JP2004178299A - ネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラム - Google Patents
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Abstract
【目的】各ユーザが、人工無能を他者と疑似会話させることができるネットワーク疑似会話システムを、提供する。
【構成】画面作成サーバ34は、ユーザ端末2からの購入要求に応じて、人工無能の識別情報,辞書データベース及び画像データを、互いに対応付けてデータベース30に登録する。この辞書データベースには、各単語がグループに対応付けて登録され、各文章がグループに対応付けて登録されている。会話エンジン32は、ユーザ端末2から識別情報を指定した会話要求を受信すると、辞書データベース内において、その識別情報に対応した辞書データベースを特定する。その後、同じユーザ端末2から会話文を受信すると、辞書データベース内においてこの会話文に含まれている単語に対応したグループを特定し、特定したグループに対応している何れかの文章を読み出す。そして、この文章及び前記識別情報に対応した画像データを、ユーザ端末2へ送信する。
【選択図】 図1
【構成】画面作成サーバ34は、ユーザ端末2からの購入要求に応じて、人工無能の識別情報,辞書データベース及び画像データを、互いに対応付けてデータベース30に登録する。この辞書データベースには、各単語がグループに対応付けて登録され、各文章がグループに対応付けて登録されている。会話エンジン32は、ユーザ端末2から識別情報を指定した会話要求を受信すると、辞書データベース内において、その識別情報に対応した辞書データベースを特定する。その後、同じユーザ端末2から会話文を受信すると、辞書データベース内においてこの会話文に含まれている単語に対応したグループを特定し、特定したグループに対応している何れかの文章を読み出す。そして、この文章及び前記識別情報に対応した画像データを、ユーザ端末2へ送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動対話プログラムを利用した所謂人工無能による疑似会話サービスを、各ユーザ毎に提供するネットワーク疑似会話システム,及び、ネットワークに接続されるコンピュータを上記ネットワーク疑似会話システムとして機能させるためのネットワーク疑似会話プログラムに、関する。
【0002】
【従来の技術】
所謂人工無能とは、自動対話プログラムに従い、コンピュータの画面上に表示されたキャラクターに対する発言としてオペレータによって入力された会話文を受け付けるとともに、この会話文から抽出されたキーワードに対応して予め用意されていた会話文を当該キャラクターの発言として出力することによって、キャラクターとユーザとの間での会話を擬似的に成立させるコンピュータシステムであり、このようなシステムに擬似的に動作させられるキャラクタそのものを指す場合もある。このような人工無能は、近年における疑似生物育成コンピュータゲームの流行や、無人受付システム等の一般化に伴って、急速に発展してきている。例えば、本出願人は、先に、ネットワーク(インターネット)を介して複数ユーザ間でリアルタイムの会話をさせるチャットシステムに人工無能の技術を応用し、会話相手の見つからないユーザに人工無能のキャラクターと会話させるチャットシステムを開発し、特願2000−289729号として出願している(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−99494号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現実世界におけるペットの飼い主は、そのペットを飼育して愛玩することを楽む他、そのペットを同好者等の他人に披露することにも楽しみを覚えるものである。そこで、上述したような人工無能のキャラクターをあたかも各ユーザのペットのように位置付け、他者との間でも疑似会話をさせることも考えられる。
【0005】
しかしながら、人工無能をそのように位置付けるには、各ユーザに対応した個々の人工無能は、個性を持っていなければならない。そして、人工無能における個性とは、キャラクターの外見,又は/及び、自動対話のロジック(即ち、どのような単語に反応してどのような応答文を返すか)の内容に現れる。そのため、従来、自分のホームページ等において自己固有の人工無能を動作させようとするユーザは、自ら自動対話プログラム(CGIスクリプト)を作成しなければならなかった。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その課題は、各ユーザが、自ら自動対話プログラム(CGIスクリプト)を作成しなくても、自己固有且つ個性を有する人工無能を動作させて、他者と疑似会話をさせることができるネットワーク疑似会話システム,及び、ネットワークに接続されるコンピュータを上記ネットワーク疑似会話システムとして機能させるためのネットワーク疑似会話プログラムを、提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために案出された本発明によるネットワーク疑似会話シスムは、ネットワークを通じて端末と通信可能なコンピュータであるサーバ装置及びプログラムから構成されるネットワーク疑似会話システムであって、前記サーバ装置は、識別情報により互いに対応付けられたキャラクターの画像データ,及び、単語と応答文章との対応を定義する辞書データベースを格納する記憶装置と、前記プログラムに従って、何れかの端末から送信されてくる登録要求に応じて、一意の識別情報を特定するとともに、この特定された識別情報に対応付けて前記画像データ及び前記辞書データベースを前記記憶装置内に登録し、また、何れかの端末から送信されてくる何れかの識別情報を指定した会話要求に応じて、この指定された識別情報に対応した前記辞書データベースを前記記憶装置において特定するとともに、それ以後、当該会話要求元の端末から会話文を受信すると、当該会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれているか否かを調べ、前記会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれていると、その単語に対応するものとして前記辞書データベースによって定義されている何れかの応答文章及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶装置に登録されている何れかの画像データを、前記会話要求元の端末へ送信する処理装置とを、備えたことを特徴とする。
【0008】
同様に、本発明によるネットワーク疑似会話プログラムは、ネットワークを通じて端末と通信可能な通信装置及び記憶装置を有するコンピュータに対して、何れかの端末から送信されてくる登録要求に応じて、一意の識別情報を特定させるとともに、この特定された識別情報に対応付けて、キャラクターの画像データ及び単語と応答文章との対応を定義する辞書データベースを前記記憶装置内に登録させ、何れかの端末から送信されてくる何れかの識別情報を指定した会話要求に応じて、この指定された識別情報に対応した前記辞書データベースを前記記憶装置において特定させるとともに、それ以後、当該会話要求元の端末から会話文を受信すると、当該会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれているか否かを調べさせ、前記会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれていると、その単語に対応するものとして前記辞書データベースによって定義されている何れかの応答文章及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶装置に登録されている何れかの画像データを、前記会話要求元の端末へ送信させることを、特徴とする。
【0009】
このように構成された本発明によるネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラムによると、個々の端末が登録要求をサーバ装置へ送信する毎に、一意の識別情報が特定されるとともに、この識別情報に対応付けられた画像データ及び辞書データベースが、記憶装置に登録される。これら識別情報,画像データ及び辞書データベースの組合せが、個々の人工無能を動作させるための基礎データとなる。即ち、サーバ装置の処理装置は、何れかの端末,即ち、登録要求を送信した端末又はそれ以外の端末が、何れかの人工無能の識別情報を指定した会話要求を送信してくると、指定された識別情報に対応した前記辞書データベースを特定し、それ以後、その端末から人工無能向けの会話文を受信すると、当該会話文中に含まれている単語に対して前記特定した辞書データベースによって定義されている応答文章及び前記識別情報に対応する画像データを、前記会話要求元の端末へ送信することによって、会話要求元の端末のオペレータとの間で疑似会話を成り立たせる。このように、処理を実行する処理装置(プログラム)が同じであっても、会話要求において指定される識別情報が相違すれば、その処理装置(プログラム)が参照する画像データ及び辞書データべースが異なる。よって、自己固有の人工無能と他者との間で疑似対話をさせたいユーザは、端末を操作することによって登録要求をサーバ装置へ送信するだけで、自ら自動対話プログラム(CGIスクリプト)を作成しなくても、自己固有の人工無能を動作させることができる。
【0010】
識別情報とは、名前でも良いしコード情報であっても良い。後者の場合には、番号であっても記号であっても良い。
【0011】
識別情報を特定するとは、端末から受信したユーザ指定の識別情報をそのまま採用することや、処理装置が自ら生成することを意味する。
【0012】
また、辞書データベースに、更に、各応答文章毎に感情度合が定義され、記憶装置に、前記識別情報に対応付けられているとともに複数種類の感情度合に夫々対応付けられた複数の画像データが登録されても良い。この場合、処理装置は、何れかの応答文章を前記会話要求元の端末へ送信する際に、その応答文章に対応するものとして前記特定した辞書データベースに定義された感情度合を読み出し、読み出した感情度合及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶情報に登録されている画像データを、前記会話要求元の端末へ送信すれば良い。このように構成されれば、個々の人工無能毎に、感情の表し方をキャラクターの外見の変化のさせ方として独自性を持たせることによって、更に、個性を与えることができる。
【0013】
また、処理装置による画像データの登録は、登録要求元の端末が画像データを送信してきた場合には、この画像データを記憶装置に格納して行えば良いが、記憶装置に予め複数種類のキャラクターの画像データが格納されている場合には、登録要求元の端末が何れかの種類のキャラクターを選択するための情報を送信してきたときに、その情報によって選択されるキャラクターの画像データを前記特定された識別情報に対応付けて行うようにしても良い。前者の場合には、ユーザは自分でキャラクターのデザインも行うことができるので、人工無能に対して更に個性を持たせることができる。後者の場合には、ユーザは、自分で画像データを用意できない場合でも、人工無能を持つことができる。
【0014】
また、記憶装置に、ユーザの認証情報が、前記画像データ及び前記辞書データベースに対応付けられた識別情報に対して更に対応付けられて登録され、前記処理装置が、何れかの端末から送信されてくる何れかのユーザの有効な認証情報を指定した辞書データベースの変更要求を受信すると、それ以後、前記認証情報に対応付けて前記記憶装置に登録されている識別情報を指定した前記変更要求端末からの辞書データベース変更操作情報に応じて、当該指定された識別情報に対応付けて前記記憶装置に登録されている辞書データベースの内容を変更しても良い。このように構成されれば、各人工無能についての登録要求を端末から送信したユーザは、辞書データベースの内容を自ら変化させることができるので、人工無能に対して更に個性を与えることができる。
【0015】
記憶装置に、各識別情報毎の応答文章送信のログが記録され、処理装置が、一定周期毎に、各識別情報毎のログに基づいて、応答文章送信の回数を基準とした識別情報の順位付けを行っても良い。このようにすれば、各ユーザは、自己の
人工無能の人気の程度を知ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明によるネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラムの実施の形態を、説明する。
(システム構成)
図1は、上記ネットワーク疑似会話システムが実現されているネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。この図1に示されるように、このネットワークシステムは、インターネットを介して相互に接続された2台のサーバ装置(人工無能サーバ装置1,認証サーバ装置3)と、複数のユーザ端末2(図1においては1台のみ図示)とから、構成されている。この人工無能サーバ装置1及び認証サーバ装置3は、コンテンツ提供サービスを実施する業者(以下、「サービス提供者」と称する)によって運営されている一群のサーバ装置のうちの2台であり、人工無能サーバ装置1はウェッブコンテンツ(HTMLデータ,その他のデジタルコンテンツ)をインターネット上に公開する機能を有しており、認証サーバ装置3はサービス提供者に予め登録されている会員を認証する機能を有している。
【0017】
図1に示されたユーザ端末2は、一般的なインターネットアクセス可能なパーソナルコンピュータであり、バスBを介して相互に接続されたCPU20,入力装置21,ディスプレイ22,ハードディスク23,RAM24及びモデム25から構成されている。CPU20は、ハードディスク23に格納されている各種プログラムを順次RAM24上に読み出して実行することによってその処理結果をディスプレイ22上に表示する処理装置である。モデム25は、CPU20による制御に従ってCPU20から受け取った信号をインターネットが構築されている物理回線に適した信号形態に変換するとともに、インターネットから受信した信号をCPU20が処理可能な信号形態に変換する。入力装置21は、CPU20が上記プログラムに従った処理を実行する際にオペレータが各種命令を入力するためのキーボードやマウス等のポインティングデバイスである。
【0018】
CPU20がハードディスク23からRAM24上に読み出して実行するプログラムには、オペレーションシステム(OS)26,Webブラウザ27及びFlashプラグイン28が、含まれている。オペレーションシステム26は、ユーザ端末2を構成する各ハードウェアを制御する機能や、インターネットに対する通信機能(即ち、TCP/IPに従った通信機能)を実現する基本プログラムである。また、Webブラウザ26は、CPU20によって読み出されて実行されることによって、入力装置21を介して入力又は指定された情報を格納したHTTPリクエストメッセージをインターネット経由で各種サーバ装置(人工無能サーバ装置1等)へ送信するとともに、このHTTPリクエストメッセージに対応してインターネット経由で受信したHTTPレスポンスメッセージに格納されたウェブコンテンツ(HTMLデータ等)に基づいて、ディスプレイ32上に画面表示を行う。このWebブラウザ23は、Flash(米国マクロメディア社の商標)対応の機能を備えており、ウェッブコンテンツに含まれるFlashファイルをFlashプラグイン28を用いて再生し、画面中においてアニメーション表示を行う。
【0019】
人工無能サーバ装置1は、ここでは一台のコンピュータであるとして説明するので、互いにバスBによって接続されたCPU10,通信アダプタ11,RAM12及びハードディスク13から、構成されている。これらのうち、CPU10は、この人工無能サーバ装置1全体の制御を行う中央処理装置である。また、RAM12は、CPU10が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。また、通信アダプタ11は、インターネット100が構築されている回線(インターネットバックボーン)とのインターフェースをなす通信装置である。
【0020】
ハードディスク13は、CPU20によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納している外部記憶装置である。このハードディスク13に格納されているデータには、図2にその詳細構成を示すデータベース30が含まれている。このデータベース30は、後述する画面生成サーバ34及び会話エンジン32によって仮想的に動作させられる(即ち、ユーザ端末2を操作するオペレータと疑似会話させられる)人工無能毎に、その人工無能の個性を定義するデータを格納するデータベースである。具体的には、このデータベース30には、各人工無能毎に、基本情報,画像データ,辞書データベース及び会話ログデータが、格納されている。画像データは、全部で14個(画像データ1〜14)用意されているキャラクターの画像データである。そのうち、画像データ1は疑似会話中に用いられる普通の表情のキャラクターを表示するための画像データであり、画像データ2は同じく喜んでいる表情のキャラクターを表示するための画像データである。画像データ3乃至データ12も、疑似会話中に用いられる画像データであり、夫々、喜怒哀楽の区別及び感情量の組合せ(感情度合)に対応した表情を表す。また、画像データ13は、人工無能を呼び出す(即ち、後述する会話エンジン32を起動する)リンク画像として用いられる画像を表示するための画像データである。また、画像データ14は、後述するランキング用の画像データである。基本情報は、更に、その人工無能の持ち主であるユーザ(コンテンツ提供者に予め登録された会員であって、その人工無能の登録を要求した者)のユーザID,その人工無能に対して一意に付与された識別情報である人工無能番号,その人工無能に対してその持ち主のユーザによって与えられた名前,その人工無能の持ち主のユーザの名前,その人工無能の持ち主の誕生日,その人工無能の持ち主を識別するためのあいことば,その人工無能を後述するランキングに登録するか否か,その人工無能をランキングにおいて紹介するためのアピール文,その人工無能を呼び出すためのリンクを設定したホームページのURL及びホームページ名,そのリンクを設定するためのタグ,その人工無能が疑似会話中において自己を指して呼ぶ呼び方(「ぼく」等),その人工無能が疑似会話中において話し相手を指して呼ぶ呼び方(「おまえ」,「相手の名前+さん/ちゃん」等),その人工無能が疑似会話中において持ち主を指して呼ぶ呼び方(「ご主人様」,「おまえ」,「持ち主の名前+さん/ちゃん」等),その人工無能が疑似会話中において対話文に付加する語尾(「ワン」等),画像データ1乃至14のパス,辞書データベースのパス,及び、会話ログデータのパスから、構成されている。
【0021】
辞書データベースは、その人工データが認識可能な各単語を、その単語が属するグループ名と対応付けて格納しているとともに、認識した単語に対応してその人工無能が発言する文章(応答文書)を、その単語が属するグループ名,その文章を発言する際の画像に対応した感情(喜怒哀楽の種類)及び感情量,並びに、その文書を発言する頻度を規定する選択頻度に対応付けて、格納している。即ち、この辞書データベースは、単語と応答文章との対応を定義している。
【0022】
会話ログデータは、その人工無能と話相手との間に交わされた疑似会話の内容(対話のなされた時刻,話相手の名前,話相手からの対話文から抽出された単語,人工無能が発した発言)を記録したデータ(即ち、応答文章送信のログ)である。
【0023】
上述したハードディスク13に格納されているとともにCPU10によってRAM12上に読み出されて実行される各種プログラムには、コンテンツ提供サービスを実施するためのWebサーバ31の他、会話エンジン32,形態素解析サーバ33,画面作成サーバ34,中継サーバ34及びデータサーバ36が、含まれている。
【0024】
データサーバ36は、ユーザ端末2から送信されてきたコマンドに従って新規の人工無能についての上記データをデータベース30に登録したり、変更するとともに、ユーザ端末2からのリクエストに指定されたURLに含まれる人工無能番号が示す人工無能についてのデータをデータベース30から一時的にRAM12上にコピーする。
【0025】
会話エンジン32は、RAM12上にコピーされたデータに従って、ユーザ端末2のオペレータとの間で疑似会話を実行する。具体的には、この会話エンジン32は、ユーザ端末2から送信された来た会話文を受信すると、その会話文の解析を形態素解析サーバ33に依頼し、形態素解析サーバ33からの解析結果に基づいて、その会話文に含まれる単語がデータベース30のコピー中に登録されているか否かを判断し、登録されていれば、その単語が属するグループに対応した何れかの文章(応答文書)を読み出してユーザ端末2へ応答する。
【0026】
形態素解析サーバ33は、会話エンジン32からユーザ端末2から送信されてきた会話文の解析を依頼されると、会話文を単語に分解して、夫々、その品詞を解析し、その解析結果を会話エンジン32へ応答する。
【0027】
画面作成サーバ34は、データサーバ36及び会話エンジン32が上述する処理を実行するのに同期して、データサーバ36及び会話エンジン32によって指定されたデータを雛形Webページデータに埋め込むことによって、各種画面(人工無能の新規登録時においてデータベース30へ格納すべき各種データを入力させるための入力画面,疑似会話時において人工無能の発言文章をそのキャラクターの画像とともに表示するための画面)のWebページデータを生成し、ユーザ端末2へ応答すべきものとして、Webサーバ31に渡す。
【0028】
中継サーバ35は、データサーバ36が人工無能を新規登録する時に、その人工無能を購入(代金を支払って新規登録)しようとするユーザ(ユーザ端末2のオペレータ)がコンテンツ提供者の会員として予め登録されているか否かの認証を認証サーバ装置3へ依頼し、認証が完了するまでユーザ端末2と認証サーバ装置3との間でメッセージを中継する。
【0029】
認証サーバ装置3は、上記人工無能サーバ装置1と同様のハードウェア構成を有するコンピュータであり、そのハードディスクには、コンテンツ提供者の全会員のユーザID及びパスワードを登録した会員データベース(図示略)が格納されているとともに、中継サーバ35からの要求に応じて、ユーザ端末2へユーザID及びパスワードを問い合わせる画面のWebデータを送信するとともに、その画面に入力されたユーザID及びパスワードの組合せが会員データベースに登録されているか否かに基づいた認証結果を、中継サーバ35に応答するプログラムが格納されている。
【0030】
なお、図1においては、説明の都合上、人工無能サーバ装置1を1台のコンピュータとして図示したが、人工無能サーバ装置1上で実行される各サーバが、サービス提供者によって運営されている別々のコンピュータに分担されて実行されても良い、個々のサーバが複数のコンピュータに分散されて実行されても良い。(処理内容)
次に、上記した各種プログラム(Webサーバ31,会話エンジン32,形態素解析サーバ33,画面生成サーバ34,中継サーバ35,データサーバ36)に基づいて人工無能サーバ装置1のCPU10が実行する処理を、図3乃至図16のフローチャート,及び、図17乃至図46の画面例に基づいて説明する。
【0031】
最初に、ユーザ端末2が人工無能TOPページのURLを指定したHTTPリクエストメッセージを送信して来ると、CPU10は、図17に示す人工無能TOPページを表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2に応答する。図17に示すように、この人工無能TOPページには、「人工無能を購入する」ボタン41,「人工無能と会話する」ボタン42,「人工無能の設定変更する/解除する」ボタン43,「人工無能のランキング」ボタン44が、夫々に応じたURLを指定したアンカータグと共に設定されている。
【0032】
そして、ユーザ端末2のオペレータが、入力装置31への操作を通じて「人工無能を購入する」ボタン41をクリックすると、このボタン41に応じたURLを指定したHTTPリクエストメッセージ(登録要求に相当)がユーザ端末2のWebブラウザ27から人工無能サーバ装置1へ送信される。すると、画面作成サーバ34に基づいて、CPU10が図3のフローチャートに示す人工無能購入処理をスタートする。この処理がスタートしてから最初のS001では、CPU10は、図18に示す人工無能購入Webページを表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2に応答する。図18に示すように、この人工無能購入Webページには、3通りの基本の人工無能(既成のキャラクタ画像を有する人工無能)に夫々対応した「選択」ボタン45,及び、「オリジナル人工無能を作成」する選択枝に対応した「選択」ボタン45が、含まれている。各「選択」ボタン45には、夫々の選択内容をパラメータ(何れかの種類のキャラクターを選択するための情報に相当)として人工無能サーバ装置1に通知させるアクションが組み込まれている。
【0033】
次のS002では、CPU10は、ユーザ端末2からの応答に基づいて、基本の人工無能を購入することが選択されたか否かをチェックする。そして、CPU10は、基本の人工無能を購入することが選択された場合には処理をS003へ進め、オリジナル人工無能を作成することが選択された場合には処理をS011へ進める。
【0034】
S003では、CPU10は、認証サーバ装置3に対して、認証を依頼する。すると、認証サーバ装置3は、図19に示す認証画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この認証画面には、ID欄46,パスワード欄47及び「OK」ボタン48が含まれているとともに、「OK」ボタン48がクリックされた時にID欄46及びパスワード欄47に夫々入力されている二つの文字列をユーザのID及びパスワードとして認証サーバ3へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。認証サーバ装置3は、このWebページデータを送信したユーザ端末2から認証情報であるID及びパスワードを受信すると、そのID及びパスワードの組合せが会員データベースに登録されているか否かをチェックし、登録されていれば「認証OK」を、登録されていなければ「登録NG」を、人工無能サーバ装置1のCPU10に応答する。
【0035】
認証サーバ装置3からの応答を受信したCPU10は、次のS004において、応答の内容をチェックし、応答が「認証NG」であれば、S005において、警告メッセージを表示するためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS003へ戻す。これに対して、応答が「認証OK」であれば、処理をS006へ進める。
【0036】
S006では、CPU10は、図20に示す人工無能基本設定画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この人工無能基本設定画面には、データベース30に登録されるべき人工無能の名前が設定される欄49,ユーザの名前が設定される欄50,ユーザの誕生日の月及び日が夫々設定されるドロップダウンリストボックス51,52,あいことばが設定される欄53,ランキング登録するか否かが選択されるオプションボタン54,アピール文が設定される欄55,人工無能を呼び出すためのリンクを設定するホームページのURL及びホームページ名が夫々設定される欄56,57及び「確認」ボタン58が含まれているとともに、「確認」ボタン58がクリックされた時に各アイテム49〜57に設定されている情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0037】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からの情報を受信すると、CPU10は、次のS007において、図21に示す購入確認画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この購入確認画面には、人工無能基本画面において設定された設定内容が表示される設定内容リストボックス59,「購入」ボタン60及び「キャンセル」ボタン61が含まれているとともに、各ボタン60,61がクリックされた時にクリックされたボタンの種類をパラメータとして人工無能サーバ装置1へ送信させるアクションが、組み込まれている。
【0038】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からの情報を受信すると、CPU10は、次のS008において、クリックされたボタンの種別をチェックし、「キャンセル」ボタン61がクリックされた場合には処理をS001へ戻し、「購入」ボタン60がクリックされた場合には、処理をS009へ進める。
【0039】
S009では、CPU10は、S004にて認証された会員(即ち、ユーザ端末2のオペレータ)のアカウントに、人工無能サービス提供の代金を課金する処理を行う。これととともに、CPU10は、以上のようにして購入された人工無能についての人工無能番号を生成し、この人工無能番号をパラメータとして人工無能を呼び出すリンク設定用タグ(購入された基本の人工無能についての画像データ13のパスをイメージタグとして含む),辞書データベース及び会話ログデータを生成し、このタグ,辞書データベースのパス,会話ログデータのパス及び購入された人工無能についての画像データ1〜14のパスとともに、人工無能基本画面において設定された設定内容を、データベース30に登録する。
【0040】
次のS010では、CPU10は、図22に示す購入完了画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この購入完了画面には、S009にて生成された人工無能を呼び出すリンクを設定するためのタグ62が、含まれている。S010を完了すると、CPU10は、全処理を終了する。
【0041】
一方、S011では、CPU10は、認証サーバ装置3に対して、認証を依頼する。すると、認証サーバ装置3は、上述したS003の場合と同様にして、「認証OK」又は「登録NG」を、人工無能サーバ装置1のCPU10に応答する。
【0042】
認証サーバ装置3からの応答を受信したCPU10は、次のS012において応答の内容をチェックし、応答が「認証NG」であれば、S013において、警告メッセージを表示するためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS011へ戻す。これに対して、応答が「認証OK」であれば、処理をS014へ進める。
【0043】
S014では、CPU10は、図23に示す画像アップロード画面の表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この画像アップロード画面には、データベース30に登録されるべき14種類の画像データの夫々について、アップロード元パスが設定されるテキストボックス63及び「アップロードして次へ」ボタン64が含まれているとともに、この「アップロードして次へ」ボタン64がクリックされた時に各欄63に設定されているパスが夫々示す画像データを、画像データ1〜14として人工無能サーバ装置1へアップロードするアクションが、組み込まれている。
【0044】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からアップロードされた画像データ1〜14を受信すると、CPU10は、次のS015において、図24に示す人工無能基本設定画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この人工無能基本設定画面には、データベース30に登録されるべき人工無能の名前が設定される欄65,ユーザの名前が設定される欄66,ユーザの誕生日の月及び日が夫々設定されるドロップダウンリストボックス67,68,あいことばが設定される欄69,ランキング登録するか否かが選択されるオプションボタン70,アピール文が設定される欄71,人工無能を呼び出すためのリンクを設定するホームページのURL及びホームページ名が夫々設定される欄72,73,その人工無能が疑似会話中において自己を指して呼ぶ呼び方が設定される欄74,その人工無能が疑似会話中において話し相手を指して呼ぶ呼び方が設定される欄75,その人工無能が疑似会話中において持ち主を指して呼ぶ呼び方が設定される欄76,その人工無能が疑似会話中において対話文に付加する語尾が設定される欄77及び「確認」ボタン78が含まれているとともに、「確認」ボタン78がクリックされた時に各アイテム65〜77に設定されている情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0045】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からの情報を受信すると、CPU10は、次のS016において、図21に示す購入確認画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。
【0046】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からの情報を受信すると、CPU10は、次のS017において、クリックされたボタンの種別をチェックし、「キャンセル」ボタン61がクリックされた場合には処理をS001へ戻し、「購入」ボタン60がクリックされた場合には、処理をS018へ進める。
【0047】
S018では、CPU10は、S012にて認証された会員(即ち、ユーザ端末2のオペレータ)のアカウントに、人工無能サービス提供の代金を課金する処理を行う。これととともに、CPU10は、以上のようにして購入された人工無能についての人工無能番号を生成し、この人工無能番号をパラメータとして人工無能を呼び出すリンク設定用タグ(S014にてアップロードされた画像データ13のパスをイメージタグとして含む),辞書データベース及び会話ログデータを生成し、このタグ,辞書データベースのパス,会話ログデータのパス及びS014にてアップロードされた画像データ1〜14のパスとともに、人工無能基本画面において設定された設定内容を、データベース30に登録する。
【0048】
次のS019では、CPU10は、図22に示す購入完了画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。S019を完了すると、CPU10は、全処理を終了する。
【0049】
その後、人工無能を購入した会員又は第三者(以下、「閲覧者」という)が、図17に示す人工無能Topページにおける「人工無能と会話する」ボタン42をクリックすると、そのボタン42に対応したURLを指定したHTTPリクエストメッセージが、閲覧者が操作するユーザ端末24のWebブラウザ27から人工無能サーバ装置1へ送信される。すると、画面作成サーバ34に基づいて、CPU10が図5に示す人工無能と会話処理をスタートする。
【0050】
この処理がスタートしてから最初のS101では、CPU10は、図25に示す人工無能と会話画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この人工無能と会話画面には、閲覧者が疑似会話の相手とする人工無能の人工無能番号を設定するための人工無能番号テキストボックス79及び「呼び出す」ボタン80が含まれているとともに、この「呼び出す」ボタン80がクリックされた時に人工無能番号テキストボックス79中に設定された人工無能番号をパラメータとするHTTPリクエストメッセージ(識別情報を指定した会話要求)を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が組み込まれている。
【0051】
次のS102では、CPU10は、S101にてWebページデータを送信したユーザ端末2からHTTPリクエストメッセージを受信するのを待つ。そして、HTTPリクエストメッセージを受信すると、CPU10は、次のS103において、受信したHTTPリクエストメッセージ中に、データベース30に登録されている何れかの人工無能番号が含まれているか否かをチェックする。そして、HTTPリクエストメッセージ中のパラメータがデータベース30に登録されている何れの人工無能番号とも一致していない場合には、ユーザ端末2にエラーメッセージを応答した後に、処理をS102に戻して、ユーザ端末2からHTTPリクエストメッセージが送信され直されるのを待つ。
【0052】
これに対して、HTTPリクエストメッセージ中のパラメータがデータベース30に登録されている何れかの人工無能番号に一致する場合には、処理をS104へ進める。
【0053】
一方、人工無能を購入した会員は、もし自分がホームページを持っていれば、S010又はS019にて送信されたWebページデータ(HTMLデータ)に基づいてユーザ端末2のディスプレイ22上に表示された購入完了画面(図22)に含まれるタグを、そのまま、自分のホームページを表示させるためのHTMLデータに挿入する。
【0054】
その後、この会員又は第三者(以下、「閲覧者」という)がこのホームページのURLをWebブラウザ27に入力すると、Webブラウザ27はこのURLを指定したHTTPリクエストメッセージを人工無能サーバ装置1へ送信する。すると、Webサーバ31に基づいて、CPU10は図6のS201に示すように、そのホームページを表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ応答する。
【0055】
このWebページデータを受信したユーザ端末2のWebブラウザ27は、このWebページデータに基づいてホームページを表示する。さらに、Webブラウザ27は、Webページデータ中に挿入されているタグに囲まれたイメージタグに基づいて、この会員が購入した人工無能についてデータベース30中に格納されている画像データ13を人工無能サーバ装置1(Webサーバ31)に要求する。そして、図26に示すように、この画像データ13に基づいて、人工無能の画像をホームページ上に表示する。そして、閲覧者が、この人工無能の画像をクリックすると、Webブラウザ27は、タグに設定されているURLを指定したHTTPリクエストメッセージを、人工無能サーバ装置1へ送信する。
【0056】
図6に示すように、人工無能サーバ装置1のCPU10は、このHTTPリクエストメッセージを受信すると(S202)、受信したHTTPリクエストメッセージにおいて指定されているURLを解析し(S203)、データベース30に登録されている何れかの人工無能番号がそのURL中にパラメータとして含まれているか否かをチェックする(S204)。そして、データベース30に登録されている何れの人工無能番号も含まれていない場合には、ユーザ端末2にエラーメッセージを応答した後に、処理をS202に戻して、ユーザ端末2からHTTPリクエストメッセージが送信され直されるのを待つ。
【0057】
これに対して、データベース30に登録されている何れかの人工無能番号がURLに含まれている場合には、CPU10は、処理を図5におけるS104へ進める。
【0058】
何れの場合においても、S104では、CPU10は、パラメータとして指定された人工無能番号をキーとしてデータべース30を検索することにより、この人工無能番号を含む基本情報を探す。
【0059】
次のS105では、CPU10は、S104での検索の結果としてデータベース30から探し出された基本情報,この基本情報中の各画像データパスが示す画像データ1〜12,辞書データベースのパスが示す辞書データベース,及び、会話ログデータん6パスが示す会話ログデータを、データベース30から取得してRAM12上にコピーする。
【0060】
次のS106では、CPU10は、S105にてRAM12上にコピーした基本情報から、人工無能の名前を取得する。
【0061】
次のS107では、CPU10は、図27に示すようなFlash画面を表示させるためのFlash画面データを生成する。このFlash画面は、ユーザ端末2のオペレータが発言内容を設定する発言枠81及び「発信」ボタン82とともに、アニメーション表示領域83及び終了ボタン84が、含まれている。
【0062】
次のS108では、CPU10は、S107にて作成したFlash画面データにおけるアニメーション表示領域83に、S106にて取得した人工無能の名前(図27における「OO」の部分),S105にて取得した画像データ1(普通の表情),及び、所定の挨拶文「こんにちわ。あなたの名前は?」を、動的に埋め込む。
【0063】
次のS109では、CPU10は、S107及びS108にて作成したFlash画面データを、人工無能サーバ装置1へ送信する。このFlash画面データを受信したユーザ端末では、Flashプラグイン28によって、図27に示すようにFlash画面がディスプレイ22に表示される。このようにしてディスプレイ22にFlash画面が表示されているユーザ端末2において、閲覧者が入力装置21を用いて、Flash画面中の発言枠81に何らかの文字列を設定した状態で「送信」ボタン82をクリックすると、発言枠81に設定された文字列が閲覧者の発言内容として、人工無能サーバ装置1へ送信される。
【0064】
続いて、CPU10は、閲覧者と人工無能との間での疑似会話を成立させるために、S110乃至S121のループ処理を実行する。このループ処理に入って最初のS110では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から閲覧者の発言内容を受信するのを待ち、発言内容を受信すると、これを受け付ける。
【0065】
次のS111では、CPU10は、発言内容全文を、S105にて取得した辞書データベース中に登録されている全単語とマッチングする(何れかの単語が含まれているか否かを調べる)。但し、図28に示されるように、S109を経て最初にこのループ処理が実行される時点においてユーザ端末2から送信されてくる発言内容は、「あなたの名前は?」に対応した閲覧者の名前又はあいことばに限定されているので、S111はスキップされる。同様に、2回目にこのループ処理が実行される時点においてユーザ端末から送信されてくる発言内容が「はい」,「いいえ」又は「ただいま」である場合にも、S111はスキップされる。
【0066】
次のS112では、CPU10は、S111でのマッチングの結果として、辞書データベース中に登録されている何れかの単語が発言内容中に見出されたか否かをチェックする。そして、CPU10は、辞書データ中に登録されている何れかの単語が発言内容中に見出された場合には、処理をS113へ進め、見出されなかった場合には、処理をS115へ進める。但しS109を経て最初にこのループ処理が実行されたのであれば、処理は常にS113へ進められる。同様に、2回目にこのループ処理が実行される時点においてユーザ端末から送信されてくる発言内容が「はい」,「いいえ」又は「ただいま」である場合にも、処理はS113へ進められる。
【0067】
S113では、CPU10は、辞書データベース中において、S112にて見出された単語が所属するグループを特定し、更に、そのグループに対応している文章群の中から、その選択頻度を考慮して一つの応答文章を特定する。そして、特定した応答文章を含むFlash画面データをユーザ端末2へ送信する。すると、ユーザ端末2では、ディスプレイ22上に表示されているFlash画面中のアニメーション表示領域83に含まれている発言内容が、送信された応答文章に切り替わる。
【0068】
但し、S109を経て最初にこのループ処理が実行される時点においては、CPU10は、発言内容と基本情報中のあいことばとが一致していれば、図28(d)に示されるように、「おかえりなさい。」に基本情報中のユーザの名前が続く応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。これに対して、発言内容とあいことばとが一致していなければ、その発言内容は閲覧者の名前であるとみなすことができるので、CPU10は、発言内容を会話ログデータ中において検索する。そして、発言内容が何れかの閲覧者の名前と一致していれば、その閲覧者の閲覧履歴に従って、図28(c)に示されるように、「[閲覧者の名前]って、[閲覧者の最終閲覧日からの経過日数]日前にも来てくれた?」なる応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。これに対して、発言内容が何れの閲覧者の名前とも一致していなければ、CPU10は、図28(b)に示されるように、「あなたの名前は[閲覧者の名前]?」なる応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。
【0069】
一方、S109を経て2回目にこのループ処理が実行される時点において、1回目のループ処理における応答文章が「あなたの名前は[閲覧者の名前]?」であり、且つ今回の発言内容が「はい」であった場合,及び、1回目のループ処理における応答文章が「[閲覧者の名前]って、[閲覧者の最終閲覧日からの経過日数]日前にも来てくれた?」であり、且つ今回の発言内容が「いいえ」であった場合には、CPU10は、図28(e)に示されるように、「こんにちわ[閲覧者の名前]」なる応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。また、S109を経て2回目にこのループ処理が実行される時点において、1回目のループ処理における応答文章が「[閲覧者の名前]って、[閲覧者の最終閲覧日からの経過日数]日前にも来てくれた?」であり、且つ今回の発言内容が「はい」であった場合には、CPU10は、図28(f)に示されるように、「またきてくれてありがとう![閲覧者の名前]」なる応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。なお、S109を経て2回目にこのループ処理が実行される時点において、1回目のループ処理における応答文章が「あなたの名前は[閲覧者の名前]?」であり、且つ今回の発言内容が「いいえ」であった場合には、CPU10は、「こんにちわ。あなたの名前は?」なる応答文章をユーザ端末2へ送信するとともに、次回のループ処理を最初のループ処理として取り扱う。
【0070】
次のS114では、CPU10は、辞書データベースから、S113にて特定した応答文章に設定された感情度合い(感情及び感情量)に対応する画像データの番号(1〜12)を検索し、その番号が示す画像データ(画像データ1〜12)を含むFlash画面データをユーザ端末2へ送信する。すると、ユーザ端末2では、ディスプレイ22上に表示されているFlash画面中のアニメーション表示領域83に含まれている人工無能の画像が、送信された画像データによるものに切り替わる。S114が完了すると、CPU10は、処理をS120へ進める。
【0071】
一方、S115では、CPU10は、形態素解析サーバ33に基づいて、ユーザ端末2から受信した発言内容を、単語毎に分解する。
【0072】
次のS116では、CPU10は、会話エンジン32に基づいて、S115にて分解した各単語から、ランダムに一つをピックアップする。
【0073】
次のS117では、CPU10は、図29(b)に示すように、「[S116にてピックアップした単語]ってなに?」訊ねる応答文章を含むFlash画面データをユーザ端末2へ送信する。
【0074】
次のS118では、CPU10は、不明語を発言する場合に設定された表情画像に相当する画像番号の画像データを含むFlash画面データをユーザ端末2へ送信する。
【0075】
次のS119では、CPU10は、不明語登録処理を実行する。図8は、S119にて実行される不明語登録処理サブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入ってから最初のS201では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から閲覧者の発言内容(S117での質問に対する回答)を受信するのを待ち、発言内容を受信すると、これを受け付ける。
【0076】
次のS202では、CPU10は、S116にてピックアップした単語を、S201にて受け付けられた発言内容と一致するグループに属するものとして、データベース30への登録を試みる。データベース30では、S201にて受け付けられた発言内容と一致するグループが既に存在していれば、当該単語が登録されるが、S201にて受け付けられた発言内容と一致するグループが存在していなければ、当該単語は登録されない。
【0077】
次のS203では、CPU10は、S202での処理結果として単語が登録されたか否かをチェックする。そして、CPU10は、単語が登録された場合には処理をS204へ進め、単語が登録されなかった場合には処理をS206へ進める。
【0078】
S204では、CPU10は、図29(b)に示されるように、意味がわかったケースの応答文章「ありがとう」を含むFlash画面データを、ユーザ端末2へ送信する。
【0079】
次のS205では、CPU10は、予め定義されている意味が判ったケースの感動度合いに対応した画像番号の画像データを含むFlash画面データを、ユーザ端末2へ送信する。S205の完了後、CPU10は、この不明語登録処理を終了して、処理を図7のメインルーチンへ戻す。
【0080】
これに対して、S206では、CPU10は、ランダムにピックアップした自発的な応答文章(例えば、図29(c)に示される「よくわからないけど、いいや」)を含むFlash画面データを、ユーザ端末2へ送信する。
【0081】
次のS207では、CPU10は、S206にて送信した応答文章に対して予め定義されている感動度合いに対応した画像番号の画像データを含むFlash画面データを、ユーザ端末2へ送信する。S207の完了後、CPU10は、この不明語登録処理を終了して、処理を図7のメインルーチンへ戻す。
【0082】
処理が戻された図7のメインルーチンでは、CPU10は、S119の次に、処理をS120へ進める。
【0083】
S120では、CPU10は、今回の応答文章送信の記録(閲覧者名,時刻,閲覧者の発言内容,応答文章)をデータベース30中の当該人工無能についての会話ログデータに追記する。
【0084】
次のS121では、CPU10は、ユーザ端末2のディスプレイ22上に表示されているFlash画面中の終了ボタン84がクリックされたか否かに基づいて、人工無能との疑似会話が終了したか否かをチェックする。そして、未だ、疑似会話が終了していなければ、処理をS110へ戻して、次の回のループ処理を実行する。これに対して、疑似会話が終了した場合には、CPU10は、この人工無能と会話処理全体を終了する。
【0085】
次に、人工無能を購入した会員が、図17に示す人工無能Topページにおける「人工無能を設定変更する/解除する」ボタン43をクリックすると、そのボタン43に対応したURLを指定したHTTPリクエストメッセージ(辞書データベースの変更要求)が、閲覧者が操作するユーザ端末24のWebブラウザ27から人工無能サーバ装置1へ送信される。すると、画面作成サーバ34に基づいて、CPU10が図9に示す人工無能の設定変更/削除処理をスタートする。
【0086】
スタート後、最初のS301では、CPU10は、認証サーバ装置3に対して、認証を依頼する。すると、認証サーバ装置3は、上述したS003の場合と同様にして、「認証OK」又は「登録NG」を、人工無能サーバ装置1のCPU10に応答する。
【0087】
認証サーバ装置3からの応答を受信したCPU10は、次のS302において応答の内容をチェックし、応答が「認証NG」であれば、S303において、警告メッセージを表示するためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS301へ戻す。これに対して、応答が「認証OK」であれば、処理をS304へ進める。
【0088】
S304では、CPU10は、認証されたユーザID(認証情報)をキーとしてデータベースを検索することによって、このユーザIDを含む基本情報を、探し出す。
【0089】
次のS305では、CPU10は、S304にて探し出された各基本情報中の画像データ13のパスをイメージタグとして組み込んだ人工無能設変/削除ページHTMLデータを生成して、ユーザ端末2へ送信する。このHTMLデータに基づいてユーザ端末2のディスプレイ22上に表示されている人工無能設変/削除画面には、このHTMLデータに組み込まれた各画像データ13のパスへのイメージタグに従って、その会員が所有する全人工無能のリンク用画像が、貼り付けられている。そして、各リンク用画像には、それがクリックされた場合に、そのリンク用画像に対応した人工無能番号をパラメータとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのアクションが、設定されている。
【0090】
次のS306では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から何れかの人工無能番号(識別情報)を受信するのを待ち、何れかの人工無能番号を受信すると、これを受け付ける。
【0091】
次のS307では、CPU10は、S306にて受け付けた人工無能番号を含む基本情報をデータベース30内で特定し、特定した基本情報に基づいて、その基本情報が示す人工無能が既成の画像データを用いるものであるか、オリジナルの画像データを用いるものであるかを判断し、前者である場合には図31に示す内容の設定ページを表示させるためのHTMLデータを、後者である場合には図32に示す内容の設定ページを表示させるためのHTMLデータを、ユーザ端末2へ送信する。何れの設定ページも、複数の設定変更/削除項目を選択肢とするメニュー画面となっており、各選択肢には、それがクリックされた場合にその選択肢の識別情報をパラメータとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのアクションが、設定されている。
【0092】
次のS308では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から何れかの選択肢の識別情報を受信するのを待ち、何れかの識別情報を受信すると、これを受け付ける。
【0093】
次のS309では、S308にて受け付けた識別情報が何の項目に対応したものであるかをチェックし、「画像設定」であれば(オリジナル画像を使用する人工無能である場合に限る)処理をS310へ進め、「基本設定」であれば処理をS315へ進め、「ランキング設定」であれば処理をS320へ進め、「辞書設定」であれば処理をS325へ進め、「削除」であれば処理をS330へ進め、「タグ/人工無能番号表示」であれば処理をS335へ進める。
【0094】
S310では、CPU10は、図33に示す画像設定ページ画面の表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この画像設定ページ画面には、図23に示した画像アップロード画面と同様に、データベース30に登録されるべき14種類の画像データの夫々について、アップロード元パスが設定されるテキストボックス85及び「変更」ボタン86が含まれているとともに、この「変更」ボタン86がクリックされた時に各欄85に設定されているパスが夫々示す画像データを、画像データ1〜14として人工無能サーバ装置1へアップロードするアクション(POST)が、組み込まれている。
【0095】
次のS311では、CPU10は、ユーザ端末2から何れかの画像データを受信するのを待ち、何れか一つ又は複数の画像データを受信すると、これらを受け付ける。
【0096】
次のS312では、CPU10は、S311にて受け付けた画像データを、データベース33に登録するとともに、そのパスを、当該画像データに対応する画像番号の画像データへのパスとして、S307にて特定した基本情報に上書きする。
【0097】
次のS313では、CPU10は、S312での処理の結果として画像データの変更が成功したか否かをチェックする。そして、画像データの変更が成功した場合には、CPU10は、S314において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、画像データの変更が失敗した場合には、CPU10は、S314をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0098】
一方、S315では、CPU10は、図34に示す基本設定ページ画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この基本設定ページ画面には、図20及び図24に示した人工無能基本設定画面と同様に、人工無能の名前が設定される欄87,ユーザの名前が設定される欄88,ユーザの誕生日の月及び日が夫々設定されるドロップダウンリストボックス89,90,あいことばが設定される欄91及び「変更」ボタン92が含まれているとともに、「変更」ボタン92がクリックされた時に各アイテム87〜91のうち何れか一つ又は複数に設定されている情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。なお、図34に示される例は、S307において当該人工無能が既成の画像データを使用するものであると判断された場合にユーザ端末2へ送信されるものであるが、S307において当該人工無能がオリジナルの画像データを使用するものであると判断された場合には、基本設定ページ画面には、更に、図24に示した人工無能基本設定画面と同様に、その人工無能が疑似会話中において自己を指して呼ぶ呼び方が設定される欄,その人工無能が疑似会話中において話し相手を指して呼ぶ呼び方が設定される欄,その人工無能が疑似会話中において持ち主を指して呼ぶ呼び方が設定される欄,その人工無能が疑似会話中において対話文に付加する語尾が設定される欄が含まれる。
【0099】
次のS316では、CPU10は、ユーザ端末2から何れかの情報を受信するのを待ち、何れかの情報(たとえば、人工無能の名前など)を受信すると、これを受け付ける。
【0100】
次のS317では、CPU10は、S316にて受け付けた情報を、S307にて特定した基本情報に上書きする。
【0101】
次のS318では、CPU10は、S317での処理の結果として基本情報の変更が成功したか否かをチェックする。そして、基本情報の変更が成功した場合には、CPU10は、S319において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、基本情報の変更が失敗した場合には、CPU10は、S319をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0102】
一方、S320では、CPU10は、図35に示すランキング設定ページ画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。このランキング設定ページ画面には、図20及び図24に示した人工無能基本設定画面と同様に、ランキング登録するか否かが選択されるオプションボタン93,アピール文が設定される欄94,人工無能を呼び出すためのリンクを設定するホームページのURL及びホームページ名が夫々設定される欄95,96及び「変更」ボタン97が含まれているとともに、「変更」ボタン97がクリックされた時に各アイテム93〜96のうち何れか一つ又は複数に設定されている情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0103】
次のS321では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から何れかの情報を受信するのを待ち、何れかの情報(たとえば、ホームページのURL,ランキング登録するか否かなど)を受信すると、これを受け付ける。
【0104】
次のS322では、CPU10は、S321にて受け付けた情報を、S307にて特定した基本情報に上書きする。
【0105】
次のS323では、CPU10は、S322での処理の結果として基本情報の変更が成功したか否かをチェックする。そして、基本情報の変更が成功した場合には、CPU10は、S324において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、基本情報の変更が失敗した場合には、CPU10は、S324をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0106】
一方、S325では、CPU10は、図36に示す辞書設定ページ画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この辞書設定ページ画面には、複数の辞書設定の項目(単語追加,単語削除,文章追加,文章削除,グループ追加,グループ削除,学習設定)及び終了が、選択枝として含まれているとともに、各選択肢がクリックされた時にその選択肢の識別情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグが、組み込まれている。
【0107】
そして、CPU10は、ユーザ端末2から何れかの選択肢の識別情報を受信すると、次のS326において、ユーザ端末2からの辞書変更入力(辞書データベース変更操作情報)の受付を行う。具体的には、CPU10は、受信した識別情報が示す選択肢に対応した詳細設定画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)を、ユーザ端末2へ送信する。
【0108】
例えば、図37は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「単語追加」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、追加対象単語を設定する欄98,追加対象単語が属するグループが選択されるドロップダウンリストボックス99及び「追加する」ボタン100が含まれているとともに、「追加する」ボタン100がクリックされた時に各アイテム98,99に設定されている情報を追加対象単語についての情報であるとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0109】
また、図38は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「単語削除」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、削除対象単語が属するグループが選択されるドロップダウンリストボックス101及び「表示する」ボタン102が含まれているとともに、「表示する」ボタン102がクリックされた時にドロップダウンリストボックス101において選択されたグループを人工無能サーバ装置1へ通知させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0110】
また、図39は、単語削除の為の詳細設定画面(図38)上の「表示する」ボタン102がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、ユーザ端末2から通知されたグループに属する全単語を、チェックボックス103を付してリストアップしているとともに、「削除する」ボタン104を含んでおり、この「削除する」ボタン104がクリックされた時に、チェックボックス103がチェックされている単語を削除対象として人工無能サーバ装置1へ通知させるアクションが、組み込まれている。
【0111】
また、図40は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「文章追加」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、追加対象文章を設定する欄105,追加対象文章に対応付けられるグループ,選択頻度,感情及び感情量が夫々が選択されるドロップダウンリストボックス106〜109及び「追加する」ボタン110が含まれているとともに、「追加する」ボタン110がクリックされた時に各アイテム105〜109に設定されている情報を追加対象文章についての情報であるとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0112】
また、図41は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「文章削除」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、削除対象文章に対応付けられたグループが選択されるドロップダウンリストボックス111及び「表示する」ボタン112が含まれているとともに、「表示する」ボタン112がクリックされた時にドロップダウンリストボックス111において選択されたグループを人工無能サーバ装置1へ通知させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0113】
また、図42は、文章削除の為の詳細設定画面(図41)上の「表示する」ボタン112がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、ユーザ端末2から通知されたグループに対応付けられた全文章について、その文章の内容,その文章に対応付けられた感情,感情量及び選択頻度を、チェックボックス113を付してリストアップしているとともに、「削除する」ボタン114を含んでおり、この「削除する」ボタン114がクリックされた時に、チェックボックス113がチェックされている文章を削除対象として人工無能サーバ装置1へ通知させるアクションが、組み込まれている。
【0114】
また、図43は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「グループ追加」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、追加対象グループのグループ名を設定する欄115,追加対象グループに属する文字列を設定する欄116及び「追加する」ボタン117が含まれているとともに、「追加する」ボタン117がクリックされた時に各アイテム115,116に設定されている情報を追加対象ブループについての情報であるとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0115】
また、図44は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「グループ削除」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、全てのグループについて、そのグループ名及びそのグループに属する全単語を、チェックボックス118を付してリストアップしているとともに、「削除する」ボタン119を含んでおり、この「削除する」ボタン119がクリックされた時に、チェックボックス118がチェックされているグループを削除対象として人工無能サーバ装置1へ通知させるアクションが、組み込まれている。
【0116】
CPU10は、何れかの詳細設定画面(図37,図39,図40,図42,図43又は図44)を送信したユーザ端末2から送信されてくる情報を受信すると、受信した情報を、辞書変更入力(辞書データベース変更操作情報)であるとして受け付ける。
【0117】
次のS327では、CPU10は、S326にて受け付けた辞書変更入力の内容に従った変更処理(単語追加,単語削除,文章追加,文章削除,グループ追加,グループ削除)を、データベース30に対して実行する。
【0118】
次のS328では、CPU10は、S327での処理の結果として辞書データベース30の変更が成功したか否かをチェックする。そして、辞書データベース30の変更が成功した場合には、CPU10は、S329において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、基本情報の変更が失敗した場合には、CPU10は、S329をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0119】
一方、S330では、CPU10は、S306にて選択(人工無能番号が受信)された人工無能についてのサービス提供契約を解除する意志確認を当該会員に求める画面を表示するためのWebページデータ(HTMLデータ)を、ユーザ端末2へ送信する。この画面には、当該会員が契約解除の意思表示するためにクリックするボタンが含まれており、このボタンがクリックされると、その旨が人工無能サーバ装置1へ通知される。
【0120】
ユーザ端末2から契約解除の旨が通知されると、CPU10は、次のS331において、人工無能を削除するに当たって徴収される料金を当該会員に課金する処理を実行する。
【0121】
次のS332では、CPU10は、S306にて選択された人工無能についてのデータ(基本情報,画像データ,辞書データベース及び会話ログデータ)をデータベース30から削除する処理を実行する。
【0122】
次のS333では、CPU10は、S332での処理の結果として辞書データベース30の変更が成功したか否かをチェックする。そして、辞書データベース30の変更が成功した場合には、CPU10は、S334において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、基本情報の変更が失敗した場合には、CPU10は、S334をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0123】
一方、S335では、CPU10は、S306にて受信された人工無能番号に基づいてデータベース30を検索し、その人工無能番号を含む基本情報中のタグを抽出する。
【0124】
次のS336では、CPU10は、S336にて抽出したタグ及びS306にて受信した人工無能番号を、Webページデータ(HTMLデータ)に埋め込む。
【0125】
次のS337では、CPU10は、S336にて加工したWebページデータ(HTMLデータ)を、ユーザ端末2へ送信する。S337の完了後、CPU10は、処理をS308へ戻す。
【0126】
以上に説明したS308乃至S337のループ処理が繰り返し実行されることによって、会員が、S305にてユーザ端末2へ送信されたWebページデータ(HTMLデータ)に基づいて表示された人工無能設定/削除ページ上で選択した人工無能についての設定変更等の処理を全て完了すると、この会員は、S307にてユーザ端末2へ送信されたWebページデータ(HTMLデータ)に基づいて表示された設定ページ(図31,図32)上において「終了」をクリックする。すると、CPU10は、S309において、S308にて受け付けた識別情報が「終了」に対応したものであると判断するので、この人工無能設定変更/削除処理の全処理を終了する。
【0127】
ところで、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、以上に説明したようなユーザ端末2からのリクエストに応じた処理の他、日毎,週毎及び月毎の周期で、夫々、図16に示すランキング処理を、バッヂ処理にて自動実行する。このランキング処理は、疑似対話回数に基づいた人工無能の日間ランキング,週間ランキング及び月間ランキング(応答文章送信の回数を基準とした識別情報の順位付け)を夫々集計するための処理である。
【0128】
何れかのタイミングにおいてこのランキング処理をスタートさせると、CPU10は、最初のS401において、日間のランキングを集計するために日毎の周期でこのランキング処理をスタートさせたのか、週間のランキングを集計するために週毎の周期でこのランキング処理をスタートさせたのか、月間のランキングを集計するために月毎の周期でこのランキング処理をスタートさせたのかを、チェックする。そして、CPU10は、日間のランキングを集計するために日毎の周期でこのランキング処理をスタートさせた場合には、処理をS402へ進め、週間のランキングを集計するために週毎の周期でこのランキング処理をスタートさせた場合には、処理をS406へ進め、月間のランキングを集計するために月毎の周期でこのランキング処理をスタートさせた場合には、処理をS409へ進める。
【0129】
S402では、CPU10は、各人工無能の会話ログデータから、処理時点から過去1日の間になされた疑似会話の記録を夫々取得して、その回数を夫々集計する。
【0130】
次のS403では、CPU10は、S402にて集計した疑似会話の回数が最大のものから降順に、各人工無能の人工無能番号をソートする。
【0131】
次のS404では、CPU10は、S403にてソートされた人工無能番号の順序通りに、例えば疑似会話数ベスト10の人工無能のランキング画像(画像データ14),アピール文,その他の基本情報を列挙した日間ランキング画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)を作成する。S404の完了後、CPU10は、処理をS405へ進める。
【0132】
一方、S406では、CPU10は、各人工無能の会話ログデータから、処理時点から過去1週間の間になされた疑似会話の記録を夫々取得して、その回数を夫々集計する。
【0133】
次のS407では、CPU10は、S406にて集計した疑似会話の回数が最大のものから降順に、各人工無能の人工無能番号をソートする。
【0134】
次のS408では、CPU10は、S407にてソートされた人工無能番号の順序通りに、例えば疑似会話数ベスト10の人工無能のランキング画像(画像データ14),アピール文,その他の基本情報を列挙した週間ランキング画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)を作成する。S408の完了後、CPU10は、処理をS405へ進める。
【0135】
一方、S409では、CPU10は、各人工無能の会話ログデータから、処理時点から過去一ヶ月の間になされた疑似会話の記録を夫々取得して、その回数を夫々集計する。
【0136】
次のS410では、CPU10は、S409にて集計した疑似会話の回数が最大のものから降順に、各人工無能の人工無能番号をソートする。
【0137】
次のS411では、CPU10は、S410にてソートされた人工無能番号の順序通りに、例えば疑似会話数ベスト10の人工無能のランキング画像(画像データ14),アピール文,その他の基本情報を列挙した月間ランキング画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)を作成する。S411の完了後、CPU10は、処理をS405へ進める。
【0138】
S405では、CPU10は、S404,S408又はS411にて作成したWebページデータ(HTMLデータ)を、ハードディスク132内における所定のURLに対応した位置に格納する。S405の完了後、CPU10は、ランキング処理の全処理を終了する。
【0139】
その後、人工無能を購入した会員又は第三者(以下、「閲覧者」という)が、図17に示す人工無能Topページにおける「人工無能のランキング」ボタン44をクリックすると、そのボタン44に対応したURLを指定したHTTPリクエストメッセージが、閲覧者が操作するユーザ端末24のWebブラウザ27から人工無能サーバ装置1へ送信される。すると、CPU10が、図示せぬ選択画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この図示せぬ選択画面には、日間ランキング,週間ランキング又は月間ランキングを閲覧者に選択させるためのアイテムが、含まれている。そして、ユーザ端末2において閲覧者が何れかのアイテムを操作して何れかのランキングを選択すると、その選択されたランキングが人工無能サーバ装置1へ通知される。
【0140】
すると、CPU10は、Webサーバ31に基づいて、日間ランキングが選択された場合にはS404にて最新に作成されたWebページデータ(HTMLデータ),週間ランキングが選択された場合にはS408にて最新に作成されたWebページデータ(HTMLデータ),月間ランキングが選択された場合にはS411にて最新に作成されたWebページデータ(HTMLデータ)が、ユーザ端末2へ送信される。これらWebページデータ(HTMLデータ)に基づいて、ユーザ端末2において、Webブラウザ27によって、何れかのランキングがディスプレイ22に表示される。
【0141】
よって、閲覧者は、現在人気の高い人工無能を、日間,週間,月間のスパンで、知ることができる。
【0142】
以上のように構成された本実施形態によると、自分のホームページを所有している会員は、自己のホームページを閲覧しに来た第三者に自分の人工無能と疑似会話をさせようとする場合においても、自ら人工無能のCGIスプリクトを作成することなく、ただ、人工無能Topページ(図17)上の「人工無能を購入する」ボタン41をクリックし、所定の基本情報を入力するとともに、自ら人工無能のオリジナルの画像データを作成していれば、その画像データをアップロードし、自ら人工無能の画像データを作成していなければ、図18の人工無能購入画面から好みの人工無能のキャラクタを選択しさえすれば良い。そうすれば、入力された基本情報,及び、アップロードされた画像データ又は選択されたキャラクタの画像データとともに、辞書データベース及び会話ログデータが、データベース30に登録され、同時に、これらのデータに基づいてCGIスクリプト(画面作成サーバ34,会話エンジン32,形態素解析サーバ33)を起動させるタグが発行される。その結果、当該会員が自己所有のホームページにこのタグを組み込めば、当該会員及び第三者は、当該会員のホームページにアクセスして、上記タグに基づいてこのホームページ上に表示されているリンク画像をクリックすれば、この会員所有の人工無能と疑似会話を行うことができる。
【0143】
なお、最初にデータベース30に登録された時点では、辞書データベースには、既成のグループ及び単語しか登録されていないので、人工無能が理解できる単語(グループを特定してそれに対応する文章を応答することができる単語)は、あまり多くない。同様に、辞書データベースには、既成の文章しか登録されていないので、人工無能が応答することができる文章は、あまり多くない。もっとも、この人工無能が疑似会話を重ねれば、登録されたグループの範囲内ではあるが単語を学習(データベース30への自動登録)していくことはできる。しかしながら、それだけでは、グループ及び応答文章は増加しないので、会員は、人工無能Topページ(図17)から「人工無能を設定変更/削除する」ボタン43をクリックして、単語の他、グループ及び文章を登録していけば良い。
【0144】
また、本実施形態によれば、自らホームページを所有していない会員であっても、人工無能を所有し、その人工無能を第三者と疑似会話させることができる。この場合、当該会員及び第三者は、人工無能Topページ(図17)上の「人工無能と会話する」ボタン42をクリックして、人工無能と会話画面(図25)から人工無能番号を入力すれば良い。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラムによれば、各ユーザは、自ら自動対話プログラム(CGIスクリプト)を作成しなくても、人工無能キャラクタの画像データ及び幾つかの情報を設定するだけで、自己固有且つ個性を有する人工無能を動作させて、他者と疑似会話をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのネットワークシステムのブロック図
【図2】データベースのデータ構造を説明する構成図
【図3】人工無能購入処理を示すフローチャート
【図4】人工無能購入処理を示すフローチャート
【図5】人工無能と会話処理を示すフローチャート
【図6】ホームページからの人工無能呼出時の処理を示すフローチャート
【図7】人工無能と会話処理を示すフローチャート
【図8】図7のS119にて実行される不明語登録処理サブルーチンを示すフローチャート
【図9】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図10】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図11】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図12】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図13】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図14】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図15】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図16】ランキング処理を示すフローチャート
【図17】人工無能Topページ画面を示す図
【図18】人工無能購入画面を示す図
【図19】認証画面を示す図
【図20】人工無能基本設定画面を示す図
【図21】購入確認画面を示す図
【図22】購入完了画面を示す図
【図23】画像アップロード画面を示す図
【図24】人工無能基本設定画面を示す図
【図25】人工無能と会話画面を示す図
【図26】ユーザのホームページ例を示す図
【図27】Flash画面を示す図
【図28】疑似会話開始時点におけるFlash画面の推移を示す図
【図29】不明語が生じた際におけるFlash画面の推移を示す図
【図30】人工無能設定/削除画面を示す図
【図31】設定ページ画面を示す図
【図32】設定ページ画面を示す図
【図33】画像設定ページ画面を示す図
【図34】基本設定ページ画面を示す図
【図35】ランキング設定ページ画面を示す図
【図36】辞書設定ページ画面を示す図
【図37】単語追加用詳細設定画面を示す図
【図38】単語削除用詳細設定画面1を示す図
【図39】単語削除用詳細設定画面2を示す図
【図40】文章追加用詳細設定画面を示す図
【図41】文章削除用詳細設定画面1を示す図
【図42】文章削除用詳細設定画面2を示す図
【図43】グループ追加用詳細設定画面を示す図
【図44】グループ削除用詳細設定画面を示す図
【符号の説明】
1 人工無能サーバ装置
2 ユーザ端末
10 CPU
11 通信アダプタ
12 RAM
13 ハードディスク
30 データベース
31 Webサーバ
32 会話エンジン
34 画面作成サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動対話プログラムを利用した所謂人工無能による疑似会話サービスを、各ユーザ毎に提供するネットワーク疑似会話システム,及び、ネットワークに接続されるコンピュータを上記ネットワーク疑似会話システムとして機能させるためのネットワーク疑似会話プログラムに、関する。
【0002】
【従来の技術】
所謂人工無能とは、自動対話プログラムに従い、コンピュータの画面上に表示されたキャラクターに対する発言としてオペレータによって入力された会話文を受け付けるとともに、この会話文から抽出されたキーワードに対応して予め用意されていた会話文を当該キャラクターの発言として出力することによって、キャラクターとユーザとの間での会話を擬似的に成立させるコンピュータシステムであり、このようなシステムに擬似的に動作させられるキャラクタそのものを指す場合もある。このような人工無能は、近年における疑似生物育成コンピュータゲームの流行や、無人受付システム等の一般化に伴って、急速に発展してきている。例えば、本出願人は、先に、ネットワーク(インターネット)を介して複数ユーザ間でリアルタイムの会話をさせるチャットシステムに人工無能の技術を応用し、会話相手の見つからないユーザに人工無能のキャラクターと会話させるチャットシステムを開発し、特願2000−289729号として出願している(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−99494号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現実世界におけるペットの飼い主は、そのペットを飼育して愛玩することを楽む他、そのペットを同好者等の他人に披露することにも楽しみを覚えるものである。そこで、上述したような人工無能のキャラクターをあたかも各ユーザのペットのように位置付け、他者との間でも疑似会話をさせることも考えられる。
【0005】
しかしながら、人工無能をそのように位置付けるには、各ユーザに対応した個々の人工無能は、個性を持っていなければならない。そして、人工無能における個性とは、キャラクターの外見,又は/及び、自動対話のロジック(即ち、どのような単語に反応してどのような応答文を返すか)の内容に現れる。そのため、従来、自分のホームページ等において自己固有の人工無能を動作させようとするユーザは、自ら自動対話プログラム(CGIスクリプト)を作成しなければならなかった。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その課題は、各ユーザが、自ら自動対話プログラム(CGIスクリプト)を作成しなくても、自己固有且つ個性を有する人工無能を動作させて、他者と疑似会話をさせることができるネットワーク疑似会話システム,及び、ネットワークに接続されるコンピュータを上記ネットワーク疑似会話システムとして機能させるためのネットワーク疑似会話プログラムを、提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために案出された本発明によるネットワーク疑似会話シスムは、ネットワークを通じて端末と通信可能なコンピュータであるサーバ装置及びプログラムから構成されるネットワーク疑似会話システムであって、前記サーバ装置は、識別情報により互いに対応付けられたキャラクターの画像データ,及び、単語と応答文章との対応を定義する辞書データベースを格納する記憶装置と、前記プログラムに従って、何れかの端末から送信されてくる登録要求に応じて、一意の識別情報を特定するとともに、この特定された識別情報に対応付けて前記画像データ及び前記辞書データベースを前記記憶装置内に登録し、また、何れかの端末から送信されてくる何れかの識別情報を指定した会話要求に応じて、この指定された識別情報に対応した前記辞書データベースを前記記憶装置において特定するとともに、それ以後、当該会話要求元の端末から会話文を受信すると、当該会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれているか否かを調べ、前記会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれていると、その単語に対応するものとして前記辞書データベースによって定義されている何れかの応答文章及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶装置に登録されている何れかの画像データを、前記会話要求元の端末へ送信する処理装置とを、備えたことを特徴とする。
【0008】
同様に、本発明によるネットワーク疑似会話プログラムは、ネットワークを通じて端末と通信可能な通信装置及び記憶装置を有するコンピュータに対して、何れかの端末から送信されてくる登録要求に応じて、一意の識別情報を特定させるとともに、この特定された識別情報に対応付けて、キャラクターの画像データ及び単語と応答文章との対応を定義する辞書データベースを前記記憶装置内に登録させ、何れかの端末から送信されてくる何れかの識別情報を指定した会話要求に応じて、この指定された識別情報に対応した前記辞書データベースを前記記憶装置において特定させるとともに、それ以後、当該会話要求元の端末から会話文を受信すると、当該会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれているか否かを調べさせ、前記会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれていると、その単語に対応するものとして前記辞書データベースによって定義されている何れかの応答文章及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶装置に登録されている何れかの画像データを、前記会話要求元の端末へ送信させることを、特徴とする。
【0009】
このように構成された本発明によるネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラムによると、個々の端末が登録要求をサーバ装置へ送信する毎に、一意の識別情報が特定されるとともに、この識別情報に対応付けられた画像データ及び辞書データベースが、記憶装置に登録される。これら識別情報,画像データ及び辞書データベースの組合せが、個々の人工無能を動作させるための基礎データとなる。即ち、サーバ装置の処理装置は、何れかの端末,即ち、登録要求を送信した端末又はそれ以外の端末が、何れかの人工無能の識別情報を指定した会話要求を送信してくると、指定された識別情報に対応した前記辞書データベースを特定し、それ以後、その端末から人工無能向けの会話文を受信すると、当該会話文中に含まれている単語に対して前記特定した辞書データベースによって定義されている応答文章及び前記識別情報に対応する画像データを、前記会話要求元の端末へ送信することによって、会話要求元の端末のオペレータとの間で疑似会話を成り立たせる。このように、処理を実行する処理装置(プログラム)が同じであっても、会話要求において指定される識別情報が相違すれば、その処理装置(プログラム)が参照する画像データ及び辞書データべースが異なる。よって、自己固有の人工無能と他者との間で疑似対話をさせたいユーザは、端末を操作することによって登録要求をサーバ装置へ送信するだけで、自ら自動対話プログラム(CGIスクリプト)を作成しなくても、自己固有の人工無能を動作させることができる。
【0010】
識別情報とは、名前でも良いしコード情報であっても良い。後者の場合には、番号であっても記号であっても良い。
【0011】
識別情報を特定するとは、端末から受信したユーザ指定の識別情報をそのまま採用することや、処理装置が自ら生成することを意味する。
【0012】
また、辞書データベースに、更に、各応答文章毎に感情度合が定義され、記憶装置に、前記識別情報に対応付けられているとともに複数種類の感情度合に夫々対応付けられた複数の画像データが登録されても良い。この場合、処理装置は、何れかの応答文章を前記会話要求元の端末へ送信する際に、その応答文章に対応するものとして前記特定した辞書データベースに定義された感情度合を読み出し、読み出した感情度合及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶情報に登録されている画像データを、前記会話要求元の端末へ送信すれば良い。このように構成されれば、個々の人工無能毎に、感情の表し方をキャラクターの外見の変化のさせ方として独自性を持たせることによって、更に、個性を与えることができる。
【0013】
また、処理装置による画像データの登録は、登録要求元の端末が画像データを送信してきた場合には、この画像データを記憶装置に格納して行えば良いが、記憶装置に予め複数種類のキャラクターの画像データが格納されている場合には、登録要求元の端末が何れかの種類のキャラクターを選択するための情報を送信してきたときに、その情報によって選択されるキャラクターの画像データを前記特定された識別情報に対応付けて行うようにしても良い。前者の場合には、ユーザは自分でキャラクターのデザインも行うことができるので、人工無能に対して更に個性を持たせることができる。後者の場合には、ユーザは、自分で画像データを用意できない場合でも、人工無能を持つことができる。
【0014】
また、記憶装置に、ユーザの認証情報が、前記画像データ及び前記辞書データベースに対応付けられた識別情報に対して更に対応付けられて登録され、前記処理装置が、何れかの端末から送信されてくる何れかのユーザの有効な認証情報を指定した辞書データベースの変更要求を受信すると、それ以後、前記認証情報に対応付けて前記記憶装置に登録されている識別情報を指定した前記変更要求端末からの辞書データベース変更操作情報に応じて、当該指定された識別情報に対応付けて前記記憶装置に登録されている辞書データベースの内容を変更しても良い。このように構成されれば、各人工無能についての登録要求を端末から送信したユーザは、辞書データベースの内容を自ら変化させることができるので、人工無能に対して更に個性を与えることができる。
【0015】
記憶装置に、各識別情報毎の応答文章送信のログが記録され、処理装置が、一定周期毎に、各識別情報毎のログに基づいて、応答文章送信の回数を基準とした識別情報の順位付けを行っても良い。このようにすれば、各ユーザは、自己の
人工無能の人気の程度を知ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明によるネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラムの実施の形態を、説明する。
(システム構成)
図1は、上記ネットワーク疑似会話システムが実現されているネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。この図1に示されるように、このネットワークシステムは、インターネットを介して相互に接続された2台のサーバ装置(人工無能サーバ装置1,認証サーバ装置3)と、複数のユーザ端末2(図1においては1台のみ図示)とから、構成されている。この人工無能サーバ装置1及び認証サーバ装置3は、コンテンツ提供サービスを実施する業者(以下、「サービス提供者」と称する)によって運営されている一群のサーバ装置のうちの2台であり、人工無能サーバ装置1はウェッブコンテンツ(HTMLデータ,その他のデジタルコンテンツ)をインターネット上に公開する機能を有しており、認証サーバ装置3はサービス提供者に予め登録されている会員を認証する機能を有している。
【0017】
図1に示されたユーザ端末2は、一般的なインターネットアクセス可能なパーソナルコンピュータであり、バスBを介して相互に接続されたCPU20,入力装置21,ディスプレイ22,ハードディスク23,RAM24及びモデム25から構成されている。CPU20は、ハードディスク23に格納されている各種プログラムを順次RAM24上に読み出して実行することによってその処理結果をディスプレイ22上に表示する処理装置である。モデム25は、CPU20による制御に従ってCPU20から受け取った信号をインターネットが構築されている物理回線に適した信号形態に変換するとともに、インターネットから受信した信号をCPU20が処理可能な信号形態に変換する。入力装置21は、CPU20が上記プログラムに従った処理を実行する際にオペレータが各種命令を入力するためのキーボードやマウス等のポインティングデバイスである。
【0018】
CPU20がハードディスク23からRAM24上に読み出して実行するプログラムには、オペレーションシステム(OS)26,Webブラウザ27及びFlashプラグイン28が、含まれている。オペレーションシステム26は、ユーザ端末2を構成する各ハードウェアを制御する機能や、インターネットに対する通信機能(即ち、TCP/IPに従った通信機能)を実現する基本プログラムである。また、Webブラウザ26は、CPU20によって読み出されて実行されることによって、入力装置21を介して入力又は指定された情報を格納したHTTPリクエストメッセージをインターネット経由で各種サーバ装置(人工無能サーバ装置1等)へ送信するとともに、このHTTPリクエストメッセージに対応してインターネット経由で受信したHTTPレスポンスメッセージに格納されたウェブコンテンツ(HTMLデータ等)に基づいて、ディスプレイ32上に画面表示を行う。このWebブラウザ23は、Flash(米国マクロメディア社の商標)対応の機能を備えており、ウェッブコンテンツに含まれるFlashファイルをFlashプラグイン28を用いて再生し、画面中においてアニメーション表示を行う。
【0019】
人工無能サーバ装置1は、ここでは一台のコンピュータであるとして説明するので、互いにバスBによって接続されたCPU10,通信アダプタ11,RAM12及びハードディスク13から、構成されている。これらのうち、CPU10は、この人工無能サーバ装置1全体の制御を行う中央処理装置である。また、RAM12は、CPU10が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開される主記憶装置である。また、通信アダプタ11は、インターネット100が構築されている回線(インターネットバックボーン)とのインターフェースをなす通信装置である。
【0020】
ハードディスク13は、CPU20によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納している外部記憶装置である。このハードディスク13に格納されているデータには、図2にその詳細構成を示すデータベース30が含まれている。このデータベース30は、後述する画面生成サーバ34及び会話エンジン32によって仮想的に動作させられる(即ち、ユーザ端末2を操作するオペレータと疑似会話させられる)人工無能毎に、その人工無能の個性を定義するデータを格納するデータベースである。具体的には、このデータベース30には、各人工無能毎に、基本情報,画像データ,辞書データベース及び会話ログデータが、格納されている。画像データは、全部で14個(画像データ1〜14)用意されているキャラクターの画像データである。そのうち、画像データ1は疑似会話中に用いられる普通の表情のキャラクターを表示するための画像データであり、画像データ2は同じく喜んでいる表情のキャラクターを表示するための画像データである。画像データ3乃至データ12も、疑似会話中に用いられる画像データであり、夫々、喜怒哀楽の区別及び感情量の組合せ(感情度合)に対応した表情を表す。また、画像データ13は、人工無能を呼び出す(即ち、後述する会話エンジン32を起動する)リンク画像として用いられる画像を表示するための画像データである。また、画像データ14は、後述するランキング用の画像データである。基本情報は、更に、その人工無能の持ち主であるユーザ(コンテンツ提供者に予め登録された会員であって、その人工無能の登録を要求した者)のユーザID,その人工無能に対して一意に付与された識別情報である人工無能番号,その人工無能に対してその持ち主のユーザによって与えられた名前,その人工無能の持ち主のユーザの名前,その人工無能の持ち主の誕生日,その人工無能の持ち主を識別するためのあいことば,その人工無能を後述するランキングに登録するか否か,その人工無能をランキングにおいて紹介するためのアピール文,その人工無能を呼び出すためのリンクを設定したホームページのURL及びホームページ名,そのリンクを設定するためのタグ,その人工無能が疑似会話中において自己を指して呼ぶ呼び方(「ぼく」等),その人工無能が疑似会話中において話し相手を指して呼ぶ呼び方(「おまえ」,「相手の名前+さん/ちゃん」等),その人工無能が疑似会話中において持ち主を指して呼ぶ呼び方(「ご主人様」,「おまえ」,「持ち主の名前+さん/ちゃん」等),その人工無能が疑似会話中において対話文に付加する語尾(「ワン」等),画像データ1乃至14のパス,辞書データベースのパス,及び、会話ログデータのパスから、構成されている。
【0021】
辞書データベースは、その人工データが認識可能な各単語を、その単語が属するグループ名と対応付けて格納しているとともに、認識した単語に対応してその人工無能が発言する文章(応答文書)を、その単語が属するグループ名,その文章を発言する際の画像に対応した感情(喜怒哀楽の種類)及び感情量,並びに、その文書を発言する頻度を規定する選択頻度に対応付けて、格納している。即ち、この辞書データベースは、単語と応答文章との対応を定義している。
【0022】
会話ログデータは、その人工無能と話相手との間に交わされた疑似会話の内容(対話のなされた時刻,話相手の名前,話相手からの対話文から抽出された単語,人工無能が発した発言)を記録したデータ(即ち、応答文章送信のログ)である。
【0023】
上述したハードディスク13に格納されているとともにCPU10によってRAM12上に読み出されて実行される各種プログラムには、コンテンツ提供サービスを実施するためのWebサーバ31の他、会話エンジン32,形態素解析サーバ33,画面作成サーバ34,中継サーバ34及びデータサーバ36が、含まれている。
【0024】
データサーバ36は、ユーザ端末2から送信されてきたコマンドに従って新規の人工無能についての上記データをデータベース30に登録したり、変更するとともに、ユーザ端末2からのリクエストに指定されたURLに含まれる人工無能番号が示す人工無能についてのデータをデータベース30から一時的にRAM12上にコピーする。
【0025】
会話エンジン32は、RAM12上にコピーされたデータに従って、ユーザ端末2のオペレータとの間で疑似会話を実行する。具体的には、この会話エンジン32は、ユーザ端末2から送信された来た会話文を受信すると、その会話文の解析を形態素解析サーバ33に依頼し、形態素解析サーバ33からの解析結果に基づいて、その会話文に含まれる単語がデータベース30のコピー中に登録されているか否かを判断し、登録されていれば、その単語が属するグループに対応した何れかの文章(応答文書)を読み出してユーザ端末2へ応答する。
【0026】
形態素解析サーバ33は、会話エンジン32からユーザ端末2から送信されてきた会話文の解析を依頼されると、会話文を単語に分解して、夫々、その品詞を解析し、その解析結果を会話エンジン32へ応答する。
【0027】
画面作成サーバ34は、データサーバ36及び会話エンジン32が上述する処理を実行するのに同期して、データサーバ36及び会話エンジン32によって指定されたデータを雛形Webページデータに埋め込むことによって、各種画面(人工無能の新規登録時においてデータベース30へ格納すべき各種データを入力させるための入力画面,疑似会話時において人工無能の発言文章をそのキャラクターの画像とともに表示するための画面)のWebページデータを生成し、ユーザ端末2へ応答すべきものとして、Webサーバ31に渡す。
【0028】
中継サーバ35は、データサーバ36が人工無能を新規登録する時に、その人工無能を購入(代金を支払って新規登録)しようとするユーザ(ユーザ端末2のオペレータ)がコンテンツ提供者の会員として予め登録されているか否かの認証を認証サーバ装置3へ依頼し、認証が完了するまでユーザ端末2と認証サーバ装置3との間でメッセージを中継する。
【0029】
認証サーバ装置3は、上記人工無能サーバ装置1と同様のハードウェア構成を有するコンピュータであり、そのハードディスクには、コンテンツ提供者の全会員のユーザID及びパスワードを登録した会員データベース(図示略)が格納されているとともに、中継サーバ35からの要求に応じて、ユーザ端末2へユーザID及びパスワードを問い合わせる画面のWebデータを送信するとともに、その画面に入力されたユーザID及びパスワードの組合せが会員データベースに登録されているか否かに基づいた認証結果を、中継サーバ35に応答するプログラムが格納されている。
【0030】
なお、図1においては、説明の都合上、人工無能サーバ装置1を1台のコンピュータとして図示したが、人工無能サーバ装置1上で実行される各サーバが、サービス提供者によって運営されている別々のコンピュータに分担されて実行されても良い、個々のサーバが複数のコンピュータに分散されて実行されても良い。(処理内容)
次に、上記した各種プログラム(Webサーバ31,会話エンジン32,形態素解析サーバ33,画面生成サーバ34,中継サーバ35,データサーバ36)に基づいて人工無能サーバ装置1のCPU10が実行する処理を、図3乃至図16のフローチャート,及び、図17乃至図46の画面例に基づいて説明する。
【0031】
最初に、ユーザ端末2が人工無能TOPページのURLを指定したHTTPリクエストメッセージを送信して来ると、CPU10は、図17に示す人工無能TOPページを表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2に応答する。図17に示すように、この人工無能TOPページには、「人工無能を購入する」ボタン41,「人工無能と会話する」ボタン42,「人工無能の設定変更する/解除する」ボタン43,「人工無能のランキング」ボタン44が、夫々に応じたURLを指定したアンカータグと共に設定されている。
【0032】
そして、ユーザ端末2のオペレータが、入力装置31への操作を通じて「人工無能を購入する」ボタン41をクリックすると、このボタン41に応じたURLを指定したHTTPリクエストメッセージ(登録要求に相当)がユーザ端末2のWebブラウザ27から人工無能サーバ装置1へ送信される。すると、画面作成サーバ34に基づいて、CPU10が図3のフローチャートに示す人工無能購入処理をスタートする。この処理がスタートしてから最初のS001では、CPU10は、図18に示す人工無能購入Webページを表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2に応答する。図18に示すように、この人工無能購入Webページには、3通りの基本の人工無能(既成のキャラクタ画像を有する人工無能)に夫々対応した「選択」ボタン45,及び、「オリジナル人工無能を作成」する選択枝に対応した「選択」ボタン45が、含まれている。各「選択」ボタン45には、夫々の選択内容をパラメータ(何れかの種類のキャラクターを選択するための情報に相当)として人工無能サーバ装置1に通知させるアクションが組み込まれている。
【0033】
次のS002では、CPU10は、ユーザ端末2からの応答に基づいて、基本の人工無能を購入することが選択されたか否かをチェックする。そして、CPU10は、基本の人工無能を購入することが選択された場合には処理をS003へ進め、オリジナル人工無能を作成することが選択された場合には処理をS011へ進める。
【0034】
S003では、CPU10は、認証サーバ装置3に対して、認証を依頼する。すると、認証サーバ装置3は、図19に示す認証画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この認証画面には、ID欄46,パスワード欄47及び「OK」ボタン48が含まれているとともに、「OK」ボタン48がクリックされた時にID欄46及びパスワード欄47に夫々入力されている二つの文字列をユーザのID及びパスワードとして認証サーバ3へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。認証サーバ装置3は、このWebページデータを送信したユーザ端末2から認証情報であるID及びパスワードを受信すると、そのID及びパスワードの組合せが会員データベースに登録されているか否かをチェックし、登録されていれば「認証OK」を、登録されていなければ「登録NG」を、人工無能サーバ装置1のCPU10に応答する。
【0035】
認証サーバ装置3からの応答を受信したCPU10は、次のS004において、応答の内容をチェックし、応答が「認証NG」であれば、S005において、警告メッセージを表示するためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS003へ戻す。これに対して、応答が「認証OK」であれば、処理をS006へ進める。
【0036】
S006では、CPU10は、図20に示す人工無能基本設定画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この人工無能基本設定画面には、データベース30に登録されるべき人工無能の名前が設定される欄49,ユーザの名前が設定される欄50,ユーザの誕生日の月及び日が夫々設定されるドロップダウンリストボックス51,52,あいことばが設定される欄53,ランキング登録するか否かが選択されるオプションボタン54,アピール文が設定される欄55,人工無能を呼び出すためのリンクを設定するホームページのURL及びホームページ名が夫々設定される欄56,57及び「確認」ボタン58が含まれているとともに、「確認」ボタン58がクリックされた時に各アイテム49〜57に設定されている情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0037】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からの情報を受信すると、CPU10は、次のS007において、図21に示す購入確認画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この購入確認画面には、人工無能基本画面において設定された設定内容が表示される設定内容リストボックス59,「購入」ボタン60及び「キャンセル」ボタン61が含まれているとともに、各ボタン60,61がクリックされた時にクリックされたボタンの種類をパラメータとして人工無能サーバ装置1へ送信させるアクションが、組み込まれている。
【0038】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からの情報を受信すると、CPU10は、次のS008において、クリックされたボタンの種別をチェックし、「キャンセル」ボタン61がクリックされた場合には処理をS001へ戻し、「購入」ボタン60がクリックされた場合には、処理をS009へ進める。
【0039】
S009では、CPU10は、S004にて認証された会員(即ち、ユーザ端末2のオペレータ)のアカウントに、人工無能サービス提供の代金を課金する処理を行う。これととともに、CPU10は、以上のようにして購入された人工無能についての人工無能番号を生成し、この人工無能番号をパラメータとして人工無能を呼び出すリンク設定用タグ(購入された基本の人工無能についての画像データ13のパスをイメージタグとして含む),辞書データベース及び会話ログデータを生成し、このタグ,辞書データベースのパス,会話ログデータのパス及び購入された人工無能についての画像データ1〜14のパスとともに、人工無能基本画面において設定された設定内容を、データベース30に登録する。
【0040】
次のS010では、CPU10は、図22に示す購入完了画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この購入完了画面には、S009にて生成された人工無能を呼び出すリンクを設定するためのタグ62が、含まれている。S010を完了すると、CPU10は、全処理を終了する。
【0041】
一方、S011では、CPU10は、認証サーバ装置3に対して、認証を依頼する。すると、認証サーバ装置3は、上述したS003の場合と同様にして、「認証OK」又は「登録NG」を、人工無能サーバ装置1のCPU10に応答する。
【0042】
認証サーバ装置3からの応答を受信したCPU10は、次のS012において応答の内容をチェックし、応答が「認証NG」であれば、S013において、警告メッセージを表示するためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS011へ戻す。これに対して、応答が「認証OK」であれば、処理をS014へ進める。
【0043】
S014では、CPU10は、図23に示す画像アップロード画面の表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この画像アップロード画面には、データベース30に登録されるべき14種類の画像データの夫々について、アップロード元パスが設定されるテキストボックス63及び「アップロードして次へ」ボタン64が含まれているとともに、この「アップロードして次へ」ボタン64がクリックされた時に各欄63に設定されているパスが夫々示す画像データを、画像データ1〜14として人工無能サーバ装置1へアップロードするアクションが、組み込まれている。
【0044】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からアップロードされた画像データ1〜14を受信すると、CPU10は、次のS015において、図24に示す人工無能基本設定画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この人工無能基本設定画面には、データベース30に登録されるべき人工無能の名前が設定される欄65,ユーザの名前が設定される欄66,ユーザの誕生日の月及び日が夫々設定されるドロップダウンリストボックス67,68,あいことばが設定される欄69,ランキング登録するか否かが選択されるオプションボタン70,アピール文が設定される欄71,人工無能を呼び出すためのリンクを設定するホームページのURL及びホームページ名が夫々設定される欄72,73,その人工無能が疑似会話中において自己を指して呼ぶ呼び方が設定される欄74,その人工無能が疑似会話中において話し相手を指して呼ぶ呼び方が設定される欄75,その人工無能が疑似会話中において持ち主を指して呼ぶ呼び方が設定される欄76,その人工無能が疑似会話中において対話文に付加する語尾が設定される欄77及び「確認」ボタン78が含まれているとともに、「確認」ボタン78がクリックされた時に各アイテム65〜77に設定されている情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0045】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からの情報を受信すると、CPU10は、次のS016において、図21に示す購入確認画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。
【0046】
このWebページデータを送信したユーザ端末2からの情報を受信すると、CPU10は、次のS017において、クリックされたボタンの種別をチェックし、「キャンセル」ボタン61がクリックされた場合には処理をS001へ戻し、「購入」ボタン60がクリックされた場合には、処理をS018へ進める。
【0047】
S018では、CPU10は、S012にて認証された会員(即ち、ユーザ端末2のオペレータ)のアカウントに、人工無能サービス提供の代金を課金する処理を行う。これととともに、CPU10は、以上のようにして購入された人工無能についての人工無能番号を生成し、この人工無能番号をパラメータとして人工無能を呼び出すリンク設定用タグ(S014にてアップロードされた画像データ13のパスをイメージタグとして含む),辞書データベース及び会話ログデータを生成し、このタグ,辞書データベースのパス,会話ログデータのパス及びS014にてアップロードされた画像データ1〜14のパスとともに、人工無能基本画面において設定された設定内容を、データベース30に登録する。
【0048】
次のS019では、CPU10は、図22に示す購入完了画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。S019を完了すると、CPU10は、全処理を終了する。
【0049】
その後、人工無能を購入した会員又は第三者(以下、「閲覧者」という)が、図17に示す人工無能Topページにおける「人工無能と会話する」ボタン42をクリックすると、そのボタン42に対応したURLを指定したHTTPリクエストメッセージが、閲覧者が操作するユーザ端末24のWebブラウザ27から人工無能サーバ装置1へ送信される。すると、画面作成サーバ34に基づいて、CPU10が図5に示す人工無能と会話処理をスタートする。
【0050】
この処理がスタートしてから最初のS101では、CPU10は、図25に示す人工無能と会話画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この人工無能と会話画面には、閲覧者が疑似会話の相手とする人工無能の人工無能番号を設定するための人工無能番号テキストボックス79及び「呼び出す」ボタン80が含まれているとともに、この「呼び出す」ボタン80がクリックされた時に人工無能番号テキストボックス79中に設定された人工無能番号をパラメータとするHTTPリクエストメッセージ(識別情報を指定した会話要求)を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が組み込まれている。
【0051】
次のS102では、CPU10は、S101にてWebページデータを送信したユーザ端末2からHTTPリクエストメッセージを受信するのを待つ。そして、HTTPリクエストメッセージを受信すると、CPU10は、次のS103において、受信したHTTPリクエストメッセージ中に、データベース30に登録されている何れかの人工無能番号が含まれているか否かをチェックする。そして、HTTPリクエストメッセージ中のパラメータがデータベース30に登録されている何れの人工無能番号とも一致していない場合には、ユーザ端末2にエラーメッセージを応答した後に、処理をS102に戻して、ユーザ端末2からHTTPリクエストメッセージが送信され直されるのを待つ。
【0052】
これに対して、HTTPリクエストメッセージ中のパラメータがデータベース30に登録されている何れかの人工無能番号に一致する場合には、処理をS104へ進める。
【0053】
一方、人工無能を購入した会員は、もし自分がホームページを持っていれば、S010又はS019にて送信されたWebページデータ(HTMLデータ)に基づいてユーザ端末2のディスプレイ22上に表示された購入完了画面(図22)に含まれるタグを、そのまま、自分のホームページを表示させるためのHTMLデータに挿入する。
【0054】
その後、この会員又は第三者(以下、「閲覧者」という)がこのホームページのURLをWebブラウザ27に入力すると、Webブラウザ27はこのURLを指定したHTTPリクエストメッセージを人工無能サーバ装置1へ送信する。すると、Webサーバ31に基づいて、CPU10は図6のS201に示すように、そのホームページを表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ応答する。
【0055】
このWebページデータを受信したユーザ端末2のWebブラウザ27は、このWebページデータに基づいてホームページを表示する。さらに、Webブラウザ27は、Webページデータ中に挿入されているタグに囲まれたイメージタグに基づいて、この会員が購入した人工無能についてデータベース30中に格納されている画像データ13を人工無能サーバ装置1(Webサーバ31)に要求する。そして、図26に示すように、この画像データ13に基づいて、人工無能の画像をホームページ上に表示する。そして、閲覧者が、この人工無能の画像をクリックすると、Webブラウザ27は、タグに設定されているURLを指定したHTTPリクエストメッセージを、人工無能サーバ装置1へ送信する。
【0056】
図6に示すように、人工無能サーバ装置1のCPU10は、このHTTPリクエストメッセージを受信すると(S202)、受信したHTTPリクエストメッセージにおいて指定されているURLを解析し(S203)、データベース30に登録されている何れかの人工無能番号がそのURL中にパラメータとして含まれているか否かをチェックする(S204)。そして、データベース30に登録されている何れの人工無能番号も含まれていない場合には、ユーザ端末2にエラーメッセージを応答した後に、処理をS202に戻して、ユーザ端末2からHTTPリクエストメッセージが送信され直されるのを待つ。
【0057】
これに対して、データベース30に登録されている何れかの人工無能番号がURLに含まれている場合には、CPU10は、処理を図5におけるS104へ進める。
【0058】
何れの場合においても、S104では、CPU10は、パラメータとして指定された人工無能番号をキーとしてデータべース30を検索することにより、この人工無能番号を含む基本情報を探す。
【0059】
次のS105では、CPU10は、S104での検索の結果としてデータベース30から探し出された基本情報,この基本情報中の各画像データパスが示す画像データ1〜12,辞書データベースのパスが示す辞書データベース,及び、会話ログデータん6パスが示す会話ログデータを、データベース30から取得してRAM12上にコピーする。
【0060】
次のS106では、CPU10は、S105にてRAM12上にコピーした基本情報から、人工無能の名前を取得する。
【0061】
次のS107では、CPU10は、図27に示すようなFlash画面を表示させるためのFlash画面データを生成する。このFlash画面は、ユーザ端末2のオペレータが発言内容を設定する発言枠81及び「発信」ボタン82とともに、アニメーション表示領域83及び終了ボタン84が、含まれている。
【0062】
次のS108では、CPU10は、S107にて作成したFlash画面データにおけるアニメーション表示領域83に、S106にて取得した人工無能の名前(図27における「OO」の部分),S105にて取得した画像データ1(普通の表情),及び、所定の挨拶文「こんにちわ。あなたの名前は?」を、動的に埋め込む。
【0063】
次のS109では、CPU10は、S107及びS108にて作成したFlash画面データを、人工無能サーバ装置1へ送信する。このFlash画面データを受信したユーザ端末では、Flashプラグイン28によって、図27に示すようにFlash画面がディスプレイ22に表示される。このようにしてディスプレイ22にFlash画面が表示されているユーザ端末2において、閲覧者が入力装置21を用いて、Flash画面中の発言枠81に何らかの文字列を設定した状態で「送信」ボタン82をクリックすると、発言枠81に設定された文字列が閲覧者の発言内容として、人工無能サーバ装置1へ送信される。
【0064】
続いて、CPU10は、閲覧者と人工無能との間での疑似会話を成立させるために、S110乃至S121のループ処理を実行する。このループ処理に入って最初のS110では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から閲覧者の発言内容を受信するのを待ち、発言内容を受信すると、これを受け付ける。
【0065】
次のS111では、CPU10は、発言内容全文を、S105にて取得した辞書データベース中に登録されている全単語とマッチングする(何れかの単語が含まれているか否かを調べる)。但し、図28に示されるように、S109を経て最初にこのループ処理が実行される時点においてユーザ端末2から送信されてくる発言内容は、「あなたの名前は?」に対応した閲覧者の名前又はあいことばに限定されているので、S111はスキップされる。同様に、2回目にこのループ処理が実行される時点においてユーザ端末から送信されてくる発言内容が「はい」,「いいえ」又は「ただいま」である場合にも、S111はスキップされる。
【0066】
次のS112では、CPU10は、S111でのマッチングの結果として、辞書データベース中に登録されている何れかの単語が発言内容中に見出されたか否かをチェックする。そして、CPU10は、辞書データ中に登録されている何れかの単語が発言内容中に見出された場合には、処理をS113へ進め、見出されなかった場合には、処理をS115へ進める。但しS109を経て最初にこのループ処理が実行されたのであれば、処理は常にS113へ進められる。同様に、2回目にこのループ処理が実行される時点においてユーザ端末から送信されてくる発言内容が「はい」,「いいえ」又は「ただいま」である場合にも、処理はS113へ進められる。
【0067】
S113では、CPU10は、辞書データベース中において、S112にて見出された単語が所属するグループを特定し、更に、そのグループに対応している文章群の中から、その選択頻度を考慮して一つの応答文章を特定する。そして、特定した応答文章を含むFlash画面データをユーザ端末2へ送信する。すると、ユーザ端末2では、ディスプレイ22上に表示されているFlash画面中のアニメーション表示領域83に含まれている発言内容が、送信された応答文章に切り替わる。
【0068】
但し、S109を経て最初にこのループ処理が実行される時点においては、CPU10は、発言内容と基本情報中のあいことばとが一致していれば、図28(d)に示されるように、「おかえりなさい。」に基本情報中のユーザの名前が続く応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。これに対して、発言内容とあいことばとが一致していなければ、その発言内容は閲覧者の名前であるとみなすことができるので、CPU10は、発言内容を会話ログデータ中において検索する。そして、発言内容が何れかの閲覧者の名前と一致していれば、その閲覧者の閲覧履歴に従って、図28(c)に示されるように、「[閲覧者の名前]って、[閲覧者の最終閲覧日からの経過日数]日前にも来てくれた?」なる応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。これに対して、発言内容が何れの閲覧者の名前とも一致していなければ、CPU10は、図28(b)に示されるように、「あなたの名前は[閲覧者の名前]?」なる応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。
【0069】
一方、S109を経て2回目にこのループ処理が実行される時点において、1回目のループ処理における応答文章が「あなたの名前は[閲覧者の名前]?」であり、且つ今回の発言内容が「はい」であった場合,及び、1回目のループ処理における応答文章が「[閲覧者の名前]って、[閲覧者の最終閲覧日からの経過日数]日前にも来てくれた?」であり、且つ今回の発言内容が「いいえ」であった場合には、CPU10は、図28(e)に示されるように、「こんにちわ[閲覧者の名前]」なる応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。また、S109を経て2回目にこのループ処理が実行される時点において、1回目のループ処理における応答文章が「[閲覧者の名前]って、[閲覧者の最終閲覧日からの経過日数]日前にも来てくれた?」であり、且つ今回の発言内容が「はい」であった場合には、CPU10は、図28(f)に示されるように、「またきてくれてありがとう![閲覧者の名前]」なる応答文章を、ユーザ端末2へ送信する。なお、S109を経て2回目にこのループ処理が実行される時点において、1回目のループ処理における応答文章が「あなたの名前は[閲覧者の名前]?」であり、且つ今回の発言内容が「いいえ」であった場合には、CPU10は、「こんにちわ。あなたの名前は?」なる応答文章をユーザ端末2へ送信するとともに、次回のループ処理を最初のループ処理として取り扱う。
【0070】
次のS114では、CPU10は、辞書データベースから、S113にて特定した応答文章に設定された感情度合い(感情及び感情量)に対応する画像データの番号(1〜12)を検索し、その番号が示す画像データ(画像データ1〜12)を含むFlash画面データをユーザ端末2へ送信する。すると、ユーザ端末2では、ディスプレイ22上に表示されているFlash画面中のアニメーション表示領域83に含まれている人工無能の画像が、送信された画像データによるものに切り替わる。S114が完了すると、CPU10は、処理をS120へ進める。
【0071】
一方、S115では、CPU10は、形態素解析サーバ33に基づいて、ユーザ端末2から受信した発言内容を、単語毎に分解する。
【0072】
次のS116では、CPU10は、会話エンジン32に基づいて、S115にて分解した各単語から、ランダムに一つをピックアップする。
【0073】
次のS117では、CPU10は、図29(b)に示すように、「[S116にてピックアップした単語]ってなに?」訊ねる応答文章を含むFlash画面データをユーザ端末2へ送信する。
【0074】
次のS118では、CPU10は、不明語を発言する場合に設定された表情画像に相当する画像番号の画像データを含むFlash画面データをユーザ端末2へ送信する。
【0075】
次のS119では、CPU10は、不明語登録処理を実行する。図8は、S119にて実行される不明語登録処理サブルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチンに入ってから最初のS201では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から閲覧者の発言内容(S117での質問に対する回答)を受信するのを待ち、発言内容を受信すると、これを受け付ける。
【0076】
次のS202では、CPU10は、S116にてピックアップした単語を、S201にて受け付けられた発言内容と一致するグループに属するものとして、データベース30への登録を試みる。データベース30では、S201にて受け付けられた発言内容と一致するグループが既に存在していれば、当該単語が登録されるが、S201にて受け付けられた発言内容と一致するグループが存在していなければ、当該単語は登録されない。
【0077】
次のS203では、CPU10は、S202での処理結果として単語が登録されたか否かをチェックする。そして、CPU10は、単語が登録された場合には処理をS204へ進め、単語が登録されなかった場合には処理をS206へ進める。
【0078】
S204では、CPU10は、図29(b)に示されるように、意味がわかったケースの応答文章「ありがとう」を含むFlash画面データを、ユーザ端末2へ送信する。
【0079】
次のS205では、CPU10は、予め定義されている意味が判ったケースの感動度合いに対応した画像番号の画像データを含むFlash画面データを、ユーザ端末2へ送信する。S205の完了後、CPU10は、この不明語登録処理を終了して、処理を図7のメインルーチンへ戻す。
【0080】
これに対して、S206では、CPU10は、ランダムにピックアップした自発的な応答文章(例えば、図29(c)に示される「よくわからないけど、いいや」)を含むFlash画面データを、ユーザ端末2へ送信する。
【0081】
次のS207では、CPU10は、S206にて送信した応答文章に対して予め定義されている感動度合いに対応した画像番号の画像データを含むFlash画面データを、ユーザ端末2へ送信する。S207の完了後、CPU10は、この不明語登録処理を終了して、処理を図7のメインルーチンへ戻す。
【0082】
処理が戻された図7のメインルーチンでは、CPU10は、S119の次に、処理をS120へ進める。
【0083】
S120では、CPU10は、今回の応答文章送信の記録(閲覧者名,時刻,閲覧者の発言内容,応答文章)をデータベース30中の当該人工無能についての会話ログデータに追記する。
【0084】
次のS121では、CPU10は、ユーザ端末2のディスプレイ22上に表示されているFlash画面中の終了ボタン84がクリックされたか否かに基づいて、人工無能との疑似会話が終了したか否かをチェックする。そして、未だ、疑似会話が終了していなければ、処理をS110へ戻して、次の回のループ処理を実行する。これに対して、疑似会話が終了した場合には、CPU10は、この人工無能と会話処理全体を終了する。
【0085】
次に、人工無能を購入した会員が、図17に示す人工無能Topページにおける「人工無能を設定変更する/解除する」ボタン43をクリックすると、そのボタン43に対応したURLを指定したHTTPリクエストメッセージ(辞書データベースの変更要求)が、閲覧者が操作するユーザ端末24のWebブラウザ27から人工無能サーバ装置1へ送信される。すると、画面作成サーバ34に基づいて、CPU10が図9に示す人工無能の設定変更/削除処理をスタートする。
【0086】
スタート後、最初のS301では、CPU10は、認証サーバ装置3に対して、認証を依頼する。すると、認証サーバ装置3は、上述したS003の場合と同様にして、「認証OK」又は「登録NG」を、人工無能サーバ装置1のCPU10に応答する。
【0087】
認証サーバ装置3からの応答を受信したCPU10は、次のS302において応答の内容をチェックし、応答が「認証NG」であれば、S303において、警告メッセージを表示するためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS301へ戻す。これに対して、応答が「認証OK」であれば、処理をS304へ進める。
【0088】
S304では、CPU10は、認証されたユーザID(認証情報)をキーとしてデータベースを検索することによって、このユーザIDを含む基本情報を、探し出す。
【0089】
次のS305では、CPU10は、S304にて探し出された各基本情報中の画像データ13のパスをイメージタグとして組み込んだ人工無能設変/削除ページHTMLデータを生成して、ユーザ端末2へ送信する。このHTMLデータに基づいてユーザ端末2のディスプレイ22上に表示されている人工無能設変/削除画面には、このHTMLデータに組み込まれた各画像データ13のパスへのイメージタグに従って、その会員が所有する全人工無能のリンク用画像が、貼り付けられている。そして、各リンク用画像には、それがクリックされた場合に、そのリンク用画像に対応した人工無能番号をパラメータとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのアクションが、設定されている。
【0090】
次のS306では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から何れかの人工無能番号(識別情報)を受信するのを待ち、何れかの人工無能番号を受信すると、これを受け付ける。
【0091】
次のS307では、CPU10は、S306にて受け付けた人工無能番号を含む基本情報をデータベース30内で特定し、特定した基本情報に基づいて、その基本情報が示す人工無能が既成の画像データを用いるものであるか、オリジナルの画像データを用いるものであるかを判断し、前者である場合には図31に示す内容の設定ページを表示させるためのHTMLデータを、後者である場合には図32に示す内容の設定ページを表示させるためのHTMLデータを、ユーザ端末2へ送信する。何れの設定ページも、複数の設定変更/削除項目を選択肢とするメニュー画面となっており、各選択肢には、それがクリックされた場合にその選択肢の識別情報をパラメータとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのアクションが、設定されている。
【0092】
次のS308では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から何れかの選択肢の識別情報を受信するのを待ち、何れかの識別情報を受信すると、これを受け付ける。
【0093】
次のS309では、S308にて受け付けた識別情報が何の項目に対応したものであるかをチェックし、「画像設定」であれば(オリジナル画像を使用する人工無能である場合に限る)処理をS310へ進め、「基本設定」であれば処理をS315へ進め、「ランキング設定」であれば処理をS320へ進め、「辞書設定」であれば処理をS325へ進め、「削除」であれば処理をS330へ進め、「タグ/人工無能番号表示」であれば処理をS335へ進める。
【0094】
S310では、CPU10は、図33に示す画像設定ページ画面の表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この画像設定ページ画面には、図23に示した画像アップロード画面と同様に、データベース30に登録されるべき14種類の画像データの夫々について、アップロード元パスが設定されるテキストボックス85及び「変更」ボタン86が含まれているとともに、この「変更」ボタン86がクリックされた時に各欄85に設定されているパスが夫々示す画像データを、画像データ1〜14として人工無能サーバ装置1へアップロードするアクション(POST)が、組み込まれている。
【0095】
次のS311では、CPU10は、ユーザ端末2から何れかの画像データを受信するのを待ち、何れか一つ又は複数の画像データを受信すると、これらを受け付ける。
【0096】
次のS312では、CPU10は、S311にて受け付けた画像データを、データベース33に登録するとともに、そのパスを、当該画像データに対応する画像番号の画像データへのパスとして、S307にて特定した基本情報に上書きする。
【0097】
次のS313では、CPU10は、S312での処理の結果として画像データの変更が成功したか否かをチェックする。そして、画像データの変更が成功した場合には、CPU10は、S314において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、画像データの変更が失敗した場合には、CPU10は、S314をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0098】
一方、S315では、CPU10は、図34に示す基本設定ページ画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この基本設定ページ画面には、図20及び図24に示した人工無能基本設定画面と同様に、人工無能の名前が設定される欄87,ユーザの名前が設定される欄88,ユーザの誕生日の月及び日が夫々設定されるドロップダウンリストボックス89,90,あいことばが設定される欄91及び「変更」ボタン92が含まれているとともに、「変更」ボタン92がクリックされた時に各アイテム87〜91のうち何れか一つ又は複数に設定されている情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。なお、図34に示される例は、S307において当該人工無能が既成の画像データを使用するものであると判断された場合にユーザ端末2へ送信されるものであるが、S307において当該人工無能がオリジナルの画像データを使用するものであると判断された場合には、基本設定ページ画面には、更に、図24に示した人工無能基本設定画面と同様に、その人工無能が疑似会話中において自己を指して呼ぶ呼び方が設定される欄,その人工無能が疑似会話中において話し相手を指して呼ぶ呼び方が設定される欄,その人工無能が疑似会話中において持ち主を指して呼ぶ呼び方が設定される欄,その人工無能が疑似会話中において対話文に付加する語尾が設定される欄が含まれる。
【0099】
次のS316では、CPU10は、ユーザ端末2から何れかの情報を受信するのを待ち、何れかの情報(たとえば、人工無能の名前など)を受信すると、これを受け付ける。
【0100】
次のS317では、CPU10は、S316にて受け付けた情報を、S307にて特定した基本情報に上書きする。
【0101】
次のS318では、CPU10は、S317での処理の結果として基本情報の変更が成功したか否かをチェックする。そして、基本情報の変更が成功した場合には、CPU10は、S319において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、基本情報の変更が失敗した場合には、CPU10は、S319をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0102】
一方、S320では、CPU10は、図35に示すランキング設定ページ画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。このランキング設定ページ画面には、図20及び図24に示した人工無能基本設定画面と同様に、ランキング登録するか否かが選択されるオプションボタン93,アピール文が設定される欄94,人工無能を呼び出すためのリンクを設定するホームページのURL及びホームページ名が夫々設定される欄95,96及び「変更」ボタン97が含まれているとともに、「変更」ボタン97がクリックされた時に各アイテム93〜96のうち何れか一つ又は複数に設定されている情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0103】
次のS321では、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、ユーザ端末2から何れかの情報を受信するのを待ち、何れかの情報(たとえば、ホームページのURL,ランキング登録するか否かなど)を受信すると、これを受け付ける。
【0104】
次のS322では、CPU10は、S321にて受け付けた情報を、S307にて特定した基本情報に上書きする。
【0105】
次のS323では、CPU10は、S322での処理の結果として基本情報の変更が成功したか否かをチェックする。そして、基本情報の変更が成功した場合には、CPU10は、S324において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、基本情報の変更が失敗した場合には、CPU10は、S324をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0106】
一方、S325では、CPU10は、図36に示す辞書設定ページ画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この辞書設定ページ画面には、複数の辞書設定の項目(単語追加,単語削除,文章追加,文章削除,グループ追加,グループ削除,学習設定)及び終了が、選択枝として含まれているとともに、各選択肢がクリックされた時にその選択肢の識別情報を人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグが、組み込まれている。
【0107】
そして、CPU10は、ユーザ端末2から何れかの選択肢の識別情報を受信すると、次のS326において、ユーザ端末2からの辞書変更入力(辞書データベース変更操作情報)の受付を行う。具体的には、CPU10は、受信した識別情報が示す選択肢に対応した詳細設定画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)を、ユーザ端末2へ送信する。
【0108】
例えば、図37は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「単語追加」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、追加対象単語を設定する欄98,追加対象単語が属するグループが選択されるドロップダウンリストボックス99及び「追加する」ボタン100が含まれているとともに、「追加する」ボタン100がクリックされた時に各アイテム98,99に設定されている情報を追加対象単語についての情報であるとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0109】
また、図38は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「単語削除」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、削除対象単語が属するグループが選択されるドロップダウンリストボックス101及び「表示する」ボタン102が含まれているとともに、「表示する」ボタン102がクリックされた時にドロップダウンリストボックス101において選択されたグループを人工無能サーバ装置1へ通知させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0110】
また、図39は、単語削除の為の詳細設定画面(図38)上の「表示する」ボタン102がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、ユーザ端末2から通知されたグループに属する全単語を、チェックボックス103を付してリストアップしているとともに、「削除する」ボタン104を含んでおり、この「削除する」ボタン104がクリックされた時に、チェックボックス103がチェックされている単語を削除対象として人工無能サーバ装置1へ通知させるアクションが、組み込まれている。
【0111】
また、図40は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「文章追加」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、追加対象文章を設定する欄105,追加対象文章に対応付けられるグループ,選択頻度,感情及び感情量が夫々が選択されるドロップダウンリストボックス106〜109及び「追加する」ボタン110が含まれているとともに、「追加する」ボタン110がクリックされた時に各アイテム105〜109に設定されている情報を追加対象文章についての情報であるとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0112】
また、図41は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「文章削除」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、削除対象文章に対応付けられたグループが選択されるドロップダウンリストボックス111及び「表示する」ボタン112が含まれているとともに、「表示する」ボタン112がクリックされた時にドロップダウンリストボックス111において選択されたグループを人工無能サーバ装置1へ通知させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0113】
また、図42は、文章削除の為の詳細設定画面(図41)上の「表示する」ボタン112がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、ユーザ端末2から通知されたグループに対応付けられた全文章について、その文章の内容,その文章に対応付けられた感情,感情量及び選択頻度を、チェックボックス113を付してリストアップしているとともに、「削除する」ボタン114を含んでおり、この「削除する」ボタン114がクリックされた時に、チェックボックス113がチェックされている文章を削除対象として人工無能サーバ装置1へ通知させるアクションが、組み込まれている。
【0114】
また、図43は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「グループ追加」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、追加対象グループのグループ名を設定する欄115,追加対象グループに属する文字列を設定する欄116及び「追加する」ボタン117が含まれているとともに、「追加する」ボタン117がクリックされた時に各アイテム115,116に設定されている情報を追加対象ブループについての情報であるとして人工無能サーバ装置1へ送信させるためのタグ(フォームタグ)が、組み込まれている。
【0115】
また、図44は、辞書設定画面(図36)上の選択肢「グループ削除」がクリックされた時に送信される詳細設定画面であり、全てのグループについて、そのグループ名及びそのグループに属する全単語を、チェックボックス118を付してリストアップしているとともに、「削除する」ボタン119を含んでおり、この「削除する」ボタン119がクリックされた時に、チェックボックス118がチェックされているグループを削除対象として人工無能サーバ装置1へ通知させるアクションが、組み込まれている。
【0116】
CPU10は、何れかの詳細設定画面(図37,図39,図40,図42,図43又は図44)を送信したユーザ端末2から送信されてくる情報を受信すると、受信した情報を、辞書変更入力(辞書データベース変更操作情報)であるとして受け付ける。
【0117】
次のS327では、CPU10は、S326にて受け付けた辞書変更入力の内容に従った変更処理(単語追加,単語削除,文章追加,文章削除,グループ追加,グループ削除)を、データベース30に対して実行する。
【0118】
次のS328では、CPU10は、S327での処理の結果として辞書データベース30の変更が成功したか否かをチェックする。そして、辞書データベース30の変更が成功した場合には、CPU10は、S329において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、基本情報の変更が失敗した場合には、CPU10は、S329をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0119】
一方、S330では、CPU10は、S306にて選択(人工無能番号が受信)された人工無能についてのサービス提供契約を解除する意志確認を当該会員に求める画面を表示するためのWebページデータ(HTMLデータ)を、ユーザ端末2へ送信する。この画面には、当該会員が契約解除の意思表示するためにクリックするボタンが含まれており、このボタンがクリックされると、その旨が人工無能サーバ装置1へ通知される。
【0120】
ユーザ端末2から契約解除の旨が通知されると、CPU10は、次のS331において、人工無能を削除するに当たって徴収される料金を当該会員に課金する処理を実行する。
【0121】
次のS332では、CPU10は、S306にて選択された人工無能についてのデータ(基本情報,画像データ,辞書データベース及び会話ログデータ)をデータベース30から削除する処理を実行する。
【0122】
次のS333では、CPU10は、S332での処理の結果として辞書データベース30の変更が成功したか否かをチェックする。そして、辞書データベース30の変更が成功した場合には、CPU10は、S334において、変更が完了した旨の画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信した後に、処理をS308へ戻す。これに対して、基本情報の変更が失敗した場合には、CPU10は、S334をスキップして、処理をS308へ戻す。
【0123】
一方、S335では、CPU10は、S306にて受信された人工無能番号に基づいてデータベース30を検索し、その人工無能番号を含む基本情報中のタグを抽出する。
【0124】
次のS336では、CPU10は、S336にて抽出したタグ及びS306にて受信した人工無能番号を、Webページデータ(HTMLデータ)に埋め込む。
【0125】
次のS337では、CPU10は、S336にて加工したWebページデータ(HTMLデータ)を、ユーザ端末2へ送信する。S337の完了後、CPU10は、処理をS308へ戻す。
【0126】
以上に説明したS308乃至S337のループ処理が繰り返し実行されることによって、会員が、S305にてユーザ端末2へ送信されたWebページデータ(HTMLデータ)に基づいて表示された人工無能設定/削除ページ上で選択した人工無能についての設定変更等の処理を全て完了すると、この会員は、S307にてユーザ端末2へ送信されたWebページデータ(HTMLデータ)に基づいて表示された設定ページ(図31,図32)上において「終了」をクリックする。すると、CPU10は、S309において、S308にて受け付けた識別情報が「終了」に対応したものであると判断するので、この人工無能設定変更/削除処理の全処理を終了する。
【0127】
ところで、CPU10は、画面作成サーバ34に基づいて、以上に説明したようなユーザ端末2からのリクエストに応じた処理の他、日毎,週毎及び月毎の周期で、夫々、図16に示すランキング処理を、バッヂ処理にて自動実行する。このランキング処理は、疑似対話回数に基づいた人工無能の日間ランキング,週間ランキング及び月間ランキング(応答文章送信の回数を基準とした識別情報の順位付け)を夫々集計するための処理である。
【0128】
何れかのタイミングにおいてこのランキング処理をスタートさせると、CPU10は、最初のS401において、日間のランキングを集計するために日毎の周期でこのランキング処理をスタートさせたのか、週間のランキングを集計するために週毎の周期でこのランキング処理をスタートさせたのか、月間のランキングを集計するために月毎の周期でこのランキング処理をスタートさせたのかを、チェックする。そして、CPU10は、日間のランキングを集計するために日毎の周期でこのランキング処理をスタートさせた場合には、処理をS402へ進め、週間のランキングを集計するために週毎の周期でこのランキング処理をスタートさせた場合には、処理をS406へ進め、月間のランキングを集計するために月毎の周期でこのランキング処理をスタートさせた場合には、処理をS409へ進める。
【0129】
S402では、CPU10は、各人工無能の会話ログデータから、処理時点から過去1日の間になされた疑似会話の記録を夫々取得して、その回数を夫々集計する。
【0130】
次のS403では、CPU10は、S402にて集計した疑似会話の回数が最大のものから降順に、各人工無能の人工無能番号をソートする。
【0131】
次のS404では、CPU10は、S403にてソートされた人工無能番号の順序通りに、例えば疑似会話数ベスト10の人工無能のランキング画像(画像データ14),アピール文,その他の基本情報を列挙した日間ランキング画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)を作成する。S404の完了後、CPU10は、処理をS405へ進める。
【0132】
一方、S406では、CPU10は、各人工無能の会話ログデータから、処理時点から過去1週間の間になされた疑似会話の記録を夫々取得して、その回数を夫々集計する。
【0133】
次のS407では、CPU10は、S406にて集計した疑似会話の回数が最大のものから降順に、各人工無能の人工無能番号をソートする。
【0134】
次のS408では、CPU10は、S407にてソートされた人工無能番号の順序通りに、例えば疑似会話数ベスト10の人工無能のランキング画像(画像データ14),アピール文,その他の基本情報を列挙した週間ランキング画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)を作成する。S408の完了後、CPU10は、処理をS405へ進める。
【0135】
一方、S409では、CPU10は、各人工無能の会話ログデータから、処理時点から過去一ヶ月の間になされた疑似会話の記録を夫々取得して、その回数を夫々集計する。
【0136】
次のS410では、CPU10は、S409にて集計した疑似会話の回数が最大のものから降順に、各人工無能の人工無能番号をソートする。
【0137】
次のS411では、CPU10は、S410にてソートされた人工無能番号の順序通りに、例えば疑似会話数ベスト10の人工無能のランキング画像(画像データ14),アピール文,その他の基本情報を列挙した月間ランキング画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)を作成する。S411の完了後、CPU10は、処理をS405へ進める。
【0138】
S405では、CPU10は、S404,S408又はS411にて作成したWebページデータ(HTMLデータ)を、ハードディスク132内における所定のURLに対応した位置に格納する。S405の完了後、CPU10は、ランキング処理の全処理を終了する。
【0139】
その後、人工無能を購入した会員又は第三者(以下、「閲覧者」という)が、図17に示す人工無能Topページにおける「人工無能のランキング」ボタン44をクリックすると、そのボタン44に対応したURLを指定したHTTPリクエストメッセージが、閲覧者が操作するユーザ端末24のWebブラウザ27から人工無能サーバ装置1へ送信される。すると、CPU10が、図示せぬ選択画面を表示させるためのWebページデータ(HTMLデータ)をユーザ端末2へ送信する。この図示せぬ選択画面には、日間ランキング,週間ランキング又は月間ランキングを閲覧者に選択させるためのアイテムが、含まれている。そして、ユーザ端末2において閲覧者が何れかのアイテムを操作して何れかのランキングを選択すると、その選択されたランキングが人工無能サーバ装置1へ通知される。
【0140】
すると、CPU10は、Webサーバ31に基づいて、日間ランキングが選択された場合にはS404にて最新に作成されたWebページデータ(HTMLデータ),週間ランキングが選択された場合にはS408にて最新に作成されたWebページデータ(HTMLデータ),月間ランキングが選択された場合にはS411にて最新に作成されたWebページデータ(HTMLデータ)が、ユーザ端末2へ送信される。これらWebページデータ(HTMLデータ)に基づいて、ユーザ端末2において、Webブラウザ27によって、何れかのランキングがディスプレイ22に表示される。
【0141】
よって、閲覧者は、現在人気の高い人工無能を、日間,週間,月間のスパンで、知ることができる。
【0142】
以上のように構成された本実施形態によると、自分のホームページを所有している会員は、自己のホームページを閲覧しに来た第三者に自分の人工無能と疑似会話をさせようとする場合においても、自ら人工無能のCGIスプリクトを作成することなく、ただ、人工無能Topページ(図17)上の「人工無能を購入する」ボタン41をクリックし、所定の基本情報を入力するとともに、自ら人工無能のオリジナルの画像データを作成していれば、その画像データをアップロードし、自ら人工無能の画像データを作成していなければ、図18の人工無能購入画面から好みの人工無能のキャラクタを選択しさえすれば良い。そうすれば、入力された基本情報,及び、アップロードされた画像データ又は選択されたキャラクタの画像データとともに、辞書データベース及び会話ログデータが、データベース30に登録され、同時に、これらのデータに基づいてCGIスクリプト(画面作成サーバ34,会話エンジン32,形態素解析サーバ33)を起動させるタグが発行される。その結果、当該会員が自己所有のホームページにこのタグを組み込めば、当該会員及び第三者は、当該会員のホームページにアクセスして、上記タグに基づいてこのホームページ上に表示されているリンク画像をクリックすれば、この会員所有の人工無能と疑似会話を行うことができる。
【0143】
なお、最初にデータベース30に登録された時点では、辞書データベースには、既成のグループ及び単語しか登録されていないので、人工無能が理解できる単語(グループを特定してそれに対応する文章を応答することができる単語)は、あまり多くない。同様に、辞書データベースには、既成の文章しか登録されていないので、人工無能が応答することができる文章は、あまり多くない。もっとも、この人工無能が疑似会話を重ねれば、登録されたグループの範囲内ではあるが単語を学習(データベース30への自動登録)していくことはできる。しかしながら、それだけでは、グループ及び応答文章は増加しないので、会員は、人工無能Topページ(図17)から「人工無能を設定変更/削除する」ボタン43をクリックして、単語の他、グループ及び文章を登録していけば良い。
【0144】
また、本実施形態によれば、自らホームページを所有していない会員であっても、人工無能を所有し、その人工無能を第三者と疑似会話させることができる。この場合、当該会員及び第三者は、人工無能Topページ(図17)上の「人工無能と会話する」ボタン42をクリックして、人工無能と会話画面(図25)から人工無能番号を入力すれば良い。
【0145】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラムによれば、各ユーザは、自ら自動対話プログラム(CGIスクリプト)を作成しなくても、人工無能キャラクタの画像データ及び幾つかの情報を設定するだけで、自己固有且つ個性を有する人工無能を動作させて、他者と疑似会話をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのネットワークシステムのブロック図
【図2】データベースのデータ構造を説明する構成図
【図3】人工無能購入処理を示すフローチャート
【図4】人工無能購入処理を示すフローチャート
【図5】人工無能と会話処理を示すフローチャート
【図6】ホームページからの人工無能呼出時の処理を示すフローチャート
【図7】人工無能と会話処理を示すフローチャート
【図8】図7のS119にて実行される不明語登録処理サブルーチンを示すフローチャート
【図9】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図10】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図11】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図12】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図13】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図14】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図15】人工無能の設定変更/削除処理を示すフローチャート
【図16】ランキング処理を示すフローチャート
【図17】人工無能Topページ画面を示す図
【図18】人工無能購入画面を示す図
【図19】認証画面を示す図
【図20】人工無能基本設定画面を示す図
【図21】購入確認画面を示す図
【図22】購入完了画面を示す図
【図23】画像アップロード画面を示す図
【図24】人工無能基本設定画面を示す図
【図25】人工無能と会話画面を示す図
【図26】ユーザのホームページ例を示す図
【図27】Flash画面を示す図
【図28】疑似会話開始時点におけるFlash画面の推移を示す図
【図29】不明語が生じた際におけるFlash画面の推移を示す図
【図30】人工無能設定/削除画面を示す図
【図31】設定ページ画面を示す図
【図32】設定ページ画面を示す図
【図33】画像設定ページ画面を示す図
【図34】基本設定ページ画面を示す図
【図35】ランキング設定ページ画面を示す図
【図36】辞書設定ページ画面を示す図
【図37】単語追加用詳細設定画面を示す図
【図38】単語削除用詳細設定画面1を示す図
【図39】単語削除用詳細設定画面2を示す図
【図40】文章追加用詳細設定画面を示す図
【図41】文章削除用詳細設定画面1を示す図
【図42】文章削除用詳細設定画面2を示す図
【図43】グループ追加用詳細設定画面を示す図
【図44】グループ削除用詳細設定画面を示す図
【符号の説明】
1 人工無能サーバ装置
2 ユーザ端末
10 CPU
11 通信アダプタ
12 RAM
13 ハードディスク
30 データベース
31 Webサーバ
32 会話エンジン
34 画面作成サーバ
Claims (7)
- ネットワークを通じて端末と通信可能なコンピュータであるサーバ装置及びプログラムから構成されるネットワーク疑似会話システムであって、
前記サーバ装置は、
識別情報により互いに対応付けられたキャラクターの画像データ,及び、単語と応答文章との対応を定義する辞書データベースを格納する記憶装置と、
前記プログラムに従って、何れかの端末から送信されてくる登録要求に応じて、一意の識別情報を特定するとともに、この特定された識別情報に対応付けて前記画像データ及び前記辞書データベースを前記記憶装置内に登録し、また、何れかの端末から送信されてくる何れかの識別情報を指定した会話要求に応じて、この指定された識別情報に対応した前記辞書データベースを前記記憶装置において特定するとともに、それ以後、当該会話要求元の端末から会話文を受信すると、当該会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれているか否かを調べ、前記会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれていると、その単語に対応するものとして前記辞書データベースによって定義されている何れかの応答文章及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶装置に登録されている何れかの画像データを、前記会話要求元の端末へ送信する処理装置と
を備えたことを特徴とするネットワーク疑似会話システム。 - 前記辞書データベースには、更に、各応答文章毎に感情度合が定義されているとともに、
前記記憶装置には、前記識別情報に対応付けられているとともに複数種類の感情度合に夫々対応付けられた複数の画像データが登録されており、
前記処理装置は、何れかの応答文章を前記会話要求元の端末へ送信する際に、その応答文章に対応するものとして前記特定した辞書データベースに定義された感情度合を読み出し、読み出した感情度合及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶情報に登録されている画像データを、前記会話要求元の端末へ送信する
ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク疑似会話システム。 - 前記処理装置は、前記登録要求元の端末が前記画像データを送信してきた場合には、この画像データを前記特定された識別情報に対応付けて前記記憶装置に格納して登録する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のネットワーク疑似会話システム。 - 前記記憶装置には、予め複数種類のキャラクターの画像データが格納されており、
前記処理装置は、前記登録要求元の端末が何れかの種類のキャラクターを選択するための情報を送信してきた場合には、その情報によって選択された種類のキャラクターの画像データを前記特定された識別情報に対応付けて前記記憶装置に登録する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のネットワーク疑似会話システム。 - 前記記憶装置には、ユーザの認証情報が、前記画像データ及び前記辞書データベースに対応付けられた識別情報に対して更に対応付けられて、登録されており、
前記処理装置は、何れかの端末から送信されてくる何れかのオペレータの有効な認証情報を指定した辞書データベースの変更要求を受信すると、それ以後、前記認証情報に対応付けて前記記憶装置に登録されている識別情報を指定した前記変更要求端末からの辞書データベース変更操作情報に応じて、当該指定された識別情報に対応付けて前記記憶装置に登録されている辞書データベースの内容を変更する
ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク疑似会話システム。 - 前記記憶装置には、前記各識別情報毎に、その識別情報に対応した前記辞書データベースを用いた前記処理装置による応答文章送信のログが記録されるとともに、
前記処理装置は、一定周期毎に、前記識別情報毎のログに基づいて、前記応答文章送信の回数を基準とした前記識別情報の順位付けを行う
ことを特徴とする請求項1記載のネットワーク疑似会話システム - ネットワークを通じて端末と通信可能な通信装置及び記憶装置を有するコンピュータに対して、
何れかの端末から送信されてくる登録要求に応じて、
一意の識別情報を特定させるとともに、
この特定された識別情報に対応付けて、キャラクターの画像データ及び単語と応答文章との対応を定義する辞書データベースを前記記憶装置内に登録させ、
何れかの端末から送信されてくる何れかの識別情報を指定した会話要求に応じて、
この指定された識別情報に対応した前記辞書データベースを前記記憶装置において特定させるとともに、
それ以後、当該会話要求元の端末から会話文を受信すると、当該会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれているか否かを調べさせ、前記会話文中に前記特定した辞書データベースによって定義されている何れかの単語が含まれていると、その単語に対応するものとして前記辞書データベースによって定義されている何れかの応答文章及び前記識別情報に対応するものとして前記記憶装置に登録されている何れかの画像データを、前記会話要求元の端末へ送信させる
ネットワーク疑似会話プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002344166A JP2004178299A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | ネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002344166A JP2004178299A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | ネットワーク疑似会話システム及びネットワーク疑似会話プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=32705737
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004178299A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009003533A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Yahoo Japan Corp | チャットボットシステム |
JP2019160192A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 富士ゼロックス株式会社 | メッセージ提供装置、プログラム、及び表示制御方法 |
JP2019185567A (ja) * | 2018-04-13 | 2019-10-24 | 富士ゼロックス株式会社 | メッセージ提供装置及びプログラム |
JP7347794B2 (ja) | 2019-11-29 | 2023-09-20 | Necソリューションイノベータ株式会社 | 対話型情報取得装置、対話型情報取得方法、及びプログラム |
-
2002
- 2002-11-27 JP JP2002344166A patent/JP2004178299A/ja active Pending
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