JP2004182725A - 新規2’,5’−オリゴアデニル酸類縁体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一般式(1)
[式中、mは0または1;nは0乃至2;R1は、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルコキシ基、メルカプト基、核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基;R2、R3、R4、R5及びR6は、水酸基、核酸合成の保護基で保護された水酸基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルコキシ基等、;R7は、酸素原子、-O(CH2CH2O)q-基(qは2乃至6);R8は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基、5’-リン酸基の上の1つの水酸基を有さない5’-リン酸化オリゴヌクレオチド類縁体;E1 、E2 、E3及びE4は天然又は修飾核酸単位を示す]で表される2−5A類縁体及びその薬理学上許容される塩。
【選択図】なし
Description
Ther. Vol. 78, No. 2, pp. 55-113, 1998)は、2つのアデノシンの2’と5’の水酸基がリン酸基からなるホスホジエステル結合で連結し、5’末端にトリリン酸が結合した、3個以上のアデノシンユニットからなる短鎖オリゴヌクレオチドである。ウイルス感染細胞が細胞外からのインターフェロン刺激を受けると、ウイルス由来のdsRNA存在下、2−5A合成酵素が誘導され、ATPから2−5Aが産生される。2−5Aは、宿主細胞内で、RNA分解酵素であるRNaseLの不活性型を、活性型に変換する物質である。活性型RNaseLは、ウイルス由来のRNAを分解することで、細胞内でウイルスの増殖を阻止する。さらに、卵巣癌細胞Hey1Bに2−5Aをトランスフェクションすると、18S rRNAの配列特異的な切断が生じ、チトクロームcの遊離、カスパーゼの活性化を通じたアポトーシスによって抗腫瘍活性を示すことが知られている(J. Interferon Cytokine Res., 20, 1091-1100 (2000))。したがって、2−5Aは、ウイルス増殖抑制剤、即ち抗ウイルス薬、或いは、抗腫瘍薬として期待し得る。
また、2−5A分子は、疾患に関与するmRNAに相補的な配列を持つオリゴヌクレオチドであるアンチセンス分子とリンカーを介して結合させ、mRNAの機能を阻害する2−5Aアンチセンスオリゴヌクレオチドとして利用されている(S.A.Adah et al. Current Medicinal Chemistry (2001), 8, 1189-1212)。生体内で分解、代謝を受けにくい安定性の高い2−5A類縁体は、優れた2−5Aアンチセンスオリゴヌクレオチドの一部品となり、有用な医薬として期待される。特に、糖部の2’位の酸素原子と4’位の炭素原子をアルキレンで結合した架橋型ヌクレオシドを含有するオリゴヌクレオチドは、アンチセンス分子として有用であることが知られている(特開平10-304889号公報、特開2000-297097号公報)。
一般式(1)
(α群)
水酸基、
核酸合成の保護基で保護された水酸基、
置換基を有してもよい炭素数1乃至6個のアルコキシ基、
メルカプト基、
核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、
置換基を有してもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基、
アミノ基、
核酸合成の保護基で保護されたアミノ基、
置換基を有してもよい炭素数1乃至4個のアルキル基で置換されたアミノ基、
置換基を有してもよい炭素数1乃至6個のアルキル基、及び、
ハロゲン原子。
上記2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩において、好適には、
(1) R1が、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルコキシ基、メルカプト基、核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、又は置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基、式X1-X2-X3-S-で表される基であり、R2、R3、R4、R5及びR6は、水酸基、核酸合成の保護基で保護された水酸基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルコキシ基、メルカプト基、核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基、又は、式X1-X2-X3-S-で表される基であり、X1が置換基を有していてもよい炭素数10乃至24個のアルキル基であり、X2が-C(=O)O-, -C(=O)NH-, -C(=O)S-, -NHC(=O)O-, -C(=S)NH-基であり、X3が置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキレン基である2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩であり、
(2) R7は、酸素原子、-O(CH2CH2O)q-基(qは、2乃至6の整数を表す)または、炭素数1乃至6個のオキシアルキレンオキシ基を示し、R8は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基、または、5’-リン酸基の上の1つの水酸基を有さない5’-リン酸化オリゴヌクレオチド類縁体である2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩であり、
(3) E2がK1である2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩であり、
(4) E1がK2であって、Dがメチル基又は2−プロペニル基である2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩であり、
(5) E3がK3又はK4であって、Aがメチレン、エチレン基又はプロピレン基である2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩であり、
(6) Bが、6−アミノプリン−9−イル(すなわち、アデニニル)、6−アミノ−8−ブロモプリン−9−イル、6−アミノ−8−クロロプリン−9−イル、6−アミノ−8−フルオロプリン−9−イル、6−アミノ−8−メトキシプリン−9−イル、6−アミノ−8−エトキシプリン−9−イル、6−アミノ−8−t−ブトキシプリン−9−イル、6−アミノ−2−ブロモプリン−9−イル、6−アミノ−2−クロロプリン−9−イル、6−アミノ−2−フルオロプリン−9−イル、6−アミノ−2−メトキシプリン−9−イル、6−アミノ−2−エトキシプリン−9−イル、6−アミノ−2−t−ブトキシプリン−9−イル又は2,6-ジアミノプリン−9−イル基である2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩であり、
(7) Bが、6−アミノプリン−9−イル(すなわち、アデニニル)又は、6−アミノ−8−ブロモプリン−9−イルである2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩である。
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルのような「低級アルキル基」;
エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルのような「低級アルケニル基」;
ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲノアリールカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキル化アリールカルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリールカルボニル基、2−カルボキシベンゾイル、3−カルボキシベンゾイル、4−カルボキシベンゾイルのようなカルボキシ化アリールカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基;2−(メトキシカルボニル) ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基のような「芳香族アシル基」;
テトラヒドロピラン-2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン-2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン-4−イル、テトラヒドロチオピラン-2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン-4−イルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン-2−イル、テトラヒドロチオフラン-2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;
トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t-ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ-t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個のアリール基で置換されたトリ低級アルキルシリル基のような「シリル基」;
メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t-ブトキシメチルのような「低級アルコキシメチル基」;
2−メトキシエトキシメチルのような「低級アルコキシ化低級アルコキシメチル基」;
2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ) メチルのような「ハロゲノ低級アルコキシメチル」;
1−エトキシエチル、1−( イソプロポキシ) エチルのような「低級アルコキシ化エチル基」;
2,2,2−トリクロロエチルのような「ハロゲン化エチル基」;
ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような「1乃至3個のアリール基で置換されたメチル基」;
4−メチルベンジル、2,4,6-トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、4、4’−ジメトキシトリフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのような「低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ基でアリール環が置換された1乃至3個のアリール基で置換されたメチル基」;
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t-ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニルのような「低級アルコキシカルボニル基」;
4‐クロロフェニル、2-クロロフェニル、4‐メトキシフェニル、4‐ニトロフェニル、2,4-ジニトロフェニルのような「ハロゲン原子、低級アルコキシ基又はニトロ基で置換されたアリール基」
2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのような「ハロゲン又はトリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシカルボニル基」;
ビニルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;
ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような1乃至2個の「低級アルコキシ又はニトロ基でアリール環が置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニル基」;
アセチルオキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、イソブチリルオキシメチル、ペンタノイルオキシメチル、ピバロイルオキシメチル、バレリルオキシメチル、イソバレリルオキシメチル、オクタノイルオキシメチル、ノナノイルオキシメチル、デカノイルオキシメチル、3−メチルノナノイルオキシメチル、8−メチルノナノイルオキシメチル、3−エチルオクタノイルオキシメチル、3,7−ジメチルオクタノイルオキシメチル、ウンデカノイルオキシメチル、ドデカノイルオキシメチル、トリデカノイルオキシメチル、テトラデカノイルオキシメチル、ペンタデカノイルオキシメチル、ヘキサデカノイルオキシメチル、1−メチルペンタデカノイルオキシメチル、14−メチルペンタデカノイルオキシメチル、13,13−ジメチルテトラデカノイルオキシメチル、ヘプタデカノイルオキシメチル、15−メチルヘキサデカノイルオキシメチル、オクタデカノイルオキシメチル、1−メチルヘプタデカノイルオキシメチル、ノナデカノイルオキシメチル、アイコサノイルオキシメチル及びヘナイコサノイルオキシメチルのようなアルキルカルボニルオキシメチル基、スクシノイルオキシメチル、グルタロイルオキシメチル、アジポイルオキシメチルのようなカルボキシ化アルキルカルボニルオキシメチル基、クロロアセチルオキシメチル、ジクロロアセチルオキシメチル、トリクロロアセチルオキシメチル、トリフルオロアセチルオキシメチルのようなハロゲノ低級アルキルカルボニルオキシメチル基、メトキシアセチルオキシメチルのような低級アルコキシ低級アルキルカルボニルオキシメチル基、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニルオキシメチル基のような「脂肪族アシルオキシメチル基」;
アセチルチオエチル、プロピオニルチオエチル、ブチリルチオエチル、イソブチリルチオエチル、ペンタノイルチオエチル、ピバロイルチオエチル、バレリルチオエチル、イソバレリルチオエチル、オクタノイルチオエチル、ノナノイルチオエチル、デカノイルチオエチル、3−メチルノナノイルチオエチル、8−メチルノナノイルチオエチル、3−エチルオクタノイルチオエチル、3,7−ジメチルオクタノイルチオエチル、ウンデカノイルチオエチル、ドデカノイルチオエチル、トリデカノイルチオエチル、テトラデカノイルチオエチル、ペンタデカノイルチオエチル、ヘキサデカノイルチオエチル、1−メチルペンタデカノイルチオエチル、14−メチルペンタデカノイルチオエチル、13,13−ジメチルテトラデカノイルチオエチル、ヘプタデカノイルチオエチル、15−メチルヘキサデカノイルチオエチル、オクタデカノイルチオエチル、1−メチルヘプタデカノイルチオエチル、ノナデカノイルチオエチル、アイコサノイルチオエチル及びヘナイコサノイルチオエチルのようなアルキルカルボニルチオエチル基、スクシノイルチオエチル、グルタロイルチオエチル、アジポイルチオエチルのようなカルボキシ化アルキルカルボニルチオエチル基、クロロアセチルチオエチル、ジクロロアセチルチオエチル、トリクロロアセチルチオエチル、トリフルオロアセチルチオエチルのようなハロゲノ低級アルキルカルボニルチオエチル基、メトキシアセチルチオエチルのような低級アルコキシ低級アルキルカルボニルチオエチル基、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニルチオエチル基のような「脂肪族アシルチオエチル基」をあげることができ、
R2、R3、R4、R5及びR6、又はα群の「核酸合成の保護基で保護された水酸基」の保護基においては、好適には、「1乃至3個のアリール基で置換されたメチル基」、「ハロゲン原子、低級アルコキシ基又はニトロ基で置換されたアリール基」、「低級アルキル基」、「低級アルケニル基」、「脂肪族アシルオキシメチル基」、または、「脂肪族アシルチオエチル基」であり、さらに好適には、ベンジル基、2-クロロフェニル基、4‐クロロフェニル基、2-プロペニル基、ピバロイルオキシメチル基、アセチルチオエチル基、又は、ピバロイルチオエチル基である。
1−ヒドロキシメチルオキシ、2-ヒドロキシエチルオキシ、3-ヒドロキシプロピルオキシ、4-ヒドロキシブチルオキシ、2-ヒドロキシプロピルオキシ、1-メチル−2-ヒドロキシエチルオキシ、1-メチル−1-ヒドロキシエチルオキシ、1,1-ジメチル−2-ヒドロキシエチルオキシ、2-ヒドロキシブチルオキシ、3-ヒドロキシブチルオキシ、1-メチル−3−ヒドロキシプロピルオキシ、2-メチル−3−ヒドロキシプロピルオキシのような「ヒドロキシル基で置換された低級アルキルオキシ基」;
1−アミノメチルオキシ、2-アミノエチルオキシ、3-アミノプロピルオキシ、4-アミノブチルオキシ、2-アミノプロピルオキシ、1-メチル−2-アミノエチルオキシ、1-メチル−1-アミノエチルオキシ、1,1-ジメチル−2-アミノエチルオキシ、2-アミノブチルオキシ、3-アミノブチルオキシ、1-メチル−3−アミノプロピルオキシ、2-メチル−3−アミノプロピルオキシのような「アミノ基で置換された低級アルキルオキシ基」;
1−メトキシメチルオキシ、2-メトキシエチルオキシ、3-メトキシプロピルオキシ、4-メトキシブチルオキシ、2-メトキシプロピルオキシ、1-メチル−2-メトキシエチルオキシ、1-メチル−1-メトキシエチルオキシ、1,1-ジメチル−2-メトキシエチルオキシ、2-メトキシブチルオキシ、3-メトキシブチルオキシ、1-メチル−3−メトキシプロピルオキシ、2-メチル−3−メトキシプロピルオキシ、1−エトキシメチルオキシ、2-エトキシエチルオキシ、3-エトキシプロピルオキシ、4-エトキシブチルオキシ、2-エトキシプロピルオキシ、1-メチル−2-エトキシエチルオキシ、1-メチル−1-エトキシエチルオキシ、1,1-ジメチル−2-エトキシエチルオキシ、2-エトキシブチルオキシ、3-エトキシブチルオキシ、1-メチル−3−エトキシプロピルオキシ、2-メチル−3−エトキシプロピルオキシのような「アルコキシ基で置換された低級アルキルオキシ基」;
シクロプロポキシ、シクロブチロキシ、シクロペンチロキシ、シクロヘキシロキシ、シクロヘプチロキシ、ノルボルニルオキシ、アダマンチルオキシのような「シクロアルキルオキシ基」をあげることができ、好適には、2-ヒドロキシエトキシ基である。
ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲノアリールカルボニル基、2,4,6-トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキル化アリールカルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリールカルボニル基、2−カルボキシベンゾイル、3−カルボキシベンゾイル、4−カルボキシベンゾイルのようなカルボキシ化アリールカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基;2−(メトキシカルボニル) ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の「芳香族アシル基」;
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t-ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニルのような「低級アルコキシカルボニル基」;
2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのような「ハロゲン又はトリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシカルボニル基」;
ビニルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;
ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような1乃至2個の「低級アルコキシ又はニトロ基でアリール環が置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニル基」をあげることができ、好適には、「脂肪族アシル基」又は「芳香族アシル基」であり、さらに好適には、ベンゾイル基である。
1−ヒドロキシエチルアミノ、2−ヒドロキシエチルアミノ、1−メトキシエチルアミノ、2−メトキシエチルアミノ、1−ブロモエチルアミノ、2−メトキシエチルアミノ、1−クロロエチルアミノ、2−クロロエチルアミノのような「水酸基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子で置換された低級アルキルアミノ基」;
1−メトキシカルボニルエチルアミノ、2−メトキシカルボニルエチルアミノ、1−エトキシカルボニルエチルアミノ、2−エトキシカルボニルエチルアミノ、1−プロポキシカルボニルエチルアミノ、1−プロポキシカルボニルエチルアミノのような「低級アルコキシカルボニルアミノ基」
をあげることができ、好適には、1−ヒドロキシエチルアミノ、2−ヒドロキシエチルアミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、1−メトキシカルボニルエチルアミノ、または、1−エトキシカルボニルエチルアミノ基である。
1−ヒドロキシメチル、2-ヒドロキシエチル、3-ヒドロキシプロピル、4-ヒドロキシブチル、2-ヒドロキシプロピル、1-メチル−2-ヒドロキシエチル、1-メチル−1-ヒドロキシエチル、1,1-ジメチル−2-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシブチル、3-ヒドロキシブチル、1-メチル−3−ヒドロキシプロピル、2-メチル−3−ヒドロキシプロピルのような「ヒドロキシル基で置換された低級アルキル基」;
1−アミノメチル、2-アミノエチル、3-アミノプロピル、4-アミノブチル、2-アミノプロピル、1-メチル−2-アミノエチル、1-メチル−1-アミノエチル、1,1-ジメチル−2-アミノエチル、2-アミノブチル、3-アミノブチル、1-メチル−3−アミノプロピル、2-メチル−3−アミノプロピルのような「アミノ基で置換された低級アルキル基」;
1−メトキシメチル、2-メトキシエチル、3-メトキシプロピル、4-メトキシブチル、2-メトキシプロピル、1-メチル−2-メトキシエチル、1-メチル−1-メトキシエチル、1,1-ジメチル−2-メトキシエチル、2-メトキシブチル、3-メトキシブチル、1-メチル−3−メトキシプロピル、2-メチル−3−メトキシプロピル、1−エトキシメチル、2-エトキシエチル、3-エトキシプロピル、4-エトキシブチル、2-エトキシプロピル、1-メチル−2-エトキシエチル、1-メチル−1-エトキシエチル、1,1-ジメチル−2-エトキシエチル、2-エトキシブチル、3-エトキシブチル、1-メチル−3−エトキシプロピル、2-メチル−3−エトキシプロピルのような「アルコキシ基で置換された低級アルキル基」;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ノルボルニル、アダマンチルのような「シクロアルキル基」をあげることができ、好適には、、2-メトキシエチル基または、2-ヒドロキシエチル基である。
上記一般式(1)中、R1の「置換基を有していてもよいアリールオキシ基」としては、例えば、2−メチルフェノキシ、3−メチルフェノキシ、4−メチルフェノキシ、2,6−ジメチルフェノキシ、2−クロロフェノキシ,4−クロロフェノキシ、2,4−ジクロロフェノキシ、2,5−ジクロロフェノキシ、2−ブロモフェノキシ、4−ニトロフェノキシ、4−クロロ−2−ニトロフェノキシのような「低級アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基で置換されたアリールオキシ基」を挙げる事ができる。
4−クロロベンジル、2−(4−ニトロフェニル)エチル、o−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、2、4−ジニトロベンジル、4−クロロ−2−ニトロベンジルのような「ニトロ基、ハロゲン原子でアリール環が置換されたアラルキル基」をあげることができる。
そのような類縁体としては、好適には、糖部分が修飾された糖誘導体;リン酸ジエステル結合部分がチオエート化されたチオエート誘導体;末端のリン酸部分がエステル化されたエステル体;プリン塩基上のアミノ基がアミド化されたアミド体を挙げることができ、さらに好適には、糖部分が修飾された糖誘導体及びリン酸ジエステル結合部分がチオエート化されたチオエート誘導体を挙げる事が出来る。
ON1-1
-Ge-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ge-p-Ge-p-Ge-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Ae-p-Ae-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Ce-hp
ON1-2
-Ge-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ge-p-Ge-p-Ge-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Ae-p-Ae-p-Ae-hp
ON1-3
-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Ae-p-Ae-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Ce-hp
ON1-4
-Ge-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ge-p-Gn-s-Gn-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Cn-s-An-s-An-s-An-s-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Ce-hp
ON1-5
-Ge-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ge-p-Gn-s-Gn-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Ce-p-Ae-p-Ae-p-Ae-p-Ae-hp
ON1-6
-Ge-s-Ce-s-Ge-s-Ce-s-Ge-s-Gn-s-Gn-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Cn-s-An-s-An-s-An-s-Ae-s-Ge-s-Ce-s-Ae-s-Ce-hp
ON1-7
-Ge-s-Ce-s-Ge-s-Ce-s-Ge-s-Gn-s-Gn-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Cn-s-An-s-An-s-An-s-Ae-s-Ge-s-Ce-s-Ae-s-Ce-hp
ON2-1
-Ge-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Ge-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Te-hp
ON2-2
-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Ge-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Te-hp
ON2-3
-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Ge-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ce-hp
ON2-4
-Ge-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Cn-s-Cn-s-Gn-s-Gn-s-Gn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Te-hp
ON2-5
-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Gn-s-Gn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Te-hp
ON2-6
-Ge-s-Ce-s-Ce-s-Ce-s-Ae-s-Cn-s-Cn-s-Gn-s-Gn-s-Gn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Ae-s-Ce-s-Ce-s-Ae-s-Te-hp
ON2-7
-Ce-s-Ae-s-Ce-s-Ce-s-Ge-s-Gn-s-Gn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Ae-s-Ce-s-Ce-s-Ae-s-Te-hp
ON3-1
-Ge-p-Te-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Te-p-Ge-hp
ON3-2
-Ce-p-Te-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Te-p-Ge-hp
ON3-3
-Ce-p-Te-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Te-hp
ON3-4
-Ge-p-Te-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-An-s-Cn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Cn-s-Te-p-Te-p-Ce-p-Te-p-Ge-hp
ON3-5
-Ce-p-Te-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-Cn-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Cn-s-Te-p-Te-p-Ce-p-Te-p-Ge-hp
ON3-6
-Ge-s-Te-s-Ae-s-Ce-s-Te-s-An-s-Cn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Cn-s-Te-s-Te-s-Ce-s-Te-s-Ge-hp
ON3-7
-Ce-s-Te-s-Ae-s-Ce-s-Te-s-Cn-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Cn-s-Te-s-Te-s-Ce-s-Te-s-Ge-hp
ON4-1
-Ge-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ge-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Te-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON4-2
-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ge-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Te-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON4-3
-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ge-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Te-p-Te-hp
ON4-4
-Ge-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Te-p-Cn-s-Gn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Gn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Te-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON4-5
-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Tn-s-Gn-s-Gn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Te-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON4-6
-Ge-s-Te-s-Te-s-Ce-s-Te-s-Cn-s-Gn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Gn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Te-s-Te-s-Te-s-Ce-s-Ae-hp
ON4-7
-Ce-s-Te-s-Ce-s-Ge-s-Ce-s-Tn-s-Gn-s-Gn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Te-s-Te-s-Te-s-Ce-s-Ae-hp
ON5-1
-Ge-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON5-2
-Ce-p-Ae-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON5-3
-Ce-p-Ae-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ge-hp
ON5-4
-Ge-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-An-s-Gn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Gn-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Cn-s-Ce-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON5-5
-Ce-p-Ae-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Tn-s-Gn-s-Gn-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Cn-s-Ce-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON5-6
-Ge-s-Ce-s-Ce-s-Ce-s-Ae-s-An-s-Gn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Gn-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Cn-s-Ce-s-Ge-s-Te-s-Ce-s-Ae-hp
ON5-7
-Ce-s-Ae-s-Ae-s-Ge-s-Ce-s-Tn-s-Gn-s-Gn-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Cn-s-Ce-s-Ge-s-Te-s-Ce-s-Ae-hp
ON6-1
-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ae-p-Ge-p-Ge-p-Ge-hp
ON6-2
-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ae-p-Ge-p-Ge-p-Ge-hp
ON6-3
-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON6-4
-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Te-p-Cn-s-An-s-Tn-s-Cn-s-Gn-s-Cn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Ce-p-Ae-p-Ge-p-Ge-p-Ge-hp
ON6-5
-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Cn-s-Gn-s-Cn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Ce-p-Ae-p-Ge-p-Ge-p-Ge-hp
ON6-6
-Te-s-Ce-s-Ce-s-Ge-s-Te-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Cn-s-Gn-s-Cn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Ce-s-Ae-s-Ge-s-Ge-s-Ge-hp
ON6-7
-Ge-s-Te-s-Ce-s-Ae-s-Te-s-Cn-s-Gn-s-Cn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Ce-s-Ae-s-Ge-s-Ge-s-Ge-hp
ON7-1
-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Te-p-Te-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-hp
ON7-2
-Ge-p-Ae-p-Te-p-Te-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-hp
ON7-3
-Ge-p-Ae-p-Te-p-Te-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ge-p-Te-hp
ON7-4
-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Tn-s-Tn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-hp
ON7-5
-Ge-p-Ae-p-Te-p-Te-p-Ae-p-Gn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-hp
ON7-6
-Ge-s-Ce-s-Te-s-Ge-s-Ae-s-Tn-s-Tn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Ge-s-Te-s-Ce-s-Ce-s-Ce-hp
ON7-7
-Ge-p-Ae-p-Te-p-Te-p-Ae-p-Gn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-An-s-Gn-s-Ge-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-hp
ON8-1
-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ce-hp
ON8-2
-Ce-p-Ce-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ce-hp
ON8-3
-Ce-p-Ce-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Te-p-Ce-p-Ce-hp
ON8-4
-Ge-p-Ce-p-Te-p-Ce-p-Ce-p-Tn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-An-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Tn-s-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ce-hp
ON8-5
-Ce-p-Ce-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Cn-s-An-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Tn-s-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Ce-hp
ON8-6
-Ge-s-Ce-s-Te-s-Ce-s-Ce-s-Tn-s-Tn-s-Cn-s-Cn-s-An-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Tn-s-Ce-s-Ce-s-Te-s-Ge-s-Ce-hp
ON8-7
-Ce-s-Ce-s-Te-s-Te-s-Ce-s-Cn-s-An-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Tn-s-Ce-s-Ce-s-Te-s-Ge-s-Ce-hp
ON9-1
-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Te-hp
ON9-2
-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Te-hp
ON9-3
-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Ge-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Ge-p-Ce-hp
ON9-4
-Te-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Ge-p-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Te-hp
ON9-5
-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ce-p-Te-p-Gn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Te-p-Te-hp
ON9-6
-Te-s-Ce-s-Ce-s-Ce-s-Ge-s-Cn-s-Cn-s-Tn-s-Gn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Ge-s-Ce-s-Ae-s-Te-s-Te-hp
ON9-7
-Ce-s-Ge-s-Ce-s-Ce-s-Te-s-Gn-s-Tn-s-Gn-s-An-s-Cn-s-An-s-Tn-s-Ge-s-Ce-s-Ae-s-Te-s-Te-hp
ON10-1
-Te-s-Ae-s-Ge-s-Ge-s-Ge-s-Te-s-Te-s-Ae-s-Ge-s-Ae-s-Ce-s-Ae-s-Ae-s-Ge-hp
ON11-1
-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ce-p-Cn-p-Cn-p-Tn-p-Gn-p-An-p-An-p-Cn-p-An-p-Gn-p-Tn-p-Te-p-Ge-p-Ae-p-Te-p-Ce-hp
ON12-1
-p-Te-p-Ce-p-Te-p-Te-p-Ge-p-Gn-p-Tn-p-Tn-p-Gn-p-Tn-p-An-p-An-p-Gn-p-An-p-Gn-p-Ae-p-Ge-p-Ae-p-Ge-p-Ae-hp
ON13-1
-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ae-p-Ge-p-Gn-p-Cn-p-Cn-p-Tn-p-Cn-p-Cn-p-An-p-Tn-p-An-p-Tn-p-Ge-p-Ge-p-Ae-p-Ae-p-Te-hp
ON14-1
-p-Ge-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Te-p-Cn-p-Gn-p-Cn-p-Tn-p-Gn-p-Gn-p-Tn-p-Gn-p-An-p-Gn-p-Te-p-Te-p-Te-p-Ce-p-Ae-hp
ON15-1
-p-Ge-p-Ae-p-Te-p-Ge-p-Ge-p-An-p-An-p-An-p-Tn-p-Cn-p-Tn-p-Cn-p-Tn-p-Gn-p-Cn-p-Ce-p-Ge-p-Ce-p-Ae-p-Te-hp
ON16-1
-p-Ae-p-Te-p-Ge-p-Ge-p-Ce-p-An-p-Cn-p-Cn-p-Tn-p-Cn-p-Tn-p-Tn-p-Gn-p-Tn-p-Gn-p-Ge-p-Ae-p-Ce-p-Ce-p-Ae-hp
ON17-1
-p-Ce-p-Ae-p-Ge-p-Ce-p-Ce-p-An-p-Tn-p-Gn-p-Gn-p-Tn-p-Cn-p-Cn-p-Cn-p-Cn-p-Cn-p-Ce-p-Ce-p-Ce-p-Ae-p-Ae-hp
また、上記においてAn、Gn、Cn、Tn、Ae、Ge、Ce、Te、p、s、及びhpと表記された化合物はそれぞれ、以下の構造を有する化合物ユニットを示す。
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 13, 22, 27, 28, 31, 39, 41, 42, 50, 52, 53, 61, 63, 64, 71, 73, 77, 79, 96, 98, 102, 104, 146, 148, 152, 154, 171, 173, 177, 179, 290, 292, 293, 305, 307, 310, 311, 312, 313, 314, 316, 319, 320, 325, 330, 334, 338, 339, 343, 344, 351, 356, 364, 369, 377, 382, 386, 390, 391, 395, 396, 403, 408, 416, 421, 424, 425, 428, 438, 441, 451, 452, 453, 454, 455, 461, 462, 463, 464, 465, 471, 472, 473, 474, 475, 481, 482, 483, 484, 485, 491, 492, 493, 494, 495, 501, 502, 503, 504, 505, 511, 512, 513, 514, 515, 521, 522, 523, 524, 525, 531, 532, 533, 534, 535, 541, 542, 543, 544, 545, 551, 552, 553, 554, 555, 561, 562, 563, 564, 565, 571, 572, 573, 574, 575, 581, 582, 583, 584, 585, 591, 592, 593, 594, 595, 601, 602, 603, 604, 605, 611, 612, 613, 614, 615, 621, 622, 623, 624, 625, 631, 632, 633, 634, 635, 641, 642, 643, 644, 645, 651, 652, 653, 654, 655, 661, 662, 663, 664, 665, 671, 672, 673, 674, 675, 681, 682, 683, 684, 685, 691, 692, 693, 694, 695, 701, 702, 703, 704, 705, 711, 712, 713, 714, 715, 721, 722, 723, 724, 725, 731, 732, 733, 734, 735, 741, 742, 743, 744, 745, 751, 752, 753, 754, 755, 761, 762, 763, 764, 765, 771, 772, 773, 774, 775, 781, 782, 783, 784, 785, 791, 792, 793, 794, 795, 801, 802, 803, 804, 805, 811, 812, 813, 814, 815, 821, 822, 823, 824, 825, 831, 832, 833, 834, 835, 841, 842, 843, 844, 845, 851, 852, 853, 854, 855, 861, 862, 863, 864, 865, 871, 872, 873, 874, 875, 881, 882, 883, 884, 885, 891, 892, 893, 894, 895, 901, 902, 903, 907, 908, 909, 913, 914, 915, 919, 920, 924, 925, 926, 930, 931, 932, 936, 937, 941, 942, 943, 947, 948, 949,953, 954, 959, 960, 961, 962, 963, 966, 967, 978, 979, 990, 991, 1002, 1003, 1014, 1015, 1026, 1027, 1038, 1039, 1050, 1051, 1062, 1063, 1074, 1075, 1078, 1079, 1082, 1083, 1086, 1087, 1090, 1091, 1094, 1095, 1098, 1099, 1102, 1103, 1106, 1107, 1110, 1111, 1122, 1123, 1134, 1135, 1146, 1147, 1158, 1159, 1170, 1171, 1182, 1183, 1194, 1195, 1206, 1207, 1220, 1231, 1243, 1255, 1267, 1279, 1291, 1303, 1315, 1344, 1345, 1346, 1347, 1348, 1349, 1350, 1351, 1352, 1353, 1354, 1355, 1356, 1357, 1358, 1359, 1360, 1361, 1429, 1430, 1431, 1432, 1433, 1449, 1450, 1451, 1452, 1453, 1469, 1470, 1471, 1472, 1473, 1489, 1490, 1491, 1492, 1493, 1509, 1510, 1511, 1512, 1513, 1529, 1530, 1531, 1532, 1533, 1549, 1550, 1551, 1552, 1553, 1569, 1570, 1571, 1572, 1573, 1589, 1590, 1591, 1592, 1593, 1609, 1609, 1613, 1617, 1621, 1625, 1629, 1633, 1637, 1641, 1645, 1647, 1648, 1650, 1651, 1653, 1663, 1665, 1666, 1668, 1669, 1671, 1690, 1691, 1692, 1693, 1694, 1695, 1696, 1697, 1698, 1705, 1706, 1707, 1708, 1709, 1710, 1723, 1724, 1725, 1726, 1727, 1728, 1734, 1735, 1736, 1737, 1738, 1754, 1755, 1756, 1757, 1758, 1774, 1775, 1776, 1777, 1778 1794, 1795, 1796, 1797 1798, 1814, 1815, 1816, 1817, 1818, 1834, 1835, 1836, 1837 1838, 1854, 1855, 1856, 1857, 1858, 1874, 1875, 1876, 1877, 1878, 1894, 1895, 1896, 1897, 1898, 1914, 1915, 1916, 1917, 1918
であり、さらに好適な化合物は
1, 2, 3, 4, 5, 8, 290, 305, 307, 338, 343, 364, 369, 390, 395, 416, 421, 451, 452, 455, 461, 462, 465, 471, 472, 475, 481, 482, 485, 491, 492, 495, 501, 502, 505, 511, 512, 515, 521, 522, 525, 531, 532, 535, 541, 542, 545, 551, 552, 555, 561, 562, 565, 571, 572, 575, 581, 582, 585, 591, 592, 595, 601, 602, 605, 611, 612, 615, 621, 622, 625, 631, 632, 635, 641, 642, 645, 651, 652, 655, 661, 662, 665, 671, 672, 675, 681, 682, 685, 691, 692, 695, 701, 702, 705, 711, 712, 715, 721, 722, 725, 731, 732, 735, 741, 742, 745, 751, 752, 755, 761, 762, 765, 771, 772, 775, 781, 782, 785, 791, 792, 795, 801, 802, 805, 811, 812, 815, 821, 822, 825, 831, 832, 835, 841, 842, 845, 851, 852, 855, 861, 862, 865, 871, 872, 875, 881, 882, 885, 891, 892, 895,953, 954, 959, 960, 961, 962, 963, 966, 967, 978, 979, 990, 991, 1002, 1003, 1014, 1015, 1026, 1027, 1038, 1039, 1050, 1051, 1062, 1063, 1075, 1079, 1083, 1087, 1091, 1095, 1099, 1103, 1107, 1110, 1111, 1122, 1123, 1134, 1135, 1146, 1147, 1158, 1159, 1170, 1171, 1182, 1183, 1194, 1195, 1206, 1207, 1429, 1430, 1449, 1450, 1469, 1470, 1489, 1490, 1509, 1510, 1529, 1530, 1549, 1550, 1569, 1570, 1589, 1590, 1648, 1650, 1651, 1653, 1666, 1668, 1669, 1671, 1691, 1692, 1695, 1696, 1697, 1698, 1707, 1708, 1709, 1710, 1725, 1726, 1727, 1728である。
2−プロペニルのような低級アルケニル基、2−シアノエチルのようなシアノ低級アルキル基、2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級アルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ) メチルのようなハロゲノ低級アルコキシメチル、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲン化エチル基、ベンジルのようなアリール基で置換されたメチル基、4−メチルベンジル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ基でアリール環が置換された1乃至3個のアリール基で置換されたメチル基、4‐クロロフェニル、2-クロロフェニル、4‐メトキシフェニル、4‐ニトロフェニル、2,4-ジニトロフェニルのようなハロゲン原子、低級アルコキシ基又はニトロ基で置換されたアリール基、ペンタノイルオキシメチル、ピバロイルオキシメチルのようなハロゲノ低級アルキルカルボニルオキシメチル基をあげることができ、好適には、メチル基、2−シアノエチル基、ベンジル基、2-クロロフェニル基、4‐クロロフェニル基、2-プロペニル基、又は、ピバロイルオキシメチル基である。
ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲノアリ−ルカルボニル基、2,4,6-トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキル化アリ−ルカルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリ−ルカルボニル基、2−カルボキシベンゾイル、3−カルボキシベンゾイル、4−カルボキシベンゾイルのようなカルボキシ化アリ−ルカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリ−ルカルボニル基;2−(メトキシカルボニル) ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニル化アリ−ルカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリ−ル化アリ−ルカルボニル基等の「芳香族アシル基」のような「アシル型」の保護基;
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチルのような「低級アルキル基」;
エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルのような「低級アルケニル基」;
ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲノアリールカルボニル基、2,4,6-トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキル化アリールカルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリールカルボニル基、2−カルボキシベンゾイル、3−カルボキシベンゾイル、4−カルボキシベンゾイルのようなカルボキシ化アリールカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカルボニル基;2−(メトキシカルボニル) ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基のような「芳香族アシル基」;
テトラヒドロピラン-2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン-2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン-4−イル、テトラヒドロチオピラン-2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン-4−イルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン-2−イル、テトラヒドロチオフラン-2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;
トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t-ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ-t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個のアリール基で置換されたトリ低級アルキルシリル基のような「シリル基」;
メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t-ブトキシメチルのような「低級アルコキシメチル基」;
2−メトキシエトキシメチルのような「低級アルコキシ化低級アルコキシメチル基」;
2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ) メチルのような「ハロゲノ低級アルコキシメチル」;
1−エトキシエチル、1−( イソプロポキシ) エチルのような「低級アルコキシ化エチル基」;
2,2,2−トリクロロエチルのような「ハロゲン化エチル基」;
ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような「1乃至3個のアリール基で置換されたメチル基」;
4−メチルベンジル、2,4,6-トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、4、4’−ジメトキシトリフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのような「低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、シアノ基でアリール環が置換された1乃至3個のアリール基で置換されたメチル基」;
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t-ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニルのような「低級アルコキシカルボニル基」;
4‐クロロフェニル、2-クロロフェニル、4‐メトキシフェニル、4‐ニトロフェニル、2,4-ジニトロフェニルのような「ハロゲン原子、低級アルコキシ基又はニトロ基で置換されたアリール基」
2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのような「ハロゲン又はトリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシカルボニル基」;
ビニルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;
ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような1乃至2個の「低級アルコキシ又はニトロ基でアリール環が置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニル基」があげられる。
(A−1工程)
本工程は、不活性溶剤中、化合物(2)に、アミダイト化に通常用いるモノ置換−クロロ(アルコキシ)ホスフィン類、ジ置換−アルコキシホスフィン類、モノ置換−クロロ(ベンジルオキシ)ホスフィン類、または、ジ置換−ベンジルオキシホスフィン類、を反応させて、化合物(3)を製造する工程である。
使用されるジ置換−アルコキシホスフィン類としては、例えば、ビス(ジイソプロピルアミノ)シアノエトキシホスフィン、ビス(ジエチルアミノ)メタンスルホニルエトキシホスフィン、ビス(ジイソプロピルアミノ)(2,2,2-トリクロロエトキシ)ホスフィン、ビス(ジイソプロピルアミノ)(4-クロロフェニルメトキシ)ホスフィンのようなホスフィン類をあげることができ、好適には、ビス(ジイソプロピルアミノ)シアノエトキシホスフィンである。
ジ置換−ベンジルオキシホスフィン類を用いる場合には、酸、または、有機塩が使用され、その場合に、使用される酸としては、テトラゾール、酢酸又はp−トルエンスルホン酸であり、使用される有機塩としては、テトラゾールジイソプロピルアミン塩、酢酸ジイソプロピルアミン塩又はp−トルエンスルホン酸ジイソプロピルアミン塩である。好適には、テトラゾールまたは、テトラゾールジイソプロピルアミン塩である。
(A−2工程)
本工程は、不活性溶剤中(好適には、メチレンクロリドのようなハロゲン化炭化水素類)、化合物(2)に、トリス−(1,2,4−トリアゾリル)ホスファイトを反応した後、水を加えて、H−ホスホネート化して、化合物(4)を製造する工程である。
反応終了後、本反応の目的化合物(4)は、例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には、濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば、再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精製できる。
(A−3工程)
本工程は、不活性溶剤中(好適には、メチレンクロリドのようなハロゲン化炭化水素類)、化合物(2)に、ビス(1,2,4−トリアゾリル)アリールホスフェート類、ビス(1,2,4−トリアゾリル)ベンジルホスフェート類、ビス(1,2,4−トリアゾリル)−2−シアノエチルホスフェート、ビス(1,2,4−トリアゾリル)(2,2,2−トリクロロエチル)ホスフェート、ビス(1,2,4−トリアゾリル)(2−プロペニル)ホスフェート、を反応した後、水を加えて、リン酸ジエステルとして、化合物(5)を製造する工程である。
反応終了後、本反応の目的化合物(5)は、例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には、濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば、再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィ−等によって更に精製できる。
(B−1工程)
本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物(6)に、脱離基導入試薬を反応させて、化合物(7)を製造する工程である。
保護化試薬としてトリアリールメチルハライド類を用いる場合には、通常、塩基を用いる。その場合において、使用される塩基としては、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ピロリジノピリジン等の複素環アミン類、トリメチルアミン、トリエチルアミン等の脂肪族三級アミン類があげられ、好適には、ピリジン、ジメチルアミノピリジン、ピロリジノピリジンである。
(B−2工程)
本工程は、不活性溶剤中、、B−1工程で製造される化合物(7)に、アミダイト化に通常用いるモノ置換−クロロ(アルコキシ)ホスフィン類、ジ置換−アルコキシホスフィン類、モノ置換−クロロ(ベンジルオキシ)ホスフィン類、または、ジ置換−ベンジルオキシホスフィン類、を反応させて、化合物(8)を製造する工程である。
(B−3工程)
本工程は、不活性溶剤中(好適には、メチレンクロリドのようなハロゲン化炭化水素類)、B−1工程で製造される化合物(7)に、トリス−(1,2,4−トリアゾリル)ホスファイトを反応した後、水を加えて、H−ホスホネート化して、化合物(9)を製造する工程である。
(B−4工程)
本工程は、不活性溶剤中(好適には、メチレンクロリドのようなハロゲン化炭化水素類)、B−1工程で製造される化合物(7)に、ビス(1,2,4−トリアゾリル)アリールホスフェート類、ビス(1,2,4−トリアゾリル)ベンジルホスフェート類、ビス(1,2,4−トリアゾリル)−2−シアノエチルホスフェート、ビス(1,2,4−トリアゾリル)(2,2,2−トリクロロエチル)ホスフェート、ビス(1,2,4−トリアゾリル)(2−プロペニル)ホスフェート、を反応した後、水を加えて、リン酸ジエステルとして、化合物(8)を製造する工程である。
(C−1工程)
本工程は、不活性溶剤中、化合物(11)に、アミダイト化に通常用いるモノ置換−クロロ(アルコキシ)ホスフィン類、ジ置換−アルコキシホスフィン類、モノ置換−クロロ(ベンジルオキシ)ホスフィン類、または、ジ置換−ベンジルオキシホスフィン類、を反応させて、化合物(12)を製造する工程である。
(D−1工程)
本工程は、不活性溶剤中、化合物(13)に、アミダイト化に通常用いるモノ置換−クロロ(アルコキシ)ホスフィン類、ジ置換−アルコキシホスフィン類、モノ置換−クロロ(ベンジルオキシ)ホスフィン類、または、ジ置換−ベンジルオキシホスフィン類、を反応させて、化合物(14)を製造する工程である。
(E−1工程)
本工程は、不活性溶剤中、塩基触媒の存在下、化合物(15)に、脱離基導入試薬を反応させて、化合物(16)を製造する工程である。
(E−2工程)
本工程は、不活性溶剤中、E−1工程で製造される化合物(16)に、ジカルボン酸無水物を反応させて、化合物(17)を製造する工程である。
使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン類;ピリジンのような複素環アミン類又はアセトニトリルのようなニトリル類をあげることができ、好適には、塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素があげられる。
(E−3工程)
本工程は、不活性溶剤中、遊離のカルボキシル基を有する化合物(17)のカルボキシル基にエステル形成試薬を反応させた後、置換基を有していてもよいフェノールと反応させ、活性エステル(18)を形成させる工程である。
(E−4工程)
本工程は、不活性溶剤中、E−3工程で得られる活性化されたカルボキシル基をする化合物(18)をアルキレン基を介してアミノ基、水酸基、スルフヒドリル基等の結合したコントロールポアグラス(CPG)のような高分子物質(19)に反応させて、オリゴヌクレオチド合成のための担体として使用できる高分子誘導体(20)を得る工程である。
(F−1工程)
本工程は、A−1、B−2、C−1又はD−1工程で製造される化合物(3)、(8)、(12)、及び(14)及び、市販のホスホロアミダイト試薬(21)等を使用して、E−4工程で製造したCPG(20)を用いて、通常の方法により、DNA自動合成機上、2−5A類縁体(1)を製造する工程である。
(G−1工程)
本工程は、A−1、A−2、A−3、B−2、B−3、B−4、C−1又はD−1工程で製造される化合物(3)、(4)、(5)、(8)、(9)、(10)、(12)または、(14)、及び(21)等を使用して、CPG(22)を用いて、通常の方法により、DNA自動合成機上、2−5A類縁体(1)を製造する工程である。
(H−1工程)
本工程は、A−1、A−2、A−3、B−2、B−3、B−4、C−1又はD−1工程で製造される化合物(3)、(4)、(5)、(8)、(9)、(10)、(12)または、(14)、及び(21)等を使用して、CPG(23)を用いて、通常の方法により、DNA自動合成機上、2−5A類縁体(1)を製造する工程である。
また、2−5A類縁体(1)において、R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7のいずれかが、メルカプト基である場合、2−5A類縁体(1)をF、G、又はH法で合成、精製した後、不活性化溶剤中、ハライド基を有する化合物と塩基存在下反応させることにより、メルカプト基に置換基を導入することができる。
ハロゲンとしては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を挙げることができ、好適には、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子である。
使用されるハライド基を有する化合物としては、チオリン酸基と反応しうるハライド基を有する化合物であれば特に限定しないが、例えば,エチルハライド、プロピルハライド、ブチルハライド、2−ハロゲンエタノール、3−ハロゲンプロパノール、4−ハロゲンブタノールのような「置換されていてもよいアルキルハライド類」;
2−(ステアロイルオキシ)エチルハライド、2−(ミリストイルオキシ)エチルハライド、2−(デカノイルオキシ)エチルハライド、2−(ベンゾイルオキシ)エチルハライド、2−(ピバロイルオキシ)エチルハライド、2−(2,2−ジメチルオクタデカノイルオキシ)エチルハライド、3−(ステアロイルオキシ)プロピルハライド、3−(ミリストイルオキシ)プロピルハライド、3−(デカノイルオキシ)プロピルハライド、3−(ベンゾイルオキシ)プロピルハライド、3−(ピバロイルオキシ)プロピルハライド、3−(2,2−ジメチルオクタデカノイルオキシ)プロピルハライド、4−(ステアロイルオキシ)ブチルハライド、4−(ミリストイルオキシ)ブチルハライド、4−(デカノイルオキシ)ブチルハライド、4−(ベンゾイルオキシ)ブチルハライド、4−(ピバロイルオキシ)ブチルハライド、4−(2,2−ジメチルオクタデカノイルオキシ)ブチルハライドのような「アシルオキシアルキルハライド類」;
2−ステアリルカルバモイルオキシエチルハライドのような「アルキルカルバモイルオキシアルキルハライド類」及び、下記の化合物である。
これらのハライド基を有する化合物のうち、エステル基(-OC(=O)-もしくは-C(=O)O-)、カーバメート基(-NHC(=O)O-もしくは-OC(=O)NH-)、アミド基(-NHC(=O)-もしくは-C(=O)NH-)、チオエステル基(-SC(=O)-もしくは-C(=O)S-)、ウレア基(-NHC(=O)NH-)、チオカルボン酸エステル基(-OC(=S)-もしくは-C(=S)O-)、チオカルボン酸アミド基(-NHC(=S)-もしくは-C(=S)NH-)を有するものは、酸ハライド化合物もしくはカルボン酸化合物とアルコール基を有する化合物との縮合、蟻酸エステルハライド化合物とアミノ基を有する化合物との縮合、酸ハライド化合物もしくはカルボン酸化合物とアミノ基を有する化合物との縮合、酸ハライド化合物もしくはカルボン酸化合物とチオール基を有する化合物との縮合、2種類のアミノ基を有する化合物とホスゲンとの縮合、チオカルボン酸化合物とアルコール基を有する化合物との縮合、チオカルボン酸化合物とアミノ基を有する化合物との縮合、により、塩基もしくは縮合剤の存在下、調製することができる。
使用される塩基としては、ピリジン,ジメチルアミノピリジンのような複素環アミン類、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミンのような脂肪族アミン類があげられるが、好適には複素環アミン類(特にピリジン)である。
使用される溶剤としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に限定はないが、水;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;ピリジンのような複素環アミン類、アセトニトリルのようなニトリル類、又はこれらの混合溶媒をあげることができ、好適には、ジメチルホルムアミドがあげられる。
反応温度は−50度から100度まで特に限定はないが、通常は室温で実施する。
反応時間は使用する原料、試薬、温度等により異なるが、通常10時間〜100時間である。
また適宜、ヨウ化テトラブチルアンモニウムのようなヨウ化物塩を添加することにより反応速度を増大させることもできる。
縮合サイクル
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85 sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) sulfurization(第1,2サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
oxidation(第3サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec
目的構造を有する保護された2−5A類縁体を5'−DMTr基をはずした状態で合成した後、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2 N)を加え、pH 2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH 7;0-13% CH3CN(linear gradient, 30 min);40℃;10 ml/min;254 nm)にて精製し、4つのジエステレオマー体に相当する20.9, 22.7, 25.4, 28.0分に溶出する分画を集めた。本化合物はイオン交換HPLC(カラム(東ソーDEAE-2SW(4.6×150mm)); A液(20%アセトニトリル)、B液(20%アセトニトリル及び67mM リン酸バッファー、2 M NaCl); B液5→60% (15 min, linear gradient); 60℃; 1 ml/min)で分析すると10.55分付近に溶出された。(アデノシン三量体の計算上のe = 39400 (260 nm)を用いて、UV測定値換算で収量457nmol。l))λmax(H2O) = 258.3 nm, ESI-Mass(negative): 1080.1 [M-H]-.
(実施例2)実施例2化合物の合成(例示化合物番号1)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85 sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第1,2サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第3サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基をはずした状態で合成したあと濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2 N)を加え、pH 2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1 M 酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH 7;0-15% CH3CN(linear gradient, 30 min);40℃;10 ml/min;254 nm)にて精製し、16.7分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソー superODS(4.6×50 mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;0-25% CH3CN(linear gradient, 14 min);60℃;10 ml/min)で分析すると9.46分に溶出された。(260nmでのUV測定換算で収量445 nmol))λmax(H2O) = 258.2 nm, ESI-Mass(negative): 1074.15 [M-H]-.
(実施例3)実施例3化合物の合成(例示化合物番号5)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85 sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25 eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第1,2,3 サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基をつけたまま合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1 M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH 7;60% CH3CN(isocratic);40℃;10 ml/min;254 nm)にて精製し、ジアステレオマー体として9.5分と11.8分に溶出する分画を集めた。溶媒を減圧下留去した後、80%酢酸水を加え30分放置しDMTr基を除去し、溶媒を留去した後、濃アンモニア水−エタノール(4:1)混合物を加え、30分放置した。溶媒を留去した後、塩酸水(2 N)を加え、pH 2.0に調製し、30℃、5時間反応させシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250 mm));0.1 M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH 7;0-15% CH3CN(linear gradient, 30 min);40℃;10ml/min;254nm)にて精製し、16.5分から19.1分の間に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソーsuperODS(4.6×50 mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;0-25% CH3CN(linear gradient, 14 min);60℃;1ml/min)で分析すると8.8-9.8分に溶出された。(260 nmでのUV測定換算で収量565nmol))λmax(H2O) = 258.2 nm, ESI-Mass(negative): 1096.1 [M-H]-.
(実施例4)例示化合物番号8の化合物の合成
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85 sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第1,2,3サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基をはずした状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2 N)を加え、pH 2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1 M 酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH 7;6-25% CH3CN(linear gradient, 30 min);40℃;10 ml/min;254nm)にて精製し、4つのジアステレオマーに相当する13.3, 13.7, 13.9, 14.4分に溶出する4ピークを分取した。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソーsuperODS(4.6×50 mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH 7;0-20% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;1ml/min)で分析すると7.2-8.0分に溶出された。(260nmでのUV測定換算で収量252 nmol))λmax(H2O) = 258.0nm, ESI-Mass(negative): 1052.1 [M-H]-.
(実施例5)実施例5化合物の合成(例示化合物番号290)
(実施例6)実施例6化合物の合成(例示化合物番号334)
(実施例7)実施例7化合物の合成(例示化合物番号953)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第1サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第2,3サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基をはずした状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2N)を加え、pH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;9-25% CH3CN(linear gradient, 20 min);40℃;10ml/min;254nm)にて精製し、2つのジエステレオマー体に相当する12.1分と13.0分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソーsuperODS(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;0-15% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;1 ml/min)で分析すると8.66分と8.98分に溶出された。260nmでのUV測定換算で収量768nmol, λmax(H2O) = 258nm, ESI-Mass(negative): 1090.2 [M-H]-.
(実施例8)実施例8化合物の合成(例示化合物番号954)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第1サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第2,3サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基をはずした状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2N)を加え、pH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;9-25% CH3CN(linear gradient, 20 min);40℃;10ml/min;254nm)にて精製し、2つのジエステレオマー体に相当する11.5分と12.4分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソーsuperODS(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;0-15% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;1 ml/min)で分析すると8.28分と8.60分に溶出された。260nmでのUV測定換算で収量718nmol, λmax(H2O) = 258nm, ESI-Mass(negative): 1076.1 [M-H]-.
(実施例9)実施例9化合物の合成(例示化合物番号955)
(実施例10)実施例10化合物の合成(例示化合物番号956)
(実施例11)実施例11化合物の合成(例示化合物番号957)
(実施例12)実施例12化合物の合成(例示化合物番号958)
(実施例13)実施例13化合物の合成(例示化合物番号964)
(実施例14)実施例14化合物の合成(例示化合物番号965)
(実施例15)実施例15化合物の合成(例示化合物番号967)
(実施例16)実施例16化合物の合成(例示化合物番号968)
(実施例17)実施例17化合物の合成(例示化合物番号969)
(実施例18)実施例18化合物の合成(例示化合物番号1074)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第2,3,4サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第1サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基を保持した状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2N)を加え、pH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させDMTr基及びシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;5-17% CH3CN(linear gradient, 20 min);40℃;10 ml/min;254nm)にて精製し、14.9分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソー superODS(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;0-15% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;1 ml/min)で分析すると6.77分に溶出された。260nmでのUV測定換算で収量1440nmol, λmax(H2O) = 258.5nm, ESI-Mass(negative): 1198.1 [M-H]-.
(実施例19)実施例19化合物の合成(例示化合物番号1075)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第2,3サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第1,4サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基を保持した状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2N)を加え、pH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させDMTr基及びシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;5-17% CH3CN(linear gradient, 20 min);40℃;10ml/min;254nm)にて精製し、15.5分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソー superODS(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;0-15% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;1 ml/min)で分析すると8.63分に溶出された。260nmでのUV測定換算で収量1482nmol, λmax(H2O) = 258.2nm, ESI-Mass(negative): 1170.1 [M-H]-.
(実施例20)実施例20化合物の合成(例示化合物番号1937)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation: ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基を保持した状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2N)を加え、pH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させDMTr基及びシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島s津製作所製LC−VP;カラム((メルク chromolith(4.6×50mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7; 2.5-10% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2ml/min)にて精製し、4.8分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(((メルク chromolith(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;5-10% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2 ml/min)で分析すると3.16分に溶出された。260nmでのUV測定換算で収量95nmol, λmax(H2O) = 256.2nm, ESI-Mass(negative): 1171.9 [M-H]-.
(実施例21)実施例21化合物の合成(例示化合物番号1099)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第3,4サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第1,2サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基を保持した状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2N)を加え、pH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させDMTr基及びシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島s津製作所製LC−VP;カラム((メルク chromolith(4.6×50mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7; 5-10% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2ml/min)にて精製し、2つのジエステレオマー体に相当する6.0分と6.4分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(((メルク chromolith(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;5-10% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2 ml/min)で分析すると4.89分と5.43分に溶出された。260nmでのUV測定換算で収量54nmol, λmax(H2O) = 258.0nm, ESI-Mass(negative): 1189 [M-H]-.
(実施例22)実施例22化合物の合成(例示化合物番号1110)
実施例19化合物 100 nmolを無水DMF 100 mlに溶かし、そこに2-(2,2-dimethyloctadecanoyloxy)ethyl bromide 3 mgとトリエチルアミン 3 mlを加え、室温で一晩反応させた。反応終了後、水300 mlを加え,その水層をAcOEt 200 ml で三回洗った。水層を留去したのち、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(メルク chromolith(4.6×50mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7; 33-80% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2ml/min;254nm)にて精製し、6.7分のピーク分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソー superODS(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;24-100% CH3CN(linear gradient, 10min);60℃;1 ml/min)で分析すると9.65分に溶出された。260nmでのUV測定換算で収量24.5nmol, λmax(H2O) = 259.3nm, ESI-Mass(negative): 1537.3[M-H]-.
(実施例23)実施例23化合物の合成(例示化合物番号1111)
(実施例24)実施例24化合物の合成(例示化合物番号1112)
(実施例25)実施例25化合物の合成(例示化合物番号1113)
(実施例26)実施例26化合物の合成(例示化合物番号1938)
(実施例27)実施例27化合物の合成(例示化合物番号1183)
(実施例28)実施例28化合物の合成(例示化合物番号1219)
(実施例29)実施例29化合物の合成(例示化合物番号1220)
(実施例30)実施例30化合物の合成(例示化合物番号1221)
(実施例31)実施例31化合物の合成(例示化合物番号1362)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第1,3サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第2サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基をはずした状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2N)を加え、pH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;9-25% CH3CN(linear gradient, 30 min);40℃;10ml/min;254nm)にて精製し、2つのジエステレオマー体に相当する10.9分と12.0分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソーsuperODS(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;0-15% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;1 ml/min)で分析すると8.09分と8.50分に溶出された。(260nmでのUV測定換算で収量749nmol))λmax(H2O) = 258nm, ESI-Mass(negative): 1104.2 [M-H]-.
(実施例32)実施例32化合物の合成(例示化合物番号1363)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第1,3サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第2サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基をはずした状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣に塩酸水(2N)を加え、pH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させシリル基を除去した。アンモニア水で中和し溶媒を留去した後、逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム(GLサイエンス Inertsil Prep-ODS(20×250mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;9-25% CH3CN(linear gradient, 30 min);40℃;10ml/min;254nm)にて精製し、2つのジエステレオマー体に相当する11.5分と12.7分に溶出する分画を集めた。本化合物は逆相HPLC(カラム(東ソーsuperODS(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;0-15% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;1 ml/min)で分析すると8.48分と8.97分に溶出された。(260nmでのUV測定換算で収量555nmol))λmax(H2O) = 258nm, ESI-Mass(negative): 1118.2 [M-H]-.
(実施例33)実施例33化合物の合成(例示化合物番号1369)
(実施例34)実施例34化合物の合成(例示化合物番号1394)
(実施例35)実施例35化合物の合成(例示化合物番号1645)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第3,4サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第1,2サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基を保持した状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣を逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム((メルク chromolith(4.6×50mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7; 24-100% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2ml/min)にて精製し、4つのジエステレオマー体に相当する4.8〜5.2分の間の溶出分画を集めた。
溶媒を減圧下留去後、残った残渣に塩酸水(0.01N)1mlを加え、正確にpH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させDMTr基及びシリル基を除去した。アンモニア水で中和した後、酢酸エチルで脱保護されたシラノール及びDMTrOHを抽出除去し、目的化合物を得た。本化合物は逆相HPLC(カラム((メルク chromolith(4.6×50mm); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;5-25% CH3CN(linear gradient, 8 min);60℃;2 ml/min)で分析すると4.72分と5.06分に溶出された。収量70 nmol(260nmでのUV測定換算), λmax(H2O) = 258nm, ESI-Mass(negative): 1230.1[M-H]-.
(実施例36)実施例36化合物の合成(例示化合物番号1646)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第3,4サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第1,2サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基を保持した状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣を逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム((メルク chromolith(4.6×50mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7; 24-100% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2ml/min)にて精製し、2つのジエステレオマー体に相当する4.7〜5.0分の間の溶出分画を集めた。
溶媒を減圧下留去後、残った残渣に塩酸水(0.01N)1mlを加え、正確にpH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させDMTr基及びシリル基を除去した。アンモニア水で中和した後、酢酸エチルで脱保護されたシラノール及びDMTrOHを抽出除去し、目的化合物を得た。本化合物は逆相HPLC(カラム(((メルク chromolith(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;5-20% CH3CN(linear gradient, 8 min);60℃;2 ml/min)で分析すると4.12分と4.44分に溶出された。収量95 nmol(260nmでのUV測定換算), λmax(H2O) = 258 nm, ESI-Mass(negative): 1214.2[M-H]-.
(実施例37)実施例37化合物の合成(例示化合物番号1648)
(実施例38)実施例38化合物の合成(例示化合物番号1649)
(実施例39)実施例39化合物の合成(例示化合物番号1651)
(実施例40)実施例40化合物の合成(例示化合物番号1652)
(実施例41)実施例41化合物の合成(例示化合物番号1663)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第3,4サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第1,2サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基を保持した状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずし、溶媒を減圧下留去後、残った残渣に塩酸水(0.01N)1mlを加え、正確にpH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させDMTr基及びシリル基を除去した。アンモニア水で中和した後、酢酸エチルで脱保護されたシラノール及びDMTrOHを抽出除去し、目的の化合物を得た。本化合物は逆相HPLC(カラム((メルク chromolith(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;5-20% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2 ml/min)で分析すると3.75分、4.12分、4.53分と4.76分に溶出された。収量111 nmol(260nmでのUV測定換算), λmax(H2O) = 258nm, ESI-Mass(negative): 1216.1[M-H]-.
(実施例42)実施例42化合物の合成(例示化合物番号1664)
1) detritylation:トリクロロ酢酸/ジクロロメタン;85sec
2) coupling:ホスホロアミダイト(約25eq)/アセトニトリル、テトラゾール/アセトニトリル; 10乃至20 min
3) capping:1-メチルイミダゾール/テトラヒドロフラン、無水酢酸/ピリジン/テトラヒドロフラン;15sec
4) oxidation(第3,4サイクル): ヨウ素/水/ピリジン/テトラヒドロフラン;15 sec sulfurization(第1,2サイクル): Xanthane hydride (0.02 M)/アセトニトリル-ピリジン(9:1混合溶媒);15 min
目的の構造を有する2−5A類縁体を5'−DMTr基を保持した状態で合成したあと、濃アンモニア水−エタノール(3:1)混合物で処理することによってオリゴマーを支持体から切り出すとともに、リン原子上の保護基シアノエチル基とアデニン塩基上のベンゾイル基をはずした。溶媒を減圧下留去し、残った残渣を逆相HPLC(島津製作所製LC−VP;カラム((メルク chromolith(4.6×50mm));0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7; 24-100% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2ml/min)にて精製し、2つのジエステレオマー体に相当する4.6〜4.9分の間の溶出分画を集めた。
溶媒を減圧下留去後、残った残渣に塩酸水(0.01N)1mlを加え、正確にpH2.0に調製したのち、30℃、5時間反応させDMTr基及びシリル基を除去した。アンモニア水で中和した後、酢酸エチルで脱保護されたシラノール及びDMTrOHを抽出除去し、目的化合物を得た。本化合物は逆相HPLC(カラム(((メルク chromolith(4.6×50mm)); 0.1M酢酸トリエチルアミン水溶液(TEAA), pH7;5-20% CH3CN(linear gradient, 10 min);60℃;2 ml/min)で分析すると2.40分と3.01分に溶出された。収量127 nmol(260nmでのUV測定換算), λmax(H2O) = 258nm, ESI-Mass(negative): 1200.15[M-H]-.
(実施例43)実施例43化合物の合成(例示化合物番号1666)
(実施例44)実施例44化合物の合成(例示化合物番号1667)
(実施例45)実施例45化合物の合成(例示化合物番号1669)
(実施例46)実施例46化合物の合成(例示化合物番号1670)
Claims (8)
- 一般式(1)
[式中、 mは、同一または異なって、0または1の整数を示し、nは、同一または異なって、0乃至2の整数を示し、R1は、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルコキシ基、メルカプト基、核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基、アミノ基、核酸合成の保護基で保護されたアミノ基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基で置換されたアミノ基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基、置換基を有していてもよいアリールオキシ基、または、置換基を有していてもよいアリールチオ基、または、式X1-X2-X3-S-で表される基を示し、R2、R3、R4、R5及びR6は、水酸基、核酸合成の保護基で保護された水酸基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルコキシ基、メルカプト基、核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基、アミノ基、核酸合成の保護基で保護されたアミノ基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基で置換されたアミノ基、または、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基を示し、R7は、酸素原子、硫黄原子、―NH−、-O(CH2CH2O)q-基(qは、2乃至6の整数を表す)、炭素数1乃至6個のオキシアルキレンオキシ基、または、式X1-X2-X3-S-で表される基を示し、R8は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、または、5’-リン酸基の上の1つの水酸基を有さない5’-リン酸化オリゴヌクレオチド類縁体を示し、E1 、E2 、E3及びE4は、同一または異なって、K1、K2、K3またはK4(K1、K2、K3及びK4は、それぞれ、
を示す。ここで、Bは、プリン−9−イル基又は下記α群から選択される置換基を有する置換プリン−9−イル基を示し、Aは、炭素数1乃至4個のアルキレン基を示し、Dは、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基、または、置換基を有していてもよい炭素数2乃至6のアルケニル基を示す。)を示し、X1は、置換基を有していてもよい炭素数1乃至24個のアルキル基、または置換基を有していてもよいアリール基、または置換基を有していてもよいアラルキル基を示し、X2は、-C(=O)O-, OC(=O)-, -C(=O)NH-, -NHC(=O)-, -C(=O)S-, -SC(=O)-, -OC(=O)NH-, -NHC(=O)O-, -NHC(=O)NH-, -OC(=S)-もしくは-C(=S)O-, -NHC(=S)-, -C(=S)NH-基を示し、X3は、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキレン基を示す。]で表わされる2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体(但し、mが0であり、nが1であり、R2、R3、R4、及びR6が、水酸基であり、R7が、酸素原子であり、R8が、2−ヒドロキシエチル基である化合物、及びmが1であり、nが、0であり、R1、R3、R4、及びR5が、メルカプト基、R2が、水酸基、R8が、水素原子であり、E1、E2、E3及びE4が、すべてK1である化合物を除く。)及びその薬理学上許容される塩。
(α群)
水酸基、
核酸合成の保護基で保護された水酸基、
置換基を有してもよい炭素数1乃至6個のアルコキシ基、
メルカプト基、
核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、
置換基を有してもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基、
アミノ基、
核酸合成の保護基で保護されたアミノ基、
置換基を有してもよい炭素数1乃至4個のアルキル基で置換されたアミノ基、
置換基を有してもよい炭素数1乃至6個のアルキル基、及び、
ハロゲン原子。 - R1が、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルコキシ基、メルカプト基、核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、又は置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基、式X1-X2-X3-S-で表される基であり、R2、R3、R4、R5及びR6は、水酸基、核酸合成の保護基で保護された水酸基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルコキシ基、メルカプト基、核酸合成の保護基で保護されたメルカプト基、置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキルチオ基、又は、式X1-X2-X3-S-で表される基であり、X1が置換基を有していてもよい炭素数10乃至24個のアルキル基であり、X2が-C(=O)O-, -C(=O)NH-, -C(=O)S-, -NHC(=O)O-, -C(=S)NH-基であり、X3が置換基を有していてもよい炭素数1乃至4個のアルキレン基である請求項1記載の2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩。
- R7は、酸素原子、-O(CH2CH2O)q-基(qは、2乃至6の整数を表す)または、炭素数1乃至6個のオキシアルキレンオキシ基を示し、R8は、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基、または、5’-リン酸基の上の1つの水酸基を有さない5’-リン酸化オリゴヌクレオチド類縁体である請求項1乃至2の何れか1項に記載の2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩。
- E2がK1である請求項1乃至3の何れか1項に記載の2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩。
- E1がK2であって、Dがメチル基又は2−プロペニル基である請求項1乃至4の何れか1項に記載の2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩。
- E3がK3又はK4であって、Aがメチレン、エチレン基又はプロピレン基である請求項1乃至5の何れか1項に記載の2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩。
- Bが、6−アミノプリン−9−イル(すなわち、アデニニル)、6−アミノ−8−ブロモプリン−9−イル、6−アミノ−8−クロロプリン−9−イル、6−アミノ−8−フルオロプリン−9−イル、6−アミノ−8−メトキシプリン−9−イル、6−アミノ−8−エトキシプリン−9−イル、6−アミノ−8−t−ブトキシプリン−9−イル、6−アミノ−2−ブロモプリン−9−イル、6−アミノ−2−クロロプリン−9−イル、6−アミノ−2−フルオロプリン−9−イル、6−アミノ−2−メトキシプリン−9−イル、6−アミノ−2−エトキシプリン−9−イル、6−アミノ−2−t−ブトキシプリン−9−イル又は2,6-ジアミノプリン−9−イル基である、請求項1乃至6の何れか1項に記載の2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩。
- Bが、6−アミノプリン−9−イル(すなわち、アデニニル)又は、6−アミノ−8−ブロモプリン−9−イルである、請求項1乃至6の何れか1項に記載の2’,5’-オリゴアデニル酸類縁体及びその薬理学上許容される塩。
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---|---|---|---|
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