JP2004185478A - イラスト作成プログラムと描線プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば集中線のような複数の線を簡単に描くことができるイラスト作成プログラムを提供する。また、まるで紙に定規を使って線を描くような感覚で、線を予測しながら描ける描線プログラムを提供する。
【解決手段】コンピュータの記憶部には、定規ウィンドウ5の表示に対応した定規の種類を記憶している。定規ウィンドウ5は、上記ツール設定ウィンドウ3で、定規アイコン3fを選択した場合に、定規の種類を設定できるようにしている。この定規の種類として、直線定規、三角定規、雲形定規を備えている。
平行線を何本も描いたり、複数の線を放射線状に描いたりする連続線描画機能を備えている。連続線描画機能は、上記ツール設定ウィンドウ3で選択アイコン3bで範囲を選択し、この選択された範囲に連続線を描くものである。
【選択図】 図1
【解決手段】コンピュータの記憶部には、定規ウィンドウ5の表示に対応した定規の種類を記憶している。定規ウィンドウ5は、上記ツール設定ウィンドウ3で、定規アイコン3fを選択した場合に、定規の種類を設定できるようにしている。この定規の種類として、直線定規、三角定規、雲形定規を備えている。
平行線を何本も描いたり、複数の線を放射線状に描いたりする連続線描画機能を備えている。連続線描画機能は、上記ツール設定ウィンドウ3で選択アイコン3bで範囲を選択し、この選択された範囲に連続線を描くものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パソコン上でイラストを描くためのイラスト作成プログラムと、線を描くための描線プログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からパソコンの画面上にイラストを描いたり、この描いたイラストに色を塗ったりできるイラスト作成プログラムがある。
この従来のイラスト作成プログラムでは、画面上にツールボックスが表示される。このツールボックスには、線や図形を描くための描画ツールと、文字を書くための文字ツールと、線で囲った部分に色を塗る塗りつぶしツールとを備えている。また、画面上には上記ツールボックスのほかに、線の太さや文字のフォントなどを設定するためのメニューバーを備えている。
ユーザーは上記のようなツールボックスから必要なツールを選択し、さらに、メニューバーで詳細な設定をしてから、線や文字を書いたり色を塗ったりしていた。
【0003】
上記のようなプログラムを用いて人物を描いた場合、この人物が驚いた様子を効果的に表現するために、図9のような集中線を描くことがある。このような集中線を描く場合、ユーザーは、ツールボックスから描画ツールを選択する。そして、メニューバーから線の太さや種類などを設定する設定画面を表示させる。この設定画面で線の太さなどを設定してから、一本一本直線を引いて集中線を描いていた。
【0004】
また、上記驚いた様子をより効果的にするために、集中線の線の長さや太さを変えながら描いたり、全体のバランスを見ながら、線と線との間隔を決めたりして描いていた。
さらに、上記直線を描く場合には、始点を決め、この始点にカーソルをおいてから、ドラッグしながら線の終点までカーソルを移動させていた。
【0005】
この従来例は、特願2002−094353号の詳細な発明の説明に記載した従来の技術と同一である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のイラスト作成プログラムで集中線を描く場合には、一本一本線を描かなければならず、その作業が非常に面倒くさいという問題があった。
また、この線の太さ等を変える場合には、その都度、メニューバーから設定画面を表示させて、線の太さを設定し直さなければならない。したがって、より一層作業が繁雑になるという問題があった。
【0007】
また、上記のように線を描く場合、紙に線を引くのとは感覚的に大きく違い、出来上がりを予測しながら線を引くのが難しいという問題があった。
すなわち、鉛筆を用いて紙に線を引く場合には、定規を用いることが多い。このように定規を用いた場合、ユーザーは、定規を紙に当ててこの定規のアウトラインを見て、描く線を予測することができる。言い換えれば、定規を見れば実際に線を描く前に、その線を予測することができる。
したがって、全体のバランスを考えながら線を描くことができる。しかし、従来のプログラムのように、始点を決めてドラックしながら線を描く方法では、これから描く線を予測するのが難しく、紙に線を描く場合とは感覚的に大きく異なる。したがって、ユーザーが気に入る線が描けるまで、何度も線を描き直さなければならなかった。
【0008】
この発明の目的は、例えば集中線のような複数の線を簡単に描くことができるイラスト作成プログラムを提供することである。また、他の目的は、まるで紙に定規を使って線を描くような感覚で、線を予測しながら描ける描線プログラムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ディスプレイと、入力手段とを備え、上記ディスプレイに表示された画面に対応する各種データを記憶する記憶部と、入力手段からの信号に基づいて記憶部のデータを処理する処理部と、処理したデータを出力する出力部とを備え、上記記憶部には、上下線、縦横線、集中線などの連続線の種類とを記憶し、上記処理部は、入力手段からの信号に基づいて何れかの連続線の種類を選択するとともに、この線の太さ、長さ、密度を設定し、これを出力部を介してディスプレイに表示する点に特徴を有する。
【0010】
第2の発明の記憶部は、イラストを描くためのペンの種類と、描いたイラストに付ける色の色見本と、イラストに貼り付けるトーンの種類とを記憶し、処理部は、ペンで描かれた一連の線で囲まれた部分を選択範囲として認識する機能と、この選択範囲に選択された色を塗る機能と、選択範囲にトーンを貼り付ける機能とを備えた点に特徴を有する。
【0011】
第3の発明は、ディスプレイと、入力手段とを備えるとともに、上記ディスプレイに表示された画面に対応する各種データを記憶する記憶部と、入力手段からの信号に基づいて記憶部のデータを処理する処理部と、処理したデータを出力する出力部とを備え、上記記憶部には、直線定規、三角定規、雲形定規などの形状を定規のデータとして記憶し、処理部は、入力手段からの信号によって上記何れかの定規のデータを選択し、選択したデータに対応する定規を出力部を介してディスプレイに表示する点に特徴を有する。
第4の発明の処理部は、記憶部に記憶された定規を拡大したり縮小したりする機能と、上記定規を回転させる機能とを備えた点に特徴を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態のコンピュータは、ディスプレイと入力手段とを備えている。さらに、このコンピュータは、イラストを描くためのツールやその設定を記憶させた記憶部と、上記入力手段からの信号に基づいて上記設定をおこなう処理部と、この設定をコンピュータのディスプレイに出力する出力部とを備えている。
上記コンピューターの入力手段として、キーボードやマウス、タブレットなどを用いることができる。ただし、イラストを描く場合には、実際にペンを用いている感覚で描けるように、ペン型の器具とこれを感知する板状の装置とからなるタブレットを使用するとよい。
【0013】
図1に示したように、ディスプレイDには、描いたイラストを表示させるメインウィンドウ1と、このメインウィンドウ1に描いたイラストを縮小して表示させるプレビューウィンドウ2とを備えている。
また、このディスプレイDには、ツール設定ウィンドウ3と、筆情報ウィンドウ4と、定規ウィンドウ5と、カラーウィンドウ6と、ペン設定ウィンドウ7と、レイヤウィンドウ8と、選択範囲ウィンドウ9と、トーンウィンドウ10とを備えている。
【0014】
上記ツール設定ウィンドウ3には、図2に示したように、線を引いたり絵を描いたりするペンアイコン3a、選択範囲を矩形で囲って設定する選択範囲アイコン3b、矩形を描く矩形アイコン3c、直線を描く直線アイコン3d、選択範囲を自動的に設定する自動選択範囲アイコン3e、定規を使って線を描くときにこの定規を設定する定規アイコン3f、描いた絵にトーンを貼るトーンアイコン3g、文字を書く文字アイコン3h、メインウィンドウ1の絵を拡大する拡大アイコン3i、縮小する縮小アイコン3jなどが含まれる。
また、コンピュータの記憶部には、上記各アイコン3a〜3jに対応するツールを記憶させ、ユーザーが入力手段を用いてこれらアイコンをクリックすれば、処理部がそのアイコンに対応したツールを記憶部から選択するようにしている。
【0015】
上記筆情報ウィンドウ4は、上記ツール設定ウィンドウ3でペンアイコン3aを選択した場合に、このペンの太さや筆圧サイズなどを設定できるようにしたものである。この筆情報ウィンドウ4には、複数種類の筆と、この筆の筆圧サイズのON/OFFボタンと、ペンの太さを調整するスケーラー4aとが表示される。
コンピュータの記憶部には、上記上記筆情報ウィンドウ4に表示された内容に対応させて、複数種類の筆と、これら筆の太さとを記憶している。
【0016】
図3に示したのは、上記定規ウィンドウ5である。この定規ウィンドウ5は、上記ツール設定ウィンドウ3で、定規アイコン3fを選択した場合に、定規の種類を設定できるようにしている。この定規の種類として、直線定規、三角定規、雲形定規を備えている。
コンピュータの記憶部には、これら定規ウィンドウ5の表示に対応した定規の種類を記憶している。
【0017】
上記、カラーウィンドウ6では、描いたイラストに色を塗る場合に、その色を設定することができる。すなわち、このカラーウィンドウ6には、色見本が表示され、この色見本の中からユーザーが色を指定することができる。
コンピュータの記憶部には、これらカラーウィンドウ6に表示された色見本に対応する色が記憶されている。
上記ペン設定ウィンドウ7は、上記ツール設定ウィンドウ3でペンアイコン3aを設定した場合に、このペンの手ぶれ補正を有効にするか、あるいはこの手ぶれを強く補正するかを設定するものである。
【0018】
上記レイヤウィンドウ8には、図4で示したように、使用しているレイヤの種類と、現在どのレイヤを使用しているのかが表示される。この実施形態では例えば下書きのレイヤと、背景のレイヤと、文字を書いたレイヤと、トーンを貼り付けたレイヤとを重ねて、ひとつのイラストができるようにしている。そして、このレイヤウィンドウ8には、上記各レイヤ毎のイラストのプレビューを表示するプレビュー窓8aと、このレイヤが文字レイヤなのかトーンレイヤなのかといったレイヤの種類とを表示する種類表示窓8bを備えている。
さらに、このレイヤウィンドウ8には、選択表示窓8cを備えている。この選択表示窓8cでは、各レイヤの表示・非表示が選択できる。すなわち、下書きレイヤを表示させる必要がない場合には、この下書きレイヤを非表示にすることで、メインウィンドウ1にこの下書きレイヤが表示されないようにすることができる。
【0019】
図5に示したのは、上記選択範囲ウィンドウ9である。この選択範囲ウィンドウ9には、上記ツール設定ウィンドウ3で選択アイコン3bあるいは自動選択アイコン3eを用いて、範囲を設定した場合に、選択された範囲のプレビューを表示するプレビュー窓9aを備えている。さらに、選択範囲ウィンドウ9には、上記選択範囲に名称を付け、これを表示させることができる名称窓9bを備えている。
上記トーンウィンドウ10では、複数種類のトーンを表示し、このトーンの選択・設定をする。この複数種類のトーンに対応させて、コンピュータの記憶部にトーンを記憶させている。
【0020】
さらに、ディスプレイDには上記のようななウィンドウのほかにメニューバー11が表示されるようにしている。そして、上記各ウィンドウを用いなくても、それらの機能をメニューバー11で設定できるようにしている。また、上記ウィンドウとしては表示されていない、別の機能も上記メニューバー11で設定できるようにしている。
このメニューバー11だけで設定できる機能として、連続線描画機能がある。
連続線描画機能とは、平行線を何本も描いたり、複数の線を放射線状に描いたりする機能である。
【0021】
この連続線描画機能は、上記ツール設定ウィンドウ3で選択アイコン3bで範囲を選択し、この選択された範囲に連続線を描くものである。すなわち、上記選択アイコン3bで範囲を選択したら、ユーザーはメニューバー11の「フィルタ」アイコンから図示しない「連続線」アイコンをクリックする。「連続線」アイコンがクリックされたら、図6のような連続線を設定する設定画面14が表示されるようにしている。
【0022】
この設定画面14では連続線の種類を設定できるようにしている。この連続線の種類としては、ひとつの中心点に複数の線が集中するようにした集中線や、上から下、あるいは、下から上に向かう縦線、右から左、あるいは、左から右に向かう横線などがある。これら連続線の種類に対応したデータを記憶部に記憶させている。
【0023】
さらに、上記設定画面14には、連続線を設定する複数のスケーラーが表示される。このスケーラーには、太さ、密度、線長さ、乱れ、密度揺れ、抜入位置を設定するものを備えている。
上記太さのスケーラーは、線の太さを設定するものであり、このスケーラーでは0.2mm〜1.0mmの間で設定できるようにしている。
密度のスケーラーは線の密度、すなわち、線と線との間の距離を設定するものである。このスケーラーでは0%〜100%の間で設定できるようにしているが、0%のときの密度の基準値と、100%のときの基準値とを記憶部に記憶していている。上記0%の場合には、線と線との間隔が狭く密度が高くなるようにして、100%の場合には、線と線との間隔が広く密度が低くなるようにしている。そして、密度のスケーラーでは、この0%と100%との基準値の間で、密度を調整することができるようにしている。
【0024】
また、線長さのスケーラーは、線の長さを設定するものである。このスケーラーでは0%〜100%の間で線の長さを設定できるようにしているが、縦線あるいは横線の100%の場合に、設定範囲の端から端まで線が描かれ、数字が小さくなるにしたがって、その長さが短くなるようにしている。また、集中線の長さを100%とした場合には、設定範囲の端から中心点まで線が描かれ、数字が小さくなるにしたがってその長さが短くなり、設定範囲の端からの線が中心点まで到達しないようになる。
【0025】
上記乱れのスケーラーは、線の長さを乱れさせるものである。すなわち、短いものがあったり、長いものがあったり、その長さの乱れ率を設定するものである。この乱れは0%〜100%の間で設定することができ、0%とした場合には、すべての線が同じ長さになり、数字が大きくなるにしたがって、短いものが増えていくようにしている。
【0026】
密度揺れのスケーラーは、あるところでは密度が高く、あるところでは密度が低くなるような揺れ率を設定するものである。この密度揺れも0%〜100%の間で設定できる。上記0%の場合には、密度がすべて均等になり、数字が大きくなるにしたがって、線と線との間隔が狭いものや広いものが増えていく。
上記抜入位置のスケーラーは、線の間引き率を設定するものであり、0%〜100%の間で設定できるようにしている。上記0%の場合には、すべての線が表示されるが、数字が大きくなるにしたがって、間引きされる線の本数が増えるので、表示される線の本数が減るようになる。
【0027】
さらに、上記設定画面14には移動パッド15を備えている。この移動パッド15は、メインウィンドウ1に表示された連続線を左右上下に移動させるものである。すなわち、ユーザーは上記移動パッド15上にカーソルを置いて、この移動パッド上でカーソルを移動させれば、それにともなってメインウィンドウ1に表示された連続線が移動するようにしている。
以上のスケーラーでの設定、移動パッドでの移動を組み合わせて、様々なタイプの連続線を描くことができるようにしている。
【0028】
また、上記コンピュータの記憶部には、イラストを描く用紙のテンプレートとして、A4サイズやB5サイズなどの通常の規格に加えて、4コマ漫画用のコマ割りのテンプレートも記憶させている。さらに、A4サイズやB5サイズの通常の規格であっても、例えば雑誌に投稿する場合を考えて、とじしろなどを表示できるように、その位置も記憶部に記憶している。
【0029】
上記のような実施形態において、実際に図1のようなイラストを描く場合の手順について説明する。ユーザーは入力手段としてタブレットを用いる。このタブレットを用いた場合、ペン型の器具を板状の装置の上で動かせば、その位置がカーソルとしてディスプレイD上に表示される。そして、この信号が処理部に入力されることになる。
そして、ユーザーがイラストを描く場合、メニューバーの「ファイル」から「新規作成」をクリックする。「新規作成」がクリックされたら、コンピュータの処理部は、記憶部に記憶されているテンプレートの種類を表示する。ユーザーは表示された中からテンプレートを選択し、これを表示させる。
上記テンプレートがメインウィンドウ1に表示され、このテンプレート上にイラストを描けるようになる。
【0030】
ユーザーは、図1のメインウィンドウ1に表示されたようなイラストを描くために、図2に示したツール設定ウィンドウ3のペンアイコン3aをクリックする。さらに、ペンアイコン3aをクリックしたら、筆情報ウィンドウ4でペンの太さ等を設定する。
上記ペンアイコン3aがクリックされ、このペンの太さ等が設定されたら、この信号が入力手段を介してコンピュータの処理部に送信される。コンピュータの処理部では、上記ペンを記憶部から選択し、このペンの太さ等を特定する。そして、特定したペンを、出力部を介してディスプレイDに表示する。
上記出力部からペンの種類とその設定とが出力されてから、ユーザーがタブレットを動かせば、設定されたペンで絵を描くことができる。
【0031】
また、上記絵を描くときに、例えば曲線を描く場合には、雲形定規を用いることができる。すなわち、ユーザーはツール設定ウィンドウ3の定規アイコン3fをクリックする。さらに、定規ウィンドウ5の定規の種類の中から雲形定規を選択する。
上記雲形定規が選択されたら、入力手段を介してこの信号が、コンピュータの処理部に送信される。コンピュータの処理部は、記憶部から上記雲形定規を選択し出力部を介してメインウィンドウ1に表示する。
【0032】
上記雲形定規のデータが出力されたら、メインウィンドウ1には、図7のような雲形定規12が表示される。ユーザーは、この雲形定規12のアウトラインに沿ってカーソル13を移動させれば、雲形定規12に沿った線を描くことができる。
このときコンピュータの処理部は、以下のような判断をおこなっている。すなわち、処理部はペン型の器具が板状の装置に接触した点を判断し、この位置が定規のどの位置にあるかを判断する。このとき処理部は、定規の内部と、アウトラインから一定距離までの部分とを認識範囲として判断するようにしている。したがって、メインウィンドウ1に定規12が表示されて、カーソル13が置かれたら、処理部はこのカーソル13が認識範囲内にあるかどうかを判断する。さらに、認識範囲内である場合には、カーソル13が定規12の内側にあるのか、外側にあるのかを判断する。
【0033】
そして、上記認識範囲内であって、定規12の外側にカーソル13がある場合には、ユーザーが定規12に沿って線を描く意思があると判断し、カーソル13が動いたら、このカーソル13が定規12のアウトラインに沿って移動するように修正する。したがって、カーソル13を動かすときにユーザーの手が多少ぶれたとしても、上記認識範囲内にある限り、定規12のアウトラインに沿った線を描くことができる。また、ユーザーは定規12の位置を目で確認することができるので、線を予測しながら描くことができる。したがって、まるで紙に直接定規を当てて線を描いているような感覚で、全体のバランスをイメージしながら線を描くことができる。
なお、処理部は、ユーザーがペン型の器具を板状の装置から離した点を、線の描き終わりと判断し、線の描画を終了する。
【0034】
一方、カーソル13がおかれた位置が認識範囲内であって、かつ、定12規の内側にある場合には、ユーザーが定規12を拡大・縮小させる、あるいは、回転させる意思があると判断する。そして、カーソル13が定規12の内側に向かって移動したとき、処理部は定規12を縮小させ、カーソル13が定規12の外側に向かって移動したとき、処理部は定規12を拡大させる。さらに、ユーザーが「Shift」ボタンを押しながら、カーソル13を左右に動かした場合、処理部は定規12を回転させる。
したがって、ユーザーは自由な角度で定規を使用することができる。
なお、上記のように定規12を回転させる場合には、この回転中心を移動できるようにしている。さらに、上記定規12を回転させる場合には「Shift」ボタンを押しながらカーソル13を動かすこととしたが、マウスの右ボタンあるいは左ボタンを押して、ドラッグしたときに、回転させるようにしてもよい。また、ペン型の器具を用いている場合には、このペン型の器機をひっくり返して使用することによって、上記定規12を回転させるようにすることもできる。
【0035】
次に、描いた絵にトーンを貼る。ユーザーは、図1に示したツール設定ウィンドウ3の自動範囲設定アイコン3eをクリックする。そして、設定したい部分、例えば部分Aをクリックして、この部分Aを選択範囲として設定する。
ただし、処理部に設定した範囲として認識されるためには、上記部分Aが切れ間のない連続した線で描かれている必要がある。処理部は連続した線で囲まれた内側を選択された範囲として認識する。
次にユーザーは、トーンウィンドウ10でトーンの種類を選択する。
上記範囲設定アイコンをクリックして、トーンの種類が選択されたら、この信号が入力手段を介してコンピュータの処理部に送信される。コンピュータの処理部では、トーンを記憶部から選択し、このトーンの種類を特定する。そして、特定したトーンを、範囲設定された部分Aに貼り付ける。
【0036】
次に、描いた絵に色を塗る。ユーザーはツール設定ウィンドウ3の自動範囲設定アイコン3eをクリックして、さらに、範囲として設定したい部分Bをクリックする。ここでも、この部分Bが選択した範囲として処理部に認識されるためには、上記トーンを貼る場合と同様に、この部分Bが連続した線で囲まれていなければならない。
さらに、ユーザーは、カラーウィンドウ6でカラーを選択する。
【0037】
上記カラーが選択されたら、この信号が入力手段を介してコンピュータの処理部に送信される。処理部では、選択されたカラーを記憶部から選択し、これを上記部分Bに貼り付ける。したがって、上記選択されたカラーが範囲設定した部分Bに塗られる。
また、上記のように範囲設定アイコン3eで範囲が設定されたら、この設定された範囲のプレビューが、選択範囲ウィンドウ9のプレビュー窓9aに表示される。
【0038】
次に、連続線を描く場合について説明する。ユーザーが連続線を描こうとした場合には、まず、ツール設定ウィンドウ3の範囲設定アイコン3bをクリックする。そして、連続線を描きたい範囲を図8の点線のように設定する。さらに、ユーザーは、メニューバー11の「フィルタ」をクリックする。「フィルタ」をクリックすれば「連続線」が表示されるので、この「連続線」を再びクリックする。「連続線」がクリックされたら、この信号が入力手段を介して処理部に送信される。処理部は、記憶部に記憶していた図6のような連続線を設定する設定画面14をメインウィンドウ1に表示させるとともに、上記範囲を設定した枠内に、記憶部に任意に記憶されていた連続線を表示させる。
【0039】
上記設定画面14が表示されたら、ユーザーは、連続線の種類を設定する。ここでは、集中線を選択する。このように、連続線の種類を設定すれば、この信号が入力手段を介して処理部に送信される。処理部は、記憶部から上記集中線を選択し、出力部を介してメインウィンドウ1に表示させる。したがって、任意に表示されていた図8の連続線が、選択された集中線に書き変わる。
【0040】
さらに、ユーザーは、図6に示した設定画面14のスケーラーに基づいて集中線の設定を決める。ユーザーがスケーラーを操作すれば、その信号が入力手段を介して処理部に送信される。処理部は送信された信号に基づいて、上記メインウィンドウ1に表示した集中線の設定を変更し、これを出力部を介して出力する。
したがって、任意に表示されていた図8の集中線の設定が、上記スケーラーの操作によって書き変わる。
したがって、ユーザーは、スケーラーを動かしながら、設定を変更した後の線を確認することができる。確認しながら操作を進めることができるので、より自分のイメージにあった集中線を描くことができる。
さらに、従来例のように、一本一本線を描く必要がないので、非常に簡単に集中線を描くことができる。しかも、線の長さを変えたり、密度を変えたりするのも、スケーラーを用いておこなうことができるので、非常に簡単である。
【0041】
さらに、上記連続線を設定する設定画面14には、移動パッド15が表示されている。この移動パッド15にカーソルを置き、このカーソルを左右上下に移動させれば、図8の範囲内に表示された連続線がカーソルの動きに対応して左右上下に移動するようにしている。したがって、ユーザーは、設定範囲に対する中心点の位置をずらしたりして、より思い通りの連続線を描くことができる。
【0042】
なお、ツール設定ウィンドウ3には、メインウィンドウ1の表示を回転することができる回転アイコンを設けているが、処理部では、アンチエイリアシングの技術を用いて回転させている。
上記メインウィンドウ1に描かれているイラストを回転させようとした場合、ユーザーは上記回転アイコンをクリックし、さらに、回転させたい分だけ、カーソルをドラッグさせる。
【0043】
上記処理部は、上記カーソルの移動量を検出し、この移動量から回転角度を算出する。また、上記処理部はイラストの回転前の状態を記憶しておき、この回転前のイラストを上記回転角度に応じて斜めにスキャンする。上記斜めにスキャンした場合、アンチエイリアシングの技術を用いないと、画面がギザギザになるという、いわゆるジャギーが発生してしまう。
そこで、この実施形態ではアンチエイリアシングの技術を用い、上記ジャギーが発生しないようにしている。さらに、上記処理部では、記憶しておいたイラストを斜めに読み込んだとき、取得するピクセルの浮動小数値を用いて重みをつけるようにしている。
【0044】
すなわち、ひとつのピクセルを均一の照度として認識するのではなく、このひとつのピクセルの中に座標を持ち、照度をこの座標で認識する。したがって、ひとつのピクセルの中でも、ある部分の照度は低く、ある部分の照度が高いという重み付けをすることができる。このように重み付けをすることによって、メインウィンドウ1を回転させたときのジャギーを防止することができる。特に、回転角度が小さく場合に有効であり、このメインウィンドウ1のイラストをなめらかに見せることができる。
【0045】
【発明の効果】
第1の発明によれば、記憶部には、上下線、縦横線、集中線などの連続線の種類と、これら連続線を設定するスケーラーとを記憶し、上記処理部は、入力手段からの信号に基づいて何れかの連続線の種類を選択し、この線の太さ、長さ、密度を設定するようにしたので、従来のように一本一本線を引いていた場合に比べて簡単に連続線を描くことができる。
【0046】
第2の発明によれば、ペンで描かれた一連の線で囲まれた部分を選択範囲として認識し、この選択範囲に選択された色を塗る機能と、選択範囲にトーンを貼り付ける機能とを備えたので、描いたイラストに色を塗ったり、トーンを貼ったりすることができる。
【0047】
第3の発明によれば、処理部は入力手段からの信号によって定規の種類を選択し、選択した定規を出力部を介して出力することとしたので、ユーザーはまるで紙に定規を使って線を描くように、描かれる線を予測することができる。したがって、より思い通りに線を描くことができる。
【0048】
第4の発明によれば、記憶部に記憶された定規を拡大したり縮小したりする機能と、上記定規を回転させる機能とを備えたので、より一層思い通りの線を描くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のディスプレイを示した図である。
【図2】ツール設定ウインドウを示した図である。
【図3】定規ウィンドウを示した図である。
【図4】レイヤウィンドウを示した図である。
【図5】選択範囲ウィンドウを示した図である。
【図6】この実施形態の連続線を設定する設定画面を示した図である。
【図7】定規が表示されたメインウィンドウを示した図である。
【図8】集中線が表示されたメインウィンドウを示した図である。
【図9】従来例を示した図である。
【符号の説明】
1 メインウィンドウ
3 ツール設定ウィンドウ
5 定規ウィンドウ
6 カラーウィンドウ
7 ペン設定ウィンドウ
10 トーンウィンドウ
12 定規
【発明の属する技術分野】
この発明は、パソコン上でイラストを描くためのイラスト作成プログラムと、線を描くための描線プログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からパソコンの画面上にイラストを描いたり、この描いたイラストに色を塗ったりできるイラスト作成プログラムがある。
この従来のイラスト作成プログラムでは、画面上にツールボックスが表示される。このツールボックスには、線や図形を描くための描画ツールと、文字を書くための文字ツールと、線で囲った部分に色を塗る塗りつぶしツールとを備えている。また、画面上には上記ツールボックスのほかに、線の太さや文字のフォントなどを設定するためのメニューバーを備えている。
ユーザーは上記のようなツールボックスから必要なツールを選択し、さらに、メニューバーで詳細な設定をしてから、線や文字を書いたり色を塗ったりしていた。
【0003】
上記のようなプログラムを用いて人物を描いた場合、この人物が驚いた様子を効果的に表現するために、図9のような集中線を描くことがある。このような集中線を描く場合、ユーザーは、ツールボックスから描画ツールを選択する。そして、メニューバーから線の太さや種類などを設定する設定画面を表示させる。この設定画面で線の太さなどを設定してから、一本一本直線を引いて集中線を描いていた。
【0004】
また、上記驚いた様子をより効果的にするために、集中線の線の長さや太さを変えながら描いたり、全体のバランスを見ながら、線と線との間隔を決めたりして描いていた。
さらに、上記直線を描く場合には、始点を決め、この始点にカーソルをおいてから、ドラッグしながら線の終点までカーソルを移動させていた。
【0005】
この従来例は、特願2002−094353号の詳細な発明の説明に記載した従来の技術と同一である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のイラスト作成プログラムで集中線を描く場合には、一本一本線を描かなければならず、その作業が非常に面倒くさいという問題があった。
また、この線の太さ等を変える場合には、その都度、メニューバーから設定画面を表示させて、線の太さを設定し直さなければならない。したがって、より一層作業が繁雑になるという問題があった。
【0007】
また、上記のように線を描く場合、紙に線を引くのとは感覚的に大きく違い、出来上がりを予測しながら線を引くのが難しいという問題があった。
すなわち、鉛筆を用いて紙に線を引く場合には、定規を用いることが多い。このように定規を用いた場合、ユーザーは、定規を紙に当ててこの定規のアウトラインを見て、描く線を予測することができる。言い換えれば、定規を見れば実際に線を描く前に、その線を予測することができる。
したがって、全体のバランスを考えながら線を描くことができる。しかし、従来のプログラムのように、始点を決めてドラックしながら線を描く方法では、これから描く線を予測するのが難しく、紙に線を描く場合とは感覚的に大きく異なる。したがって、ユーザーが気に入る線が描けるまで、何度も線を描き直さなければならなかった。
【0008】
この発明の目的は、例えば集中線のような複数の線を簡単に描くことができるイラスト作成プログラムを提供することである。また、他の目的は、まるで紙に定規を使って線を描くような感覚で、線を予測しながら描ける描線プログラムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ディスプレイと、入力手段とを備え、上記ディスプレイに表示された画面に対応する各種データを記憶する記憶部と、入力手段からの信号に基づいて記憶部のデータを処理する処理部と、処理したデータを出力する出力部とを備え、上記記憶部には、上下線、縦横線、集中線などの連続線の種類とを記憶し、上記処理部は、入力手段からの信号に基づいて何れかの連続線の種類を選択するとともに、この線の太さ、長さ、密度を設定し、これを出力部を介してディスプレイに表示する点に特徴を有する。
【0010】
第2の発明の記憶部は、イラストを描くためのペンの種類と、描いたイラストに付ける色の色見本と、イラストに貼り付けるトーンの種類とを記憶し、処理部は、ペンで描かれた一連の線で囲まれた部分を選択範囲として認識する機能と、この選択範囲に選択された色を塗る機能と、選択範囲にトーンを貼り付ける機能とを備えた点に特徴を有する。
【0011】
第3の発明は、ディスプレイと、入力手段とを備えるとともに、上記ディスプレイに表示された画面に対応する各種データを記憶する記憶部と、入力手段からの信号に基づいて記憶部のデータを処理する処理部と、処理したデータを出力する出力部とを備え、上記記憶部には、直線定規、三角定規、雲形定規などの形状を定規のデータとして記憶し、処理部は、入力手段からの信号によって上記何れかの定規のデータを選択し、選択したデータに対応する定規を出力部を介してディスプレイに表示する点に特徴を有する。
第4の発明の処理部は、記憶部に記憶された定規を拡大したり縮小したりする機能と、上記定規を回転させる機能とを備えた点に特徴を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態のコンピュータは、ディスプレイと入力手段とを備えている。さらに、このコンピュータは、イラストを描くためのツールやその設定を記憶させた記憶部と、上記入力手段からの信号に基づいて上記設定をおこなう処理部と、この設定をコンピュータのディスプレイに出力する出力部とを備えている。
上記コンピューターの入力手段として、キーボードやマウス、タブレットなどを用いることができる。ただし、イラストを描く場合には、実際にペンを用いている感覚で描けるように、ペン型の器具とこれを感知する板状の装置とからなるタブレットを使用するとよい。
【0013】
図1に示したように、ディスプレイDには、描いたイラストを表示させるメインウィンドウ1と、このメインウィンドウ1に描いたイラストを縮小して表示させるプレビューウィンドウ2とを備えている。
また、このディスプレイDには、ツール設定ウィンドウ3と、筆情報ウィンドウ4と、定規ウィンドウ5と、カラーウィンドウ6と、ペン設定ウィンドウ7と、レイヤウィンドウ8と、選択範囲ウィンドウ9と、トーンウィンドウ10とを備えている。
【0014】
上記ツール設定ウィンドウ3には、図2に示したように、線を引いたり絵を描いたりするペンアイコン3a、選択範囲を矩形で囲って設定する選択範囲アイコン3b、矩形を描く矩形アイコン3c、直線を描く直線アイコン3d、選択範囲を自動的に設定する自動選択範囲アイコン3e、定規を使って線を描くときにこの定規を設定する定規アイコン3f、描いた絵にトーンを貼るトーンアイコン3g、文字を書く文字アイコン3h、メインウィンドウ1の絵を拡大する拡大アイコン3i、縮小する縮小アイコン3jなどが含まれる。
また、コンピュータの記憶部には、上記各アイコン3a〜3jに対応するツールを記憶させ、ユーザーが入力手段を用いてこれらアイコンをクリックすれば、処理部がそのアイコンに対応したツールを記憶部から選択するようにしている。
【0015】
上記筆情報ウィンドウ4は、上記ツール設定ウィンドウ3でペンアイコン3aを選択した場合に、このペンの太さや筆圧サイズなどを設定できるようにしたものである。この筆情報ウィンドウ4には、複数種類の筆と、この筆の筆圧サイズのON/OFFボタンと、ペンの太さを調整するスケーラー4aとが表示される。
コンピュータの記憶部には、上記上記筆情報ウィンドウ4に表示された内容に対応させて、複数種類の筆と、これら筆の太さとを記憶している。
【0016】
図3に示したのは、上記定規ウィンドウ5である。この定規ウィンドウ5は、上記ツール設定ウィンドウ3で、定規アイコン3fを選択した場合に、定規の種類を設定できるようにしている。この定規の種類として、直線定規、三角定規、雲形定規を備えている。
コンピュータの記憶部には、これら定規ウィンドウ5の表示に対応した定規の種類を記憶している。
【0017】
上記、カラーウィンドウ6では、描いたイラストに色を塗る場合に、その色を設定することができる。すなわち、このカラーウィンドウ6には、色見本が表示され、この色見本の中からユーザーが色を指定することができる。
コンピュータの記憶部には、これらカラーウィンドウ6に表示された色見本に対応する色が記憶されている。
上記ペン設定ウィンドウ7は、上記ツール設定ウィンドウ3でペンアイコン3aを設定した場合に、このペンの手ぶれ補正を有効にするか、あるいはこの手ぶれを強く補正するかを設定するものである。
【0018】
上記レイヤウィンドウ8には、図4で示したように、使用しているレイヤの種類と、現在どのレイヤを使用しているのかが表示される。この実施形態では例えば下書きのレイヤと、背景のレイヤと、文字を書いたレイヤと、トーンを貼り付けたレイヤとを重ねて、ひとつのイラストができるようにしている。そして、このレイヤウィンドウ8には、上記各レイヤ毎のイラストのプレビューを表示するプレビュー窓8aと、このレイヤが文字レイヤなのかトーンレイヤなのかといったレイヤの種類とを表示する種類表示窓8bを備えている。
さらに、このレイヤウィンドウ8には、選択表示窓8cを備えている。この選択表示窓8cでは、各レイヤの表示・非表示が選択できる。すなわち、下書きレイヤを表示させる必要がない場合には、この下書きレイヤを非表示にすることで、メインウィンドウ1にこの下書きレイヤが表示されないようにすることができる。
【0019】
図5に示したのは、上記選択範囲ウィンドウ9である。この選択範囲ウィンドウ9には、上記ツール設定ウィンドウ3で選択アイコン3bあるいは自動選択アイコン3eを用いて、範囲を設定した場合に、選択された範囲のプレビューを表示するプレビュー窓9aを備えている。さらに、選択範囲ウィンドウ9には、上記選択範囲に名称を付け、これを表示させることができる名称窓9bを備えている。
上記トーンウィンドウ10では、複数種類のトーンを表示し、このトーンの選択・設定をする。この複数種類のトーンに対応させて、コンピュータの記憶部にトーンを記憶させている。
【0020】
さらに、ディスプレイDには上記のようななウィンドウのほかにメニューバー11が表示されるようにしている。そして、上記各ウィンドウを用いなくても、それらの機能をメニューバー11で設定できるようにしている。また、上記ウィンドウとしては表示されていない、別の機能も上記メニューバー11で設定できるようにしている。
このメニューバー11だけで設定できる機能として、連続線描画機能がある。
連続線描画機能とは、平行線を何本も描いたり、複数の線を放射線状に描いたりする機能である。
【0021】
この連続線描画機能は、上記ツール設定ウィンドウ3で選択アイコン3bで範囲を選択し、この選択された範囲に連続線を描くものである。すなわち、上記選択アイコン3bで範囲を選択したら、ユーザーはメニューバー11の「フィルタ」アイコンから図示しない「連続線」アイコンをクリックする。「連続線」アイコンがクリックされたら、図6のような連続線を設定する設定画面14が表示されるようにしている。
【0022】
この設定画面14では連続線の種類を設定できるようにしている。この連続線の種類としては、ひとつの中心点に複数の線が集中するようにした集中線や、上から下、あるいは、下から上に向かう縦線、右から左、あるいは、左から右に向かう横線などがある。これら連続線の種類に対応したデータを記憶部に記憶させている。
【0023】
さらに、上記設定画面14には、連続線を設定する複数のスケーラーが表示される。このスケーラーには、太さ、密度、線長さ、乱れ、密度揺れ、抜入位置を設定するものを備えている。
上記太さのスケーラーは、線の太さを設定するものであり、このスケーラーでは0.2mm〜1.0mmの間で設定できるようにしている。
密度のスケーラーは線の密度、すなわち、線と線との間の距離を設定するものである。このスケーラーでは0%〜100%の間で設定できるようにしているが、0%のときの密度の基準値と、100%のときの基準値とを記憶部に記憶していている。上記0%の場合には、線と線との間隔が狭く密度が高くなるようにして、100%の場合には、線と線との間隔が広く密度が低くなるようにしている。そして、密度のスケーラーでは、この0%と100%との基準値の間で、密度を調整することができるようにしている。
【0024】
また、線長さのスケーラーは、線の長さを設定するものである。このスケーラーでは0%〜100%の間で線の長さを設定できるようにしているが、縦線あるいは横線の100%の場合に、設定範囲の端から端まで線が描かれ、数字が小さくなるにしたがって、その長さが短くなるようにしている。また、集中線の長さを100%とした場合には、設定範囲の端から中心点まで線が描かれ、数字が小さくなるにしたがってその長さが短くなり、設定範囲の端からの線が中心点まで到達しないようになる。
【0025】
上記乱れのスケーラーは、線の長さを乱れさせるものである。すなわち、短いものがあったり、長いものがあったり、その長さの乱れ率を設定するものである。この乱れは0%〜100%の間で設定することができ、0%とした場合には、すべての線が同じ長さになり、数字が大きくなるにしたがって、短いものが増えていくようにしている。
【0026】
密度揺れのスケーラーは、あるところでは密度が高く、あるところでは密度が低くなるような揺れ率を設定するものである。この密度揺れも0%〜100%の間で設定できる。上記0%の場合には、密度がすべて均等になり、数字が大きくなるにしたがって、線と線との間隔が狭いものや広いものが増えていく。
上記抜入位置のスケーラーは、線の間引き率を設定するものであり、0%〜100%の間で設定できるようにしている。上記0%の場合には、すべての線が表示されるが、数字が大きくなるにしたがって、間引きされる線の本数が増えるので、表示される線の本数が減るようになる。
【0027】
さらに、上記設定画面14には移動パッド15を備えている。この移動パッド15は、メインウィンドウ1に表示された連続線を左右上下に移動させるものである。すなわち、ユーザーは上記移動パッド15上にカーソルを置いて、この移動パッド上でカーソルを移動させれば、それにともなってメインウィンドウ1に表示された連続線が移動するようにしている。
以上のスケーラーでの設定、移動パッドでの移動を組み合わせて、様々なタイプの連続線を描くことができるようにしている。
【0028】
また、上記コンピュータの記憶部には、イラストを描く用紙のテンプレートとして、A4サイズやB5サイズなどの通常の規格に加えて、4コマ漫画用のコマ割りのテンプレートも記憶させている。さらに、A4サイズやB5サイズの通常の規格であっても、例えば雑誌に投稿する場合を考えて、とじしろなどを表示できるように、その位置も記憶部に記憶している。
【0029】
上記のような実施形態において、実際に図1のようなイラストを描く場合の手順について説明する。ユーザーは入力手段としてタブレットを用いる。このタブレットを用いた場合、ペン型の器具を板状の装置の上で動かせば、その位置がカーソルとしてディスプレイD上に表示される。そして、この信号が処理部に入力されることになる。
そして、ユーザーがイラストを描く場合、メニューバーの「ファイル」から「新規作成」をクリックする。「新規作成」がクリックされたら、コンピュータの処理部は、記憶部に記憶されているテンプレートの種類を表示する。ユーザーは表示された中からテンプレートを選択し、これを表示させる。
上記テンプレートがメインウィンドウ1に表示され、このテンプレート上にイラストを描けるようになる。
【0030】
ユーザーは、図1のメインウィンドウ1に表示されたようなイラストを描くために、図2に示したツール設定ウィンドウ3のペンアイコン3aをクリックする。さらに、ペンアイコン3aをクリックしたら、筆情報ウィンドウ4でペンの太さ等を設定する。
上記ペンアイコン3aがクリックされ、このペンの太さ等が設定されたら、この信号が入力手段を介してコンピュータの処理部に送信される。コンピュータの処理部では、上記ペンを記憶部から選択し、このペンの太さ等を特定する。そして、特定したペンを、出力部を介してディスプレイDに表示する。
上記出力部からペンの種類とその設定とが出力されてから、ユーザーがタブレットを動かせば、設定されたペンで絵を描くことができる。
【0031】
また、上記絵を描くときに、例えば曲線を描く場合には、雲形定規を用いることができる。すなわち、ユーザーはツール設定ウィンドウ3の定規アイコン3fをクリックする。さらに、定規ウィンドウ5の定規の種類の中から雲形定規を選択する。
上記雲形定規が選択されたら、入力手段を介してこの信号が、コンピュータの処理部に送信される。コンピュータの処理部は、記憶部から上記雲形定規を選択し出力部を介してメインウィンドウ1に表示する。
【0032】
上記雲形定規のデータが出力されたら、メインウィンドウ1には、図7のような雲形定規12が表示される。ユーザーは、この雲形定規12のアウトラインに沿ってカーソル13を移動させれば、雲形定規12に沿った線を描くことができる。
このときコンピュータの処理部は、以下のような判断をおこなっている。すなわち、処理部はペン型の器具が板状の装置に接触した点を判断し、この位置が定規のどの位置にあるかを判断する。このとき処理部は、定規の内部と、アウトラインから一定距離までの部分とを認識範囲として判断するようにしている。したがって、メインウィンドウ1に定規12が表示されて、カーソル13が置かれたら、処理部はこのカーソル13が認識範囲内にあるかどうかを判断する。さらに、認識範囲内である場合には、カーソル13が定規12の内側にあるのか、外側にあるのかを判断する。
【0033】
そして、上記認識範囲内であって、定規12の外側にカーソル13がある場合には、ユーザーが定規12に沿って線を描く意思があると判断し、カーソル13が動いたら、このカーソル13が定規12のアウトラインに沿って移動するように修正する。したがって、カーソル13を動かすときにユーザーの手が多少ぶれたとしても、上記認識範囲内にある限り、定規12のアウトラインに沿った線を描くことができる。また、ユーザーは定規12の位置を目で確認することができるので、線を予測しながら描くことができる。したがって、まるで紙に直接定規を当てて線を描いているような感覚で、全体のバランスをイメージしながら線を描くことができる。
なお、処理部は、ユーザーがペン型の器具を板状の装置から離した点を、線の描き終わりと判断し、線の描画を終了する。
【0034】
一方、カーソル13がおかれた位置が認識範囲内であって、かつ、定12規の内側にある場合には、ユーザーが定規12を拡大・縮小させる、あるいは、回転させる意思があると判断する。そして、カーソル13が定規12の内側に向かって移動したとき、処理部は定規12を縮小させ、カーソル13が定規12の外側に向かって移動したとき、処理部は定規12を拡大させる。さらに、ユーザーが「Shift」ボタンを押しながら、カーソル13を左右に動かした場合、処理部は定規12を回転させる。
したがって、ユーザーは自由な角度で定規を使用することができる。
なお、上記のように定規12を回転させる場合には、この回転中心を移動できるようにしている。さらに、上記定規12を回転させる場合には「Shift」ボタンを押しながらカーソル13を動かすこととしたが、マウスの右ボタンあるいは左ボタンを押して、ドラッグしたときに、回転させるようにしてもよい。また、ペン型の器具を用いている場合には、このペン型の器機をひっくり返して使用することによって、上記定規12を回転させるようにすることもできる。
【0035】
次に、描いた絵にトーンを貼る。ユーザーは、図1に示したツール設定ウィンドウ3の自動範囲設定アイコン3eをクリックする。そして、設定したい部分、例えば部分Aをクリックして、この部分Aを選択範囲として設定する。
ただし、処理部に設定した範囲として認識されるためには、上記部分Aが切れ間のない連続した線で描かれている必要がある。処理部は連続した線で囲まれた内側を選択された範囲として認識する。
次にユーザーは、トーンウィンドウ10でトーンの種類を選択する。
上記範囲設定アイコンをクリックして、トーンの種類が選択されたら、この信号が入力手段を介してコンピュータの処理部に送信される。コンピュータの処理部では、トーンを記憶部から選択し、このトーンの種類を特定する。そして、特定したトーンを、範囲設定された部分Aに貼り付ける。
【0036】
次に、描いた絵に色を塗る。ユーザーはツール設定ウィンドウ3の自動範囲設定アイコン3eをクリックして、さらに、範囲として設定したい部分Bをクリックする。ここでも、この部分Bが選択した範囲として処理部に認識されるためには、上記トーンを貼る場合と同様に、この部分Bが連続した線で囲まれていなければならない。
さらに、ユーザーは、カラーウィンドウ6でカラーを選択する。
【0037】
上記カラーが選択されたら、この信号が入力手段を介してコンピュータの処理部に送信される。処理部では、選択されたカラーを記憶部から選択し、これを上記部分Bに貼り付ける。したがって、上記選択されたカラーが範囲設定した部分Bに塗られる。
また、上記のように範囲設定アイコン3eで範囲が設定されたら、この設定された範囲のプレビューが、選択範囲ウィンドウ9のプレビュー窓9aに表示される。
【0038】
次に、連続線を描く場合について説明する。ユーザーが連続線を描こうとした場合には、まず、ツール設定ウィンドウ3の範囲設定アイコン3bをクリックする。そして、連続線を描きたい範囲を図8の点線のように設定する。さらに、ユーザーは、メニューバー11の「フィルタ」をクリックする。「フィルタ」をクリックすれば「連続線」が表示されるので、この「連続線」を再びクリックする。「連続線」がクリックされたら、この信号が入力手段を介して処理部に送信される。処理部は、記憶部に記憶していた図6のような連続線を設定する設定画面14をメインウィンドウ1に表示させるとともに、上記範囲を設定した枠内に、記憶部に任意に記憶されていた連続線を表示させる。
【0039】
上記設定画面14が表示されたら、ユーザーは、連続線の種類を設定する。ここでは、集中線を選択する。このように、連続線の種類を設定すれば、この信号が入力手段を介して処理部に送信される。処理部は、記憶部から上記集中線を選択し、出力部を介してメインウィンドウ1に表示させる。したがって、任意に表示されていた図8の連続線が、選択された集中線に書き変わる。
【0040】
さらに、ユーザーは、図6に示した設定画面14のスケーラーに基づいて集中線の設定を決める。ユーザーがスケーラーを操作すれば、その信号が入力手段を介して処理部に送信される。処理部は送信された信号に基づいて、上記メインウィンドウ1に表示した集中線の設定を変更し、これを出力部を介して出力する。
したがって、任意に表示されていた図8の集中線の設定が、上記スケーラーの操作によって書き変わる。
したがって、ユーザーは、スケーラーを動かしながら、設定を変更した後の線を確認することができる。確認しながら操作を進めることができるので、より自分のイメージにあった集中線を描くことができる。
さらに、従来例のように、一本一本線を描く必要がないので、非常に簡単に集中線を描くことができる。しかも、線の長さを変えたり、密度を変えたりするのも、スケーラーを用いておこなうことができるので、非常に簡単である。
【0041】
さらに、上記連続線を設定する設定画面14には、移動パッド15が表示されている。この移動パッド15にカーソルを置き、このカーソルを左右上下に移動させれば、図8の範囲内に表示された連続線がカーソルの動きに対応して左右上下に移動するようにしている。したがって、ユーザーは、設定範囲に対する中心点の位置をずらしたりして、より思い通りの連続線を描くことができる。
【0042】
なお、ツール設定ウィンドウ3には、メインウィンドウ1の表示を回転することができる回転アイコンを設けているが、処理部では、アンチエイリアシングの技術を用いて回転させている。
上記メインウィンドウ1に描かれているイラストを回転させようとした場合、ユーザーは上記回転アイコンをクリックし、さらに、回転させたい分だけ、カーソルをドラッグさせる。
【0043】
上記処理部は、上記カーソルの移動量を検出し、この移動量から回転角度を算出する。また、上記処理部はイラストの回転前の状態を記憶しておき、この回転前のイラストを上記回転角度に応じて斜めにスキャンする。上記斜めにスキャンした場合、アンチエイリアシングの技術を用いないと、画面がギザギザになるという、いわゆるジャギーが発生してしまう。
そこで、この実施形態ではアンチエイリアシングの技術を用い、上記ジャギーが発生しないようにしている。さらに、上記処理部では、記憶しておいたイラストを斜めに読み込んだとき、取得するピクセルの浮動小数値を用いて重みをつけるようにしている。
【0044】
すなわち、ひとつのピクセルを均一の照度として認識するのではなく、このひとつのピクセルの中に座標を持ち、照度をこの座標で認識する。したがって、ひとつのピクセルの中でも、ある部分の照度は低く、ある部分の照度が高いという重み付けをすることができる。このように重み付けをすることによって、メインウィンドウ1を回転させたときのジャギーを防止することができる。特に、回転角度が小さく場合に有効であり、このメインウィンドウ1のイラストをなめらかに見せることができる。
【0045】
【発明の効果】
第1の発明によれば、記憶部には、上下線、縦横線、集中線などの連続線の種類と、これら連続線を設定するスケーラーとを記憶し、上記処理部は、入力手段からの信号に基づいて何れかの連続線の種類を選択し、この線の太さ、長さ、密度を設定するようにしたので、従来のように一本一本線を引いていた場合に比べて簡単に連続線を描くことができる。
【0046】
第2の発明によれば、ペンで描かれた一連の線で囲まれた部分を選択範囲として認識し、この選択範囲に選択された色を塗る機能と、選択範囲にトーンを貼り付ける機能とを備えたので、描いたイラストに色を塗ったり、トーンを貼ったりすることができる。
【0047】
第3の発明によれば、処理部は入力手段からの信号によって定規の種類を選択し、選択した定規を出力部を介して出力することとしたので、ユーザーはまるで紙に定規を使って線を描くように、描かれる線を予測することができる。したがって、より思い通りに線を描くことができる。
【0048】
第4の発明によれば、記憶部に記憶された定規を拡大したり縮小したりする機能と、上記定規を回転させる機能とを備えたので、より一層思い通りの線を描くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のディスプレイを示した図である。
【図2】ツール設定ウインドウを示した図である。
【図3】定規ウィンドウを示した図である。
【図4】レイヤウィンドウを示した図である。
【図5】選択範囲ウィンドウを示した図である。
【図6】この実施形態の連続線を設定する設定画面を示した図である。
【図7】定規が表示されたメインウィンドウを示した図である。
【図8】集中線が表示されたメインウィンドウを示した図である。
【図9】従来例を示した図である。
【符号の説明】
1 メインウィンドウ
3 ツール設定ウィンドウ
5 定規ウィンドウ
6 カラーウィンドウ
7 ペン設定ウィンドウ
10 トーンウィンドウ
12 定規
Claims (4)
- ディスプレイと、入力手段とを備え、上記ディスプレイに表示された画面に対応する各種データを記憶する記憶部と、入力手段からの信号に基づいて記憶部のデータを処理する処理部と、処理したデータを出力する出力部とを備え、上記記憶部には、上下線、縦横線、集中線などの連続線の種類とを記憶し、上記処理部は、入力手段からの信号に基づいて何れかの連続線の種類を選択するとともに、この線の太さ、長さ、密度を設定し、これを出力部を介してディスプレイに表示するイラスト作成プログラム。
- 記憶部は、イラストを描くためのペンの種類と、描いたイラストに付ける色の色見本と、イラストに貼り付けるトーンの種類とを記憶し、処理部は、ペンで描かれた一連の線で囲まれた部分を選択範囲として認識する機能と、この選択範囲に選択された色を塗る機能と、選択範囲にトーンを貼り付ける機能とを備えた請求項1記載のイラスト作成プログラム。
- ディスプレイと、入力手段とを備えるとともに、上記ディスプレイに表示された画面に対応する各種データを記憶する記憶部と、入力手段からの信号に基づいて記憶部のデータを処理する処理部と、処理したデータを出力する出力部とを備え、上記記憶部には、直線定規、三角定規、雲形定規などの形状を定規のデータとして記憶し、処理部は、入力手段からの信号によって上記何れかの定規のデータを選択し、選択したデータに対応する定規を出力部を介してディスプレイに表示する描線プログラム。
- 処理部は、記憶部に記憶された定規を拡大したり縮小したりする機能と、上記定規を回転させる機能とを備えた請求項3記載の描線プログラム。
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