JP2004178201A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004178201A
JP2004178201A JP2002342711A JP2002342711A JP2004178201A JP 2004178201 A JP2004178201 A JP 2004178201A JP 2002342711 A JP2002342711 A JP 2002342711A JP 2002342711 A JP2002342711 A JP 2002342711A JP 2004178201 A JP2004178201 A JP 2004178201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
mail
digital broadcast
download data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002342711A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Iwase
敏広 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002342711A priority Critical patent/JP2004178201A/ja
Publication of JP2004178201A publication Critical patent/JP2004178201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】デジタル放送受信機に内蔵されたシステムソフトウェアのアップデートを自動的に行う機能を、簡易で低コスト、かつユーザの個別対応が可能となるような方法で実現することができるデジタル放送受信機を提供する。
【解決手段】システムソフトウェアのアップデート用データを電子メールに添付してデジタル放送受信機に送信することにより、簡易で低コスト、かつユーザの個別対応が可能となるような方法で、デジタル放送受信機に内蔵されたシステムソフトウェアのアップデートを自動的に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタル放送受信機に関し、特に、内蔵されているシステムソフトウェアを自動的にアップデートする機能を備えたデジタル放送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、人工衛星を放送中継点として利用した衛星デジタル放送サービスが提供されている。また、全国で視聴されているアナログ地上放送に代わる新しい地上デジタル放送の準備が進んでいる。この地上デジタル放送は2003年に関東、近畿、東海の3大都市圏で開始され、2006年には全国へ拡大される計画である。これにともない、現行のアナログ放送も2011年には廃止される予定になっている。
【0003】
デジタル放送の1つの利点は、ユーザが視聴するためのコンテンツ(映像及び音声を含む)に加えて、データ放送やシステム制御用データを放送波に含めて放送することができることである。
【0004】
ここで、放送波に含まれるシステム制御用データの利用方法として、デジタル放送受信機に内蔵されているシステムソフトウェアをアップデートするためのデータ及び命令を放送することが行われている。このデータを受信(ダウンロード)したデジタル放送受信機は、自動的に又はユーザの操作により、自機に内蔵しているシステムソフトウェアのアップデートを行うようになっている。これについて、以下に詳しく説明する。
【0005】
図7は、従来のデジタル放送受信機の構成を示す機能ブロック図である。図7において、デジタル放送受信機は、アンテナ700、チューナ部701、トランスポート処理部702、MPEG2音声復調部703、音声D/A(デジタル/アナログ)変換部704、MPEG2映像復調部705、ビデオエンコーダ706、TVモニタ707、ダウンロードデータ取得部708、ダウンロードデータ格納部709、ダウンロードデータ取得検出部710、OSD(On−screen Display)画面作成部711、システムソフトウェア更新部712、システムソフトウェア713、CPU714、操作キー受付部715及び操作制御部716から構成されている。
【0006】
このように構成されたデジタル放送受信機において、デジタル放送を受信し、コンテンツをTVモニタ707に表示するまでの動作を説明する。尚、図7に示すデジタル放送受信機の各機能ブロックの動作は、CPU714により制御されているものとする。
【0007】
アンテナ700において受信したデジタル放送電波はチューナ部701に出力され、チューナ部701において同調した放送信号が取り出され、さらにこの放送信号はTS(Transport Stream:デジタル放送ストリーム)データに変換される。
【0008】
トランスポート処理部702では、このTSデータを音声データ、映像データ及びその他のデータの3つに分離し、それぞれを、MPEG2音声復調部703、MPEG2映像復調部705及びダウンロードデータ取得部708に出力する。
【0009】
分離された音声データは、MPEG2音声復調部703においてデジタル音声データに復調された後、音声D/A変換部704においてアナログ音声信号に変換されて、TVモニタ707に出力される。
【0010】
分離された映像データは、MPEG2映像復調部705においてデジタル映像データに復調された後、ビデオエンコーダ706においてアナログ映像信号に変換されて、TVモニタ707に出力される。
【0011】
以上の処理により、受信したコンテンツがTVモニタ707に表示されるようになっている。
【0012】
次に、放送波に含まれるコンテンツ以外のデータ(以下、「ダウンロードデータ」という)を取得し、これに基づいてデジタル放送受信機に内蔵されているシステムソフトウェアをアップデートする動作を説明する。
【0013】
図7において、ダウンロードデータは、トランスポート処理部702においてその他のデータとして分離されて、ダウンロードデータ取得部708に出力される。ダウンロードデータ取得部708では、入力されたその他のデータの中から、システムソフトウェアのアップデートに必要なダウンロードデータを取得し、これをダウンロードデータ格納部709に出力して格納させる。
【0014】
一般的に、ダウンロードデータは、複数のパケットに分割されて放送されており、これらのパケットは、ダウンロードデータ格納部709において再び統合されるようになっている。
【0015】
ダウンロードデータ取得部708は、ダウンロードデータを構成する全てのパケットが取得され、ダウンロードデータ格納部709に格納されたことを認識すると、ダウンロードデータ取得検出部710にダウンロードデータの取得完了を示す信号を出力する。
【0016】
これを受けたダウンロードデータ取得検出部710は、OSD画面作成部711に信号を出力して、ダウンロードソフトによりシステムソフトウェアをアップデートするかどうかをユーザに確認する画面を作成するように要求する。OSD画面作成部711は、この画面を作成し、MPEG2映像復調部705に出力する。
【0017】
MPEG2映像復調部705は、復調した映像データに上記の確認画面をミキシングした映像データをビデオエンコーダ706に出力し、ビデオエンコーダ706はこのデータをアナログ映像信号に変換してTVモニタ707出力する。こうして、システムソフトウェアのアップデートの確認画面がユーザに表示される。
【0018】
これを見たユーザは、デジタル放送受信機に備え付けの操作パネル又はリモコンにより、システムソフトウェアのアップデートの許可又は不許可の命令をデジタル放送受信機に送信する。この命令は操作キー受付部715を通じて操作制御部に入力される。
【0019】
ユーザが、システムソフトウェアのアップデートを許可した場合には、システムソフトウェア更新部712にシステムソフトウェアのアップデートの要求を出力する。この要求を受けたシステムソフトウェア更新部712は、ダウンロードデータ格納部709に格納されているダウンロードデータに基づいて、システムソフトウェア713をアップデートする。こうすることで、システムソフトウェア713がアップデートされる。
【0020】
尚、上記の例では、デジタル放送受信機がダウンロードデータを取得した後、ユーザがシステムソフトウェアのアップデートを許可して行わせる方式となっているが、自動的にアップデートが行われるようにしてもよい。
【0021】
上記のようなシステムソフトウェアのアップデート機能を有するデジタル放送受信機の例として、例えば、特許文献1に開示されている「ディジタルテレビ放送受信機」では、衛星からダウンロードデータが送出されたことを検出した場合に、自動的に使用していない不揮発性メモリ領域にダウンロードデータを格納し、ユーザ操作の操作により、必要な時にシステムソフトウェアをアップデートすることができるシステムが提案されている。
【0022】
【特許文献1】
特開2002−112133号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、システムソフトウェアのアップデート用データを放送波に含めて放送する方法は、放送サービス提供者にとって、多大な手間とコストがかかるという問題があった。特に、衛星デジタル放送においては、通信衛星を中継しての通じての放送(衛星ダウンロード方式)となるため、手間とコストが高くなり、頻繁にアップデートを行うことが困難となっていた。
【0024】
また、システムソフトウェアのアップデート用データを放送波に含めて放送すると、放送波を受信した全てのデジタル放送受信機がシステムソフトウェアのアップデートの対象となる。このため、特定のユーザのみを対象とした個別のアップデートを行うことができず、それぞれのユーザの属性に応じて異なったサービスを行いたい場合には不便であるという問題があった。
【0025】
それぞれのユーザの属性に応じて異なったサービスを行うためには、例えば、各ユーザ宅にサービスマンを派遣してシステムソフトウェアのアップデート等を行わせるという方法がある。この方法は、比較的狭い範囲であれば有効であるが、全国規模での対応は難しく、またサービスマンの人件費等のコストが高くなってしまうという問題がある。
【0026】
本発明は、このような実情に鑑み、デジタル放送受信機に内蔵されたシステムソフトウェアのアップデートを自動的に行う機能を、簡易で低コスト、かつユーザの個別対応が可能となるような方法で実現することができるデジタル放送受信機を提供しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明者は、システムソフトウェアのアップデート用データを、通信回線を通じて各デジタル放送受信機に送信することにより、簡易で低コスト、かつユーザの個別対応が可能となるような方法で、デジタル放送受信機に内蔵されたシステムソフトウェアのアップデートを自動的に行うことができることに想到した。ここで、システムソフトウェアのアップデート用データを、通信回線を通じて各デジタル放送受信機に送信する方法としては、例えば、当該データを電子メールに添付して送信することが可能である。
【0028】
すなわち、本発明は、電子メールを受信する手段を有しており、
受信した電子メールに含まれるデータに基づいて、システムウェアをアップデートすることが可能であるデジタル放送受信機を提供するものである。
【0029】
本発明は、また、電子メールを受信する手段と、受信した電子メールに含まれるデータを抽出する手段と、前記抽出したデータに基づいてシステムウェアをアップデートする手段と、を有しているデジタル放送受信機を提供するものである。
【0030】
前記デジタルテレビ受信機は、受信した電子メールのメールヘッダを解析する手段を有しており、該メールヘッダに含まれる情報に基づいて、前記電子メールがシステムウェアのアップデートを行うためのデータを含んでいることを検出することを特徴とする。
【0031】
前記システムウェアのアップデートを行うためのデータは複数のデータに分割されており、該分割されたデータに付されたID情報に基づいて該分割されたデータを結合することができることを特徴とする。
【0032】
前記ID情報は、電子メールのメールヘッダに含まれていることを特徴とする。
前記電子メールのメールヘッダは暗号化されており、デジタル放送波から取得されるデスクランブルキーを用いて、前記メールヘッダを復号することが可能であることを特徴とする。
【0033】
さらに、前記デジタルテレビ受信機は、システムウェアのアップデートの許可をユーザに求める手段を有しており、ユーザが許可した場合に、システムウェアのアップデートを行うことを特徴とする。
【0034】
さらに、前記デジタルテレビ受信機は、システムウェアのアップデートを行うためのデータを抽出すると、自動的にシステムウェアのアップデートを行うことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明のデジタル放送受信機の実施形態を詳細に説明する。
【0036】
本発明のデジタル放送受信機の第1実施形態は、システムソフトウェアのアップデートを行うためのダウンロードデータを電子メールにより受信することを特徴とするものである。図1は、本実施形態のデジタル放送受信機の構成を示す機能ブロック図である。
【0037】
尚、図1では、本実施形態の特長的な構成部分のみを図示しているが、その他の構成部分に関しては、図7に示す従来のデジタル放送受信機と同様に構成されているものとする。すなわち、本実施形態のデジタル放送受信機は、アンテナ700、チューナ部701、トランスポート処理部702、MPEG2音声復調部703、音声D/A(デジタル/アナログ)変換部704、MPEG2映像復調部705、ビデオエンコーダ706及びTVモニタ707を備えており、それぞれは、上記に説明したのと同様の動作をするものとする。
【0038】
図1に示すように、本実施形態のデジタル放送受信機の特徴部分は、メール受信部100、メールヘッダ解析部101、ダウンロードデータ抽出部102、ダウンロードデータ取得検出部103、OSD画面作成部104、ダウンロードデータ格納部105、システムソフトウェア更新部106、システムソフトウェア107、CPU108、操作キー受付部109及び操作制御部110から構成されている。
【0039】
ここで、メール受信部100、メールヘッダ解析部101及びダウンロードデータ抽出部102は、図7におけるダウンロードデータ取得部708に相当するものであり、放送波からのダウンロードデータの取得に代えて、ネットワークを通じて受信した電子メールからダウンロードデータを取得するよう機能するものである。
【0040】
上記のような構成を有する本実施形態のデジタル放送受信機において、電子メールからダウンロードデータを取得し、これに基づいてシステムソフトウェアをアップデートする動作について説明する。
【0041】
まず、メール受信部100において、外部ネットワークを通じて、ダウンロードデータを含んだ電子メールを受信する。
【0042】
ここで、ダウンロードデータを含んだ電子メールのデータ構成について説明する。図2は、このような電子メールのデータ構成を示す図である。図2に示す電子メールデータ201は、通常の電子メール同様に、メッセージID(Message−Id)、コンテンツの属性に関する情報(Mime−Version、Content−Type)、受信日時(Date)、送信先(To)、送信元(From)、件名(Subject)などからなるメールヘッダを含んでいる。メールヘッダに含まれるこれらの情報は、本実施形態のデジタル放送受信機において、従来の電子メール受信ソフトウェアと同様に処理されるものとする。例えば、「このメールはダウンロードデータを添付しています。」という電子メールのコンテンツを、受信日時、送信元、件名などの情報とともに、TVモニタに表示するようにしてもよい。
【0043】
本実施形態では、電子メールデータ201にダウンロードデータ203を添付するとともに、メールヘッダにダウンロードデータヘッダ202(X−Download−Data)を含んでいることを特徴とする。これにより、本実施形態のデジタル放送受信機は、受信した電子メールからダウンロードデータを取得することが可能となっている。
【0044】
本実施形態のデジタル放送受信機は、上記のようなデータ構成を有する電子メールをメール受信部100において受信すると、メールヘッダ解析部101において該電子メールのメールヘッダを解析し、該電子メールがダウンロードデータヘッダ202を含んでいることを検出する。
【0045】
続いて、デジタル放送受信機は、ダウンロードデータ抽出部102において、受信した電子メールに添付されているダウンロードデータ113を抽出する。ここで、一般的に、電子メールに添付されて送信されるダウンロードデータ113は、base64エンコードされているため、ダウンロードデータ抽出部102は、抽出したダウンロードデータ113をbase64デコードするようになっている。
【0046】
このようにして抽出されたダウンロードデータ113はダウンロードデータ格納部105に格納される。上記の従来技術同様、ダウンロードデータ113は分割して送信されることがあるため、複数に分割されたダウンロードデータ113の全てを取得したことをダウンロードデータ取得検出部103において検出するようにしている。
【0047】
ダウンロードデータの取得が完了すると、OSD画面作成部104は、ダウンロードデータによりシステムソフトウェアをアップデートすることが可能であることをユーザに確認する画面を作成し、TVモニタを通じてユーザに提示する。
【0048】
これを見たユーザは、操作パネル又はリモコンを操作して、システムソフトウェアのアップデートを許可する又は許可しない指示をデジタル放送受信機に送信することができる。この指示を受信した操作キー受付部109は、その内容を操作制御部110に出力する。
【0049】
ユーザがシステムソフトウェアのアップデートを許可した場合には、操作制御部110は、システムソフトウェア更新部106を通じて、システムソフトウェア107のアップデートを行う。操作制御部110は、また、システムソフトウェアをアップデートする旨の通知画面をOSD画面作成部104に作成させる。
【0050】
ユーザがシステムソフトウェアのアップデートを許可しなかった場合には、操作制御部110は、システムソフトウェア更新部106を通じて、ダウンロードデータ格納部105に格納されているダウンロードデータを破棄するようにしてもよい。
【0051】
こうして、本実施形態のデジタル放送受信機では、受信した電子メールに含まれるダウンロードデータを用いて、システムソフトウェア107をアップデートすることができるようになっている。
【0052】
尚、上記では、ユーザの許可により、システムソフトウェアのアップデートが行われるように構成されているが、ダウンロードデータを取得したら自動的にシステムソフトウェアのアップデートが行われるようすることもできる。
【0053】
次に、本発明のデジタル放送受信機の第2実施形態について説明する。本実施形態のデジタル放送受信機は、第1実施形態の特徴に加えて、分割されて送信されるダウンロードデータをダウンロードIDにより識別する機能を備えたものである。
【0054】
図3は、本実施形態のデジタル放送受信機の構成を示す機能ブロック図である。尚、図3では、本実施形態の特長的な構成部分のみを図示しており、その他の構成部分に関しては、図1に示す本発明の第1実施形態と同様に構成されているものとする。
【0055】
図3において、メール受信部300、メールヘッダ解析部301、ダウンロードデータ抽出部302、ダウンロードデータ取得検出部303及びダウンロードデータ格納部305のそれぞれは、図1に示す第1実施形態の対応する構成部分と同様に構成され、同様の動作をするものである。
【0056】
本実施形態のデジタル放送受信機は、さらに、ダウンロードID検出部311を有していることを特徴とする。
【0057】
ここで、本実施形態において受信されるダウンロードデータを含んだ電子メールのデータ構成は、図2に示す第1実施形態のものと同様なものである。図4は、本実施形態において受信される電子メールのダウンロードデータヘッダ及び当該電子メールに含まれるダウンロードデータの全体構成を示す図である。
【0058】
図4に示すように、本実施形態では、デジタル放送受信機が取得するダウンロードデータ406は複数のデータに分割されて、それぞれ電子メールに添付されて受信されるようになっている。今、図4において、ダウンロードデータ406は8つのデータに分割されて送信されているものとする。
【0059】
分割されたそれぞれのデータには、1〜8のダウンロードIDが割り当てられている。このダウンロードIDは、それぞれのデータが添付される電子メールのダウンロードデータヘッダ402に含まれるようになっており、デジタル放送受信機はこのダウンロードデータヘッダ402に基づいて、受信したデータがダウンロードデータ406の分割されたデータのうちいずれに該当するのかを識別する。
【0060】
図3において、メールヘッダ解析部301は、メール受信部300において受信した電子メールから、ダウンロードデータヘッダ402を検出すると、これをダウンロードデータ抽出部302及びダウンロードID検出部311に出力する。ダウンロードID検出部311は、図4に示すようなダウンロードデータヘッダ402を検出すると、そこに含まれるダウンロードID404をダウンロードデータ格納部305に通知する。
【0061】
こうして、ダウンロードデータ格納部305は、分割された状態で受信されたデータがダウンロードデータ406の何番目のデータであるのかを認識することができる。これにより、ダウンロードデータ格納部305は、受信した分割データの格納位置を決定することができる。例えば、図4において、ダウンロードIDが3であるデータは、ダウンロードデータ格納部305内のダウンロードデータ406の記憶領域のうち、3番目の領域に当たるダウンロードデータ格納位置408に格納されるようになっている。
【0062】
以上説明したような機能を有する本実施形態のデジタル放送受信機によれば、大容量のダウンロードデータであっても、分割して効率よく送信することが可能となる。
【0063】
次に、本発明のデジタル放送受信機の第3実施形態について説明する。本実施形態のデジタル放送受信機は、第1実施形態の特徴に加えて、ダウンロードデータを含む電子メールのダウンロードデータヘッダを暗号化して送信する機能を備えたものである。
【0064】
図5は、本実施形態のデジタル放送受信機の構成を示す機能ブロック図である。尚、図5では、本実施形態の特長的な構成部分のみを図示しており、その他の構成部分に関しては、図1に示す本発明の第1実施形態と同様に構成されているものとする。
【0065】
図5において、メール受信部504、メールヘッダ解析部505及びダウンロードデータ抽出部506のそれぞれは、図1に示す第1実施形態の対応する構成部分と同様に構成され、同様の動作をするものである。また、アンテナ500、チューナ部501及びトランスポート処理部502のそれぞれは、図7に示す従来のデジタル放送受信機の対応する構成部分と同様に構成され、同様の動作をするものである。
【0066】
ここで、本実施形態において受信されるダウンロードデータを含んだ電子メールのデータ構成は、図2に示す第1実施形態のものと同様なものであるが、ダウンロードデータヘッダが暗号化されている点において異なっている。図6は、本実施形態において受信される電子メールのダウンロードデータヘッダを示す図である。
【0067】
図6において、復号前のダウンロードデータヘッダ602は、暗号化データ604を含んでおり、復号後のダウンロードデータヘッダ606は、複合化データ608を含んでいる。
【0068】
本実施形態のデジタル放送受信機は、さらに、デスクランブルキー取得部503を有していることを特徴とする。本実施形態では、暗号化されたダウンロードデータヘッダを復号するためのデスクランブルキーを放送波に含めて放送しており、デスクランブルキー取得部503は、この放送波に含まれるデスクランブルキーを取得するものである。
【0069】
本実施形態のデジタル放送受信機において、アンテナ500において受信したデジタル放送波は、チューナ部501において同調した放送信号が取り出された後、TSデータに変換される。続いて、トランスポート処理部502において、TSデータを音声データ、映像データ及びその他のデータの3つに分離するが、このとき、その他のデータがデスクランブルキー取得部503に出力されるようになっている。こうして、デスクランブルキー取得部503は、ダウンロードデータヘッダを復号化するためのデスクランブルキーを取得する。デスクランブルキー取得部503において取得されたデスクランブルキーは、メールヘッダ解析部505に出力される。
【0070】
メールヘッダ解析部505は、受信した電子メールから取得される暗号化されたダウンロードデータヘッダ602に、デスクランブルキー取得部503から入力されるデスクランブルキーを適用することにより、ダウンロードデータヘッダ602に含まれる暗号化データ604を復号して、復号化608を含むダウンロードデータヘッダ606を得る。
【0071】
こうして取得された復号化後のダウンロードデータヘッダ606を含む電子メールデータをダウンロードデータ抽出部506に出力することにより、以降の処理を第1実施形態と同様に行うことができる。
【0072】
本実施形態によれば、より安全性の低い電子メールによるシステムソフトウェアのアップデートを行う本発明において、不正な電子メールによりシステムソフトウェアのアップデートが行われてしまう被害を効果的に防止することができる。
【0073】
尚、本発明のデジタル放送受信機の第1〜第3実施形態について詳細に説明したが、本発明のデジタル放送受信機は、上記したこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更を加ることが可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のデジタル放送受信機によれば、システムソフトウェアのアップデート用データを、電子メールに添付して送信することにより、簡易かつ低コストで、各ユーザに対応したシステムソフトウェアのアップデート行うことができる。
【0075】
また、システムソフトウェアのアップデート用データの容量が大きい場合には、ダウンロードデータを分割して、それぞれを電子メールに添付して送信した後、これを受信したデジタル放送受信機において分割されたダウンロードデータを再び統合することを可能とすることにより、どのような大きな容量のダウンロードデータであっても対応することが可能となる。
【0076】
さらに、電子メールデータに添付するダウンロードデータに含まれるダウンロードデータヘッダを暗号化するとともに、これを復号するためのキーを放送波に含めて放送することにより、不正な電子メールによりシステムソフトウェアのアップデートが行われてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル放送受信機の第1実施形態の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態において受信されるダウンロードデータを含んだ電子メールのデータ構成を示す図である。
【図3】本発明のデジタル放送受信機の第2実施形態の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態において受信されるダウンロードデータを含んだ電子メールのデータ構成を示す図である。
【図5】本発明のデジタル放送受信機の第3実施形態の構成を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明の第3実施形態において受信されるダウンロードデータを含んだ電子メールのデータ構成を示す図である。
【図7】従来のデジタル放送受信機の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
100 メール受信部
101 メールヘッダ解析部
102 ダウンロードデータ抽出部
103 ダウンロードデータ取得検出部
104 OSD画面作成部
105 ダウンロードデータ格納部
106 システムソフトウェア更新部
107 システムソフトウェア
108 CPU
109 操作キー受付部
110 操作制御部
113 ダウンロードデータ
201 電子メールデータ
202 ダウンロードデータヘッダ
203 ダウンロードデータ
300 メール受信部
301 メールヘッダ解析部
302 ダウンロードデータ抽出部
303 ダウンロードデータ取得検出部
305 ダウンロードデータ格納部
311 ダウンロードID検出部
402 ダウンロードデータヘッダ
404 ダウンロードID
406 ダウンロードデータ全体構成
408 ダウンロードデータ格納位置
500 アンテナ
501 チューナ部
502 トランスポート処理部
503 デスクランブルキー取得部
504 メール受信部
505 メールヘッダ解析部
506 ダウンロードデータ抽出部
602 複合化前のダウンロードデータヘッダ
604 暗号化データ
606 復号化後のダウンロードデータヘッダ
608 複合化データ
700 アンテナ
701 チューナ部
702 トランスポート処理部
703 MPEG2音声復調部
704 D/A変換部
705 MPEG2映像復調部
706 ビデオエンコーダ
707 TVモニタ
708 ダウンロードデータ取得部
709 ダウンロードデータ格納部
710 ダウンロードデータ取得検出部
711 OSD画面作成部
712 システムソフトウェア更新部
713 システムソフトウェア
714 CPU
715 操作キー受付部
716 操作制御部

Claims (8)

  1. 電子メールを受信する手段を有しており、
    受信した電子メールに含まれるデータに基づいて、システムウェアをアップデートすることが可能であるデジタル放送受信機。
  2. 電子メールを受信する手段と、
    受信した電子メールに含まれるデータを抽出する手段と、
    前記抽出したデータに基づいてシステムウェアをアップデートする手段と、を有しているデジタル放送受信機。
  3. 前記デジタルテレビ受信機は、受信した電子メールのメールヘッダを解析する手段を有しており、該メールヘッダに含まれる情報に基づいて、前記電子メールがシステムウェアのアップデートを行うためのデータを含んでいることを検出することを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記システムウェアのアップデートを行うためのデータは複数のデータに分割されており、該分割されたデータに付されたID情報に基づいて該分割されたデータを結合することができることを特徴とする請求項3に記載のデジタル放送受信機。
  5. 前記ID情報は、電子メールのメールヘッダに含まれていることを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送受信機。
  6. 前記電子メールのメールヘッダは暗号化されており、デジタル放送波から取得されるデスクランブルキーを用いて、前記メールヘッダを復号することが可能であることを特徴とする請求項3に記載のデジタル放送受信機。
  7. 前記デジタルテレビ受信機は、システムウェアのアップデートの許可をユーザに求める手段を有しており、ユーザが許可した場合に、システムウェアのアップデートを行うことを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信機。
  8. 前記デジタルテレビ受信機は、システムウェアのアップデートを行うためのデータを抽出すると、自動的にシステムウェアのアップデートを行うことを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信機。
JP2002342711A 2002-11-26 2002-11-26 デジタル放送受信機 Pending JP2004178201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002342711A JP2004178201A (ja) 2002-11-26 2002-11-26 デジタル放送受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002342711A JP2004178201A (ja) 2002-11-26 2002-11-26 デジタル放送受信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004178201A true JP2004178201A (ja) 2004-06-24

Family

ID=32704694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002342711A Pending JP2004178201A (ja) 2002-11-26 2002-11-26 デジタル放送受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004178201A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505536A (ja) * 2005-08-16 2009-02-05 ヒルシュマン カー コミュニケーション ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アダプティブフロントエンドおよびバックエンドを備えたハイブリッド受信機
WO2017138153A1 (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 富士通株式会社 端末装置、管理方法、制御方法、管理プログラム、及び制御プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505536A (ja) * 2005-08-16 2009-02-05 ヒルシュマン カー コミュニケーション ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング アダプティブフロントエンドおよびバックエンドを備えたハイブリッド受信機
WO2017138153A1 (ja) * 2016-02-12 2017-08-17 富士通株式会社 端末装置、管理方法、制御方法、管理プログラム、及び制御プログラム
JPWO2017138153A1 (ja) * 2016-02-12 2018-11-22 富士通株式会社 端末装置、管理方法、制御方法、管理プログラム、及び制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1717882B (zh) 一种配置数字广播接收机的方法
US20030005448A1 (en) Cross-device sharing of reminders
JP2008103786A (ja) 有料番組提供システムおよびテレビ放送受信装置
EP1585329A3 (en) Distribution of broadcast content for remote decryption and viewing
JP2004007640A (ja) テレビジョン放送システム、方法およびコンピュータ可読媒体
JP2007104099A (ja) デジタル放送再送信方法及びその送信受信装置
KR20020078359A (ko) 디지털방송을 이용한 전자상거래 시스템 및 방법
JP2010093592A (ja) 放送受信装置、及び放送受信装置の制御方法
JP2004357189A (ja) 制御システム、制御装置、制御方法、記録媒体およびプログラム
JPH11155139A (ja) デジタル放送受信機
JP4359158B2 (ja) ディジタル放送受信装置及び契約番組視聴方法
MXPA02007994A (es) Gastos de control con base en periodos de tiempo.
JP2004178201A (ja) デジタル放送受信機
KR100372902B1 (ko) 디지털 텔레비젼 방송 시스템을 사용한 데이터 서비스방법과 그 데이터 서비스 시스템 및 단말기
CN100356723C (zh) 信息提供系统、信息提供装置与方法及信息处理装置与方法
JP2011097421A (ja) 通信端末装置及びコンテンツデータ受信方法
JP2007311938A (ja) アドレス生成方法および放送受信装置
JP5291974B2 (ja) Cm連動放送装置及びcm連動放送システム
JP2006074686A (ja) チューナーモジュール、デジタル放送受信装置、およびデジタル放送番組コンテンツ保護方法
JP2001197385A (ja) デジタルテレビ放送受信機
JPH1155255A (ja) データ通信システム
JP2013175820A (ja) ファイル配信装置、ファイル受信装置およびファイル伝送システム
KR20000033284A (ko) 디지털 티브이 사용자의 전자우편 송/수신방법
KR101528484B1 (ko) 방송 연결 정보를 제공하기 위한 방송 단말기, 서버 및 시스템
JP2000152113A (ja) 電子プログラムガイドを利用した番組表表示装置及びその放送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071211