JP2004172949A - Lan切替器 - Google Patents

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Hirotatsu Kawakami
弘起 川上
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Abstract

【課題】コネクション型通信であるソケット通信でも多重化されたコンピュータの通信相手装置が特別な機能不要で切替可能なLAN切替器を得る。
【解決手段】多重化されたコンピュータと接続するLANインタフェースを有しそれぞれのコンピュータとのコネクション型通信であるソケット通信を終端する複数の第1の通信部、コンピュータと通信する通信相手装置と接続するLANインタフェースを有し通信相手装置とのソケット通信を終端する第2の通信部、コンピュータ−通信相手装置間通信の際の各コンピュータおよび通信相手装置に対するアドレスを含む通信設定情報を保持する定義テーブル、コンピュータ−通信相手装置間通信において、第1の通信部と第2の通信部の間で定義テーブルの通信設定情報に基づきコンピュータと通信相手装置の通信設定情報を置き換えかつコンピュータの現用系/待機系切替えを行う制御処理部を備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、LANによって構成されるシステムにおいて、高信頼化を目的に多重化したコンピュータをLANに接続するためのLAN切替器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クライアントサーバシステムのような複数のコンピュータがLANを介して通信するシステムにおいて、高信頼化のためにコンピュータを多重化することは、一般的に行われている。例えば、二重化したコンピュータI系、II系があり、コンピュータI系からコンピュータII系に系が切り替わった場合、その通信相手装置が系が切り替わったことを検知し、通信先をコンピュータI系からコンピュータII系に切り替えることにより、業務を再開する方式がある。
【0003】
また、他マシンと接続された基幹LANとのインタフェースである1次LANインタフェース部と、2次LANに接続される複数台のマシンに対して共通に設けられ2次LANのインタフェースを司る2次LANインタフェース部と、前記基幹LAN上のMACアドレスを保持するMACアドレス保持部と、前記1次LANインタフェースから来たパケットの送り先アドレス部を前記2次LANインタフェースに接続された前記複数マシンの各マシンのMACアドレスヘ変換するMACアドレス変換部と、を備え、前記1次LANインタフェースから来た1つのパケットの送り先アドレス部を前記2次LANインタフェースに接続された前記複数のマシンの各マシンのMACアドレスヘ書き換えた複数のパケットを生成し、前記複数のパケットを前記複数のマシンに対して共通に設けられた前記2次LANインタフェース部を介して前記複数のマシンに分配するパケット分配装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3082692号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこの種の装置においては、以下のような課題があった。
(1) 系切替えを実施するとき、その通信相手装置が系の切替えに対応するための特別な機能を持たせないために、いくつかの手法が提案されている。しかし、従来の方式では、装置間で通信されるデータのMACアドレスまたは宛先アドレスを置き換えることにより系の切替えを実施しているため、コネクション型の通信方式であるソケット通信を行っている場合、系の切替えを行ったときに、その通信相手装置は系の切替えを検知し新しく現用系となったコンピュータに再接続するという特別な機能を持つことが必要であった。なお、現用系とは多重化されたコンピュータのうちの実際に通信相手装置と通信を行っているものを示し、その他のコンピュータを待機系とする。
【0006】
例えば図2の(a)は二重系システムのソケット通信を模式的に表した図であり、コンピュータI系100が現用系でありコンピュータI系100の故障によりコンピュータII系101が現用系に切り替わった場合、LAN上のパケットのアドレスを置き換える方式の従来のLAN切替器999では、非コネクション型の通信ではその通信相手装置であるコンピュータA500が系切替えを意識することなく系切替えを実施できる。しかし、コネクション型通信であるソケット通信では、アドレスの置き換えだけでは2台のコンピュータと同時に接続できないため、系切替え前は現用系であるコンピュータI系100とのみ接続しており、系切替え実行時にはコンピュータA500が系切替えを検知しコンピュータII系101に再接続する必要がある。
【0007】
(2) コネクション型通信であるソケット通信の場合、系切替え時にその通信相手装置が系切替えを検知し再接続する必要があるため、切替え動作に時間がかかりその間業務が停止するという問題がある。
【0008】
(3) 信頼性を高めるために多重化構成を構築することにより多重化したコンピュータに関しての信頼性を向上させているが、多重化されたコンピュータに接続しているLAN切替器は1台であり、LAN切替器の信頼性がシステム全体の信頼性を左右している。LAN切替器が異常となった場合に、どの多重化されたコンピュータにも接続できずシステムが停止してしまうという問題がある。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、コネクション型通信であるソケット通信においても、多重化されたコンピュータの通信相手装置が特別な機能を必要とすることなく、切替えが可能なLAN切替器を得ることを目的とする。また、自装置が電源部故障などの異常となった場合にも、多重化されたコンピュータと通信可能なLAN切替器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に鑑み、この発明は、多重化されたコンピュータと接続するLANのインタフェースを持ちそれぞれの多重化されたコンピュータとのコネクション型通信であるソケット通信を終端する複数の第1の通信部と、多重化されたコンピュータと通信する通信相手装置と接続するLANのインタフェースを持ち通信相手装置とのソケット通信を終端する第2の通信部と、前記多重化されたコンピュータと通信相手装置との間の通信における各コンピュータおよび通信相手装置に対するアドレスを含む通信設定情報を保持する定義テーブルと、前記多重化されたコンピュータと通信相手装置との通信において、前記第1の通信部と第2の通信部の間で前記定義テーブルの通信設定情報に基づき、多重化されたコンピュータ及び通信相手装置の通信設定情報を置き換えるとともに、多重化されたコンピュータの現用系と待機系の切替え制御を行う制御処理部と、を備えたLAN切替器にある。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるLAN切替器の構成を示す図である。図1において、LAN切替器1は、多重化されたコンピュータと接続するLANのインタフェースを有し、多重化される装置の1つであるコンピュータI系100との通信を行いソケット通信を終端する通信部I2、同様にLANのインタフェースを有し、多重化される装置の1つであるコンピュータII系101との通信を行いソケット通信を終端する通信部II3、多重化されたコンピュータと通信する通信相手装置と接続するLANのインタフェースを有し、多重化されたコンピュータとの通信相手装置であるコンピュータA500との通信を行いソケット通信を終端する通信部A4、定義テーブル6に予め設定されたMACアドレス等の通信設定情報(パケット通信におけるヘッダ情報)に従って、コンピュータA500から送信され通信部A4で受信したデータをMACアドレス、シーケンス番号等の情報を置き換えて通信部I2および通信部II3を介してコンピュータI系100、コンピュータII系101に送信するとともにコンピュータI系100およびコンピュータII系101から送信され通信部I2および通信部II3で受信したデータを現用系から送信されたデータは通信部A4を介して送信し待機系から送信されたデータは破棄し、またコンピュータI系100およびコンピュータII系101からの系切替えの制御情報にしたがって現用系・待機系の制御を行う制御処理部である。
【0012】
次に動作について説明する。図1において、コンピュータI系100およびコンピュータII系101から通信部I2および通信部II3を介して設定される、コンピュータI100系およびコンピュータII系101のMACアドレス、IPアドレス、コンピュータA500から見たときの多重化されたコンピュータ側のMACアドレス、IPアドレスなどの設定情報を、制御処理部5を介して定義テーブル6に保持する。また、同様の経路で多重化されたコンピュータから受信した制御信号により、制御処理部5は多重化されたコンピュータの現用系・待機系の状態を判断し、制御処理する。
【0013】
図3は、コンピュータI系100が現用系、コンピュータII系101が待機系となったときのコンピュータA500との通信の流れを示している。ここで、コンピュータI系100のアドレスが「アドレス100」、コンピュータII系101のアドレスが「アドレス101」、コンピュータA500のアドレスが「アドレス500」であったとする。更に、コンピュータA500からみた多重化されたコンピュータのアドレスを「アドレス1」と定義テーブル6に設定してあるものとする。コネクション型通信であるソケット通信は、主に「送信先アドレス」+「送信元アドレス」+「送信先シーケンス番号」+「送信元シーケンス番号」+「データ部」(図3の左下部分参照)という構成からなるパケットを送受信することにより実現されている。送信先アドレス、送信元アドレス、送信先シーケンス番号、送信元シーケンス番号はパケット通信におけるヘッダ情報(通信設定情報)になる。
【0014】
LAN切替器1は、コンピュータA500から送信されたパケットを通信部A4で受信し制御処理部5に送る。制御処理部5は、受信したパケットをコピーし送信先アドレスを「アドレス100」、「アドレス101」に置き換えた2つのパケットを生成し、それぞれ通信部I2および通信部II3に送る。通信部I2は、送信先シーケンス番号をコンピュータI系100とのソケット通信処理のなかで管理している送信先シーケンス番号である「シーケンス番号100」に置き換えてコンピュータI系100に送信する。同様に通信部II3もコンピュータII系101に送信する。
【0015】
現用系であるコンピュータI系100から送信されたパケットを、通信部I2を経由して受信した制御処理部5は、送信元アドレスを「アドレス1」に書き換えて通信部A4に送る。通信部A4は、送信元シーケンス番号をコンピュータA500とのソケット通信処理のなかで管理している送信元シーケンス番号である「シーケンス番号1」に置き換えてコンピュータA500に送信する。待機系であるコンピュータII系101から送信されたパケットは、制御処理部5において、破棄する。
【0016】
もし、現用系であるコンピュータI系100に何らかの障害が発生したとき、コンピュータII系101は、通信部II3を介して制御処理部5に系切替の信号を通知する。これにより、LAN切替器1は、コンピュータI系100が待機系、コンピュータII系101が現用系として動作し、コンピュータII系101からのパケットは、「アドレス1」に置き換えてコンピュータA500に送信するとともに、コンピュータI系100からのパケットは破棄する。
【0017】
上記のような動作により、コネクション型通信であるソケット通信として捉えたとき、図2の(b)に示すように、LAN切替器1はコンピュータA500、コンピュータI系100、コンピュータII系101とそれぞれソケット通信のコネクションを持ち、現用系であるコンピュータI系100とコンピュータA500と通信すると同時に待機系であるコンピュータII系101にも同じデータを通知できる。また、系切替が発生しコンピュータII系101が待機系から現用系に切替るとき、LAN切替器1内部の切替処理によって、コンピュータA500およびコンピュータII系101は既に持っているコネクションを再度接続しなおすことなく引き続きソケット通信を継続することができる。つまり、コンピュータA500からみると、多重化されたコンピュータが系切替しても、系切替を全く意識することなく多重化されたコンピュータの共通アドレスである「アドレス1」とのソケット通信を継続することができる。なお、多重化されたコンピュータとその通信相手装置として1台のコンピュータA500を例に説明したが、複数台の通信相手装置と接続できることは言うまでもない。
【0018】
この発明においては、LAN切替器1の各通信部I2、通信部II3、通信部A4がそれぞれコンピュータI系100、コンピュータII系101、通信相手のコンピュータA500との間で個々にシーケンス番号管理等を行い独立したコネクション型通信であるソケット通信をそれぞれに行っており、その意味で通信部I2、通信部II3、通信部A4はそれぞれのソケット通信を終端するものであり、このような構成により上述の動作が可能となる。
【0019】
これにより、コネクション型のソケット通信においても、多重化されたコンピュータにアドレスの変更等の特別な機能を必要とせず、その通信相手装置からは1つの共通アドレスで通信することができ、系切替え時にもソケット通信を再接続することなくそのまま通信が継続できる効果がある。また、待機系側にもデータを常に送信しているため待機系においても現用系と同様の業務を実施することができるため、系切替が発生し待機系から現用系になるとき業務の引継ぎ時間が短くなる効果がある。
【0020】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、多重化されたコンピュータからの系切替指示などの制御情報をデータ通信と同じ通信部I2および通信部II3を介して受信する場合について述べたが、図4に示すように、制御I/F(インタフェース)部10を設けデータ通信とは異なる経路で多重化されたコンピュータであるコンピュータI系100およびコンピュータII系101と接続できるようにしたので、多重化されたコンピュータからLANとは独立したインタフェース、例えばシリアル通信や接点信号により切替え制御ができるようになる。このことにより、データ通信に影響を与えずに切替制御可能となるとともに、データ通信部の故障が発生した場合も制御インタフェースを用いて確実に制御可能となる。
【0021】
次に動作について説明する。多重化されたコンピュータであるコンピュータI系100およびコンピュータII系101とその通信相手であるコンピュータA500との間のソケット通信を実現する動作は実施の形態1と同様であり、ここでは系切替えなどの制御動作について説明する。図4において、コンピュータI系100が現用系、コンピュータII系101が待機系で動作しており、コンピュータI系100が何らかの原因で故障し、コンピュータII系101が現用系になったとき、コンピュータII系101は制御1/F部10にコンピュータII系101が現用系になることを通知する。これを受けて制御1/F部10は系切替が発生したことを制御処理部5に通知し、制御処理部5は、コンピュータI系100を待機系、コンピュータII系101を現用系として動作し、コンピュータII系101からのパケットは、「アドレス1」に置き換えてコンピュータA500に送信するとともに、コンピュータI系100からのパケットは破棄する。
【0022】
また、コンピュータI系100およびコンピュータII系101のMACアドレス、IPアドレス、コンピュータA500から見たときの多重化されたコンピュータ側のMACアドレス、IPアドレスなどの設定情報も、コンピュータI系100およびコンピュータII系101から制御1/F部10に通知され、制御処理部5を介して定義テーブル6に保持する。
【0023】
これにより、実施の形態1の効果に加えて、系切替え等の制御データのために別の通信路を設けることによってデータ通信に影響を与えずに制御可能となるとともに、多重化されたコンピュータが所望する制御のインタフェースに対応することができ、より柔軟に多重化システムを構築することができる。
【0024】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1では、高信頼化のために冗長性を持たせた多重化されたコンピュータに接続するLAN切替器について述べたが、電源部の故障、半導体の不良など何らかの原因でLAN切替器が異常となった場合、多重化されたコンピュータとその通信相手装置とは全く通信ができなくなってしまう。そこで図5に示すように、上述したLAN切替器に、電源部の故障、半導体の不良、制御処理部5の異常などの異常を検出する異常検出部20と、コンピュータI系100と接続する通信路とコンピュータA500と接続する通信路との間を直接接続するバイパス路23と、コンピュータI系100と接続する通信路を異常検出部20の制御により通信部I2またはバイパス路23に接続する切替部21と、コンピュータA500と接続する通信路を異常検出部20の制御により通信部A4またはバイパス路23に接続する切替部22を追加することにより、LAN切替器1が異常となっても多重化されたコンピュータの1つであるコンピュータI系とその通信相手装置であるコンピュータA500が通信できる。
【0025】
バイパス路制御の動作について説明する。切替部21、22は異常検出部20からの制御信号がないときは電源が入っていなくとも常にバイパス側に接続機能を持っており、例えばリレー接点により構成できる。LAN切替器1の電源をONしていないときは、切替部21、22はバイパス側に接続されている。LAN切替器1の電源をONすると異常検出部20は常にLAN切替器1内に異常がないか監視し、異常がないときに切替部21、22に制御信号を出力してバイパス側から制御処理部5側に切替える。制御処理部5は上述した実施の形態1と同様の動作を行い、コンピュータA500は多重化されたコンピュータであるコンピュータI系100およびコンピュータII系101と共通のアドレスでソケット通信ができる。例えばLAN切替器1の電源が故障し制御処理部5等の動作が異常となった場合、異常検出部20から制御信号がなくなり、切替部21、22はバイパス路側に接続し、コンピュータA500とコンピュータI系100が直接接続される。ここで、コンピュータI系100のアドレスとLAN切替器1の共通アドレスを同一のアドレスに設定しておけば、コンピュータA500は異常発生前と同様に通信することができる。このように、バイパス制御を追加したLAN切替器1は、システム全体の信頼性を向上することができる。
【0026】
実施の形態4.
なお、実施の形態1では2台のコンピュータで構成する二重系の多重化されたコンピュータと接続するLAN切替器について述べたが、図6に示すように、通信部N9を追加し、定義テーブル6の設定情報をN台分保持することにより、3台以上で構成される多重化されたコンピュータと接続することができるLAN切替器1ができる。
【0027】
基本的な動作は実施の形態1において待機系コンピュータが2台以上となったものと同様であり、以下に動作について説明する。図6において、コンピュータ1系100が現用系、これ以外の多重化されたコンピュータ(コンピュータII系101〜コンピュータN系109)が待機系であり、コンピュータI系100のアドレスが「アドレス100」、コンピュータII系101のアドレスが「アドレス101」…コンピュータN系109のアドレスが「アドレス109」、コンピュータA500のアドレスが「アドレス500」であったとする。更に、コンピュータA500からみた多重化されたコンピュータのアドレスを「アドレス1」と定義テーブル6に設定してあるものとする。
【0028】
LAN切替器1は、コンピュータA500から,送信されたパケットを通信部A4で受信し制御処理部5に送る。制御処理部5は、受信したパケットをコピーし送信先アドレスを「アドレス100」、「アドレス101」、…「アドレス109」に置き換えた多重化されたコンピュータの台数分のパケットを生成し、それぞれ通信部I2、通信部II3、…通信部N9に送る。通信部I2は、送信先シーケンス番号をコンピュータI系100とのソケット通信処理のなかで管理している送信先シーケンス番号である「シーケンス番号100」に置き換えてコンピュータI系100に送信する。同様に通信部II3、…通信部N9もそれぞれコンピュータII系101、…コンピュータN系109に送信する。
【0029】
現用系であるコンピュータI系100から送信されたパケットを、通信部I2を経由して受信した制御処理部5は、送信元アドレスを「アドレス1」に書き換えて通信部A4に送る。通信部A4は、送信元シーケンス番号をコンピュータA500とのソケット通信処理のなかで管理している送信元シーケンス番号である「シーケンス番号1」に置き換えてコンピュータA500に送信する。待機系であるコンピュータII系101、…コンピュータN系109から送信されたパケットは、制御処理部5において破棄する。
【0030】
もし、現用系であるコンピュータI系100が何らかの障害が発生したとき、多重化されたコンピュータは待機系のコンピュータの中から次に現用系となるコンピュータを決定する。例えば、コンピュータII系101が現用系になったとすると、コンピュータII系101は通信部II3を介して制御処理部5に系切替の信号を通知する。これにより、LAN切替器1は、コンピュータI系100およびコンピュータIII系〜コンピュータN系109が待機系、コンピュータII系101が現用系として動作し、コンピュータII系101からのパケットは、「アドレス1」に置き換えてコンピュータA500に送信するとともに、コンピュータII系101以外の多重化されたコンピュータから受信したパケットは破棄する。
【0031】
このように、実施の形態1の効果に加えて、二重系システムだけでなくN重系に多重化されたシステムにおいても1台のLAN切替器で対応でき、システムの信頼性をさらに向上することができる。
【0032】
実施の形態5.
なお、実施の形態1では現用系、待機系の制御は多重化されたコンピュータであるコンピュータI系100およびコンピュータII系101から指示されるLAN切替器について述べたが、図7に示すように、通信部I2および通信部II3を経由して多重化されたコンピュータが正常に動作しているかを検出し、現用系、待機系の系の状態を判定して制御処理部5に通知するヘルスチェック部25を付加することによって、多重化されたコンピュータから系切替を指示しなくともLAN切替器1が多重化されたコンピュータの異常を判定し自動的に切替えることができる。
【0033】
次に動作について説明する。多重化されたコンピュータであるコンピュータI系100およびコンピュータII系101とその通信相手であるコンピュータA500との間のソケット通信を実現する動作は実施の形態1と同様であり、ここでは多重化されたコンピュータの異常を検出し系切替を判断するヘルスチェック部25の動作について説明する。図7において、ヘルスチェック部25は、通信部I2を介してコンピュータI系100と、通信部II3を介してコンピュータII系101と通信しそれぞれの健全性を定周期でチェックする。ここで健全性のチェック手段として例えば、コンピュータI系100およびコンピュータII系101のそれぞれに一定周期でpingを発行し、その応答が無ければ異常であると判断する手法がある。また、ヘルスチェック部25から、通信部を介して多重化されたコンピュータにヘルスチェック用のパケットを一定周期で送信し、その応答があるかどうかによって健全性を判断することもできる。
【0034】
コンピュータI系100が現用系、コンピュータn系101が待機系でそれぞれ正常に動作しており、コンピュータI系100が何らかの異常となった場合、多重化されたコンピュータの健全性を常に監視しているヘルスチェック部25は、コンピュータI系100が異常であることを検出し、コンピュータII系101が健全であることから、コンピュータII系101を現用系、コンピュータI系100を待機系に系切替するべきと判断し、制御処理部5に系切替の指示を行う。
【0035】
また、3台以上の多重化されたコンピュータにより構築されたシステムにおいて、待機系コンピュータの中に異常なコンピュータが存在する状態で現用系のコンピュータが異常となった場合、LAN切替器1はヘルスチェック部25が現用系コンピュータが異常となったことを検出するが、全ての待機系コンピュータの健全性を常に監視しているため、正常な待機系コンピュータの中の1台を現用系にすべきと判断し、系切替を実施する。このように、常に待機系を含めた全てのコンピュータの健全性をチェックしているため、複数の待機系コンピュータのなかから即座に現用系とすべきコンピュータを選定でき、系切替時間を短縮できる。
【0036】
ヘルスチェック部25が判断した系の状態を、通信部I2および通信部II3を介してコンピュータI系100およびコンピュータII系101に通知することも可能である。
【0037】
このように、実施の形態1の効果に加えて、LAN切替器が自動で多重化されたコンピュータの異常を検出しLANの切替を実施するため、多重化されたコンピュータに系切替の指示を行う機能を持たせる必要がないという効果がある。
【0038】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、多重化されたコンピュータと接続するLANのインタフェースを持ちそれぞれの多重化されたコンピュータとのコネクション型通信であるソケット通信を終端する複数の第1の通信部と、多重化されたコンピュータと通信する通信相手装置と接続するLANのインタフェースを持ち通信相手装置とのソケット通信を終端する第2の通信部と、前記多重化されたコンピュータの1つと通信相手装置との間の通信における各コンピュータおよび通信相手装置のアドレスを含む通信設定情報を保持する定義テーブルと、前記多重化されたコンピュータと通信相手装置との通信において、前記第1の通信部と第2の通信部の間で前記定義テーブルの通信設定情報に基づき、多重化されたコンピュータ及び通信相手装置の通信設定情報を置き換えるとともに、多重化されたコンピュータの現用系と待機系の切替え制御を行う制御処理部と、を備えたLAN切替器としたので、多重化されたコンピュータとその通信相手装置との間に接続し通信相手装置は特別な機能を保持することなく多重化されたコンピュータと通信することができ、系切替えが発生してもソケット通信を再接続することなく通信を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるLAN切替器の構成を示す図である。
【図2】この発明と従来との差異を説明するためのソケット通信の状態を模式的に示した図である。
【図3】この発明の実施の形態1によるLAN切替器の動作を説明するための多重化されたコンピュータとその通信相手装置との間のパケットの流れを示す図である。
【図4】この発明の実施の形態2によるLAN切替器の構成を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態3によるLAN切替器の構成を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態4によるLAN切替器の構成を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態5によるLAN切替器の構成を示す図である。
1 LAN切替器、2 通信部I、3 通信部II、4 通信部A、6 定義テーブル、9 通信部N、20 異常検出部、21,22 切替部、23 バイパス路、25 ヘルスチェック部、100 コンピュータI系、101 コンピュータII系、500 コンピュータA。

Claims (5)

  1. 多重化されたコンピュータと接続するLANのインタフェースを持ちそれぞれの多重化されたコンピュータとのコネクション型通信であるソケット通信を終端する複数の第1の通信部と、
    多重化されたコンピュータと通信する通信相手装置と接続するLANのインタフェースを持ち通信相手装置とのソケット通信を終端する第2の通信部と、
    前記多重化されたコンピュータと通信相手装置との間の通信における各コンピュータおよび通信相手装置に対するアドレスを含む通信設定情報を保持する定義テーブルと、
    前記多重化されたコンピュータと通信相手装置との通信において、前記第1の通信部と第2の通信部の間で前記定義テーブルの通信設定情報に基づき、多重化されたコンピュータ及び通信相手装置の通信設定情報を置き換えるとともに、多重化されたコンピュータの現用系と待機系の切替え制御を行う制御処理部と、
    を備えたことを特徴とするLAN切替器。
  2. 現用系と待機系の切替え制御のために、多重化されたコンピュータのそれぞれとの間でLANとは独立した通信を行うための制御I/F部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のLAN切替器。
  3. 多重化されたコンピュータとその通信相手装置とを直接接続するバイパス路と、LAN切替器の異常を監視し正常状態を示す信号を出力する異常検出部と、多重化されたコンピュータとその通信相手装置とを常にバイパス路側に接続し、LAN切替器の正常状態を示す信号がある時にそれぞれの通信部に切替えて接続する切替部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のLAN切替器。
  4. 3台以上の多重化されたコンピュータを接続するために3台以上の第1の通信部を備え、定義テーブルが前記3台以上の各コンピュータの通信設定情報を保持することを特徴とする請求項1に記載のLAN切替器。
  5. 第1の通信部を経由して多重化された各コンピュータが正常に動作しているか否かを検出し、現用系、待機系の系の状態を制御処理部に通知するヘルスチェック部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のLAN切替器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013243576A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Toshiba Corp 変電所自動化システムおよび変電所自動化方法

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