JP2004172623A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

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寿明 長浜
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信義 夏秋
Yasuhiko Nakatsuka
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Abstract

【課題】 水素を用いた半導体ウエハの気相処理プロセスにおいて、気相処理装置から排出される排ガス中の水素を安全に除害する技術を提供する。
【解決手段】 ゲート酸化膜上にポリメタル構造のゲート電極を形成した後、メタルおよびシリコンのそれぞれの酸化還元反応が平衡となる水蒸気/水素分圧比の範囲内の分圧比となるように、水素ガスと酸素ガスの混合比を制御し、触媒作用によって水蒸気を含む水素ガスを生成する。そして、所定の温度に加熱された半導体ウエハ1Aの主面またはその近傍に水蒸気を含む水素ガスを供給してゲート電極の側壁端部のプロファイルを改善した後、酸化処理後の排ガスに含まれる水素と外部より導入した酸素とを触媒作用によって反応させて水を生成し、排出する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、半導体集積回路装置の製造方法に関し、特に、水素ガスを使用した半導体ウエハの気相処理プロセスに適用して有効な技術に関する。
半導体製造プロセスでは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)のゲート電極を構成する多結晶シリコン膜やSi(シリコン)基板に水素を供給するための水素アニール処理が行われている。水素アニールを行うには、半導体ウエハを収容したバッチ式または枚葉式の水素アニール炉に水素ガスを導入し、400℃程度の水素雰囲気中で半導体ウエハを熱処理する。この水素アニールを行うと、Siのダングリングボンド(未結合手)に起因するトラップ準位が水素によってターミネートされるため、MOSFETの特性が改善される。
従来、上記水素アニール炉から排出される水素ガスは、燃焼方式によって除害されている。これは、水素アニール装置の排気系に空気を導入し、火花着火方式で水素を燃焼させて水に変換する方式である。また、比較的小規模の水素アニール炉では、排気された水素を大量の窒素ガスや空気で希釈して大気中に放出する場合もある。
他方、Si基板上にMOSFETを形成するプロセスでは、Si基板をウェット酸化してその表面にゲート酸化膜を形成しているが、その際にも、酸素雰囲気中で水素を燃焼させて水を生成し、この水を酸素と共に半導体ウエハの表面に供給する燃焼方式が利用されている。
Si基板のウェット酸化に用いる水/酸素混合ガスの生成方法には、上記燃焼方式の他、触媒方式が公知である。例えば特開平5−152282号公報(特許文献1)は、水素ガス導入管の内面をNi(ニッケル)またはNi含有材料で形成すると共に、水素ガス導入管を加熱する手段を備えた熱酸化装置を開示している。この熱酸化装置は、300℃以上に加熱した水素ガス導入管内のNi(またはNi含有材料)に水素を接触させて水素活性種を生じさせ、この水素活性種と酸素(また酸素を含むガス)とを反応させることによって水を生成する。
さらに、上記のようなウェット酸化法で形成したゲート酸化膜上にゲート電極を形成するプロセスでは、ゲート酸化膜上に堆積したゲート電極材料をドライエッチングでパターニングした後、エッチングのマスクに用いたフォトレジストをアッシング(灰化)処理で除去し、さらにフッ酸などのエッチング液を使って、基板表面に残ったドライエッチング残渣やアッシング残渣を除去している。
上記のウェットエッチングを行うと、ゲート電極の下部以外の領域のゲート酸化膜が削られると同時に、ゲート電極の側壁端部のゲート酸化膜も等方的にエッチングされてアンダーカットが生じるため、そのままではゲート電極の耐圧が低下するなどの不具合が生じる。そこで、アンダーカットされたゲート電極側壁端部のプロファイルを改善するために、基板をもう一度熱酸化してその表面に酸化膜を形成する、いわゆるライト酸化処理が行われる。
しかし、高温酸素雰囲気中で非常に酸化され易いW(タングステン)やMo(モリブデン)などの高融点金属を含んだポリメタル構造のゲート電極に上記のライト酸化処理を適用すると、高融点金属膜が酸化されてその抵抗値が増加したり、その一部が基板から剥離したりする。従って、ポリメタルを使用するゲート加工プロセスでは、ライト酸化処理時に高融点金属膜が酸化されるのを防止する対策が必要となる。
特開昭59−132136号公報(特許文献2)は、Si基板上にW膜またはMo膜を含むポリメタル構造のゲート電極を形成した後、水蒸気と水素の混合雰囲気中でライト酸化を行うことによって、W(Mo)膜を酸化することなしにSiのみを選択的に酸化する技術を開示している。
これは、酸化還元反応が平衡となる水蒸気/水素分圧比がW(Mo)とSiとで異なることを利用したもので、この分圧比を、W(Mo)は水蒸気によって酸化されても共存する水素によって速やかに還元されるが、Siは酸化されたままで残るような範囲内に設定することでSiの選択的酸化を実現している。また、水蒸気と水素の混合雰囲気は、容器に入れた純水中に水素ガスを供給するバブリング方式によって生成し、水蒸気/水素分圧比は、純水の温度を変えることによって制御している。
上記公報に記載されたライト酸化プロセスでは、水蒸気/水素混合ガスを使用してSi基板を酸化処理するため、酸化炉から排出される排ガス中に水素ガスが含まれる。従って、この場合も排ガス中の水素ガスを除害する何らかの対策が必要となる。
半導体製造プロセスで利用されている上記以外の排ガス除害方法としては、特開平8−83772号公報(特許文献3)に記載されたものが公知である。これは、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置から排出されるテトラエトキシシランを含んだ排ガスを吸着塔に導き、金属酸化物触媒(またはこれを担持した吸着剤)と接触させることによって、テトラエトキシシランを酸化分解するものである。金属酸化物触媒としては、NiO、CuO、Mn23、Fe23などが使用される。
特開平5−152282号公報 特開昭59−132136号公報 特開平8−83772号公報
前述した半導体ウエハの水素アニールプロセスでは、水素アニール炉から排出される水素ガスを燃焼方式によって除害するために、排気系に空気を十分に流してから着火する必要がある。そのため、水素ガスとパージガスの切り替え時など、水素ガス量が少なくなった時に炎が消えやすく、その際に未燃焼の水素がそのまま外部に排出されることがある。しかし、水素アニール処理は400℃程度の高温で行われるため、高温の排ガス中に未燃焼の水素が含まれていると爆発の危険がある。また、この燃焼方式による水素ガスの除害方法は、除害装置の規模が大型化するという問題もある。
一方、水素アニール炉から排出される水素ガスを大量の窒素ガスや空気で希釈して大気中に排出する除害方式は、安全対策上、水素ガス濃度を数%程度まで下げる必要があるために大量の希釈ガスを使用することから、前記燃焼方式と同様、除害装置の規模が大型化するという問題があり、多量の水素ガスを除害するには不向きである。
本発明の目的は、水素を含有した処理ガスを用いて半導体ウエハを気相処理するプロセスにおいて、気相処理装置から排出される排ガス中の水素を安全に除害する技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、水素を含有した処理ガスを用いて半導体ウエハを気相処理するプロセスにおいて、気相処理装置から排出される排ガス中の水素を効率よく除害する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、半導体基板の主面に形成されたゲート酸化膜上に少なくとも金属膜を含む導電膜を堆積した後、前記導電膜をパターニングしてMOSFETのゲート電極を形成する工程と、前記金属膜を構成する金属およびシリコンのそれぞれの酸化還元反応が平衡となる水蒸気/水素分圧比の範囲内の分圧比となるように、水素ガスと酸素ガスの混合比を制御し、触媒作用によって水蒸気を含む水素ガスを生成する工程と、所定の温度に加熱された前記半導体基板の主面またはその近傍に前記水蒸気を含む水素ガスを供給し、前記半導体基板の主面を選択的に酸化することによって、前記ゲート電極の側壁端部のプロファイルを改善する工程と、前記酸化処理後の排ガスに含まれる水素と外部より導入した酸素とを触媒作用によって反応させて水を生成し、排出する工程とを含むものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
気相処理装置から排出される排ガス中の水素を完全に水に変換することができるので、燃焼方式による水素除害方法のように未燃焼の水素が外部に排出される虞れがなく、排ガス中の水素を安全に除害することができる。
また、気相処理装置から排出される水素ガスを大量の窒素ガスや空気で希釈して大気中に排出する除害方式や燃焼方式に比べて除害装置を小型化することができるので、装置の製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本実施の形態のDRAMの等価回路図である。図示のように、このDRAMのメモリアレイ(MARY)は、マトリクス状に配置された複数のワード線WL(WLn-1、WLn、WLn+1…)および複数のビット線BLと、それらの交点に配置された複数のメモリセル(MC)とを備えている。1ビットの情報を記憶する1個のメモリセルは、1個の情報蓄積用容量素子Cとこれに直列に接続された1個のメモリセル選択用MISFETQsとで構成されており、メモリセル選択用MISFETQsのソース、ドレインの一方は、情報蓄積用容量素子Cと電気的に接続され、他方はビット線BLと電気的に接続されている。ワード線WLは、その一端がワードドライバWDに接続され、ビット線BLは、その一端がセンスアンプSAに接続されている。
以下、本実施の形態のDRAMの製造方法を図2〜図29を用いて説明する。図2〜図8および図14〜図27は、メモリアレイ(MARY)と周辺回路(例えばセンスアンプSA)の各一部を示す半導体基板の断面図、図9および図10は、ライト酸化処理に使用する枚葉式酸化炉の概略図、図11は、酸化炉のチャンバに接続された触媒方式の水蒸気/水素混合ガス生成装置および水素ガス除害装置の概略図、図12は、水蒸気/水素混合ガスを使った酸化還元反応の平衡蒸気圧比の温度依存性を示すグラフ、図13は、ライト酸化プロセスのシーケンスを示す図、図28は、バッチ式縦型水素アニール炉およびそれに接続された触媒方式の水素ガス除害装置の概略図、図29は、水素アニールプロセスのシーケンスを示す図である。なお、以下の説明において薄膜の厚さなどを示す数値は例示的なものであって、本発明を限定するためのものではない。
まず、図2に示すように、比抵抗が10Ωcm程度の単結晶シリコンからなる半導体基板1を熱処理してその主面に膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン膜2(パッド酸化膜)を形成し、次いでこの酸化シリコン膜2上に膜厚100nm程度の窒化シリコン膜3をCVD(Chemical Vapor Deposition)法で堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたエッチングで素子分離領域の窒化シリコン膜3を除去する。酸化シリコン膜2は、後の工程で素子分離溝の内部に埋め込まれる酸化シリコン膜をシンタリング(焼き締め)するときなどに基板に加わるストレスを緩和する目的で形成される。窒化シリコン膜3は酸化されにくい性質を持つので、その下部(活性領域)の基板表面の酸化を防止するマスクとして利用される。
次に、図3に示すように、窒化シリコン膜3をマスクにして酸化シリコン膜2と半導体基板1とをドライエッチングすることにより、素子分離領域の半導体基板1に深さ300〜400nm程度の溝4aを形成する。
次に、図4に示すように、前記エッチングで溝4aの内壁に生じたダメージ層を除去するために、半導体基板1を熱処理して溝4aの内壁に膜厚10nm程度の酸化シリコン膜5を形成した後、半導体基板1上にCVD法で酸化シリコン膜6を堆積し、次いで酸化シリコン膜6の膜質を改善するために、半導体基板1を熱処理して酸化シリコン膜6をデンシファイ(焼締め)する。その後、窒化シリコン膜3をストッパに用いた化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polishing;CMP)法で酸化シリコン膜6を研磨して溝4aの内部に残すことにより、素子分離溝4を形成する。
次に、熱リン酸を用いたウェットエッチングで半導体基板1上に残った窒化シリコン膜3を除去した後、図5に示すように、半導体基板1のメモリセルを形成する領域(メモリアレイ)と周辺回路の一部(nチャネル型MISFETQn)を形成する領域にB(ホウ素)をイオン打ち込みしてp型ウエル7を形成し、周辺回路の他の一部(pチャネル型MISFETQp)を形成する領域にP(リン)をイオン打ち込みしてn型ウエル8を形成する。
次に、図6に示すように、p型ウエル7およびn型ウエル8の各表面の酸化シリコン膜2をHF(フッ酸)系の洗浄液を使って除去した後、半導体基板1をウェット酸化してp型ウエル7およびn型ウエル8の各表面に膜厚5nm程度の清浄なゲート酸化膜9を形成する。
特に限定はされないが、上記ゲート酸化膜9を形成した後、半導体基板1をNO(酸化窒素)あるいはN2O(亜酸化窒素)雰囲気中で熱処理することによって、ゲート酸化膜9と半導体基板1との界面に窒素を偏析させる酸窒化処理を行ってもよい。ゲート酸化膜9が5nm程度まで薄くなると、半導体基板1との熱膨張係数差に起因して両者の界面に生じる歪みが顕在化し、ホットキャリアの発生を誘発する。半導体基板1との界面に偏析した窒素はこの歪みを緩和するので、上記の酸窒化処理は、極薄ゲート酸化膜9の信頼性を向上できる。
次に、図7に示すように、ゲート酸化膜9の上部にゲート長が0.25μm程度のゲート電極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、14Cを形成する。ゲート電極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、14Cは、例えばP(リン)などのn型不純物がドープされた膜厚70nm程度の多結晶シリコン膜10を半導体基板1上にCVD法で堆積し、次いでその上部に膜厚30nm程度のWN膜11と膜厚100nm程度のW膜12とをスパッタリング法で堆積し、さらにその上部に膜厚150nm程度の窒化シリコン膜13をCVD法で堆積した後、フォトレジストをマスクにしてこれらの膜をパターニングすることにより形成する。
ゲート電極14A(ワード線WL)の一部を低抵抗の金属(W)で構成した場合には、そのシート抵抗を2Ω/□程度にまで低減できるので、ワード線遅延を低減することができる。また、ゲート電極14(ワード線WL)をAl配線などで裏打ちしなくともワード線遅延を低減できるので、メモリセルの上部に形成される配線層の数を1層減らすことができる。
その後、フォトレジストをアッシング(灰化)処理で除去し、さらにフッ酸などのエッチング液を使って、半導体基板1の表面に残ったドライエッチング残渣やアッシング残渣を除去する。このウェットエッチングを行うと、図8に示すように、ゲート電極14A(ワード線WL)(および同図には示さないゲート電極14B、14C)の下部以外の領域のゲート酸化膜9が削られると同時に、ゲート側壁下部のゲート酸化膜9も等方的にエッチングされてアンダーカットが生じるため、そのままではゲート酸化膜9の耐圧が低下するなどの不具合が生じる。そこで、削れたゲート酸化膜9を再生するために、以下のような方法で再酸化(ライト酸化)処理を行う。
図9(a)は、ライト酸化処理に使用する枚葉式酸化炉の具体的な構成の一例を示す概略平面図、図9(b)は、図9(a)のB−B’線に沿った断面図である。
この枚葉式酸化炉100は、多重壁石英管で構成されたチャンバ101を備えており、その上部と下部とには半導体ウエハ1Aを加熱するヒータ102a、102bが設置されている。チャンバ101の内部には、このヒータ102a、102bから供給される熱を半導体ウエハ1Aの全面に均等に分散させる円盤状の均熱リング103が収容され、その上部に半導体ウエハ1Aを水平に保持するサセプタ104が載置されている。均熱リング103は、石英あるいはSiC(シリコンカーバイド)などの耐熱材料で構成され、チャンバ101の壁面から延びる支持アーム105によって支持されている。均熱リング103の近傍には、サセプタ104に保持された半導体ウエハ1Aの温度を測定する熱電対106が設置されている。半導体ウエハ1Aの加熱は、ヒータ102a、102bによる加熱方式の他、例えば図10に示すようなランプ107による加熱方式を採用してもよい。
チャンバ101の壁面の一部には、チャンバ101内に水蒸気/水素混合ガスとパージガスとを導入するためのガス導入管108の一端が接続されている。このガス導入管108の他端には、後述する触媒方式のガス生成装置が接続されている。ガス導入管108の近傍には、多数の貫通孔109を備えた隔壁110が設けられており、チャンバ101内に導入された気体は、この隔壁110の貫通孔109を通過してチャンバ101内に均等に行き渡る。チャンバ101の壁面の他の一部には、チャンバ101内に導入されたガスを排出するための排気管111の一端が接続されており、排気管111の他端には、後述する触媒方式のガス除害装置が接続されている。
図11は、上記枚葉式の酸化炉100に接続された触媒方式の水蒸気/水素混合ガス生成装置140と水素ガス除害装置150とを示す概略図である。
水蒸気/水素混合ガス生成装置140は、耐熱耐食性合金(例えば商品名「ハステロイ(Hastelloy)」として知られるNi合金など)で構成された反応器141aを備えており、その内部にはPt(プラチナ)、Ni(ニッケル)あるいはPd(パラジウム)などの触媒金属からなるコイル142とこのコイル142を加熱するヒータ143とが収容されている。
ガス生成装置140の反応器141aには、水素ガスと、酸素ガスと、窒素あるいはAr(アルゴン)などの不活性ガスからなるパージガスとがそれぞれガス貯留槽144a、144b、144cから配管145を通じて導入される。ガス貯留槽144a、144b、144cと配管145との間には、ガス量を調節するマスフローコントローラ146a、146b、146cと、ガスの流路を開閉する開閉バルブ147a、147b、147cとが設置され、反応器141a内に導入されるガスの量および成分比がこれらによって精密に制御される。
反応器141a内に導入された水素ガスと酸素ガスは、350〜450℃程度に加熱されたコイル142に接触して励起され、水素分子からは水素ラジカルが生成し(H2→2H*)、酸素分子からは酸素ラジカルが生成する(O2→2O*)。これら2種のラジカルは化学的に極めて活性であるために、速やかに反応して水(水蒸気)を生成する(2H*+O*→H2O)。そこで、水が生成するモル比(水素:酸素=2:1)よりも過剰の水素を含んだ水素/酸素混合ガスを反応器141a内に導入することによって、水蒸気/水素混合ガスを生成することができる。生成した水蒸気/水素混合ガスは、ガス導入管108を通って前記酸化炉100のチャンバ101に導入される。
上記のような触媒方式のガス生成装置140は、水の生成に関与する水素と酸素の量およびそれらの比率を高精度に制御できるので、チャンバ101に導入される水蒸気/水素混合ガス中の水蒸気濃度をppmオーダの極低濃度から数10%程度の高濃度まで広範囲、かつ高精度に制御することができる。また、反応器141aにプロセスガスを導入すると瞬時に水が生成されるので、所望する水蒸気濃度の水蒸気/水素混合ガスがリアルタイムで得られる。またこれにより、異物の混入も最小限に抑えられるので、クリーンな水蒸気/水素混合ガスをチャンバ101に導入することができる。なお、反応器141a内の触媒金属は、水素と酸素をラジカル化できるものであれば前述した金属に限定されない。また、触媒金属はコイル状に加工して使用する他、例えば中空の管あるいは細かい繊維フィルタなどに加工してその内部にプロセスガスを通してもよい。
図12は、水蒸気/水素混合ガスを使った酸化還元反応の平衡蒸気圧比(PH2O/PH2)の温度依存性を示すグラフであり、図中の曲線(a)〜(e)は、それぞれW、Mo、Ta(タンタル)、Si、Tiの平衡蒸気圧比を示している。
図示のように、酸化炉100のチャンバ101に導入する水蒸気/水素混合ガスの水蒸気/水素分圧比を曲線(a)と曲線(d)とに挟まれた領域の範囲内に設定することにより、ゲート電極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、14Cの一部を構成するW膜12およびバリア層であるWN膜11を酸化することなしに、Siのみを選択的に酸化することができる。また図示のように、金属(W、Mo、Ta、Ti)、Siのいずれも水蒸気/水素混合ガス中の水蒸気濃度が低くなるにつれて酸化速度は遅くなる。従って、水蒸気/水素混合ガス中の水蒸気濃度を低くすることにより、Siの酸化速度と酸化膜厚の制御が容易になる。
同様に、ゲート電極の一部をMo膜で構成した場合には、水蒸気/水素分圧比を曲線(b)と曲線(d)とに挟まれた領域の範囲内に設定することにより、Mo膜を酸化することなしにSiのみを選択的に酸化することができる。また、ゲート電極の一部をTa膜で構成した場合には、水蒸気/水素分圧比を曲線(c)と曲線(d)とに挟まれた領域の範囲内に設定することにより、Ta膜を酸化することなしにSiのみを選択的に酸化することができる。
一方、図示のように、水蒸気/水素混合ガス雰囲気中でTiはSiよりも酸化速度が大きいため、ゲート電極の一部をTi膜で構成したり、バリア層をTiN膜で構成したりした場合には、Ti膜やTiN膜を酸化することなしにSiのみを選択的に酸化することはできない。しかし、この場合も水蒸気/水素混合ガス中の水蒸気を極く低濃度に設定することによって、Ti膜、TiN膜およびSiの酸化速度と酸化膜厚とを容易に制御することができるので、Ti膜やTiN膜の酸化を最小限にとどめてゲート電極の特性劣化を実用上問題とならない範囲に抑えることができる。具体的には、水蒸気濃度の上限を1%程度以下とするのが望ましく、またゲート電極側壁端部のプロファイルを改善するためにはある程度の水蒸気を必要とするため、その下限は10ppm〜100ppm程度とするのが望ましい。
酸化炉100のチャンバ101に導入された水蒸気/水素混合ガスは、半導体ウエハ1Aのライト酸化処理が完了した後、排気管111を通じて前記図11に示す水素ガス除害装置150の反応器141bに導入される。このとき、配管151を通じてガス貯留槽144aから排気管111内に酸素ガスが供給され、上記水蒸気/水素混合ガスと共に反応器141bに導入される。ガス貯留槽144aと配管151との間には、酸素ガスの量を調節するマスフローコントローラ146dと酸素ガスの流路を開閉する開閉バルブ147dとが設置され、反応器141bに導入される酸素ガスの量がこれらによって精密に制御される。また、排気管111の途中には、この酸素ガスが酸化炉100のチャンバ101に逆流するのを防止する逆止弁152が設けられている。
水素ガス除害装置150の反応器141bは、前記ガス生成装置140の反応器141aと同様、耐熱耐食性合金で構成され、その内部にはPt、NiあるいはPdなどの触媒金属からなるコイル142とこのコイル142を加熱するヒータ143とが収容されている。この反応器141b内に導入された水蒸気/水素混合ガスと酸素ガスは、350〜450℃程度に加熱されたコイル142に接触して励起され、水素分子から生成した水素ラジカルと酸素分子から生成した酸素ラジカルとが速やかに反応して水(水蒸気)を生成する。
そこで、酸化炉100から排出された水蒸気/水素混合ガスを反応器141b内に導入する際、この混合ガス中の水素量の少なくとも1/2以上(モル比)の酸素を同時に導入することによって、水素ガスを完全に酸化して水に変換することができる。この酸素ガスは、水蒸気/水素混合ガスの導入に先立って反応器141b内に導入しておいてもよく、あるいは配管151および排気管111を通じて常時反応器141b内に流し続けてもよい。反応器141b内で生成した水(水蒸気)は、過剰の酸素ガスと共に排気管153を通じて外部に排出される。この排気管153の途中には、水素ガスが完全に水に変換されたか否かを確認するための水素ガスセンサ154と、排出された高温の水蒸気を液化するための冷却器155とが設けられている。
次に、上記酸化炉100を使ったライト酸化プロセスシーケンスの一例を図13を参照しながら説明する。
まず、酸化炉100のチャンバ101を開放し、その内部にパージガス(窒素)を導入しながら半導体ウエハ1Aをサセプタ104の上にロードする。その後、チャンバ101を閉鎖し、引き続きパージガスを導入してチャンバ101内のガス交換を十分に行う。サセプタ104は、半導体ウエハ1Aが速やかに加熱されるよう、あらかじめヒータ102a、102bで加熱しておく。半導体ウエハ1Aの加熱温度は、800〜900℃の範囲、例えば850℃とする。ウエハ温度が800℃以下では酸化シリコン膜の品質が低下する。他方、900℃以上ではウエハの表面荒れが発生し易くなる。
次に、チャンバ101内に水素を導入して窒素を排出する。チャンバ101内に窒素が残留していると不所望な窒化反応が生じたりするため、窒素は完全に排出しておくことが望ましい。
次に、ガス生成装置140の反応器141に酸素と過剰の水素とを導入し、触媒作用によって酸素と水素とから生成した水を過剰の水素と共にチャンバ101に導入して半導体ウエハ1Aの表面を所定の時間だけ酸化する。これにより、前記ウェットエッチングで削られて薄くなったゲート酸化膜9が再酸化され、アンダーカットされたゲート電極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、14Cの側壁端部のプロファイルが改善される。
上記のライト酸化を長時間行うと、ゲート電極端部近傍の酸化膜厚が必要以上に厚くなり、ゲート電極端部でオフセットが生じたり、MOSFETのしきい値電圧(Vth)が設計値からずれたりする。また、実効チャネル長がゲート電極の加工値よりも短くなるといった問題も生じる。特に、ゲート長が0.25μm前後の微細なMOSFETは、ゲート加工寸法の設計値からの細り許容量が素子設計の面から厳しく制限される。これは、細り量が僅かに増加しただけでも短チャネル効果によって、しきい値電圧が急激に減少するからである。ゲート長が0.25μm前後のゲート電極の場合、その一部を構成する多結晶シリコン膜の側壁端部がライト酸化工程で約0.1μm(両端で約0.2μm)酸化される程度が、しきい値電圧の急激な減少を来さない限界と考えられる。従って、ライト酸化によって成長させる酸化膜厚は、ゲート酸化膜厚の50%増し程度を上限とするのが望ましい。
次に、チャンバ101内にパージガス(窒素)を導入し、不要となった水蒸気/水素混合ガスを排気管111を通じて排出した後、チャンバ101を開放し、その内部にパージガスを導入しながら半導体ウエハ1Aをサセプタ104からアンロードする。
一方、チャンバ101から排出された水蒸気/水素混合ガスは、配管151を通じて供給される酸素ガスと共に水素ガス除害装置150の反応器141bに送られ、混合ガス中の水素ガスと酸素ガスとが触媒作用によって水(水蒸気)に変換される。この水蒸気は、過剰の酸素ガスと共に排気管153を通じて強制排気され、冷却器155によって液化される。その後、酸素ガスは排気ダクトを通じて外部に排気され、水はドレインを通じて排水される。
なお、酸素ガスを使用して水素ガスを酸化する代りに、ドライエア(乾燥空気)を使用して水素ガスを酸化することもできる。この場合は、空気中の酸素の含有率(約21%)を考慮し、水蒸気/水素混合ガス中の水素量の少なくとも1/2以上(モル比)の酸素を含むドライエアを反応器141bに導入することによって、水素ガスを完全に水に変換することができる。
次に、上記ライト酸化工程後のDRAMプロセスを説明する。まず、図14に示すように、n型ウエル8にp型不純物、例えばB(ホウ素)をイオン打ち込みしてゲート電極14Cの両側のn型ウエル8にp-型半導体領域16を形成する。また、p型ウエル7にn型不純物、例えばP(リン)をイオン打ち込みしてゲート電極14Bの両側のp型ウエル7にn-型半導体領域17を形成し、ゲート電極14Aの両側のp型ウエル7にn型半導体領域18を形成する。
次に、図15に示すように、半導体基板1上にCVD法で窒化シリコン膜19を堆積した後、図16に示すように、メモリアレイをフォトレジスト膜20で覆い、周辺回路の窒化シリコン膜19を異方性エッチングすることにより、ゲート電極14B、14Cの側壁にサイドウォールスペーサ19aを形成する。このエッチングは、素子分離溝4に埋め込まれた酸化シリコン膜6とゲート電極14B、14C上の窒化シリコン膜19との削れ量を最少とするために、オーバーエッチング量を必要最小限にとどめると共に、酸化シリコン膜6に対する選択比が大きく取れるエッチングガスを使用する。
次に、図17に示すように、周辺回路のp型ウエル7にn型不純物、例えばAs(ヒ素)をイオン打ち込みしてnチャネル型MISFETQnのn+型半導体領域21(ソース、ドレイン)を形成し、n型ウエル2にp型不純物、例えばB(ホウ素)をイオン打ち込みしてpチャネル型MISFETQpのp+型半導体領域22(ソース、ドレイン)を形成する。
次に、図18に示すように、半導体基板1上にCVD法で酸化シリコン膜23を堆積し、化学的機械研磨法を用いてその表面を平坦化した後、フォトレジスト膜24をマスクにしたドライエッチングでメモリセル選択MISFETQsのn型半導体領域18(ソース、ドレイン)の上部の酸化シリコン膜23を除去する。このエッチングは、窒化シリコン膜13、19に対する酸化シリコン膜23のエッチングレートが大きくなるような条件で行い、n型半導体領域18の上部の窒化シリコン膜19が除去されないようにする。
次に、図19に示すように、上記フォトレジスト膜24をマスクにしたドライエッチングでメモリセル選択MISFETQsのn型半導体領域18(ソース、ドレイン)の上部の窒化シリコン膜19とゲート酸化膜9とを除去することにより、ソース、ドレインの一方(n型半導体領域18)の上部にコンタクトホール25を形成し、他方(n型半導体領域18)の上部にコンタクトホール26を形成する。このエッチングは、半導体基板1の削れ量を最少とするために、オーバーエッチング量を必要最小限にとどめると共に、半導体基板1(シリコン)に対する選択比を大きく取れるエッチングガスを使用する。また、このエッチングは、窒化シリコン膜19が異方的にエッチングされるような条件で行い、ゲート電極14A(ワード線WL)の側壁に窒化シリコン膜19が残るようにする。このようにすると、コンタクトホール25、26は、ゲート電極14A(ワード線WL)に対して自己整合で形成される。コンタクトホール25、26をゲート電極14A(ワード線WL)に対して自己整合で形成するには、あらかじめ窒化シリコン膜19を異方性エッチングしてゲート電極14A(ワード線WL)の側壁にサイドウォールスペーサを形成しておいてもよい。
次に、図20に示すように、コンタクトホール25、26の内部にプラグ27を埋め込んだ後、酸化シリコン膜23の上部にCVD法で酸化シリコン膜28を堆積し、次いでフォトレジスト膜29をマスクにしたドライエッチングでコンタクトホール25の上部の酸化シリコン膜28を除去する。コンタクトホール25、26の内部にプラグ27を埋め込むには、酸化シリコン膜23の上部にP(リン)をドープした多結晶シリコン膜をCVD法で堆積した後、この多結晶シリコン膜を化学的機械研磨法で研磨して酸化シリコン膜23の上部の多結晶シリコン膜を除去する。この多結晶シリコン膜中のP(リン)の一部は、後の高温プロセスでコンタクトホール25、26の底部からn型半導体領域18(ソース、ドレイン)に拡散し、n型半導体領域18を低抵抗化する。
次に、図21に示すように、フォトレジスト膜30をマスクにしたドライエッチングで周辺回路形の酸化シリコン膜28、23とゲート酸化膜9とを除去することにより、nチャネル型MISFETQnのソース、ドレイン(n+型半導体領域21)の上部にコンタクトホール31、32を形成し、pチャネル型MISFETQpのソース、ドレイン(p+型半導体領域22)の上部にコンタクトホール33、34を形成する。このエッチングは、窒化シリコン膜13およびサイドウォールスペーサ19aに対する酸化シリコン膜のエッチングレートが大きくなるような条件で行い、コンタクトホール31、32をゲート電極14Bに対して自己整合で形成し、コンタクトホール33、34をゲート電極14Cに対して自己整合で形成する。
次に、図22に示すように、酸化シリコン膜28の上部にビット線BLと周辺回路の第1層配線35、36とを形成する。ビット線BLおよび第1層配線35、36は、例えば酸化シリコン膜28の上部にスパッタリング法でTiN膜とW膜とを堆積し、次いでこのW膜の上部にCVD法で酸化シリコン膜37を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたエッチングでこれらの膜を順次パターニングして形成する。
次に、図23に示すように、ビット線BLおよび第1層配線35、36の上部にCVD法で酸化シリコン膜38を堆積し、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでコンタクトホール26の上部の酸化シリコン膜38、28を除去してスルーホール39を形成した後、このスルーホール39の内部にプラグ40を埋め込む。プラグ40は、例えば酸化シリコン膜38の上部にスパッタリング法でW膜を堆積した後、このW膜を化学的機械研磨法で研磨してスルーホール39の内部に残すことにより形成する。
次に、図24に示すように、スルーホール39の上部に下部電極41と容量絶縁膜42と上部電極43との積層構造で構成された情報蓄積用容量素子Cを形成することにより、メモリセル選択用MISFETQsとこれに直列に接続された情報蓄積用容量素子Cとで構成されるDRAMのメモリセルが略完成する。情報蓄積用容量素子Cの下部電極41は、例えば酸化シリコン膜38の上部にCVD法またはスパッタリング法でW膜を堆積し、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでこのW膜をパターニングして形成する。容量絶縁膜42と上部電極43は、下部電極41の上部にCVD法またはスパッタリング法で酸化タンタル膜を堆積し、その上部にスパッタリング法でTiN膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたエッチングでこれらの膜を順次パターニングして形成する。
次に、図25に示すように、情報蓄積用容量素子Cの上部にCVD法で酸化シリコン膜44を堆積し、次いでフォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングで情報蓄積用容量素子Cの上部および周辺回路の第1層配線35の上部にスルーホール45、46を形成した後、スルーホール45、45の内部にプラグ47を埋め込む。プラグ47は、例えば酸化シリコン膜44の上部にスパッタリング法でW膜を堆積した後、このW膜を化学的機械研磨法で研磨してスルーホール45、46の内部に残すことにより形成する。次に、酸化シリコン膜44の上部にスパッタリング法でTiN膜、Al(アルミニウム)膜およびTiN膜を順次堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでこれらの膜をパターニングすることにより、第2層配線48〜51を形成する。
次に、図26に示すように、第2層配線48〜51の上部にCVD法で酸化シリコン膜52を堆積し、次いでフォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングで第2層配線51の上部にスルーホール53を形成した後、スルーホール53の内部にプラグ54を埋め込む。プラグ54は、例えば酸化シリコン膜53の上部にスパッタリング法でW膜を堆積した後、このW膜を化学的機械研磨法で研磨してスルーホール53の内部に残すことにより形成する。次に、酸化シリコン膜52の上部にスパッタリング法でTiN膜、Al膜およびTiN膜を順次堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングでこれらの膜をパターニングすることにより、第3層配線55を形成する。
次に、図27に示すように、第3層配線55の上部にパッシベーション膜56を堆積する。パッシベーション膜56は、例えばCVD法で堆積した酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とで構成される。
次に、ゲート電極14A(ワード線WL)およびゲート電極14B、14Cゲート電極の一部を構成する多結晶シリコン膜やSi(シリコン)基板に水素を供給するために、図28に示すバッチ式縦型水素アニール炉160を使って水素アニール処理を行う。
この水素アニール炉160は、石英管で構成された円筒形のチャンバ161を備えており、その外周には半導体ウエハ1Aを加熱するヒータ162a、162bが設置されている。複数枚の半導体ウエハ1Aを搭載したウエハボート163は、ボートエレベータ164を上昇させることによってチャンバ161内に収容される。
チャンバ161の内部にはガス導入管165を通じて所定量の水素ガスが導入される。この水素ガスは、半導体ウエハ1Aの水素アニール処理が完了した後、排気管166を通じて水素ガス除害装置150に導入される。このとき、配管167を通じてガス貯留槽144aから水素ガス除害装置150に酸素ガスが導入される。ガス貯留槽144aと配管167との間には、酸素ガスの量を調節するマスフローコントローラ146eと酸素ガスの流路を開閉する開閉バルブ147eとが設置され、水素ガス除害装置150に導入される酸素ガスの量がこれらによって精密に制御される。また、排気管166の途中には、この酸素ガスが水素アニール炉160のチャンバ161に逆流するのを防止する逆止弁152が設けられている。
水素ガス除害装置150は、前記図11に示したものと同じ反応器(141b)を備えている。すなわち、水素ガス除害装置150の反応器は耐熱耐食性合金で構成され、その内部にはPt、NiあるいはPdなどの触媒金属からなるコイルとこのコイルを加熱するヒータとが収容されている。反応器内に導入された水素ガスと酸素ガスは、350〜450℃程度に加熱されたコイルに接触して励起され、水素分子から生成した水素ラジカルと酸素分子から生成した酸素ラジカルとが速やかに反応して水(水蒸気)を生成する。
そこで、水素アニール炉160から排出された水素ガスを水素ガス除害装置150の反応器内に導入する際、この水素量の少なくとも1/2以上(モル比)の酸素を同時に導入することによって、水素ガスを完全に酸化して水に変換することができる。この酸素ガスは、水素ガスの導入に先立って反応器内に導入しておいてもよく、あるいは配管167を通じて常時反応器内に流し続けてもよい。反応器内で生成した水(水蒸気)は、過剰の酸素ガスと共に排気管153を通じて外部に排出される。この排気管153の途中には、水素ガスが完全に水に変換されたか否かを確認するための水素ガスセンサ154と、排出された高温の水蒸気を液化するための冷却器155とが設けられている。
次に、上記水素アニール炉160を使った水素アニールプロセスシーケンスの一例を図29を参照しながら説明する。
まず、複数枚の半導体ウエハ1Aがロードされたウエハボート163を水素アニール炉160のチャンバ161内に収容した後、ガス導入管165を通じてチャンバ161内にパージガス(窒素ガス)を導入してガス交換を十分に行うと共に、ヒータ162a、162bを使って半導体ウエハ1Aを400℃程度まで加熱する。次に、ガス導入管165を通じてチャンバ161内に水素ガスを導入し、半導体ウエハ1Aを30分程度熱処理することによって、Siのダングリングボンドを水素でターミネートさせる。
次に、チャンバ161内にパージガスを導入し、不要となった水素ガスを排気管166を通じて排出した後、ウエハボート163を水素アニール炉160から引き出して半導体ウエハ1Aをアンロードする。
一方、排気管166を通じてチャンバ161から排出された水素ガスは、配管167を通じて供給される酸素ガスと共に水素ガス除害装置150の反応器に送られ、酸素ガスと水素ガスとが触媒作用によって水(水蒸気)に変換される。この水蒸気は、過剰の酸素ガスと共に排気管153を通じて外部に強制排気され、冷却器155によって液化される。その後、酸素ガスは排気ダクトを通じて外部に排気され、水はドレインを通じて排水される。
なお、酸素ガスを使用して水素ガスを酸化する代りに、ドライエアを使用して水素ガスを酸化することもできる。この場合は、空気中の酸素の含有率(約21%)を考慮し、水素量の少なくとも1/2以上(モル比)の酸素を含むドライエアを反応器に導入することによって、水素ガスを完全に水に変換することができる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
上記したゲート酸化膜のライト酸化処理は、図30に示すようなバッチ式縦型酸化炉170に前記のような触媒方式の水蒸気/水素混合ガス生成装置140と水素ガス除害装置150とを取り付けて行うこともできる。このバッチ式縦型酸化炉170を使ったライト酸化処理プロセスのシーケンスの一例を図31に示す。
また、容器に入れた純水中に水素ガスを供給する、いわゆるバブリング方式によって生成した水蒸気/水素混合ガスを使ってライト酸化を行う酸化炉の排気系に前記水素ガス除害装置150を取り付けて排ガス中の水素を除害することもできる。
前記実施の形態では、MOSFETのライト酸化工程で排出される水素ガスの除害およびパッシベーション膜形成後の水素アニールで排出される水素ガスの除害について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばCZ(チョクラルスキー)法で製造したSiウエハの表面に無欠陥層を形成するための水素アニール、Siウエハの表面にエピタキシャル層を形成した後の水素アニール、Siウエハの電気特性を測定するためにプロセス途中で行われる水素アニールなど、半導体製造プロセスで行われる各種の水素アニールで排出される水素ガスの除害に適用することができる。
また、複数の酸化炉や水素アニール炉の排気系を一ヶ所に集中させ、その途中に水素ガス除害装置を取り付けることによって、水素ガス除害効率を向上させるようにしてもよい。一方、前記実施の形態のように、1台の酸化炉の排気系に1台の水素ガス除害装置を取り付けたり、1台の水素アニール炉の排気系に1台の水素ガス除害装置を取り付けたりした場合は、酸化炉または水素アニール炉から水素ガス除害装置までの経路が短縮されるので、安全性がより向上する。
本発明は、MOSFETのゲート電極形成工程のように、水素ガスを使用した半導体ウエハの気相処理工程を有する半導体製造に適用して有用な技術である。
本発明の一実施の形態であるDRAMの等価回路図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 (a)はライト酸化処理に使用する枚葉式酸化炉の概略平面図、(b)は、(a)のB−B’線に沿った断面図である。 (a)はライト酸化処理に使用する枚葉式酸化炉の概略平面図、(b)は、(a)のB−B’線に沿った断面図である。 枚葉式酸化炉に接続された触媒方式の水蒸気/水素混合ガス生成装置および水素ガス除害装置の概略図である。 水蒸気/水素混合ガスを使った酸化還元反応の平衡蒸気圧比の温度依存性を示すグラフである。 枚葉式酸化炉を使ったライト酸化プロセスのシーケンスを示す図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 本発明の一実施の形態であるDRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 バッチ式縦型水素アニール炉およびそれに接続された触媒方式の水素ガス除害装置の概略図である。 バッチ式縦型水素アニール炉を使った水素アニールプロセスのシーケンスを示す図である。 ライト酸化処理に使用するバッチ式縦型酸化炉の概略図である。 バッチ式縦型酸化炉を使ったライト酸化プロセスのシーケンスを示す図である。
符号の説明
1 半導体基板
1A 半導体ウエハ
2 酸化シリコン膜(パッド酸化膜)
3 窒化シリコン膜
4 素子分離溝
4a 溝
5 酸化シリコン膜
6 酸化シリコン膜
7 p型ウエル
8 n型ウエル
9 ゲート酸化膜
10 多結晶シリコン膜
11 WN膜
12 W膜
13 窒化シリコン膜
14A〜14C ゲート電極
16 p-型半導体領域
17 n-型半導体領域
18 n型半導体領域
19 窒化シリコン膜
19a サイドウォールスペーサ
20 フォトレジスト膜
21 p+型半導体領域
22 n+型半導体領域
23 酸化シリコン膜
24 フォトレジスト膜
25 コンタクトホール
26 コンタクトホール
27 プラグ
28 酸化シリコン膜
29 フォトレジスト膜
30 フォトレジスト膜
31〜34 コンタクトホール
35、36 第1層配線
37 酸化シリコン膜
38 酸化シリコン膜
39 スルーホール
40 プラグ
41 下部電極
42 容量絶縁膜
43 上部電極
44 酸化シリコン膜
45、46 スルーホール
47 プラグ
48〜51 第2層配線
52 酸化シリコン膜
53 スルーホール
54 プラグ
55 第3層配線
56 パッシベーション膜
100 枚葉式酸化炉
101 チャンバ
102a、102b ヒータ
103 均熱リング
104 サセプタ
105 支持アーム
106 熱電対
107 ランプ
108 ガス導入管
109 貫通孔
110 隔壁
111 排気管
140 水蒸気/水素混合ガス生成装置
141a 反応器
141b 反応器
142 コイル
143 ヒータ
144a〜144c ガス貯留槽
145 配管
146a〜146e マスフローコントローラ
147a〜147e 開閉バルブ
150 水素ガス除害装置
151 配管
152 逆止弁
153 排気管
154 水素ガスセンサ
155 冷却器
160 バッチ式縦型水素アニール炉
161 チャンバ
162a、162b ヒータ
163 ウエハボート
164 ボートエレベータ
165 ガス導入管
166 排気管
167 配管
170 バッチ式縦型酸化炉
BL ビット線
C 情報蓄積用容量素子
MARY メモリアレイ
Qn nチャネル型MOSFET
Qp pチャネル型MOSFET
Qs メモリセル選択用MISFET
SA センスアンプ
WD ワードドライバ
WL ワード線

Claims (6)

  1. 半導体基板の主面に形成されたゲート酸化膜上に少なくとも金属膜を含む導電膜を堆積した後、前記導電膜をパターニングしてMOSFETのゲート電極を形成する工程と、
    前記金属膜を構成する金属およびシリコンのそれぞれの酸化還元反応が平衡となる水蒸気/水素分圧比の範囲内の分圧比となるように、水素ガスと酸素ガスの混合比を制御し、触媒作用によって水蒸気を含む水素ガスを生成する工程と、
    所定の温度に加熱された前記半導体基板の主面またはその近傍に前記水蒸気を含む水素ガスを供給し、前記半導体基板の主面を選択的に酸化することによって、前記ゲート電極の側壁端部のプロファイルを改善する工程と、
    前記酸化処理後の排ガスに含まれる水素と外部より導入した酸素とを触媒作用によって反応させて水を生成し、排出する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法であって、前記水蒸気を含む水素ガスの水蒸気/水素分圧比を、前記金属膜が還元され、前記半導体基板の主面が酸化される範囲内に設定することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法であって、前記導電膜は少なくともTi膜を含み、前記Ti膜の酸化による前記ゲート電極の劣化が最小となるような低濃度の水蒸気を含む水素ガスを用いて前記半導体基板の主面を選択的に酸化することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法であって、前記導電膜は少なくともW膜を含み、酸化速度と酸化膜厚とが制御可能となるような低濃度の水蒸気を含む水素ガスを用いて前記半導体基板の主面を選択的に酸化することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法であって、前記ゲート電極を構成する導電膜は、多結晶シリコン膜と、前記多結晶シリコン膜の上部に堆積した窒化金属膜と、前記窒化金属膜の上部に堆積した金属膜とからなることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体集積回路装置の製造方法であって、前記窒化金属膜はWNまたはTiNからなり、前記金属膜はW、MoまたはTiからなることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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