JP2004191597A - 融着接続機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量で能率的に融着作業を実行すること。
【解決手段】光ファイバの融着接続に伴う所定の操作指示を行う操作部本体2と、前記光ファイバを対向配置させて把持し、光ファイバ45の端部を放電によって融着接続する融着接続部3とを有し、操作部本体2の長手方向の一端部に融着接続部3がT字形に配置されるとともに、1個当たりの電圧がニッケル水素電池より高いリチウムイオン電池を収納する電池用アダプタ部24を、操作部本体2の収納部23に装着させて、この電池用アダプタ部24から操作部本体2および融着接続部3に電源電圧を供給する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、対向配置された光ファイバを放電によって融着接続する際に、融着接続機の操作部本体および融着接続部に電源を供給する融着接続機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバの端部を突き合せ、放電によって融着接続する融着接続機が種々提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この融着接続機は、光ファイバの端部を観察する画像観察機構と、撮像画像から光ファイバ断面の輝度分布波形のパラメータデータを計測する画像処理部と、計測された前記パラメータデータを予めデータ登録部に登録されているファジー化データから帰属度を求めてファジー化して光ファイバ種別を識別するファジー演算部と、識別された前記光ファイバ種別を予め有着接続条件登録部に登録されている光ファイバ種別ごとの有着接続条件と照合する照合部と、照合結果を表示する表示装置と、融着接続機構と、制御部とを備えている。この従来の融着接続機では、バッテリとしてニッケル水素電池が用いられており、このニッケル水素電池から電源を供給して上述した各機器を動作させていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−169050号公報(第3−4頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の融着接続機は、高性能で、多くの機能を有していることから、動作電圧が12(V)±10%程度必要であり、ニッケル水素電池1個の電圧は平均1.2(V)なので、10個程度の電池が必要となってしまう。このようなことも原因となって、従来の融着接続機は、箱型の本体の上部に融着接続機構が設けられた大型の機械で、数kg以上の重さがあった。
【0005】
特に、近年では、光通信技術の発展に伴い、光ファイバ通信ネットワークにおける光アクセスシステムの一つとして幹線から各家庭までを光ファイバで結ぶFTTH(fiber to the home)が必要となった。この場合に、幹線から分岐した光ファイバを家庭用の光ファイバと接続するときの作業は主として屋外、特に電柱等の近傍に配置され、多数の光ファイバを端末処理して収容したクロージャー部分における作業となる。このため、従来の融着接続機では、接続のために十分な余長を確保する必要があり、大き過ぎて重いことから使い勝手が悪く、光ファイバを接続する際の作業能率が悪いという問題があった。
【0006】
この発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、小型軽量で能率的に融着作業を実行することができる融着接続機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる融着接続機では、光ファイバの融着接続に伴う所定の操作指示を行う操作部本体と、前記光ファイバを対向配置させて把持し、当該光ファイバの端部を放電によって融着接続する融着接続部とを有する融着接続機において、前記操作部本体は、収納部と、リチウム電池を収納して該収納部に着脱自在に装着される電池用アダプタ部とを備え、前記装着された電池用アダプタ部から電源を前記操作部本体および前記融着接続部に供給することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、操作部本体と融着接続部とを有する融着接続機において、1個当たりの電圧がニッケル水素電池より高いリチウムイオン電池を収納する電池用アダプタ部を、操作部本体の収納部に装着させて、この電池用アダプタ部から操作部本体および融着接続部に電源を供給することで、電池を従来の1/3程度の本数で構成して、融着接続機の小型・軽量化を図る。
【0009】
この発明の請求項2にかかる融着接続機では、光ファイバの融着接続に伴う所定の操作指示を行う操作部本体と、前記光ファイバを対向配置させて把持し、当該光ファイバの端部を放電によって融着接続する融着接続部とを有し、前記操作部本体の長手方向の一端部に前記融着接続部がT字形に配置される融着接続機において、前記操作部本体は、収納部と、リチウム電池を収納して該収納部に着脱自在に装着される電池用アダプタ部とを備え、前記装着された電池用アダプタ部から電源を前記操作部本体および前記融着接続部に供給することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、操作部本体と融着接続部がT字形に配置される融着接続機において、1個当たりの電圧がニッケル水素電池より高いリチウムイオン電池を収納する電池用アダプタ部を、操作部本体の収納部に装着させて、この電池用アダプタ部から操作部本体および融着接続部に電源を供給することで、電池を従来の1/3程度の本数で構成して、融着接続機の小型・軽量化を図る。
【0011】
また、請求項3にかかる融着接続機では、前記操作部本体内に配置される通信装置と、前記収納部に着脱自在に装着されるとともに、電源ケーブルと、通信ケーブルが接続されたインターフェース部とが収納され、かつ前記電池用アダプタ部と同一形状の通信用アダプタ部とをさらに備え、前記装着された通信用アダプタ部および電源ケーブルを介して、外部から電源を少なくとも前記通信装置に供給するとともに、前記通信用アダプタ部および通信ケーブルを介して外部とデータ通信を行うことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、電池用アダプタ部と同一形状の通信用アダプタ部を収納部に装着させるとともに、操作部本体内に通信装置を設け、外部からの電源供給および通信装置と外部との間でデータ通信を可能にする。
【0013】
また、請求項4にかかる融着接続機では、前記収納部は、前記電源用アダプタ部または前記通信用アダプタ部に接続するとともに、電源供給用の雄型端子とデータ通信用の雄型端子を有するコネクタを備え、前記電池用アダプタ部が前記収納部に装着されると、前記コネクタを介して電源が前記操作部本体および前記融着接続部に供給され、前記通信用アダプタ部が前記収納部に装着されると、前記コネクタを介して外部とデータ通信を行うことを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、操作部本体内の操作用基板と、電池用アダプタ部および通信用アダプタ部は、コネクタのみを介して接続させて、操作部本体および融着接続部への電源供給や外部とのデータ通信を行うようにして、融着接続機の防水性を高める。
【0015】
また、請求項5にかかる融着接続機では、前記収納部は、凸形状の嵌合部材を有し、前記電池用アダプタ部および通信用アダプタ部は、前記凸形状の嵌合部と嵌合される凹形状の嵌合部を有し、前記凸形状の嵌合部に前記凹形状の嵌合部を嵌合させて、前記各アダプタ部を前記収納部に装着せしめることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、凸形状の嵌合部からなるフック部と、凹形状の嵌合部からなる孔部とを嵌合させることで、アダプタ部を収納部に固定・装着させる。
【0017】
また、請求項6にかかる融着接続機では、前記電池用アダプタ部と通信用アダプタ部とは、使用用途に応じて、前記収納部に装着されることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、光ファイバの融着接続を行う場合には、電池用アダプタ部を収納部に装着させて、操作部本体および融着接続部への電源供給を可能にし、またデータ通信を行う場合には、通信用アダプタ部を収納部に装着させて、外部の通信手段と融着接続機とのデータ通信を可能にする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に図1〜図6の添付図面を参照して、この発明にかかる融着接続機の好適な実施の形態を説明する。
【0020】
(実施の形態)
図1は、この発明の実施の形態である単心の光ファイバを接続する融着接続機を示し、風防カバーを開き、光ファイバを把持したホルダをホルダ台に設置した状態の融着接続機を上側から見た平面図である。図2は、風防カバーを開いた状態の融着接続機を右側から見た一部断面を有する側面図である。図3は、図2に示したA−B矢示した一部断面を有する平面図である。図4は、風防カバーを閉じた融着接続機を下側から見た斜視図である。図5は、風防カバーを閉じた融着接続機の斜視図である。
【0021】
融着接続機1は、光ファイバの融着接続に必要な最小限の機能のみを備え、直流電源によって駆動される約1kgの小型軽量な接続機で、図1,5に示すように、操作部本体2と融着接続部3とがT字形に配置されている。融着接続機1は、操作部本体2を保持して光ファイバの融着接続に使用され、内部にはモニタ機構20が設けられている。
【0022】
操作部本体2は、標準的な体型を有する作業者が掌中に保持して接続作業することができるように、図1、図2に示すように、略直方体形状されると共に、上面が融着接続部3側へ向かって高くなる傾斜面に成形され、長手方向一方の上部に表示部21と入力部22が配置されると共に、他方上部に融着接続部3がT字形に配置され、入力部22側の幅及び厚さが10cm以下に成形されている。なお、入力部22側の幅および厚さを7cm以下に成形すると、より掌中に保持し易くなり好ましい。
【0023】
表示部21は、操作部本体2の融着接続部3側に配置される液晶表示部分で、光ファイバの接続作業に関する進行状況を表示する他、融着接続機1の作動に関する入力等の情報を表示する。入力部22には、電源のオン/オフ操作をする電源キー22a、表示部21におけるカーソルの上移動並びに接続動作を開始させるカーソルキー22b或いはカーソルの下移動を操作するカーソルキー22c、リセットキー22d、選択決定キー22e、動作開始あるいは位置停止を入力する操作キー22f等の各種操作キーの他、電源のオン/オフ状態を表示するモニタランプ22g等が設けられている。
【0024】
また、操作部本体2は、内部にコネクタを介して接続された、図示しないLCD基板とCPU基板、および図2に示すように、パワーボード2aと放電基板2bが設けられ、このパワーボード2aには通信装置2cが配設され、パワーボード2aから電源が供給されている。このLCD基板、CPU基板、パワーボード2a及び放電基板2bは、コネクタを介して相互に接続されている。CPU基板には、融着接続機1の作動を制御するCPUが設けられている。
【0025】
また、操作部本体2において、長手方向一方の下部には、図2、図4に示すように、電池用アダプタ部24または通信用アダプタ部25が装着される収納部23が形成されている。この収納部23の奥部23aには、図3、図4に示すように、アダプタの挿入側となる外方に向けて突設された複数の雄型の接続ピン2d1〜2d6を有するバッテリコネクタ2dが固設され、収納部23の裏側の操作部本体2内部には、これらの接続ピン2d1〜2d6と接続されたバッテリコネクタボード2eが設けられている。これら接続ピン2d1〜2d6のうち、接続ピン2d1〜2d4は通信用接続ピンであり、接続ピン2d5はGND用接続ピンであり、接続ピン2d6は12(V)の電源用接続ピンである。
【0026】
このバッテリコネクタボード2eには、電源用コネクタ2e1と通信用コネクタ2e2が設けられており、電源用コネクタ2e1は、パワーボード2aに設けた電源用コネクタと電源ケーブル2fによって接続され、通信用コネクタ2e2は、通信装置2cと通信用ケーブル2gによって接続されている。
【0027】
また、収納部23の幅方向の両端部には、図3、図4に示すように、所定位置にL字型のフック23bが、たとえば2個ずつ吊設されており、収納部23に挿入された各アダプタ部24,25を操作部本体2に固定・装着させている。
【0028】
電池用アダプタ部24は、複数のリチウムイオン電池をパッケージ化したバッテリパックである。通常、リチウムイオン電池1個の電圧は平均3.6(V)であり、この融着接続機1の動作電圧は12(V)±10%程度であるので、この電池用アダプタ部24には、3個のリチウムイオン電池が収納されることとなる。また、電池用アダプタ部24は、雌型の電源供給用接続ピンを有する図示しないコネクタを備え、この電池用アダプタ部24が収納部23に挿入されると、この雌型の電源供給用接続ピンとバッテリコネクタ2dの雄型の電源用接続ピン2d6とが接続され、これら係合したコネクタを介して電池用アダプタ部24から電源電圧が、操作部本体2のLCD基板、CPU基板、パワーボード2a、放電基板および融着接続部3などに供給されている。
【0029】
また、通信用アダプタ部25は、交流電源に接続された電源コード25aの端部に設けた図示しない電源アダプタと、通信ケーブル25bの端部に設けた図示しない通信アダプタが収納されているバッテリパックである。この通信用アダプタ部25には、複数の雌型の通信用接続ピン(実施の形態では4本)と、雌型のGND用接続ピンと、雌型の電源供給用接続ピンを有する図示しないコネクタを備え、この通信用アダプタ部25が収納部23に挿入されると、これら雌型の通信用接続ピンとバッテリコネクタ2dの雄型の通信用接続ピン2d1〜2d4と、この雌型のGND用接続ピンとバッテリコネクタ2dの雄型のGND用接続ピン2d5と、また雌型の電源供給用接続ピンとバッテリコネクタ2dの雄型の電源用接続ピン2d6とがそれぞれ接続されている。この実施の形態では、これら係合したコネクタを介して外部と通信装置の間でデータ通信が可能になるとともに、これら係合したコネクタを介して電池用アダプタ部24から電源電圧が、操作部本体2のLCD基板、CPU基板、パワーボード2a、放電基板および融着接続部3などに供給されている。
【0030】
これら電池用アダプタ部24と通信用アダプタ部25の外観の形状は、同一形状の長方体で構成されており、その幅が7cm以下、厚さが1.5cm以下、長さが8cm以下に形成されるとともに、図4に示すように、幅方向の両端部には、孔部26aがフック23bと同じ数、たとえば2個ずつ設けられている。そして、この電池用アダプタ部24または通信用アダプタ部25を収納部23へ挿入すると、この収納部23のL字型のフック23bと孔部26aとが嵌合されるとともに、このアダプタ部24または25のコネクタと収納部23のコネクタ2dが係合することによって、操作部本体2の下部にこのアダプタ部24または25が装着されて固定されることとなる。このように、電池用アダプタ部24および通信用アダプタ部25は、操作部本体2と交換自在に接続させることができる(図4、図5参照)。
【0031】
なお、融着接続部3は、図1、図2および図5に示すように、1組のホルダ台4と、放電電極5と、本体2の前方上部に取り付けられる風防カバー6とを有している。ここで、1組のホルダ台4と放電電極5は、内部の支持基板3a上に設置され、支持基板3aは、磁性金属から成形されている。
【0032】
ホルダ台4は、図1に示すように、光ファイバ45を把持した磁性金属からなるホルダ46をそれぞれ対向させて配置する台で、融着接続部3の中央に配置される支持部材7の両側に1つずつ配置されている。
【0033】
放電電極5は、図1に示すように、光ファイバ45に対して直交させて対向配置され、対向配置された光ファイバ45の端部を放電によって融着接続する。放電電極5は、支持部材7に支持され、収納部23に挿着した電池用アダプタ部24から供給される電源電圧によって電極間にアーク放電を発生しており、この発生したアーク放電によって、対向配置された2本の光ファイバ45が先端部分で融着接続される。そして、この一連の融着接続の状態は、電池用アダプタ部24から供給される電源電圧によって駆動する操作部本体2の表示部21に表示される。
【0034】
モニタ機構20は、図示しない光源、ダブプリズム、レンズ部材及び撮像素子を有し、光源および撮像素子は、収納部23に挿着した電池用アダプタ部24から供給される電源電圧によって駆動して、融着接続される光ファイバ45の端部をモニタする。
【0035】
通信装置2cは、主に融着接続機の補修用に用いられるもので、たとえば操作部本体2のCPU基板などのプログラムの書き換えを行う時やプログラムのバージョンアップを行う時に、収納部23に挿着した通信用アダプタ部25から供給される電源電圧によって駆動して、たとえば通信用ケーブル2gに接続されたパソコンと、この通信用アダプタ部25を介してデータ通信を行っている。
【0036】
このように、この実施の形態では、電池1個当たりの電圧値がニッケル水素電池の3倍の電圧を得られるリチウムイオン電池を、融着接続機のバッテリに用いることで、従来融着接続機では10個使用していた電池を、3分の一の3個で済むので、融着接続機における電池の占める容積を大幅に削減することができ、これにより融着接続機全体の小型・軽量化を図ることができる。
【0037】
すなわち、この実施の形態にかかる融着接続機1は、本体2と融着接続部3とがT字形に配置され、本体2略中央における幅及び厚さが約7cmで、全体の重さが約1kgの小型軽量な接続機とされている。このため、例えば、FTTHのようなアクセスシステムにおいて幹線から分岐した単心光ファイバを家庭用の単心光ファイバと接続する場合等に、融着接続機1は、使用上優れた特性を発揮する。すなわち、図6に示すように、高所作業車のブーム8先端に支持された作業バケット9に乗り込んだ作業員が、本体2を保持して融着接続機1を簡単に取り扱うことができ、小型なことから電柱Pの近傍に配置されたクロージャーC内に融着接続部3を差し込むことができるので、光ファイバの融着接続作業をクロージャーC内で容易に行うことができる。
【0038】
また、この実施の形態にかかる融着接続では、たとえば上記クロージャ−内の光ファイバの断線などの緊急時に使用されることが多くあり、メモリ効果が全くなく、500回以上の採掘使用が可能でサイクル寿命が長く、短時間の急速充電が可能で、かつ保存特性が良いリチウムイオン電池を使用することで、使用頻度が少ない状態での緊急の使用時にも十分対応することができ、能率的に融着作業を実行することができる。
【0039】
また、この実施の形態にかかる融着接続機では、リチウムイオン電池を使用することで、高出力が取り出せるので、昇圧回路などが不要となり、また電池内部に2重、3重の安全機構が組み込まれており、溶着接続機内に保護回路を設ける必要がないので、部品点数を削減できるとともに、製作コストを削減することができる。
【0040】
また、この実施の形態では、同じ外観の形状を有する電池用アダプタ部および通信用アダプタ部を用途に応じて、操作部本体に交換自在に接続させるので、通常の光ファイバの融着接続の動作とともに、プログラムのバージョンアップなどの補修用にデータ通信も行うことができるので、汎用性の高い融着接続機が提供できる。
【0041】
また、この実施の形態では、操作部本体内の操作用基板と、電池用アダプタ部および通信用アダプタ部は、雄型の接続ピンを有するコネクタのみを介して接続させて、操作部本体および融着接続部への電源供給や外部とのデータ通信を行うので、屋外で使用される融着接続機の防水性をよりいっそう高めることができる。
【0042】
また、この実施の形態では、電池用アダプタ部および通信用アダプタ部をフック機構を用いて操作部本体に直接嵌合させて装着するので、アダプタ部を容易に操作部本体に固定・装着させることができ、アダプタ部を保持するホルダなどの保持部材が不要となる。
【0043】
また、この実施の形態では、操作部本体に電池を装着することで、操作部本体と、融着接続を行う各機器が設けられた融着接続部との重量バランスを良くして、持ち易くすることにより、さらに作業性を向上させることができる。
【0044】
この発明は、これら実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明では、電圧が高いリチウムイオン電池を収納する電池用アダプタ部を、操作部本体に装着させ、電池用アダプタ部から電源を操作部本体および融着接続部に電源を供給するので、融着接続機の小型・軽量化を図ることができる。
【0046】
また、この発明では、電池用アダプタ部と同一形状の通信用アダプタ部を収納部に装着させるとともに、操作部本体内に通信装置を設け、通信用アダプタと接続させたので、外部から電源供給および通信装置と外部との間でデータ通信が可能となり、汎用性の高い融着接続機を得ることができる。
【0047】
また、この発明では、操作部本体内の操作用基板と電池用アダプタ部は、雌型端子と雄型端子をそれぞれ有するコネクタのみを介して接続されるので、融着接続機の防水性を高めることができる。
【0048】
また、この発明では、凸形状の嵌合部からなるフック部を収納部に設け、凹形状の嵌合部からなる孔部をアダプタ部に設け、アダプタの装着時に、フック部と孔部とを嵌合させるので、アダプタ部を収納部に容易に固定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である単心の光ファイバを接続する融着接続機を示し、風防カバーを開き、光ファイバを把持したホルダをホルダ台に設置した状態の融着接続機を上側から見た平面図である。
【図2】風防カバーを開いた状態の融着接続機を右側から見た一部断面を有する側面図である。
【図3】図2に示したA−B矢示した一部断面を有する平面図である。
【図4】風防カバーを閉じた融着接続機を下側から見た斜視図である。
【図5】風防カバーを閉じた融着接続機の斜視図である。
【図6】図1に示した融着接続機の作業現場における使用状態を示した模式図である。
【符号の説明】
1 融着接続機
2 操作部本体
2a パワーボード
2b 放電基板
2c 通信装置
2d バッテリコネクタ
2d1〜2d4 通信用接続ピン
2d5 GND用接続ピン
2d6 電源用接続ピン
2e バッテリコネクタボード
2e1 電源用コネクタ
2e2 通信用コネクタ
2f 電源ケーブル
2g 通信用ケーブル
3 融着接続部
3a 支持基板
4 ホルダ台
5 放電電極
6 風防カバー
7 支持部材
8 ブーム
9 作業バケット
20 モニタ機構
21 表示部
22 入力部
22a 電源キー
22b,22c カーソルキー
22d リセットキー
22e 選択決定キー
22f 操作キー
22g モニタランプ
23 収納部
23a 奥部
23b フック
24 電池用アダプタ部
25 通信用アダプタ部
25a 電源コード
25b 通信ケーブル
26a 孔部
45 光ファイバ
46 ホルダ
C クロージャー
P 電柱

Claims (6)

  1. 光ファイバの融着接続に伴う所定の操作指示を行う操作部本体と、前記光ファイバを対向配置させて把持し、当該光ファイバの端部を放電によって融着接続する融着接続部とを有する融着接続機において、
    前記操作部本体は、収納部と、
    リチウム電池を収納して該収納部に着脱自在に装着される電池用アダプタ部と、
    を備え、前記装着された電池用アダプタ部から電源を前記操作部本体および前記融着接続部に供給することを特徴とする融着接続機。
  2. 光ファイバの融着接続に伴う所定の操作指示を行う操作部本体と、前記光ファイバを対向配置させて把持し、当該光ファイバの端部を放電によって融着接続する融着接続部とを有し、前記操作部本体の長手方向の一端部に前記融着接続部がT字形に配置される融着接続機において、
    前記操作部本体は、収納部と、
    リチウム電池を収納して該収納部に着脱自在に装着される電池用アダプタ部と、
    を備え、前記装着された電池用アダプタ部から電源を前記操作部本体および前記融着接続部に供給することを特徴とする融着接続機。
  3. 前記融着接続機は、前記操作部本体内に配置される通信装置と、
    前記収納部に着脱自在に装着されるとともに、電源ケーブルが接続されるアダプタと、通信ケーブルが接続されアダプタとが収納され、かつ前記電池用アダプタ部と同一形状の通信用アダプタ部と、
    をさらに備え、前記装着された通信用アダプタ部および電源ケーブルを介して、外部から電源を少なくとも前記通信装置に供給するとともに、前記通信用アダプタ部および通信ケーブルを介して外部とデータ通信を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の融着接続機。
  4. 前記収納部は、前記電源用アダプタ部または前記通信用アダプタ部に接続するとともに、電源供給用の雄型端子とデータ通信用の雄型端子を有するコネクタを備え、前記電池用アダプタ部が前記収納部に装着されると、前記コネクタを介して電源が前記操作部本体および前記融着接続部に供給され、前記通信用アダプタ部が前記収納部に装着されると、前記コネクタを介して外部とデータ通信を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の融着接続機。
  5. 前記収納部は、凸形状の嵌合部を有し、
    前記電池用アダプタ部および通信用アダプタ部は、前記凸形状の嵌合部材と嵌合される凹形状の嵌合部を有し、
    前記凸形状の嵌合部に前記凹形状の嵌合部を嵌合させて、前記各アダプタ部を前記収納部に装着せしめることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の融着接続機。
  6. 前記電池用アダプタ部と通信用アダプタ部とは、使用用途に応じて、前記収納部に装着されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の融着接続機。
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