JP2004185262A - 個人認証装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な装置構成で個人認証が可能な個人認証装置を実現する。
【解決手段】画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置において、認証対象者の顔を映し出すミラー手段と、認証対象者がミラー手段の表面に自らの顔を映し出した状態で、認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように設置された画像入力手段と、この画像入力手段で撮影された認証対象者の顔の画像と、予め格納されている顔の画像とを照合して個人を認証する画像処理手段とを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置において、認証対象者の顔を映し出すミラー手段と、認証対象者がミラー手段の表面に自らの顔を映し出した状態で、認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように設置された画像入力手段と、この画像入力手段で撮影された認証対象者の顔の画像と、予め格納されている顔の画像とを照合して個人を認証する画像処理手段とを設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等の画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置に関し、特に簡単な装置構成で個人認証が可能な個人認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカメラ等の画像入力装置によって撮影された認証対象者の顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−259834号公報
【特許文献2】
特開2002−229955号公報
【特許文献3】
特開2002−279424号公報
【特許文献4】
特開2002−288671号公報
【0004】
図6はこのような従来の個人認証装置の一例を示す正面図及び側面図である。図6において1はカメラ等の画像入力手段、2は個人の認証処理を行う画像処理手段、3は画像入力手段1で撮影された顔画像を表示させることが可能なCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示手段である。
【0005】
表示手段3の裏面には画像処理手段2が設けられ、表示手段3の上部であって表示手段3の水平方向の中心部分等には画像入力手段1が設けられる。
【0006】
ここで、図6に示す従来例の動作を図7を用いて説明する。図7は画像入力手段1、画像処理手段2及び表示手段3の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【0007】
図7において1,2及び3は図6と同一符号を付してあり、4は顔画像検出手段、5は顔画像照合手段、6は記憶手段である。また、4,5及び6は画像処理手段2を構成している。
【0008】
画像入力手段1の出力は顔画像検出手段4に接続され、顔画像検出手段4の出力は顔画像照合手段5に接続される。また、記憶手段6の出力は顔画像照合手段5に接続され、顔画像照合手段5の出力は表示手段3に接続される。
【0009】
画像入力手段1では画角内に存在する認証対象者の顔画像を撮影して、取得した顔画像を顔画像検出手段4に出力する。顔画像検出手段4では入力された画像に顔が写っているか否かを検出する。
【0010】
もし、入力された画像に顔が写っていれば、顔画像検出手段4は顔画像を顔画像照合手段5に出力し、顔画像照合手段5は当該顔画像と記憶手段6に予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うと同時に取得した顔画像を出力して表示手段3に表示させる。
【0011】
この結果、認証対象者が表示手段3に自らの顔画像が表示されるように顔を画像入力手段1の画角内に位置することにより、顔画像が撮影され個人の認証がなされることになる。
【0012】
但し、図6に示す従来例では表示手段3に表示される顔画像は左右対称となるため、表示された顔画像は認証対象者にとっては不自然に感じられる恐れがある。
【0013】
このため、図8はこのような取得した顔画像を鏡面画像に変換した上で表示手段3に表示させる個人認証装置における画像入力手段、画像処理手段及び表示手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【0014】
図8において1,3,4,5及び6は図7と同一符号を付してあり、7は鏡面画像処理手段である。また、4,5,6及び7は画像処理手段2aを構成している。
【0015】
画像入力手段1の出力は顔画像検出手段4に接続され、顔画像検出手段4の出力は顔画像照合手段5に接続される。また、記憶手段6の出力は顔画像照合手段5に接続され、顔画像照合手段5の出力は鏡面画像処理手段7に接続される。さらに、鏡面画像処理手段の出力は表示手段3に接続される。
【0016】
ここで、図8に示す従来例の動作を説明する。但し、図7に示す従来例と同様の動作に関しては説明は省略する。
【0017】
顔画像照合手段5は当該顔画像と記憶手段6に予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うと同時に取得した顔画像を鏡面画像処理手段7に出力する。
【0018】
そして、鏡面画像処理手段7では取得した顔画像を鏡面画像に変換し、変換した鏡面画像を出力して表示手段3に表示させる。
【0019】
この結果、鏡面画像処理手段7が取得した顔画像を鏡面画像に変換した上で表示手段3に表示させることにより、表示された顔画像が認証対象者にとって不自然に感じられることを防止することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6に示すような従来例では、認証対象者が撮影された顔画像を確認するためにCRTやLCD等の表示手段3が必要になり、装置の構成が大掛かりにると言った問題点があった。
【0021】
また、図8に示すような従来例では、取得した顔画像を鏡面画像に変換するための鏡面画像処理手段が必要になり装置が複雑になると言った問題点があった。さらに、カメラ等の画像入力手段1を覗き込むことにより認証対象者にストレスが生じてしまうと言った問題点もあった。
従って本発明が解決しようとする課題は、簡単な装置構成で個人認証が可能な個人認証装置を実現することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置において、
認証対象者の顔を映し出すミラー手段と、前記認証対象者が前記ミラー手段の表面に自らの顔を映し出した状態で、前記認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように設置された画像入力手段と、この画像入力手段で撮影された前記認証対象者の顔の画像と、予め格納されている顔の画像とを照合して個人を認証する画像処理手段とを備えたことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0023】
請求項2記載の発明は、
画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置において、
認証対象者の顔を映し出すミラー手段と、前記認証対象者が前記ミラー手段の表面に自らの顔を映し出した状態で、前記認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように設置された複数の画像入力手段と、これらの複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正をした画像を生成し、画像補正された画像と予め格納されている顔の画像とを照合して個人を認証する画像処理手段とを備えたことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0024】
請求項3記載の発明は、
請求項1若しくは請求項2記載の発明である個人認証装置において、
前記画像入力手段若しくは前記複数の画像入力手段が、
前記認証対象者から分かりづらい位置に設置されたことにより、画像入力手段を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【0025】
請求項4記載の発明は、
請求項1若しくは請求項2記載の発明である個人認証装置において、
前記ミラー手段として表面が鏡であり裏面からは表面側の状況が透けて見えるマジックミラー手段を用い、前記マジックミラー手段の裏面に前記画像入力手段若しくは前記複数の画像入力手段を隠して配置したことにより、画像入力手段を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【0026】
請求項5記載の発明は、
請求項1記載の発明である個人認証装置において、
前記画像処理手段が、
前記画像入力手段で撮影された画像に顔が写っているか否かを検出して顔が映っている場合に顔画像を出力する顔画像検出手段と、記憶手段と、前記顔画像と前記記憶手段に予め格納されている画像とを照合して個人の認証を行う顔画像照合手段とから構成されたことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0027】
請求項6記載の発明は、
請求項2記載の発明である個人認証装置において、
前記画像処理手段が、
複数の前記画像入力手段で撮影された画像に基づき画像補正をした画像を生成する画像補正手段と、画像補正された前記画像に顔が写っているか否かを検出して顔が映っている場合に顔画像を出力する顔画像検出手段と、記憶手段と、前記顔画像と前記記憶手段に予め格納されている画像とを照合して個人の認証を行う顔画像照合手段とから構成されたことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0028】
請求項7記載の発明は、
請求項2若しくは請求項6記載の発明である個人認証装置において、
前記画像処理手段若しくは前記画像補正手段が、
前記複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正により前記認証対象者の正面の顔画像を生成することにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0029】
請求項8記載の発明は、
請求項2若しくは請求項6記載の発明である個人認証装置において、
前記画像処理手段若しくは前記画像補正手段が、
前記複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正により前記認証対象者が前記ミラー手段に映し出した顔画像と同一の顔画像を生成することにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る個人認証装置の一実施例を示す正面図及び側面図である。
【0031】
図1において8はカメラ等の画像入力手段、9は個人の認証処理を行う画像処理手段、10は表面が鏡であり認証対象者の顔を映し出すミラー手段である。
【0032】
ミラー手段10の裏面には画像処理手段9が設けられ、ミラー手段10の上部であってミラー手段10の水平方向の中心部分等には画像入力手段8が設けられる。
【0033】
また、画像入力手段8及びミラー手段10の相互の位置関係としては、認証対象者がミラー手段10の表面(鏡)に自らの顔を映し出した状態で、認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように画像入力手段8が設置されるような位置関係になる。
【0034】
ここで、図1に示す実施例の動作を図2を用いて説明する。図2は画像入力手段8及び画像処理手段9の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【0035】
図2において8及び9は図1と同一符号を付してあり、11は顔画像検出手段、12は顔画像照合手段、13は記憶手段である。また、11,12及び13は画像処理手段9を構成している。
【0036】
画像入力手段8の出力は顔画像検出手段11に接続され、顔画像検出手段11の出力は顔画像照合手段12に接続される。また、記憶手段13の出力は顔画像照合手段12に接続される。
【0037】
画像入力手段8では画角内に存在する認証対象者の顔画像を撮影して、取得した顔画像を顔画像検出手段11に出力する。画像入力手段8では入力された画像に顔が写っているか否かを検出する。
【0038】
例えば、認証対象者の顔がミラー手段10に映し出されていると、画像入力手段8の画角には認証対象者の顔が入っているため、顔画像検出手段11で撮影された画像には認証対象者の顔が写っていることになる。
【0039】
この時、ミラー手段10には認証対象者の顔が映し出されているので、従来例のように別途表示手段上に認証対象者の顔を表示する必要は無くなる。
【0040】
もし、入力された画像に顔が写っていれば、顔画像検出手段11は顔画像を顔画像照合手段12に出力し、顔画像照合手段12は当該顔画像と記憶手段13に予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行う。
【0041】
この結果、認証対象者の顔がミラー手段10に映し出されている状態で画像入力手段8が認証対象者の顔を撮影して、画像処理手段9が予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0042】
また、図3は本発明に係る個人認証装置の第2の実施例を示す正面図及び側面図である。
【0043】
図3において9は図1と同一符号を付してあり、14はカメラ等の画像入力手段、15は表面が鏡であり裏面からは表面側の状況が透けて見えるマジックミラー手段である。
【0044】
また、マジックミラー手段15は具体的には、明るい側に光を反射し、暗い側に光を透過させる膜をガラスに施した特殊な鏡である。
【0045】
マジックミラー手段15の裏面には画像処理手段9が設けられ、マジックミラー手段15の裏面には画像入力手段14が設けられる。
【0046】
また、画像入力手段14及びマジックミラー手段15の相互の位置関係としては、認証対象者がマジックミラー手段15の表面(鏡)に自らの顔を映し出した状態で、認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるようにマジックミラー手段15の裏面に画像入力手段14が設置されるような位置関係になる。
【0047】
ここで、図3に示す第2の実施例の動作を説明する。但し、画像処理手段9等に関する基本的な動作は図1に示す実施例と同様であるのでその部分の説明は省略する。
【0048】
マジックミラー手段15の裏面に配置された画像入力手段14では画角内に存在する対象物等の画像を撮影する。
【0049】
例えば、認証対象者の顔がマジックミラー手段15に映し出されていると、マジックミラー手段15の裏面に配置された画像入力手段14の画角には認証対象者の顔が入っているため、画像入力手段14で撮影された画像には認証対象者の顔が写っていることになる。
【0050】
この結果、認証対象者の顔が映し出されているマジックミラー手段15の裏面に画像入力手段14を隠して配置することにより、認証対象者に画像入力手段14によって撮影されていることを意識させることなく個人認証をすることが可能になる。このため、画像入力手段14を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【0051】
また、図4は本発明に係る個人認証装置の第3の実施例を示す正面図及び側面図である。
【0052】
図4において、16,17,18及び19はカメラ等の画像入力手段、20は表面が鏡であり認証対象者の顔を映し出すミラー手段、21は個人の認証処理を行う画像処理手段である。
【0053】
ミラー手段20の裏面には画像処理手段21が設けられ、ミラー手段20の上下左右であってミラー手段20の水平方向若しくは垂直方向の中心部分等には4つの画像入力手段16,17,18及び19がそれぞれ設けられる。
【0054】
また、画像入力手段16,17,18及び19とミラー手段20との相互の位置関係としては、認証対象者がミラー手段20の表面(鏡)に自らの顔を映し出した状態で、認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように画像入力手段16,17,18及び19がそれぞれ設置されるような位置関係になる。
【0055】
ここで、図4に示す実施例の動作を図5を用いて説明する。図5は画像入力手段16,17,18及び19と、画像処理手段21の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【0056】
図5において16,17,18,19及び21は図4と同一符号を付してあり、22は画像補正手段、23は顔画像検出手段、24は顔画像照合手段、25は記憶手段である。また、22,23,24及び25は画像処理手段21を構成している。
【0057】
画像入力手段16,17,18及び19の出力は画像補正手段22に接続され、画像補正手段22の出力は顔画像検出手段23に接続される。また、顔画像検出手段23の出力は顔画像照合手段24に接続され、記憶手段25の出力は顔画像照合手段24に接続される。
【0058】
画像入力手段16,17,18及び19ではそれぞれ画角内に存在する認証対象者の顔画像を撮影して、それぞれ取得した顔画像を画像補正手段22に出力する。
【0059】
画像補正手段22では入力された4つの顔画像に基づき画像補正を行い認証対象者の正面の顔画像を生成して顔画像検出手段23に出力する。顔画像検出手段23では入力された画像に顔が写っているか否かを検出する。
【0060】
例えば、認証対象者の顔がミラー手段20に映し出されていると、画像入力手段16,17,18及び19の画角にはそれぞれ認証対象者の顔が入っているため、画像入力手段16,17,18及び19でそれぞれ撮影された画像には認証対象者の顔が写っていることになる。
【0061】
この時、ミラー手段20には認証対象者の顔が映し出されているので、従来例のように別途表示手段上に認証対象者の顔を表示する必要は無くなる。
【0062】
もし、入力された画像に顔が写っていれば、顔画像検出手段23は顔画像を顔画像照合手段24に出力し、顔画像照合手段24は当該顔画像と記憶手段25に予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行う。
【0063】
この結果、認証対象者の顔がミラー手段20に映し出されている状態で4つの画像入力手段16〜19が認証対象者の顔を撮影し、画像処理手段21が当該4つの顔画像に基づき正面の顔画像を生成して、予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0064】
なお、図1に示す実施例では画像入力手段をミラー手段10の上部であってミラー手段10の水平方向の中心部分等には画像入力手段8が設けられているが、当該画像入力手段8を認証対象者から分かりづらい位置に設置することにより、画像入力手段8を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【0065】
また、図4に示す実施例では4つの画像入力手段を設けているが、勿論、2つ以上(複数)の画像入力手段を設けて、得られた2つ以上(複数)の顔画像に基づき画像補正を行い認証対象者の正面の顔画像を生成しても構わない。
【0066】
また、2つ以上(複数)の画像入力手段を設けて、得られた2つ以上(複数)の顔画像に基づき画像補正を行い認証対象者がミラー手段に映し出した顔画像と同一の顔画像を生成しても構わない。
【0067】
また、ミラー手段上に位置合わせをし易くするために、顔の外形、眉毛、目、鼻、口若しくは耳等の部位を印刷等により表示させても構わない。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,5,6,7及び請求項8の発明によれば、認証対象者の顔がミラー手段に映し出されている状態で画像入力手段が認証対象者の顔を撮影して、画像処理手段が予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0069】
また、請求項3及び請求項4の発明によれば、認証対象者の顔が映し出されているマジックミラー手段の裏面に画像入力手段を隠して配置する等により、認証対象者に画像入力手段によって撮影されていることを意識させることなく個人認証をすることが可能になる。このため、画像入力手段を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る個人認証装置の一実施例を示す正面図及び側面図である。
【図2】画像入力手段及び画像処理手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【図3】本発明に係る個人認証装置の第2の実施例を示す正面図及び側面図である。
【図4】本発明に係る個人認証装置の第3の実施例を示す正面図及び側面図である。
【図5】画像入力手段と画像処理手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【図6】従来の個人認証装置の一例を示す正面図及び側面図である。
【図7】画像入力手段、画像処理手段及び表示手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【図8】画像入力手段、画像処理手段及び表示手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【符号の説明】
1,8,14,16,17,18,19 画像入力手段
2,2a,9,21 画像処理手段
3 表示手段
4,11,23 顔画像検出手段
5,12,24 顔画像照合手段
6,13,25 記憶手段
7 鏡面画像処理手段
10,20 ミラー手段
15 マジックミラー手段
22 画像補正手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等の画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置に関し、特に簡単な装置構成で個人認証が可能な個人認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカメラ等の画像入力装置によって撮影された認証対象者の顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−259834号公報
【特許文献2】
特開2002−229955号公報
【特許文献3】
特開2002−279424号公報
【特許文献4】
特開2002−288671号公報
【0004】
図6はこのような従来の個人認証装置の一例を示す正面図及び側面図である。図6において1はカメラ等の画像入力手段、2は個人の認証処理を行う画像処理手段、3は画像入力手段1で撮影された顔画像を表示させることが可能なCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示手段である。
【0005】
表示手段3の裏面には画像処理手段2が設けられ、表示手段3の上部であって表示手段3の水平方向の中心部分等には画像入力手段1が設けられる。
【0006】
ここで、図6に示す従来例の動作を図7を用いて説明する。図7は画像入力手段1、画像処理手段2及び表示手段3の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【0007】
図7において1,2及び3は図6と同一符号を付してあり、4は顔画像検出手段、5は顔画像照合手段、6は記憶手段である。また、4,5及び6は画像処理手段2を構成している。
【0008】
画像入力手段1の出力は顔画像検出手段4に接続され、顔画像検出手段4の出力は顔画像照合手段5に接続される。また、記憶手段6の出力は顔画像照合手段5に接続され、顔画像照合手段5の出力は表示手段3に接続される。
【0009】
画像入力手段1では画角内に存在する認証対象者の顔画像を撮影して、取得した顔画像を顔画像検出手段4に出力する。顔画像検出手段4では入力された画像に顔が写っているか否かを検出する。
【0010】
もし、入力された画像に顔が写っていれば、顔画像検出手段4は顔画像を顔画像照合手段5に出力し、顔画像照合手段5は当該顔画像と記憶手段6に予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うと同時に取得した顔画像を出力して表示手段3に表示させる。
【0011】
この結果、認証対象者が表示手段3に自らの顔画像が表示されるように顔を画像入力手段1の画角内に位置することにより、顔画像が撮影され個人の認証がなされることになる。
【0012】
但し、図6に示す従来例では表示手段3に表示される顔画像は左右対称となるため、表示された顔画像は認証対象者にとっては不自然に感じられる恐れがある。
【0013】
このため、図8はこのような取得した顔画像を鏡面画像に変換した上で表示手段3に表示させる個人認証装置における画像入力手段、画像処理手段及び表示手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【0014】
図8において1,3,4,5及び6は図7と同一符号を付してあり、7は鏡面画像処理手段である。また、4,5,6及び7は画像処理手段2aを構成している。
【0015】
画像入力手段1の出力は顔画像検出手段4に接続され、顔画像検出手段4の出力は顔画像照合手段5に接続される。また、記憶手段6の出力は顔画像照合手段5に接続され、顔画像照合手段5の出力は鏡面画像処理手段7に接続される。さらに、鏡面画像処理手段の出力は表示手段3に接続される。
【0016】
ここで、図8に示す従来例の動作を説明する。但し、図7に示す従来例と同様の動作に関しては説明は省略する。
【0017】
顔画像照合手段5は当該顔画像と記憶手段6に予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うと同時に取得した顔画像を鏡面画像処理手段7に出力する。
【0018】
そして、鏡面画像処理手段7では取得した顔画像を鏡面画像に変換し、変換した鏡面画像を出力して表示手段3に表示させる。
【0019】
この結果、鏡面画像処理手段7が取得した顔画像を鏡面画像に変換した上で表示手段3に表示させることにより、表示された顔画像が認証対象者にとって不自然に感じられることを防止することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6に示すような従来例では、認証対象者が撮影された顔画像を確認するためにCRTやLCD等の表示手段3が必要になり、装置の構成が大掛かりにると言った問題点があった。
【0021】
また、図8に示すような従来例では、取得した顔画像を鏡面画像に変換するための鏡面画像処理手段が必要になり装置が複雑になると言った問題点があった。さらに、カメラ等の画像入力手段1を覗き込むことにより認証対象者にストレスが生じてしまうと言った問題点もあった。
従って本発明が解決しようとする課題は、簡単な装置構成で個人認証が可能な個人認証装置を実現することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置において、
認証対象者の顔を映し出すミラー手段と、前記認証対象者が前記ミラー手段の表面に自らの顔を映し出した状態で、前記認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように設置された画像入力手段と、この画像入力手段で撮影された前記認証対象者の顔の画像と、予め格納されている顔の画像とを照合して個人を認証する画像処理手段とを備えたことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0023】
請求項2記載の発明は、
画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置において、
認証対象者の顔を映し出すミラー手段と、前記認証対象者が前記ミラー手段の表面に自らの顔を映し出した状態で、前記認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように設置された複数の画像入力手段と、これらの複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正をした画像を生成し、画像補正された画像と予め格納されている顔の画像とを照合して個人を認証する画像処理手段とを備えたことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0024】
請求項3記載の発明は、
請求項1若しくは請求項2記載の発明である個人認証装置において、
前記画像入力手段若しくは前記複数の画像入力手段が、
前記認証対象者から分かりづらい位置に設置されたことにより、画像入力手段を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【0025】
請求項4記載の発明は、
請求項1若しくは請求項2記載の発明である個人認証装置において、
前記ミラー手段として表面が鏡であり裏面からは表面側の状況が透けて見えるマジックミラー手段を用い、前記マジックミラー手段の裏面に前記画像入力手段若しくは前記複数の画像入力手段を隠して配置したことにより、画像入力手段を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【0026】
請求項5記載の発明は、
請求項1記載の発明である個人認証装置において、
前記画像処理手段が、
前記画像入力手段で撮影された画像に顔が写っているか否かを検出して顔が映っている場合に顔画像を出力する顔画像検出手段と、記憶手段と、前記顔画像と前記記憶手段に予め格納されている画像とを照合して個人の認証を行う顔画像照合手段とから構成されたことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0027】
請求項6記載の発明は、
請求項2記載の発明である個人認証装置において、
前記画像処理手段が、
複数の前記画像入力手段で撮影された画像に基づき画像補正をした画像を生成する画像補正手段と、画像補正された前記画像に顔が写っているか否かを検出して顔が映っている場合に顔画像を出力する顔画像検出手段と、記憶手段と、前記顔画像と前記記憶手段に予め格納されている画像とを照合して個人の認証を行う顔画像照合手段とから構成されたことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0028】
請求項7記載の発明は、
請求項2若しくは請求項6記載の発明である個人認証装置において、
前記画像処理手段若しくは前記画像補正手段が、
前記複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正により前記認証対象者の正面の顔画像を生成することにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0029】
請求項8記載の発明は、
請求項2若しくは請求項6記載の発明である個人認証装置において、
前記画像処理手段若しくは前記画像補正手段が、
前記複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正により前記認証対象者が前記ミラー手段に映し出した顔画像と同一の顔画像を生成することにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る個人認証装置の一実施例を示す正面図及び側面図である。
【0031】
図1において8はカメラ等の画像入力手段、9は個人の認証処理を行う画像処理手段、10は表面が鏡であり認証対象者の顔を映し出すミラー手段である。
【0032】
ミラー手段10の裏面には画像処理手段9が設けられ、ミラー手段10の上部であってミラー手段10の水平方向の中心部分等には画像入力手段8が設けられる。
【0033】
また、画像入力手段8及びミラー手段10の相互の位置関係としては、認証対象者がミラー手段10の表面(鏡)に自らの顔を映し出した状態で、認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように画像入力手段8が設置されるような位置関係になる。
【0034】
ここで、図1に示す実施例の動作を図2を用いて説明する。図2は画像入力手段8及び画像処理手段9の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【0035】
図2において8及び9は図1と同一符号を付してあり、11は顔画像検出手段、12は顔画像照合手段、13は記憶手段である。また、11,12及び13は画像処理手段9を構成している。
【0036】
画像入力手段8の出力は顔画像検出手段11に接続され、顔画像検出手段11の出力は顔画像照合手段12に接続される。また、記憶手段13の出力は顔画像照合手段12に接続される。
【0037】
画像入力手段8では画角内に存在する認証対象者の顔画像を撮影して、取得した顔画像を顔画像検出手段11に出力する。画像入力手段8では入力された画像に顔が写っているか否かを検出する。
【0038】
例えば、認証対象者の顔がミラー手段10に映し出されていると、画像入力手段8の画角には認証対象者の顔が入っているため、顔画像検出手段11で撮影された画像には認証対象者の顔が写っていることになる。
【0039】
この時、ミラー手段10には認証対象者の顔が映し出されているので、従来例のように別途表示手段上に認証対象者の顔を表示する必要は無くなる。
【0040】
もし、入力された画像に顔が写っていれば、顔画像検出手段11は顔画像を顔画像照合手段12に出力し、顔画像照合手段12は当該顔画像と記憶手段13に予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行う。
【0041】
この結果、認証対象者の顔がミラー手段10に映し出されている状態で画像入力手段8が認証対象者の顔を撮影して、画像処理手段9が予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0042】
また、図3は本発明に係る個人認証装置の第2の実施例を示す正面図及び側面図である。
【0043】
図3において9は図1と同一符号を付してあり、14はカメラ等の画像入力手段、15は表面が鏡であり裏面からは表面側の状況が透けて見えるマジックミラー手段である。
【0044】
また、マジックミラー手段15は具体的には、明るい側に光を反射し、暗い側に光を透過させる膜をガラスに施した特殊な鏡である。
【0045】
マジックミラー手段15の裏面には画像処理手段9が設けられ、マジックミラー手段15の裏面には画像入力手段14が設けられる。
【0046】
また、画像入力手段14及びマジックミラー手段15の相互の位置関係としては、認証対象者がマジックミラー手段15の表面(鏡)に自らの顔を映し出した状態で、認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるようにマジックミラー手段15の裏面に画像入力手段14が設置されるような位置関係になる。
【0047】
ここで、図3に示す第2の実施例の動作を説明する。但し、画像処理手段9等に関する基本的な動作は図1に示す実施例と同様であるのでその部分の説明は省略する。
【0048】
マジックミラー手段15の裏面に配置された画像入力手段14では画角内に存在する対象物等の画像を撮影する。
【0049】
例えば、認証対象者の顔がマジックミラー手段15に映し出されていると、マジックミラー手段15の裏面に配置された画像入力手段14の画角には認証対象者の顔が入っているため、画像入力手段14で撮影された画像には認証対象者の顔が写っていることになる。
【0050】
この結果、認証対象者の顔が映し出されているマジックミラー手段15の裏面に画像入力手段14を隠して配置することにより、認証対象者に画像入力手段14によって撮影されていることを意識させることなく個人認証をすることが可能になる。このため、画像入力手段14を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【0051】
また、図4は本発明に係る個人認証装置の第3の実施例を示す正面図及び側面図である。
【0052】
図4において、16,17,18及び19はカメラ等の画像入力手段、20は表面が鏡であり認証対象者の顔を映し出すミラー手段、21は個人の認証処理を行う画像処理手段である。
【0053】
ミラー手段20の裏面には画像処理手段21が設けられ、ミラー手段20の上下左右であってミラー手段20の水平方向若しくは垂直方向の中心部分等には4つの画像入力手段16,17,18及び19がそれぞれ設けられる。
【0054】
また、画像入力手段16,17,18及び19とミラー手段20との相互の位置関係としては、認証対象者がミラー手段20の表面(鏡)に自らの顔を映し出した状態で、認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように画像入力手段16,17,18及び19がそれぞれ設置されるような位置関係になる。
【0055】
ここで、図4に示す実施例の動作を図5を用いて説明する。図5は画像入力手段16,17,18及び19と、画像処理手段21の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【0056】
図5において16,17,18,19及び21は図4と同一符号を付してあり、22は画像補正手段、23は顔画像検出手段、24は顔画像照合手段、25は記憶手段である。また、22,23,24及び25は画像処理手段21を構成している。
【0057】
画像入力手段16,17,18及び19の出力は画像補正手段22に接続され、画像補正手段22の出力は顔画像検出手段23に接続される。また、顔画像検出手段23の出力は顔画像照合手段24に接続され、記憶手段25の出力は顔画像照合手段24に接続される。
【0058】
画像入力手段16,17,18及び19ではそれぞれ画角内に存在する認証対象者の顔画像を撮影して、それぞれ取得した顔画像を画像補正手段22に出力する。
【0059】
画像補正手段22では入力された4つの顔画像に基づき画像補正を行い認証対象者の正面の顔画像を生成して顔画像検出手段23に出力する。顔画像検出手段23では入力された画像に顔が写っているか否かを検出する。
【0060】
例えば、認証対象者の顔がミラー手段20に映し出されていると、画像入力手段16,17,18及び19の画角にはそれぞれ認証対象者の顔が入っているため、画像入力手段16,17,18及び19でそれぞれ撮影された画像には認証対象者の顔が写っていることになる。
【0061】
この時、ミラー手段20には認証対象者の顔が映し出されているので、従来例のように別途表示手段上に認証対象者の顔を表示する必要は無くなる。
【0062】
もし、入力された画像に顔が写っていれば、顔画像検出手段23は顔画像を顔画像照合手段24に出力し、顔画像照合手段24は当該顔画像と記憶手段25に予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行う。
【0063】
この結果、認証対象者の顔がミラー手段20に映し出されている状態で4つの画像入力手段16〜19が認証対象者の顔を撮影し、画像処理手段21が当該4つの顔画像に基づき正面の顔画像を生成して、予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0064】
なお、図1に示す実施例では画像入力手段をミラー手段10の上部であってミラー手段10の水平方向の中心部分等には画像入力手段8が設けられているが、当該画像入力手段8を認証対象者から分かりづらい位置に設置することにより、画像入力手段8を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【0065】
また、図4に示す実施例では4つの画像入力手段を設けているが、勿論、2つ以上(複数)の画像入力手段を設けて、得られた2つ以上(複数)の顔画像に基づき画像補正を行い認証対象者の正面の顔画像を生成しても構わない。
【0066】
また、2つ以上(複数)の画像入力手段を設けて、得られた2つ以上(複数)の顔画像に基づき画像補正を行い認証対象者がミラー手段に映し出した顔画像と同一の顔画像を生成しても構わない。
【0067】
また、ミラー手段上に位置合わせをし易くするために、顔の外形、眉毛、目、鼻、口若しくは耳等の部位を印刷等により表示させても構わない。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,5,6,7及び請求項8の発明によれば、認証対象者の顔がミラー手段に映し出されている状態で画像入力手段が認証対象者の顔を撮影して、画像処理手段が予め格納されている顔画像を照合して認証対象者の認証を行うことにより、表示手段を用いることなく、顔画像を鏡面画像に変換することなく、簡単な装置構成で個人認証が可能になる。
【0069】
また、請求項3及び請求項4の発明によれば、認証対象者の顔が映し出されているマジックミラー手段の裏面に画像入力手段を隠して配置する等により、認証対象者に画像入力手段によって撮影されていることを意識させることなく個人認証をすることが可能になる。このため、画像入力手段を覗き込むことによる認証対象者のストレスを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る個人認証装置の一実施例を示す正面図及び側面図である。
【図2】画像入力手段及び画像処理手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【図3】本発明に係る個人認証装置の第2の実施例を示す正面図及び側面図である。
【図4】本発明に係る個人認証装置の第3の実施例を示す正面図及び側面図である。
【図5】画像入力手段と画像処理手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【図6】従来の個人認証装置の一例を示す正面図及び側面図である。
【図7】画像入力手段、画像処理手段及び表示手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【図8】画像入力手段、画像処理手段及び表示手段の電気的な接続関係を示す構成ブロック図である。
【符号の説明】
1,8,14,16,17,18,19 画像入力手段
2,2a,9,21 画像処理手段
3 表示手段
4,11,23 顔画像検出手段
5,12,24 顔画像照合手段
6,13,25 記憶手段
7 鏡面画像処理手段
10,20 ミラー手段
15 マジックミラー手段
22 画像補正手段
Claims (8)
- 画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置において、
認証対象者の顔を映し出すミラー手段と、
前記認証対象者が前記ミラー手段の表面に自らの顔を映し出した状態で、前記認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように設置された画像入力手段と、この画像入力手段で撮影された前記認証対象者の顔の画像と、予め格納されている顔の画像とを照合して個人を認証する画像処理手段と
を備えたことを特徴とする顔画像処理装置。 - 画像入力装置によって撮影された顔画像に基づき個人を認証する個人認証装置において、
認証対象者の顔を映し出すミラー手段と、
前記認証対象者が前記ミラー手段の表面に自らの顔を映し出した状態で、前記認証対象者の顔を撮影できる画角が得られるように設置された複数の画像入力手段と、
これらの複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正をした画像を生成し、画像補正された画像と予め格納されている顔の画像とを照合して個人を認証する画像処理手段と
を備えたことを特徴とする顔画像処理装置。 - 前記画像入力手段若しくは前記複数の画像入力手段が、
前記認証対象者から分かりづらい位置に設置されたことを特徴とする
請求項1若しくは請求項2記載の個人認証装置。 - 前記ミラー手段として表面が鏡であり裏面からは表面側の状況が透けて見えるマジックミラー手段を用い、
前記マジックミラー手段の裏面に前記画像入力手段若しくは前記複数の画像入力手段を隠して配置したことを特徴とする
請求項1若しくは請求項2記載の個人認証装置。 - 前記画像処理手段が、
前記画像入力手段で撮影された画像に顔が写っているか否かを検出して顔が映っている場合に顔画像を出力する顔画像検出手段と、
記憶手段と、
前記顔画像と前記記憶手段に予め格納されている画像とを照合して個人の認証を行う顔画像照合手段とから構成されたことを特徴とする
請求項1記載の個人認証装置。 - 前記画像処理手段が、
複数の前記画像入力手段で撮影された画像に基づき画像補正をした画像を生成する画像補正手段と、
画像補正された前記画像に顔が写っているか否かを検出して顔が映っている場合に顔画像を出力する顔画像検出手段と、
記憶手段と、
前記顔画像と前記記憶手段に予め格納されている画像とを照合して個人の認証を行う顔画像照合手段とから構成されたことを特徴とする
請求項2記載の個人認証装置。 - 前記画像処理手段若しくは前記画像補正手段が、
前記複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正により前記認証対象者の正面の顔画像を生成することを特徴とする
請求項2若しくは請求項6記載の個人認証装置。 - 前記画像処理手段若しくは前記画像補正手段が、
前記複数の画像入力手段で撮影された前記認証対象者の複数の顔の画像に基づき画像補正により前記認証対象者が前記ミラー手段に映し出した顔画像と同一の顔画像を生成することを特徴とする
請求項2若しくは請求項6記載の個人認証装置。
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