JP2004181179A - 椅子の肘掛け - Google Patents

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Akio Toshima
章雄 戸島
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Abstract

【課題】事務用椅子の機能は全く損なわず、椅子に座ったままの姿勢で、いつでも上半身の筋力トレーニングができる椅子の肘掛けの提供。
【解決手段】本発明は、椅子の座部、または背もたれに固定された支持フレームにコイルばねの一端を固着し、前記コイルばねを弾性材で被覆した、前記コイルばねが片持ち梁構造であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、事務用椅子として使いながら、主に上半身の筋力トレーニングができる椅子の肘掛け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の椅子型の運動器具は、ツイスト運動が主体であったが、事務用椅子としても使えるものは市販されていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
たとえば特許公開平11−113664号に示されているように、事務用椅子として使用するには構造が複雑すぎて、ツイスト運動機能優先のために本来の回転椅子の長所が損なわれている。また、運動の方向も一方向に限られているという問題点があった。
【0004】
男性の場合、デスクワークの合間に体を動かしたいという欲求は強いが、職場に個人的な運動器具を持ち込むことにまだまだ抵抗感があるのが現状である。また、職場に運動器具が設置されている場合でも、わざわざ席を離れて設置場所まで移動して運動することも頻度が高くなるとためらわれる。職場にあっても目立たず、しかも席を離れることなく好きな時に気分転換を兼ねて筋力トレーニングができる器具があったらという男性社員の声が数多く聞かれる。
本発明は、かかる職場での運動の問題点を解決すべくなされたもので、事務用椅子の機能は全く損なわず、椅子に座ったままの姿勢で、いつでも上半身の筋力トレーニングができる椅子の肘掛けを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、椅子の座部、または背もたれに固定された支持フレームにコイルばねの一端を固着し、前記コイルばねを弾性材で被覆した肘掛けを構成する。前記コイルばねは片持ち梁構造となっている。
【0006】
かかる発明によれば、椅子に座り、肘掛け(実際には前記弾性材の上面)に腕を置けば全く通常の事務用椅子としての役目を果たす。運動時は、前記弾性材を前腕で押し下げたり、手でつかみ上へ引き上げたりすると、片持ち梁構造である前記コイルばねがたわみ、その反力として相応の運動負荷が得られ、上半身の筋力トレーニングを行うことができる。
【0007】
(請求項2)さらには、前記コイルばねの他端(自由端)に、鉛直方向にグリップを装着することが望ましい。
【0008】
かかる場合、椅子に座り、両手で左右の肘掛けのグリップを把持すれば、より一層、上肢の力を前記コイルばねに伝達しやすく、また任意な運動方向が取れるため、上半身の幅広い範囲の筋肉に対し運動の方向に応じた選択的な運動負荷を与えることができる。
【0009】
(請求項3)さらには、前記コイルばねの他端(自由端)に、取付け角度を任意に設定できるグリップを装着することが望ましい。
【0010】
かかる場合、グリップ角度の変化と運動方向の変化の組合せにより、請求項2以上の運動バリエーションが生じ、請求項2以上に上半身の幅広い範囲の筋肉に対し選択的な運動負荷を与えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る座部に取り付けられた肘掛けの構成例を示している。図2は本発明に係る肘掛けの断面図その1を示している。
本肘掛けの構成は、椅子の座部50の裏面にねじ止め固定するための取付けブラケット20と、取付けブラケット20に溶接された支持フレーム1と、支持フレーム1に端部を溶接されたコイルばね2と、コイルばね2をすっぽりと覆う弾性材カバー3と、コイルばね2の先端にはめられたキャップ10とから成る。
【0012】
本肘掛けは、コイルばね2の一端が支持フレーム1で固定された片持ち梁構造となっている。コイルばね2には金属製圧縮コイルばねを使用し、運動負荷を考慮して最適な線径、コイル径、巻数を選定する。弾性材カバー3には弾性合成樹脂などの材料を使用する。事務用椅子として使用する場合は弾性材カバー3の上に腕を載せるが、コイルばね2は腕を載せると少したわみ、しかも弾性材カバー3は適度な厚みを持っているためクッション効果もあり、使用感のよい肘掛けとなる。
【0013】
図3は、本発明に係る肘掛けの使用例その1を示している。筋力トレーニングをする場合には、図3のように両肘の内側で左右の弾性材カバー3を挟みこみ、図中の矢印方向、すなわち体側方向へと押し込む運動を行うと、力を加えた方向にコイルばね2がたわみ、コイルばね2のばね強度に応じた運動負荷が体に加わり、図3の場合、主に大胸筋を鍛えることができる。もちろん、弾性材カバー3を直接手で把持し、体側方向、あるいは上方向に引っ張ったり、下方向に押し下げたりと任意の方向に力を加えても、力を加えた方向にコイルばね2がたわみ、コイルばね2のばね強度に応じた運動負荷が得られ、しかも力を加えた方向によってトレーニングの対象となる上肢、肩、あるいは胸の筋肉部位が変化するため、上半身の筋力トレーニングに好適である。
【0014】
図4は、本発明に係る背もたれに取り付けられた肘掛けの構成例を示している。本肘掛けの構成は、基本的には図1の座部50に取り付けられた場合と同様であるが、図4の場合、図示はしていないが、椅子の背もたれ60の裏面に支持フレーム1に溶接された取付けブラケットがねじ止めされ、支持フレーム1がしっかりと固定されている。この構成例の場合、背もたれ60に背中がくっつくように深く椅子に腰かけて弾性材カバー3を下方向に押し下げる運動を行うと、それに連動して背もたれ60が前方へ動こうとするため、その動きに抗するように背中で背もたれ60を押し返せば、自然と腹筋、背筋を使うことになり、腹筋、背筋をも同時に鍛えることができる。
【0015】
図5は、本発明に係る座部に取り付ける肘掛け例その1を示している。図6は、本発明に係る肘掛けの断面図その2を示している。本肘掛けの構成は、椅子の座部50の裏面にねじ止め固定するための取付け座30を有する取付けブラケット20と、取付けブラケット20に溶接された支持フレーム1と、支持フレーム1に端部を溶接されたコイルばね2と、コイルばね2の他端に溶接されたグリップ取付けフレーム4と、グリップ取付けフレーム4に取り付けられたグリップ5と、コイルばね2をすっぽりと覆う弾性材カバー3とから成る。
【0016】
本肘掛けは、図2と同様、コイルばね2の一端が支持フレーム1で固定された片持ち梁構造となっている。図2との違いは、コイルばね2の先端にグリップ取付けフレーム4を介してグリップ5が取り付けられていることである。グリップ5は下方向を向いているため、事務用椅子として使用する場合は邪魔にならない。
【0017】
図7は、本発明に係る肘掛けの使用例その2を示している。筋力トレーニングをする場合には、図7のように両手で左右のグリップ5を把持し、図中の矢印方向、任意の方向へ力を加えると、上肢、肩、胸の幅広い範囲の筋肉に対して運動の方向に応じた選択的な運動負荷を与えることができる。グリップ5がある場合、図3の使用例で取り上げたグリップなしの場合に比べ、運動のバリエーションが多くなり、しかも両手を通して力を効率的にコイルばね2に加えることができる。図7では両肘を弾性材カバー3の外側に置いているが、肘を弾性材カバー3の内側に入れ、体側に密着させてグリップ5を把持すれば、トレーニングの対象となる上肢、肩、あるいは胸の筋肉部位を変化させることができる。さらに、グリップ5を握って、弾性材カバー3を軸に、すなわちコイルばね2を軸にグリップ5を回転させてコイルばね2に捩りを加えるとその反力として相応の負荷が得られ、手首の鍛錬、握力強化に有効である。
【0018】
図8は、本発明に係る座部に取り付ける肘掛け例その2を示している。この場合、グリップ取付けフレーム4はコイルばね2に溶接されておらず、図示はしていないが、コイルばね2に固着された継ぎ手部材にグリップ5が水平な取付け角度になるようにグリップ取付けフレーム4の端部がねじ止めされている。
【0019】
筋力トレーニングをする場合には、両手で左右のグリップ5を把持し、任意の方向へ力を加える。図7のグリップ5を把持した場合と比べ、順手、逆手どちらも使えること、図7の使用時とは腕の開き、握りの高さが変わることにより、力を加える方向の変化と合わせて、負荷のかかる筋肉の組合せが複雑になり、負荷が特定の筋肉部位だけに偏ることを防止できる。グリップ5の取付け角度は任意に設定できるため、個人の好みに応じて取付け角度を決定することもできる。
【0020】
図1、図3、図4、図7の例では、回転椅子に本肘掛けを取り付けた場合を図示しているが、椅子は回転椅子に限られるものではない。3本、あるいは4本の足を持つ、座部が回転しない椅子の場合でも、さらには座椅子の場合でも、本肘掛けを取り付ければ、回転椅子の例と同様、筋力トレーニングが可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る肘掛けを装備した椅子を用いれば、デスクワークの合間に、座ったままの姿勢で、いつでも手軽に上半身の筋力トレーニングを行うことができる。しかも、運動対象となる筋肉部位が偏らず、バリエーションの豊富なトレーニングを行うことができる。また、本発明の肘掛けは構造が単純で、この肘掛けを装備した椅子は通常の事務用椅子と同程度の価格で販売できるため、オフィスで毎日続けられる手軽な運動手段として広く普及する可能性は高く、健康維持に多大の効果を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る座部に取り付けられた肘掛けの構成例を示す図である。
【図2】本発明に係る肘掛けの断面図その1を示す図である。
【図3】本発明に係る肘掛けの使用例その1を示す図である。
【図4】本発明に係る背もたれに取り付けられた肘掛けの構成例を示す図である。
【図5】本発明に係る座部に取り付ける肘掛け例その1を示す図である。
【図6】本発明に係る肘掛けの断面図その2を示す図である。
【図7】本発明に係る肘掛けの使用例その2を示す図である。
【図8】本発明に係る座部に取り付ける肘掛け例その2を示す図である。
【符号の説明】
1 支持フレーム
2 コイルばね
3 弾性材カバー
4 グリップ取付けフレーム
5 グリップ
10 キャップ
20 取付けブラケット
30 取付け座
50 座部
60 背もたれ

Claims (3)

  1. 椅子の座部、または背もたれに固定された支持フレームにコイルばねの一端を固着し、前記コイルばねを弾性材で被覆した、前記コイルばねが片持ち梁構造であることを特徴とする椅子の肘掛け。
  2. 前記コイルばねの他端(自由端)に、鉛直方向にグリップを装着したことを特徴とする請求項1記載の椅子の肘掛け。
  3. 前記コイルばねの他端(自由端)に、取付け角度を任意に設定できるグリップを装着したことを特徴とする請求項1記載の椅子の肘掛け。
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