JP2004178001A - 予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラム - Google Patents
予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】本発明の目的は、インターネット用の予約枠室数満室時に、インターネット用の予約枠室数を補充可能な予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムを提供することにある。
【解決手段】本発明は、全受付けルートの宿泊予約情報を管理する集中予約データベースから、通信回線網ルートの宿泊予約情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの残室情報を連携する予約データベース連携システムである。通信回線網予約システムのサーバコンピュータ3は、集中予約データベースから、通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得し、この残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段36に登録する。残室数が予め定められた確保室数より少ない場合に、残室管理記憶手段の残室数を補充する。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明は、全受付けルートの宿泊予約情報を管理する集中予約データベースから、通信回線網ルートの宿泊予約情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの残室情報を連携する予約データベース連携システムである。通信回線網予約システムのサーバコンピュータ3は、集中予約データベースから、通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得し、この残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段36に登録する。残室数が予め定められた確保室数より少ない場合に、残室管理記憶手段の残室数を補充する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムに係り、特に通信回線網用の予約枠室数が満室になった場合、集中予約データベースを参照して、通信回線網用の予約枠室数を補充する予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及に伴い、インターネット上でホテルの宿泊予約をすることのできるホテル予約システムが、種々提案されている。
ホテルでは、通常、インターネットでの予約、フロントでの電話予約、旅行代理店を介した予約など、予約ルートにいくつかの種類があり、ルート毎に予約可能な室数が予め定められている。
従って、インターネットを用いたホテル予約システムでは、インターネット用に確保した室数が満室になると、満室表示をして予約をそれ以上受付けないようにし、フロントでの電話予約、旅行代理店を介した予約の室数を確保できるようにされている。
【0003】
しかし、このような従来のホテル予約システムでは、フロントでの電話予約用の予約枠、旅行代理店を介した予約枠が空いているにも拘わらず、インターネットでの予約枠が満室となって、インターネットの予約が受付けられないようになる場合があった。この場合、ホテル側にとっては、受付けられるはずだった予約が、システム運営上の理由から受付けられず、売上が減少するという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記問題点を解決することにあり、インターネット用の予約枠室数が満室になった場合に、インターネット用の予約枠室数を補充することができる予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、ホテルの集中予約データベースとインターネット予約システムとを連携する予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携システムであって、前記通信回線網予約システムを統括する通信回線網サーバコンピュータを備え、該通信回線網サーバコンピュータは、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることにより解決される。
【0006】
上記課題は、請求項5に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置であって、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることにより解決される。
【0007】
上記課題は、請求項9に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携方法であって、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を行うことにより解決される。
【0008】
上記課題は、請求項13に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置に、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を実行させることを特徴とする予約データベース連携プログラムにより解決される。
【0009】
このように構成しているため、宿泊予約を管理する基幹の集中予約システムと、通信回線網で予約を受ける通信回線網予約システムとを別個のシステムとして構築しても、通信回線網予約システム側に、随時基幹の集中予約データベースの残室状況を反映させることが可能となる。
【0010】
また、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段を備えているため、通信回線網向けの残室数が少なくなったときに、通信回線網向けの残室数を補充することが可能となる。
これにより、通信回線網ルートの宿泊予約が多く、電話等によるホテルへの直接問い合わせルート、旅行代理店経由ルート等の他のルートの宿泊予約が少ない場合でも、通信回線網ルートの残室数を適宜増やすことが可能となり、ホテル全体として宿泊状況をより満室に近い状態に維持しやすくなる。
【0011】
上記課題は、請求項2に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携システムであって、前記通信回線網予約データベースを格納する通信回線網サーバコンピュータを備え、該通信回線網サーバコンピュータは、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に記憶する予約データ記憶手段と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手段と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることにより解決される。
【0012】
上記課題は、請求項6に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置であって、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に記憶する予約データ記憶手段と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手段と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることにより解決される。
【0013】
上記課題は、請求項10に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携方法であって、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に予約データ記憶手段に記憶する手順と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手順と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を備えることにより解決される。
【0014】
上記課題は、請求項14に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置に、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に予約データ記憶手段に記憶する手順と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手順と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を実行させることを特徴とする予約データベース連携プログラムにより解決される。
【0015】
このように構成しているため、宿泊予約を管理する基幹の集中予約システムと、通信回線網で予約を受ける通信回線網予約システムとを別個のシステムとして構築しても、通信回線網予約システム側に、随時基幹の集中予約データベースの残室状況を反映させることが可能となる。
【0016】
このように、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に記憶する予約データ記憶手段と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手段と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えているため、集中予約データベースに最後に登録された後に、通信回線網ルートで新たにされた予約も反映させて、残室補充を行うことができる。従って、集中予約データベースに最後に登録された後に、通信回線網ルートで大量に予約が入った場合でも、誤って残室補充をしてしまうことがない。
【0017】
このとき、前記通信回線網サーバコンピュータは、前記残室数について、以降の予約の受付けを不能にするセールスストップ設定を行うセールスストップ設定手段を備え、前記補充手段は、前記セールスストップ設定がされていないことを条件に、前記残室数を補充するように構成すると好適である。
【0018】
このように構成しているため、電話等によるホテルへの直接問合せルート、旅行代理店経由ルート等で大量に宿泊予約が入った場合、通信回線網ルートの予約受付を不能にして、通信回線網ルート向けの予約枠を、直接問合せルート、旅行代理店経由ルートに割振ることが可能となる。
【0019】
また、前記通信回線網サーバコンピュータは、残室管理更新手段が前記残室数を登録した更新時点を取得する更新時点取得手段を備え、前記残室数取得手段は、前記残室数が前記集中予約データベースに登録された登録時点を、前記残室数と共に取得し、前記補充手段は、前記登録時点が前記更新時点よりも後である前記ホテル、部屋タイプ、日付について、前記残室数を補充するように構成すると好適である。
【0020】
このように構成しているため、集中予約データベースに格納された新しいデータのみについて、補充手段を実行することが可能となり、無駄のない効率的な補充処理が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態の予約データベース連携システムは、ホテルグループの集中予約システムのデータベースと、インターネット予約システムのデータベースとを連携するシステムであり、インターネット用の予約枠室数が満室になった場合、全室数に余裕があれば、インターネット用の予約枠室数を補充することができるシステムである。
【0022】
本明細書中で「コンピュータ」とは、演算装置を備えた情報端末すべてを含む意味である。例えば、スーパーコンピュータ、汎用コンピュータ、オフィスコンピュータ、制御用コンピュータ、ワークステーション、パソコンのほか、携帯情報端末、演算装置を備えた携帯電話等をも含む。
【0023】
なお、本実施形態においては、通信回線網としてインターネット13を利用しているが、LAN,WANによりコンピュータを接続したプライベートの情報通信網、専用線による通信、携帯情報端末の公衆情報通信網、その他の公衆情報通信網によるものであってもよい。
本実施形態の予約データベース連携システムでは、ホテル宿泊予約のルートを、ブロックで管理する。ブロックには、電話等でホテルへの直接問合せして予約した場合を示すホテルブロック、旅行代理店ルートでの予約を示す代理店ブロック、それ以外のルートを示すフリーブロックが含まれる。
本実施形態では、インターネット13ルートの予約を、フリーブロックに含める。
データベースのブロックコード項目では、上記ブロックのうち何れであるかを示すブロックコードが登録される。また、ブロックの残室数項目には、そのブロックの残室数が登録される。
【0024】
本実施形態の予約データベース連携システムは、会員制のリゾートホテルグループであるホテルグループ1が提供するシステムである。
ホテルグループ1は、インターネット13で宿泊予約を受けるインターネット予約システムを提供しており、このインターネット予約システムは、図1に示すように、インターネット13を介して、ホテルグループ1の宿泊予約をするユーザ4向けに提供されている。
【0025】
ホテルグループ1は、複数のホテルを保有し、ホテルでのサービスを提供する組織をいい、1つの国内でチェーン展開する組織、複数国で国際的にチェーン展開する組織の双方を含む。また、異なるホテル組織が提携する提携グループであってもよい。
【0026】
ホテルグループ1は、インターネット予約システムのほか、集中予約システム、本実施形態の予約データベース連携システムを運営する。
集中予約システムは、ホテルグループ1の予約システムの基幹となるシステムであって、各ホテルのフロント経由の宿泊予約、旅行代理店経由の宿泊予約、インターネット13を介してインターネット予約システムが受けた宿泊予約を含むすべての宿泊予約を管理する。
【0027】
インターネット予約システムは、ホテルグループ1がインターネット13を介して提供する予約画面でユーザ4からの予約、予約取消、予約変更申込みを受付け、保存する。
本実施形態の予約データベース連携システムは、インターネット予約システムと集中予約システムとを連携するシステムである。
予約データベース連携システムは、インターネット予約システムで保存された予約に関する情報を集中予約システム側に引渡すと共に、集中予約システムから予約可能な残室データを受信し、インターネット予約システムに引渡す。
【0028】
ホテルグループ1には、集中予約システムを統括管理する集中予約サーバコンピュータ2と、インターネット予約システムを統括管理する通信回線網サーバコンピュータとしてのWebサーバコンピュータ3と、ホテルグループ1のシステム管理担当者が使用する端末コンピュータ12と、が設置されている。
【0029】
集中予約サーバコンピュータ2は、集中予約システムを統括管理すると共に、予約データベース連携システムのうち集中予約システム側の処理を行う。集中予約サーバコンピュータ2には、集中予約システムのデータベースである集中予約データベースが格納される。
また、Webサーバコンピュータ3は、インターネット予約システムを統括管理すると共に、予約データベース連携システムのインターネット予約システム側の処理を行う。Webサーバコンピュータ3には、インターネット予約システムのデータベースであるインターネット予約データベースが格納される。
なお、一つのサーバコンピュータに、集中予約システムを司る各プログラム及び集中予約データベースと、インターネット予約システムを司るプログラム及びインターネット予約データベースとを格納してもよい。
【0030】
次いで、各コンピュータのハード構成について説明する。
Webサーバコンピュータ3のハード構成を図2に示す。
Webサーバコンピュータ3は、データの演算・制御処理装置としてのCPU72,記憶装置であるRAM73,ROM74,HDD75及び記憶媒体装置76を備えている。
【0031】
CPU72は、ROM74又はHDD75に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行するようになされている。
RAM73には、CPU72が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
入力装置であるキーボード78とマウス79は、CPU72に所定の指令を入力するとき適宜操作される。
【0032】
さらに表示装置80,プリンタ81には、所定の書式で表示される情報,画像等が出力表示される。
記憶媒体装置76は、外付けハードディスク,光磁気ディスク,CD−R,DVD,メモリスティックなどにより構成され、インターネット13を介して送信されてきたデータを適宜記憶し、またこれを読み出すことができるようになされている。
通信装置77は、インターネット13に対してデータを送信し、またインターネット13を介して供給されたデータを受信するようになされている。
集中予約サーバコンピュータ2、端末コンピュータ41のハード構成は、Webサーバコンピュータ3のハード構成と同様であるため、説明を省略する。
【0033】
集中予約サーバコンピュータ2のHDDには、インターネット予約データベース210、予約データベース220、残室データベース230、インターネット残室送信管理データベース240が登録されている。
インターネット予約データベース210は、インターネット予約番号変換データベース211、インターネット予約基本データベース212、インターネット予約部屋タイプデータベース213、インターネット予約料金明細データベース214、インターネット予約氏名データベース215から構成されている。
【0034】
インターネット予約番号変換データベース211は、集中予約システムの予約番号から、インターネット予約システムのインターネット予約番号を検索、又はその逆を検索するためのデータベースである。
インターネット予約番号変換データベース211には、ホテルコード、インターネット予約番号、予約番号、インターネット予約トランザクションから取り込んだ最終日時を示す集中予約最終取込日時、インターネット予約データ訂正にて登録・削除した最終日時を示す集中予約最終確認日時、インターネット予約データベース210から予約データベース220に予約登録した最終日時を示す集中予約最終登録日時、集中予約へ登録或いは強制削除した日時を示す最終更新日時が含まれる。
【0035】
インターネット予約基本データベース212は、インターネットトランザクションデータの基本的な内容を格納するデータベースである。
インターネット予約基本データベース212には、インターネット予約番号、集中予約システムで各ホテルを一意に特定可能なホテルコード、シーケンスにより自動発番する全ホテルで連番の予約番号、本予約・仮予約・キャンセル待ちで表される予約区分、限度日、団体マーク、予約登録日、到着日、到着時間、出発日、出発時間、泊数、登録ホテルコード、登録担当者コード、客種コード、メンバーズコード、保養所契約コード、ブロックコード、利用者顧客区分コード、利用者顧客コード、利用者統一顧客コード、利用者名、電話番号等の利用者の連絡先、予約者名、案内状送付先、会社連絡先、予約入金日、予約入金額、会計メモ、大人・子供等の人数、宴会種別コード、一予約に紐付く予約部屋タイプデータベース(又は予約料金明細データベース、予約氏名データベース)のレコード件数を示す部屋タイプ(又は料金明細、予約氏名)行数、キャンセル理由コード、チェックイン前・チェックイン済みで表されるチェックインフラグ、予約登録分・インターネット予約・移行データで表される予約取込区分、予約登録分・インターネット予約・移行データで表される予約削除フラグ、最終更新ホテルコード、最終更新日時等が含まれる。
【0036】
インターネット予約部屋タイプデータベース213は、予約された部屋のタイプを格納するデータベースである。
インターネット予約部屋タイプデータベース213には、インターネット予約番号、ホテルコード、予約番号、部屋タイプコード、予約削除フラグ、最終更新ホテルコード、最終更新日時等が含まれる。
【0037】
インターネット予約料金明細データベース214は、予約された料金の明細を格納するデータベースである。
インターネット予約料金明細データベース214には、インターネット予約番号、ホテルコード、予約番号、利用日、部屋タイプコード、料金明細番号、使用人数、割引率、プラン料金、利用料金、料金明細合計、夕食料理コード、夕食単価、予約削除フラグ、最終更新ホテルコード、最終更新日時等が含まれる。
【0038】
インターネット予約氏名データベース215は、予約した宿泊客の氏名を格納するデータベースである。
インターネット予約氏名データベース215には、インターネット予約番号、ホテルコード、予約番号、予約氏名SEQ、氏名、利用者・予約者・得意先・同伴者で表される氏名区分、予約削除フラグ、最終更新ホテルコード、最終更新日時等が含まれる。
【0039】
予約データベース220は、集中予約システムで受けたすべての予約データを登録するデータベースである。インターネット予約システムで受けた予約データも、予約登録処理22で変換されて、インターネット予約データベース210からこの予約データベース220に登録される。
予約データベース220は、予約番号変換データベース221、予約基本データベース222、予約部屋タイプデータベース223、予約料金明細データベース224、予約氏名データベース225、予約カルテデータベース226から構成されている。データベース221〜225は、インターネット予約データベース210の各データベース211〜215と対応している。
【0040】
残室データベース230は、集中予約サーバコンピュータ2側で残室を管理するデータベースであって、ホテルコード、対象日、ホテルブロック残室数、代理店ブロック残室数、インターネット予約枠を含むフリーブロック残室数、部屋タイプコード等が含まれる。
本実施形態では、フリーブロックをインターネット用に用いるため、フリーブロック残室数は、残室管理テーブル36の残室数に対応する。
インターネット残室送信管理データベース240には、更新・追加時インターネット予約用に指定されたホテルコード、対照日、集中予約システムの部屋タイプコード、フリーブロック,ホテルブロック,代理店ブロックで表されるブロックコード、合計残室数、インターネット残室トランザクションの前回送信日時が含まれる。
【0041】
Webサーバコンピュータ3のHDD75には、残室トランザクションデータベース34、残室管理記憶手段としての残室管理テーブル36、残室補充バッチテーブル、ホテル別部屋タイプマスタテーブルが含まれる。
残室トランザクションデータベース34は、集中予約サーバコンピュータ2側からWebサーバコンピュータ3側へ残室データを送信する連携用のデータベースである。
残室トランザクションデータベース34には、ホテルコード、対象日、集中予約システムの部屋タイプコード、ブロックコード、すべての予約ルートの残室数の合計を示す合計残室数、セールスストップされたか否かを示すセールスストップマーク、最終更新日時が含まれる。
【0042】
残室管理テーブル36は、Webサーバコンピュータ3側で残室を管理するテーブルであって、ホテルコード、対照日、集中予約システムの部屋タイプコード、更新・追加時インターネット予約用に指定されたブロックコード、インターネット予約向けに確保された宿泊室数(Web確保数)から予約登録処理22が完了したインターネット予約室数を除いた数を示す取込前室数、予約登録処理22が完了したインターネット予約室数を示す取込後室数、インターネット13を介して画面に表示されるインターネット予約向けの残室数、セールスストップ状態を示すセールスストップフラグ、補充ストップ状態を示す補充ストップフラグ、最終更新日時が含まれる。
残室補充バッチテーブルとは、インターネット予約システムの残室数を補充する残室補充処理35を実行した日時を登録するテーブルである。
【0043】
ホテル別部屋タイプマスタテーブルは、残室管理テーブル36に補充する残室数を決定するために用いられるテーブルである。
ホテル別部屋タイプマスタテーブルには、各ホテルの部屋を一意に特定可能なホテルコード及び部屋タイプコード、部屋カテゴリーコード、部屋タイプ名称、禁煙・喫煙の別を特定する禁煙フラグ、表示順を決定する表示順、部屋の定員、部屋の最大使用人数、インターネット予約システム向けに確保された宿泊室数を示す通信回線網ルート確保室数としてのWeb確保数、ホテルブロック用の確保数、残室補充処理35を実行するか否かの基準となる残室基準値、確保日数、登録日時、変更日時、そのレコードが有効か否かを示す削除フラグが含まれる。
【0044】
本実施形態の予約データベース連携システムの動作の概略について、図3のブロック図に基づき説明する。
Webサーバコンピュータ3が提供する不図示のインターネット宿泊予約画面で、ユーザ端末コンピュータ41から必要事項が入力され、不図示の登録ボタンがクリックされると、Webサーバコンピュータ3は、予約テーブル31に予約データを登録する。また、予約データ記憶手段としての予約トランザクションテーブル33に、予約データを1件ずつ登録し、予約トランザクションデータとする。
【0045】
予約トランザクションテーブル33に登録される予約トランザクションデータは、項目として、インターネット予約にて新規、変更、取消発生毎に発番する連番が付与されるインターネット予約番号、ホテルコード、集中予約システムの予約番号、1:新規、2:変更、3:取消で表されるインターネット予約種別、到着日、到着時間、出発日、出発時間、泊数、メンバーズ・ゲストチケット・保養所契約・一般で表される客種コード、メンバーズコード、保養所契約先コード、集中予約顧客コードとは別に付されたインターネット予約顧客コード、利用者名、利用者電話番号等の連絡先、n室目の部屋タイプコード、n室目のmプラン目のプランコード、夕食名称、大人人数、子供人数(nは1以上5以下の整数、mは1以上2以下の整数)、0:未取込、1:取込済、2:取込エラー(インターネット予約セット時:0)で表される取込区分、未確認・確認済・強制削除で表される確認区分、0:未登録、1:登録済、2:強制削除(インターネット予約セット時:0)で表される登録識別としての登録区分、インターネット予約で新規登録、変更、取消された日時を示すインターネット更新日時、インターネット予約トランザクションから取り込んだ日時を示す集中予約取込日時、集中予約確認日時、集中予約登録日時、集中予約へ登録或いは、強制削除した日時を示す最終更新日時等を含む。
【0046】
集中予約サーバコンピュータ2は、定期的に予約トランザクションテーブル33を検索し、予約取込処理21で、未取込の予約データをインターネット予約データベース210にセットする。
【0047】
集中予約サーバコンピュータ2は、システム管理担当者の端末コンピュータ12による処理に応じて、インターネット予約データベース210内の予約データの抽出・訂正処理121を行う。
この処理では、システム管理担当者の端末コンピュータ12から、抽出・訂正画面で、予約登録処理22が完了していないインターネット予約データの抽出指令がされると、抽出指令されたデータを抽出して画面に表示する。また、このデータを訂正する訂正指令がされると、インターネット予約データベース210の予約データを訂正する。
【0048】
また、集中予約サーバコンピュータ2は、随時自動で、予約登録処理22で、インターネット予約データベース210内の予約データを、予約データベース220に登録する。
集中予約サーバコンピュータ2は、予約データベース220に予約データを登録すると同時に、残室データベース230、インターネット残室送信管理データベース240にも登録する。
【0049】
集中予約サーバコンピュータ2は、残室データベース230の更新日が前回チェック以降変更になっている残室データを、残室送信処理23により、Webサーバコンピュータ3の残室トランザクションデータベース34にセットする。
Webサーバコンピュータ3は、1時間に1度程度、定期的に残室トランザクションデータベース34のデータを残室管理テーブル36に反映させて更新する残室補充処理35を行う。
【0050】
次いで、図3の各処理について、詳細に説明する。
予約取込処理21について、図4のフローチャートに基づき説明する。予約取込処理21は、集中予約サーバコンピュータ2のCPUで制御される。
定期的に、例えば5分毎に処理がスタートする。
まず、ステップS1で、Webサーバコンピュータ3の予約トランザクションテーブル33内の予約トランザクションデータから、取込区分が「0」、つまり未取込のデータを読込む。
【0051】
次いで、ステップS2で、ステップS1でのデータ読込みに失敗したか判定する。
ステップS1でのデータ読込みに失敗した場合(ステップS2:YES)、予約トランザクションテーブル33内には、読込むべき取込区分が「0」のデータは存在しないものとして、処理を終了する。
【0052】
ステップS1でのデータ読込みに失敗していない場合(ステップS2:NO)、ステップS3で、読込んだ予約トランザクションデータの予約種別は「1:新規」か判定する。
予約トランザクションデータの予約種別が「1:新規」である場合(ステップS3:YES)、ステップS4で、インターネット予約データベース210へのデータ追加処理を行う。
【0053】
次いで、ステップS8で、次の取込区分が「0」、つまり未取込のデータを読込み、ステップS2で、ステップS1でのデータ読込みに失敗したか判定する。
このようにして、予約トランザクションデータについて、取込区分が「0」のデータがなくなるまで、順次ステップS3〜ステップS7の処理を行う。
【0054】
予約トランザクションデータの予約種別が「1:新規」でない場合(ステップS3:NO)、そのデータの予約種別は変更又は取消であるとして、ステップS5で、そのデータのインターネット予約番号をキーとしてインターネット予約番号変換データベース211を検索し、そのインターネット予約番号のレコードがあるか判定する。
【0055】
インターネット予約番号変換データベース211に、そのインターネット予約番号のレコードがある場合(ステップS5:YES)、ステップS6で、そのインターネット予約番号に対応する予約番号をキーとして予約データベース220を検索し、予約データベース220内からそのインターネット予約番号のデータをコピーし、予約トランザクションデータの内容を反映させて、インターネット予約データベース210に登録する。
その後、ステップS8で、次の取込区分が「0」、つまり未取込のデータを読込み、ステップS2で、ステップS1でのデータ読込みに失敗したか判定する。
【0056】
インターネット予約番号変換データベース211に、そのインターネット予約番号のレコードがない場合(ステップS5:NO)、変更又は取消しされようとしている元の予約トランザクションデータは、予約データベース220に存在しないものとして、次回以降未登録予約として検索対象としないようにするため、ステップS7で、予約トランザクションテーブル33の予約トランザクションデータに、取消を示す取込区分「2」をセットする。
その後、ステップS8で、次の取込区分が「0」、つまり未取込のデータを読込み、ステップS2で、ステップS1でのデータ読込みに失敗したか判定する。
以上が、図4のフローチャートの処理である。
【0057】
次いで、抽出・訂正処理121について説明する。
ホテルグループ1のシステム管理担当者が、端末コンピュータ12から集中予約サーバコンピュータ2の抽出・訂正プログラムをクリックすると、不図示のトップページが表示される。
この不図示のトップページに表示された不図示のデータ訂正ボタンをクリックすると、不図示の抽出条件画面が表示される。
この抽出条件画面で抽出条件が入力されると、抽出された予約トランザクションデータを一覧表示する不図示の予約登録画面が表示され、管理担当者は、この画面でデータの訂正・確認を行う。
【0058】
次に、予約登録処理22について説明する。この予約登録処理は、抽出・訂正処理121が完了している予約トランザクションデータのみを対象とする。
予約登録処理22では、インターネット予約データベース210内の予約トランザクションデータを読み込み、予約登録対象データについて、予約データベース220への登録を行う。
【0059】
新規予約の場合、予約番号を発番するとともに、予約データベース220に追加する。
変更の場合、予約基本データベース222を更新して取消すとともに、部屋タイプ、料金明細、氏名データは削除後、追加する。
取消の場合、削除フラグを更新するが、既に取消済の場合、更新しない。
処理完了後、予約番号単位に同期を取ってインターネット予約データベース210からデータを削除するとともに、予約トランザクションテーブル33の該当データの登録区分を「1」(登録済)に変更する。
また、予約登録処理22では、各ブロックの残室データを、残室データベース230に登録する。
【0060】
次いで、図5のフローチャートに基づき、残室送信処理23について説明する。残室送信処理23は、集中予約サーバコンピュータ21のCPUで制御される。
定期的に、例えば1時間おきに処理がスタートする。
ステップS11で、システムの日付を取得する。
次いでステップS12で、インターネット残室送信管理データベース240の前回送信日時を読込む。
【0061】
次いでステップS13で、ステップS12で取得した前回送信日時≦残室データベース230の更新日時となるデータを、残室データベース230から取得して、残室トランザクションデータベース34にセットする。
次いでステップS14で、インターネット残室送信管理データベース240の前回送信日時に、ステップS11で取得した日付をセットする。
以上で、処理を終了する。
【0062】
このフローチャートの処理では、ステップS13で、前回送信日時≦残室データベース230の更新日時として、前回送信日時も含めてその時点以降のデータをセットするため、1秒未満の誤差も吸収することが可能となる。
従って、前回送信後、残室データベース230更新が、同じ秒の間に行われた場合、前回と今回とで同じデータが送信される場合がある。本実施形態では、補充すべき室数のデータでなく、残室数のデータをWebサーバコンピュータ3側に送信するため、同じデータが複数回送信されても、Webサーバコンピュータ3側の残室管理テーブル36更新処理には、支障がない。
【0063】
次いで、図6のフローチャートに基づき、残室補充処理35について説明する。残室補充処理35は、Webサーバコンピュータ3のCPU72で制御される。
定期的に、例えば1時間おきに処理がスタートする。
ステップS21で、残室トランザクションデータベース34から、セールスストップ対象のデータを抽出する。
【0064】
ここで、セールスストップとは、端末コンピュータ12から集中予約システムで、ホテル・部屋タイプ毎に設定されるものであり、その後のインターネット予約システムによる予約を受付けないようにする設定をいう。セールスストップが設定されると、インターネット予約システムのユーザ4向け画面では、そのホテル・部屋タイプの残室が0室として表示される。
端末コンピュータ12からセールスストップの設定がされると、残室トランザクションデータベース34の該当データに、セールストップマーク「S」が設定される。
【0065】
ステップS21の処理では、残室トランザクションデータベース34のうち、残室補充バッチテーブルの最新日時よりも新しいデータであって、セールスストップマークがセールスストップ状態を示す「S」であるデータを抽出する。
これにより、残室管理テーブル36への残室セット後、集中予約システム側で大きく残室が減ったような場合、セールスストップを行うことにより、インターネット予約システム側でそれ以上予約を受付けないようにすることが可能である。
【0066】
次いで、ステップS22で、ステップS21で抽出したデータを利用して、残室管理テーブル36を更新する。
この処理では、ステップS21で抽出したセールスストップ対象のデータに対応する残室管理テーブル36のデータに、補充ストップフラグ「1」を格納し、補充ストップ状態とする。最終更新日時を現在日時でセットする。
【0067】
次いで、ステップS23で、予約トランザクションデータベース33をチェックし、取込済み室数を抽出する。
この処理では、まず、予約トランザクションデータベース33から、残室補充バッチテーブルの最新実行日時より後に更新された予約トランザクションデータを抽出する。
次いで、抽出した予約トランザクションデータを、ホテル別、日別、部屋タイプ別にグループ化し、各グループのレコード数をカウントする。
【0068】
次いで、ステップS24で、ステップS23でカウントしたレコード数を利用して、残室管理テーブル36の取込前室数、取込後室数を更新する。
この処理では、ステップS23でカウントしたレコード数を、取込前室数から減算し、このレコード数を、取込後室数に加算する。次いで、最終更新日時を現在日時でセットする。
【0069】
次に、ステップS25で、残室トランザクションデータベース34をチェックし、補充対象となるデータを抽出する。
補充対象となるデータとは、残室トランザクションデータベース34のデータのうち、残室補充バッチテーブルの最新実行日時より新しいデータである。
【0070】
ステップS26で、ステップS25で抽出したデータとホテル別部屋タイプマスタテーブルのデータを利用して、残室管理テーブル36の残室数を更新する。
この処理が、特許請求の範囲の残室管理更新手順に該当する。
この処理では、まず、次の条件A〜Dを満たすデータを補充対象となるデータとして抽出する。
【0071】
すなわち、条件Aは、残室管理テーブル36の残室数がステップS25で抽出したデータのホテル別部屋タイプマスタテーブルのWeb確保数より小さいことである。
このWeb確保数は、当初から、インターネット予約システム用に設定された室数である。
条件Aは、インターネット予約システム向けの残室数が、予め定められた室数より少なくなったときに、インターネット予約システム向けの残室数を補充するようにしたものである。
【0072】
条件Bは、残室管理テーブル36の取込前室数が0より大きいことである。条件Bは、ユーザ4からのインターネット予約システム経由の予約をすべて反映した上で、残室補充処理を行うようにしたものである。
【0073】
条件Cは、残室管理テーブル36のストップフラグが0であることである。
条件Cはセールスストップされた場合に残室補充処理35を行わないようにするための条件である。
条件Dは、補充可能室数−ステップS25で抽出したデータのホテル別部屋タイプマスタテーブルの残室基準値が0より大きいことである。
なお、補充可能室数は、残室トランザクションデータベース34の合計残室数から、ステップS23でカウントしたレコード数を引いた数を算出し、この数から、ホテル別部屋タイプマスタテーブルのホテルブロック用の確保数を引いた数とする。
条件Dは、残室補充処理35をするか否かの基準となる残室基準値を予め決めておき、補充可能室数が残室基準値を越える場合のみ残室補充処理35を行うようにするための条件である。
【0074】
次いで、該当するホテル別部屋タイプマスタテーブルのWeb確保数を越えないように、残室トランザクションデータベース34の補充可能室数の値から、残室トランザクションテーブル36の残室数を補充する。この処理が、特許請求の範囲の補充手順に該当する。
その後、補充したデータを対象に、最終更新日時をセットする。
残室管理テーブル36になく、残室トランザクションデータベース34にあるデータは、レコードを追加する。
その後、処理を終了する。
【0075】
残室管理テーブル36の残室数は、不図示のユーザ向けインターネット宿泊予約画面で宿泊予約可能な残室として表示される。
残室補充処理35により残室表示が変更となる場合には、次のケースがある。
まず、対象ブロックの予約数・残室数が直接変更になる場合である。
【0076】
また、インターネット予約の対象ブロックがフリーブロックの場合には、フリーブロック以外のブロックの追加・削除、及び予約数・残室数が変更になるため、フリーブロック数が計算上変更になる場合である。
そのほか、部屋タイプの設定室数が変更になる場合(ゼロ室設定含む)、部屋タイプの追加により夜間バッチにて残室データの新規作成が発生する場合、故障部屋設定・解除により該当のブロック残室数が変更になる場合、セールスストップが設定・解除された場合である。
【0077】
集中予約システムにおいて、故障部屋設定、解除された故障部屋数は、残室データベース230の残室数に加味してもよい。設定データはフリーブロックの残室数からマイナスし、解除データはプラスする。
【0078】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、宿泊予約を管理する基幹の集中予約システムと、通信回線網で予約を受ける通信回線網予約システムとを別個のシステムとして構築しても、通信回線網予約システム側に、随時基幹の集中予約データベースの残室状況を反映させることが可能となる。
【0079】
また、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段を備えているため、通信回線網向けの残室数が少なくなったときに、通信回線網向けの残室数を補充することが可能となる。
これにより、通信回線網ルートの宿泊予約が多く、電話等によるホテルへの直接問い合わせルート、旅行代理店経由ルート等の他のルートの宿泊予約が少ない場合でも、通信回線網ルートの残室数を適宜増やすことが可能となり、ホテル全体として宿泊状況をより満室に近い状態に維持しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る予約データベース連携システムの構成を示す説明図である。
【図2】サーバコンピュータのハード構成を示す説明図である。
【図3】本実施形態に係る予約データベース連携システムの処理の概略を示すブロック図である。
【図4】本実施形態に係る予約データベース連携システムの処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態に係る予約データベース連携システムの処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る予約データベース連携システムの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホテルグループ
2 集中予約サーバコンピュータ
3 Webサーバコンピュータ
4 ユーザ
12、41 端末コンピュータ
13 インターネット
72 CPU
73 RAM
74 ROM
75 HDD
76 記憶媒体装置
77 通信装置
78 キーボード
79 マウス
80 表示装置
81 プリンタ
【発明の属する技術分野】
本発明は予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムに係り、特に通信回線網用の予約枠室数が満室になった場合、集中予約データベースを参照して、通信回線網用の予約枠室数を補充する予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及に伴い、インターネット上でホテルの宿泊予約をすることのできるホテル予約システムが、種々提案されている。
ホテルでは、通常、インターネットでの予約、フロントでの電話予約、旅行代理店を介した予約など、予約ルートにいくつかの種類があり、ルート毎に予約可能な室数が予め定められている。
従って、インターネットを用いたホテル予約システムでは、インターネット用に確保した室数が満室になると、満室表示をして予約をそれ以上受付けないようにし、フロントでの電話予約、旅行代理店を介した予約の室数を確保できるようにされている。
【0003】
しかし、このような従来のホテル予約システムでは、フロントでの電話予約用の予約枠、旅行代理店を介した予約枠が空いているにも拘わらず、インターネットでの予約枠が満室となって、インターネットの予約が受付けられないようになる場合があった。この場合、ホテル側にとっては、受付けられるはずだった予約が、システム運営上の理由から受付けられず、売上が減少するという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記問題点を解決することにあり、インターネット用の予約枠室数が満室になった場合に、インターネット用の予約枠室数を補充することができる予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、ホテルの集中予約データベースとインターネット予約システムとを連携する予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携システムであって、前記通信回線網予約システムを統括する通信回線網サーバコンピュータを備え、該通信回線網サーバコンピュータは、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることにより解決される。
【0006】
上記課題は、請求項5に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置であって、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることにより解決される。
【0007】
上記課題は、請求項9に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携方法であって、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を行うことにより解決される。
【0008】
上記課題は、請求項13に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置に、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を実行させることを特徴とする予約データベース連携プログラムにより解決される。
【0009】
このように構成しているため、宿泊予約を管理する基幹の集中予約システムと、通信回線網で予約を受ける通信回線網予約システムとを別個のシステムとして構築しても、通信回線網予約システム側に、随時基幹の集中予約データベースの残室状況を反映させることが可能となる。
【0010】
また、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段を備えているため、通信回線網向けの残室数が少なくなったときに、通信回線網向けの残室数を補充することが可能となる。
これにより、通信回線網ルートの宿泊予約が多く、電話等によるホテルへの直接問い合わせルート、旅行代理店経由ルート等の他のルートの宿泊予約が少ない場合でも、通信回線網ルートの残室数を適宜増やすことが可能となり、ホテル全体として宿泊状況をより満室に近い状態に維持しやすくなる。
【0011】
上記課題は、請求項2に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携システムであって、前記通信回線網予約データベースを格納する通信回線網サーバコンピュータを備え、該通信回線網サーバコンピュータは、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に記憶する予約データ記憶手段と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手段と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることにより解決される。
【0012】
上記課題は、請求項6に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置であって、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に記憶する予約データ記憶手段と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手段と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることにより解決される。
【0013】
上記課題は、請求項10に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携方法であって、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に予約データ記憶手段に記憶する手順と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手順と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を備えることにより解決される。
【0014】
上記課題は、請求項14に係る発明によれば、すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置に、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に予約データ記憶手段に記憶する手順と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手順と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を実行させることを特徴とする予約データベース連携プログラムにより解決される。
【0015】
このように構成しているため、宿泊予約を管理する基幹の集中予約システムと、通信回線網で予約を受ける通信回線網予約システムとを別個のシステムとして構築しても、通信回線網予約システム側に、随時基幹の集中予約データベースの残室状況を反映させることが可能となる。
【0016】
このように、前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に記憶する予約データ記憶手段と、前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手段と、取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えているため、集中予約データベースに最後に登録された後に、通信回線網ルートで新たにされた予約も反映させて、残室補充を行うことができる。従って、集中予約データベースに最後に登録された後に、通信回線網ルートで大量に予約が入った場合でも、誤って残室補充をしてしまうことがない。
【0017】
このとき、前記通信回線網サーバコンピュータは、前記残室数について、以降の予約の受付けを不能にするセールスストップ設定を行うセールスストップ設定手段を備え、前記補充手段は、前記セールスストップ設定がされていないことを条件に、前記残室数を補充するように構成すると好適である。
【0018】
このように構成しているため、電話等によるホテルへの直接問合せルート、旅行代理店経由ルート等で大量に宿泊予約が入った場合、通信回線網ルートの予約受付を不能にして、通信回線網ルート向けの予約枠を、直接問合せルート、旅行代理店経由ルートに割振ることが可能となる。
【0019】
また、前記通信回線網サーバコンピュータは、残室管理更新手段が前記残室数を登録した更新時点を取得する更新時点取得手段を備え、前記残室数取得手段は、前記残室数が前記集中予約データベースに登録された登録時点を、前記残室数と共に取得し、前記補充手段は、前記登録時点が前記更新時点よりも後である前記ホテル、部屋タイプ、日付について、前記残室数を補充するように構成すると好適である。
【0020】
このように構成しているため、集中予約データベースに格納された新しいデータのみについて、補充手段を実行することが可能となり、無駄のない効率的な補充処理が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態の予約データベース連携システムは、ホテルグループの集中予約システムのデータベースと、インターネット予約システムのデータベースとを連携するシステムであり、インターネット用の予約枠室数が満室になった場合、全室数に余裕があれば、インターネット用の予約枠室数を補充することができるシステムである。
【0022】
本明細書中で「コンピュータ」とは、演算装置を備えた情報端末すべてを含む意味である。例えば、スーパーコンピュータ、汎用コンピュータ、オフィスコンピュータ、制御用コンピュータ、ワークステーション、パソコンのほか、携帯情報端末、演算装置を備えた携帯電話等をも含む。
【0023】
なお、本実施形態においては、通信回線網としてインターネット13を利用しているが、LAN,WANによりコンピュータを接続したプライベートの情報通信網、専用線による通信、携帯情報端末の公衆情報通信網、その他の公衆情報通信網によるものであってもよい。
本実施形態の予約データベース連携システムでは、ホテル宿泊予約のルートを、ブロックで管理する。ブロックには、電話等でホテルへの直接問合せして予約した場合を示すホテルブロック、旅行代理店ルートでの予約を示す代理店ブロック、それ以外のルートを示すフリーブロックが含まれる。
本実施形態では、インターネット13ルートの予約を、フリーブロックに含める。
データベースのブロックコード項目では、上記ブロックのうち何れであるかを示すブロックコードが登録される。また、ブロックの残室数項目には、そのブロックの残室数が登録される。
【0024】
本実施形態の予約データベース連携システムは、会員制のリゾートホテルグループであるホテルグループ1が提供するシステムである。
ホテルグループ1は、インターネット13で宿泊予約を受けるインターネット予約システムを提供しており、このインターネット予約システムは、図1に示すように、インターネット13を介して、ホテルグループ1の宿泊予約をするユーザ4向けに提供されている。
【0025】
ホテルグループ1は、複数のホテルを保有し、ホテルでのサービスを提供する組織をいい、1つの国内でチェーン展開する組織、複数国で国際的にチェーン展開する組織の双方を含む。また、異なるホテル組織が提携する提携グループであってもよい。
【0026】
ホテルグループ1は、インターネット予約システムのほか、集中予約システム、本実施形態の予約データベース連携システムを運営する。
集中予約システムは、ホテルグループ1の予約システムの基幹となるシステムであって、各ホテルのフロント経由の宿泊予約、旅行代理店経由の宿泊予約、インターネット13を介してインターネット予約システムが受けた宿泊予約を含むすべての宿泊予約を管理する。
【0027】
インターネット予約システムは、ホテルグループ1がインターネット13を介して提供する予約画面でユーザ4からの予約、予約取消、予約変更申込みを受付け、保存する。
本実施形態の予約データベース連携システムは、インターネット予約システムと集中予約システムとを連携するシステムである。
予約データベース連携システムは、インターネット予約システムで保存された予約に関する情報を集中予約システム側に引渡すと共に、集中予約システムから予約可能な残室データを受信し、インターネット予約システムに引渡す。
【0028】
ホテルグループ1には、集中予約システムを統括管理する集中予約サーバコンピュータ2と、インターネット予約システムを統括管理する通信回線網サーバコンピュータとしてのWebサーバコンピュータ3と、ホテルグループ1のシステム管理担当者が使用する端末コンピュータ12と、が設置されている。
【0029】
集中予約サーバコンピュータ2は、集中予約システムを統括管理すると共に、予約データベース連携システムのうち集中予約システム側の処理を行う。集中予約サーバコンピュータ2には、集中予約システムのデータベースである集中予約データベースが格納される。
また、Webサーバコンピュータ3は、インターネット予約システムを統括管理すると共に、予約データベース連携システムのインターネット予約システム側の処理を行う。Webサーバコンピュータ3には、インターネット予約システムのデータベースであるインターネット予約データベースが格納される。
なお、一つのサーバコンピュータに、集中予約システムを司る各プログラム及び集中予約データベースと、インターネット予約システムを司るプログラム及びインターネット予約データベースとを格納してもよい。
【0030】
次いで、各コンピュータのハード構成について説明する。
Webサーバコンピュータ3のハード構成を図2に示す。
Webサーバコンピュータ3は、データの演算・制御処理装置としてのCPU72,記憶装置であるRAM73,ROM74,HDD75及び記憶媒体装置76を備えている。
【0031】
CPU72は、ROM74又はHDD75に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行するようになされている。
RAM73には、CPU72が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
入力装置であるキーボード78とマウス79は、CPU72に所定の指令を入力するとき適宜操作される。
【0032】
さらに表示装置80,プリンタ81には、所定の書式で表示される情報,画像等が出力表示される。
記憶媒体装置76は、外付けハードディスク,光磁気ディスク,CD−R,DVD,メモリスティックなどにより構成され、インターネット13を介して送信されてきたデータを適宜記憶し、またこれを読み出すことができるようになされている。
通信装置77は、インターネット13に対してデータを送信し、またインターネット13を介して供給されたデータを受信するようになされている。
集中予約サーバコンピュータ2、端末コンピュータ41のハード構成は、Webサーバコンピュータ3のハード構成と同様であるため、説明を省略する。
【0033】
集中予約サーバコンピュータ2のHDDには、インターネット予約データベース210、予約データベース220、残室データベース230、インターネット残室送信管理データベース240が登録されている。
インターネット予約データベース210は、インターネット予約番号変換データベース211、インターネット予約基本データベース212、インターネット予約部屋タイプデータベース213、インターネット予約料金明細データベース214、インターネット予約氏名データベース215から構成されている。
【0034】
インターネット予約番号変換データベース211は、集中予約システムの予約番号から、インターネット予約システムのインターネット予約番号を検索、又はその逆を検索するためのデータベースである。
インターネット予約番号変換データベース211には、ホテルコード、インターネット予約番号、予約番号、インターネット予約トランザクションから取り込んだ最終日時を示す集中予約最終取込日時、インターネット予約データ訂正にて登録・削除した最終日時を示す集中予約最終確認日時、インターネット予約データベース210から予約データベース220に予約登録した最終日時を示す集中予約最終登録日時、集中予約へ登録或いは強制削除した日時を示す最終更新日時が含まれる。
【0035】
インターネット予約基本データベース212は、インターネットトランザクションデータの基本的な内容を格納するデータベースである。
インターネット予約基本データベース212には、インターネット予約番号、集中予約システムで各ホテルを一意に特定可能なホテルコード、シーケンスにより自動発番する全ホテルで連番の予約番号、本予約・仮予約・キャンセル待ちで表される予約区分、限度日、団体マーク、予約登録日、到着日、到着時間、出発日、出発時間、泊数、登録ホテルコード、登録担当者コード、客種コード、メンバーズコード、保養所契約コード、ブロックコード、利用者顧客区分コード、利用者顧客コード、利用者統一顧客コード、利用者名、電話番号等の利用者の連絡先、予約者名、案内状送付先、会社連絡先、予約入金日、予約入金額、会計メモ、大人・子供等の人数、宴会種別コード、一予約に紐付く予約部屋タイプデータベース(又は予約料金明細データベース、予約氏名データベース)のレコード件数を示す部屋タイプ(又は料金明細、予約氏名)行数、キャンセル理由コード、チェックイン前・チェックイン済みで表されるチェックインフラグ、予約登録分・インターネット予約・移行データで表される予約取込区分、予約登録分・インターネット予約・移行データで表される予約削除フラグ、最終更新ホテルコード、最終更新日時等が含まれる。
【0036】
インターネット予約部屋タイプデータベース213は、予約された部屋のタイプを格納するデータベースである。
インターネット予約部屋タイプデータベース213には、インターネット予約番号、ホテルコード、予約番号、部屋タイプコード、予約削除フラグ、最終更新ホテルコード、最終更新日時等が含まれる。
【0037】
インターネット予約料金明細データベース214は、予約された料金の明細を格納するデータベースである。
インターネット予約料金明細データベース214には、インターネット予約番号、ホテルコード、予約番号、利用日、部屋タイプコード、料金明細番号、使用人数、割引率、プラン料金、利用料金、料金明細合計、夕食料理コード、夕食単価、予約削除フラグ、最終更新ホテルコード、最終更新日時等が含まれる。
【0038】
インターネット予約氏名データベース215は、予約した宿泊客の氏名を格納するデータベースである。
インターネット予約氏名データベース215には、インターネット予約番号、ホテルコード、予約番号、予約氏名SEQ、氏名、利用者・予約者・得意先・同伴者で表される氏名区分、予約削除フラグ、最終更新ホテルコード、最終更新日時等が含まれる。
【0039】
予約データベース220は、集中予約システムで受けたすべての予約データを登録するデータベースである。インターネット予約システムで受けた予約データも、予約登録処理22で変換されて、インターネット予約データベース210からこの予約データベース220に登録される。
予約データベース220は、予約番号変換データベース221、予約基本データベース222、予約部屋タイプデータベース223、予約料金明細データベース224、予約氏名データベース225、予約カルテデータベース226から構成されている。データベース221〜225は、インターネット予約データベース210の各データベース211〜215と対応している。
【0040】
残室データベース230は、集中予約サーバコンピュータ2側で残室を管理するデータベースであって、ホテルコード、対象日、ホテルブロック残室数、代理店ブロック残室数、インターネット予約枠を含むフリーブロック残室数、部屋タイプコード等が含まれる。
本実施形態では、フリーブロックをインターネット用に用いるため、フリーブロック残室数は、残室管理テーブル36の残室数に対応する。
インターネット残室送信管理データベース240には、更新・追加時インターネット予約用に指定されたホテルコード、対照日、集中予約システムの部屋タイプコード、フリーブロック,ホテルブロック,代理店ブロックで表されるブロックコード、合計残室数、インターネット残室トランザクションの前回送信日時が含まれる。
【0041】
Webサーバコンピュータ3のHDD75には、残室トランザクションデータベース34、残室管理記憶手段としての残室管理テーブル36、残室補充バッチテーブル、ホテル別部屋タイプマスタテーブルが含まれる。
残室トランザクションデータベース34は、集中予約サーバコンピュータ2側からWebサーバコンピュータ3側へ残室データを送信する連携用のデータベースである。
残室トランザクションデータベース34には、ホテルコード、対象日、集中予約システムの部屋タイプコード、ブロックコード、すべての予約ルートの残室数の合計を示す合計残室数、セールスストップされたか否かを示すセールスストップマーク、最終更新日時が含まれる。
【0042】
残室管理テーブル36は、Webサーバコンピュータ3側で残室を管理するテーブルであって、ホテルコード、対照日、集中予約システムの部屋タイプコード、更新・追加時インターネット予約用に指定されたブロックコード、インターネット予約向けに確保された宿泊室数(Web確保数)から予約登録処理22が完了したインターネット予約室数を除いた数を示す取込前室数、予約登録処理22が完了したインターネット予約室数を示す取込後室数、インターネット13を介して画面に表示されるインターネット予約向けの残室数、セールスストップ状態を示すセールスストップフラグ、補充ストップ状態を示す補充ストップフラグ、最終更新日時が含まれる。
残室補充バッチテーブルとは、インターネット予約システムの残室数を補充する残室補充処理35を実行した日時を登録するテーブルである。
【0043】
ホテル別部屋タイプマスタテーブルは、残室管理テーブル36に補充する残室数を決定するために用いられるテーブルである。
ホテル別部屋タイプマスタテーブルには、各ホテルの部屋を一意に特定可能なホテルコード及び部屋タイプコード、部屋カテゴリーコード、部屋タイプ名称、禁煙・喫煙の別を特定する禁煙フラグ、表示順を決定する表示順、部屋の定員、部屋の最大使用人数、インターネット予約システム向けに確保された宿泊室数を示す通信回線網ルート確保室数としてのWeb確保数、ホテルブロック用の確保数、残室補充処理35を実行するか否かの基準となる残室基準値、確保日数、登録日時、変更日時、そのレコードが有効か否かを示す削除フラグが含まれる。
【0044】
本実施形態の予約データベース連携システムの動作の概略について、図3のブロック図に基づき説明する。
Webサーバコンピュータ3が提供する不図示のインターネット宿泊予約画面で、ユーザ端末コンピュータ41から必要事項が入力され、不図示の登録ボタンがクリックされると、Webサーバコンピュータ3は、予約テーブル31に予約データを登録する。また、予約データ記憶手段としての予約トランザクションテーブル33に、予約データを1件ずつ登録し、予約トランザクションデータとする。
【0045】
予約トランザクションテーブル33に登録される予約トランザクションデータは、項目として、インターネット予約にて新規、変更、取消発生毎に発番する連番が付与されるインターネット予約番号、ホテルコード、集中予約システムの予約番号、1:新規、2:変更、3:取消で表されるインターネット予約種別、到着日、到着時間、出発日、出発時間、泊数、メンバーズ・ゲストチケット・保養所契約・一般で表される客種コード、メンバーズコード、保養所契約先コード、集中予約顧客コードとは別に付されたインターネット予約顧客コード、利用者名、利用者電話番号等の連絡先、n室目の部屋タイプコード、n室目のmプラン目のプランコード、夕食名称、大人人数、子供人数(nは1以上5以下の整数、mは1以上2以下の整数)、0:未取込、1:取込済、2:取込エラー(インターネット予約セット時:0)で表される取込区分、未確認・確認済・強制削除で表される確認区分、0:未登録、1:登録済、2:強制削除(インターネット予約セット時:0)で表される登録識別としての登録区分、インターネット予約で新規登録、変更、取消された日時を示すインターネット更新日時、インターネット予約トランザクションから取り込んだ日時を示す集中予約取込日時、集中予約確認日時、集中予約登録日時、集中予約へ登録或いは、強制削除した日時を示す最終更新日時等を含む。
【0046】
集中予約サーバコンピュータ2は、定期的に予約トランザクションテーブル33を検索し、予約取込処理21で、未取込の予約データをインターネット予約データベース210にセットする。
【0047】
集中予約サーバコンピュータ2は、システム管理担当者の端末コンピュータ12による処理に応じて、インターネット予約データベース210内の予約データの抽出・訂正処理121を行う。
この処理では、システム管理担当者の端末コンピュータ12から、抽出・訂正画面で、予約登録処理22が完了していないインターネット予約データの抽出指令がされると、抽出指令されたデータを抽出して画面に表示する。また、このデータを訂正する訂正指令がされると、インターネット予約データベース210の予約データを訂正する。
【0048】
また、集中予約サーバコンピュータ2は、随時自動で、予約登録処理22で、インターネット予約データベース210内の予約データを、予約データベース220に登録する。
集中予約サーバコンピュータ2は、予約データベース220に予約データを登録すると同時に、残室データベース230、インターネット残室送信管理データベース240にも登録する。
【0049】
集中予約サーバコンピュータ2は、残室データベース230の更新日が前回チェック以降変更になっている残室データを、残室送信処理23により、Webサーバコンピュータ3の残室トランザクションデータベース34にセットする。
Webサーバコンピュータ3は、1時間に1度程度、定期的に残室トランザクションデータベース34のデータを残室管理テーブル36に反映させて更新する残室補充処理35を行う。
【0050】
次いで、図3の各処理について、詳細に説明する。
予約取込処理21について、図4のフローチャートに基づき説明する。予約取込処理21は、集中予約サーバコンピュータ2のCPUで制御される。
定期的に、例えば5分毎に処理がスタートする。
まず、ステップS1で、Webサーバコンピュータ3の予約トランザクションテーブル33内の予約トランザクションデータから、取込区分が「0」、つまり未取込のデータを読込む。
【0051】
次いで、ステップS2で、ステップS1でのデータ読込みに失敗したか判定する。
ステップS1でのデータ読込みに失敗した場合(ステップS2:YES)、予約トランザクションテーブル33内には、読込むべき取込区分が「0」のデータは存在しないものとして、処理を終了する。
【0052】
ステップS1でのデータ読込みに失敗していない場合(ステップS2:NO)、ステップS3で、読込んだ予約トランザクションデータの予約種別は「1:新規」か判定する。
予約トランザクションデータの予約種別が「1:新規」である場合(ステップS3:YES)、ステップS4で、インターネット予約データベース210へのデータ追加処理を行う。
【0053】
次いで、ステップS8で、次の取込区分が「0」、つまり未取込のデータを読込み、ステップS2で、ステップS1でのデータ読込みに失敗したか判定する。
このようにして、予約トランザクションデータについて、取込区分が「0」のデータがなくなるまで、順次ステップS3〜ステップS7の処理を行う。
【0054】
予約トランザクションデータの予約種別が「1:新規」でない場合(ステップS3:NO)、そのデータの予約種別は変更又は取消であるとして、ステップS5で、そのデータのインターネット予約番号をキーとしてインターネット予約番号変換データベース211を検索し、そのインターネット予約番号のレコードがあるか判定する。
【0055】
インターネット予約番号変換データベース211に、そのインターネット予約番号のレコードがある場合(ステップS5:YES)、ステップS6で、そのインターネット予約番号に対応する予約番号をキーとして予約データベース220を検索し、予約データベース220内からそのインターネット予約番号のデータをコピーし、予約トランザクションデータの内容を反映させて、インターネット予約データベース210に登録する。
その後、ステップS8で、次の取込区分が「0」、つまり未取込のデータを読込み、ステップS2で、ステップS1でのデータ読込みに失敗したか判定する。
【0056】
インターネット予約番号変換データベース211に、そのインターネット予約番号のレコードがない場合(ステップS5:NO)、変更又は取消しされようとしている元の予約トランザクションデータは、予約データベース220に存在しないものとして、次回以降未登録予約として検索対象としないようにするため、ステップS7で、予約トランザクションテーブル33の予約トランザクションデータに、取消を示す取込区分「2」をセットする。
その後、ステップS8で、次の取込区分が「0」、つまり未取込のデータを読込み、ステップS2で、ステップS1でのデータ読込みに失敗したか判定する。
以上が、図4のフローチャートの処理である。
【0057】
次いで、抽出・訂正処理121について説明する。
ホテルグループ1のシステム管理担当者が、端末コンピュータ12から集中予約サーバコンピュータ2の抽出・訂正プログラムをクリックすると、不図示のトップページが表示される。
この不図示のトップページに表示された不図示のデータ訂正ボタンをクリックすると、不図示の抽出条件画面が表示される。
この抽出条件画面で抽出条件が入力されると、抽出された予約トランザクションデータを一覧表示する不図示の予約登録画面が表示され、管理担当者は、この画面でデータの訂正・確認を行う。
【0058】
次に、予約登録処理22について説明する。この予約登録処理は、抽出・訂正処理121が完了している予約トランザクションデータのみを対象とする。
予約登録処理22では、インターネット予約データベース210内の予約トランザクションデータを読み込み、予約登録対象データについて、予約データベース220への登録を行う。
【0059】
新規予約の場合、予約番号を発番するとともに、予約データベース220に追加する。
変更の場合、予約基本データベース222を更新して取消すとともに、部屋タイプ、料金明細、氏名データは削除後、追加する。
取消の場合、削除フラグを更新するが、既に取消済の場合、更新しない。
処理完了後、予約番号単位に同期を取ってインターネット予約データベース210からデータを削除するとともに、予約トランザクションテーブル33の該当データの登録区分を「1」(登録済)に変更する。
また、予約登録処理22では、各ブロックの残室データを、残室データベース230に登録する。
【0060】
次いで、図5のフローチャートに基づき、残室送信処理23について説明する。残室送信処理23は、集中予約サーバコンピュータ21のCPUで制御される。
定期的に、例えば1時間おきに処理がスタートする。
ステップS11で、システムの日付を取得する。
次いでステップS12で、インターネット残室送信管理データベース240の前回送信日時を読込む。
【0061】
次いでステップS13で、ステップS12で取得した前回送信日時≦残室データベース230の更新日時となるデータを、残室データベース230から取得して、残室トランザクションデータベース34にセットする。
次いでステップS14で、インターネット残室送信管理データベース240の前回送信日時に、ステップS11で取得した日付をセットする。
以上で、処理を終了する。
【0062】
このフローチャートの処理では、ステップS13で、前回送信日時≦残室データベース230の更新日時として、前回送信日時も含めてその時点以降のデータをセットするため、1秒未満の誤差も吸収することが可能となる。
従って、前回送信後、残室データベース230更新が、同じ秒の間に行われた場合、前回と今回とで同じデータが送信される場合がある。本実施形態では、補充すべき室数のデータでなく、残室数のデータをWebサーバコンピュータ3側に送信するため、同じデータが複数回送信されても、Webサーバコンピュータ3側の残室管理テーブル36更新処理には、支障がない。
【0063】
次いで、図6のフローチャートに基づき、残室補充処理35について説明する。残室補充処理35は、Webサーバコンピュータ3のCPU72で制御される。
定期的に、例えば1時間おきに処理がスタートする。
ステップS21で、残室トランザクションデータベース34から、セールスストップ対象のデータを抽出する。
【0064】
ここで、セールスストップとは、端末コンピュータ12から集中予約システムで、ホテル・部屋タイプ毎に設定されるものであり、その後のインターネット予約システムによる予約を受付けないようにする設定をいう。セールスストップが設定されると、インターネット予約システムのユーザ4向け画面では、そのホテル・部屋タイプの残室が0室として表示される。
端末コンピュータ12からセールスストップの設定がされると、残室トランザクションデータベース34の該当データに、セールストップマーク「S」が設定される。
【0065】
ステップS21の処理では、残室トランザクションデータベース34のうち、残室補充バッチテーブルの最新日時よりも新しいデータであって、セールスストップマークがセールスストップ状態を示す「S」であるデータを抽出する。
これにより、残室管理テーブル36への残室セット後、集中予約システム側で大きく残室が減ったような場合、セールスストップを行うことにより、インターネット予約システム側でそれ以上予約を受付けないようにすることが可能である。
【0066】
次いで、ステップS22で、ステップS21で抽出したデータを利用して、残室管理テーブル36を更新する。
この処理では、ステップS21で抽出したセールスストップ対象のデータに対応する残室管理テーブル36のデータに、補充ストップフラグ「1」を格納し、補充ストップ状態とする。最終更新日時を現在日時でセットする。
【0067】
次いで、ステップS23で、予約トランザクションデータベース33をチェックし、取込済み室数を抽出する。
この処理では、まず、予約トランザクションデータベース33から、残室補充バッチテーブルの最新実行日時より後に更新された予約トランザクションデータを抽出する。
次いで、抽出した予約トランザクションデータを、ホテル別、日別、部屋タイプ別にグループ化し、各グループのレコード数をカウントする。
【0068】
次いで、ステップS24で、ステップS23でカウントしたレコード数を利用して、残室管理テーブル36の取込前室数、取込後室数を更新する。
この処理では、ステップS23でカウントしたレコード数を、取込前室数から減算し、このレコード数を、取込後室数に加算する。次いで、最終更新日時を現在日時でセットする。
【0069】
次に、ステップS25で、残室トランザクションデータベース34をチェックし、補充対象となるデータを抽出する。
補充対象となるデータとは、残室トランザクションデータベース34のデータのうち、残室補充バッチテーブルの最新実行日時より新しいデータである。
【0070】
ステップS26で、ステップS25で抽出したデータとホテル別部屋タイプマスタテーブルのデータを利用して、残室管理テーブル36の残室数を更新する。
この処理が、特許請求の範囲の残室管理更新手順に該当する。
この処理では、まず、次の条件A〜Dを満たすデータを補充対象となるデータとして抽出する。
【0071】
すなわち、条件Aは、残室管理テーブル36の残室数がステップS25で抽出したデータのホテル別部屋タイプマスタテーブルのWeb確保数より小さいことである。
このWeb確保数は、当初から、インターネット予約システム用に設定された室数である。
条件Aは、インターネット予約システム向けの残室数が、予め定められた室数より少なくなったときに、インターネット予約システム向けの残室数を補充するようにしたものである。
【0072】
条件Bは、残室管理テーブル36の取込前室数が0より大きいことである。条件Bは、ユーザ4からのインターネット予約システム経由の予約をすべて反映した上で、残室補充処理を行うようにしたものである。
【0073】
条件Cは、残室管理テーブル36のストップフラグが0であることである。
条件Cはセールスストップされた場合に残室補充処理35を行わないようにするための条件である。
条件Dは、補充可能室数−ステップS25で抽出したデータのホテル別部屋タイプマスタテーブルの残室基準値が0より大きいことである。
なお、補充可能室数は、残室トランザクションデータベース34の合計残室数から、ステップS23でカウントしたレコード数を引いた数を算出し、この数から、ホテル別部屋タイプマスタテーブルのホテルブロック用の確保数を引いた数とする。
条件Dは、残室補充処理35をするか否かの基準となる残室基準値を予め決めておき、補充可能室数が残室基準値を越える場合のみ残室補充処理35を行うようにするための条件である。
【0074】
次いで、該当するホテル別部屋タイプマスタテーブルのWeb確保数を越えないように、残室トランザクションデータベース34の補充可能室数の値から、残室トランザクションテーブル36の残室数を補充する。この処理が、特許請求の範囲の補充手順に該当する。
その後、補充したデータを対象に、最終更新日時をセットする。
残室管理テーブル36になく、残室トランザクションデータベース34にあるデータは、レコードを追加する。
その後、処理を終了する。
【0075】
残室管理テーブル36の残室数は、不図示のユーザ向けインターネット宿泊予約画面で宿泊予約可能な残室として表示される。
残室補充処理35により残室表示が変更となる場合には、次のケースがある。
まず、対象ブロックの予約数・残室数が直接変更になる場合である。
【0076】
また、インターネット予約の対象ブロックがフリーブロックの場合には、フリーブロック以外のブロックの追加・削除、及び予約数・残室数が変更になるため、フリーブロック数が計算上変更になる場合である。
そのほか、部屋タイプの設定室数が変更になる場合(ゼロ室設定含む)、部屋タイプの追加により夜間バッチにて残室データの新規作成が発生する場合、故障部屋設定・解除により該当のブロック残室数が変更になる場合、セールスストップが設定・解除された場合である。
【0077】
集中予約システムにおいて、故障部屋設定、解除された故障部屋数は、残室データベース230の残室数に加味してもよい。設定データはフリーブロックの残室数からマイナスし、解除データはプラスする。
【0078】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、宿泊予約を管理する基幹の集中予約システムと、通信回線網で予約を受ける通信回線網予約システムとを別個のシステムとして構築しても、通信回線網予約システム側に、随時基幹の集中予約データベースの残室状況を反映させることが可能となる。
【0079】
また、前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段を備えているため、通信回線網向けの残室数が少なくなったときに、通信回線網向けの残室数を補充することが可能となる。
これにより、通信回線網ルートの宿泊予約が多く、電話等によるホテルへの直接問い合わせルート、旅行代理店経由ルート等の他のルートの宿泊予約が少ない場合でも、通信回線網ルートの残室数を適宜増やすことが可能となり、ホテル全体として宿泊状況をより満室に近い状態に維持しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る予約データベース連携システムの構成を示す説明図である。
【図2】サーバコンピュータのハード構成を示す説明図である。
【図3】本実施形態に係る予約データベース連携システムの処理の概略を示すブロック図である。
【図4】本実施形態に係る予約データベース連携システムの処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態に係る予約データベース連携システムの処理を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る予約データベース連携システムの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホテルグループ
2 集中予約サーバコンピュータ
3 Webサーバコンピュータ
4 ユーザ
12、41 端末コンピュータ
13 インターネット
72 CPU
73 RAM
74 ROM
75 HDD
76 記憶媒体装置
77 通信装置
78 キーボード
79 マウス
80 表示装置
81 プリンタ
Claims (16)
- すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携システムであって、
前記通信回線網予約システムを統括する通信回線網サーバコンピュータを備え、
該通信回線網サーバコンピュータは、
前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、
取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、
前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることを特徴とする予約データベース連携システム。 - すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携システムであって、
前記通信回線網予約データベースを格納する通信回線網サーバコンピュータを備え、
該通信回線網サーバコンピュータは、
前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に記憶する予約データ記憶手段と、
前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、
取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、
前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手段と、
取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることを特徴とする予約データベース連携システム。 - 前記通信回線網サーバコンピュータは、
前記残室数について、以降の予約の受付けを不能にするセールスストップ設定を行うセールスストップ設定手段を備え、
前記補充手段は、前記セールスストップ設定がされていないことを条件に、前記残室数を補充することを特徴とする請求項1又は2記載の予約データベース連携システム。 - 前記通信回線網サーバコンピュータは、残室管理更新手段が前記残室数を登録した更新時点を取得する更新時点取得手段を備え、
前記残室数取得手段は、前記残室数が前記集中予約データベースに登録された登録時点を、前記残室数と共に取得し、
前記補充手段は、前記登録時点が前記更新時点よりも後である前記ホテル、部屋タイプ、日付について、前記残室数を補充することを特徴とする請求項1又は2記載の予約データベース連携システム。 - すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置であって、
前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、
取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、
前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることを特徴とする予約データベース連携装置。 - すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置であって、
前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に記憶する予約データ記憶手段と、
前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手段と、
取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手段と、
前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手段と、
取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手段と、を備えることを特徴とする予約データベース連携装置。 - 前記残室数について、以降の予約の受付けを不能にするセールスストップ設定を行うセールスストップ設定手段を備え、
前記補充手段は、前記セールスストップ設定がされていないことを条件に、前記残室数を補充することを特徴とする請求項5又は6記載の予約データベース連携装置。 - 残室管理更新手段が前記残室数を登録した更新時点を取得する更新時点取得手段を備え、
前記残室数取得手段は、前記残室数が前記集中予約データベースに登録された登録時点を、前記残室数と共に取得し、
前記補充手段は、前記登録時点が前記更新時点よりも後である前記ホテル、部屋タイプ、日付について、前記残室数を補充することを特徴とする請求項5又は6記載の予約データベース連携装置。 - すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携方法であって、
前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、
取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、
前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を行うことを特徴とする予約データベース連携方法。 - すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携方法であって、
前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に予約データ記憶手段に記憶する手順と、
前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、
取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、
前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手順と、
取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を備えることを特徴とする予約データベース連携方法。 - 前記補充手順の前の任意の段階で、前記残室数について、以降の予約の受付けを不能にするセールスストップ設定を行うセールスストップ設定手順を備え、
前記補充手順は、前記セールスストップ設定がされていないことを条件に、前記残室数を補充することを特徴とする請求項9又は10記載の予約データベース連携方法。 - 前記残室数取得手順では、前記残室数が前記集中予約データベースに登録された登録時点を、前記残室数と共に取得し、
前記残室管理更新手順では、前記残室数を登録した更新時点を取得し、
前記補充手順では、前記登録時点が前記更新時点よりも後である前記ホテル、部屋タイプ、日付について、前記残室数を補充することを特徴とする請求項9又は10記載の予約データベース連携方法。 - すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置に、
前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、
取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、
前記残室数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を実行させることを特徴とする予約データベース連携プログラム。 - すべての受付けルートの宿泊予約の情報を管理するホテルの集中予約データベースから、通信回線網ルートで受付けた宿泊予約の情報を管理する通信回線網予約システムに、ホテルの空室を示す残室情報を連携するホテルの予約データベース連携装置に、
前記通信回線網ルートで受付けた宿泊予約室数を示す予約データを、ホテル、部屋タイプ、日付及び前記集中予約データベースに登録済みであることを示す登録識別と共に予約データ記憶手段に記憶する手順と、
前記集中予約データベースから、前記通信回線網ルートで予約受付可能な通信回線網向け残室数を取得する残室数取得手順と、
取得した前記残室数を、ホテル、部屋タイプ、日付毎に残室管理記憶手段に登録する残室管理更新手順と、
前記登録識別が付されていない前記予約データを前記予約データ記憶手段から抽出し、前記予約データに基づき、前記集中予約データベースに未登録の予約室数を、前記ホテル、部屋タイプ、日付毎に算出する手順と、
取得した前記残室数から前記予約室数を引いた数が、予め定められた通信回線網ルート確保室数よりも少ない場合に、前記残室管理記憶手段の前記残室数を補充する補充手順と、を実行させることを特徴とする予約データベース連携プログラム。 - 前記補充手順の前の任意の段階で、前記残室数について、以降の予約の受付けを不能にするセールスストップ設定を行うセールスストップ設定手順を実行させ、
前記補充手順は、前記セールスストップ設定がされていないことを条件に、前記残室数を補充することを特徴とする請求項13又は14記載の予約データベース連携プログラム。 - 前記残室数取得手順では、前記残室数が前記集中予約データベースに登録された登録時点を、前記残室数と共に取得し、
前記残室管理更新手順では、前記残室数を登録した更新時点を取得し、
前記補充手順では、前記登録時点が前記更新時点よりも後である前記ホテル、部屋タイプ、日付について、前記残室数を補充することを特徴とする請求項13又は14記載の予約データベース連携プログラム。
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JP2002339942A JP2004178001A (ja) | 2002-11-22 | 2002-11-22 | 予約データベース連携システム、予約データベース連携装置、予約データベース連携方法及び予約データベース連携プログラム |
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- 2002-11-22 JP JP2002339942A patent/JP2004178001A/ja active Pending
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