JP2004180166A - フェーズドアレイアンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】送受信モジュールの空冷上における送風損失を抑えることにより冷却効率の向上を図ったフェーズドアレイアンテナ装置を提供すること。
【解決手段】送受信モジュール3として、ヒートシンク32を有する送受信モジュール本体31が筒体33内に収容された構造を有するものを採用し、かかる送受信モジュール3の複数個は、隣接し合う送受信モジュール3の筒体33同士がゴムパッキン34や嵌め合い35などにより気密に、且つ冷却風がヒートシンク32と接触して通り抜け可能なように縦続接続されて送受信モジュール接続体2を形成している。
【選択図】 図2
【解決手段】送受信モジュール3として、ヒートシンク32を有する送受信モジュール本体31が筒体33内に収容された構造を有するものを採用し、かかる送受信モジュール3の複数個は、隣接し合う送受信モジュール3の筒体33同士がゴムパッキン34や嵌め合い35などにより気密に、且つ冷却風がヒートシンク32と接触して通り抜け可能なように縦続接続されて送受信モジュール接続体2を形成している。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェーズドアレイアンテナ装置に関し、特に送受信モジュールの空冷構造における改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フェーズドアレイアンテナ装置は、各種の送受信モジュールを内蔵しており、それら送受信モジュールは、当該アンテナ装置の稼動時に発熱するので、当該各モジュールにヒートシンクを設けて空冷される。ところで近時におけるフェーズドアレイアンテナ装置の小型化、空冷に要する電力の節減などの要求から、送受信モジュールを一層効率よく空冷することが要求されている。送受信モジュールの空冷の改善に関しては、後記の特許文献1から、空中線素子を接続した送受信モジュールがプレート面に多数並設されて構成された空中線装置(フェーズドアレイアンテナ装置)において、前記送受信モジュールは放熱フィンを一体構成とし、且つ放熱フィンによる通風路が複数の送受信モジュールに共通して形成されるように前記プレートに配置構成した空中線装置が従来公知である。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−304007号公報(特許請求の範囲の請求項1、図1)
【0004】
ところで特許文献1の空冷における放熱フィンは、同文献の図1から明らかな通り、同図上での横方向には一体構成とされているが、同図上での矢印Yの方向(上下の送風方向)では放熱フィン間に隙間があって、これら多数の隙間から冷却空気が送受信モジュール以外の空間にも流れてしまい、冷却効率を下げる原因となっている。また送受信モジュール以外の空間への冷却空気の流出を防止する機構、あるいは冷却空気の流速を各送受信モジュール毎に最適となるよう調整するための機構、を付加しようとすると、多くの部品を設ける必要があり、部品点数の増加のためにフェーズドアレイアンテナ装置全体が大型化して、近時における前記要求に応えることができない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術における如上の実情に鑑みて、送受信モジュールの空冷上における送風損失を抑えることにより冷却効率の向上を図ったフェーズドアレイアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るフェーズドアレイアンテナ装置は、ヒートシンクを有する送受信モジュール本体と上記送受信モジュール本体を収容する筒体とを含む送受信モジュールを複数個備えたフェーズドアレイアンテナ装置であって、上記複数個の送受信モジュールは、隣接し合う送受信モジュールの上記筒体同士が気密に、且つ冷却風が上記ヒートシンクと接触して通り抜け可能なように縦続接続されて送受信モジュール接続体を形成していることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態1を説明するものであって、図1は実施の形態1の概略的な斜視図、図2は図1中に含まれる送受信モジュール接続体2の拡大斜視図、図3は図2の分解斜視図である。図1〜図3において、フェーズドアレイアンテナ装置1は、筐体11、筐体11内に収容された送受信モジュール接続体2、筐体11の矢印Aで示すアンテナ開口面に設置された複数のアンテナ素子(図示せず)、および筐体11内に設置されて後記する送受信モジュール3を駆動するための電源(図示せず)などを含む。筐体11は、その側面に通風口12および通風口13を有する。
【0008】
送受信モジュール接続体2は、図2および図3に示すように、複数の送受信モジュール3を含み、個々の送受信モジュール3は、送受信モジュール本体31、ヒートシンク32、および筒体33を含む。送受信モジュール本体31は、上記アンテナ開口面に設けられた反射板(図示せず)を介して対応するアンテナ素子と電気的に接続されている。
【0009】
各ヒートシンク32は、例えば複数枚の板状のフィンから構成されていて、それらが互いに一定間隔をおいて平行に、後記する冷却風がフィン間を通り抜けるように配置された状態で送受信モジュール本体31の一面(図2、図3では当該本体31の上面)に固定されている。このようなヒートシンク32を有する送受信モジュール本体31は、開口断面が方形の筒体33内に収容されている。また、互いに隣接する送受信モジュール3同士は、固定板21上で各筒体33同士がゴムパッキン34を介して気密に縦続的に、即ち直列に接続配置されている。なお図1においては、固定板21は送受信モジュール本体31の下にあたる筒体33の下面に設けられているが、それ以外の面、即ち側面や上面に設けられも良い。なお図3および後記の諸図においては、固定板21の記載を省略しているが、固定板21がなくても送受信モジュール接続体2の組み立ておよびその形態の維持が可能である場合には、固定板21は省略されてもよい。
【0010】
かかる構造を有する送受信モジュール接続体2は、その一端22が筐体11の通風口12に、その他端23が筐体11の通風口13に、それぞれ対向するように筐体11内に設置されている。したがって通風口12から冷却風を矢印Bの方向に供給すると、冷却風は一端22から送受信モジュール接続体2に入り、ヒートシンク32のフィンと接触しつつそれらの間を通り抜けて、その他端23から矢印Cの方向に筐体11の通風口13から排出される。送受信モジュール接続体2では、前記した従来技術と異なって、送受信モジュール3は気密に縦続接続されているので、当該接続体2内に供給された冷却風の全部が当該接続体2内を通り抜けるので、当該接続体2内に存在するヒートシンク32は効果的に冷却される。また送受信モジュール3自体にて冷却風路が形成されるので、冷却風路を形成するための部品点数を減少させると共に、装置全体の小型化が可能となる。
【0011】
なお本発明において、筒体33としては、種々の態様を包含する。例えばフェーズドアレイアンテナ装置の組み立て作業現場において取り扱われる個々の送受信モジュール本体31自体が、側壁(以下、モジュール本体側壁)や底壁(以下、モジュール本体底壁)などの外壁を有するものである場合、筒体33としては、上記モジュール本体側壁やモジュール本体底壁を筒体33の側壁や底壁の一部として含むものであってもよく、あるいはモジュール本体側壁、底壁を覆う側壁や底壁を有するものであってもよい。
【0012】
実施の形態2.
図4は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態2を説明するものであって、前記図3に対応する送受信モジュール接続体2の分解斜視図である。図4において、個々の送受信モジュール3は、一方の面の4辺に沿って設けられた方形の凸部351と対向面の4辺に沿って設けられた方形の凹部352(点線で示す)とからなる嵌め合い35を有する。隣接する送受信モジュール3同士は、一方の当該モジュールの凸部351が他方のモジュールの凹部352に気密に嵌合して送受信モジュール接続体2が形成されている。実施の形態2は、前記実施の形態1とは、ゴムパッキン34に代えて嵌め合い35が用いられた点において異なり、その他の構成は同じである。
【0013】
実施の形態3.
図5は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態3を説明するものであって、前記図2に対応する送受信モジュール接続体2の拡大斜視図である。図5において、個々の送受信モジュール3は、一方の面の上下2辺に設けられた凸部361と対向面に設けられた凸部362とからなる嵌め合い36、および両側面のそれぞれに着脱自在のパッキンプレート37を有する。隣接する送受信モジュール3同士は、パッキンプレート37を外した状態で、一方の送受信モジュール3の上下凸部361間に生じた凹部に他方の送受信モジュール3の凸部362を嵌合し、且つ嵌合状態においては嵌合部からの冷却風の漏れを防止するために嵌合部の両側にパッキンプレート37が粘着あるいはその他の方法で施されて送受信モジュール接続体2が形成されている。
【0014】
実施の形態3の送受信モジュール接続体2においては、個々の送受信モジュール3の嵌め合い36は、前記実施の形態2の嵌め合い35と異なって左右辺に嵌合のための凸部が存在しないので、個々の送受信モジュール3は、隣接するモジュール3に対して送受信モジュール接続体2の長手方向に直行する方向(左右方向)にはスライド可能であって、スライドさせたい方向にあるパッキンプレート37を外すことにより、送受信モジュール接続体2から抜き取り、あるいは装着が可能である。図5では、一つの送受信モジュール3aを矢印Dの方向に抜き取るために、一方のパッキンプレート37を残し、対向側のパッキンプレート37(図示せず)を剥離して矢印Dの方向に少しスライドさせた状態を示す。
【0015】
送受信モジュール3は、消耗品であるので、上記した通りに着脱自在であると性能劣化したものを調節したり、あるいは新品と交換することが容易となる。
【0016】
実施の形態4.
図6は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態4を説明するものであって、前記図2に対応する送受信モジュール接続体2の拡大斜視図である。図6において、送受信モジュール接続体2は、同図の左端、即ち前記図1の通風口12の側に冷却風を取り入れるためのダクト24と同図の左端、即ち前記図1の通風口13の側に冷却風を排出するためのダクト25とを有する。しかして実施の形態4は、前記実施の形態1、実施の形態2、または実施の形態3とは送受信モジュール接続体2が両ダクト24、25を有する点において異なり、その他の構成は同じである。
【0017】
ダクト24は、冷却風を送受信モジュール接続体2内に効率よく且つ容易に取り入れる作用をなす。例えばダクト24の図6上での左端を図1の通風口12に気密に接続し、さらに筐体11の外部に設置された送風機のような冷却風発生源(図示せず)から冷却風を通風口12およびダクト24を経由して送受信モジュール接続体2内に送り込むようにしてもよく、あるいは筐体11内に設けられた上記冷却風発生源とダクト24とを直結して、あるいは上記冷却風発生源とダクト24を他のダクト(図示せず)を介して接続して冷却風を送受信モジュール接続体2内に送り込むようにしてもよい。またさらに冷却風発生源は、ダクト24内、ダクト25内、さらにはダクト25から他のダクトで引き回した先に設けてもよい。
【0018】
かくして送受信モジュール接続体2に取り入れられた冷却風は、途中で、送受信モジュール接続体2から外部に漏れ出ることなくダクト25から排出されるので、冷却効率が一層向上するので、冷却風発生源が必要とする電力を抑えることが可能となる。
【0019】
実施の形態5.
図7および図8は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態5を説明するものであって、図7は前記図6に対応する送受信モジュール接続体2の一部破断図を含む拡大斜視図であり、図8は図7の断面図のVIII−VIII線に沿った部分断面図ある。実施の形態5での送受信モジュール接続体2は、冷却風の流速を調整する流速調整機構4を有し、実施の形態5はこの点において前記実施の形態4と異なり、その他の構成は同じである。但し図7以降では、一つの送受信モジュール接続体2には四個の送受信モジュール3が含まれるものが例示され、且つ固定板21の記載を省略して図面を簡素化している。
【0020】
前記の実施の形態1〜実施の形態4においては、送受信モジュール接続体2の矢印Bの方から送受信モジュール接続体2内に流入した冷却風は、当該接続体2内を通過中に高温度の送受信モジュール3を冷却する間に自体は漸次温度上昇し、このために当該冷却風の流れの下手に位置する送受信モジュール3の冷却度が不十分となることがある。
【0021】
かかる問題に対して流速調整機構4は、送受信モジュール接続体2内の冷却風入り口から出口に至る間で冷却風路の断面積が漸次小さくなるようにするものであって、ヒートシンク32を構成する複数のフィン各間に設置された(図8参照)細長い三角形状(図7参照)の前記流速調整機構4の一例としての板金体から構成されている。しかして複数の板金体を介在させることにより、送受信モジュール接続体2内の冷却風の通路断面積が上手から下手に進むにつれて漸次小さくなり、このために送受信モジュール接続体2内に供給された一定量に冷却風は、上手から下手に向かうにつれて流速が大きくなって、下手での送受信モジュール3の冷却の程度が向上し、結果的に冷却度の均一化が向上する。
【0022】
実施の形態6.
図9は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態6を説明するものであって、前記図6に対応して、送受信モジュール接続体2の一部破断図を含む拡大斜視図である。実施の形態6では、送受信モジュール接続体2は、実施の形態4において説明したように、冷却風の流れの下手に位置する送受信モジュール3の冷却度が不十分となることの対策として、上手から下手に行くほどヒートシンク32あるいはそのフィンによる放熱率が良好となるように、上手から下手に行くほどフィンの数を多くしてフィンによる放熱の効果を高めて送受信モジュール3の冷却の均一化が図られている。
【0023】
実施の形態6の変形形態として、フィンの数を同じとしてフィンの構成材料の熱伝達率を変えて、例えば上手では鉄および鉄基合金類にて、中間部ではアルミニウムおよびアルミニウム基合金類にて、下手では銅および銅基合金類としてもよい。また放熱効果を一層高めるために、一枚板のフィンに代えて多数の短冊状フィンを用い、それらを千鳥状に配置してもよい。
【0024】
実施の形態7.
図10は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態7を説明するものであって、送受信モジュール接続体2aは、中間ダクト26により他の個所にある別の送受信モジュール接続体2bと接続されており、送受信モジュール接続体2cは、中間ダクト27により他の個所にある別の送受信モジュール接続体2dと接続されている。筐体1(図1参照)内の複数個の送受信モジュール接続体は、一般的に必ずしも同程度に冷却風により冷却されるとは限らす、よって例えば中間ダクト26により送受信モジュール接続体2a、2bを、また中間ダクト27により送受信モジュール接続体2c、2dを接続するなどして、送受信モジュール3の設置位置による冷却度のバラツキを少なくすることができて送風機が必要とする電力を抑えることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】
本発明のフェーズドアレイアンテナ装置は、以上説明した通り、ヒートシンクを有する送受信モジュール本体と上記送受信モジュール本体を収容する筒体とを含む送受信モジュールを複数個備えたフェーズドアレイアンテナ装置であって、上記複数個の送受信モジュールは、隣接し合う送受信モジュールの上記筒体同士が気密に、且つ冷却風が上記ヒートシンクと接触して通り抜け可能なように縦続接続されて送受信モジュール接続体を形成していることを特徴とするものである。したがって、前記した従来技術と異なって、送受信モジュールは気密に縦続接続されているので、送受信モジュール接続体内に供給された冷却風の全部が当該接続体内を通り抜けるので、当該接続体内に存在するヒートシンクは効果的に冷却される。また送受信モジュール自体にて冷却風路が形成されるので、冷却風路を形成するための部品点数を減少させると共に、装置全体の小型化が可能となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の概略的な斜視図。
【図2】図1における送受信モジュール接続体の拡大斜視図。
【図3】図2の分解斜視図。
【図4】実施の形態3における送受信モジュール接続体の分解斜視図。
【図5】実施の形態3における送受信モジュール接続体の拡大斜視図。
【図6】実施の形態4における送受信モジュール接続体の拡大斜視図。
【図7】実施の形態5における送受信モジュール接続体の一部破断拡大斜視図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った部分断面図。
【図9】実施の形態6における送受信モジュール接続体の一部破断拡大斜視図。
【図10】実施の形態7における送受信モジュール接続体の拡大斜視図。
【符号の説明】
1 フェーズドアレイアンテナ装置、11 筐体、12 通風口、
13 通風口、2 送受信モジュール接続体、21 固定板、24 ダクト、
25 ダクト、26 中間ダクト、27 中間ダクト、3 送受信モジュール、
31 送受信モジュール本体、32 ヒートシンク、33 筒体、
34 ゴムパッキン、35 嵌め合い、36 嵌め合い、
37 パッキンプレート、4 流速調整機構。
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェーズドアレイアンテナ装置に関し、特に送受信モジュールの空冷構造における改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フェーズドアレイアンテナ装置は、各種の送受信モジュールを内蔵しており、それら送受信モジュールは、当該アンテナ装置の稼動時に発熱するので、当該各モジュールにヒートシンクを設けて空冷される。ところで近時におけるフェーズドアレイアンテナ装置の小型化、空冷に要する電力の節減などの要求から、送受信モジュールを一層効率よく空冷することが要求されている。送受信モジュールの空冷の改善に関しては、後記の特許文献1から、空中線素子を接続した送受信モジュールがプレート面に多数並設されて構成された空中線装置(フェーズドアレイアンテナ装置)において、前記送受信モジュールは放熱フィンを一体構成とし、且つ放熱フィンによる通風路が複数の送受信モジュールに共通して形成されるように前記プレートに配置構成した空中線装置が従来公知である。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−304007号公報(特許請求の範囲の請求項1、図1)
【0004】
ところで特許文献1の空冷における放熱フィンは、同文献の図1から明らかな通り、同図上での横方向には一体構成とされているが、同図上での矢印Yの方向(上下の送風方向)では放熱フィン間に隙間があって、これら多数の隙間から冷却空気が送受信モジュール以外の空間にも流れてしまい、冷却効率を下げる原因となっている。また送受信モジュール以外の空間への冷却空気の流出を防止する機構、あるいは冷却空気の流速を各送受信モジュール毎に最適となるよう調整するための機構、を付加しようとすると、多くの部品を設ける必要があり、部品点数の増加のためにフェーズドアレイアンテナ装置全体が大型化して、近時における前記要求に応えることができない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術における如上の実情に鑑みて、送受信モジュールの空冷上における送風損失を抑えることにより冷却効率の向上を図ったフェーズドアレイアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るフェーズドアレイアンテナ装置は、ヒートシンクを有する送受信モジュール本体と上記送受信モジュール本体を収容する筒体とを含む送受信モジュールを複数個備えたフェーズドアレイアンテナ装置であって、上記複数個の送受信モジュールは、隣接し合う送受信モジュールの上記筒体同士が気密に、且つ冷却風が上記ヒートシンクと接触して通り抜け可能なように縦続接続されて送受信モジュール接続体を形成していることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態1を説明するものであって、図1は実施の形態1の概略的な斜視図、図2は図1中に含まれる送受信モジュール接続体2の拡大斜視図、図3は図2の分解斜視図である。図1〜図3において、フェーズドアレイアンテナ装置1は、筐体11、筐体11内に収容された送受信モジュール接続体2、筐体11の矢印Aで示すアンテナ開口面に設置された複数のアンテナ素子(図示せず)、および筐体11内に設置されて後記する送受信モジュール3を駆動するための電源(図示せず)などを含む。筐体11は、その側面に通風口12および通風口13を有する。
【0008】
送受信モジュール接続体2は、図2および図3に示すように、複数の送受信モジュール3を含み、個々の送受信モジュール3は、送受信モジュール本体31、ヒートシンク32、および筒体33を含む。送受信モジュール本体31は、上記アンテナ開口面に設けられた反射板(図示せず)を介して対応するアンテナ素子と電気的に接続されている。
【0009】
各ヒートシンク32は、例えば複数枚の板状のフィンから構成されていて、それらが互いに一定間隔をおいて平行に、後記する冷却風がフィン間を通り抜けるように配置された状態で送受信モジュール本体31の一面(図2、図3では当該本体31の上面)に固定されている。このようなヒートシンク32を有する送受信モジュール本体31は、開口断面が方形の筒体33内に収容されている。また、互いに隣接する送受信モジュール3同士は、固定板21上で各筒体33同士がゴムパッキン34を介して気密に縦続的に、即ち直列に接続配置されている。なお図1においては、固定板21は送受信モジュール本体31の下にあたる筒体33の下面に設けられているが、それ以外の面、即ち側面や上面に設けられも良い。なお図3および後記の諸図においては、固定板21の記載を省略しているが、固定板21がなくても送受信モジュール接続体2の組み立ておよびその形態の維持が可能である場合には、固定板21は省略されてもよい。
【0010】
かかる構造を有する送受信モジュール接続体2は、その一端22が筐体11の通風口12に、その他端23が筐体11の通風口13に、それぞれ対向するように筐体11内に設置されている。したがって通風口12から冷却風を矢印Bの方向に供給すると、冷却風は一端22から送受信モジュール接続体2に入り、ヒートシンク32のフィンと接触しつつそれらの間を通り抜けて、その他端23から矢印Cの方向に筐体11の通風口13から排出される。送受信モジュール接続体2では、前記した従来技術と異なって、送受信モジュール3は気密に縦続接続されているので、当該接続体2内に供給された冷却風の全部が当該接続体2内を通り抜けるので、当該接続体2内に存在するヒートシンク32は効果的に冷却される。また送受信モジュール3自体にて冷却風路が形成されるので、冷却風路を形成するための部品点数を減少させると共に、装置全体の小型化が可能となる。
【0011】
なお本発明において、筒体33としては、種々の態様を包含する。例えばフェーズドアレイアンテナ装置の組み立て作業現場において取り扱われる個々の送受信モジュール本体31自体が、側壁(以下、モジュール本体側壁)や底壁(以下、モジュール本体底壁)などの外壁を有するものである場合、筒体33としては、上記モジュール本体側壁やモジュール本体底壁を筒体33の側壁や底壁の一部として含むものであってもよく、あるいはモジュール本体側壁、底壁を覆う側壁や底壁を有するものであってもよい。
【0012】
実施の形態2.
図4は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態2を説明するものであって、前記図3に対応する送受信モジュール接続体2の分解斜視図である。図4において、個々の送受信モジュール3は、一方の面の4辺に沿って設けられた方形の凸部351と対向面の4辺に沿って設けられた方形の凹部352(点線で示す)とからなる嵌め合い35を有する。隣接する送受信モジュール3同士は、一方の当該モジュールの凸部351が他方のモジュールの凹部352に気密に嵌合して送受信モジュール接続体2が形成されている。実施の形態2は、前記実施の形態1とは、ゴムパッキン34に代えて嵌め合い35が用いられた点において異なり、その他の構成は同じである。
【0013】
実施の形態3.
図5は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態3を説明するものであって、前記図2に対応する送受信モジュール接続体2の拡大斜視図である。図5において、個々の送受信モジュール3は、一方の面の上下2辺に設けられた凸部361と対向面に設けられた凸部362とからなる嵌め合い36、および両側面のそれぞれに着脱自在のパッキンプレート37を有する。隣接する送受信モジュール3同士は、パッキンプレート37を外した状態で、一方の送受信モジュール3の上下凸部361間に生じた凹部に他方の送受信モジュール3の凸部362を嵌合し、且つ嵌合状態においては嵌合部からの冷却風の漏れを防止するために嵌合部の両側にパッキンプレート37が粘着あるいはその他の方法で施されて送受信モジュール接続体2が形成されている。
【0014】
実施の形態3の送受信モジュール接続体2においては、個々の送受信モジュール3の嵌め合い36は、前記実施の形態2の嵌め合い35と異なって左右辺に嵌合のための凸部が存在しないので、個々の送受信モジュール3は、隣接するモジュール3に対して送受信モジュール接続体2の長手方向に直行する方向(左右方向)にはスライド可能であって、スライドさせたい方向にあるパッキンプレート37を外すことにより、送受信モジュール接続体2から抜き取り、あるいは装着が可能である。図5では、一つの送受信モジュール3aを矢印Dの方向に抜き取るために、一方のパッキンプレート37を残し、対向側のパッキンプレート37(図示せず)を剥離して矢印Dの方向に少しスライドさせた状態を示す。
【0015】
送受信モジュール3は、消耗品であるので、上記した通りに着脱自在であると性能劣化したものを調節したり、あるいは新品と交換することが容易となる。
【0016】
実施の形態4.
図6は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態4を説明するものであって、前記図2に対応する送受信モジュール接続体2の拡大斜視図である。図6において、送受信モジュール接続体2は、同図の左端、即ち前記図1の通風口12の側に冷却風を取り入れるためのダクト24と同図の左端、即ち前記図1の通風口13の側に冷却風を排出するためのダクト25とを有する。しかして実施の形態4は、前記実施の形態1、実施の形態2、または実施の形態3とは送受信モジュール接続体2が両ダクト24、25を有する点において異なり、その他の構成は同じである。
【0017】
ダクト24は、冷却風を送受信モジュール接続体2内に効率よく且つ容易に取り入れる作用をなす。例えばダクト24の図6上での左端を図1の通風口12に気密に接続し、さらに筐体11の外部に設置された送風機のような冷却風発生源(図示せず)から冷却風を通風口12およびダクト24を経由して送受信モジュール接続体2内に送り込むようにしてもよく、あるいは筐体11内に設けられた上記冷却風発生源とダクト24とを直結して、あるいは上記冷却風発生源とダクト24を他のダクト(図示せず)を介して接続して冷却風を送受信モジュール接続体2内に送り込むようにしてもよい。またさらに冷却風発生源は、ダクト24内、ダクト25内、さらにはダクト25から他のダクトで引き回した先に設けてもよい。
【0018】
かくして送受信モジュール接続体2に取り入れられた冷却風は、途中で、送受信モジュール接続体2から外部に漏れ出ることなくダクト25から排出されるので、冷却効率が一層向上するので、冷却風発生源が必要とする電力を抑えることが可能となる。
【0019】
実施の形態5.
図7および図8は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態5を説明するものであって、図7は前記図6に対応する送受信モジュール接続体2の一部破断図を含む拡大斜視図であり、図8は図7の断面図のVIII−VIII線に沿った部分断面図ある。実施の形態5での送受信モジュール接続体2は、冷却風の流速を調整する流速調整機構4を有し、実施の形態5はこの点において前記実施の形態4と異なり、その他の構成は同じである。但し図7以降では、一つの送受信モジュール接続体2には四個の送受信モジュール3が含まれるものが例示され、且つ固定板21の記載を省略して図面を簡素化している。
【0020】
前記の実施の形態1〜実施の形態4においては、送受信モジュール接続体2の矢印Bの方から送受信モジュール接続体2内に流入した冷却風は、当該接続体2内を通過中に高温度の送受信モジュール3を冷却する間に自体は漸次温度上昇し、このために当該冷却風の流れの下手に位置する送受信モジュール3の冷却度が不十分となることがある。
【0021】
かかる問題に対して流速調整機構4は、送受信モジュール接続体2内の冷却風入り口から出口に至る間で冷却風路の断面積が漸次小さくなるようにするものであって、ヒートシンク32を構成する複数のフィン各間に設置された(図8参照)細長い三角形状(図7参照)の前記流速調整機構4の一例としての板金体から構成されている。しかして複数の板金体を介在させることにより、送受信モジュール接続体2内の冷却風の通路断面積が上手から下手に進むにつれて漸次小さくなり、このために送受信モジュール接続体2内に供給された一定量に冷却風は、上手から下手に向かうにつれて流速が大きくなって、下手での送受信モジュール3の冷却の程度が向上し、結果的に冷却度の均一化が向上する。
【0022】
実施の形態6.
図9は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態6を説明するものであって、前記図6に対応して、送受信モジュール接続体2の一部破断図を含む拡大斜視図である。実施の形態6では、送受信モジュール接続体2は、実施の形態4において説明したように、冷却風の流れの下手に位置する送受信モジュール3の冷却度が不十分となることの対策として、上手から下手に行くほどヒートシンク32あるいはそのフィンによる放熱率が良好となるように、上手から下手に行くほどフィンの数を多くしてフィンによる放熱の効果を高めて送受信モジュール3の冷却の均一化が図られている。
【0023】
実施の形態6の変形形態として、フィンの数を同じとしてフィンの構成材料の熱伝達率を変えて、例えば上手では鉄および鉄基合金類にて、中間部ではアルミニウムおよびアルミニウム基合金類にて、下手では銅および銅基合金類としてもよい。また放熱効果を一層高めるために、一枚板のフィンに代えて多数の短冊状フィンを用い、それらを千鳥状に配置してもよい。
【0024】
実施の形態7.
図10は、本発明のフェーズドアレイアンテナ装置における実施の形態7を説明するものであって、送受信モジュール接続体2aは、中間ダクト26により他の個所にある別の送受信モジュール接続体2bと接続されており、送受信モジュール接続体2cは、中間ダクト27により他の個所にある別の送受信モジュール接続体2dと接続されている。筐体1(図1参照)内の複数個の送受信モジュール接続体は、一般的に必ずしも同程度に冷却風により冷却されるとは限らす、よって例えば中間ダクト26により送受信モジュール接続体2a、2bを、また中間ダクト27により送受信モジュール接続体2c、2dを接続するなどして、送受信モジュール3の設置位置による冷却度のバラツキを少なくすることができて送風機が必要とする電力を抑えることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】
本発明のフェーズドアレイアンテナ装置は、以上説明した通り、ヒートシンクを有する送受信モジュール本体と上記送受信モジュール本体を収容する筒体とを含む送受信モジュールを複数個備えたフェーズドアレイアンテナ装置であって、上記複数個の送受信モジュールは、隣接し合う送受信モジュールの上記筒体同士が気密に、且つ冷却風が上記ヒートシンクと接触して通り抜け可能なように縦続接続されて送受信モジュール接続体を形成していることを特徴とするものである。したがって、前記した従来技術と異なって、送受信モジュールは気密に縦続接続されているので、送受信モジュール接続体内に供給された冷却風の全部が当該接続体内を通り抜けるので、当該接続体内に存在するヒートシンクは効果的に冷却される。また送受信モジュール自体にて冷却風路が形成されるので、冷却風路を形成するための部品点数を減少させると共に、装置全体の小型化が可能となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の概略的な斜視図。
【図2】図1における送受信モジュール接続体の拡大斜視図。
【図3】図2の分解斜視図。
【図4】実施の形態3における送受信モジュール接続体の分解斜視図。
【図5】実施の形態3における送受信モジュール接続体の拡大斜視図。
【図6】実施の形態4における送受信モジュール接続体の拡大斜視図。
【図7】実施の形態5における送受信モジュール接続体の一部破断拡大斜視図。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った部分断面図。
【図9】実施の形態6における送受信モジュール接続体の一部破断拡大斜視図。
【図10】実施の形態7における送受信モジュール接続体の拡大斜視図。
【符号の説明】
1 フェーズドアレイアンテナ装置、11 筐体、12 通風口、
13 通風口、2 送受信モジュール接続体、21 固定板、24 ダクト、
25 ダクト、26 中間ダクト、27 中間ダクト、3 送受信モジュール、
31 送受信モジュール本体、32 ヒートシンク、33 筒体、
34 ゴムパッキン、35 嵌め合い、36 嵌め合い、
37 パッキンプレート、4 流速調整機構。
Claims (7)
- ヒートシンクを有する送受信モジュール本体と上記送受信モジュール本体を収容する筒体とを含む送受信モジュールを複数個備えたフェーズドアレイアンテナ装置であって、上記複数個の送受信モジュールは、隣接し合う送受信モジュールの上記筒体同士が気密に、且つ冷却風が上記ヒートシンクと接触して通り抜け可能なように縦続接続されて送受信モジュール接続体を形成していることを特徴とするフェーズドアレイアンテナ装置。
- 上記送受信モジュール接続体に含まれる少なくとも一部の送受信モジュールは、隣接する送受信モジュールとは着脱自在に接続され、着状態においては接続個所を気密にする気密手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ装置。
- 上記気密手段は、パッキンプレートであることを特徴とする請求項2記載のフェーズドアレイアンテナ装置。
- 上記送受信モジュール接続体内における上記冷却風の流速を調整する流速調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ装置。
- 上記送受信モジュール接続体を構成する少なくとも一部の送受信モジュールの上記ヒートシンクは、他の送受信モジュールのヒートシンクとは熱伝達性能が異なることを特徴とする請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ装置。
- 上記送受信モジュール接続体は、その一端に冷却風取り入れダクトを、他端に冷却風排気ダクトを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項記載のフェーズドアレイアンテナ装置。
- 上記送受信モジュール接続体の複数個が中間ダクトを介して気密に接続されたことを特徴とする請求項1または請求項6記載のフェーズドアレイアンテナ装置。
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