JP2004188385A - 流動物小分け・充填装置、該装置に使用するピストン及びクランプ - Google Patents

流動物小分け・充填装置、該装置に使用するピストン及びクランプ Download PDF

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Abstract

【課題】定量吐出弁をサーバーセット架台に置いて自動的に接続し得るクランプを提供。
【解決手段】ピストンを前進・後進させる固定部材に回動し得るように固定したピストンクランプを前方に向けて閉じる方向に付勢する弾性体と、該ピストンクランプ両先端に形成された掴持部先端対向面に形成された前方に向けて拡開するテーパーと、前記ピストンシャフト後端が接触する弾性体と、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーを開くように上昇案内するテーパーを有する開放部材とを具備してなり、前記固定部材を前進させてピストンクランプを前進させ前進端より更に前進させると、前記ピストンシャフトは前記弾性体を圧縮し、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーは前記開放部材テーパーに当接案内されて、ピストンクランプ先端が開いて、ピストンシャフトとピストンクランプとが分離するように構成することにより、ピストンの脱着を容易に行うことができる。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、具入りスープ類等を、缶詰め若しくは真空パックの袋に充填するのに使用したり、一定量ずつに小分けするのに使用する小分け・充填装置及び該装置に使用するピストン並びにクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
液体中に肉類や野菜類が混入しているカレー、ミネソタローネ、豚汁、シチュー等の具入りスープ類を、缶に充填して缶詰としたり、真空パックの袋に充填するのに、従来は、具を充填する工程とスープを充填する工程の二工程で行われていた。そのため、作業能率が上がらない問題があった。
【0003】
このような問題点を解決するため、本出願人は、具とスープ液とを一緒に小分け充填できる流動物の小分け充填装置を開発し、先に特許出願したが、このものは既に特許されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3267964号明細書
【0005】
上記従来の定量弁方式は、シリンダー本体の上部より具とスープとを取り込んで、シリンダーの内径に組み込まれたロータリー弁で切り出しをして、180°回転させて、取り込んだ開口部をシリンダー下部の開口部と合わせた後、取り込んだ具入りスープをピストンで押出すことによって、一杯分のスープを容器に取り出すものである。
【0006】
ロータリー弁の内径に組み込まれたピストンを、前進端からある一定の位置まで引くことによって円筒状の体積の空間ができるが、その空間に引き込んだスープは、一定容量とすることができる。ピストンを引く量が常に一定であれば、その円筒状の空間は、全て一定の体積になるからである。
【0007】
また、従来の定量吐出切出し弁を、スープサーバー本体にカートリッジ方式で取り付ける場合は、図1に示すように、取り付け時に一旦斜めに倒し、ピストンシャフト後端をピストン受け金具内に挿入する方法で行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記装置は、具入りスープ類を容易に一定容積に小分けできることから極めて高い評価を受けているが、問題点として、シリンダー本体の内径に組み込まれたロータリー弁の嵌合の問題があることが判明した。
【0009】
即ち、嵌合が緩ければ嵌合部の円周を伝わって液漏れが発生し、嵌合がカタければ、ロータリー弁を回転させるのに大きなトルクが必要になり、時にはカジリを起こす原因になる。特に困るのは、一日の作業が完了し、分解洗浄するのにロータリー弁を抜くのが困難になることである。
【0010】
そればかりか、スープを昇温させる際に発生する熱伝導によっては、熱膨張が起こり、嵌合条件が変わるので非常に厄介な問題が生じる。即ち、オペレータの使い勝手が悪くなるのである。
【0011】
オペレータの使い勝手を良くするには、嵌合はできるだけゆるく、熱膨張が発生してもゆるさは変わらないことが条件になってくる。しかしながら、嵌合がゆるければ、スープ液は円周上を伝わって下に回って下部の吐出部から液漏れが生じる問題がある。
【0012】
また、従来ピストンのシールには、O−リングが使用されているが、O−リング使用で軸方向のシールは確実にできるが、押出し及び引込みの駆動トルクが15W容量のモーターが必要であった。そのため電気エネルギーを多く必要とする問題があった。
【0013】
また、図1に示すピストンシャフトには、ホッパーと定量吐出弁が連結されているので、スープを満タンに入れた状態の総重量は、10kg程度になる。この10kgのものを斜めに倒してピストン受け金具内に挿入するのは、女子の場合は極めて困難な作業であった。
【0014】
この発明のうち請求項1〜3に記載の発明は、嵌合を緩くしても、嵌合部及び吐出部からスープ液が漏れないようにした流動物の小分け・充填装置を提供することを目的とする。
【0015】
また請求項4に記載の発明は、嵌合を緩くしても、嵌合部からスープ液が漏れ難く且つ押出し及び引込みの駆動トルクを小さくしたピストンを提供することを目的とする。
【0016】
また請求項7に記載の発明は、定量吐出弁をサーバーセット架台に置いて自動的に接続し得る流動物の小分け充填・装置を提供することを目的とする。
【0017】
更に請求項8に記載の発明は、定量吐出弁をサーバーセット架台に置いて自動的に接続し得るクランプを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的に沿う本発明のうち請求項1に記載の発明は、ピストンを後進させて小分け・充填する流動物をシリンダー内に充填し、ピストンを前進させて前記流動物を吐出させるように構成した流動物小分け・充填装置において、前記シリンダーに摺動自在に嵌合したピストン本体の後端部を短円筒状テフロンシールが嵌合するように若干小径に形成し、該短円筒状テフロンシールは、短円筒状板体の先端内周面が拡開するテーパーに形成し、該テーパーに当接するシリンダーの段部を前方に向けて上昇するテーパーに形成し、前記短円筒状テフロンシール後方から短円筒状シール押え具を嵌合して、前記短円筒状テフロンシールを前方に向けて押圧することにより、前記短円筒状テフロンシール先端をピストン本体外周より若干突出し得るように構成したことを特徴とする。
【0019】
前記流動物小分け・充填装置は、小分け充填する流動物収容容器下端開口に連通する吸引口と小分け充填する容器への吐出口とを有する定量切出弁本体と、該定量切出弁本体に回動自在に嵌合させたシリンダーと、該シリンダー内に摺動自在に嵌合させたピストンと、前記シリンダーに形成された貫通孔とを具備してなり、該シリンダーの貫通孔が前記定量切出弁本体の吸引口と連通すると、前記ピストンは後退してシリンダー内に所定量の流動物を充填し、前記シリンダーの貫通孔が前記装置本体の吐出口と連通すると、前記ピストンは前進して、前記連通した吐出孔から流動物を吐出するように構成するのが良い(請求項2)。この場合、シリンダーの貫通孔を2個とし、シリンダー側部に形成した貫通孔が吸引孔と連通し、シリンダー先端に形成した吐出口が吐出口と連通するように構成しても良い。
【0020】
前記装置本体の吐出口に、先端が前記シリンダーに密接し得る曲面に形成された円筒状テフロンシールを装着し、該テフロンシールの先端開口をシリンダーに密接させて前記貫通孔を覆うように構成することのより、吐出口からのスープ液の漏れを効果的に防止することができる(請求項3)。
【0021】
ピストンを、シリンダーに摺動自在に嵌合したピストン本体の後端部を短円筒状テフロンシールが嵌合するように若干小径に形成し、該短円筒状テフロンシールは、短円筒状板体の先端内周面が拡開するテーパーに形成し、該テーパーに当接するシリンダーの段部を前方に向けて上昇するテーパーに形成し、前記短円筒状テフロンシール後方から短円筒状シール押え具を嵌合して、前記短円筒状テフロンシールを前方に向けて押圧することにより、前記短円筒状テフロンシール先端をピストン本体外周より若干突出し得るように構成することにより、押すときには、突出したテフロンシールが起立するのでスープ液が漏れ難くなり、引くときはテフロンシールが倒れるので、駆動トルクを小さくすることができる(請求項4)。
【0022】
ピストン本体先端面をアール状の凸面に形成することにより、ピストン先端面とシリンダー先端面とが密接することが避けられるので、この間にスープ液の具等が挟まり難くなると共に駆動トルクを小さくすることができる(請求項5)。
【0023】
ピストン本体後端面に凹状のネジ穴を形成し、該ネジ穴にピストンシャフト先端を螺合させ、該ピストンシャフトに螺合させたナットをねじ込んで締め付けることにより、ピストンシャフトに嵌合させた前記シール押え具後端面を押圧するように構成することによって、楔のようにテフロンシールとシリンダーとの接触度合いを容易に調整することができる(請求項6)。
【0024】
ピストンを後進させて小分け・充填する流動物をシリンダー内に充填し、ピストンを前進させて前記流動物を吐出させるように構成した流動物小分け・充填装置において、ピストンを前進・後進させる手段に固定された固定部材と、該固定部材に対向して回動し得るように固定したピストンクランプと、該ピストンクランプを前方に向けて閉じる方向に付勢する弾性体と、該ピストンクランプ両先端に形成されたピストンシャフト後端を着脱し得るように掴持する掴持部と、該掴持部先端対向面に形成された前方に向けて拡開するテーパーと、前記ピストンシャフト後端が直接若しくは他の部材を介して接触する弾性体と、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーを開くように上昇案内するテーパーを有する開放部材と、を具備してなり、前記固定部材を前進させてピストンクランプを前進させ前進端より更に前進させると、前記ピストンシャフトは前記弾性体を圧縮し、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーは前記開放部材テーパーに当接案内されて、ピストンクランプ先端が開いて、ピストンシャフトとピストンクランプとが分離するように構成することにより、定量吐出弁とスープサーバー本体との脱着を容易に行うことができる(請求項7)。
【0025】
ピストンを前進・後進させる手段に固定された固定部材と、該固定部材に対向して回動し得るように固定したピストンクランプと、該ピストンクランプを前方に向けて閉じる方向に付勢する弾性体と、該ピストンクランプ両先端に形成されたピストンシャフト後端を着脱し得るように掴持する掴持部と、該掴持部先端対向面に形成された前方に向けて拡開するテーパーと、前記ピストンシャフト後端が直接若しくは他の部材を介して接触する弾性体と、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーを開くように上昇案内するテーパーを有する開放部材と、を具備してなり、前記固定部材を前進させてピストンクランプを前進させ前進端より更に前進させると、前記ピストンシャフトは前記弾性体を圧縮し、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーは前記開放部材テーパーに当接案内されて、ピストンクランプ先端が開いて、ピストンシャフトとピストンクランプとが分離するように構成することにより、ピストンシャフトとピストンを前進・後進させる手段との脱着を容易に行うことができる(請求項8)。
【0026】
ピストンを前進・後進させる手段は、モータの回転軸に固定したピニオンに歯合するラックギヤーとするのが好ましい(請求項9)。
【0027】
ピストンクランプと固定部材とをピストンクランプの中央より後方で回動し得るように固定し、固定点を支点としてピストンクランプを前方に向けて閉じるように付勢する弾性体を、支点の後方のピストンクランプと固定部材との間に介装するのが良い(請求項10)。
【0028】
固定部材の前面に弾性体を収容する収容部を形成し、該収容部の前面開口に前記弾性体に付勢されたピストンシャフト押出し具を設け、前記ピストンシャフト後端は、該ピストンシャフト押出し具に当接するように構成するのが好ましい(請求項11)。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】
図2及び図5に示すように、定量切出弁本体1は、小分け充填する流動物収容容器51下端開口に連通する吸引口2と吐出口3を有し、先端が前蓋4で閉鎖した筒状体に形成されている。上記実施例では、吐出口3は上端開口(吸引口)2と対向して形成され、吐出口3には、吐出ノズル5が連結されている。
【0031】
定量切出弁本体1には、図4に示す内筒(シリンダー)6が回動自在に嵌合されている。内筒6内には、図3に示すピストン本体7が摺動自在に嵌合されている。
【0032】
内筒6には貫通孔8が形成され、同貫通孔8が前記定量切出弁本体1の吸引口2と連通すると、前記ピストン本体7は後退して内筒6内に所定量の具入りスープ類を充填し、前記内筒6の貫通孔8が前記定量切出弁本体1の吐出口3と連通すると、前記ピストン本体7は前進して、連通した吐出孔から具入りスープ類を吐出するようになっている。
【0033】
図5に示すように、前蓋4には、円板状テフロンシール9が固定され、同テフロンシール9外周は、O−リング10に圧接しているので、前蓋4の接続部からのスープ液の漏れは生じないようになっている。
【0034】
ステンレス製定量切出弁本体1の内面は、硬質クロム仕上げ12が施されているが、吸引孔2に連結するホッパー51の水圧が高まると、内筒(ステンレス製の外面が硬質クロム仕上げが施されている)6との接触面がストレートなため、スープの種類によっては漏れが生じる。
【0035】
本発明においては、定量切出弁本体1の吐出口2に、図5及び図6に示すように、先端が前記シリンダーに密接し得る曲面14に形成された円筒状テフロンシール13を装着し、同テフロンシール13のフランジ15を吐出ノズル5で押圧して先端14をシリンダー6に密接させているので、吐出口3からのスープ液の漏れを効果的に防止している。尚、テフロンシール13の開口は、シリンダー6の貫通孔8よりも大きくなっている。図5中、16はノズル固定金属具である。
【0036】
本発明のピストンは、図3に示すように、軽量化を計るためピストン本体7は中空17に形成され、先端面はアール状凸面18に形成されている。従って、テフロンシート9に密着しないので、ピストン後進のトルクが減少すると共に、テフロンシート9とピストン先端面18との間に具が挟まるトラブルも減少する。ピストン本体7は、ステンレスのような金属で形成しても良く、また軽量化のためテフロンのような合成樹脂で形成しても良い。
【0037】
ピストン本体7後端面には、凹状のネジ穴が形成され、同ネジ穴にピストンシャフト19先端が螺合するようになっている。
【0038】
ピストン本体7後端部は、若干小径に形成され、同小径部に短円筒状板体の先端内周面が前方に向けて拡開するテーパー23に形成されたテフロンシール21と、短円筒状シール押え金具22が嵌合されている。短円筒状シール押え金具22は、一端がピストンシャフト嵌挿孔を有する壁面48に形成されている。
【0039】
短円筒状テフロンシール21のテーパー23に当接するピストン本体7の段部は、前方に向けて上昇するテーパー20に形成されている。テフロンシール21を後方からピストンシャフトに嵌挿された短円筒状シール押え金具22で押圧することにより、テフロンシール21先端をピストン本体7外周より若干突出するようにすることができる。尚、分解洗浄する場合は、シール押え金具22を若干後進させれば、シリンダーからピストンを容易に抜くことができる。シール押え金具22壁面48の押圧は、ピストンシャフト19に嵌合させたナット24を螺合締付けることにより行っている。
【0040】
図1及び図7に示すように、ピストンシャフト19の後端は、クランプ25によって着脱し得るように掴持されている。
【0041】
クランプ25は、図7に示すようにラックギヤー26に固定された固定部材27と、該固定部材に対向して回動し得るように固定したピストンクランプ28,28´と、同ピストンクランプを前方に向けて閉じる方向に付勢する板バネ(弾性体)29と、同ピストンクランプ両先端に形成されたピストンシャフト後端を着脱し得るように掴持する鉤型掴持部30,30´と、同掴持部先端対向面に形成された前方に向けて拡開するテーパー31,31´と、前記ピストンシャフト後端がピストン押出し支え具32を介して接触するコイルスプリング33と、前記ピストンクランプ先端を開くように上昇案内するテーパー35,35´を有する開放部材34,34´とから構成されている。
【0042】
上記実施例においては、ラックギヤー26は、モータの回転軸に固定したピニオンに歯合して前進・後進するようになっている。また、開放部材のテーパー35,35´も、前方に向けて拡開するように形成され、掴持部先端対向面のテーパー31,31´と同じ傾斜になっている。
【0043】
図8に示すように、ピストンクランプ28,28´の先端が閉じた状態でピストンシャフト19後端を掴持し、ラックギヤー26が前進・後進して、ピストンが前進端から後進端まで往復運動する。
【0044】
ピストンクランプ28,28´からピストンシャフト19を外す時は、ラックギヤーを前進させて固定部材27とピストンクランプ28,28´を前進させ、前進端より更に若干前進させる。このようにすると、図2に示すように、ピストンシャフト19はピストン押出し支え具32を介して前記コイルスプリング33を圧縮し、前記ピストンクランプのテーパー31,31´は、開放部材テーパー35,35´に当接案内されて上昇し、ピストンクランプ先端が開いて、ピストンシャフト19とピストンクランプ28,28´とを分離させることができる。
【0045】
ピストンクランプ28,28´と固定部材27とは、ピストンクランプの中央より後方の固定点(ピストンクランプ止めピン)37,37´で回動し得るように固定され、固定点37,37´を支点としてピストンクランプを前方に向けて閉じるように付勢する板バネ29を、支点37,37´の後方のピストンクランプと前記固定部材との間に介装している。尚、板バネ29は、断面く字形のリング状に形成されている。
【0046】
固定部材27の前面にはコイルスプリング33を収容する収容室49が形成され、同収容室49の先端開口にコイルスプリング33に付勢されたピストンシャフト押出し具32が、バネの力によりそのフランジ部で押圧・保持されている。ピストンシャフト19後端は、同ピストンシャフト押出し具32に当接し、ピストンシャフト押出し具32を押圧してコイルスプリングをバネの力に抗して圧縮し得るようになっている。
【0047】
図4に示すように、内筒6外周面には、180°回転ガイド溝(180°の長孔)38が形成され、同ガイド溝38に図5に示す回転弁ストッパー39を位置させて、内筒6の回転開始時の位置決めをしている。
【0048】
回転切出し弁クラッチ本体40先端には、対向して大小の突起が形成され、同突起が図4(B)に示す大小のクランク爪穴41,42に嵌合するようになっている。大小と大きさを変えているのは、位置決めのためである。図2及び図8に示すコイルスプリング43は、クラッチ本体40を内筒6に押圧するためのものである。図2中、符号50はクランクキーであり、44及び45は、内筒を回転させる歯車である。
【0049】
図2中、46は、エンコーダーであり、エンコーダー駆動モーター47直接接続を行って、エンコーダーの出力パルス波形の数量を検出して吐出量(停止位置)を自由に操作できるようにしたものである。
【0050】
本発明のクランプを接続するには、定量吐出弁をサーバーセット架台に置いた状態でラックギヤを前進させてクラッチを前進させるだけで良い。またクランプを外す場合は、前進端から更に若干前進させて図2に示す状態とし、ラックギヤーを後進させて両者を分離すれば良い。従って、クランプの脱着を自動的に行うことができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、円筒状テフロンシールの突出部がピストンを押すときは起立し、引くときは倒れるので、軸方向へのスープ液の漏れをなくし、しかも駆動トルクを小さく(上記実施例では6.5w)することができる。また、円筒状テフロンシールは、楔の役割もするので、軸方向のスープ液の漏れをなくし、しかも作業終了時は、テフロンシール突出部を引っ込めれば、ピストンをシリンダーから容易に抜くことができる。
【0052】
また請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加えて、回転する内筒の貫通孔(吐出孔)を円筒状テフロンシールで覆うという従来全く行われていなかったシール方法を行うことによって、スープ液の種類にかかわらず、吐出口からのスープ液の漏れを完全に無くすことができる。
【0053】
また、請求項7及び8に記載の発明によれば、クランプを前進・後進させるだけで、クランプの脱着ができるので、自動的にクランプの脱着を行うことができるから、従来の脱着と比べて脱着作業が極めて簡単となり、作業能率が著しく向上する。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の定量吐出弁をスープサーバー本体に連結する方法を示す概略断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図である。クランプを外した直後の図である。
【図3】本発明のピストンの一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明のシリンダーの断面図である。
【図5】本発明の定量吐出弁本体を示す断面図である。
【図6】本発明の吐出口をシールする一実施例を示す(A)正面図、(B)側面図である。
【図7】本発明のクランプとピストンシャフトの連結前の状態を示す断面図である。
【図8】本発明のクランプのピストンシャフトを掴持した状態の断面図である(ピストンシャフトは省略している)。
【符号の説明】
1 定量切出弁本体
2 吸引口
3 吐出口
5 吐出ノズル
6 内筒
7 ピストン本体
8 内筒に形成された貫通孔
13 円筒状テフロンシール
19 ピストンシャフト
21 短円筒状テフロンシール
22 短円筒状シール押え具
25 クランプ
26 ラックギヤー
28,28´ ピストンクランプ
34,34´ 開放部材

Claims (11)

  1. ピストンを後進させて小分け・充填する流動物をシリンダー内に充填し、ピストンを前進させて前記流動物を吐出させるように構成した流動物小分け・充填装置において、前記シリンダーに摺動自在に嵌合したピストン本体の後端部を短円筒状テフロンシールが嵌合するように若干小径に形成し、該短円筒状テフロンシールは、短円筒状板体の先端内周面が拡開するテーパーに形成し、該テーパーに当接するシリンダーの段部を前方に向けて上昇するテーパーに形成し、前記短円筒状テフロンシール後方から短円筒状シール押え具を嵌合して、前記短円筒状テフロンシールを前方に向けて押圧することにより、前記短円筒状テフロンシール先端をピストン本体外周より若干突出し得るように構成したことを特徴とする流動物小分け・充填装置。
  2. 前記流動物小分け・充填装置は、小分け充填する流動物収容容器下端開口に連通する吸引口と小分け充填する容器への吐出口とを有する定量切出弁本体と、該定量切出弁本体に回動自在に嵌合させたシリンダーと、該シリンダー内に摺動自在に嵌合させたピストンと、前記シリンダーに形成された貫通孔とを具備してなり、該シリンダーの貫通孔が前記定量切出弁本体の吸引口と連通すると、前記ピストンは後退してシリンダー内に所定量の流動物を充填し、前記シリンダーの貫通孔が前記装置本体の吐出口と連通すると、前記ピストンは前進して、前記連通した吐出孔から流動物を吐出するように構成されている請求項1記載の装置。
  3. 前記装置本体の吐出口に、先端が前記シリンダーに密接し得る曲面に形成された円筒状テフロンシールを装着し、該テフロンシールの先端開口をシリンダーに密接させて前記貫通孔を覆うように構成してなる請求項2記載の装置。
  4. シリンダーに摺動自在に嵌合したピストン本体の後端部を短円筒状テフロンシールが嵌合するように若干小径に形成し、該短円筒状テフロンシールは、短円筒状板体の先端内周面が拡開するテーパーに形成し、該テーパーに当接するシリンダーの段部を前方に向けて上昇するテーパーに形成し、前記短円筒状テフロンシール後方から短円筒状シール押え具を嵌合して、短円筒状テフロンシールを前方に向けて押圧することにより、前記短円筒状テフロンシール先端をピストン本体外周より若干突出し得るように構成したことを特徴とするピストン。
  5. 前記ピストン本体先端面をアール状の凸面に形成する請求項4記載のピストン。
  6. 前記ピストン本体後端面に凹状のネジ穴を形成し、該ネジ穴にピストンシャフト先端を螺合させ、該ピストンシャフトに螺合させたナットをねじ込んで締め付けることにより、ピストンシャフトに嵌合させた前記シール押え具後端面を押圧するように構成してなる請求項4又は5記載のピストン。
  7. ピストンを後進させて小分け・充填する流動物をシリンダー内に充填し、ピストンを前進させて前記流動物を吐出させるように構成した流動物小分け・充填装置において、ピストンを前進・後進させる手段に固定された固定部材と、該固定部材に対向して回動し得るように固定したピストンクランプと、該ピストンクランプを前方に向けて閉じる方向に付勢する弾性体と、該ピストンクランプ両先端に形成されたピストンシャフト後端を着脱し得るように掴持する掴持部と、該掴持部先端対向面に形成された前方に向けて拡開するテーパーと、前記ピストンシャフト後端が直接若しくは他の部材を介して接触する弾性体と、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーを開くように上昇案内するテーパーを有する開放部材と、を具備してなり、前記固定部材を前進させてピストンクランプを前進させ前進端より更に前進させると、前記ピストンシャフトは前記弾性体を圧縮し、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーは前記開放部材テーパーに当接案内されて、ピストンクランプ先端が開いて、ピストンシャフトとピストンクランプとが分離するように構成したことを特徴とする流動物の小分け・充填装置。
  8. ピストンを前進・後進させる手段に固定された固定部材と、該固定部材に対向して回動し得るように固定したピストンクランプと、該ピストンクランプを前方に向けて閉じる方向に付勢する弾性体と、該ピストンクランプ両先端に形成されたピストンシャフト後端を着脱し得るように掴持する掴持部と、該掴持部先端対向面に形成された前方に向けて拡開するテーパーと、前記ピストンシャフト後端が直接若しくは他の部材を介して接触する弾性体と、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーを開くように上昇案内するテーパーを有する開放部材と、を具備してなり、前記固定部材を前進させてピストンクランプを前進させ前進端より更に前進させると、前記ピストンシャフトは前記弾性体を圧縮し、前記ピストンクランプ掴持部先端テーパーは前記開放部材テーパーに当接案内されて、ピストンクランプ先端が開いて、ピストンシャフトとピストンクランプとが分離するように構成したことを特徴とするピストンシャフトとピストンを前進・後進させる手段とを連結するクランプ。
  9. 前記ピストンを前進・後進させる手段が、モータの回転軸に固定したピニオンに歯合するラックギヤーである請求項8記載のクランプ。
  10. 前記ピストンクランプと前記固定部材とをピストンクランプの中央より後方で回動し得るように固定し、固定点を支点としてピストンクランプを前方に向けて閉じるように付勢する弾性体を、前記支点の後方のピストンクランプと前記固定部材との間に介装した請求項8又は9記載のクランプ。
  11. 前記固定部材の前面に弾性体を収容する収容部を形成し、該収容部の前面開口に前記弾性体に付勢されたピストンシャフト押出し具を設け、前記ピストンシャフト後端は、該ピストンシャフト押出し具に当接する請求項8〜10のいずれかに記載のクランプ。
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