JP2004183146A - ストラップ連結具およびストラップ - Google Patents

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和弘 吉田
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Abstract

【課題】衣類に用いられるストラップの選択範囲を広げるとともに健康増進を図る。
【解決手段】ストラップ1a,1bを装飾が施されたストラップ連結具2を用いて連結してブラジャー9に取り付け自在な連結ストラップ1を構成する。ストラップ連結具2には帯状のストラップのみならず、チェーン等の紐状のストラップも接続可能とされる。これにより、ストラップ1a,1bの選択範囲を広げることができ、連結ストラップ1のファッション性を高めることができる。また、ストラップ連結具2の本体部に遠赤外線放射性材料または磁石を設けることにより、肩こり等を抑制して健康増進を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣服に接続されるストラップおよびストラップ連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、若い女性の間で肩を露出するスタイルが流行している。このとき、ブラジャー等の衣類から肩に掛けられるストラップが露出するため、ストラップにファッション性を持たせたものが着用される。また、衣類とストラップとを着脱可能とし、様々なストラップを衣類に組み合わせて着用するというストラップも販売されている。
【0003】
一方で、肩に掛けられるストラップと健康増進のための商品とを組み合わせた技術も提案されている。例えば、特許文献1ではストラップに磁石をテーピースナッパーで取り付ける技術が開示されている。また、特許文献2ではストラップの内側に磁石を取り付ける技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−210025号公報
【特許文献2】
特開平11−61509号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1,2に開示された技術では、ストラップに磁石取付用の部材が取り付けられるため、ストラップを露出させる場合には外見上の問題からこれらの磁石取り付け手法を採用することができない。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ストラップの外観を損なうことなくストラップと磁石等の健康増進のための技術とを組み合わせることを目的の1つとしている。さらに、ストラップと磁石等を組み合わせる基本構造に着目して付け替え可能なストラップの選択範囲を広げることも目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、衣服に接続されて肩に掛けられるストラップに用いられるストラップ連結具であって、衣服の前側に一端が接続された第1ストラップの他端に接続される第1接続部と、前記衣服の後側に一端が接続された第2ストラップの他端に接続される第2接続部とを備える。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のストラップ連結具であって、前記第1接続部または前記第2接続部が、帯状のストラップを接続するための第1係合部と、紐状のストラップを接続するための第2係合部とを有する。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のストラップ連結具であって、前記第1係合部が所定の幅で略コの字状とされた凹部であり、前記第2係合部が前記凹部に形成された切欠部である。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のストラップ連結具であって、前記第1接続部および前記第2接続部が固定される本体部をさらに備える。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のストラップ連結具であって、前記本体部が、遠赤外線放射性材料または磁石を有する。
【0012】
請求項6に記載の発明は、衣服に接続されるストラップであって、衣服に接続される第1接続部と、前記衣服に一端が接続された他のストラップの他端に、肩の位置にて直接または間接的に接続される第2接続部とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一の実施の形態に係るストラップ1a,1bおよびストラップ連結具2を示す斜視図である。ストラップ1a,1bおよびストラップ連結具2により、ブラジャー9に着脱自在に接続されるとともに肩に掛けられる1本のストラップ1(いわゆる「肩紐」であり、以下、ストラップ1a,1bと区別するために「連結ストラップ1」という。)が構成される。図1では一方の連結ストラップ1のみを図示し、他方の連結ストラップの図示を省略している。
【0014】
図2はストラップ1aを示す平面図である。ストラップ1aはリボン10の一端にフック11が設けらた構造を有し、フック11にはストラップ1aに対して垂直な方向に伸びるとともに先端がストラップ1a側に湾曲した係合部111が設けられる。ストラップ1aがブラジャー9に取り付けられる際には、図1に示すようにブラジャー9のカップ91の上端に形成されたループ部(留め輪)911にフック11の係合部111が挿入される。
【0015】
図3はストラップ1aの側面図である。ストラップ1aのフック11とは反対側の端部は、リボン10を折り返して形成されるループ部12となっている。
【0016】
ストラップ1bは、ストラップ1aと同様の構造となっており、図1に示すようにストラップ1bのフック11はブラジャー9のバンド部92の先端に設けられたループ部921に挿入されて接続される。
【0017】
図4および図5は、ストラップ連結具2の正面図および底面図である。ストラップ連結具2には装飾が施されており、3つの本体部材21a,21b,21cが金属のリング22a,22bにて互いに変位自在に連結された構造を有する。図5に示すように、両端の本体部材21a,21cの底面には、後述するようにストラップ1a,1bが接続されるフック23が固定される。
【0018】
各フック23は、本体部材21a〜21cが連結される方向(取り付けられるストラップ1a,1bの方向)に垂直な方向に伸びるとともに先端が内側に湾曲した(換言すれば、略コの字状の凹部とされた)係合部24を有する。係合部24の内側の幅(略コの字状の凹部の幅)はストラップ1a,1bの幅にほぼ等しくなっており、凹部の中央には幅の狭い凹形状の切欠部25がさらに設けられる。
【0019】
図6はストラップ連結具2にストラップ1a,1bが取り付けられた様子を示す底面図である。図6に示すようにストラップ1a,1bのループ部12にフック23の係合部24が挿入されることにより、係合部24の凹部のおよそ全体とループ部12とが係合し、ストラップ1a,1bがストラップ連結具2に接続される。
【0020】
以上のように、ストラップ1aはブラジャー9の前側に一端のフック11が接続され、他端のループ部12がストラップ連結具2の一方のフック23に接続される。ストラップ1bはブラジャー9の後側に一端のフック11が接続され、他端のループ部12がストラップ連結具2の他方のフック23に接続される。これにより、図1に示すように、2つのストラップ1a,1bおよびストラップ連結具2によりブラジャー9に対して交換可能な1つの連結ストラップ1が構成される。
【0021】
図7は連結ストラップ1の他の例を示す底面図である。図7の連結ストラップ1では、チェーン状の細いストラップ1a,1bが用いられる。ストラップ1a,1bのストラップ連結具2側の端部には、細い金属を湾曲させたフック12aが設けられており、フック12aはストラップ連結具2の係合部24の切欠部25に掛けられる。これにより、ストラップ1a,1bは、ずれることなくストラップ連結具2に接続される。
【0022】
ストラップ1a,1bのフック12aとは反対側の端部は図示を省略しているが、それぞれブラジャー9の前側のループ部911(図1参照)および後側のループ部921に挿入されて結びつけられて、あるいは、留め具を用いて接続される。このように、ストラップ連結具2では、帯状のストラップを接続するための幅の広い係合部24とチェーン等の相対的に細い紐状のストラップを接続するための幅の狭い係合部(すなわち、切欠部25)とを設けることにより、様々なタイプのストラップ1a,1bを安定して取り付けることが可能とされている。
【0023】
一方、ストラップ連結具2の本体部材21a〜21c(以下、「本体部21」と総称する。)は金属や鉱石等の遠赤外線放射性材料または磁石を有する(内部に埋め込まれたり、メッキ等により表面に有する場合のみならず、これらの材料により本体部材が形成されることを含む。)。図1、並びに、図6または図7に示すように、連結ストラップ1が使用される際には本体部21は直接肩に触れる、あるいは、肩に非常に近接して位置する。したがって、本体部21が遠赤外線放射性材料を有する場合には肩に遠赤外線が照射され、本体部21が磁石を有する場合には肩に磁力が作用することとなる。その結果、ストラップ連結具2により肩こり等の障害を抑制する効果が得られる。
【0024】
以上のように、連結ストラップ1では2つのストラップ1a,1bがストラップ連結具2を用いて着脱自在に連結される。これにより、前側のストラップ1aと後側のストラップ1bとを自由に選択して交換することができ、連結ストラップ1の選択範囲の広げ、ファッション性を高めることが実現される。
【0025】
また、ストラップ連結具2の係合部24に切欠部25を設けることにより、帯状のストラップおよび紐状のストラップを安定して取り付けることができ、ストラップの選択範囲を一層広げることができる。さらに、本体部21に遠赤外線放射性材料または磁石を設けることにより健康増進という効果を得ることができる。
【0026】
加えて、本体部21に装飾を施したりファッション性を考慮したデザインとすることにより、選択範囲の広いストラップ1a,1bとともにファッション性に優れた連結ストラップ1を構成することも実現される。
【0027】
以上、本発明の一の実施の形態について説明してきたが本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0028】
例えば、ストラップ1a,1bが接続される衣類はブラジャーには限定されず、肩に掛けられるストラップが用いられる他の肌着やブラウス等の衣類であってもよい。
【0029】
上記実施の形態における本体部21は一例を示したにすぎず、本体部21は1つの部材であってもよい。また、ストラップ1a,1bの選択が可能であるという観点のみに注目した場合、本体部21が省略されて2つのフック23のみを有するストラップ連結具2とされてもよい。さらに、ストラップ1a,1bがストラップ連結具2を介して間接的に接続されるのではなく、直接着脱可能に接続されてもよい。
【0030】
上記実施の形態におけるフック23は、好ましい形状を例示したものであり、帯状および紐状のストラップ1a,1bを接続することが可能であるならば他の形状や構造であってもよい。例えば、本体部21にチェーン専用のフックと帯状のストラップを接続するためのボタン状の接続部材(衣類のボタンやスナップ等)が設けられてもよい。
【0031】
【発明の効果】
請求項1ないし6の発明によれば、衣類の前側に接続されるストラップと後側に接続されるストラップとを自在に交換することができる。
【0032】
また、請求項2および3の発明では、交換されるストラップの選択範囲をさらに広げることができる。
【0033】
また、請求項5の発明では、健康増進を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結ストラップを示す斜視図である。
【図2】ストラップの平面図である。
【図3】ストラップの側面図である。
【図4】ストラップ連結具の正面図である。
【図5】ストラップ連結具の底面図である。
【図6】ストラップ連結具に2つのストラップが取り付けられた様子を示す底面図である。
【図7】ストラップ連結具に2つのストラップが取り付けられた他の例を示す底面図である。
【符号の説明】
1 連結ストラップ
1a,1b ストラップ
2 ストラップ連結具
9 ブラジャー
21a〜21c 本体部材
23 フック
24 係合部
25 切欠部

Claims (6)

  1. 衣服に接続されて肩に掛けられるストラップに用いられるストラップ連結具であって、
    衣服の前側に一端が接続された第1ストラップの他端に接続される第1接続部と、
    前記衣服の後側に一端が接続された第2ストラップの他端に接続される第2接続部と、
    を備えることを特徴とするストラップ連結具。
  2. 請求項1に記載のストラップ連結具であって、
    前記第1接続部または前記第2接続部が、
    帯状のストラップを接続するための第1係合部と、
    紐状のストラップを接続するための第2係合部と、
    を有することを特徴とするストラップ連結具。
  3. 請求項2に記載のストラップ連結具であって、
    前記第1係合部が所定の幅で略コの字状とされた凹部であり、前記第2係合部が前記凹部に形成された切欠部であることを特徴とするストラップ連結具。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のストラップ連結具であって、
    前記第1接続部および前記第2接続部が固定される本体部をさらに備えることを特徴とするストラップ連結具。
  5. 請求項4に記載のストラップ連結具であって、
    前記本体部が、遠赤外線放射性材料または磁石を有することを特徴とするストラップ連結具。
  6. 衣服に接続されるストラップであって、
    衣服に接続される第1接続部と、
    前記衣服に一端が接続された他のストラップの他端に、肩の位置にて直接または間接的に接続される第2接続部と、
    を備えることを特徴とするストラップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2419801A (en) * 2004-11-05 2006-05-10 Leena Wilkinson Clothing accessory
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FR3136934A1 (fr) * 2022-06-24 2023-12-29 Delysia dispositif d’attache pour des bijoux ou des bandes de tissus

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