JP2004188371A - Dehumidifier - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は脱湿装置に関し、例えば自動車塗装ラインにおいて用いられる脱湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の塗装ラインにおける塗装作業は、塗料の溶剤などが外部に拡散しないように、遮蔽された塗装ブース内で行われている。この遮蔽された塗装ブース内の雰囲気の湿度は、該塗布作業によって高い状態になる。
このように湿度が高い場合には良好な塗装を行うことができないため、通常、塗布ブース内の湿った雰囲気を排出し、乾燥した空気を塗装ブース内に導入している。
【0003】
この塗装ブース内の湿った雰囲気を排出し、乾燥した空気を塗装ブース内に導入する脱湿装置Aの概略構成について、図3に基づいて説明する。
図3において、符号20は、自動車の塗装ラインにおける塗装ブースであって、この塗装ブース20の中には、塗装用ロボット等の3台の自動機21が配置されている。また、この塗装ブース20の導入側には、塗装ブース20内に空気を導入するエアーブロー機22が配置されている。更に、塗装ブース20に続いて、塗装を焼き付ける焼付炉23が設けられている。
【0004】
また、前記塗装ブース20に臨んで、エアーパネル24、25が設けられている。このエアーパネル24は、乾燥した空気を塗装ブース20内に供給する導出口(図示せず)を備えると共に、脱湿装置本体1に接続された導入管26に接続されている。また、エアーパネル25は、塗装ブース20内の湿った雰囲気を排出する排出口(図示せず)を備えると共に、脱湿装置本体1に接続された排出管27に接続されている。
【0005】
このように構成された脱湿装置Aにあっては、塗装ブース20内の湿った雰囲気がエアーパネル25から排出され、排出管27を介して脱湿装置本体1に導入される。そして、この脱湿装置本体1内に収容された吸着剤により、導入された空気の水分を吸収、除去し、該空気を乾燥した状態にする。
このようにして乾燥した空気は、導入管26、エアーパネル24を介して、塗装ブース20内に導入される。その結果、塗装ブース20内の雰囲気の湿度は最適な状態に保たれ、良好な塗装が行われる。
【0006】
また、前記した脱湿装置本体1内に収容された吸着剤は水分を吸着すると、水分吸着力が低下する。そのため、吸着剤に加熱された空気を送り込みあるいは吸着剤を直接加熱し、水分を蒸発させることにより、吸着剤の性能を再生することが行われている。例えば、特開2001−120942号公報には、収容容器内に配設されたセラミックヒータによって、乾燥剤(吸着剤)を直接加熱し、乾燥剤(吸着剤)を再生する技術が示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−120942号公報(第2頁第1行乃至第30行)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記吸着剤の再生処理が繰り返し行われるにつれて、前記吸着剤の水分吸着性能は次第に劣化し、吸着剤は水分を吸着しなくなる。このため、劣化したと判断された吸着剤は廃棄処分され、新規な吸着剤と交換する必要がある。
この吸着剤劣化の判断方法として、例えば、脱湿装置本体から導出される乾燥空気の露点温度を測定して、その露点温度が基準値以上に上昇したならば、吸着剤が劣化したと判断する方法が考えられる。具体的に説明すると、脱湿装置を所定時間(例えば、8時間)使用した後、脱湿装置本体から導出される乾燥空気の露点を測定し、その露点温度が−20℃以上の場合には、吸着剤が劣化した判断する方法が考えられる。
しかしながら、前記した吸着剤劣化の判断方法は、測定者による測定のばらつき、判断のばらつき、あるいは測定の忘れ等があり、あまり好ましいものでなかった。
【0009】
また、前記したように、脱湿装置を所定時間(例えば、8時間)使用した後、脱湿装置本体から導出される乾燥空気の露点を測定し、その露点温度が所定温度以上の場合には、吸着剤が劣化していると判断し、再生処理を行わず、新規な吸着剤と交換する。一方、劣化していないと判断された場合には再生処理が行われ、再生処理後使用される。
そのため、前記再生処理において、吸着剤の機能(性能)が回復しない場合であっても、前記吸着剤は使用される。その結果、吸着剤劣化の発見が遅れ、塗装ブース内の雰囲気の湿度を最適な状態に維持することができないという技術的課題があった。この課題を解決する方法として、吸着剤の再生処理後、再び劣化の判断を行えば良いが、効率的に好ましくないという新たな課題が生じる。
【0010】
本発明は、上記した技術的課題を解決するためになされたものであり、脱湿装置における吸着剤の再生状態を常時監視することにより、早期に吸着剤の劣化異常を発見でき、しかも効率的に再生処理を行うことができる脱湿装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するためになされた本発明にかかる脱湿装置は、加熱された空気によって吸着した水分を除去し、あるいはヒータによって直接加熱することによって吸着した水分を除去し、再生を図る吸着剤を備えた脱湿装置において、吸着剤からの排気温度を測定する温度センサと、吸着剤に対する加熱された空気の導入開始時からの時間を測定する、あるいは吸着剤に対するヒータによる加熱開始時からの時間を測定する再生処理時間測定手段と、前記温度センサからの温度データと前記再生処理時間測定手段からの再生処理時間を、基準データと比較し、基準時間内に基準温度を超えた場合には、吸着剤が劣化していると判断する制御装置とを少なくとも具備していることを特徴としている。
【0012】
このように、吸着剤の排気温度を測定する温度センサを設け、該温度センサからの温度データと前記再生処理時間測定手段からの再生処理時間を、基準データと比較し、基準時間内に基準温度を超えた場合には、吸着剤が劣化していると判断する。
即ち、吸着剤を所定時間使用し、その後再生処理を行った際、通常の再生処理時間より短い時間で終了した場合には、吸着剤が吸着していた水分量が少ないことを意味している。言い換えれば、再生処理にかかる時間が短い場合には、吸着剤が本来吸収しなければならない水分を吸着せず、吸着剤が劣化していると判断できる。
【0013】
例えば、吸着剤を所定時間使用し、その後再生処理を行った際、通常の再生処理時間が150分〜240分程度で、排気温度が85℃に達する場合には、基準データを150分、85℃とする。
そして、実際の温度データと再生処理時間と基準データとを比較し、150分未満で、85℃を超えた場合には、その吸着剤は劣化しているものと判断する。
【0014】
このように、脱湿装置における吸着剤からの排気温度を監視することにより、再生処理中に吸着剤の劣化異常を発見でき、しかも効率的に再生処理を行うことができる。また、測定者による測定のばらつき等の影響を受けることがなく、適正な劣化判断を行うことができる。更に、早期に吸着剤の劣化異常を発見できるため、好適な吸着剤を用いて湿度を最適な状態に維持することができる。
【0015】
また、二つの吸着剤を備え、一方の吸着剤が水分を吸着する吸着動作を行っているとき、他方の吸着剤は再生処理を行い、連続的に水分の吸着動作を行うように構成された脱湿装置であって、前記二つの吸着剤からの排気が切換え弁を介して、同一の配管に排気され、該配管に前記温度センサが設けられていることが望ましい。
このように、二つの吸着剤からの排気は、温度センサを設けた同一の配管に排気されるため、効率的かつ容易に、夫々の吸着剤の劣化判断を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる脱湿装置の一実施形態について、図1または図2を参照して説明する。なお、図中、図3に示した部材と同一あるいは相当部材は、同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
【0017】
図1、図2に示されたこの脱湿装置本体1は、二つの吸着剤2、3を備え、一方の吸着剤が吸着動作を行っているとき、他方の吸着剤は再生動作(回復処理)を行うことができるように構成され、吸着剤2、3を交互に切換えることにより、連続的に水分の吸着動作を行うことができるように構成されている。
即ち、図1にあっては、吸着剤2が吸着動作状態にある場合を示し、図2は、同様に、吸着剤3が吸着動作状態にある場合を示している。
【0018】
また、図1、2に示すように、エアーパネル24に接続された導入管26は、四方弁7に接続され、この四方弁7には、吸着剤2に接続された配管h、吸着剤3に接続された配管dが接続されている。また、この四方弁7には、加熱した空気が供給される配管cが接続されている。
更に、前記配管cにはヒータ4に接続され、ブロワー5から導入された再生空気を加熱し、再生処理を行う吸着剤に導入するように構成されている。
即ち、図1、図2に示すように、図示しない再生空気貯蔵タンクから配管aを介して、ブロアー5により導出し、配管bを介して、ヒータ4に送出される。このヒータ4では前記再生空気を加熱し、配管cおよび四方弁7を介して、吸着剤2あるいは吸着剤3に加熱された再生空気が供給されるように構成されている。
【0019】
また、エアーパネル25に接続された排出管27は四方弁8に接続され、この四方弁8には、吸着剤2に接続された配管g及び吸着剤3に接続された配管eが接続されている。また、この四方弁8には再生空気貯蔵タンクに接続された配管fが接続されている。
更に、前記配管fには、温度センサ9が設けられ、その温度センサ9からの温度データが制御装置10に入力されるように構成されている。この温度センサ9によって配管fを通過する再生空気(排気)の温度を監視し、所定時間内に所定温度を越えて上昇した場合に、警報手段12を動作させるように構成されている。
【0020】
また、前記制御装置10内には、吸着剤2、3に対する加熱された空気の導入開始時からの時間を測定する再生処理時間測定手段が設けられている。具体的には、再生処理時間を計測するタイマーが設けられている。
なお、警報手段12としては、ランプ、ブザー等を用いることができる。なお、図中の符号11は、温度センサ9と制御装置10とを接続する接続線である。
【0021】
このように構成された脱湿装置1にあっては、図1に示すように吸着剤2が吸着動作を行っているとき、他方の吸着剤3は再生動作を(回復処理)がなされる。即ち、排出管27からの湿った空気(塗装ブース21から排出され塗装ブース21内の雰囲気)は、四方弁8、配管gを介して吸着剤2に導入され、該吸着剤2によって水分が吸収、除去される。そして、水分が除去された空気は、配管h、四方弁7、導入管26を介してエアーパネル24から塗装ブース20内に供給される。その結果、塗装ブース20内の湿度は、塗装に最適な状態に保たれる。
【0022】
一方、エアーブロー5によって再生空気貯蔵タンクから配管aを介して吸入された再生空気は、配管bを介してヒータ4に供給される。このヒータ4によって加熱された再生空気は、配管c、四方弁7、配管dを介して、吸着剤3に供給される。
そして、この加熱された再生空気により、吸着剤3が吸着していた水分は蒸発、除去され、配管e、四方弁8、配管fを介して、前記再生空気貯蔵タンクに戻される。
【0023】
この吸着剤3に導入されるヒータ4によって加熱された空気は、200℃程度であるが、吸着剤3が吸収している水分を蒸発させるため、配管fを通過する再生空気(排気)の温度は、約55℃である。
そして、吸着剤3が吸収した水分の蒸発が終了し、温度センサ9によって排気温度が85℃以上に達したことを検出した時点で、ブロアー5及びヒータ4を停止し、吸着剤3の再生(回復)動作を終了する。前記再生動作は、通常240分程度で終了する。
このように吸着剤2により水分の吸着動作を行いつつ、吸着剤3は再生動作を行うことができる。
【0024】
なお、制御装置10の上にランプ等(図示せず)を設け、温度センサ9によって排気温度が85℃以上に達したことを作業者に知らせ、該作業者によって前記ブロアー5及びヒータ4を停止しても良い。また、制御装置10によって、前記ブロアー5及びヒータ4を自動的に停止しても良い。
【0025】
次に、四方弁7,8を切換えることにより、吸着剤3による水分の吸着動作を行いつつ、吸着剤2の再生動作を行う。
即ち、図2に示すように、排出管27からの湿った空気(塗装ブース21から排出され塗装ブース21内の雰囲気)は、四方弁8、配管eを介して吸着剤3に導入され、該吸着剤3によって水分が吸収、除去される。そして、水分が除去された空気は、配管d、四方弁7、導入管26を介してエアーパネル24から塗装ブース20内に供給される。その結果、塗装ブース20内の湿度は、塗装に最適な状態に保たれる。
【0026】
一方、エアーブロー5によって再生空気貯蔵タンクから配管aを介して吸入された再生空気は、配管bを介してヒータ4に供給される。このヒータ4によって加熱された再生空気は、配管c、四方弁7、配管hを介して、吸着剤2に供給される。
そして、この加熱された再生空気により、吸着剤2が吸着していた水分は蒸発、除去され、配管g、四方弁8、配管fを介して、前記再生空気貯蔵タンクに戻される。
【0027】
この吸着剤2に導入されるヒータ4によって加熱された空気は、前記したように200℃程度であるが、吸着剤2が吸湿した水分を蒸発させるため、配管fを通過する再生空気(排気)の温度は、約55℃である。そして、吸着剤2が吸収した水分の蒸発が終了し、温度センサ9によって排気温度が85℃以上に達したことを検出した時点で、ブロアー5及びヒータ4を停止し、吸着剤3の再生(回復)動作を終了する。前記再生動作は、通常240分程度で終了する。
このように吸着剤3により水分の吸着動作を行いつつ、吸着剤2は再生動作を行うことができる。
【0028】
上記したように、四方弁7、8を切り換えることにより、一方の吸着剤が吸着動作を行っているとき、他方の吸着剤は再生動作を(回復処理)がなされるため、連続的に水分の吸着動作を行うことができる。
【0029】
次に、前記吸着剤2、3が劣化した場合について説明する。
吸着剤2、3を通過する水分量は年間を通して略一定であることから、前記吸着剤2、3を所定時間使用した場合には、水分の吸着量は略一定であり、再生処理にかかる時間も略一定である。
即ち、前記吸着剤2、3を所定時間使用し、その後再生処理を行った際、通常の再生処理時間より短い時間で終了した場合には、吸着剤2、3が吸着している水分量が少ないことを意味している。言い換えれば、再生処理にかかる時間が短い場合には、吸着剤2、3が本来吸収しなければならない水分を吸着せず、吸着剤2、3が劣化していると判断できる。
【0030】
通常、吸着剤2、3に200℃に加熱された空気を導入し、吸着した水分を蒸発させ、その後吸着剤2、3からの排気の温度が85℃まで上昇するのに、加熱された空気の導入開始から、150分〜240分かかる。この時間と吸着剤の活性度とは、前記したように相関関係があるため、再生処理中、排気温度を温度センサにて測定し、排気温度が150分未満に85℃を超えて上昇した場合には、吸着剤が劣化したと判断し、吸着剤を新規なものと交換する。
【0031】
具体的に説明すると、制御装置10に設けられたタイマー(図示せず)によって、吸着剤2、3に対する加熱された空気の導入開始時からの時間を測定する。また、温度センサ9によって配管fを通過する排気の温度を常時監視する。
そして、基準データの150分、85℃と比較し、85℃を超えた際の時間を求め、その時間が150分未満の場合には、その吸着剤は劣化しているものと判断し、制御装置10が警報手段12を動作させる。
【0032】
このように、吸着剤の劣化が排気温度と再生処置時間によって判断されるため、作業者は再生処理中に吸着剤の劣化を知ることができ、早期に吸着剤の劣化異常を発見できる。また、測定者による測定のばらつき等の影響を受けることがなく、適正な劣化判断を行うことができる。更に、好適な吸着剤を用いて湿度を最適な状態に維持することができ、良好な塗装作業を行うことができる。
【0033】
尚、上記実施形態にあっては、自動車の塗装ラインで用いられている脱湿装置を例にとって説明したが、本発明は特にこれに限定されるものではなく、他の用途の脱湿装置にも当然適用することができる。
また、上記実施形態にあっては、再生空気の排気温度が150分未満に85℃を超えて上昇した場合に吸着剤が劣化したと判断し、吸着剤を新規なものと交換する場合について説明したが、この時間および温度は一例であって、吸着剤の種類、量等が変化すれば、当然に変化するものである。
更に、上記実施形態にあっては、吸着剤に加熱した空気を導入することによって、吸着している水分を除去する場合について説明したが、本発明は特にこれに限定されるものではなく、吸着剤を直接加熱する脱湿装置にも当然適用することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、脱湿装置における吸着剤の再生状態を常時監視することにより、早期に吸着剤の劣化異常を発見でき、しかも効率的に再生処理を行うことができる脱湿装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明にかかる一実施形態を示す概略構成図である。
【図3】自動車の塗装工程を示す概略構成図である。
【符号の説明】
A 脱湿装置
1 脱湿装置本体
2 吸着剤
3 吸着剤
4 ヒータ
5 ブロワ―
7 四方弁
8 四方弁
9 温度センサ
10 制御装置
11 接続線
12 警報手段
a〜h 配管
26 導入管
27 排出管[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a dehumidifier, for example, to a dehumidifier used in an automobile painting line.
[0002]
[Prior art]
Painting work in a painting line of an automobile is performed in a shielded painting booth so that a solvent of the paint or the like does not diffuse outside. The humidity of the atmosphere in the shielded coating booth becomes high due to the coating operation.
Since good coating cannot be performed when the humidity is high, the humid atmosphere in the coating booth is usually exhausted, and dry air is introduced into the coating booth.
[0003]
The schematic configuration of a dehumidifier A for discharging a humid atmosphere in the coating booth and introducing dry air into the coating booth will be described with reference to FIG.
In FIG. 3,
[0004]
[0005]
In the dehumidifier A configured as described above, the moist atmosphere in the
The air dried in this way is introduced into the
[0006]
Further, when the adsorbent accommodated in the dehumidifier main body 1 adsorbs water, the water adsorbing power decreases. Therefore, the performance of the adsorbent has been regenerated by feeding heated air to the adsorbent or directly heating the adsorbent to evaporate water. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-120942 discloses a technique in which a desiccant (adsorbent) is directly heated by a ceramic heater disposed in a storage container to regenerate the desiccant (adsorbent). .
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-2001-120942 (
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as the regenerating process of the adsorbent is repeatedly performed, the water adsorbing performance of the adsorbent gradually deteriorates, and the adsorbent does not adsorb moisture. For this reason, the adsorbent determined to be deteriorated is discarded and needs to be replaced with a new adsorbent.
As a method for determining the deterioration of the adsorbent, for example, the dew point temperature of the dry air derived from the dehumidifier body is measured, and if the dew point temperature rises above a reference value, it is determined that the adsorbent has deteriorated. There is a method. Specifically, after using the dehumidifier for a predetermined time (for example, 8 hours), the dew point of the dry air derived from the dehumidifier body is measured, and when the dew point temperature is −20 ° C. or more, A method of determining that the adsorbent has deteriorated can be considered.
However, the above-mentioned method of determining the deterioration of the adsorbent is not very preferable because of the dispersion of the measurement by the measurer, the dispersion of the determination, or the forgetting of the measurement.
[0009]
Further, as described above, after using the dehumidifier for a predetermined time (for example, 8 hours), the dew point of the dry air derived from the dehumidifier body is measured, and when the dew point temperature is equal to or higher than the predetermined temperature, It is determined that the adsorbent is deteriorated, and the adsorbent is replaced with a new adsorbent without performing the regeneration process. On the other hand, when it is determined that there is no deterioration, a reproduction process is performed and used after the reproduction process.
Therefore, the adsorbent is used even if the function (performance) of the adsorbent does not recover in the regeneration treatment. As a result, there has been a technical problem that the discovery of the deterioration of the adsorbent is delayed, and the humidity of the atmosphere in the coating booth cannot be maintained in an optimum state. As a method of solving this problem, it is only necessary to judge the deterioration again after the regeneration treatment of the adsorbent, but a new problem arises that it is not efficient.
[0010]
The present invention has been made to solve the above-mentioned technical problem, and by constantly monitoring the regeneration state of the adsorbent in the dehumidifying device, it is possible to discover abnormalities of the adsorbent at an early stage, and more efficiently. It is an object of the present invention to provide a dehumidifier capable of performing a regenerating process.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The dehumidifier according to the present invention, which has been made to achieve the above object, removes moisture adsorbed by heated air or removes moisture adsorbed by directly heating with a heater to achieve regeneration. In a dehumidifier equipped with an adsorbent, a temperature sensor that measures the exhaust temperature from the adsorbent and measures the time from the start of introduction of heated air to the adsorbent, or from the start of heating of the adsorbent by a heater Reproduction processing time measuring means for measuring the time, the temperature data from the temperature sensor and the reproduction processing time from the reproduction processing time measurement means are compared with reference data, and when the reference temperature is exceeded within the reference time, Is characterized by having at least a control device for determining that the adsorbent has deteriorated.
[0012]
As described above, the temperature sensor for measuring the exhaust temperature of the adsorbent is provided, and the temperature data from the temperature sensor and the regeneration processing time from the regeneration processing time measuring means are compared with the reference data. If it exceeds, it is determined that the adsorbent has deteriorated.
In other words, when the adsorbent is used for a predetermined time and the regeneration process is performed thereafter, if the process is completed in a shorter time than the normal regeneration process time, it means that the amount of water adsorbed by the adsorbent is small. . In other words, when the time required for the regeneration process is short, the adsorbent does not adsorb the water that should be originally absorbed, and it can be determined that the adsorbent has deteriorated.
[0013]
For example, when the adsorbent is used for a predetermined time and then the regenerating process is performed, when the normal regenerating process time is about 150 to 240 minutes and the exhaust temperature reaches 85 ° C., the reference data is set to 150 minutes or 85 minutes. ° C.
Then, the actual temperature data is compared with the regeneration processing time and the reference data. If the temperature is less than 150 minutes and exceeds 85 ° C., it is determined that the adsorbent is deteriorated.
[0014]
As described above, by monitoring the temperature of the exhaust gas from the adsorbent in the dehumidifier, it is possible to find out the abnormality of the adsorbent during the regeneration process and to perform the regeneration process efficiently. In addition, it is possible to make an appropriate judgment of deterioration without being affected by a variation in measurement by a measurer. Further, since the deterioration abnormality of the adsorbent can be found at an early stage, it is possible to maintain the humidity in an optimum state by using a suitable adsorbent.
[0015]
In addition, the apparatus is provided with two adsorbents, and when one adsorbent is performing an adsorption operation of adsorbing moisture, the other adsorbent performs a regeneration process, and is configured to continuously perform an adsorption operation of moisture. In the dehumidifier, it is preferable that the exhaust from the two adsorbents is exhausted to the same pipe via a switching valve, and the pipe is provided with the temperature sensor.
As described above, since the exhaust from the two adsorbents is exhausted to the same pipe provided with the temperature sensor, the deterioration of each of the adsorbents can be determined efficiently and easily.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a dehumidifier according to the present invention will be described with reference to FIG. 1 or FIG. In the drawing, the same or equivalent members as those shown in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted.
[0017]
The dehumidifier body 1 shown in FIGS. 1 and 2 includes two
That is, FIG. 1 shows a case where the
[0018]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
Further, the pipe c is connected to the heater 4 so that the regeneration air introduced from the
That is, as shown in FIGS. 1 and 2, the air is drawn out from a regenerative air storage tank (not shown) via a pipe a by a
[0019]
A
Further, a
[0020]
The
Note that a lamp, a buzzer, or the like can be used as the alarm unit 12. Reference numeral 11 in the figure is a connection line connecting the
[0021]
In the dehumidifying apparatus 1 configured as described above, when the
[0022]
On the other hand, the regeneration air sucked by the
Then, the moisture adsorbed by the
[0023]
The air heated by the heater 4 introduced into the
Then, when the evaporation of the water absorbed by the
As described above, the
[0024]
In addition, a lamp or the like (not shown) is provided on the
[0025]
Next, the four-way valves 7 and 8 are switched to perform the operation of regenerating the
That is, as shown in FIG. 2, the humid air from the discharge pipe 27 (the atmosphere in the
[0026]
On the other hand, the regeneration air sucked by the
Then, the moisture adsorbed by the
[0027]
The air heated by the heater 4 introduced into the
As described above, the
[0028]
As described above, by switching the four-way valves 7 and 8, when one of the adsorbents is performing the adsorption operation, the other adsorbent performs the regeneration operation (recovery processing). A suction operation can be performed.
[0029]
Next, a case where the
Since the amount of water passing through the
That is, when the
[0030]
Normally, air heated to 200 ° C. is introduced into the
[0031]
More specifically, a timer (not shown) provided in the
Then, the time when the temperature exceeds 85 ° C. is determined by comparing with the reference data of 150 minutes and 85 ° C. If the time is less than 150 minutes, it is determined that the adsorbent is deteriorated, and the control is performed. The
[0032]
As described above, since the deterioration of the adsorbent is determined based on the exhaust gas temperature and the regeneration treatment time, the worker can know the deterioration of the adsorbent during the regeneration processing, and can find abnormality in the deterioration of the adsorbent at an early stage. In addition, it is possible to make an appropriate judgment of deterioration without being affected by a variation in measurement by a measurer. Furthermore, it is possible to maintain the humidity in an optimum state by using a suitable adsorbent, and to perform a good coating operation.
[0033]
In addition, in the said embodiment, although demonstrated taking the example of the dehumidifying apparatus used in the coating line of a motor vehicle, this invention is not specifically limited to this, It applies to the dehumidifying apparatus of another use. Can of course also be applied.
Further, in the above embodiment, the case where the adsorbent is judged to be deteriorated when the exhaust air temperature of the regeneration air rises above 85 ° C. in less than 150 minutes, and the adsorbent is replaced with a new one will be described. However, these times and temperatures are merely examples, and naturally change when the type, amount, etc. of the adsorbent changes.
Furthermore, in the above embodiment, the case where the adsorbed water is removed by introducing heated air into the adsorbent has been described, but the present invention is not particularly limited to this, and the present invention is not limited thereto. Naturally, the present invention can also be applied to a dehumidifier for directly heating an agent.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by constantly monitoring the regeneration state of the adsorbent in the dehumidifier, abnormal deterioration of the adsorbent can be found early, and the regeneration process can be performed efficiently. A dehumidifier can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram showing one embodiment according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram showing one embodiment according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing a painting process of an automobile.
[Explanation of symbols]
A dehumidifier 1
7 Four-way valve 8 Four-
Claims (2)
吸着剤からの排気温度を測定する温度センサと、
吸着剤に対する加熱された空気の導入開始時からの時間を測定する、あるいは吸着剤に対するヒータによる加熱開始時からの時間を測定する再生処理時間測定手段と、
前記温度センサからの温度データと前記再生処理時間測定手段からの再生処理時間を、基準データと比較し、基準時間内に基準温度を超えた場合には、吸着剤が劣化していると判断する制御装置と
を少なくとも具備していることを特徴とする脱湿装置。In a dehumidifier equipped with an adsorbent for removing water adsorbed by heated air, or removing water adsorbed by directly heating with a heater to regenerate,
A temperature sensor for measuring the exhaust gas temperature from the adsorbent,
Regeneration processing time measuring means for measuring the time from the start of the introduction of heated air to the adsorbent, or measuring the time from the start of the heating of the adsorbent by the heater,
The temperature data from the temperature sensor and the regeneration processing time from the regeneration processing time measuring means are compared with reference data, and if the temperature exceeds the reference temperature within the reference time, it is determined that the adsorbent has deteriorated. A dehumidifier comprising at least a controller.
前記二つの吸着剤からの排気が切換え弁を介して、同一の配管に排気され、該配管に前記温度センサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載された脱湿装置。A dehumidifying device that has two adsorbents, and is configured so that when one adsorbent is performing an adsorption operation of adsorbing moisture, the other adsorbent performs a regeneration process and continuously performs an adsorption operation of moisture. A device,
2. The dehumidifier according to claim 1, wherein exhaust from the two adsorbents is exhausted to the same pipe via a switching valve, and the temperature sensor is provided on the pipe. 3.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2002
- 2002-12-13 JP JP2002362014A patent/JP2004188371A/en active Pending
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