JP2004178370A - 高速インターネット利用によるパソコンに向けて、新聞記事の閲覧と主要な新聞記事項目の一覧表示と、この主要な記事について解説する動画、ならびに付帯の音声サウンドを一括同時に配信するニュースコンテンツの生成 - Google Patents

高速インターネット利用によるパソコンに向けて、新聞記事の閲覧と主要な新聞記事項目の一覧表示と、この主要な記事について解説する動画、ならびに付帯の音声サウンドを一括同時に配信するニュースコンテンツの生成 Download PDF

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健治 荒井
Masaki Kijima
木島正樹
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Abstract

【課題】インターネット情報提供会社との間で高速インターネットを利用して配信契約する視聴者のパソコンに向けて、主要な新聞記事の週間ランキング表示と、新聞紙面、もしくは紙面1個面内の任意に選択された記事部を拡大・縮小・スクロールできる表示と、週間ランキングされた新聞記事について解説する動画と、動画に付帯する音声サウンドを各素材として、同パソコンに一括して表示・出力させるニュースコンテンツを生成する。
【解決手段】新聞社の新聞編集・制作システムから写真を含む新聞紙面データを抽出し、パソコンで閲覧表示できる電子新聞用のデータに変え、各紙面の紙面掲載面積の大きい順からニュース・ランキング画面を生成し、この新聞記事についてニュース解説する動画・音声サウンドを編成してデータ処理し、高速インターネット対応のニュースコンテンツを生成する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速インターネットサービを対象とした高速インターネット用のニュースコンテンツに係り、より具体的には紙面型電子新聞として制作されるニュース記事、および同ニュース記事に関連するメディア情報の合成によるニュースコンテンツの作成手法に関する。
【0002】
【従来の技術】
新聞紙面記事のテレビ放送において、その紙面の記事掲載の大きさを判定し、記事ニュースのランク付けをおこなう記事ニュース関連テレビ番組は一部のアナログ地上テレビ放送局で従来から放映されている。また一定の期間の新聞紙面とその掲載記事について解説する報道番組は一部のCS(通信衛星)デジタルテレビ放送で従来から放送されている。一方、テレビ放送媒体以外のニュースメディアにおいては高速インターネットを通じて閲覧者のパソコンに向けて、新聞紙面情報のみを提供する配信サービスは従来から一部の新聞業界で事業化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のテレビ放送のニュース関連番組、ならびに報道番組における新聞紙面を見せる放映は、そのテレビ画面に映し出される解像性の面から視覚面からの評価では紙面中の見出しの大きな活字などは判読できるものの、ハイビジョン放送以外には記事本文の小活字までを判読が困難である。一方において、テレビ番組で新聞紙面を映し出す中で映像提供される記事の小活字の判読までを可能とさせるための紙面記事部を適度にズームアップし、閲覧したい記事を選択させ、かつ、テレビ画面中の記事を十全に閲覧するに足りる時間帯を確保した番組は見当たらない。このテレビ放映の中の新聞記事を対象とした視覚性や解像性からの評価に至る技術の限界は、ビデオカメラ自体の紙面を撮影する場合の解像性能に依存し、この解像性能を向上させるためにズームアップ手段が選択できるが、ズームアップが過多になると“記事文章の前後の情報を判読しながらニュースを理解する”という、いわゆる文章の前後関係から情報を認知する活字媒体の特色である“判読解釈の容易性”がテレビ画面の制約から減少することになり、テレビ放映内の新聞記事の閲覧については認知性、判読性の面から課題が生じていた。
【0004】
現状までのテレビ放映においは、該当テレビ番組に向けて提供される新聞紙面が提供元の新聞社が持つ“提供記事に関する著作権”により、番組内における表現と運用の制度限界もあり、新聞紙による広報手段以外の分野において、新規の発明等による新聞記事ニュース提供手法、ならびにニュースコンテンツが待たれる課題でもある。
【0005】
上記の従来の技術に記載の、高速インターネットによる閲覧者パソコンに向けた一部の新聞業界による新聞紙面情報の提供例は、基本的に従来の新聞紙面である活字メディアに限定した紙面の電子データ化とその配信の枠に留まり、パソコン画面における十分な閲覧性能を持たせた新聞記事ニュース等の活字媒体表現と、これに連動させた複合的な映像メディア等による視覚的、および聴覚的感覚に依拠する伝達媒体を付加したニュース提供手法には至っていない。
【0006】
従来には、メディアの受け手側が求める新規のニュースコンテンツとしての要件に対し、ニュース提供側からの新聞記事に加え、視覚に訴求する動画や聴覚に訴求する音声サウンドなどを複合的に同送される“複合メディア手法、かつ、ニュースの選択機能の提供”の例は従来にはない。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたもので、ニュース提供側から視聴者パソ
コンに向け、新聞見出しの大活字にとどまらず、記事本文の小活字に至るまでを判読できる精細な閲覧性能を具備した紙面情報の提供をおこない、かつ、ニュース提供側からのニュースの重要度、すなわち紙面組版の面積に依拠する紙面記事ごとについての自動選択サービスを提供し、合わせて選択された主要ニュースについての解説を動画、および音声サウンドで編成したニュースコンテンツを制作、提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明による高速インターネット用ニュースコンテンツは既存の新聞編集・制作系システムで作成された邦字、ならびに英字の各紙面データを素材として、これらをニュースコンテンツにすべき電子新聞用データに変換するための前処理の手段とコンテンツの一素材となるスタジオで収録したニュース解説のビデオテープから得られるニュース解説の動画像に付帯する音声サウンドの前処理の手段と、これらの新聞紙面と選択ニュース解説の音声・サウンドの各素材データを電子新聞データサーバに蓄積・格納の後にコンテンツ制作サーバに転送する手段と、コンテンツ制作サーバ内のコンテンツ制作プログラムによって制作する本発明のコンテンツのデータと、同サーバで搭載する新聞紙面の表示部を拡大・縮小表示・スクロール(上下左右への画面送り)する機能ソフトをともにコンテンツ配信サーバに転送する手段と、更に、このコンテンツ成果物をコンテンツ配信サーバからインターネット情報提供システム経由で視聴者パソコンに高速インターネットを通じて配信する手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】
本発明の高速インターネット用ニュースコンテンツは第1のコンテンツ素材となる新聞紙面系の素材データにおいては、新聞編集系、および、新聞制作系の既存システムにおける固有の新聞紙面データファイル構成を本発明に係る新システムの「ゲートウェイ装置」、および、「2値→多値変換装置」により、新聞紙面データをパソコンなどのコンピュータ表示系で表示させるためのデータの形式と構造についての変換をおこない、この変換されたコンピュータ等表示用データを一時的に電子新聞データサーバに蓄積・格納する機能を具備することができる。より詳細、かつ具体的には、新聞紙面をパソコンで閲覧することを目的とした電子新聞用のデータに変えるための処理手段として本来から新聞などをはじめとする印刷媒体用の表示形態、すなわち、印刷紙上におけるインキによるドットゲインの大小により、印刷紙上に濃淡表現するのに適した白黒2値データで構成のJBIG(Joint Bi−Level Image Group)構成のものを特定業界から公開されているコンピュータ業界汎用の画像ファイル形式であるTIFF(Tagged Image FileFormat)に変換する。更にこの2値で表現されているデジタイズ画像ファイルを「2値→多値変換装置」により、パソコンなどコンピュータの表示系に必要な多値データとして構成できる国際標準静止画ファイル形式であるJPEG(Joint Photographic Expert Group)に変換する。更にこのパソコン等表示用として多値データ形式に変換された紙面データを電子新聞データサーバに本コンテンツ作成のための“新聞紙面前処理データ”として転送の後、更にこれをコンテンツ制作サーバに転送し、蓄積・格納する手段を具備することができる。
【0009】
上記の高速インターネット用ニュースコンテンツにおいて第2のコンテンツ素材としての英字紙面の素材データにおいては、英字紙面制作を目的とした既存のページレイアウトシステム固有のデータファイル形式を「ゲートウェイ装置」により静止画ファイルのための国際標準データファイル形式であるJPEGに変える手段、およびこのパソコン表示用に多値データで形成されている英字紙面データを電子新聞データサーバに本コンテンツ作成のための“英字紙面前処理データ”として転送、更にこのサーバからコンテンツ制作サーバに転送し、蓄積・格納する手段を具備することができる。
【0010】
上記の高速インターネット用ニュースコンテンツにおいて、第3のコンテンツ素材としての週間ベスト10ニュースについて解説する動画においては、スタジオ収録テープに納められた画像を再生の後、この画像データについてのエンコード化を実施し、このエンコード済みデータを「動画エンコード処理端末による画像の前処理済みデータ」としてコンテンツ制作サーバに転送し、蓄積・格納する手段を具備することができる。
【0011】
上記の高速インターネット用ニュースコンテンツにおいて、邦字、ならびに英字の紙面データ等と同期させるためのスタジオで収録・制作されるニュース解説動画に付帯する音声・サウンドデータについては、エンコード用クライアント端末によりエンコード処理をおこない、そのコード化されたデータを本コンテンツ作成のための“音声サウンド前処理データ”として電子新聞データサーバに転送し、更にこれをコンテンツ制作サーバに転送、蓄積・格納する手段を具備することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、図1〜図9を参照して本発明による高速インターネット用ニュースコンテンツの制作の実施形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の実施の形態を説明する全体図である。
図2は本発明の第1の実施形態として邦字系紙面素材データの前処理とこの処理後データによりコンテンツ制作が開始できるまでの形態を説明するフローチャートである。
図3は本発明の第2の実施形態として英字紙面素材の前処理と前処理後データによりコンテンツ制作が開始できるまでの形態を説明するフローチャートである。
図4は本発明の第3の実施形態としてニュース解説の動画収録データについての前処理と前処理後データによりコンテンツ制作が開始できるまでの形態を説明するフローチャートである。
図5は本発明の第4の実施形態としてニュース解説動画に付帯する音声サウンドデータについての前処理と前処理後データによりコンテンツ制作が開始できるまでの形態を説明するフローチャートである。
図6は本発明の第5の実施形態として前処理済みの各素材データをもとにコンテンツ作成プログラム処理により、本コンテンツが制作される実施形態を説明するフローチャートである。
図7は本発明の第6の実施形態として制作されたコンテンツ成果物がインターネット情報提供サービス社とインターネットを経由してインターネットと接続されている視聴者パソコンに配信されるまでの処理過程を説明するフローチャ−トである。
【0014】
なお、本実施の形態では下記のように用語を使い分ける。
「邦字新聞編集・制作システム(既存)」;既存の邦字新聞についての記事集信、編集、組み版、刷版出力制御などを含む新聞編集・制作システム。
「英字新聞編集・制作システム(既存)」;既存の英字新聞についての記事集信。
編集(DTP:Desktop Publishing)、組み版、刷版出力制御などを含む新聞編集・制作システム。
「動画・音声サウンドのスタジオ収録・編集」;本発明コンテンツの選択ニュースについての解説動画、および、これに付帯する音声サウンドについてのコンテンツ作成のための前処理工程。
「TIFFゲートウェイ」;既存の新聞編集・制作システムから邦字紙面データを受信し、電子新聞用の画像ファイル形式(フォーマット)に変換するデータ形式変換装置。
「英字ゲートウェイ」;既存の英字新聞編集・制作システムから英字紙面デーを受信し、電子新聞用の画像ファイル形式(フォーマット)にソフトウェア処理により変換するゲートウェイ装置。
「データ構造変換装置(2値多値変換装置)」;邦字紙面の白黒2値で構成さる邦字紙面データをパソコン上に表示させるために白黒多値のデータ構造に変えるコンピュータ。
「動画エンコード処理端末」; スタジオ収録されたニュース記事を解説する動画のエンコード処理をおこない、動画データファイルを作成するコンピュータ「音声・サウンドのエンコード処理端末」;選択ニュース解説動画に付帯するナログ音声サウンドのエンコード処理をおこない、音声サウンドデータファイルを作成するクライアント端末。
「電子新聞データサーバ」;コンテンツ素材データとしての邦字紙面データ、英字紙面データ、および、ニュース解説の動画に付帯する音声・サウンドデータをコンテンツ作成のため各素材データファイルとして登録・格納する管理サーバ
「コンテンツ制作サーバ」;コンテンツの各素材データを受信し、これによる本コンテンツ作成プログラム処理と、これによるコンテンツ作成後データ(成果物)をコンテンツ配信会社へ送信するサーバ。
「コンテンツ配信サーバ」;本コンテンツをコンテンツ制作サーバから受信、蓄積・格納した後、および本コンテンツをインターネット側(インターネット情報提供会社)に配信するサーバ。
【0015】
図1の示す本発明に係る請求項1〜請求項5、および実施の形態を説明する全体構成図において、既存の邦字新聞編集・制作システムに蓄積・格納されている邦字新聞紙面データは電子新聞用に対応させるためにデータ形式とデータ構造をそれぞれ変換するデータ形式変換装置、ならびにデータ構造変換装置によって変換処理され、電子新聞データサーバへ転送され、一時的に蓄積・格納される。更にこのデータ形式が変換された紙面データは、コンテンツ制作サーバへ転送されて他のコンテンツ作成素材とともにコンテンツ生成のための前処理済みデータとなる。既存の英字新聞編集・制作システムに蓄積・格納されている英字新聞データは電子新聞用に対応させるためのデータ形式変換装置を介して電子新聞データサーバへ一時的に蓄積・格納され、更にコンテンツ制作サーバへ転送されて他のコンテンツ素材とともにコンテンツ生成のための前処理済みデータとなる。“週間ニュースベスト10”について解説するスタジオにおける動画に同期し、付帯する音声サウンドはスタジオ収録・編集、およびテープ再生の後に音声サウンドのエンコード処理を介し、デジタルコード化され、電子新聞データサーバへ一時的に蓄積・格納、更にコンテンツ制作サーバへ転送されて他の素材とともにコンテンツ生成のための前処理済みデータとなる。同様に上記の収録テープから再生される動画もエンコード処理化されてコンテンツ制作サーバへ転送され、他のコンテンツ作成素材とともにコンテンツ生成のための前処理済みデータとなる。
これらのコンテンツ作成のための各素材についての前処理済みデータをもとに、コンテンツ制作サーバで実施されるコンテンツ制作プログラム処理により本ニュースコンテンツを生成し、コンテンツ成果物としてコンテンツ配信サーバに転送、更にインターネット情報提供システムを通じ、高速インターネット回線網を介して視聴者パソコンに配信される。
【0016】
<実施の形態1>
本発明のコンテンツ制作の過程における邦字新聞紙面データの前処理の実施形態は、既存の邦字新聞編集・制作システムから紙面データを抽出して電子新聞化に必要なデータ変換処理をおこない、本コンテンツ作成のためのコンテンツ作成サーバに該当の紙面データを転送して蓄積・格納するまでの工程をおこなうものである。図2は、本実施の形態1を説明するためのフローチャートである。同フローチャートを構成するデータ処理は以下の5つに分類することができる。
1.新聞編集・制作システム(既存)からの紙面データの抽出
2.邦字紙面データの形式変換
3.紙面データの構造変換
4.変換処理後の邦字紙面データの一時的な蓄積・格納
5.変換処理後の邦字紙面データのコンテンツ作成サーバへの転送
【0017】
1.フローチャート図2における処理201の説明。
処理201は邦字紙面データ抽出のための最初の工程を示している。広範囲なジャンルにわたるニュース記事や写真、イラスト、および広告などの新聞紙面を構成するニュース素材をもとに編集、レイアウト組み版化、完成される邦字による各新聞紙面データは、図1の全体構成図の邦字新聞編集・制作システム(既存)に既に蓄積、格納されている。この紙面データは既存の同システムから一方においては、従来から常態として新聞印刷のための印刷工程システムに向けて出力されるが、これと平行して本コンテンツ作成用、すなわち電子新聞用の処理工程に向けても同システムからの該当紙面データの出力が計られる。この段階における電子新聞用の処理工程向けに出力を計る新聞紙面データ種は、本コンテンツにおいてパソコンによる表示を可能とさせる、あらかじめ計画する便宜的に呼称される1面、国際面、経済面、社会面等の個々の紙面を単位とするデータである。
【0018】
2.フローチャート図2における処理202の説明。
前記の処理201において得られる本コンテンツ用の邦字紙面データは、本来の新聞印刷用インキによる濃淡表現に適する白黒の2値(Binary)で表現された特定の新聞制作システムメーカーの圧縮データ(JBIG: Joint Bi−Level Image Group)形式である。この新聞印刷用に用意された既存の邦字紙面データを電子新聞に適した紙面データ形式へ置き換えるために、第1段階として特定業界が公開するヘッダー、ディレクトリー、Tagデータで構成されるコンピュータ業界汎用の画像ファイル形式(TIFF:Tagged Image File Format)への変換処理をゲートウェイ装置(TIFFゲートウェイ)でおこなう。
【0019】
3.フローチャート図2における処理203の説明。
前記の処理202によって得られる2値のコンピュータ業界汎用の画像ファイル形式(TIFF)による紙面データを第二段階として、カラー、ならびにモノクロの2表色系についてパソコンなどのコンピュータ表示系に適した多値データ構成とするため、国際標準静止画ファイル形式であるJPEGへの変換処理を2値→多値変換装置によりおこなう。
【0020】
4.フローチャート図2における処理204の説明。
前記の処理203において得られる多値データ構成である国際標準静止画ファイル形式(JPEG)に変換された紙面データは、本コンテンツ作成用に各紙面ごとの年月日情報、ならびに各紙面データのファイル名を示す管理情報を付帯させた上で電子新聞データサーバに転送され、蓄積・格納される。
【0021】
5.フローチャート図2における処理600の説明。
前記の処理204において電子新聞データサーバに蓄積・格納された各紙面データは、同サーバに蓄積・格納されるコンテンツ作成用素材となるJPEG化される英字紙面データ、および同音声サウンドデータと平行してアップロードによるファイル転送プロトコル(FTP;File Transfer Protocol)通信によりコンテンツ作成サーバに転送、同サーバ所定の紙面ディレクトリーに格納される。
【0022】
<実施の形態2>
本発明のコンテンツ制作における英字新聞紙面データの前処理の実施形態は、既存の英字新聞編集・制作システムから英字紙面データを抽出し、電子新聞化に必要な複数のデータ変換処理をおこない、本コンテンツ作成のためのコンテンツ作成サーバに該当の英字紙面データを転送するまでの工程をおこなうものである。
図3は本実施の形態を説明するためのフローチャートである。同フローチャートを構成するデータ処理は以下の4つに分類することができる。
1.英字新聞編集・制作システムからの英字紙面データの抽出
2.英字系紙面データのデータ形式変換
3.変換処理後の英字紙面データの一時的蓄積・格納
4.変換処理後の英字紙面データのコンテンツ作成サーバへの転送
【0023】
1.フローチャート図3における処理301の説明。
処理301は英字紙面データ抽出のための最初の工程を示している。
邦字新聞紙面データと同様に、広いジャンルからのニュース記事、写真、イラスト、広告記事などの紙面用構成素材データを元に編集され、レイアウト組み版化により完成された英字の各紙面データは、図1の全体構成図の英字新聞編集・制作システムに蓄積・格納されている。この紙面データは同システムから一方において、従来から常態として新聞印刷のための印刷工程システムに向けて出力されるが、これと平行して電子新聞用の本コンテンツ作成に向けても、同システムから該当の紙面データの出力が計られる。この段階における電子新聞用の処理工程向けとして出力を計る英字の新聞紙面データ種は、本コンテンツにおいてパソコンによる表示を可能とさせる、あらかじめ計画する英字新聞の各個面を単位とする英字紙面データである。
【0024】
2.フローチャート図3における処理302の説明。
前記の処理301において得られる本コンテンツ作成に必要な英字紙面データは、新聞印刷における印刷インキによる濃淡表現に適する白黒の2値(Binary)で表現されている。この新聞印刷用に特定された英字紙面データを英字紙面のページ組み版のためのページレイアウトソフト、ページ記述言語、およびグラフィックソフトの処理と変換の手法を通してカラー、ならびにモノクロの2表色系においてパソコンなどのコンピュータ表示系に適した多値データ構成である
JPEGによるデータ形式に変換する前処理を英字ゲートウェイ装置においておこなう。
【0025】
3.フローチャート図3における処理303の説明。
前記の処理302において得られる多値データ構成であるJPEGに変換された各英字紙面データは、本コンテンツ作成のための該当する個々の英字紙面データについて年月日情報、および各英字紙面データのファイル名の管理情報を付帯させた上で電子新聞データサーバに一時的に蓄積・格納される。
【0026】
4.フローチャート図3における処理600の説明。
前記の処理303において電子新聞データサーバに蓄積・格納された該当の各英字紙面データは、同サーバに蓄積・格納される本コンテンツ作成用の素材となるJPEG化された邦字紙面データ、および音声サウンドデータと平行してアップロードによるFTP通信によりコンテンツ作成サーバに転送、同サーバ所定の紙面ディレクトリーに格納される。
【0027】
<実施の形態3>
本発明のコンテンツ制作における動画像データの前処理の実施形態は、“週間ベスト10ニュース”について解説者等によるニュース解説をスタジオでビデオカメラによるスタジオ収録から、画像データの前処理を経て、本コンテンツ作成のためにコンテンツ作成サーバに該当の英字紙面データを転送するまでの工程をおこなうものである。図4は本実施の形態を説明するフローチャートである。同フローチャートを構成するデータ処理は、以下の5つに分類することができる
1.“週間ベスト10ニュース”について解説する動画像のスタジオ収録
2.動画像のビデオテープの再生
3.動画のエンコード・編集・画質補正・ファイル形式変換
4.動画データの一次蓄積・格納
5.動画データのコンテンツ作成サーバへの転送
【0028】
1.フローチャート図4における処理401の説明。
処理401は“週間ベスト10ニュース”について解説する動画像についての最初の処理工程を示している。週間の邦字紙面データ、および英字紙面データの前処理と平行して“週間ベスト10ニュース”について解説する動画像、ならびにこれに同期して付帯する音声サウンドについては、最初の段階としてスタジオにて収録される。ここでの処理401は、ビデオカメラによる動画の収録過程を示している。1週間分の広範、かつ多量なニュース記事から選択される“週間ベスト10ニュース”について解説をおこなう動画番組としてのスタジオ収録、および編成は、特定の週間曜日にその収録が実施される。
【0029】
2.フローチャート図4における処理402の説明。
上記処理401の工程において収録された“週間ベスト10ニュース”の解説動画はビデオテープに収録されている。編成予定となる動画はこの収録ビデオテープからビデオ再生装置により再生される。
【0030】
3.フローチャート図4における処理403の説明。
上記の処理402の工程において再生されたビデオ動画は、ビデオ再生装置に接続されている動画エンコード処理端末によりエンコード化され、データファイル化される。更にこの動画データファイルについては、同端末にインストールされた画像編集ソフトにより予め規定する編成時間枠(約1分30秒)で編集され、画質補正を施した後、動画・音声データ圧縮の国際標準であるMPEG−1
(Moving Picture Expert Group−1)データ形式に圧縮・変換する。この圧縮度は事前に運用で用いる規定枠内のデータ量に圧縮される。
【0031】
4.フローチャート図4における処理404の説明。
前記の処理403において得られる“週間ベスト10ニュース”について解説する動画データは、本コンテンツ作成に向けて、編集の年・月・日・時間の情報、同画像ファイル名の管理情報を付帯させた上で動画エンコード処理端末の画像ファイル用フォルダーに蓄積・格納される。
【0032】
5.フローチャート図4における処理600、および処理405の説明。
前記の処理404において得られる動画エンコード処理端末に蓄積・格納された“週間ベスト10ニュース”を解説する動画像データは、本コンテンツ作成のための他のコンテンツ素材、すなわち、フローチャート図4の処理405に示される電子新聞データサーバに蓄積・格納されるJPEGの邦字紙面データ、同英字紙面データ、および音声サウンドデータと平行してコンテンツ作成サーバに
FTP転送され、同作成サーバに蓄積・格納される。
【0033】
<実施の形態4>
本発明のコンテンツ制作における音声サウンドの前処理の実施形態は、“週間ベスト10ニュース”について解説をするビデオ動画に同期する音声サウンドの収録を動画とともにおこない、視聴者パソコンへのオーディオ出力を目的とする下記の前処理を実施し、これを他のコンテンツ素材データであるJPEG化されている邦字紙面データ、同英字紙面データ、および動画データと平行して本コンテンツ作成のためのコンテンツ作成サーバに転送するまでの工程をおこなうものである。図5は本実施の形態を説明するためのフローチャートである。同フローチャートを構成するデータ処理は以下の5つに分類することができる。
1.“週間ベスト10ニュース”について解説する動画に付帯する音声サウンドのスタジオ収録
2.スタジオ収録後のビデオテープの再生
3. 音声サウンドのエンコード・編集・音質補正・データファイルの形式変換
4.音声サウンドデータの電子新聞データサーバへの蓄積・格納
5.音声サウンドデータのコンテンツ作成サーバへの転送
【0034】
1.フローチャート図5における処理501の説明。
処理501は週間ベスト10ニュースについて解説する動画に同期して付帯する音声サウンドの処理として最初の工程を示している。1週間の紙面データに平行して“週間ベスト10ニュース”について解説する動画とこれに同期、付帯する音声サウンドについては、スタジオにてビデオカメラにより収録される。1週間分の広範、かつ多量なニュース記事から“週間ベスト10ニュース”について解説をおこなう動画番組の音声サウンドの収録運用は、その画像とともに特定の週間曜日に収録編成される。
【0035】
2.フローチャート図5における502の説明。
上記の処理501の工程において収録された“週間ベスト10ニュース”を解説する動画とその音声サウンドは、ビデオテープに収録されている。この収録ビデオテープからビデオ再生装置により動画と共にその音声サウンドも再生される。
【0036】
3.フローチャート図5における処理503の説明。
上記の処理502の工程において再生された音声サウンドは、ビデオ再生装置に接続されている音声サウンドについてのエンコード処理端末によりエンコード化され、オーディオ編集ソフトにより画像とともに予め規定する編成時間枠(約1分30秒)へ音声サウンドを編集し、これに音質補正を施し、音響データ圧縮の国際標準であるMPEG−1Audio(Moving Picture Expert Group−1 Audio)で事前に運用で用いる規定枠内のデータ量に圧縮される。
【0037】
4.フローチャート図5における処理504の説明。
前記の処理503において得られる“週間ベスト10ニュース”について解説する動画に付帯する音声サウンは、音声サウンドエンコード処理装置によりエンデータ化され、さらに本コンテンツ作成に向けて編集の年月日情報、同音声サウンドのデータファイル名の管理情報を付帯させた上で電子新聞データサーバに転送、一時的に蓄積・格納される。
【0038】
5.フローチャート図5における処理600の説明。
前記の処理504において電子新聞データサーバに蓄積・格納された“週間ベスト10ニュース”について解説する動画像に付帯する音声サウンドデータは、本コンテンツ作成のための他のコンテンツ素材、すなわちフローチャート図4に示される電子新聞データサーバに蓄積、格納されるJPEG化された邦字紙面データ、および同英字紙面データと平行してコンテンツ作成のためにFTP通信により、コンテンツ作成サーバに転送される。
【0039】
<実施の形態5>
本発明のコンテンツ作成処理の実施形態は、上記までの処理201〜204、301〜303、401〜405、および501〜504に記述された邦字紙面、英字紙面、“週間ベスト10ニュース”について解説する動画、および“週間ベスト10ニュース”について解説する動画像に付帯する音声サウンドの各前処理データで構成されるコンテンツ作成のための各素材データを元にコンテンツ作成サーバでのコンテンツ作成プログラム処理によってコンテンツ生成の処理工程をおこなうものである。図6は本実施の形態を説明するためのフローチャートである。同フローチャートを構成するデータ処理は、以下の7つに分類することができる。
1.前処理済み紙面データの有無、確認
2.紙面記事の掲載面積の比較、ならびに“トップ10ランキング記事”の選択
3.“トップ10ランキング記事”の成果ディレクトリーへの格納、およびランキング記事項目一覧画面の生成。
4.前処理済み動画データ、および音声サウンドデータの有無、確認
5.前処理済み動画・音声サウンドデータを成果ディレクトリーへ格納
6. コンテンツ素材の合成
7.視聴者パソコン用での紙面閲覧機能用ビュアー対応処理・格納
8. ランキング記事一覧表示と新聞紙面表示との連携
9.コンテンツ作成終了、コンテンツデータ格納
【0040】
1.フローチャート図6における処理601の説明。
処理601は邦字紙面の前処理済みデータ、ならびに英字紙面の前処理済みデータがコンテンツ制作サーバの各種の前処理済みデータ用のディレクトリーに存在するかの確認プログラム処理を示している。このプログラム処理により前処理済みの紙面データが無い場合は、紙面データ前処理再チェックルーチンにより、邦字紙面については前記の処理201〜204の処理に戻って前処理を再実施させ、また、英文紙面データについては前記の処理301〜303に戻って再実施することを示している。
【0041】
2.フローチャート図6における処理602の説明。
前記の処理601において、コンテンツ作成サーバに前処理後の紙面データの存在が確認されると、次のプログラム処理ステップに進み、1週間分の前処理済み紙面データから各記事のレイアウト組版における掲載面積の比較ルーチン処理が実施され、1週間分の該当の各紙面と各紙面内の各記事全てから、掲載面積の大きい順に“ベスト10記事”を自動選択する処理が実施される。
【0042】
3.フローチャート図6における処理603の説明。
前記の処理602において選択された“週間ベスト10ニュース”記事データは、後記の処理606で実施される各素材の合成によるコンテンツ作成のためにコンテンツ制作サーバの前処理済みデータ用成果ディレクトリーへの格納と“週間ベスト10ニュース”画面部のブラウザ生成がおこなわれることを示している。
【0043】
4.フローチャート図6における処理604の説明。
ここでは、前記の<実施の形態3>において記載された前処理後の画像データ、および<実施の形態4>において記載された前処理後の音声サウンドデータがコンテンツ作成のためのコンテンツ作成サーバに存在しているかの確認チェックが確認プログラムにより実施される。前処理後のデータの存在が確認できない場合は、動画データについては前記の処理401〜404による動画データの前処理、また音声サウンドデータについては処理501〜504の前処理がそれぞれ再実施されることを示している。
【0044】
5.フローチャート図6における処理605の説明。
上記の処理604において、コンテンツ作成サーバにおける存在が確認された“週間ベスト10ニュース”についての解説動画、およびその動画に付帯する音声サウンドの各前処理済みデータは、本コンテンツ作成のためにコンテンツ制作サーバの前処理済みデータ用成果ディレクトリーへ格納されることを示している。
【0045】
6.フローチャート図6における処理606の説明。
上記の処理603、および処理605の記述において、コンテンツ制作サーバの前処理済みデータ用成果ディレクトリーに格納された本発明コンテンツに必要な各コンテンツ素材の各前処理済みデータについて、ここでは請求項1に示す“1週間分の新聞紙面”、および“週間ベスト10ニュース記事”と“週間ベスト10ニュース”記事について解説する動画の三素材を個々の画面構成単位として同一ブラウザ上に合成し、パソコンなどコンピュータの1画面内に一括してブラウザ表示させる処理がなされる。
【0046】
7.フローチャート図6における処理607の説明。
上記の処理606により各素材データのブラウザ表示において合成処理されたコンテンツデータにおいて、視聴者のパソコンにより本コンテンツ内の新聞紙面表示部(図8、および図9の右部の画面表示部)を閲覧するに際し、パソコン表示系で、記事本文の小活字についても判読の容易性を目的とした拡大・縮小の表示機能と表示画面部の上下左右へのスクロール(画面送り)機能を備える“ビュアー(ソフト)”によるブラウザ機能に対応可能なデータ形式化とする実施工程を示している。
視聴者パソコンに提供されるコンテンツ要素の一つである新聞紙面表示部(図8の801、および図9の804)において、記事の閲覧に際し、拡大、縮小、およびスクロール(表示部移動)の三機能を持たせるためには、あらかじめ視聴者パソコン側にダウンロードでインストールされる特定ソフトウェア会社で開発され、公開・無料提供されている“ビュアーソフト”により、インターネットを経由して提供する本コンテンツの新聞紙面データを閲覧開示させるために、既述のJPEG形式によって格納されている前処理済みの新聞記事データを“ビュアーソフト”対応のデータ形式に変換する処理をコンテンツ制作サーバでの“ビュアー対応処理”としておこない、これが後述の最終のコンテンツ成果データとともに、コンテンツ配信サーバ側に転送される。
視聴者パソコン側は本コンテンツの提供を受けるに当たり、このインターネット用の画面閲覧用ビュアー(ソフト)を事前にダウンロードにより、該当パソコンに取り込んでおく必要がある。この新聞記事表示部の閲覧における該当のインターネット用の画面閲覧用“ビュアーソフト”のデータ形式は、画像データをメッシュ状に細分化し、閲覧表示の際に必要なデータのみを抽出選択し、閲覧画像の画質劣化を少なくするため無圧縮でブラウザ処理することを特徴とするものである。
【0047】
8.フローチャート図6における処理608の説明。
上記の処理607の次に視聴契約者パソコンにおけるコンテンツ閲覧機能として、コンテンツ画面左下(図8および図9のコンテンツ画面)に配置される“週間トップ10ランキング記事項目一覧表示部に抽出される10記事項目一覧の内、1記事を選択した際に、その1記事についての該当する新聞紙面記事部が自動的にコンテンツ画面の右側に配置される“新聞紙面表示部”に反映、連携表示させるプログラム処理が実施される。このプログラム処理は、ランキング記事項目一覧表示部の1記事の選択により、その記事項目についての“新聞記事部”において、電子化されている提供対象の各紙面から該当紙面を自動に抽出、獲得する処理と、更にこの抽出された該当する(電子)紙面上に配置されている選択された記事の座標情報を獲得し、該当記事部を“新聞紙面表示部”に表示させる処理である。この表示の際、画面の表示倍率は選択された紙面の該当記事部の“組版レイアウト”の始点と終点の座標情報から同レイアウトの大きさに応じて“新聞紙面表示部”の表示画面内に納まる自動倍率とする処理を実施する。
【0048】
9.フローチャート図6における処理609の説明。
処理606における全ての素材データから合成して生成されたコンテンツは、最終的な成果コンテンツとして、作成された年・月・日・時間などのコンテンツ編成情報が附加された後、コンテンツ作成サーバの配信ディレクトリーに格納・蓄積される。
【0049】
<実施の形態6>
上記の処理601〜609の記述により作成された本発明コンテンツがインターネット網を通じて高速インターネット回線を持つ視聴者のパソコンに配信されるまでの工程の実施を説明するものである。図7は本実施の形態を説明するためのフローチャートである。同フローチャートを構成する処理工程は以下の7つに分類することができる。
1. 生成されたコンテンツデータのコンテンツ配信サーバへの配信
2. コンテンツ配信サーバのコンテンツ配信プログラム処理
3. コンテンツデータのインターネット接続システムへの配信
4. 視聴契約管理プログラム処理
5.視聴契約者パソコンへのコンテンツの配信
【0050】
1.フローチャート図7における処理701の説明。
処理701は前記のコンテンツ制作プログラム処理により生成された本発明のコンテンツデータ(各素材のパソコン画面表示における合成処理とパソコンへの音声サウンドの出力用処理)をコンテンツ制作サーバからコンテンツ配信サーバに転送する工程を示している。
【0051】
2.フローチャート図7における処理702の説明。
上記の処理701によりコンテンツ配信サーバに転送された本発明のコンテンツデータは、インターネット情報提供会社で運営されるインターネット接続システムへ向けてコンテンツデータを転送に際してのインターフェース、ならびにデータ形式の整合をとる配信プログラム処理が実施される。
【0052】
3.フローチャート図7における処理703の説明。
上記の処理702の工程による配信プログラム処理後の本コンテンツデータはインターネット接続システムに転送される。
【0053】
4.フローチャート図7における処理704の説明。
上記の処理703の工程によりインターネット接続システムに転送された本コンテンツは、視聴契約者パソコンにおいて本コンテンツを閲覧するための視聴契約の有無を審査する視聴契約管理プログラム処理が同接続システムにおいて実施される。本コンテンツの閲覧、視聴について未契約のパソコンには、本コンテンツの案内メッセージを表示させる。
【0054】
5.フローチャート図7における処理705の説明。
上記の視聴契約管理プログラム処理の結果から、あらかじめ本コンテンツの閲覧、視聴について契約済みのアクセス者に対しては本コンテンツの配信サービスが実施される。
【0055】
<図8におけるコンテンツ画面1の説明>
図8は上記601〜609の処理によって生成された視聴者のパソコンに提供されるコンテンツ画面例1は画面右部の新聞紙面の表示が新聞1個面を表示している図(801に示す部分)である。同画面の左上部に配置される表示が“ニュース解説についての動画表示部”(803に示す部分)である。また、同画面の左下部に配置される表示が当該週間の新聞紙面記事から選択された“週間トップ10ニュース項目ランキング”の表示部(802に示す部分)である。
【0056】
<図9におけるコンテンツ画面2の説明>
図9は上記601〜609の処理によって生成された視聴者のパソコンに提供されるコンテンツ画面例2である。画面右部の新聞紙面表示が新聞1個面中の任意の記事部(前記の図8において、801部分の太線で示された任意の記事2エリア)を指定した後に、該当の記事が本文の小活字に至るまで容易に判読できるまでに拡大されて閲覧できる状況を示す(804に示す部分)表示例である。
【0057】
【発明の効果】
このように本発明によれば、視聴者のパソコンに向け、高速インターネット回線網を用いて、自動選択された1週間内のニュース価値の大きなニュース項目(10項目)を簡潔に一覧でき、該当項目のニュースについて報道する新聞記事を本文の小活字まで判読ができる性能を持たせ、更に、この選択ニュースについて解説する動画と、これに付帯する音声サウンドを同時に視聴者のパソコン向けに表示・出力させる本コンテンツの生成により、視・聴覚の両面から同時的に重要ニュースが得られる斬新なニュースメディアを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1〜4、および実施の形態5〜6を説明する全体構成図。
【図2】本発明の実施の形態1における邦字紙面データの前処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2における英字紙面データの前処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態3における1週間のトップ10ランキングニュースを解説する動画の前処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態4における解説動画に付帯される音声サウンドの前処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態5におけるコンテンツ作成プログラムのフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態6におけるコンテンツが視聴者パソコンに配信されるまでの処理のフローチャートである。
【図8】本発明コンテンツの画面例の図であり、この内の新聞紙面表示部は1個面全体を表示している図である。
【図9】本発明の画面図であり、この内の新聞紙面表示部は1個面内の任意に選択された記事部分について拡大表示されている図である。
【符合の説明】
1 新聞社、2 ニュース記事、 3 広告、 4 写真、5 イラスト 6 邦字新聞編集・制作システム(既存)、7 印刷工程、 8 データ形式変換(TIFFゲートウェイ)、 9 データ構造変換(2値多値変換装置)、10 英字(DTP)新聞編集・制作システム(既存)、11 データ形式変換(ゲートウェイ)、12 動画・音声サウンドの収録、13 動画・音声サウンド再生装置、14 動画・音声サウンドエンコード処理、 15 動画エンコード処理、16 電子新聞データサーバ、17 コンテンツ制作会社、18 コンテンツ作成サーバおよびコンテンツ作成プログラム、19 コンテンツ配信会社、20コンテンツ配信サーバ、およびコンテンツ配信プログラム、21 インターネット情報提供会社、22 インターネット情報提供システム、23 インターネット網、24 視聴契約者パソコン、801 新聞紙面表示部、802 週間トップ10ニュースランキング記事項目一覧表示部、803 ニュース解説動画表示部、 804 新聞紙面表示部(任意記事部の選択・拡大・縮小・スクロール表示)。

Claims (5)

  1. 1週間分の新聞から複数個面の主要な各紙面、および記事画面をパソコン上で閲覧判読できる性能でパソコン上に表示させる手段と、
    週間の新聞発行により掲載されたニュース記事の中から主要な“週間ベストニュース10記事”を自動的に抽出選択し、選択された記事の記事項目の一覧画面を生成し、上記の“記事画面”と同時に表示させる手段と、
    記事項目の一覧画面から選択する特定の1記事項目について当該する紙面記事が自動で抽出され、パソコン上で閲覧、判読できる拡大表示機能の手段と、
    自動的に抽出、選択、および表示される “週間ベスト10ニュース記事”について解説する動画を生成し、上記の“紙面画面”と“週間ベストニュース10記事項目の一覧画面”とともにパソコンの一画面内に表示させる手段、
    および、“週間ベスト10ニュース記事”について解説する動画に付帯する音声サウンドをパソコンのサウンド発生機能により同期出力させる手段とをそれぞれ具備したことを特徴とする高速インターネット用のニュースコンテンツ。
  2. 請求項1に記載の高速インターネット用コンテンツにおいて、既存の新聞編集・制作システムから得られる新聞紙面データを電子新聞化へ向けての必要な前処理手段として、第1のステップとして既存の新聞編集・制作システムから出力される印刷用の白黒2値の新聞紙面データ形式をTIFFデータ形式へ変換する手段を持ちこのTIFFに変換されたデータを第2のステップとしてパソコン表示に必須条件である多値データ構造へ変換する手段を持ちこれにより得られる多値データをインターネット配信用コンテンツの一素材として電子新聞データサーバに蓄積、格納することを特徴とするインターネット配信用の前処理システム。
  3. 請求項1、2に記載のインターネット配信用コンテンツにおいて、1週間分の新聞紙面データ中の写真を含めた個々の新聞ニュース記事における各掲載記事の面積をコンテンツ作成プログラム内の処理により自動的に測定、比較し、その結果から掲載面積の大きい順から10記事を自動で選択し、抽出するアルゴリズム処理をおこない、同処理による結果からコンテンツ素材の一つとして“週間ニュースベスト10記事項目”をコンテンツの表示画面の一部として自動的に生成、表示する。更にこの中から閲覧したい任意のニュース記事項目を選択することにより、当該の“紙面記事部”を自動抽出し、コンテンツ表示画面の一部に表示させる手段を具備したことを特徴とする高速インターネット配信用コンテンツ。
  4. 請求項1、2、3に記載の高速インターネット配用コンテンツにおいて、新聞紙面の中の“週間ベスト10ニュース”について解説する動画とこれに付帯する音声サウンドをスタジオにおいて収録し、この収録物についてパソコン画面に表示・出力させるための前処理をおこない、コンテンツの表示画面の一部に表示、および出力させる手段を具備したことを特徴とする高速インターネット配信用コンテンツ。
  5. 請求項1、2、3、4に記載の高速インターネット配信用コンテンツにおいて、請求項2の記載によって得られる“新聞紙面”と、請求項3から得られる“週間ニュースベスト10記事項目”と、請求項4から得られる“週間ニュースベスト10”の新聞記事について“解説する動画”の各表示部をコンテンツ制作プログラム処理により同一のパソコン画面上に同時に合成して表示させる機能と請求項4から得られるニュース記事解説の動画に付帯する音声サウンドをパソコンのサウンド出力手段により出力させる機能を持たせたニュースコンテンツとして作成。これを高速インターネットにより、視聴契約者のパソコンに提供する手段を具備したことを特徴としたインターネット配信用コンテンツ。
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