明の送受信装置は、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する取得手段と、他の送受信装置から送信されてきた情報を第2の記録媒体に記録するか、または、第2の記録媒体に記録されている情報を再生する記録再生手段と、他の送受信装置に情報を送信するか、または、他の送受信装置から送信されてきた情報を受信する送受信手段と、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
前記記録再生手段は、他の送受信装置から情報が送信されてきた場合、送受信手段により受信された情報を、第2の記録媒体に記録した後、第2の記録媒体をイジェクトするようにすることができる。
【0020】
前記第1の記録媒体には、宛先を判別するための画像が貼付されているようにすることができる。
【0021】
前記第1の記録媒体と第2の記録媒体は異なる記録媒体とされるようにすることができる。
【0022】
前記第1の記録媒体は、半導体メモリ、ICカード、バーコードが表示されている紙、手書きのアドレスが記載されている紙、名刺、または、写真であるようにすることができる。
【0023】
前記第2の記録媒体は、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ICカード、紙、ビデオテープ、オーディオカセットテープ、8mmデータ記録磁気テープ、または、DLTデータ磁気記録テープであるようにすることができる。
【0024】
本発明の送受信方法は、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する取得ステップと、他の送受信装置から送信されてきた情報を第2の記録媒体に記録するか、または、第2の記録媒体に記録されている情報を再生する記録再生ステップと、他の送受信装置に情報を送信するか、または、他の送受信装置から送信されてきた情報を受信する送受信ステップと、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップとを含むことを特徴とする。
【0025】
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラムは、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する取得ステップと、他の送受信装置から送信されてきた情報を第2の記録媒体に記録するか、または、第2の記録媒体に記録されている情報を再生する記録再生ステップと、他の送受信装置に情報を送信するか、または、他の送受信装置から送信されてきた情報を受信する送受信ステップと、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】
本発明の第2のプログラムは、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先を取得する取得ステップと、他の送受信装置から送信されてきた情報を第2の記録媒体に記録するか、または、第2の記録媒体に記録されている情報を再生する記録再生ステップと、他の送受信装置に情報を送信するか、または、他の送受信装置から送信されてきた情報を受信する送受信ステップと、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0027】
本発明の送信装置および方法、第1の記録媒体、並びに第1のプログラムにおいては、送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から宛先が取得され、送信する情報が記録されている第2の記録媒体から情報が取得され、情報が宛先に送信される。
【0028】
本発明の送受信装置および方法、第2の記録媒体、並びに第2のプログラムにおいては、第1の記録媒体が装着されているとき送信モードが設定され、装着されていないとき受信モードが設定される。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用したデータ転送システム1の全体の構成例を表わしている。
【0030】
この構成例においては、例えば、データ転送装置12は、インターネット11を介して、データ転送装置13にデータを転送する。
【0031】
データ転送装置12は、装着されたCD−R(Compact Disc Recordable)(後述する図3のCD−R80)に記録されているデータを再生したり、装着されたCD−Rにデータを記録させるCD−Rドライブ21、半導体メモリ(図4の半導体メモリ90)が装着されるスロット22、および、表示部23により構成されている。
【0032】
データ転送装置13は、データ転送装置12のCD−Rドライブ21、スロット22、および表示部23と同様に、CD−Rドライブ31、スロット32、および表示部33を有している。
【0033】
図2は、図1のデータ転送装置12の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0034】
CPU(Central Processing Unit)51は、ROM(Read Only Memory)52に記憶されいてるプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)53には、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。また、ROM52には、データ転送装置12に特有のアドレス(例えば、電子メールアドレス)が、あらかじめ記録されている。
【0035】
CPU51、ROM52、およびRAM53は、内部バス54を介して相互に接続されている。この内部バス54にはまた、入出力インターフェース55も接続されている。
【0036】
入出力インターフェース55には、CD−Rドライブ21、スロット22、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示部23、および、モデム、ターミナルアダプタなどにより構成される通信部56が接続されている。通信部56は、インターネット11を介して他の機器(例えば、図1のデータ転送装置13)と通信を行なう。
【0037】
CD−Rドライブ21には、図3に示されるようなCD−R80がユーザにより、必要に応じて装着される。ユーザが画像、または動画などのデータを転送する場合、転送するデータが記録されているCD−R80をCD−Rドライブ21に装着する。また、ユーザが、画像または動画などのデータを他のデータ転送装置(いまの例の場合、データ転送装置13)から受信する場合、何も記録されていない(空の)CD−R80をCD−Rドライブ21に装着する。
【0038】
スロット22には、図4に示されるような半導体メモリ90が装着される。半導体メモリ90は、例えば、メモリスティック(商標)、スマートメディア(商標)といったフラッシュメモリで構成される。この半導体メモリ90には、送信するユーザが保持するデータ転送装置(例えば、データ転送装置13)に特有のアドレス(宛先)が記憶されており、半導体メモリ90の表面には、記憶されいてるアドレスに対応するユーザ(いまの例の場合、データ転送装置13のユーザ)の写真91が貼付されている。ユーザのアドレスは、送信先をインターネット11を介して特定できるものであれば何でもよく、例えば、電子メールアドレスとされる。
【0039】
例えば、データ転送装置12のユーザ(ユーザA)が、画像データをデータ転送装置13のユーザ(ユーザB)に転送する場合、データ転送装置12のユーザAは、送信先としてのユーザBの写真91が表示されている半導体メモリ90をスロット22に外部から装着し、送信したい画像データが記録されているCD−R80をCD−Rドライブ21に外部から装着する。データ転送装置12のCPU51は、スロット22に、半導体メモリ90に記憶されている送信先のアドレス(いまの例の場合、ユーザBの電子メールアドレス)を読み取らせ、送信先のアドレスを取得する。そして、CPU51は、CD−Rドライブ21により再生されたCD−R80の画像データを、通信部56およびインターネット11を介して、送信先のアドレスに対応するデータ転送装置(いまの例の場合、データ転送装置13)に転送する。
【0040】
また、データ転送装置12のユーザが、他のデータ転送装置(例えば、データ転送装置13)から転送された画像データを受信する場合、ユーザは、データ転送装置12のCD−Rドライブ21に、何も記録されていない(空の)CD−R80を外部から装着する。データ転送装置12の通信部56にインターネット11を介して他のデータ転送装置から画像データが転送されてきた場合、CPU51は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80に、転送されてきた画像データを書き込ませる(記録させる)。
【0041】
入出力インターフェース55にはまた、必要に応じてドライブ60が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア61が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてRAM53にインストールされる。
【0042】
なお、データ転送装置13の構成は図2のデータ転送装置12と同一であるため、その説明は省略する。そして、以下においては、図2は、必要に応じてデータ転送装置13の構成としても引用する。
【0043】
データ転送装置12のソフトウエアを中心とした機能的構成は、図5に示されるようになる。
【0044】
半導体メモリ検出部111は、スロット22に、半導体メモリ90が装着されているか否かを検出する。モード設定部112は、半導体メモリ検出部111とCD−R検出部114の検出結果に基づいて、モード(送信モードまたは受信モード)を設定する。半導体メモリデータ読み出し部113は、スロット22に装着された半導体メモリ90に記録されているデータを読み出す。CD−R検出部114は、CD−Rドライブ21にCD−R80が装着されているか否かを検出する。CD−Rデータ再生部115は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80に記録されているデータを再生し、CD−R記録制御部120は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80にデータを記録するように制御する。
【0045】
送信制御部116は、CD−Rデータ再生部115により再生されたデータを、半導体メモリデータ読み出し部113から読み出された宛先(データ)に送信するように通信部56を制御する。表示制御部117は、表示部23の表示を制御する。CD−Rイジェクト部118は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80をイジェクトする。受信制御部119は、他のデータ転送装置(例えば、データ転送装置13)から送信されてきたデータを受信するように通信部56を制御する。
【0046】
なお、図示は省略するが、データ転送装置13も、図5に示したデータ転送装置12と同様の構成とされている。
【0047】
次に、図6のフローチャートを参照して、図2のデータ転送装置12における送受信処理を説明する。なお、この処理は、データ転送装置12の電源がオンされたとき開始される。
【0048】
ステップS1において、半導体メモリ検出部111は、スロット22に半導体メモリ90が装着されているか否かを判定する。半導体メモリ検出部111により半導体メモリ90が装着されているとの判定結果が入力された場合、ステップS2において、モード設定部112は、送信モードを設定する。
【0049】
ステップS3において、半導体メモリデータ読み出し部113は、モード設定部112から送信モードの通知の入力を受けたとき、スロット22に装着されている半導体メモリ90に記録されているアドレス(宛先)を読み出させ、これを取得する。例えば、半導体メモリ90にデータ転送装置13のユーザの写真が貼付されている場合、半導体メモリ90には、その写真のユーザのデータ転送装置13のアドレス(宛先)が記録されている。
【0050】
ステップS4において、CD−R検出部114は、CD−Rドライブ21にデータが記録されているCD−R80が装着されているか否かを判定する。
【0051】
ステップS4において、データが記録されているCD−R80が装着されていないと判定された場合、ステップS10において、表示制御部117は、いま送信モードが設定されているので、表示部23に、送信するCD−R80(データが記録されているCD−R80)の装着を促すメッセージを表示させる。例えば、ステップS3の処理により読み出された送信先のアドレスがユーザBのアドレスである場合、表示部23には、「ユーザBに送信したいデータが記録されているCD−Rを装着して下さい」などのメッセージが表示される。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。その結果、例えば、途中で半導体メモリ90が離脱された場合、後述するように受信モードが設定される。
【0052】
ステップS4において、データが記録されているCD−R80が装着されていると判定された場合、処理はステップS5に進み、CD−Rデータ再生部115は、CD−Rドライブ21にCD−R80を再生させ、再生データを取得する。
【0053】
ステップS6において、送信制御部116は、ステップS5の処理により再生された再生データを、ステップS3の処理により読み出されたアドレス(半導体メモリ90から読み出されたアドレス)に電子メールに添付する形式で送信する。
【0054】
ステップS7において、送信制御部116は、送信が終了したか否かを判定する。具体的には、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80に記録されていたデータを全て送信し終えたか否かを判定する。まだ送信が終了していないと判定された場合、送信が終了したと判定されるまで待機する。
【0055】
ステップS7において、送信が終了したと判定された場合、処理はステップS8に進み、表示制御部117は、表示部23に送信完了のメッセージを表示させる。このメッセージは、例えば、半導体メモリ90に貼付されている写真が、ユーザBの写真である場合、表示部23には、「ユーザBにデータを送信しました」などのメッセージが表示される。
【0056】
ステップS9において、CD−Rイジェクト部118は、CD−Rドライブ21に、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80をイジェクトさせる。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0057】
このように、ユーザは、スロット22に送信先のユーザの写真が貼ってある半導体メモリ90を装着し、CD−Rドライブ21に、転送するデータが記録されているCD−R80を装着するだけの簡単な操作で、以後、スタートボタン等の操作をせずとも、データが自動的に送信先に送信される。
【0058】
従って、電子機器の操作に不慣れな女性、子供、老人等でも、簡単、かつ、確実にデータを送信することができる。
【0059】
ステップS1において、半導体メモリ90がスロット22に装着されていないと判定された場合、処理はステップS11に進み、モード設定部112は、受信モードを設定する。
【0060】
ステップS12において、CD−R検出部114は、モード設定部112から受信モードの設定の通知を受けたとき、CD−Rドライブ21に空の(データが記録されていない)CD−R80が装着されているか否かを判定する。
【0061】
ステップS12において、空の(何も記録されていないか、未記録領域を有する)CD−R80が装着されていないと判定された場合、処理はステップS16に進み、表示制御部117は、いま、受信モードが設定されているので、空の(何も記録されていないか、未記録領域を有する)CD−R80の装着を促すメッセージを表示部23に表示させる。例えば、表示部23には、「空のCD−Rを装着して下さい」などのメッセージが表示される。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0062】
ステップS12で、空のCD−R80が装着されていると判定された場合、処理はステップS13に進み、受信制御部119は、通信部56がインターネット11を介して、他のデータ転送装置(いまの例の場合、データ転送装置13)からデータを受信したか否かを判定する。ステップS13において、データを受信していないと判定された場合、処理はステップS12に戻り、それ以降の処理が繰り返される。その結果、例えば、半導体メモリ90が途中で装着された場合、上述したように、モードは送信モードに変更される。
【0063】
ステップS13において、データを受信したと判定された場合、処理はステップS14に進み、CD−R記録制御部120は、CD−Rドライブ21に、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80に再生データを記録させるように制御する。この制御に基づいて、CD−Rドライブ21は、CD−Rドライブ21に装着されている(少なくとも一部が空の)CD−R80に受信データを記録する。
【0064】
ステップS15において、CD−R記録制御部120は、CD−R80への記録が完了したか否かを判定する。記録が完了していないと判定された場合、記録が完了したと判定されるまで待機される。
【0065】
ステップS15において、CD−R80への記録が完了したと判定された場合、処理はステップS9に進み、CD−Rイジェクト部118は、CD−Rドライブ21に装着されているCD−R80をイジェクトさせる。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0066】
図6の処理により、半導体メモリ90がスロット22に装着されており(ステップS1においてYESとされ)、かつ、データが記録されているCD−R80がCD−Rドライブ21に装着されている場合(ステップS4においてYESとされた場合)、データ転送装置12は、自動的にCD−R80を再生し、半導体メモリ90に記録されているアドレスに再生データを送信するようにしたので、データの送信処理を簡単に行なうことができる。
【0067】
また、半導体メモリ90がスロット22に装着されておらず(ステップS1においてNOとされ)、空のCD−R80が装着されている状態で(ステップS12においてYESとされた状態で)、他のデータ転送装置(例えば、データ転送装置13)からデータが転送されてきた場合、データ転送装置12は、自動的に受信データを少なくとも一部が空のCD−R80に記録するようにしたので、データの受信処理を簡単に行なうことができる。
【0068】
以上の処理により、データ転送装置12に送信先のアドレスが記録されている記録媒体(いまの例の場合、半導体メモリ90)と送信するデータが記録されている記録媒体(いまの例の場合、CD−R80)をそれぞれ装着させることにより、自動的に(送信ボタンの操作など、さらに特別な操作を必要とすることなく)送信先にデータを送信させることができる。また、他のデータ転送装置からデータが送信されてきた場合、データ転送装置12に、データを記録する記録媒体(いまの例の場合、少なくとも一部が空のCD−R80)を装着させることにより、データを自動的に(特別な操作をすることなく)受信させ、記録させることができる。
【0069】
これにより、データの送受信処理(転送処理)を簡単にすることができる。
【0070】
また、データ転送装置12がデータを送信し終えた後、または、データを受信し、記録し終えた後、記録媒体(いまの例の場合、CD−R80)を自動的にイジェクトするようにしたので、送信し終えた記録媒体、または、記録し終えた記録媒体の取り出し忘れを防ぐことができる。また、送信側には、送信処理が完了したことを、さらに、受信側には、データが受信されたことを確実に認識させることができる。
【0071】
さらに、送信先のアドレスという抽象化された情報(ID情報)をユーザに入力させるのではなく、そのアドレスに対応するユーザ(そのアドレスを有する機器を保持しているユーザ)の写真が貼付されている物理的媒体(いまの例の場合、写真91が貼付されている半導体メモリ90)を選択させるようにしたので、ユーザは、直感的に、送信先のユーザを特定し、選択することができる。
【0072】
従って、ユーザは、アドレス入力を含む煩雑な操作を要求されることなく、より直感的に、郵便を出す感覚で、送信先にデータを送信することができる。これにより、将来的に、様々な機器がネットワークに接続されるようになった場合においても、より広い層のユーザ(子供からお年寄りまで)が、データを送受信できる。
【0073】
また、通常では、パーソナルコンピュータによる処理が必要な場合においても、ユーザは、特にその操作を行なう必要がなく、データを送受信することが可能である。
【0074】
さらに、アドレス(ID情報)は、特定の機器に特化したものではなく、異なる機器に共通して使用することができる。すなわち、例えば、電子メールアドレスと電話番号などの2つの抽象化された記号を機器によって使い分ける必要もない。
【0075】
なお、以上の例は、半導体メモリ90を、送信先のアドレスが記録されている記録媒体としたが、この記録媒体(以下、メディア1と称する)は、アドレスを書き込んだ、接触式または非接触式のICカード、アドレスを含むバーコードが表示されている紙、手書きのアドレスが記載されている紙、アドレスが印刷された名刺、または、アドレスが埋め込まれた写真とすることもできる。
【0076】
例えば、メディア1が図7に示されるようなICカード150とされる場合、スロット22には、接触式または非接触式のICカード読み取り部が設けられる。また、ICカード150の表面には、半導体メモリ90の場合と同様に、ユーザの写真151が貼付されている。ICカード150には、写真に対応するユーザが有するデータ転送装置13のアドレスが記録されている。
【0077】
また、例えば、メディア1がバーコードが表示されている紙とされる場合、スロット22には、バーコードリーダが設けられる。このバーコードは、勿論、ユーザのアドレスを含み、紙には、ユーザの写真が表示されている。
【0078】
さらに、例えば、メディア1が手書きのアドレスが記載されている紙とされる場合、スロット22には、OCR(Optical Character Recognition)が設けられる。OCRは、手書きのアドレスを読み込み、テキストデータに変換する。この紙には、勿論、ユーザの写真が貼付されている。名刺にアドレスが印刷されている場合においても、スキャナにより読み取ることができる。
【0079】
メディア1が写真とされた場合、スロット22には、写真の一部に、例えば、透かしにより埋め込まれたアドレスを読み取り、復号する復号装置が設けられる。
【0080】
このように、メディア1に送信先のユーザのアドレスを記録し、記録したアドレスに対応するユーザの写真を貼付させることにより、データを転送しようとするユーザは、アドレスを覚えていなくても、感覚的に(写真から)、送信先のユーザを判別することができる。
【0081】
また、メディア1は、データ転送装置12のユーザが、パーソナルコンピュータの操作方法を知らない場合においても、メーカ、または、パーソナルコンピュータを有する知人などに、データ転送装置12のアドレスをメディア1に記録してもらい、メディア1に写真を貼付するだけで、メディア1は容易に作成することができる。
【0082】
また、以上の例は、CD−R80を、送信するデータの記録媒体としたが、この記録媒体(以下、メディア2と称する)は、光ディスク(例えば、CD(Compact Disc)、CD−RW(Compact Disc ReWritble)、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritble)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、DVD+R(Digital Versatile Disk Recordable)、DVD+RW(Digital Versatile Disc ReWritble))、光磁気ディスク(例えば、MD(Mini Disc)、MO(Magneto Optical)ディスク)、半導体メモリ、ICカード、紙、ビデオテープ、オーディオカセットテープ、8mmデータ記録磁気テープ、または、DLT(Digital Linear Tape)(商標)データ磁気記録テープとすることもできる。
【0083】
例えば、メディア2が、CD−RWとされる場合、CD−Rドライブ21は、CD−RWドライブとされる。
【0084】
また、例えば、メディア2が、原稿が記載されている紙とされる場合、CD−Rドライブ21は、スキャナとされる。スキャナは、紙に記載されている原稿を読み取り、CPU51は、読み取ったデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0085】
さらに、例えば、メディア2が、ビデオテープとされる場合、CD−Rドライブ21は、ビデオテープレコーダとされる。ビデオテープレコーダは、ビデオテープに記録されているデータを再生し、CPU51は、再生したデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0086】
また、例えば、メディア2が、オーティオカセットテープ(音楽データが記録されている記録媒体)とされる場合、CD−Rドライブ21は、オーディオカセットテープレコーダとされる。オーディオカセットテープレコーダは、オーディオカセットテープに記憶されているデータを再生し、CPU51は、再生したデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0087】
さらに、例えば、メディア2が、8mmデータ記録磁気テープ(バックアップストリームデータが記録されている記録媒体)とされている場合、CD−Rドライブ21は、8mmデータ記録磁気テープの記録再生装置とされる。この記録再生装置は、8mmデータ記録磁気テープに記憶されているデータを再生し、CPU51は、再生したデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0088】
また、例えば、メディア2が、DLTデータ磁気記録テープ(バックアップストリームデータが記録されている記録媒体)とされている場合、CD−Rドライブ21は、DLTデータ磁気記録テープの記録再生装置とされる。この記録再生装置は、8mmデータ記録磁気テープに記憶されているデータを再生し、CPU51は、再生したデータを通信部56を介して送信先のアドレスに送信する。
【0089】
メディア2は記録再生できる記録媒体であればよく、メディア1は再生できる記録媒体であればよい。
【0090】
なお、メディア2とメディア1は、基本的には異なるメディアとされる。例えば、メディア2がICカードとされる場合、メディア1は、ICカードではない。メディア1とメディア2を同一のメディアとすることも可能であるが、その場合でも、データ転送装置12,13には、それぞれ専用の装着部(すなわち、2個の装着部)が一体的に設けられる。
【0091】
また、メディア2として複数種類(例えば、半導体メモリとCD−Rの2種類)のメディアが装着できるようにしてもよい。この場合、例えば、送信側のデータ転送装置12において、半導体メモリの再生データを送信する場合、受信側のデータ転送装置13は、送信側と同じ記録媒体、すなわち、いまの例の場合、半導体メモリに記録させるようにする。すなわち、同一のメディアに転送を行なうようにする。
【0092】
さらに、メディア1に、記録されているアドレスに対応するユーザの写真を貼付するようにしたが、これに限らず、名前、ニックネーム、キャラクター等、ユーザを迅速かつ確実に特定できる情報であれば何でも良い。
【0093】
また、以上の例では、メディア1にアドレスとして、例えば、電子メールアドレスを記録させるようにしたが、送信先を特定できるような情報であれば、他のものでも良い。
【0094】
さらに、送信するデータは、画像、文書、テキスト、それらの混合データ等、各種のデータとすることができる。
【0095】
なお、以上の例では、インターネット11を介して情報を送受信するようにしたが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、その他のネットワーク、または、それらを組み合わせたネットワークで送受信するようにしてもよい。この場合、サーバに負担をかけることなく、大きい容量の情報を送受信することも可能となる。
【0096】
メディア1とメディア2の装着部の少なくとも一方は、データ転送装置本体とは別体に構成することもできる。
【0097】
例えば、ビデオテープレコーダと送信先のアドレスが記録されているメディア1(例えば、半導体メモリ90)を読み取る装置をデータ転送装置12に接続させ、データ転送装置12に認識させることにより、ビデオテープレコーダにより再生された映像データ(ビデオテープに記録されている映像データ)を、メディア1に記録されている、送信先のデータ転送装置13に接続されるビデオテープレコーダに送信させ、ビデオテープレコーダに装着されているビデオテープに記録させることができる。
【0098】
他の例として、ビデオテープに記録させるだけでなく、ビデオテープレコーダに直接接続されているテレビジョン受像機に出力させることも可能である。この場合、受信側のデータ転送装置13は、ビデオテープレコーダに空のビデオテープが装着されていないとき、ビデオテープレコーダに接続されているテレビジョン受像機に出力させるようにする。これにより、例えば、孫が撮影されているビデオテープを、郵便などで送付することなく、かつ、簡単な操作で、おじいさんの家のテレビジョン受像機に出力させることができる。
【0099】
また、例えば、コピースキャナと、送信先のアドレスが記録されているメディア1(例えば、半導体メモリ90)を読み取る装置を、データ転送装置12に接続させ、データ転送装置12に認識させることにより、コピースキャナによりスキャンされた画像データは、メディア1に記録されている、送信先のデータ転送装置13に接続されているコピースキャナに送信される。データ転送装置13に接続されているコピースキャナは、受信した画像データをプリントして出力する。これにより、例えば、孫が撮影されている写真を、郵便などで送付することなく、かつ、簡単な操作で、おじいさんの家のコピースキャナに写真を出力させることができる。
【0100】
さらに、受信側のデータ転送装置13は、パーソナルコンピュータとすることもできる。この場合、送信側のデータ転送装置12は、受信側のパーソナルコンピュータにより使用されている電子メールソフトのアドレスに対して、データを送信する。また、受信側のパーソナルコンピュータには、あらかじめ、データ転送装置12から送信された電子メールを受信した場合、自動的にCD−Rなどのメディア2に記録するソフトが設けられる。
【0101】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。
【0102】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0103】
この記録媒体は、図2に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア61よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM52やハードディスクなどで構成される。
【0104】
なお、本明細書において、コンピュータプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0105】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
【0106】
【発明の効果】
以上の如く、第1の本発明によれば、情報を送信することができる。特に、本発明によれば、情報を簡単に送信することができる。
【0107】
第2の本発明によれば、情報を送受信することができる。特に、本願発明によれば、情報の送受信を簡単に行なうことができる。また、送信されてきた情報を簡単に記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ転送システムの全体の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ転送装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のCD−Rドライブに装着されるCD−Rを説明する図である。
【図4】図2のスロットに装着される半導体メモリを説明する図である。
【図5】図2データ転送装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図6】図2のデータ転送装置における送受信処理を説明するフローチャートである。
【図7】ICカードを説明する図である。
【符号の説明】
1 データ転送システム, 11 インターネット, 12 データ転送装置, 13 データ転送装置, 21 CD−Rドライブ, 22 スロット, 23表示部, 51 CPU, 52 ROM, 53 RAM, 80 CD−R, 90 半導体メモリ, 91 写真, 111 半導体メモリ検出部, 112 モード設定部, 113 半導体メモリデータ読み出し部, 114 CD−R検出部,115 CD−Rデータ再生部, 116 送信制御部, 117 表示制御部,118 CD−Rイジェクト部, 119 受信制御部, 120 CD−R記録制御部, 150 ICカード, 151 写真
Claims (17)
- 情報を送信する送信装置において、
送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から前記宛先を取得する第1の取得手段と、
送信する前記情報が記録されている第2の記録媒体から前記情報を取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得された前記情報を、前記第1の取得手段により取得された前記宛先に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする送信装置。 - 前記第1の記録媒体には、前記宛先を判別するための画像が貼付されている
ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。 - 前記第1の記録媒体と前記第2の記録媒体は異なる記録媒体とされる
ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。 - 前記第1の記録媒体は、半導体メモリ、ICカード、バーコードが表示されている紙、手書きのアドレスが記載されている紙、名刺、または、写真である
ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。 - 前記第2の記録媒体は、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ICカード、紙、ビデオテープ、オーディオカセットテープ、8mmデータ記録磁気テープ、または、DLTデータ磁気記録テープである
ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。 - 情報を送信する送信装置の送信方法において、
送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から前記宛先を取得する第1の取得ステップと、
送信する前記情報が記録されている第2の記録媒体から前記情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第2の取得ステップの処理により取得された前記情報を、前記第1の取得ステップの処理により取得された前記宛先に送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする送信方法。 - 情報を送信するプログラムであって、
送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から前記宛先を取得する第1の取得ステップと、
送信する前記情報が記録されている第2の記録媒体から前記情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第2の取得ステップの処理により取得された前記情報を、前記第1の取得ステップの処理により取得された前記宛先に送信する送信ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 情報を送信するプログラムであって、
送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から前記宛先を取得する第1の取得ステップと、
送信する前記情報が記録されている第2の記録媒体から前記情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第2の取得ステップの処理により取得された前記情報を、前記第1の取得ステップの処理により取得された前記宛先に送信する送信ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 情報を送受信する送受信装置において、
送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から前記宛先を取得する取得手段と、
他の送受信装置から送信されてきた前記情報を第2の記録媒体に記録するか、または、前記第2の記録媒体に記録されている前記情報を再生する記録再生手段と、
前記他の送受信装置に前記情報を送信するか、または、前記他の送受信装置から送信されてきた前記情報を受信する送受信手段と、
前記第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定手段と
を備えることを特徴とする送受信装置。 - 前記記録再生手段は、前記他の送受信装置から前記情報が送信されてきた場合、前記送受信手段により受信された前記情報を、前記第2の記録媒体に記録した後、前記第2の記録媒体をイジェクトする
ことを特徴とする請求項9に記載の送受信装置。 - 前記第1の記録媒体には、前記宛先を判別するための画像が貼付されている
ことを特徴とする請求項9に記載の送受信装置。 - 前記第1の記録媒体と前記第2の記録媒体は異なる記録媒体とされる
ことを特徴とする請求項9に記載の送受信装置。 - 前記第1の記録媒体は、半導体メモリ、ICカード、バーコードが表示されている紙、手書きのアドレスが記載されている紙、名刺、または、写真である
ことを特徴とする請求項9に記載の送受信装置。 - 前記第2の記録媒体は、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ICカード、紙、ビデオテープ、オーディオカセットテープ、8mmデータ記録磁気テープ、または、DLTデータ磁気記録テープである
ことを特徴とする請求項9に記載の送受信装置。 - 情報を送受信する送受信装置の送受信方法において、
送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から前記宛先を取得する取得ステップと、
他の送受信装置から送信されてきた前記情報を第2の記録媒体に記録するか、または、前記第2の記録媒体に記録されている前記情報を再生する記録再生ステップと、
前記他の送受信装置に前記情報を送信するか、または、前記他の送受信装置から送信されてきた前記情報を受信する送受信ステップと、
前記第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップと
を含むことを特徴とする送受信方法。 - 情報を送受信するプログラムであって、
送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から前記宛先を取得する取得ステップと、
他の送受信装置から送信されてきた前記情報を第2の記録媒体に記録するか、または、前記第2の記録媒体に記録されている前記情報を再生する記録再生ステップと、
前記他の送受信装置に前記情報を送信するか、または、前記他の送受信装置から送信されてきた前記情報を受信する送受信ステップと、
前記第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - 情報を送受信するプログラムであって、
送信先の宛先が記録されている第1の記録媒体から前記宛先を取得する取得ステップと、
他の送受信装置から送信されてきた前記情報を第2の記録媒体に記録するか、または、前記第2の記録媒体に記録されている前記情報を再生する記録再生ステップと、
前記他の送受信装置に前記情報を送信するか、または、前記他の送受信装置から送信されてきた前記情報を受信する送受信ステップと、
前記第1の記録媒体が装着されているとき送信モードを設定し、装着されていないとき受信モードを設定する設定ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002358944A JP2004192300A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002358944A JP2004192300A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004192300A true JP2004192300A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32758487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002358944A Withdrawn JP2004192300A (ja) | 2002-12-11 | 2002-12-11 | 送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004192300A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521365A (ja) * | 2004-11-19 | 2008-06-19 | ティヴォ インク | マルチメディアコンテンツの安全な転送およびプレイバックのための方法および装置 |
JP2012142985A (ja) * | 2004-11-19 | 2012-07-26 | Tivo Inc | マルチメディアコンテンツの安全な転送およびプレイバックのための方法および装置 |
-
2002
- 2002-12-11 JP JP2002358944A patent/JP2004192300A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521365A (ja) * | 2004-11-19 | 2008-06-19 | ティヴォ インク | マルチメディアコンテンツの安全な転送およびプレイバックのための方法および装置 |
JP2012142985A (ja) * | 2004-11-19 | 2012-07-26 | Tivo Inc | マルチメディアコンテンツの安全な転送およびプレイバックのための方法および装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8554690B2 (en) | Techniques for using media keys | |
US20070229678A1 (en) | Camera for generating and sharing media keys | |
CN103037012B (zh) | 文件传送系统 | |
US20070230703A1 (en) | Transmission of media keys | |
US7805679B2 (en) | Apparatus and method for generating slide show and program therefor | |
EP1840898A1 (en) | Techniques for using media keys | |
US20040263644A1 (en) | Electronic apparatus, directory generating method, directory reading method and computer program | |
US6981646B2 (en) | Chip embedded trading card, recording and/or reproducing apparatus therefor, and message building method | |
US20070121009A1 (en) | Method, apparatus and program for image selection | |
US7487226B2 (en) | System and method for transferring digital content on a memory card | |
JP4365305B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US20060224772A1 (en) | Apparatus and computer readable medium for transporting and processing digital media | |
JP2004192300A (ja) | 送信装置および方法、送受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム | |
KR20050074628A (ko) | 카피 기능을 갖는 프로그램 및 이 프로그램을 기록한 정보기록 매체 | |
CN101315798B (zh) | 适配器设备及其控制方法以及信息处理设备 | |
JP3715587B2 (ja) | デジタル放送受信装置の制御方法 | |
US20060109752A1 (en) | Direct connection of a data storage device and a consumer electronic device | |
JP4892162B2 (ja) | 情報記録媒体及びその生産方法 | |
JP4862200B2 (ja) | コンテンツ転送システム | |
KR20010038094A (ko) | 디지털 카메라 기능을 이용한 영상 자동 판매기 | |
JP7012547B2 (ja) | データ抽出システム、データ抽出プログラム、データ抽出方法、データ保管先装置、データ保管先装置の制御方法およびデータ保管先装置のプログラム | |
GB2358729A (en) | Digital data storage and presentation device | |
FR2834173A1 (fr) | Systeme d'archivage et de reproduction des images, delogees d'une memoire pour machines numeriques, et equipements relatif | |
JP2003304479A (ja) | 画像音声記録端末及び情報記録媒体並びにプログラム | |
JP2005166131A (ja) | 再生装置及び制御プログラム並びに記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |