JP2004187171A - 留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム,その方法及びそのプログラム - Google Patents

留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム,その方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、留守番電話の音声メッセージから返信電話番号を抽出し、また、留守番電話サービスから分離した形態での返信電話番号抽出サービスの提供を可能とする、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム,その方法及びそのプログラムの提供を目的とする。
【解決手段】留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム10は、発信者側の電話機11と、受信者側の電話機14と、留守番電話サービスモジュール12と、返信電話番号抽出モジュール13とからなっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム,その方法及びそのプログラムに関し、特に、音声入力される留守番電話サービスにおいて、留守番電話の音声メッセージから発信者が返信を希望する電話番号(適宜、返信電話番号と略称する。)を抽出する、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム,その方法及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話通信に関する技術が進歩することにより、利便性を目的とした様々な技術が提案され実用化されてきた。
その一つに、留守番電話の技術があり、この留守番電話の技術は、電話機あるいは留守番電話サービスを提供するサーバー(適宜、留守番電話サービスサーバーと略称する。)が、発信者の音声メッセージを録音し、受信者の要求に応じて再生することにより、音声メッセージを受信者に伝える技術である。
【0003】
また、通話における電話番号を含む音声メッセージ(たとえば、電話番号案内など)から電話番号を抽出し、受信者がメモを取ったり電話番号を押さなくても、通話にでてきた電話番号に電話することを可能とした電話装置の技術も開示されている。
この電話装置は、少なくとも電話番号を含む通話の音声信号から前記電話番号を示す電話番号情報を抽出する電話番号抽出手段と、この電話番号抽出手段によって得られた電話番号情報を表示する表示手段とを具備した電話装置である(例えば、特許文献1参照。)。また、この電話装置は、電話番号情報を表示する表示手段の他に、電話番号情報を格納する電話番号情報格納手段と、この電話番号情報格納手段に格納された電話番号情報が示す電話番号に発信する発信手段とを具備したり、電話番号情報抽出手段によって抽出された電話番号情報を音声合成して音声として出力する音声合成手段を具備することもできる。
【0004】
また、発信者の音声メッセージが音声メッセージシステムのユーザにより再生されたことを、発信者に通知することができる音声メッセージシステムの技術も開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
この技術は、発信者の電話番号を関連付けることにより、メッセージを聞いた後に発信者に発信することを可能とするものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−354448号公報 (第2−4頁、第3図)
【特許文献2】
特開2000−196739号公報 (第4−7頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、通話者の音声から直接電話番号情報を抽出するのみで、留守番電話音声メッセージから返信電話番号を抽出することについては何等記載されておらず、留守番電話音声メッセージから返信電話番号を抽出するサービスが実用化されていない又は広く普及していないといった問題があった。
【0007】
また、NTTの電話番号案内のような標準語でかつ聞き取りやすい音声メッセージの場合には、音声メッセージに含まれる電話番号情報を抽出できないといったトラブルが発生する危険性が少ないものの、たとえば、留守番電話サービスにおける音声メッセージになまりがある場合などには、電話番号抽出手段が複雑化し、大掛かりな電話番号抽出手段が必要となる。このため、実際の使用に耐えうる電話番号抽出手段を各電話装置に設けることは、販売価格及び電話機の小型・軽量化の観点から実用的でないといった問題があった。
さらに、通話中に相手が言った電話番号を聞き取れない場合などには、もう一度ゆっくり話してもらったり、自ら復唱して確認することができるが、留守番電話サービスにおいては、録音された音声メッセージから電話番号を正確に抽出しなければならず、高性能の電話番号抽出手段が必要となる。
【0008】
また、特許文献2に記載された技術において、関連付けられる発信者の電話番号は、メッセージを発信してきた電話機の電話番号である。このため、発信者が発信してきた電話機とは別の電話機に返信を希望する場合には、自動的に発信者に通知することができないといった問題があった。
また、この技術は、発信者が返信を希望する電話番号(適宜、返信電話番号と略称する。)を手動で入力する手段を有し、任意の電話番号に返信することを可能とするものの、発信者にとっては、本来音声のみで実現可能な留守番電話サービスに対して、返信電話番号を別途入力しなければならず不便であるといった問題があった。
【0009】
本発明は、上述した従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、留守番電話サービスモジュールと返信電話番号抽出モジュールを設けることにより、留守番電話の音声メッセージから返信電話番号を抽出し、また、留守番電話サービスから分離した形態での返信電話番号抽出サービスの提供を可能とする、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム,その方法及びそのプログラムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムは、発信者が使用する電話機と、前記発信者の音声メッセージを録音する留守番電話サービスモジュールと、前記音声メッセージから、前記発信者が返信を希望する返信電話番号を抽出する返信電話番号抽出モジュールと、前記留守番電話サービスモジュールが録音した前記音声メッセージを再生させるとともに、前記返信電話番号抽出モジュールが抽出した前記返信電話番号を受信者に伝える、受信者が使用する電話機と、を具備した構成としてある。
このようにすると、留守番電話の音声メッセージから、返信電話番号を抽出することができ、受信者はメモを取ったりしなくても容易に返信電話番号に返信することができる。
【0011】
また、本発明の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムは、前記返信電話番号抽出モジュールが、前記留守番電話サービスモジュールに録音された前記音声メッセージから前記返信電話番号を抽出する構成としてある。このようにすると、留守番電話サービスモジュールが、返信電話番号を抽出する前の音声メッセージを録音するので、音声メッセージを再生させながら、返信電話番号を抽出することができる。
【0012】
また、本発明の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムは、前記返信電話番号抽出モジュールが、前記留守番電話サービスモジュールに録音される前の前記音声メッセージから前記返信電話番号を抽出する構成としてある。
このようにすると、留守番電話サービスモジュールが音声メッセージとともに、返信電話番号を記録できるので、音声メッセージの再生とともに返信電話番号を表示手段から提示することもでき、受信者が、返信電話番号が提示されるまで待たされるといった不具合を防止することができる。
【0013】
また、本発明の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムは、前記返信電話番号抽出モジュールを、返信電話番号抽出サービスサーバーに設けた構成としてあり、高性能かつ高機能化された返信電話番号抽出サービスサーバーを設けることができ、留守番電話音声メッセージから返信電話番号をより精度よく抽出することができる。
さらに、前記返信電話番号抽出サービスサーバーを、前記留守番電話サービスモジュールを備えた留守番電話サービスサーバーから独立して設けた構成とするとよく、このようにすると、返信電話番号を抽出するサービスを留守番電話サービスから独立して行うことができる。
【0014】
また、本発明の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出方法は、発信者が電話機から受信者の電話機に対し発信を行う段階と、前記受信者が電話にでられない又は前記受信者側の電話機が着信不可のとき、前記受信者側の電話機又は留守番電話サービスサーバーに設けられた留守番電話サービスモジュールが音声メッセージ録音を前記発信者に案内する段階と、前記発信者が前記案内にしたがって音声メッセージを発すると、前記留守番電話サービスモジュールが前記音声メッセージを録音する段階と、前記受信者が前記留守番電話サービスモジュールに録音された前記音声メッセージの再生を要求する段階と、前記留守番電話サービスモジュールが前記音声メッセージを前記受信者に再生するとともに、返信電話番号抽出サービスサーバー内の返信電話番号抽出モジュールに、前記音声メッセージに含まれる前記発信者が返信を希望する返信電話番号を抽出させる段階と、前記返信電話番号抽出モジュールが、前記受信者側の電話機を介して、抽出した前記返信電話番号を前記受信者に伝える段階と、を有する方法としてある。
このようにすると、発信者からの音声メッセージをそのまま録音し再生するだけの留守番電話サービスに対して、ユーザがより利用しやすいサービスを提供することができる。また、留守番電話サービスサーバーと別個に返信電話番号抽出サービスサーバーを利用することにより、従来の留守番電話サービスとは分離した形態の新しいサービスを提供することができる。
【0015】
また、本発明の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出プログラムは、ネットワークを介して受信者側の電話機及び/又は発信者側の電話機と通信を行う返信電話番号抽出サービスサーバーに、音声メッセージからなる留守番電話音声メッセージを受信し記憶する手順と、前記音声メッセージから返信電話番号を抽出させる手順と、音声及び/又は表示用データからなる返信電話番号を、ネットワークを介して前記受信者側の電話機に送信する手順と、記憶した前記音声メッセージを消去する手順とを実行させる構成としてある。
このようにすると、音声メッセージからなる留守番電話音声メッセージの中から返信電話番号を抽出することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
[留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム]
次に、本発明の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムを説明するための、概略ブロック図を示している。
同図において、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム10(適宜、返信電話番号抽出システム10と略称する。)は、発信者側の電話機11と、留守番電話サービスモジュール12と、返信電話番号抽出モジュール13と、受信者側の電話機14とからなっている。
【0018】
発信者側の電話機11は発信者が使用する電話機11であり、また、受信者側の電話機14は受信者が使用する電話機14である。なお、これらの電話機11,14は、電話機の種類や機能等に関して、特に限定されるものではなく、それぞれ受信機能及び発信機能を備えている。
また、本実施形態では、一つの発信者側の電話機11を使用しており、発信者は、発信者側の電話機11から受信者に留守番電話をかけ、発信者側の電話機11に折り返し電話をかけてもらうために、発信者側の電話機11の電話番号を留守番電話に録音している。
ただし、このような状況に限定されるものではなく、たとえば、発信者が、電話機11から受信者に留守番電話をかけ、発信者側の電話機11とは別の電話機(図示せず)に折り返し電話をかけてもらうために、返信を希望する電話機の電話番号を留守番電話に録音してもよく、かかる場合に、本発明の優れた利便性が発揮される。
【0019】
留守番電話サービスモジュール12は、発信者の音声メッセージを録音する記憶部(図示せず)を備えた構成としてある。一般的に、受信者が電話にでないとき又は受信者側の電話機14が着信不可のとき、音声メッセージ録音を発信者に案内し、発信者が、案内にしたがって音声メッセージを発すると、発信者側の電話機11からの音声メッセージを録音する。また、受信者が録音された音声メッセージの再生を要求すると、録音した音声メッセージを返信電話番号抽出モジュール13に出力する。
【0020】
返信電話番号抽出モジュール13は、図示してないが、音声メッセージを認識する音声認識手段と、認識した文字や数字の中から返信電話番号を抽出する抽出手段を備えた構成としてあり、留守番電話サービスモジュール12から音声メッセージを入力すると、返信電話番号を抽出し受信者側の電話機14に出力する。
【0021】
受信者側の電話機14は、返信電話番号抽出モジュール13から返信電話番号を入力すると、スピーカ及び/又は表示手段(図示せず)を介して、返信電話番号抽出モジュール13が抽出した返信電話番号を受信者に伝える。
ここで、受信者側の電話機14は、音声メッセージから抽出した返信電話番号を聞き取りやすい音声としてスピーカから出力するとよく、このようにすると、受信者が返信電話番号を聞きながら容易に返信電話番号を入力することができる。
また、受信者側の電話機14は、返信電話番号を入力すると、表示手段に返信電話番号を表示し、このとき、たとえば、発信ボタン(図示せず)を一回押下すると、返信電話番号に電話をかける構成としてもよい。このようにすると、返信電話番号を手入力しなくてもすみ、利便性をより向上させることができる。
【0022】
次に、上記構成の返信電話番号抽出システム10の動作について説明する。
発信者(図示せず)は、発信者側の電話機11から受信者側の電話機14に電話を発信するが、受信者(図示せず)が応答しないか、又は、受信者側の電話機14が携帯電話であり電波が届かない場合などには、受信者側の電話機14が着信しないため、留守番電話サービスモジュール12が、受信者に留守番電話サービスの案内を行う。
そして、発信者は、留守番電話に音声メッセージを録音し、このとき、音声メッセージの中に返信を希望する電話の電話番号(返信電話番号)を伝える。
【0023】
受信者は、電話機14を用いて、留守番電話サービスモジュール12に保存されている音声メッセージを再生するが、その際、返信番号抽出モジュール13を介して再生を行う。
返信番号抽出モジュール13は、留守番電話サービスモジュール12から音声メッセージを入力し再生するとともに、音声メッセージから返信電話番号を抽出し、音声メッセージの再生終了後に、電話機14から受信者に対して、返信電話番号を音声又は表示により提示する。
【0024】
このように、本実施形態の返信電話番号抽出システム10によれば、受信者は、返信番号抽出モジュール13から返信電話番号の音声及び/又は表示による提示を受けることができるので、メモを取ったりしなくても容易にその返信電話番号に発信することができる。また、返信電話番号抽出システム10は、返信電話番号抽出モジュール13が、返信電話番号を抽出する前の音声メッセージを録音するので、音声メッセージを再生させながら、返信電話番号を抽出することができる。また、留守番電話サービスモジュール12に録音された音声メッセージから返信電話番号を抽出するので、従来の電話通信システムにおける留守番電話サービスを利用することができる。
なお、本実施形態は、電話機11,14,留守番電話サービスモジュール12及び返信電話番号抽出モジュール13を備えた返信電話番号抽出システム10であればよく、留守番電話サービスモジュール12と返信電話番号抽出モジュール13が、いずれのサーバーや電話機11,14に含まれるかといった構成に関しては、特に限定されるものではない。
【0025】
(第一応用例)
図2は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第一応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。
同図において、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム20(適宜、返信電話番号抽出システム20と略称する。)は、留守番電話サービスモジュール12と返信電話番号抽出モジュール13が、留守番電話サービスサーバー21に設けられた構成としてある。
なお、その他の構成は、第一実施形態における返信電話番号抽出システム10とほぼ同様としてある。
【0026】
留守番電話サービスサーバー21は、留守番電話サービスを提供する事業者が用意したサーバーである。このサーバー21は、たとえば、受信者側の電話機14が携帯電話機であり、受信者側の電話機14が着信拒否のモードになっているか、あるいは電波が届かない場合などのとき、留守番電話サービスモジュール12が、発信者からの音声メッセージ録音要求に対して、音声メッセージを録音する。
また、留守番電話サービスモジュール12は、返信電話番号抽出モジュール13を経由した受信者からの音声メッセージ再生要求を入力すると、録音した音声メッセージを再生する。
【0027】
返信電話番号抽出モジュール13は、受信者側の電話機14から音声メッセージ再生要求を入力すると、音声メッセージ再生要求を留守番電話サービスモジュール12に出力する。
また、返信電話番号抽出モジュール13は、留守番電話サービスモジュール12が再生する音声メッセージを入力し、音声メッセージを受信者側の電話機14に送信するとともに、この音声メッセージから発信者が音声メッセージに録音した返信電話番号を抽出する。そして、抽出した返信電話番号を受信者側の電話機14に提示する。
【0028】
なお、返信電話番号を提示する方法には、音声メッセージ再生後に、引き続き音声によるガイダンスにより返信電話番号を通知して、その番号に対して発信するかどうかを問い合わせる方法、音声メッセージ再生後に、文字情報として受信者側の電話機14に備えられた文字表示部(図示せず)に対して表示して、受信者側の電話機14でそれを選択することにより発信可能とする方法などが考えられる。
【0029】
次に、上記構成の返信電話番号抽出システム20の処理について説明する。
本発明の返信電話番号抽出システム20は、大きく分けて二つの処理がある。一つは、発信者が受信者に対する音声メッセージを録音する録音処理であり、もう一つは、受信者が録音された音声メッセージを再生し発信者に返信するまでの再生処理である。
【0030】
録音処理は、まず、従来の留守番電話サービスと同様に、発信者が電話機11から受信者側の電話機14に発信する。そして、受信者が電話にでないときや受信者側の電話機14が着信不可のときは、留守番電話サービスモジュール12が音声メッセージ録音を案内する。
留守番電話サービスモジュール12は、案内にしたがって発声した音声メッセージを録音する。なお、この音声メッセージは、返信電話番号を含んでいるものとする。
【0031】
次に、再生処理について、図3を参照して説明する。
図3は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第一応用例を説明するための、返信電話番号抽出システムの動作を説明するための概略タイムチャート図を示している。
同図において、受信者側の電話機14(受信者)は、留守番電話サービスサーバー21内の返信電話番号抽出モジュール13を介して、留守番電話サービスモジュール12に対して音声メッセージ再生要求を行い(ステップS1)、登録処理にて録音された音声メッセージの再生を要求する。
なお、本応用例では、返信電話番号抽出モジュール13を介して音声メッセージ再生要求が行われているが、留守番電話サービスモジュール12に対して直接音声メッセージ再生要求をおこなってもよい。
【0032】
留守番電話サービスモジュール12は、要求された音声メッセージを、返信電話番号抽出モジュール13を介して受信者に再生する(ステップS2)。
この際、返信電話番号抽出モジュール13は、再生される音声メッセージの中に含まれる返信電話番号を抽出する。
音声メッセージ再生後、返信電話番号抽出モジュール13は、受信者側の電話機14に抽出した返信電話番号を提示する(ステップS3)。
受信者は、受信者側の電話機14から提示された返信電話番号にもとづいて、メモを取ったりしなくても返信電話番号に容易に発信することができる(ステップS4)。
【0033】
このように、本応用例の返信電話番号抽出システム20は、留守番電話サービスモジュール12と返信電話番号抽出モジュール13を留守番電話サービスサーバー21に設けた構成としてあり、既存の留守番電話サービスサーバー21を利用して、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出機能を追加することができる。
【0034】
(第二応用例)
図4は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第二応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。
同図において、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム30(適宜、返信電話番号抽出システム30と略称する。)は、受信者側の電話機31として、電話機14に、留守番電話サービスモジュール12と返信電話番号抽出モジュール13を設けた構成としてある。なお、別個の電話機14,31が二つあるわけではなく、留守番電話サービスモジュール12と返信電話番号抽出モジュール13を備えた受信者側の電話機14を受信者側の電話機31として図示してある。
なお、その他の構成は、第一実施形態における返信電話番号抽出システム10とほぼ同様としてある。
【0035】
このように、本応用例の返信電話番号抽出システム30は、留守番電話サービスモジュール12と返信電話番号抽出モジュール13と受信者側の電話機14が受信者側の電話機31に設けられており、既存の受信者側の電話機14を利用して、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出機能を追加することができる。
【0036】
(第三応用例)
図5は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第三応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。
同図において、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム40(適宜、返信電話番号抽出システム40と略称する。)は、留守番電話サービスモジュール12が留守番電話サービスサーバー41に設けられるとともに返信電話番号抽出モジュール13と電話機14が受信者側の電話機42に設けられた構成としてある。
なお、その他の構成は、第一実施形態における返信電話番号抽出システム10とほぼ同様としてある。
【0037】
このように、本応用例の返信電話番号抽出システム40は、既存の留守番電話サービスサーバー41をそのまま利用し、返信電話番号抽出モジュール13を受信者側の電話機42に設けることにより、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出機能を追加することができる。
【0038】
[第二実施形態]
図6は、第二実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムを説明するための、概略ブロック図を示している。
同図において、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム50(適宜、返信電話番号抽出システム50と略称する。)は、留守番電話サービスモジュール12が受信者側の電話機52に設けられるとともに返信電話番号抽出モジュール13が返信電話番号抽出サービスサーバー51に設けられた構成としてある。
なお、その他の構成は、第一実施形態における返信電話番号抽出システム10とほぼ同様としてある。
【0039】
返信電話番号抽出システム50は、返信電話番号抽出モジュール13を返信電話番号抽出サービスサーバー51に設けてあり、たとえば、留守番電話サービスサーバーや受信者側の電話機から独立した構成としてある。
このように、独立した返信電話番号抽出サービスサーバー51を用いることにより、既存の留守番電話サービスサーバーや電話機からの制約を受けなくてもすむので、たとえば、返信電話番号抽出モジュール13の高性能化や多機能化を図ることができる。
ここで、高性能化とは、音声メッセージに含まれる電話番号の話し方が早口だったりなまっていても、精度よく返信電話番号を抽出できることなどをいい、また多機能化とは、音声メッセージが外国語の場合には、音声メッセージすべてを日本語に翻訳してくれることなどをいうものとする。
【0040】
次に、上記構成の返信電話番号抽出システム50の処理について説明する。
本発明の返信電話番号抽出システム50は、大きく分けて二つの処理がある。
一つは、発信者が受信者に対する音声メッセージを録音する録音処理であり、もう一つは、受信者が録音された音声メッセージを再生し発信者に返信するまでの再生処理である。
【0041】
録音処理は、従来の留守番電話サービスと同様に、発信者が電話機11から受信者側の電話機52内の電話機14に発信する。そして、受信者が電話にでないときや受信者側の電話機14が着信不可のときは、受信者側の電話機52内の留守番電話サービスモジュール12が音声メッセージ録音を案内する。
留守番電話サービスモジュール12は、案内にしたがって発信者が発声した音声メッセージを録音する。なお、音声メッセージは、返信電話番号を含んでいるものとする。
【0042】
次に、再生処理について、図面を参照して説明する。
図7は、第二実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの動作を説明するための概略タイムチャート図を示している。
同図において、受信者側の電話機14(受信者)は、受信者側の電話機52内の留守番電話サービスモジュール12に対して音声メッセージ再生要求を行い(ステップS11)、録音処理にて録音された音声メッセージの再生を要求する。
【0043】
留守番電話サービスモジュール12は、要求された音声メッセージを、受信者側の電話機14に再生する(ステップS12)とともに、返信電話番号抽出サービスサーバー51の返信電話番号抽出モジュール13に音声メッセージの中から、発信者が録音した返信を希望する返信電話番号の抽出を要求する(ステップS13)。
【0044】
返信電話番号抽出モジュール13は、要求された音声メッセージの中から返信電話番号を抽出し、この返信電話番号を留守番電話サービスモジュール12に送信する(ステップS14)。
留守番電話サービスモジュール12は、音声メッセージを受信者側の電話機14に再生した後、返信電話番号抽出モジュール13から入力した返信電話番号返信電話番号抽出モジュール13は、受信者側の電話機14に抽出した返信電話番号を提示する(ステップS15)。
受信者は、電話機14から提示された返信電話番号にもとづいて返信電話番号に容易に発信することができる(ステップS16)。
【0045】
このように、本実施形態の返信電話番号抽出システム50は、独立した返信電話番号抽出サービスサーバー51を用いることにより、留留守番電話音声メッセージから返信電話番号を抽出するサービスを独立した状態で提供することができる。
なお、本実施形態では、留守番電話サービスモジュール12を受信者側の電話機52に設けた構成としてあるが、この構成に限定されるものではなく、たとえば、留守番電話サービスモジュール12を留守番電話サービスサーバーに設けてもよい。
【0046】
[第三実施形態]
図8は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムを説明するための、概略ブロック図を示している。
同図において、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム60(適宜、返信電話番号抽出システム60と略称する。)は、発信者側の電話機11からの発信者の音声メッセージを入力し返信電話番号を抽出する返信電話番号抽出モジュール13と、返信電話番号抽出モジュール13からの音声メッセージとこの音声メッセージから抽出された返信電話番号を入力し録音しておく留守番電話サービスモジュール12が、留守番電話サービスサーバー61に設けられた構成としてある。
なお、その他の構成は、第一実施形態における返信電話番号抽出システム10とほぼ同様としてある。
【0047】
本実施形態の返信電話番号抽出システム60は、音声メッセージ再生時に返信電話番号を抽出するのではなく、発信者側の電話機11が音声メッセージを返信電話番号抽出モジュール13に送信し、留守番電話サービスモジュール12が音声メッセージを録音する前に、返信電話番号抽出モジュール13が、音声メッセージの中から返信電話番号を抽出する構成としてある。
【0048】
次に、上記構成の返信電話番号抽出システム60の処理について説明する。
返信電話番号抽出システム60は、大きく分けて二つの処理がある。
一つは、発信者が受信者に対する音声メッセージを録音する録音処理であり、もう一つは、受信者が録音された音声メッセージを再生し発信者に返信するまでの再生処理である。
返信電話番号抽出モジュール13は、発信者側の電話機11から音声メッセージを入力すると、音声メッセージに含まれる返信電話番号を抽出し、音声メッセージと返信電話番号を留守番電話サービスモジュール12に出力する。
留守番電話サービスモジュール12は、返信電話番号抽出モジュール13から音声メッセージと返信電話番号を入力し保管する。
【0049】
次に、録音処理について、図9を参照して説明する。
図9は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの録音処理を説明するための概略タイムチャート図を示している。同図において、発信者側の電話機11(発信者)は、留守番電話サービスサーバー61内の返信電話番号抽出モジュール13を介して、留守番電話サービスモジュール12に対して音声メッセージの録音を要求する(ステップS21)。
【0050】
返信電話番号抽出モジュール13は、受信者側の電話機14から音声メッセージを入力すると、音声メッセージを留守番電話サービスモジュール12に出力し、留守番電話サービスモジュール12は、この音声メッセージを録音する(ステップS22)。
また、返信電話番号抽出モジュール13は、音声メッセージの中から返信電話番号を抽出し、この返信電話番号を留守番電話サービスモジュール12に送信する(ステップS23)。そして、留守番電話サービスモジュール12は、返信電話番号を記録する。
【0051】
次に、再生処理について、図10を参照して説明する。
図10は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの再生処理を説明するための概略タイムチャート図を示している。
同図において、受信者側の電話機14(受信者)は、留守番電話サービスサーバー61内の留守番電話サービスモジュール12に対して録音処理にて録音された音声メッセージの再生を要求する(ステップS24)。
続いて、留守番電話サービスモジュール12は、要求された音声メッセージを受信者側の電話機14に再生する(ステップS25)。
【0052】
留守番電話サービスモジュール12は、音声メッセージを再生した後、音声メッセージとともに記憶していた返信電話番号を提示する(ステップS26)。
受信者は、受信者側の電話機14から提示された返信電話番号にもとづいて、返信電話番号に容易に発信することができる(ステップS27)。
【0053】
このように、返信電話番号抽出システム60は、受信者が音声メッセージの再生を要求する前に、留守番電話サービスモジュール12が音声メッセージとともに返信電話番号を録音しているので、音声メッセージの再生とともに返信電話番号を表示手段から提示することもでき、受信者が、返信電話番号が提示されるまで待たされるといった不具合を防止することができる。
なお、本実施形態では、返信電話番号抽出モジュール13と留守番電話サービスモジュール12を留守番電話サービスサーバー61に設けた構成としてあるが、これに限定されるものではない。
【0054】
(第一応用例)
図11は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第一応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。同図において、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム70(適宜、返信電話番号抽出システム70と略称する。)は、発信者側の電話機71が電話機11と返信電話番号抽出モジュール13を備え、かつ、留守番電話サービスサーバー72が留守番電話サービスモジュール12を備えた構成としてある。
なお、その他の構成は、第三実施形態における返信電話番号抽出システム60とほぼ同様としてある。
【0055】
返信電話番号抽出モジュール13は、音声メッセージから返信電話番号を抽出する際、返信電話番号を音声及び表示用信号として留守番電話サービスモジュール12に送信する。そして、返信電話番号抽出モジュール13は、受信者側の電話機14に音声メッセージを再生させるとともに、受信者側の電話機14が表示手段を備えているときは、表示手段に返信電話番号を表示する。
【0056】
このように、本応用例の返信電話番号抽出システム70は、発信者側の電話機71に返信電話番号抽出モジュール13を設けることにより、留守番電話サービスサーバー72の留守番電話サービスモジュール12に、音声メッセージとともに抽出された返信電話番号を送信することができる。
【0057】
(第二応用例)
図12は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第二応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。同図において、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム80(適宜、返信電話番号抽出システム80と略称する。)は、発信者側の電話機81が発信者側の電話機11と返信電話番号抽出モジュール13を備え、かつ、発信者側の電話機82が受信者側の電話機14と留守番電話サービスモジュール12を備えた構成としてある。
なお、その他の構成は、第三実施形態における返信電話番号抽出システム60とほぼ同様としてある。
【0058】
このように、本応用例の返信電話番号抽出システム80は、発信者側の電話機71に返信電話番号抽出モジュール13を設け、発信者側の電話機82に留守番電話サービスモジュール12を設けることにより、留守番電話サービスサーバーや返信電話番号抽出サービスサーバーを設けなくても、返信電話番号を提示することができる。
なお、各電話機81,82が、留守番電話サービスモジュール12及び返信電話番号抽出モジュール13を備えてもよく、このようにすると、抽出された返信電話番号とともに音声メッセージを発信することができ、また、受信した音声メッセージから返信電話番号を抽出することができる。
【0059】
[留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出方法]
本発明は、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出方法の発明としても有効である。
次に、上記のように構成された留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム50を用いた返信電話番号抽出方法について、図面を参照して説明する。
図13は、本発明にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出方法を説明するための概略フローチャート図を示している。
同図において、発信者は、発信者側の電話機11から受信者側の電話機14に対し発信を行う(ステップS31)。
【0060】
次に、受信者が電話にでられない又は受信者側の電話機14が着信不可のとき、受信者側の電話機14に設けられた留守番電話サービスモジュール12が、留守番電話サービスの案内として、音声メッセージ録音を発信者に案内する(ステップS32)。
そして、発信者が案内にしたがって音声メッセージを発すると、留守番電話サービスモジュール12が音声メッセージを録音する(ステップS33)。
【0061】
次に、受信者が留守番電話サービスモジュール12に録音された音声メッセージの再生を要求する(ステップS34)。
そして、留守番電話サービスモジュール12が音声メッセージを受信者に再生するとともに、返信電話番号抽出サービスサーバー51内の返信電話番号抽出モジュール13に、音声メッセージに含まれる返信電話番号を抽出させる(ステップS35)。
次に、返信電話番号抽出モジュール13が、受信者側の電話機14を介して、抽出した返信電話番号を受信者に伝える(ステップS36)。
【0062】
上記のように、本発明における留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出方法によれば、発信者の音声メッセージに含まれる返信電話番号が抽出され、聞き取りやすい音声及び/又は表示により受信者に伝えられるので、たとえば、発信者が録音する際に使用した電話番号以外の電話番号(返信電話番号)に受信者が容易に返信できる。
また、従来の留守番電話サービス、すなわち、発信者からの音声メッセージをそのまま録音し再生するだけの留守番電話サービスに対して、ユーザがより利用しやすいサービスを提供することができる。
さらに、留守番電話サービスサーバーと別個に返信電話番号抽出サービスサーバーを設けることにより、従来の留守番電話サービスサービスとは分離した形態の新しいサービスを提供することができる。
【0063】
[留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出プログラム]
また、本発明は、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出プログラムとしても有効であり、本発明における留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出プログラムは、上述した返信電話番号抽出サービスサーバー51に各処理を実行させる。
【0064】
つまり、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出プログラムは、ネットワークを介して受信者側の電話機52と通信を行う返信電話番号抽出サービスサーバー51が、音声メッセージからなる留守番電話音声メッセージを受信し記憶する手順と、音声メッセージから返信電話番号を抽出させる手順と、音声及び/又は表示用データからなる返信電話番号を、ネットワークを介して受信者側の電話機52に送信する手順と、記憶した音声メッセージを消去する手順とを実行させる構成としてある。
【0065】
このように、本発明は、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出プログラムとしても有効であり、音声メッセージからなる留守番電話音声メッセージの中から返信電話番号を抽出することができる。
【0066】
なお、留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出を実現するための返信電話番号抽出プログラムは、返信電話番号抽出サービスサーバー51として一般的に使用されるコンピュータのROMに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な録音媒体、例えば、外部記憶装置及び可搬録音媒体等に格納することができる。
ここで、外部記憶装置とは、磁気ディスク等の録音媒体を内蔵し、返信電話番号抽出サービスサーバー51に外部接続される記憶増設装置をいう。一方、可搬録音媒体とは、録音媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な録音媒体であって、たとえば、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード、光磁気ディスク等をいう。
【0067】
そして、録音媒体に記憶されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態の返信電話番号抽出サービスサーバー51の機能が実現される。
さらに、コンピュータで携帯端末位置に応じた返信電話番号抽出プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された携帯端末位置に応じた返信電話番号抽出プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。このダウンロードされた携帯端末位置に応じた返信電話番号抽出プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態における返信電話番号抽出サービスサーバー51の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出処理を実現する。
【0068】
また、上記留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出プログラムは、返信電話番号抽出サービスサーバー51に使用されているコンピュータのROMに記憶される他、コンピュータ読み取り可能な録音媒体、例えば、外部記憶装置及び可搬録音媒体等に格納することができる。
【0069】
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は上記の実施形態によりなんら限定されるものではなく、本発明の適用範囲内で種々に変更することが可能である。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム,その方法及びそのプログラムによれば、音声メッセージに含まれる発信者が返信を希望する返信電話番号を抽出して受信者に提示できるため、発信者が音声メッセージを録音する際に使用した電話番号以外の返信電話番号に受信者が容易に返信できる。
また、発信者からの音声メッセージをそのまま録音し再生するだけの留守番電話サービスに対して、ユーザがより利用しやすいサービスを提供することができ、さらに、留守番電話サービスとは別に返信電話番号抽出サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムを説明するための、概略ブロック図を示している。
【図2】図2は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第一応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。
【図3】図3は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第一応用例を説明するための、返信電話番号抽出システムの動作を説明するための概略タイムチャート図を示している。
【図4】図4は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第二応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。
【図5】図5は、第一実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第三応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。
【図6】図6は、第二実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムを説明するための、概略ブロック図を示している。
【図7】図7は、第二実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの動作を説明するための概略タイムチャート図を示している。
【図8】図8は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムを説明するための、概略ブロック図を示している。
【図9】図9は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの録音処理を説明するための概略タイムチャート図を示している。
【図10】図10は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの再生処理を説明するための概略タイムチャート図を示している。
【図11】図11は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第一応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。
【図12】図12は、第三実施形態にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システムの第二応用例を説明するための、概略ブロック図を示している。
【図13】図13は、本発明にかかる留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出方法を説明するための概略フローチャート図を示している。
【符号の説明】
10 返信電話番号抽出システム
11 発信者側の電話機
12 留守番電話サービスモジュール
13 返信電話番号抽出モジュール
14 受信者側の電話機
20 返信電話番号抽出システム
21 留守番電話サービスサーバー
30 返信電話番号抽出システム
31 受信者側の電話機
40 返信電話番号抽出システム
41 留守番電話サービスサーバー
42 受信者側の電話機
50 返信電話番号抽出システム
51 返信電話番号抽出サービスサーバー
52 受信者側の電話機
60 返信電話番号抽出システム
61 留守番電話サービスサーバー
70 返信電話番号抽出システム
71 発信者側の電話機
72 留守番電話サービスサーバー
80 発信者側の電話機
81 発信者側の電話機
82 受信者側の電話機

Claims (7)

  1. 発信者が使用する電話機と、
    前記発信者の音声メッセージを録音する留守番電話サービスモジュールと、
    前記音声メッセージから、前記発信者が返信を希望する返信電話番号を抽出する返信電話番号抽出モジュールと、
    前記留守番電話サービスモジュールが録音した前記音声メッセージを再生させるとともに、前記返信電話番号抽出モジュールが抽出した前記返信電話番号を受信者に伝える、受信者が使用する電話機と、
    を具備したことを特徴とする留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム。
  2. 前記返信電話番号抽出モジュールが、前記留守番電話サービスモジュールに録音された前記音声メッセージから前記返信電話番号を抽出することを特徴とする請求項1記載の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム。
  3. 前記返信電話番号抽出モジュールが、前記留守番電話サービスモジュールに録音される前の前記音声メッセージから前記返信電話番号を抽出することを特徴とする請求項1記載の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム。
  4. 前記返信電話番号抽出モジュールを、返信電話番号抽出サービスサーバーに設けたことを特徴とする請求項1記載の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム。
  5. 前記返信電話番号抽出サービスサーバーを、前記留守番電話サービスモジュールを備えた留守番電話サービスサーバーから独立して設けたことを特徴とする請求項4記載の留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム。
  6. 発信者が電話機から受信者の電話機に対し発信を行う段階と、
    前記受信者が電話にでられない又は前記受信者側の電話機が着信不可のとき、前記受信者側の電話機又は留守番電話サービスサーバーに設けられた留守番電話サービスモジュールが音声メッセージ録音を前記発信者に案内する段階と、
    前記発信者が前記案内にしたがって音声メッセージを発すると、前記留守番電話サービスモジュールが前記音声メッセージを録音する段階と、
    前記受信者が前記留守番電話サービスモジュールに録音された前記音声メッセージの再生を要求する段階と、
    前記留守番電話サービスモジュールが前記音声メッセージを前記受信者に再生するとともに、返信電話番号抽出サービスサーバー内の返信電話番号抽出モジュールに、前記音声メッセージに含まれる前記発信者が返信を希望する返信電話番号を抽出させる段階と、
    前記返信電話番号抽出モジュールが、前記受信者側の電話機を介して、抽出した前記返信電話番号を前記受信者に伝える段階と、
    を有することを特徴とする留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出方法。
  7. ネットワークを介して受信者側の電話機及び/又は発信者側の電話機と通信を行う返信電話番号抽出サービスサーバーに、
    音声メッセージからなる留守番電話音声メッセージを受信し記憶する手順と、
    前記音声メッセージから返信電話番号を抽出させる手順と、
    音声及び/又は表示用データからなる返信電話番号を、ネットワークを介して前記受信者側の電話機に送信する手順と、
    記憶した前記音声メッセージを消去する手順と
    を実行させるための留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出のプログラム。
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