JP2004187359A - 無停電電源装置、無停電電源装置操作方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】無停電電源装置において、バッテリの交換中に停電など主電源に異常が発生した場合の解決策を提示する。
【解決手段】無停電電源装置はバッテリを2つ接続可能とし、作業員が第1のバッテリと第2のバッテリのうちどちらを使用するか指定でき、バッテリが使用可能かテストする機能を有することで、バッテリを交換中の不意の停電時にも電力供給を継続することができる。これにより2重のバックアップシステムを有する無停電電源装置を実現できる。また、交換用バッテリの残量をテストし、利用可能か判断し、作業者に知らせる機構を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】無停電電源装置はバッテリを2つ接続可能とし、作業員が第1のバッテリと第2のバッテリのうちどちらを使用するか指定でき、バッテリが使用可能かテストする機能を有することで、バッテリを交換中の不意の停電時にも電力供給を継続することができる。これにより2重のバックアップシステムを有する無停電電源装置を実現できる。また、交換用バッテリの残量をテストし、利用可能か判断し、作業者に知らせる機構を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリ等の電源の交換において安全性や確実性を高める無停電電源装置、無停電電源装置操作方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
<無停電電源装置の種類>
無停電電源装置は主電力の供給が遮断されたときに、途切れることなく負荷へ電力を送ることを目的とする電源装置である。給電方式で分類すると常時商用給電方式と常時インバータ給電方式に分けられる。
【0003】
常時商用給電方式は、通常時入力の商用電源をそのまま負荷に供給し、同時に電池を充電する。主電力の供給が途絶えた場合、リレーを商用電源からインバータ回路に切り換えて電池から電力を供給する。
【0004】
常時インバータ給電方式は、通常時交流/直流変換を行い、インバータ回路で直流/交流変換して負荷に電力を供給しながら、電池を充電する。主電力の供給が途絶えた場合、電池からインバータ回路を介して電力が供給される。
【0005】
更に使用する電源の種類で分類するとコンデンサ方式やバッテリ方式、燃料電池方式、フライホイール方式等に分けられる。燃料電池方式は燃料に都市ガス・LPG等を使用する。フライホイール方式は電気エネルギーをフライホイール(回転体)に機械エネルギーとして変換・貯蔵し、主電力遮断時には貯蔵された機械エネルギーを放出し電気エネルギーに変換して負荷に電力を供給する。
【0006】
<無停電電源装置の例>
図3で従来の方式を説明する。ここでは常時商用給電方式の例を挙げる。プラグ31は商用電源を受電する。スイッチ32は無停電電源装置がバイパスモードとなるよう指示するためのものである。
スイッチ33はスイッチ32がバイパスモードを指示している場合は、プラグ31が受電した電力をコンセント39に送る。スイッチ32がバイパスモードを指示していない場合、スイッチ33はプラグ31が受電した電力を整流器34に送る。
整流器34はスイッチ33から送られた交流電流を直流電流に変換する。
バッテリ制御回路35は整流器34からの直流電流を受け、バッテリ36を充電しつつ、直流交流変換回路38に電力を送る。
直流交流変換回路38はバッテリ制御回路35から受けた直流電力を商用電源と同じ交流電源に変換する。こうして得られた交流電力はコンセント39を通して電力供給を受けるべき他の装置に供給される。
停電時にはバッテリ制御回路35が整流器34からの電力供給が途絶えたことを検出し、バッテリ36から電力供給を受けて直流交流変換回路38に電力を送ることにより、コンセント39を通して他の装置に電力を供給することができる。
【0007】
従来の方式でバッテリ交換を行う場合は、作業者はまずスイッチ32で無停電電源装置をバイパスモードにしてからバッテリ36を交換する。しかし、不運にも作業中に停電が発生するとバイパスモードであることやバッテリ36が接続されていないことのために無停電電源装置は電力供給ができなくなってしまう。
【0008】
<バッテリ交換時の問題点>
バッテリを交換中に停電が発生した場合は、無停電電源装置は電力供給を継続できない。電力供給を受ける装置が24時間運転させるサーバのような場合、バッテリ交換の際に無停電電源装置からの電力供給が止まるのは好ましくない。バッテリ交換時のこのような問題を解決する方法として従来は次のものがあった。
【0009】
<解決策1>
1つ目はサーバ等に受電部が2つある場合にそれぞれに無停電電源装置を接続する方法である。この場合、一方の無停電電源装置のバッテリを交換中に停電が発生しても2つ目の受電部には2台目の無停電電源装置から電力供給が行われるのでサーバへの電力供給が途絶えることはない。
【0010】
この方法の欠点は、サーバの受電部と無停電電源装置が2つずつ必要となることと、2つの無停電源電源装置のバッテリの製造日が近い場合、交換時には両方のバッテリの寿命がつきている恐れがあり、それを避けるためには2つのバッテリの交換時期をずらす必要があり、交換作業の回数が増えてしまうことである。
【0011】
例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3のように第2のバッテリを備え、第1のバッテリを交換中は第2のバッテリを使用する方法もあるが、特に第2のバッテリから第1のバッテリに切り換える前に第1の良否テストを行わないため、第1のバッテリが不良であった場合に電力供給が途絶えてしまう。
また、バッテリの良否をランプ等でバッテリ交換を行う作業者に知らせる方法も示されているが、第1のバッテリのテスト結果が不良であっても作業者のランプの見落としにより、不正に第2のバッテリを取り外してしまう恐れがあり、この場合も電力供給が途絶えてしまう。
【0012】
<解決策2>
2つ目の方法は、2台の無定電源装置を直列に接続することである。この場合、サーバ側に近い方の1台目の無停電電源装置のバッテリをバイパスするように設定し、1台目のバッテリを交換後、バイパスモードを解除する。万一、バイパスモード時に停電となったとしても2台目の無停電電源装置が1台目の無停電電源装置を経由してサーバ等に電力を供給できる。2台目の無停電電源装置のバッテリ交換は、2台目の無停電電源装置をバイパスモードにし、バッテリを交換する。
【0013】
2つ目の方法の欠点は、無停電電源装置が2台必要であること、1つ目の方法の場合と同様、バッテリの製造日が近い場合の問題を避けるため、バッテリの交換作業の回数が増えてしまうことである。
【0014】
<解決策3>
3つ目の方法は特許文献1に示されるとおり、第1のバッテリと第2のバッテリの電圧を比較し、電圧が高い方のバッテリを自動的に選択するものである。3つ目の方法では交換すべき1つ目のバッテリの電圧がまだ充分高い場合は期待される第2のバッテリへの切り替えは行われない。
3つ目の方法の場合、充分な電圧があっても耐用年数が経過している可能性が残り、新しいバッテリに交換できないという欠点がある。
【0015】
特許文献4は本出願人による無停電電源装置の発明である。装置の故障等のトラブルを最小限に抑える機構を有する。
【0016】
【特許文献1】
特開平5−111191号公報
【特許文献2】
特開平6−113489号公報
【特許文献3】
特開2001−352696号公報
【特許文献4】
特開2002−118984号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
無停電電源装置の多くは内部に充電可能なバッテリを備えており、商用電源が停電した場合にそのバッテリを電力の供給源として他の装置に電力の供給を続ける。バッテリの多くは寿命があり、例え停電がなくバッテリからの電力供給を行わなくても製造後ある期間を経過すると期待通りの性能を出せなくなる。その場合は、新しいバッテリで交換する必要がある。
【0018】
しかし、バッテリ交換時はシステムが停電に対し脆弱になる。また脆弱性を克服しようとすれば、システムの大型化やコストの増大を避けることができない。
【0019】
本発明は、上記の問題を解決し、バッテリ交換が安心して行える無停電電源装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、請求項1記載の発明である無停電電源装置は、電力を受電するための受電手段と、電力を供給するための送電手段と、直流を交流に変換する手段と、交流を直流に変換する手段と、電源に電力を蓄える蓄電手段と、上記電源の交換時に利用する補助電力供給手段と、上記電源の電力残量を測定する電力測定手段と、上記電源の電力残量が不足している場合に警告を出す警告手段とを有することを特徴とする。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無停電電源装置であって、上記電力測定手段は、切り替え先の電源の電力残量を測定する切り替え先電源電力測定手段と、交換後の電源の電力残量を測定する交換後電源電力測定手段とを有することを特徴とする。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の無停電電源装置であって、上記蓄電手段及び補助電力供給手段はバッテリであることを特徴とする。
【0023】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の無停電電源装置であって、上記蓄電手段及び補助電力供給手段は燃料電池であることを特徴とする。
【0024】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の無停電電源装置であって、上記蓄電手段及び補助電力供給手段はフライホイールであることを特徴とする。
【0025】
請求項6記載の発明である無停電電源装置操作方法は、電源交換時において、通常の稼動モードから電源交換モードへ変更するステップと、補助用電源の電力残量を確認するステップと、上記補助用電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させるステップと、使用中の電源を停止して上記補助用電源を稼動させるステップと、使用済の電源を新しい電源と交換するステップと、上記新しい電源の電力残量を確認するステップと、上記新しい電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させるステップと、上記補助用電源を停止して上記新しい電源を稼動させるステップと、電源交換モードを通常の稼動モードへ変更するステップとを有することを特徴とする。
【0026】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の無停電電源装置操作方法であって、上記電源はバッテリであることを特徴とする。
【0027】
請求項8記載の発明は、請求項6記載の無停電電源装置操作方法であって、上記電源は燃料電池であることを特徴とする。
【0028】
請求項9記載の発明は、請求項6記載の無停電電源装置操作方法であって、上記電源はフライホイールであることを特徴とする。
【0029】
請求項10記載の発明である無停電電源装置操作プログラムは、電源交換時において、無停電電源装置に、補助用電源の電力残量を確認する処理と、上記補助用電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させる処理と、使用中の電源を停止して上記補助用電源を稼動させる処理と、新しい電源の電力残量を確認する処理と、上記新しい電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させる処理と、上記補助用電源を停止して上記新しい電源を稼動させる処理とを実行させることを特徴とする。
【0030】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の無停電電源装置操作プログラムであって、上記電源はバッテリであることを特徴とする。
【0031】
請求項12記載の発明は、請求項10記載の無停電電源装置操作プログラムであって、上記電源は燃料電池であることを特徴とする。
【0032】
請求項13記載の発明は、請求項10記載の無停電電源装置操作プログラムであって、上記電源はフライホイールであることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
<構成>
図1で実施例の構成を説明する。
無停電電源装置はプラグ11、スイッチ12、ブザー13、整流器14、バッテリ制御回路15、バッテリ16・17、直流交流変換回路18及びコンセント19を有する。
プラグ11は商用電源を受電する。
スイッチ12は無停電電源装置がバッテリ交換モードとなるよう作業者が指示するためのものである。
ブザー13はバッテリに充分な電力がない状態で作業者がこれを使用しようとする場合に鳴動し、作業者に警告を与える。
整流器14はプラグ11により受電された電力を交流から直流に変換する。
バッテリ制御回路15は整流器14からの直流電流を受け、バッテリ16を充電しつつ、直流交流変換回路18に電力を送る。商用電源が遮断された場合には、バッテリ制御回路15は整流器14からの電力供給が途絶えたことを検出し、バッテリ16から電源供給を受けて直流交流変換回路18に電力を送る。
バッテリ17は発電機等の他の電力供給装置でも構わない。例えばガソリンエンジンによる発電機を使用すると、ガソリンの補充が続く限り電力供給を続けられるので、バッテリ交換作業に時間がかかる場合や、長時間の停電が見込まれる場合に有効である。
直流交流変換回路18はバッテリ制御回路15から受けた直流電力を商用電源と同じ交流電力に変換する。こうして得られた交流電力はコンセント19を通して無停電電源装置から他の装置に供給される。
【0034】
<バッテリ交換時のバッテリ制御回路の働き>
バッテリ制御回路15はスイッチ12からバッテリ交換モードを指示されるとバッテリ17の性能をテストし、充分な性能がある場合は、バッテリ16の使用を止め、代わりにバッテリ17を使用する。
【0035】
バッテリ制御回路15はスイッチ12でバッテリ交換モードの解除を指示されると、バッテリ16の性能テストを行い、充分な性能がある場合はバッテリ17の使用を止め、代わりにバッテリ16を使用する。
【0036】
バッテリ制御回路15はバッテリ16に充分な性能がないにもかかわらず作業者がスイッチ12でバッテリ16に切り換えようとした場合と、その逆にバッテリ17に充分な性能がないにもかかわらず作業者がスイッチ12でバッテリ17に切り換えようとした場合にブザー13を鳴動させる。
【0037】
<動作>
実施例の動作を図1で説明する。
プラグ11は商用電源を受電する。受電された電力は整流器14で交流から直流に変換される。バッテリ制御回路15は整流器14からの直流電流を受け、バッテリ16を充電しつつ直流交流変換回路18に電力を送る。直流交流変換回路18はバッテリ制御回路35から受けた直流電力を商用電源と同じ交流電力に変換する。
【0038】
こうして得られた交流電力はコンセント19を通して無停電電源装置から他の装置に供給される。停電時にはバッテリ制御回路15が整流器14からの電力供給が途絶えたことを検出し、バッテリ16から電力供給を受けて直流交流変換回路18に電力を送ることによりコンセント19から他の装置に電力を供給することができる。
【0039】
次に、本発明の特徴であるバッテリ交換時の動作について説明する。スイッチ12は無停電電源装置がバッテリ交換モードとなるよう作業者が指示するためのものである。バッテリ制御回路15はスイッチ12からバッテリ交換モードとなることを指示されるとバッテリ17の性能のテストを行い、充分な性能がある場合はバッテリ16の使用を止め、代わりにバッテリ17を使用する。バッテリ17に充分な性能がなかった場合、バッテリ制御回路15はブザー14を鳴動させ、バッテリ16を使用し続ける。ブザー14が鳴動しなかった場合は、作業者はバッテリ16を新しいバッテリと交換する。作業者はバッテリを交換後、スイッチ12でバッテリ交換モードの解除を指示する。
【0040】
この後バッテリ制御回路15は新しいバッテリ16の性能テストを行い、充分な性能がある場合はバッテリ17の使用を止め、代わりにバッテリ16を使用し、バッテリ交換モードが完了する。その後作業者はバッテリ17を取り外しても構わない。バッテリ16に充分な性能がなかった場合、バッテリ制御回路15はブザー14を鳴動させ、バッテリ17を使用し続ける。
【0041】
この方式の場合、2つのバッテリのうち、少なくとも一方は利用可能な状態であるためバッテリの交換中に停電が発生しても他の装置への電力供給を継続できる。また、交換したバッテリ16、一時的に取り付けたバッテリ17が不良または性能不足であった場合には切り換えを行わず、作業者に注意を促すため、より安全にバッテリの交換ができる。
【0042】
<フローチャートによる説明>
図2のフローチャートを用いて説明する。
スイッチ12によってバッテリ交換モードに入り、第2バッテリの性能をテストする(ステップ201)。第2バッテリの電力が充分に残っていない場合(ステップ201/NO)は、ブザーを鳴らし(ステップ203)、交換を促す(ステップ205)。
【0043】
第2バッテリの電力が充分ある場合(ステップ201/YES)には第1バッテリを停止し、装置は第2バッテリから電力の供給を受ける(ステップ202)。第2バッテリの稼動中に第1バッテリを交換する(ステップ204)。
【0044】
第1バッテリの交換が済むと、その電力が測定され(ステップ206)、電力が基準に満たなければ(ステップ206/NO)、ブザーを鳴らし交換を促す(ステップ207)。充分に電力があると認められれば(ステップ206/YES)、第2バッテリを停止し、第1バッテリを稼動させる(ステップ208)。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、停止させることのできない装置の稼働率を上げることができる。その理由は、電無停電電源装置のバッテリの交換作業中に停電が発生した場合の電力供給を継続できるためである。
【0046】
また、信頼性の高い電力供給を安価に実現できる。その理由は無停電電源装置を直列にする方式に比べ、無停電電源装置の台数が少なくて済み、また第2のバッテリは第1のバッテリの交換時以外は不要だからである。
【0047】
また、バッテリ交換作業における事故を防ぐことができる。その理由は、第2のバッテリや交換後の第1のバッテリが不良であった場合にバッテリ制御回路が不良を検出し、誤って不良のバッテリを使用することがないためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無停電電源装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の無停電電源装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】従来の無停電電源装置の構成の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 コンセント
12 通常モード―バッテリ交換モード切り替えスイッチ
13 ブザー
14 整流器
15 バッテリ制御回路
16 バッテリ
18 直流交流変換回路
19 コンセント
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリ等の電源の交換において安全性や確実性を高める無停電電源装置、無停電電源装置操作方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
<無停電電源装置の種類>
無停電電源装置は主電力の供給が遮断されたときに、途切れることなく負荷へ電力を送ることを目的とする電源装置である。給電方式で分類すると常時商用給電方式と常時インバータ給電方式に分けられる。
【0003】
常時商用給電方式は、通常時入力の商用電源をそのまま負荷に供給し、同時に電池を充電する。主電力の供給が途絶えた場合、リレーを商用電源からインバータ回路に切り換えて電池から電力を供給する。
【0004】
常時インバータ給電方式は、通常時交流/直流変換を行い、インバータ回路で直流/交流変換して負荷に電力を供給しながら、電池を充電する。主電力の供給が途絶えた場合、電池からインバータ回路を介して電力が供給される。
【0005】
更に使用する電源の種類で分類するとコンデンサ方式やバッテリ方式、燃料電池方式、フライホイール方式等に分けられる。燃料電池方式は燃料に都市ガス・LPG等を使用する。フライホイール方式は電気エネルギーをフライホイール(回転体)に機械エネルギーとして変換・貯蔵し、主電力遮断時には貯蔵された機械エネルギーを放出し電気エネルギーに変換して負荷に電力を供給する。
【0006】
<無停電電源装置の例>
図3で従来の方式を説明する。ここでは常時商用給電方式の例を挙げる。プラグ31は商用電源を受電する。スイッチ32は無停電電源装置がバイパスモードとなるよう指示するためのものである。
スイッチ33はスイッチ32がバイパスモードを指示している場合は、プラグ31が受電した電力をコンセント39に送る。スイッチ32がバイパスモードを指示していない場合、スイッチ33はプラグ31が受電した電力を整流器34に送る。
整流器34はスイッチ33から送られた交流電流を直流電流に変換する。
バッテリ制御回路35は整流器34からの直流電流を受け、バッテリ36を充電しつつ、直流交流変換回路38に電力を送る。
直流交流変換回路38はバッテリ制御回路35から受けた直流電力を商用電源と同じ交流電源に変換する。こうして得られた交流電力はコンセント39を通して電力供給を受けるべき他の装置に供給される。
停電時にはバッテリ制御回路35が整流器34からの電力供給が途絶えたことを検出し、バッテリ36から電力供給を受けて直流交流変換回路38に電力を送ることにより、コンセント39を通して他の装置に電力を供給することができる。
【0007】
従来の方式でバッテリ交換を行う場合は、作業者はまずスイッチ32で無停電電源装置をバイパスモードにしてからバッテリ36を交換する。しかし、不運にも作業中に停電が発生するとバイパスモードであることやバッテリ36が接続されていないことのために無停電電源装置は電力供給ができなくなってしまう。
【0008】
<バッテリ交換時の問題点>
バッテリを交換中に停電が発生した場合は、無停電電源装置は電力供給を継続できない。電力供給を受ける装置が24時間運転させるサーバのような場合、バッテリ交換の際に無停電電源装置からの電力供給が止まるのは好ましくない。バッテリ交換時のこのような問題を解決する方法として従来は次のものがあった。
【0009】
<解決策1>
1つ目はサーバ等に受電部が2つある場合にそれぞれに無停電電源装置を接続する方法である。この場合、一方の無停電電源装置のバッテリを交換中に停電が発生しても2つ目の受電部には2台目の無停電電源装置から電力供給が行われるのでサーバへの電力供給が途絶えることはない。
【0010】
この方法の欠点は、サーバの受電部と無停電電源装置が2つずつ必要となることと、2つの無停電源電源装置のバッテリの製造日が近い場合、交換時には両方のバッテリの寿命がつきている恐れがあり、それを避けるためには2つのバッテリの交換時期をずらす必要があり、交換作業の回数が増えてしまうことである。
【0011】
例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3のように第2のバッテリを備え、第1のバッテリを交換中は第2のバッテリを使用する方法もあるが、特に第2のバッテリから第1のバッテリに切り換える前に第1の良否テストを行わないため、第1のバッテリが不良であった場合に電力供給が途絶えてしまう。
また、バッテリの良否をランプ等でバッテリ交換を行う作業者に知らせる方法も示されているが、第1のバッテリのテスト結果が不良であっても作業者のランプの見落としにより、不正に第2のバッテリを取り外してしまう恐れがあり、この場合も電力供給が途絶えてしまう。
【0012】
<解決策2>
2つ目の方法は、2台の無定電源装置を直列に接続することである。この場合、サーバ側に近い方の1台目の無停電電源装置のバッテリをバイパスするように設定し、1台目のバッテリを交換後、バイパスモードを解除する。万一、バイパスモード時に停電となったとしても2台目の無停電電源装置が1台目の無停電電源装置を経由してサーバ等に電力を供給できる。2台目の無停電電源装置のバッテリ交換は、2台目の無停電電源装置をバイパスモードにし、バッテリを交換する。
【0013】
2つ目の方法の欠点は、無停電電源装置が2台必要であること、1つ目の方法の場合と同様、バッテリの製造日が近い場合の問題を避けるため、バッテリの交換作業の回数が増えてしまうことである。
【0014】
<解決策3>
3つ目の方法は特許文献1に示されるとおり、第1のバッテリと第2のバッテリの電圧を比較し、電圧が高い方のバッテリを自動的に選択するものである。3つ目の方法では交換すべき1つ目のバッテリの電圧がまだ充分高い場合は期待される第2のバッテリへの切り替えは行われない。
3つ目の方法の場合、充分な電圧があっても耐用年数が経過している可能性が残り、新しいバッテリに交換できないという欠点がある。
【0015】
特許文献4は本出願人による無停電電源装置の発明である。装置の故障等のトラブルを最小限に抑える機構を有する。
【0016】
【特許文献1】
特開平5−111191号公報
【特許文献2】
特開平6−113489号公報
【特許文献3】
特開2001−352696号公報
【特許文献4】
特開2002−118984号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
無停電電源装置の多くは内部に充電可能なバッテリを備えており、商用電源が停電した場合にそのバッテリを電力の供給源として他の装置に電力の供給を続ける。バッテリの多くは寿命があり、例え停電がなくバッテリからの電力供給を行わなくても製造後ある期間を経過すると期待通りの性能を出せなくなる。その場合は、新しいバッテリで交換する必要がある。
【0018】
しかし、バッテリ交換時はシステムが停電に対し脆弱になる。また脆弱性を克服しようとすれば、システムの大型化やコストの増大を避けることができない。
【0019】
本発明は、上記の問題を解決し、バッテリ交換が安心して行える無停電電源装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、請求項1記載の発明である無停電電源装置は、電力を受電するための受電手段と、電力を供給するための送電手段と、直流を交流に変換する手段と、交流を直流に変換する手段と、電源に電力を蓄える蓄電手段と、上記電源の交換時に利用する補助電力供給手段と、上記電源の電力残量を測定する電力測定手段と、上記電源の電力残量が不足している場合に警告を出す警告手段とを有することを特徴とする。
【0021】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無停電電源装置であって、上記電力測定手段は、切り替え先の電源の電力残量を測定する切り替え先電源電力測定手段と、交換後の電源の電力残量を測定する交換後電源電力測定手段とを有することを特徴とする。
【0022】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の無停電電源装置であって、上記蓄電手段及び補助電力供給手段はバッテリであることを特徴とする。
【0023】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の無停電電源装置であって、上記蓄電手段及び補助電力供給手段は燃料電池であることを特徴とする。
【0024】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の無停電電源装置であって、上記蓄電手段及び補助電力供給手段はフライホイールであることを特徴とする。
【0025】
請求項6記載の発明である無停電電源装置操作方法は、電源交換時において、通常の稼動モードから電源交換モードへ変更するステップと、補助用電源の電力残量を確認するステップと、上記補助用電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させるステップと、使用中の電源を停止して上記補助用電源を稼動させるステップと、使用済の電源を新しい電源と交換するステップと、上記新しい電源の電力残量を確認するステップと、上記新しい電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させるステップと、上記補助用電源を停止して上記新しい電源を稼動させるステップと、電源交換モードを通常の稼動モードへ変更するステップとを有することを特徴とする。
【0026】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の無停電電源装置操作方法であって、上記電源はバッテリであることを特徴とする。
【0027】
請求項8記載の発明は、請求項6記載の無停電電源装置操作方法であって、上記電源は燃料電池であることを特徴とする。
【0028】
請求項9記載の発明は、請求項6記載の無停電電源装置操作方法であって、上記電源はフライホイールであることを特徴とする。
【0029】
請求項10記載の発明である無停電電源装置操作プログラムは、電源交換時において、無停電電源装置に、補助用電源の電力残量を確認する処理と、上記補助用電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させる処理と、使用中の電源を停止して上記補助用電源を稼動させる処理と、新しい電源の電力残量を確認する処理と、上記新しい電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させる処理と、上記補助用電源を停止して上記新しい電源を稼動させる処理とを実行させることを特徴とする。
【0030】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の無停電電源装置操作プログラムであって、上記電源はバッテリであることを特徴とする。
【0031】
請求項12記載の発明は、請求項10記載の無停電電源装置操作プログラムであって、上記電源は燃料電池であることを特徴とする。
【0032】
請求項13記載の発明は、請求項10記載の無停電電源装置操作プログラムであって、上記電源はフライホイールであることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
<構成>
図1で実施例の構成を説明する。
無停電電源装置はプラグ11、スイッチ12、ブザー13、整流器14、バッテリ制御回路15、バッテリ16・17、直流交流変換回路18及びコンセント19を有する。
プラグ11は商用電源を受電する。
スイッチ12は無停電電源装置がバッテリ交換モードとなるよう作業者が指示するためのものである。
ブザー13はバッテリに充分な電力がない状態で作業者がこれを使用しようとする場合に鳴動し、作業者に警告を与える。
整流器14はプラグ11により受電された電力を交流から直流に変換する。
バッテリ制御回路15は整流器14からの直流電流を受け、バッテリ16を充電しつつ、直流交流変換回路18に電力を送る。商用電源が遮断された場合には、バッテリ制御回路15は整流器14からの電力供給が途絶えたことを検出し、バッテリ16から電源供給を受けて直流交流変換回路18に電力を送る。
バッテリ17は発電機等の他の電力供給装置でも構わない。例えばガソリンエンジンによる発電機を使用すると、ガソリンの補充が続く限り電力供給を続けられるので、バッテリ交換作業に時間がかかる場合や、長時間の停電が見込まれる場合に有効である。
直流交流変換回路18はバッテリ制御回路15から受けた直流電力を商用電源と同じ交流電力に変換する。こうして得られた交流電力はコンセント19を通して無停電電源装置から他の装置に供給される。
【0034】
<バッテリ交換時のバッテリ制御回路の働き>
バッテリ制御回路15はスイッチ12からバッテリ交換モードを指示されるとバッテリ17の性能をテストし、充分な性能がある場合は、バッテリ16の使用を止め、代わりにバッテリ17を使用する。
【0035】
バッテリ制御回路15はスイッチ12でバッテリ交換モードの解除を指示されると、バッテリ16の性能テストを行い、充分な性能がある場合はバッテリ17の使用を止め、代わりにバッテリ16を使用する。
【0036】
バッテリ制御回路15はバッテリ16に充分な性能がないにもかかわらず作業者がスイッチ12でバッテリ16に切り換えようとした場合と、その逆にバッテリ17に充分な性能がないにもかかわらず作業者がスイッチ12でバッテリ17に切り換えようとした場合にブザー13を鳴動させる。
【0037】
<動作>
実施例の動作を図1で説明する。
プラグ11は商用電源を受電する。受電された電力は整流器14で交流から直流に変換される。バッテリ制御回路15は整流器14からの直流電流を受け、バッテリ16を充電しつつ直流交流変換回路18に電力を送る。直流交流変換回路18はバッテリ制御回路35から受けた直流電力を商用電源と同じ交流電力に変換する。
【0038】
こうして得られた交流電力はコンセント19を通して無停電電源装置から他の装置に供給される。停電時にはバッテリ制御回路15が整流器14からの電力供給が途絶えたことを検出し、バッテリ16から電力供給を受けて直流交流変換回路18に電力を送ることによりコンセント19から他の装置に電力を供給することができる。
【0039】
次に、本発明の特徴であるバッテリ交換時の動作について説明する。スイッチ12は無停電電源装置がバッテリ交換モードとなるよう作業者が指示するためのものである。バッテリ制御回路15はスイッチ12からバッテリ交換モードとなることを指示されるとバッテリ17の性能のテストを行い、充分な性能がある場合はバッテリ16の使用を止め、代わりにバッテリ17を使用する。バッテリ17に充分な性能がなかった場合、バッテリ制御回路15はブザー14を鳴動させ、バッテリ16を使用し続ける。ブザー14が鳴動しなかった場合は、作業者はバッテリ16を新しいバッテリと交換する。作業者はバッテリを交換後、スイッチ12でバッテリ交換モードの解除を指示する。
【0040】
この後バッテリ制御回路15は新しいバッテリ16の性能テストを行い、充分な性能がある場合はバッテリ17の使用を止め、代わりにバッテリ16を使用し、バッテリ交換モードが完了する。その後作業者はバッテリ17を取り外しても構わない。バッテリ16に充分な性能がなかった場合、バッテリ制御回路15はブザー14を鳴動させ、バッテリ17を使用し続ける。
【0041】
この方式の場合、2つのバッテリのうち、少なくとも一方は利用可能な状態であるためバッテリの交換中に停電が発生しても他の装置への電力供給を継続できる。また、交換したバッテリ16、一時的に取り付けたバッテリ17が不良または性能不足であった場合には切り換えを行わず、作業者に注意を促すため、より安全にバッテリの交換ができる。
【0042】
<フローチャートによる説明>
図2のフローチャートを用いて説明する。
スイッチ12によってバッテリ交換モードに入り、第2バッテリの性能をテストする(ステップ201)。第2バッテリの電力が充分に残っていない場合(ステップ201/NO)は、ブザーを鳴らし(ステップ203)、交換を促す(ステップ205)。
【0043】
第2バッテリの電力が充分ある場合(ステップ201/YES)には第1バッテリを停止し、装置は第2バッテリから電力の供給を受ける(ステップ202)。第2バッテリの稼動中に第1バッテリを交換する(ステップ204)。
【0044】
第1バッテリの交換が済むと、その電力が測定され(ステップ206)、電力が基準に満たなければ(ステップ206/NO)、ブザーを鳴らし交換を促す(ステップ207)。充分に電力があると認められれば(ステップ206/YES)、第2バッテリを停止し、第1バッテリを稼動させる(ステップ208)。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、停止させることのできない装置の稼働率を上げることができる。その理由は、電無停電電源装置のバッテリの交換作業中に停電が発生した場合の電力供給を継続できるためである。
【0046】
また、信頼性の高い電力供給を安価に実現できる。その理由は無停電電源装置を直列にする方式に比べ、無停電電源装置の台数が少なくて済み、また第2のバッテリは第1のバッテリの交換時以外は不要だからである。
【0047】
また、バッテリ交換作業における事故を防ぐことができる。その理由は、第2のバッテリや交換後の第1のバッテリが不良であった場合にバッテリ制御回路が不良を検出し、誤って不良のバッテリを使用することがないためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無停電電源装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の無停電電源装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】従来の無停電電源装置の構成の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 コンセント
12 通常モード―バッテリ交換モード切り替えスイッチ
13 ブザー
14 整流器
15 バッテリ制御回路
16 バッテリ
18 直流交流変換回路
19 コンセント
Claims (13)
- 電力を受電するための受電手段と、
電力を供給するための送電手段と、
直流を交流に変換する手段と、
交流を直流に変換する手段と、
電源に電力を蓄える蓄電手段と、
前記電源の交換時に利用する補助電力供給手段と、
前記電源の電力残量を測定する電力測定手段と、
前記電源の電力残量が不足している場合に警告を出す警告手段とを有することを特徴とする無停電電源装置。 - 前記電力測定手段は、
切り替え先の電源の電力残量を測定する切り替え先電源電力測定手段と、
交換後の電源の電力残量を測定する交換後電源電力測定手段とを有することを特徴とする請求項1記載の無停電電源装置。 - 前記蓄電手段及び補助電力供給手段はバッテリであることを特徴とする請求項2記載の無停電電源装置。
- 前記蓄電手段及び補助電力供給手段は燃料電池であることを特徴とする請求項2記載の無停電電源装置。
- 前記蓄電手段及び補助電力供給手段はフライホイールであることを特徴とする請求項2記載の無停電電源装置。
- 電源交換時において、
通常の稼動モードから電源交換モードへ変更するステップと、
補助用電源の電力残量を確認するステップと、
前記補助用電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させるステップと、
使用中の電源を停止して前記補助用電源を稼動させるステップと、
使用済の電源を新しい電源と交換するステップと、
前記新しい電源の電力残量を確認するステップと、
前記新しい電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させるステップと、
前記補助用電源を停止して前記新しい電源を稼動させるステップと、
電源交換モードを通常の稼動モードへ変更するステップとを有することを特徴とする無停電電源装置操作方法。 - 前記電源はバッテリであることを特徴とする請求項6記載の無停電電源装置操作方法。
- 前記電源は燃料電池であることを特徴とする請求項6記載の無停電電源装置操作方法。
- 前記電源はフライホイールであることを特徴とする請求項6記載の無停電電源装置操作方法。
- 電源交換時において、無停電電源装置に、
補助用電源の電力残量を確認する処理と、
前記補助用電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させる処理と、
使用中の電源を停止して前記補助用電源を稼動させる処理と、
新しい電源の電力残量を確認する処理と、
前記新しい電源の電力残量が不足しているときはブザーを鳴動させる処理と、
前記補助用電源を停止して前記新しい電源を稼動させる処理とを実行させるための無停電電源装置操作プログラム。 - 前記電源はバッテリであることを特徴とする請求項10記載の無停電電源装置操作プログラム。
- 前記電源は燃料電池であることを特徴とする請求項10記載の無停電電源装置操作プログラム。
- 前記電源はフライホイールであることを特徴とする請求項10記載の無停電電源装置操作プログラム。
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