JP2004185816A - 人感スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能な配線器具1個分の大きさの人感スイッチであって、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できるようにし、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行えるようにする。
【解決手段】少なくとも2つの取付面9、10を有し、一つの取付面9に人感センサ4が取付けられ、他の取付面10にモード切替スイッチ6が取付けられた支持体3を、人感センサ4が外方を向く位置とモード切替スイッチ6が外方を向く位置とに回動自在に筐体2に取付ける。これにより、人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサ4の上下方向の幅寸法を大きくして人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保でき、また、モード切替スイッチ6を大型化してモード切替スイッチ6の切替操作をスムーズに行うことができる。
【選択図】 図3
【解決手段】少なくとも2つの取付面9、10を有し、一つの取付面9に人感センサ4が取付けられ、他の取付面10にモード切替スイッチ6が取付けられた支持体3を、人感センサ4が外方を向く位置とモード切替スイッチ6が外方を向く位置とに回動自在に筐体2に取付ける。これにより、人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサ4の上下方向の幅寸法を大きくして人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保でき、また、モード切替スイッチ6を大型化してモード切替スイッチ6の切替操作をスムーズに行うことができる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人感センサの検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替えて使用される人感スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、照明器具等の負荷のスイッチとして、手動によるオン・オフの切替と、人感センサの検知結果に応じたオン・オフの自動切替とが可能である人感スイッチが普及している。
【0003】
このような人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付け可能であって壁面などに埋め込み式に設置される取付枠に取付けられる。しかし、人感スイッチは、その構成部品として人感センサとモード切替スイッチとが必須であるために小型化を図ることが難しく、配線器具3個分の大きさ、又は、配線器具2個分の大きさに形成されている。なお、小型化を図り、配線器具1個分の大きさに形成した人感スイッチの提案もなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−67028号公報(図5)
【特許文献2】
特開2001−144598公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特許文献1、2では、人感センサとモード切替スイッチとが上下方向に並べて配置されている。このため、人感センサとモード切替スイッチとを設置するために確保できる上下方向の幅寸法が小さくなる。
【0006】
そして、人感センサを設置する上下方向の幅寸法が小さくなることにより、人感センサの上下方向の幅寸法も小さくなり、人感センサの上下方向の検知範囲が狭くなる。
【0007】
また、モード切替スイッチを設置する上下方向の幅寸法が小さくなることにより、モード切替スイッチの上下方向のサイズも小さくなり、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行えない。
【0008】
本発明の目的は、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能な配線器具1個分の大きさの人感スイッチであって、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保でき、しかも、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える人感スイッチを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成され、少なくとも一面に開口が形成された筐体と;少なくとも2つの取付面を有し、一つの前記取付面が前記開口から外方を向く位置と他の前記取付面が前記開口から外方を向く位置とに回動可能に前記筐体に取付けられた支持体と;一つの前記取付面に取付けられ、人体から放射される赤外線を検知する人感センサと;他の前記取付面に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であるモード切替スイッチと;前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;を具備する。
【0010】
ここで、この人感スイッチの使用形態として、人感センサを機能させる場合には、モード切替スイッチをオートモードに切替え、人感センサが取付けられた取付面が開口から外方を向く位置へ支持体を回動させておく。これにより、人感センサが人体から放射される赤外線を検知した場合に、負荷がオンされる。
【0011】
一方、モード切替スイッチをオンモードに切替えておくことにより負荷は連続してオンになり、モード切替スイッチをオフモードに切替えておくことにより負荷は連続してオフになる。
【0012】
モード切替スイッチの切替操作は、モード切替スイッチが取付けられている取付面が開口から外方を向く位置へ支持体を回動させて行う。
【0013】
したがって、人感センサが取付けられた取付面にはモード切替スイッチは取付けられておらず、人感センサを取付面の全体を用いて取付けることができる。このため、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0014】
また、モード切替スイッチが取付けられた取付面には人感センサは取付けられておらず、モード切替スイッチを取付面の全体を用いて取付けることができる。このため、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、モード切替スイッチを大型化することができ、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える。
【0015】
請求項2記載の発明の人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成された筐体と;前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;前記筐体に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であるモード切替スイッチと;前記人感センサを覆い、スライド操作可能に前記筐体に取付けられ、スライド操作されることにより前記モード切替スイッチをオートモードとオンモードとオフモードとのいずれかに切替可能である集光レンズと;前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;を具備する。
【0016】
ここで、この人感スイッチの使用形態としては、集光レンズをスライド操作してモード切替スイッチをオートモードに切替えることにより、人感センサを機能させることができ、人感センサが人体から放射される赤外線を検知した場合に、負荷がオンされる。
【0017】
一方、集光レンズをスライド操作してモード切替スイッチをオンモードに切替えることにより負荷は連続してオンになり、集光レンズをスライド操作してモード切替スイッチをオフモードに切替えることにより負荷は連続してオフになる。
【0018】
したがって、モード切替スイッチの切替操作を集光レンズをスライド操作することにより行えるので、モード切替スイッチに指で直接触れる必要がなくなり、指による操作を良好に行える大きさのモード切替スイッチを設けることが不要となる。このため、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチにおいては人感センサの上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0019】
また、直接指で触れる位置にモード切替えスイッチを設ける必要がないため、人感センサを覆う集光レンズも十分な大きさを確保できる。このため、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成されたものであっても、この集光レンズをスライド操作することにより行うモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える。
【0020】
請求項3記載の発明の人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成された筐体と;前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;前記人感センサの水平検知幅方向の両側に位置して前記筐体に取付けられ、前記モード切替スイッチをオートモードとオンモードとオフモードとのいずれかに切替可能である2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチと;前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;を具備する。
【0021】
ここで、この人感スイッチの使用形態としては、2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチを切替操作することにより、モード切替スイッチのモードをオートモードとオンモードとオフモードとのいずれかに切替えることができる。
【0022】
したがって、人感スイッチのモード切替を行う2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチは人感センサの水平検知幅方向の両側に位置しているので、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法をモード切替スイッチの設置スペースの制約を受けることなく大きくすることができ、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0023】
また、モード切替スイッチは、人感センサの水平検知幅方向の両側に位置するために指で操作するのに必要な程度の大きさを確保でき、しかも、このモード切替スイッチはオルタネイト動作形であって指による押圧操作が容易な構造であるので、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであってもモード切替スイッチを大型化することができ、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える。
【0024】
請求項4記載の発明の人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠の上段又は下段の取付位置に取付け可能で、前記配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された筐体と;前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;前記筐体に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であり、前記筐体の前記取付枠への取付状態において前記取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置されるモード切替スイッチと;前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;を具備する。
【0025】
ここで、この人感スイッチを取付枠の上段又は下段に取付けることにより、モード切替スイッチは、取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置される。そして、切欠部から覗いているモード切替スイッチを操作することにより人感スイッチのモード切替を行える。
【0026】
したがって、モード切替スイッチは取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置されるので、この人感スイッチが取付枠において配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法をモード切替スイッチの設置スペースの制約を受けることなく大きくすることができ、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0027】
また、モード切替スイッチは取付枠の切欠部から覗く位置に配置されるため、この人感スイッチが取付枠において配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、このモード切替スイッチを人感センサの設置スペースの制約を受けることなく十分な大きさとすることができ、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。
【0029】
図1及び図2は人感スイッチ1を示す斜視図、図3はその平面図である。この人感スイッチ1は、筐体2、支持体3、人感センサ4、集光レンズ5、モード切替スイッチ6等により構成されている。
【0030】
筐体2は、規格化された配線器具、例えば、スイッチやコンセント等を3個まで取付けられる取付枠7(図4、5参照)に取付可能で、それらの配線器具1個分の大きさに形成されている。
【0031】
筐体2の正面側には開口8が形成され、この開口8部分に位置して支持体3が配置されている。支持体3は板状の部材で、その両面に取付面9、10が形成され、上下方向の軸心を有する支軸11により一方の取付面9が開口8から外方を向く位置と他方の取付面10が開口8から外方を向く位置とに回動自在に筐体2に取付けられている。
【0032】
支持体3の一方の取付面9には、人体から放射される赤外線を検知する人感センサ4と、この人感センサ4を囲む半円筒状の集光レンズ5とが取付けられている。
【0033】
支持体3の他方の取付面10には、モード切替スイッチ6が取付けられている。このモード切替スイッチ6は、人感スイッチ1のモードを、人感センサ4の検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能なスイッチである。
【0034】
さらに、筐体2内には、人感センサ4からの出力信号とモード切替スイッチ6からの出力信号とに応じて負荷をオン・オフ制御する負荷制御部(図示せず)が設けられている。
【0035】
図4及び図5は、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠7に対する人感スイッチ1の取付構造を示すものである。人感スイッチ1が取付けられた取付枠7は住宅の壁面内に埋め込んで取付けられるもので、その正面には化粧プレート12が取付けられている。また、取付枠7に人感スイッチ1を取付けた場合、取付枠7には配線器具2個分の空きスペースが生じるので、この空きスペース部分には2枚の目隠し板13が取付けられている。なお、必要に応じて、この目隠し板13が取付けられている箇所にスイッチやコンセント等の規格化された配線器具を取付けてもよい。
【0036】
このような構成において、この人感スイッチ1の使用形態として、人感センサ4の検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせる場合には、モード切替スイッチ6を操作してオートモードに切替え、図1及び図3に示すように、人感センサ4が取付けられた取付面9を開口8から外方を向く位置へ支持体3を回動させておく。
【0037】
これにより、この人感スイッチ1の前方を人が通過した場合には人体から放射される赤外線を人感センサ4が検知し、その検知結果に応じて負荷がオンされる。なお、負荷はオンされた後の所定時間経過後にオフになる。
【0038】
一方、モード切替スイッチ6を操作して人感スイッチ1をオンモードに切替えておけば負荷は連続してオンになり、モード切替スイッチ6を操作して人感スイッチ1をオフモードに切替えておけば負荷は連続してオフになる。
【0039】
モード切替スイッチ6の切替操作は、モード切替スイッチ6が取付けられている取付面10が開口8から外方を向く位置へ支持体3を回動させて行う。
【0040】
本実施の形態の人感スイッチ1においては、人感センサ4が取付けられた取付面9にはモード切替スイッチ6は取付けられておらず、人感センサ4を取付面9の全体を用いて取付けることができる。このため、この人感スイッチ1が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサ4の上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0041】
また、モード切替スイッチ6が取付けられた取付面10には人感センサ4は取付けられておらず、モード切替スイッチ6を取付面10の全体を用いて取付けることができ、モード切替スイッチ6を大型化することができる。このため、この人感スイッチ1が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、モード切替スイッチ6の切替操作をスムーズに行える。
【0042】
つぎに、本発明の第2の実施の形態を図6ないし10に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
【0043】
図6は人感スイッチを示す斜視図、図7ないし図9はその平面図である。この人感スイッチ21は、筐体22、人感センサ4、集光レンズ23、モード切替スイッチ24等により構成されている。モード切替スイッチ24の機能は第1の実施の形態のモード切替スイッチ6と同じであり、人感スイッチ21のモードを、人感センサ4の検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能なスイッチである。
【0044】
筐体22は、規格化された配線器具、例えば、スイッチやコンセント等を3個まで取付けられる取付枠7(図10参照)に取付可能で、それらの配線器具1個分の大きさに形成されている。
【0045】
筐体22の正面側には人感センサ4とモード切替スイッチ24とが取付けられ、筐体22内には、人感センサ4からの出力信号とモード切替スイッチ24からの出力信号とに応じて負荷をオン・オフ制御する負荷制御部が設けられている。
【0046】
集光レンズ23はレンズ保持枠25に保持されて人感センサ4を覆う位置に配置され、かつ、レンズ保持枠25と共にスライド操作可能に筐体22に取付けられている。レンズ保持枠25はモード切替スイッチ24のスライド摘み26に係合され、集光レンズ23をレンズ保持枠25と共にスライドさせることによりスライド摘み26がスライドされ、モード切替スイッチ24の切替えが行われるように構成されている。
【0047】
このような構成において、モード切替スイッチ24の切替操作は、集光レンズ23をレンズ保持枠25と共にスライドさせることにより行われる。
【0048】
集光レンズ23をレンズ保持枠25と共に図7に示すようにセンター位置へスライドさせることにより、切替スイッチ24が切替えられて人感スイッチ21がオートモードとなり、人感センサ4の検知結果に応じて負荷がオン・オフされる。
【0049】
集光レンズ23をレンズ保持枠25と共に図8に示すように一端側へスライドさせることにより、モード切替スイッチ24が切替えられて人感スイッチ21がオンモードとなり、負荷は連続してオンになる。また、集光レンズ23を図9に示すように他端側へスライドさせることにより、モード切替スイッチ24が切替えられて人感スイッチ21がオフモードとなり、負荷は連続してオフになる。
【0050】
ここで、本実施の形態では、モード切替スイッチ24の切替操作を集光レンズ23をレンズ保持枠25と共にスライド操作することにより行えるので、モード切替スイッチ24に指で直接触れる必要がなくなり、指による操作を良好に行える大きさのモード切替スイッチ24を設けることが不要となる。このため、この人感スイッチ21が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチ21においては人感センサ4の上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0051】
また、直接指で触れる位置にモード切替えスイッチ24を設ける必要がないため、人感センサ4を覆う集光レンズ23も十分な大きさを確保できる。このため、この人感スイッチ21が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、この集光レンズ23をスライド操作することにより行うモード切替スイッチ24の切替操作をスムーズに行える。
【0052】
なお、本実施の形態では、集光レンズ23の切替操作により、オートモードとオンモードとオフモードとの3段階にモード切替を行う場合を例に挙げて説明したが、図11に示すように、オートモード状態を維持しつつ集光レンズ23のスライド位置を3段階に切替えるようにしてもよい。図11(b)は集光レンズ23の中心上に人感センサ4が位置しており、人感センサ4の水平検知幅方向は左右方向で均等である。図11(a)、図11(c)は集光レンズ23の中心から偏心した位置に人感センサ4が位置しており、図11(a)では人感センサ4の水平検知幅方向が右方で広くなり、図11(c)では人感センサ4の水平検知幅方向が左方で広くなっている。このような構成とすることにより、人感センサ4の水平方向の検知エリアを調整する場合に有効である。
【0053】
なお、集光レンズ23を上下方向にスライドできる構成とすれば、人感センサ4の上下方向の検知エリアを調整することができる。
【0054】
つぎに、本発明の第3の実施の形態を図12ないし図14に基づいて説明する。図12及び図13は人感スイッチを示す斜視図である。
【0055】
この人感スイッチ31は、筐体32、人感センサ4、集光レンズ5、2つのモード切替スイッチ33a、33b等により構成されている。
【0056】
筐体32は、規格化された配線器具、例えば、スイッチやコンセント等を3個まで取付けられる取付枠7(図14参照)に取付可能で、それらの配線器具1個分の大きさに形成されている。
【0057】
人感センサ4は筐体32の正面側に取付けられ、集光レンズ5により覆われている。筐体32内には、人感センサ4からの出力信号とモード切替スイッチ33a、33bからの出力信号とに応じて負荷をオン・オフ制御する負荷制御部が設けられている。
【0058】
モード切替スイッチ33a、33bは、オルタネイト動作形のスイッチで、人感センサ4の水平検知幅方向の両側に位置して筐体32の正面側に取付けられている。これらのモード切替スイッチ33a、33bのオン・オフの操作の組合せによって、人感スイッチ31のモードを、人感センサ4の検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替えることができる。
【0059】
このような構成において、モード切替スイッチ33a、33bのオン・オフの組合せにより人感スイッチ31のモードをオートモード、オンモード、オフモードのいずれかに切替えることができ、その組合せとモードとの関係を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】
図12では2つのモード切替スイッチ33a、33bがオフの状態であり、人感スイッチ31のモードはオフモードである。図13では一方のモード切替スイッチ33aがオフで他方のモード切替スイッチ33bがオンであり、人感スイッチ31のモードはオートモードである。
【0062】
ここで、本実施の形態では、モード切替を行う2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチ33a、33bは人感センサ4の水平検知幅方向の両側に位置しているので、この人感スイッチ31においては人感センサ4の上下方向の幅寸法をモード切替スイッチ33a、33bの制約を受けることなく大きくすることができる。このため、この人感スイッチ31が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0063】
また、モード切替スイッチ33a、33bは、人感センサ4の水平検知幅方向の両側に位置するために指で操作するのに必要な程度の大きさを確保できることと、オルタネイト動作形であって指による押圧操作が容易な構造であるので、この人感スイッチ31が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、モード切替スイッチ33a、33bの切替操作をスムーズに行える。
【0064】
つぎに、本発明の第4の実施の形態を図15及び図16に基づいて説明する。
【0065】
本実施の形態の人感スイッチ41は、筐体42、人感センサ4、集光レンズ5、モード切替スイッチ43等により構成されている。
【0066】
筐体42は、規格化された配線器具、例えば、スイッチやコンセントを3個まで取付けられる取付枠7aの下段の取付位置に取付け可能で、配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成されている。
【0067】
人感センサ4は筐体42の正面側に取付けられ、集光レンズ5により覆われている。筐体42内には、人感センサ4からの出力信号とモード切替スイッチ43からの出力信号とに応じて負荷をオン・オフ制御する負荷制御部が設けられている。
【0068】
モード切替スイッチ43は、人感スイッチ41のモードを、人感センサ4の検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替えるスイッチである。このモード切替スイッチ43は、人感スイッチ41を取付枠7aに取付けた状態において、取付枠7aの下部に形成された切欠部44、及び、取付枠7aに取付けられた化粧プレート12aの下部に形成された切欠部45から覗く位置に配置されている。
【0069】
このような構成において、図16に示すように人感スイッチ41を取付枠7aに取付けて化粧プレート12aで覆った状態においては、モード切替スイッチ43は切欠部44、45から覗く位置に位置しているので、その切欠部44、45から覗いている人感スイッチ41を切替操作することにより、人感スイッチ41のモード切替を行える。
【0070】
ここで、モード切替スイッチ43は取付枠7aに形成された切欠部44から覗く位置に配置されるので、この人感スイッチ41が取付枠7aにおいて配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチ41においては人感センサ4の上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0071】
また、モード切替スイッチ43は取付枠7aの切欠部44から覗く位置に配置されるため、このモード切替スイッチ42を人感センサ4の取付スペースの制約を受けることなく十分な大きさとすることが可能となり、この人感スイッチ41が取付枠7aにおいて配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、モード切替スイッチ43の切替操作をスムーズに行える。
【0072】
なお、本実施の形態では、人感スイッチ41を取付枠7aの下段に取付ける場合を例に挙げて説明したが、取付枠7aの上段に取付けてもよい。その場合は、その人感スイッチ41に設けられているモード切替スイッチ43が覗く切欠部44、45を、それぞれ取付枠7aと化粧プレート12aとの上部に形成する。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の発明の人感スイッチによれば、支持体の一つの取付面に人感センサが取付けられ、他の取付面にモード切替スイッチが取付けられ、人感センサが外方を向く位置とモード切替スイッチが外方を向く位置とに支持体が回動自在であるので、人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法を大きくして人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保することができ、また、モード切替スイッチを大型化してモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行うことができる。
【0074】
請求項2記載の発明の人感スイッチによれば、モード切替スイッチの切替操作を集光レンズをスライド操作することにより行えるので、人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチにおいては人感センサの上下方向の幅寸法を大きくして人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保することができ、また、人感センサを覆う集光レンズも十分な大きさを確保できるのでモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行うことができる。
【0075】
請求項3記載の発明の人感スイッチによれば、人感センサの水平検知幅方向の両側に位置している2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチを操作することにより人感スイッチのモード切替を行うので、人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法を大きくして人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保することができ、また、モード切替スイッチは指で操作するのに必要な程度の大きさを確保できるのでモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行うことができる。
【0076】
請求項4記載の発明の人感スイッチによれば、モード切替スイッチは取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置されるので、この人感スイッチが取付枠において配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチにおいては人感センサの上下方向の幅寸法を大きくして人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保することができ、また、モード切替スイッチを人感センサの取付スペースの制約を受けることなく十分な大きさとすることができるのでモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の人感スイッチを示す斜視図である。
【図2】モード切替スイッチが外方を向く位置へ支持体を回動させた状態を示す人感スイッチの斜視図である。
【図3】人感スイッチの平面図である。
【図4】人感スイッチの取付枠への取付構造を示す分解斜視図である。
【図5】人感スイッチの取付枠への取付状態を示す正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の人感スイッチを示す斜視図である。
【図7】モード切替スイッチをオートモードの位置に操作した状態を示す平面図である。
【図8】モード切替スイッチをオンモードの位置に操作した状態を示す平面図である。
【図9】モード切替スイッチをオフモードの位置に操作した状態を示す平面図である。
【図10】人感スイッチの取付枠への取付状態を示す正面図である。
【図11】本実施の形態の変形例を示す断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の人感スイッチを示す斜視図である。
【図13】人感スイッチのモードをオンモードへ切替えた状態を示す斜視図である。
【図14】人感スイッチの取付枠への取付構造を示す正面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態の人感スイッチの取付枠への取付状態を示す分解斜視図である。
【図16】人感スイッチの取付枠への取付状態を示す正面図である。
【符号の説明】
2 筐体、3 支持体、4 人感センサ、6 モード切替スイッチ、7 取付枠、7a 取付枠、8 開口、9、10 取付面、22 筐体、23 集光レンズ、24 モード切替スイッチ、32 筐体、33a、33b モード切替スイッチ、42 筐体、43 モード切替スイッチ、44 切欠部
【発明の属する技術分野】本発明は、人感センサの検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替えて使用される人感スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、照明器具等の負荷のスイッチとして、手動によるオン・オフの切替と、人感センサの検知結果に応じたオン・オフの自動切替とが可能である人感スイッチが普及している。
【0003】
このような人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付け可能であって壁面などに埋め込み式に設置される取付枠に取付けられる。しかし、人感スイッチは、その構成部品として人感センサとモード切替スイッチとが必須であるために小型化を図ることが難しく、配線器具3個分の大きさ、又は、配線器具2個分の大きさに形成されている。なお、小型化を図り、配線器具1個分の大きさに形成した人感スイッチの提案もなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−67028号公報(図5)
【特許文献2】
特開2001−144598公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特許文献1、2では、人感センサとモード切替スイッチとが上下方向に並べて配置されている。このため、人感センサとモード切替スイッチとを設置するために確保できる上下方向の幅寸法が小さくなる。
【0006】
そして、人感センサを設置する上下方向の幅寸法が小さくなることにより、人感センサの上下方向の幅寸法も小さくなり、人感センサの上下方向の検知範囲が狭くなる。
【0007】
また、モード切替スイッチを設置する上下方向の幅寸法が小さくなることにより、モード切替スイッチの上下方向のサイズも小さくなり、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行えない。
【0008】
本発明の目的は、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能な配線器具1個分の大きさの人感スイッチであって、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保でき、しかも、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える人感スイッチを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成され、少なくとも一面に開口が形成された筐体と;少なくとも2つの取付面を有し、一つの前記取付面が前記開口から外方を向く位置と他の前記取付面が前記開口から外方を向く位置とに回動可能に前記筐体に取付けられた支持体と;一つの前記取付面に取付けられ、人体から放射される赤外線を検知する人感センサと;他の前記取付面に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であるモード切替スイッチと;前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;を具備する。
【0010】
ここで、この人感スイッチの使用形態として、人感センサを機能させる場合には、モード切替スイッチをオートモードに切替え、人感センサが取付けられた取付面が開口から外方を向く位置へ支持体を回動させておく。これにより、人感センサが人体から放射される赤外線を検知した場合に、負荷がオンされる。
【0011】
一方、モード切替スイッチをオンモードに切替えておくことにより負荷は連続してオンになり、モード切替スイッチをオフモードに切替えておくことにより負荷は連続してオフになる。
【0012】
モード切替スイッチの切替操作は、モード切替スイッチが取付けられている取付面が開口から外方を向く位置へ支持体を回動させて行う。
【0013】
したがって、人感センサが取付けられた取付面にはモード切替スイッチは取付けられておらず、人感センサを取付面の全体を用いて取付けることができる。このため、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0014】
また、モード切替スイッチが取付けられた取付面には人感センサは取付けられておらず、モード切替スイッチを取付面の全体を用いて取付けることができる。このため、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、モード切替スイッチを大型化することができ、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える。
【0015】
請求項2記載の発明の人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成された筐体と;前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;前記筐体に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であるモード切替スイッチと;前記人感センサを覆い、スライド操作可能に前記筐体に取付けられ、スライド操作されることにより前記モード切替スイッチをオートモードとオンモードとオフモードとのいずれかに切替可能である集光レンズと;前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;を具備する。
【0016】
ここで、この人感スイッチの使用形態としては、集光レンズをスライド操作してモード切替スイッチをオートモードに切替えることにより、人感センサを機能させることができ、人感センサが人体から放射される赤外線を検知した場合に、負荷がオンされる。
【0017】
一方、集光レンズをスライド操作してモード切替スイッチをオンモードに切替えることにより負荷は連続してオンになり、集光レンズをスライド操作してモード切替スイッチをオフモードに切替えることにより負荷は連続してオフになる。
【0018】
したがって、モード切替スイッチの切替操作を集光レンズをスライド操作することにより行えるので、モード切替スイッチに指で直接触れる必要がなくなり、指による操作を良好に行える大きさのモード切替スイッチを設けることが不要となる。このため、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチにおいては人感センサの上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0019】
また、直接指で触れる位置にモード切替えスイッチを設ける必要がないため、人感センサを覆う集光レンズも十分な大きさを確保できる。このため、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成されたものであっても、この集光レンズをスライド操作することにより行うモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える。
【0020】
請求項3記載の発明の人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成された筐体と;前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;前記人感センサの水平検知幅方向の両側に位置して前記筐体に取付けられ、前記モード切替スイッチをオートモードとオンモードとオフモードとのいずれかに切替可能である2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチと;前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;を具備する。
【0021】
ここで、この人感スイッチの使用形態としては、2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチを切替操作することにより、モード切替スイッチのモードをオートモードとオンモードとオフモードとのいずれかに切替えることができる。
【0022】
したがって、人感スイッチのモード切替を行う2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチは人感センサの水平検知幅方向の両側に位置しているので、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法をモード切替スイッチの設置スペースの制約を受けることなく大きくすることができ、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0023】
また、モード切替スイッチは、人感センサの水平検知幅方向の両側に位置するために指で操作するのに必要な程度の大きさを確保でき、しかも、このモード切替スイッチはオルタネイト動作形であって指による押圧操作が容易な構造であるので、この人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであってもモード切替スイッチを大型化することができ、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える。
【0024】
請求項4記載の発明の人感スイッチは、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠の上段又は下段の取付位置に取付け可能で、前記配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された筐体と;前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;前記筐体に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であり、前記筐体の前記取付枠への取付状態において前記取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置されるモード切替スイッチと;前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;を具備する。
【0025】
ここで、この人感スイッチを取付枠の上段又は下段に取付けることにより、モード切替スイッチは、取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置される。そして、切欠部から覗いているモード切替スイッチを操作することにより人感スイッチのモード切替を行える。
【0026】
したがって、モード切替スイッチは取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置されるので、この人感スイッチが取付枠において配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法をモード切替スイッチの設置スペースの制約を受けることなく大きくすることができ、人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0027】
また、モード切替スイッチは取付枠の切欠部から覗く位置に配置されるため、この人感スイッチが取付枠において配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、このモード切替スイッチを人感センサの設置スペースの制約を受けることなく十分な大きさとすることができ、モード切替スイッチの切替操作をスムーズに行える。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。
【0029】
図1及び図2は人感スイッチ1を示す斜視図、図3はその平面図である。この人感スイッチ1は、筐体2、支持体3、人感センサ4、集光レンズ5、モード切替スイッチ6等により構成されている。
【0030】
筐体2は、規格化された配線器具、例えば、スイッチやコンセント等を3個まで取付けられる取付枠7(図4、5参照)に取付可能で、それらの配線器具1個分の大きさに形成されている。
【0031】
筐体2の正面側には開口8が形成され、この開口8部分に位置して支持体3が配置されている。支持体3は板状の部材で、その両面に取付面9、10が形成され、上下方向の軸心を有する支軸11により一方の取付面9が開口8から外方を向く位置と他方の取付面10が開口8から外方を向く位置とに回動自在に筐体2に取付けられている。
【0032】
支持体3の一方の取付面9には、人体から放射される赤外線を検知する人感センサ4と、この人感センサ4を囲む半円筒状の集光レンズ5とが取付けられている。
【0033】
支持体3の他方の取付面10には、モード切替スイッチ6が取付けられている。このモード切替スイッチ6は、人感スイッチ1のモードを、人感センサ4の検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能なスイッチである。
【0034】
さらに、筐体2内には、人感センサ4からの出力信号とモード切替スイッチ6からの出力信号とに応じて負荷をオン・オフ制御する負荷制御部(図示せず)が設けられている。
【0035】
図4及び図5は、規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠7に対する人感スイッチ1の取付構造を示すものである。人感スイッチ1が取付けられた取付枠7は住宅の壁面内に埋め込んで取付けられるもので、その正面には化粧プレート12が取付けられている。また、取付枠7に人感スイッチ1を取付けた場合、取付枠7には配線器具2個分の空きスペースが生じるので、この空きスペース部分には2枚の目隠し板13が取付けられている。なお、必要に応じて、この目隠し板13が取付けられている箇所にスイッチやコンセント等の規格化された配線器具を取付けてもよい。
【0036】
このような構成において、この人感スイッチ1の使用形態として、人感センサ4の検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせる場合には、モード切替スイッチ6を操作してオートモードに切替え、図1及び図3に示すように、人感センサ4が取付けられた取付面9を開口8から外方を向く位置へ支持体3を回動させておく。
【0037】
これにより、この人感スイッチ1の前方を人が通過した場合には人体から放射される赤外線を人感センサ4が検知し、その検知結果に応じて負荷がオンされる。なお、負荷はオンされた後の所定時間経過後にオフになる。
【0038】
一方、モード切替スイッチ6を操作して人感スイッチ1をオンモードに切替えておけば負荷は連続してオンになり、モード切替スイッチ6を操作して人感スイッチ1をオフモードに切替えておけば負荷は連続してオフになる。
【0039】
モード切替スイッチ6の切替操作は、モード切替スイッチ6が取付けられている取付面10が開口8から外方を向く位置へ支持体3を回動させて行う。
【0040】
本実施の形態の人感スイッチ1においては、人感センサ4が取付けられた取付面9にはモード切替スイッチ6は取付けられておらず、人感センサ4を取付面9の全体を用いて取付けることができる。このため、この人感スイッチ1が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサ4の上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0041】
また、モード切替スイッチ6が取付けられた取付面10には人感センサ4は取付けられておらず、モード切替スイッチ6を取付面10の全体を用いて取付けることができ、モード切替スイッチ6を大型化することができる。このため、この人感スイッチ1が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、モード切替スイッチ6の切替操作をスムーズに行える。
【0042】
つぎに、本発明の第2の実施の形態を図6ないし10に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
【0043】
図6は人感スイッチを示す斜視図、図7ないし図9はその平面図である。この人感スイッチ21は、筐体22、人感センサ4、集光レンズ23、モード切替スイッチ24等により構成されている。モード切替スイッチ24の機能は第1の実施の形態のモード切替スイッチ6と同じであり、人感スイッチ21のモードを、人感センサ4の検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能なスイッチである。
【0044】
筐体22は、規格化された配線器具、例えば、スイッチやコンセント等を3個まで取付けられる取付枠7(図10参照)に取付可能で、それらの配線器具1個分の大きさに形成されている。
【0045】
筐体22の正面側には人感センサ4とモード切替スイッチ24とが取付けられ、筐体22内には、人感センサ4からの出力信号とモード切替スイッチ24からの出力信号とに応じて負荷をオン・オフ制御する負荷制御部が設けられている。
【0046】
集光レンズ23はレンズ保持枠25に保持されて人感センサ4を覆う位置に配置され、かつ、レンズ保持枠25と共にスライド操作可能に筐体22に取付けられている。レンズ保持枠25はモード切替スイッチ24のスライド摘み26に係合され、集光レンズ23をレンズ保持枠25と共にスライドさせることによりスライド摘み26がスライドされ、モード切替スイッチ24の切替えが行われるように構成されている。
【0047】
このような構成において、モード切替スイッチ24の切替操作は、集光レンズ23をレンズ保持枠25と共にスライドさせることにより行われる。
【0048】
集光レンズ23をレンズ保持枠25と共に図7に示すようにセンター位置へスライドさせることにより、切替スイッチ24が切替えられて人感スイッチ21がオートモードとなり、人感センサ4の検知結果に応じて負荷がオン・オフされる。
【0049】
集光レンズ23をレンズ保持枠25と共に図8に示すように一端側へスライドさせることにより、モード切替スイッチ24が切替えられて人感スイッチ21がオンモードとなり、負荷は連続してオンになる。また、集光レンズ23を図9に示すように他端側へスライドさせることにより、モード切替スイッチ24が切替えられて人感スイッチ21がオフモードとなり、負荷は連続してオフになる。
【0050】
ここで、本実施の形態では、モード切替スイッチ24の切替操作を集光レンズ23をレンズ保持枠25と共にスライド操作することにより行えるので、モード切替スイッチ24に指で直接触れる必要がなくなり、指による操作を良好に行える大きさのモード切替スイッチ24を設けることが不要となる。このため、この人感スイッチ21が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチ21においては人感センサ4の上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0051】
また、直接指で触れる位置にモード切替えスイッチ24を設ける必要がないため、人感センサ4を覆う集光レンズ23も十分な大きさを確保できる。このため、この人感スイッチ21が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、この集光レンズ23をスライド操作することにより行うモード切替スイッチ24の切替操作をスムーズに行える。
【0052】
なお、本実施の形態では、集光レンズ23の切替操作により、オートモードとオンモードとオフモードとの3段階にモード切替を行う場合を例に挙げて説明したが、図11に示すように、オートモード状態を維持しつつ集光レンズ23のスライド位置を3段階に切替えるようにしてもよい。図11(b)は集光レンズ23の中心上に人感センサ4が位置しており、人感センサ4の水平検知幅方向は左右方向で均等である。図11(a)、図11(c)は集光レンズ23の中心から偏心した位置に人感センサ4が位置しており、図11(a)では人感センサ4の水平検知幅方向が右方で広くなり、図11(c)では人感センサ4の水平検知幅方向が左方で広くなっている。このような構成とすることにより、人感センサ4の水平方向の検知エリアを調整する場合に有効である。
【0053】
なお、集光レンズ23を上下方向にスライドできる構成とすれば、人感センサ4の上下方向の検知エリアを調整することができる。
【0054】
つぎに、本発明の第3の実施の形態を図12ないし図14に基づいて説明する。図12及び図13は人感スイッチを示す斜視図である。
【0055】
この人感スイッチ31は、筐体32、人感センサ4、集光レンズ5、2つのモード切替スイッチ33a、33b等により構成されている。
【0056】
筐体32は、規格化された配線器具、例えば、スイッチやコンセント等を3個まで取付けられる取付枠7(図14参照)に取付可能で、それらの配線器具1個分の大きさに形成されている。
【0057】
人感センサ4は筐体32の正面側に取付けられ、集光レンズ5により覆われている。筐体32内には、人感センサ4からの出力信号とモード切替スイッチ33a、33bからの出力信号とに応じて負荷をオン・オフ制御する負荷制御部が設けられている。
【0058】
モード切替スイッチ33a、33bは、オルタネイト動作形のスイッチで、人感センサ4の水平検知幅方向の両側に位置して筐体32の正面側に取付けられている。これらのモード切替スイッチ33a、33bのオン・オフの操作の組合せによって、人感スイッチ31のモードを、人感センサ4の検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替えることができる。
【0059】
このような構成において、モード切替スイッチ33a、33bのオン・オフの組合せにより人感スイッチ31のモードをオートモード、オンモード、オフモードのいずれかに切替えることができ、その組合せとモードとの関係を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】
図12では2つのモード切替スイッチ33a、33bがオフの状態であり、人感スイッチ31のモードはオフモードである。図13では一方のモード切替スイッチ33aがオフで他方のモード切替スイッチ33bがオンであり、人感スイッチ31のモードはオートモードである。
【0062】
ここで、本実施の形態では、モード切替を行う2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチ33a、33bは人感センサ4の水平検知幅方向の両側に位置しているので、この人感スイッチ31においては人感センサ4の上下方向の幅寸法をモード切替スイッチ33a、33bの制約を受けることなく大きくすることができる。このため、この人感スイッチ31が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0063】
また、モード切替スイッチ33a、33bは、人感センサ4の水平検知幅方向の両側に位置するために指で操作するのに必要な程度の大きさを確保できることと、オルタネイト動作形であって指による押圧操作が容易な構造であるので、この人感スイッチ31が規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、モード切替スイッチ33a、33bの切替操作をスムーズに行える。
【0064】
つぎに、本発明の第4の実施の形態を図15及び図16に基づいて説明する。
【0065】
本実施の形態の人感スイッチ41は、筐体42、人感センサ4、集光レンズ5、モード切替スイッチ43等により構成されている。
【0066】
筐体42は、規格化された配線器具、例えば、スイッチやコンセントを3個まで取付けられる取付枠7aの下段の取付位置に取付け可能で、配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成されている。
【0067】
人感センサ4は筐体42の正面側に取付けられ、集光レンズ5により覆われている。筐体42内には、人感センサ4からの出力信号とモード切替スイッチ43からの出力信号とに応じて負荷をオン・オフ制御する負荷制御部が設けられている。
【0068】
モード切替スイッチ43は、人感スイッチ41のモードを、人感センサ4の検知結果に応じて照明器具等の負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと、負荷を連続してオンにするオンモードと、負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替えるスイッチである。このモード切替スイッチ43は、人感スイッチ41を取付枠7aに取付けた状態において、取付枠7aの下部に形成された切欠部44、及び、取付枠7aに取付けられた化粧プレート12aの下部に形成された切欠部45から覗く位置に配置されている。
【0069】
このような構成において、図16に示すように人感スイッチ41を取付枠7aに取付けて化粧プレート12aで覆った状態においては、モード切替スイッチ43は切欠部44、45から覗く位置に位置しているので、その切欠部44、45から覗いている人感スイッチ41を切替操作することにより、人感スイッチ41のモード切替を行える。
【0070】
ここで、モード切替スイッチ43は取付枠7aに形成された切欠部44から覗く位置に配置されるので、この人感スイッチ41が取付枠7aにおいて配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチ41においては人感センサ4の上下方向の幅寸法を大きくすることができ、人感センサ4の上下方向の検知範囲を十分に確保できる。
【0071】
また、モード切替スイッチ43は取付枠7aの切欠部44から覗く位置に配置されるため、このモード切替スイッチ42を人感センサ4の取付スペースの制約を受けることなく十分な大きさとすることが可能となり、この人感スイッチ41が取付枠7aにおいて配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、モード切替スイッチ43の切替操作をスムーズに行える。
【0072】
なお、本実施の形態では、人感スイッチ41を取付枠7aの下段に取付ける場合を例に挙げて説明したが、取付枠7aの上段に取付けてもよい。その場合は、その人感スイッチ41に設けられているモード切替スイッチ43が覗く切欠部44、45を、それぞれ取付枠7aと化粧プレート12aとの上部に形成する。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の発明の人感スイッチによれば、支持体の一つの取付面に人感センサが取付けられ、他の取付面にモード切替スイッチが取付けられ、人感センサが外方を向く位置とモード切替スイッチが外方を向く位置とに支持体が回動自在であるので、人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法を大きくして人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保することができ、また、モード切替スイッチを大型化してモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行うことができる。
【0074】
請求項2記載の発明の人感スイッチによれば、モード切替スイッチの切替操作を集光レンズをスライド操作することにより行えるので、人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチにおいては人感センサの上下方向の幅寸法を大きくして人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保することができ、また、人感センサを覆う集光レンズも十分な大きさを確保できるのでモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行うことができる。
【0075】
請求項3記載の発明の人感スイッチによれば、人感センサの水平検知幅方向の両側に位置している2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチを操作することにより人感スイッチのモード切替を行うので、人感スイッチが規格化された配線器具1個分の大きさに形成された小型のものであっても、人感センサの上下方向の幅寸法を大きくして人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保することができ、また、モード切替スイッチは指で操作するのに必要な程度の大きさを確保できるのでモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行うことができる。
【0076】
請求項4記載の発明の人感スイッチによれば、モード切替スイッチは取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置されるので、この人感スイッチが取付枠において配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された小型のものであっても、この人感スイッチにおいては人感センサの上下方向の幅寸法を大きくして人感センサの上下方向の検知範囲を十分に確保することができ、また、モード切替スイッチを人感センサの取付スペースの制約を受けることなく十分な大きさとすることができるのでモード切替スイッチの切替操作をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の人感スイッチを示す斜視図である。
【図2】モード切替スイッチが外方を向く位置へ支持体を回動させた状態を示す人感スイッチの斜視図である。
【図3】人感スイッチの平面図である。
【図4】人感スイッチの取付枠への取付構造を示す分解斜視図である。
【図5】人感スイッチの取付枠への取付状態を示す正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の人感スイッチを示す斜視図である。
【図7】モード切替スイッチをオートモードの位置に操作した状態を示す平面図である。
【図8】モード切替スイッチをオンモードの位置に操作した状態を示す平面図である。
【図9】モード切替スイッチをオフモードの位置に操作した状態を示す平面図である。
【図10】人感スイッチの取付枠への取付状態を示す正面図である。
【図11】本実施の形態の変形例を示す断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態の人感スイッチを示す斜視図である。
【図13】人感スイッチのモードをオンモードへ切替えた状態を示す斜視図である。
【図14】人感スイッチの取付枠への取付構造を示す正面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態の人感スイッチの取付枠への取付状態を示す分解斜視図である。
【図16】人感スイッチの取付枠への取付状態を示す正面図である。
【符号の説明】
2 筐体、3 支持体、4 人感センサ、6 モード切替スイッチ、7 取付枠、7a 取付枠、8 開口、9、10 取付面、22 筐体、23 集光レンズ、24 モード切替スイッチ、32 筐体、33a、33b モード切替スイッチ、42 筐体、43 モード切替スイッチ、44 切欠部
Claims (4)
- 規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成され、少なくとも一面に開口が形成された筐体と;
少なくとも2つの取付面を有し、一つの前記取付面が前記開口から外方を向く位置と他の前記取付面が前記開口から外方を向く位置とに回動可能に前記筐体に取付けられた支持体と;
一つの前記取付面に取付けられ、人体から放射される赤外線を検知する人感センサと;
他の前記取付面に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であるモード切替スイッチと;
前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;
を具備する人感スイッチ。 - 規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成された筐体と;
前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;
前記筐体に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であるモード切替スイッチと;
前記人感センサを覆い、スライド操作可能に前記筐体に取付けられ、スライド操作されることにより前記モード切替スイッチをオートモードとオンモードとオフモードとのいずれかに切替可能である集光レンズと;
前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;
を具備する人感スイッチ。 - 規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠に取付け可能で、前記配線器具1個分の大きさに形成された筐体と;
前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;
前記人感センサの水平検知幅方向の両側に位置して前記筐体に取付けられ、前記モード切替スイッチをオートモードとオンモードとオフモードとのいずれかに切替可能である2つのオルタネイト動作形のモード切替スイッチと;
前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;
を具備する人感スイッチ。 - 規格化された配線器具を3個まで取付けられる取付枠の上段又は下段の取付位置に取付け可能で、前記配線器具2個分の空きスペースを確保できる大きさに形成された筐体と;
前記筐体に取付けられ、人体から放射された赤外線を検知する人感センサと;
前記筐体に取付けられ、前記人感センサの検知結果に応じて負荷を自動的にオン・オフさせるオートモードと前記負荷を連続してオンにするオンモードと前記負荷を連続してオフにするオフモードとのいずれかのモードに切替可能であり、前記筐体の前記取付枠への取付状態において前記取付枠に形成された切欠部から覗く位置に配置されるモード切替スイッチと;
前記筐体内に収納され、前記人感センサからの出力信号と前記モード切替スイッチからの出力信号とに応じて前記負荷をオン・オフ制御する負荷制御部と;
を具備する人感スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002347622A JP2004185816A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 人感スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002347622A JP2004185816A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 人感スイッチ |
Publications (1)
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JP2004185816A true JP2004185816A (ja) | 2004-07-02 |
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ID=32750755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002347622A Pending JP2004185816A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 人感スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004185816A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007322791A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | オートフォーカス調整機能を有するプロジェクタ装置と自動焦点調整方法 |
-
2002
- 2002-11-29 JP JP2002347622A patent/JP2004185816A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007322791A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | オートフォーカス調整機能を有するプロジェクタ装置と自動焦点調整方法 |
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