JP2004190752A

JP2004190752A - Lubricating structure for transmission

Info

Publication number: JP2004190752A
Application number: JP2002357803A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Ikeda; 正池田; Takashi Miyamoto; 貴史宮本
Original assignee: Isuzu Motors Ltd
Current assignee: Isuzu Motors Ltd
Priority date: 2002-12-10
Filing date: 2002-12-10
Publication date: 2004-07-08
Anticipated expiration: 2022-12-10
Also published as: JP4123925B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a lubricating structure for a transmission capable of supplying a sufficient quantity of a lubricating oil to a bearing provided in a connection part between an input shaft and an output shaft independently of operating condition of a vehicle. <P>SOLUTION: This lubricating structure for supplying the lubricating oil to the bearing 21 of the transmission provided with the input shaft 20, to which the driving force from an engine is input, the output shaft 22 engaged with an end of the input shaft 20 freely to turn in relation to the input shaft and the bearing 21 provided in the engagement part of the input shaft 20 and the output shaft 22 is provided with an oil passage 1 formed inside the input shaft 20 and passed through it to the engagement part and a collecting means 2 fixed to the input shaft 20 to collect the lubricating oil, which is scattered inside the transmission, by rotating with the input shaft 20 and to feed it to the oil passage 1. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、変速機の潤滑構造に係り、特に、入力軸と出力軸との間に設けられたベアリングに潤滑油を供給するための潤滑構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、車両用の変速機として、入力軸と出力軸とが同一軸線上で互いに相対回転可能に係合され、それら入力軸と出力軸と平行に副軸が配置されたものが知られている。
【０００３】
このような変速機としては、エンジンからの駆動力が入力される入力軸の回転駆動力を減速ギヤにより一定の減速比で減速して副軸に伝達入力し、その副軸に入力された回転駆動力を、変速ギヤを介して出力軸に伝達するものが知られている。このタイプの変速機は入力軸と副軸との間で減速が行われるので、インプットリダクションタイプと呼ばれている。
【０００４】
図４を用いて、インプットリダクションタイプの変速機の概略を説明する。
【０００５】
図に示すように、変速機は入力軸２０と、その入力軸２０の端部にパイロットベアリング２１を介して相対回転可能に内挿（係合）された出力軸２２と、入力軸２０及び出力軸２２と平行に配置された副軸２３とを備える。
【０００６】
入力軸２０には４速メインギヤを兼ねる減速ギヤ２４が設けられる。副軸２３には、入力軸２０の減速ギヤ２４と噛合する減速カウンタギヤ２５、１速カウンタギヤ２６、２速カウンタギヤ２７、３速カウンタギヤ２８、５速カウンタギヤ２９及びリバースカウンタギヤ３０とが固設される。出力軸２２の外周には、副軸２３の各カウンタギヤ２６〜２９とそれぞれ噛合する１速メインギヤ３１、２速メインギヤ３２、３速メインギヤ３３及び５速メインギヤ３４と、リバースカウンタギヤ３０とアイドルギヤ３６を介して噛合するリバースメインギヤ３５とが、それぞれベアリングを介して相対回転可能に遊嵌される。
【０００７】
入力軸２０に設けられた減速ギヤ２４及び出力軸２２に設けられた各メインギヤ３１〜３５の側部にはスプライン形状のドグ３７がそれぞれ固設される。
【０００８】
また、出力軸２２には、入力軸２０に設けられた減速ギヤ２４のドグ３７と３速メインギヤ３３のドグ３７との間、２速メインギヤ３２のドグ３７と１速メインギヤ３１のドグ３７との間、および５速メインギヤ３４のドグ３７とリバースメインギヤ３５のドグ３７との間に位置してハブ３９が固設されている。各ハブ３９の外周には、軸方向に移動して隣接するドグ３７とハブ３９とを噛合接続するためのスリーブ４０が設けられる。なお、各ハブ３９とドグ３７との間には、通常の同期機構（シンクロ機構）が設けられている。
【０００９】
スリーブ４０はシフトレバー４１を介してドライバにより手動操作可能であり、スリーブ４０を移動して各メインギヤのドグ３７とハブ３９とを選択的に噛合接続することで、出力軸２２が所定の変速比で回転する。
【００１０】
一方、変速機としては、副軸と出力軸との間で減速を行うアウトプットリダクションタイプと称されるものも知られている。
【００１１】
図５を用いてアウトプットリダクションタイプの変速機の概略を説明する。
【００１２】
図に示すように、アウトプットリダクションタイプの変速機では入力軸２０の端部に出力軸２２がパイロットベアリング２１を介して相対回転可能に嵌合（係合）される。
【００１３】
この変速機では出力軸２２に、４速メインギヤを兼ねる減速ギヤ４２が設けられる。入力軸２０には、リバースメインギヤを兼ねる１速メインギヤ４３と、２速メインギヤ４４とが固設され、５速メインギヤ４５と３速メインギヤ４６とがベアリングを介して相対回転可能に遊嵌される。副軸２３には、出力軸２２の減速ギヤ４２と噛合する減速カウンタギヤ４７と、入力軸２０の５速メインギヤ４５及び３速メインギヤ４６とそれぞれ噛合する３速カウンタギヤ４８及び５速カウンタギヤ４９とが固設される。また、副軸２３には、入力軸２０の１速メインギヤ４３及び２速メインギヤ４４と噛合する１速カウンタギヤ５０及び２速カウンタギヤ５１と、リバースメインギヤ４３とアイドルギヤ５３を介して噛合するリバースカウンタギヤ５２とが相対回転可能に遊嵌されている。
【００１４】
出力軸２２に設けられた減速ギヤ４２、入力軸２０に設けられた５速メインギヤ４５及び３速メインギヤ４６の側部にスプライン形状のドグ５５が固設される。また、副軸２３に設けられた１速カウンタギヤ５０、２速カウンタギヤ５１及びリバースカウンタギヤ５２の側部にスプライン形状のドグ５５が固設される。
【００１５】
また、入力軸２０には、減速ギヤ４２のドグ５５と３速メインギヤ４６のドグ５５との間、及び５速メインギヤ４５のドグ５５の側部に位置してハブ５６が固設される。副軸２３には２速カウンタギヤ５１のドグ５５と１速カウンタギヤ５０のドグ５５の間、及びリバースカウンタギヤ５２のドグ５５の側部に位置してハブ５６が固設される。各ハブ５６の外周部には軸方向に移動して、隣接するドグ５５とハブ５６とを噛合接続するためのスリーブ５７が設けられる。
【００１６】
さて、従来、図４及び図５に示したような変速機において、入力軸２０と出力軸２２との間に介設されたパイロットベアリング２１への潤滑油の供給は、変速機内の各ギヤの回転による飛沫供給により行っていた。
【００１７】
【特許文献１】
特開平１０−１５３２５２号公報
【特許文献２】
特開昭６４−７４３５９号公報
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パイロットベアリング２１は、入力軸２０又は出力軸２２の内部に収容されており、また、潤滑油が導入される部分に同期機構などが配置されているため、飛沫供給では充分な量の潤滑油をパイロットベアリング２１に供給することができず、潤滑不足が発生する場合があった。
【００１９】
そこで、入力軸２０又は出力軸２２にパイロットベアリング２１の収容部まで貫通した油穴を形成し、その油穴を通して潤滑油を供給するようにしたものが知られている（例えば、特許文献１及び２等）。
【００２０】
例えば、図６に示したものは、インプットリダクションタイプの変速機において、入力軸２０の端部に設けられた減速ギヤ２４の歯底から入力軸２０の内周部まで貫通した油穴５９を形成し、その油穴５９からパイロットベアリング２１に潤滑油を供給するようにしたものである。なお、アウトプットリダクションタイプの変速機の場合は、出力軸２２の減速ギヤ４２に同様の油穴を形成する。この潤滑構造によれば、減速ギヤ２４と減速カウンタギヤ２５とが噛み合うことにより、潤滑油が油穴５９内に押し込まれてパイロットベアリング２１へと供給される。
【００２１】
ところが、入力軸２０の回転数が大きくなると、減速ギヤ２４と減速カウンタギヤ２５との噛み合い部以外では、遠心力によって潤滑油が外方に飛散してしまう。つまり、パイロットベアリング２１側とは逆方向に潤滑油が流れてしまうため、充分な潤滑を行えない場合があった。
【００２２】
更に、図５に示したようなアウトプットリダクションタイプの変速機では、車両が停止中であり、かつエンジンがアイドル状態であるときにパイロットベアリング２１の潤滑不良が発生するおそれがあった。
【００２３】
これを説明すると、アウトプットリダクションタイプの変速機では、車両が停止中であり、エンジンがアイドル状態である場合（例えば、ニュートラルで停車しているとき）、入力軸２０はエンジン回転数と同一の回転速度で回転するが、出力軸２２及び副軸２３は停止状態となる。従って、パイロットベアリング２１の近傍に配置された減速ギヤ４２、減速カウンタギヤ４７等が回転せず、飛沫による潤滑を行うことができない。また、減速ギヤ４２と減速カウンタギヤ４７との噛み合いにより潤滑油を油穴に送り込むこともできない。このため、潤滑不良がより発生しやすくなる。
【００２４】
これらの問題点を克服するために、オイルポンプを別途設けて潤滑油をパイロットベアリング２１へと強制的に送り込むタイプのものも知られているが、その場合、構造が複雑となり、コストも高くなってしまう。
【００２５】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、車両の運転状態にかかわらず、入力軸と出力軸との間のベアリングに充分な量の潤滑油を供給できる変速機の潤滑構造を提供することにある。
【００２６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、エンジンからの駆動力が入力される入力軸と、その入力軸の端部に相対回転可能に係合された出力軸と、上記入力軸と出力軸との係合部に設けられたベアリングとを備えた変速機の上記ベアリングに潤滑油を供給するための潤滑構造であって、上記入力軸内に形成され、上記係合部まで貫通された油通路と、上記入力軸に固設され、入力軸と共に回転することで変速機内に飛散された潤滑油を捕集して上記油通路へと送る捕集手段とを備えたものである。
【００２７】
ここで、上記変速機は上記入力軸に固設されたギヤを備え、上記捕集手段を、そのギヤの近傍に配置するようにしても良い。
【００２８】
また、上記捕集手段は、上記入力軸の軸方向の一端側に開口部を有し、上記ギヤと上記入力軸を支持する隔壁との間で、上記開口部が上記隔壁側を向くように設けられることが好ましい。
【００２９】
また、上記入力軸の外周に、変速ギヤがベアリングを介して相対回転可能に遊嵌され、上記入力軸の上記変速ギヤが設けられた位置において、上記油通路から径方向外方に延出して入力軸の外周まで貫通した分岐通路を形成しても良い。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【００３１】
図１は本実施形態の潤滑構造を備えた変速機の部分側面断面図であり、図２はその部分拡大図であり、図３は図２におけるＡ−Ａ線断面図である。なお、変速機の全体構造は、図５に示したものと同様であるので、同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【００３２】
本実施形態の潤滑構造は、アウトプットリダクションタイプの変速機に適用したものであり、主に入力軸２０と出力軸２２との係合部において、入力軸２０の外周部と出力軸２２の内周部との間に介設されたパイロットベアリング２１に潤滑油を供給するためのものである。
【００３３】
本実施形態の潤滑構造は、入力軸２０内に長手方向に沿って形成され、出力軸２２との係合部まで貫通された油通路１と、入力軸２０に固設され、入力軸２０と共に回転することで変速機内に飛散された潤滑油を捕集して油通路１へと送る捕集手段２とを備えている。
【００３４】
油通路１は入力軸２０とほぼ同軸線上に配置された断面円形の通路であり、捕集手段２が設けられた位置とほぼ同位置から、出力軸２２が係合された側の端部（図１中右側端部）まで貫通している。つまり、油通路１はその一端が、入力軸２０と出力軸２２との係合部に開放されている。
【００３５】
本実施形態の捕集手段２は、図２及び図３に示すように、円径のプレート３と、そのプレート３から軸方向に延出した掻き込みフィン５とを有する。本実施形態では２枚の掻き込みフィン５が入力軸２０の周方向に沿って渦巻き状に形成され、それら２枚の掻き込みフィン５の間に潤滑油を径方向内方に取り込むための捕集通路６が形成される。掻き込みフィン５は、捕集通路６の通路面積が径方向内方に向かうにつれて小さくなるように形成される。捕集通路６の内側端部は入力軸２０に形成された連通路１２によって上記油通路１と連通されている。
【００３６】
また、２枚の掻き込みフィン５によって、潤滑油を捕集通路６内に取り込むための捕集口７が周方向２ヶ所に形成される。本実施形態では、二つの捕集口７は周方向にほぼ１８０°間隔を隔てて配置される。捕集手段２は、それら捕集口７が入力軸３の回転方向前方（図３中矢印Ｂ方向）を向くように設けられる。
【００３７】
図２に示すように、捕集通路６の軸方向の一端側（図中右側端部）は開放されている。つまり、捕集手段３の軸方向の一端に開口部９が形成される。捕集手段２は、入力軸２０に固設された２速メインギヤ４４と、入力軸２０を支持するための隔壁１０との間に配置され、その開口部９が隔壁１０側を向くように設けられる。より具体的には、捕集手段２の開口部９側が、入力軸２０と隔壁１０との間に設けられたベアリング１１の側面に接するように設けられる。これによって、捕集通路６の軸方向両端部は、プレート３とベアリング１１とによって覆われることになる。
【００３８】
更に本実施形態では、図１に示すように、入力軸２０の５速メインギヤ４５及び３速メインギヤ４６（変速ギヤ）が設けられた位置において、油通路１から径方向外方に延出して入力軸２０の外周まで貫通した分岐通路１３が形成される。
なお、本実施形態では入力軸２０と５速メインギヤ４５及び３速メインギヤ４６との間に、入力軸２０に固設されたカラー１５が配置されており、分岐通路１３はこのカラー１５の外周まで貫通する。つまり、分岐通路１３は油通路１とベアリング１６の収容スペースとを連通するように形成される。分岐通路１３は入力軸２０及びカラー１５の周方向に複数個形成しても良い。
【００３９】
本実施形態の作用を説明する。
【００４０】
エンジンからの駆動力が入力軸２０に入力されて入力軸２０が回転すると、捕集手段２が入力軸２０と共に回転し、２速メインギヤ４４及び２速カウンタギヤ５１等の回転により飛散した潤滑油、および２速メインギヤ４４と２速カウンタギヤ５１との噛み合いにより軸方向に排出された潤滑油が捕集手段２の捕集口７から捕集通路６内に捕集される。特に、変速機内で飛散した後、隔壁１０に付着して隔壁１０及びベアリング１１の側面をつたわって落下する潤滑油が、ベアリング１１の側面に沿って回転する捕集手段２の掻き込みフィン５により強制的に捕集通路６内に掻き取られる。
【００４１】
捕集通路６内に捕集された潤滑油は連通路１２を通って油通路１へと流れ込む。油通路１へと流れた潤滑油は、油通路１内をその長手方向に沿って流れて、入力軸２０の端部から入力軸２０と出力軸２２との係合部に流れ込みパイロットベアリング２１を潤滑する。
【００４２】
また、油通路１へ流れた潤滑油の一部は分岐通路１３を通って、カラー１５の外周と５速メインギヤ４５及び３速メインギヤ４６との間に流出し、ベアリング１６を潤滑する。更に、その潤滑油は入力軸２０の回転等による遠心力によって飛散して近傍の同期機構などを潤滑する。
【００４３】
このように、本実施形態の変速機の潤滑構造によれば、変速機内に飛散された潤滑油を積極的に捕集して、その潤滑油を油通路１を介してパイロットベアリング２１へと供給するので充分な量の潤滑油を供給でき、潤滑不良が生じることを防止できる。また、上記実施形態の潤滑構造では、入力軸２０と、入力軸２０の外周に遊嵌された変速ギヤ４５，４６との間に設けられたベアリング１６にも潤滑油を供給できる。
【００４４】
また、捕集手段２が入力軸２０に設けられているため、車両が停止中でエンジンアイドル運転時などのように、出力軸２２及び副軸２３が停止しているときでもパイロットベアリング２１に潤滑油を供給できる。つまり、車両の運転状態にかかわらず潤滑油の供給を行うことができる。
【００４５】
更に、捕集手段２は、その開口部９が隔壁１０側を向き、ベアリング１１の側面と接触するように配置されているため、隔壁１０及びベアリング１１の側面をつたわって落下する潤滑油を効果的に捕集することができる。
【００４６】
また、オイルポンプを別途必要としないため、シンプルかつ低コストで提供することが可能である。
【００４７】
なお、上記実施形態は本発明の一例として示したものであり、本発明を限定するものではない。
【００４８】
例えば、捕集手段２は上記実施形態のものに限定はされず、他の構造としても良い。
【００４９】
また、油通路１は必ずしも入力軸２０の端部まで貫通する必要はない。例えば、入力軸２０の端部近傍から径方向外方に向かって屈曲し、入力軸２０の外周に貫通した形状とすることもできる。要するに、捕集手段２で捕集した潤滑油をパイロットベアリング２１へ供給できる形状であれば良い。
【００５０】
なお、本発明は図４に示したようなインプットリダクションタイプの変速機にも適用できることは勿論である。その場合、減速ギヤ２４と入力軸２０を支持するベアリング１７（図４参照）との間に捕集手段を設ければ良い。またその場合は、出力軸２２を内挿するために入力軸２０の端部に形成された凹部１８が実質的に油通路を兼ねるようにしても良い。
【００５１】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、車両の運転状態にかかわらず、入力軸と出力軸との間のベアリングに常に充分な量の潤滑油を供給できるという優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る変速機の潤滑構造を備えたアウトプットリダクションタイプの変速機の部分側面断面図である。
【図２】図１の部分拡大図である。
【図３】図２におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】インプットリダクションタイプの変速機の側面断面図である。
【図５】アウトプットリダクションタイプの変速機の側面断面図である。
【図６】従来の潤滑構造を示す部分拡大側面断面図である。
【符号の説明】
１油通路
２捕集手段
６捕集通路
７捕集口
９開口部
１０隔壁
１３分岐通路
２０入力軸
２１パイロットベアリング
２２出力軸[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a lubrication structure for a transmission, and more particularly to a lubrication structure for supplying lubricating oil to a bearing provided between an input shaft and an output shaft.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a transmission for a vehicle, there has been known a transmission in which an input shaft and an output shaft are rotatably engaged with each other on the same axis, and a sub shaft is arranged in parallel with the input shaft and the output shaft. I have.
[0003]
In such a transmission, the rotational driving force of the input shaft, to which the driving force from the engine is input, is reduced by a reduction gear at a constant reduction ratio and transmitted to the sub-shaft to be transmitted to the sub-shaft. There is known a device that transmits a driving force to an output shaft via a transmission gear. This type of transmission is called an input reduction type because the speed is reduced between the input shaft and the countershaft.
[0004]
An outline of an input reduction type transmission will be described with reference to FIG.
[0005]
As shown in the figure, the transmission includes an input shaft 20, an output shaft 22 inserted (engaged) relatively rotatably at an end of the input shaft 20 via a pilot bearing 21, an input shaft 20, and an output shaft. And a sub shaft 23 disposed in parallel with the shaft 22.
[0006]
The input shaft 20 is provided with a reduction gear 24 also serving as a fourth speed main gear. The counter shaft 23 includes a reduction counter gear 25 meshing with a reduction gear 24 of the input shaft 20, a first speed counter gear 26, a second speed counter gear 27, a third speed counter gear 28, a fifth speed counter gear 29, and a reverse counter gear 30. Is fixed. On the outer periphery of the output shaft 22, a first speed main gear 31, a second speed main gear 32, a third speed main gear 33 and a fifth speed main gear 34 meshing with the respective counter gears 26 to 29 of the sub shaft 23, a reverse counter gear 30, and an idle gear The reverse main gear 35 meshing with the gear 36 is loosely fitted to each other via a bearing so as to be relatively rotatable.
[0007]
Spline-shaped dogs 37 are fixedly provided on the sides of the reduction gear 24 provided on the input shaft 20 and the main gears 31 to 35 provided on the output shaft 22, respectively.
[0008]
On the output shaft 22, between the dog 37 of the reduction gear 24 and the dog 37 of the third speed main gear 33 provided on the input shaft 20, the dog 37 of the second speed main gear 32 and the dog 37 of the first speed main gear 31 are connected. A hub 39 is fixedly provided between the dog 37 of the fifth speed main gear 34 and the dog 37 of the reverse main gear 35. A sleeve 40 is provided on the outer periphery of each hub 39 to move in the axial direction to mesh and connect the adjacent dog 37 and hub 39. A normal synchronization mechanism (synchro mechanism) is provided between each hub 39 and the dog 37.
[0009]
The sleeve 40 can be manually operated by a driver via a shift lever 41, and the sleeve 40 is moved to selectively mesh and connect the dog 37 of each main gear with the hub 39, so that the output shaft 22 is driven at a predetermined speed ratio. Rotate with.
[0010]
On the other hand, a transmission known as an output reduction type that reduces the speed between a subshaft and an output shaft is also known.
[0011]
An outline of an output reduction type transmission will be described with reference to FIG.
[0012]
As shown in the figure, in an output reduction type transmission, an output shaft 22 is fitted (engaged) to an end of an input shaft 20 via a pilot bearing 21 so as to be relatively rotatable.
[0013]
In this transmission, a reduction gear 42 also serving as a fourth speed main gear is provided on the output shaft 22. A first-speed main gear 43 also serving as a reverse main gear and a second-speed main gear 44 are fixed to the input shaft 20, and a fifth-speed main gear 45 and a third-speed main gear 46 are loosely fitted via bearings so as to be relatively rotatable. The countershaft 23 has a reduction counter gear 47 that meshes with the reduction gear 42 of the output shaft 22, a third-speed counter gear 48 and a fifth-speed counter gear 49 that mesh with the fifth-speed main gear 45 and the third-speed main gear 46 of the input shaft 20, respectively. And are fixed. The sub shaft 23 has a first-speed counter gear 50 and a second-speed counter gear 51 that mesh with the first-speed main gear 43 and the second-speed main gear 44 of the input shaft 20, and a reverse gear that meshes with the reverse main gear 43 and the idle gear 53. The counter gear 52 is loosely fitted so as to be relatively rotatable.
[0014]
A spline-shaped dog 55 is fixedly provided on the side of the reduction gear 42 provided on the output shaft 22, the fifth speed main gear 45 and the third speed main gear 46 provided on the input shaft 20. A spline-shaped dog 55 is fixedly provided on the side of the first-speed counter gear 50, the second-speed counter gear 51, and the reverse counter gear 52 provided on the sub shaft 23.
[0015]
A hub 56 is fixedly mounted on the input shaft 20 at a position between the dog 55 of the reduction gear 42 and the dog 55 of the third speed main gear 46 and at the side of the dog 55 of the fifth speed main gear 45. A hub 56 is fixedly mounted on the countershaft 23 between the dog 55 of the second-speed counter gear 51 and the dog 55 of the first-speed counter gear 50 and on the side of the dog 55 of the reverse counter gear 52. A sleeve 57 is provided on the outer peripheral portion of each hub 56 for moving in the axial direction to mesh and connect the adjacent dog 55 and hub 56.
[0016]
Conventionally, in a transmission as shown in FIGS. 4 and 5, the supply of lubricating oil to a pilot bearing 21 interposed between an input shaft 20 and an output shaft 22 is performed by a gear of each gear in the transmission. The rotation was performed by a droplet supply.
[0017]
[Patent Document 1]
JP-A-10-153252 [Patent Document 2]
JP-A-64-74359
[Problems to be solved by the invention]
However, since the pilot bearing 21 is housed inside the input shaft 20 or the output shaft 22 and a synchronization mechanism or the like is disposed at a portion where the lubricating oil is introduced, a sufficient amount of lubrication is required for the droplet supply. Oil could not be supplied to the pilot bearing 21, causing insufficient lubrication in some cases.
[0019]
Therefore, there is known an oil hole formed in the input shaft 20 or the output shaft 22 so as to penetrate to the accommodation portion of the pilot bearing 21 and supplying lubricating oil through the oil hole (for example, Patent Document 1 and Patent Document 1). 2 etc.).
[0020]
For example, the one shown in FIG. 6 forms an oil hole 59 that penetrates from the tooth bottom of the reduction gear 24 provided at the end of the input shaft 20 to the inner peripheral portion of the input shaft 20 in the input reduction type transmission. The lubricating oil is supplied from the oil hole 59 to the pilot bearing 21. In the case of an output reduction type transmission, a similar oil hole is formed in the reduction gear 42 of the output shaft 22. According to this lubrication structure, the reduction gear 24 and the reduction counter gear 25 mesh with each other, so that the lubricating oil is pushed into the oil hole 59 and supplied to the pilot bearing 21.
[0021]
However, when the number of rotations of the input shaft 20 increases, lubricating oil is scattered outward by centrifugal force at portions other than the portion where the reduction gear 24 and the reduction counter gear 25 mesh. That is, since the lubricating oil flows in the opposite direction to the pilot bearing 21 side, sufficient lubrication may not be performed in some cases.
[0022]
Further, in the output reduction type transmission as shown in FIG. 5, when the vehicle is stopped and the engine is in an idle state, there is a possibility that poor lubrication of the pilot bearing 21 may occur.
[0023]
To explain this, in the output reduction type transmission, when the vehicle is stopped and the engine is in an idle state (for example, when the vehicle is stopped in neutral), the input shaft 20 has the same speed as the engine speed. Although the output shaft 22 rotates at the rotation speed, the output shaft 22 and the sub shaft 23 are stopped. Therefore, the reduction gear 42, the reduction counter gear 47, and the like disposed near the pilot bearing 21 do not rotate, so that lubrication by droplets cannot be performed. Further, the lubricating oil cannot be fed into the oil hole due to the engagement between the reduction gear 42 and the reduction counter gear 47. Therefore, poor lubrication is more likely to occur.
[0024]
In order to overcome these problems, a type in which an oil pump is separately provided and lubricating oil is forcibly fed to the pilot bearing 21 is known, but in that case, the structure becomes complicated and the cost increases. Would.
[0025]
Therefore, an object of the present invention is to solve the above-mentioned problem and provide a lubricating structure for a transmission that can supply a sufficient amount of lubricating oil to a bearing between an input shaft and an output shaft irrespective of a driving state of a vehicle. It is in.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides an input shaft to which a driving force from an engine is input, an output shaft rotatably engaged with an end of the input shaft, and the input shaft and the output shaft. A lubricating structure for supplying lubricating oil to the bearings of a transmission having a bearing provided in the engaging portion, wherein the oil passage is formed in the input shaft and penetrated to the engaging portion. And a collecting means fixed to the input shaft and collecting the lubricating oil scattered in the transmission by rotating with the input shaft and sending the lubricating oil to the oil passage.
[0027]
Here, the transmission may include a gear fixed to the input shaft, and the collection unit may be disposed near the gear.
[0028]
Further, the collecting means has an opening at one end in the axial direction of the input shaft, between the gear and a partition supporting the input shaft, such that the opening faces the partition. Preferably, it is provided.
[0029]
Further, a transmission gear is loosely fitted to the outer periphery of the input shaft via a bearing so as to be relatively rotatable, and extends radially outward from the oil passage at a position where the transmission gear of the input shaft is provided. A branch passage penetrating to the outer periphery of the input shaft may be formed.
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0031]
FIG. 1 is a partial side sectional view of a transmission provided with the lubricating structure of the present embodiment, FIG. 2 is a partially enlarged view thereof, and FIG. 3 is a sectional view taken along line AA in FIG. Since the entire structure of the transmission is the same as that shown in FIG. 5, the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted.
[0032]
The lubrication structure of the present embodiment is applied to an output reduction type transmission, and mainly at an engagement portion between the input shaft 20 and the output shaft 22, the inner peripheral portion of the input shaft 20 and the output shaft 22. This is for supplying lubricating oil to a pilot bearing 21 interposed between the peripheral portion.
[0033]
The lubricating structure of the present embodiment is formed along the longitudinal direction in the input shaft 20 and penetrated to the engagement portion with the output shaft 22, and is fixed to the input shaft 20. There is provided a collecting means 2 for collecting the lubricating oil scattered in the transmission by rotating and sending it to the oil passage 1.
[0034]
The oil passage 1 is a passage having a circular cross section arranged substantially coaxially with the input shaft 20, and from substantially the same position as the position where the collecting means 2 is provided, the end on the side where the output shaft 22 is engaged ( 1 (right end in FIG. 1). That is, one end of the oil passage 1 is open to an engagement portion between the input shaft 20 and the output shaft 22.
[0035]
As shown in FIGS. 2 and 3, the collecting means 2 of the present embodiment includes a circular plate 3 and a scraping fin 5 extending from the plate 3 in the axial direction. In the present embodiment, two fins 5 are formed in a spiral shape along the circumferential direction of the input shaft 20, and a trapping oil is taken between these two fins 5 to take in the lubricating oil inward in the radial direction. A collection passage 6 is formed. The scraping fins 5 are formed such that the passage area of the collection passage 6 becomes smaller inward in the radial direction. The inner end of the collection passage 6 is communicated with the oil passage 1 by a communication passage 12 formed in the input shaft 20.
[0036]
Further, the two scraping fins 5 form two collecting ports 7 in the circumferential direction for taking the lubricating oil into the collecting passage 6. In the present embodiment, the two collection ports 7 are arranged at an interval of approximately 180 ° in the circumferential direction. The collecting means 2 is provided such that the collecting ports 7 face forward in the rotation direction of the input shaft 3 (the direction of arrow B in FIG. 3).
[0037]
As shown in FIG. 2, one end (right end in the figure) of the collection passage 6 in the axial direction is open. That is, the opening 9 is formed at one end of the collection unit 3 in the axial direction. The collecting means 2 is disposed between the second speed main gear 44 fixed to the input shaft 20 and the partition 10 for supporting the input shaft 20, and is provided such that the opening 9 faces the partition 10 side. Can be More specifically, the collecting means 2 is provided so that the opening 9 side is in contact with the side surface of the bearing 11 provided between the input shaft 20 and the partition 10. As a result, both ends in the axial direction of the collection passage 6 are covered with the plate 3 and the bearing 11.
[0038]
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 1, at the position where the fifth speed main gear 45 and the third speed main gear 46 (transmission gear) of the input shaft 20 are provided, the input shaft 20 extends radially outward from the oil passage 1 and receives input. A branch passage 13 penetrating to the outer periphery of the shaft 20 is formed.
In this embodiment, a collar 15 fixed to the input shaft 20 is disposed between the input shaft 20 and the fifth speed main gear 45 and the third speed main gear 46, and the branch passage 13 extends to the outer periphery of the collar 15. Penetrate. That is, the branch passage 13 is formed so as to communicate the oil passage 1 and the housing space of the bearing 16. A plurality of branch passages 13 may be formed in the circumferential direction of the input shaft 20 and the collar 15.
[0039]
The operation of the present embodiment will be described.
[0040]
When the driving force from the engine is input to the input shaft 20 and the input shaft 20 rotates, the collecting means 2 rotates together with the input shaft 20 and the lubricating oil scattered by the rotation of the second speed main gear 44 and the second speed counter gear 51 and the like. The lubricating oil discharged in the axial direction due to the engagement of the second speed main gear 44 and the second speed counter gear 51 is collected in the collection passage 6 from the collection port 7 of the collection means 2. In particular, the lubricating oil, which is scattered in the transmission and adheres to the partition wall 10 and falls along the side surfaces of the partition wall 10 and the bearing 11, is driven by the scraping fins 5 of the collecting means 2 rotating along the side surface of the bearing 11. It is forcibly scraped into the collection passage 6.
[0041]
The lubricating oil collected in the collection passage 6 flows into the oil passage 1 through the communication passage 12. The lubricating oil that has flowed into the oil passage 1 flows in the oil passage 1 along the longitudinal direction thereof, flows from the end of the input shaft 20 into the engaging portion between the input shaft 20 and the output shaft 22, and causes the pilot bearing 21 to flow therethrough. Lubricate.
[0042]
A part of the lubricating oil flowing into the oil passage 1 passes through the branch passage 13 and flows between the outer periphery of the collar 15 and the fifth speed main gear 45 and the third speed main gear 46 to lubricate the bearing 16. Further, the lubricating oil is scattered by the centrifugal force due to the rotation of the input shaft 20 or the like to lubricate a nearby synchronization mechanism.
[0043]
As described above, according to the transmission lubrication structure of the present embodiment, the lubricating oil scattered in the transmission is actively collected and supplied to the pilot bearing 21 via the oil passage 1. Therefore, a sufficient amount of lubricating oil can be supplied, and occurrence of poor lubrication can be prevented. Further, in the lubricating structure of the above embodiment, lubricating oil can also be supplied to the bearing 16 provided between the input shaft 20 and the transmission gears 45 and 46 loosely fitted on the outer periphery of the input shaft 20.
[0044]
Further, since the collecting means 2 is provided on the input shaft 20, the pilot bearing 21 is lubricated even when the output shaft 22 and the sub shaft 23 are stopped, such as when the vehicle is stopped and the engine is idling. Can supply oil. That is, lubricating oil can be supplied regardless of the driving state of the vehicle.
[0045]
Furthermore, since the collecting means 2 is arranged so that the opening 9 faces the partition 10 side and is in contact with the side surface of the bearing 11, the trapping means 2 is effective for lubricating oil falling along the partition 10 and the side surface of the bearing 11. Can be collected.
[0046]
Further, since an oil pump is not separately required, it is possible to provide a simple and low-cost oil pump.
[0047]
The above embodiment is shown as an example of the present invention, and does not limit the present invention.
[0048]
For example, the collecting means 2 is not limited to the above-described embodiment, and may have another structure.
[0049]
Further, the oil passage 1 does not necessarily need to penetrate to the end of the input shaft 20. For example, the input shaft 20 may be bent radially outward from the vicinity of the end and penetrate the outer periphery of the input shaft 20. In short, any shape may be used as long as the lubricating oil collected by the collecting means 2 can be supplied to the pilot bearing 21.
[0050]
The present invention can of course be applied to an input reduction type transmission as shown in FIG. In that case, a collecting means may be provided between the reduction gear 24 and the bearing 17 (see FIG. 4) supporting the input shaft 20. In such a case, the concave portion 18 formed at the end of the input shaft 20 for interpolating the output shaft 22 may substantially serve as an oil passage.
[0051]
【The invention's effect】
In short, according to the present invention, an excellent effect that a sufficient amount of lubricating oil can always be supplied to the bearing between the input shaft and the output shaft regardless of the driving state of the vehicle is exhibited.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial side sectional view of an output reduction type transmission including a transmission lubrication structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partially enlarged view of FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along line AA in FIG. 2;
FIG. 4 is a side sectional view of an input reduction type transmission.
FIG. 5 is a side sectional view of an output reduction type transmission.
FIG. 6 is a partially enlarged side sectional view showing a conventional lubrication structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Oil passage 2 Collection means 6 Collection passage 7 Collection opening 9 Opening 10 Partition wall 13 Branch passage 20 Input shaft 21 Pilot bearing 22 Output shaft

Claims

An input shaft to which a driving force from the engine is input, an output shaft rotatably engaged with an end of the input shaft, and a bearing provided at an engagement portion between the input shaft and the output shaft. A lubricating structure for supplying lubricating oil to the bearings of the transmission provided,
An oil passage formed in the input shaft and penetrated to the engagement portion;
A lubrication oil for the transmission, the lubrication oil being provided on the input shaft and collecting means for collecting the lubricating oil scattered in the transmission by rotating with the input shaft and sending the lubricating oil to the oil passage. Construction.

The lubrication structure for a transmission according to claim 1, wherein the transmission includes a gear fixed to the input shaft, and the trapping means is disposed near the gear.

The collecting means has an opening at one axial end of the input shaft, and is provided between the gear and a partition supporting the input shaft such that the opening faces the partition. Item 3. A lubrication structure for a transmission according to Item 2.

A transmission gear is loosely fitted to the outer periphery of the input shaft via a bearing so as to be relatively rotatable, and extends radially outward from the oil passage at a position where the transmission gear is provided on the input shaft. The lubrication structure for a transmission according to any one of claims 1 to 3, wherein a branch passage penetrating to an outer periphery of the transmission is formed.