JP2004181926A - ファイル式折り畳み写真用台紙 - Google Patents
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Abstract
【目的】ファイル綴じ部から台紙を開放、伸展して掲示利用できるファイル式折り畳み写真用台紙を提供する。
【構成】横長の台紙Cの左右両端に綴じ代6を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線1によって区切り得られる各ページ区分面2の表側に透明フィルム3を取付けて写真ポケット4を形成し、台紙裏側に各谷折れ線1bに沿って綴じ代片7を取付ける。
【選択図】 図1
【構成】横長の台紙Cの左右両端に綴じ代6を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線1によって区切り得られる各ページ区分面2の表側に透明フィルム3を取付けて写真ポケット4を形成し、台紙裏側に各谷折れ線1bに沿って綴じ代片7を取付ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ファイル綴じ部から台紙を開放、伸展して掲示利用できるファイル式折り畳み写真用台紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、写真を収容するためのアルバムとしては、台紙面に感圧性接着剤を塗布し透明フィルムで覆った写真貼着タイプものや、透明フィルム自身或いは台紙面に透明フィルムを設けポケット状に形成したポケットタイプものが知られている。これらの台紙又はポケット形成部分は側に装着されて初めてアルバムとして働きをするものであって、側から台紙部分を取り外して単独使用できるように構成されたものではなかった。したがって、従来型のアルバムにおいては整理、収容、保管するなどの使い方に留まっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
学校や職場での行事やサークルでの活動場面をカメラに収め、サービスショップで現像・プリントして出来上がった写真を見る場合、その対象者が少人数或いは特定の人たちに限られるときは、アルバムに写真を収容してそれを廻覧すれば済ませることができるが、対象者が多人数或いは不特定の人たちにも及ぶときには、掲示に依る方法は欠かせない手段である。
【0004】
しかし、掲示に依る方法を取るに際しては、プリントして出来上がった写真を別途張り出し用の紙に個個に貼り付けてから掲示板や壁に張り出す。掲示後ある期間が経てば、これらの写真を撤収しなければならない。このような掲示、撤収作業は写真一枚一枚に対して行なわなければならず、大変手間のかかる作業であった。また、写真を汚損する恐れがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のファイル式折り畳み写真用台紙は、横長の台紙の左右両端に綴じ代を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線によって区切り得られる各ページ区分面において、表側に少なくとも一枚透明フィルムを取付けて少なくとも一つの写真ポケットを形成し、台紙裏側に各谷折れ線に沿って綴じ代片を取付けてなるものである。
【0006】
そして、縦使いと横使いの写真出入口が容易に識別でき、撮影したときの縦使い或いは横使いと同じ向きで写真が見られるように、各ページ区分面において、表側に大きさが異なる透明フィルムを二枚重ねて取付け、少なくとも一つの縦長形写真ポケットと少なくとも一つの横長形写真ポケットを二重に形成してもよい。
【0007】
また、掲示スペース幅が狭い個所では上下方向に伸展使用できるように、各ページ区分面において、表側に同形の透明フィルムを複数枚並べて取付け、上辺側に写真出入口を有する少なくとも一つの写真ポケットを透明フィルム毎に形成してもよい
【0008】
さらに、二穴綴じ式ファイルに対応するために、綴じ代と綴じ代片に綴じ穴を設けてもよい。
【0009】
【実施例】
本発明の第1実施例を図1〜図6を参照して説明する。第1実施例は図1に示すように、横長の台紙Cは、例えばシート状の不織布を用い、左右両端に綴じ代6を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線1によって区切り得られる六つの各ページ区分面2において、表側に透明フィルム3を取付けて、上下方向三段の横長の写真ポケット4を形成し、台紙裏側には各谷折れ線1bに沿って綴じ代片7が取付けられている。さらに詳しく、写真ポケット4においては図2に示すように、各ページ区分面2の表側に山折れ線1aに対向する側を除く辺縁に、幅が2〜3mmの略コの字状に外縁接合部8を設け、且つ上下方向を三等分する位置に同一幅の仕切接合部9を設け、接着剤を塗布する。そして、長さはページ区分面2の上下方向の長さと同等で、幅は2〜3mm短い透明フィルム3の長手方向の一側端が山折れ線1aに一致する位置で固着されている。一方、山折れ線1aに対向する側の透明フィルム3の側縁は非接着であって写真出入口5に設定されている。そして、綴じ代片7においては図3〜図6に示すように、台紙C裏側の谷折れ線1b沿いに幅が5〜10mmの綴じ代片接合部10を設け、接着剤を塗布し、台紙Cと同一部材の綴じ代片7は台紙Cが折り畳まれた状態のとき、綴じ代片7の一側端と台紙Cの左右両端の綴じ代6の側端とが一致する位置で綴じ代片7の一側縁が固着されていて、綴じ代6と綴じ代片7に中心間隔80mmの綴じ穴21が二つずつ穿孔されている。
【0010】
第1実施例は以上のような構造でこれを使うときは、写真を写真出入口5から差入れ写真ポケット4に収容する。収容セットされた台紙Cを掲示するときはファイル綴じ部から開放後、左右方向に伸展し両端の綴じ代6部分にピンやマグネットを使用して掲示板や壁に留める。伸展中における台紙裏側に取付けられている綴じ代片7は台紙裏面と平坦に合わさった状態で保たれる。また、伸展状態にある台紙Cをファイルに綴じ込むときは、屏風状に折り戻せば綴じ代6と綴じ代片7は一方の側に揃い重なり合う。この一方の側に揃い重なり合った綴じ代6と綴じ代7をファイル挟着部や二穴綴じ部へ綴じ込む。
【0011】
本発明の第2実施例を図7〜図10を参照して説明する。第2実施例は図7に示すように、台紙C1の写真ポケットPは、各ページ区分面2の表側に透明フィルムFを二枚重ねて取付け、上下方向二段の縦長形写真ポケット14aと上下方向三段の横長形写真ポケット14bが二重に形成されている。さらに詳しくは、縦長形写真ポケット14aにおいては図8に示すように、各ページ区分面2の表側に山折れ線1aに対向する側を除く辺縁に、山折れ線1aに沿っては幅が20〜22mm、上下縁は8〜10mmの略コの字状に外縁接合部16を設け、且つ上下方向を二等分する位置に上下縁と同一幅の仕切接合部17を設け、無色透明の接着剤を塗布する。そして、長さはページ区分面2の上下方向の長さと同等で、幅は10〜12mm短い第1透明フィルム13aの長手方向の一側端が山折れ線1aに一致する位置で固着されている。一方、山折れ線1aに対向する側の第1透明フィルム13aの側縁は非接着であって縦使い写真出入口15aに設定されている。また、横長形写真ポケット14bにおいては図9に示すように、第1透明フィルム13aの上面に山折れ線1aに対向する側を除く辺縁に、幅が2〜3mmの略コの字状に外縁接合部18を設け、且つ上下方向を三等分する位置に同一幅で中間部に90mmを上まわる非接合帯域20を有する分離した仕切接合部19を設け、無色透明の接着剤を塗布する。そして、長さはページ区分面2の上下方向の長さと同等で、幅は2〜3mm短い第2透明フィルム13bの長手方向の一側端が山折れ線1aに一致する位置で固着されている。一方、山折れ線1aに対向する側の第2透明フィルム13bの側縁は非接着であって横使い写真出入口15bに設定されている。
【0012】
第2実施例の写真ポケットPは以上のような構成で、図10に示すように縦使い写真Aは下層面側の縦使い写真出入口15aから差入れ縦長形写真ポケット14aに収容し、横使い写真Bは上層面側の横使い写真出入口15bから差入れ横長形写真ポケット14bに収容する。なお、写真ポケットP以外の構成は第1実施例と同じであるため重複する部分の説明は省略している。
【0013】
上述した第1、第2実施例の台紙C、C1の上下方向の長さは297mm、ページ区分面2幅は135mm、綴じ代6幅は35mm、綴じ代片7の上下方向の長さは297mm、幅は50mmとし、写真ポケット(4、P)はL判サイズ(89×127mm)対応としたものである。ページ区分面2数は何れも6面で構成しているが4面また8面にしてもよい。
【0014】
本発明の第3実施例を図11を参照して説明する。第3実施例は図11に示すように、台紙Dの写真ポケット24は、各ページ区分面22の表側に、上縁部を除く、幅が3〜5mmの略コの字状に上段と下段が等しい大きさの外縁接合部26を設け、接着剤を塗布する。そして、長さはページ区分面22の上下方向の長さの略二分の一で、幅は同等の透明フィルム23を上下方向に二枚並べ縦長の写真ポケット24が固着形成されている。各透明フィルム23の上縁部は非接着であって写真出入口25に設定されている。
【0015】
第3実施例の写真ポケット24は以上のような構成で、本実施例の台紙Dの写真ポケット24へ横使い撮影された写真を収容し上下方向へ伸展使用する。一方、縦使い撮影された写真を収容する場合は左右方向へ伸展する使い方になる。なお、写真ポケット24及びページ区分面22幅を105mmとした以外の構成は第1実施例と同じであるため重複する部分の説明は省略している。
【0016】
台紙部材には第1〜第3実施例の不織布のほかに、紙や布を用いてもよい。本発明は台紙それ自体が掲示利用できることを特徴としていて、特に和紙を用いて和紙特有の素材自身がもつ色彩や模様を取り入れた台紙として構成すれば、これらの台紙に調和する掲示空間への利用拡大も期待できる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0018】
請求項1のファイル式折り畳み写真用台紙においては、横長の台紙の左右両端に綴じ代を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線によって区切り得られる各ページ区分面において、表側に少なくとも一枚透明フィルムを取付けて少なくとも一つの写真ポケットを形成し、台紙裏側に各谷折れ線に沿って綴じ代片を取付けたことにより、一旦写真を写真ポケットに整理、収容セットし、台紙をファイル綴じ部から開放すれば、掲示する際の写真一枚毎の取り出しや貼り付け作業をすることなく写真を一括して台紙単位で扱えるので、汚損することなく簡単な作業でもって掲示が行える。また、撤収時は掲示面から取り外し、折り畳んでファイルに綴じ込めば撤収作業を済ませることができる。ファイルに綴じ込められた台紙は見開くこともできコンパクトに保管ができる。
【0019】
請求項2のファイル式折り畳み写真用台紙を用いると、各ページ区分面において、表側に大きさが異なる透明フィルムを二枚重ねて取付け、少なくとも一つの縦長形写真ポケットと少なくとも一つの横長形写真ポケットが二重に形成してあるので、縦使いと横使いの写真出入口が容易に識別でき、撮影したときの縦使い或いは横使いと同じ向きで写真ポケットに収容でき、写真が見易くなる。
【0020】
請求項3のファイル式折り畳み写真用台紙を用いると、各ページ区分面において、表側に同形の透明フィルムを複数枚並べて取付け、上辺側に写真出入口を有する少なくとも一つの写真ポケットが透明フィルム毎に形成してあるので、台紙を上下方向へ伸展でき、掲示スペース幅が狭い個所でも使用することができる。
【0021】
請求項4のファイル式折り畳み写真用台紙においては、綴じ代と綴じ代片に綴じ穴を設けてあるので、二穴綴じ式ファイルに綴じ込んで使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の台紙伸展途中の写真収容状態を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】同実施例の台紙表側を示す要部説明図である。
【図3】同実施例の台紙裏側の綴じ代片の取付け状態を示す要部説明図である。
【図4】同実施例の図3のX−X線視図である。
【図5】同実施例の台紙伸展途中の裏側を示す斜視図である。
【図6】同実施例の台紙折り畳み途中を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例の台紙伸展途中の写真収容状態を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図8】同実施例の台紙表側の第1透明フィルムの接着部を示す要部説明図である。
【図9】同実施例の台紙表側の第2透明フィルムの接着部を示す要部説明図である。
【図10】同実施例の写真収容状態を示す要部説明図である。
【図11】本発明の第3実施例の台紙表側を示す要部説明図である。
【符号の説明】
A 縦使い写真
B 横使い写真
C、C1、D 台紙
1 折れ線
1a 山折れ線
1b 谷折れ線
2、22 ページ区分面
3、F、23 透明フィルム
4、P、24 写真ポケット
5、25 写真出入口
6 綴じ代
7 綴じ代片
8、16、18、26 外縁接合部
9、17、19 仕切接合部
10 綴じ代片接合部
13a 第1透明フィルム
13b 第2透明フィルム
14a 縦長形写真ポケット
14b 横長形写真ポケット
15a 縦使い写真出入口
15b 横使い写真出入口
20 非接合帯域
21 綴じ穴
【産業上の利用分野】
本発明は、ファイル綴じ部から台紙を開放、伸展して掲示利用できるファイル式折り畳み写真用台紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、写真を収容するためのアルバムとしては、台紙面に感圧性接着剤を塗布し透明フィルムで覆った写真貼着タイプものや、透明フィルム自身或いは台紙面に透明フィルムを設けポケット状に形成したポケットタイプものが知られている。これらの台紙又はポケット形成部分は側に装着されて初めてアルバムとして働きをするものであって、側から台紙部分を取り外して単独使用できるように構成されたものではなかった。したがって、従来型のアルバムにおいては整理、収容、保管するなどの使い方に留まっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
学校や職場での行事やサークルでの活動場面をカメラに収め、サービスショップで現像・プリントして出来上がった写真を見る場合、その対象者が少人数或いは特定の人たちに限られるときは、アルバムに写真を収容してそれを廻覧すれば済ませることができるが、対象者が多人数或いは不特定の人たちにも及ぶときには、掲示に依る方法は欠かせない手段である。
【0004】
しかし、掲示に依る方法を取るに際しては、プリントして出来上がった写真を別途張り出し用の紙に個個に貼り付けてから掲示板や壁に張り出す。掲示後ある期間が経てば、これらの写真を撤収しなければならない。このような掲示、撤収作業は写真一枚一枚に対して行なわなければならず、大変手間のかかる作業であった。また、写真を汚損する恐れがあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のファイル式折り畳み写真用台紙は、横長の台紙の左右両端に綴じ代を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線によって区切り得られる各ページ区分面において、表側に少なくとも一枚透明フィルムを取付けて少なくとも一つの写真ポケットを形成し、台紙裏側に各谷折れ線に沿って綴じ代片を取付けてなるものである。
【0006】
そして、縦使いと横使いの写真出入口が容易に識別でき、撮影したときの縦使い或いは横使いと同じ向きで写真が見られるように、各ページ区分面において、表側に大きさが異なる透明フィルムを二枚重ねて取付け、少なくとも一つの縦長形写真ポケットと少なくとも一つの横長形写真ポケットを二重に形成してもよい。
【0007】
また、掲示スペース幅が狭い個所では上下方向に伸展使用できるように、各ページ区分面において、表側に同形の透明フィルムを複数枚並べて取付け、上辺側に写真出入口を有する少なくとも一つの写真ポケットを透明フィルム毎に形成してもよい
【0008】
さらに、二穴綴じ式ファイルに対応するために、綴じ代と綴じ代片に綴じ穴を設けてもよい。
【0009】
【実施例】
本発明の第1実施例を図1〜図6を参照して説明する。第1実施例は図1に示すように、横長の台紙Cは、例えばシート状の不織布を用い、左右両端に綴じ代6を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線1によって区切り得られる六つの各ページ区分面2において、表側に透明フィルム3を取付けて、上下方向三段の横長の写真ポケット4を形成し、台紙裏側には各谷折れ線1bに沿って綴じ代片7が取付けられている。さらに詳しく、写真ポケット4においては図2に示すように、各ページ区分面2の表側に山折れ線1aに対向する側を除く辺縁に、幅が2〜3mmの略コの字状に外縁接合部8を設け、且つ上下方向を三等分する位置に同一幅の仕切接合部9を設け、接着剤を塗布する。そして、長さはページ区分面2の上下方向の長さと同等で、幅は2〜3mm短い透明フィルム3の長手方向の一側端が山折れ線1aに一致する位置で固着されている。一方、山折れ線1aに対向する側の透明フィルム3の側縁は非接着であって写真出入口5に設定されている。そして、綴じ代片7においては図3〜図6に示すように、台紙C裏側の谷折れ線1b沿いに幅が5〜10mmの綴じ代片接合部10を設け、接着剤を塗布し、台紙Cと同一部材の綴じ代片7は台紙Cが折り畳まれた状態のとき、綴じ代片7の一側端と台紙Cの左右両端の綴じ代6の側端とが一致する位置で綴じ代片7の一側縁が固着されていて、綴じ代6と綴じ代片7に中心間隔80mmの綴じ穴21が二つずつ穿孔されている。
【0010】
第1実施例は以上のような構造でこれを使うときは、写真を写真出入口5から差入れ写真ポケット4に収容する。収容セットされた台紙Cを掲示するときはファイル綴じ部から開放後、左右方向に伸展し両端の綴じ代6部分にピンやマグネットを使用して掲示板や壁に留める。伸展中における台紙裏側に取付けられている綴じ代片7は台紙裏面と平坦に合わさった状態で保たれる。また、伸展状態にある台紙Cをファイルに綴じ込むときは、屏風状に折り戻せば綴じ代6と綴じ代片7は一方の側に揃い重なり合う。この一方の側に揃い重なり合った綴じ代6と綴じ代7をファイル挟着部や二穴綴じ部へ綴じ込む。
【0011】
本発明の第2実施例を図7〜図10を参照して説明する。第2実施例は図7に示すように、台紙C1の写真ポケットPは、各ページ区分面2の表側に透明フィルムFを二枚重ねて取付け、上下方向二段の縦長形写真ポケット14aと上下方向三段の横長形写真ポケット14bが二重に形成されている。さらに詳しくは、縦長形写真ポケット14aにおいては図8に示すように、各ページ区分面2の表側に山折れ線1aに対向する側を除く辺縁に、山折れ線1aに沿っては幅が20〜22mm、上下縁は8〜10mmの略コの字状に外縁接合部16を設け、且つ上下方向を二等分する位置に上下縁と同一幅の仕切接合部17を設け、無色透明の接着剤を塗布する。そして、長さはページ区分面2の上下方向の長さと同等で、幅は10〜12mm短い第1透明フィルム13aの長手方向の一側端が山折れ線1aに一致する位置で固着されている。一方、山折れ線1aに対向する側の第1透明フィルム13aの側縁は非接着であって縦使い写真出入口15aに設定されている。また、横長形写真ポケット14bにおいては図9に示すように、第1透明フィルム13aの上面に山折れ線1aに対向する側を除く辺縁に、幅が2〜3mmの略コの字状に外縁接合部18を設け、且つ上下方向を三等分する位置に同一幅で中間部に90mmを上まわる非接合帯域20を有する分離した仕切接合部19を設け、無色透明の接着剤を塗布する。そして、長さはページ区分面2の上下方向の長さと同等で、幅は2〜3mm短い第2透明フィルム13bの長手方向の一側端が山折れ線1aに一致する位置で固着されている。一方、山折れ線1aに対向する側の第2透明フィルム13bの側縁は非接着であって横使い写真出入口15bに設定されている。
【0012】
第2実施例の写真ポケットPは以上のような構成で、図10に示すように縦使い写真Aは下層面側の縦使い写真出入口15aから差入れ縦長形写真ポケット14aに収容し、横使い写真Bは上層面側の横使い写真出入口15bから差入れ横長形写真ポケット14bに収容する。なお、写真ポケットP以外の構成は第1実施例と同じであるため重複する部分の説明は省略している。
【0013】
上述した第1、第2実施例の台紙C、C1の上下方向の長さは297mm、ページ区分面2幅は135mm、綴じ代6幅は35mm、綴じ代片7の上下方向の長さは297mm、幅は50mmとし、写真ポケット(4、P)はL判サイズ(89×127mm)対応としたものである。ページ区分面2数は何れも6面で構成しているが4面また8面にしてもよい。
【0014】
本発明の第3実施例を図11を参照して説明する。第3実施例は図11に示すように、台紙Dの写真ポケット24は、各ページ区分面22の表側に、上縁部を除く、幅が3〜5mmの略コの字状に上段と下段が等しい大きさの外縁接合部26を設け、接着剤を塗布する。そして、長さはページ区分面22の上下方向の長さの略二分の一で、幅は同等の透明フィルム23を上下方向に二枚並べ縦長の写真ポケット24が固着形成されている。各透明フィルム23の上縁部は非接着であって写真出入口25に設定されている。
【0015】
第3実施例の写真ポケット24は以上のような構成で、本実施例の台紙Dの写真ポケット24へ横使い撮影された写真を収容し上下方向へ伸展使用する。一方、縦使い撮影された写真を収容する場合は左右方向へ伸展する使い方になる。なお、写真ポケット24及びページ区分面22幅を105mmとした以外の構成は第1実施例と同じであるため重複する部分の説明は省略している。
【0016】
台紙部材には第1〜第3実施例の不織布のほかに、紙や布を用いてもよい。本発明は台紙それ自体が掲示利用できることを特徴としていて、特に和紙を用いて和紙特有の素材自身がもつ色彩や模様を取り入れた台紙として構成すれば、これらの台紙に調和する掲示空間への利用拡大も期待できる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0018】
請求項1のファイル式折り畳み写真用台紙においては、横長の台紙の左右両端に綴じ代を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線によって区切り得られる各ページ区分面において、表側に少なくとも一枚透明フィルムを取付けて少なくとも一つの写真ポケットを形成し、台紙裏側に各谷折れ線に沿って綴じ代片を取付けたことにより、一旦写真を写真ポケットに整理、収容セットし、台紙をファイル綴じ部から開放すれば、掲示する際の写真一枚毎の取り出しや貼り付け作業をすることなく写真を一括して台紙単位で扱えるので、汚損することなく簡単な作業でもって掲示が行える。また、撤収時は掲示面から取り外し、折り畳んでファイルに綴じ込めば撤収作業を済ませることができる。ファイルに綴じ込められた台紙は見開くこともできコンパクトに保管ができる。
【0019】
請求項2のファイル式折り畳み写真用台紙を用いると、各ページ区分面において、表側に大きさが異なる透明フィルムを二枚重ねて取付け、少なくとも一つの縦長形写真ポケットと少なくとも一つの横長形写真ポケットが二重に形成してあるので、縦使いと横使いの写真出入口が容易に識別でき、撮影したときの縦使い或いは横使いと同じ向きで写真ポケットに収容でき、写真が見易くなる。
【0020】
請求項3のファイル式折り畳み写真用台紙を用いると、各ページ区分面において、表側に同形の透明フィルムを複数枚並べて取付け、上辺側に写真出入口を有する少なくとも一つの写真ポケットが透明フィルム毎に形成してあるので、台紙を上下方向へ伸展でき、掲示スペース幅が狭い個所でも使用することができる。
【0021】
請求項4のファイル式折り畳み写真用台紙においては、綴じ代と綴じ代片に綴じ穴を設けてあるので、二穴綴じ式ファイルに綴じ込んで使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の台紙伸展途中の写真収容状態を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】同実施例の台紙表側を示す要部説明図である。
【図3】同実施例の台紙裏側の綴じ代片の取付け状態を示す要部説明図である。
【図4】同実施例の図3のX−X線視図である。
【図5】同実施例の台紙伸展途中の裏側を示す斜視図である。
【図6】同実施例の台紙折り畳み途中を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例の台紙伸展途中の写真収容状態を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図8】同実施例の台紙表側の第1透明フィルムの接着部を示す要部説明図である。
【図9】同実施例の台紙表側の第2透明フィルムの接着部を示す要部説明図である。
【図10】同実施例の写真収容状態を示す要部説明図である。
【図11】本発明の第3実施例の台紙表側を示す要部説明図である。
【符号の説明】
A 縦使い写真
B 横使い写真
C、C1、D 台紙
1 折れ線
1a 山折れ線
1b 谷折れ線
2、22 ページ区分面
3、F、23 透明フィルム
4、P、24 写真ポケット
5、25 写真出入口
6 綴じ代
7 綴じ代片
8、16、18、26 外縁接合部
9、17、19 仕切接合部
10 綴じ代片接合部
13a 第1透明フィルム
13b 第2透明フィルム
14a 縦長形写真ポケット
14b 横長形写真ポケット
15a 縦使い写真出入口
15b 横使い写真出入口
20 非接合帯域
21 綴じ穴
Claims (4)
- 横長の台紙の左右両端に綴じ代を設けるとともに屏風状に折り畳み、折れ線によって区切り得られる各ページ区分面において、表側に少なくとも一枚透明フィルムを取付けて少なくとも一つの写真ポケットを形成し、台紙裏側に各谷折れ線に沿って綴じ代片を取付けてなるファイル式折り畳み写真用台紙。
- 各ページ区分面において、表側に大きさが異なる透明フィルムを二枚重ねて取付け、少なくとも一つの縦長形写真ポケットと少なくとも一つの横長形写真ポケットを二重に形成した請求項1記載のファイル式折り畳み写真用台紙。
- 各ページ区分面において、表側に同形の透明フィルムを複数枚並べて取付け、上辺側に写真出入口を有する少なくとも一つの写真ポケットを透明フィルム毎に形成した請求項1記載のファイル式折り畳み写真用台紙。
- 綴じ代と綴じ代片に綴じ穴を設けた請求項1、2又は3記載のファイル式折り畳み写真用台紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002382940A JP2004181926A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | ファイル式折り畳み写真用台紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002382940A JP2004181926A (ja) | 2002-12-03 | 2002-12-03 | ファイル式折り畳み写真用台紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100876072B1 (ko) | 2008-02-29 | 2008-12-26 | 이랄라 | 미니앨범의 제작방법 |
CN108819561A (zh) * | 2018-09-05 | 2018-11-16 | 琴之韵(北京)科技有限公司 | 一种多功能连页文件夹及连页文件簿 |
-
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- 2002-12-03 JP JP2002382940A patent/JP2004181926A/ja active Pending
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KR100876072B1 (ko) | 2008-02-29 | 2008-12-26 | 이랄라 | 미니앨범의 제작방법 |
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